serverview agents for windows -...

57
インストールガイド - 日本語 FUJITSU Software ServerView Suite ServerView Agents V8.30 for Windows (Windows Server 2008 / 2012 / 2016) 2018年4月版

Upload: duongdung

Post on 07-Feb-2018

257 views

Category:

Documents


7 download

TRANSCRIPT

Page 1: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

インストールガイド - 日本語

FUJITSU Software ServerView Suite

ServerView Agents V8.30 for Windows(Windows Server 2008 / 2012 / 2016)

2018年4月版

Page 2: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

DIN EN ISO 9001:2008 に準拠した 認証を取得高い品質とお客様の使いやすさが常に確保されるように、

このマニュアルは、DIN EN ISO 9001:2008

基準の要件に準拠した品質管理システムの規定を

満たすように作成されました。

cognitas. Gesellschaft für Technik-Dokumentation mbH

www.cognitas.de

著作権および商標Copyright 1998 - 2018 FUJITSU LIMITED

All rights reserved.

お届けまでの日数は在庫状況によって異なります。技術的修正の権利を有します。

使用されているハードウェア名とソフトウェア名は、各メーカーの商標名および商標です。

Microsoft、Windows、Windows Server、およびHyper V は、米国およびその他の国におけるMicrosoft Corporation の商標または登録商標です。

Intel およびXeon は、米国Intel Corporation またはその関連会社の米 国およびその他の国における登録商標または商標です。

Apache Apache Apache Tomcat、Tomcat、Apache、Apache の羽根、ApacheTomcat プロジェクトのロゴは、Apache Software Foundation の商標です。

Page 3: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

目次

1 はじめに 51.1 アーキテクチャ 61.2 本マニュアルの対象者および目的 81.3 技術的要件 9

1.3.1 最終段階での変更や修正 91.3.2 管理対象サーバ 9

1.4 新機能 101.5 ServerView Suite リンク集 101.6 ServerView Suite のマニュアル 111.7 表記規則 12

2 管理対象サーバでの構成 132.1 BIOS およびファームウェアの設定 15

2.1.1 BIOS の設定 152.2 サーバの設定 172.3 SNMP のセキュリティコンセプト 20

2.3.1 特定の SET 操作の禁止 212.3.2 すべての SET 操作の禁止 212.3.3 ユーザ認証による SET 操作 222.3.4 SNMP エージェントのオペレーティングシステム固有の特性 23

2.4 SNMPサービスの設定 242.4.1 Windows Server 2008 / 2012 / 2016 262.4.2 Server Core がインストールされている環境の場合 28

3 ServerView Agents のインストール 303.1 エージェントのインストールおよび設定 313.2 インストール済みのツール 443.3 RAIDの設定 473.4 APC および Masterguard UPS の設定 473.5 コマンドラインインターフェースによるインストール 493.6 インストール後の設定 53

3.6.1 管理ユーザの設定 533.6.2 Server Core がインストールされている環境の場合 55

ServerView Agents for Windows 3

Page 4: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

目次

3.7 ServerView Agents をアンインストールする 553.7.1 Windows Server 2008 563.7.2 Windows Server 2012 / 2016 56

3.8 再起動 57

ServerView Agents for Windows 4

Page 5: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

1 はじめにServerView Operations Manager(略して Operations Manager)は、FujitsuServerView Suite の無償のサーバ管理モジュールです。Windows および Linux(SUSE および Red Hat)で実行される業界標準サーバ、またはハイパーバイザ(VMware ESXi、Citrix XenServer、または Hyper-V)を使用する仮想マシン(VM)のホストとして動作するサーバの集中管理に使用されます。

1 つまたは複数の中央管理用サーバですべての物理サーバと仮想サーバを標準化した方法で管理します。中央管理用サーバには、一般的な Web ブラウザと JavaRuntime Environment が搭載された、ネットワーク内の任意のワークステーションからアクセスできます。

Operations Manager は、プロセッサ、RAM、ハードディスク、ファン、電源などの重要なハードウェアコンポーネントを含めた個々のシステムを管理します。消費電力を監視して制御し、パフォーマンスと使用率のデータを分析して、サーバ構成を更新します。

Operations Manager のセキュリティコンセプトには、役割ベースのユーザ管理が含まれており、3 つのコンセプトを基礎としています。

l LDAP ディレクトリサービス(Lightweight Directory Access Protocol)によるグローバルユーザ管理

l 役割ベースのアクセス制御(RBAC)

l 中央認証サービス(CAS)に基づくシングルサインオン(SSO)

RBAC では、タスク指向の権限プロファイルを各役割に割り当てることにより、ユーザのセキュリティコンセプトとユーザの企業構造を合わせて調整することができます。

SSO によって、認証は 1 回だけで済みます。正常に認証されると、すべてのServerView コンポーネントへのアクセスが付与されます。再度サインオンする必要はありません。

Operations Manager によるサーバ管理は、サーバネットワークを総合的に管理するオペレータにとって重要な利点があります。

l サーバのフェールセーフによる、生産性の向上

l IT インフラストラクチャの自動監視機能によるコストの削減

l サーバは柔軟に拡張でき、Operations Manager は条件が変更されても簡単に調整可能

l シンプルなエラー分析によるダウンタイムの短縮

l エネルギー効率を確保し、可能な場合はサーバを無人操作

ServerView Agents for Windows 5

Page 6: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

1.1 アーキテクチャ

l エラー発生時の対応時間を短縮

l ネットワークコンポーネントおよびそのリソースを効率的に使用することで、総所有コスト(TCO)を削減

l 分かりやすいデータ表示、高機能なユーザインターフェース、支援的ヘルプシステムによる高い操作性

1.1 アーキテクチャServerView Operations Manager のアーキテクチャは、管理コンソール、管理用サーバ(CMS)、監視対象サーバに基づいています。

図 1: ServerView Operations Manager のアーキテクチャ

管理コンソール

Java Web Start ベースのコンソールでサーバを管理でき、指定したデータを表示することができます。Java Web Start のスターターファイルをダウンロードするために、一般的なWebブラウザが必要です。ブラウザとして以下を使用できます。

l 一般的な Web ブラウザが搭載された Microsoft Windowsl ディストリビューションでリリースされたデフォルトの Web ブラ

ウザがインストールされている SUSE/Red Hat LinuxJava Runtime Environment のインストールも必要です。

ServerView Agents for Windows 6

Page 7: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

1.1 アーキテクチャ

中央管理用サーバ(CMS)

ServerView Operations Manager は中央管理用サーバにインストールされます。Virtual IO-Manager などの ServerView Suite のオプションコンポーネントも中央管理用サーバにインストールされ、Operations Manager に統合されます。

中央管理用サーバ(および ServerView Operations Manager とそのコンポーネント)は、ハイパーバイザ(VMware ESXi、Microsoft Hyper-V、または Red Hat Enterprise KMV)を使用するWindows ベース または Linux ベース 仮想マシン(VM)でも実行できます。

ServerView Suite および iRMC のグローバルユーザ管理ではそれぞれ、すべての中央管理用サーバ(CMS) / iRMC のユーザを LDAP ディレクトリサービスのディレクトリに一元的に保存します。これにより、ユーザを中央サーバで管理することができます。そのため、これらのユーザは、このサーバに接続されるネットワーク上のすべての CMS および iRMC で使用できます。

ServerView Suite は現在、以下のディレクトリサービスをサポートしています。

l ApacheDSl Microsoft Active Directory

ServerView Operations Manager のインストール時には、ServerView の内部ディレクトリサービス(ApacheDS)を選択するオプションがあります。ServerView でのディレクトリサービスの使用について、詳細は『ServerView でのユーザ管理』取扱説明書を参照してください。

ServerView が作成して使用するデータは、SQL Server 内の SQL データベースに保存されます。以下の SQL Server が ServerView Operations Manager のインストールに含まれます。

l Windows Server:SQL Server 2014 Expressl Linux Server: PostgreSQL

Windows では、その他の Microsoft SQL Server データベースも使用できます。

中央管理用サーバでは Java Runtime Environment が必要です。

ServerView Operations Manager のインストール方法については、以下のマニュアルで説明しています。

l Installing ServerView Operations Manager Software under Windowsl Installing ServerView Operations Manager Software under Linux

ServerView Agents for Windows 7

Page 8: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

1.2 本マニュアルの対象者および目的

管理対象サーバ

管理対象サーバには ServerView Agents、ServerView CIM プロバイダ、または ServerView Agentless Service をインストールする必要があり、これによって中央管理用サーバに情報を提供します。ServerViewRAID Manager および ServerView Update エージェントも管理対象サーバにインストールする必要があります。

仮想マシン(VM)への ServerView Agents のインストールはリリースされていません。

l ServerView Agents は Windows、Linux、Citrix XenServer で使用できます。

l ServerView CIM プロバイダは Windows、Linux、VMware ESXi で使用できます。

ServerView Operations Manager は現在、VMware ESXi 向け ServerViewCIM プロバイダのみをサポートします。

CIM プロバイダのインストール手順については、次のマニュアルを参照してください。

l ServerView Agents for Windowsl ServerView Agents for Linuxl Installation ServerView ESXi CIM Providerl ServerView CIM Providers for Windows, Linux, and VMware ESXi

1.2 本マニュアルの対象者および目的本マニュアルは、ハードウェアおよびソフトウェアについての十分な専門知識をお持ちのシステム管理者、ネットワーク管理者、およびサービス技術者を対象としています。本マニュアルでは、Windows Server 2008/2012/2016 用ServerView Agents のインストールについて記載しています。

ServerView Agents for Windows 8

Page 9: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

1.3 技術的要件

1.3 技術的要件

1.3.1 最終段階での変更や修正

技術的要件の最終段階での変更や修正は、ServerView Suite DVD 2 に収録されている Readme ファイルに記載されています。以下のオプションがあります。

l DVD で、SVSSoftware – Software – ServerView – Windows – Agents ディレクトリに移動します。

l DVD を起動し、「Welcome」ダイアログで ServerView Software Products- ServerView – Agents and Providers - Info マークの順に選択します。

