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UNIX Siebel Server、モバ イル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7Rev. A 2004 6

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Page 1: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および

Tools インストールガイド

バージョン 7.7、Rev. A2004 年 6 月

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Siebel Systems, Inc., 2207 Bridgepointe Parkway, San Mateo, CA 94404Copyright © 2004 Siebel Systems, Inc.All rights reserved.Printed in the United States of America

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有権および制限付き権利に関する通知。

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目次

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド 1

第 1 章 : 新機能

第 2 章 : インストールの準備

保守リリースのインストールについて 13

使用するデータベースが z/OS および OS/390 用の IBM DB2 UDB である場合のこのマニュアルの使用方法 14

インストールディレクトリの表記 14

Siebel eBusiness Applications のインストールプロセス 15

Siebel 7.7 Gateway Name Server と Siebel 6 Gateway の展開の相違点 17

ハードウェアの準備 18

Siebel ディレクトリ構造の計画 18設定ウィザードの実行言語 19オペレーティングシステムへのロケールのインストール 19権限と所有権の設定 21サーバー名命名規則 22ファイルとディレクトリの命名規則 22ファイルシステムの作成 22Siebel サービスオーナーアカウントの作成 25RDBMS のインストールおよび設定の計画 26

インストールメディアの選択 26

メディアのコンテンツ 28

ネットワークイメージの作成 29セントラルネットワークロケーションに DVD を直接コピーする 29圧縮メディアをネットワークロケーションに解凍する 30Image Creator ユーティリティの使用 31

第 3 章 : RDBMS を設定するためのガイドライン

Siebel アプリケーション向け IBM DB2 UDB 設定プロセス 33

Siebel アプリケーション向け Oracle 設定プロセス 34

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 3

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目次

Siebel アプリケーション向けの IBM DB2 UDB の設定 34DB2 UDB の ODBC ステートメントハンドル不足の防止 35AIX での DB2 UDB ユーザープロセス数の拡張 35DB2 UDB データベースマネージャー設定パラメータのガイドライン 36DB2 UDB 設定パラメータの設定 38

DB2 UDB データベースオブジェクトの作成 41DB2 UDB バッファプールの設定 42DB2 UDB テーブルスペースの作成 43デフォルトの DB2 UDB ストレージパラメータの上書き 44DB2 UDB の言語の選択 46

DB2 UDB データベースの作成 47

DB2 UDB テーブルの断片化の管理 48

Siebel アプリケーション向けの Oracle の設定 48

Oracle データベースオブジェクトの作成 51Oracle 9i のオプティマイザー統計の収集 51Oracle テーブルスペースの作成 52Oracle データベースのサイズ設定 52Oracle 一時テーブルスペースの作成 53Oracle の言語の選択 53Oracle ロールバックセグメントの定義 53Oracle データベースのパーティション化 54Oracle のデフォルト保存パラメータの上書き 54

Oracle 9i の Real Application Cluster サポート 55

Oracle の継続的な管理に関するガイドライン 55

第 4 章 : GUI を使用しないインストール

自動インストールおよび設定のプロセス 58自動インストール用の siebel.ini ファイルの編集 58コマンドラインからのインストールの実行 60設定ファイル(siebel.ini)のパラメータ値 61自動モードでの Reports Server のインストール 68

コンソールモードインストールおよび設定 71

コンソールモードのインストールプロセス 71コンソールモードインストール用の siebel.ini ファイルの編集 71コンソールモードでのインストール 72コンソールモードでの Siebel アプリケーションの設定 73

コンソールモードおよび自動モードのインストールの組み合わせ 74

インストールコマンド用追加フラグ 75

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

4 ■

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目次

第 5 章 : Siebel Gateway Name Server のインストール

Siebel Gateway Name Server のインストールプロセス 77

Siebel Gateway Name Server のインストール条件の確認 78

Siebel Gateway Name Server のインストールと設定 79

Siebel Gateway Name Server のインストール後のタスク 84

Siebel Gateway のインストールの確認 84

Siebel Gateway Name Server の起動の確認 86

Siebel Gateway を自動起動するように設定する 87

Siebel Gateway Name Server インストールのトラブルシューティング 90

第 6 章 : Siebel Server のインストール

Siebel Server のインストールプロセス 92

Siebel Server インストールの要件 92

データベース接続の設定 95

Siebel Server マシンのネットワーク接続の確認 95

Siebel Server のインストールと設定 97

Siebel Server のインストール後のタスク 104

Siebel Server のインストールの確認 105

DB2 UDB 用 ODBC データソースの確認 107

Oracle 用 ODBC データソースの確認 108

ODBC データソース接続のトラブルシューティング 109

モバイルユーザーのネットワーク接続の確立 110

Siebel Server コンポーネントグループの同期 110

Siebel Server ロケールの設定 110

言語固有のアプリケーションオブジェクトマネージャの無効化 112

既存の Siebel Enterprise Server 内での追加 Siebel Server のインストール 113

AIX での Siebel Server 自動起動の設定 116

HP-UX および Solaris での Siebel Server の自動起動の設定 117HP-UX および Solaris でルートとしてインストールした場合の Siebel Server の自動起動の設定 117HP-UX および Solaris でルートとしてインストールしない場合の Siebel Server の自動起動の設定 119

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 5

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目次

環境変数の管理 120

Siebel Server のインストールのトラブルシューティング 122

第 7 章 : Siebel Database Server のインストール

Siebel Database Server のインストールプロセス 123

Siebel Database Server について 124

Siebel Database Server のインストール前のタスク 125

Siebel Database Server のインストール 126DB Server のインストール 126DB Server のインストールの確認 130グローバルタイムゾーンサポートのための環境の設定 131テーブルオーナーと管理者アカウントの作成 131DB2 のストアドプロシージャとユーザー定義関数のインストール 133

Siebel Database Server の設定 134DB Server コンポーネントのインストール 135DB Server インストールのログファイルの確認 139DB Server の Siebel レポジトリのインポート 140DB Server にレポジトリをインポートする際のログファイルの確認 143

Siebel Database Server のインストール後のタスク 144DB Server のシステム属性の確認 145DB Server への複数言語シードデータのインストール 146レポジトリへの新しい言語のインポート 147DB Server への Siebel File System の設定 147

第 8 章 : Siebel Web Server Extension のインストール

SWSE のインストールと設定のプロセス 149

Siebel Web Server Extension インストールの要件 150

Web サーバーのインストール 152

Siebel Web Server Extension のインストール 153

Web サーバーの設定 160

Siebel Web Server Extension のインストール後のタスク 161Siebel Web Server Extension のインストールディレクトリの確認 162新しい仮想ディレクトリの作成 164同じ場所にある複数の Web サーバーで新しい仮想ディレクトリを作成する 165SWSE ディレクトリの権限の設定 165Web サーバー上のユーザー権限の付与 165Siebel Web Server Extension の変更を受け入れるための Sun ONE の設定 167

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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目次

Siebel Web アプリケーション対応の HTTP 圧縮の有効化 168Web Server Extension 設定ファイル(eapps.cfg)の編集 170Siebel Web サーバーのデフォルトの HTTP ポートおよび HTTPS ポートの設定 170Siebel Web Server Extension のログファイルの確認 172

Siebel Web Server Extension インストールのトラブルシューティング 172

第 9 章 : Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール

Siebel クライアントのインストールについて 175

Siebel クライアントのインストールプロセス 176

Siebel クライアントのインストール前のタスク 177

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール 179

Siebel サンプルデータベースのインストール 184

ENU 以外のレポジトリとシードデータの Siebel サンプルデータベースへのインポート 188

Siebel クライアントのインストール後のタスク 189Siebel VB または Siebel eScript のライセンスがない状態での Siebel クライアントの設定 189Siebel クライアントのディレクトリ構造の確認 189Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントの ODBC データソースの確認 190

Siebel アプリケーションへのログイン 191

Siebel クライアントのショートカットおよび起動オプション 193Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのショートカット 193Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントの起動オプション 195カスタム Siebel アプリケーションショートカットの作成 197

Siebel モバイル Web クライアントでの Siebel QuickStart の使用 198

第 10 章 : Siebel Tools のインストール

Siebel Tools のインストールプロセス 203

Siebel Tools の要件 203

Siebel Tools クライアントのインストール 204

Siebel Tools のインストール後のタスク 207Siebel Tools のインストールが正常に完了したことの確認 207Tools ディレクトリ構造の確認 208Tools ディレクトリへの書き込み/読み取りアクセスの確認 209Tools ODBC データソースの確認 210

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 7

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目次

第 11 章 : Siebel CORBA Object Manager のインストール

Siebel CORBA Object Manager のインストールプロセス 211

Siebel CORBA Object Manager について 212

Siebel CORBA Object Manager の要件の確認 212

Siebel CORBA Object Manager 用のデータベース接続の設定 213

Siebel CORBA Object Manager のネットワーク接続の確認 213

Object Request Broker ソフトウェアのインストール 214

Siebel CORBA Object Manager のインストール 215

レポジトリファイルの CORBA 言語ディレクトリへのコピー 217

Siebel CORBA Object Manager のインストールの確認 218

第 12 章 : eAI コネクタソフトウェアのインストール

eAI コネクタソフトウェアのインストールプロセス 219

eAI コネクタのインストール前の注意事項 219

Siebel eAI コネクタのサポートファイルのインストール 220

第 13 章 : ChartWorks Server のインストール

ChartWorks Server のインストールプロセス 223

ChartWorks Server のインストール 223

ChartWorks Server の設定 225

Web クライアントに合わせた ChartWorks Server の変更 226

第 14 章 : Siebel Reports Server のインストール

Siebel Reports Server のインストールプロセス 227

Siebel Reports Server について 228

Siebel Reports Server のインストール前のタスク 230

Siebel Reports Server のインストール 230

Actuate iServer コンポーネントのインストールの確認 236

Actuate iServer のインストール後のタスク 237

Siebel Reports Server のインストール後のタスク 238HP-UX の場合のオペレーティングシステムパラメータの変更 238JAVA_OPTS パラメータの設定 238外部ホストとシンボリック URL の定義 239Siebel 専用 Web クライアントでの Siebel Reports Server の有効化 240

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

8 ■

Page 9: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

目次

Siebel Web クライアントでの Siebel Reports Server の有効化 241Siebel ユーザーの Reports Server への同期化 243ロケールによって異なるパラメータの同期化 244

Siebel Web クライアントからの Siebel Reports Server のテスト 244

Siebel Reports Server にクラスタ化を実装するには 245

追加モジュールのインストール 246Actuate e.Report Designer Professional のインストール 246Actuate e.Report Designer のインストール 247

第 15 章 : Environment Verification Tool によるシステムの検証

Environment Verification Tool(EVT)について 249

EVT 設定ファイルについて 250

利用可能な EVT 出力形式 252

オプションの EVT コマンドラインフラグ 253

クエリーモードでの EVT の実行 255

EVT ユーティリティの起動 255

第 16 章 : Siebel eBusiness Applications のアンインストール

以前のバージョンの Siebel Applications のアンインストール 257

Siebel 7.7 のアンインストール 258

srvredit を使用した、Siebel Server または Siebel Enterprise のアンインストール 259

モバイルクライアントおよび専用 Web クライアントのアンインストール 260

Siebel Reports Server のアンインストール 260

Siebel Tools のアンインストール 261

Resonate Central Dispatch のアンインストール 261

Enterprise Server 以外または SWSE のアンインストール 262

サーバーからの Siebel 言語パックのアンインストール 263

アンインストールプロセスのトラブルシューティング 263

新バージョンの Siebel eBusiness Applications への移行 264

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 9

Page 10: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

目次

付録 A : 展開計画ワークシート

チームリーダー用サマリーデータ 265

Enterprise Server 名およびインストールディレクトリ 266

Siebel アカウント、ホスト名、静的 IP データ 266

クラスタ展開に関するデータ 267

ポートおよび RDBMS の詳細に関するデータ 268

付録 B : サーバーコンポーネントの有効化

付録 C : Siebel サンプルデータベースのデモユーザー

Siebel eBusiness Applications のデモユーザー 275Siebel Call Center のデモユーザー 275Siebel Customer Order Management のデモユーザー 277Siebel ERM のデモユーザー 278Siebel Field Service のデモユーザー 279Siebel Marketing のデモユーザー 279Siebel PRM のデモユーザー 280Siebel Sales のデモユーザー 282

Siebel Industry Applications のデモユーザー 283Siebel Automotive のデモユーザー 283Siebel Communications, Media & Energy: Energy のデモユーザー 284Siebel Communications, Media & Energy: Media のデモユーザー 285Siebel Communications, Media & Energy: Wireless のデモユーザー 285Siebel Communications, Media & Energy: Wireline のデモユーザー 286Siebel Consumer Sector: Apparel and Footwear のデモユーザー 286Siebel Consumer Sector: Consumer Goods のデモユーザー 287Siebel Financial Services: Healthcare のデモユーザー 289Siebel Financial Services: Institutional Finance のデモユーザー 290Siebel Financial Services: Insurance のデモユーザー 291Siebel Financial Services: Retail Finance のデモユーザー 292Siebel High Technology/Industrial Manufacturing のデモユーザー 293Siebel Hospitality のデモユーザー 294Siebel Life Sciences: Clinical のデモユーザー 295Siebel Life Sciences: Medical のデモユーザー 296Siebel Life Sciences: Pharma のデモユーザー 298Siebel Loyalty のデモユーザー 301Siebel Public Sector のデモユーザー 302

索引

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

10 ■

Page 11: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

1 新機能

『UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド』はバージョン 7.7 の

新しいマニュアルです。このマニュアルでは、サーバー、Siebel モバイル Web クライアント、Siebel Tools、Reports Server を含む、中核となる Siebel Enterprise 製品すべてのインストールについて説明します。

『UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド、バージョン 7.7、Rev. A』における新機能表 1 は、ソフトウェアのリリース 7.7 をサポートするために加えられたこのバージョンのマニュアルにおける変更を

示しています。

表 1 『UNIX 用 Siebel インストールガイド、バージョン 7.7、Rev. A』における新機能

トピック 説明

26 ページの「インストールメディアの

選択」

29 ページの「ネットワークイメージの

作成」

Siebel ソフトウェアのインストールのオプションと要件、および

Siebel インストールファイルのネットワークイメージの作成のオプ

ションと要件を明確にするように、各項を改良しました。

第 7 章「Siebel Database Server のインストール」

Oracle と IBM DB2 UDB のプラットフォームに対応する SiebelDatabase Server インストール情報は、この章でまとめて説明され

ています。

245ページの「Siebel Reports Serverにクラスタ化を実装するには」

Siebel Reports Server クラスタ化情報が提供されています。

260ページの「Siebel Reports Serverのアンインストール」

UNIX 用 Siebel Reports Server アンインストール情報が修正され

ました。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 11

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新機能 ■

『UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド、バージョン 7.7、Rev. A』における新機能表 2 は、ソフトウェアのリリース 7.7 をサポートするために加えられたこのバージョンのマニュアルにおける変更を

示しています。

表 2 『UNIX 用 Siebel インストールガイド、バージョン 7.7』における新機能

トピック 説明

負荷分散とクラスタ化 Resonate Central Dispatch はサポートされなくなりました。

Siebel アプリケーションの負荷分散のオプション、およびフェイル

オーバーに備えた展開のクラスタ化については、『Deployment Planning Guide』を参照してください。

26 ページの「インストールメディアの

選択」

Siebel eBusiness Applications および Siebel Industry Applications は、DVD および FTP ダウンロード可能なメディアで

提供されており、簡単にインストールできるようになっています。

27 ページの「ファイルの完全性の

検証」

CRC(Cyclic Redundancy Checksum)ユーティリティは、イン

ターネット経由でダウンロードしたあらゆる Siebel アプリケーショ

ンファイルを検証する上で役立ちます。

29 ページの「ネットワークイメージの

作成」

新しい Image Creator ユーティリティにより、DVD または FTPファイルからネットワークイメージを作成し、メディアの挿入や交換

を行わなくてもインストールできるようになりました。このユーティ

リティは、Siebel SupportWeb 上に DVD または FTP の場所が提

供されている各 Siebel 製品に使用できます。

48 ページの「Siebel アプリケーショ

ン向けの Oracle の設定」

Siebel eBusiness Applications および Siebel Industry Applications は、現在 Oracle 9i のコストベースのオプティマイ

ザーをサポートしています。

第 9 章「Siebel モバイルおよび専用

Web クライアントのインストール」

MFC がなくても、モバイル Web クライアントおよび専用 Web クラ

イアントをインストールできるようになりました。MDAC は、専用

Web クライアントが Microsoft SQL Server に接続する場合にのみ

必要です。

第 11 章「Siebel CORBA Object Manager のインストール」

CORBA Object Manager は、Siebel 7.7 GA でサポートされませ

んが、GA リリース後の修正パックで再びサポートされます。

第 14 章「Siebel Reports Server のインストール」

Siebel Reports Server(Actuate 7)は現在、新しい Siebel Reports Server インストーラを介してインストールできるため、関

連する各 Actuate 製品を個別にインストールする必要はありません。

第 15 章「Environment Verification Tool によるシステムの検証」

EVT ユーティリティを使用すれば、Siebel アプリケーションのイン

ストールおよび設定後に、すべてのオペレーティングシステムパラ

メータ要件およびサードパーティの製品要件を満たしているかを検証

できます。

付録 C「Siebel サンプルデータベース

のデモユーザー」

Siebel サンプルデータベースで定義されているデモユーザーのリス

トです。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

12 ■

Page 13: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

2 インストールの準備

この章では、Siebel eBusiness Applications ソフトウェアをインストールするための準備について説明します。ま

た、インストールプロセスを進める上で不可欠な展開計画ワークシートの説明もします。次のトピックが含まれてい

ます。

■ 13 ページの「保守リリースのインストールについて」

■ 14 ページの「使用するデータベースが z/OS および OS/390 用の IBM DB2 UDB である場合のこのマニュアル

の使用方法」

■ 14 ページの「インストールディレクトリの表記」

■ 15 ページの「Siebel eBusiness Applications のインストールプロセス」

■ 17 ページの「Siebel 7.7 Gateway Name Server と Siebel 6 Gateway の展開の相違点」

■ 18 ページの「ハードウェアの準備」

■ 18 ページの「Siebel ディレクトリ構造の計画」

■ 26 ページの「インストールメディアの選択」

■ 28 ページの「メディアのコンテンツ」

■ 29 ページの「ネットワークイメージの作成」

最初に付録 A「展開計画ワークシート」に移動し、ワークシートをコピーしてください。展開作業の責任者は、この

コピーの最初のセクションに記入します。次にチームのメンバーが、各担当セクションに情報を記入します。

この章でインストールの準備を進めていきながら、Siebel eBusiness Applications のインストールおよび設定時

に必要な情報を書き留める必要があります。

後続の章では、サイトおよび展開に関する特定情報について展開計画ワークシートを参照するように要求されます。

展開計画ワークシートには、展開における将来のインストール、アップグレード、再設定、および拡張など他の情報

も書き留めます。

保守リリースのインストールについてSiebel Systems からの保守リリース(パッチとも呼ばれる)またはその他の中間リリースが使用できます。そのよ

うなリリースは、既存のリリースの上にインストールされます。Siebel Bookshelf で説明されているバージョン 7.7は基本製品です。このマニュアルの手順は、基本製品をインストールするためのものです。

パッチのインストールの手順については、パッチ用に提供される『Maintenance Release Guide』を参照してくだ

さい。このドキュメントは Siebel SupportWeb で入手可能です。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 13

Page 14: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

インストールの準備 ■ 使用するデータベースが z/OS および OS/390 用の IBM DB2 UDB である場合の

このマニュアルの使用方法

使用するデータベースが z/OS および OS/390用の IBM DB2 UDB である場合のこのマニュアルの使用方法このガイドは、z/OS および OS/390 対応の DB2 UDB を除く、サポートされているそれぞれの RDBMS 対応の

Siebel Database Server を含むコア Siebel 製品のインストールについて説明しています。z/OS および OS/390対応の DB2 UDB の顧客は、現在のガイドの他に、Siebel Bookshelf にある『Implementing Siebel eBusinessApplications on DB2 UDB for z/OS and OS/390』も参照する必要があります。

インストールの観点から、第 6 章「Siebel Server のインストール」が終了したところから『Implementing SiebeleBusiness Applications on DB2 UDB for z/OS and OS/390』が始まっています。『Implementing SiebeleBusiness Applications on DB2 UDB for z/OS and OS/390』には、この RDBMS についての特別なセキュリ

ティ問題、Siebel スキーマのインストール、この RDBMS を Siebel eBusiness Applications で使用する場合の

パフォーマンスガイドライン、開発から本番へデータを移行するための特別な手順などのトピックとその他のトピッ

クが含まれています。

『Implementing Siebel eBusiness Applications on DB2 UDB for z/OS and OS/390』には、SiebelBookshelf でカバーされていない情報(セキュリティなど)もありますが、Siebel アプリケーションの十分な活用

を保証するための重要な情報が含まれているため、『Siebel eBusiness Applications セキュリティガイド』のよう

な該当する『Siebel Deployment Documentation Suite』マニュアルを参照してください。

インストールディレクトリの表記このマニュアルでは、インストーラによって作成されたインストールディレクトリまたはユーザーがファイルや実行

可能ファイルにアクセスするために移動するディレクトリを示す際、次の変数命名規則を使用します。

$SIEBEL_ROOT: 通常これは、各 Siebel Server Enterprise ソフトウェアがインストールされているメイン

ディレクトリを指します。UNIX Enterprise Server コンポーネントインストーラでは、$SIEBEL_ROOTのデフォ

ルトは /siebelです。

$SIEBEL_HOME: これは、通常は Siebel eBusiness Applications ソフトウェアのインストールディレクトリ

またはルートディレクトリを指します。また、内容によって Siebel Gateway Name Server または Siebel Serverのインストールディレクトリまたはルートディレクトリを指します。多くのスクリプトにこの変数が使用されていま

す。内容から、どちらを指しているのかを判断してください。

SIEBEL_SERVER_ROOT: この用語は、siebel_serverスクリプトのような実行可能ファイル内で、

$SIEBEL_HOMEの同義語として使用されることがあります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

14 ■

Page 15: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

インストールの準備 ■ Siebel eBusiness Applications のインストールプロセス

Siebel eBusiness Applications のインストールプロセスServer のインストールプロセスでは、次の順序で複数のタスクを実行する必要があります。この順序は 16 ページの

図 1 で説明されています。

1 展開の計画を立てます。『Deployment Planning Guide』を参照してください。

2 負荷分散戦略を決定します。『Deployment Planning Guide』を参照してください。

3 インストールで使用するメディアを決定します。この章の 26 ページの「インストールメディアの選択」を参照してください。

4 (オプション)使用するサーバークラスタ化ソフトウェアをインストールおよび設定します。『DeploymentPlanning Guide』を参照してください。

5 データベースインスタンスを作成します。第 3 章「RDBMS を設定するためのガイドライン」を参照してください。

6 必要なサードパーティ製品をインストールします。Siebel eBusiness Third-Party Bookshelf および SiebelSupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

7 (オプション)検索サーバーをインストールします。『Siebel Search 管理ガイド』を参照してください。

8 ファイルシステムを作成します。この章の 22 ページの「ファイルシステムの作成」を参照してください。

9 必要な Siebel アカウントを作成します。この章の 25 ページの「Siebel サービスオーナーアカウントの作成」

を参照してください。

10 Siebel Gateway Name Server のインストールと設定を行います。77 ページの「Siebel Gateway NameServer のインストール」を参照してください。

11 Siebel Enterprise Server を作成し、Siebel Server のインストールと設定を行います。第 6 章「SiebelServer のインストール」を参照してください。

12 Server Manager を使用して、サーバーコンポーネントの定義を同期化します。『Siebel システム管理ガイド』

を参照してください。

13 Siebel Database Server のインストールと設定を行います。第 3 章「RDBMS を設定するためのガイドライン」および第 7 章「Siebel Database Server のインストール」を参照してください。

14 Siebel Tools、Siebel モバイルまたは専用 Web クライアントをインストールします。第 10 章「Siebel Toolsのインストール」および第 9 章「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール」を参照してください。

15(オプション)Web サーバーと Siebel Web Server Extension をインストールします。第 8 章「Siebel WebServer Extension のインストール」を参照してください。

16(オプション)必要に応じて追加の Siebel Server をインストールします。第 6 章「Siebel Server のインス

トール」を参照してください。

17(オプション)EAI コネクタソフトウェアや Siebel CORBA Object Manager などのコンポーネントを購入した場合は、それらをインストールします。このマニュアルの後半の関連する章を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 15

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インストールの準備 ■ Siebel eBusiness Applications のインストールプロセス

18 Siebel Reports Server のインストールと設定を行います。第 14 章「Siebel Reports Server のインストール」を参照してください。

図 1 Siebel eBusiness Applications サーバーソフトウェアのインストール手順

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

16 ■

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インストールの準備 ■ Siebel 7.7 Gateway Name Server と Siebel 6 Gateway の展開の相違点

Siebel 7.7 Gateway Name Server とSiebel 6 Gateway の展開の相違点次に、Siebel 7.7 Gateway Name Server と Siebel 6 Gateway Name Server の導入時に関する推奨事項の

相違を示します。

Siebel 6 Gateway の導入Siebel 6 のインストーラでは、Name Server および Central Dispatch Scheduler は同じサーバー上にあるもの

と見なされました。インストール中に[Use Resonate]ボックスを選択した場合、Siebel Gateway のインストー

ラはローカルサーバーから Central Dispatch ソフトウェアを検索しました。これにより Siebel Gateway NameServer は、Central Dispatch Scheduler(デフォルト条件)または負荷分散される Siebel Server のどちらかと

同じ場所に強制的に置かれました。

Name Server に高可用性が要求される場合、Name Server はサーバーペアの Microsoft Cluster Service を使っ

てクラスタ化できました。ただし、Central Dispatch はクラスタの一部にできませんでした。Central Dispatchは Name Server と同じサーバー上に置かれていたため、顧客はインストーラで回避策を使って、Siebel GatewayName Server と Central Dispathc を引き離す必要がありました。Siebel 7x では、この必要がなくなりました。

Siebel 7.0 および 7.5 Gateway Name Server の導入Siebel 7.0.x および 7.5.x では、Name Server のインストーラは Central Dispatch ソフトウェアのローカルイ

ンストレーションを検索しません。その結果、ニーズに最適な Siebel Gateway の展開を選択できます。また、

Central Dispatch コンポーネントがインストールされているサーバーの種類(Central Dispatch Scheduler また

は負荷分散される Siebel Server)に関係なく、Siebel eBusiness Applications では、これらのサーバー上でク

ラスタ化テクノロジをサポートしません。この変更は、Central Dispatch サーバーのクラスタ化が複雑なことが原

因ですが、Central Dispatch にクラスタ化テクノロジと同様のフェイルオーバー機能が用意されていることにもよ

ります。

この制約によって、Name Server に高可用性が必要な場合の Siebel Gateway のハードウェア要件が増大すると

は限りません。

Siebel 7.0 または 7.5 の導入については、それぞれのバージョンの Bookshelf を参照してください。

Siebel 7.7 Gateway Name Server の導入Siebel 7.7 では Central Dispatch が負荷分散に使用されないため、Siebel Gateway Name Server インストー

ラは、Central Dispatch ソフトウェアがローカルにインストールされているかどうかの確認を行いません。その結

果、ニーズに最適な Siebel Gateway Name Server の展開を選択できます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 17

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インストールの準備 ■ ハードウェアの準備

ハードウェアの準備選択したハードウェアが、Siebel eBusiness Applications および必要なサードパーティ製ソフトウェアを実行す

るための必要条件をすべて満たしていることを確認します。またハードウェアが、Siebel File System、SiebelGateway Name Server、Siebel Server、Siebel Database Server、Siebel Tools の管理者のワークステー

ションをサポートできることも確認します。サイズ制限および必要なサードパーティ製ソフトウェアについては、

Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

Siebel ディレクトリ構造の計画さまざまな Siebel コンポーネントをサーバーのどこにインストールするか計画する必要があります。さらに、テス

ト用に複数のバージョンが必要な場合は、複数のバージョンをインストールする方法についても計画する必要があり

ます。

複数のバージョンの Siebel eBusiness Applications のインストールSiebel コンポーネントの複数のバージョンを、同じマシンにインストールすることができます。

■ Siebel Gateway Name Server の複数のバージョンを同じマシンにインストールする場合は、それらを別の

ディレクトリにインストールし、一意のポート番号を割り当てる必要があります。

■ Siebel Server の複数のバージョンを同じマシンにインストールする場合は、それらを別のディレクトリにイン

ストールする必要があります。

■ Siebel Web Server Extension(SWSE)の複数のバージョンを同じマシンにインストールする場合は、それ

らを別のディレクトリにインストールする必要があります。追加の設定手順が必要になります。

SWSE の設定については、Siebel SupportWeb の『Technical Note 456: Implementing Multiple Instancesof SWSE on a Web Server and Creating Custom Virtual Directories Used for Siebel Environments』を参照してください。

