slide computational design2016_06_161026
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20161026 2Computational Design
先週のおさらい
2D・3D・2.5Dでの作業• 2Dと3Dの違い• オブジェクトスナップと投影を使った2.5D
モディファイ系Command• カーブの加工と編集• サーフェースの加工• ポリサーフェースの編集
ブーリアン系Command• ブーリアン演算
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オブジェクトスナップと投影を使った2.5D
オブジェクトスナップのツールバーに含まれる「投影」は2Dと3Dを理解する上で非常に重要です。
• 投影がOffの場合 → 三次元空間上の点にスナップする(3D)• 投影がOnの場合 → スナップした点は強制的にxy平面に投影される(2.5D)
いつも2D→3Dの作業を統一させるには「投影」をOnにした状態で作業するのがベストです。三次元空間の点にスナップしたい場合のみ「投影」をOffにする様にしてください。
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オブジェクトスナップと投影を使った2.5D 先ほどと同じ様にPerspectiveビュー内で、二つのボックスの間にかかる長方形を描きます今度はPerspectiveビュー内で三次元空間上の点にスナップしつつも、
すべての点がxy平面に投影され、2Dで書かれています。これが投影がOnの「2.5D」の状態です
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20161026 5Computational Design
モディファイ系 Command
Trim tr トリム(切り取る)
Split spl スプリット(切り分ける)
Offset o オフセット
Fillet f フィレット(交わる線のコーナーを丸める)
Connect co 交わる線をつなげる
PointsOn Fn10 カーブやサーフェースのコントロールポイントを表示
OffsetSrf os サーフェースのオフセット
FilletSrf fs サーフェースのフィレット
MoveEdge me ポリサーフェースのエッジを移動
MoveFace mf ポリサーフェースの面を移動
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PointsOn(ポイントオン) 線のコントロールポイントが表示され、普通の点の様に扱うことができますカーブだけでなく、サーフェースも同様にコントロールポイントによる編集ができます
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ブーリアン演算
ブーリアン演算は立体形状(ソリッド)同士の和や差や積を求める方法です。様々な3DCADで使われている基本的な方法ですが、これを応用させて様々な形状を作ることができます。
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ブーリアン系 Command
BooleanUnion bu 複数のポリサーフェースを合体(和)
BooleanDifference bd ポリサーフェースから一部を削り取る(差)
BooleanIntersection bi 複数のポリサーフェースが重なる部分を残す(積)
BooleanSplit bspl ポリサーフェースを切り分ける
※ブーリエンで加工するポリサーフェースは「閉じたポリサーフェース」であること!
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今週の流れ
レイヤーとプロパティ(20分)• レイヤーを使い分ける• オブジェクトの詳細を知る
アノテーション系Command (20分)• 画像を貼り付ける• 寸法を入れる• テキスト
セレクト系Command (10分)• 特定の要素を選ぶ
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レイヤーを使い分ける
CADにおいてレイヤーはもっとも機能です。ライノでもレイヤーを使い様々なオブジェクトを整理しながら管理します。
レイヤーは透明なフィルムの様なイメージです。そこに色々なオブジェクトが属しており、このフィルムを何枚も重ねて状態がモデル全体となっていると思ってください。
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レイヤーを使い分ける 紙のアイコンをクリックすると新しいレイヤーが作成されますレイヤー色の違ういくつかのレイヤーをつくり、その中にオブジェクトを入れていきます
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新規レイヤー
レイヤー色
表示・非表示 ロック・アンロック
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オブジェクトの詳細を知る
これまではあまり個々のオブジェクトの詳細については説明してきませんでしたが、そういった情報をまとめて表示するのが「プロパティー」です。
例えば、オブジェクトの要素が何なのか?どのレイヤーに属しているのか?などの情報を見ることができ、この画面から変更することも可能です。今後はレイヤータブと合わせてプロパティータブを常時表示させておくのも便利です
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オブジェクトの詳細を知る 紙のアイコンをクリックすると新しいレイヤーが作成されますレイヤー色の違ういくつかのレイヤーをつくり、その中にオブジェクトを入れていきます
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レイヤー
要素のタイプ
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アノテーション系 Command
Pictureframe pic 画像を貼り付ける
Dim dim 寸法を入れる
Distance di 距離を測る
Length len 長さを測る
Area are 面積を測る
Text tex 文字を入力
TextObject 3Dの文字を入力
Dot do テキストドット
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画像を貼り付ける
地図やスケッチなど、画像をトレースしてモデリングを始める場合、読み込んだ画像データをライノ内に貼り付けることができます。
画像を背景として使用する場合などにも使える便利な機能です。
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画像を貼り付ける Pictureframe[pic]をつかって画像を貼り付けます「ビットマップを開く」ウィンドウで画像ファイルを選び
その画像を配置する左下の位置を指定します
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画像を貼り付ける 次に右下の位置をしてすれば画像が配置されます実はこれはサーフェースに画像が張り付いている状態です
ロックされた状態なので、移動や削除する場合はアンロックする必要があります
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寸法を入れる
3Dで作ったものから図面にしていく場合には、寸法を入れたり、文字を入れたりする必要がありますが、ライノにはこういった図面を書く為の機能も充実しています。
寸法を入れる場合は、実際に印刷するときの縮尺を把握することが重要になってきます。これまでは1:1で作業してきましたが、このときに初めて縮尺をどうするのかを決める必要があります。縮尺に応じていつも同じ様に印刷されるようにするため「スタイル」を設定して寸法線の設定を管理します。
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寸法を入れる もう片方の点を選らび寸法線を入れたい位置に引き出してからもう一度クリックします
寸法線が入りました。大きさの設定は「スタイル」の設定変更で行います
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テキスト
文字も縮尺と同じです。注釈を入れたり、メモ書きをしたりする場合にはワードの様にテキストを打ち込みます。このときにも、印刷する縮尺が何で、印刷されたときに何ミリくらいの大きさの字になるのか考えます。
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特定の要素を選ぶ
これまでは画面のオブジェクトをクリックまたは範囲選択で個々のオブジェクトを選んできましたが、オブジェクトを選ぶコマンドというのも用意されています。
これらのコマンドは特定の要素のものをすべて選ぶというコマンドです。すべてのカーブを一括選択して消したい場合などに非常に便利です。
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セレクト系 Command
SelPt selpt 全ての点を選択
SelCrv selc 全てのカーブを選択
SelSrf sels 全てのサーフェースを選択
SelPolysrf selps 全てのポリサーフェースを選択
SelDim seld 全ての寸法線を選択
SelText selt 全てのテキストを選択
SelOpenCrv 全ての開いた線を選択
SelCloseCrv 全ての閉じた線を選択
SelOpenPolysrf 全ての開いたポリサーフェースを選択
SelDup 重なったオブジェクトを選択
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授業時間外の対応について
授業の中では説明しきれない機能も多くあります。もし「こういった事をやりたいけど、授業で習っていない」などという場合は、授業日の夕方に研究室で対応します。どんどんと新しい事を学びたい学生は是非、新3号館5Fの研究室に来てください。