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1� TOEIC 900! TOEIC��

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こんにちは。鈴木拓（すずきたく）と申します。すでに、私

のことをご存知の方もいらっしゃると思いますが、自己紹介させ

ていただきます。

私は講座（セミナー）、サイト、メルマガ等で 2001 年 6 月から

英語学習の指導、アドバイスを行わせていただいており、2014 年

7 月現在、13 年活動してきたことになります。ありがたいことに

アルクの『English Journal』や『日経 Woman』、『国内で TOEIC テ

スト 990 点』、『English Plus』などのメディアでも取り上げてい

ただいたことがございます。また、講座も 2014 年 7 月現在、

「１年で TOEIC 900! 正統派の英語学習プロジェクト」

http://51.thebelltree.com/l8report1.htm

「１年で TOEIC 900! 分かる！解ける！英文法！」

http://51.thebelltree.com/g51report1.htm

「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」

http://51.thebelltree.com/nb24report1.htm

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「1 年で TOEIC 900! 英語真っすぐリーディング講座」

http://51.thebelltree.com/re35report1.htm

「英会話のための英文法 G4C」

http://51.thebelltree.com/g4c19report1.htm

など、合計で、20,300 名以上の方に受講いただき、大変好評いた

だいております。

このように、英語指導をさせていただいている私ですが、

TOEIC 990 点を持ち、英検１級を持っております。しかし、実は昔は英語が大の苦手でした。中学校での英語の通信簿はいつも2 ばかり。しかも私の中学校は進学校ではありません。地元の子供が行く普通の公立中学校です。しかも神奈川県一斉学力試験で

学校の平均点が県の平均より 20 点よりも低い中学校です。要する

にすごく成績の悪い中学校の中ですごく成績が悪かったわけです。

他の中学校だったら通信簿は 1 だったことでしょう。ほかの教科

も成績がよかったわけではなく、高校は偏差値 45 程度の進学校とは言えない高校に通いました。

・名詞が何なのかもわからない

・先頭に単語が絶対主語だと思っていた

・他動詞、自動詞なんて聞いたことがない







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こんな状態ですから、英語がわかるわけがありません。別に勉強

しなかったわけではないんですよ。

・手が痛くなるまで単語を書きまくり。

・先生が教えてくれた英文法の解法パターンを必死に暗記。

・とにかく英文を訳しまくる。

どれもやりました。どれもどこの学校でも先生が薦める勉強法で、

誰でもやる“努力”ですよね。でもどれも効果ありませんでした。

しかし、学校英語の典型的な勉強法である、

・書いたり、カードを使ったりで英単語を覚える

・とにかく日本語に訳して英語を読みまくる

・英文法のルールを必死に覚える

をやめて、効率的な英語学習法に切り替えたところ、なんと、１年で TOEIC 900 を達成することができてしまったのです！

TOEIC だけではなく、英会話スキルも磨き、英語ニュース、映

画、海外ドラマも理解できるようになり、通訳スキルもアマチュ

アレベルではありますが身につけました。英会話だって日常会話

なら何の問題もありません。英会話の面でも、今では日常会話で

あれば問題なく話すことができます。通訳学校のアマチュアコー

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スも修了しましたから、プロの通訳者が通うプロコースに通う資

格だってあります。資格も、TOEIC 990（満点）、英検１級まで伸

ばしました。

現在は自分自身が「英語が苦手な状態から一気に得意な状態に

なった経験」と、13 年間 20,300 名以上の方を指導させていただいた経験をもとに、英語学習の指導や英文法講座をやらせていただいております。

本無料レポートでは、TOEIC の意外な落とし穴を解説いたしま

す。

・ちゃんと英語力アップしてますか？

・リスニングとリーディングの弱点の勘違い

・英文法を語彙問題と勘違いしてませんか？

・リスニングセクションはリスニング練習しても解決しない？

・パート７はリーディング練習してもスコアアップしない？

など、よくある「意外な勘違い」をお話いたします。

少しでも皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。


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まず１つ目にお話したい落とし穴は、「TOEIC 対策」の勘違いで

