softlayerが camssとゲーム配信 に適する技術的理由
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Presented by:
SoftLayerか
CAMSSとケーム配信
に適する技術的理由 2015年9月2日
高良 真穂
日本IBM株式会社
クラウド事業統括
テクニカルサービス 本資料は、発表者によって準備された資料であり
IBMの公式の見解を代表するものではありません。
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自己紹介
高良 真穂 (たから まほ)
勤務先
日本アイ・ビー・エム
クラウド事業統括
テクニカル・サービス
ITアーキテクト
担当部長
ウェブ記事
ソフトレイヤー活用ガイド http://www.gg-web.jp/document/
ソフトレイヤー探検隊 https://goo.gl/N7LjGC
冊子本
ソーシャル・ネットワーク
Facebook https://www.facebook.com/maho.takara
Twitter https://twitter.com/MahoTakara
GitHub https://github.com/takara9
Qiita http://qiita.com/MahoTakara
Docker Hub https://hub.docker.com/u/maho/
趣味 工作とか
いろいろ
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CAMSSとは?
Cloud クラウド
Analytics ビッグデータ解析
Mobile スマホ、タブレット
Social SNS活用
Security セキュリティ
今後成長するIT分野の頭文字を取ったIBM社内の象徴的な造語
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CAMSSに注目しなければならない理由
これまでの企業向け情報システムの投資は、縮小傾向となり、
頭文字CAMSSで代表される分野が成長します
出典:
2019年にはITインフラ市場の47%がクラウド関連に、IDCが予測 http://www.publickey1.jp/blog/15/2019it47idc.html
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CAMSSに注目しなければならない理由
モバイル端末はスマートデバイスが主流となり、爆発的にクライアント数が増加していきます
出典:
タブレット端末、今年度にノートPCと出荷台数が逆転へ http://www.rbbtoday.com/article/img/2015/06/22/1
32490/471145.html
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CAMSSに注目しなければならない理由
– 14年の国内ケーム市場、過去最大に スマホケームがけん引 「ファミ通ケーム白書2015」出典:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/12/news120.html
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ケーム配信の特性
–コストプレッシャーが厳しい
• 少ないサーバー数で、出来るだけ多くのプレイヤーに遊んでもらたい
• サーバー数が多いとコストが増え利益が出ない
• 快適に利用出来ない(性能問題がある)とユーザーが去ってしまう
–同時プレイヤー数が数万台であり負荷変動が激しい
• タイトルがヒットしたら緊急増設
• キャンペーンとか、広告掲載、テレビ・コマーシャルで、スパイク発生
• 通勤時間帯、昼休みにアクセスが急増
–スマホのケームが主戦場
• オンケーはリリースしてからの改良が重要(DevOpsやアジャイル開発)
• SNSと連動してプレイヤー同士のコミュニティが大きな力に
• ヒットに導くには、ユーザーの行動分析と継続的リリースが必須
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CAMSS分野の最大のアプリはオンケー
Cloud 初期費用を抑えヒット時の素早い対応
Analytics MMOの継続的開発のため行動分析必須
Mobile スマホ・ケームが市場の成長エンジン
Social コミュニティがオンライン売り上げに影響
Security チート、サービス妨害攻撃、なりすまし
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CAMSSをサポートする技術的要素
• 1 インターネット環境
• 2 ロードバランサー
• 3 ファイアウォール
• 6 オブジェクトストレージ&CDN
• 4 アプリサーバー
• 5 DB&ストレージ
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最強の インターネット環境
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最強のインターネット環境 – インターネット・エクスチェンジ(IX)とのPeer接続の合計は 940Gbps (2015年8月現在)
– 各地域に分散したDCやPoPと、各地域のIXを接続しています。
Dallas
Huston
Atlanta
Miami
Mexico City
Los Angeles
San Jose
Seattle
Denver
Chicago
Toronto
Washington DC