1.3.2 管理対象サーバ

ServerView Agents は以下の製品で使用できます。

l Windows Server 2008 (x64) (SP2)

l Windows Server 2008 Enterprise Edition (x64) (SP2)

l Windows Server 2008 Datacenter Edition (x64)(SP2)

l Windows Server 2008 Core インストール (SP2)

l Windows Server 2008 R2

l Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition

l Windows Server 2008 R2 Datacenter Edition

l Windows Server 2008 R2 Core インストール

l Windows Server 2012 Standard

l Windows Server 2012 Datacenter

l Windows Server 2012 Essentials

l Windows Server 2012 Foundation

l Windows Hyper-V Server 2012

l Windows Storage Server 2012

l Windows Server 2012 R2 Standard

l Windows Server 2012 R2 Datacenter

l Windows Server 2012 R2 Foundationl Windows Hyper-V Server 2012 R2

ServerView Agents for Windows 9

Page 10: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

1.4 新機能

l Windows Storage Server 2012 R2

l Windows Server 2016 Standard

l Windows Server 2016 Datacenter

l Windows Server 2016 Essentials

1.4 新機能本版のマニュアルは ServerView Agents V8.30 以上に適用され、オンラインマニュアル『ServerView Agents V8.20 for Windows』(2017年 10 月版)の更新版です。

マニュアルが最適化されましたが、機能的変更は行われていません。

1.5 ServerView Suite リンク集ServerView Suite リンク集により、Fujitsu は ServerView Suite およびPRIMERGY サーバに関するさまざまなダウンロードや詳細情報を提供します。

「ServerView Suite 」で以下のトピックに関するリンクがあります。

l サポートデスクl マニュアルl 製品情報l セキュリティ情報l ソフトウェアのダウンロード

「ソフトウェアのダウンロード」には以下のダウンロードが含まれます。o ServerView Suite の現在のソフトウェアステータスおよびその他の

Readme ファイル。o ServerView Update Manager により PRIMERGY サーバをアップデー

トする場合、および ServerView Update Manager Express により個々のサーバをローカルでアップデートする場合の、システムソフトウェアコンポーネント(BIOS、ファームウェア、ドライバ、ServerView Agentsおよび ServerView Update Agent)の情報ファイルおよびアップデートセット。

o ServerView Suite のすべてのドキュメントの最新バージョン。

ダウンロードは無償で入手できます。

PRIMERGY サーバで以下のトピックに関するリンクがあります。

ServerView Agents for Windows 10

Page 11: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

1.6 ServerView Suite のマニュアル

l サポートデスクl マニュアルl 製品情報l スペアカタログ

ServerView Suite リンク集へのアクセスServerView Suite のリンク集へアクセスする方法はいくつかあります。

1. ServerView Operations Manager を使用する。l 開始ページまたはメニューバーで「ヘルプ」–「リンク」を選択します。

2. Fujitsu マニュアルサーバで ServerView Suite のオンラインドキュメントの開始ページを使用する。

次のリンクを使用して、オンラインドキュメントの開始ページにアクセスします。

http://manuals.ts.fujitsu.com

l 左側の選択リストで「x86 Servers」を選択します。l 右側で、「選択されたマニュアル」の「PRIMERGY ServerView Links」を

クリックします。3. ServerView Suite DVD 2 から

l PRIMERGY ServerView Suite DVD 2 の開始ウィンドウで、「ServerView Software Products」を選択します。

l メニューバーで「Links」を選択します。ServerView Suite リンク集の開始ページが開きます。

1.6 ServerView Suite のマニュアルマニュアルはインターネットから無料でダウンロードできます。インターネットのオンラインドキュメントは、http://manuals.ts.fujitsu.com の「x86 Servers」リンクをクリックすると入手できます。

ServerView サイトマップ「ServerView Suite」 にあるマニュアルの概要およびファイル構造については、ServerView Suite Sitemap を参照してください。

1. 左側の選択リストで「x86 Servers」、「Software」の順に選択します。

2. 右側で「ServerView Suite」を選択します。

3. 「選択されたマニュアル」で「ServerView Suite Sitemap」をクリックします。

ServerView Agents for Windows 11

Page 12: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

1.7 表記規則

1.7 表記規則この マニュアルでは以下の表記規則を使用します:

表記 説明データの損失やデバイスの損傷の可能性があるリスクを表示します。

追加関連情報とヒントを表示します。

太字 インターフェイス要素の名前を示します。等間隔表示

パスおよびファイル名など、出力やシステム要素を示します。

太字の

等間隔

表示

キーボードを使用して入力するテキストを示します。

青字の文字列

関連するトピックへのリンクを示します。

ピンク字の文字列

既に表示したリンクを示します。

<abc> 実際の値と置き換える必要がある変数を示します。[abc] オプション(構文)を示します。[key] キーボード上のキーを示します。大文字のテキストを入力する場合、

[Shift] キーを指定します。たとえば、A を入力する場合 [SHIFT] + [A] を押します。2 つのキーを同時に押す場合は、2 つのキーをプラス記号で連結して示します。

マニュアルおよび実際の画面ServerView Suiteの画面はシステムに依存しているため、表示される詳細はシステムによって異なる場合があります。また、システム固有の差異は、メニューオプションとコマンドに関連している場合があります。画面は予告なく変更となる場合があります。その場合は各画面のヘルプを参照して下さい。

ServerView Agents for Windows 12

Page 13: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2 管理対象サーバでの構成Operations Manager を開始する前に、管理対象サーバで以下の準備を行ってください。

l PRIMERGY のみ : 各管理対象サーバで BIOS で一定の設定を指定する必要があります。15 ページの BIOS およびファームウェアの設定を参照してください。

各サーバで設定を指定する必要があります(17 ページの サーバの設定を参照)。

l ServerView には高度なセキュリティコンセプトが取り入れられています。エージェントをインストールする前に、セキュリティコンセプトに関する情報をよく調査して、セキュリティ要件に最適なコンセプトを選択してください。エージェントをインストールする前に、適切な調整を行う必要があります。20 ページのSNMP のセキュリティコンセプトで説明しています。

l 現在のオペレーティングシステムの SNMP サービスを、管理対象サーバおよび管理用サーバにインストールして設定する必要があります。そうしないと、管理用サーバでサーバを監視できなくなります。オペレーティングシステムに応じて、エージェントのインストールの前または後に、SNMP サービスを有効にする必要があります。1 ページの「SNMP サービスの設定」で説明しています。

l バージョン 7.01 では、ServerView Agents は SNMPv3 を利用してサーバを監視できます。

SNMPv3 を使用して Windows ベースのサーバを管理するためには、Microsoft Windows SNMPサービスを置換する必要があります。Microsoft Windows SNMP サービスの置換対象として、Net-SNMPマスターエージェントを推奨します。詳細は、ServerView SuiteSNMPv3 のマニュアルを参照してください。

l ServerView Agents を管理対象の各サーバにインストールする必要があります。30 ページの ServerView Agents のインストールを参照してください。

仮想マシン(VM)への ServerView Agents のインストールはリリースされていません。

RXI サーバの場合は特別な ServerView Agents があり、サーバ付属のIA 64 ServerSupport CD に収録されています。

l ServerView Update Manager では、ServerView Update Agent を管理対象サーバにインストールする必要があります。このインストールについては、『ServerView Update Management』取扱説明書に記載されています。

ServerView Agents for Windows 13

Page 14: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

l 中央管理用サーバで ServerView Operations Manager を、IP アドレスではなく名前を使用してアクセスするように設定する場合、このアドレスを使用して監視対象サーバからアクセスできるか確認してください。この場合、可能であればDNS を使用してください。DNS を使用できない場合は、適切な設定を監視対象サーバで hosts ファイルに行ってください。このファイルは Windows システムの %WINDIR%\system32\drivers\etc ディレクトリにあります。

管理対象サーバへの追加インストールl ServerView RAID Manager

ServerView RAID Manager を使用すると、ハードディスクを管理できます。ServerView RAID Managerがインストールされていない場合、RAIDドライブおよび状態は確認できません。

インストールについては、『RAID Management』取扱説明書に記載されています。

l ServerView Online Diagnostics

Windows 用 ServerView Agents のインストール時に、Online Diagnosticsもインストールされます。Online Diagnostics を使用すると、リモートワークステーションから、管理対象の PRIMERGY サーバに対して、一連のハードウェアテストを実行することができます。

l ServerView Agents(Windows 用)をエキスパート モードでインストールしている場合は、Asset CLI、Configuration Tools、Prime Collect、ServerView System Monitor Web インターフェース、ServerView CIM プロバイダなどの追加コンポーネントをインストールするかどうかを選択できます。o ServerView System Monitor Web インターフェースでは、サーバでローカ

ルにサーバ情報のモニタとチェックを行うことができます。コンポーネント(BIOS およびファームウェア、ドライバ、ServerView Agents)の更新が利用可能かどうか、または必要かどうかを確認して、更新を実行することもできます。ServerView System Monitor Web インターフェースについては『ServerView System Monitor』取扱説明書に記載されています。

o ServerView CIM プロバイダは、CIM インフラストラクチャを使用してPRIMERGY サーバを管理できます。

オペレーティングシステムが CIM プロバイダでサポートされていない場合、ServerView CIM プロバイダ機能は「カスタムセットアップ」ステップでは利用できません。

詳細は、『ServerView CIM Providers for the management ofPRIMERGY servers』取扱説明書を参照してください。ServerView CIM プロバイダでサポートされるプロファイルの詳細が記載されています。

ServerView Agents for Windows 14

Page 15: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.1 BIOS およびファームウェアの設定

2.1 BIOS およびファームウェアの設定次の説明は、PRIMERGY にのみ有効です。

使用されているシステムボードに応じて、さまざまな PRIMERGY タイプがさまざまな BIOS バージョンで機能するため、BIOS セットアップの個々の設定と操作は、ここでは詳しく扱いません。

各 BIOS バージョンの詳しい説明は、該当の『BIOS Setup Utility』リファレンスマニュアルや、システムボードのテクニカルリファレンスマニュアルに記載されています。

サーバの起動時に、BIOS セットアップシステムで「O/S Boot Timeout」メニュー項目を「Disabled」に設定してください。「Disabled」に設定しないと、インストール中にシステムが再起動します。