す。TOEIC 対策として、英語学習はいろいろなことをやっていま

す。

・単語帳などで単語や熟語を覚える

・リスニング教材でリスニング力を鍛える

・英文法教材で、英文法の理解を深める

・いろいろな英文を読んで、リーディング力を鍛える

・TOEIC の問題を一杯解きまくる

・全文読まなくても正解できるようなテクニックを磨く

・「○○が入っている選択肢は間違い」などの傾向を知る

・このパターンの問題はこれが答えというパターン解法を身に付

ける

いずれも一般的な「TOEIC 対策」なのですが、上の４つと下の

４つを分けたには理由があります。

TOEIC で求められている力には２種類あります。もちろん１つ

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は「英語力」。

「どれぐらい語彙を知っているか？」

「どれぐらい正確に英語の音を聞き取れるか？」

「英文法をちゃんと理解しているか？」

「速く、正確に英語を読めるか？」

と言った、純然たる英語力です。TOEIC は「英語力をはかる試験」

です。英語力があればあるほど高いスコアが出ます。ただ、それは残念ながら理想論。TOEIC ではもう１つの力が要求されます。

それは、「テクニック」や「TOEIC 慣れ」、「傾向の知識」と言っ

た、「英語力以外の力」です。例えば、英語力があっても、時間配

分が下手で、リーディングセクションで 30 問も残して時間切れに

なってしまっては高いスコアは出ません。英語力があれば問題は

解けます。しかし、TOEIC ではそれだけでは不十分で、「速く解ける」「効率的に解ける」という力も必要なのです。

そのため、同じ英語力を持っている人でも、英語力以外の力が

ある人は 550 点、ない人は 500 点ということはよくあります。そ

のため、英語力以外の力を鍛えることも必要です。

先ほどお話した、「TOEIC 対策」のうち、後者の４つはすべて、

「英語力以外の力を鍛える対策」になります。ただし、「英語力以


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外の力を鍛えること」には２つ問題があります。

１、英語力以外の力は TOEIC では役に立たない

２、英語力以外の力だけでは頭打ちになる

例えば、「○○が入っている選択肢が間違い」という傾向を知っ

ていても、「TOEICの時間配分はこうやればいい」と知っていても、

実用英語には何の役にも立ちません。それで英語ニュースや英字新聞が理解できるわけでもありませんし、英会話ができるように

なるわけでもありません。

それに、英語力以外の力だけではすぐに頭打ちになります。先ほどお話しした通り、英語力があるだけでは良いスコアは取れま

せんから、ある程度は「英語力以外の力」も鍛えるべきです。英

語力以外の力がないと、持っている英語力をすべて引き出すこと

ができず、スコアを損してしまいます。しかし、英語力以外の力

はすぐに頭打ちになります。

「時間配分を身に付ける」、「TOEIC に慣れる」というのは、そ

れほど大変なものではありません。ある程度慣れたら、「持ってい

る英語力を引き出せるレベル」には到達します。そこからスコア

を上げるには？英語力そのものを鍛えるしかありません。

「○○が入っている選択肢が間違い」とか「この手の問題はこ

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れが正解になる」のような裏技を身に付ければスコアは上がるか

もしれません。でも、先ほどお話したように、これは実用英語で

は何の役にも立ちません。これを突き詰めて行くと、

「TOEIC 900 点なのに、英語ニュースはまったくわかりません。

英字新聞も読めません」

という大変残念な状態になってしまいます。

スコアアップのためにも、実用英語で役立つ英語力を身に付け

るためにも、ある程度 TOEIC に慣れて来たなら、あとは純粋に英語力そのものを伸ばすことに集中すべきです。ところが、こういった「英語力以外の力を身に付けるトレーニング」を「英語力

そのものを上げるトレーニング」と勘違いし、いつまでも

・TOEIC の問題を一杯解きまくる

・全文読まなくても正解できるようなテクニックを磨く

・「○○が入っている選択肢は間違い」などの傾向を知る

・このパターンの問題はこれが答えというパターン解法を身に付

ける

ということを続けている人が多いのです。繰り返しになりますが、

ある程度、TOEIC に慣れたら、「英語力そのものを上げること」に

集中すべきです。


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突然ですが質問です。下のスコアを見てどう思いますか？

リスニング 310 リーディング 260 総合 570

「リスニングの方が得意で、リーディングが苦手。バランスが悪

いな」と思う方が多いと思います。でも、実はこれって、TOEICの平均点なんです。もちろん、毎回平均点は変わりますが、大体ならすとこんなものです。

実は TOEIC って、このように、リスニングの方が 50 点高く出るのが普通なのです。つまり、バランスを考える際は、この「50点差」を考慮してあげる必要があります。