New york
Tokyo
Hong Kong
Singapore
Sydney
Frankfurt Amsterdam
London
Paris Melbourne
Montreal
24地域 ソフトレイヤーDC/PoP
IX
IX IX
IX
IX
IX
IX
IX
IX
IX
IX IX
IX
IX
IX
IX
IX
IX
各地域の
Internet eXchange
総合計
Peer接続
940Gbps
IXに繋がるISP ユーザー
DC: Data Center, PoP: Point of Presence (ネットワーク拠点)
Peer接続(Peering): 経路情報を交換しトラフィックを交換しあうこと。 ソフトレイヤーは、グローバルなISPとして振る舞い、ソフトレイヤーのアドレス範囲に対しては、PoPから自社ネットワークを通過させるポリシーとなっている
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SOFTLAYER 最強のネット環境
–総合合計940Gbps の IXピア接続で、コンテンツ配信の世界展開を強力にバックアップ
Dallas IX
100Gbps
Huston
Atlanta IX
30Gbps
Miami IX
70Gbps
Mexico City
Sao Paulo
Los Angeles IX
40Gbps
San Jose IX
70Gbps
Seattle IX
20Gbps
Denver IX
20Gbps
Chicago IX
40Gbps
Toronto IX
20Gbps
Washington DC IX
120Gbps
New york IX
50Gbps
Tokyo IX
30Gbps
Hong Kong
IX
30Gbps
Singapore IX
50Gbps
Sydney IX
10Gbps
Frankfurt IX
70Gbps
Amsterdam IX
70Gbps
London IX
100Gbps
Paris
Melbourne
Montreal
40Gbps
40Gbps
60Gbps
50Gbps
20Gbps
50Gbps
150Gbps
30Gbps
40Gbps 40Gbps
60Gbps
280Gbps
20Gbps
30Gbps
80Gbps
20Gbps
30Gbps
110Gbps
340Gbps
30Gbps
40Gbps
140Gbps
40Gbps
30Gbps
北米
南米
欧州
アジア
豪州
日本
準備中
DC間回線の合計
IX間回線の合計
DC/PoPの存在する地域
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東京DC周辺のネットワーク構成概要
10G
BBIX
Hong Kong
Singapore
Sydney
San Jose
10G
10G
インターネット 接続
10G 10G 10G 10G
SoftLayer グローバルネットワーク
Tokyo PoP
TOK01
Tokyo
Datacenter
TOK02 Equinix
JPNAP
ソーシャル・ゲーム プレイヤー
• インターネットからのアクセスは、東京PoPを経由して東京DCへアクセス • 他地域DCへのアクセスは、東京PoPからSoftLayerの専用経路を通じて直行 • 各IXとPoPは、BGPで経路情報を交換するPeer接続でありISP同等レベル • 回線使用率の60%を超えたら増速のキャリアグレードの品質管理
出典 http://www.softlayer.com/network
東京データセンター 東京ネットワーク拠点
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東京PoPとIX間のトラフィック SoftLayerカスタマ・ポータル(クラウドの管理画面)で、トラフィックを確認できます。 https://control.softlayer.com/network/status/global
①PoP主要機器、各回線のステータス
DDOS対策機器
Cisco Guard は販売終了のため、他社製品に置き換え推進中です。
2.0G
1.4G
3.0G
②インターネット回線の帯域使用率 (2015/7/28現在)
米国中部時間
米国中部時間
米国中部時間
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東京PoP周辺のネットワーク構成
– SOFTLAYERは、PoPと各地IXをピアリンクしてインターネットの一部をグローバルに形成
– ユーザーからDCへの通信は、PoPに入り専用ネットワークを通過してDCへ、PoPがDCの入り口
– アカマイの様な高速配信ネットワークとしての機能、ユーザーに近いPoPから送信
– 各PoPでDDOS攻撃パケットをフィルターして小さなトラフィックの内に通さない
Hong Kong
Tokyo
Singapore
Frankfurt
San José
Sydney
Seattle
Denver
Los Angeles
20Gx3
10Gx1 10Gx3
PoP
PoP
PoP
PoP
/DC
PoP
PoP
PoP
PoP
DC
DC
DC
DC DC
10Gx1
20Gx1
50Gx1
10G
10G 10G
10G
10G
10G
20G
20G
20G
PoP
豪州
北米
東南アジア
中国 欧州
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ロードバランサー
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LBは3つ方式から選択可能
ウェブ・サーバー 共用型/専用型
NetScaler
N+1構成