インストールするコンポーネントおよびバージョンを示す命名規則を使用します。

同じバージョンの Siebel eBusiness Applications の複数のコンポーネントのインストールSiebel Gateway Name Server、Siebel Server、および Siebel Database Server の Enterprise Server エ

ンティティは、デフォルトで共通ディレクトリ SIEBEL_ROOTの下にインストールされます。実際、Siebel DatabaseServer のインストールにおいて選択できることはありません。自動的に Siebel Server と同じディレクトリにイン

ストールされます。そのマシンで最初の Enterprise Server エンティティ(たとえば Siebel Gateway NameServer)がインストールされるときに SIEBEL_ROOTディレクトリが作成されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

18 ■

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インストールの準備 ■ Siebel ディレクトリ構造の計画

コンポーネントインストーラは、Siebel Gateway Server、Siebel Server、Database Server または EAI コネ

クタを同時にインストールする場合以外は、SIEBEL_ROOT のデフォルトとして /siebel を使用します。これらの

サーバーとコネクタは、同じルートディレクトリの下のサブディレクトリとしてインストールされます。その他のす

べての製品をそれぞれのルートディレクトリにインストールして、競合を未然に防ぐ必要があります。

注意: パッチの適用後に、追加の製品をルートディレクトリにインストールすることはできませんが、ルートディレ

クトリに追加の言語をインストールできます。ただし、言語を追加インストールしたら、パッチを再適用する必要が

あります。

■ Siebel CORBA Object Manager: 専用マシンにこのコンポーネントをインストールすることを検討しま

す。 Siebel CORBA Object Manager は、Siebel Enterprise Server コンポーネントもサポートしているマ

シンにインストールできます。ただし、最適なパフォーマンスのためには、Siebel CORBA Object Managerを専用マシンにインストールする必要があります。

決定したディレクトリ名を付録 A「展開計画ワークシート」の展開計画ワークシートのコピーに書き留めます。

備考: Siebel CORBA Object Manager と Application Object Manager(Siebel Server コンポーネント

の 1 つ)は両方とも、$SIEBEL_ROOT/bin に格納されている設定ファイルを使用します。Siebel CORBA ObjectManager を、Siebel Server も使用する $SIEBEL_ROOTディレクトリにインストールする場合、それぞれの

設定が異なれば、2 つのタイプの Object Manager 用の設定ファイルにそれぞれ一意の名前を付けるようにし

てください。設定ファイルを適切なコンポーネント用として登録する方法については、『Siebel システム管理ガ

イド』を参照してください。

設定ウィザードの実行言語

Siebel ソフトウェア設定ウィザードを起動すると、使用するオペレーティングシステムの言語で起動されます。この

ため、使用するオペレーティングシステムのロケールに必要な言語が設定されていることを確認してください。

サポートされている UNIX オペレーティングシステムのロケールのリストは、19 ページの「オペレーティングシステ

ムへのロケールのインストール」を参照してください。

オペレーティングシステムへのロケールのインストール

Siebel eBusiness ApplicationsをUNIXに正しく実行するには、アプリケーションを実行する言語の適切なロケー

ルをオペレーティングシステムにインストールする必要があります。異なる UNIX プラットフォームでサポートされ

ている言語またはロケールの LANG または LC_ALL 設定については、表 3 を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 19

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インストールの準備 ■ Siebel ディレクトリ構造の計画

表 3 サポートされている言語またはロケールに対応する LANG または LC_ALL 設定

言語またはロケール Siebel 言語コード

UNIX

LANG または LC_ALL 設定

Solaris AIX HP-UX

アラビア語(サウジ) ARA ar_SA.UTF-8 AR_SA.UTF-8 ar_SA.utf8

中国語(簡体字) CHS zh_CN.UTF-8 ZH_CN.UTF-8 zh_CN.utf8

中国語(繁体字) CHT zh_TW.UTF-8 ZH_TW.UTF-8 zh_TW.utf8

チェコ語 CSY cs_CZ.UTF-8 CS_CZ.UTF-8 cs_CZ.utf8

デンマーク語 DAN da_DK.UTF-8 DA_DK.UTF-8 da_DK.utf8

オランダ語(標準) NLD nl_NL.UTF-8 NL_NL.UTF-8 nl_NL.utf8

米語 ENU en_US.UTF-8 EN_US.UTF-8 en_US.utf8

フィンランド語 FIN fi_FI.UTF-8 FI_FI.UTF-8 fi_FI.utf8

フランス語(標準) FRA fr_FR.UTF-8 FR_FR.UTF-8 fr_FR.utf8

ドイツ語(標準) DEU de_DE.UTF-8 DE_DE.UTF-8 de_DE.utf8

ヘブライ語 HEB he_IL.UTF-8 HE_IL.UTF-8 iw_IL.utf8

イタリア語(標準) ITA it_IT.UTF-8 IT_IT.UTF-8 it_IT.utf8

日本語 JPN ja_JP.UTF-8 JA_JP.UTF-8 ja_JP.utf8

韓国語 KOR ko_KR.UTF-8 KO_KR.UTF-8 ko_KR.utf8

ポ ル ト ガ ル 語

(ブラジル)

PTB pt_BR.UTF-8 PT_BR.UTF-8 pt_BR.utf8

ポルトガル語(標準) PTG pt_PT.UTF-8 PT_PT.UTF-8 pt_PT.utf8

スペイン語(現代) ESN es_ES.UTF-8 ES_ES.UTF-8 es_ES.utf8

スウェーデン語 SVE sv_SE.UTF-8 SV_SE.UTF-8 sv_SE.utf8

タイ語 THA th_TH.UTF-8 TH_TH.UTF-8 th_TH.utf8

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

20 ■

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インストールの準備 ■ Siebel ディレクトリ構造の計画

権限と所有権の設定

■ このマニュアルで説明されている各サーバーコンポーネントをインストールする前に、そのマシンのインストー

ルディレクトリで umask を 027 に設定しておきます。この設定を変更することで、グループの書き込み権限を

含む他の権限が削除されます。

このアクションはデフォルト権限も設定します。これで、以降作成されるすべてのファイルとディレクトリに

rwxr-x---権限が与えられます。

Siebel サービスオーナーにはすべての権限が必要です。ただし、ユーザーグループには、読み取り権限と実行権

限(ディレクトリアクセスに対して)のみ与えます。

■ どの Siebel サーバーソフトウェアをインストールする場合でも、その前に、ルート権限を持つユーザーがディ

レクトリ /var/adm/siebelを作成しておくことが必要です。このディレクトリは、Siebel 製品がインストー

ルされるディレクトリとは異なり、Siebel インストーラを使用するすべての Siebel 製品に対して作成すること

が必要です。Siebel インストーラを実行するユーザーには、このディレクトリに対する書き込み権限が必要で、

この権限がない場合はインストールに失敗します。

/var/adm/siebel ディレクトリ構造が存在しなければ、インストーラが作成しようとします。Siebel 製品を

ルートとしてインストールすることは推奨されないため、ルート権限を持つユーザーは、最初にこのディレクト

リを作成し、このディレクトリへの書き込み権限がインストーラに設定されていることを確認します。

リモートサーバーからのインストールリモートサーバーからインストールする場合、$DISPLAY変数を設定して、ローカルマシンにインストールユーザー

インターフェイスを表示することが必要です。例:

export DISPLAY myworkstation:0.0

または

setenv DISPLAY myworkstation:0.0

ここでは、

myworkstation = ローカルワークステーションのマシン名または IP アドレスです。

次のコマンドにより、ローカルワークステーションのディスプレイが正しく機能しているかどうかテストすることが

できます。

xclock

次のコマンドにより、IP アドレスを確認することもできます。

echo $DISPLAY

ローカルワークステーション上に時計が表示されない場合、ローカルマシン上で次のコマンドを実行します。

xhost +

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 21

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インストールの準備 ■ Siebel ディレクトリ構造の計画

サーバー名命名規則

サーバー名を付ける場合、特に異種のサーバー環境(Windows と UNIX のような異なるオペレーティングシステム)

の場合は、次のことを考慮します。

■ Siebel Server 名および Enterprise Server 名は、Siebel Gateway Name Server マシン上で一意にする

必要があります。

■ Siebel Server 名および Siebel Enterprise 名は、それぞれ 12 文字以下にする必要があります。

■ 名前は、英字、数字、アンダースコア、またはその組み合わせだけを使用することができます。スペース、括弧、

特殊文字は使用できません。

■ 名前は必ず英字で始まります。

■ 異種のサーバー環境で操作する場合は、UNIX 環境でのサーバー名の作成と同じ命名規則に従います。将来異種

のサーバー環境を展開する可能性がある場合にも、前述の命名規則を使用することをお勧めします。

ファイルとディレクトリの命名規則

UNIX オペレーティングシステムのすべてのバージョンは、大文字と小文字を区別しているため、UNIX で SiebeleBusiness Applications を実行する場合は、特に明記されていないかぎり、すべてのファイル名、ディレクトリ名、

パス名、パラメータ、フラグ、およびコマンドラインコマンドには小文字を使用します。

ディレクトリ名またはファイル名には、アポストロフィ、アクセント、数字記号、アンパサンド、スペースのような

特殊文字は使用できません。必要に応じてアンダースコアを使用して語を区切ることができます。

ファイルシステムの作成

Siebel File System は、Siebel Server がネットワークアクセスできる共有ディレクトリです。ファイルシステム

は、Siebel Server または Siebel Database Server と同じサーバーにインストールするか、ディレクトリを共有

できる別のネットワークサーバー上にインストールして、Siebel Server が使用できるようにします。

備考: Siebel Server のマシンと File System のマシンで異なるオペレーティングシステム(たとえば一方が

Windows でもう一方が UNIX)を実行している場合、サードパーティ製のクロスプラットフォームファイルシステ

ムマウントツールを展開して、両方のマシンがディレクトリを共有できるようにする必要があります。詳しくは、使

用しているクロスプラットフォームマウントソフトウェアのマニュアルを参照してください。

2 つの Siebel Server インスタンスが 1 つのノード上で同時に実行する可能性があるため、共有ファイルシステム

では一意のマウントポイントを作成する必要があります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

22 ■

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インストールの準備 ■ Siebel ディレクトリ構造の計画

推奨設定では、共有ファイルシステムは、VCSサービスグループの専用 VxFS ファイルシステムをマウントするために使

用するディレクトリにマウントします。サービスグループは、アプリケーションサービスをクライアントに提供するため

に連携して動作するリソースの集合です。たとえば、最初の Siebel Server インスタンスをサポートする VxFS ファイル

システムが /SiebelServer1 にマウントされると、共有ファイルシステムのマウントポイントは /SiebelServer1/

SiebelFileSystemになります。

備考: 共有ファイルシステムは、VxFS ファイルシステムがマウントされるディレクトリよりも 1 つ下のレベルの

ディレクトリにマウントします。つまり、最初に VxFS ファイルシステムをマウントしてから、共有ファイルシステ

ムをマウントする必要があります。

各 Siebel Server をインストールするとき、Siebel File System のローカルマウントポイントディレクトリを求め

られます。Siebel インスタンスごとに一意のマウントポイントを明確に指定してください。デフォルト値や、前の

Siebel Server のインストール値は使用しないでください。

Siebel コンポーネントを特定の Siebel Server インスタンスに展開するとき、場合によっては、Siebel File Serverのディレクトリを指定するコンポーネントの属性を上書きする必要があります。このような上書きは、Siebel FileServer へのアクセスを必要とするコンポーネントについてのみ行います。

備考: ファイルシステムは、Siebel Enterprise Server ごとに作成する必要があります。たとえば、開発用とテス

ト用のデータベースがある場合は、2 つの Siebel Enterprise Server が必要になり、したがって Siebel FileSystems も 2 つ必要になります。

各 Siebel Server は、File System Manager(FSM)と呼ばれる専用のサーバーコンポーネントを使用して、自

分の Enterprise の Siebel File System にアクセスします。個々の Web クライアントは適切な Siebel Server に

直接接続してファイルのアップロードやダウンロードをリクエストするため、Siebel File System の場所を知って

いる必要はありません。次に File System Manager が Siebel File System のディレクトリとやり取りして、こ

れらのリクエストを処理します。File System Manager については、『Siebel システム管理ガイド』を参照してく

ださい。

備考: Siebel File System は、Enterprise レベル、Siebel Server レベル、およびコンポーネントレベルで定義

できます。Siebel Server が混在している環境では、Siebel Server レベルおよびコンポーネントレベルのファイ

ルシステムの場所がデフォルト(Enterprise)の場所と異なる場合、Server Manager を使ってこれらのレベルで

ファイルシステムパラメータを個々に変更する必要があります。この変更は、siebns.dat のパラメータのドリルメ

カニズムにより必要になります。このパラメータの設定は、Enterprise からサーバー、コンポーネントに受け継が

れ、そしてタスクに受け継がれるからです。コンポーネントレベルで File System の変更を行わない場合は、サー

バー(そこに設定されている場合)または Enterprise(デフォルト)から値が取得されます。

File System Manager は Siebel File System にアクセスする唯一のメカニズムであるため、Siebel Server の管理権限を持つユーザーだけがファイルシステムディレクトリへのアクセス権限を持つことができます。これにより、

他のユーザーが Siebel File System に直接アクセスできないようにします。

Siebel モバイル Web クライアントを接続モード(この場合専用 Web クライアントともいう)で使用しているとき

に、Siebel File System に直接接続したい場合があります。このような場合の例、それぞれの場合に発生する問題、

クライアント設定の手順については、第 9 章「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール」を参

照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 23

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インストールの準備 ■ Siebel ディレクトリ構造の計画

ファイルシステムディレクトリの命名ファイル名は必ず英数字で指定し、特殊文字やスペースは使用できません。ただし、アンダースコアは使用できます。

また、それぞれのファイル名の先頭は英字にする必要があります。

たとえば、次のようにディレクトリ名を指定します。

//server/siebelまたは //server/siebel/filesystem

備考: ディレクトリ文字列の終わりに ../att を指定しないでください。つまり、/server/siebel/att などの

ファイルシステムは、決して指定しないでください。Siebel Server のインストールでは、ファイルシステムディレ

クトリの下に ../att(添付)と呼ばれるサブディレクトリが自動的に作成されるため、このような名前のディレク

トリをユーザーが指定すると、File System Manager が正しいサブディレクトリを検索できなくなります。

これ以降、このディレクトリについては次のように記述します。

/SiebelFS/siebel7x

ここでは、

SiebelFS = マシンのホスト名(Siebel File System の専用マシンであるものと仮定)、siebel7x は共有

ディレクトリ名です。

Siebel Server をインストールするときは、共有ディレクトリを指定する必要があります。共有ディレクトリは、

Enterprise内のすべてのSiebel Serverが使用できる必要があります。 このディレクトリにアクセスするには、ファ

イル共有ツールを使用する必要があります。

Siebel Server のインストール中に、File System Manager は Siebel File System のルートディレクトリの下

に一定のサブディレクトリ(表 4 を参照)を生成します。

これらのサブディレクトリについては、『Siebel システム管理ガイド』を参照してください。

次の手順に従って、Siebel File System を設定します。

表 4 FSM が生成するサブディレクトリ

サブディレクトリ 目的

att 添付のメインサブディレクトリ

atttmp 添付ファイルの一時ディレクトリ

cms Communication Server ファイル

red ルール編集キャッシュ(Siebel Configurator が使用)

sme Siebel Marketing のキャッシュファイル

Marketing Siebel Marketing のメインサブディレクトリ

ssp セッション属性

eim EIM 用の Siebel トランザクションファイル

userpref Siebel ユーザー属性

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

24 ■

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インストールの準備 ■ Siebel ディレクトリ構造の計画

Siebel File System を設定するには

1 サーバー上にディレクトリを作成し、パスを付録 A「展開計画ワークシート」のコピーに書き留めます。

2 UNIX プラットフォーム対応の適切な管理ツールを使用して、これらのディレクトリにアクセスする Siebel 管理者の権限を 700 に設定します。

備考: Siebel File System へのアクセス権限は、Siebel Server のシステム管理者だけに与えます。

3 各 Siebel Server およびクライアントへのアクセス権を適切なグループに与えます。

Siebel 専用 Web クライアントや Siebel モバイル Web クライアントを実行しているクライアントマシン上で

MS Word、Excel、Lotus Notes などの標準タイプの添付ファイルを表示するには、サードパーティ製のソフ

トウェアをインストールする必要があります。

適切な GUI ベースの管理ツールがプラットフォームにない場合は、chmodおよび chgrpユーティリティを使用

して、これらのパラメータを設定します。詳しくは、UNIX プラットフォームのマニュアルを参照してください。

File System のクラスタ化の前提条件File System をクラスタの一部として運用する場合、クラスタ化されたディスクドライブ上にある、Siebel FileSystem Service リソースの実行先クラスタ化リソースグループに File System をインストールする必要がありま

す。サーバーのクラスタ化については、『Deployment Planning Guide』を参照してください。

Siebel サービスオーナーアカウントの作成

Siebel Enterprise Server では、標準の UNIX システムユーザーアカウントを作成する必要があります。このアカ

ウントは、Enterprise 内の各 Siebel Server で定義され、すべての Siebel プロセスおよびコンポーネントを操作

します。

次のガイドラインを使用して、Siebel サービスオーナーアカウントを作成します。

■ Siebel サービスオーナーアカウントは、Siebel Gateway Name Server、Enterprise の各 Siebel Server、Siebel File System が存在するマシンの各サーバーマシン上で定義する必要があります。

■ UNIXプラットフォーム対応の適切な管理ツールを使用して、ネットワークレベルでアカウントを作成し、SiebelEnterprise Server 内部のすべての UNIX サーバーで同じアカウントを使用できるようにします。uid と gid の

数値があらゆるマシンで一致していることを確認します。

■ アカウント名とパスワードを決定して、展開計画ワークシートのコピーに書き留めます。(安全上、パスワードは

記録しない方が良いでしょう。)付録 A「展開計画ワークシート」と『Siebel eBusiness Applications セキュ

リティガイド』を参照してください。

■ 次にログオンするときに、アカウントのパスワードを変更する必要はありません。また、パスワードは期限切れ

にならないように設定する必要があります。

■ アカウント名およびパスワードには、スペースを使用できません。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 25

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インストールの準備 ■ インストールメディアの選択

RDBMS のインストールおよび設定の計画

次に示すのは、選択したリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)のインストールおよび設定に関する

ガイドラインです。

■ このリリースの Siebel eBusiness Applications が、選択した RDBMS のバージョンをサポートしていること

(Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照)、および

目的の RDBMS が Siebel Database Server 専用のマシンにインストールされていることを確認します。この

サーバーには、販売(担当員、テリトリー、商談、活動)、マーケティング、顧客サービス情報などのビジネス

データを含むデータベーステーブルが格納されます。

■ 使用する RDBMS 設定の詳細を決定して、付録 A「展開計画ワークシート」の展開計画ワークシートの作業を完

了します。

■ Siebel Database Server と Siebel File System をサポートするサーバーのネットワーク名が、展開計

画ワークシートのコピーに正しく書き留められていることを確認します。Siebel File System 名には、IPアドレスではなくマシン名を使用します。IP アドレスはサポートされていません。

■ Siebel インストーラは、インストール時に ODBC データソース名を SiebSrvr_enterpriseという名前

で作成します。たとえば、Siebel Enterprise Server 名がデフォルトの siebel の場合、ODBC データ

ソース名は SiebSrvr_siebelになります。このパターンに従って自分の ODBC データソース名を割り出

し、それを展開計画ワークシートのコピーに書き留めます。

データベース接続の計画選択した RDBMS について Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォー

ム』に示されているバージョンの ODBC ドライバを、Siebel Web クライアントおよび Siebel Server の両方で使

用します。

企業レベルの展開では、ODBC接続用にTCP/IPプロトコルだけを使用するようにSiebel Webクライアント、SiebelServer、および Siebel Database Server を設定します。名前付きパイプは使用しません。データベースと SiebelServer が同じマシン上に置かれる小規模展開(ユーザーが 100 以下)の場合だけ、名前付きパイプを使用して、パ

フォーマンスを向上させるように ODBC を設定します。

インストールメディアの選択次のいずれかの方法を使用して、Siebel eBusiness Applications をインストールできます。

■ DVD から直接インストール。

■ ネットワークイメージからインストール。DVD ファイルからネットワークイメージを作成するか、または FTPを使用して Siebel SupportWeb からダウンロードしたファイルから作成します。29 ページの「ネットワーク

イメージの作成」を参照してください。

備考: 自動モードでシステム全体のインストールを行う場合は、ネットワークイメージを作成する必要があります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

26 ■

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インストールの準備 ■ インストールメディアの選択

FTP を使用してファイルをダウンロードインストールに必要なファイルを SupportWeb からダウンロードできます。ファイルをダウンロードした後で、

Cyclic Redundancy Checksum(CRC)ユーティリティを使用してファイルの完全性を検証できます。このユー

ティリティについては、27 ページの「ファイルの完全性の検証」を参照してください。

圧縮メディア(TAR ファイル)はセントラルネットワークロケーションにダウンロードする必要があります。

備考: TAR ファイルを解凍するときは、言語ファイルの前にベースファイルを解凍して、CRC の完全性を維持する

必要があります。

ファイルの完全性の検証Siebel からの配布物を SupportWeb からダウンロードするか、配布された DVD からハードディスクにコピーした

場合は、配布物が正しくコピーされ、失われたファイルや破損したファイルがないことを検証します。SiebelSystems は、この目的でコマンドラインユーティリティの Cyclic Redundancy Checksum(CRC)ユーティリ

ティを提供しています。

このユーティリティは、コピーされたファイルのチェックサムを算出し、配布ファイルのチェックサムと比較します。

配布ファイルのチェックサムは、署名ファイルの crc.txt にあり、このファイルも配布物に含まれています。ユーティ

リティは、失われたり破損したファイルがないか確認します。

配布された DVD から Siebel インストールプログラムを実行する場合は、システムにインストールするファイルの完

全性を検証する必要はありません。

必要条件

■ Java Runtime Environment(JRE)の必要なバージョンをインストールする必要があります。JRE の要件と

サポートされているバージョンについては、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされ

ているプラットフォーム』および『Siebel システム管理ガイド』を参照してください。

■ システムファイルのパスは JRE に含まれている必要があります。

ダウンロードファイルを検証するには

1 ダウンロードまたはコピーされた配布ファイルのあるシステムで、コマンドラインウィンドウを開きます。

2 コマンドラインウィンドウで、/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server ディレクトリに移動します。

3 次のコマンドを実行して、配布物のすべてのファイルを検証します。

java -jar cksum.jar -validate -r crc.txt > log.txt

ここでは、

log.txt = 出力ファイルとロケーション(別のディレクトリにファイルを保存する場合)の名前です。

このコマンドは、ファイル(siebel.ini 以外)と log.txt ファイルに出力されたログを検証します。

4 チェックサムユーティリティのヘルプファイルを表示するには、次のコマンドを実行します。

java -jar cksum.jar -h

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 27

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インストールの準備 ■ メディアのコンテンツ

5 テキストエディタを使用して、log.txt を開いて確認します。

■ コピーされたファイルが配布ファイルに一致した場合は、ログファイルで検証が成功したことが報告されます。

■ コピーされたファイルが配布ファイルに一致しなかった場合は、ログファイルでエラーが報告されます。

6 ログファイルで検証に失敗したことが報告された場合は、もう一度配布物をダウンロードするかコピーします。

7 追加のインストールモジュールを示すディレクトリに移動し、各モジュールで 27 ページの手順 3 から 28 ペー

ジの手順 6 までを繰り返します。

メディアのコンテンツSiebel 製品は、ベースファイル、暗号ファイル、Language Extension Pack(LEP)ファイルを含むメディアで

提供されています。インストールを成功させるには、ベースメディアまたは暗号化メディアに 1 つ以上の言語パック

が必要です。

ベースメディアと LEP のインストールは必須ですが、暗号化メディアの使用は任意です。

ベースメディアSiebel 製品のベースメディアには、複数の DVD で配布されるファイル、または FTP を使用して取得される圧縮ファ

イルが含まれます。DVD ファイルまたは FTP ファイルは、プラットフォーム、製品カテゴリー、製品名別に分けら

れています。言語サポートは、LEP メディアにより個別に提供されています。メディアのプラットフォームは、次の

もので構成されています。

■ Windows

■ HP-UX

■ AIX

■ Solaris

暗号化メディアまたはアドオンメディアこのメディアには、ベース製品に必要な 1 つの DVD または複数の圧縮 FTP ファイルが含まれています。

メディアはサーバー製品とクライアント製品で暗号化をサポートしており、ベース製品のインストールに続いてイン

ストールされます。

備考: 暗号化メディアとアドオンメディアは、輸出規制により米国でのみ提供されており、Siebel システムで他言

語がサポートされています。これらのファイルは、クライアントにもインストールできます。

言語パックメディアDVD は多言語をサポートしており、1 つの DVD でそれぞれの言語をインストールします。これらの言語パックは、

複数の FTP 圧縮ファイルとしても入手可能で、再構成されると DVD メディアと同等の機能を持っています。

備考: Siebel Industry Applications では、Windows 言語パックと UNIX 言語パックは異なる DVD にあります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

28 ■

Page 29: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

インストールの準備 ■ ネットワークイメージの作成

付属メディア付属コンポーネントは、同じメディアで複数の言語をサポートしている場合があります。

備考: Siebel Reports Server のような Siebel アプリケーションで使用される付属コンポーネントは、SiebelNetwork Image Creator を使用してコピーすることができず、個別のネットワークロケーションから直接コピー

する必要があります。

ネットワークイメージの作成DVD から直接インストールするかわりに、次のいずれかの方法を使用して Siebel アプリケーションのネットワーク

イメージを作成することができます。

■ セントラルネットワークロケーションに DVD を直接コピーする。29 ページの「セントラルネットワークロケー

ションに DVD を直接コピーする」を参照してください。

■ Siebel SupportWeb からダウンロードしたファイルを解凍する。30 ページの「圧縮メディアをネットワークロ

ケーションに解凍する」を参照してください。

■ Network Image Creator ユーティリティを使用して、Siebel インストールファイルをセントラルネットワー

クロケーションにコピーする。31 ページの「Image Creator ユーティリティの使用」を参照してください。

セントラルネットワークロケーションに DVD を直接コピーする

DVD セットの全体をセントラルネットワークロケーションにマウントし、コピーすることができます。また、ビジ

ネスニーズに必要な製品と言語のディレクトリ構造を維持しながら、DVD の選択した部分をコピーすることもでき

ます。次の手順で、ファイルをセントラルネットワークロケーションにコピーする方法を説明します。

備考: Siebel DVD メディアは Rock Ridge 拡張をサポートしています。HP-UX のような UNIX オペレーティング

システムでは、Rock Ridge 準拠のメディアを正しくマウントするため、マウントコマンドに -o rr スイッチが必要

です。したがって、マウントCDFSコマンドについては、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。

必要なファイルをセントラルネットワークロケーションにコピーするには

1 DVD メディアをマウントし、インストールに必要なコンポーネントを含む各 DVD をコピーし、ネットワークイ

メージで作成されたファイルを共有します。

2 システム全体のインストールの実行先となる、ターゲットインストールディレクトリを作成します。たとえば、

/my_server/imageを作成します。

注意: Siebel モバイル Web クライアントまたは Siebel Tools インストールファイルのネットワークイメージ

を作成する場合に、ターゲットディレクトリ構造では、ディレクトリパスのどの部分にも disk1 という語を使用

することはできません。

TAR ファイルを解凍するときは、言語ファイルの前にベースファイルを解凍して、CRC ファイルの整合性を維

持する必要があります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 29

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インストールの準備 ■ ネットワークイメージの作成

3 DVD ドライブに、該当する Siebel アプリケーションの DVD を挿入します。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS

ここで、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、Solaris、HP-UX、AIX などです。

備考: DVD のボリュームラベルは、seaunixunibase(Siebel eBusiness Applications)、または

siaunixunibase(Siebel Industry Applications)です。

4 DVD のルートディレクトリに移動し、サブディレクトリを含むすべてのプラットフォーム、製品タイプ、製品

をコピーし、手順 1 で作成したターゲットインストールディレクトリに DVD のディレクトリ名を反映させます。

たとえば、Siebel Enterprise Server のベースファイルをコピーするには、DVD のルートディレクトリに

移動し、/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server を含むディレクトリ構造を /my_server/image/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server にコピーします。

