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2014年7月23日

㈱ ｉＭｏｔｔ ／ ㈱ｉＱｕｂｉｑ

S-DLCの医療製品への応用（商品開発）

TECHNO-FRONTIER 2014

㈱iMott会社概要設立履歴 業務内容

平成１９年２月 iMott設立

本社 横浜市青葉区あざみ野南3-16-12

平成１９年５月東京工業大学発ベンチャー称号取得(東工大発ベンチャー第４０号)

平成２０年９月 ISO9001-2000取得

平成２１年６月東京研究所設立

東京都大田区大森南４丁目６－１５

「テクノフロント森ヶ崎」４０２号

平成22年8月増資資本金1,000万円

1. ＣＶＤ装置の設計・製作・販売・メンテナンス2. ＣＶＤ装置の成膜指導・ＣＶＤ膜の評価3. ＤＬＣ成膜処理（受託加工）4. S-ＤＬＣ膜に関する特許ライセンス5. S-ＤＬＣ膜の技術開発6. S-ＤＬＣ成膜技術コンサル7. その他の薄膜に関する技術コンサル

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・ 代表取締役 岩本喜直（ＣＥＯ）

・ 取締役1名

役員構成

DLC成膜装置 H25年12月、衆院、経済・産業委員会の皆様に当社研究所をご視察頂きました

㈱iQubic会社概要設立履歴 業務内容

平成23年1２月 iQubiq設立

平成23年1２月 増資資本金900万円

本社 東京都大田区山王二丁目1番地8号 山王アーバンライフ

・ ㈱iMottより特許の実施権を取得し、セグメント構造DLCの製造・販売の総代理権を保有

・ S-DLCの成膜サービス

・ 成膜装置の製造・販売

・ ハサミの製造・販売

・ シムの製造・販売

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・ 代表取締役 松尾誠（ＣＥＯ）

・ 取締役 3名

役員構成

展示会出展の美理容はさみ

S-DLCをコートした自動車用SHIM

DLC成膜装置

大田区企業の本郷医療エリアでの展示会・商談

＊日時：平成26年6月19日（木）＊場所：東京都文京区本郷3-39-15 医科器械会館＊㈱iMottの展示品：

・理美容用ハサミ・S-DLCコーティングワッシャ（自動車用等のシム）・S-DLCコーティングゴムメタル・成膜装置ポスター・S-DLC技術パンフレット

＊㈱iMottの展示品をご覧頂いたお客様・お客様：１８人・技術相談、商談を頂いたお客様：５社

大田区企業の本郷医療エリアでの展示会・商談

＊引き続きS-DLCの適用性について、技術検討・商談を実施して頂いているお客様：５社

＊ご関心を頂いているお客様の医療分野：・歯科材料（インプラントなど）・外科手術、整形外科手術用はさみ・疳子・のみ・針などの医

療器具・チタン材料・加工（溶接・切削）・陽極酸化被膜（着色）など

＊進行している開発案件：・医療用ハサミ・微小ハサミ・疳子・埋設固定板・ネジ ほか

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ＤＬＣとは？＝Diamond-like Carbon

sp2結合（グラファイト）

sp3結合（ダイヤモンド） アモルファス（非結晶）炭素膜

グラファイトの滑らかさとダイヤモンドの硬さを併せ持った炭素膜摩擦係数μ≒０．１７ 鋼の1/３ （DRY)

硬さ１０Ｇｐａ以上 鋼の2倍iMottのDLCは≒１９GPa（鋼の4倍）

DLCの3元相図

DLC膜の特徴

耐摩耗性(高硬度)

低摩擦係数 化学的に安定(耐腐食性)

耐凝着性

生体親和性

ガスバリア性

機械部品の表面 磁気ヘッド

磁気テープ

ドライ加工用アルミドリル

時計のベゼルステント カテーテル

人工義歯

プラスチック容器の内壁

シェーバーの刃

剃刀の刃

ロボット関節

DLC合成装置の概念図（ＣＶＤ： Ｃｈｅｍｉｃａｌ Ｖａｐｏｒ Ｄｅｐｏｓｉｔｉｏｎ／化学気相合成法

原料： 炭素を含む気体C2H 2 (アセチレン） など

排気

陽極（ ＋）

陰極（ ー）

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プラズマ＋イオン

Ｄ Ｌ Ｃ 膜

基板

真空

カバー（ アース）絶縁体で陰極と分離

直流（ パルス） 電源または高周波電源

セグメントＤＬＣ（S-DLC)とは、溝を作り不連続にした膜

基 材

セグメント構造

t

DLC膜

Ｒ

Rt2

=e

破壊・剥離Ｒ

連続膜構造

Rt2

=e

セグメント間隔

1μm～0.1mm

形態制御

従来技術 新技術新技術

t

DLCとは？ S-DLCとは？DLCとは？・ダイヤモンドライクカーボン膜（Diamond-Like Carbon：DLC）は、宝石のダイヤモンドと、グラファイトの合いの子で、ダイヤモンドのSP３

結合と、グラファイトのSP2結合の両者の炭素原子を骨格とするアモルファス（非晶質）炭素膜・DLC膜は、高硬度、高耐摩耗性、低摩擦係数、高絶縁性、高化学安定性、高ガスバリア性、高耐焼き付け性、高生体親和性、高赤外線透過性などの特徴を有する。・機械部品の保護膜として需要が加速度的に増大している。・高生体親和性を有することから、医療機器への応用が増大している。

S-DLCとは？・東京工業大学の大竹尚登教授考案のセグメント構造DLC（S-DLC）技術・従来のDLC膜は高硬度、高耐摩耗性、低摩擦係数という特徴を有するが、ガラスのような脆性材料であるため、割れやすく、剥離しやすい欠点があった。

S-DLCとは、溝を作り不連続にした膜

セグメントDLC（S-DLC)の効果

セグメントの剥離

1.基材の変形に追従 膜の破壊の抑制

2.溝に摩耗粉を捕える アブレッシブ摩耗の抑制

亀裂・剥離の進展を抑制3.分割されたDLC

ゴムメタルゴム

基材の変形に柔軟に追従し、膜の破壊・剥離が発生しにくい！

１つのセグメントが剥離しても、隣接するセグメントに影響を与えない！

アブレッシブ摩耗…摩耗粉による切削摩耗

理美容はさみへのS-DLCコーティング

↓ 刃先部セグメントサイズ：220μmセグメント間隔：30μm

刃の表面にセグメントDLCをコーティング！

はさみの切味耐久性が２０倍延長

自社開閉耐久試験にて

DLC無はさみは３０万回で切れ味低下

S-DLC有はさみは６００万回まで切れ味変わらず

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ご清聴ありがとうございました。