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TR3-IF-N1 取扱い説明書 組込みボード型LAN/RS-232CのI/F変換基板 2003年 3月28日

修正 2007年 5月10日

Ver. 1.06

TAKAYA CORP.

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2

*** 目 次 ***

[1]概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :3

(1)適用範囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :3

(2)概要仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :3

[2]外観説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :4

(1)システム外観図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :4

[3]仕様説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :5

(1)機能、性能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :5

(2)仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :7

[4]動作モード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :9

(1)本ボードの動作モードについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :9

[5]ボードの設定方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :10

(1)TELNETによる設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :10

(2)専用ソフトによる設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :13

[6]注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :16

[7]付属品及び補充品 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :16

[8]補足説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :17

(1)PCのIPアドレス変更方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :17

(2)設定コマンド一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :21

変更履歴

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3

[1]概要

(1)適用範囲

本説明書は、組込みボード型I/F(LAN/RS-232C)変換基板に適用する。

(2)概要仕様

本商品は、RS-232CのI/Fを持つ端末装置をイーサネットへ接続することを目的としたI/F変換アダプタです。

以下に、本商品の特徴を記述します。

1. IEEE 802.3準拠。10/100 BASE-TのLANインターフェースを1個装備

2.RS-232C接続ポートを1個装備

3.LANの対応プロトコル、ARP、ICMP、TCP/IP、TELNET(設定時のみ)

TCP/IPソケットアプリケーションインターフェースにより通信可能

スタティックルート、1経路のみ

4.TELNETによる設定機能

IPアドレス、ポート番号、動作設定の変更が可能

(3)注意

・ 本文中に記載のWindowsは米国Microsoft Corporationの、米国及びその他の国における登録商標です。

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[2]外観説明

(1)システム外観図

1) 概要全体図

本商品の概要図と各部名称は、下図を参照してください。

2)ブロック図

データ バス

RS-232C Ethernet RJ-45

コネクタ RS-232C I/F コントローラ PHY コネクタ

動作表示LED EEPROM DIP SW 動作表示LED

電源部

ブザー

CN5

LED4 (10/100 BASE-T、RJ-45)

(IOポート信号状態)

LED5

(RS-232C送受信状態) LED3 (Ethernet DATA)

LED2 (Ethernet Link)

LED1 (Ethernet SPEED)

SW1

(動作設定用) CN2 (電源:DC 5V ジャック)

CN3 (電源:DC 5V)

CN1 CN4 SW3

(RS-232Cポート) (IOポート) (リセットスイッチ)

(上面図)

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[3]仕様説明

(1)機能、性能

1)イーサネット I/F部

伝送媒体 :CSMA/CD(IEEE 802.3)

コネクタ :Ethernet 10Base- T (RJ- 45 )

ビットレート :10/100 Mbps

MACアドレス :00-03-D1-XX-XX-XX

プロダクトID

工場出荷時に設定

ベンダーID(Company ID:TAKAYA CORP.)

ケーブル :ツイストペア・ケーブル

ポート数 :1

転送長 :MAX 256 Byte/1パケット

2)RS-232C I/F部

通信方法 :非同期式

転送速度 :50、75、100、135、150、300、600、1200、1800、2000、2400、3600、4800、

7200、9600、19200(Default)、38400、57600、115200、230400、460800 (bps)

データ形式 :デ ―タ長 8(Default)、7 、6、5ビット

パリティビット :なし(Default)、偶数、奇数

ストップビット :1 ビット(Default)、1.5 or 2 ビット

フロー制御 :なし

ポート数 :1

ケーブル :ストレートケーブル (TR3モジュール基板と接続する場合)

ピンアサイン :CN1(B10B-PH-SM3-TB)

ピン番号 略号 名称

1 VCC DC +5V

2 VCC DC +5V

3 GND GND

4 GND GND

5 Rx 受信データ

6 Tx 送信データ

7 VCC DC +5V

8 IO1 IOポート

9 IO2 IOポート

10 IO3 IOポート

TR3モジュール基板と接続する場合、通信パラメータは、転送速度19200、データ長8、パリティ無、

ストップビット1を使用します。

3)電源部

電源 :DC +5V ±10%

消費電流 :200 mA以下

ピンアサイン :CN2(B4B-PH-SM3-TB)

