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Tekla Structures ライセンス管理者ガイ 製品バージョン 21.1 9 2015 ©2015 Tekla Corporation

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Tekla Structuresライセンス管理者ガイド

製品バージョン 21.19 月 2015

©2015 Tekla Corporation

目次

1 Tekla Structures のライセンスシステム................................................... 51.1 Tekla Structures ライセンスに必要な Tekla による提供物のチェックリスト.......... 61.2 Tekla Structures ライセンスで必要な IT リソースのチェックリスト....................... 71.3 Tekla Structures ライセンスサーバー管理者用のチェックリスト..............................81.4 Tekla Structures ライセンスに関する管理者のタスクの実行に必要な権限..............91.5 Tekla Structures ライセンスの配布と管理....................................................................101.6 さまざまな Tekla Structures ライセンスシステム設定の例.......................................11

2 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール......................... 162.1 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール-自動インストール.............. 172.2 Tekla Structures ライセンスサービスのインストール-手動インストール.............. 182.3 ライセンスファイル tekla.lic の手動変更..................................................................... 212.4 Tekla Structures ライセンスサーバーの手動設定........................................................232.5 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールの変更、修復、または削除252.6 Tekla Structures ライセンスサーバーのアンインストール........................................25

3 Windows ファイアウォール経由での Tekla Structures ライセンスサーバーの使用.................................................................................. 27

3.1 ファイアウォールで lmgrd.exe および tekla.exe の例外を許可する:Windows Server 2008........................................................................................................28

3.2 ファイアウォールで lmgrd.exe および tekla.exe の例外を許可する:Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012.....................................................31

3.3 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する: Windows Server 2008.................. 323.4 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する: Windows 7、8、8.1、およ

び Windows Server 2012...................................................................................................36

4 Tekla Structures ライセンスの認証......................................................... 464.1 自動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証...........................474.2 手動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証...........................48

5 ライセンスサーバーへの Tekla Structures の接続................................ 51

6 Tekla Structures ライセンスのアクセス権の変更(tekla.opt)............... 536.1 アクセス権の定義で使用される構成コードとキーワード.........................................54

7 Tekla Structures ライセンスの認証の返却............................................. 587.1 Tekla Structures ライセンスの認証の返却....................................................................59

2

8 Tekla Structures ライセンスの修復......................................................... 61

9 Tekla Structures ライセンスの更新......................................................... 63

10 Tekla Structures ライセンスサーバーの更新......................................... 64

11 オフラインで使用するための Tekla Structures ライセンスの持出し.......................................................................................................... 66

11.1 オフラインユーザーへのカスタマイズされた製品 ID ファイルの提供.................. 6711.2 Tekla Structures をオフラインで使用するための Tekla Structures License

Borrow Tool の設定.......................................................................................................... 6811.3 Tekla Structures ライセンスサーバーからのライセンスの持出し............................6911.4 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却...........................................................70

12 Tekla Structures License Administration Tool のオプションと設定....72

13 Tekla Structures License Borrow Tool のオプションと設定.................75

14 Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLS のオプションと設定.............................................................................................. 77

15 Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング..................... 8415.1 Tekla Structures ライセンスの認証、返却、持出し時のエラーの表示と診断........8415.2 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールとライセンスサーバ

ーへの接続時の問題.........................................................................................................8515.3 FlexNet の問題...................................................................................................................8815.4 Tekla Structures ライセンスの認証時の問題................................................................8915.5 Tekla Structures ライセンス認証の返却時の問題........................................................9315.6 Tekla Structures ライセンスの持出し時の問題............................................................9315.7 Tekla Structures ライセンスのトラステッドストレージに関する問題....................9415.8 Tekla Structures ライセンスでの LMTOOLS の使用時の問題................................. 9515.9 Tekla Structures の起動時の問題....................................................................................9815.10 オプションファイル tekla.opt の問題..........................................................................10015.11 Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明............................... 101

16 免責条項.................................................................................................... 109

3

4

1 Tekla Structures のライセンスシステム

Tekla Structures には、FlexNet Publisher License Management バージョン 11.12(以降、FlexNet と呼びます)ライセンスシステムが導入されています。FlexNet とは、Flexera Software が提供するライセンスシステムです。FlexNet ライセンスシステムは、認証ベースであり、サーバーリストを介して冗長性がサポートされます。認証ベースのライセンスシステムでは、ライセンスを認証して Tekla からライセンスサーバーにライセンス権を移行する必要があります。

Tekla Structures では、ライセンスがトラステッドストレージに保持されます。これは、ライセンスがライセンスファイルに保持される 3 つのサーバーの冗長性はTekla Structures によりサポートされないことを意味します。ただし、任意の数のライセンスサーバーをインストールし、それらのサーバーを定義および検索するための検索パスを使用することができます。

認証ベースのライセンスシステムの主要な手順

認証ベースのライセンスシステムでは、ユーザーが Tekla Structures を使用し始める前に次のタスクを実行する必要があります。

• コンピュータにライセンスサーバーをインストールしてセットアップします。Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールページ 16

• エンタイトルメント証明書を保存してライセンスを認証します。自動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証ページ 47

• Tekla Structures がインストールされた各クライアントコンピュータをライセンスサーバーに接続します。ライセンスサーバーへの Tekla Structures の接続ページ 51

認証ベースのライセンスを使用することの利点

認証ベースの FlexNet ライセンスシステムの主な利点は次のとおりです。

• ハードウェアロックやパスワードファイルが必要ありません。

• ライセンスを簡単に更新できます。

• Tekla Structures の構成ごとにそれぞれ異なるアクセス権を持つユーザーグループを作成できます。

Tekla Structures のライセンスシステム 5

• ライセンスを管理するには複数のオプションがあります。同じライセンスサーバー上ですべてのライセンスを認証する必要はありません。たとえば、一部のライセンスを共通サーバーで認証し、残りを各ユーザーのコンピュータのローカルで認証することができます。ライセンスの場所は、ライセンスサーバーでライセンスを返却し、別のサーバーで認証することで簡単に変更できます。

• ライセンスを効率的に処理することができます。ローカルエリアネットワーク内のライセンスサーバーでライセンス認証を取得できます。Tekla Structuresを起動すると、ライセンスサーバーからライセンスがチェックアウトされます。Tekla Structures を終了すると、ライセンスがライセンスサーバーにチェックインされ、他のユーザーが使用できるようになります。

• ライセンスを持ち出すことで Tekla Structures をオフラインで使用できます。

FlexNet 使用の前提条件

FlexNet ライセンスを使用し始める前に管理者が考慮すべき事項がいくつかの問題があります。次のリストを参照してください。

• Tekla Structures ライセンスに必要な Tekla による提供物のチェックリストページ 6

• Tekla Structures ライセンスで必要な IT リソースのチェックリストページ 7

• Tekla Structures ライセンスサーバー管理者用のチェックリストページ 8

• Tekla Structures ライセンスに関する管理者のタスクの実行に必要な権限ページ 9

Tekla Campus のユーザー

FlexNet ライセンスシステムは、Tekla Campus では使用されず、FLEXnet ライセンスの手順は適用されません。Tekla Campus の詳細については、https://campus.tekla.com/を参照してください。

1.1 Tekla Structures ライセンスに必要な Tekla による提供物のチェックリスト

FlexNet ライセンスの使用を開始するには、管理者が次のものを Tekla から入手する必要があります。

• エンタイトルメント証明書

エンタイトルメント証明書は Tekla から電子メールで送付されます。エンタイトルメント証明書には、使用を許諾されたすべての Tekla Structures ライセンスとエンタイトルメントライセンスの認証 ID が記載されています。

エンタイトルメント証明書が必要な場合は、お近くの Tekla Structures 担当者までお問い合わせください。

Tekla Structures のライセンスシステム 6 Tekla Structures ライセンスに必要な Tekla による提供物のチェックリスト

• Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールパッケージ

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールパッケージは、TeklaStructures インストール DVD と Tekla Downloads の製品ダウンロードサービスから入手できます。インストールパッケージには、ライセンスサーバーファイルと Tekla Structures License Administration Tool が含まれています。

DVD のリリース後にリリースされたアップデート版は、Tekla Downloads からのみ入手できます。

• ガイド

『ライセンス管理者ガイド』には、Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールと管理、およびオフラインで使用するための Tekla Structures ライセンスの持出しに関する具体的な手順が記載されています。

Flexera Software が提供する『FlexNet ライセンス管理ガイド』では、ユーザーグループの作成方法やアクセス権の管理方法など、一般的な使用法について説明しています。このガイドは、ライセンスサーバーのインストールパッケージに含まれています。

1.2 Tekla Structures ライセンスで必要な IT リソースのチェックリスト

次の IT リソース関連の要件を考慮に入れる必要があります。

• サポートされるオペレーティングシステム

Tekla Structures 用の FlexNet ライセンスシステムは、Windows オペレーティングシステムで動作します。仮想サーバーのサポートは制限されています。詳細については、Tekla User Assistance にある Tekla Structures 21.1 ハードウェア推奨事項を参照してください。

• 管理者権限を持つ Windows ユーザーアカウント

Windows ログインユーザー名に特殊文字を含めることはできません。

ライセンスサーバーのインストールと管理を行うには、管理者権限が必要です。詳細については、「Tekla Structures ライセンスに関する管理者のタスクの実行に必要な権限ページ 9」を参照してください。

• ライセンスサーバー用の TCP/IP ポート 27007Tekla Structures ライセンスサービス(lmgrd)は、TCP/IP ポート 27007 で自動的

に実行されます。このポートは、Tekla Structures ライセンスサービス専用にしておく必要があります。必要に応じて、ライセンスサービス用に別の TCP/IPポートを手動で設定することもできます。「ライセンスファイル tekla.lic の手動変更ページ 21」を参照してください。

• ローカルエリアネットワーク

ライセンスサーバーとクライアントコンピュータは、同じローカルエリアネットワーク上に存在する必要があります。クライアントはライセンスサーバー

Tekla Structures のライセンスシステム 7 Tekla Structures ライセンスで必要な IT リソースのチェックリスト

に接続可能な環境が必要です。会社内にローカルエリアネットワークがない場合は、Tekla Structures がインストールされている各コンピュータ上にライセンスサーバーもインストールし、各コンピュータ上でライセンスを認証を取得することをお勧めします。

• 社内ファイアウォールと直接通信

社内ファイアウォール(Windows ファイアウォールなど)で、サーバーコンピュータと Tekla Structures がインストールされたコンピュータの間の通信が許可されている必要があります。tekla.exeアプリケーションと lmgrd.exeア

プリケーションがファイアウォール経由で動作できるようにする必要があります。詳細について「Windows ファイアウォール経由での Tekla Structures ライセンスサーバーの使用ページ 27」を参照してください。

会社のライセンスサーバーが Tekla のアクティベーションサーバーに接続する際に、ライセンスサーバーが直接インターネットに接続できるようにする必要があります。認証通信は、TCP/IP ポート 80 上の HTTP で SOAP を使用します。

認証時に送受信される情報がファイアウォールによってブロックされないようにしてください。認証取得時の通信を許可するには、ファイアウォール設定で認証取得サーバーの次のアドレスを使用します。

http://activate.tekla.com:80/flexnet/services/ActivationService?wsdl を使用します。

サーバーコンピュータからインターネットに直接接続できない場合は、手動認証について Tekla Structures サポートにお問い合わせください。

• システムのバックアップ設定

会社で自動バックアップ/リストアシステムが導入されている場合、バックアップコピーで実際の Trusted Storage が上書きされないようシステムの設定を行ってください。Trusted Storage はサーバーコンピュータでライセンス情報が格納される場所で、使用しているオペレーティングシステムに応じて、C:\ProgramData\FLEXnetにあります。

1.3 Tekla Structures ライセンスサーバー管理者用のチェックリスト

企業または組織は、ライセンスサーバーの管理者を割り当てる必要があります。ライセンスサーバー管理者の主な任務は次のとおりです。

• Tekla Structures ライセンスサーバーをインストールします。Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールページ 16

• 自動インストールできない場合、Tekla Structures ライセンスサーバーを手動でインストールして設定します。Tekla Structures ライセンスサービスのインストール-手動インストールページ 18, Tekla Structures ライセンスサーバーの手動設定ページ 22, ライセンスファイル tekla.lic の手動変更ページ 21

• エンタイトルメント証明書をライセンスサーバーコンピュータに保存し、サーバーでライセンスを認証してライセンスを Tekla Structures ユーザー、またはラ

Tekla Structures のライセンスシステム 8 Tekla Structures ライセンスサーバー管理者用のチェックリスト

イセンスサーバーが自分のコンピュータにインストールされている場合は管理者自身が使用できるようにします。自動サーバー通知を使用した TeklaStructures ライセンスの認証ページ 47

• ユーザーにライセンスサーバー名とポート番号を伝え、Tekla Structures をサーバーに接続できるようにします。ライセンスサーバーへの Tekla Structures の接続ページ 51

• 必要に応じて、ライセンストラフィックが許可されるようにファイアウォール設定を変更します。Windows ファイアウォール経由での Tekla Structures ライセンスサーバーの使用ページ 27

• 必要に応じて、tekla.optオプションファイルでライセンスのアクセス権限

を変更します。Tekla Structures ライセンスのアクセス権の変更(tekla.opt)ページ 53

• ライセンスの持出し用にカスタマイズした製品 ID ファイルをエクスポートし、オフラインユーザーに提供します。オフラインユーザーへのカスタマイズされた製品 ID ファイルの提供ページ 67

• 会社のライセンスポリシーをユーザーに伝え、ライセンスの使用状況を監視します。

1.4 Tekla Structures ライセンスに関する管理者のタスクの実行に必要な権限

ライセンスサーバーのインストールと管理を行うには、Windows 管理者権限が必要です。管理者として別個に実行する必要があるアプリケーションもあります。これは、使用している Windows のバージョンによって異なります。

• Windows 7 と Windows 8/8.1 では、管理者としてログインする必要があります。場合によっては、アプリケーションを管理者として実行する必要があります。そのためには、アプリケーションを格納しているフォルダに移動し、アプリケーションを右クリックして、ポップアップメニューから[管理者として実行]を選択します。

• Windows Server を使用している場合は、管理者としてログインする必要があります。場合によっては、アプリケーションをアクセス制限なしで実行する必要があります。そのためには、アプリケーションを右クリックし、ポップアップメニューから[実行]を選択して、[制限されたアクセス権でこのプログラムを実行する]チェックボックスをオフにします。

Tekla Structures のライセンスシステム 9 Tekla Structures ライセンスに関する管理者のタスクの実行に必要な権限

1.5 Tekla Structures ライセンスの配布と管理

FlexNet ライセンスシステムには、ユーザーにライセンスを配布するためのオプションが複数用意されています。ライセンスの配置方法は、会社や組織の規模と、Tekla Structures ユーザーの数によって異なります。

ユーザーにライセンスを配布する基本的な方法は次の 2 つです。

• ライセンスは、共通ライセンスサーバー上の複数のユーザーが使用できます。

• ライセンスは、各ユーザーのコンピュータで認証されます。

また、ライセンス配布方法を組み合わせて使用することもできます。たとえば、別個のコンピュータでの 1 つのライセンスを認証し、共通ライセンスサーバーで残りのライセンスを認証することができます。

次の表に、各コンピュータで別個に認証されたライセンスを管理する場合と、共通ライセンスサーバーで認証されたライセンスの一般的な状況を示します。

ライセンスがユーザーのコンピュータで認証される

ライセンスが共通ライセンスサーバーで認証される

ライセンスサーバー管理者を割り当てる必要はありません。

各ユーザーが、ユーザー自身のコンピュータにインストールされたライセンスサーバーを管理します。

ライセンスの一元的な保守と管理が必要です。

ライセンスサーバー管理者がライセンスサーバーを保守し、ライセンスの使用状況を管理します。

通常、社内には Tekla Structures のメインユーザーが数人います。メインユーザーは、Tekla Structures をすでに使い慣れているため、ライセンスサーバー管理者の適切な候補者となります。ライセンスサーバー管理者の責務の詳細については、「Tekla Structures ライセンスサーバー管理者用のチェックリストページ 8」を参照してください。

ライセンスのアクセス権限を管理する必要はありません。

各ユーザーは、必要なライセンスのみを認証します。

デフォルトでは、サーバーで認証されたすべてのライセンス設定をすべてのTekla Structures ユーザーが使用できます。ただし、アクセス権限を集中的に管理することができます。

ライセンスサーバー管理者は、設定ごとに異なるユーザーアクセスを付与できます。ライセンスサーバー管理者は、ライセンスのアクセス権限を管理するために tekla.optオプションファイル

を編集する必要があります。ライセンスのアクセス権限の管理の詳細については、「Tekla Structures ライセンスのアク

Tekla Structures のライセンスシステム 10 Tekla Structures ライセンスの配布と管理

ライセンスがユーザーのコンピュータで認証される

ライセンスが共通ライセンスサーバーで認証される

セス権の変更(tekla.opt)ページ 53」を参照してください。

Tekla Structures は社外で使用できます。

ユーザーのライセンスがコンピュータで認証された場合、ライセンスの持出しや VPN は不要です。

Tekla Structures は社外で使用できます。

Tekla Structures を社外で使用するには、共通のライセンスサーバーからライセンスを持ち出すか、VPN 接続を使用してライセンスサーバーに接続する必要があります。

ライセンスは、1 人のユーザーのみ使用できます。

ユーザーは、自分のコンピュータで認証されたライセンスのみにアクセスできます。ユーザーが別のコンピュータで認証されたライセンスを必要とする場合、そのコンピュータを使用する必要があります。または、コンピュータでライセンスの認証を返却し、別のコンピュータで認証する必要もありますが、手間がかかります。

ライセンスは、複数のユーザーにより頻繁にチェックアウトされます。

共通のサーバーでライセンス認証を取得すると、複数のユーザーがライセンスを使用できるようになります。必要な場合にのみ、ライセンスをライセンスサーバーからチェックアウトします。ライセンスが不要になった場合、ユーザーが Tekla Structures を終了すると、別のユーザーがそのライセンスを使用できるようになります。使用しているライセンスの切り替えは簡単です。