5 インストールする言語に該当するファイルで、手順 4 を繰り返します。

圧縮メディアをネットワークロケーションに解凍する

圧縮されたメディア(TAR ファイル)をセントラルネットワークイメージロケーションに抽出するには、元のディレ

クトリ構造を維持しながら、そのプラットフォームに対して固有のユーティリティを使用します。

Windows ファイルと UNIX ファイルの両方をダウンロードしている場合は、それぞれの FTP ロケーションからファ

イルをコピーする個別のネットワークロケーションを設定していることを確認します。

備考: 言語パックや暗号化パックのようなすべての必須コンポーネントは、共通のロケーション(プラットフォーム

について)に抽出する必要があります。これにより、この後のインストールプロセスで、ユーザーがインストールロ

ケーションの問い合わせを行う必要がなくなります。

ファイルを解凍するには

■ 次のコマンドを使用してファイルを解凍します。

tar -xf file_name

ここでは、

file_name = 解凍するファイルです。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

30 ■

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インストールの準備 ■ ネットワークイメージの作成

Image Creator ユーティリティの使用

インストールを容易にするために、Image Creator ユーティリティを使用してネットワークイメージを作成するこ

ともできます。Image Creator ユーティリティは物理 DVD からネットワークイメージを作成し、インストールプ

ロセスを効率化して、DVD の物理的な挿入や交換なしでインストールを完了します。

また、29 ページの「セントラルネットワークロケーションに DVD を直接コピーする」にあるように、DVD をネット

ワークロケーションに直接コピーする方法もあります。

備考: Image Creator ユーティリティは GUI モードで実行しますが、ネットワークイメージからのインストール

は、プラットフォームに応じて GUI、コンソール、または自動モードで起動できます。

Image Creatorユーティリティを使用して、複数の言語と次のSiebel製品のネットワークイメージを作成できます。

■ Siebel Enterprise Server

■ Siebel CORBA Object Manager

■ Siebel Web Server Extension

備考: Image Creator は、ユーティリティが起動されたプラットフォームのネットワークイメージだけを作成しま

す。たとえば、ユーティリティが Windows で起動された場合は、Windows のネットワークイメージだけが作成さ

れ、HP-UX で起動された場合は、HP-UX のネットワークイメージだけが作成されます。

ネットワークイメージを作成するには

1 DVD ドライブに、該当する Siebel アプリケーションの DVD を挿入します。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS

ここで、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、Solaris、HP-UX、AIX などです。

2 /seaunixunibase/UNIX_OS/Deployment_Tools/Siebel_Imagecreatorディレクトリ

または /siaunixunibase/UNIX_OS/Deployment_Tools/Siebel_Imagecreator ディレクトリ(Siebel Industry Applications)に移動し、ImageCreator実行可能ファイルを

起動します。

[Siebel Image Creator ユーティリティの InstallShield ウィザードへようこそ]画面が表示されます。

3 [次へ]をクリックします。

[商品選択]画面が表示されます。

4 ネットワークイメージを作成するすべての製品を選択し、[次へ]をクリックします。

[インストール先ディレクトリ]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 31

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インストールの準備 ■ ネットワークイメージの作成

5 ネットワークイメージを作成するディレクトリを指定するか(たとえば、/my_server/image)、場所を参照し[次へ]をクリックします。

注意: Siebel モバイル Web クライアントまたは Siebel Tools インストールファイルのネットワークイメージ

を作成する場合に、ターゲットディレクトリ構造では、ディレクトリパスのどの部分にも disk1 という語を使用

することはできません。

備考: 各オペレーティングシステムプラットフォーム用に個別のネットワークロケーションを作成し、それぞれ

Image Creator ユーティリティを実行する必要があります。

手順 4 で選択した製品により、次の画面が表示されます。その画面で、ネットワークイメージを作成する製品の

DVD を挿入し、/setupUNIX_OSに移動するように指示されます。

たとえば、SWSE を選択した場合は、Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS または、Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS の DVD を挿入するように要求す

る画面が表示されます。Siebel Industry Applications をインストールした場合は、

Siebel_Web_Server_Extension/setupUNIX_OSに移動します。

6 要求された DVD を DVD ドライブに挿入し、要求されている setupUNIX_OS のディレクトリパスを入力するか、DVD 上で参照します。

各製品のインストールイメージが、指定したディレクトリのそれぞれのサブディレクトリに配置されます。たと

えば、/my_server/imageをインストール先ディレクトリに指定し、製品に Siebel Enterprise Server およ

び Siebel Web Server Extension を選択した場合は、それらのインストールイメージが、/my_server/

image/sesおよび /my_server/image/eappsディレクトリにインストールされます。

[言語を選択]画面が表示されます。

7 選択した製品のネットワークイメージに含める言語を指定し、[次へ]をクリックします。

■ 手順 4 で複数の製品を選択した場合は、次の画面で選択した製品のベース DVD を挿入するように要求され

ます。手順 8 に進みます。

■ 手順 4 で 1 つの製品だけを選択した場合は、手順 9 に進みます。

8 インストールする各製品と言語について、手順 5 から手順 7 までを繰り返します。

InstallShield ウィザードで、インストールが正常に終了したことを示すメッセージが表示されます。

9 [完了]をクリックして、InstallShield ウィザードを終了します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

32 ■

Page 33: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

3 RDBMS を設定するためのガイドライン

ここでは、サードパーティ製のデータベースを作成および設定するためのガイドラインを示します。データベースを

作成した後に、Siebel Database Server でスクリプトを使用して、Siebel テーブル定義をデータベースにロード

します。次のトピックが含まれています。

■ 33 ページの「Siebel アプリケーション向け IBM DB2 UDB 設定プロセス」

■ 34 ページの「Siebel アプリケーション向け Oracle 設定プロセス」

■ 34 ページの「Siebel アプリケーション向けの IBM DB2 UDB の設定」

■ 41 ページの「DB2 UDB データベースオブジェクトの作成」

■ 47 ページの「DB2 UDB データベースの作成」

■ 48 ページの「DB2 UDB テーブルの断片化の管理」

■ 48 ページの「Siebel アプリケーション向けの Oracle の設定」

■ 51 ページの「Oracle データベースオブジェクトの作成」

■ 55 ページの「Oracle 9i の Real Application Cluster サポート」

■ 55 ページの「Oracle の継続的な管理に関するガイドライン」

Siebel アプリケーション向け IBM DB2 UDB設定プロセスIBM DB2 UDB データベースを設定する場合は、複数のタスクを次の順序で実行する必要があります。

1 34 ページの「Siebel アプリケーション向けの IBM DB2 UDB の設定」

a 35 ページの「DB2 UDB の ODBC ステートメントハンドル不足の防止」

b 35 ページの「AIX での DB2 UDB ユーザープロセス数の拡張」

c 36 ページの「DB2 UDB データベースマネージャー設定パラメータのガイドライン」

d 38 ページの「DB2 UDB 設定パラメータの設定」

2 41 ページの「DB2 UDB データベースオブジェクトの作成」

a 42 ページの「DB2 UDB バッファプールの設定」

b 43 ページの「DB2 UDB テーブルスペースの作成」

c 44 ページの「デフォルトの DB2 UDB ストレージパラメータの上書き」

d 46 ページの「DB2 UDB の言語の選択」

3 47 ページの「DB2 UDB データベースの作成」

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 33

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Siebel アプリケーション向け Oracle 設定プロセス

Siebel アプリケーション向け Oracle 設定プロセスOracle データベースを設定する場合は、複数のタスクを次の順序で実行する必要があります。

1 48 ページの「Siebel アプリケーション向けの Oracle の設定」

2 51 ページの「Oracle データベースオブジェクトの作成」

a 52 ページの「Oracle テーブルスペースの作成」

b 53 ページの「Oracle 一時テーブルスペースの作成」

c 53 ページの「Oracle の言語の選択」

d 53 ページの「Oracle ロールバックセグメントの定義」

e 54 ページの「Oracle データベースのパーティション化」

Siebel アプリケーション向けの IBM DB2 UDBの設定ここでは、DB2 Universal Database から最大限のパフォーマンスを引き出すためのガイドラインを示します。こ

れらのガイドラインは、幅広い顧客に役立ちます。ただし、このガイドで説明されるパラメータには、特定の環境の

条件を反映する値を選択する必要があります。詳しくは、IBM DB2 UDB のマニュアルを参照してください。

注意: 特定の目的に合った方法が Siebel eBusiness Applications のマニュアルで指示されている場合を除き、決

して、Siebel Database スキーマを変更しないでください。指示に従わずにスキーマを変更すると、システム全体

が損傷を受けてサポート不能になる場合があります。

DB2 UDB を使用するときは、DB2 UDB Application Development Client がデータベースサーバーにインストー

ルされていなければなりません。作業を進める前に、Application Development Client がインストールされてい

ることを確認してください。現在サポートされているバージョンの Application Development Client コンポーネ

ントについては、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参

照してください。

備考: データベースサーバー向けに 32 ビットと 64 ビットの DB2 v8.1 がサポートされていますが、32 ビットデー

タベースクライアントは Siebel Server でのみサポートされます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

34 ■

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Siebel アプリケーション向けの IBM DB2 UDB の設定

DB2 UDB の ODBC ステートメントハンドル不足の防止

DB2 UDB では、エンタープライズで使用するビジネスオブジェクトの数によっては、ODBC ステートメントハンド

ルがすぐに足りなくなる場合があります。ユーザーが実際に使用するビジネスオブジェクトの数を知るのは困難なの

で、DB2 UDB クライアントをインストールするたびに、またはデータベースユーティリティを再バインドするとき

に、この数を自動的に増やす必要があります。

特殊な DB2 CLIPKGバインドオプションを使用して、CLI パッケージを再バインドし、CLI パッケージの数を 6 に

増やしてください。

CLI パッケージを再バインドするには

1 使用しているオペレーティングシステムに適した方法で、DB2 インスタンスのホームディレクトリの

sqllib/bndに移動します。

2 DB2 UDB データベースに接続します。

3 次のコマンドを入力します。

db2 bind @db2cli.lst blocking all grant public clipkg 6

DB2 の bind コマンドおよび CLIPKGオプションについては、『DB2 UDB Administration Guide』を参照してく

ださい。

AIX での DB2 UDB ユーザープロセス数の拡張

AIX での同時データベースユーザー数が約 400 に達すると、DB2 との接続が失敗する原因になります。この問題を

回避するには、AIX サーバー上でユーザープロセスバラメータの最大数を再設定します。

パラメータを再設定するには

1 AIX システム管理者としてサーバーにログオンします。

2 $SIEBEL_HOME(Siebel Server ルートディレクトリ)に移動し、使用するシェルの種類に従って次のどちらかのコマンドを実行して、環境変数を適用します。

Korn または Bourne シェル

. ./siebenv.sh

ヒント: 最初のピリオドと ./siebenv.shとの間にスペースがあることを確認します。

C シェル

source siebenv.csh

3 次のコマンドを実行してオプションを確認します。

smitty chgsys

4 プロセスの最大数を選択し、デフォルト値(512)をそれ以上の値、たとえば 10,000 に再設定して、1 人のユー

ザーが起動できるプロセス数に上限を設定しないようにします。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 35

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Siebel アプリケーション向けの IBM DB2 UDB の設定

DB2 UDB データベースマネージャー設定パラメータのガイドライン

DB2 Command Line Processor の update database manager configurationコマンド、または DB2 ControlCenter を使用して、データベース設定パラメータを設定できます。

データベース設定パラメータの変更については、IBM DB2 のマニュアルを参照してください。

表 5 は、デフォルト設定と異なる DB2 データベースマネージャ設定パラメータを示しています。各 DB2 インスタン

スでこれらのパラメータを設定します。リストされているパラメータについては、表 5 の設定情報を使用してくださ

い。この表に記載されていないパラメータについては、デフォルト設定をそのまま使用してください。

表 5 DB2 Database Manager 設定パラメータ

パラメータ 説明 設定/コメント

SHEAPTHRES ソートヒープしきい値(4 KB) 200000

同時使用ユーザー 3,000 以上で

5 GB を超える RAM を使用する

環境では、これを 300000まで

増やすことができます。

DIR_CACHE ディレクトリキャッシュのサポート YES

ASLHEAPSZ アプリケーションサポート層のヒープサイズ 15

RQRIOBLK 最大リクエスタ I/O ブロックサイズ

(バイト単位)

65535

MON_HEAP_SZ データベース監視ヒープサイズ(4 KB) 128 (最小)

QUERY_HEAP_SZ クエリーヒープサイズ(4 KB) 16384

KEEPFENCED Fenced プロセスの保持

(DB2 v7 では KEEPDARI)

YES

KEEPDARI DARI プロセスの保持(DB2 v7 の場合のみ) YES

MAXAGENTS 既存エージェントの最大数 20000(最小)

NUM_INITAGENTS プール内の初期エージェント数 10

NUM_POOLAGENTS エージェントプール内で常にアクティブにする

エージェント数

80

MAX_COORDAGENTS コーディネータエージェントの最大数 MAXAGENTS

INDEXREC インデックス再作成時間 RESTART

MAX_QUERYDEGREE クエリー処理の最大並列度 1~ 6

INTRA_PARALLEL パーティション内の並列処理の有効化 NO

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

36 ■

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Siebel アプリケーション向けの IBM DB2 UDB の設定

DB2set のパラメータdb2setコマンドを使用して、表 6 で参照されているパラメータ(たとえば、db2set DB2_HASH_JOIN = NO)

を設定します。

表 6 db2set パラメータ

パラメータ 説明 設定

DB2MEMDISCLAIM AIX の場合のみ。YES に設定すると、データベースサー

バーが予約済みページングスペースをフリーのメモリから

分離するように、DB2エージェントが明示的に要求します。

DB2 が共有メモリを解放する方法に影響します。

YES

DB2MEMMAXFREE AIX の場合のみ。DB2 プロセスによって保持される未使用

メモリの最大バイト数。これは DB2 が共有メモリを解放す

る方法に影響します。DB2 エージェントのサイズが指定値

を越えた時点で、DB2 はメモリを解放します。

3000000

DB2_HASH_JOIN オプティマイザーのハッシュ結合を無効にします。 NO

DB2_RR_TO_RS Siebel eBusiness Applications での DB2 v7 パフォー

マンスを向上させます。このパラメータは、DB2 v8 には

適用されません。

本番環境サーバーの場合にのみ YES に設定します。

YES

DB2_MMAP_WRITE AIX Only. 推奨設定のみ。この設定が実際の構成と環境に

適合しているかどうかを評価してください。

OFF

DB2_MMAP_READ AIX Only. 推奨設定のみ。この設定が実際の構成と環境に

適合しているかどうかを評価してください。

OFF

DB2_CORRELATED_PREDICATES YES に設定すると、オプティマイザーはクエリーのプレディ

ケートが関連しているかどうかを判断できます。それによっ

て、DB2 がフィルター要素をより正確に計算できます。

YES

DB2_INDEX_2BYTEVARLEN DB2 v7 を使用する場合は、このパラメータを ON に設定

します。それ以外の場合は、255 バイトを超えるカラムの

インデックスを作成することはできません。DB2 v8 はタ

イプ2インデックスをサポートしているので、このパラメー

タを設定する必要はありません。

ON

DB2_PIPELINED_PLANS DB2 オプティマイザーがパイプラインの実行プラン(left-deep で一時的な結果セットがないプラン)を選択するよ

うに指示します。

ON

DB2_INTERESTING_KEYS DB2オプティマイザーによって生成される実行計画の数を

制限します。

ON

DB2_PARALLEL_IO RAID デバイスを使用する場合に使用します。詳しくは、

DB2 ベンダーのマニュアルを参照してください。

*

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 37

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Siebel アプリケーション向けの IBM DB2 UDB の設定

EXTSHM パラメータ設定する場合このパラメータは、DB2 UDB データベースと DB2 UDB EEE データベースの両方を作成するときに設定し、それ

らを起動するスクリプトに含める必要があります。

また、DB2 クライアントを起動するスクリプトにもこのパラメータを含める必要があります。

さらに、この行を DB2 UDB EEE サーバー用の sqllib/db2profileに追加する必要があります。

これらの設定のいずれかを変更したら、db2stop/db2start を実行して、変更を DB2 データベースに反映する必

要があります。

DB2 UDB 設定パラメータの設定

DB2 Command Line Processorの update database configurationコマンド、または DB2 Control Centerを使用して、データベース設定パラメータを設定できます。

データベース設定パラメータの変更については、IBM DB2 のマニュアルを参照してください。

表 7 は、デフォルト設定と異なる DB2 データベース設定パラメータを示しています。ただし、これらは単なるガイ

ドラインです。

DB2_STRIPED_CONTAINERS RAID デバイスを使用する場合に使用します。詳しくは、

DB2 ベンダーのマニュアルを参照してください。

ON

EXTSHM このパラメータは、AIX にのみ適用されます。このパラメー

タは、同一 AIX コンピュータ上に DB Server と SiebelServer を搭載している場合にのみ使用してください。詳し

くは、この表の「EXTSHM パラメータ設定する場合」の項

を参照してください。

ON

DB2ENVLIST DB2 UDB サーバーを起動し、EXTSHMを実行するときは、

EXTSHM は、DB2 環境に含まれていなければなりません。

このパラメータは、データベースが作成されるときに設定

する必要があります。

EXTSHM

DB2_NO_PKG_LOCK Siebel パッケージを siebbind でバインドするには、こ

のパッケージを無効にする必要があります。

OFF

表 6 db2set パラメータ

パラメータ 説明 設定

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

38 ■

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Siebel アプリケーション向けの IBM DB2 UDB の設定

Siebel アプリケーションを実行しているインスタンス内の各データベースについて、これらのパラメータを設定しま

す。他のパラメータについては、デフォルト設定をそのまま使用します。

表 7 DB2 UDB データベース設定パラメータ

パラメータ 説明 設定

DFT_DEGREE 並列処理の度合い(1= クエリーの並列処理

を無効化)

1

DFT_QUERYOPT デフォルトのクエリー最適化クラス。このパラ

メータは、DB サーバー上でのみ有効になり、

Siebel Server コンポーネント(EIM、SiebelRemote など)に影響します。UI を介して実行

されるクエリーは、この設定の影響は受けませ

ん。UI を介したクエリーは、Siebel システム属

性 DB2: Default Opt Levelの値を使用しま

す。または Siebel Tools を使用してビジネスコ

ンポーネントレベルでクエリーを無効にするこ

とができます。

3

DBHEAP データベースヒープ(4 KB) 7429(32ビット)

10000(64 ビット)

CATALOGCACHE_SZ カタログキャッシュサイズ(4 KB) 5558(32ビット)

8000(64 ビット)

LOGBUFSZ ログバッファサイズ(4 KB) AIX上、128(32ビット)

512(64 ビット)

UTIL_HEAP_SZ ユーティリティヒープサイズ(4 KB) 5000(32ビット)

10000(64 ビット)

LOCKLIST ロックリストの最大ストレージ(4 KB) 25000(この値より小さい値を設定

しないでください。値を大きくするこ

とは可能です。)

APP_CTL_HEAP_SZ アプリケーション制御ヒープの最大サイズ

(4 KB)。データベースへの 1 つの接続に含め

ることができるユーザー数を制御します。

900

Siebel接続プーリング機能を使用する

顧客が最大のスケーラビリティを得る

ためには、このパラメータを、1 つの

接続の 10 ユーザーごとに 1200 ずつ

増やします。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 39

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Siebel アプリケーション向けの IBM DB2 UDB の設定

SORTHEAP ソートリストヒープ(4 KB)

開発環境では、値を小さくし、本番環境では値を

大きくします。ただし、この値を大きくすると、

DBサーバーのメモリが不足する可能性がありま

す。また、Siebel ユーザーの数が多い場合は、

このパラメータを推奨範囲より低く設定しなけ

ればならない場合があります。したがって、DBサーバーのメモリとパフォーマンスを常に監視

して、自分の環境に最適な設定を判断する必要が

あります。

1000-5000

STMTHEAP 最小設定。必要に応じて、このパラメータを

1048 ブロックまで増やします。

40960

STAT_HEAP_SZ 統計ヒープサイズ(4 KB) 14000(32ビット)

16000(64 ビット)

MAXLOCKS アプリケーションごとのロックリストのパーセ

ント

20(32ビット)

30(64 ビット)

LOCKTIMEOUT ロックタイムアウト(秒) 300

CHNGPGS_THRESH 変更ページのしきい値 30

NUM_IOCLEANERS 非同期ページクリーナーの数 CPU 数

INDEXSORT インデックス並べ替えフラグ YES

SEQDETECT 順次検出フラグ YES

DFT_PREFETCH_SZ デフォルトプリフェッチサイズ(4 KB) 32

LOGRETAIN 順次または循環ログファイル RECOVERY

「本番環境」ではこのパラメータを

RECOVERYに設定します。それ以外の

値に設定すると、データベースクラッ

シュの際にデータが失われます。

LOGRETAINがRECOVERYに設定され

ている場合は、LOGPATHがいっぱいに

ならないように、さらに、USEREXIT

をアクティブ化するか、別のメソッド

を実装してアーカイブされたログを管

理する必要があります。

MAXAPPLS アクティブアプリケーションの最大数 ユーザー数の 2 倍

AVG_APPLS アクティブアプリケーションの平均数 環境によって異なります。

表 7 DB2 UDB データベース設定パラメータ

パラメータ 説明 設定

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

40 ■

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ DB2 UDB データベースオブジェクトの作成

DB2 UDB データベースオブジェクトの作成データベースインスタンス作成を自動化できるように、Siebel Systems では、サンプルスクリプト

(CrBlankDBSRVR_PLTFRMSiebelDEMO.sqlおよび CrBlankDBSRVR_PLTFRMSiebelDEMOPostCrDB.sql)を

提供しています。これらのスクリプトは、$SIEBEL_ROOT/dbsrvr/DBSRVR_PLTFRMディレクトリ(ここでは、

DBSRVR_PLTFRMは、DB2UDB などのデータベースタイプです)にあります。これらのスクリプトを参考に、デー

タベースオブジェクトを作成するための展開要件に基づいたスクリプトを作成します。スクリプトを使用する前に、

必ず CrBlankDBSRVR_PLTFRMSiebelDEMOReadMe.txtを読んでください。

テストには、小規模な非本番環境を使用してください。

第 7 章「Siebel Database Server のインストール」の DB2 UDB の項で説明したように、Siebel Database Serverファイルを Siebel Server コンピュータにインストールした後は、データベーステーブルおよびインデックス作成

スクリプトを変更して、Siebel のテーブルとインデックス用に作成したファイルグループ名を指定できます。詳しく

は、44 ページの「デフォルトの DB2 UDB ストレージパラメータの上書き」を参照してください。

MAXFILOP アプリケーションで開くことができるDBファイ

ルの最大数

500

LOGFILSIZ ログファイルサイズ(4 KB) 20000

LOGPRIMARY プライマリログファイルの数 25-50

LOGPRIMARYと LOGSECONDの値を

合わせても 128 を超えないようにし

ます。

LOGSECOND セカンダリログファイルの数 最大 103

LOGPRIMARYと LOGSECONDの値を

合わせても128を超えないようにし

ます。

ESTORE_SEG_SZ 4 GBを越えるRAMを使用するサーバー環境で、

この拡張保存バラメータを使用できます。このパ

ラメータを使用すると、アプリケーションの並べ

替え機能も向上します。4 KB および 16 KB バッ

ファプールを追加します。

初期値は 16000ですが、65536まで

設定可能です。

NUM_ESTORE_SEGS ESTORE_SEG_SIZの説明を参照してください。 初期値 16

SOFTMAX ソフトチェックポイント前に再利用するログ

ファイルのパーセント

80

APPLHEAPSZ デフォルトのアプリケーションヒープ(4 KB) 2500

PCKCACHESZ パッケージキャッシュサイズ(4 KB) 40000

NUM_IOSERVERS データベースが置かれているディスクの数 ディスク数

表 7 DB2 UDB データベース設定パラメータ

パラメータ 説明 設定

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ DB2 UDB データベースオブジェクトの作成

ログスペースのガイドラインデータベーストランザクションログは、Siebel ソフトウェアで使用されるサイズの大きいさまざまなトランザクショ

ンをサポートするのに十分な大きさで作成する必要があります。DB2 UDB では、確保するログスペースの容量に、

3 つのパラメータが影響します。

LOGFILSIZ: ログファイルのサイズ。

LOGPRIMARY: あらかじめ割り当てて使用するログファイルの数。

LOGSECOND: 大きいトランザクション用に必要な場合にのみ割り当てられる追加のログファイル。

大きいシステムで実行するためには、全体で約 1 GB のログスペースを作成します。それぞれ 32 MB のプライマリ

ログファイルを 25 ~ 50 個作成します。こうしたタスクを実現するには、LOGFILSIZデータベース設定パラメータ

を 20000、LOGPRIMARYパラメータを 25 ~ 50 に設定します。さらに、非常に大きいトランザクションに対応する

ためには、128 から LOGPRIMARYの値を引いた値を LOGSECONDパラメータに設定します。

システムのサイズが小さい場合は、使用するログスペースも小さくできます。

ログファイルのアーカイブのガイドラインデータベースパラメータ LOGRETAIN は、デフォルトでは有効になっていませんが、このパラメータが重要な場合が

あります。LOGRETAIN が OFF に設定されている場合、ログファイルは循環的に再使用され、ロールフォワード復旧

は実行できません。LOGRETAIN が RECOVERY に設定されている場合は、管理者がアーカイブおよび削除できるよう

にすべてのログファイルがシステムに保存されます。

LOGRETAINが NOに設定されている場合は、バックアップ(復元)復旧のみ実行でき、ロールフォワード復旧は実行

できません。このため、本番環境の Siebel Database Server に関連する障害回復プロセスで問題になる場合があ

ります。

USEREXIT パラメータと同様にこのパラメータの設定をデータベース管理者(DBA)に確認してもらってください。

これらのプロパティについては、IBM のマニュアルを参照してください。

DB2 UDB バッファプールの設定

「バッファプール」は、メインシステムメモリの領域で、テーブルスペースから取得されたデータのページを保持する

ために使用されます。DB2 UDB では、各テーブルスペースがバッファプールに関連付けられています。バッファ

プールにスペースを追加すると、データベースのパフォーマンスが向上します。

Siebel テーブルスペース用に、バッファプールを少なくとも 3 つ用意する必要があります。デフォルトのバッファ

プール(IBMDEFAULTBP)を使用して、すべての Siebel 4 KB テーブルスペースからのデータページをバッファで

きます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ DB2 UDB データベースオブジェクトの作成

また、並べ替えとその他の SQL 処理用に、16 KB および 32 KB ページサイズのバッファプールをさらに作成する

必要があります。サンプル設定が表 8 に示されています。

サポートされている DB2 のアドレス指定可能なメモリの最大容量は、オペレーティングシステムによって異なりま

す。指定したサーバーのメモリ設定によっては、IBMDEFAULTBP および BUF16K の各バッファプールの推奨プール

サイズが、これらの最大値を超えるので、割り当てのパーセントを小さくすることが必要になる場合があります。最

適なバッファプールサイズを決定するには、DB2 監視機能を使用します。

DB2 UDB テーブルスペースの作成

Siebel Database Server のインストールプロセスでは、Siebel テーブルおよびインデックスの保存先のテーブル

スペースを指定します。

Siebel DB2 データベースには、データベース管理スペース(DMS)を使用する少なくとも 4 つのテーブルスペー

スが必要です。各テーブルスペースには、1 つまたは複数のテーブルスペースコンテナを保持して、データを保存で

きます。少なくとも 4 つの DB2 テーブルスペースを作成して、テーブルおよびインデックスを保存する必要があり

ます。作成するのは、さまざまなサイズのテーブル用に 4 KB、16 KB、および 32 KB の各テーブルスペース、さら

にインデックス保存用のテーブルスペースです。テーブルスペースは、データベース管理スペースとして作成されな

ければなりません。

テストには、小規模な非本番環境を使用してください。

テーブルスペースを作成する場合は、次のガイドラインに従う必要があります。

■ 表 9 に示すように、さまざまなサイズのテーブル用に、少なくとも 4 つの DB2 テーブルスペースを作成します。

デフォルトのテーブルスペース名を使用することをお勧めします。

表 8 バッファプールのサンプル設定

バッファプール バッファプールの推奨サイズ ページサイズ

IBMDEFAULTBP 利用可能なメモリの 50 % 4 KB

BUF32K 32 MB 32 KB

BUF16K 利用可能なメモリの 25 % 16 KB

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 43

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ DB2 UDB データベースオブジェクトの作成

■ 個々のテーブルの必要に応じて追加のテーブルスペース(S_DOCK_TXN_LOG など)を作成します。サイズが大

きく使用頻度の高いテーブルがある場合は、これらを専用のテーブルスペースに保存します。

■ 次の項で説明する並べ替えおよびその他の SQL 処理に使用するために、少なくとも 4 KB、16 KB、32 KB の

一時テーブルスペースを作成します。これらを作成しない場合、データベースのパフォーマンスと安定性で深刻

な問題が発生します。すべての一時テーブルスペースにシステム管理スペース(SMS)を使用します。また、こ

れらの一時テーブルスペースは、保存のために 2 GB まで拡張できるようにする必要があります。

■ DB2 Load ユーティリティを使用して EIM テーブルに取り込む場合、EIM テーブルが置かれているテーブルス

ペースがロード中利用できなくなります。個別の 1 つまたは複数のテーブルスペースに EIM テーブルを配置す

ると、ロードユーティリティの実行中もデータベースで同時にアクティビティを実行できます。

付録 A「展開計画ワークシート」で必ずテーブルスペース名を記録してください。

■ デフォルトのストレージパラメータ(テーブルスペース定義など)を上書きするには、44 ページの「デフォルト

の DB2 UDB ストレージパラメータの上書き」を参照してください。

デフォルトの DB2 UDB ストレージパラメータの上書き

Siebel Systems には、43 ページの「DB2 UDB テーブルスペースの作成」の特定のテーブルまたはインデックスを

作成する指示に従って作成したテーブルスペースなど、デフォルト保存パラメータを上書きするオプションが用意さ

れています。これらのデフォルト値を上書きするには、/dbsrvr/DBSRVR_PLTFRM ディレクトリの ddl.ctl ファ

イルを編集します。

備考: ddl.ctlファイルの変更は、権限のある DBA のみに限定する必要があります。

表 9 非 Unicode 対応および Unicode 対応のデータベースの DB2 テーブルスペースの値

DB2 テーブルス

ペース名 バッファプール名 推奨値 説明

非 Unicode 対応データベース

SIEBEL_4K IBMDEFAULTBP 2 GB 行サイズが最大 4005 バイトのテーブル用の

テーブルスペースの名前

SIEBEL_16K BUF16K 300 MB 行サイズが 4006 ~ 16,293 バイトのテーブ

ル用テーブルスペースの名前

SIEBEL_32K BUF32K 100 MB 行サイズが 16,293 バイトを超えるテーブル

用のテーブルスペースの名前

Unicode 対応のデータベース

SIEBEL_4K IBMDEFAULTBP 3 GB 行サイズが最大 4005 バイトのテーブル用の

テーブルスペースの名前

SIEBEL_16K BUF16K 700 MB 行サイズが 4006 ~ 16,293 バイトのテーブ

ル用テーブルスペースの名前

SIEBEL_32K BUF32K 100 MB 行サイズが 16,293 バイトを超えるテーブル

用のテーブルスペースの名前

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ DB2 UDB データベースオブジェクトの作成

各 Siebel テーブルについて、Table Space パラメータを使用して、テーブルスペースを指定できます。次の例で

は、テーブル S_APP_VIEWのテーブルスペースが DATA1に設定されます。

Siebel Systems から提供されているように、.ctl ファイルは、それが作成するオブジェクトの保存パラメータを

設定しません。従って、デフォルトで作成されているテーブルスペースのパラメータと同じになります。ただし、

Table Spaceパラメータは、次の状況下でのみ機能します。

■ テーブルがまだ存在しない場合(新しいデータベースのインストールの実行中など)。

■ テーブルの再ビルドが必要である場合。つまり、ALTER TABLEコマンドだけでは実装できないようなスキーマ

の変更がテーブルに対して行われ、Siebel アプリケーションでのテーブルのドロップと再作成が要求されている

場合です。

次の例で示すように、Table Spaceパラメータを使用して、特定のテーブルの保存パラメータを設定できます。

[Object 219]Type = TableName = S_APP_VIEWColumn 1 = ROW_ID VARCHAR(15) NOTNULLColumn 2 = CREATED TIMESTAMP NOTNULL DEFAULT %NOW%Column 3 = CREATED_BY VARCHAR(15) NOTNULLColumn 4 = LAST UPD TIMESTAMP NOTNULL DEFAULT %NOW%Column 5 = LAST_UPD_BY VARCHAR(15) NOTNULLColumn 6 = DCKING_NUM NUMERIC(22,7) DEFAULT 0Column 7 = MODIFICATION_NUM NUMERIC(10,0) NOTNULL DEFAULT 0Column 8 = CONFLICT_ID VARCHAR(15) NOTNULL DEFAULT '0'Column 9 = NAME VARCHAR(50) NOTNULLColumn 10 = DESC_TEXT VARCHAR(255)Column 11 = LOCAL_ACCESS_FLG CHAR(1)Table Space = data1