ピン番号 略号 名称

1 VCC DC +5V

2 VCC DC +5V

3 GND GND

4 GND GND

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4)搭載プロトコル

対応プロトコル :ARP、ICMP、TCP/IP、TELNET(設定時のみ)

ルーティング :スタティックルート、1経路のみ

接続動作モード :クライアント接続モード

サーバ接続モード

クライアント・サーバー接続モード

5)TCP/IPアプリケーション

API :TCP/IP Socket インタフェース

6)DIPSWの動作設定モード

1. SW1の設定

SW番号 設定 名称 説明

1 ON/OFF CONF_START

2 ON/OFF CONF_INIT

起動時、動作設定モード

(参照:「[5]ボードの設定方法」)

3 ON/OFF TxSlew0

4 ON/OFF TxSlew1

PHYの送信信号調整時間

2.通常使用時

SW番号 通常時設定 説明 備考

1 ON

2 ON

起動時、動作設定モード

3 ON

4 ON

PHYの送信信号調整時間

(参照:「[5]ボードの設定方法」)

3.設定モード1(通常使用するモード:EEPROMの設定情報を使用したTELNETによる設定)

SW番号 使用時設定 説明 備考

1 ON

2 ON

EEPROM動作設定モード

(シリアル⇔LANプロトコル変換)

3 ON

4 ON

PHYの送信信号調整時間

(参照:「[5]ボードの設定方法」)

・ 通常使用するモードで、EEPROMの設定情報内のIPアドレスを使用しTELNET接続による

設定を行う場合に使用します。

接続は、TELNETにより行い、上位PC側からボードの設定IPアドレスへ接続します。

また、シリアル⇔LANプロトコル変換は、ボード側IPアドレスから上位PC側IPアドレスへ

TCP/IPによる接続をします。

4.設定モード2(デフォルトの設定情報を使用したTELNETによる設定)

SW番号 使用時設定 説明 備考

1 ON

2 OFF

デフォルト動作設定モード

3 ON

4 ON

PHYの送信信号調整時間

(参照:「[5]ボードの設定方法」)

・ ボードの設定IPアドレスが不明になった時に使用するモードで、デフォルト値のIPアドレスを使

したTELNET接続による設定を行う場合に使用します。

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接続は、TELNETにより行い、上位PC側からボードのデフォルトIPアドレスへ接続します。

5.PHYの送信信号調整時間( :通常使用時 )

ピン番号 3 4

名称 TxSlew0 TxSlew1 Tx 出力 Slew Rate(Rise and Fall Time)

ON ON 3.0 ns(Default) (このモードで使用ください。)

ON OFF 3.4 ns

OFF ON 3.9 ns

設定モード

OFF OFF 4.4 ns

7)表示機能

1. LED1(Ethernet SPEED)

点灯 :100M bpsスピード動作時

2.LED2(Ethernet Link)

点灯 :ケーブル接続時

3.LED3(Ethernet DATA)

点灯 :データ受信時

4.LED4

緑点灯 :外部IOからの信号入力無し時

(弊社TR3モジュール基板使用の場合、タグの読取のない時)

オレンジ点灯 :外部IOからの信号入力有り時

(弊社TR3モジュール基板使用の場合、タグの読取のある時)

5.LED5

赤点灯 :RS-232C Rx側データ受信時

緑点灯 :RS-232C Tx側データ送信時

(2)仕様

1) インターフェイス基板仕様

項目 仕様

動作温度 0~55℃

動作湿度 30~85%RH(結露なきこと)

消費電流 typ 200 mA

電源電圧 DC +5V ±5%

寸法 78×50×17.1 mm

質量 24 g

リーダライターモジュール接続ケーブル 100mm 1本 付属品

ブザー接続ケーブル 85mm 1本

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2)外形寸法図

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[4]動作モード

(1)本ボードの動作モードについて

推奨接続例(クライアント接続)