ライセンス使用のルール

Tekla Structures ユーザーは、共通ルールまたは社内ポリシーを受け入れる必要があります。ルールには、ライセンスの持出しを許可されているユーザーなど、ライセンスの管理に関する規則が含まれます。共通ルールを使用することで、ライセンス管理における競合を 小限に抑えます。

1.6 さまざまな Tekla Structures ライセンスシステム設定の例

次の例の目的は、さまざまな規模の会社や組織におけるライセンス管理のガイドラインを示すことです。

例 1: Tekla Structures ユーザーが 1 人、すべてのライセンスが 1 台のコンピュータで認証される

社内で 1 人のユーザーだけが Tekla Structures を使用します。この場合、ユーザーはTekla Structures とライセンスサーバーを同じコンピュータにインストールします。

Tekla Structures のライセンスシステム 11 さまざまな Tekla Structures ライセンスシステム設定の例

• ライセンスサーバーのインストールは簡単です。デフォルトのライセンスサーバー設定を使用できます。ライセンスサーバーと Tekla Structures が同じコンピュータ上で実行されるため、ユーザーはライセンスサーバーの設定を変更する必要はありません。

• ライセンスサーバーを 1 台のコンピュータにインストールするので、TeklaStructures を社外で使用するために、ライセンスを持ち出したり、VPN 接続を使用したりする必要はありません。

例 2: Tekla Structures ユーザーが 3 人、必要なライセンスは各コンピュータで別個に認証される

社内に Tekla Structures ユーザーが 3 人います。ユーザーはそれぞれ異なる TeklaStructures 設定を使用するため、各ユーザーがライセンスを自分のコンピュータに別個にインストールし、必要なライセンスのみ認証します。

• ライセンスサーバー管理者は必要ありません。ユーザーが自分のライセンスサーバーを管理します。

• ユーザーはライセンスサーバーを自分のコンピュータにインストールするので、Tekla Structures を社外で使用するために、ライセンスを持ち出したり、VPN 接続を使用したりする必要はありません。

Tekla Structures のライセンスシステム 12 さまざまな Tekla Structures ライセンスシステム設定の例

例 3: Tekla Structures ユーザーが 10 人、必要なライセンスは共通ライセンスサーバーと 1 人のユーザーのコンピュータで認証される

社内に Tekla Structures ユーザーが 10 人います。ユーザーはそれぞれ異なる設定を使用するため、会社で共通ライセンスサーバーを使用します。

• 会社にはライセンスの使用に関する社内ポリシーがあり、ライセンスの管理に関する規則が含まれています。

• メインユーザーの 1 人がライセンスサーバー管理者として割り当てられます。管理者は、ライセンスサーバーをインストールし、他のユーザーにサーバーのホスト名とポート番号を知らせます。ライセンスサーバー管理者は、サーバーの保守作業も実行します。

• ユーザーの 1 人は頻繁に出張し、出張中も Tekla Structures が必要です。そのユーザーのコンピュータには、ライセンスサーバーが別途インストールされているため、Tekla Structures をオフラインで使用するためにライセンスを持ち出したり、VPN 接続を使用したりする必要はありません。

• 他のユーザーが Tekla Structures をオフラインで使用する必要がある場合は、ライセンスサーバーからライセンスを持ち出します。

Tekla Structures のライセンスシステム 13 さまざまな Tekla Structures ライセンスシステム設定の例

例 4: 2 つのオフィスに Tekla Structures ユーザーが 50 人、必要なライセンスは 2つの別個のサーバーで認証される

2 つのオフィスに 50 人の Tekla Structures ユーザーがいます。両方のオフィスに、それぞれライセンスサーバーがあります。

• 両方のオフィスで、ライセンスサーバー管理者が割り当てられます。ライセンスサーバー管理者は、ライセンスサーバーをインストールし、ライセンスサーバーの保守作業を行います。

• 会社には、ライセンスの使用に関する社内ポリシーがあります。ポリシーには、ライセンスの持出しが許可されるユーザーを定義するルールなどが含まれています。

• Tekla Structures ユーザーの数が非常に多いので、ライセンスサーバー管理者はtekla.optオプションファイルを作成して、ライセンスごとにアクセス権限

を制御します。

• 数人のユーザーだけが、Tekla Structures をオフラインで使用する必要があります。ライセンスサーバー管理者は、オプションファイルを変更して、ライセンスを持出す必要があるユーザーにのみライセンス持出しを有効にします。

Tekla Structures のライセンスシステム 14 さまざまな Tekla Structures ライセンスシステム設定の例

• 1 台のサーバーで障害が発生した場合、ユーザーは他のオフィスのライセンスサーバーに接続できます。ライセンスサーバーに使用可能なライセンスがある場合、ユーザーはライセンスを使用できます。

Tekla Structures のライセンスシステム 15 さまざまな Tekla Structures ライセンスシステム設定の例

2 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール

Tekla Structures ライセンスサーバーインストールパッケージには、ライセンスサーバーファイル、ライセンス管理用アプリケーション、およびガイドが含まれています。ライセンスサーバーソフトウェアをインストールするには、 新の更新プログラムが適用されたライセンスサーバーインストールパッケージを Tekla Downloads製品ダウンロードサービスからダウンロードすることもできます。Tekla Structuresインストール DVD にあるインストールパッケージを実行することもできます。

インストール時には、複数の選択肢があります。

• 自動デフォルトインストール:通常のセットアップの場合は、自動インストールを選択します。自動インストールをお勧めします。

詳細なインストール手順については、「Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール-自動インストールページ 17」を参照してください。

• 手動インストール:ライセンスサーバーを別個にインストールしてライセンスファイルを変更し、ライセンスサービスを設定してサーバーソフトウェアを起動する必要がある場合は、手動インストールを使用します。これは、たとえば自動インストールで使用されるポートとは別の TCP/IP ポートを使用する必要がある場合などに必要です。手動インストールは、FlexNet または FlexIm ライセンスの上級ユーザーのみが使用してください。

詳細なインストール手順については、「Tekla Structures ライセンスサービスのインストール-手動インストールページ 18」を参照してください。

Tekla Structures ライセンスサーバーをインストールする前

• 管理者権限を使用してライセンスサーバーをインストールします。

• 内部ファイアウォールを無効にし、スパイウェア/ウイルス対策保護を一時停止します。

• インターネットにアクセスできることを確認します。インターネット接続はライセンス認証取得プロセスで必要となります。接続速度が不安定な場合はエラーが発生する可能性があります。

• 他の FlexNet ライセンスサービスを使用している場合は、Tekla Structures ライセンスサーバーをインストールする前に他のライセンスサービスを停止して

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール 16 さまざまな Tekla Structures ライセンスシステム設定の例

おく必要があります。Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールが完了したら、他のライセンスサービスを再起動することができます。

参照項目

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールとライセンスサーバーへの接続時の問題ページ 85

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

Tekla Structures ライセンスの認証ページ 46

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structures ライセンスサーバーの使用ページ 27

2.1 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール-自動インストール

ライセンスサーバーのインストールを開始する前に、FlexNet ライセンスサービスと他のライセンスサービスを停止します。

Tekla Structures ライセンスサーバーのデフォルト設定を、以前のバージョンのTekla Structures ライセンスサーバーがインストールされていないコンピュータにインストールするには、次のようにします。

1. 新の更新プログラムが適用されたライセンスサーバーインストールパッケージを Tekla Downloads 製品ダウンロードサービスからダウンロードします。

Tekla Structures インストール DVD からインストールを開始することもできます。

2. インストール言語を選択します。

3. ライセンスサービスのインストールタイプとして[自動]を選択し、デフォルト設定をインストールします。

4. ライセンスサーバーをインストールするフォルダを選択し、インストールを完了します。

Tekla Structures ライセンスサーバーがインストールされます。

自動ライセンスサーバーインストールでは、ライセンスサーバーのアドレスが自動的に 27007@your_hostnameに設定されます。ここで、27007はポート、

your_hostnameはコンピュータ名/ホスト名です。27007@your_hostnameは、

すべての Tekla Structures インストールでライセンスサーバーアドレスとして使用されます。

ライセンスサーバーをインストールしたら、以下を行う必要があります。

• エンタイトルメント証明書を保存してライセンスを認証します。詳細については、「自動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証ページ47」を参照してください。

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール 17 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール-自動インストール

• Tekla Structures をライセンスサーバーに接続します。詳細については、「ライセンスサーバーへの Tekla Structures の接続ページ 51」を参照してください。

• Tekla Structures License Administration Tool を開いて[言語]をクリックすることにより、ユーザーインターフェイスの言語を変更することもできます。

参照項目

Tekla Structures ライセンスサービスのインストール-手動インストールページ 18

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールとライセンスサーバーへの接続時の問題ページ 85

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

2.2 Tekla Structures ライセンスサービスのインストール-手動インストールライセンスサーバーを別個にインストールしてライセンスファイルを変更し、ライセンスサーバーを設定してライセンスサーバーソフトウェアを起動する場合は、手動インストールを使用します。Tekla Structures ライセンスサーバーの手動インストールでは、2 つのファイルもインストールする必要があります(installanchorservice.exeと uninstallanchorservice.exe)。FlexNetライセンスサービスを手動でインストールまたはアンインストールする場合は、これらのファイルが必要です。

たとえば、デフォルトの TCP/IP ポート 27007 を既に他のサービスまたはアプリケーションが使用しているため、ライセンスファイル tekla.licで別のポートを定

義する必要がある場合は、ライセンスサーバーを手動でインストールする必要があります。

ライセンスサーバーのインストールを開始する前に、他の FlexNet ライセンスサービスを停止します。

ライセンスサーバーを手動でインストールするには、次のようにします。

1. 新の更新プログラムが適用されたライセンスサーバーインストールパッケージを Tekla Downloads 製品ダウンロードサービスからダウンロードします。

Tekla Structures インストール DVD からインストールを開始することもできます。

2. インストール言語を選択します。

3. ライセンスサーバーのインストールタイプとして[手動]を選択し、インストールを完了します。

4. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)に移動し、管理者としてコマンドプロンプトを開きます。

5. コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール 18 Tekla Structures ライセンスサービスのインストール-手動インストール

a. cd /d %SYSTEMDRIVE%\TeklaStructures\License\Serverb. installanchorservice.exe

ライセンスサーバーがインストールされます。

6. ライセンスファイルを変更してサーバーのホスト名または IP アドレスと、適切な TCP/IP ポートを含めます。

a. サーバーコンピュータで..\TeklaStructures\License\Serverフ

ォルダを開きます。

b. テキストエディタで tekla.lic(ライセンスファイル)ファイルを開きま

す。

c. SERVER localhost ANY行の localhostをライセンスサーバーのホ

スト名(コンピュータ名)または IP アドレスに変更します。

d. SERVER server_hostname ANYというテキストの後に TCP/IP ポート

番号を入力します。

e. 変更を保存し、テキストエディタを終了します。

7. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

8. [Service/License File]タブで、[Configuration using Services]をクリックします。

9. [Config Services]タブで、ライセンスサービスを設定します。

a. [Service Name]ボックスで、サービスの名前を正確に入力します(TeklaStructures Licensing Service)。

b. [Browse]ボタンをクリックして lmgrd.exe (ライセンスサーバーマネー

ジャ)、tekla.lic、および tekla_debug.logファイルを見つけます。

デフォルトでは、lmgrd.exe、tekla.lic、tekla_debug.logは C:\TeklaStructures\License\Serverフォルダにあります。

c. [Use Services]チェックボックスを選択すると、Windows サービスとしてライセンスサービスが起動します。

d. [Start Server at Power Up]チェックボックスを選択すると、Windows を起動した後、自動的にライセンスサービスが開始されます。

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール 19 Tekla Structures ライセンスサービスのインストール-手動インストール

e. [Save Service]ボタンをクリックして、設定を保存します。

10. [Start/Stop/Reread]タブを開き、[Start Server]をクリックしてライセンスサーバーを起動します。

11. [Server Status]タブを開き、[Perform Status Enquiry]をクリックします。

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール 20 Tekla Structures ライセンスサービスのインストール-手動インストール

状態リストの「License server status」行に、ライセンスサーバーの

TCP/IP ポートとホスト名が表示されます。

これで、ライセンスを認証し、Tekla Structures をライセンスサーバーに接続できます。

Tekla Structures License Administration Tool を開いて[言語]をクリックすることにより、ユーザーインターフェイスの言語を変更することもできます。

参照項目

ライセンスファイル tekla.lic の手動変更ページ 21

自動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証ページ 47

Tekla Structures ライセンスサーバーの手動設定ページ 22

Tekla Structures ライセンスでの LMTOOLS の使用時の問題ページ 95

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

2.3 ライセンスファイル tekla.lic の手動変更

[自動]インストールオプションを選択した場合は、ライセンスサーバーがホスト名27007@server_hostname (port@hostname).

ライセンスシステムは、使用可能な TCP/IP ポートを自動的に検索し、 初に検出されたポートを使用します。[自動]インストールを使用すると、ポートが 27007 に設定されます。

次のような場合は、tekla.licライセンスファイルを変更する必要があります。

• [手動]ライセンスサーバーインストールオプションを選択した場合

• ライセンスサーバーの TCP/IP ポートを変更する場合

• ホスト名ではなく、コンピュータの IP アドレスを使用する場合

ライセンスファイル tekla.licを手動で変更するには、次のようにします。

1. サーバーコンピュータで..\TeklaStructures\License\Serverフォル

ダに移動します。

2. テキストエディタで tekla.licファイルを開きます。

3. 必要な変更を加えます。

• ホスト名または IP アドレスを使用するには、単語 SERVERおよび ANYの

間の 初の行のテキストをライセンスサーバーのホスト名または IP アドレスで置き換えます。

ライセンスサーバーのホスト名または IP アドレスを入力するときに、

SERVERと ANYを削除しないように注意してください。

有効な形式は次のとおりです。

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール 21 ライセンスファイル tekla.lic の手動変更

ホスト名:server_hostnameドメイン名:server_hostname.mycompany.comIP アドレス:10.0.0.12

ライセンスサーバーのホスト名は、[LMTOOLS]の[System Settings]タブで確認できます。[スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

• TCP/IP ポートを手動で設定するには、SERVER server_hostname ANYというテキストの後に TCP/IP ポート番号を入力します。

ポート番号は、0~64000 の空いているポートにすることができます。

4. 変更を保存し、テキストエディタを終了します。

5. LMTOOLS または Windows サービスで Tekla Structures ライセンスサービスを再起動して、変更を適用します。

参照項目

Tekla Structures ライセンスサービスのインストール-手動インストールページ 18

Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLS のオプションと設定ページ77

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール 22 Tekla Structures ライセンスサーバーの手動設定

2.4 Tekla Structures ライセンスサーバーの手動設定Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール中に問題が発生した場合、ライセンスサーバーが自動的に起動しない可能性があります。この場合、LMTOOLSを使用して、ライセンスサーバーを手動で設定する必要があります。

Tekla Structures ライセンスサーバーを手動で設定するには、次のようにします。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。、LMTOOLS を管理者権限で起動します。

2. [Service/License File]タブに移動し、[Configuration using Services]を選択します。

3. [Config Services]タブに移動し、次のようにします。

[Service Name]: ライセンスサービスを選択します。Tekla Structures ライセンスサーバーを使用するときは、必ず[Tekla Structures LicensingService]を選択してください。

[Path to the lmgrd.exe]: [Browse]をクリックして lmgrd.exeを見つけます。

このファイルは、デフォルトで C:\TeklaStructures\License\Serverフォルダにあります。

[Path to the license exe]: [Browse]をクリックし、tekla.licを見つけます。こ

のファイルは、デフォルトで C:\TeklaStructures\License\Serverフ

ォルダにあります。

[Path to the debug log file]: [Browse]をクリックし、tekla_debug.logを見つ

けます。このファイルは、デフォルトで+C:\TeklaStructures\License\Serverフォルダにあります。

デバッグログファイルにログエントリを追加するには、デバッグログファイル名(デフォルトでは tekla_debug.logなど)のパスの先頭にプラス記号を付

けます。プラス記号がない場合、ログファイルはサービスを起動するたびに書き換えられます。

[Use Services]: このチェックボックスを選択すると、Windows サービスとしてライセンスサービスが起動します。

[Start Server at Power Up]: Windows の起動後、自動的にライセンスサービスを起動するにはこのチェックボックスを選択します。

4. [Save Service]ボタンをクリックして、設定を保存します。

5. [Utilities]タブに移動して、以下を実行します。

[Vendor Name]: 「tekla」(すべて小文字)を入力します。

[Path]: ライセンスサーバーの名前を入力します。

• ライセンスサーバーと Tekla Structures を同じコンピュータで実行する場合は、「@localhost」と入力します。また、TCP/IP ポートを入力するこ

ともできます。たとえば、「27007@localhost」と入力します。

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール 23 Tekla Structures ライセンスサーバーの手動設定

• ライセンスサーバーと Tekla Structures を別々のコンピュータで実行する場合は、ライセンスサーバーのホスト名を入力します。たとえば、

「@server_hostname」と入力します。

• また、ライセンスサーバーの TCP/IP ポートを入力することもできます。たとえば、「27007@server_hostname」と入力します。デフォルトの

ポートとは異なるポートを使用する場合、ポート番号を定義する必要があります。

• 複数のライセンスサーバーを入力することもできます。サーバー名をセミコロンで区切り、「27007@server_hostname;27007@localhost」のように入力します。