次の例は、特定のテーブルおよびインデックスのデフォルトを上書きする方法を示しています。

[Object 7135]Type = TableName = S_EVT_ACTGroup = Activity-1Append Mode = YesColumn 1 = ROW_ID WVARCHAR(15) NOTNULLColumn 2 = CREATED TIMESTAMP NOTNULLDEFAULT %NOW%Column 3 = CREATED_BY WVARCHAR(15) NOTNULLColumn 4 = LAST_UPD TIMESTAMP NOTNULLDEFAULT %NOW%Column 5 = LAST_UPD_BY WVARCHAR(15) NOTNULLColumn 6 = DCKING_NUM NUMERIC(22,7) DEFAULT 0Column 7 = MODIFICATION_NUM NUMERIC(10,0) NOTNULLDEFAULT 0Column 8 = CONFLICT_ID WVARCHAR(15) NOTNULLDEFAULT '0'Column 9 = ACTIVITY_UID WVARCHAR(30) NOTNULLDEFAULT 'x'...Column 166 = TODO_CD WVARCHAR(30)Column 167 = USER_MSG_ID WVARCHAR(15)

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ DB2 UDB データベースオブジェクトの作成

Column 168 = WC_START_VIEW WVARCHAR(250)Column 169 = WC_TYPE_CD WVARCHAR(30)

[Object 7136]Type = IndexName = S_EVT_ACT_F1Table = S_EVT_ACTColumn 1 = CON_PRDINT_ID ASCIndex Space = S_EVT_ACT_TBS_IDX

[Object 7137]Type = IndexName = S_EVT_ACT_F10Table = S_EVT_ACTAllow Reverse Scans = YesColumn 1 = TARGET_OU_ID ASCColumn 2 = APPT_START_DT DESCColumn 3 = ROW_ID ASC

[Object 7138]Type = IndexName = S_EVT_ACT_F11Table = S_EVT_ACTColumn 1 = PAR_EVT_ID ASCIndex Space = S_EVT_ACT_TBS_IDX

DB2 UDB の言語の選択

1 つの言語だけで展開する場合であっても、データベース作成の一環として、データベースの言語の属性を作成およ

び設定する必要があります。このためには、データベースが動作する Siebel サポート言語、データベースが使用す

るコードセット、使用する言語(Canadian French など)のテリトリー(別名: ロケール)、およびユーザーが望

む照合順を把握する必要があります。本番環境の DB2 データベースサーバーでは任意の照合順を使用できますが、開

発環境でサポートされている照合順は IDENTITY だけです。

データベースの言語特性の設定は、$SIEBEL_ROOT/dbsrvr/DBSRVR_PLTFRM ディレクトリ内のサンプルスク

リプトに含まれています。ここでは、DBSRVR_PLTFRM はデータベースタイプ(DB2UDB など)です。

注意: Unicode 対応のデータベースを作成するときは、パラメータ DB2_INDEX2BYTEVARLENを必ず ONに設定し

てください。そうしない場合は、データベースの作成に失敗します。

サポートされている Siebel 言語コード、テリトリー、およびコードセットについては、Siebel SupportWeb 上の

『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

コードセットDB2 はコードページ(または文字セット)とコードセットを区別します。「コードセット」は、データベースで使用

される文字エンコーディングの標準を説明するテキスト文字列として定義されます。一方、「コードページ」は、同じ

標準を数値で表したものです。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

46 ■

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ DB2 UDB データベースの作成

テリトリー「テリトリー」、つまり地域は、言語とロケールの組み合わせです。たとえば、フランス語(French)は言語の例で

すが、カナダ(Canada)またはフランス(France)は、フランス語の使用に地域的な違いがあるロケールです。

並べ替え順並べ替え順は、データベースの最初のインストール中に指定され、データベースが文字データを並べ替える方法を定

義します。並べ替え順のサポートは、データベースのコードページと、それが開発環境と本番環境のどちらで使用さ

れるかによって決まります。サポートされている並べ替え順については、Siebel SupportWeb 上の『Siebel シス

テム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

開発環境データベース: 開発データベース内のレポジトリオブジェクト名は、UTF-16 バイナリ並べ替え順と同じ順

に並べ替える必要があります。これは、Siebel Tools が内部でこの並べ替え順を使用するためです。同じにしない場

合、将来の Siebel Database のアップグレードで、レポジトリのマージに失敗します。これは、UTF-16 バイナリ

並べ替え順では、コードポイント U+E000 ~ U+FFFF はコードポイント U+10000 ~ U+10FFFF の後になります

が、Unicode のコードポイント順では前になるためです。本番環境データベースの制限については、SiebelSupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

DB2 UDB データベースの作成Unicode データベースをインストールしている場合は、コードセットとして UTF-8 を入力し、ハイフンを保持する

必要があります。UTF-8 は、DB2 の Unicode の実装で使用されるパラメータですが、実際の処理は UCS-2 を使用

します。UTF-8 を VARCHAR タイプのエンコードとして指定すると、UCS-2 がパラメータとして指定されていなく

ても、VARGRAPHIC タイプのエンコードが自動的に UCS-2 に設定されます。

データのエクスポートとインポートが正しく行われることを確認してください。

DB2 データベースを作成するには

1 データベースが使用するプライマリ(ベース)言語、言語のテリトリー、適切なコードセットを特定します。言語に適用する値については、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラット

フォーム』を参照してください。

2 DB2 UDB Command Line Processor を使用して、次のコマンドを入力します。

db2 create database dbname using codeset territory collate using identity

ここでは、

dbnameはデータベースのエイリアスです。

codesetはコードページのテキスト表現です。

territoryは、そのコードセットでデータベースが動作する、言語のテリトリーです。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ DB2 UDB テーブルの断片化の管理

DB2 UDB テーブルの断片化の管理どんな顧客のサイトでも、アプリケーションや顧客の処理変数はさまざまなので、どのテーブルおよびインデックス

が断片化する可能性があるかを示す厳密なガイドラインを提供することはできません。しかし、大きいテーブルや使

用頻度の高いテーブルを断片化すると、パフォーマンスに大きく影響することがあるため、データベース管理者

(DBA)はこのようなテーブルの状況に注意する必要があります。こうした Siebel テーブルのリストについては、

『Deployment Planning Guide』を参照してください。

こうしたテーブルは追加モードとして定義されているため、S_ESCL_LOG、S_DOCK_INIT_ITEM、S_ESCL_ACTN_REQ、

S_APSRVR_REQ、およびすべての S_DOCK_INITM_%%テーブル(%は 1 桁の数字)を再編成する必要はありません。

次の方針に従ってテーブル断片化を管理します。

■ 使用頻度の高いテーブルで REORGCHKを実行し、結果のレポートを調べて、断片化しているオブジェクトのリス

トを抽出します。

■ REORGCHK の結果に基づいて、必要に応じて REORG TABLE を実行して任意のテーブルを再編成します。テーブル

またはインデックスを再編成する方法については、Siebel SupportWeb の「FAQ 2072: How can REORG be usedfor Database Maintenance with Siebel 7 and DB2 version 7 or 8?」および「FAQ 2073: What are the TableDefinitions for DB2 on UNIX and Windows in Siebel 7」を参照してください。

■ テーブルを再編成した後、再編成したすべてのテーブルに対して次の最小パラメータで runstats ユーティリ

ティを使用して、統計を更新します。

runstats on table tablename with distribution and detailed indexes all shrlevel change

必要に応じて他のパラメータを追加できますが、shrlevel changeパラメータを使用して、runstats実行中

のテーブルへの同時アクセスを可能にしてください。

注意: runstats ユーティリティは、Siebel アプリケーションによってロードされている統計を上書きするの

で、runtstats を使用する場合は、その後で必ず DB2 CLP または odbcsql を使用して loadstats.sql を

実行してください。実行しない場合は、重要な統計が失われます。

odbcsql を使用して loadstats.sql を実行するには、次のコマンドを使用します。

odbcsql /s DATASOURCE NAME /u username /p password /v separator /siebsrvr_root/dbsrvr/db2udb/loadstats.sql TABLEOWNER NAME

Siebel アプリケーション向けの Oracle の設定ここでは、Oracle データベースから最適なパフォーマンスを得るためのガイドラインを示します。詳しくは、Oracleの技術マニュアルを参照してください。

init.ora ファイルには、Siebel アプリケーションのパフォーマンスに大きな影響を与えるパラメータが含まれて

います。

次の設定は、初期設定のガイドラインとしてのみ使用してください。最終的な設定は、ハードウェア構成、ユーザー

数、作業負荷のタイプに応じて変わります。

注意: 特定の目的に合った方法が Siebel eBusiness Applications のマニュアルで指示されている場合を除き、決

して、Siebel Database スキーマを変更しないでください。指示に従わずにスキーマを変更すると、システム全体

が損傷を受けてサポート不能になる場合があります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

48 ■

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Siebel アプリケーション向けの Oracle の設定

init.ora ファイルで、Oracle は、小規模、中規模、および大規模のデータベース構成ごとのデフォルトパラメー

タ値を提供しています。設定パラメータが次の設定で指定されている場合を除いて、大規模データベースの値でパラ

メータを設定します。各パラメータと、パラメータがデータベースのパフォーマンスおよびシステムリソース利用率

に与える効果については、Oracle のマニュアルを参照してください。

パラメータの簡単な説明は次のとおりです。

OPTIMIZER_MODE: このパラメータを設定することで、適切なオプティマイザーを選択します。

■ Oracle 9i インストールに対しては、CBO(Cost-Based Optimizer)のみがサポートされます。

OPTIMIZER_MODE を CHOOSE に設定します。

■ Oracle 8i インストールに対しては、RBO(Rule-Based Optimizer)のみがサポートされます。

OPTIMIZER_MODE を RULE に設定します。

備考: Siebel eBusiness Applications をバージョン 7.7 にアップグレードする場合は、例外なく RBO モー

ドを使用する必要があります。Oracle 9i インストールに対しては、オプティマイザーをアップグレード用の

RBO に設定し、アップグレード後にオプティマイザーを CBO に戻します。『アップグレードガイド』を参照し

てください。

OPTIMIZER_MAX_PERMUTATIONS: Oracle 9i に適用します。このパラメータを 100 に設定します。この

パラメータは、結合を伴うクエリーにおいてオプティマイザーが検討する、テーブルの組み合わせの数を制限します。

OPTIMIZER_INDEX_COST_ADJ: Oracle 9i に適用します。このパラメータを 1 に設定します。テーブル

全体のスキャンでインデックスアクセスパスを使用するようにオプティマイザーを調整する場合に、このパラメータ

を使用します。

DB_BLOCK_BUFFERS(8i) または DB_CACHE_SIZE(9i): 推奨最小値は(1 ブロックサイズが 8 KB とし

て)10,000 ブロックです。これで、80 MB のブロックバッファが作成されます。大きな I/O アクティビティが発

生する場合は、この値を大きくすることができます。ただし、十分な RAM が利用可能であることが前提です。

本番システムでは、このパラメータに最小値の 400 MB を割り当てることをお勧めします。また、システムには最小

で 1 GB の RAM が必要です。

SHARED_POOL_SIZE: 本番環境では、最初に最小値の 200 MB を設定します。DBA は、ハードウェアの利用

可能な物理メモリおよびパフォーマンスに基づいてこの値を上方に調整する必要があります。

Siebel eBusiness Applications は、カラムの辞書キャッシュを大量に要求します。Oracle では、カラムキャッ

シュのサイズを明示的に設定することはできません。代わりに、カラムキャッシュは共有プールサイズに対する固定

パーセンテージとして設定されます。shared_pool_sizeを大きく設定することによって、大きいカラムキャッシュ

サイズを設定します。

Siebel eBusiness Applications は、各レポジトリ用テーブルのカラムごとにレコードを維持するので、Siebel スキーマでアクティブなレポジトリ数もディクショナリのオーバーヘッドを増やします。結果として、アクティブレポ

ジトリが 6 つある場合、Siebel ディクショナリは、必要なサイズより 6 倍大きくなります。

DB_FILE_MULTIBLOCK_READ_COUNT: データベースバッファキャッシュパラメータは、テーブルスキャ

ン中に 1 回の Oracle I/O 操作で読み取られるデータブロックの数を設定します。

ほとんどの実装では、この値を 16 ~ 32 ブロックに設定し、必要に応じて調整します。初期値は 32 に設定します。

I/O オーバーヘッドを減らすには、スキャン中のテーブル、ディスクドライブおよびデバイスの数、テーブルスペー

ス構造、その他の変数に応じて、このパラメータを 64 ~ 256 KB にすることが理想的です。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Siebel アプリケーション向けの Oracle の設定

アップグレード中にパフォーマンスを最適化するには、この値をインストール用または日常業務用よりも高く設定し、

パラメータ ARCHIVE_LOGGINGをオフにします。

SORT_AREA_SIZE: この値はバイト単位で指定し、ユーザー数、利用可能な RAM の容量、並べ替えられるク

エリーのサイズに応じて調整できます。初期値 1,000,000(1 MB)から始める必要があります。エクステントが均

一で SORT_AREA_SIZEの倍数の場合は、辞書で管理された TEMP テーブルスペースに対して最適なパフォーマンス

を達成できます。

SORT_AREA_RETAINED_SIZE: Oracle が推奨するデフォルト値を使用します。詳しくは、Oracle のマニュ

アルを参照してください。

CURSOR_SHARING : このパラメータは、デフォルトで EXACTに設定されています。Siebel テクニカルサポー

トから指示される場合以外、変更しないでください。

OPEN_CURSORS: このパラメータは、最大数のカーソル用に確保する必要があるスペースの容量を制御します

(カーソルはオープンクエリーと同じ)。Oracle サポートでのオープンカーソルの最小条件は 1000 で、最大条件は

2000 です。このパラメータは、使用パターンを観察した結果に合わせて調整できます。

この数を 2000 より大きくすると、データベースサーバー用により多くのメモリをコミットするので、パフォーマン

スに影響を与えます。また、1000 より小さくすると、エラーが発生して操作を続行できなくなるおそれがあります。

DB_BLOCK_SIZE: ブロックサイズが小さいと、高レベルの行連鎖が発生し、また B*tree インデックス内に多

数のレベルができるため、パフォーマンスの点で深刻な問題となります。ブロックサイズは最小の 8 KB に設定して、

過度の行連鎖および EIM でのパフォーマンス低下が発生しないようにしてください。

NLS_SORT: 並べ替え順は、データベースの最初のインストール中に指定され、データベースが文字データを並べ

替える方法を定義します。並べ替え順のサポートは、データベースのコードページと、それが開発環境と本番環境の

どちらで使用されるかによって決まります。

■ 開発環境データベース: 開発データベース内のレポジトリオブジェクト名は、バイナリ並べ替え順を使用して並

べ替える必要があります。Siebel Tools は、内部でこの並べ替え順を使用します。同じにしない場合、将来の

Siebel Database のアップグレードで、レポジトリのマージに失敗します。

■ 本番環境データベース: 照合要件に応じてこのパラメータを本番データベース用に設定する場合のガイドライン

については、Oracle のマニュアルを参照してください。本番環境データベースの制限については、SiebelSupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

出力を再並べ替えしなくて済むように、データベースのクライアントレベルでも、同じ並べ替え順を指定する必要が

あります。

顧客は、データが正しくエクスポートおよびインポートされていることを自分で確認する必要があります。

NLS_DATE_FORMAT: 必要に応じて、NLS_DATE_FORMAT パラメータを設定します(デフォルト設定は

DD-MON-YYです)。

サポートされている形式については、Oracle のマニュアルを参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

50 ■

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Oracle データベースオブジェクトの作成

Oracle データベースオブジェクトの作成データベースインスタンスの作成を自動化できるように、Siebel Systems では、サンプルスクリプト

(CrBlankOracleSiebelDEMO.sqlおよび CrBlankOracleSiebelDEMOPostCrDB.sql)を用意しています。

これらのスクリプトは、$SIEBEL_ROOT/dbsrvr/Oracleディレクトリにあります。これらのスクリプトを参考に、

データベースオブジェクトを作成するための展開要件に基づいたスクリプトを作成します。スクリプトを使用する前

に、必ずファイル CrBlankOracleSiebelDEMOReadMe.txtを読んでください。

テストには、小規模な非本番環境を使用してください。

第 7 章「Siebel Database Server のインストール」の Oracle の項で説明したように、Siebel Database Serverファイルを Siebel Server コンピュータにインストールした後は、データベーステーブルおよびインデックス作成

スクリプトを変更して、Siebel のテーブルとインデックス用に作成したファイルグループ名を指定できます。詳しく

は、54 ページの「Oracle のデフォルト保存パラメータの上書き」を参照してください。

REDO ログのサイズ設定REDO ログが小さすぎると、ログの切り替えが頻繁に発生し、多くのリソースを消費する Oracle チェックポイント

が作成されて、すべての使用済みバッファがフラッシュされます。通常のオンライントランザクション処理(OLTP)ロードでは、10 ~ 15 分強の間隔でのログ切り替えが推奨されますが、負荷の高いデータ操作言語(DML)アクティ

ビティの間(たとえば大きい EIM のロードまたはアップグレード中)、ログは 2 分より短い間隔で切り替えられる可

能性があります。ただし、この場合は、結果的に全体のデータベースパフォーマンスが悪影響を受けます。

この操作の頻度は、警告ログまたは v$loghist のクエリーでチェックできます。データベースで非常に大きいアク

ティビティや処理負荷が最も高いロードが行われているときは、検証を使用するのが最適です。

このアクティビティが非常に頻繁に発生する場合は、個々の REDO ロググループをいったん削除し、大きいサイズで

再作成します。

最適なパフォーマンスを得るには、後続のログファイルグループを代替デバイスに配置することが重要です。これに

よって、アーカイバプロセス(ARCH)とログライタープロセス(LGWR)で、同じデバイスの I/O が競合するのを

防ぎます。これは、ARCH は前のグループから読み取り、LGWR は現在のグループに書き込むためです。このプロ

セスでは、デバイスの読み書きヘッドが前後に移動するので、非効率的な I/O が発生する原因になります。ログファ

イルグループが個別のデバイスに配置されている場合は、同じハードウェアリソースに関して競合することがないの

で、両方のプロセスの速度が向上します。

Oracle 9i のオプティマイザー統計の収集

データの形状が正しく表示されないカラムについて、テーブル、インデックス、およびヒストグラムの統計を収集し

ます。このような統計を収集する方法については、Oracle の管理マニュアルを参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 51

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Oracle データベースオブジェクトの作成

Oracle テーブルスペースの作成

初期(最小)テーブルスペース割り当ての推奨値は、次のとおりです。

■ データ―5 GB

■ インデックス―5 GB

■ ロールバックセグメント―1 GB

Oracle 8i(非 Unicode 対応)または Oracle 9i (Unicode 対応または非 Unicode 対応)を新しくインストール

するときは、この割り当てで十分です。

テーブルスペースの作成には、次の追加のガイドラインも役立ちます。

■ 本番システムでのパフォーマンスを向上させるには、Siebel 実装用のテーブルスペースを少なくとも 2 つ(イ

ンデックス用とデータ用に 1 つずつ)作成します。

■ サイズが大きくなるか競合が発生することが予想されるオブジェクトは、別のテーブルスペースを(望ましくは

別のディスクデバイスに)追加作成して分散します。

■ 権限設定の担当者は、Siebel テーブルオーナーアカウントに、これらのテーブルスペースでテーブルおよびイン

デックスを作成するための権限と十分な割り当てを付与してください。

テーブルオーナー以外に、Siebel Marketing 用に使用されるデータベースのユーザー ID にも、OLTP スキー

マ内のデータベースレベルの権限がさらに必要です。テーブル削除、インデックス削除、テーブル作成、および

インデックス作成の各権利をこのユーザーに付与する必要があります。詳しくは、『Siebel MarketingInstallation and Administration Guide』を参照してください。

■ データおよびインデックスのテーブルスペースの保存パラメータを設定します。Siebel インストール手順では、

そこで作成されるオブジェクトの保存パラメータは設定されません。各オブジェクトの保存設定は、そのテーブ

ルスペースのデフォルトの保存パラメータに準じます。

開発またはテスト環境では、複数の Siebel eBusiness Applications をインストールして、1 つの Oracle イ

ンスタンスで共存させることができます。各 Siebel インストールでは、1 つのテーブルオーナー下にインストー

ルできます。たとえば、複数のテスト環境で 1 つの Oracle インスタンスを共有できます。

Oracle データベースのサイズ設定

次のガイドラインを使用して、Oracle データベースの初期サイズを設定します。

■ 空のテーブルやインデックスが大きいスペースを占めることがないように、初期範囲を非常に小さいサイズ(最

小は 1 つのデータベースブロック)に設定します。たとえば、2 または 4 ブロック(1 ブロックサイズ 8 KB で

16 KB または 32 KB)から始めます。この割り当てによって、断片化の発生を抑えられます。

オブジェクトが 10,000 ある場合でも、この数のオブジェクトで使用されるのは 312 MB だけです。これは、一

部の標準的なオフィスソフトウェアパッケージで要求されるよりも大幅に少ないスペースです。

■ データおよびインデックステーブルスペースのデフォルトの次のエクステントを、最小の100 KBに設定します。

■ オブジェクトの増加と断片化を注意深く監視して、必要に応じて保存パラメータを変更します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

52 ■

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Oracle データベースオブジェクトの作成

Oracle 一時テーブルスペースの作成

すべてのユーザー一時テーブルスペースの定義を、デフォルトの SYSTEM から、TEMP または TEMP_TS などの一時

テーブルスペースの名前に変更する必要があります。変更しないと、SORT操作が、Oracle のディクショナリ管理の

妨げになります。

どのユーザーがどの一時テーブルスペースに割り当てられているかを特定するには、DBA_USERSの

TEMPORARY_TABLESPACEカラムのクエリーを実行します。任意のユーザーが一時ソートタイプの操作で割り当て

た以外のテーブルスペースに割り当てられている場合は修正します。

Oracle の言語の選択

データベースを作成するときは、データベースレベルでの文字セットを指定する必要があります。データベースク

ライアントレベルで他の言語属性を指定します。データベースクライアント言語のパラメータの設定については、

第 7 章「Siebel Database Server のインストール」の Oracle の項を参照してください。

データベースの文字セットを指定するには

■ 次のコマンドを実行してデータベースの文字セットを指定します。

CREATE DATABASE INSTANCE_NAME CHARACTER SET CHARACTER_SET_NAME

ここでは、

INSTANCE_NAMEは、Oracle インスタンスの名前です。

CHARACTER_SET_NAMEは、WE8MSWIN1252 など、実行したい文字セットのテキスト名です。

Siebel アプリケーションは各国語文字セットでデータを保存できる 3 つのデータ型(NCHAR、NVARCHAR2、

NCLOB)を使用しないため、各国語文字は、Siebel インストールでは必要ありません。

並べ替え順と日付形式NLS_SORT パラメータおよび NLS_DATE_FORMAT パラメータのクライアントレベル設定については、Oracle の

ガイドラインに従ってください。

Oracle ロールバックセグメントの定義

ロールバックセグメント(RBS)は、プロセスが挿入、更新、または削除(DML)を実行するときに使用されます。

Oracle は各トランザクションをロールバックセグメントに割り当てます。概算で、ロールバックセグメントの必要

総数は、ロールバックセグメントごとに同時トランザクションを 4 つとして考える必要があります。ただし、データ

ベース管理者はデータベースを監視し、Siebel アプリケーションの実行条件に基づいてロールバックセグメントを設

定する必要があります。

大規模環境で十分なロールバックセグメントを確保するには、次のガイドラインに従ってください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 53

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Oracle データベースオブジェクトの作成

■ 最初に、複数のロールバックセグメントを作成し、それぞれに少なくとも複数のエクステントを持たせます。

■ エクステントごとに 5 ~ 10 のアクティブトランザクション(挿入、更新、または削除からなるユーザーアク

ティビティ)、またロールバックセグメントごとに 2 ~ 6 のエクステントと計算します。

小規模環境で十分なロールバックセグメントを確保するには、次のガイドラインに従ってください。

■ Enterprise Integration Manager(EIM)などの Siebel Server コンポーネント用に、サイズが非常に大き

いロールバックセグメントを 1 つ作成します。Siebel Server コンポーネントは、時間のかかるクエリーを実行

するときに、このロールバックセグメントを直接ポイントできます。

■ 最適なシステムパフォーマンスを促進するには、ロールバックセグメントを専用のディスク上にある専用のテー

ブルスペースに作成します。ロールバックセグメントは、一般に高い I/O 速度をサポートするので、このアク

ションでシステムパフォーマンスがある程度向上します。

Oracle データベースのパーティション化

Siebel eBusiness Applications では、現在、Oracle のパーティション機能をサポートしていません。Siebel 6および Siebel 7 の開発から本番への移行プロセスおよびバージョンアップグレードプロセスでは、パーティション

化が認識されません。したがって、既存のパーティション化定義が新しい環境に反映されません。

Oracle のデフォルト保存パラメータの上書き

Siebel Systems には、特定のテーブルまたはインデックスが作成されるテーブルスペースなど、デフォルト保存パ

ラメータを上書きするオプションが用意されています。このようなパラメータを上書きするには、/dbsrvr/

DBSRVR_PLTFRMディレクトリの ddl.ctlファイルを適切に編集します。

備考: ddl.ctlファイルの変更は、権限のある DBA のみに限定する必要があります。

各 Siebel オブジェクト(テーブルまたはインデックス)について、Table Spaceパラメータを使用して、テーブル

スペースを指定できます。次の例では、テーブル S_APP_VIEWのテーブルスペースが DATA1に設定されます。Siebelアプリケーションから提供されているように、.ctl ファイルは、それが作成するオブジェクトの保存パラメータを