「リスニング 300 リーディング 230 総合 530」のようなスコ

アを見て、「70 点も差がある！自分はリーディングがよっぽど

苦手なんだなぁ…」と落ち込んでしまう人をよく見かけますが、

それは間違い。70 点差とは言っても、実質は「20 点差」です。このぐらいは誤差の範囲と言ってもよく、ほぼ平均的なバランス

と言えます。（もちろん、ちょーっとだけリスニングに偏ってはい

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ますが）

逆に「リスニング 250 リーディング 250 総合 500」で、「良

いバランスだな」と勘違いしてしまう人もいます。でも逆にこれ

は、実際は「50点差」なのですから、「リスニングが弱く、リーディングが強い」ということになります。50 点なので、そこまで

開きがあるわけではありませんが、誤差とは言えない範囲です。

このように、力のバランスを考える際は、この「50 点差」を考慮してあげる必要があります。そうでないと、自分の弱点、強みを見誤ってしまいます。

余談ですが、このようにリスニングの方が 50 点高く出るため、

「満点（990）にあと一歩」という人のほとんどは「リスニングは

満点だけど、リーディングが少し足りない」という状態です。「リ

スニング満点」はそこそこいますが（それでも少数ですが）、「リ

ーディング満点」はかなりレアで、リーディング満点の人はほぼ

例外なく総合点も満点です。


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パート５、６は英文法と語彙問題が出るパートです。そして、

英文法問題と語彙問題の比率は大体 55 対 45。大体、半分半分で

す。ただ、そう聞くと、

「え？そうなの？やたらと語彙問題が多いと感じるけど」

「選択肢の単語が知らない単語が多く語彙不足で解けない」

「TOEIC の語彙問題はむずかしいなぁ」

と言う人もいます。

もちろん、実際に語彙問題で苦労している人もいます。ただ、

今までに 13 年以上にわたって 20,300 名以上の方に英語指導させ

ていただいた経験上、上級者は別ですが、初心者と中級者は、

「実は英文法問題なのに、英文法の力不足で語彙問題と勘違いしてしまっている」

というケースが非常に多いのです。

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例えば、以下の問題はどうでしょうか？

Those who attended the afternoon meeting reached agreement

that the situation the company was facing was very serious and

a ------ solution was required.

(A) comprehend

(B) comprehensive

(C) comprehension

(D) comprehensively

「選択肢が知らない単語ばかりで解けない」と思う方は、大きな勘違いをしています。語彙問題かと思うかもしれませんが、実はこれはれっきとした英文法問題。しかも、非常に簡単な英文法問題です。英文法がちゃんとわかっている人からすると、

「ここには形容詞しか入らない。意味は知らないけど、単語の形

からして形容詞は B。だから B が答えだ」

と言うように、選択肢の単語を知らなくても一瞬で解けてしまう簡単な問題なのです。

逆に意味を知っていたとしても、英文法がわかっていない人だ

と意味で考えてしまいます。すると、


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A なら、「理解する解決策が要求された」

B なら、「包括的な解決策が要求された」

C なら、「理解解決策が要求された」

D なら、「包括的に解決策が要求された」

と、どれも意味が通じそうで解けないのです。

先ほどもお話しいたしましたが、パート５、６の約半分は英文

法問題です。そして、英文法のほとんどは「単語の意味はわかっていなくても英文法がわかっていれば解ける問題」です。それなのに、

「パート５、６は語彙問題が多い」

「選択肢の単語を知らないと解けない問題が多い」

と感じるのなら、問題は語彙不足ではなく、英文法の力不足です（もちろん、語彙も問題の場合も多いですが）。英文法問題は、

(A) comprehend

(B) comprehensive

(C) comprehension

(D) comprehensively

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のように、すべての選択肢の品詞が違う場合がほとんど。この例だと「A は動詞、B は形容詞、C は名詞、D は副詞」です。そして、

