tocfe日本支部の取り組み

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飛田 基* 岸良裕司 *教育のためのTOC 日本支部 事務局長 [email protected] tocforeducation.org * ゴールドラット博士の遺志としてスタートした J-TOCシンポジウム, 2011 20111125

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Page 1: Tocfe日本支部の取り組み

飛田 基* 岸良裕司

*教育のためのTOC 日本支部 事務局長

[email protected]

tocforeducation.org

*ゴールドラット博士の遺志としてスタートした

J-TOCシンポジウム, 2011

2011年11月25日

Page 2: Tocfe日本支部の取り組み

*

*Mrs. Kathy Suerken (TOCfE 会長)

*J-TOC

*TOCfE 運営ボランティアの皆様

*国内ゴールドラットグループの皆様

Page 3: Tocfe日本支部の取り組み

*

*国家はシステムとして捉えることができる

*「システム・ジャパン」は効率的だろうか?

*20年で日本を良くすることができるだろうか?

システム【system】 複数の要素が有機的に関係しあい、全体としてまとまった機能を発揮している要素の集合体。組織。系統。仕組み。 [株式会社岩波書店 広辞苑第六版]

Page 4: Tocfe日本支部の取り組み

*

UDE:

食料自給率が低い

DE:

将来に渡って食料に

不安がない

UDE:

所得格差が

広がっている

DE: すべての人にチャンスがひらかれて

いる

UDE DE

Page 5: Tocfe日本支部の取り組み

*

A

誰でも適切な医療を

受けられるように

する

C

医療のアクセサビリティを維持する

B

今の医療制度を

維持する

D

今の患者と医療の

負担を増やさない

D’

今の患者と医療の

負担を増やす

UDE:

医療制度が

破たんして

いる

Page 6: Tocfe日本支部の取り組み

*

A

日本が世界中の

国から尊敬される

C

先進国に認められる

B

新興国の発展に

貢献する

D

海外に物的支援を

する

D’

自国が強くなることに集中して投資する

UDE: 日本の

存在感が

なくなって

きている

Page 7: Tocfe日本支部の取り組み

*

A

経済を発展させる

C

財政を破たん

させない

B

需要を増やす

D

財政出動する

(借金を増やす)

D’

財政出動しない

UDE: デフレが続いている

Page 8: Tocfe日本支部の取り組み

*

A

日本を良くする

C

健全な財政を

維持する

B

国民により良い

環境を提供する

D

お金を使って

何とかする

D’

お金を使わずに

何とかする

Page 9: Tocfe日本支部の取り組み

*

*たくさんのネガティブ・

ループ(しがらみ)

*問題の根本は、国家が「お金を使ってなんとかしよう」(D)と考えているために借金が増え続けていること

*ネガティブな症状:

*海外からの投資がない

*株価が上がらない

*輸出がふるわない

Page 10: Tocfe日本支部の取り組み

*

*働く人(公務員、ビジネスマン)の多くは、

子供の親でもある

*学ぶための最良の方法は教えることである

*4歳児も20年たてば、24歳になる

Page 11: Tocfe日本支部の取り組み

**インジェクション:

*TOCfEを教える(ビジネスマン、

公務員を含む大人)

*TOC の成功事例を公開し、使って

もらう

*行政で TOC を試行する

*結果として起こるはずのこと:

*考える企業マネジメントが育つ

*考える行政の職員が育つ

*みんなが考える力を発揮している

Page 12: Tocfe日本支部の取り組み

*

在庫として眠っていたキャッシュが解放され

考える企業

マネジメントが育つ

みんなが

考える力を

発揮している

考える

行政の職員が

育つ

お金が

回っている

皆がやりがいのある

仕事が

できている

経済が

活性化

している

企業の

売上・利益が増える

行政が目的と

手段を分けて

考えられる

予算を使うことだけが目的では

なくなる

日本企業の

国際競争力が

高まる

税金の

無駄遣いがなくなる

税金が国民の幸せのために使われている

税収が

増える

Page 13: Tocfe日本支部の取り組み

*

海外から

活発な

投資がある

経済が

活性化

している

日本企業の

国際競争力が

高まる

税金の

無駄遣いがなくなる

税金が国民の幸せのために使われている

税収が

増える

国の借金が

返済できる

国債が

GDP比で

減っている

必要な時に

必要な医療が

受けられる

年寄りも

健康である

経済成長し続けている

優秀な

人材が

日本に

集まって

くる

雇用が

十分にある 輸出が増え

続けている

(国・民間の)資産が増え

続けている

Page 14: Tocfe日本支部の取り組み

*

日本人が

世界に

貢献している

海外から

活発な

投資がある 年寄りも

健康である

雇用が

十分にある 輸出が増え

続けている

(国・民間の)資産が増え

続けている

やり方を世界に

公開する

日本が

尊敬

される

すべての人にチャンスが

ひらかれている

若者が将来にワクワクして

いる

将来に対して

不安がない

老後も安心して過ごせる

子供が安心して

生める

就労人口が

増えている

若者が

選挙に行く

Page 15: Tocfe日本支部の取り組み

*

*何を変えるか?