設定しません。そのため、デフォルトで、そのオブジェクトが作成されているテーブルスペースのパラメータと同じ

になります。ただし、Table Spaceパラメータは、次の状況下でのみ機能します。

■ テーブルがまだ存在しない場合(新しいデータベースのインストールの実行中など)。

■ テーブルの再ビルドが必要である場合。つまり、ALTER TABLEコマンドだけでは実装できないようなスキーマ

の変更がテーブルに対して行われ、Siebel アプリケーションでのテーブルのドロップと再作成が要求されている

場合です。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

54 ■

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Oracle 9i の Real Application Cluster サポート

次の例は、Table Spaceパラメータを使用して特定のテーブルの保存値を設定する方法を示しています。

[Object 219]

Type = Table

Name = S_APP_VIEW

Column 1 = ROW_ID VARCHAR(15) NOTNULL

Column 2 = CREATED TIMESTAMP NOTNULL DEFAULT %NOW%

Column 3 = CREATED_BY VARCHAR(15) NOTNULL

Column 4 = LAST UPD TIMESTAMP NOTNULL DEFAULT %NOW%

Column 5 = LAST_UPD_BY VARCHAR(15) NOTNULL

Column 6 = DCKING_NUM NUMERIC(22,7) DEFAULT 0

Column 7 = MODIFICATION_NUM NUMERIC(10,0) NOTNULL DEFAULT 0

Column 8 = CONFLICT_ID VARCHAR(15) NOTNULL DEFAULT '0'

Column 9 = NAME VARCHAR(50) NOTNULL

Column 10 = DESC_TEXT VARCHAR(255)

Column 11 = LOCAL_ACCESS_FLG CHAR(1)

Table Space = data1

ローカルで管理されているテーブルスペースを使用し、保存パラメータを変更する場合は、Oracle の技術マニュア

ルを参照してください。

Oracle 9i の Real Application ClusterサポートSiebel 7.7 は、Oracle 9i のプライマリ/セカンダリインスタンス設定と呼ばれる機能を使用して、アクティブ/

パッシブ RAC(Real Application Cluster)フェイルオーバー設定で動作する Oracle データベースサーバーをサ

ポートします。この機能は、現在 2 ノード環境(一方がアクティブでもう一方がパッシブ)でのみサポートされます。

この機能については、Oracle のマニュアル『Real Application Clusters Concepts』を参照してください。また、

アクティブ/パッシブ RAC の設定については、Siebel SupportWeb の『Technical Note 509: Siebel Supportfor Oracle Real Application Clusters』を参照してください。

Oracle の継続的な管理に関するガイドラインSiebel eBusiness Applications の運用を開始したら、次の領域を定期的に監視します。

■ テーブルへの挿入率: 挿入率が高いテーブルの INI_TRANS値は、一般的に 1 より大きく設定します。通常の設

定は 4 です。

このパラメータは、それらのテーブルのデータを保存するデータベースブロックで可能な同時挿入の発生数を決

定します。したがって、データ入力が集中する環境でのパフォーマンスに影響を与えます。テーブル

S_DOCK_TXN_LOGは多数の挿入が発生するので、このテーブル用に複数の空きリストを使用してください。

■ SGA キャッシュヒット: システムに合わせて SGA パラメータを調整する必要があるかどうかを決定します。

■ 各オブジェクトによって使用されるエクステント: テーブルまたはインデックス上のエクステントが多いと、

テーブルまたはインデックスにアクセスするトランザクションの応答時間が長くなります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 55

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RDBMS を設定するためのガイドライン ■ Oracle の継続的な管理に関するガイドライン

■ 頻繁な INSERT および DELETE 操作の対象となる Siebel テーブル: このトランザクションの組み合わせに

より、一部のデータベースでは時間の経過とともに断片化が生じることがあります。

これらのテーブルのスペース利用率と断片化を監視し、データベースベンダーの推奨どおりに定期的なデータ

ベース保守手順を実行する必要があります。次のリストは、監視が必要なテーブルを示しています。

S_DOCK_TXN_LOGS_DOCK_TXN_LOGTS_DOCK_TXN_SETS_DOCK_TXN_SETTS_DOCK_INSTS_DOCK_INIT_ITEM

■ ロールバックセグメント: 十分なセグメントが利用でき、最も一般的な操作に最適なサイズになっていることを

確認します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

56 ■

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4 GUI を使用しないインストール

この章では、インストール GUI を使用しないで、つまり自動モードまたはコンソールモードを使用してインストール

する方法について説明します。次のトピックが含まれています。

■ 58 ページの「自動インストールおよび設定のプロセス」

■ 71 ページの「コンソールモードインストールおよび設定」

■ 71 ページの「コンソールモードのインストールプロセス」

■ 74 ページの「コンソールモードおよび自動モードのインストールの組み合わせ」

■ 75 ページの「インストールコマンド用追加フラグ」

GUI モードでインストールする方法は、以降の章で説明します。

パフォーマンスまたはセキュリティ上の理由で、GUI を使用する代わりに、これらのモードのいずれかを使用して

Siebel eBusiness Applications サーバーをインストールすることもできます。セキュリティまたはパフォーマン

ス上の理由から、次のような状況ではこれらのモードを使用する必要があります。

■ インストール中の設定パラメータのユーザー入力が、ユーザーの環境で許可されていない場合は、自動インストー

ルモードを使用します。

■ 複数のサーバーを同時にインストールする場合は、コンソールインストールを使用します。

■ WAN 経由でインストールする場合は、コンソールインストールモードを使用します。GUI モードで WAN 経由

でインストールする場合は、大量の帯域幅を使用するため、インストール中に望ましくない遅延時間が生じます。

コンソールインストールにより、Java ベースの GUI を使用しないテキストだけのインターフェイスが提供され

ます。

備考: x-connectivity ソフトウェアを使用して Windows マシンから UNIX マシンにアクセスする場合は、イ

ンストーラの予期しない終了またはハングが起こる場合があります。そのような場合は、新しいバージョンの

x-connectivity ソフトウェアを使用してください。たとえば、Exceed を使用する場合は、Exceed 8.0 以降

を使用してください。コンソールモードでインストールする方法については、72 ページの「コンソールモード

でのインストール」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 57

Page 58: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

自動インストールおよび設定のプロセス安全なコンピューティング環境では、インストール中のインストールおよび設定パラメータのユーザー入力は許可さ

れていません。この場合、自動モードでインストールプロセスを実行することができます。

自動インストールでは、必要なインストールおよび設定パラメータをあらかじめパッケージ化しているため、このイ

ンストールを行うコマンドを実行するだけでよいのです。

備考: 自動インストールでは、フィードバックもエラーの通知も行われません。そのため、開発環境で設定をテスト

してから、本番環境でシステム全体に導入することが非常に重要です。

自動インストールプロセスでは、次の順序で複数のタスクを実行することが要求されます。

1 58 ページの「自動インストール用の siebel.ini ファイルの編集」

2 71 ページの「コンソールモードインストールおよび設定」

自動インストール用の siebel.ini ファイルの編集

インストールを開始する前に、2 つの siebel.ini ファイルを変更する必要があります。最初の siebel.ini は、

setupUNIX_OS実行可能ファイル(UNIX_OS は使用している UNIX プラットフォームです)で同じディレクトリに

あるメインインストーラ用のファイルです。2 つ目の siebel.ini は設定用に使用されるファイルで、UNIX_OS/

Server/Siebel_Enterprise_Server/gtwysrvrcfg/siebel.ini など、設定サブディレクトリの下にあり

ます。

メインインストーラの siebel.ini ファイルを変更するには

1 テキストエディタを使用して、該当する製品の siebel.iniファイルを変更します。各 siebel.iniファイル

は次の場所にあります。

備考: 元のファイルの上書きを避けるため、固有の場所に変更および保存しようとしている各 siebel.iniファ

イルの新しいコピーを作成する必要があります。

■ Siebel Enterprise Server. seaUNIX_OSunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server/siebel.ini

■ Siebel Web Server Extension:seaUNIX_OSunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_Web_Server_Extension /siebel.ini

■ Siebel CORBA Object Manager:seaUNIX_OSunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_CORBA_Object_Manager/siebel.ini.

注意: インストーラによってユーザーの入力が検証されないため、正しい値を入力していることを確認してくだ

さい。

2 [Dialog]セクションを検索して、uninst で開始するキーを除いたすべてのキーを noに設定します。これによりすべてのプロンプトが無効になります。

3 [Behavior]セクションの場所を検索して、Silentを yesに設定します。これは、エラー表示する代わりにす

べてのエラーのログを取ります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

58 ■

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GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

4 [Defaults.*]セクションを検索して、インストール内容に合わせて値を設定します。

a [Defaults.ProductSelection]には、インストールする製品を設定します。

b [Defaults.LanguageSelection] には、インストールする言語を設定します。たとえば、フランス語お

よび英語をインストールする場合は、このセクションに次の行を追加します。

ENU = yes

FRA = yes

[ENU]

InstallLocation = ENU_Location

[FRA]

InstallLocation = FRA_Location

5 [Defaults.Unix]セクションを検索し、RootDirectoryを製品のインストールルートディレクトリに設定します。

6 [RunAfter.Unix]セクションを検索し、次の関連サブセクションを更新します。

a [ConfigGtwysrvr]

Condition = $(GatewaySelected)=yes,$(Patch)=noExecute = $(JavaHome)/bin/java

Arg = -cp $(CDPath)/gtwysrvrcfg/setup.jar run -args SS_SETUP_INI= 変更した設定 iniファイルのファイル名を含めたフルパスStringTable=$(UninstallPath)/table.txt

b [ConfigSiebsrvr]

Condition = $(SiebelSelected)= yes,$(Patch)=noExecute = $(JavaHome)/bin/java

Arg = -cp $(CDPath)/siebsrvrcfg/setup.jar run -args SS_SETUP_INI=変更した設定 iniファイルのファイル名を含めたフルパスStringTable=$(UninstallPath)/table.txt

注意: table.txtファイルは変更しないでください。

c [Config.SWSE.Unix]

Condition = $(Patch)=noExecute = $(JavaHome)/bin/java

Arg = -cp $(CDPath)/config/setup.jar run -args SS_SETUP_INI=変更した設定 iniファイル

のファイル名を含めたフルパスStringTable=$(UninstallPath)/table.txt

d [ConfigCorbaOM.Unix]

Condition = $(Patch)=noExecute = $(JavaHome)/bin/java

Arg = -cp $(CDPath)/config/setup.jar run -args SS_SETUP_INI=変更した設定 iniファイル

のファイル名を含めたフルパスStringTable=$(UninstallPath)/table.txt

備考: 構成ファイル内のパラメータについては、61 ページの「設定ファイル(siebel.ini)のパラメータ値」

を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 59

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GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

個々のサーバーの設定用に siebel.ini ファイルを変更するには

1 テキストエディタを使用して、該当する siebel.ini ファイルを次のセクションで一覧されているように変更します。

備考: 元のファイルの上書きを避けるため、固有の場所に変更および保存しようとしている各 siebel.iniファ

イルの新しいコピーを作成する必要があります。

■ Siebel Gateway 設定:seaUNIX_OSunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server/gtwysrvrcfg/siebel.ini.

■ Siebel Server 設定:seaUNIX_OSunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server/siebsrvrcfg/siebel.ini.

■ Siebel Web Server Extension 設定:seaUNIX_OSunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_Web_Server_Extension/config/siebel.ini.

■ Siebel CORBA オブジェクトマネージャ設定:seaUNIX_OSunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_CORBA_Object_Manager/config/siebel.ini.

注意: インストーラによってユーザーの入力が検証されないため、正しい値を入力していることを確認してくだ

さい。

2 [Dialog.Config]セクション内のすべてのキーを noに設定します。

3 [Behavior]セクションの場所を検索して、Silentを yesに設定します。この設定では、エラー表示する代わりにすべてのエラーのログを取ります。

4 [Defaults.Config]内のすべての値を適切な値に設定します。

PrimaryLanguage と OMLanguage を、目的の言語を示す 3 文字言語コード(小文字)に設定する必要がありま

す。たとえば、U.S. English. 言語コードに siebel.ini ファイルの最後に一覧されている PrimaryLanguage=enuの行を追加します。

備考: 設定値については、61 ページの「設定ファイル(siebel.ini)のパラメータ値」を参照してください。

コマンドラインからのインストールの実行

該当する siebel.iniファイルを前述の手順で変更後、コマンドラインから自動インストールを実行します。ただし、自

動インストールを実行する前に、次のガイドラインに注意してください。

■ インストール中のデータエントリエラーは、$SIEBEL_ROOTディレクトリにあるインストールログファイル

log.txtに収集されます。追加のセットアップ初期化ログファイルを作成するには、-log logfileコマンド

の使用を検討します。

■ インストールに使用するために作成したネットワークイメージが必要です。ネットワークイメージの作成方法に

ついては、29 ページの「ネットワークイメージの作成」を参照してください。

備考: ここでは、自動モードを使用して Siebel Enterprise Server をインストールする手順を示します。自動モー

ドでのインストールは、他のサーバー製品でも同様です。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

60 ■

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GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

自動モードでインストールするには

■ /Siebel_Enterprise_Serverディレクトリに移動して、次のように入力します。

setupUNIX OS -args SS_SETUP_INI=main installer siebel.ini path LanguageDir=language directory parent

備考: ネットワークイメージを 29 ページの「ネットワークイメージの作成」で説明しているような使い方をす

る場合は、次のコード行を省略します。LanguageDir=language directory parentただし、ただ DVD の

コンテンツをコピーする場合は、LanguageDirコード行をそのまま維持します。

ここでは、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、HP-UX、AIX、Solaris など。

main installer siebel.ini pathは、ファイル名を含むメインインストーラ siebel.iniファイルへの

フルパスです。

language directory parentは、言語 DVD の言語ディレクトリのすぐ上のディレクトリへのフルパスです。

これにより、DVD の入れ替えを要求するプロンプトが必要なくなります。

例:

setupUNIX_OS -args SS_SETUP_INI=seaUNIX_OSunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server/siebel.ini LanguageDir=seaalllanglep/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server

設定ファイル(siebel.ini)のパラメータ値

この項では、siebel.iniファイルの有効なパラメータ値について説明します。表 10 に示すコンポーネントグルー

プを含む設定の中には、数値入力が必要なものもあります。

サンプル gtwysrvrcfg/siebel.ini[Defaults.Config]PrimaryLanguage=enuGatewayPort=2320Autostart=Y

表 10 Siebel Gateway のコンポーネント キー

コンポーネントキー 必須/任意

Primary Language 必須

Gateway Port 必須

Autostart 必須

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 61

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GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

サンプル siebsrvrcfg/siebel.ini[Defaults.Config]

; Enterprise ConfigurationPrimaryLanguage = enuOMLanguages = enuGatewayName = sdce420s049GatewayPort = 2320ComponentGroups = 1;13;18;20;21;23;24;26ReviewEnterprise=EnterpriseName = siebelFileSystem = /vol1/bit/build/18025/fsEnterpriseDescription = Siebel EnterpriseSynchMgrPort = 40400DataMatching = 3DatabaseType = 1DatabaseNameConnectString = sdce420s049_inst11TableOwner = ora002Db2SqlId =DatabaseUsername = sadminDatabasePassword = sadminChartServer = smqalcn57ChartImageFormat = 1EncryptionType = 1

; Server ConfigurationServerName = sdce420s049ServerDescription = Siebel ServerDb2Directory =SynchMgrPortOverride = NoOverridePortNum =SearchServer = 3FulcrumDirectory=RemoteSearchServerHostname=RemoteSearchServerPortNumber=Autostart = YStartServer = N

; SSL ConfigurationDeploySSL = YSSLConfigType = 1CertificateFileName = /export/home/cert.txtCACertificateFileName = /export/home/cacert.txtPrivateKeyFileName = /export/home/key.txtPrivateKeyFilePassword =PeerAuthentication = NValidatePeerCertificate = N

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

62 ■

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GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

表 11 では、siebel.iniファイル内の Siebel Server コンポーネントキーと必要条件を示します。

表 11 Siebel Server のコンポーネントキー

コンポーネントキー 必須/任意 パラメータが必要な条件

PrimaryLanguage 必須

GatewayPort 必須

ComponentGroups 必須

ReviewEnterprise 必須 同じ Enterprise で 2 つ目のサーバーをインストールす

る場合

EnterpriseName 必須

FileSystem 必須

EnterpriseDescription 必須

OMLanguages 必須 複数の言語パックがインストールされている場合。

Db2SqlId 必須 DB2 を選択した場合。

SynchMgrPort 必須 Default = 40400

DataMatching 必須

DatabaseType 必須

DatabaseNameConnectString 必須

TableOwner 必須

DatabaseUsername 必須

DatabasePassword 必須

ChartServer 必須

ChartImageFormat 必須

EncryptionType 必須

ServerName 必須

ServerDescription 必須

Db2Directory 必須

SynchMgrPortOverride 必須 SynchMgrPortOverride=Y

OverridePortNum 必須

SearchServer 必須

FulcrumDirectory 必須 SearchServer=1

RemoteSearchServerHostname 必須 SearchServer=2

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 63

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GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

コンポーネントグループのマッピング

次のリストでは、siebel.iniファイル内の各 Siebel Server コンポーネントグループに対応する数字を示します。

1 = Assignment Management2 = Communications Management3 = Content Center4 = Sales Credit Assignment5 = Dun and Bradstreet6 = Data Quality7 = Siebel Dynamic Commerce8 = Enterprise Application Integration9 = Field Service10 = Incentive Compensation11 = Marketing Object Manager12 = Marketing Server13 = Siebel Remote14 = Siebel Anywhere15 = Siebel To Siebel Connector16 = SAP Connector17 = Oracle Connector18 = Siebel Sales19 = Sales Hierarchy Service20 = Siebel eChannel21 = Siebel Call Center22 = Siebel Core Reference Application23 = Siebel ISS

24 = Siebel Employee Relationship Management(ERM)25 = Siebel Wireless26 = Workflow Management

RemoteSearchServerPortNumber 必須 SearchServer=2

Autostart 必須

StartServer 必須

DeploySSL 必須

SSLConfigType 必須 DeploySSL = Y。可能な値は 1(Enterprise 設定)

または 2(サーバー設定)

CertificateFileName 必須 DeploySSL = Y

CACertificateFileName 必須 DeploySSL = Y

PrivateKeyFileName 必須 DeploySSL = Y

PrivateKeyFilePassword 必須

PeerAuthentication 必須 DeploySSL = Y。可能な値は Y または N

ValidatePeerCertificate 必須 DeploySSL = Y。可能な値は Y または N

表 11 Siebel Server のコンポーネントキー

コンポーネントキー 必須/任意 パラメータが必要な条件

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

27 = Handheld Synchronization28 = Forecast Service Management29 = PIM Server Integration Management30 = Siebel eAutomotive31 = Siebel High Tech Industrial Manufacturing32 = Siebel Life Sciences33 = Siebel CME34 = Siebel Loyalty35 = Siebel Loyalty Engine36 = Siebel eHospitality37 = Siebel Industry Marketing38 = Siebel eConsumerSector39 = Handheld Synchronization SIA40 = Siebel Financial Services41 = Siebel Public Sector42 = Siebel Universal Customer Master

DataMatching のマッピング

1 = Siebel Data Quality Matching

2 = Siebel Data Qualityコネクタ

3 = なし

DatabaseType のマッピング

1 = Oracle Database 9i Enterprise Edition (CBO)

2 = Oracle Database 8i Enterprise Edition (RBO)

3 = IBM DB2 UDB for Windows and UNIX

4 = IBM DB2 UDB for z/OS and OS/390

ChartImageFormat のマッピング

1 = png2 = gif3 = jpeg

EncryptionType のマッピング

1 = なし2 = RSA

SearchServer のマッピング

1 = このサーバーを検索サーバーとして設定する

2 = このサーバーをリモート検索サーバーとして設定する

3 = スキップ

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 65

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GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

Siebel_Web_Server_Extension/config/siebel.ini のサンプル[Defaults.Config]PrimaryLanguage=enuWebServerDirectory=/usr/IBMIHS

SelectLoadBalancer = 1、2、または 3SingleServerHostname =SingleServerPort =ThirdpartyHostname =ThirdpartyPort =VirtualHostsFile =CompressionType=1EncryptionType=1WebServerHttpPort=80WebServerHttpsPort=443WebUpdateKey=testEmployeeUsername=sadminEmployeePassword=db2ContactUsername=guestcstContactPassword=ldapRestartWebServer=N

表 12 では、siebel.iniファイル内の Siebel Web Server Extension(SWSE)コンポーネントキーと必要条件

を示します。キーが必須である場合、siebel.iniファイル内に対応する値が存在している必要があります。

表 12 SWSE のコンポーネントキー

コンポーネントキー 必須/任意 条件

PrimaryLanguage 必須

WebServerDirectory 必須

CompressionType 必須

EncryptionType 必須

WebServerHttpPort 必須

WebServerHttpsPort 必須

WebUpdateKey 必須

EmployeeUsername 必須

EmployeePassword 必須

ContactUsername 必須

SelectLoadBalancer 必須

SingleServerHostname 必須 SelectLoadBalancer = 1の場合

SingleServerPort 必須 SelectLoadBalancer = 1の場合

ThirdpartyHostname 必須 SelectLoadBalancer = 2の場合

ThirdpartyPort 必須 SelectLoadBalancer = 2の場合

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

66 ■

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GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

ロードバランス設定マッピング

1 = Enterprise内の単一の Siebel Server2 =サードパーティのロードバランサーを使用

3 = Siebel Webサーバーエクステンションの組み込みロードバランス機能を使用

CompressionType のマッピング

1 = なし2= zlib

EncryptionType のマッピング

1 = なし2 = RSA

Siebel_CORBA_Object_Manager/config/siebel.ini のサンプル[Defaults.Config]PrimaryLanguage=enuDatabaseType=3Db2ConnectString=db2x2026OracleConnectString=TableOwner=siebel

Keys Condition Table:

必須条件PrimaryLanguage YDatabaseType Y

Db2ConnectString N DatabaseType = 1または 2OracleConnectString N DatabaseType = 3または 4TableOwner Y

DatabaseType Mapping:1 = Oracle Database 9i Enterprise Edition (CBO)

2 = Oracle Database 8i Enterprise Edition (RBO)

3 = IBM DB2 UDB for Windows and UNIX

4 = IBM DB2 UDB for z/OS and OS/390

VirtualHostsFile 必須 SelectLoadBalancer = 3の場合

ContactPassword 必須

RestartWebServer 必須

表 12 SWSE のコンポーネントキー

コンポーネントキー 必須/任意 条件

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 67

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GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

オプションコンポーネントのサンプル[Module.OS]で特に定義されていないものは必要なコンポーネントです。

Siebel¥SRVR = Siebel Server実行可能ファイル

Siebel¥SRVRCOMPS = Siebel Serverコアコンポーネント

Siebel¥SIEBREMOTE = Siebel Remoteコンポーネント

Siebel¥SIEBSRVR =アプリケーションオブジェクトマネージャ

Siebel¥FIELDSVC = Siebel Field Serviceコンポーネント

Siebel SDQCONNECTOR = Siebel Data Qualityコネクタ

Db = Siebel Databaseサポートファイル

Db¥FILES = SiebelサンプルデータベースDb¥DB2UDB = IBM DB2 UDB for Unix and WindowsDb¥ORACLE = Oracle Database Enterprise Edition

自動モードでの Reports Server のインストール

この項では、GUI を使用せず、自動モードを使用して Reports Server をインストールする方法について説明します。

自動インストール用の siebel.ini ファイルの編集Reports Server のインストールを開始する前に、次の項に示されているとおりに siebel.ini ファイルの一部を

変更する必要があります。インストールを完了したら、この章の後半で示されているとおりに、GUI モードで設定を

行うことができます。

メインインストーラの siebel.ini ファイルを変更するには

1 テキストエディタを使用して、Siebel Reports Server の siebel.iniファイルを変更します。

備考: 元のファイルの上書きを避けるため、固有の場所に変更および保存しようとしている各 siebel.iniファ

イルの新しいコピーを作成する必要があります。また、インストーラによってはユーザーの入力が検証されない

ため、それぞれの手順で、正しい値を入力していることを確認してください。

このフィールドは、Siebel Reports Server インストーラと同じ場所にあります。たとえば、/UNIX_OS/Server_Ancillary/actuate/siebel.ini です。

ここでは、

UNIX_OS = インストールする UNIX のタイプ

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

68 ■

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GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

2 [Dialog.ActuateServer.Unix]セクションの場所を検索します。

次をサンプルとして使用して、設定要件に合わせて値を変更します。

[Dialog.ActuateServer.Unix]Readme = noLocaleTimeZone = noPMDHostPort = noiServerHostPort = noEncyclopediaVolume = noAutoStart = noAdminPassword = noMgmtConsoleHTTPPort = no

3 [Defaults.ActuateServer.Unix]セクションの場所を検索します。

次をサンプルとして使用して、設定要件に合わせて値を変更します。

[Defaults.ActuateServer.Unix]Locale = 21TimeZone = 19PMDHost = machine_namePMDPort = 8100iServerHost = machine_nameiServerPort = 8000EncyclopediaVolume = volume_nameAutoStart = AutoAdminPassword =MgmtConsoleHTTPPort = 8900

PMDPort

4 [Dialog.ActuatePortal.Unix]セクションの場所を検索します。

次をサンプルとして使用して、設定要件に合わせて値を変更します。

[Dialog.ActuateActivePortal.Unix]License = noLocaleTimeZone = noHTTPPort = noEncyclopediaVolume = noiServerHostPort = noPMDHostPort = no

同じインストールで iServer をインストールする場合は、次のパラメータを Defaults.ActuateServer.Unix

と同じ値に設定します。

LocaleTimeZoneEncyclopediaVolumeiServerHostiServerPortPMDHost

[Defaults.ActuateActivePortal.Unix]セクションの場所を検索します。

次をサンプルとして使用して、設定要件に合わせて値を変更します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 69

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GUI を使用しないインストール ■ 自動インストールおよび設定のプロセス

[Defaults.ActuateActivePortal.Unix]Locale = 21TimeZone = 19HTTPPort = 8700EncyclopediaVolume = volume_nameiServerHost = machine_nameiServerPort = 8000PMDHost = machine_namePMDPort = 8100

表 13 では、siebel.iniファイル内の Reports Server コンポーネントキーと必要条件を示します。

表 13 Reports Server のキー条件

Reports Server のキー

条件 必須/任意 条件

Locale 必須 必要なロケールの数値コードを指定。ロ

ケールマッピングについては、locale.txtファイルを参照してください。このファイ

ルは、Siebel アプリケーションをインス

トールしたDVD内の Server_Ancillary/actuate/iServerディレクトリにあります。

TimeZone 必須 必要なタイムゾーンの数値コードを指

定。タイムゾーンマッピングについては、

timezone.txt ファイルを参照してくだ

さい。このファイルは、Siebel アプリケー

ションをインストールした DVD 内の

Server_Ancillary/actuate/iServerディレクトリにあります。

PMDHost 必須

PMDPort 必須

iServerHost 必須

iServerPort 必須

EncyclopediaVolume 必須

AutoStart 必須 iServer とManagement Console をイ

ンストールする場合

Auto = 自動スタートアップ

Manual = マニュアルスタートアップ

AdminPassword 任意

MgmtConsoleHTTPPort 必須 iServer とManagement Console をイ

ンストールする場合

HTTPPort 必須 ActivePortal をインストールする場合

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

70 ■

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GUI を使用しないインストール ■ コンソールモードインストールおよび設定

コンソールモードインストールおよび設定Siebel Server および関連するサーバー製品を WAN 経由でインストールすると、大量の帯域幅を使用し、インス

トールにおいて望ましくない遅延時間が生じます。Siebel のコンソールインストールにより、パフォーマンスを向上

させるため Java ベースの GUI を使用しないテキストだけのインストールが提供されます。

インストールにおけるコンソールモードのプロンプトは、Java ベースの GUI のプロンプトと同じです。ただし、イ

ンストールのコンソールモードでは、[参照]ボタンなどの GUI コントロールが提供されないため、「[次へ]をクリッ

クします」など、表示された GUI 応答の代わりに、適切なコマンドライン応答を代用する必要があります。

コンソールモードのインストールプロセスコンソールモードでは、次の 2 つのタスクが必要です。

1 71 ページの「コンソールモードインストール用の siebel.ini ファイルの編集」

2 72 ページの「コンソールモードでのインストール」

コンソールモードインストール用の siebel.ini ファイルの編集

インストールを開始する前に、siebel.iniファイルの一部を無効にする必要があります。インストールを終了した

ら、サブディレクトリ(Siebel_Enterprise_Server/gtwysrvrcfgなど)から設定をコンソールモードで起動

して、インストールウィザードと設定ウィザードを個別に起動します。

siebel.ini ファイルを変更するには

1 テキストエディタを使用して、該当する siebel.iniファイルを次のように変更します。

備考: 元のファイルの上書きを避けるため、固有の場所に変更および保存しようとしている各 siebel.iniファ

イルの新しいコピーを作成する必要があります。

■ Siebel Enterprise Server インストーラ。たとえば、UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server/siebel.ini

■ Siebel Web Server Extension インストーラ。たとえば、UNIX_OS/Server/Siebel_Web_Server_Extension/siebel.ini

■ Siebel CORBA オブジェクトマネージャインストーラ。たとえば、UNIX_OS/Server/Siebel_CORBA_Object_Manager/siebel.ini.