6. [Override Path]ボタンをクリックし、[Server Status]タブの状態リストに表示された既存のライセンスサーバーを置き換えます。

7. [Start/Stop/Reread]タブを開き、[Start Server]をクリックしてライセンスサーバーを起動します。

ステータスバーに、サーバーの起動に成功したことを示すメッセージが表示されます。

8. [Server Status]タブに移動し、[Perform Status Enquiry]をクリックしてライセンスサーバーの状態を照会します。

ステータスリストに、ライセンスサーバーの TCP/IP ポートとホスト名が表示されます。リストには、ライセンスサーバーとベンダーデーモン teklaが実行されて

いることが示されます。また、このサーバーで認証を取得したすべてのライセンスも表示されます。

参照項目

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールページ 16

Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLS のオプションと設定ページ77

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール 24 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールの変更、修復、または削除

2.5 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールの変更、修復、または削除

既存の Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールを変更、修復、または削除するには、次のようにします。

1. ライセンスサーバーのインストールを再度開始します。

2. 次のいずれかのオプションを選択します。

• [変更]: マニュアルの言語を変更する場合は、このオプションを選択します。

• [修復]: 破損したファイルを修復する場合などは、このオプションを選択します。

• [削除]: Tekla Structures ライセンスサーバーをアンインストールする場合は、このオプションを選択します。

参照項目

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール-自動インストールページ 17

Tekla Structures ライセンスサービスのインストール-手動インストールページ 18

2.6 Tekla Structures ライセンスサーバーのアンインストール

Tekla Structures ライセンスサーバーの自動インストールは、通常コントロールパネルからアンインストールできます。

自動アンインストールを実行できない場合(手動インストールの場合など)、ライセンスサーバーを手動でアンインストールする必要があります。

ライセンスサーバーのアンインストールを開始する前に、FlexNet ライセンスサービスと他のライセンスサービスを停止します。

ライセンスサーバーを手動でアンインストールするには、次のようにします。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

2. [Service/License File]タブに移動して、[Configuration using Services]を選択し、リストで[Tekla Structures Licensing Service]が選択されていることを確認します。

3. [Start/Stop/Reread]タブを開き、[Stop Server]をクリックしてライセンスサーバーを停止します。

4. [Config Services]タブに移動し、[Service name]ボックスに[Tekla StructuresLicensing Service]が表示されていることを確認してから、[Remove Service]をクリックします。

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール 25 Tekla Structures ライセンスサーバーのアンインストール

5. コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。uninstallanchorservice.exe

6. コントロールパネルから Tekla Structures ライセンスサーバーをアンインストールして、アンインストールを完了します。

Tekla Structures ライセンスサーバーがアンインストールされます。

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール 26 Tekla Structures ライセンスサーバーのアンインストール

3 Windows ファイアウォール経由での Tekla Structures ライセンスサーバーの使用

ネットワークに Tekla Structures ライセンスサーバーをセットアップする際、ファイアウォールとウィルス対策ソフトウェアの設定も行う必要がある場合があります。

• アプリケーション tekla.exeおよび lmgrd.exeに、ライセンスサーバーと

クライアントコンピュータでのファイアウォール経由の動作を許可する必要があります。

• 社内ファイアウォールで、ライセンスコンピュータと Tekla Structures がインストールされたコンピュータの間の通信が許可されている必要があります。

• 使用するファイアウォールで例外を許可するだけでなく、Windows ファイアウォールでも例外を設定する必要がある可能性があります。Windows アップデートにより Windows ファイアウォールが自動的に有効化されることがあるので、知らないうちに Windows ファイアウォールが有効になっている場合があります。

ファイアウォール設定を変更してライセンスサーバーの Windows ファイアウォールで Tekla Structures ライセンストラフィックが許可されるようにするには、以下を参照してください。

• ファイアウォールで lmgrd.exe および tekla.exe の例外を許可する: WindowsServer 2008 ページ 28

• ファイアウォールで lmgrd.exe および tekla.exe の例外を許可する: Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012 ページ 31

• 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する: Windows Server 2008 ページ31

• 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する: Windows 7、8、8.1、およびWindows Server 2012 ページ 36

提供される情報は、Windows ファイアウォールに加えて他のベンダーのファイアウォールにも適用されます。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

27 Tekla Structures ライセンスサーバーのアンインストール

3.1 ファイアウォールで lmgrd.exe および tekla.exe の例外を許可する: Windows Server 2008ライセンストラフィックを有効にするには、アプリケーション tekla.exeおよび

lmgrd.exeに、ファイアウォール経由のライセンスサーバーコンピュータでの動

作を許可する必要があります。手順は Windows Server 2008 に適用されます。

lmgrd.exeおよび tekla.exeに例外を許可するには、次のようにします。

1. サーバーコンピュータで、 [スタート] --> [コントロールパネル] --> [Windowsファイアウォール] を選択します。

2. 左パネルで、[Windows ファイアウォールによるプログラムの許可]をクリックします。

3. [全般]タブで、使用している Windows オペレーティングシステムに応じて[例外を許可しない]または[すべての着信接続をブロックする]をオフにしていることを確認します。

このチェックボックスがオンになっていると、変更内容は適用されません。

4. [例外]タブで、[プログラムの追加]をクリックして、[プログラムの追加]ダイアログボックスを開きます。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

28 ファイアウォールで lmgrd.exe および tekla.exe の例外を許可する: Windows Server 2008

5. [プログラムの追加]ダイアログボックスで、[参照]ボタンをクリックしてServer フォルダを参照します。

デフォルトのパスは...\TeklaStructures\License\Serverです。

6. Server フォルダで、lmgrd.exeを選択します。

7. [開く]をクリックして、[プログラムの追加]ダイアログボックスのプログラムリストに lmgrd.exeを追加します。

8. [プログラムの追加]ダイアログボックスで、lmgrd.exeが選択されているこ

とを確認し、[OK]をクリックします。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

29 ファイアウォールで lmgrd.exe および tekla.exe の例外を許可する: Windows Server 2008

lmgrd.exeアプリケーションが例外リストに追加されます。

9. tekla.exeの例外も許可するには、手順 3~7 を繰り返します。

10. [OK]をクリックして、変更内容を適用します。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

30 ファイアウォールで lmgrd.exe および tekla.exe の例外を許可する: Windows Server 2008

3.2 ファイアウォールで lmgrd.exe および tekla.exe の例外を許可する: Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012ライセンストラフィックを有効にするには、アプリケーション tekla.exeおよび

lmgrd.exeに、ファイアウォール経由のライセンスサーバーコンピュータでの動

作を許可する必要があります。以下の手順は、Windows 7、8、8.1、Windows Server2012 に適用されます。

ライセンスサーバーコンピュータで lmgrd.exeおよび tekla.exeの例外を許

可するには、次のようにします。

1. キーボードで Windows ロゴキー+ R を押して[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスを表示し、「firewall.cpl」を入力して Enter キーを押し

ます。

2. 左パネルで、[Windows ファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する]または[Windows ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可](オペレーティングシステムに応じて)をクリックします。

3. [許可されたプログラム]または[許可されたアプリ] (オペレーティングシステムに応じて)で、[設定の変更]をクリックします。

管理者権限が必要です。管理者のパスワードまたは確認を求められた場合は、パスワードまたは確認用のパスワードを入力します。

4. [別のプログラムの許可]または[別のアプリの許可] (オペレーティングシステムに応じて)をクリックします。

5. [参照]をクリックしてコンピュータで\Serverフォルダを参照し、

lmgrd.exeを選択して[開く]をクリックします。

デフォルトのパスは...\TeklaStructures\License\Serverです。

6. [追加]をクリックして、lmgrd.exeを[許可されたプログラム]または[許可さ

れたアプリ]と機能リスト(オペレーティングシステムに応じて)に追加します。

7. lmgrd.exeの横にある[ホーム/社内 (プライベート)]または[プライベート](オペレーティングシステムに応じて)と[パブリック]チェックボックスをオンにします。

8. 手順 4~7 を繰り返して、tekla.exeにも例外を許可します。

9. [OK]をクリックして、変更内容を適用します。

参照項目

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structures ライセンスサーバーの使用ページ 27

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

31 ファイアウォールで lmgrd.exe および tekla.exe の例外を許可する: Windows 7、8、8.1、および WindowsServer 2012

3.3 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する: WindowsServer 2008固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可するには、ファイアウォール設定を変更する必要があります。以下の手順は Windows Server 2008 に適用されます。

ライセンスサーバーコンピュータの Windows Server 2008 で固定 TCP/IP ポートを許可するには、次のようにします。

1. 固定するポートを他のソフトウェアまたはサービスが使用していないことを確認してください。

コマンドラインでコマンド netstat -anp TCPを使用して、使用中のポー

トを確認できます。

[ローカルアドレス]列のコロン(:)の後の数字は、使用中のポート番号です。

2. tekla.licを参照し、テキストエディタを使用して開きます。

デフォルトのパスは..\TeklaStructures\License\Serverです。

3. lmgrd.exeに対して固定ポートを設定するには、SERVER行の末尾に TCP/IPポート番号を入力します。

[自動]インストールオプションを使用すると、ポートが 27007 に設定されます。

4. VENDOR行の末尾に「port=free_port」を入力します(port=1234)。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

32 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows Server 2008

VENDOR行で TCP/IP ポート番号を定義すると、Tekla Structures ライセンスサ

ービスの再起動時間が長くなる可能性があります。

5. 変更を保存して tekla.licを閉じます。

6. 変更内容をライセンスサーバーに反映します。

a. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] -->[LMTOOLS] に移動します。

b. [Service/License File]タブに移動し、[Configuration using services]と[TeklaStructures Licensing Service]が選択されていることを確認します。

c. [Start/Stop/Reread]タブに移動し、[Stop Server]をクリックしてライセンスサーバーを停止してから、[Start Server]をクリックしてサーバーをもう一度起動します。

7. [Start] --> [Control Panel] --> [Windows Firewall] をクリックします。

8. 左パネルで、[Windows ファイアウォールによるプログラムの許可]をクリックします。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

33 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows Server 2008

9. [全般]タブで、使用している Windows オペレーティングシステムに応じて[例外を許可しない]または[すべての着信接続をブロックする]をオフにしていることを確認します。

このチェックボックスがオンになっていると、変更内容は適用されません。

10. [例外]タブで、[ポートの追加]をクリックします。

11. [ポートの追加]ダイアログボックスで、次の設定を行います。

• [名前] ボックスに、「lmgrd」と入力します。

• [ポート番号]ボックスに、手順 3 で設定した TCP/IP ポート番号を入力します。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

34 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows Server 2008

12. [OK]をクリックして、変更内容を適用します。

lmgrdが例外リストに追加されます。

13. [例外]タブで、[ポートの追加]を再度クリックし、[ポートの追加]ダイアログボックスを開きます。

14. [ポートの追加]ダイアログボックスで、次の設定を行います。

• [名前]ボックスに、「tekla」と入力します。

• [ポート番号]ボックスに、手順 4 で設定した TCP/IP ポート番号を入力します。

15. [OK]をクリックして、変更内容を適用します。

teklaが例外リストに追加されます。

16. [OK]をクリックして、変更内容を適用します。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

35 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows Server 2008

参照項目

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structures ライセンスサーバーの使用ページ 27

3.4 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する: Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可するには、ファイアウォール設定を変更する必要があります。以下の手順は、Windows 7、8、8.1、Windows Server 2012 に適用されます。

ライセンスサーバーコンピュータで Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012で固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可するには、次のようにします。

1. 固定するポートを他のソフトウェアまたはサービスが使用していないことを確認してください。

コマンドラインでコマンド netstat -anp TCPを使用して、使用中のポー

トを確認できます。

[ローカルアドレス]列のコロン(:)の後の数字は、使用中のポート番号です。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

36 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012

2. tekla.licを参照し、テキストエディタを使用して開きます。

デフォルトのパスは..\TeklaStructures\License\Serverです。

3. lmgrd.exeに対して固定ポートを設定するには、SERVER行の末尾に TCP/IPポート番号を入力します。

[自動]インストールオプションを使用すると、ポートが 27007 に設定されます。

4. VENDOR行の末尾に「port=free_port」を入力します(port=1234)。

VENDOR行で TCP/IP ポート番号を定義すると、Tekla Structures ライセンスサ

ービスの再起動時間が長くなる可能性があります。

5. 変更を保存して tekla.licを閉じます。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

37 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012

6. 変更内容をライセンスサーバーに反映します。

a. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] -->[LMTOOLS] に移動します。

b. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[TeklaStructures Licensing Service]が選択されていることを確認します。

c. [Start/Stop/Reread]タブに移動し、[Stop Server]をクリックしてライセンスサーバーを停止してから、[Start Server]をクリックしてサーバーをもう一度起動します。

7. キーボードで Windows ロゴキーをクリックし、オペレーティングシステムに応じて[スタート]メニューまたはスタート画面を表示します。

8. 「wf.msc」と入力し、Enter キーを押します。 [セキュリティが強化された

Windows ファイアウォール] MMS スナップインが表示されます。

9. ナビゲーションツリーで、[受信の規則]を選択し、[操作]パネルで、[新しい規則]をクリックします。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

38 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012

10. [規則の種類]パネルで、[ポート]を選択して[次へ]をクリックします。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

39 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012

11. [プロトコルおよびポート]パネルで[TCP]を選択し、[特定のローカルポート]に手順 3 および 4 で設定した TCP/IP ポート番号を入力して[次へ]をクリックします。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

40 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

41 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012

12. [操作]パネルで、[接続を許可する]を選択し、[次へ]をクリックします。

13. [プロファイル]パネルで、適切なプロファイルを選択し、[次へ]をクリックします。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

42 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012

14. [名前]パネルで、ルールの名前を入力し、[完了]をクリックします。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

43 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012

ルールが作成されて自動的に有効になります。

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

44 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012

Tekla Structuresファイアウォールで lmgrd.exe および tekla.exe の例外を許可する: Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012 ページ 31

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structures ライセンスサーバーの使用ページ 27

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structuresライセンスサーバーの使用

45 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012

4 Tekla Structures ライセンスの認証

ライセンスを使用するには、ライセンスサーバー上で認証を取得する必要があります。ライセンスの認証を取得すると、ライセンスサーバーが Tekla のアクティベーションサーバーに接続し、ライセンスの権利が企業のライセンスサーバーまたは単一ユーザーの場合はコンピュータへ移行されます。Tekla Structures LicenseAdministration Tool を使用してライセンスの認証を取得します。ライセンスを認証できるようにするには、エンタイトルメント証明書が必要です。

ライセンスを認証するときは、次の点を考慮してください。

• Tekla Structures と同じコンピュータにライセンスサーバーがインストールされている場合、ユーザーがライセンスを認証します。

• ライセンスサーバーが別個にサーバーコンピュータにインストールされている場合、管理者がライセンスを認証して、認証されたライセンスを使用する権限をユーザーに付与し、必要なすべての情報をユーザーに提供します。

• すべてのライセンスを同時に認証する必要はありません。たとえば、この時点でライセンスの一部を認証し、後で他のコンピュータで残りのライセンスを認証することができます。認証ごとに異なる構成およびバージョンを別個に選択する必要があります。

• 会社のライセンスサーバーが Tekla の認証取得サーバーに接続する必要があるため、ライセンス認証にはインターネットアクセスが必要です。

• ライセンスの変更を手動または自動のどちらでライセンスサーバーに通知するかを決定する必要があります。他の FlexNet ライセンスやライセンスサーバー管理ツール(FlexNet Manager など)を使用している場合は、自動通知を使用しないでください。

エンタイトルメント証明書 EntitlementCertificate.html• Tekla Structures ライセンスエンタイトルメント証明書を電子メールで受信し

ました。エンタイトルメント証明書には、使用を許諾された Tekla Structures ライセンスの構成、数、および認証 ID が記載されています。認証 ID を使用すると、ライセンス権を移行できます。ライセンスを認証する前に、エンタイトルメント証明書ファイル EntitlementCertificate.htmlを電子メール

から..\TeklaStructures\License\Serverフォルダにダウンロードす

る必要があります。Tekla Structures License Administration Tool を使用して、保存済みのエンタイトルメント証明書を開くと、ライセンス認証を取得できます。

Tekla Structures ライセンスの認証 46 固定 TCP/IP ポートでトラフィックを許可する:Windows 7、8、8.1、および Windows Server 2012

参照項目

自動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証ページ 47

手動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証ページ 48

Tekla Structures ライセンスの認証時の問題ページ 88

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

4.1 自動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証Tekla Structures ライセンスは、Tekla Structures License Administration Tool で認証できます。認証では、会社のライセンスサーバーがインターネット接続を使用してTekla の認証取得サーバーに接続します。認証を完了する前に、エンタイトルメント証明書を開く必要があります。ライセンスサーバーにライセンスの変更について自動または手動で通知することができますが、自動サーバー通知が推奨されます。

注 他の FlexNet ライセンスやライセンスサーバー管理ツール(FlexNet Manager など)を使用している場合は、自動通知を使用しないでください。ライセンスサーバーにライセンス変更を手動で通知するには「手動サーバー通知を使用したTekla Structures ライセンスの認証ページ 48」を参照してください。

ライセンスを認証してライセンスサーバーに自動的に通知するには、次のようにします。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [Tekla StructuresLicense Administration Tool] に移動します。

2. まだ有効にしていない場合、[サーバーに通知する]ボタンをクリックして自動ライセンスサーバー通知機能を有効にします。

3. [開く]をクリックして..\TeklaStructures\License\Serverに移動し、

EntitlementCertificate.htmlを選択して[開く]をもう一度クリックす

ることで、..\TeklaStructures\License\Serverフォルダにあるライセ

ンスエンタイトルメント証明書を開きます。 [エンタイトルメントのライセンス数]セクションにライセンス情報が表示されます。

4. [認証の取得]セルをクリックし、認証するライセンスの数を選択します。

Tekla Structures ライセンスの認証 47 自動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証

5. [認証の取得]ボタンをクリックします。

ライセンスサーバーが Tekla のライセンス認証取得サーバーに接続されます。

• 認証されたライセンスは[認証取得済みのライセンス]セクションに表示されます。

• 認証取得済みライセンスのトラステッドストレージのバックアップコピーを必ず作成してください。

• 後で Tekla Structures License Administration Tool を開くと、失効したライセンスや壊れたライセンスが検出され、それらのライセンスを返却または修復するかどうかの確認メッセージが表示されます。[はい]を選択すると、ライセンスの自動返却または自動修復が実行されます。