この例のように、「派生語」の場合が多いです。逆に語彙問題の場

合は、

(A) controversial

(B) comprehensive

(C) consistent

(D) conceivable

のように、すべての選択肢が同じ品詞という場合がほとんどです。例えば、この例だと選択肢はすべて形容詞ですね。

公式問題集などお持ちの方は選択肢をチェックしてみてくださ

い。「選択肢の品詞が違う問題」で苦労しているなら、それは英文法の力不足の証拠です。それなのに、「知らない単語だから解けない。自分は語彙不足だ」と勘違いしていたのでは、問題は解決し

ません。正しく弱点を把握して、その弱点を補強するように英語

学習して行きましょう。


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リスニングセクションでは当然、リスニング力が要求されます。

しかし、要求されるのはリスニング力だけではないのです。「リスニングセクションで苦労している」という場合、単純に「リスニ

ングをやればいい」と思い込んでしまう方が多いのですが、実は

原因は別にあることもあるのです。具体的には、以下の２パター

ンがあります。

１、パート３、４の問題と選択肢を読むのが遅い or 不正確

２、聞き取れないだけでなく、読んでも簡単にわからない

まずは１つ目の「パート３、４の問題と選択肢を読むのが遅い

or 不正確」からお話させていただきます。

リスニングセクションは当たり前ですが、聞き取った英語に対

して正確に問題に答えれば正解です。ですから、聞き取れなけれ

ば話になりません。しかし、「問題を解く」際には実はリーディング力も必要なのです。なぜかと言うと、パート３、４の問題文と選択肢は問題用紙に印刷されているからです。従って、聞き取れ

たとしても、問題文と選択肢を読むのが遅かったり、正確に読み

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取れなかったりすると、問題には答えられません。パート３、４

で苦労している場合、実は原因は「リスニング力」ではなく、「リーディング力」である可能性があるのです。

次に２つ目の「聞き取れないだけでなく、読んでも簡単にわか

らない」という点をお話しいたします。これは TOEIC に限らず、多くの英語学習者に見られる傾向です。

リスニングトレーニングをしたことがある方ならわかると思い

ますが、やっていると必ず、「聞き取れないな。きっと知らない単

語が使われているんだろうと思ったら、実はとても簡単な単語で、

こんなのも聞き取れないのかとビックリした」という体験をしま

す。上級者になってくると減って来ますが、リスニングでは、

「読めば簡単にわかるのに聞き取れない」

ということがよく起こります。同じ英文だったら、読むより聞き取ることの方がずっとむずかしいのです。

「読めないけど、聞き取れる」

ということはまずあり得ません。アルファベットが読めない子ど

もならあり得ますが、日本人の大人が英語学習する場合はあり得

ません。


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と言うことは、逆に言うと、

「読んでもわからない英文は聞き取れるわけがない」

ということが言えます。読めば簡単にわかる英文ですら聞き取れ

ないことがあるのです。読んでもわからない英文が聞き取れるわ

けがありませんよね？

さらに言えば、「読めばわかる」では不十分で、「読めば簡単に

わかる」レベルじゃないと聞き取れません。なぜかと言えば、リ

ーディングは自分のペースでできますし、読み返しもできます。

しかし、リスニングは相手のペースで聞き返しができません。な

ので、「ゆっくり読めばわかる」「読み返せばわかる」という英文ではリスニングは聞き取れないのです。

「読めば簡単にわかる英文なのに聞き取れない」という英文ば

っかりと言う場合は、純粋にリスニング力不足が原因と言えます。

その場合は、リスニングトレーニングで問題は解決できます。

しかし、「読んで簡単にはわからない」、特に「ゆっくり読んで

も、読み返してもわからない」と言うような場合は、リスニング

力も問題なのでしょうが、それ以前に、「読めば簡単にわかるレベルに達していない」ということの方が問題です。

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「読んでわかるかどうか」は、語彙と英文法の力で決まります。

この２つの力があれば、基本的に英語は読めます。「読んでも簡単

にわからない」というのであれば、語彙と英文法を鍛えないと根本的な原因は解決しませんので、この２つを優先的に鍛えるべきです。もちろん、リスニング力不足も原因の１つであることは多

いので、リスニングトレーニングも並行してやってもかまいませ

ん。ただ、根本の原因は「読んでも簡単にわからないこと」にあ

るので、その原因となっている、語彙と英文法の２つを優先して

やるべきです。


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今まで、TOEIC のリスニングセクション、リーディングセクシ