ウェブ・サーバー
LVS N+1構成
ウェブ・サーバー
ウェブ・サーバー
NetScaler
DNS
①ローカル・ロードバランサー (共用型と専用型)及び、NetScaler ③グローバル・ロードバランサー
②Linux Virtual Server
VIP
VIP
Virtual Servers
Virtual Servers
Virtual Servers
Virtual Servers
Virtual Servers
NetScaler
出典 ソフトレイヤー活用技術情報 デザインパターン
2.1 ロードバランサーによるサーバーの冗長化
https://gg-web.jp/document/DesignPattern/02001/index.html
2.2 データセンターレベルの冗長化
https://gg-web.jp/document/DesignPattern/02002/index.html
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利用できる各LBの特徴
特徴 LVS
(Linux Virtual Server)
ローカル ロードバランサー (共用型)
ローカル ロードバランサー (専用型)
Citrix NetScaler VPX
グローバル・サーバー
ロードバランス GSLB NetScaler VPX
適用範囲 DC内 DC内 DC内 DC内 DC間
共用/専用 専用 共用 専用 共用 共用
VIP数 Public アドレス 1,2,4,8,16 から選択
Publicアドレス 1
Public アドレス 1,2,4,8,16 から選択
Public アドレス 1,2,4,8,16 から選択
Public アドレス 1,2,4,8,16 から選択
HA構成 可能 なし 可能 可能 可能
SSLオフロード 不可 可能 可能 可能 可能
オートスケール との連動
不可 可能 可能 不可 不可
能力 仮想サーバー に依存
同時250〜 2500接続
同時15000〜150000接続
10Mbps〜1000Mbps
10Mbps〜1000Mbps
費用 OSSのため
サーバー費のみ $50〜
$2500 $999〜 $3998
$299〜 $1999
$499〜 $1999
その他 特徴
サーバー間の 負荷分散に適用可
低価格 AutoScale連動
高負荷対応 AutoScale連動
WAF, GSLBなども利用可
SLB,WAFなども 利用可
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ローカルLBとAutoScaleの組合わせ例
ローカル ロードバランサー
(共用型・専用型)
パブリック / プライベート イメージ・テンプレート
Auto Scale
監視 CPU,帯域
起動
仮想サーバー
負荷分散 対象の 自動追加
追加
出典 ソフトレイヤー活用技術情報 デザインパターン
3.1 サーバー数の動的増減 https://gg-web.jp/document/DesignPattern/03001/index.html
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ファイアウォール
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SoftLayerのFirewallの選択肢
BCR
トランク接続
Network Gateway Appliance
Webサーバー
APサーバー
DBサーバー
Publicゾーン
APゾーン
DBゾーン
FCR
Private VLAN #1
Private VLAN #2
Public VLAN
仮想リンク
OS ファイアウォール
ハードウェア ファイアウォール
(共用型)
Public VLAN
Public VLAN
ハードウェア・ファイアウォール (専用型) Fortigate Security Appliance
NetScaler Premium
WAF
Web/AP
Web/AP
Private VLAN
①インターネットから保護するパターン ②内部のゾーン間で保護するパターン
出典 ソフトレイヤー活用技術 コンフィグレーションガイド
2.1 ファイアウォールでサーバーを保護するには? https://gg-web.jp/document/ConfigGuide/02001/index.html
6.7 DMZ、APサーバー、DBサーバーなどのゾーンを作るには? https://gg-web.jp/document/ConfigGuide/06007/index.html
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SoftLayerの各Firewallの特徴
特徴 OS ファイアウォール
ハードウェア ファイアウォール
(共用型)
ハードウェア ファイアウォール
(専用型)
Fortigate Security
Appliance
Vyatta Gateway Appliance
WAF NetScaler
VPX Premium
適用範囲 OS サーバーの
IPアドレス1個 パブリック
VLAN x1個 パブリック
VLAN x1個
パブリック, プライベート
VLAN x N個
パブリック, プライベート
VLAN x 1個
共通/専用 専用 共用 専用 専用 専用 専用
HA構成 不可 不可 可能 可能 可能 可能
管理ユーザー インタフェース
CLI カスタマー ポータル
カスタマー ポータル
Web-GUI とCLI
主としてCLI, Web-GUIも可
Web-GUI とCLI
保護対象 レイヤー
L4 (TCP) L4 (TCP) L4 (TCP) L4 (TCP) L4 (TCP) L7(アプリ)