便利なリンク

トラステッドストレージにある認証取得済みライセンスの状態と手動ライセンス認証の詳細については、Tekla User Assistance にある次のサポート記事を参照してください。

コマンドラインを使用して認証取得済みのライセンスのリストを表示する方法

トラステッドストレージにある認証取得済みライセンスの状態の確認

トラステッドストレージにある認証取得済みライセンスの状態の確認(持出し情報を含む)

コマンドラインを使用してライセンスを認証する方法-手動認証

参照項目

Tekla Structures ライセンスの認証ページ 46

Tekla Structures ライセンスの認証時の問題ページ 88

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

4.2 手動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証Tekla Structures ライセンスは、Tekla Structures License Administration Tool で認証できます。認証では、会社のライセンスサーバーがインターネット接続を使用してTekla の認証取得サーバーに接続します。ライセンスサーバーにライセンス変更について手動で通知できます。認証を完了する前に、エンタイトルメント証明書を開く必要があります。

Tekla Structures ライセンスの認証 48 手動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証

注 他の FlexNet ライセンスやライセンスサーバー管理ツール(FlexNet Manager など)を使用している場合は、自動通知を使用しないでください。

ライセンスを認証し、サーバーに手動で通知するには、次のようにします。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [Tekla StructuresLicense Administration Tool] に移動します。

2. [開く]をクリックして..\TeklaStructures\License\Serverに移動し、

EntitlementCertificate.htmlを選択して[開く]をもう一度クリックす

ることで、..\TeklaStructures\License\Serverフォルダにあるライセ

ンスエンタイトルメント証明書を開きます。 [エンタイトルメントのライセンス数]セクションにライセンス情報が表示されます。

3. [認証の取得]セルをクリックし、認証するライセンスの数を選択します。

4. [認証の取得]ボタンをクリックします。

ライセンスサーバーが Tekla のライセンス認証取得サーバーに接続されます。

5. 次に、サーバーに通知する必要があります。これは、ライセンスを認証するたびに行う必要があります。

a. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] -->[LMTOOLS] に移動します。

b. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[TeklaStructures Licensing Service]が選択されていることを確認します。

c. [LMTOOLS]ダイアログボックスで[Start/Stop/Reread]タブを開きます。

d. [ReRead License File]をクリックします。

ライセンスサーバーがライセンス情報を読み取ります。

• 認証されたライセンスは[認証取得済みのライセンス]セクションに表示されます。

• 認証取得済みライセンスのトラステッドストレージのバックアップコピーを必ず作成してください。

• Tekla Structures License Administration Tool を開くと、失効したライセンスや壊れたライセンスが検出され、それらのライセンスを修復または返却するかど

Tekla Structures ライセンスの認証 49 手動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証

うかの確認メッセージが表示されます。[はい]を選択すると、ライセンスの自動返却または自動修復が実行されます。

便利なリンク

トラステッドストレージにある認証取得済みライセンスの状態と手動ライセンス認証の詳細については、Tekla User Assistance にある次のサポート記事を参照してください。

コマンドラインを使用して認証取得済みのライセンスのリストを表示する方法

トラステッドストレージにある認証取得済みライセンスの状態の確認

トラステッドストレージにある認証取得済みライセンスの状態の確認(持出し情報を含む)

コマンドラインを使用してライセンスを認証する方法-手動認証

参照項目

Tekla Structures ライセンスの認証ページ 46

Tekla Structures ライセンスの認証時の問題ページ 88

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

Tekla Structures ライセンスの認証 50 手動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証

5 ライセンスサーバーへの TeklaStructures の接続

コンピュータで Tekla Structures を使用できるようにするには、ライセンスサーバーで使用可能なライセンスに Tekla Structures を接続する必要があります。

• Tekla Structures を初めて起動すると、Tekla Structures ライセンスサーバーを定義するように求められます。

ライセンスサーバーに接続するには、次のようにします。

1. Tekla Structures を再起動します。

2. [サーバーのアドレス]ボックスに、"ポート番号@ホスト名"の形式でライセンス

サーバーのアドレスを入力します。

たとえば、「27007@server_hostname」のように入力します。

複数のライセンスサーバーを指定するには、アドレスをセミコロン(;)で区切ります。たとえば、「27007@server_hostname_1;27007@server_hostname_2」のように入

力します。

ライセンスサーバーへの Tekla Structures の接続 51 手動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証

3. ライセンスサーバーで使用できるライセンスを確認する場合は、[ライセンスの確認]をクリックします。

4. [OK]をクリックして Tekla Structures を起動します。

5. 何らかの時点でライセンスサーバーを再定義する必要がある場合は、TeklaStructures で [ツール] --> [ライセンスサーバーの変更] をクリックします。

Tekla Structures を次に起動したときに変更が有効になります。

参照項目

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール-自動インストールページ 17

ライセンスファイル tekla.lic の手動変更ページ 21

自動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証ページ 47

Tekla Structures の起動時の問題ページ 98

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

ライセンスサーバーへの Tekla Structures の接続 52 手動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証

6 Tekla Structures ライセンスのアクセス権の変更(tekla.opt)

ライセンスサーバー管理者は、tekla.optオプションファイルを変更することで、

ユーザーおよびユーザーグループごとに異なる権限を付与できます。管理者は、特定のユーザーに対して特定の構成を許可またはブロックしたり、オフラインで使用するためのライセンスの持出しを禁止したりすることができます。オプションファイル tekla.optで Tekla Structures ライセンスのアクセス権を定義するときは、

基本的なルールに従う必要があります。従わない場合、ライセンスの使用とライセンスの持出しが機能しない可能性があります。

ライセンスオプションファイル tekla.optは、..\TeklaStructures\License\Serverフォルダにあります。

tekla.optファイルでアクセス権を変更するには、次のようにします。

1. ..\Tekla Structures\License\Serverフォルダに移動します。

2. テキストエディタで tekla.optファイルを開きます。

3. Enter your definitions for license access rights and restrictions.

定義文字列は、 [keyword] [Tekla Structures feature] [usertype] [name]で構成されます。

定義を記述するときは、以下のルールに従ってください。

• オプションファイルでは大文字と小文字が区別されます。

• ユーザーグループとホストグループを定義する必要がある場合、まずそれらを定義します。

ホストグループを定義する際にユーザーグループとホストグループまたは IP アドレスを定義する場合、Windows ユーザー名を使用します。

• 行ごとに定義を 1 つ入力します。定義は次の内容で構成されています。

• アクションを定義するオプションキーワード。

• キーワードの影響を受ける、構成などの機能。

正しい構成コードを使用します。

Tekla Structures ライセンスのアクセス権の変更(tekla.opt)

53 手動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証

• キーワードの影響を受けるタイプ。

次のオプションがあります。USER、GROUP、HOST、および

HOST_GROUPです。

• キーワードの影響を受けるユーザー、ユーザーグループ、ホスト、またはホストグループの名前。

コンピュータのホスト名または IP アドレスを HOSTキーワードおよ

び HOST_GROUPキーワードと共に使用できます。

• オプションファイル内の行を無効にするには、行頭に「#」を入力しま

す。

定義の例:

INCLUDE PCD-C USER scarlett(ユーザー scarlett だけが、[プレキャスト]構成を使用できます)。

RESERVE 1 RCD-C USER vera ([RC 詳細設計]構成の 1 ライセンスが、ユ

ーザー vera に予約されています)。

使用できるキーワードや構成コードの詳細と他の例については、「アクセス権の定義で使用される構成コードとキーワードページ 54」を参照してください。

4. 変更を保存し、テキストエディタを終了します。

5. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

6. In LMTOOLS, go to the Start/Stop/Reread tab and click the ReRead License Filebutton to update the changes in the license file and in the options file.

便利なリンク

特定の Tekla Structures バージョンを特定のユーザーに制限する方法の詳細については、Tekla User Assistance のサポート記事「How to limit certain Tekla Structuresversion to certain users (特定のユーザーに対して特定のバージョンの Tekla Structuresを制限する方法)」を参照してください。

6.1 アクセス権の定義で使用される構成コードとキーワードWhen you define access rights in tekla.opt, you need to use correct abbreviations(codes) for the configurations, otherwise the definitions do not work. The access rights aredefined using certain keywords.

構成コード

When you define access rights for different Tekla Structures configurations in thetekla.opt options file, you need to add a proper code for each configuration in thedefinition.

Tekla Structures ライセンスのアクセス権の変更(tekla.opt)

54 アクセス権の定義で使用される構成コードとキーワード

注 The configuration codes are backward compatible, and the codes used for licensing inolder Tekla Structures versions still work. However, the commercial product name ofthe configuration may change between versions. For example, the commercialproduct name for STDL-C used to be Steel Detailing Limited, but now it is Primary.

The codes for the Tekla Structures configurations are listed below:

構成コード 構成

CM-C CM モデリング

DEV-C デベロッパー

DFR-C ドラフター

EDU-C エデュケーション

FUD-C 統合パッケージ

PCD-C プレキャスト

RCD-C RC 詳細設計

SDE-C エンジニアリング

STD-C 鉄骨詳細設計

STDL-C プライマリー

VIE-C プロジェクトビューワー

も一般的なキーワード

tekla.optオプションファイルでライセンスのアクセス権と制限の定義に使用さ

れる も一般的なキーワードのリストと説明を以下に示します。

キーワード 説明 使用法情報

EXCLUDE Tekla Structures 構成へのアクセスを禁止します。

構成の略称と共に使用します。

EXCLUDE_ENTITLEMENT ライセンスの持出しを禁止します。

ライセンスの認証 ID と共に使用します。

EXCLUDEALL Tekla Structures のすべての構成へのアクセスを禁止します。

GROUP 任意のオプションで使用するユーザーグループを定義します。

スペースで区切ったWindows のユーザー名と共に使用します。

HOST_GROUP 任意のオプションで使用するホストグループを定義します。

スペースで区切ったコンピュータのホスト名または IP アドレスと共に使用します。

INCLUDE Tekla Structures 構成の使用をユーザーに許可します。

構成の略称と共に使用します。

Tekla Structures ライセンスのアクセス権の変更(tekla.opt)

55 アクセス権の定義で使用される構成コードとキーワード

キーワード 説明 使用法情報

INCLUDE_ENTITLEMENT ユーザーがライセンスを持ち出すことを許可します。

ライセンスの認証 ID と共に使用します。

INCLUDEALL ユーザーが TeklaStructures のすべての構成を使用することを許可します。

MAX 構成の使用を制限します。ライセンス数および構成の略称と共に使用します。

RESERVE ユーザー/ホストまたはユーザー/ホストのグループのライセンスを予約します。

ライセンス数および構成の略称と共に使用します。

• INCLUDEキーワードにより構成の使用を許可されたユーザーが定義されてい

る場合、他のユーザーは自動的にその構成の使用が禁止されます。

• EXCLUDEキーワードにより構成の使用を拒否されたユーザーが定義されてい

る場合、他のユーザーは自動的にその構成の使用は許可されます。

• ルールが定義されていない場合、すべてのユーザーが構成の使用を許可されます。

tekla.optオプションファイルの定義の例を以下に示します。

オプションファイルの定義

説明

INCLUDE PCD-C USERscarlett

ユーザー scarlett だけが、[プレキャスト]構成を使用できます。

EXCLUDE FUD-C USERjustin

ユーザー justin は、[完全]構成を使用することができません。他のユーザーは[完全]構成を使用することができます。

GROUP tsusersjessica joe neilINCLUDEALL GROUPtsusers

ユーザー jessica、joe、および neil は tsusers グループに属しています。tsusers グループだけがすべての構成を使用できます。

EXCLUDEALL HOSTpcrobert

コンピュータ pcrobert で使用できる構成はありません。

INCLUDE_ENTITLEMENTqwer-1234-asdf-5678-zx USERgwen

認証 ID が qwer-1234-asdf-5678-zx のライセンスを持ち出すことができるのは、ユーザー gwen だけです。

EXCLUDE_ENTITLEMENTrtyu-9876-

ユーザー matt は、認証 ID が rtyu-9876-fghj-5432-cvのライセンスを持ち出すことはできません。

Tekla Structures ライセンスのアクセス権の変更(tekla.opt)

56 アクセス権の定義で使用される構成コードとキーワード

オプションファイルの定義

説明

fghj-5432-cv USERmattGROUP students amychloe andy deanMAX 3 EDU-C GROUPstudents

ユーザー amy、chloe、andy、および dean は、studentsグループに属しています。students グループで[エデュケーション]構成を使用できるのは、3 ライセンスまでです。

RESERVE 1 RCD-CUSER vera

[RC 詳細設計]構成の 1 ライセンスが、ユーザー veraに予約されています。

INCLUDE VIE-C:VENDOR_STRING=Enterprise USER john

ユーザー john だけが[企業]タイプの[プロジェクトビューワー]構成を使用できます。

便利なリンク

特定の Tekla Structures バージョンを特定のユーザーに制限する方法の詳細については、Tekla User Assistance のサポート記事「特定のユーザーに対して特定のバージョンの Tekla Structures を制限する方法」を参照してください。

Tekla Structures ライセンスのアクセス権の変更(tekla.opt)

57 アクセス権の定義で使用される構成コードとキーワード

7 Tekla Structures ライセンスの認証の返却

ライセンスの認証を返却すると、ライセンスの権利はライセンスサーバーからTekla に移行されます。後から追加する Tekla Structures ライセンスは、相互に関連付けられます。つまり、関連付けられている前のライセンスを返却してから、次のライセンスの認証を行う必要があります。この仕組みは逆の場合も同様で、別のライセンスの認証を取得した場合、それ以降、前のライセンスの認証を行うことはできません。

• Tekla Structures License Administration Tool の[認証取得済みのライセンス]セクションで同じ行に表示されているすべてのライセンスの認証を返却する必要があります。

• ライセンスの認証の返却にはインターネットアクセスが必要です。

• 認証を返却したら、同じサーバーまたは別のサーバー上でライセンスを再度認証できます。

注 ライセンスの認証を返却する前に、ライセンスが使用中または持出し中でないことを確認します。持ち出したライセンスは、認証を返却する前に返却する必要があります。

ライセンスの認証を返却する必要がある場合

• ライセンスチェーンの次の一時ライセンスまたは永久ライセンスの認証を取得する前。

• Tekla Structures 20 のライセンスから Tekla Structures 21 のライセンスに切り替える場合など、年間保守を更新する際には、前の年のライセンスを返却してからでないと、次の年のライセンス認証を行うことはできません。

• 認証した構成が間違っていた場合や多すぎる場合。

• コンピュータ間でライセンスサーバーをホストし直す前。

• ライセンスサーバーでハードウェアまたは IP アドレスの変更を行う前。

• サーバーコンピュータで Windows を再インストールまたはアップグレードする前。

• サーバーコンピュータをフォーマットする前。

Tekla Structures ライセンスの認証の返却 58 アクセス権の定義で使用される構成コードとキーワード

ライセンスの認証を返却する必要がない場合

ライセンスサーバーをアンインストールおよび再インストールする場合は、その前にライセンスを返却する必要はありません。

参照項目

Tekla Structures ライセンスの認証の返却ページ 59

Tekla Structures ライセンス認証の返却時の問題ページ 93

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

7.1 Tekla Structures ライセンスの認証の返却

注 ライセンスの認証を返却する前に、ライセンスが使用中または持出し中でないことを確認します。持ち出したライセンスは、認証を返却する前に返却する必要があります。

ライセンスの認証を返却するには、次のようにします。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [Tekla StructuresLicense Administration Tool] に移動します。 Tekla Structures LicenseAdministration Tool を管理者権限で起動します。

2. [Tekla Structures License Administration Tool]ダイアログボックスで、[統計]タブに移動し、ライセンスを使用しているユーザーがいないことを確認します。

3. 自動サーバー通知を有効にしなかった場合(Tekla Structures LicenseAdministration Tool の[サーバーに通知する]オプション)、LMTOOLS でライセンスサーバーを手動で停止する必要があります。

a. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] -->[LMTOOLS] に移動します。LMTOOLS を管理者権限で起動します。

b. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[TeklaStructures Licensing Service]が選択されていることを確認します。

c. [Start/Stop/Reread]タブを開き、[Stop Server]をクリックします。

4. Tekla Structures License Administration Tool で、[ライセンス]タブに移動します。

[認証取得済みのライセンス]セクションに認証済みのライセンスがリストされます。

Tekla Structures ライセンスの認証の返却 59 Tekla Structures ライセンスの認証の返却

5. [認証の返却]チェックボックスを選択して、非アクティブ化するライセンスを選択します。

同じタイプの複数のライセンスを同時に認証した場合、それらのライセンスの認証を 1 つずつ返却することはできず、すべてのライセンスの認証を一度に返却する必要があります。

6. [認証の返却]ボタンをオンにしたらクリックします。

ライセンスサーバーが Tekla の認証取得サーバーに接続します。この段階ではインターネットアクセスが必要です。認証の返却に成功すると、ライセンスの認証が正常に返却されたことを示すメッセージが表示され、[Tekla Structures LicenseAdministration Tool]ダイアログボックスが更新されます。

ライセンスの認証の手動返却の詳細については、Tekla User Assistance の次のサポート記事を参照してください。

コマンドラインを使用してライセンスの認証を返却する方法-認証の手動返却

参照項目

Tekla Structures ライセンスの認証の返却ページ 58

Tekla Structures ライセンス認証の返却時の問題ページ 93

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

Tekla Structures ライセンスの認証の返却 60 Tekla Structures ライセンスの認証の返却

8 Tekla Structures ライセンスの修復

ライセンスが信頼できない状態になっているか、無効になっている場合、使用できないためライセンスを修復する必要があります。

ライセンスの信頼状態は、Tekla Structures License Administration Tool の[認証取得済みのライセンス]セクションに表示されます。信頼状態シンボルが緑色の場合、情報は信頼状態です。赤色の場合、情報は信頼できません。