クライアント接続

サーバー側 クライアント側

10/100 Base-T 10/100 Base-T RS-232C

PC HUB 本基板 RS-232C機器

本基板 RS-232C機器

・ ・

・ ・

・ ・

本基板 RS-232C機器

●通常は、RS232C⇔LANのI/Fプロトコル変換として動作します。

●クライアント接続の場合、回線接続後の状態でのみ双方向のデータ転送が可能です。

(回線接続前は、TCP/IPプロトコルの性質上、サーバー側からクライアント側への転送不可)

●本商品は、基本的にクライアント接続として動作させます。その場合、サーバーへの自動接続のモード

にして使用します。

●IPアドレスやポート番号などの初期設定

基本的な動作をさせる為の設定項目は、下記6項目です。

・ ボードのIPアドレス(l_ip)

・ ボードのポート番号(l_pt)

・ 接続先のIPアドレス(f_ip)

・ 接続先のポート番号(f_pt)

・ マスク長(mask)

・ サーバーへの自動接続(conn)

●出荷時のIPアドレスについて

出荷時にデフォルトとして設定しているIPアドレスは、TCP/IPのプライベートアドレスとして予約され

ているアドレスを割り当てています。詳細は、RFC1918を参照してください。

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[5]ボードの設定方法

(1)TELNETによる設定

1)IPアドレスを使用した設定

SW1の設定(通常使用するモード:EEPROMの設定情報を使用してTELNETにより設定を行う)

SW番号 使用時設定 説明 備考

1 ON

2 ON

EEPROM動作設定モード

(シリアル⇔LANプロトコル変換)

3 ON

4 ON

PHYの送信信号調整時間

(参照:「[5]ボードの設定方法」)

PCと本商品をLANケーブルで接続後、PC側より本商品の設定を行います。

この設定方法は、ボード側の設定値が確認できる場合に行う設定方法です。

手順1. 基板上のDIPSW(SW1)を、(1=ON、2=ON)に設定します。

設定の前準備として、PCのIPアドレスは、ボード側のIPアドレスに合わせて変更します。

(1=ON、2=ON )の場合、10.16.77.171へ。(ボード出荷時IPアドレス:10.16.77.170)

マスク長 :16 (255.255.00.00)

設定方法は、後述の「[8]補足説明、(1)PCのIPアドレス変更方法」を参照ください。

電源ONのままDIPSW(SW1)を変更した場合は、SWの変更を有効にする為、一度電源をOFF、

ON(又は、SW3のリセットスイッチを押す)してください。

手順2. PCとボードをケーブルで接続します。

PCとボードをLANケーブルで接続し、ボードの電源を入れてください。

(使用LANケーブル:HUB経由でPC接続する場合、ストレートケーブル

ダイレクトにPC接続する場合、クロスケーブル )

手順3. PC上のDOSプロンプトなどからTELNETと入力します。

TELNET

手順4. TELNETによりPCからボードへの回線接続をします。

例えばボードIPアドレス 10.16.77.170へ接続します。

手順5. TELNETにより設定を行う為のパスワードを入力します。

大文字半角で RAS

手順6. IPアドレス、ポート番号、マスク長を設定します。

例)

ボードのIPアドレスを10.16.77.170と設定する場合

l_ip=10.16.77.170

PC 本基板

TELNET DC.5V

(設定時の接続例)

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ボードのポート番号を10777と設定する場合

l_pt=10777

接続先のIPアドレスを10.16.77.171と設定する場合

f_ip=10.16.77.171

接続先のポート番号を3335と設定する場合

f_pt=3335

マスク長を16(255.255.0.0)と設定する場合

mask=16

クライアント接続で接続先へ自動的に接続するモードへ設定します。

conn=1 (TR3モジュール基板と接続する場合、この値へ設定します。)

手順7. 設定値をEEPROMへ登録します。

save

手順8. TELNETによる設定モードを終了します。

exit

2)デフォルトIPアドレスを使用した設定

SW1の設定(デフォルトの設定情報を使用してTELNETにより設定を行う)

SW番号 使用時設定 説明 備考

1 ON

2 OFF

デフォルト動作設定モード

3 ON

4 ON

PHYの送信信号調整時間

(参照:「[5]ボードの設定方法」)