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 71

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GUI を使用しないインストール ■ コンソールモードのインストールプロセス

2 [RunAfter.Unix]セクションを検索し、次に示すように変更します。

■ Siebel Enterprise Server

ConfigGtwysrvr = $(ADDLANGUAGE)=no

ConfigSiebsrvr = $(ADDLANGUAGE)=no

■ Siebel Web Server Extension

Config.SWSE.Unix = $(ADDLANGUAGE)= no

■ Siebel CORBA オブジェクトマネージャ

Config.CorbaOM.UNIX = $(ADDLANGUAGE)= no

備考: すべてのキーを no に設定すると、すべての設定が無効になります。言語を追加するときに設定ウィザードを

実行したくない場合にのみ、$(ADDLANGUAGE)キーを維持します。そうでない場合は、その部分を削除して、設

定ウィザードを実行するように指定することができます。

コンソールモードでのインストール

次の手順は、Siebel アプリケーションをコンソールモードでインストールする方法について説明します。

備考: コンソールモードでは[参照]ボタンがないため、ベース DVD と言語 DVD のインストール実行ファイルの

両方のパスに注意してください。入力を要求するメッセージが表示されたらこの情報を入力する必要があります(た

とえば、/dvdrom/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server/setupUNIX_OS)。

コンソールモードでインストールするには

1 DVD ドライブに、該当する Siebel アプリケーションの DVD を挿入します。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS

ここでは、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、HP-UX、AIX、Solaris など。

備考: DVD のボリュームラベルは seaunixunibase ですが、DVD にアクセスする方法によっては必要ない場

合もあります。

2 メインインストーラディレクトリに移動します。たとえば、seaunixunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_serverです。(特定のサーバーのパスについては、このガイドの、GUI を使ったイン

ストールに関する章を参照してください)。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

72 ■

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GUI を使用しないインストール ■ コンソールモードのインストールプロセス

3 次のコマンドを実行します。

./setupUNIX_OS -is:javaconsole -console -args SS_SETUP_INI=main installer siebel.ini path

ここでは、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、HP-UX、AIX、Solaris など。

main installer siebel.ini pathは、71 ページの「コンソールモードインストール用の siebel.ini ファイ

ルの編集」の手順を使用して編集した、ファイル名を含むメインインストーラ siebel.ini ファイルへのフルパスです。

備考: 等記号(=)の前後にスペースは入れません。

コマンドにはフラグを追加できます。詳しくは、75 ページの「インストールコマンド用追加フラグ」を参照して

ください。

コンソールモードインストールスクリプトが表示されます。特定のプロンプトの定義については、このガイドの

インストールに関する章を参照してください。

4 設定ユーティリティをコンソールモードまたは GUI モードで起動できます。コンソールモードで起動する方法については、73 ページの「コンソールモードでの Siebel アプリケーションの設定」を参照してください。設定

ユーティリティを GUI モードで起動するには、このガイドの後続の章を参照してください。

コンソールモードでの Siebel アプリケーションの設定

インストールの後、設定ユーティリティを起動する必要があります。

設定ユーティリティを実行するには

1 DVD(またはネットワークイメージ)の /Server/Siebel_Enterprise_Server/enu サブディレクトリか

ら設定ユーティリティをコンソールモードで起動します。

■ Gateway: seaUNIX_OSunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server/gtwysrvrcfg

■ Siebel Server:seaUNIX_OSunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server/siebsrvrcfg

■ Siebel Web Server Extension:seaUNIX_OSunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server/Siebel_Web_Server_Extension/config

■ Siebel CORBA OM:seaUNIX_OSunibase/UNIX_OS/Server/Siebel_CORBA_Object_Manager/config

2 単一入力ライン上に次のコマンドを入力します。

setupUNIX_OS -is:javaconsole -console -args StringTable=SIEBEL_ROOT/_uninst/product_directory/table.txt

ここでは、

product_directory = Siebel_Enterprise_Server、Siebel_CORBA_Object_Manager、

Siebel_Web_Server_Extension などの製品がインストールされているサブディレクトリ

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 73

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GUI を使用しないインストール ■ コンソールモードおよび自動モードのインストールの組み合わせ

コンソールモードおよび自動モードのインストールの組み合わせインストールおよび設定を共に実行して、siebel.ini ファイルの設定を無効にする必要をなくすには、次の手順で説

明するように、コンソールモードのインストールと自動モードのインストールを組み合わせることができます。

コンソールモードのインストールと自動モードのインストールを組み合わせるには

1 61 ページの「設定ファイル(siebel.ini)のパラメータ値」で説明されているように、/gtwysrvrcfg/siebel.iniおよび /siebsrvrcfg/siebel.iniにデフォルト値を入力します。

2 ses インストールのメイン siebel.ini の [ConfigGtwysrvr] および [ConfigSiebsrvr] セクションを、次

のように変更します。

[ConfigGtwysrvr]

Condition= $(GatewaySelected)=yes,$(Patch)=noExecute = $(JavaHome)/bin/java

Arg = -cp $(CDPath)/gtwysrvrcfg/setup.jar run -args SS_SETUP_INI=変更した

gtwysrvrcfg設定 iniファイルのファイル名を含めたフルパスStringTable=$UninstallPath/table.txt

[ConfigSiebsrvr]

Condition = $(SiebelSelected)= yes,$(Patch)=noExecute = $(JavaHome)/bin/java

Arg = -cp $(CDPath)/siebsrvrcfg/setup.jar run -args SS_SETUP_INI=変更した siebsrvrcfg設定 iniファイルのファイル名を含めたフルパスStringTable=$(UninstallPath)/table.txt

3 次のコマンドを実行します。

./setupUNIX_OS -is:javaconsole -console -args SS_SETUP_INI=main installer siebel.inipath

ここでは、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、HP-UX、AIX、Solaris など。

main installer siebel.ini pathは、71 ページの「コンソールモードインストール用の siebel.ini ファイ

ルの編集」で編集したメインインストーラ siebel.ini ファイルへのフルパスです。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

74 ■

Page 75: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

GUI を使用しないインストール ■ インストールコマンド用追加フラグ

インストールコマンド用追加フラグ必要に応じて、インストールコマンドに次のようなフラグを追加することができます。

■ -is:log logfile

ここでは、

logfileは、生成されるファイルのフルパスと名前です(たとえば /usr/tmp/gateway.log)。

追加ログファイルを生成します。ファイルのログ情報は JVM などの初期化エラーに限定されています。インス

トールプロセスを呼び出すことができないときのデバッグまたはトラブルシューティングにこのフラグを使用し

ます。

備考: インストール中に状況エラーを記録するデフォルトのログファイルが $SIEBEL_ROOTディレクトリに作

成されます。

■ -is:javaconsole -console

スクリプトタイプの(非 GUI)インストールを生成します。この方法は、WAN 経由のインストール時に最も役

立ちます。詳しくは、71 ページの「コンソールモードインストールおよび設定」を参照してください。

■ -is:tempdir temp directory_location

インストーラを一時ファイルのインストール場所に方向付けます。たとえば、デフォルトディレクトリ(HP-UXおよび Solaris の場合は /var/tmp、AIX の場合は /tmp)に容量が足りない場合、別の場所を指定できます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 75

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GUI を使用しないインストール ■ インストールコマンド用追加フラグ

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

76 ■

Page 77: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

5 Siebel Gateway Name Server のインストール

この章では、GUI によるインストール方法を使用して、UNIX 上に Siebel Gateway Name Server をインストー

ルおよび設定する方法について説明します。次のトピックが含まれています。

■ 77 ページの「Siebel Gateway Name Server のインストールプロセス」

■ 78 ページの「Siebel Gateway Name Server のインストール条件の確認」

■ 79 ページの「Siebel Gateway Name Server のインストールと設定」

■ 84 ページの「Siebel Gateway Name Server のインストール後のタスク」

■ 84 ページの「Siebel Gateway のインストールの確認」

■ 86 ページの「Siebel Gateway Name Server の起動の確認」

■ 87 ページの「Siebel Gateway を自動起動するように設定する」

■ 90 ページの「Siebel Gateway Name Server インストールのトラブルシューティング」

その他のインストール方法については、第 4 章「GUI を使用しないインストール」を参照してください。

Siebel 環境内での Siebel Gateway Name Server の役割については、『Deployment Planning Guide』を参照

してください。

Siebel Gateway Name Server のインストールと設定では、次の項に示すいくつかのタスクが必要です。

Siebel Gateway Name Server のインストールプロセスSiebel Gateway Name Server のインストールプロセスでは、次の順序で複数のタスクを実行することが要求さ

れます。

1 Siebel Gateway Name Server のインストール条件を確認します。詳しくは、78 ページの「Siebel GatewayName Server のインストール条件の確認」を参照してください。

2 (オプション)冗長ディスクアレイをインストールします。詳しくは、『Deployment Planning Guide』を参

照してください。

3 Siebel Gateway Name Server をインストールおよび設定します。詳しくは、79 ページの「Siebel GatewayName Server のインストールと設定」を参照してください。

4 インストールを確認します。84 ページの「Siebel Gateway のインストールの確認」を参照してください。

5 Siebel Gateway Name Server が起動し、実行中であることを確認します。詳しくは、86 ページの「SiebelGateway Name Server の起動の確認」を参照してください。

6 (オプション)Siebel Gateway Name Server を自動起動するように設定します。詳しくは、87 ページの

「Siebel Gateway を自動起動するように設定する」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 77

Page 78: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway Name Server のインストー

ル条件の確認

Siebel Gateway Name Server のインストール条件の確認Siebel Gateway Name Server をインストールする前に、次のガイドラインを確認します。

注意: 最初に Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を確認し

てから、Siebel eBusiness Applications をインストールしてください。

■ Siebel Gateway Name Server をインストールしているマシンで Siebel Server もサポートする場合は、そ

のコンポーネントのために必要なサードパーティ製品(Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサ

ポートされているプラットフォーム』を参照してください)もすべてインストールする必要があります。

備考: UNIXでは、Siebel Gateway Name ServerとSiebel Serverは両方とも共通のルート、$SIEBEL_ROOT

にインストールされます。

■ Gateway Name Server をクラスタ化する場合は、シングルポイント障害を回避できるように設定するため、

クラスタ化または冗長ディスクアレイ(RAID)の使用を計画します。このトピックについては、『DeploymentPlanning Guide』を参照してください。

■ Siebel Server をサポートする各マシンは、Siebel Gateway Name Server がインストールされるマシンに

対し TCP/IP ネットワーク接続が可能でなければなりません。ping ユーティリティを使用して、そのようなす

べてのマシンのネットワーク接続を確認します。

■ Siebel Gateway Name Server をサポートするサーバーのネットワーク名と、すべての Siebel Server が、

付録 A「展開計画ワークシート」に記録されていることを確認します。この情報は、後で Siebel Server と Siebelクライアントをインストールするときに、必要になります。

■ 次のパラメータを確認して、ネットワークアダプタが全二重イーサネットをサポートするように正しく設定され

ているかどうかを確認します。

■ RJ45 Port Link Status:up

■ Media Speed Selected:100 Mbps Full Duplex

■ Media Speed Running:100 Mbps Full Duplex

備考: ギガビット Ethernet のカードは、Auto Configureに設定する必要があります。

■ 各 Siebel Enterprise Server に、Siebel Gateway Name Server を一度だけインストールします。必要に応じ

て、複数の Siebel Enterprise を単一の Siebel Gateway Name Server によってサポートできます。1 台のマ

シンに 1 つの Siebel Gateway Name Server のみをインストールすることをお勧めします。1 台のマシンに複

数の Siebel Gateway Name Server をインストールする場合は、Siebel Gateway Name Server をそれぞれ

別のポートにインストールする必要があります。

■ インストーラを実行するログイン ID に、UNIX オペレーティングシステムに応じて、/tmp(AIX デフォルトの

一時ディレクトリ)または /var/tmp(Solaris および HP-UX デフォルトの一時ディレクトリ)への書き込み

権限があることを確認します。

■ ベース、言語など必要なすべてのメディアが揃っているか、あるいは、ファイルのあるネットワークディレクト

リに適切な権限を持っているかを確認します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

78 ■

Page 79: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway Name Server のインストー

ルと設定

■ 次のとおりインストーラで利用できる一時的なディスクの空き領域があることを確認します。

■ set-group-id フラグが使用される場合は、インストーラ ID が親ディレクトリ(SIEBEL_ROOT)を所有する

グループのメンバーであることを確認します。

■ Solaris のみ

■ TCP ndd 変数 tcp_co_minを NIC の MTU に設定します。詳しくは、http://sunsolve.sun.com を参照

してください。

■ AIX のみ

■ 管理者に依頼して権限を次のように変更して、インストールを実行するログイン ID に、slibcleanを実行

する権限があることを確認します。

chmod 6555 /usr/sbin/slibclean

■ X11ファイルセットはデフォルトではインストールされないためインストールする必要があります。

■ HP-UX のみ

■ 環境変数 LANG がシンボリックリンクであるディレクトリ名に設定されていると、Siebel Server 用 Javaインストーラは失敗します。既存の LANG 変数をシンボリックリンクが示す実際のディレクトリにリセット

する必要があります。

備考: LANG 変数を univ.utf8 に設定することはできません。これに設定すると、インストーラは失敗し

ます。

■ パッチの適用後に、追加の製品をルートディレクトリにインストールすることはできません。

Siebel Gateway Name Server のインストールと設定この項では、標準の Siebel Enterprise Server の展開の一環としての、Siebel Gateway Name Server のイン

ストールと起動について説明します。

備考: 管理と保守を容易にするために、インストールは、非ルートユーザーが実行してください。ただし、SiebelGateway Name Server または Siebel Server を自動起動するよう設定する場合はルートアクセスが必要です。

DVD を入れ替えないようにするには、システム内の共通のインストールディレクトリに、必要な言語ファイルを含

むすべてのインストールファイルをコピーするか、Network Image Creator を使用します。詳しくは、26 ページ

の「インストールメディアの選択」を参照してください。DVD からの直接インストールを選択しない場合は、次の手

順で示す、DVD の入れ替えに関するプロンプトは表示されません。

AIX 95 MB(/tmp)

Solaris 115 MB(/var/tmp)

HP-UX 230 MB(/var/tmp)

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 79

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Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway Name Server のインストー

ルと設定

x-connectivity ソフトウェアを使用して Windows マシンから UNIX マシンにアクセスする場合は、インストーラ

の予期しない終了またはハングが起こる場合があります。この場合は、新しいバージョンの x-connectivity ソフト

ウェアを使用します。たとえば、Exceed ではバージョン 8.0 以降を使用します。使用するローカルマシンに JavaGUI を適切に表示するには、setenv DISPLAY xxx.xxx.xxx:0.0または setenv DISPLAY hostname:0.0コ

マンドを使用して、XTerm 表示値を設定します。パフォーマンスが低下したり、エミュレータの使用で予期しない

動作に直面した場合は、UNIX サーバーに telnet で接続し、コンソールモードでインストールを実行します。コン

ソールモードでインストールする方法については、71 ページの「コンソールモードインストールおよび設定」を参照

してください。

Siebel Enterprise Server インストーラでは、Siebel バージョンのインストールに必要なソフトウェアが整ってい

ることを確認すると共に、そのソフトウェアが必要なバージョンレベルに一致していることを確認できます。

備考: 次の手順は基本製品のインストールに適用されます。パッチのインストールの手順については、パッチと一緒

に提供される『Maintenance Release Guide』を参照してください。

Siebel Gateway Name Server をインストールするには

1 Siebel アプリケーションに該当する DVD を挿入します。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS

ここでは、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、HP-UX、AIX、Solaris など。

備考: DVD のボリュームラベルは、インストールする Siebel アプリケーションによって seaunixunibaseま

たは siaunixunibase(Siebel Industry Applications 用)となります。DVD へのアクセス方法によっては、

この手順は必要ない場合があります。

2 以前に作成した付録 A「展開計画ワークシート」のコピーに書き留めてある Siebel サービス所有者アカウントを

使用して、サーバーにログオンします。

注意: Siebel Gateway Name Server をルートでインストールした場合は、サーバーの停止と起動はルート

のみで実行できます。正しいインストール権限のある Siebel アカウントを使用します。Siebel アカウントの作

成については、25 ページの「Siebel サービスオーナーアカウントの作成」を参照してください。

3 新しいシェルを開いて、DVD の /UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Serverディレクトリに移動します(UNIX_OSは、使用している UNIX オペレーティングシステム、Solaris、HP-UX、AIX など)。

4 Siebel 固有の環境変数の設定を解除します。現在の環境変数の設定を表示するには、シェルウィンドウで「env」と入力します。

5 Siebel Gateway Name Server インストールプロセスを開始するには、次のコマンドを入力して、75 ページ

の「インストールコマンド用追加フラグ」で説明する必要なフラグを追加します。

./setupUNIX_OS

ここでは、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、Solaris、HP、AIX など。

[インストールへようこそ]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

80 ■

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Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway Name Server のインストー

ルと設定

6 [次へ]をクリックします。

同一マシン上に他の Siebel コンポーネントがインストールされている場合は、それらのコンポーネントが検出

されたことを示すメッセージが表示されます。この場合は、手順 7 に進みます。そうでない場合は、手順 8 に進

みます。

7 Siebel ソフトウェアの新しいインスタンスをインストールするか、既存のインスタンスに新しい言語を追加するかによって、該当するアクションを実行します。

■ 新しいインスタンスに Siebel Enterprise Server ソフトウェアをインストールするには、デフォルトとし

て[なし]を選択して、[次へ]をクリックして手順 8 に移動します。

■ 既存のインスタンスに新しい言語をインストールするには、表示されているインスタンスを選択し、[次へ]

をクリックして手順 12 に移動します。

このトピックに関する重要な追加情報については、93 ページの「Siebel Server への複数の言語パックのイ

ンストールのガイドライン」も参照してください。

[インストーラパス]画面が表示されます。

8 付録 A「展開計画ワークシート」に記載しているインストールディレクトリへの完全修飾パスを入力するか、または[参照]をクリックして異なるディレクトリを選択します。

備考: ディレクトリ名は、アンダースコアを含む標準の英数字文字にしてください。その他の文字やスペースは

使用しないでください。

9 [次へ]をクリックします。

[インストーラ製品の選択]が表示されます。

10[Gateway Name Server]を選択し、[次へ]をクリックします。

他のコンポーネントは後でインストールできます。Siebel Gateway Name Server と同時に追加の製品をイ

ンストールする場合は、言語の選択などの同様な情報を 2 度入力する必要はありません。このため、第 6 章

「Siebel Server のインストール」で説明するインストール手順は、記載どおりの順序で表示されません。

備考: 1 度に 2 つ以上のライセンスされているコンポーネントを選択する場合、Siebel Enterprise Server(SES)インストーラと Siebel ソフトウェア設定ウィザードにより、各コンポーネントのインストールパラメー

タの入力を個別にかつ必要な順番で求めるメッセージが表示されます。開始する前に、設定前の手順がすべて完

了していることを確認してください。この手順が完了していないと、インストールが失敗する場合があります。

11 次のオプションの中から実行するインストールのタイプを選択して、[次へ]をクリックして続行します。

備考: Siebel Gateway Name Server では、次の 3 つのどのオプションを選択しても同じコンポーネントが

インストールされます。

■ [標準]:すべての Siebel Gateway コンポーネントをインストールします。

■ [最小]: Siebel Gateway を実行するために必要なコンポーネントだけがインストールされます。それ以外

のコンポーネントやヘルプはインストールされません。

■ [カスタム]: インストールするコンポーネントを選択することでインストールをカスタマイズできます。

[選択した言語パックのインストール]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 81

Page 82: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway Name Server のインストー

ルと設定

12 インストールする言語を選択して、[次へ]をクリックします。

サーバーをインストールするには、少なくともサーバーを実行するプライマリ(基本)言語が必要です。これは

Enterprise Server用のプライマリ(基本)言語です。その他に1つ以上の言語を追加してインストールできます。

後で言語をインストールするときには、そのディレクトリにインストールしたパッチもすべて再インストールす

る必要があります。

備考: Unicode 対応のデータベース環境では、利用可能ないずれの Siebel 言語パックでもインストールできま

す。Unicode 非対応のデータベース環境では、インストールする言語パックと、データベースコードページがサ

ポートしている文字との相関関係を考慮する必要があります。たとえば、西ヨーロッパコードページデータベー

スでは、西ヨーロッパ言語パック(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語言語パックなど)だけをインストー

ルできます。日本語コードページデータベースでは、日本語または英語言語パックだけをインストールできます。

サポートされているコードページとエンコードの方法については、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システ

ム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

[インストーラの確認]画面が表示されます。

13 選択した製品のファイルをインストールディレクトリにコピーするには、[次へ]をクリックします。

[インストーラ進捗]画面が表示されます。

ファイルがインストール先にコピーされると、次のメッセージを示す情報画面が表示されます。

「現在のメディア上に langの言語パックが見つかりませんでした。langの言語パックが含まれている DVDを挿入

し、langフォルダから setupUNIX_OSファイルを選択してください。」

ここでは、

lang = インストールする言語コードです。たとえば、米語の場合は enu になります。

UNIX_OS = sol や aix などの UNIX オペレーティングシステム。

備考: Siebel Industry Applications では、Windows 言語パックと UNIX 言語パックは異なる DVD にあり

ます。

14 挿入されている DVD をドライブから取り出し、該当する言語パックの DVD を挿入します。

「lang 言語パック DVD の実行可能ファイルに移動」というタイトルのメッセージボックスが表示され、

siebel.iniという名前のファイルが表示されます。ただし、このファイルに対して何もする必要はありません。

必要に応じて、フィルターダイアログボックスをクリアして、適切なファイルを表示できることを確認します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

82 ■

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Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway Name Server のインストー

ルと設定

15 UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server/lang ディレクトリにある setupUNIX_OSを開きます。

ここでは、

lang = インストールする言語コードです。たとえば、米語の場合は enu になります。

UNIX_OS = sol や aixAIX などの UNIX オペレーティングシステム。

言語ファイルがインストールされたことを知らせるメッセージが表示されます。

すべての言語ファイルのインストールが完了したら、インストーラによってベースDVDの挿入を求めるメッセー

ジが表示されます。

「ベース DVDをもう一度挿入して、setupUNIX_OSファイルを参照し、セットアップを続行してください。」

16 ネットワーク上のベース DVD のマウントポイントに移動して、Siebel_Enterprise_Server/setupUNIX_OSを検索し、[OK]をクリックします。

[インストーラ進捗]画面が表示され、インストールの進捗状況が示されて、追加設定の画面が表示されます。

1つの言語をインストールするか複数の言語をインストールするかによって、次に表示される画面が異なります。

■ 複数の言語をインストールする場合は、[プライマリ言語]画面が表示されます。手順 17 に進みます。

■ 1 つの言語のみをインストールする場合は、[Gateway ポート]画面が表示されます。手順 18 に進みます。

17 プライマリ(基本)言語を選択して、[次へ]をクリックします。

備考: これは、Siebel Server を実行するエンタープライズのプライマリ(基本)言語で、通常はこの言語に

よってメッセージが表示されます。

[ポート番号]画面が表示されます。

18 デフォルトの Gateway のポート番号を使用するか、これを変更して、[次へ]をクリックします。

備考: 他のプロセスで使用する予定のない 32766 以下の空いているポート番号を選択できます。ただし、Webクライアントと Siebel Gateway Name Server の間にファイアウォールが設定されている場合は、先にファ

イアウォール上で選択ポートを開く必要があります。

[インストーラの自動開始]画面が表示されます。

19 Siebel Gateway Name Server が再起動する際に自動起動するか否かを選択して、[次へ]をクリックします。

この Siebel Gateway Name Server をクラスター化している場合、自動起動を設定しないでください。そう

でない場合は、自動起動を選択します。自動起動設定プログラムでは、Siebel Gateway Name Server にホ

ストマシンが再起動するごとに自動起動するように追加の設定手順を受け入れるようにします。実際に自動起動

を行うには、87 ページの「Siebel Gateway を自動起動するように設定する」で説明する設定手順を完了してい

る必要もあります。

[インストーラの設定確認]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 83

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Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway Name Server のインストー

ル後のタスク

20 Siebel Gateway Name Server の設定を確認して、[次へ]をクリックして設定を承認するか、[戻る]をクリックして戻り、設定を変更します。

注意: インストールに選択したコンポーネントによって、この項で説明するインストールプロセスの手順が異な

ります。たとえば、Siebel Gateway Name Server と Siebel Server を同時にインストールしたとします。こ

の場合、インストーラは、Siebel Gateway Name Server のインストールのこの部分から 97 ページの手順 2(第 6 章「Siebel Server のインストール」)にスキップします。

[完了]画面が表示されます。

21 インストールを完了するには、[完了]をクリックします。

インストールを確認するには

1 $SIEBEL_ROOT/gtwysrvr/binに移動します。

2 viのようなエディタを使用して、base.txtファイルを開きます。たとえば、次のように、完了したインストー

ルのタイプが表示されます。

7.7.x [18027] LANG_INDEPENDENT full release

Siebel Gateway Name Server のインストール後のタスクSiebel Gateway Name Server インストールプログラムの実行後、次のタスクを実行します。

■ 84 ページの「Siebel Gateway のインストールの確認」

■ (省略可)87 ページの「Siebel Gateway を自動起動するように設定する」

Siebel Gateway のインストールの確認インストールと設定の終了後は、次の Siebel Gateway ファイルが、インストール中に指定した $SIEBEL_ROOT

ディレクトリに存在している必要があります。

_uninst/

gtwysrvr/

ses/

admin/

base.txt

bin/

dbtempl/

enu.txt

input/

install_script/

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

84 ■

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Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway のインストールの確認

_uninst: プログラムをアンインストールするのに必要なファイル。トップレベルディレクトリ($Siebel_Root)

にインストールされたすべての製品のアンインストール情報が含まれます。

gtwysrvr: トップレベルディレクトリ。

admin: Siebel Gateway Name Server の実行と設定を制御するスクリプトに使用されるテンプレートファ

イル。

bin: Siebel Gateway Name Server 起動スクリプト、終了スクリプト、および実行ファイル。

dbtempl: エリアユーザーおよびモバイル Web ユーザー用に Siebel Remote が必要とするディクショナリおよ

びローカルデータベースファイル。

input: Siebel Remote に関連するファイルを含む。

install: UNIX インストーラで使用するファイルが含まれています。

lib:Siebel Gateway Name Server プログラムライブラリファイル。

locale

言語固有のファイルおよびスクリプト。これらのファイルおよびスクリプトは設定できません。

log:Siebel Gateway Name Server ログ。

objects: 空のディレクトリ。Siebel Server を同じルートディレクトリにインストールする場合、そのインストー

ル手順によりこのディレクトリに、対応する Siebel レポジトリファイル(siebel.srf)とともに、language サ

ブディレクトリ(U.S. English の場合 enuなど)が移植されます。

output: Siebel Remote に関連するファイル。

siebenv.csh: サーバーの環境変数を設定する Siebel スクリプトの C シェル variant。

siebenv.sh: サーバーの環境変数を設定するSiebelスクリプトの Bourne シェルおよび Korn シェルの variant。

sqltemp: 空のディレクトリ。Siebel Server を同じルートディレクトリにインストールする場合、そのインス

トール手順により、このディレクトリに、Siebel Server が特定のデータベース操作を実行するのに使用する sql文

の作成に使用可能な sqlテンプレートを含む sqlステートメントが移植されます。

lib/

locale/

log/

objects/

output/

siebenv.csh

siebenv.sh

sqltempl/

sys/

temp/

upgrade/

upgrade.log

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 85

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Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway Name Server の起動の確認

sys: Siebel Gateway Name Server とサーバー制御ユーティリティで使用されるバッキングファイルおよびサー

ビスエントリファイル。Siebel 技術サポートからの指示があるまでは、これらのファイルは編集したり変更したりし

ないでください。

temp: Siebel Gateway Name Server が生成した一時ファイルを格納する。

upgrade: Siebel eBusiness Applications のバージョンアップグレードに関連するファイルおよびスクリプト

です。アップグレード中に使用する一時ファイル、バックアップファイル、状態ログファイルも保存されます。

upgrade.log: ログのアップグレード。

Siebel Gateway Name Server の起動の確認設定時に Siebel Gateway Name Server の手動起動を選択した場合は、次のことを実行するたびに SiebelGateway Name Server が起動していることを確認してください。

■ 新しい Siebel サーバーコンポーネントのインストールと設定。

■ Siebel eBusiness Applications の操作。

Siebel Gateway Name Server が起動したことを確認するには

■ $SIEBEL_ROOT/gtwysrvr ディレクトリに移動し、Siebel 環境変数を指定します。UNIX シェルまたはその

variant に該当するコマンドを選択します。

Korn または Bourne シェル

. ./siebenv.sh

ヒント: 最初のピリオドと ./siebenv.shとの間にスペースがあることを確認します。

C シェル

source siebenv.csh

これにより Siebel ユーティリティの使用に必要な Siebel 環境変数とパス情報が設定されます。

ヒント: Siebel 管理者がログオンすると、常に Siebel 環境シェルスクリプトが自動的に実行されるように設

定するには、管理者アカウントのデフォルトとしてこのシェルを指定します。また、管理者のアカウントの起動

ファイルにこのコマンドを追加します。

Siebel Gateway Name Server が実行されていることを確認するには

■ 「list_ns」を入力します。

次のような返信メッセージを受信します。

started at Fri Mar 19 15:33:26 2004, pid:4024, autostart:yes

Siebel Gateway Name Server が停止している場合は、次の手順に従います。

■ start_ns コマンドを実行して、Siebel Gateway Name Server を起動します。詳しくは、『Siebel システム管理ガイド』を参照してください。