警告

技術上およびセキュリティ上の理由のため、ライセンスを修復できる回数が制限されています(現在のところ年に 2 回)。このため、お客様の TeklaStructures 販売店にライセンスの修復処理について連絡し、修復回数をトラックしておくことが重要です。

状態は次のいずれかです。

• 赤色の H (ホスト)は、別のコンピュータにサーバーが移動したかどうか、またはコンピュータのハードウェアが大幅に変更されたかどうかを示します。

ライセンスのホスト(H)は信頼できる状態ではありません。

注 ホストの信頼状態が信頼できない状態のライセンスは修復できません。

• 赤色の T (時間)は、システムの時計が意図的に変更されているかどうかを示します。

ライセンスの時間(T)は信頼できる状態ではありません。

• 赤色の R (復元)は、ライセンスがバックアップコピーから取得されたかどうかを示します。

ライセンスの復元(R)は信頼できる状態ではありません。

Tekla Structures ライセンスの修復 61 Tekla Structures ライセンスの認証の返却

Tekla Structures ライセンスを修復するには、次のようにします。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [Tekla StructuresLicense Administration Tool] に移動します。

[認証取得済みのライセンス]セクションに認証済みのライセンスが表示されます。

2. [修復]をクリックします。

ライセンスサーバーが Tekla の認証取得サーバーに接続します。修復が正常に完了すると、[Tekla Structures License Administration Tool]ダイアログボックスの信頼状態が更新されます。

トラステッドストレージにある認証取得済みライセンスの状態と手動ライセンス認証の詳細については、Tekla User Assistance にある次のサポート記事の手順を参照してください。

トラステッドストレージにある認証取得済みライセンスの状態の確認

トラステッドストレージにある認証取得済みライセンスの状態の確認(持出し情報を含む)

Tekla Structures ライセンスの修復 62 Tekla Structures ライセンスの認証の返却

9 Tekla Structures ライセンスの更新

ライセンスの更新は、一時ライセンスの有効期間を延長すること、または新しいバージョンのライセンスを使用することを意味します。新しいバージョンのライセンスまたは新しい一時ライセンスの認証を取得する前に、古い一時ライセンスの認証を返却する必要があります。

既存のライセンスを置換する場合、更新証明書を認証する前に既存の証明書の認証を返却する必要があります。

ライセンスを更新するには、次のようにします。

1. 以前に提供されたエンタイトルメント証明書ファイルの名前をEntitlementCertificate-OLD.htmlに変更します。

2. 延長したライセンスの新しいエンタイトルメント証明書を電子メールで受け取ります。添付されたエンタイトルメント証明書を C:\TeklaStructures\License\Serverにダウンロードします。

3. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [Tekla StructuresLicense Administration Tool] に移動します。

4. [認証取得済みのライセンス]セクションで、認証を返却するライセンスの横にある[認証の返却]チェックボックスを選択します。

5. 有効な[認証の返却]ボタンをクリックします。

これにより、ライセンスの認証が返却されます。認証の返却が完了すると、それに関するメッセージが表示されます。

6. これで、延長されたライセンスを通常どおり Tekla Structures LicenseAdministration Tool で認証できます。詳細については、「自動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証ページ 47」を参照してください。

参照項目

Tekla Structures ライセンス認証の返却時の問題ページ 93

Tekla Structures ライセンスの認証時の問題ページ 88

Tekla Structures ライセンスの更新 63 Tekla Structures ライセンスの認証の返却

10 Tekla Structures ライセンスサーバーの更新

新バージョンの Tekla Structures ライセンスサーバーソフトウェアを TeklaStructures ライセンスサーバーにインストールすることをお勧めします。TeklaStructures ライセンスサーバーには、Tekla Structures との後方互換性があります。

Tekla Structures License Borrow Tool のバージョンは、Tekla Structures ライセンスサーバーのバージョンと同じである必要があります。Tekla Structures のバージョンと Tekla Structures ライセンスサーバーのバージョンの間の互換性の詳細については、Tekla Structures 21.1 のハードウェア推奨仕様を参照してください。

ライセンスサーバーの更新を開始する前に、社内ファイアウォールを無効にし、スパイウェア対策/ウイルス対策の保護を一時停止します。

Tekla Structures ライセンスサーバーを更新するには、次のようにします。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

2. [Stop/Start/Reread]タブで、[Stop Server]をクリックして Tekla Structures ライエンスサーバーと他のライセンスサーバーをすべて停止します。

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールが完了したら、他のライセンスサービスを再起動することができます。

3. C:\TeklaStructures\License\Serverフォルダの変更したファイルを

すべてバックアップします。

tekla.licまたは tekla.optはインストーラによって変更されないため、

これらのファイルをバックアップする必要はありません。

4. 新バージョンの Tekla Structures ライセンスサーバーを、Tekla Downloads からサーバーまたはコンピュータにダウンロードします。

5. 通常のセットアップでは自動インストールを使用して、ダウンロードしたライセンスサーバーを管理者権限でインストールします。画面に表示されるメッセージに従います。

Tekla Structures ライセンスサーバーの更新 64 Tekla Structures ライセンスの認証の返却

参照項目

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールとライセンスサーバーへの接続時の問題ページ 85

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

Tekla Structures ライセンスサーバーの更新 65 Tekla Structures ライセンスの認証の返却

11 オフラインで使用するためのTekla Structures ライセンスの持出し

オフラインで作業する場合、認証したライセンスを Tekla Structures ライセンスサーバーから持ち出すことができます。持ち出されたライセンスは、ライセンスサーバーからお使いのコンピュータに移行されるので、持ち出し中は他のユーザーは使用できません。ライセンスを持ち出すには、製品ファイルも必要です。コンピュータにライセンスサーバーをインストールした場合は、オフラインで使用するためにライセンスを持ち出す必要はありません。

Tekla Structures License Borrow Tool では、Tekla Structures をオフラインで使用するために Tekla Structures ライセンスを持ち出すことができます。

• Tekla Structures License Borrow Tool のバージョンは、Tekla Structures ライセンスサーバーのバージョンと同じである必要があります。

• ライセンスの 大持出し期間は 1 ヶ月です。ライセンスを持ち出すときに持出しの有効期限を定義します。

• 持ち出したライセンスは、持出しの有効期間が切れるか、ライセンスを返却するときのどちらか早い方まで予約されます。

• ライセンスの持出しまたは返却を行うときは、ライセンスサーバーへのネットワーク接続が必要です。VPN 接続を通じてライセンスを持ち出すこともできます。持ち出した後、ネットワークまたは VPN 接続を無効にして、持ち出したライセンスを使用できます。

• ライセンスの持出しを停止する場合は、ライセンスサーバーに返却します。

製品 ID ファイル

ライセンスを持ち出すには、製品 ID ファイル(.tpi)が必要です。製品 ID ファイ

ルには、ライセンスを持ち出す際に必要なすべての情報が含まれています。

Tekla Structures License Borrow Tool をインストールすると、..\TeklaStructures\License\Borrowフォルダに standard.tpiが自動的に

インストールされます。このデフォルトの製品 ID ファイルには、Tekla Structuresのすべての構成とその製品 ID がリストされます。ただし、持出すことができるの

オフラインで使用するための Tekla Structures ライセンスの持出し

66 Tekla Structures ライセンスの認証の返却

は、ライセンスサーバーで自分用に認証を取得しているライセンスに限られます。Tekla Structures License Borrow Tool に認証取得済みのライセンスのみ表示されるようにする場合、ライセンスサーバー管理者にカスタマイズされた製品 ID をもらい、ライセンスの持出しを開始するときに Tekla Structures License Borrow Tool で開きます。

参照項目

Tekla Structures をオフラインで使用するための Tekla Structures License Borrow Toolの設定ページ 68

持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却ページ 70

Tekla Structures ライセンスのアクセス権の変更(tekla.opt)ページ 53

Tekla Structures ライセンスの持出し時の問題ページ 93

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

11.1 オフラインユーザーへのカスタマイズされた製品 ID ファイルの提供Tekla Structures License Borrow Tool には、持出し中ライセンスの認証 ID が必要です。Tekla Structures License Administration Tool で製品 ID ファイル(.tpi)をエク

スポートすると、認証を取得したライセンスに関する認証 ID がファイルに書き込まれます。その後、ファイルをオフラインユーザーに送信できます。

デフォルトの製品 ID ファイルにはすべての構成がリストされているため、オフラインユーザーには、持出し可能な認証取得済みライセンスの認証 ID のみリストされているカスタマイズされた製品 ID ファイルが必要です。Tekla StructuresLicense Administration Tool を使用してライセンスサーバーコンピュータに製品ID ファイルをエクスポートし、ライセンスを持ち出すユーザーにファイルを送信する必要があります。認証 ID は暗号化されます。

警告

製品 ID ファイルは自動的には更新されません。持ち出し可能なライセンスの認証を返却する場合や、新しいライセンスの認証を取得後そのライセンスを持ち出す場合には、新しい製品 ID ファイルをエクスポートし、ライセンスを持ち出す Tekla Structures オフラインユーザーに送信する必要があります。

Tekla Structures ライセンスサーバーコンピュータに製品 ID ファイルをエクスポートするには、次のようにします。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [Tekla StructuresLicense Administration Tool] に移動します。

2. [エクスポート]をクリックします。

オフラインで使用するための Tekla Structures ライセンスの持出し

67 オフラインユーザーへのカスタマイズされた製品 IDファイルの提供

3. [製品 ID ファイルの保存]ダイアログボックスに、製品 ID ファイルの名前を入力するかデフォルトファイル名を保持し、ファイルを保存するフォルダを選択して[保存]をクリックします。

ファイル名が standard.tpiで、ユーザーのコンピュータの..\TeklaStructures\License\Borrowフォルダに保存されている場合は、

Tekla Structures License Borrow Tool を起動するとファイルが自動的に開かれます。

4. ライセンスを持ち出す必要がある Tekla Structures ユーザーに製品 ID ファイルを送付し、ファイルの使用方法を通知します。

ファイル名が standard.tpiで、ユーザーのコンピュータの..\TeklaStructures\License\Borrowフォルダに保存されている場合は、

Tekla Structures License Borrow Tool を起動するとファイルが自動的に開かれます。

参照項目

Tekla Structures をオフラインで使用するための Tekla Structures License Borrow Toolの設定ページ 68

11.2 Tekla Structures をオフラインで使用するための TeklaStructures License Borrow Tool の設定Tekla Structures License Borrow Tool を使用して Tekla Structures を持ち出すと、Tekla Structures をオフラインで使用できます。

開始する前に、 新の Tekla Structures License Borrow Tool を Tekla Downloads の製品ダウンロードページからダウンロードしてインストールします。インストーラは Tekla Structures インストール DVD にもあります。

同じ Tekla Structures License Borrow Tool を使用して、さまざまなバージョンのTekla Structures のライセンスを持ち出すことができます。Tekla Structures LicenseBorrow Tool のバージョンは、Tekla Structures ライセンスサーバーのバージョンと同じである必要があります。

Tekla Structures をオフラインで使用するために Tekla Structures License BorrowTool を設定するには、次のようにします。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures License Borrow] --> [TeklaStructures License Borrow Tool] に移動します。

2. [ライセンスサーバーから持出す]ダイアログボックスで、[サーバー]ボックスにポート番号とホスト名(コンピュータ名)を「port@hostname」という形式

で入力します。たとえば、27007@server_hostnameなどです。

オフラインで使用するための Tekla Structures ライセンスの持出し

68 Tekla Structures をオフラインで使用するための TeklaStructures License Borrow Tool の設定

3. [OK]をクリックします。

4. 管理者からカスタマイズされた製品 ID ファイルを受け取った場合、ここでファイルを開き、アクセス可能なライセンスのリストを更新します。

a. [開く]をクリックします。

b. [製品 ID ファイルの選択]ダイアログボックスで、製品 ID ファイルを選択して[開く]をクリックします。

Tekla Structures License Borrow Tool の[製品]セクションが更新されます。

5. [Tekla Structures License Borrow Tool]ダイアログボックスで、[言語]をクリックし、必要に応じて Tekla Structures License Borrow Tool ユーザーインターフェイスの言語を変更します。

注 Tekla Structures を起動したときに、Tekla Structures が持ち出されたライセンスで起動しない場合、[ライセンスサーバーへの接続]ダイアログボックスの[サーバーのアドレス]ボックスにアスタリスク(*)を入力します。これにより、ライセンスが存在する可能性があるすべての場所を Tekla Structures が強制的に検索するようになります。これには時間がかかる場合があります。

11.3 Tekla Structures ライセンスサーバーからのライセンスの持出しTekla Structures License Borrow Tool では、オフラインで作業するときに TeklaStructures ライセンスサーバーからライセンスを持ち出すことができます。オフラインで作業するのと同じコンピュータでライセンスを持ち出します。

ライセンスを持ち出す前に、Tekla Structures License Borrow Tool をインストールし、Tekla Structures がインストールされたコンピュータをライセンスサーバーに接続して製品 ID ファイルを開く必要があります。

前提条件の詳細については、「Tekla Structures をオフラインで使用するための TeklaStructures License Borrow Tool の設定ページ 68」を参照してください。

Tekla Structures ライセンスを持ち出すには、次のようにします。

オフラインで使用するための Tekla Structures ライセンスの持出し

69 Tekla Structures ライセンスサーバーからのライセンスの持出し

1. Tekla Structures を閉じます。

2. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures License Borrow] --> [TeklaStructures License Borrow Tool] に移動します。

3. [製品]セクションで、[持出し期限]ボックスをクリックし、カレンダーから持出し期間の有効期限を選択します。

持出し期間は 長 1 ヶ月です。正確な 大持出し期間は、持出し日によって29~32 日間です。

4. [持出し]ボタンをクリックして、ライセンスを持ち出します。

[ライセンスの持出し]ダイアログボックスに、持出し処理の進捗状況が表示されます。持出し処理が正常に完了すると、[持出し中のライセンス]セクションに持出したライセンスが表示されます。

5. 持出しが成功したことを確認するため、ライセンスサーバーからコンピュータを切断し、持ち出したライセンスで Tekla Structures を起動して、ライセンスの持出しが成功したことを確認してください。

参照項目

Tekla Structures ライセンスの持出し時の問題ページ 93

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

Tekla Structures ライセンスの認証、返却、持出し時のエラーの表示と診断ページ84

オフラインで使用するための Tekla Structures ライセンスの持出しページ 66

11.4 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却持ち出したライセンスは、有効期限より前に Tekla Structures ライセンスサーバーに返却することができます。

持ち出したライセンスは、有効期限の翌日にライセンスサーバー上で自動的に使用可能な状態になります。

ただし、Tekla Structures License Borrow Tool の[持ち出し中のライセンス]セクションは自動的に更新されません。ライセンスは、ライセンスを持ち出したサーバーの

オフラインで使用するための Tekla Structures ライセンスの持出し

70 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

名前と同じ名前のサーバーに返却する必要があります。ライセンスの持出しを停止する場合、有効期限が切れたライセンスを必ず返却することをお勧めします。

持ち出した Tekla Structures ライセンスを返却するには、次のようにします。

1. ライセンスサーバーに接続していることを確認します。

2. Tekla Structures を閉じます。

3. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures License Borrow] --> [TeklaStructures License Borrow Tool] に移動します。

4. [持出し中のライセンス]領域の[返却]チェックボックスをオンにして、返却するライセンスを選択します。

5. [返却]ボタンをクリックして、ライセンスを返却します。

ライセンスの返却処理が正常に完了すると、[持出し中のライセンス]セクションが更新されます。

参照項目

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

オフラインで使用するための Tekla Structures ライセンスの持出し

71 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

12 Tekla Structures LicenseAdministration Tool のオプションと設定

Tekla Structures License Administration Tool に、エンタイトルメントのライセンス、認証取得済みのライセンス、ライセンスの使用に関する情報が表示されます。ツールではライセンスの認証、認証の返却、修復を行うこともできます。

エンタイトルメントのライセンス

[ライセンス]タブの[エンタイトルメントのライセンス数]タブには、使用を許諾されたライセンスの情報が表示されます。ここでは、ライセンスの認証を取得することもできます。

列 説明

認証の取得 ライセンスの認証を取得するために使用されます。認証するライセンスの数が表示されます。

数量 構成のライセンスの合計数。

注文 ID ライセンスの注文 ID です。

注文 ID は、相互にリンクされているライセンスや、新しいライセンスの認証前に返却する必要があるライセンスを特定する際に役立ちます。

認証 ID ライセンスの認証 ID です。

説明 構成の略称。

構成 構成の名前。

バージョン 構成のバージョン番号。

タイプ ライセンスが個人使用と企業使用のどちらであるかを示します。

Tekla Structures License Administration Tool のオプションと設定

72 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

列 説明

開始日 ライセンスが効力を発した日です。

有効期限 ライセンスの期限が切れる日です。ライセンスに期限がない場合は、有効期限ではなく permanentという語が

表示されます。

認証取得済みのライセンス

[ライセンス]タブの[認証取得済みのライセンス]セクションには、認証取得済みのライセンスに関する情報が表示されます。ここでは、ライセンスの認証を返却することもできます。

列 説明

ボタンをクリックすると、次の情報が表示されます。

• [フルフィルメント ID]: ライセンス認証の取得と返却の対応付けに使用する一意のトランザクションID。

• [持ち出し情報]: ライセンスを持出しているコンピュータと持出しの有効期限。

• [開始日]: ライセンスの有効期間の開始日。

• [持出し中]: 持出し中のライセンスの数。

認証の返却 ライセンスの認証を返却します。

信頼状態 ホスト(H)、時間(T)、および復元(R)の信用状態です。緑のシンボルは情報が信用できることを示します。赤のシンボルは情報が信用できないことを示します。いずれも信用できない場合は、ライセンスを使用できません。