PCと本商品をLANケーブルで接続後、PC側より本商品の設定を行います。

この設定方法は、ボード側の設定情報が不明になった場合に行う設定方法です。

手順1. 基板上のDIPSW(SW1)は、(1=ON、2=OFF)で使用します。

設定の前準備として、PCのIPアドレスは、ボード側のIPアドレスに合わせて変更します。

(1=ON、2=OFF)の場合、192.168.0.17へ。(ボードデフォルトIPアドレス:192.168.0.1)

マスク長 :24 (255.255.255.00)

設定方法は、後述の「[8]補足説明、(1)PCのIPアドレス変更方法」を参照ください。

電源ONのままDIPSW(SW1)を変更した場合は、SWの変更を有効にする為、一度電源をOFF、

ON(又は、SW3のリセットスイッチを押す)してください。

手順2. PCとボードをケーブルで接続します。

PCとボードをLANケーブルで接続し、ボードの電源を入れてください。

(使用LANケーブル:HUB経由でPC接続する場合、ストレートケーブル

ダイレクトにPC接続する場合、クロスケーブル )

PC 本基板

TELNET DC.5V

(設定時の接続例)

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手順3. PC上のDOSプロンプトなどからTELNETと入力します。

TELNET

手順4. TELNETによりPCからボードへの回線接続をします。

ボードIPアドレス 192.168.0.1へ接続します。

手順5. TELNETにより設定を行う為のパスワードを入力します。

大文字半角で RAS

手順6. IPアドレス、ポート番号、マスク長などデフォルトからの変更内容を設定します。

例)

ボードのIPアドレスを10.16.77.170と設定する場合

l_ip=10.16.77.170

ボードのポート番号を10777と設定する場合

l_pt=10777

接続先のIPアドレスを10.16.77.171と設定する場合

f_ip=10.16.77.171

接続先のポート番号を3335と設定する場合

f_pt=3335

マスク長を16(FF.FF.0.0)と設定する場合

mask=16

クライアント接続で接続先へ自動的に接続するモードへ設定します。

conn=1 (TR3モジュール基板と接続する場合、この値へ設定します。)

RS-232Cの転送速度を19200bpsと設定する場合

bps=16 (TR3モジュール基板と接続する場合、モードに合わせた設定をします。)

RS-232CからTCPIPへの送信タイミングを10msと設定します。

timv=10 (TR3モジュール基板と接続する場合、この値へ設定します。)

無通信状態時のキープアライブを許可に設定する場合

keep=1 (timr時間経過後、接続確認の為にTCPのデータ転送長0のパケットを

接続先に送信します。)

無通信監視タイマを設定する場合

timr=1 (キープアライブ有効で応答が無い場合、2回目のタイムオーバー時に

コネクションを切断します。この場合2分後にコネクション切断します。)

手順7. 設定値をEEPROMへ登録します。

save

手順8. TELNETによる設定モードを終了します。

exit

手順9. 基板上のDIPSW(SW1)は、1をON、2をONへ変更します。

手順10.設定した情報で動作させる為に、電源をOFF、ON(又は、SW3のリセットスイッチを押す)します。

手順11.PC側のIPアドレスを元に戻して再起動します。

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(2)専用ソフトによる設定

1)専用ソフト「NETBSet1.exe」による設定

このソフトは、TELNETを使用したIPアドレスを設定する為のソフトです。

手順1. 基板上のDIPSW(SW1)は、(1=ON、2=OFF)か(1=ON、2=ON)を状況に合わせて設定します。

前準備として、PCのIPアドレスは、ボード側のIPアドレスと合わせて変更します。

(1=ON、2=OFF)の場合、192.168.XX.XXへ。(ボードデフォルトIPアドレス:192.168.0.1)

(1=ON、2=ON )の場合、 10. 16.XX.XXへ。(ボード出荷時IPアドレス:10.16.77.170)

設定方法は、後述の「[8]補足説明、(1)PCのIPアドレス変更方法」を参照ください。

電源ONのままDIPSW(SW1)を変更した場合は、SWの変更を有効にする為、一度電源をOFF、

ON(又は、SW3のリセットスイッチを押す)してください。

手順2. PCとボードをケーブルで接続します。

PCとボードをLANケーブルで接続し、ボードの電源を入れてください。

(使用LANケーブル:HUB経由でPC接続する場合、ストレートケーブル

ダイレクトにPC接続する場合、クロスケーブル )