ョンのパート５、６をお話させていただきました。ここでは最後

に残ったパート７のお話をいたします。パート７で多い勘違いは

以下の２つ。

１、実はリーディング力以前に、語彙と英文法の力不足

２、リーディングトレーニングを勘違いしている

まずは１つ目の「実はリーディング力以前に、語彙と英文法の力

不足」からお話して行きます。

TOEIC を受けたことがある方はわかると思いますが、リーディ

ングセクションはとにかく時間が足りません。実際のところ、制

限時間内に全問解ける人の方が希で、ほとんどの人は数問から数

十問残した状態で制限時間が終わってしまいます。（ほとんどの人

は、残りの問題は適当にマークして提出します）

そして、普通はパート５、６、７と順番に解いて行くため、時

間切れになるのはほとんどの場合、パート７を解いている最中に

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時間切れになります。パート７は読解問題です。そのため、

「リーディングの問題を全部解ききれなかった。自分は読むスピ

ードが遅いんだな」

と勘違いしてしまう人が多いのですが、多くの場合、実はリーディングではなく、原因はパート５、６。つまり語彙と英文法にあります。

リーディングセクションの制限時間 75 分と言うのは、パート５、

６、７で共通のものです。こう言ってしまうと当たり前に聞こえ

るかもしれませんが、実は多くの人がこれを見落としています。

つまり、パート５、６で時間をかければ、それだけパート７を解く時間が少なくなるのです。そして、多くの人の場合、パート５、６で時間をかけ過ぎています。パート７に入る段階で 20 分、30

分しか残っていないことが多く、それではいかに速く読んでも全

問解ききることは不可能です。つまり、取るべき対策は「速く英語を読めるようになること」ではなく、「語彙と英文法を鍛えて、パート５、６を速く解けるようになること」なのです。

「語彙と英文法だけじゃリーディング力がつかないじゃないか」

と言う人もいます。ただ、メルマガではよくお話させていただく

のですが、リーディングというのは語彙と英文法の応用力です。「語彙と英文法をやりつつリーディングを並行してやる」という


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のなら別ですが、語彙と英文法ができていない状態で、リーディングばかりやっても、基礎ができていないので結局リーディング力はつきません。逆に、先ほどもお話ししたように、語彙と英文法が出来ていれば、基本的にリーディングはできます。そういっ

た意味でも、やはり語彙と英文法。この２つを鍛えることが大切

なのです。

次は２つ目の「リーディングトレーニングを勘違いしている」

という勘違いのお話をします。これも１つ目の、「速く読めるよう

にならなければ」という勘違いに関連しているのですが、「速く読

めるように」という考えが強すぎるのか、裏技的なテクニックに走ろうとする人が多いのです。具体的に言うと、

「問題に関係あるところだけを読むテクニックを」

「必要なところ以外は飛ばして読むテクニックを」

「パラグラフの先頭だけ読んで理解するテクニックを」

というように、「普通に読む」のではなく、「特殊な読み方」を身

につけようとする人が多いのです。

ただ、これは私はまったくもってオススメできません。私は今

現在でもこのようなテクニックは持っていません。英語に限らず、

日本語でもこんなことはできません。しかし、それでも TOEIC の

リーディングセクションは時間内に終わりますし、満点も取るこ

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とができました。TOEIC と言うのは、何もそんな特殊な技法を身

に付けることをしなくても、「普通に読んで問題に答える」という方法で対応できる試験なのです。

よく考えてみてください。あなたの友達に日本語を勉強してい

る外国人がいるとします。それなりに日本語は読めますが、まだ

日本語の新聞とかはスラスラと読めるレベルには到達していませ

ん。そんな友人が、

「速く読みたいから、飛ばして読んだり、パラグラフの先頭だけ

読むテクニックを身につけたいんだよね」

と言ったら何と言いますか？私なら間違いなく、

「いや、それ以前にあなたは普通に読むことができていないじゃ

ないか。私だってそんな飛ばし読みとかしないよ。仮にそういう

のを身につけたいとしても、普通に読めるようになるのが先だよ」

と言います。

先ほど、「私は日本語でもそんなことできません」と言いました

が、日本人が日本語を読む場合でも、「飛ばして読む」「パラグラ

フの先頭だけを読む」とかそんなことはできない人の方は多いで

す。「仕事柄、一杯書類を読まなきゃいけないので、そういうテク


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ニックを使わないと対処できない」という人もいますし、こうい