「O/S Boot Timeout」メニュー項目を「Enabled」に設定できるのは、すべてのインストール(ServerView エージェントも含む)を完了した後でシステムを再起動する場合のみです。

2.1.1 BIOS の設定

OS が起動するまで、サーバ管理ファームウェアがサーバを監視します。その後、エージェントと Operations Manager が監視機能を引き継ぎます。

サーバごとに BIOS の設定を変更する必要があります。

コンピュータを再起動して、起動段階の適切なタイミングで [F2] または [DEL] を押し、BIOS セットアップを呼び出します。

BIOS セットアップに入ったら、「Server」メニューを選択します。このメニューでは、サーバ管理に必要な設定を指定できます。

BIOS セットアップで「Server」メニューが表示されない場合は、サーバ管理機能を有効にする必要はありません。ただし、これは、個々のサーバ管理機能の明示的な制御権を与えられていないことも意味することに注意してください。

「Server」メニューに「Server Management」メニュー項目が含まれている場合、この項目を選択して「Enabled」に設定します。これで、サーバ管理機能が有効になります。その他のすべての設定を有効にするには、ここで値「Enabled」を選択する必要があります。

「Server Management」メニュー項目を使用できない場合は、個々の機能に対する制御権は一般的なリリースに左右されません。

ServerView Agents for Windows 15

Page 16: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.1 BIOS およびファームウェアの設定

「Server」メニューでは、以下のメニューを使用できます。

下記の一部のフィールドは、ハードウェアによっては使用できない場合があります。

O/S Boot Timeout事前に定義した期間内(起動後)に OS がサーバ管理ファームウェアとの接続を確立できない場合にシステムを再起動するかどうかを指定します。この期間は、Operations Manager を使用して設定することもできます(『OperationsManager 取扱説明書』の「ASR&R」の項も参照)。

サーバの起動時に「O/S Boot Timeout」メニュー項目を「Disabled」に設定してください。「Disabled」に設定しないと、インストール中にシステムが再起動します。

アクションboot watchdog が動作した後に行う動作を指定します。

Timeout Value「O/S Boot Timeout」が「Enable」になっている場合に、システムの再起動までの時間を指定します。

ASR&R Boot Delayエラー(気温が高すぎるなど)が原因でシステムがシャットダウンした後のシステムの自動再起動までの時間を指定します。

Boot Retry Counterサーバがシャットダウンのままとなるか、RemoteView が起動されるまでの間にサーバが OS の再起動を試行する回数を指定します。

Diagnostic System「Boot Retry Counter」で設定したシステム再起動の回数に達したときにRemoteView を起動するかどうかを指定します。

Hardware Watchdogサーバ管理 BIOS がハードウェアカウンタを特定の時間間隔内にリセットできない場合に、サーバを再起動するかどうかを指定します。

Next Boot uses次回のブート時に RemoteView を起動するかどうかを指定します。

Temperature Monitoring温度が上限値を超えた場合にシステムをシャットダウンするかどうかを指定します。

ServerView Agents for Windows 16

Page 17: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.2 サーバの設定

Memory Scrubbingメモリをテストしてシングルビットエラーを除去するかどうかを指定します。

BIOS Runtime Loggingプロセッサ/メモリ/PCI エラーをエラーログファイルに保存するかどうかを指定します。

CPU Statusプロセッサを使用できるかどうかを指定します。

Memory Status特定のメモリモジュールの異常を識別できるようにします。異常と識別されると、これらのモジュールは、次回のシステム起動時に使用されません。

Console Redirectionシステム上でターミナルを動作させるための設定を指定します。

RomPilotRomPilot の設定を指定します。RomPilot は、ServerView RemoteManagement および Operations Manager の一部です。RomPilot は、LAN を使用して、リモートコンソールからシステム起動フェーズ(POST)および MS-DOSにアクセスできるようにします。

Storage Extensionグループ設定および通信バス(CAN バス)の設定を指定します(注: StorageExtension は、一部のサーバでは使用できません)。

2.2 サーバの設定サーバを設定するためのさまざまな機能があります。これらの機能の一部は、すべての PRIMERGY サーバでサポートされ、その他は PRIMERGY サーバに搭載されたハードウェアおよびソフトウェアに応じて、特定のサーバでのみ使用できます。

サーバは以下のいずれかの方法で設定できます。

l Server Configuration Manager を使用して管理対象サーバ上でローカルに設定する

Server Configuration Manager を使用して、ターゲットシステムの一般的なシステム動作を設定し、ターゲットシステムのリモート管理コンポーネント(iRMC)を設定できます。

ServerView Agents for Windows 17

Page 18: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.2 サーバの設定

ServerView Installation Manager を ServerView Suite DVD 1 から起動した場合、Server Configuration Manager を「Server Configuration Manager」ボタンから開始できます。

ターゲットシステムの PRIMERGY サーバタイプによっては、すべてのステップを実行する必要はありません。また、個々のステップの順序や、個々のステップの設定オプションは、システムによって異なります。

個々のサーバ設定ダイアログステップの詳細は、Server ConfigurationManager のオンラインヘルプを参照してください。

ダイアログステップに関連するオンラインヘルプにアクセスするには、次の手順に従います。

1. このダイアログステップを現在表示しているウィンドウの領域をクリックします。

2. [F1] を押します。

l Windows Server 2008/2016 の場合、管理対象サーバ上でローカルで、「スタート」メニューを使用します。

例えば、Windows Server 2008 搭載の管理対象サーバで、「スタート」 –「すべてのプログラム」 – 「Fujitsu」 – 「ServerView Suite」 – 「Agents」– 「System Configuration」の順に選択します。

Windows 用 ServerView Agents がインストールされているサーバのみ設定できます。

個々のサーバ設定ダイアログステップの詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

ダイアログステップに関連するオンラインヘルプにアクセスするには、次の手順に従います。

1. このダイアログステップを現在表示しているウィンドウの領域をクリックします。

2. [F1] を押します。

l Windows Server 2012 の場合、管理対象サーバ上でローカルで、「スタート」ページを使用します。

ServerView Agents for Windows 18

Page 19: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.2 サーバの設定

1. サーバの設定にはいくつかの方法があります。1 つの方法は、「アプリ」ページに切り換えることです。このページを開くには、「スタート」ページの右上または右下の隅をクリックします。表示されたウィンドウで「検索」を選択します。

2. 「アプリ」ページで「System Configuration」を選択します。

l Operations Manager のグラフィカルユーザインターフェースに統合されたServerView Configuration Manager によって設定する。これにより、Web インターフェースを使用してリモートワークステーションからサーバを設定できます。

ServerView Configuration Manager を、Operations Manager の開始ページから、または「管理者設定」 – 「サーバの設定」を選択してメニューバーから開始します。

詳細については、『ServerView Operations Manager』取扱説明書を参照してください。

ServerView Agents がインストールされているサーバのみ設定できます。

システムによっては、指定された設定の一部が BIOS に書き込まれます。

以下のことを実行できます。

ServerView Agents for Windows 19

Page 20: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.3 SNMP のセキュリティコンセプト

l サーバ、システムボード、iRMC の重要なデータを読み取ります。l BOOT およびソフトウェアウォッチドッグの設定を読み取り、設定します。l メモリモジュールのエラーカウンタを読み取り、編集します。

PRIMERGY のみ :

l サーバのエラーとイベントログを読み取り、削除します。l システムファンを監視し、キャリブレーションを行います。l シャーシ ID(出荷時に設定済み)を読み取り、設定します。l システムランタイムのカウンタを読み取り、設定します。l HTTP および Telnet の設定と、HTTP のリモート管理コントローラの設定を指

定します。l iRMC Web インターフェースの IP および DNS 設定を指定します。l リモート管理コントローラの SNMP インターフェースに対する SNMP コミュ

ニティおよびトラップターゲットを指定します。l リモート管理コントローラのユーザ ID を管理します。l RSB とリモート管理コントローラのシリアルインターフェースを設定します。l Operations Manager UPS 管理統合を設定します。l ServerView Local Service Display のディスプレイに表示される情報を設定し

ます。

2.3 SNMP のセキュリティコンセプトServerView SNMP エージェントと ServerView Manager は、サーバ上での不正な SNMP SET 操作を防止するセキュリティコンセプトを提供します。

管理対象サーバでの SNMP SET 操作へのアクセスを制限できます。以下のオプションがあります。

l 特定の SET 操作を禁止する。l すべての SET 操作を禁止する。l ユーザ認証によって SET 操作を保護する。

ユーザ認証オプションを選択した場合、毎回SET 操作を開始する際にシステムはユーザ認証を実行します。認証ルーチンが正常に実行されると、システムは、ユーザが管理者によって定義されたユーザグループのいずれかに属しているか確認します。

ユーザ認証は ServerView Manager でのみ動作します。その他のSNMP ツールでは動作しません。

ServerView Agents for Windows 20

Page 21: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.3 SNMP のセキュリティコンセプト

SNMP サービスのデフォルト構成を変更することで、不正アクセスのリスクを低減することもできます。詳細は、24 ページの SNMPサービスの設定を参照してください。

2.3.1 特定の SET 操作の禁止

SET 操作によっては、システムがシャットダウンまたは再起動することがあります。これらの特別な SET 操作は許可することも禁止することもできます。

これらの SET 操作を禁止するためにインストール中に作成する必要があるエントリは、ServerView Agents がインストールされているオペレーティングシステムと、ServerView Agents のバージョンによって異なります。詳細は、30 ページのServerView Agents のインストール。

2.3.2 すべての SET 操作の禁止

ServerView Agents のすべての SET 操作を禁止できます。エージェントのインストール時にこれらの仕様を入力します。

これらの SET 操作を禁止するためにインストール中に作成する必要があるエントリは、ServerView Agents がインストールされているオペレーティングシステムと、ServerView Agents のバージョンによって異なります。詳細は、30 ページのServerView Agents のインストール。

このオプションは ServerView Agents にのみ適用されます。その他のSNMP エージェントに対する SET 操作には影響はありません。

ServerView Agents for Windows 21

Page 22: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.3 SNMP のセキュリティコンセプト