手順3. 「NETBSet1.exe」を実行

PC 本基板

TELNET DC.5V

(設定時の接続例)

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手順4. TELNETによる接続先ボードのIPアドレスを設定します。

手順5. TELNETによる接続先ボードのIPアドレスを入力します。

手順6. ボードの設定をします。

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手順7. ボードの設定情報を入力します。

手順8. 基板上のDIPSW(SW1)は、(1=ON、2=ON)へ変更します。

電源ONのままDIPSW(SW1)を変更した場合は、SWの変更を有効にする為、一度電源をOFF、

ON(又は、SW3のリセットスイッチを押す)してください。

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[6]注意事項

(1)運転停止について

本基板の動作停止は、電源(DC.+5V)をOFFします。

(2)動作中のDIPSW変更やLANケーブル抜差しについて

データの通信不良や消失が予想される為、接続先や動作使用状況に影響がでない事を確認してから変更を行

ってください。

また、TELNETは、ボード側のTCP/IPが接続中の場合、接続できません。その場合、まず接続先

の関連するアプリケーションを閉じるなどの作業を行います。そうすると回線が切断されTELNET接続

が可能になります。

(3)RS-232CからTCP/IPへのデータ変換機能について

LAN回線の接続直前に受信したシリアルデータは、TCP/IP側へ出力されないことがあります。

RS-232CからTCP/IPへのデータ変換は、LAN回線が接続状態になってから行います。

(4)接続先PCのメンテナンス時に必要なボード側の対処方法について

接続先PC側のLAN接続機器などの構成を変更(同一IPアドレスでMACアドレスが異なる状況)した

場合、ボードの電源が入ったままであれば、回線がオープンしないことがあります。

その場合、ボード側の電源をOFF、ONするか、接続先PC側からボード側へPing送信をすることに

より、回線がオープンできるようになります。

[7]付属品及び補充品

(1)付属品説明について

付属品無し

(2)交換用補充品について

特記事項無し

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[8]補足説明

(1)PCのIPアドレス変更方法

1)Windows95/98の場合

手順1.[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]を選択します。

手順2.[コントロールパネル]内の[ネットワーク]アイコンをダブルクリックします。

手順3.[ネットワーク]内の[ネットワークの設定]-[プロパティ]をクリックします。

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手順4.[TCP/IPプロパティ]内の[IPアドレス]のIPアドレスを入力します。

手順5.[OK]の設定終了後、メッセージにしたがってPCを再起動すると、設定が完了します。

2)Windows2000の場合

手順1.[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]を選択します。

手順2.[コントロールパネル]内の[ネットワークとダイヤルアップ接続]アイコンをダブルクリックします。

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手順3.[ネットワークとダイヤルアップ接続]内の[ローカルエリア接続]アイコンをダブルクリックします。

手順4.[ローカルエリア接続]内の[プロパティ]をクリックします。

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手順5.[ローカルエリア接続]内の[プロパティ]をクリックします。

手順6.[プロパティ]内のIPアドレスを入力します。

手順7.[OK]の設定終了後、メッセージにしたがってPCを再起動すると、設定が完了します。

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(2)設定コマンド一覧

TELNETにより設定項目を変更する場合、使用可能なコマンドを以下に記述します。

RS-232C関連

コマンド 設 定 項 目 初期化時デフォルト 推奨設定値

mode

RS-232C接続モードの設定

0: フロー制御無し

1: RTS/CTS

2: Xon/Xoff Xoff Start

3: Xon/Xoff Xon Start

0 (フロー制御無し) 0 (フロー制御無し)

表示例)mode

入力例)mode=0

bps 転送レート

1: 50 2: 75

3: 110 4: 135

5: 150 6: 300

7: 600 8: 1200

9: 1800 10: 2000

11: 2400 12: 3600

13: 4800 14: 7200

15: 9600 16: 19200

17: 38400 18: 57600

19:115200 20:230400

21:460800

15 (9600) 15 (9600 bps)