ったテクニックを持っている人もいます。でも出来ない人も多い

んです。

そんな「日本人が日本語でやってもできない人がいること」を英語でやるのは非常にむずかしいことです。できる人もいるかもしれませんが、「普通に読めるようになること」の方がはるかに大

切なので、私はオススメしません。

そもそも、読むのが遅い人はちゃんとした「読み方」を確立していないことが多いです。多くの人は、以下の２つの方法のどちらかで英語を読んでいます。

１、日本語に訳して読む

２、先頭から単語の意味をくっつけて読む（スラッシュリーディ

ング含む）

しかし、この方法は間違いです。日本語に訳しているのでは、ムダな時間と労力を使います。「英語と日本語では、語順が違うから日本語の順番で読んでいたのでは何回も読み直してしまう」とい

うのは有名な話で、ご存知の方も多いと思います。

ただ単に意味をくっつけて読んで行くのも間違い。そういった

方は、

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The man accused of lying has been telling the truth for the

whole time.

を「the man 男は、accused 非難した」というように間違った読み

方をしてしまうことが多いです。正しくは「非難された男はずー

っと真実を語っていた」。男は非難した方ではなく、非難された方

だったのです。「長い文、複雑な文になると読めなくなる」という人は読み方を確立していないことが原因であることが多いです。

正しい読み方を確立している人は、着目ポイントを知っています。例えば、上記の英文だったら、「accused の後ろに名詞が来るか」に着目しています。そして、「名詞が来たら、非難したという

意味。来なかったら非難されたという意味」だとわかっています。

パート７というと、「速く読む練習」、「ひたすら英文を読むトレ

ーニング」、「特殊なテクニック」というイメージの方が多いので

すが、

１、語彙と英文法を鍛える

２、読み方を確立する

この２つにつきます。この２つをしっかりとやって行きましょう。


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リスニングセクション、リーディングセクションのお話をさせ

ていただきましたが、意外に「英文法」が多く出て来ましたね。

「英文法はパート５、６の英文法問題のためやるもの」

とイメージしていた方が多いと思います。そんな方には、パート

７やリスニングセクションでも重要だったのは意外だったと思い

ます。

今まで、13 年以上、20,300 名以上の方に英語指導させていただ

いて来ておりますが、英語で壁に当たってしまっている人は英文法が原因のことが多いです。実は私もその１人でした。

今でこそ、TOEIC 990（満点）、英検１級を持っていますが、昔

は通信簿２（５段階）、偏差値 30 と英語が苦手でした。その時代

は英文法のことなどまったく考えておらず、「単語を覚えたり、一

杯英語を読めばできるようになる」と勘違いしていました。でも、

いくらがんばっても、全然点数は伸びませんでした。

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それが一変して、英文法の基礎から、「暗記」や「問題が解けれ

ばいいや」ではなく、「理解する」スタイルでやり直したところ、

どんどん英語力がついて行き、１年で TOEIC 900 にまで達した経験があります。軽視され勝ちですが、英文法は本当に大事です。これは英語学習者として、英語指導者としての両方の経験から声を大にして言えることです。

先ほど、「暗記」や「問題が解ければいい」スタイルではなく、「理解する」スタイルで、とお話ししましたが、これも非常に大切な点です。多くの人が、「英文法はパート５、６の英文法問題の

ためやるもの」と勘違いしているため、

「こういうときはこうなると暗記しておこう」

「よくわからないけど、問題が解ければいいや」

と勘違いしてしまっています。

しかし、本レポートでお話させていただいた通り、英文法はリ

スニングでもリーディングでも必要な知識。リスニングやリーデ

ィング、さらに TOEIC には関係ありませんが、英会話に応用する

には、理解している必要があります。丸暗記や「何となく」ではちゃんと理解していないので、文法問題は解けるかもしれません

が、応用は利きません。


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「単語や熟語の意味は知っているのに文全体の意味がわからな