ホストは、1 つのコンピュータから別のコンピュータにサーバーが移動したかどうか、またはコンピュータのハードウェアが大幅に変更されたかどうかを示します。

時間は、システムの時計が意図的に変更されているかどうかを示します。

復元は、ライセンスがバックアップコピーから取得されたかどうかを示します。

無効 ライセンスが有効であるか無効であるかを示します。たとえば、認証の取得時や返却持に作業途中でインターネット接続が切断されるとライセンスが無効になる場合があります。無効なライセンスは使用することができません。

数量 構成の認証取得済みのライセンスの合計数。

持ち出し中 持ち出されているライセンスの数。

Tekla Structures License Administration Tool のオプションと設定

73 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

列 説明

構成 構成の名前。

バージョン 構成のバージョン番号。

有効期限 ライセンスの期限が切れる日です。ライセンスに期限がない場合は、有効期限ではなく permanentという語が表

示されます。

タイプ ライセンスが個人使用と企業使用のどちらであるかを示します。

認証 ID ライセンスの認証 ID です。

注文 ID ライセンスの注文 ID です。

注文 ID は、相互にリンクされているライセンスや、新しいライセンスの認証前に返却する必要があるライセンスを特定する際に役立ちます。

ライセンスサーバーの統計

[統計]タブの[ライセンスサーバーの統計]セクションには、ライセンスの使用に関する情報が表示されます。

列 説明

構成 構成の名前。

説明 構成の略称。

合計 認証済みライセンスの数。

使用中 使用中のライセンスの数。

持ち出し中 持ち出されているライセンスの数。

自由 使用されていないライセンスの数。

参照項目

自動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証ページ 47

Tekla Structures ライセンスの認証の返却ページ 59

Tekla Structures License Administration Tool のオプションと設定

74 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

13 Tekla Structures License BorrowTool のオプションと設定

Tekla Structures License Borrow Tool には、持出し可能なライセンスと持ち出されたライセンスに関する情報が表示されます。ライセンスの持出しと返却を行うこともできます。

[製品]セクションにはライセンスの情報がひょうじされ、ライセンスの持出しの有効期限を設定できます。

オプション/設定

説明

持出し期限 持ち出したライセンスの有効期限を選択します。 大で 1 ヶ月です。

構成 持ち出す構成の名前。

バージョン 構成のバージョン番号。

使用中の認証ID

持出しに認証 ID を使用するかどうかを指定します。このボックスは、カスタマイズおよびエクスポートされた製品 ID ファイルを使用する場合にのみ選択します。

開始日 ライセンスが効力を発した日です。

有効期限 ライセンスの期限が切れる日です。

[持出し中のライセンス]セクションには、持ち出したライセンスの情報が表示され、持ち出したライセンスを返却できます。

Tekla Structures License Borrow Tool のオプションと設定

75 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

オプション/設定

説明

返却 ライセンスの返却に使用されます。

信頼状態 ホスト(H)、時間(T)、および復元(R)の信用状態です。緑のシンボルは情報が信用できることを示します。赤のシンボルは情報が信用できないことを示します。いずれも信用できない場合は、ライセンスを使用できません。

• ホストは、サーバーが別のコンピュータに移動しているかどうか、またはコンピュータのハードウェアが大幅に変更されているかどうかを示します。

• 時間は、システムの時計が意図的に変更されているかどうかを示します。

• 復元は、ライセンスがバックアップコピーから取得されたかどうかを示します。

無効 ライセンスが有効であるか無効であるかを示します。たとえば、持出しに作業途中でインターネット接続が切断されるとライセンスが無効になる場合があります。無効なライセンスは使用することができません。

構成 構成の名前。

バージョン 構成のバージョン番号。

持出し期限 持出しの期限が切れる日です。

持出しの元 ライセンスの持出し元のライセンスサーバーです。

参照項目

オフラインで使用するための Tekla Structures ライセンスの持出しページ 66

Tekla Structures ライセンスの持出し時の問題ページ 93

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

Tekla Structures ライセンスの認証、返却、持出し時のエラーの表示と診断ページ84

Tekla Structures License Borrow Tool のオプションと設定

76 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

14 Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLS のオプションと設定

LMTOOLS は、ライセンスサーバーを管理できるグラフィカルユーザーインターフェイスです。このユーティリティは、Flexera Software により提供されます。

注 Flexera Software の[FlexNet Manager]を使用してライセンスを管理している場合は、[LMTOOLS]を使用しないでください。

Tekla Structures のライセンス以外にも、FlexNet や FLEXIm を使用する他のアプリケーションのライセンスを管理できます。また、クライアントコンピュータでLMTOOLS を実行して、ライセンスサーバーにおけるライセンスのステータスを確認することもできます。

[スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

[Service/License File]タブ

オプション/設定 説明

Configuration usingLicense File

使用しません。

Configuration usingServices

Tekla Structures のライセンスを管理する場合は、常に[Service/License File]タブの[Configuration usingServices]および[Tekla Structures Licensing Service]があらかじめ選択されている必要があります。これらのオプションは、Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール時にデフォルトで選択されます。ライセンスサーバーを手動で設定する必要がある場合は、「Tekla Structures ライセンスサーバーの手動設定ページ 22」を参照してください。

Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLSのオプションと設定

77 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

オプション/設定 説明

LMTOOLS ignores licensepath environment variables

使用しません。

[System Settings]タブ

[System Settings]タブには、LMTOOLS が実行されているコンピュータのデバイスとオペレーティングシステムに関する一般的な情報が表示されます。ライセンスに関連するすべての情報が表示されます。たとえば、サーバーコンピュータのホスト名を確認できます。

オプション/設定 説明

Hostid Settings Computer/HostnameUsernameCPU IDIP AddressEtnernet AddressDisk Volume Serial NumberFLEXID

Time Settings System Time ZoneGMT TimeDifference from UTCMSDOS TimeLocal TimeWindows Directory

Save HOSTID info to a file hostid 情報をテキストファイルに保存します。

[Utilities]タブ

[Server Status]タブのステータスリストに表示される情報を変更するには、[Utilities]タブで値を定義します。デフォルトでは、ステータスリストには、接続されているすべてのライセンスサーバーに関する情報が表示されます。

オプション/設定 説明

File NameBrowseFind Version

ファイルにリンクされた FlexNet Licensing のバージョンを調べます。エラーの診断に役立ちます。ファイルを参照し、[Find Version]をクリックします。

Vendor NamePathAdd Vendor Path

ベンダー名とパスの例

[Vendor Name]: tekla[Path]: 27007@myserver (ポートとライセンスサー

バーコンピュータの名前/ホスト名)

Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLSのオプションと設定

78 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

オプション/設定 説明

Override PathList All Vendor Paths

Tekla Structures ライセンスサーバーに使用されるベンダー名は tekla (すべて小文字)です。

ライセンスサービスを追加して[Server Status]タブのステータスリストに含まれるようにするには、[Vendor Name]ボックスと[Path]ボックスにベンダー情報を入力し、[Add Vendor Path]をクリックします。

特定のライセンスサーバーの情報のみをステータスリストに表示するには、[Vendor Name]ボックスと[Path]ボックスにベンダー情報を入力し、[OverridePath]をクリックして、ステータスリストに表示される既存のライセンスサーバーを変更します。

[List All Vendor Paths]ボタンをクリックすると、[Server Status]タブに詳細が表示されるすべてのライセンスサービスが示されます。

[Start/Stop/Reread]タブ

[Start/Stop/Reread]タブでは、ライセンスサーバーを停止および起動し、サーバーの停止に関連する設定を調整できます。

注 Tekla Structures ライセンスサーバーに関する操作を実行する場合、[FlexNetlicense services installed on this computer]リストで[Tekla Structures LicensingService]をアクティブにする必要があります。[Service/License File]タブのサービスリストから[Tekla Structures Licensing Service]を選択できます。

オプション/設定 説明

FlexNet license servicesinstalled on this computer

ライセンスサーバーコンピュータで使用できるすべて FlexNet ライセンスサービスがリストされます。

Tekla Structures ライセンスサーバーに関する操作を実行するときは、必ず[FlexNet license servicesinstalled on this computer]リストで[Tekla StructuresLicensing Service]リストが有効であることを確認してください。

• [Service/License File]タブのサービスリストから[Tekla Structures Licensing Service]を選択して有効にします。

Start Server [このコンピュータにインストールされているFlexNet ライセンスサービス]リストで有効になっているライセンスサーバーを起動します。

Stop Server [このコンピュータにインストールされているFlexNet ライセンスサービス]リストで有効になっているライセンスサーバーを停止します。このボタンをクリックすると、ステータスバーに"Stopping theServer"というメッセージが表示され、数秒後にライ

Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLSのオプションと設定

79 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

オプション/設定 説明

センスサーバーが停止します。サーバーが停止してもメッセージは変わりません。

[Stop Server]でサーバーが停止されない場合、[ForceServer Shutdown]チェックボックスを選択し、[StopServer]をもう一度クリックします。

ReRead License File ライセンスサーバーを停止および起動せずに更新します。ライセンスの変更に関してライセンスサーバーに手動で通知する場合は、このボタンを使用する必要があります。

詳細については、「手動サーバー通知を使用したTekla Structures ライセンスの認証ページ 48」を参照してください。

詳細設定

Restrict lmdown to workonly from node where lmgrdis running

このオプションを選択した場合、サーバーコンピュータでのみサーバーを停止できます。クライアントコンピュータでライセンスサーバーを誤って停止することがなくなります。

このオプションを使用することをお勧めします。

Disable lmdown utility, usetask manager

このオプションを選択した場合は、LMTOOLS でサーバーを停止できません。サーバーは、Windows タスクマネージャでのみ停止できます。

Disable ’lmremove’ oflicense file

Tekla Structures ライセンスでは使用しません。

[Server Status]タブ

[Server Status]タブには、ライセンスサーバーとライセンスの状態が表示されます。ここでは、使用中または持出し中のライセンスの数、サーバーで現在ライセンスを使用しているユーザー、持ち出されているコンピュータライセンスを確認できます。

Tekla Structures ライセンスサーバーとライセンスの状態のみ確認する場合、[Individual Daemon]ボックスに「tekla」と入力し、[Perform Status Enquiry]をク

リックします。

ライセンスサーバー情報の例を以下に示します。

Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLSのオプションと設定

80 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

1. ライセンスサーバーの port@hostname

2. ライセンスサーバーが稼働中

3. Tekla ID を使用したライセンスサーバーが稼働中

4. 状態を確認するたびに表示される TeklaServer のデフォルト値

ライセンス情報の例を以下に示します。

1. ライセンス情報が表示されている構成を示します。この例の場合は鉄骨・RC・PCa 詳細設計です。

2. ライセンスサーバー上の認証取得済みのライセンスの数

3. 使用中のライセンスの数(ライセンスサーバーからチェックアウト済みまたは持出し中)

4. 持出し中のライセンス

5. ライセンスを持ち出したコンピュータ

6. Tekla Structures ライセンスのバージョン

7. ライセンスが持ち出された日時

8. ライセンスサーバーからチェックアウトされたライセンス

9. ユーザーがライセンスをチェックアウトしたコンピュータとディスプレイ。この場合、ユーザーは user4 で、コンピュータおよびディスプレイ名はcomputer7 です。

10. ライセンスのチェックアウト元のライセンスサーバーのホスト名/ポート。

11. Tekla Structures セッションが開始された日時

Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLSのオプションと設定

81 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

12. 他の構成のライセンスの使用。この場合はプレキャストです。

[Server Diags]タブ

[Server Diags]タブには、ライセンスサーバーとライセンスの詳細が表示され、診断情報が示されます。ライセンスとその状態の詳細については、「Tekla StructuresLicense Administration Tool のオプションと設定ページ 72」を参照してください。

注 ライセンスサーバーに問題がある場合 tekla.lic、tekla.opt、tekla_debug.logファイルのコピーを 寄りの Tekla Structures サポートに

送信します。[Server Diags]タブの情報は、問題を解決できるほど詳しいものではありません。

• 診断情報を表示するには、[Perform Diagnostics]をクリックします。

LMTOOLS ライセンスサーバーとライセンス診断情報の例を以下に示します。

1. ライセンスサーバーの port@hostname

2. すべての Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールに共通の情報

3. 情報が表示される構成の種類。この場合はビューワーです。

4. Tekla Structures ライセンスのバージョン

5. ライセンスサーバーのホスト名

6. ライセンスの有効期限です。この場合は永久です。

[Config services]タブ

[Config Services]タブの値は、Tekla Structures ライセンスサーバーのインストール時に自動的に設定されます。ただし、ライセンスサーバーのインストール中に問題が発生し、ライセンスサーバーが自動的に起動しなかった場合には、[Config Services]

Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLSのオプションと設定

82 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

タブで設定を手動で行う必要があります。このタブで追加/選択するデータの詳細については、「Tekla Structures ライセンスサーバーの手動設定ページ 22」を参照してください。

注 LMTOOLS で Tekla Structures ライセンスサーバーに関連する設定内容を変更する場合、つまり何か操作を実行する場合は、[Service Name]リストで[TeklaStructures Licensing Service]をあらかじめ選択しておく必要があります。

[Borrowing]タブ

警告 Tekla Structures ライセンスの持出しには、Tekla Structures License BorrowTool を利用します。Tekla Structures ライセンスでは、LMTOOLS 上の[Borrowing]タブは使用しないでください。

Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLSのオプションと設定

83 持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却

15 Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

次の領域で発生した問題の解決に関するヘルプについては、以下のリンクをクリックしてください。

• Tekla Structures ライセンスの認証、返却、持出し時のエラーの表示と診断ページ 84

• Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールとライセンスサーバーへの接続時の問題ページ 85

• FlexNet の問題ページ 88

• Tekla Structures ライセンスの認証時の問題ページ 88

• Tekla Structures ライセンス認証の返却時の問題ページ 93

• Tekla Structures ライセンスの持出し時の問題ページ 93

• Tekla Structures ライセンスのトラステッドストレージに関する問題ページ94

• Tekla Structures ライセンスでの LMTOOLS の使用時の問題ページ 95

• Tekla Structures の起動時の問題ページ 98

• オプションファイル tekla.opt の問題ページ 100

エラーコードで始まるエラーメッセージの詳細については、「Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101」を参照してください。

15.1 Tekla Structures ライセンスの認証、返却、持出し時のエラーの表示と診断Tekla Structures License Administration Tool と Tekla Structures License BorrowTool では、どちらもエラーの発生時に絵エラーメッセージが表示されます。これらのツールは、エラーの診断に必要なすべてのファイルのパッケージを自動的に作成します。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

84 Tekla Structures ライセンスの認証、返却、持出し時のエラーの表示と診断

ライセンスの認証の取得または返却時や、ライセンスの持出しまたは返却時に問題が発生した場合、エラーの内容に応じて Tekla Structures License AdministrationTool と Tekla Structures License Borrow Tool の[ライセンス認証の取得]、[ライセンス認証の返却]、[ライセンスの持ち出し]、または[持出し中のライセンスの返却]ダイアログボックスにエラーメッセージが表示されます。

• エラーダイアログボックスの[表示]ボタンをクリックすることで、エラーに関する詳細情報を表示できます。

• Tekla Structures License Administration Tool と Tekla Structures LicenseBorrow Tool は、エラーの診断に必要なすべてのファイルの zip パッケージをC:\TeklaStructures\License\Server\Reportsフォルダと%TEMP%\Tekla Structures License Borrow Tool\Reportsフォルダに自動

的に作成します。エラーレポートパッケージが存在するフォルダを参照するには、エラーダイアログボックスで[ブラウズ]をクリックします。ローカルサポートにパッケージを送信すると、サポートを受けることができます。

エラーレポートパッケージには次のファイルが含まれています。

tekla_debug.log - Tekla Structures ライセンスサーバーのデバッグログファ

イル。

error.txt - エラーレポート。エラー情報が含まれています。TeklaStructures License Borrow Tool の zip パッケージにはこのファイルのみ含まれています。

tekla.opt - アクセス権のオプションファイル。

tekla.lic - Tekla Structures ライセンスファイル

参照項目

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティングページ 84

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

15.2 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールとライセンスサーバーへの接続時の問題

ライセンスサーバーのインストールに失敗すると、次のメッセージが表示される:"A newer version of this application is already installed on this computer.If youwish to install this version, please uninstall the newer version first.Click OK to exitthe wizard."理由 新しいバージョンのライセンスサーバーがインストールされています。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

85 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールとライセンスサーバーへの接続時の問題

解決策 古いバージョンのライセンスサーバーをインストールしないようにします。Tekla Downloads の製品ダウンロードページで、入手可能な 新リリースのライセンスサーバーがないかどうかを確認します。

ライセンスサーバーのバージョンは、Tekla Structures には依存していません。ただし、何らかの理由で古いバージョンのライセンスサーバーを使用する必要がある場合は、コンピュータ上の新しいバージョンをアンインストールしてから、古いバージョンをインストールします。

ライセンスサーバーのインストールが完了しない(エラーメッセージなし)理由 FlexNet ライセンスシステムを使用している他のソフトウェアがコンピュータ上で実行されています。

解決策 LMTOOLS ですべてのライセンスサービスを停止してから、Tekla Structuresライセンスサーバーをインストールします。インストールが完了したら、停止したライセンスサービスを再起動します。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

2. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]が選択されていることを確認してサービスリストからライセンスサービスを選択し、[Start/Stop/Reread]タブに移動して[Stop Server]をクリックします。

停止する必要があるすべてのサービスに対して同じ操作を実行してください。

3. Tekla Structures ライセンスサーバーをインストールします。

4. LMTOOLS で、前の手順で停止したライセンスサービスを起動します。

ライセンスサーバー接続の問題。次のメッセージが表示される:"Error whenconnecting to the license server.Contact your system administrator or try anotherserver".理由 この問題は、多くの場合ファイアウォール設定に関連しています。

解決策 ファイアウォールでクライアントからライセンスサーバーへの接続が許可されていることを確認します。

ライセンスライブラリの初期化が次のエラーで失敗した: "ライセンスのサービスはインストールされていません"理由 このエラーは、Tekla Structures License Administration Tool を起動するときか、serveractutil.exeコマンドラインツールを実行しようとすると発生しま