2.3.3 ユーザ認証による SET 操作

SET 操作へのアクセスを制限して、ユーザ認証によって SET 操作の実行を保護できます。ここでは、ユーザ認証ルーチンを管理対象サーバの各セッションの開始時に開始するか、または新規 SET セッションの開始時にユーザ認証を開始するかを、選択できます。

ユーザ認証については、管理対象サーバと管理用サーバで、以下の設定を指定する必要があります。

エントリ 設定

管理対象サーバ

l ユーザとユーザグループの定義l 特定のユーザグループへのユーザの割り当てl エージェントのインストール中の指定されたユー

ザグループの指定

管理用サーバ ユーザを Operations Manager の「ログイン」タブで指定します。

ユーザとユーザグループの定義と、ユーザの割り当て各管理対象サーバで、オペレーティングシステムに固有の方法を使用して、ユーザとユーザグループを定義する必要があります。ユーザまたはユーザグループには任意の名前を選択できます(Administrator を含む)。

複数のサーバに同一のユーザとグループ ID を作成するかどうかを、事前に決定しておく必要があります。

エージェントのインストール中のユーザグループの指定サーバへのエージェントのインストール中に、SET 操作の実行を許可されたユーザが属するユーザグループを指定する必要があります。ServerView Agents のインストールと設定は、オペレーティングシステムとバージョンによって異なります。各条件でのインストールと設定の詳細については、45 ページ以降のエージェントの説明を参照してください。

管理用サーバでのユーザの指定管理用サーバでは、現在のサーバで SET 操作の実行を許可されているユーザをOperations Manager で指定する必要があります。管理用サーバを使用して SET操作を実行すると、ユーザは識別情報の入力を求められます。サーバのプロパティウィンドウのログインタブでユーザを定義します。以下の例ではユーザはSVUSERです。

ServerView Agents for Windows 22

Page 23: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.3 SNMP のセキュリティコンセプト

図 2: ユーザ認証

セキュリティ上の理由でユーザにパスワードを割り当てている場合は、ここにもパスワードを入力することを推奨します(パスワードの設定)。「毎回パスワードを要求する」オプションでは、設定を変更するたびに、または Operations Managerを開始した後に初めて変更を行った後のみ、ユーザ名とパスワードを要求することを指定できます。毎回パスワードを要求するを有効にすると、パスワードが保存されないので、最高レベルのセキュリティを実現することができます。

プロパティウィンドウの左側で、設定を適用するサーバを選択できます。また、一度に複数のサーバを選択することもできます。これにより、各サーバにそれぞれ設定を適用するのか、または同じ設定を複数のサーバにまとめて適用するのかを指定できます。

プロパティウィンドウを開く方法は、『ServerView Operations Manager』ユーザガイドに記載されています。

2.3.4 SNMP エージェントのオペレーティングシステム固有の特性

以降の項では、ServerView のセキュリティコンセプトの実現に関する、オペレーティングシステムおよびエージェントのバージョン固有の手順を説明します。

SNMP のセキュリティコンセプトWindows でエージェントのインストール中にセキュリティ設定を指定します。

ServerView Agents for Windows 23

Page 24: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.4 SNMPサービスの設定

l ServerView Agents に対して SNMP SET 操作を許可または禁止できます。SET 操作を禁止すると、実行に使用される SET ツールにかかわらず、すべてのSNMP SET が拒否されます(管理用サーバには Operations Manager の「再起動設定」タブおよび「電源投入/切断」タブの「サーバで有効にする」に表示されています)。

このオプションは ServerView Agents にのみ適用されます。その他のSNMP エージェントに対する SET 操作には影響はありません。

l SET 操作のユーザ認証をオンまたはオフにできます。サーバ上の SET 操作の実行を許可されるユーザが属する必要があるユーザグループを入力できます。

l SET 操作(例 : 「復元」画面にある再起動/シャットダウン/シャットダウンの中止など)には、システムをシャットダウンする、または再起動するものもあります。このような特殊な SET 操作を許可または禁止できます。

エージェントのインストール方法については、30 ページの ServerView Agents のインストールを参照してください。

2.4 SNMPサービスの設定監視対象サーバおよび管理用サーバに、SNMPサービスのインストールおよび設定を行ってください。

SNMP サービスのインストールおよび設定時には、デフォルト値が表示されます。SNMP サービスのデフォルト値は変更できます。デフォルト値を変更した場合は、管理用サーバでも該当の値を必ず変更してください。

次の値を設定します。

l SNMP要求を受け入れるコミュニティ文字列

コミュニティ名(コミュニティ文字列)は、管理プログラムからエージェントへ送信される各SNMP要求の一部です。

SNMP サービスのインストール後は、コミュニティ名を使用できません。コミュニティ名は「public」で使用します。ほとんどの SNMP サービスで、このデフォルトのエントリが使用されます。各サーバまたはサーバグループに対して個別のコミュニティを定義できます。基本的には、サーバまたはサーバグループごとに別々のコミュニティを定義できます。コミュニティ名は大文字と小文字を区別します。

l コミュニティ名では大文字と小文字が区別されます。l コミュニティ名を設定できます。この方法の詳細については、ホワイ

トペーパー『Secure PRIMERGY Server Management』に記載されています。

ServerView Agents for Windows 24

Page 25: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.4 SNMPサービスの設定

l コミュニティの権限

コミュニティに権限が割り当てられます(例:読み取りのみ、読み取り/書き込みなど)。すべてのOperations Manager機能を使用したい場合は、コミュニティに読み取り/書き込み権限を与えてください。(読み取り専用)アクセス権を割り当てると、特定の機能へのアクセスを制限できます。

ServerView 管理プログラムは、サーバにつき1つのSNMP 要求用コミュニティのみに対応します。このため1 台のサーバに対して異なったアクセス権限を使って別のコミュニティを設定することはできません。

l 選択された/任意のサーバからのSNMPパケットの受け入れ

中央管理用サーバ(CMS)として機能するサーバの IP アドレスのみを入力することをお薦めします。これにより無許可のサーバからの要求をエージェントが受け入れないようにします。

専用 CMS へのアクセスを制限する場合は、管理対象ノードを(IP アドレスまたはローカルホストで)許可されたサーバのリストに追加することを推奨します。これは、CMS 上のエージェントはこのサーバ上の別の SNMP エージェントからのデータを要求するため、必要です(レポートまたはインベントリエージェントで要求される)。

l トラップ送信先

ServerView Agents がトラップを送信する管理用サーバのIPアドレスを設定します。

l トラップ送信用のコミュニティ文字列

ここでは、SNMPトラップの一部として管理用サーバに送信されるコミュニティ名を入力します。管理用サーバのSNMPサービスは、このコミュニティ名の受信を許可するように設定してください。SNMPサービスのインストールおよび設定が正しいタイミングで行われるように注意してください。

SNMP サービスのインストールと設定が同時に行われるように注意してください。これは使用しているオペレーティングシステムに依存します。SNMPサービスは、使用するオペレーティングシステムに応じて、エージェントインストールの前または後に設定してインストールします。

ServerView Agents for Windows 25

Page 26: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.4 SNMPサービスの設定

2.4.1 Windows Server 2008 / 2012 / 2016

Windows Server 2008、Windows Server 2012 または Windows Server 2016のインストール後、システムインストール中に以下の手順を実行していない場合は、ServerView Agents をインストールする前に実行してください。

1. SNMP のインストール

Windows Server 2008 でのインストールの場合 :

1. 「スタート」 – 「コントロールパネル」 – 「管理ツール」 – 「サーバーマネージャ」の順に選択します。

2. サーバ マネージャウィンドウで、機能をクリックします。SNMP サービス機能がまだリストされていない場合は、機能の追加をクリックします。

3. SNMP サービスオプションを有効にして次へをクリックします。4. インストール オプションの確認でインストールをクリックします。5. インストールが成功したら閉じるをクリックします。

Windows Server 2012/2016 でのインストールの場合 :

1. Windows の「スタート」ページにアクセスします。

2. 「サーバーマネージャ」ダッシュボードを起動します。

3. 「役割と機能の追加」をクリックします。

4. 「役割ベース」または「機能ベース」イのンストールオプションを選択して、「次へ」をクリックします。

5. 管理するサーバを選択して、「次へ」をクリックします。

6. 「サーバーの役割」ページをスキップして、「次へ」をクリックします。

7. 「機能」ページで項目「SNMP サービス」を探します。

8. SNMP サービス機能がインストールされていない場合は、この機能を選択して「次へ」をクリックします。

9. 「インストール」をクリックして、SNMP サービスのインストールを完了します。

10. インストールウィンドウを閉じても、実行中のタスクは中断されません。

2. SNMP の設定

1. Windows Server 2008 の場合:サーバーマネージャ(まだ開いていない場合)を「スタート」 - 「コントロールパネル」 - 「管理ツール」 - 「サーバーマネージャ」をクリックして呼び出します。「構成」をダブルクリックして「サービス」をクリックします。

Windows Server 2012/2016 の場合:「サーバーマネージャ」ページで、「ツール」 - 「サービス」を選択します。

ServerView Agents for Windows 26

Page 27: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.4 SNMPサービスの設定

2. SNMP Serviceサービスを選択して、コンテキストメニューからプロパティを選択します。

3. SNMP Service のプロパティウィンドウでトラップタブを選択します。4. コミュニティ名に名前を入力するか、デフォルトエントリpublicを確定しま

す。

デフォルトコミュニティpublicは存在しないことがあります。

コミュニティ名を使用して、管理端末の管理者アクセス権を制御します。ここで入力するコミュニティに属する管理端末のみサーバのクエリができます。publicを選択しない場合は、関連するサーバの管理端末で入力するコミュニティも変更する必要があります。

5. 「トラップ送信先」に指定したコミュニティの管理用サーバの IP アドレスまたはドメイン名を入力し、「追加...」をクリックします。

ここで入力した管理用サーバにのみ、トラップが送信されます。

6. 「OK」をクリックします。3. セキュリティの設定

1. SNMP Serviceのプロパティウィンドウでセキュリティタブを選択します。2. 受け付けるコミュニティ名: SNMP エージェントにアクセス可能な各コミュ

ニティに対して、アクセス権を定義できます。

追加をクリックして有効なコミュニティ名(publicなど)を入力し、コミュニティ権限にこのコミュニティの SNMP GET/SET アクセス用の 読み取り、書き込み または GET アクセス用の 読み取りのみ を選択します。