い」

「パート５、６の英文法問題で選択肢の単語が知らないと解けな

い」

「自分の言った or 書いた英文がなぜ間違っているのか説明され

てもわからない」

これは英文法の力不足の典型的な症状です。このように、英文法はちゃんと「理解」しないとダメなんです。

英文法は、



「品詞」という一番の基礎から学ぶことができます。

TOEIC 対策のための講座というわけではなく、あくまで「英文

法を理解する」ことが目的です。英会話などでも使える形を目指

します。もちろん、TOEIC 対策にも有効です。実は TOEIC の英文

法の問題というのは、明らかな傾向があるんです。なんと 96％に、

「ある特徴」があるのです。

ネイティヴの音声もついていますので、発音、イントネーション

も確認できますし、分からない部分があっても、制作者である私

に直接メールで質問していただけます

28

（こちらのサポート制度が大好評いただいております）

一緒に英文法を基礎から頑張って行きましょう！


さらに、実は TOEIC のパート５、６（半分以上が英文法の問題）は、コツをつかめば最も対策の効果が出るパートなんです。

「英文法の問題はわかっている人なら一瞬で解ける。解けない人

はいくら考えても解けない」

という性質を持っているため、解ければ、「パート５、６が解ける」

だけではなく、一瞬で解ける問題が増えるので、時間の節約にな

り、パート７の長文問題にかける時間が増えて、リーディングセクション全体で大幅なスコアアップにつながるのです。

また、「じっくりと時間をかけてもいいから着実に知識を身につ

けたい」という初心者の方、あるいは、「英会話にも応用できる知

識を身につけたい」という中級者の方には、



がオススメです。





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TOEIC など、英語を読んだり、聞いたりするには英文法と語彙

が出来ていればいいのですが、自分からしゃべらなければならない英会話になると話は別です。

「読んだり聞いたりするのはできるのに、実際にしゃべるとなる

と簡単な英文もしゃべれない…」

なんて体験をお持ちの方も少なくないと思います。

英会話でしゃべれるようになるには、知識を身に付けることに

プラスして、その知識を使って英文を作る練習をする応用トレーニングも必要なのです。

「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」では、知識を

じっくりと身に付けることにプラスして、英文を作る練習をして

いただきます。知識を身に付けるだけよりも時間はかかるのです

が、「時間をかけてもいいから英会話にも役立てる力を」という初心者、中級者の方にはこちらがオススメです。

こちらもネイティヴの音声がついておりまして、わからないと

ころがあったら制作者である私に直接メールで質問していただけ

ます。


30

また、「英文法というより、リーディングの力をつけたい」とい

う方には、



がオススメです。

リーディングには、語彙と英文法が不可欠です。しかし、この

２つが出来ているからと言って、自動的にリーディングができる

ようになるわけではありません。

リーディングができるようになるためには、それに加えて、先

ほどもお話させていただきましたが、「着目ポイント」というのを知る必要があります。例えば、↓の文

The tsunami generated by the big earthquake in Chile, a thin

country in South America, reached Japan without causing any

damage that needed to be addressed, which made the Japanese

government feel relieved.

リーディングができる人は、generated の後ろの名詞が来るかど

うかに着目しています。




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名詞が来た→generated は過去形

→generated は主文の V

→「津波が作った」という意味

名詞来ない→generated は過去分詞

→generated は tsunami を修飾で、主文の V ではない

→「作られた津波」という意味

とパッとわかり、左から右に真っすぐに、返り読みをせずに素早く読むことができるのです。

・着目ポイントを理解するために必要な英文法の知識

・着目ポイント

の２つを学んでいただけるのが、「英語真っすぐリーディング講

座」です。こちらもネイティヴの音声付きで、わからないところ

は制作者である私に直接メールでご質問していただけます。


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逆に、リーディングではなく、「英会話を上達させたい」という

方には、



ガオススメです。

英会話には英文法が必要不可欠です。英語は単語を感覚的に並

べれば正しい英文になるというものではありません。英会話のレ

ッスン等で、

「自分の英文が間違っていると指摘されたが、なぜ間違っている

のか理解できない」

というのであれば、それは典型的な英文法の力不足の症状。

しかし、英会話のためには英文法のすべてが必要なわけではな

いのです。日本語でも、新聞記事や専門書の言い回しはむずかし

く、日常会話では使わないような表現を使いますよね。これと同

様、英語でも日常会話で使う表現は簡単なものに限られているの

です。

従って、英会話のために英文法を学ぶのであれば、すべてを学




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ぶ必要はなく、英会話に必要な部分だけを学べばいいのです。「英会話のための英文法 G4C」では、英会話に必要な部分だけに絞っ