す。

解決策 Tekla Structures ライセンスサービスのインストールで[手動]オプションを選択した場合、FLEXnet ライセンスサービスを手動でインストールする必要があります。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

86 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールとライセンスサーバーへの接続時の問題

1. 他の FlexNet ライセンスサービスがサーバーで実行されている場合は、コマンドを入力する前にそのサービスを停止してください。

2. 使用している Windows オペレーティングシステムに応じて[スタート]メニューまたはスタート画面に移動し、管理者としてコマンドプロンプトを開きます。

3. コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。

cd /D full_path_to_installation_directoryたとえば、デフォルトのフォルダに Tekla Structures ライセンスサーバーをインストールする場合、「cd /D C:\TeklaStructures\License\Server」と

入力する必要があります。

installanchorservice.exe

ライセンスサーバーに接続できない。

解決策 初めて Tekla Structures ライセンスサーバーに接続する場合、新しいバージョンの Tekla Structures がインストールされたクライアントコンピュータで、次の操作を実行する必要があります。

• クライアントコンピュータとライセンスサーバーの両方が同じドメインに存在することを確認します。

• ローカルエリアネットワーク接続が確立されていることを確認します。ライセンスサーバーとクライアントコンピュータは、同じローカルエリアネットワーク上に存在する必要があります。

• ファイアウォールを無効にし、コンピュータのスパイウェア/ウイルス対策保護を一時停止します。

上の手順に従った後、会社のライセンスサーバーで以下の操作を実行します。

1. Tekla Structures を使用しているユーザーがいないことを確認します(すべてのTekla Structures ユーザーに確認します)。

2. C:\TeklaStructures\License\Serverに移動し、テキストエディタで

tekla.licファイルを開きます。

3. 初の行の末尾にライセンスサービス用の空き TCP/IP ポートを追加します(デフォルトでは存在しません)。自動インストールオプションはデフォルトでポート 27007 に設定される点に注意してください。

初の行の例: SERVER MYSERVER ANY 27007。ここで、MYSERVERはライ

センスサーバーで、27007はポートです。

4. 変更後、ファイルを閉じて保存します。

5. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

6. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[Tekla StructuresLicensing Service]が選択されていることを確認します。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

87 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールとライセンスサーバーへの接続時の問題

7. [Start/Stop/Reread]タブで、[Stop Server]をクリックします。数秒待ってから、[Start Server]をクリックします。

サーバーとポートを定義したら、Tekla Structures ワークステーションで次の操作を実行します。

1. Tekla Structures を再起動します。

2. [Connect to License Server]ダイアログボックスで、サーバー定義の前にポートを追加し、[OK]をクリックします。

例: 27007@MYSERVER

参照項目

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールページ 16

Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLS のオプションと設定ページ 77

Windows ファイアウォール経由での Tekla Structures ライセンスサーバーの使用ページ 27

15.3 FlexNet の問題

内部のエラーが発生した。FlexNet 内部エラー。

理由 Tekla Structures License Server インストールに問題があります。

解決策 このエラーは、多くの場合以下の手順を実行すると修正できます。

1. 既存の Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールをすべてアンインストールします。

2. すべてのファイルが Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールフォルダから削除されたことを確認します(..\TeklaStructures\License\Server)。

3. 新の Tekla Structures ライセンスサーバーをインストールします。TeklaDownloads で 新バージョンを確認します。

参照項目

Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールページ 16

Tekla Structures ライセンスサーバーのアンインストールページ 25

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

88 FlexNet の問題

15.4 Tekla Structures ライセンスの認証時の問題

ライセンス認証の取得に失敗し、次のメッセージが表示される: "Unable to activatemore licenses than you are entitled to".理由 この問題の原因としては、次のようなものが考えられます。

• 他のコンピュータでライセンスが認証されている可能性があります。認証できるライセンス数の上限を超えて使用することはできません。

• 以前の一時ライセンスの認証を返却せずに、更新された一時ライセンスまたは期限のないライセンスの認証を取得しようとしました。

解決策 次の 2 つの解決策が考えられます。

• 別のコンピュータでライセンスの認証を返却し、自分のコンピュータ上でライセンスを認証します。

• 既存の一時ライセンスの認証を返却したうえで、次に使用する元のライセンスと関連付けられているライセンスの認証を取得します。

ライセンスの認証の返却の詳細については、「Tekla Structures ライセンスの認証の返却ページ 59」を参照してください。

Tekla Structures License Administration Tool と LMTOOLS で、認証取得済みのライセンスの数が一致しない。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

89 Tekla Structures ライセンスの認証時の問題

理由 ライセンスサービスが新しいライセンス情報に更新されていません。

解決策 1: LMTOOLS でライセンスファイルを再読み込みします。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

2. [Start/Stop/Reread]タブで、[ReRead License File]をクリックします。

解決策 2: 複数のライセンスサーバーに接続している場合、ライセンスファイルを再読み込みできないことがあります。その場合、LMTOOLS でライセンスサーバーを停止してから再起動する必要があります。

1. Tekla Structures ライセンスサーバーを使用しているユーザーがいないことを確認します。

2. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[Tekla StructuresLicensing Service]が選択されていることを確認します。

3. LMTOOLS の[Start/Stop/Reread]タブで、[Force Server Shutdown]チェックボックスを選択し、[Stop Server]を選択します。

4. 状態が"Stopping server"になっていることを確認します。数分間待機します。

5. [Start Server]をクリックし、"Server Start Successful"と表示されたことを確認します。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

90 Tekla Structures ライセンスの認証時の問題

ヒント

今後この問題が発生しないようにするには、ライセンスを認証、返却、または修復するとライセンスサーバーに自動的に通知されるようにします。

Tekla Structures License Administration Tool で自動通知機能を有効にするには、[サーバーに通知する]ボタンをクリックします。

サーバーの起動および停止とライセンスファイルの再読み込みの詳細については、「Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLS のオプションと設定ページ 77」を参照してください。

ライセンスの認証の取得の詳細については、「自動サーバー通知を使用したTekla Structures ライセンスの認証ページ 47」を参照してください。

一時ライセンスの有効期限が 1 ヶ月に切れるが、警告が表示されない。

理由 有効期限の終了警告メッセージは、有効期限が近づいているライセンスを使用しているユーザーがいる場合にのみ表示されます。複数の期限のないライセンス( 初に認証された)と、期限のないライセンスの後に認証されたいくつかの一時ライセンスがあると思われます。

ユーザーが Tekla Structures を起動すると、システムは認証のためにライセンスを使用します。たとえば、期限のないライセンスが 10 個と一時ライセンスが 2 個ある場合、一時ライセンスを使用する取得する前に 10 個のライセンスがすべて使用中になっている必要があるため、ライセンスの有効期限が近づいているという警告が表示されます。

Tekla Structures License Administration Tool でエンタイトルメント証明書を開こうとしても、何も表示されません。

理由 1:電子メールアプリケーションから添付のエンタイトルメント証明書をダウンロードしていないにもかかわらず、インターネットブラウザで証明書を開き、ブラウザから.htmlファイルとして保存しました。

解決策 エンタイトルメント証明書の添付ファイルEntitlementCertificate.htmlを含む電子メールを開きます。電子メールか

ら..\TeklaStructures\License\Serverフォルダにエンタイトルメント証

明書をダウンロードします。その後、Tekla Structures License Administration Toolで[開く]をクリックしてもう一度開いてみます。

詳細については、「自動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証ページ 47」を参照してください。

理由 2: コンピュータのウイルス保護システムにより、ライセンスのエンタイトルメント証明書から Tekla ロゴが削除されました。

解決策 エンタイトルメント証明書の送信者が、エンタイトルメント証明書ファイルを ZIP 圧縮する必要があります。ライセンスを認証するコンピュータでエンタイトルメント証明書ファイルを解凍します。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

91 Tekla Structures ライセンスの認証時の問題

ライセンスが正常に認証されたが、コマンドラインで"serveractutil -view"コマンドを実行すると次のエラーメッセージが表示される: "Activation library initializationfailed."理由 ライセンスサーバーのインストールが正常に完了しませんでした。

解決策 次の操作を行います。

1. LMTOOLS で他の FlexNet ライセンスサービスを停止します。

2. コマンドプロンプトで installanchorservice.exeを実行し、ライセンス

サーバーを再起動します。

これを行うと、ライセンスを認証して Tekla Structures を使用できるようになります。

上の手順でうまくいかない場合、ライセンスサーバーをアンインストールし、管理者権限で新しいバージョンをもう一度再インストールする必要があります。

ライセンスサービスのアンインストールとインストールの詳細については、「TeklaStructures ライセンスサーバーのアンインストールページ 25」と「Tekla Structuresライセンスサーバーのインストールページ 16」を参照してください。

Tekla Structures License Administration Tool の自動通知機能が機能しない。[サーバーに通知する]ボタンをクリックしても何も起こらない

理由 [サーバーに通知する]ボタンが Tekla Structures License Administration Toolで機能しない理由の 1 つに、Tekla Structures ライセンスサービスがコンピュータで起動していないことが考えられます。

解決策 この問題を解決するには、Windows の [コントロールパネル] --> [管理ツール] --> [サービス] を開きます。Tekla Structures Licensing Service の状態が[実行中]であることを確認します。サービスの[スタートアップの種類]が[自動]または[自動(遅延開始)]に設定されている必要があります。

ライセンスが認証取得済みのライセンスとして表示されなくなった。または、古いバージョンのライセンスの認証を取得済みだが、機能しない。

理由 Windows システムの復元により、ライセンスの問題が発生することがあります。詳細については、「Windows system restore might affect your model and licensing(Windows システムの復元によりモデルとライセンスに影響が及ぶ)」を参照してください。

便利なリンク

トラステッドストレージにある認証取得済みライセンスの状態と手動ライセンス認証の詳細については、Tekla User Assistance にある次のサポート記事の手順を参照してください。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

92 Tekla Structures ライセンスの認証時の問題

トラステッドストレージにある認証取得済みライセンスの状態の確認

トラステッドストレージにある認証取得済みライセンスの状態の確認(持出し情報を含む)

参照項目

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

15.5 Tekla Structures ライセンス認証の返却時の問題

認証を返却するライセンスを選択できない。

理由 認証を返却するライセンスがまだ持ち出されている場合、そのライセンスを選択することはできません。

解決策 ライセンスを返却してから、ライセンス認証を返却します。

参照項目

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

Tekla Structures ライセンスの認証の返却ページ 58

15.6 Tekla Structures ライセンスの持出し時の問題

[持出し期限] ボックスのカレンダーから日付を選択できない。

理由 持出し期間は 長 1 ヶ月です。

解決策 Tekla Structures License Borrow Tool で、持出し日から 1 ヶ月以内の日付を選択します。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures License Borrow] --> [TeklaStructures License Borrow Tool] に移動します。

2. [製品]セクションで[持出し期限]ボックスをクリックし、持出し日から 1 ヶ月以内の有効期限をカレンダーから選択します。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

93 Tekla Structures ライセンス認証の返却時の問題

Tekla Structures が持ち出したライセンスで起動しない。

問題: ライセンスを持ち出しましたが、ネットワークから切断されました。TeklaStructures を開くと、[Tekla Structures - ライセンスサーバーへの接続]ダイアログボックスが表示されますが、Tekla Structures は持ち出したライセンスを検出しません。

解決策 Tekla Structures が持ち出したライセンスで起動しない場合、[TeklaStructures - ライセンスサーバーへの接続]ダイアログボックスの[サーバーのアドレス]ボックスにアスタリスク文字(*)のみを入力してください。

これにより、ライセンスが存在する可能性があるすべての場所を Tekla Structures が強制的に検索するようになります。ライセンスが見つかるまで時間がかかる場合があります。

持ち出したライセンスを実行しているコンピュータがクラッシュした場合の対処方法

解決策 コンピュータを再起動すれば問題ない場合、再起動後に持ち出したライセンスを使用できます。コンピュータが完全に破損した場合、持出しの有効期限が切れるとライセンスは自動的にライセンスサーバーで使用可能になります。

参照項目

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

オフラインで使用するための Tekla Structures ライセンスの持出しページ 66

15.7 Tekla Structures ライセンスのトラステッドストレージに関する問題

ライセンスを使用することができない。

理由 ライセンスのホスト(H)は信用できる状態ではありません。サーバーコンピュータのハードウェア設定が大幅に変更されています。

解決策 H の信頼状態が信頼できない状態のライセンスを修復することはできません。お近くの Tekla Structures サポートにお問い合わせください。

定期的に保守されている適切なサーバーコンピュータでライセンスサーバーを実行することをお勧めします。サーバーコンピュータで保守作業を行う前に、ライセ

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

94 Tekla Structures ライセンスのトラステッドストレージに関する問題

ンスの認証を返却する必要があります。ただし、技術上およびセキュリティ上の理由から、不要な認証の返却は行わないでください。

詳細について「Tekla Structures ライセンスの修復ページ 61」を参照してください。

ライセンスを使用することができない。

理由 ライセンスの時間(T)は信用できる状態ではありません。サーバーコンピュータの時間設定が大幅に変更されています。

解決策 Tekla Structures License Administration Tool でライセンスを修復した後、適切なシステムの日時を設定する必要があります。

認証取得済みのライセンスが存在するサーバーコンピュータのシステムクロック設定を操作しないでください。

詳細について「Tekla Structures ライセンスの修復ページ 61」を参照してください。

ライセンスを使用することができない。

理由 ライセンスの復元(R)は信用できる状態ではありません。バックアップシステムにより、一部のライセンス情報が上書きされた可能性があります。

解決策 Tekla Structures License Administration Tool でライセンスを修復する必要があります。

既存のライセンスソフトウェア、ツール、およびファイルが復元されたもので上書きされないように、システムのバックアップ設定を構成することをお勧めします。

詳細について「Tekla Structures ライセンスの修復ページ 61」を参照してください。

参照項目

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

Tekla Structures ライセンスの修復ページ 61

15.8 Tekla Structures ライセンスでの LMTOOLS の使用時の問題

LMTOOLS がライセンスファイルを再読み込みしない。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

95 Tekla Structures ライセンスでの LMTOOLS の使用時の問題

理由 コンピュータ上でライセンスサービスをローカルに実行しているときに、別のライセンスサーバーに接続していると、ライセンスファイルの再読み込みは機能しません。

解決策 ライセンスサービスを停止し、再起動する必要があります。次の操作を行います。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

2. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[Tekla StructuresLicensing Service]が選択されていることを確認します。

3. [Start/Stop/Reread]タブで、[Stop Server]をクリックし、サービスが停止するまで数秒間待ちます。

4. [Start Server]をクリックします。

LMTOOLS でライセンスサーバーを停止することができず、メッセージ"Unable toStop Server"が LMTOOLS メッセージバーに表示される。

理由 選択したライセンスサービスが正しくない可能性があります。

解決策 ライセンスサービスとして、[Tekla Structures ライセンスサービス]を選択する必要があります。次の操作を行います。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

2. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[Tekla StructuresLicensing Service]が選択されていることを確認します。

3. [Start/Stop/Reread]タブを開き、[Stop Server]をクリックします。

4. これでうまくいかない場合、[Force Server Shutdown]チェックボックスを選択してもう一度[Stop Server]をクリックします。

LMTOOLS でライセンスサーバーを停止することができない。

理由 LMTOOLS が管理者権限で実行されていません。

解決方法:LMTOOLS を管理者権限で実行します。詳細については、「TeklaStructures ライセンスに関する管理者のタスクの実行に必要な権限ページ 9」を参照してください。

サーバーの起動や停止、またはライセンスファイルの再読み込みを実行できず、メッセージが"No Server Selected"表示される。

理由 ライセンスサービスが選択されていません。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

96 Tekla Structures ライセンスでの LMTOOLS の使用時の問題

解決策 ライセンスサービスとして、[Tekla Structures ライセンスサービス]を選択する必要があります。次の操作を行います。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

2. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[Tekla StructuresLicensing Service]が選択されていることを確認します。

3. [Start/Stop/Reread]タブに移動し、サーバーを起動または停止するか、ライセンスファイルを再読み込みします。

サーバーの起動および停止、またはライセンスファイルの再読み込みを実行できない。

LMTOOLS のステータスリストに、ライセンスサーバーマネージャ(lmgrd)が起動していないことが示されている: "Error getting status: Cannot connect to license serversystem.The license server manager (lmgrd) has not been started yet, the wrongport@hostname or license file is being used, or the port or hostname in the license file hasbeen changed".

理由 LMTOOLS が正しい lmgrd.exe を参照していません。

解決策 LMTOOLS の設定を変更する必要があります。次の操作を行います。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

2. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[Tekla StructuresLicensing Service]が選択されていることを確認します。

3. [Browse]をクリックして lmgrd.exeファイルを表示します。

デフォルトでは、このファイルは..\TeklaStructures\License\Serverフォルダにインストールされます。

4. [Save Service]をクリックします。

5. [Start/Stop/Reread]タブを開き、[Stop Server]をクリックします。

6. [Start Server]をクリックしてサーバーを再起動します。

変更が適用されます。

LMTOOLS でライセンスサービスのステータスが表示されない。

LMTOOLS の[Server status]のステータスリストに、ライセンスファイルが見つからないとが示される: "Error getting status: Cannot find license file.The license files (orlicense server system network addresses) attempted are listed below.UseLM_LICENSE_FILE to use a different license file, or contact your software provider for alicense file".

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

97 Tekla Structures ライセンスでの LMTOOLS の使用時の問題

理由 現在実行されていないライセンスサービスのステータスを照会しようとしています。

解決策 Tekla Structures ライセンスサービスを開始する必要があります。次の操作を行います。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

2. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[Tekla StructuresLicensing Service]が選択されていることを確認します。

3. [Start/Stop/Reread]タブを開き、[Start Server]をクリックします。

4. [Server Status]タブを開き、[Perform Status Enquiry]をもう一度クリックします。

参照項目

Tekla Structures ライセンスで使用される LMTOOLS のオプションと設定ページ 77

Tekla Structures ライセンスサービスのインストール-手動インストールページ 18

Tekla Structures ライセンスサーバーの手動設定ページ 22

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

15.9 Tekla Structures の起動時の問題

Tekla Structures が起動しない。次のメッセージが表示される:"Error whenconnecting to the license server.Contact your system administrator or try anotherserver".

