thailand business 201308

タイ語化粧品クチコミメディア＆タイのEコマース状況報告

Buzz Marketing Co., Ltd. Shinsuke Wakai, CEO

Aug 2013

自己紹介 Shinsuke Wakai / 若井伸介 •  Buzz Marketing Co., Ltd. 代表　「女性のクチコミパワーを活用したマーケティング支援事

業」 •  タイ語化粧品クチコミサイト「cosmenet」運営 •  ABAC大学院情報経営学修士

略歴 •  アメリカの大学へ留学後、フランス人起業家に誘われバンコクで英会話E-

Learningの学校法人経営へ参画 •  アメリカ投資会社とのM&Aに伴い独立、コスメネットを開発・運営 •  現在は東南アジア向け化粧品Eコマース事業、化粧品メーカーのタイ進出

サポート、若者向け市場調査などを行う。

第一部　タイのメディア 0. 自己紹介 1.  タイについて 2.  タイの若者 3.  メディア・広告の種類 4.  なぜ化粧品？ 5.  今後の展開 6.  まとめ

第二部　タイのEコマース 1.  マーケット規模 2.  タイの有名ECサイト 3.  成長が遅い理由4つ 4.  購買決定の要因３つ＋１ 5.  効果的なアプローチ 6.  市場拡大へのポイント 7.  試験的に配送部隊導入 8.  まとめ

アジェンダ

第一部　タイのメディア

１　タイについて

タイについて

人口 6,950万人

インターネット人口 2,500万人

ネット浸透率 36%

携帯電話 7,700万台

スマホ台数 1,400万台

一人当たりGDP 4,972USD

タイについて

h3p://asean-‐firstbiz.com/asean%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B/%E6%88%90%E9%95%B7%E6%80%A7%E3%81%AE%E9%AB%98%E3%81%84%E5%B8%82%E5%A0%B4/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E6%A7%8B%E6%88%90%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%BE%B4

タイインドネシア

マレーシアフィリピン

タイについて

人口ボーナス期：豊富な労働力で経済活動が活発になる時期。（子供と高齢者の数が少ない一方で若い人々の労働力が膨張する。）日本は１９９５年に人口負担期へ、タイは2015年に移る。

h3p://www5.cao.go.jp/j-‐j/sekai_chouryuu/sh10-‐01/pdf/s1-‐10-‐2-‐2.pdf

ネット環境携帯電話＆スマホ

h3p://sawasdee-‐terry.blog.ocn.ne.jp/

仏教９３．３％仏教徒タンブン＝善を行うこと 1.  お布施 2.  道徳や戒律を守る 3.  瞑想

h3p://apusara.exblog.jp/ h3p://nabbisipura.syarasoujyu.com/THAI_BUD/02/

ビジネス製造業（輸出額の９０％）中間層の拡大＝内需拡大タイの伊勢丹では日本食材をタイ人へ売り込み

観光日本人はタイ旅行者数第二位親日国タイ人の日本渡航者数も過去5年で約2倍240,000人へ。（2013年7月1日タイ→日本ビザ免除で大幅更新は確実）

h3p://www.mofa.go.jp/mofaj/area/thailand/data.html

タイへの旅行者数

AEC　（2015年）タイのメリット •  関税撤廃 •  自由貿易など東南アジアへのゲートウェイ •  ヒト、モノ、カネの交差地点

２　若者について

h3p://anngle.org/column/maipenrai/newgraduatessalary.html

すでに少子化が始まっている。親が子供一人当たりにかける教育費は上がっており、高校・大学生で英会話スクールに通っている生徒は多い。十年前は月額5,000円程度が一般的だったバンコクの英会話スクールも 15,000円以上の高級路線が増加中。

タイの名門大学チュラ大の卒業式。

人との繋がりが非常に強い •  大家族で共同生活 •  友人、同僚、上司・部下 •  先生・お手伝いさん •  全員の携帯アドレスを共有する

傾向

携帯・スマホでいつでも通話やチャット •  相手はたいてい恋人や家族。 •  一日の利用時間6時間以上も。 •  仕事中の個人的な用件でも全然ＯＫ。

学歴社会女性の社会進出首相も女性。豆知識：オカマさんもごく当たり前。

女性の購買力クチコミ力ネットで共有され評判になったコスメが翌日品切れ。お買い得セール情報がネットで拡散しお

客が殺到、など。

３　タイのメディア・広告の種類

Src: Media Intelligence

テレビ


新聞雑誌屋外広告


交通機関映画館店内広告


TV, 58.7% 新聞, 15.7%

ラジオ, 6.8%

雑誌, 5.8%

映画, 5.5%

屋外, 4.4% 移動体, 1.9% 屋内, 0.9%

インターネット, 0.3%

インターネットバナー広告ＳＮＳ広告アドネットワークブロガープロモーション


Src: Nielsen 2011

2%へ拡大（2012)

ネット広告は今後に期待。

タイの広告費内訳

コスメネットはFan数で化粧品メディアＮｏ１

４　なぜ化粧品？（コスメネットについて）

Src: Nielsen 2011

トップ５社中4社が化粧品関連

タイの企業別広告費トップ２０

July 2012

コスメネットは

22万人。

化粧品メディア

No1.