て学んでいただけます。

このように、学ぶ範囲は狭くなるのですが、その分、深く学んでいただきます。英文法の知識があっても、いざ英会話本番になると、「どう使っていいのか？」がわからず、結局使えなくなって

しまいます。

「英会話のための英文法 G4C」では英文法の知識のみならず、

「英会話での使い方」までも学んでいただきます。そして、実際

にその知識を使って、英文を作っていただきます。

こちらもネイティヴの音声付きで、わからないところは制作者

である私に直接メールでご質問していただけます。


34

どの講座がよいか１：初心者の方は

まず、初心者の方には、「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」をオススメいたします。

※：あくまで私の主観ですが、初心者は TOEIC で言うと 500 点以

下。英文法の理解度で言うと「前置詞と従属接続詞はなんと

なくでもわかっていない」レベル

「分かる！解ける！英文法！」、「英会話のための英文法

G4C」も基礎から解説させていただきますが、２カ月で一気に上級

分野まで解説させていただくため、初心者の方はそのスピードに

着いて来れない可能性があります。

また、「英語真っすぐリーディング講座」については、ある程度

基礎知識があることを前提にしております。

なので、初心者の方には、「ゼロからの英語やり直し教室 New

Beginning」がオススメです。こちらは、基礎分野に専念して、じ

っくりと学んでいただけますし、英文を作る練習もしていただく

ので、より着実に知識が身に付くかと思います。





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どの講座がよいか２：中級者、上級者の方は

では、中級者、上級者の方にはどちらがオススメかというと、

目的によります。どちらも英文法の知識は学んでいただけるのですが、「分かる！解ける！英文法！」が

・英文法そのものを学ぶことが目的

・英文法の問題を解く

のに対して、「英語真っすぐリーディング講座」では、

・英文法はあくまで「リーディングに必要な部分」を学ぶ

・英文法に加え、着目ポイントも学ぶ

・英文法問題ではなく、実際に英文を読む練習をする

となっております。端的に言うと、

「分かる！解ける！英文法！」がオススメの方・TOEIC のパート５、６対策をしたい

・英会話やライティングのために英文法を学びたい

「英語真っすぐリーディング講座」がオススメの方・リーディング力をつけたい

・英語を左から右に真っすぐに読む能力を身につけたい

（これは実はリスニングでも重要な力です）

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「英会話のための英文法 G4C」がオススメの方・英会話のために英文法を学びたい

・英会話の力をつけたい

となっております。いずれの講座も無料サンプルを公開しており

ますので、そちらをご覧いただいて比較していただくとよいかと

思います。









※：「正統派の英語学習プロジェクト」は学習法解説ですので、

学習法でお悩みの方にオススメです。








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36 ページにわたって、お話ししてまいりましたが、いかがでし

たでしょうか？少しでも英語学習のお役に立てれば幸いです。

講座、無料メルマガ、サイト、ブログでも英語学習に役立つ情

報をお届けさせていただきますので、今後ともよろしくお願いい

たします。（無料メルマガは、本レポートを請求されたメールアド

レスにお届けさせていただきます）

私自身が英語苦手から TOEIC 990 などを達成した経験や、13 年

間にわたって 20,300 名以上の方に指導させていただいた経験か

ら TOEIC の「意外な勘違い」をお話させていただきましたが、意

外に感じた人も多かったと思います。

これらの勘違いがスコアアップの障害になっていることが本当に多いんです。特に英文法問題に対する考え方「単語を知らない

と解けない」というのは本当に多いです。でも、そう思ってしまうことが残念ながら「英文法が力不足」という何よりの証拠なんです。

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でも、成果を出されている方も多いんです。私の講座の受講生

様も「900点突破」、「英文法問題全問正解」、「1年弱で 200点アップ」、「235 点だったのに、745 点にアップ」などなど、成果を挙げてらっしゃる方が多くいらっしゃいます。

弱点を正しく把握し、正しい対策を取って行けば、TOEIC のスコアは着実に伸びます。それにスコアだけの見かけ倒しではなく、実用英語の力も伸びて行きます。そのために、私の講座、

「１年で TOEIC 900! 正統派の英語学習プロジェクト」










がお役に立てれば幸いです。一緒に英語学習がんばって行きましょう！

2014 年 7 月

鈴木拓






1legit8.com/toeic.pdf · 1 toeic 900! toeic 5...

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