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一般社団法人 スキルマネージメント協会

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SMAにおけるスキル育成教材の認定制度

2015年6月26日

モデルベース技術者研修環境研究会 主査 石井 忠俊

(株)東芝 インダストリアルICTソリューション社 IoT事業開発室 IoTコンサルティング＆事業開発部 参事

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アジェンダ

モデルベース技術者研修環境研究会の３年間の活動報告

教育の認定・認証制度

今後の活動方向について

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モデルベース技術者の育成が急務

開発現場ではモデルベース技術者が不足している 新たな制御技術を開発するには、モデルベース開発の事例を知っているだけではなく、応用の利く基礎知識を身に着けた技術者が必要

↓

ツールに束縛されない基礎知識を教育することで、様々な分野で活躍できる技術者の育成が可能 基礎知識を習得しておくことで、例えば、モータ制御、パワー制御など、その分野のドメイン知識を習得することでモデルベース開発が可能に

ツールに依存しないモデルベース教育がない 独学での習得が難しい

既存のソフトウェア技術者にとってモデルベース開発は発想の異なる新しい技術分野であり、独学で習得することは難しい

ツール教育を受けても、応用力は身につかない ツールの使い方や、特定の設計事例に関する設計スキルを習得しても、モデルベース技術の本質を習得できていないと、落とし穴にはまることがある

背景

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2012年度に「モデルベース技術者研修環境研究会」を立上げ