■ list_nsを実行して、Siebel Gateway Name Server が正しく動作していることを確認します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

86 ■

Page 87: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway を自動起動するように設定する

Siebel Gateway を自動起動するように設定する インストール中に、Siebel Gateway Name Server の自動再起動を選択した場合、これを有効にするために次の

手順を実行する必要があります。

備考: プロセスは、Siebel Gateway Name Server をインストールしたユーザーとして実行する必要があります。

HP-UX で Siebel Gateway Name Server の自動起動を設定するには

1 Siebel Gateway Name Server がインストールされたマシンにルートとしてログオンします。

2 次のように、ファイル siebel_server を /sbin/init.dディレクトリにコピーします。

cp $SIEBEL_ROOT/bin/siebel_server /sbin/init.d

ここでは、

$SIEBEL_ROOT = Siebel ルートディレクトリへのフルパスです。

3 これをまだ実行していない場合は、テキストエディタを使用して /sbin/init.d/siebel_server を編集し、

$SIEBEL_GATEWAY_ROOTを Siebel Gateway Name Server インストールディレクトリの実際のパスに置き

換えます。

4 次のコマンドを実行して、適切な許可を設定します。

chmod 755 /sbin/init.d/siebel_server

5 次のコマンドを実行して、/sbin/init.d/siebel_server から /sbin/rc3.d/S720siebel_serverへの

ソフトリンクを作成します。

ln -s /sbin/init.d/siebel_server /sbin/rc3.d/S720siebel_server

6 次のコマンドを実行して、/sbin/init.d/siebel_server から /sbin/rc2.d/K320siebel_serverへのソフトリンクを作成します。

ln -s /sbin/init.d/siebel_server /sbin/rc2.d/K320siebel_server

Siebel Gateway Name Server が非ルートユーザーとしてインストールされている場合は、手順 7 に進みま

す。そうでない場合は、このプロセスを実行します。

7 /etc/init.d/siebelを作成するか編集して、次の行を追加します。

/usr/bin/su - SIEBEL_ACCOUNT -c "/sbin/init.d/siebel_server $1"

ここでは、

SIEBEL_ACCOUNT = Siebel 製品をインストールするユーザーアカウント

8 /sbin/rc3.d/S720siebel_server および /sbin/rc2.d/K320siebel_server がある場合は、それを削

除します。

9 次のコマンドを実行します。

chmod 755 /sbin/init.d/siebel

ln -s /sbin/init.d/siebel /sbin/rc3.d/S720siebel

ln -s /sbin/init.d/siebel /sbin/rc2.d/K320siebel

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 87

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Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway を自動起動するように設定する

Solaris で Siebel Gateway Name Server の自動起動を設定するには

1 Siebel Gateway Name Server がインストールされたマシンにルートとしてログオンします。

2 次のように、ファイル siebel_serverを /etc/init.dディレクトリにコピーします。

cp $SIEBEL_HOME/bin/siebel_server /etc/init.d

ここでは、

$SIEBEL_HOMEは、Siebel ルートディレクトリへのフルパスです。

3 テキストエディタを使用して、/etc/init.d/siebel_serverで$SIEBEL_GATEWAY_ROOTがSiebel GatewayName Server インストールディレクトリの実際のパスを指すように編集します。

4 次のコマンドを実行して、適切な許可を設定します。

chmod 755 /etc/init.d/siebel_server

5 次のコマンドを実行して、/etc/init.d/siebel_server から /etc/rc3.d/S72siebel へのソフトリンク

を作成します。

ln -s /etc/init.d/siebel_server /etc/rc3.d/S72siebel

6 次のコマンドを実行して、/etc/init.d/siebel_server から /etc/rc2.d/K32siebel へのソフトリンクを作成します。

ln -s /etc/init.d/siebel_server /etc/rc2.d/K32siebel

Siebel Gateway Name Server が非ルートユーザーとしてインストールされている場合は、手順 7 に進みま

す。そうでない場合は、このプロセスを実行します。

7 /etc/init.d/siebelを作成するか編集して、次の行を追加します。

/usr/bin/su - SIEBEL_ACCOUNT -c "/etc/init.d/siebel_server $1"

ここでは、

SIEBEL_ACCOUNT = Siebel 製品をインストールするユーザーアカウント

8 /etc/rc3.d/S72siebelおよび /etc/rc2.d/K32siebelがある場合は、それを削除します。

9 次のコマンドを実行します。

chmod 755 /etc/init.d/siebel

ln -s /etc/init.d/siebel /etc/rc3.d/S72siebel

ln -s /etc/init.d/siebel /etc/rc2.d/K32siebel

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

88 ■

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Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway を自動起動するように設定する

AIX で Siebel Gateway Name Server の自動起動を設定するには

1 Siebel Gateway Name Server がインストールされたマシンにルートとしてログオンします。

2 一行で次のコマンドを実行します。

mkitab "sieb_gtwyns:2:wait:su - SIEBEL_ACCOUNT -c ¥"$SIEBEL_HOME/bin/siebel_server start¥""

ここでは、

SIEBEL_ACCOUNT = Siebel 製品をインストールするユーザーアカウント

$SIEBEL_HOME= Siebel Gateway Name Server のインストールディレクトリです。

3 ファイル /etc/rc.shutdownが存在するかどうかを確認します。このファイルが存在しない場合は、作成して

その許可を変更します。

touch /etc/rc.shutdownchmod 744 /etc/rc.shutdown

4 ファイル /etc/rc.shutdownを編集して、それに次のコマンドを追加します。

su - SIEBEL_ACCOUNT -c "$SIEBEL_HOME/bin/siebel_server stop"

ここでは、

SIEBEL_ACCOUNT = Siebel 製品をインストールするユーザーアカウント

$SIEBEL_HOME= Siebel Gateway Name Server のインストールディレクトリです。

5 ファイルを保存して閉じます。

これで、Siebel Gateway Name Server がサーバーを再起動するときには自動的に起動し、シャットダウンする

ときには自動的に終了できるようになりました。

備考: Siebel Gateway Name Serverがサービスを行うSiebel Enterprise内のすべてのサーバーの中で、SiebelGateway Name Server が、起動する最初のサービスであり、シャットダウンする最後のサービスになるように注

意してください。

6 これで、Siebel Server のインストールに進む準備ができました。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 89

Page 90: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Gateway Name Server のインストール ■ Siebel Gateway Name Server インストール

のトラブルシューティング

Siebel Gateway Name Server インストールのトラブルシューティングこの項では、インストールや設定の誤りによって発生する可能性があるエラーについて説明します。

問題: Siebel Gateway Name Server が起動しない。

解決策: Siebel Gateway を起動できない原因には、LD_LIBRARY_PATH(Solaris)、SHLIB_PATH(HP-UX)、

LIBPATH(AIX)が正しく設定されていなかったり、共有ライブラリの許可が正しく設定されていなかったり、共有

ライブラリが見つからないなど、多数の問題があります。lddコマンドを使用して、見つからないライブラリを表示

することができます。siebenv.csh と siebenv.sh を確認したり、$SIEBEL_HOME/lib が LD_LIBRARY_PATH

(Solaris)、SHLIB_PATH(HP-UX)、または LIBPATH(AIX)の前に設定されていることを確認する必要もありま

す。$SIEBEL_HOME/lib が含まれることも確認してください。ライブラリの競合がある場合は、共有ライブラリの

パス環境変数の最初の要素として $SIEBEL_HOME/libを設定します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

90 ■

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6 Siebel Server のインストール

この章では、Siebel Server ソフトウェアのインストールと、Siebel Enterprise Server の設定に関連するタスク

について説明します。次のトピックが含まれています。

■ 92 ページの「Siebel Server のインストールプロセス」

■ 92 ページの「Siebel Server インストールの要件」

■ 95 ページの「データベース接続の設定」

■ 95 ページの「Siebel Server マシンのネットワーク接続の確認」

■ 97 ページの「Siebel Server のインストールと設定」

■ 104 ページの「Siebel Server のインストール後のタスク」

■ 105 ページの「Siebel Server のインストールの確認」

■ 107 ページの「DB2 UDB 用 ODBC データソースの確認」

■ 108 ページの「Oracle 用 ODBC データソースの確認」

■ 109 ページの「ODBC データソース接続のトラブルシューティング」

■ 110 ページの「モバイルユーザーのネットワーク接続の確立」

■ 110 ページの「Siebel Server コンポーネントグループの同期」

■ 110 ページの「Siebel Server ロケールの設定」

■ 112 ページの「言語固有のアプリケーションオブジェクトマネージャの無効化」

■ 113 ページの「既存の Siebel Enterprise Server 内での追加 Siebel Server のインストール」

■ 116 ページの「AIX での Siebel Server 自動起動の設定」

■ 117 ページの「HP-UX および Solaris での Siebel Server の自動起動の設定」

■ 120 ページの「環境変数の管理」

■ 122 ページの「Siebel Server のインストールのトラブルシューティング」

その他のインストール方法については、第 4 章「GUI を使用しないインストール」を参照してください。

展開環境に最初の Siebel Server をインストールすると、自動的に Siebel Enterprise Server が設定されます。

この Siebel Enterprise Server にインストールされる後続のすべての Siebel Server は、同じデータベースに接

続する必要があります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 91

Page 92: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Server のインストール ■ Siebel Server のインストールプロセス

Siebel Server のインストールプロセスSiebel Server のインストールプロセスでは、次の順序で複数のタスクを実行する必要があります。

1 展開の要件を確認します。92 ページの「Siebel Server インストールの要件」を参照してください。

2 Siebel Database Server のアクセスを確認します。95 ページの「データベース接続の設定」を参照してくだ

さい。

3 Siebel Server ネットワークのアクセスを確認します。95 ページの「Siebel Server マシンのネットワーク接

続の確認」を参照してください。

4 Siebel Server をインストールおよび設定します。97 ページの「Siebel Server のインストールと設定」を参

照してください。

5 インストール後のタスクを実行します。104 ページの「Siebel Server のインストール後のタスク」を参照して

ください。

Siebel Server インストールの要件■ Siebel Gateway Name Server は、Siebel Server の設定を行うためにインストールし、実行する必要があ

ります。

■ Siebel Server をインストールするすべてのマシンが、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサ

ポートされているプラットフォーム』で説明されているハードウェアとソフトウェアの要件を満たしていること

を確認してください。Siebel Enterprise Server インストーラでは、Siebel 7.x のインストールに必要なソフ

トウェアが整っていることを確認すると共に、そのソフトウェアが必要なバージョンレベルに一致していること

を確認できます。

■ ある特定の Siebel Database Server によってサポートされる Siebel Server は、稼働するプラットフォーム

にかかわらず、必ず同じ Siebel Enterprise Server に属している必要があります。最初の Siebel Server を

Siebel Enterprise Server 内にインストールする際、Siebel Enterprise Server を設定するように求める

メッセージが自動的に表示されます。同じ Siebel Enterprise Server に追加する Siebel Server は、自動的

にインストールした Siebel Server のパラメータを継承します。

■ Siebel Serverソフトウェアは、各マシンに1回だけインストールする必要があります。ただし、config_server

スクリプトを使用すると、インストールしたその単一のソフトウェアから、必要な数の Siebel Server を操作

できるように設定できます。113 ページの「既存の Siebel Enterprise Server 内での追加 Siebel Server のイ

ンストール」を参照してください。

■ 最初の Siebel Server で有効化するコンポーネントグループを選択すると、その後の Siebel Server も同じグ

ループを継承します。したがって、環境内で必要になるすべてのコンポーネントグループを有効化して、それぞ

れの Siebel Server 上で不要なコンポーネントグループを無効化する必要があります。ソフトウェアのインス

トールと設定中にコンポーネントグループを有効化しなかった場合は、後で Server Manager を使用して手動

で有効化する必要があります。

■ ビジネス要件に応じて、1 つまたは複数の Siebel Enterprise Server を展開できます。開発環境またはテスト

環境内の単一マシン上に複数の Siebel Enterprise Server を設定する場合は、unsetenv $SIEBEL_ROOT(こ

の場合の $SIEBEL_ROOT は、インストールルートディレクトリの環境変数を表します)のようなコマンドを実

行して、Siebel Enterprise Server ごとに固有の $SIEBEL_ROOTを指定する必要があります。複数の SiebelEnterprise Server の展開については、『Deployment Planning Guide』を参照してください。

備考: 単一マシン上での複数の Siebel Enterprise Server の設定は、本番環境用としてはサポートされません。

■ 基本および言語の必要なすべての DVD が揃っているか、またはファイルのあるネットワークディレクトリに適

切な権限を持っていることを確認します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

92 ■

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Siebel Server のインストール ■ Siebel Server インストールの要件

Siebel Server のクラスタ化の要件Siebel インストーラでは、ライセンスを取得しているすべてのサーバーを一度にインストールできます。サーバーを

クラスタの一部として作成する場合、Siebel Gateway Name Server と Siebel Server を別々のリソースグルー

プにインストールおよび設定する必要があります。クラスタ化については、『Deployment Planning Guide』を参

照してください。

言語ロケールの要件Siebel Server を展開するマシンに、適切なロケールがあることを確認します。Siebel のログファイルと設定ファ

イルでは、バイトオーダーマーク(BOM)付きの UTF-8 をデフォルトのエンコードとして使用します。これらの

ファイルに ASCII 以外の文字が含まれている場合は、正しく表示して編集するために UTF-8 ロケールが必須となり

ます。サポートされているロケールについては、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされ

ているプラットフォーム』を参照してください。

時刻の表示方式は言語ロケールによって異なります。詳しくは、『Global Deployment Guide』を参照してください。

備考: 使用しているロケールが、オペレーティングシステムレベルで設定したロケールと一致していることを確認し

ます。詳しくは、19 ページの「オペレーティングシステムへのロケールのインストール」を参照してください。

Siebel Server への複数の言語パックのインストールのガイドラインSiebel Server に Siebel eBusiness Applications の複数の言語バージョンをインストールする場合は、次の設定

ガイドラインを確認します。

■ Siebel Enterprise Server ソフトウェア設定ウィザードは、各 Siebel Server 用に 1 回だけ実行してくださ

い。このウィザードを既存のサーバーの再設定に使用しないでください。

■ サーバーを設定するときは、そのサーバーにインストールされているすべての言語に対してアプリケーションオ

ブジェクトマネージャ(AOM)を作成できます。

■ AOM は、インストールした言語パックに基づいて設定ウィザードを実行すると作成されます。AOM は、Siebel言語パックの一部としてインストールされるファイル(omdefs.dat または omdefs_sia.dat)から作成され

るため、言語パックがインストールされている言語専用で作成されます。(ファイル omdefs_sia.datは SiebelIndustry Applications で使用されます。)ただし、インストールされていない言語の AOM を手動で作成する

こともできます。これを行うには、GUI またはコマンドラインで Server Manager を使用するか、変更された

omdefs.datファイルまたはファイル omdefs_sia.datファイルを作成し、インポートします。このファイル

のインポートについては、『Global Deployment Guide』を参照してください。

■ 新しい AOM コンポーネントは、作成されるとすべてのサーバーに自動的に割り当てられ、有効化された割り当

て済みの親コンポーネントグループを使用して、すべてのサーバー上で実行が試みられます。(サーバーコンポー

ネントグループとそのメンバーについては、付録 B「サーバーコンポーネントの有効化」を参照してください)。

■ 新規に追加されたサーバーは、デフォルトですべてのコンポーネントグループと AOM を継承します。

■ 複数の言語がインストールされている場合は、プライマリ(基本)言語を指定するように求めるメッセージが表

示されます。これは、Siebel Server を実行する Enterprise のプライマリ(基本)言語で、通常はこの言語に

よってメッセージが表示されます。起動するサーバーの言語を変更する場合は、この言語を変更する必要があり

ます。

Siebel Server 上での複数言語のインストールの展開シナリオについては、『Global Deployment Guide』を参照

してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 93

Page 94: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Server のインストール ■ Siebel Server インストールの要件

既存のインストールシステムへの新しい製品の追加新しい製品を既存のインストールに追加する場合は、新しい製品に同じ言語セットをインストールすることが重要で

す。たとえば、Siebel Server を Siebel Gateway Name Server をインストールしたのと同じディレクトリに追

加します。

また、Siebel Server プロセスを開始する前に、新たにインストールするどの新しい Siebel Server も、Gatewayと同じパッチレベルであることを確認する必要があります。

両方の製品は同じルートディレクトリを共有するので、インストーラは、パッチおよび新しい言語の追加に関して、

それらを単一の製品と見なします。

インストールディレクトリにパッチを適用した後で新しい製品を追加することはできません。その場合は、製品を新

しいディレクトリにインストールします。

Hummingbird SearchServer検索を実行するように Siebel Server を設定できます。検索実行タスクを処理するように他のリモート SearchServerをポイントすることもできます。サーバーを SearchServer として機能させる場合は、マシンに Siebel Server をイン

ストールする前に Hummingbird SearchServer をインストールする必要があります。Hummingbird SearchServerについては、『Siebel Search 管理ガイド』を参照してください。

データベースの要件データベース管理者が、使用するサイトに RDBMS をインストールしていることを確認します。Siebel Server を

正しくインストールするには、インストール時にデータベースとの接続が確立されている必要があります。詳しくは、

第 3 章「RDBMS を設定するためのガイドライン」を参照してください。

使用する RDBMS は、Siebel Server にインストールしたものと同じ言語とコードページをサポートしている必要

があります。Siebel Server および Siebel Database Server をサポートしているコードページと言語については、

Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

サードパーティ製アプリケーションすべての必要なサードパーティ製ソフトウェアの適切なバージョンがすでにインストールされていることを確認しま

す。ソフトウェアがインストールされていなければ、必要なソフトウェアコンポーネントのプロンプトが表示されま

す。詳しくは、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照

してください。

一時ディスクスペースSiebel Server インストーラには、次のインストール用の一時ディスクスペースが必要です。

AIX: 95 MB(/tmp)

Solaris: 115 MB(/var/tmp)

HP-UX: 230 MB(/var/tmp)

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

94 ■

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Siebel Server のインストール ■ データベース接続の設定

データベース接続の設定Oracle: Oracle のマニュアルに従って、必要に応じて Oracle Net8 または Net9 データベース接続ソフトウェア

が各マシンにインストールされていることを確認します。データベース接続ソフトウェアの要件は、SiebelSupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

Solaris プラットフォームでは、Oracle 8i データベースを使用するときに、tnsnames.ora ファイルをバイパスす

る名前解決である HOSTNAME ADAPTER テクニックを使用します。この方法により、開いた File Descriptor の

数が制限の 256 に達した場合に、Siebel Application Object Manager が断続的に Login Failed エラーを報告す

るという Solaris の制約を防ぐことができます。詳しくは、Siebel SupportWeb の Alert 881 を参照してくださ

い。この制限は、Solaris プラットフォームの Oracle 9i には適用されません。

Siebel Server の Oracle データベースへの接続は、Oracle MTS ではなく専用サーバープロセスによって確立され

ます。MTS を使用すると、パフォーマンスに悪影響がでます。

Oracle Net8(または Net9)Easy Configuration ユーティリティを使用して、使用する Siebel Database Serverに応じた接続情報でデータベースエイリアスを定義します。付録 A「展開計画ワークシート」に接続文字列を書き留

めます。この接続文字列は、Siebel Server をインストールするときに指定します。

備考: Siebel アプリケーションは Oracle 32- ビットクライアントをサポートしています。Siebel Server に 64-ビットクライアントをインストールしている場合は、LD_LIBRARY_PATH(Solaris)、SHLIB_PATH(HP-UX)、

または LIBPATH(AIX)に、$ORACLE_HOME/lib ではなく $ORACLE_HOME/lib32 を追加する必要があります。

Windows と Unix 用の DB2 UDB: データベース用の正しい接続情報でデータベースエイリアスを定義します。

このエイリアスは、Siebel Server のインストール時に使用される接続文字列となります。付録 A「展開計画ワーク

シート」に接続文字列を書き留めます。この接続文字列は、Siebel Server をインストールするときに指定します。

DB2 Client Configuration Assistant または Command Line Processor(CLP)を使用して、データベースエ

イリアスを定義します。詳しくは、『DB2 Universal Database for UNIX』または『IBM DB2 Universal DatabaseCommand Reference』を参照してください。

Z/OS と OS/390 用の DB2 UDB: z/OS と OS/390 用の DB2 UDB 用データベース接続ソフトウェアについ

ては、『Implementing Siebel eBusiness Applications on DB2 UDB for z/OS and OS/390』を参照してく

ださい。

Siebel Server マシンのネットワーク接続の確認Siebel Server には、Siebel Gateway Name Server および Siebel Database サーバーのような他の SiebelEnterprise コンポーネントへのネットワーク接続が必要です。次の手順を使用して、Siebel Server が SiebelEnterprise にアクセスできることを確認します。

z/OS と OS/390 用の DB2 UDB ネットワーク接続の確認については、『Implementing Siebel eBusinessApplications on DB2 UDB for z/OS and OS/390』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 95

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Siebel Server のインストール ■ Siebel Server マシンのネットワーク接続の確認

Siebel Server のネットワーク接続を確認するには

1 ネットワークタイプに応じたテストユーティリティを使用して、Siebel Gateway Name Server と Siebel Database Server および Siebel Server マシン間のネットワーク接続を確認します。

TCP/IPネットワークの場合は、pingユーティリティを使用して、Siebel Database ServerおよびSiebel Gatewayとのネットワーク接続を確認します。

2 次のように Siebel Database Server との接続を確認します。

■ Oracle: コマンドプロンプトのウィンドウで、使用するデータベースに該当する tnspingユーティリティ

と Net8 または Net9 データベースエイリアスを使用し、定義したネットワーク接続文字列を使用してデー

タベースに接続できることを確認します。

■ Windows と Unix 用の DB2 UDB: db2 コマンドウィンドウを開いて、データベースと接続できるこ

とを確認します。

a 次のように入力します。

db2 connect to database_alias user user_ID using password

ここでは、

database_alias = 使用するデータベースエイリアスです。

user_ID = DB2 上の有効なユーザー名を表します。

password = 前の例の user_ID に対応するパスワードです。

接続が有効な場合は、次のようなメッセージが表示されます。

「接続テストが正常に行われました」

「データベースサーバー = DB2/AIX|Solaris x.x.x」「認証 ID = SADMIN」「データベースエイリアス = NAME」

接続が有効でない場合は、設定を確認してください。

b 接続を終了するには、db2 terminateと入力します。

3 Siebel Server からファイルシステムへのネットワーク接続を指定します。

4 ファイルシステムディレクトリを表示できること、および Siebel サービス所有者アカウントとの間でファイルをコピーできることを確認します。

Siebel File System をクラスタ化している場合、クラスタファイル共有に割り当てられたネットワーク IP リ

ソースまたはネットワークホスト名リソースを使用します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

96 ■

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Siebel Server のインストール ■ Siebel Server のインストールと設定

Siebel Server のインストールと設定ここでは、Siebel Server のインストールと設定を行うインストールウィザードの実行方法について説明します。

インストールウィザードを起動するには、いくつかの前提条件があります。

■ Siebel Server の展開の要件を確認します。92 ページの「Siebel Server インストールの要件」を参照してく

ださい。

■ データベース接続を確認します。95 ページの「データベース接続の設定」および 95 ページの「Siebel Serverマシンのネットワーク接続の確認」を参照してください。

■ インストールの準備を行います。92 ページの「Siebel Server インストールの要件」を参照してください。

ほとんどの場合、管理と保守を容易にするために、インストールはルートユーザー以外が実行します。ただし、SiebelGateway Name Server または Siebel Server の自動起動を設定する場合は、ルート権限によるアクセスが必要

となります。DVD の入れ替えを回避するには、必要な言語ファイルを含むすべてのインストールファイルを使用す

るシステム内の共通のインストールディレクトリにコピーするか、Network Image Creator を使用します。詳し

くは、26 ページの「インストールメディアの選択」を参照してください。それを実行する場合は、次の手順の DVDの入れ替えに関するプロンプトが表示されない場合があります。

Unicode 対応のデータベース環境では、利用可能ないずれの Siebel 言語パックもインストールできます。Unicode非対応のデータベース環境では、インストールする言語パックと、データベースコードページがサポートしている文

字との相関関係を考慮する必要があります。たとえば、西ヨーロッパコードページデータベースでは、英語、フラン

ス語、スペイン語、ドイツ語などの西ヨーロッパ言語パックだけをインストールできます。日本語コードページデー

タベースでは、日本語または英語言語パックだけをインストールできます。

x-connectivity ソフトウェアを使用して Windows マシンから UNIX マシンにアクセスする場合は、インストーラ

の予期しない終了またはハングが起こる場合があります。この場合は、新しいバージョンの x-connectivity ソフト

ウェアを使用します。たとえば、Exceed ではバージョン 8.0 以降を使用します。使用するローカルマシンに JavaGUI を適切に表示するには、setenv DISPLAY xxx.xxx.xxx:0.0または setenv DISPLAY hostname:0.0コ

マンドを使用して、XTerm 表示値を設定します。パフォーマンスが低下したり、エミュレータの使用で予期しない

動作に直面した場合は、UNIX サーバーに telnet で接続し、コンソールモードでインストールを実行します。コン

ソールモードでインストールする方法については、71 ページの「コンソールモードインストールおよび設定」を参照

してください。

備考: 次の手順は基本製品のインストールに適用されます。パッチのインストールの手順については、パッチと一緒

に提供される『Maintenance Release Guide』を参照してください。

Siebel Server をインストールして設定するには

1 Siebel Gateway Name Server へのプロセスを除くすべての Siebel Server プロセスを停止ます。

2 AIX のみ: 管理者に依頼して権限を次のように変更して、インストールを実行するログイン ID に、slibcleanを実行する権限があることを確認します。

chmod 6555 /usr/sbin/slibclean

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 97

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Siebel Server のインストール ■ Siebel Server のインストールと設定

3 DVD ドライブに適切な Siebel アプリケーションの DVD を挿入し、マウントします。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS

ここで、UNIX_OS は、Solaris、HP-UX、AIX などの UNIX オペレーティングシステムです。

DVD のボリュームラベルは、seaunix_osunibase(Siebel eBusiness Applications 用)、または

siaunix_osunibase(Siebel Industry Applications 用)です。

この時点で、seaalllanglep(Siebel eBusiness Applications 用)、または siaalllanglep (Siebel IndustryApplications 用)DVD もマウントしておくと便利です。ここで、langはインストールする言語の言語コードです。

4 前に作成した付録 A「展開計画ワークシート」のコピーに書き留めてある Siebel ユーザーアカウントを使用し

て、サーバーにログオンします。

Siebel Server をルートでインストールした場合は、サーバーの停止と起動はルートのみで実行できます。正し

いインストール権限のあるルート以外の Siebel アカウントを使用します。Siebel アカウントの作成については、

25 ページの「Siebel サービスオーナーアカウントの作成」を参照してください。

5 DVD のマウントポイントから /UNIX_OS/Siebel_Enterprise_Server/Server ディレクトリに移動して、

新しいシェルを開きます。

6 Siebel 固有の環境変数の設定を解除します。現在の環境変数設定を確認するには、シェルウィンドウに set(Kornシェル)または env(C シェル)を入力します。

7 製品をインストールするディレクトリとそのディレクトリに対する権限を確認します。書き込みおよび実行の権

限が必要です。

8 Siebel Server、インストールプロセスを開始するには、次のコマンドを入力して、75 ページの「インストール

コマンド用追加フラグ」で説明されているとおりに有効なフラグを追加します。

./setupUNIX_OS

ここでは、

UNIX_OSは、使用しているUNIXオペレーティングシステム、sol(Solaris)、hp(HP-UX)、またはaix(AIX)など。

[インストールへようこそ]画面が表示されます。

9 [次へ]をクリックします。

10 Siebel Server ファイルを初めてインストールする場合または、既存のインスタンスに新しい言語を追加する場

合に応じて、適切な処理を実行して[次へ]をクリックします。

■ サーバーソフトウェアを新しいインスタンスにインストールする、または Siebel Gateway Name Serverを前にインストールした同じ場所に Siebel Server をインストールするには、デフォルトとして[なし]を

選択して、[次へ]をクリックします。手順 11 に進みます。

■ 既存のインスタンスに新しい言語をインストールするには、表示されているインスタンスを選択し、[次へ]

をクリックします。手順 15 に進みます。

このトピックに関する重要な追加情報については、93 ページの「Siebel Server への複数の言語パックのイ

ンストールのガイドライン」も参照してください。

[インストーラパス]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

98 ■

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Siebel Server のインストール ■ Siebel Server のインストールと設定

