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ServerGuide Scripting Toolkit 導入ガイド Windows Server 2008 R2 簡易導入ガイド - ローカルインストール -

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ServerGuide Scripting Toolkit 導入ガイド Windows Server 2008 R2 簡易導入ガイド - ローカルインストール -

2012年 9 月 初版

発行: レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社

担当: Technical Sales

Microsoft、WindowsおよびWindowsロゴは、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標

です。

Intel、Xeonは、Intel Corporationの米国およびその他の国における商標です。

他の会社名、製品名、およびサービス名等はそれぞれ各社の商標または登録商標です。

3

お願い

本書に記載されている情報とそれに対応する製品をご使用になる前に、「本書をご利用になる前に」の事項

を必ずご確認ください。

4

本書をご利用になる前に

当内容は、お客様、販売店様、その他関係者が、System x, Flex Systemなどを活用することを目的として作

成しました。

詳細につきましては、URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ )の利用条件をご参照ください。

当技術資料に含まれるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社およびLenovo Enterprise

Solutions (以下総称して、LES) 以外の製品に関する情報は、各提供ベンダーより提供されたものであり、LES

はその正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません。

当技術資料の個々の項目は、LESにて検証されていますが、お客様の環境において全く同一または同様な結果

が得られる保証はありません。お客様の環境、その他の要因によって異なる場合があります。お客様自身の環

境にこれらの技術を適用される場合は、お客様自身の責任と費用において行なってくださいますようお願いい

たします。

Copyright 2015 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社

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目次

お願い ................................................................................................................................................................. 3

本書をご利用になる前に .................................................................................................................................... 4

目次 ..................................................................................................................................................................... 5

要約 ..................................................................................................................................................................... 6

1. はじめに ..................................................................................................................................................... 7

1.1. 要約 .................................................................................................................................................... 7

1.2. 準備 .................................................................................................................................................... 8

2. イメージファイルの作成 ............................................................................................................................ 9

2.1. Windows 自動インストールキット(AIK) の導入 ............................................................................ 9

2.2. ServerGuide Scripting Toolkit のフォルダ配置 ............................................................................ 9

2.3. Windows Server OS の配置 ......................................................................................................... 10

2.4. UpdateXpress System Pack の配置 ............................................................................................. 11

2.5. 設定ファイルの編集 ......................................................................................................................... 12

2.6. 応答ファイルの編集 ......................................................................................................................... 13

2.7. インストールメディアの作成 ........................................................................................................... 15

3. 導入 .......................................................................................................................................................... 16

3.1. メディアからのインストール ........................................................................................................... 16

4. 参考 .......................................................................................................................................................... 17

4.1. 参考資料一覧 .................................................................................................................................... 17

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要約

本書では ServerGuide Scripting Toolkit について取り上げました。ServerGuide Scripting Toolkit を利用して

Windows Server 2008 R2 をインストールする際に必要な手順をステップ バイ ステップで紹介しています。

活用局面 : □ 提案時 ■ 構築時 □ 運用時

情報 : □ Marketing ■ Technical

シリーズ : ■ 単発 □ 定期発行

対象機種 : □ 全機種 ■ 特定機種

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1. はじめに

1.1. 要約

ServerGuide Scripting Toolkit は、予めインストール設定を行った OS イメージメディアを作成

することが出来るツールになります。

本書では、ServerGuide Scripting Toolkit 9.21 を使用して、Windows Server 2008 R2 を導

入する方法を記述しております。環境に応じて適宜読み替えてご利用ください。

作成用マシン

① ServerGuide Scripting Toolkit、

Windows AIKを導入してブートイメー

ジを作成

② 作成したブートイメー

ジを市販のライティング

ツールにてブランクメデ

ィアに書き込み

③ 作成したメディア

からサーバを起動さ

せると、自動的に OS

のインストールが始

まります。

サーバ

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1.2. 準備

本書では、以下のツールを使用いたします。

Windows® AIK for Windows® 7 and Windows Server 2008 R2

http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=5753

※ 日本語版はサポートされておりません。英語版をダウンロードしてください。

ServerGuide Scripting Toolkit

http://www.ibm.com/support/entry/portal/docdisplay?lndocid=SERV-TOOLKIT

Windows Server 2008 R2 メディア

ブランク DVD メディア

ライティングツール

UpdateXpress System Pack (ドライバを導入する場合)