コミュニティの権限を READ WRITE(デフォルトエントリが「public」の場合)に設定します。

3. 「すべてのホストから SNMP パケットを受け付ける / これらのホストからSNMP パケットを受け付ける」: SNMP パケットを受け付ける管理対象サーバを選択するか、すべての管理対象サーバを選択できます。

SNMP は、最高レベルのアクセス保護を使用してインストールされます。そのため、管理用サーバを指定するか、すべてのホストからSNMPパケットを受け付けるオプションを選択します。

SNMP は、パスワード保護を使用しないオープンプロトコルなので、そのように機能する管理用サーバのみ入力します。そうでない場合、権限のないユーザが重要なシステムパラメータを変更し、サーバの動作を破壊してしまう可能性があります。

4. 認証トラップを送信するを有効にして、 権限のない管理用サーバがこのサーバにアクセス試行するときにauthentication failure trapを送信する、

ServerView Agents for Windows 27

Page 28: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.4 SNMPサービスの設定

SNMP サービスを許可します。

5. 「OK」をクリックします。

「SNMP の詳細を表示します」リンクをクリックして SNMP の設定オプションに関する詳細情報を取得することもできます。

4. SNMP サービスの起動

サービスで「SNMP Services」を起動します。コンテキストメニューから「開始」を選択します。

2.4.2 Server Core がインストールされている環境の場合

Server Core のローカルコンソール環境では、Microsoft 管理コンソール(MMC)の GUI ベースの管理ツールは使用できません。Windows 8、Windows 7、Windows Server 2016、Windows Server 2012、または Windows Server2008 などの別端末から管理ツールを起動し、リモート接続する必要があります。以下に手順を示します。

SNMPサービスの設定を行うため、Windows Server 2008のServer Coreインストール環境の装置とは別のWindows端末が必要になります。あらかじめ用意してください。

1. Server Core がインストールされている端末で、次のコマンドを実行し、SNMPサービスがインストールされ、開始されていることを確認します。

> sc query SNMP

SNMP サービスがインストールされていない場合は、次のコマンドを実行し、SNMP サービスをインストールします。

> start /w ocsetup SNMP-SC

2. 管理者として、または管理者権限を持つユーザとしてログインします。

3. コマンドプロンプトで、次のコマンドを実行します。

Windows Server 2008 ではファイアウォールがデフォルト設定で有効になっています。リモート管理に必要な通信を許可する必要があります。

> netsh firewall set service remoteadmin enable

> netsh advfirewall set currentprofile settingsremotemanagement enable

以降の操作はServer Coreに接続するために別のWindows端末で行います。

4. 別のWindows端末上でコマンドプロンプトを起動して次のコマンドを実行します。操作の途中でAdministratorのパスワードの入力が必要になります。次の「xxx.xxx.xxx.xxx」には管理対象サーバ(Server Core)の IP アドレスを入力します。

ServerView Agents for Windows 28

Page 29: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

2.4 SNMPサービスの設定

net use \\xxx.xxx.xxx.xxx\c$ /u:Administrator

5. 次のコマンドを実行します。

>services.msc

6. 「操作」メニューから「別のコンピュータへ接続...」を選択します。

「コンピュータの選択」ウィンドウが表示されます。

7. 「別のコンピュータ」に上記の Server Core サーバの IP アドレスまたはマシン名を入力して、「OK」をクリックします。

Server Core サーバのサービス一覧が表示されます。

以降は、サービスにSNMP Serviceがあることを確認してください。

ローカルコンソール環境でのSNMPの設定および変更は未サポートです。

ServerView Agents for Windows 29

Page 30: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3 ServerView Agents のインストールクライアント認証に PKI(Public Key Infrastructure)を使用する場合:

クライアント認証により、管理対象サーバが、信頼されない管理用サーバまたは管理用サーバで実行中の権限のないアプリケーションからアクセスされることを防ぎます。ServerView エージェントと共に証明書ファイルをインストールするか、ServerView エージェントがすでにインストールされている場合に管理対象サーバに証明書ファイルをインストールするかを、選択できます。

ServerView エージェントと共に証明書ファイルをインストールするには、エージェントを実際にインストールする前に、証明書ファイルがあらかじめ管理対象サーバにインストールされている必要があります。

詳細は、『ServerView でのユーザ管理』ユーザガイドを参照してください。

ServerView Agents の新しいバージョンがインストール済みの場合、ダウングレードインストールは実行できません。ダウングレードするには、最初に既存の ServerView エージェントをアンインストールしてください。

ServerView -Agents をインストールする前に、必ずSNMPサービスをインストールし設定してください。そうしないと、管理用サーバはサーバを監視できません(詳しくは、24 ページの SNMPサービスの設定を参照)。インストールを開始する前に、ServerViewのセキュリティコンセプトについて計画してください。詳しくは、20 ページの SNMP のセキュリティコンセプトを参照してください。

ServerView Agents のインストール後、ThirdPartyLicenseReadme.txtファイルがインストールディレクトリ(デフォルト : C:\ProgramFiles\Fujitsu\ServerView Suite\Agents)に格納されます。このファイルには、ServerView Agents for Windows のサードパーティソフトウェアについて記載されています。

ServerView Agents for Windows 30

Page 31: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

3.1 エージェントのインストールおよび設定ServerView Agents のサイレントインストールについては、49 ページのコマンドラインインターフェースによるインストールを参照してください。

ServerView Suite DVD 2 を使用して Windows 用 ServerView Agents をインストールします。

1. ServerView Suite DVD 2 を DVD-ROM ドライブに挿入します。DVD が自動的に起動しない場合は、DVD のルートディレクトリにある start.html ファイルをクリックします。

2. 「ServerView Software Products」オプションを選択します。3. 表示されるウィンドウで、目的の言語を選択します。4. 「ServerView」 – 「Agents and Providers」を選択します。5. 「ServerViewAgents_Win_x64.exe」を起動します。起動すると、インストールの言語を選択するウィンドウが開きます。

1. 言語を選択し、「OK」をクリックします。要件に最も適したインストールを選択します。

1. ご使用のOSに応じたコマンドを使用してエージェントをインストールします。2. 画面上の指示に従います。

セットアップウィザードの起動使用許諾条件への同意が確認済みの場合、システムのセットアップは、旧バージョンのServerView Agents がサーバにインストール済みかどうか確認します。この場合、アップグレードインストールを行うことができます。アップグレードインストール時には、現在の設定が保存され、旧バージョンが削除されてから新バージョンが以前の設定に基づいてインストールされます。この場合設定の変更はできません。

ServerView Agents for Windows 31

Page 32: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

システム上にエージェントがなければ以下の画面が開きます。

図 3: 「セットアップレベル」画面

この画面では、エージェントをインストールするための4つのデフォルトのレベルが提供されます。

l 標準(高セキュリティ)l 標準(管理者アカウントベースセキュリティ)l 標準(セキュリティなし)l エキスパート(上級ユーザ)

最初の 3 つのデフォルトインストールモードを選択した場合は、これ以上の入力は不要です。これらのモードでは、Operations Manager およびメインツール(Configuration、Maintenance、Diagnostic など)で必要となる SNMP エージェントがインストールされます(44 ページの インストール済みのツールを参照)。エキスパートモード以外のモードでは、セットアップには選択されたセキュリティレベルに対するデフォルト値が使用されます。

「エキスパート(上級ユーザ)」モードを選択した場合、インストールと設定に関する値を個別に入力します。このモードでは、ウィザードがインストールと設定に関する必要な値をガイドします。

セットアップレベルを選択しない場合、デフォルトでは「標準(高セキュリティ)」が選択されます。

ServerView Agents for Windows 32

Page 33: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

標準(高セキュリティ)この標準インストールモードはセキュリティレベルが最高であり、どんなSNMPSET操作も許可しません。SET操作は、使用するSNMPコミュニティが書き込み許可を持っていてもできません。

この標準インストールの設定は、コミュニティに読み取り/書き込み権を割り当てたり、新しいユーザグループとユーザを作成したりすることで変更することができ、それに従ってエージェントを再設定することができます。

標準(管理者アカウントベースセキュリティ)この標準インストールモードではSNMP SET操作が許可されます。管理用サーバのSET 操作はパスワードで保護され、ローカル管理者とユーザ権限があります。ローカルパスワードと管理者権限があります。しかし、その他のSNMPツールを使用して実行してきたSET操作にはパスワードで保護されたセキュリティは確保されません。使用するSNMPコミュニティにはSET操作を実行するための書き込み許可が必要です。書き込み許可がないと、OSのセキュリティメカニズムによってSET操作ができません。

この標準インストールの設定は、OS特有のリソースで新しいユーザグループとユーザを作成することで変更したり、設定ツールの「Agents Configuration」でエージェントを再設定することができます。

標準(セキュリティなし)この標準インストールモードでは、SNMP のSET 操作はパスワードで保護されたセキュリティもユーザ認証もなく許可されます。このインストールモードは安全な内部ネットワークでのみ使用してください。使用するSNMPコミュニティにはSET操作を実行するための書き込み許可が必要です。書き込み許可がないと、OSのセキュリティメカニズムによってSET操作ができません。

エキスパート(上級ユーザ)エキスパートモードには以下のオプションがあります。

l その他のコンポーネントを選択します。l エージェントパッケージを個別に設定します。ここではSNMP トラップの送

信、SNMP のセキュリティ設定およびシステムシャットダウンの振る舞いを個別に設定することができます。

l リモートの管理コントローラを事前に設定します。インストール中にリモートのマネージャコントローラの主な設定を定義し、セットアップ中にこの設定をシステムに転送することができます。

l 後日使用する自動インストール(無人セットアップ)用の設定ファイルを作成します。管理コントローラの構成の設定とエージェントの設定をファイルに保存し、のちに自動セットアップに使用することができます。