16 (19200 bps)

TR3モジュール基板と接続する

場合、モードに合わせて 15 or 16

を使用します。

表示例)bps

入力例)bps=16

bits データ長

(5, 6, 7, 8)

8 8

表示例)bits

入力例)bits=8

pari パリティ

0: パリティ無

1: 偶数パリティ

2: 奇数パリティ

0 (パリティ無) 0 (パリティ無)

表示例)pari

入力例)pari=0

stop ストップビット

0: 1bit

1: 1.5 bit or 2 bit

0 (1bit) 0 (1bit)

表示例)stop

入力例)stop=0

xoff Xoffのコード設定

0: 0x13

1: 0x93

0 (0x13) 0 (0x13) 表示例)xoff

入力例)xoff=0

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TCP/IP関連

コマンド 設 定 項 目 初期化時デフォルト 推奨設定値

madr MACアドレスの表示 00-03-D1-XX-XX-XX 表示例)madr

l_ip ボードのIPアドレス 192.168.0.1 10.16.77.170(任意)

表示例)l_ip

入力例)l_ip=10.16.77.170

l_pt ボードのポート番号 9004 10777 (任意)

表示例)l_pt

入力例)l_pt=10777

f_ip 接続先のIPアドレス 0.0.0.0 10.16.77.171(任意)

表示例)f_ip

入力例)f_ip=10.16.77.171

f_pt 接続先のポート番号 9004 3335(任意)

表示例)f_pt

入力例)f_pt=3335

mask IPアドレスのマスク長の設定

(接続する環境のマスク長を設定)

例)

8: 255.0.0.0

16: 255.255.0.0

24: 255.255.255.0

24 (上位3バイト) 16 (上位2バイト:任意)

表示例)mask

入力例)mask=16

gwip ゲートウェイアドレスの設定

0.0.0.0 :設定しないの意味

0.0.0.0 0.0.0.0

表示例)gwip

入力例)gwip=0.0.0.0

idle 無通信状態時の切断許可設定

0: Disable

1: Enable

時間(timr)経過後に切断する機能。

但し、keepが Enable時、Enable

設定ができない。

0 0

表示例)idle

入力例)idle=0

keep 無通信状態時のキープアライブ許可設定

0: Disable

1: Enable

時間(timr)経過後にキープパケットを

送信する機能。

但し、idleが Enable時、Enable

設定ができない。

0 1

表示例)keep

入力例)keep=1

timr 無通信監視タイマ

単位(分)、設定値(1~60)

キープアライブ有効で応答が無い場合、

2回目のタイムオーバー時にコネクションを切

断します。

60 1

表示例)timr

入力例)timr=1

この場合、2分後にコネクションを切断し

ます。

timv RS-232CからTCPIPへの送信タイミング

単位(msec)、設定値(1~100)

RS232Cデータの最終データ入力時

間から時間(timv)経過後に TCPIOP

側の送信が実行される。

100 10

TR3モジュール基板を接続する

場合、10 mSを使用します。

表示例)timv

入力例)timv=10

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23

conn TCPIPの接続動作モード

0: パッシブ Open

1: アクティブ Open(自動接続)

0 1

TR3モジュール基板を接続する

場合、1(アクティブ Open)を使用しま

す。

表示例)conn

入力例)conn=1

ip01 パッシブ Open時、特定の接続先の

み許可する場合にIPアドレスの

設定を行う

(ip01~ip08全て0.0.0.0の場合、

どこからでも接続可能)

0.0.0.0 0.0.0.0(任意)

表示例)ip01

入力例)ip01=0.0.0.0

ip02 パッシブ Open時、特定の接続先の

み許可する場合にIPアドレスの

設定を行う

(ip01~ip08全て0.0.0.0の場合、

どこからでも接続可能)

0.0.0.0 0.0.0.0(任意)

表示例)ip02

入力例)ip02=0.0.0.0

ip03 パッシブ Open時、特定の接続先の

み許可する場合にIPアドレスの

設定を行う

(ip01~ip08全て0.0.0.0の場合、

どこからでも接続可能)