http://www.ibm.com/support/fixcentral/

※ 上記 Fix Central より、機種ごとにダウンロードしてください。

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2. イメージファイルの作成

ブートイメージを作成します。本章の作業はすべて作業用マシンにて行います。

2.1. Windows 自動インストールキット(AIK) の導入

ここでは、Windows 自動インストールキットを導入します。

※ 必ず英語版を導入してください。

1. 作成用マシンに、用意した Windows AIK メディアを挿入して、自動起動もしくは、メディア

内の「StartCD.exe」を実行します。

2. プログラムが起動しましたら、[Windows AIK Setup] をクリックします。

3. インストーラーが起動しますので、画面の表示に従い、インストールを行います。

以上で、Windows 自動インストールキットの導入は完了です。

2.2. ServerGuide Scripting Toolkit のフォルダ配置

ここでは、ServerGuide Scripting Toolkit の配置を行います。

1. 作成用マシンの C ドライブ直下に 「sgshare」 フォルダを作成します。

2. 用意した ServerGuide Scripting Toolkit を展開します。

3. ServerGuide Scripting Toolkit を展開して出来た 「sgdeploy」 フォルダをフォルダごと

「C:¥sgshare」フォルダへコピーします。

以上で ServerGuide Scripting Toolkit のフォルダ配置は完了です。

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2.3. Windows Server OS の配置

ここでは、Windows Server OS の配置を行います。

1. 「C:¥sgshare¥sgdeploy¥tkconfig」 配下にある tkconfig.exe ファイルを実行します。

2. ServerGuide Scripting Toolkit が起動しましたら、[Add Operating System Installation

Files] をクリックします。

3. 導入を予定している OS を選択します。(ここでは、Windows Server 2008 R2 Standard,

Enterprise, Datecenter, Web, 64-bit を選択します。) [Next] を押します。

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4. DVD ドライブに上記で選択した OS メディアを挿入し、[Source] の項目にて DVD ドライブ

を指定します。また、[Destination] の名称は基本的に変更しないでください。(変更した場合

は、設定ファイルの内容を変更する必要があります。) [Next] を押します。

5. 読み込みが開始されます。完了すると[Finish]を押します。

以上で Windows Server OS の配置は完了です。

2.4. UpdateXpress System Pack の配置

ここでは、UpdateXpress System Pack を使用して最新ドライバを自動でインストールする内容

を記述します。実行しない場合には、次に進んでください。

1. 用意した UpdateXpress System Pack を展開します。

2. UpdateXpress System Pack を展開して出来たファイルをすべて

「C:¥sgshare¥sgdeploy¥updates¥uxsp」 フォルダにコピーします。(複数のサーバ用にフ

ァイルをコピーした場合、同じドライバが含まれている場合があります。その場合は、上書き

インストールを行ってください。)

以上で UpdateXpress System Pack の配置は完了です。

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2.5. 設定ファイルの編集

ここでは、構成する内容を設定ファイルに記載します。

1. 「c:¥sgshare¥sgdeploy¥SGTKWinPE¥ScenarioINIs¥Local」配下にある

「Win2008_R2_x64_xx.ini」ファイルを開きます。(xx はエディション)

2. 必要に応じた項目の設定を変更します。本書では、以下の主要な項目について変更いたします。

その他の項目の説明に関しましては、「c:¥sgshare¥sgdeploy¥SGTKWinPE¥Docs」内にあ

る「User’s Reference」 をご確認ください。

[Toolkit Process Settings]

TK_Process_AutomaticallyRestart=Yes

TK_Process_AutoStartTimer=0

[PRAID Settings]