ServerView Agents for Windows 33

Page 34: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

図 4: 「エキスパート設定」ウィンドウ

Agents ...ServerView Agents の設定を変更できる画面を開きます。詳細は以下の次項を参照してください。

ローカルシステムへのSNMPアクセスを制限するこのオプションは、「SNMPサービスの設定」-「これらのホストからSNMPパケットを受け付ける」を定義し、LOOPBACKアダプタを入力します。このオプションを選択すると外部からシステムにアクセスすることはできません。このオプションはイベント管理がサーバにインストール済みであり、かつサーバが管理用サーバとして使用されていない場合のみ成立します。

保存 ...Setup.pre 設定ファイルを保存するためのパスを入力できるウィンドウが開きます。このファイルは自動インストール(無人セットアップ)に使用されます(49ページの コマンドラインインターフェースによるインストールも参照)。

この設定ファイルは Setup.exe と同じディレクトリにある必要があります。

< 戻る前の画面に戻ります。

次へ >次の画面を表示します。

ServerView Agents for Windows 34

Page 35: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

Cancelインストールをキャンセルします。

アーキテクチャ上の変更により、システム構成ツールはセットアップウィザードからは起動できなくなりました(「システム...」ボタンからの起動)。システム設定をここで設定するには、エージェントセットアップを終了してシステム構成ユーティリティを起動します(17 ページの サーバの設定を参照)。

ServerView Agents の設定ServerView Agents の設定を開始するには「Agents ...」ボタンをクリックします。「ServerView SNMP エージェント設定(オフライン)」ウィンドウが開きます。

このウィンドウには以下のタブがあります。

l 「トラップ転送」タブl 「システムシャットダウン」タブl 「セキュリティ設定」タブl 「しきい値監視」タブ

「トラップ転送」タブServerView Agents が作成したすべてのSNMPトラップは、OSのイベントログに記録されたり、管理者の警告メッセージとして送信されたりします。送信のタイプはトラップに割り当てられた重要度によって異なります。重要度は以下のものがあります。

l クリティカル(危険)l メジャー (重度)l マイナー (軽度)l インフォメーション (情報)

イベントログタイプに対する重要度は次のとおりです。

トラップ重要度 イベントログタイプ

クリティカルまたはメジャートラップ エラー

マイナートラップ 危険

インフォメーション トラップ 情報サーバのレポートサービスは、トラップが管理者に送信される前に設定され、稼動している必要があります。メッセージの対象者は、Windowsのコンピュータの管理プロパティで定義されていなければなりません。

ServerView Agents が報告するイベントのソース名は ServerView Agents です。ServerView Agents はアプリケーションログに記録します。

ServerView Agents for Windows 35

Page 36: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

図 5: 「トラップ転送」タブ

「トラップ転送」タブによって送信するSNMPトラップのタイプを選択します。デフォルトの設定では、すべてのトラップがシステムのイベントログに記録されます。

「システムシャットダウン」タブServerView Agents はシステムシャットダウンを実行することができます。シャットダウンは、管理用サーバでの操作やシステムエラーの発生によって始動させることができます。

デフォルトで、ServerView Agents は常に「ソフト」シャットダウンを開始します。このときユーザは、実行しているアプリケーションがあれば閉じて、明示的にシャットダウンを確認するよう求められます。プリセットされた時間遅延が経過すると、ServerView Agents はハードシャットダウンを実行し、確認やデータをハードディスクに保存することなくOS をシャットダウンします。この遅延時間のデフォルト値は120秒です。データを大量にハードディスクに保存する必要がある場合、それに応じてこの値を大きくしてください。

ソフトシャットダウンが始まる前にアプリケーション(シャットダウンジョブ)の起動を選択することができます。

ServerView Agents for Windows 36

Page 37: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

図 6: 「システムシャットダウン」タブ

「システムシャットダウン」タブで、以下のシャットダウン設定を定義できます。

シャットダウン開始までの待ち時間(秒)この設定はシャットダウンが始まるまでに経過すべき遅延時間(秒)を定義します。この遅延時間中、システムコンソールからシャットダウンを中断することができます。

システム強制シャットダウンまでのタイムアウト時間(秒)この設定はソフトシャットダウン(データの保存を含む)を完了するまでの時間間隔(秒)を定義します。この時間が経過すると、システムはデータを保存せずにハードシャットダウンを開始します。

実行パス実行可能なプログラムまたはスクリプトのパス名。パスには環境変数(%SystemRoot% など)も使用できます。

実行ディレクトリジョブの作業ディレクトリを指定します。

最大実行時間(秒)ジョブの最大持続時間を指定します。このフィールドにセットされた最大時間が経過するとシャットダウンが開始します。

「セキュリティ設定」タブ管理用サーバ とともに使用されるServerView Agents は、完全なセキュリティコンセプトを提供し、サーバ上のSNMP SET操作へのアクセスを制限します。SET操

ServerView Agents for Windows 37

Page 38: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

作へのアクセスを防いだり、管理用サーバと共同して行う場合にユーザ認証による保護によってこの操作へのアクセスを可能にしたりすることができます。

ユーザ認証オプションを選択した場合、SET 操作を開始するたびにシステムはユーザ認証ルーチンを実行します。認証ルーチンが正常に実行されると、システムは、ユーザが管理者によって定義されたユーザグループのいずれかに属しているか確認します。

このユーザ認証システムは管理用サーバ上のOperations Managerでのみ稼動します。その他の SNMP ツールでは動作しません。

セキュリティ設定は以下のタブで定義することができます。

図 7: 「セキュリティ設定」タブ

パスワードによる保護を有効にするこのチェックボックスによって、SNMP SET操作へのアクセスを保護するユーザ認証を有効/無効にします。

ユーザグループサーバでSET操作をするためにユーザが所属すべきユーザグループを指定します。ここでは任意のユーザグループを作成することができます。ユーザグループが存在しない場合は、OSに特有な方法によってこのグループを作成する必要があります。ここの時点ではユーザをユーザグループに割り当てないでください。しばらく待ってください。ユーザのユーザグループへの割り当ては OS レベルで、エージェントのインストール前か後で行ってください。セキュリティのため、ユーザは1つだけ入力することをお勧めします。

ServerView Agents for Windows 38

Page 39: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

「ユーザグループ」に名前を入力しない場合、ローカルのシステム管理者だけサーバでのSET操作にアクセスすることを許可されます。

ServerView Installations Manager を使用して ServerView Agentsをインストールするとき、「ユーザグループ」を「FUJITSUSVUSER」に設定します。

ServerView SET オペレーションをこのサーバ上で有効にするServerView Agents による SNMP SET 操作を有効にします。SET操作を禁止すると、SETを実行するためのツールにかかわりなく、すべてのSNMP SETへのアクセスができません。

このオプションはServerView Agents に対してのみ有効です。このオプションはその他のSNMPエージェントには無効です。

SNMPリクエストによるリモートシャットダウンを有効にするSET操作にはシャットダウンやシステムの再起動を引き起こすものがあります。このチェックボックスを使用してSET操作の特別なタイプを有効/無効にしてください。

「しきい値監視」タブ「しきい値監視」では、スレッシュホールドマネージャのしきい値監視を有効または無効にできます。

図 8: 「しきい値監視」タブ

ServerView Agents for Windows 39

Page 40: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

インストール先フォルダーの選択「エキスパート設定」画面でエージェントの設定を確認して「OK」をクリックします。次に、「インストール先フォルダー」画面に移動してインストールフォルダーを変更します。

図 9: 「インストール先フォルダー」ウィンドウ

デフォルトでは、ServerView Agents はインストールディレクトリにインストールされます。「変更...」ボタンでフォルダーを変更できます。

パフォーマンスマネージャを使用している場合は、レポートデータはデフォルトでインストールディレクトリに保存されます。ただし、このデータはアプリケーションに応じて、50 MB 以上になることがあります。このため、「変更...」ボタンを使用して十分なスペースがある別のディレクトリを選択することができます。

セットアップタイプの指定「エキスパート設定」画面でエージェントの設定を確認して「OK」をクリックします。次に、「セットアップタイプ」画面に移動してセットアップタイプを選択します。

ServerView Agents for Windows 40

Page 41: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

図 10: 「セットアップタイプ」画面

必要なセットアップタイプを選択します。

すべてすべての機能をインストールするインストールを開始したい場合にこのオプションを選択します。このタイプはメモリスペースを最も多く必要とします。

カスタム個々の機能を選択し、パスを指定したい場合にこのオプションを選択します。レポートデータの保存場所や「ServerView Remote Connector」サービスのポートを指定することもできます。

ServerView Agents for Windows 41

Page 42: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

「カスタム」を選択し、「次へ」をクリックすると以下の画面が開きます。

図 11: 「カスタムセットアップ」画面

この画面では以下の機能を選択することができます。

機能 説明

StandardAgents

Operations Managerに必要なSNMPエージェント

イベント監視のS.M.A.R.T.サポート

イベント監視の S.M.A.R.T. のサポート

Microsoft SMSインテグレーション

Microsoft SMS V 1.2とV 2.0用に自動的にMIFファイルを作成するソフトウェア

MIB ファイル ServerView MIBファイル

ConfigurationTools

エージェントとシステムの設定ツール

Support Tools 技術者用のツール

DiagnosticTools

さまざまな診断ツール(インストールのテストなど)、サポート専用

ServerView Agents for Windows 42

Page 43: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.1 エージェントのインストールおよび設定

機能 説明

System MonitorWeb Interface

ローカルで管理対象サーバを監視およびアップデートするシステム用ツール。

WindowsManagement インテグレーション

Microsoft Windows Management(WMI)へのインテグレート

仮想化管理 Agent 仮想マシン(Xen、Hyper-V、VMWare)のパフォーマンスデータを提供します。

HP Systems インテグレーション

HP SIM(System Insight Manager)へのインテグレート

Asset CLI システムデータ情報を読み取るためのカスタムユーティリティ

診断情報収集(PrimeCollect)

PRIMERGY サーバのハードウェアおよびソフトウェアの情報を収集し格納するためのツール

ヘルプファイル ヘルプファイル

RemoteConnectorService

HTTPベースのサービスの提供

Server ControlService

基本サービス

CIM プロバイダ オペレーティングシステムが CIM プロバイダでサポートされていない場合、ServerView CIM プロバイダ機能は「カスタムセットアップ」ステップでは利用できません。