ゾーニング適用 不可 不可 不可 不可 可能 不可
性能 サーバー能力に
依存 10Mbps〜2000Mbps
1Gbps (NICリンク速
度)
1Gbps (NICリンク速
度)
10Mbps〜 10Gbps
10Mbps〜1Gbps
費用 無料 $49〜$399 $999〜$1998 $999〜$1998 $418〜 $1856
$499〜 $1999
その他 OSにバンドルされるFWまたはAPF
サーバー単位 VLAN単位 VPN機能 VPN,NAT,VLANトランク対応 有償版Vyatta
アプリ脆弱制対応
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アプリサーバー
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仮想サーバーの概要 – 仮想サーバー概要
• マルチテナントとシングルテナントの物理サーバーをPublic/Privateとして選択可能
• CPUコア 2GHz 選択可能なコア数 1,2,4,8,12,16
• 設定可能なメモリ 1,2,4,6,8,12,16,32,48,64 GB
• ストレージ
– OS起動用 x1本 (25G または 100GB SAN/Local)
– データディスク は以下から選択
• SAN-DISK x 最大4本 10〜2000GB
• Local-DISK x 最大1本 10〜300GB
• NICリンク速度 10, 100,1000 Mbps
– Linux Debian 6.x,7.x,8.x Ubuntu 12.x,14.x , CentOS/RHEL 6.x,7.x
– Microsoft Windows 2008, Windows 2012
– 主な用途とOSS
• ウェブ/アプリケーション・サーバー – Apache2, Nginx
– 開発言語 (PHP, Ruby, Node.js )
• プロキシ・キャッシュ – Varnish
• データ・キャッシュ(KVS) – Memcached, redis
Virtual Servers
Storage
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Dom-0負荷集中で
俺のサーバの稼働 が抑えられる
仮想環境Xenでの複数ある内の一つ「共存影響」例
Xen Hypervisor
NIC Local Disk
Dom-0
Virtual Servers
VLAN
膨大なHTTP アクセス
共存サーバー が動作開始
稼働率が抑えられる
俺の サーバー
他人の サーバー
俺の
他人の
Dom-0のCPU使用率 が高く、VMの要求 に十分答えられない
大量のショートパケット が発生する
テスト環境で状況を再現しました
同じハイパーバイザー上に活性の高い仮想サーバーが共存すると、資源の競合により稼働が抑えられる現象
PVからHVMへ移行が進む中で軽減が進んでいるが、無くせる訳ではない
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MMOケームにSoftLayerが選ばれる解決策
シングルテナントの 専用仮想サーバー (Private VSI)
専用物理サーバー(ベアメタル)
Baremetal Servers
Xen Hypervisor
NIC Local Disk
Dom-0
Virtual Servers
俺だけ
俺だけ
Private VSIは 最大コア数 は8コアまで
仮想環境と同様の 完全なコントロール
共有部分なし 素のサーバー
注文から2時間で利用可 世界のゲーム会社から支持される 迅速な対応、豊富な在庫量
資源競合 アクセス遅延
仮想サーバーで性能向上に、限界を迎えた場合には、二つの解決策を提供
ベアメタル(専用物理)サーバーは、仮想化のオーバーヘッドが無いため、フルにハードウェアの性能を生かせる
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仮想の性能劣化が無いベアメタル(物理)サーバー
CPU: Xeon E5-2650v3
仮想環境: Xen 4.4
性能測定ツール: Unixbench 5.1.3
CPUコア数: 4コアで統一、物理サーバーは起動時にCPUオンライン数4に制限
Linux: Ubuntu 14.04 64bit
HVM (Hardware Assisted Virtual Machine) の仮想サーバーと比較した場合でも、
仮想ハードウェアのエミュレーションによるCPU命令サイクル消費が無いため、高い性能が得られる
注意:Unixbenchによる結果であり
仮想サーバーの全ての性能を代表
するわけではありません。
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本格的なワークロードを処理する場合、ベアメタルサーバーは経済的な負担を抑え高い処理性能を提供します。
・仮想サーバー専業のクラウドベンダーに比べ、ソフトレイヤーの仮想サーバー性能は良くありません。
・処理性能が必要となる場合、ベアメタル(物理)サーバーのご活用をご検討おねがします。
1core
2core
4core
8core
16core
仮想PV
仮想HVM
他社仮想 ベアメタル
E3-1270 4core
ベアメタル
E5-2620x2 12core
ベアメタル
E5-2650 20core 性能高
価格高
・HVMの仮想サーバーとして
CentOS7.x, Debian 8.x,
Windows系サーバーがあります
・CentOS6.x、Ubuntu14.xはPVの仮想サーバーとなっています。