TK_PRAID_PolicyFile=RAID1.ini

※ ここでは、RAIDの構成を設定します。RAIDアダプターおよびディスクの本数に応じて

構成できるRAIDが異なります。仕様に応じて、

「c:¥sgshare¥sgdeploy¥SGTKWinPE¥PolicyFiles」 内のファイルを指定します。

[Partition Settings]

TK_Partition_Size=100000

※ ここでは、OSを導入するCドライブのサイズを設定します。単位はMBになります。

[NOS Installation Settings]

TK_NOS_PerformDirectorAgentInstallation=Yes

※ Systems Directorをインストールする場合には、「Yes」を設定します。

TK_NOS_PerformPostOSInstallUXSPUpdates=Yes

※ UpdateXpress System Packを使用しする場合には「Yes」を設定します。

TK_NOS_Win2008_UILanguage=ja-JP

※言語環境を設定します。日本語環境は「ja-JP」を設定します。

3. 変更したらファイルを保存し、終了します。

以上で、設定ファイルの編集は完了です。

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2.6. 応答ファイルの編集

ここでは、日本語キーボードを使用するために応答ファイルを編集します。

1. 「スタート」-「すべてのプログラム」から Windows System Image Manager を起動しま

す。

2. Windows System Image Manager 画面左下の[Windows Image]の枠中で右クリックして

[Select Windows Image]を選択します。

3. 「C:¥sgshare¥sgdeploy¥os¥Win2008_r2_x64¥sources」内にあるカタログファイルを選

択します。(ここでは、「install_Windows Server 2008 R2 SERVERENTERPRISE.clg」を

選択します。)

4. Windows System Image Manager 画面右の[Answer File]の枠中で右クリックして[Open

Answer File]を選択します。

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5. 「C:¥sgshare¥sgdeploy¥SGTKWinPE¥AnswerFile」内にある「win2008x64.xml」を選

択します。

6. 以下のメッセージが表示されましたら、「はい」を押します。

7. 「Win2008x64」-「Components」-「1 windowsPE」-

「amd64_Microsoft-Windows-International-Core」の「LayeredDriver」に「6」と入力

して応答ファイルを保存し、終了します。

以上で、応答ファイルの編集は完了です。

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2.7. インストールメディアの作成

ここでは、Windows Server OS のイメージファイルを展開します。

1. コマンドプロンプトを起動します。

2. 以下のコマンドでカレントパスを 「SGTKWinPE」 に移動します。

cd C:¥sgshare¥sgdeploy¥SGTKWinPE

3. 以下のコマンドで 「SGTKWinPE.cmd」 を実行します。

SGTKWinPE.cmd ScenarioINIs/Local/Win2008_x64_xx.ini

※ xx はエディション

4. 「C:¥sgshare¥sgdeploy¥WinPE_ScenarioOutput¥Local_Win2008_R2_x64_xx」(xx は、

エディション)フォルダ内に「WinPE_x64.iso」ファイルが作成されますので、用意したライ

ティングツールで「WinPE_x64.iso」イメージファイルをブランク DVD メディアに書き込み

ます。

以上でインストールメディアの作成は完了です。

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3. 導入

3.1. メディアからのインストール

ここでは、作成したインストールメディアを使用して導入方法を記載します。

1. インストールを行うサーバに作成したインストールメディアを挿入して起動します。

2. 自動的に OS のインストールが開始され、設定ファイルに従いインストールが開始されます。

3. 正常にインストールが完了していると Windows OS のディスクトップ画面が表示されていま

す。

以上で、メディアからのインストールが完了します。必要に応じて OS 上の設定を行ってください。

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4. 参考

4.1. 参考資料一覧

各種詳細な情報に関しましては、以下のインフォセンターをご確認ください。(英語)

ToolsCenter for System x and BladeCenter Information Center http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/toolsctr/v1r0/index.jsp?topic=%2Ftoolsctr%2Fsgtk_main.html

最新版の ServerGuide Scripting Toolkit やユーザーズガイドがダウンロードできます。(英語)

ServerGuide Scripting Toolkit http://www.ibm.com/support/entry/portal/docdisplay?lndocid=SERV-TOOLKIT