ServerView CIM プロバイダをインストールして、CIM インフラストラクチャを使用して PRIMERGY サーバを管理します。『ServerView CIM Providers for the management ofPRIMERGY servers』取扱説明書も参照してください。

ServerView Agents for Windows 43

Page 44: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.2 インストール済みのツール

コンポーネントを選択すると、以下の画面が開きます。

図 12: 「プログラムのインストール準備をする」ウィンドウ

「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

3.2 インストール済みのツールl Windows Server 2008/2016 の場合、正常にインストールされると、各種

ツールを「スタート」ページで利用できるようになります。

たとえば、Windows Server 2008 の場合 :

「スタート」 – 「プログラム」 – 「Fujitsu」 – 「ServerView Suite」 –「Agents」

l Windows Server 2012 の場合、正常にインストールされると、各種ツールを「アプリ」ページで利用できるようになります。「スタート画面にピン留めする」アイコンから、アプリケーションを「スタート」ページに移動できます。

ServerView Agents for Windows 44

Page 45: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.2 インストール済みのツール

「スタート」ページで、アプリケーショングループを構築できます。該当するアプリケーションを選択して、右下のマイナス記号をクリックします。

開いたダイアログに、グループの名前を入力します。新しいグループが「 スタート」ページに表示されます(グループ ServerView など)。

インストール後、設定を完了するのにしばらく時間がかかります。そのため設定の問い合わせをするとシステムが古い値を表示している場合があります。

ServerView Agents for Windows 45

Page 46: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.2 インストール済みのツール

Maintenance Tools

CPUStatus

CPUの概要を表示します。

MemoryStatus

搭載されている、すべてのメモリモジュールの詳細リストを表示します。このツールを使用してメモリモジュールのエラーカウンタをリセットします。

メモリモジュールを変更したら、エラーカウンタをリセットすることをお勧めします。

*) カウンタ

カウンタをゼロにリセットします(オンの合計時間、オフの合計時間、電源投入サイクルの合計数)。

カウンタは、CMOS バッテリを交換してからリセットしてください。

*) PRIMERGY のみ

Diagnostic Tools メニュー

Diagnostics Report インストールされた ServerViewの機能を調べます。

Restart Agnets ServerView Agents を再起動します。

*)System Message LogViewer

サービスプロセッサのエラーメッセージを表示します。

*) PRIMERGY のみ

診断情報収集(PrimeCollect)PRIMERGY サーバのハードウェアおよびソフトウェアの情報を収集し格納するためのツール

Agents ConfigurationServerVew Agents の設定を可能にします。

System Configurationサーバファームウェアの設定を可能にします。

System Monitor Web Interfaceこのエントリから、ServerView System Monitor Web Interface を開始します。ServerView System Monitor では、ローカルで以下のサーバ情報の監視と確認を行うことができます。

l ファンおよび温度センサなどの環境の情報l 電源の情報

ServerView Agents for Windows 46

Page 47: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.3 RAIDの設定

l 外部記憶装置の情報この情報は、ServerView RAID Manager がシステムにインストールされている場合のみ使用できます。

l システムボードの情報l ネットワーク 情報l ドライバ監視情報l アップデートステータス情報l システムイベントログ(SEL)の内容。

3.3 RAIDの設定RAID の設定ではServerView RAID Manager を使用できます。ServerView RAIDManager はServerView Suite DVD 2 の 「RAID Manager」に格納されています。

3.4 APC および Masterguard UPS の設定次の説明は、PRIMERGY にのみ有効です。

下記のことを行いたい場合は、無停電電源装置(UPS)をシステムまたはその他のキャビネットに接続する必要があります。

l Operations Manager で UPS を表示する。l 現在の UPS 状態を表示する。

UPS 状態を表示するには、サーバに UPS SNMP エージェントをインストールする必要があります。SNMP エージェントは、UPS のメーカーによって提供されます。Web カードを搭載した UPS の場合は、SNMP エージェントを Web カードにプリインストールする必要があります。

UPS の SNMP エージェントとの通信を行うには、Operations Manager に以下のデータ項目が必要です。

l メーカーl モデル名称l SNMP エージェントの基本オブジェクト識別子(OID)l ホストの IP アドレスの名前

IP アドレスは SNMP がエージェントと通信するのに必要なため、指定する必要があります。サーバおよび UPS の IP アドレスを入力します。

APC および Masterguard の UPS モデルの場合は、SNMP エージェントの基本OID を入力する必要はありません。Operations Manager は、これらの 2 つのモデルのモデル名とメーカー名を識別して、該当する SNMP OID を自動的に割り当て

ServerView Agents for Windows 47

Page 48: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.4 APC および Masterguard UPS の設定

ます。これらのタイプの場合は、用意されているデフォルト設定を使用し、IP アドレスだけを変更することを推奨します。

UPS アプリケーションのインストール既存の UPS 設定を ServerView/Operations Manager に表示する場合は、まず管理用サーバに PowerChuteBusiness Edition アプリケーション(シリアル接続による APC UPS の場合)、または upsmon(Masterguard UPS の場合)をインストールする必要があります。インストール中に、該当するエントリがレジストリに作成されます(『Operations Manager 取扱説明書』の APC UPS に関する項も参照)。

PowerChuteBusiness Edition は、APC の CD で入手できます。upsmonは独立した製品です。

Windows Server 2008/2012 で UPS を設定するUPS は、管理対象の Windows ベースサーバで設定できます。

1. Windows Server 2008/2016 の場合、「スタート」メニューを使用します。

たとえば、Windows 2008 の場合は、次のように選択します。

「スタート」 – 「すべてのプログラム」 – 「Fujitsu」 – 「ServerView Suite」– 「Agents」 – 「System Configuration」

Windows Server 2012 の場合、「スタート」ページを使用します。

設定の開始にはいくつか方法があります。1 つの方法は、「アプリ」ページに切り換えることです。このページを開くには、「スタート」ページの右上または右下の隅をクリックします。表示されたウィンドウで「検索」を選択します。

2. 「サーバ設定」の開始ページで機能を選択して、「次へ」をクリックします。3. ツリービューで「UPS 設定」を選択します。

図 13: UPS 設定

ServerView Agents for Windows 48

Page 49: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.5 コマンドラインインターフェースによるインストール

パラメータの詳細は、Server Configuration Manager のオンラインヘルプを参照してください。

オンラインヘルプにアクセスするために、以下の手順に従います。

1. このダイアログステップを現在表示しているウィンドウの領域をクリックします。

2. F1 を押します。

3.5 コマンドラインインターフェースによるインストールコマンドラインのコマンドを使ってエージェントをインストールできます。Operations Manager では、エージェントをサイレントインストールすることもできます。サイレントインストールを利用して、Microsoft System ManagementServer(SMS)などのソフトウェア共有システムはソフトウェアを自動的に共有できます。ソフトウェア共有の最もシンプルなものは、標準設定によるセットアップの自動実行です。また、環境変数を利用して必要に応じてインストールをカスタマイズできます。

ServerView Agents セットアップは、Microsoft Windows インストーラ技術に基づいています。セットアップデータはインストーラデータベース ServerViewAgents.msi にあります。セットアップデータは Data1.cab に圧縮されています。

Setup.exeのコマンド構文コマンドラインレベルに切り替えて、インストールディレクトリの最上位レベルでsetup コマンドを以下のように入力します。

Setup.exe [/x]|[[/a][/s][/V]]

オプションには、以下の意味があります。

/x(アンインストールモード)セットアップは製品をアンインストールします。

/a(管理モード)セットアップは Administrator Mode で実行されます。このモードではすべてのデータファイルが抽出され、ディレクトリに配置されます。レジストリエントリや接続は作成されません。

/s(サイレントモード)画面上のすべてのメッセージを抑制します。インストールは、バックグラウンドで完了します。

ServerView Agents for Windows 49

Page 50: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.5 コマンドラインインターフェースによるインストール

/V(Microsoft installer オプション)Microsoft Installer(MSIEXEC.EXE)に引数を直接引き渡すことができます。

Microsoft installer のプロパティプロパティを設定することで、インストールに影響を与えることができます。プロパティの名前は、常に大文字で書かれます。値には、大文字と小文字の区別があります。

INSTALLDIR標準のインストールディレクトリを初期化します。有効なパス名。例:INSTALLDIR=C:\Programs\Fujitsu\ServerView Suite\ServerViewAgents標準:システムフォルダー

REBOOTインストール後のシステム再起動時に動作に影響を与えます。たとえばコンポーネントが再起動後にのみ変更できる場合に、このオプションは自動インストール後にシステムが再起動しないようにします。設定値は次のとおりです。

Fシステムは常に再起動します。

Rシステムは再起動しません。

SETUP_LEVELインストール用のSetupモードを設定します。設定値は次のとおりです。

LevelHigh(標準)「標準(高セキュリティ)」セットアップモードでインストールします。最高レベルのセキュリティでインストールされることで、SNMP SET操作を不可能にします。

LevelAdmin「標準(管理者アカウントベースセキュリティ)」セットアップモードでインストールします。ServerView SNMP SET操作は、ローカル管理者権限とパスワードでチェックされます。

LevelAll「標準(セキュリティなし)」セットアップモードでインストールします。ServerView SNMP SET操作はチェック無しで可能です。このインストールモードは安全な内部ネットワークの場合のみ推奨します。

ServerView Agents for Windows 50

Page 51: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.5 コマンドラインインターフェースによるインストール

LevelUser「エキスパート(上級ユーザ)」セットアップモードでインストールします。

ADDLOCALどの機能がインストールされるかを示します。いずれの機能も選択しない場合は、「標準(高セキュリティ)」でインストールされます。個々の選択を行いたい場合は、ADDLOCAL で変数を示す必要があります。機能名はカンマ(,)で区切られて記載されます。設定値は次のとおりです。

全てすべてのモジュールをインストールします。

ServerControl(標準、必ずインストールすること)ServerView Base Service をインストールします。

SNMPAgents(標準)ServerView Agents をインストールします。

MIBFilesServerView Agents のMIBデータをインストールします。

SmartSupport(標準)ServerView の S.M.A.R.T. サポートをインストールします。

設定(標準)ServerView Configurations Tools をインストールします。

Diagnostic(標準)ServerView Diagnostic Tools をインストールします。

Maintenance(標準)Support Tools をインストールします。

SMSSMSのServerView Integrationをインストールします。

WMIWMI の ServerView Integration をインストールします。

WCSServerView Remote Connector をインストールします。

ServerView Agents for Windows 51

Page 52: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.5 コマンドラインインターフェースによるインストール