*お金を使って何とかする

*何に変えるか?

*お金を使わずに何とかする

*どうやって変えるか?

*TOCfEを教えられるように教える

*TOC の成功事例を活用できるように公開する

*TOC を行政で展開できるように試行する

*高い目標を設定することで、(教師だけでなく)多くの人をTOC、TOCfEに引き付ける

Page 16: Tocfe日本支部の取り組み

*

現在から将来に亘って

ちゃんと考える人を育て続ける

カリキュラム 文学、歴史

科学、数学 …

ビヘイビア 自律的学習

問題行動の是正

学級崩壊の予防

更生

変革の実行 抵抗の予防・対処

リーダーシップ

Page 17: Tocfe日本支部の取り組み

*

*22番目のTOCfE導入国

*4日間の「カリキュラム」ワークショップ

*教師に限定されない140名の参加者(経営者、人材教育担当者、

アカデミア、コーチ・ファシリテータ、その他)

*TOCfE会長のキャシー・スエルケン氏自らによる講演

*ワークショップをサポートする12名のファシリテータ

Page 18: Tocfe日本支部の取り組み

*

18

*ガイド付き練習

*グループ練習

*個人練習

*ふりかえり

*フィードバック

*評価

Page 19: Tocfe日本支部の取り組み

*

19

① セミナーで何を学びましたか?

② 学んだことをどのように活用していきますか?

10件のビデオメッセージ

http://tocforeducation.org/category/参加者の感想/

Page 20: Tocfe日本支部の取り組み

*

20

*解決策に以前よりも納得できるようになりました

*クラウドで性格まで変わってきました!

*子供って意外に論理的に考えていることに気づきました

*書き出してみるといろんなニーズが分かりました

*日常にどう落とし込むかに焦点を当てていきます

*研修用に全社に展開して行きたい

*障害を先読みし、前向きに対処できるようになりました

*悩みがなくなっていき、見通しが良くなります

*ホントに使えます!カルチャーショック受けます

*子供の未来のためにたくさん使っていきたい

Page 21: Tocfe日本支部の取り組み

*

21

*評価 = 現実に何がおこっているか

*ツール活用事例、多数

http://tocforeducation.org/category/ツール活用事例/

*企業内発表で、クラウドを使って問題構造を発表し、最優秀賞受賞

*発達障害を抱える人にも使える

*3歳半の子供でも使える

Page 22: Tocfe日本支部の取り組み

**京都大学、MBAプログラム委員会の副委員長が、TOCfEの知識体系を組み込むと宣言

*5社で、TOCfEのワークブックを社内研修に採用

*東京、大阪で有志によるTOCfEの勉強会(ほぼ月例)

*83 「いいね!」Facebook のTOCfE-Japan コミュニティページ

*TOCfE 国際大会(ポーランド)での基調講演

Page 23: Tocfe日本支部の取り組み

*

23

*教育関係者(教師、校長先生)を中心とした会議

*教育現場が抱える課題とは?

Page 24: Tocfe日本支部の取り組み

*

Page 25: Tocfe日本支部の取り組み

*様変わりするコミュニケーション

ラジオ – 38年

テレビ – 13年

2 年

50万人が利用するまでに…

注)ポーランド国内でのデータ

Page 26: Tocfe日本支部の取り組み
Page 27: Tocfe日本支部の取り組み
Page 28: Tocfe日本支部の取り組み

*

現在から将来に亘って

ちゃんと考える人を育て続ける

• 自分の行いに責任が持てるようになる「ブランチ」

• ジレンマを解消できるようになる「クラウド」

• 夢をかなえる 「アンビシャス・ターゲット」

Page 29: Tocfe日本支部の取り組み

*

29

*約200名の教師のトレーニング (7つのパラレルセッション)

*文学、歴史、社会、科学

*数学(教師向け、生徒向け)

*自律的学習

*仲間同士による調停(仲直り)

(教師向け、生徒向け)

*組織運営・リーダーシップ

*幼児向けアプリケーション

*障害者向けアプリケーション

Page 30: Tocfe日本支部の取り組み

*

大人がTOCfE ワークショップに参加する

参加者が「考え方」と、

考え方の「教え方」を学ぶ

(2) 教えることで

学びが深まる

参加者が「考え方」を教えたくなる

(1) 大人が子供に教える

大人が他の

大人に教える

興味を持つ人が増える

子供が考え方を学ぶ

大人が考える力を

発揮するようになる

(3)子供は

大人になる

大きなうねりを作って、日本を良くする

ワーキング・アサンプション

1) 働く人(公務員、ビジネス

マン)の多くは子供の

親でもある

2) 学ぶための最良の方法は

教えることである

3) 4歳児も20年たてば、

24歳になる

Page 31: Tocfe日本支部の取り組み

**2012年1月22日(日) TOCfE シンポジウム(東京)

*多数のケース発表

*親子

*企業・組織

*教育機関

*海外からの招待講演

*Q&A、ネットワーキング(昼食、懇親会)

*2012年春 ワークショップ(4日間)