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スケールアップのパス
・仮想サーバー専業のクラウドベンダーに比べ、ソフトレイヤーの仮想サーバー性能は良くありません。
・処理性能が必要となる場合、ベアメタル(物理)サーバーのご活用をご検討おねがします。
16core
SoftLayer HVM仮想
他社仮想 ベアメタル
E3-1270 4core
ベアメタル
E5-2620x2 12core
ベアメタル
E5-2650x2 20core 性能高
価格高
SoftLayer PV仮想
16core
16core CentOS6.x
Ubuntu14.04 /12.04
CentOS7.x
Debian8.1
Ubuntu15.04(予定)
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仮想化から物理サーバーへ移行手段
・開発〜試遊までは、仮想サーバーを利用してコストを抑える、
・本番稼働時は、物理サーバーを利用してチューニングコスト削減、仮想サーバー台数増加によるコスト増を抑止
・ヒットしたら物理サーバーをコア数の大きなサーバーへ切換え
仮想サーバー#0
フレックス・イメージ
物理サーバー#1 物理サーバー#2
フレックス・イメージ
フレックス・イメージは、RHEL/CentOS, Windows Server Standard に適用可能です
CPU 4コア RAM16GB CPU 4コア RAM 16GB CPU 20コア RAM 64GB
UnixBench: 1499.3
月費用: 27,905円
課金単位: 1時間
価格性能比: 19円/UB
Unixbench: 6090.7
月費用: 39,225円
課金単位: 一ヶ月
価格性能比:6.5円/UB
Unixbench: 9757.4
月費用: 128,194円
課金単位: 一ヶ月
価格性能比:13円/UB
同一スペック アップグレード
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ベアメタルは経費削減に効果的 – ソフトレイヤー料金とオンプレ運用経費を比較
??万円
¥35,531/月
¥3.6万/月
31万円のサーバーを購入
したら減価償却費と電気代等
で約2万円の経費が必要
サーバーの法定償却期間
は5年であるが、それでは
5年後に更改する費用が
積立られない。
そこで、2年で全額償却して
残り期間で買換え費を積立
るため加速償却の考え方
を用いて比較
同スペック相当品の運営経費
¥2万 ¥?万
ベアメタル利用料金に含まれるサービス
1Uサーバー の ベアメタル料金
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DB&ストレージ
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ストレージ・アクセスの遅延影響の例
LAN
仮想サーバー iSCSIストレージ ミリ〜マイクロ秒
TCP/IP通信
物理サーバー
PCIe, SATA
直結
フラッシュメモリ ドライブ ナノ秒
仮想サーバーでは、CPUを増やしても、iSCSIのネットワーク遅延が原因となってOLTP性能が改善しない
ベアメタルでも、iSCSIディスクでは、通信遅延によって、トランザクション性能の改善が難しいケースがある
iSCSI 遅延による限界
SATA直結 SSD性能
PCIe直結 FIO性能
SATA直結 磁気ディスク性能
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物理サーバーにチケットから注文して
Fusion ioMemoryを実装可能
または
2Uサーバー
4Uサーバー
+
Fusion ioMemory SX-300
電源と冷却の関係で
1Uサーバーには実装
できないので注意
FIO SX-300 3.2Tは SSDの10倍、 SATAの300倍の性能
東京DCのベアメタルは SanDiskカタログ比 105%の書込み性能
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MySQLをSysbenchでFusionの性能を再確認
サーバー Xeon 2650 v3 x 2 (10core x 2) 、64Gメモリ
Sysbench条件 対象データ18億レコード、 8スレッド、バッファプール 48G
企業向け、読み出し多用負荷用途向け
ポータルのチケットから注文
iSCSI ストレージ
デフォルトのストレージ
(ポータルから注文)
(ポータルから注文)
(ポータルから注文)
ソーシャル・アプリやスマホ・ゲームなどの高負荷を想定したテストでも、他を引き離す結果を得ました。
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オブジェクト・ストレージ & CDN
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ユーザーの物理的に近い位置へデータ配置
オブジェクト ストレージ
Web/AP
仮想サーバー
CDN
CDN
CDNにマッピングされた URLへアクセスして、 近くのキャッシュから コンテンツを受け取る mpg
mpg
mpg オリジン・サーバー
キャッシュされた コンテンツ
キャッシュされた コンテンツ
大阪
東京
ムービー、音源、高精細画像、プログラムコードの配信など、一定期間にアクセス負荷が集中するものは、
オブジェクト・ストレージ+CDNが利用可能
出典
ソフトレイヤー活用技術資料 デザインパターン
4.1 可用性の高いオブジェクト・ストレージの活用 https://gg-web.jp/document/DesignPattern/04001/index.html