タイのメディア別フェイスブックランキング

コスメネット・コミュニティー •  化粧品に興味のある •  発信力・購買力がある •  会員データベース

５　今後の展開

「化粧品分野のシェア拡大」＆「タイ人女性データベースを活用した新規事業開拓」

シェア

事業領域

化粧品メディア

領域化粧品ＥＣ領域

事業規模の拡大

事業領域の拡大女性会員

Made in Japan 製品・コンテンツの東南アジア展開 1.  女性向けアニメ・動画コンテン

ツのスマホ配信 2.  女性向けスマホアプリの展開 3.  美容製品・健康食品の輸入販

売（ネット・ＴＶ通販）など

日本発のコンテンツ

タイにもコスプレ専門誌登場、読者はほぼ女性バンコクの駅中に開店した日本のフィギュア専門店 Source: h3p://ascii.jp/elem/000/000/763/763065/index-‐5.html

タイ人コスプレイヤー

６　まとめ

1.  仏教、親・家族・友人の繋がりが強い 2.  以前は携帯電話、現在はスマホで頻繁にチャット 3.  タイ女性の社会進出は進んでいる 4.  クチコミの力は強い→購買に影響 5.  インターネット広告はまだ全体の２％程度 6.  若者はネット上でコミュニティーを形成 7.  女性ユーザーの活用→事業領域拡大

第二部　タイのEコマース

タイEコマース市場規模（小売り） 2012: 約3,000億円 2015: 約5,600億円へ拡大予想（毎年20％前後成長）＊但し数字は統計によってまちまち

Src: K.Pawoot, Tarad.com: Echelon 2013 – Thailand Satellite April 2013 h3p://www.bangkokpost.com/tech/computer/282114/opportuniaes-‐without-‐borders

Src: ICD Research Analyacs

代表的ECサイト Tarad.com •  B2B2C モデル •  2009年 335万ドルで楽天が買

収 •  14年で200万ユーザ •  20万ユニークユーザ/日

タイＥコマース市場規模予想（小売り）

タイの有名Eコマースサイト

Src: Echelon 2013 – Thailand Satellite April 2013

商品掲載型　CtoC

モール型　BtoBtoC

店舗型　BtoC

グルーポン型


無料・有料で情報が掲載されている。主に電話でコンタクト。


登録された商品を各店舗から購入。管理画面あり。

店舗型　BtoC

カテゴリ化された商品を検索して購入可能。アマゾン型。

店舗型　BtoC

グルーポン型

主に美容系のお試しクーポン購入。

Eコマースの成長が遅い理由４つ 1.  文化的背景 2.  信用・コミュニケーション 3.  物流 4.  クレジットカード普及率

Src: K.Pawoot, Tarad.com: Echelon 2013 – Thailand Satellite April 2013

クレジットカード発行枚数の推移

Src: Bank of Thailand

クレジットカード1700万枚

支払い方法別割合

Src: Dealfish, shopping.co.th, Echelon Thailand 2013

ATM, Online Banking 7-‐eleven, supermarket

購買決定要因３つ＋１ 1.  価格 2.  商品の種類の多さ 3.  支払い方法の簡単さ +1 (お店の信用度と配送)

Src: tarad.com 2013

効果的なアプローチ •  タイ語　SEO＆SEM •  バナー広告・アドネットワーク •  ソーシャルネットワーク •  インフルエンサー＆ブロガー •  掲示板やネットコミュニティー

Cosmenet workshop 2010 with Kanebo Thailand

ネットコミュニティー Facebook、Instagram（写真共有） LINE、WeChat　（チャット）コスメネット, Pantip　（クチコミ）

Src: h3ps://www.facebook.com/cosmenet

Src: K.Pawoot, Tarad.com: Echelon 2013 – Thailand Satellite April 2013

市場拡大へのポイント •  ３G回線の地方都市への普及 •  支払い方法、物流の発達 •  若者によるライフスタイルの変化

ＥＣ事業で試験的に導入 •  コールセンターと組み合わせた

ネット通販 •  バンコク市内バイク便（翌日配送） •  代引きサービス（CoD）

（日本発の女性向け商材募集中！）

まとめ

1.  EC市場規模は年20％前後の増加 2.  各種ECサイトが展開中 3.  信用不足はコミュニケーションでカバー 4.  ３G回線普及により地方のネット閲覧者増加 5.  物流・支払い方法はまだ改善途上 6.  若者を中心に徐々にオンライン購入は浸透 7.  弊社では試験的に代引きサービス、翌日配送導入

最後に現在私達は一緒に東南アジア市場で事業拡大を行いたい

1.  女性向け商材 2.  デジタルコンテンツ

をお持ちの企業様を募集中です。

ありがとうございました。

Shinsuke Wakai / 若井伸介

[email protected] [email protected]

Buzz Marketing Co., Ltd.

32/144 CP Parklane, Nuanchan Rd., Klongkhum, Bungkhum, BKK 10230

Tel (66)2946-3700 Fax (66)2946-3711

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