AssetCLIServerView Asset CLI ツールをインストールします。

OnlineDiagnosticOnline Diagnostic ツールをインストールします。

診断情報収集(PrimeCollect)PrimeCollect ツールをインストールします。

ヘルプServerView のヘルプファイルです。

SSMWeb(標準)システム監視およびアップデート用の ServerView System Monitor WebInterface をインストールします。

CIMServerView CIM プロバイダをインストールします。

HPSIMHP SIM(HP Systems Insight Manager)の ServerView Integration をインストールします。

ADDLOCAL=ServerControl,MIBFiles,WMI

このプログラムは、ServerView Base Service、ServerView Agents MIBデータおよびWMI のServerView Integrationがインストールされていることを示します。

構成ファイルを使ったインストール設定ファイルをセットアップするには、次の手順に従います。

1. セットアップウィザードを起動します。2. 「エキスパート(上級ユーザ)」モードを選択します。3. 「エキスパート設定」画面で、「Agents...」ボタンを使用してエージェントの

設定を指定します。4. 「保存 ...」ボタンをクリックして、設定ファイル Setup.pre の保存先のディレ

クトリを選択します。構成ファイルは、Microsoft Installerデータファイル(ServerView Agents.msi)と同じディレクトリに保存する必要があります。

どの設定モードを選択しても、Setup.exeコマンドにより構成データはシステム上のファイルから取得されます。

Setup.exeの例

Setup.exe /s/V“/qn“

ServerView Agents for Windows 52

Page 53: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.6 インストール後の設定

標準構成の自動インストール。セットアップモードは、標準(高セキュリティ)です。SNMP SET 操作は許可されておらず、重大なエラーはシステムログに記録されます。インストールパスは、システムのフォルダーです(例:C:\Programs \)。次の機能がインストールされます。l ServerView Base Servicel ServerView Agentsl ServerView Configuration Toolsl ServerView Diagnostics Toolsl ServerView Maintenance Toolsl ServerView Remote Connectorl ServerView PrimeCollectl ServerView System Monitor Web Interface

Setup.exe /s/V“/qn SETUP_LEVEL=LevelAll INSTALLDIR=“C:\MyPrograms“

「標準(セキュリティなし)」セットアップモードでの適切な自動インストール、および変更されたインストールパス。

Setup.exe /s/V“/qn ADDLOCAL=ServerControl,WMI INSTALLDIR=“C:\MyPrograms“

変更されたインストールパスを使用して、Windows ManagementInstrumentation (WMI) での統合を目的とした基本機能の自動インストール。

Setup.exe /s/V“/qn ADDLOCAL=ServerControl,WMI Reboot=R“

システムを再起動せずに、Windows Management Instrumentation (WMI) での統合を目的とした自動の最小インストール。

3.6 インストール後の設定Windows 向け ServerView Agents または CIM プロバイダのインストール後、エージェントが正しく動作するように以下の設定を行います。

3.6.1 管理ユーザの設定

ServerView の管理者権限を持つグループ(例:FUJITSU SVUSER)に属するユーザのみ、ServerView Operations Manager から監視対象サーバの ASR(Automatic ServerReconfiguration & Restart)設定(ファン/温度/再起動設定など)やサーバのシャットダウンなどの操作を行うことができます。このとき、管理者ユーザのユーザ名とパスワードを入力する必要があります。管理者ユーザを設定するには、以下の手順に従います。FUJITSU SVUSER グループと、このグルー

ServerView Agents for Windows 53

Page 54: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.6 インストール後の設定

プに属するユーザは自動的には作成されません。監視対象サーバごとにグループを作成し、ServerView の管理者ユーザを FUJITSU SVUSER グループに追加してください。

ServerView での管理者ユーザとは、FUJITSU SVUSERグループに所属しているユーザのことです。Windows Servers では、管理者ユーザアカウントにパスワードを設定しないと、管理者権限は付与されません。必ずパスワードを設定してください。

FUJITSU SVUSER グループに、「グローバル」グループを追加しても、追加したグループに属しているユーザには管理者権限は付与されません。FUJITSUSVUSER グループには、ユーザのみを追加してください。FUJITSU SVUSER 以外のグループに対して管理者ユーザを設定した場合、プログラムの起動直後にログオンを行うと失敗する場合があります。その場合は、「キャンセル」をクリックしてログオン画面を終了してから、

サーバの「プロパティ」の「ログイン」タブで、ログオンの設定を再度行います。

1. 「コントロール パネル」を開き、「管理ツール」アイコンをダブルクリックします。

2. 「コンピュータの管理」アイコンをダブルクリックします。「コンピュータの管理」画面が表示されます。

3. 左側のツリービューで、「ローカルユーザーとグループ」 - 「グループ」の順に選択します。

4. 「操作」メニューをクリックし、「新しいグループ...」を選択します。5. 「グループ名」に「FUJITSU SVUSER」と入力し、「作成」をクリックしま

す。新しいグループが作成されます。「閉じる」をクリックして、「新しいグループ」画面を閉じます。

6. 左側のツリービューで、「ローカルユーザーとグループ」 - 「ユーザー」の順に選択します。

7. 「操作」メニューをクリックし、「新しいユーザー...」を選択します。8. 必要な項目を設定し、「作成」をクリックします。新しいユーザが作成されま

す。「閉じる」をクリックして、「新しいユーザー」画面を閉じます。9. 追加したユーザを選択し、「操作」メニューをクリックして「プロパティ」を選

択します。10. 「所属するグループ」タブをクリックして、「追加」をクリックします。「グ

ループの選択」画面が表示されます。11. 「プロパティ」をクリックします。12. 「今すぐ検索」をクリックします。13. 「FUJITSU SVUSER」グループを選択し、「OK」をクリックします。「グ

ループの選択」画面が再び表示されます。14. 「OK」をクリックします。表示は、ユーザの「プロパティ」画面に戻ります。

「所属するグループ」に FUJITSU SVUSER が追加されていることを確認し、

ServerView Agents for Windows 54

Page 55: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.7 ServerView Agents をアンインストールする

「OK」をクリックします。15. 「OK」をクリックします。「コンピュータの管理」画面を閉じます。

3.6.2 Server Core がインストールされている環境の場合

Server Core のローカルコンソール環境では、Microsoft 管理コンソール(MMC)の GUI ベースの管理ツールは使用できません。次のコマンドを実行し、グループと管理者ユーザを設定します。

1. 次のコマンドを実行し、FUJITSU SVUSER (例) グループを作成します。

>net localgroup "FUJITSU SVUSER" /add

2. 管理者ユーザを作成して、パスワードを設定します。

>net user <user name> /add *

このコマンドを実行すると、パスワードの入力を求められます。

3. 新しく作成したユーザを、FUJITSU SVUSERグループに追加します。

>net localgroup "FUJITSU SVUSER" /add <ユーザ名>

作成したグループおよび管理者ユーザを参照または削除するには、次のコマンドを実行します。

グループを参照する場合 :

>net localgroup "FUJITSU SVUSER"

管理者ユーザを参照する場合 :

>net user <ユーザ名> /

グループを削除する場合 :

>net localgroup "FUJITSU SVUSER" /delete

管理者ユーザを削除する場合 :

>net user <ユーザ名> /delete

3.7 ServerView Agents をアンインストールするサーバの BIOS に保存された項目は、ServerView Agents をアンインストールしても元の状態に戻りません。ServerView Agents をアンインストールする前に、設定を元の状態に戻してください。

ServerView Agents をアンインストールする前に、以下のことを必ず行ってください。

1. ソフトウェアウォッチドッグ、BOOT ウォッチドッグ、電源 ON/OFF 設定を無効にしてください。

ServerView Agents for Windows 55

Page 56: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.7 ServerView Agents をアンインストールする

2. スレッシュホールドマネージャ/パフォーマンスマネージャで、しきい値監視/レポート作成を適用している場合は、 サーバへの適用を解除してく ださい。

ServerView Windows エージェントをアンインストールするには、次の手順に従います。

ServerView Agents をアンインストールする後に Windows を再起動する必要はありません。

3.7.1 Windows Server 2008

1. 管理者として、または管理者権限を持つユーザとしてログインします。2. 実行中のアプリケーションをすべて終了します。3. 「コントロールパネル」を開き、「プログラム」 - 「プログラムと機能」の順に

クリックします。4. 「Fujitsu ServerView Agents」を選択し、「アンインストール」をクリック

します。

ServerView Windows エージェントがアンインストールされます。

Server Core がインストールされている環境の場合1. ServerView Suite DVD 1 をDVD-ROM ドライブにセットします。2. 以下のファイルを実行します。

<CD/DVDdrive>:\PROGRAMS\Japanese2\Svmanage\WinSVAgent\Unagents.bat

3.7.2 Windows Server 2012 / 2016

1. 管理者として、または管理者権限を持つユーザとしてログインします。2. Windows の「スタート」ページにアクセスします。

3. 「コントロールパネル」を起動します。

4. 「プログラム」セクションで「プログラムのアンインストール」をクリックします。

5. 「Fujitsu Server View Agents x64 Edition」を選択して、「アンインストール」をクリックします。

ServerView Windows エージェントがアンインストールされます。

ServerView Agents for Windows 56

Page 57: ServerView Agents for Windows - manuals.ts.fujitsu.commanuals.ts.fujitsu.com/file/9199/sv-install-windows-agent-jp.pdf · 目次 1 はじめに 5 1.1 アーキテクチャ 6 1.2 本マニュアルの対象者および目的

3.8 再起動

3.8 再起動ServerView Agents のサービス名は ServerView Server Control です。

このサービスが再起動されたときは、SNMP サービスも再起動する必要があります。

「Diagnostic Tools」メニューの「Restart Agents」を使用することを推奨します。このツールは、ServerView Server Control サービスと SNMP サービスの両方を再起動できます。

ServerView Agents for Windows 57