ソフトレイヤー活用技術資料 コンフィグレーションガイド
5.1 動画や画像などの大容量ファイルを配信するには? https://gg-web.jp/document/ConfigGuide/05001/index.html
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グルーバル展開するCDN利用可能 – SoftLayerのカスタマー・ポータルからクリックするだけで、CDNのサービスを利用可能
– 日本だけではなく、グローバルに展開するCDNのため、強力に海外展開をバックアップします
Dallas
Huston
Atlanta
Miami
Mexico City
Los Angeles
San Jose
Seattle
Denver
Chicago
Toronto
Washington DC
New york
Tokyo
Hong Kong
Singapore
Sydney
Frankfurt Amsterdam
London
Paris Melbourne
Montreal
24地域
ソフトレイヤーDC/PoP
IX
IX IX
IX
IX
IX
IX
IX
IX
IX
IX IX
IX
IX
IX
IX
IX
IX
各地域の
Internet eXchange
総合計
Peer接続
940Gbps
IXに繋がるISP
ユーザー
DC: Data Center, PoP: Point of Presence (ネットワーク拠点)
Peer接続(Peering): 経路情報を交換しトラフィックを交換しあうこと。 ソフトレイヤーは、グローバルなISPとして振る舞い、ソフトレイヤーのアドレス範囲に対しては、PoPから自社ネットワークを通過させるポリシーとなっている
CDNと個別契約
無しに利用可能
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大容量データのアーカイブ化 (Cloudfuse を使ってObject Storageへ保管)
オブジェクト ストレージ
アーカイブ ログ・ファイル
ローテーション
デリート
Cloudfuseで、Object StorageをLinuxのサーバーからマウント出来る。膨大なログのローテーション後の保管先をオブジェクト・ストレージにすることで、ログ保管のためのストレージ費用や、バックアップ運用の負荷を軽減することができる。
仮想サーバー
SAN/Local ストレージ
アクティブ ログ
Cloudfuseで コンテナをマウント
コピー
出典 ソフトレイヤー活用技術資料 デザインパターン
8.6 大容量データのアーカイブ化 https://gg-web.jp/document/DesignPattern/08006/index.html
© IBM Corporation 40 © IBM Corporation 40
まとめ SLはCAMSSをサポート
–膨大な端末数に対応できるスケーラビリティ • ロードバランサーは5種
• ファイアウォールは6種から選択可能
–高コスパサーバー、高速データ分析基盤 • 高負荷に耐えるアプリサーバー対策
– プライベート仮想サーバー、ベアメタル(物理)サーバー
– 仮想から物理サーバー移行をサポートするフレックス・イメージ
• 高負荷に耐えるDBサーバー構成
–ベアメタルサーバー+Fusion ioMemoryがチケットから注文可能
– SSDやFIOの低レテンシにより高いOLTP性能を達成可能
–リッチなネットワーク • 世界24地域でIXピリング
• 各IX以下で展開するCDN
• サーバーを配置する事で使えるグローバル・ネットワーク
© IBM Corporation 41
インターネット上の日本語公開資料
シノビレイヤー http://qiita.com/tags/ShinobiLayer
裏事情を良く知る中の人が書いた門外不出!?の情報があります。 SoftLayer
APIを使う前に必読の資料などもあります。
柔らか層本(PDF版) http://ibm.co/1sZfRAO
提案書や研修資料の抜粋で構成されていて、サービス仕様を手っ取り早く把握できます。
ソフトレイヤーの活用ガイド デザイン・パターン: http://gg-web.jp/document/DesignPattern/
一般のクラウドと同じことを、SoftLayerを使ってどの様に実現できるかの観点で、課題を解決するための設計レベルの指南を得ることができるものです。マネージャー、コンサルタント、アーキテクトの方々が、読みやすく理解できる様に簡潔な文と図で解説する形式です。
コンフィグレーション・ガイド: http://gg-web.jp/document/ConfigGuide/
これまでSoftLayerを使ってシステムを構築してきたノウハウをベースに、実践的な逆引きの手引書になっています。
エンジニアが実現したい事を出発点にして、どの様に実現するのかをガイドしたもので、SoftLayerの仮想サーバー、ベアメタルサーバーの基本的利用方法から、 アプライアンス等FortiGate, NetScaler, QuantaStor, VMware, Vyatta, EVault などを網羅して、実現する方法を理解しやすく案内しています。
ユースケース: http://gg-web.jp/document/UseCase/
ビジネスの発展によって変化していく課題を、クラウドの特性を利用して、どの様に解決できるのかといったシナリオベースの展開で、 上記のコンフィグレーション・ガイドやデザイン・パターンを参照しながら、対応していくストーリとなっています。
日本情報通信様、クリエーションライン様などの会社からも、多くの情報が発信されています。