理由 ライセンスサーバーに接続していない。

解決策 次の点を確認します。

• ネットワーク接続が機能していることを確認します。

• ライセンスサーバーの名前を正しく入力したことを確認します。

詳細については、「ライセンスサーバーへの Tekla Structures の接続ページ 51」を参照してください。

• LMTOOLS のライセンス情報が正しいことを確認します。ライセンス情報が正しくない場合は、LMTOOLS でライセンスファイルを再読み込みし、TeklaStructures を再度起動してみます。

LMTOOLS の詳細については、「Tekla Structures ライセンスで使用されるLMTOOLS のオプションと設定ページ 77」を参照してください。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

98 Tekla Structures の起動時の問題

Tekla Structures が起動しない。次のメッセージが表示される:"License serversystem does not support this feature".理由 ライセンスサーバーが 新の状態ではない可能性があります。

解決策 ライセンスサーバーの状態を更新します。次の操作を行います。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。LMTOOLS を管理者権限で起動します。

2. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[Tekla StructuresLicensing Service]が選択されていることを確認します。

3. [Start/Stop/Reread]タブで、[Stop Server]をクリックして数秒間待ちます。

4. [Start Server]をクリックします。

5. Tekla Structures を再起動します。

それでも問題が解決しない場合は、 寄りの Tekla Structures サポートにお問い合わせください。サポートには、tekla.lic、tekla.opt、tekla_debug.logの各

ファイルのコピーが必要です。

Tekla Structures が起動しないことがある。

次のメッセージが表示される:"Cannot connect to license server system.The licenseserver manager (lmgrd) has not been started, the wrong port@host or license file is beingused, or the port and hostname in the license file has been changed".

理由:ライセンスサーバーのポート番号が定義されていない場合は、ライセンスサーバーと Tekla Structures クライアントコンピュータとの間で通信に問題が発生している可能性があります。

解決方法:ライセンスサーバーのポートを定義します。次の操作を行います。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

2. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[Tekla StructuresLicensing Service]が選択されていることを確認します。

3. ライセンスサーバーコンピュータの tekla.licファイルで、空いているポー

トをライセンスサーバー用に定義します。詳細については、「ライセンスファイル tekla.lic の手動変更ページ 21」を参照してください。

4. [Start/Stop/Reread]タブを開き、[Stop Server]をクリックしてライセンスサーバーを停止します。

5. [Start Server]をクリックします。

6. クライアントコンピュータで Tekla Structures を起動します。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

99 Tekla Structures の起動時の問題

7. Tekla Structures で、 [ツール] --> [ライセンスサーバーの変更] をクリックします。ライセンスサーバーのポートとホスト名を定義します。

8. Tekla Structures を閉じます。

9. すべての Tekla Structures クライアントコンピュータで、手順 5~7 を繰り返します。

参照項目

ライセンスサーバーへの Tekla Structures の接続ページ 51

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

15.10 オプションファイル tekla.opt の問題

tekla.opt ファイルが有効にならない。

理由 ライセンスサービスがオプションファイルを読み込んでいません。

解決策 次の操作を行います。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures ライセンス] --> [LMTOOLS] に移動します。

2. [Service/License File]タブで、[Configuration using services]と[Tekla StructuresLicensing Service]が選択されていることを確認します。

3. [Start/Stop/Reread]タブで、[ReRead License File]をクリックします。

4. ..\TeklaStructures\License\Serverフォルダを参照し、テキストエデ

ィタで tekla_debug.logファイルと tekla.optファイルを開きます。

5. tekla_debug.logファイルに tekla.optファイルと同じキーワード文字

列が含まれていることを確認します。

これでうまくいかない場合は、 寄りのサポートにお問い合わせください。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

100 オプションファイル tekla.opt の問題

参照項目

Tekla Structures ライセンスのアクセス権の変更(tekla.opt)ページ 53

Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明ページ 101

15.11 Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明

エラー 6問題 ライセンスライブラリの初期化が次のエラーで失敗した: Activation LibraryInitialization error #6.Please, contact software vendor to resolve the problem.理由 Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールフォルダには、以前のバージョンの Tekla Structures ライセンスサーバーから取得された.dllファイルが含

まれています。

解決策 この問題を解決するには、次の操作を行います。

1. Tekla Structures License Administration Tool を閉じ、LMTOOLS の[Start/Stop/Reread]タブで[Stop Server]をクリックして Tekla Structures ライセンスサーバーを停止します。

2. 既存の Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールをすべてアンインストールします。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

101 Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明

3. Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールフォルダに.dllファイル

が含まれている場合、ファイルを手動で削除します。

4. これで、アンインストールされたバージョンが存在していたのと同じフォルダに Tekla Structures ライセンスサーバーをインストールできます。

ライセンスサーバーのインストールの詳細については、「Tekla Structures ライセンスサーバーのインストールページ 16」を参照してください。

注 この場合は、認証を返却する必要はありません。ライセンスは、Tekla Structuresライセンスサーバーのインストールディレクトリ外の Flexera Software の特定の場所に安全に保存されます。

エラー 20問題 エラー 20:"ライセンスのサービスはインストールされていません"理由 このエラーは、Tekla Structures License Administration Tool を起動するときか、serveractutil.exeコマンドラインツールを実行しようとすると発生しま

す。

解決策 Tekla Structures ライセンスサービスのインストールで[手動]オプションを選択した場合、FLEXnet ライセンスサービスを手動でインストールする必要があります。

1. 他の FlexNet ライセンスサービスがサーバーで実行されている場合は、コマンドを入力する前にそのサービスを停止してください。

2. 使用している Windows オペレーティングシステムに応じて[スタート]メニューまたはスタート画面に移動し、管理者としてコマンドプロンプトを開きます。

3. コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。

cd /D full_path_to_installation_directoryたとえば、デフォルトのフォルダに Tekla Structures ライセンスサーバーをインストールする場合、「cd /D C:\TeklaStructures\License\Server」と

入力する必要があります。

installanchorservice.exe

エラー 109問題 返却する認証取得済みライセンスがない。別のプログラムが認証取得済みライセンス権を同時に変更した可能性がある。(109) Unable to return as there is nolicenses in Trusted Storage.理由 他のプログラムによりトラステッドストレージが変更されたと思われます。赤色の R はライセンスが破損していることを示すため、返却できません。

問題 サーバーコンピュータに戻すライセンスを待機します。

エラー 123 またはエラー 50030

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

102 Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明

問題 メッセージ 1: Row n: An error occurred but FLEXnet Licensing did not returnan error number.(123)メッセージ 2: トラステッドストレージまたは指定された ASR をロードできません。(50030)理由 これらのエラーメッセージは、トラステッドストレージを読み込むことができず、トラステッドストレージが破損していることを示しています。

解決策 ライセンスを置き換える必要があります。置き換えと手順については、寄りのテクラオフィスまたは Tekla Structures 販売店にお問い合わせください。

エラー 1316問題 ライセンスサーバーのインストールが失敗する。

次のメッセージが表示される:"A network error occurred while attempting to read fromthe file C:\Documents and Settings\paha\Local Settings\Application Data\Downloaded Installations\...\TeklaStructures License Server v1.01.msi".

理由 古いバージョンのライセンスサーバーがインストールされています。

解決策 古いバージョンのライセンスサーバーをアンインストールしてから、新しいバージョンをインストールします。

サーバーのアンインストールの詳細については、「Tekla Structures ライセンスサーバーのアンインストールページ 25」を参照してください。

エラー 1316ライセンス認証の取得に失敗し、次のメッセージが表示される: "UnspecifiedFLEXnet Error with code 7174 Only deployed entitlement line item can be fulfilled."理由 無効なライセンスを認証しようとしています。

解決策 寄りの Tekla Structures 販売店から新しいエンタイトルメント証明書を送付いただく必要があります。新しいエンタイトルメント証明書を使用して認証を再試行し、古い無効なエンタイトルメント証明書をアーカイブフォルダに移動します。

詳細については、「自動サーバー通知を使用した Tekla Structures ライセンスの認証ページ 47」を参照してください。

エラー 7284問題 不明な FLEXnet エラー。コード: 7284。無効なフルフィルメントレコードFID_xxxxxxxx_xxxxxxxxxxx__xxxx でサポート操作を実行できない。

理由 トラステッドストレージが以前のバックアップコピーから復元されました。フルフィルメント ID が FID_ xxxxxxxx_xxxxxxxxxxx__xxxx のライセンスは既に認証が返却されています。

解決策 トラステッドストレージファイルを 新のバックアップコピーから復元し、必要に応じてライセンスを修復する必要があります。

ライセンスの修復の詳細については、「Tekla Structures ライセンスの修復ページ 61」を参照してください。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

103 Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明

エラー 7288 およびエラー 111メッセージ 1: The activation of the fulfillment is denied by the activation policybecause fulfill count exceeded the available seat count.メッセージ 2: The activation of the fulfillment is denied by the activation policybecause number of copies left is zero.理由 1:別のサーバー/コンピュータで既に認証されているライセンスを認証しようとした可能性があります。

解決策 他のコンピュータからライセンスの認証を返却した後、新しいサーバー/コンピュータ上でライセンスを認証します。

理由 2:既に関連付けられている認証取得済みライセンスの認証を返却せずに、更新された一時ライセンスまたは期限のないライセンスの認証を取得しようとした可能性があります。

解決策 まず、既存の一時ライセンスの認証を返却したうえで、次に使用する元のライセンスと関連付けられているライセンスの認証を取得します。

ライセンスの認証の返却の詳細については、「Tekla Structures ライセンスの認証の返却ページ 59」を参照してください。

エラー 7343問題 不明な FLEXnet エラー。コード: 7343。エンタイトルメント行項目が<date><time>に期限切れになった。

理由 ライセンスの有効期限が切れています。期限切れのライセンスを認証または修復することはできません。

エラー 7466問題 ライセンス認証の返却に失敗し、次のメッセージが表示された: "The return ofthe fulfillment is denied by the return policy because max return exceeded".理由 30 日間でライセンス認証を返却できる回数の上限を超えています。

解決策 過去 30 日以内にライセンス認証を初めて返却した日から 30 日経過すると、ライセンス認証の返却を再び実行できます。技術上およびセキュリティ上の理由により、一定期間内にライセンスの認証を返却できる回数には制限を設けております。

エラー 7581問題 不明な FLEXnet エラー。コード: 7581。activationId XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XX のオンライン返却/修復リクエストの生成元が元のクライアントマシンと異なる。

理由と解決方法: ライセンスがもともと認証されたコンピュータではありません。ライセンスの返却/修復は元のコンピュータから行う必要があります。別の理由として、コンピュータが大幅に変更されたため、Tekla の認証取得サーバーが同じコ

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

104 Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明

ンピュータとして認識できなくなった可能性があります。この場合は、ライセンスを置き換える必要があります。

ライセンスの返却と修復の詳細については、「持ち出した Tekla Structures ライセンスの返却ページ 70」と「Tekla Structures ライセンスの修復ページ 61」を参照してください。

エラー 50005問題 エラー(5005)ライセンス認証の取得の失敗-API の初期化が失敗しました。

問題 認証済みのライセンスが表示されず、新しいライセンスを認証できない。

理由 インストールパッケージで、一部のソフトウェアコンポーネントを初期化または登録できていません。

解決策 次の操作を行います。

1. 管理者権限でログインします。

2. License Administration Tool を閉じます。

3. [LMTOOLS] --> [Start/Stop/Reread] タブで、Tekla Structures ライセンスサーバーおよび同じコンピュータ上にあるその他のライセンスサーバーを停止します。

4. ..\TeklaStructures\License\Serverフォルダに移動します。

5. installanchorservice.exeをダブルクリックします。

6. [LMTOOLS] --> [Start/Stop/Reread] タブで、Tekla Structures ライセンスサーバーおよび同じコンピュータ上にあるその他のライセンスサーバーを起動します。

7. License Administration Tool を開きます。メッセージは表示されなくなります。

エラー 50018問題 ライセンスを持ち出すことができない。

理由 間違った製品 ID ファイルを使用しています。

解決策 次のいずれかの操作を行います。

• Tekla Structures License Administration Tool で製品 ID ファイルをエクスポートし、ライセンス持出しに使用します。

エラー 50033問題 ライセンスを持ち出すことができない。

理由 1:ライセンスサーバーに 新のライセンス情報がない。

解決策 LMTOOLS で、サーバーを停止して再起動します。

理由 2:オプションファイルの INCLUDEキーワードによって、構成を持ち出すこと

ができなくなっている。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

105 Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明

解決策 構成を持ち出すには、インクルードしたユーザーグループにダミーユーザー"ACTIVATED LICENSE(S)"を追加する必要があります。次の操作を行います。

1. テキストエディタを使用して tekla.optを開きます。

2. インクルードしたユーザーグループに"ACTIVATED LICENSE(S)"を追加し

ます。次に例を示します。

GROUP steel "ACTIVATED LICENSE(S)" user1 user2 user3user4INCLUDE STD-C GROUP steel

3. tekla.optに加えて変更を保存します。

4. LMTOOLS で、ライセンスファイルを再読み込みするか、サーバーを停止してサーバーを起動します。

エラー 50035問題 ライセンスを持ち出すことができない。

理由 ユーザーがライセンスサーバーで認証を取得していないライセンスを持ち出そうとしています。たとえば、ユーザーがバージョン 20 のライセンスを持ち出しそうとしているが、サーバーではバージョン 21 のライセンスしか認証されていないなどです。

解決策 次の操作を行います。

• 製品 ID ファイルが 新であることを確認します。 新でない場合、TeklaStructures License Administration Tool で新しい製品 ID ファイルをエクスポートし( [ファイル] --> [エクスポート] )、持出しを行うユーザーにこのファイルを送信します。次に、新しい製品 ID ファイルを保存して Tekla StructuresLicense Borrow Tool を開いた後、[開く]をクリックして新しい.tpiファイル

を参照し、もう一度持出しを行うようユーザーに指示します。

• LMTOOLS のライセンス情報が 新であることを確認します。 新でない場合は、ライセンスファイルを再読み込みします。

エラー 50036問題 ライセンスを持ち出すことができない。

理由 ライセンスの持出しを許可されていない。

解決策 次のいずれかの操作を行います。

• ライセンスの持出しを行うことができるように、オプションファイル(tekla.opt)を変更する必要があります。詳細については、「Tekla Structuresライセンスのアクセス権の変更(tekla.opt)ページ 53」を参照してください。

• 別のライセンスを持ち出します。

エラー 50037問題 ライセンスを返却できない。

理由 ライセンスを持ち出したライセンスサーバーとは別のサーバーに、ライセンスを返却しようとしています。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

106 Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明

解決策 ライセンスを持ち出したライセンスサーバーと同じサーバーに、ライセンスを返却する必要があります。次の操作を行います。

1. [スタート]メニューまたはスタート画面(Windows オペレーティングシステムによって異なります)から、 [Tekla Structures License Borrow] --> [TeklaStructures License Borrow Tool] に移動します。

2. [ライセンスサーバーから持ち出す]ダイアログボックスで、 初にライセンスを借用したライセンスサーバーの名前を入力し、[OK]をクリックします。

3. [持出し中のライセンス]領域の[返却]チェックボックスをオンにして、返却するライセンスを選択します。

4. [返却]ボタンをクリックして、ライセンスを返却します。

ライセンスの返却処理が正常に完了すると、[持出し中のライセンス]セクションが更新されます。

エラー 50040 またはエラー 50041エラー 50040 またはエラー 50041、問題 1: ライセンスの認証の取得、返却、または修復に失敗する

理由 ライセンスサーバーが Tekla の認証取得サーバーに正常に接続できませんでした。通常、これはオンライン認証時に発生する一時的な問題です。

解決策 次の操作を行います。

• インターネット接続が機能していることを確認します。ライセンスの認証の取得および返却時には、インターネット接続が必要です。接続が低速の場合もエラーが発生することがあります。

• Tekla Structures License Administration Tool を終了し、しばらくしてからライセンスの認証を行います。

• 別のライセンスの認証を行ってみます。

• ファイアウォールによって認証取得時の通信がブロックされる場合があります。使用しているファイアウォールの設定を確認します。詳細については、「Windows ファイアウォール経由での Tekla Structures ライセンスサーバーの使用ページ 27」を参照してください。

• 新バージョンの Tekla Structures ライセンスサーバーを使用していることを確認します。

• このエラーは、サーバーコンピュータの Windows 更新プログラムがファイナライズされていないために発生した可能性があります。サーバーを再起動して再試行してください。

• Windows のログインユーザー名に特殊文字が含まれている可能性があります。別のユーザー名(administrator など)でログインしてみてください。

• インターネット接続が機能していることを確認します。

• 寄りの Tekla Structures サポートに問い合わせて、手動認証を依頼してください。

エラー 50040 またはエラー 50041、問題 2: ライセンスを持ち出すことができない。

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

107 Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明

理由 ライセンスサーバーに接続していない。

解決策 次の操作を行います。

• ネットワーク接続が機能していることを確認します。

• Tekla Structures License Borrow Tool を起動し、[ライセンスサーバーから持出す]ダイアログボックスに正しいライセンスサーバー情報が入力されていることを確認します。

参照項目

Tekla Structures ライセンスの認証、返却、持出し時のエラーの表示と診断ページ84

Tekla Structures ライセンスの認証時の問題ページ 88

Tekla Structures ライセンスの持出し時の問題ページ 93

Tekla Structures ライセンス認証の返却時の問題ページ 93

Tekla Structures ライセンスのトラブルシューティング

108 Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明

16免責条項

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免責条項 110 Tekla Structures ライセンスの問題: エラーコードとその説明