0.0.0.0 0.0.0.0(任意)

表示例)ip03

入力例)ip03=0.0.0.0

ip04 パッシブ Open時、特定の接続先の

み許可する場合にIPアドレスの

設定を行う

(ip01~ip08全て0.0.0.0の場合、

どこからでも接続可能)

0.0.0.0 0.0.0.0(任意)

表示例)ip04

入力例)ip04=0.0.0.0

ip05 パッシブ Open時、特定の接続先の

み許可する場合にIPアドレスの

設定を行う

(ip01~ip08全て0.0.0.0の場合、

どこからでも接続可能)

0.0.0.0 0.0.0.0(任意)

表示例)ip05

入力例)ip05=0.0.0.0

ip06 パッシブ Open時、特定の接続先の

み許可する場合にIPアドレスの

設定を行う

(ip01~ip08全て0.0.0.0の場合、

どこからでも接続可能)

0.0.0.0 0.0.0.0(任意)

表示例)ip06

入力例)ip06=0.0.0.0

ip07 パッシブ Open時、特定の接続先の

み許可する場合にIPアドレスの

設定を行う

(ip01~ip08全て0.0.0.0の場合、

どこからでも接続可能)

0.0.0.0 0.0.0.0(任意)

表示例)ip07

入力例)ip07=0.0.0.0

ip08 パッシブ Open時、特定の接続先の

み許可する場合にIPアドレスの

設定を行う

(ip01~ip08全て0.0.0.0の場合、

どこからでも接続可能)

0.0.0.0 0.0.0.0(任意)

表示例)ip08

入力例)ip08=0.0.0.0

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その他動作関連

コマンド 設 定 項 目 初期化時デフォルト 推奨設定値

psw パスワードの設定

TELNETログイン時次回パスワード。

文字数は、(0~8Byte)

RAS RAS

表示例)psw

入力例)psw=RAS

mdem 接続先として同じLSIを使用した

基板かどうかを設定

0: LSI非対向

1: LSI対向

0 0

表示例)mdem

入力例)mdem=0

rarp RARP動作の、l_ipアドレスへの設

定動作の設定

0:Disable

1:Enable

(パケット受信時にMACアドレスと一致し

た場合のIPアドレスをl_ipへ設定)

1 0

表示例)rarp

入力例)rarp=0

制御コマンド関連

コマンド 設 定 項 目 初期化時デフォルト 推奨設定値

save

コンフィグデータを EEPROMへセー

-

表示例)save

reset コンフィグデータをデフォルト値

へ戻す。

EEPROMの内容には影響しない。

-

表示例)reset

exit コンフィグ設定モードの終了 -

表示例)exit

ping f_ipアドレスへのPing送信4回 -

表示例)ping

・ 設定値変更後、設定を終了する為には、saveを実行後、exitを実行してください。

・ 設定値を変更せずに終了する場合は、exitを実行してください。

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変更履歴

TR3-IF-N1取扱い説明書

組込みボード型LAN/232CのI/F変換基板

バージョンNo 日付 内容

1.00 2003.3.28 初版

1.01 2003.7.31 ・ 「[2]外観説明、SW3」を追加

・ 「[3]仕様説明、DIPSWの動作設定モード」を修正

・ 「[4]動作モード」を修正

・ 「[5]モードの設定方法」を修正

・ 「[8]補足説明」を追加

1.02 2004.9.10 修正

・ CN1の記述内容修正

・「[3]仕様説明」 外形寸法図追加

1.03 2005.4.1 商標に関する注意書き追加

1.04 2006.6.22 修正

・ 「[5]モードの設定方法」の一部修正

・ 「設定コマンド一覧」内、推奨設定値の一部修正

・ 記述内容の一部修正

1.05 2006.12.4 修正

・ 「取説IF-N1の寸法図」を修正

1.06 2007.05.10 修正

・「取説IF-N1の寸法図」を修正

・「設定コマンド一覧」内コマンドの文字修正(大→小文字)

・記述内容の一部修正

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タカヤ株式会社 RF事業推進部

[URL]http://www.takaya.co.jp/

[Mail][email protected]

仕様及び外観は、改良のため予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。