手段 モデルベース技術者を育成する教材のあるべき姿と実習環境を定義する。

ツールの使い方に依存しない研修環境の研究・開発・試行・改善

研修環境の拡張の枠組みを準備

研究会の会員各社が研修教材を使って各自教育を行うことを支援する

研修マップの作成・公開、講師教育の提供、など

他部会との連携 モデルベース設計・検証技術部会との連携

スキル基準の定義を教材に反映

モデルベース開発に関する用語の定義を教材に反映

ＳＭＡのモデルベース技術者育成への取り組み

モデルベース技術者を育成するカリキュラムと実習環境を開発し、研修を提供できる環境を実現する

モデルベース技術者研修環境研究会の目的

ＳＭＡの取組み

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活動スケジュール（3ヵ年計画）

モデルベース技術者研修環境研究会の3ヵ年スケジュールを以下に示す。

は各工程の成果物

2012年度 2013年度 2014年度

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

▼ＥＴ２０１２ ▼ＥＳＥＣ２０１３ ▼ＥＴ２０１３ ▼ＥＳＥＣ２０１４ ▼ＥＴ２０１４ ▼ＥＳＥＣ2012

試行開発 （モータ制御）

習得すべき基礎知識 （試行版）

本格開発 （モータ制御）

研修環境の拡充 （対象範囲の追加） 研修環境の体系化

・習得すべき基礎知識（本格版） ・実践スキルの研修環境

追加した対象範囲の研修環境

新規対象範囲用の仕組み整備

新規対象範囲に適用するためのカスタマイズガイド

環境カスタマイズ用の仕組み整備

研修カスタマイズ用の仕組み整備

新規ツール採用のためのカスタマイズガイド

受講企業に対応したカスタマイズガイド

拡張フレームワーク

ツールに依存しない研修環境の開発

研修環境の拡張の 枠組みを準備

SMA提供のモデルベース技術者向けETSSと連携

・研修実施者への研修環境の有償提供 ・研修受講者への研修マップの展開

会員や研修実施者 のための プロモーション

モデルベース技術者向け研修体系図

活動名

期間

ＳＭＡの取組み

教材認定・受講者認証 の仕組みづくりと運用に変更 教材認定・受講者認証

の仕組みづくりと運用に変更

新しい教材の開発を追加

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研究会の活動成果

目的１：モデルベース技術者を育成する教材のあるべき姿と実習環境を定義する。

成果１： リファレンス教材を作成 2012年度 モータ制御を題材にした教材開発・試行

2013年度 標準的なモデルベース開発フローを実現する

状態方程式による各種モデル開発の教材を開発・試行

2014年度 抽象度の高いクイズ形式の教材を試行開発

目的２：研究会の会員各社が研修教材を使って各自教育を行うことを支援する

成果２： 各社による教育の持ち帰り実施支援

成果３： 教育認定・認証制度の立上

2015年度2月のオープンセミナーの発表テーマ

本日の発表テーマ

ＳＭＡの取組み

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教育の認定・認証制度への要望

育成促進のために、持ち帰り実施や教育会社による実施の活性化に寄与したい。

持ち帰り実施のルールを作りたい。

教育の認定・認証制度の立上

受講者個人の認証制度の立上

リファレンス教材と同等の主旨の教育は、リファレンス教材を使っていなくても、認定・認証対象とする。

教育の認定・認証制度

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教育認定・認証制度の考え方

仕組み ＩＳＯの仕組みに準拠する。

「教育の認定」と「個人の認証」がある。

通常の知識伝達の教材ではなく、スキルレベルをゴールとする教材を認定する。

ＳＭＡは教育機関を認定し、教材を認証する。

認定教育機関は認証教育を実施する。

認定教育機関は受講修了者を認証する。

教育の認定・認証制度

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認定・認証と教育実施の流れ

教育事業会社 教育実施会社 教育機関認定・教育認証

受講者

認証済み教育実施

申請

Certified by

Certified by

修了認証 Certified by

受講者

教育の認定・認証制度

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差分内容 チェックリスト

ロゴ 使用規程

「教育認定・認証制度」の仕組み

認定・認証

委員会

部会・研究会

教育認定・認証 TF

教育サービス 提供機関

理事会・幹事会

認定規程

教育 リファレンス 教育プログラム

認証証

教育プログラム認証結果報告

発行

教育プログラム 認証規程

策定 準拠

策定

提出

準拠

参照

提供 個人

認定

教育 サービス

標準教育 フレームワーク

教育結果

提出

教育 プログラム

教育 フレームワーク

差分内容 チェックリスト

登録 教育ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ 認証管理台帳

教育の認定・認証制度

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教育機関の認定

教育機関として実績があること

教材を体系立てて計画していること

体系がＥＴＳＳの考え方に沿っていること。

教育の認定・認証制度

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教育の認証

教材の時間割があること

教材が存在していること

教育前後の試験が存在していること

教育を受けることによるスキルレベルの変化をスキルマップを活用して定義していること

教育の修了条件を定義していること

モデルベース教育内容の主旨がＳＭＡの研究会設立の趣旨に沿っていること

講師の資格

（モデルベース技術に関するスキルレベルがレベル３以上）

教育の認定・認証制度

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受講者の認証

受講した教育の修了条件を満たしたこと

教育の認定・認証制度

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教材認定・認証の実績

２０１３年度 教材認定・認証 ２件 教育実施 ４回

会員企業がリファレンス教材を持ち帰って自社向けにカスタマイズ、教育の試行実施

受講者は合計 約２０名

実施回数は合計 ４回

うち一回は教育業者様主催・会員企業講師派遣による実施（２０１４年２月６日）

２０１４年度 教材認定・認証 １件 教育実施 １回 非会員企業(教育業者様)が申請。

出版社 兼 教育業者様主催による実施(２０１５年２月)

教育の認定・認証制度

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まとめ

ＥＴＳＳを活用したスキル向上のために、ＳＭＡではスキル向上教材の認定制度を立ち上げた。

通常の知識伝達の教材ではなく、スキルレベルをゴールとする教材認定制度とする

教材認定制度、モデルベース教材での認定実績について紹介した

教育の認定・認証制度

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今後の活動（検討中）

モデルベース 設計検証技術部会 (2011年度~2013年度) モデルベース

技術者研修環境研究会 (2012年度~2014年度)

モデリング技術者育成 新分野研究会(仮称)

モデルベース技術者の育成が 必要な新分野の調査・ 必要な育成の研究

(2015年度~)

次世代モデリング技術研究会（仮称）

Cyber-Physical Systemsのモデリングと検証 次世代向けスキルのETSS化

IoTの体系化と 人材育成部会

(2015年度~)

IoT技術研究会 （JASA）

(2015年度~)

タレントマネージメント ＆ETSS連携研究会 (2013年度～2014年度)

スキルの形式的評価手法 開発部会

(2011年度~2014年度)

スキルとタレントマネージメント によるスキル評価・人材育成

手法開発部会 (2015年度~)

次世代システム開発技術 とスキル研究委員会

(2014年度)

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まとめ

モデルベース開発の導入ニーズが高まっている

ソフトウェア開発人材にモデルベース開発の知識とスキルを 身に着けさせるための育成教材が必要

ＳＭＡでは「モデルベース技術者研修環境研究会」を発足

２０１２年度～２０１４年度の活動成果

リファレンスとなる教材を３セット開発

会員による研修の試行実施（計８回）

教育の認定・認証制度、受講者の認証制度施行

今後の活動予定

モデルベース教育の対象を今後ＩｏＴ関連に拡大。

ＥＴＳＳに準拠したスキルマネージメントを実施していることの認定

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ご清聴ありがとうございました

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