11 インストールディレクトリの完全修飾パスを入力して[次へ]をクリックするか、次の手順を実行して別のディレクトリを選択します。

a [参照]をクリックして、インストールディレクトリに移動します。

b 付録 A「展開計画ワークシート」に書き留めた完全修飾パスを書き留めます。

ディレクトリ名は、アンダースコアを含む標準の英数字文字にしてください。その他の文字やスペースは使用し

ないでください。

12[次へ]をクリックします。

[インストーラ製品の選択]画面が表示されます。

13 インストールするライセンス供与済みサーバー製品を選択して、[次へ]をクリックします。

ライセンスのあるコンポーネントをすべて一度にインストールする場合は、Siebel Enterprise Server インス

トーラおよび Siebel ソフトウェア設定ウィザードで、各コンポーネントのインストールパラメータを、要求さ

れた順に個別に入力するように求めるメッセージが表示されます。

[セットアップ形式]画面が表示されます。

14 次のオプションから実行するインストールのタイプを選択して、[次へ]をクリックして続行します。

■ [標準]: すべての Siebel Server コンポーネントをインストールする。

■ [最小]: Siebel Gateway を実行するために必要なコンポーネントだけがインストールされます。それ以外

のコンポーネントやヘルプはインストールされません。このオプションは Siebel Server ではサポートさ

れていません。

■ [カスタム]: インストールするコンポーネントを選択することでインストールをカスタマイズできます。

[カスタム]オプションでは、インストールしない特定のコンポーネント(次に示す一連のコンポーネント)

の選択を解除できます。

❏ Siebel Server Executables

❏ Siebel Server Core Components

❏ Siebel Server Remote Components

❏ Siebel eService Object Manager

❏ Siebel Field Service Components

❏ Data Quality Connector

注意: Siebel Server Executables、Siebel Server Core Components、または Application ObjectManager の選択は解除しないでください。これらのコンポーネントの選択を解除すると、SiebeleBusiness Applications を実行できなくなります。

このディレクトリに他のコンポーネントをインストールしていない場合は、[インストーラ言語選択]画面が表示

されます。そうでない場合は手順 16 に進みます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 99

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Siebel Server のインストール ■ Siebel Server のインストールと設定

15 インストールする言語(1 つまたは複数)を選択して、[次へ]をクリックします。

すべてのサーバーが少なくとも 1 つのプライマリ(基本)言語でインストールされます。必要に応じて、後で別

の言語をインストールできます。複数言語展開については、Siebel Bookshelf の『Global Deployment Guide』を参照してください。

後で言語をインストールするときには、そのディレクトリで実行したパッチもすべて再インストールする必要が

あります。

サポートされているコードページとエンコードの方法については、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システ

ム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

[インストーラ eBriefing]画面が表示されます。

16 企業でライセンスが付与されている eBriefing または eContact 製品があれば、そのいずれかの製品を選択して、[次へ]をクリックします。

備考: eBriefing および eContact サービスを選択すると、使用許諾契約の画面が表示されます。使用許諾契約

に合意しないと、設定ウィザードが終了します。

[インストーラの確認]画面が表示されます。

17 インストールする製品、インストール先のパス、インストールのサイズを確認して、[次へ]をクリックします。

インストーラは、指定したファイルのインストールに進みます。すべての Siebel Server ファイルがインストー

ルされると、次の内容のダイアログボックスが表示されます。

「現在のメディア上に Lang言語パックが見つかりませんでした。langの言語パックが含まれている DVDを挿入し、

langフォルダから setupUNIX_OSファイルを選択してください。」

備考: Siebel Industry Applications では、Windows 言語パックと UNIX 言語パックは異なる DVD にあり

ます。

18 この手順をまだ実行していない場合は、適切な言語の DVD を Siebel Server のインストール先マシンのドライブに挿入して、選択した言語の場所(Siebel_Enterprise_Server/Server/lang/)に移動します。ここで

の langは、Siebel 言語コードを表します。

DVD のボリュームラベルは、seaalllanglep(Siebel eBusiness Applications 用)、または siaalllanglep

(Siebel Industry Applications 用)です。

必要に応じてフィルターのダイアログボックスをクリアして、適切なファイルが表示されるようにします。

DVD の内容をファイルシステム上のディレクトリロケーションにコピーする場合は、次の例に示すように、ホ

ストを直接マウントする必要があります。

mount host:/directory_on_host /mount_point

ここでは、

host = マシン名です。

directory_on_host = マウントするディレクトリです。

mount_point = マウントポイントに使用する名前です。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

100 ■

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Siebel Server のインストール ■ Siebel Server のインストールと設定

19[setupUNIX_OS]を選択して、[OK]をクリックします。

すべての言語ファイルのインストールが完了したら、インストーラによってベースDVDの挿入を求めるメッセー

ジが表示されます。

「ベース DVDをもう一度挿入して、「setupUNIX_OS」ファイルを参照し、セットアップを続行してください。」

20 ネットワーク上のベース DVD のマウントポイントに移動して、Siebel_Enterprise_Server/setupUNIX_OSを検索し、[OK]をクリックします。

1 つの言語をインストールするか複数の言語をインストールするかによって、次に表示される画面が異なります。

■ 複数の言語をインストールする場合は、[プライマリ言語]画面が表示されます。手順 21 に進みます。

■ 1 つの言語のみをインストールする場合は、[アドレスとポート]画面が表示されます。手順 22 に進みます。

21 プライマリ(基本)言語を選択して、[次へ]をクリックします。

これは、Siebel Server を実行するエンタープライズのプライマリ(基本)言語で、通常はこの言語によって

メッセージが表示されます。

[アドレスとポート]画面が表示されます。

22 Siebel Gateway Name Server のアドレスとポート番号を追加して、[次へ]をクリックします。

[コンポーネントグループ]画面が表示されます。

23 Siebel Server の起動時に自動的に有効化するコンポーネントグループを選択して、[次へ]をクリックします。

サーバーコンポーネントグループとその個々のコンポーネントのリストについては、付録 B「サーバーコンポー

ネントの有効化」を参照してください。

モバイル Web クライアントユーザーを Siebel Server と同期化する必要がある場合は、[Siebel リモート]を

選択します。同じように、この画面に示される他のいずれかの Siebel 製品モジュールのライセンスを購入した

場合は、ここでそれらのモジュールを選択する必要があります。

[Siebel Enterprise 名]画面が表示されます。

24 新しい Siebel Enterprise の名前を入力して、[次へ]をクリックします。

[Siebel File System のパス]画面が表示されます。

25 Siebel File System のパスを入力して、[次へ]をクリックします。

[説明]画面が表示されます。

26 Siebel Enterprise の簡単な説明を追加して、[次へ]をクリックします。

[Synchronization Manager]画面が表示されます。

27 Synchronization Manager のデフォルトポート 40400 を使用するか、使用されていない別の値に変更して、[次へ]をクリックします。

[データ検索]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 101

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Siebel Server のインストール ■ Siebel Server のインストールと設定

28 このインストールでデータマッチングに使用するソフトウェアを選択して、[次へ]をクリックします。

[データベースの選択]画面が表示されます。

29 この Enterprise のデータベースを選択して、[次へ]をクリックします。

30 選択したデータベースに適切な設定情報を入力して、[次へ]をクリックします。

■ Oracle(9iまたは 8i): データベースに接続するための接続文字列を入力し、手順 33 に進みます。

■ Windows と Unix 用の DB2 UDB: データベース名を入力して、手順 33 に進みます。

■ Z/OS と OS/390 用の DB2 UDB: データベース名を入力して、手順 31 に進みます。

31 z/OS と OS/390 用の DB2 UDB データベースのスキーマ修飾子またはテーブルオーナーを入力します。

[SQL ID]画面が表示されます。

32 デフォルトを使用するか、新しい SQL ID を入力し、手順 34 に進みます。

[テーブルオーナー]画面が表示されます。

33 Oracle のテーブルオーナー名を入力します。

[データベースユーザー名]画面が表示されます。

34 データベースユーザー名を入力します。

[データベースユーザーパスワード]画面が表示されます。

35 データベースユーザーパスワードを入力し、確認します。

[Chart Server]画面が表示されます。

36 Chart Server のホスト名を入力します。

[チャートのイメージ形式]画面が表示されます。

37 希望するチャートイメージ形式を選択します。

[暗号化タイプ]画面が表示されます。

38 暗号化タイプを選択します。

[Siebel Server の名前]画面が表示されます。

39 この Siebel Server の一意の名前を入力します。

[Siebel Server 説明]画面が表示されます。

40 この Siebel Server の一意の説明を入力します。

手順 29 で DB2 を選択している場合は、[DB2 クライアント]画面が表示されます。手順 41 に進むか、あるい

は手順 42 に進みます。

41 DB2 クライアントがインストールされているディレクトリのフルパスを入力します。

[Synch Manager ポート]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

102 ■

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Siebel Server のインストール ■ Siebel Server のインストールと設定

42 synchmgr の静的ポートを上書きするかどうかを選択します。

[はい]を選択した場合は、手順 43 に進みます。そうでない場合は、手順 44 に進みます。

[ポート番号の上書き]画面が表示されます。

43 別のコンポーネントが使用していない新しいポート番号を入力します。

[検索サーバー]画面が表示されます。

44 ビジネス要件に基づいて次のアクションのうちの 1 つを実行し、[次へ]をクリックします。

■ 検索サーバーとして設定: 手順 45 に進みます。

■ リモート検索サーバーとして設定: 手順 46 に進みます。

■ スキップ: 手順 47 に進みます。

45[Fulcrum]画面(Hummingbird SearchServer 用)で、Fulcrum インストールディレクトリのフルパスを

入力し、手順 47 に進みます。

46[リモート検索サーバー]画面で、リモート検索サーバーのホスト名とポート番号を入力し、[次へ]をクリックします。

[自動起動]画面が表示されます。

47 Siebel Server で自動起動を有効にするかどうかを指定します。

[サーバーの起動]画面が表示されます。

48 サーバーを起動するかどうかを指定します。

[SSL]画面が表示されます。SSL については、『Siebel eBusiness Applications セキュリティガイド』を参

照してください。

49 SSL を展開するかどうかを選択します。

■ SSL を展開しない場合は、手順 58 に進みます。

■ SSL を展開する場合は、手順 50 に進みます。

50[設定タイプ]画面で、Siebel Enterprise SSL を設定するかどうか、または Siebel Server SSL のみを設定

するかどうかを指定し、[次へ]をクリックします。

■ Siebel Enterprise SSL を設定: このオプションを選択した場合は、[次へ]をクリックして手順 51 に

進みます。

■ Siebel Server SSL を設定: 手順 51 に進みます。

51[証明書ファイル名]画面で、すでに作成している証明書ファイルのフルパスを入力し、[次へ]をクリックします。

[CA 証明書ファイル名]画面が表示されます。

52 すでに作成している CA 証明書ファイルのフルパスを入力し、[次へ]をクリックします。

[プライベートキーファイル名]画面が表示されます。

53 プライベートキーファイル名のフルパスを入力し、[次へ]をクリックします。

[プライベートキーパスワード]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 103

Page 104: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Server のインストール ■ Siebel Server のインストール後のタスク

54 プライベートキーファイルのパスワードを入力し、それを再入力して確認します。

[ピア認証]画面が表示されます。

55[はい]または[いいえ]を選択して、ピア認証を実装するかどうかを指定します。

[ピア証明書を検証]画面が表示されます。

56 ピア証明書を検証するかどうかを指定します。

ウィザードが、前の画面で選択した設定パラメータを表示します。

57 これらの値が付録 A の「展開計画ワークシート」の値に正確に一致しているか確認します。

■ 値を修正する必要がある場合は、[戻る]をクリックして戻り、値を修正します。

■ 問題がない場合は、[次へ]をクリックして設定を適用します。

設定作業が終了すると、メッセージボックスに次のように表示されます。

設定の変更が正常に適用されました。

58 インストールを完了するには、[完了]をクリックします。

[完了]画面が表示されます。この画面が表示されない場合は、インストールが完了していません。

Siebel Server のインストール後のタスクSiebel Server のインストールプログラムを実行した後に、次のタスクを実行します。

■ 105 ページの「Siebel Server のインストールの確認」

■ ODBC データソースの確認

■ 107 ページの「DB2 UDB 用 ODBC データソースの確認」

■ 108 ページの「Oracle 用 ODBC データソースの確認」

■ 109 ページの「ODBC データソース接続のトラブルシューティング」

■ 110 ページの「モバイルユーザーのネットワーク接続の確立」

■ 110 ページの「Siebel Server コンポーネントグループの同期」

■ 110 ページの「Siebel Server ロケールの設定」

■ 112 ページの「言語固有のアプリケーションオブジェクトマネージャの無効化」

■ 113 ページの「既存の Siebel Enterprise Server 内での追加 Siebel Server のインストール」

■ 117 ページの「HP-UX および Solaris でルートとしてインストールした場合の Siebel Server の自動起動の設定」

■ 119ページの「HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの自動起動の設定」

■ 120 ページの「環境変数の管理」

■ 122 ページの「Siebel Server のインストールのトラブルシューティング」

■ (オプション)セキュリティアダプタの設定―『Siebel eBusiness Applications セキュリティガイド』を参照

してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

104 ■

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Siebel Server のインストール ■ Siebel Server のインストールの確認

Siebel Server のインストールの確認Siebel Server のインストールで[標準]を選択すると、次の最低限のディレクトリとファイルがインストールされ

ます。ファイルは、インストール中に指定した $SIEBEL_HOME ディレクトリにインストールされます。

admin: Siebel Server の実行と設定を制御するスクリプトに使用されるテンプレートファイルです。

bin: 言語固有のサーバーコンポーネントに関連する言語サブディレクトリが含まれるバイナリファイルディレクト

リです。インストールの問題に対処するときに Siebel テクニカルサポートが使用するファイルも含まれます。

クラス

dbtempl: エリアユーザーとモバイル Web クライアントユーザー用の Siebel Remote に必要なディクショナリ

とローカルデータベースファイルが含まれています。

docking: Siebel Remote に必要なトランザクションファイル、可視性ファイル、その他のデータベースが含ま

れています。

enterprises: 特定のエンタープライズに固有なファイルです。特定のサーバーに固有なファイル(ログファイル

など)が含まれたサーバーサブディレクトリが格納されています。

FirstLogic: Siebel Data Quality Matching とデータクレンジングに関連する設定ファイルが含まれています。

help: ヘルプファイルが含まれます。

input: Siebel Remote に関連するファイルが含まれています。

install: UNIX インストーラで使用するファイルが含まれています。

install_script

isstempl: Customer Order Management CDA アプリケーションのテンプレートと、新しく作成されたプロ

ジェクトのエンジンファイルが含まれます。Siebel エンジニアからの指示があるまでは、

¥isstempl¥lang¥EngineSourceFilesまたは、isstempl¥lang¥New¥ProjectDefaultディレクトリの

ファイルは変更しないでください。

IVSE.LIC: Merant ODBC ドライバライセンスファイルです。

lex: 言語関連ファイルです。

lib: ライブラリサブディレクトリです。LDAP などのアプリケーションで使用される *.so ファイルが含まれています。

locale: 言語固有ファイルが含まれます。

log: クライアントとユーティリティのログファイルが含まれます。

messages: eBriefings に関連するファイルが含まれています。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 105

Page 106: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Server のインストール ■ Siebel Server のインストールの確認

msgtempl: メールマージ用の言語固有ファイルが含まれます。

mw: Windows インターフェイスとして機能する MainWin バイナリ、ライブラリ、スクリプトが含まれています。

nlp: 自然言語処理ファイルです。

objects: 言語固有のレポジトリファイルに関する言語固有サブディレクトリが含まれる Siebel レポジトリのディ

レクトリです。

output: Siebel Remote に関連するファイルが含まれています。

reports: レポートを提案書に含めるときに Siebel Proposals によって使用されるレポート実行可能ファイルが

含まれています。

SDQConnector: Siebel Data Quality Universal コネクタを 1 つ以上の外部データ品質製品に接続するために

必要な DLL、設定ファイル、およびその他のファイルが含まれます。外部データ品質製品は、Siebel Alliance プロ

グラムによって認可されます。

search: Siebel Search と Siebel Advanced Search を管理して実行するために使用するインデックスとスク

リプトが含まれます。

sqltempl: Siebel Server コンポーネントで使用される SQL ステートメントが含まれています。これらのファイ

ルは変更できません。

SYBSsa80

SYBSsa70: SQL Anywhere 7.0 エンジンと 1 つの ODBC ドライバが含まれています。

sys: Siebel Server およびサーバーコントロールユーティリティが使用する、Service エントリファイルと

odbc.ini ファイルです。Siebel サポートからの指示があるまでは、これらのファイルは編集または変更しないでく

ださい。

tclient: Web サーバー関連ファイルが含まれています。

temp: Siebel Server が使用する一時ファイルが保存されます。

upgrade: Siebel eBusiness Applications のバージョンアップグレードに関連するファイルとスクリプトが含

まれています。アップグレード中に使用する一時ファイル、バックアップファイル、状態ログファイルも保存されます。

webmaster: Web 公開ファイルのソースです。実行時に Web サーバーと同期されます。

webtempl: どのようなタイプの Web クライアントにも対応できるアプレットとビュー付きの Siebel Web テン

プレートが含まれています。

upgrade.log: アップグレードの際ログに記録された情報が含まれています。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

106 ■

Page 107: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Server のインストール ■ DB2 UDB 用 ODBC データソースの確認

DB2 UDB 用 ODBC データソースの確認Siebel Server インストールプログラムによって、Siebel Database Server に接続するために使用する ODBC シ

ステムデータソース名(DSN)が自動的に作成されます。Siebel Server の ODBC データソースを確認する前に、

Siebel Server サービスが起動されていることを確認します。

Windows と UNIX 用の DB2 UDB、z/OS と OS/390 用の DB2 UDB の ODBC データソースを確認するには

1 $SIEBEL_HOMEディレクトリ内の db2cli.iniファイルを開いて、[siebsrvr_enterprise name]という

セクションがあることを確認します。この場合の enterprise nameは、インストール中に指定されたエンター

プライズ名を表します。デフォルト名は siebelです。

2 セクションに次の 2 つの値が存在することを確認します。

dbalias = aliasname(Windows と UNIX 用の DB2 UDB または z/OS データベースサーバと OS/390データベースサーバ用の DB2 UDB のためにカタログ化されたデータベースエイリアス)。

txnisolation = 1

該当するセクションがない場合は、$SIEBEL_HOME/bin の configdb2 スクリプトを実行して設定し、セク

ションがあるかを再確認します。

注意: ODBC データソースで自動的に作成されるデフォルト設定を変更しないでください。

3 SIEBEL_UNIXUNICODE_DB環境変数が DB2 に設定されていることを確認します。

備考: 異種データベース同時接続が必須になる Siebel Marketing を使用する場合は、データベースプラット

フォームの種類にかからわずこの変数を ORACLE に設定する必要があります。

4 $SIEBEL_HOME/binに移動し、次のコマンドを入力して、接続をテストします。

odbcsql /u user_name /p password /s ODBC DSNW

ここでは、

ODBC DSN = データベース接続文字列を表します。

エラーメッセージが表示されない場合は、ODBC 接続が有効になっています。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 107

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Siebel Server のインストール ■ Oracle 用 ODBC データソースの確認

Oracle 用 ODBC データソースの確認Siebel Server インストールプログラムによって、Siebel Database Server に接続するために使用する ODBC シ

ステムデータソース名(DSN)が自動的に作成されます。Siebel Server の ODBC データソースを確認する前に、

Siebel Server サービスが起動されていることを確認します。

注意: 使用するデータベースクライアントを Oracle 8i から Oracle 9i にアップグレードした場合、または ODBCを手動で作成した場合は、ODBC 設定が正しく設定されておらず、次の手順で示すように ODBC 設定をチェックす

ることが重要です。

Oracle 用 ODBC データソースを確認するには

1 $SIEBEL_HOME/sys/.odbc.iniに移動します。

2 ServerNameと Driverへの参照を含むファイルのセクションを検索します。

このセクションは、Siebel Server の ODBC DSN を定義します。サンプルセクションを次の例で示します。

ServerName、Driver, ColumnsAsChar、および ColumnSizeAsCharacterパラメータは、この手順で最も

重要です。

[SiebSrvr_Enterprise Name]Description=Oracle901ServerName=dvlsun6Driver=$SIEBEL_HOME/lib/SEor818.soColumnsAsChar=1ColumnSizeAsCharacter=1

ServerNameは、Siebel Server のインストール中に入力した Oracle 接続文字列です。(この接続文字列を検

証するには、sqlplus を実行します。)ドライバが $SIEBEL_HOME/lib/SEor818.so を示すと、このファイ

ルの存在を確認できます。

注意: ColumnsAsCharと ColumnSizeAsCharacterを 1に設定して、ODBC ドライバを正しく動作させる

ことが重要です。

3 SIEBEL_UNIXUNICODE_DB環境変数が ORACLE に設定されていることを確認します。

備考: 異種データベース同時接続が必須になる Siebel Marketing を使用する場合は、データベースプラット

フォームの種類にかからわずこの変数を ORACLE に設定する必要があります。

4 $SIEBEL_HOME/binに移動し、次のコマンドを入力して、接続をテストします。

odbcsql /u user_name /p password /s ODBC DSN

ここでは、

ODBC DSN = データベース接続文字列を表します。

エラーメッセージが表示されない場合は、ODBC 接続が有効になっています。

ODBC DSN が有効になっていないと、エラーメッセージが表示されてプログラムが終了します。詳しくは、

109 ページの「ODBC データソース接続のトラブルシューティング」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

108 ■

Page 109: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Server のインストール ■ ODBC データソース接続のトラブルシューティング

ODBC データソース接続のトラブルシューティングODBC データソースの接続テストに失敗した場合は、『Implementing Siebel eBusiness Applications on DB2UDB for z/OS and OS/390』を参照してください。

Oracle次の手順を実行して、Solaris、AIX、および HP-UX 上の接続の問題を解決します。

Oracle データベースへの ODBC 接続が動作しているかどうかを確認できない場合は、環境変数 TNS_ADMINの値が

正確に tnsnames.oraのパスとなっているか確認します。

Solaris、AIX、または HP-UX 上の ODBC 接続の問題を解決するには

1 Siebel Server 設定の一部として入力された Oracle 接続文字列が有効であるか確認します。

2 入力されている接続文字列が正しい場合は、ODBCINI環境変数をチェックし、次のコマンドを入力して設定され

ていることを確認します。

echo ${ODBCINI}

応答は次のようになります。

$SIEBEL_ROOT/sys/.odbc.ini

3 ODBCINI環境変数が正しく設定されている場合は、次のパラメータがあることを確認して、.odbc.iniファイ

ルが有効であるか確認します。

[SiebSrvr_Enterprise Name]ServerName=ora901Driver=/$SIEBEL_ROOT/lib/SEor818.soColumnsAsChar=1ColumnSizeAsCharacter=1

これらのパラメータが存在しない場合、ファイルは無効です。

4 .odbc.iniファイルが有効な場合は、次のコマンドを入力して、使用するプラットフォームの ODBC ドライバのパスを含むライブラリパスを確認します。

Solaris: echo ${LD_LIBRARY_PATH} を使用します。

AIX: echo ${LIBPATH} を使用します。

HP-UX: echo ${SHLIB_PATH} を使用します。

応答は $SIEBEL_HOME/libとなります。

Siebel アプリケーションは、Oracle 8i 用の Oracle 32- ビットクライアントだけをサポートしています。した

がって、Siebel Server に Oracle64- ビットクライアントをインストールしている場合は、LD_LIBRARY_PATH(Solaris)、SHLIB_PATH(HP-UX)、または LIBPATH(AIX)に、$ORACLE_HOME/lib ではなく、

$ORACLE_HOME/lib32 を追加する必要があります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 109

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Siebel Server のインストール ■ モバイルユーザーのネットワーク接続の確立

5 手順 4 に示したプラットフォームに対応する応答が正しく、Unicode のインストールを確認しようとする場合は、次の環境変数がデータベースプラットフォームベンダーによる推奨に基づいて設定されていることを確認し

ます。これらの変数は、siebenv.cshスクリプトおよび siebenv.shスクリプトでも設定されている必要があります。

SIEBEL_UNIXUNICODE_DB=ORACLE

モバイルユーザーのネットワーク接続の確立Siebel モバイル Web クライアントユーザーは、TCP/IP 経由で Siebel Remote サーバーに接続して、マスターデー

タベースと同期できるようにする必要があります。この接続をサポートするための適切なネットワークソフトウェア

とハードウェアがインストールされていること、およびリモートユーザーがpingユーティリティを使用してサーバー

との TCP/IP 接続を確立できることを確認します。

『Siebel Remote/Replication Manager 管理ガイド』も参照してください。

Siebel Server コンポーネントグループの同期Siebel コンポーネントグループを動作させるには、その前にコンポーネントグループを同期する必要があります。

Siebel Server のインストール後に同期を行うこともできます。Siebel Server のインストール後、『Siebel システム

管理ガイド』を参照して、同期の手順とインストール後に有効化する必要のあるコンポーネントがないか確認します。

Siebel Server ロケールの設定Siebel Server が実行されているオペレーティングシステムのコードページは、Siebel Database Server のイン

スタンスのコードページと一致する必要があります。両者にインストールされている言語も一致する必要があります。

Siebel eBusiness Applications が中間層でサポートするすべてのコードページおよびデータベースレベルでサ

ポートするコードページを確認するには、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされている

プラットフォーム』を参照してください。サポートされているロケールについては、19 ページの「オペレーティング

システムへのロケールのインストール」を参照してください。

1 つの言語パックまたは複数の言語パックをインストールしているかに関係なく、Siebel Server ロケールを設定す

る必要があります。

Windows と UNIX 用の IBM DB2 UDB のサーバーロケールの設定オペレーティングシステムで使用するシェルの種類に応じて、siebenv.csh(C シェル)または siebenv.sh(Kornまたは Bourne シェル)用のデータベース環境変数をロードする必要があります。データベース環境変数をロードす

ると、データベースへの接続が成功する可能性が高くなります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

110 ■

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Siebel Server のインストール ■ Siebel Server ロケールの設定

ロケールパラメータを設定するには

1 使用する Unix シェルに応じて、次のコマンドを入力します。

Korn または Bourne シェル

. DB2_installation_path/sqllib/db2profile

C シェル

source DB2_installation_path/sqllib/db2cshrc

ここでは、

DB2_installation_path = DB2 のインストール先です。

2 データベース接続を再確認します。

コードページをデータベースレベルで設定する必要もあります。詳しくは、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム

要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

z/OS と OS/390 用の IBM DB2 UDB のサーバーロケールの設定次の手順を実行して、UNIX を実行している Siebel Server マシンにロケールを設定します。対応する言語を SiebelServer に追加する前に、この手順を実行する必要があります。

Siebel Server のロケールを設定するには

1 次のコマンドを実行して、希望するロケールがシステムで使用できることを確認します。

locale -a

2 source siebenv を実行し、環境変数を設定します。

3 次のコマンドを入力して、設定されているロケールを確認します。

locale

4 希望するロケールが設定されていない場合は、次のコマンドを発行して希望のロケールを設定します。

C シェル

setenv LANG locale

setenv LC_ALL locale

Korn シェル

export LANG =locale

export LC_ALL=locale

ここでは、

locale = システムで使用できる希望ロケールのコードです。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 111

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Siebel Server のインストール ■ 言語固有のアプリケーションオブジェクトマネージャの無効化

5 z/OS の場合のみ: SYSIBM.SYSSTRINGS または、UNICODE 変換サービスに必要なロケール翻訳が含まれていることを確認します。

Oracle 用のサーバーロケールの設定オペレーティングシステムで使用するシェルのタイプに応じて、siebenv.cshまたは siebenv.sh用のデータベー

ス環境変数をロードする必要があります。データベース環境変数をロードすると、データベースへの接続が成功する

可能性が高くなります。

ロケールパラメータを設定するには

1 次の行をファイルの最初に追加します。

siebenv.sh

NLS_LANG = language_territory.characterset;

export NLS_LANG

siebenv.csh

setenv NLS_LANG language_territory.characterset

ここでは、

languageは、使用するサーバーが実行する言語です。例: FRENCH

territoryは、その言語が使用されるテリトリー(ロケール)例: CANADIAN

characterset = Unicode の UTF-8に設定します。

2 Oracle の Net8、Net9 または同様のツールを使用して、データベースへの接続を再確認します。

言語固有のアプリケーションオブジェクトマネージャの無効化Siebel 言語パックのそれぞれのインストールには、すでにインストールされているほかの言語パックに対応するマ

ネージャを上書きしない言語固有のアプリケーションオブジェクトマネージャ(AOM)が含まれます。

備考: 必要なすべての言語パックを Enterpriseのすべての Siebel Server にインストールした後で、すべての Webサーバーに同じ言語パックをすべてインストールする必要があります。詳しくは、第 8 章「Siebel Web ServerExtension のインストール」を参照してください。

Siebel Enterprise Server のコンポーネントグループを有効化すると、その Siebel Enterprise Server 内のすべ

ての Siebel Server のコンポーネントに対応する言語固有の AOM が自動的に有効化されます。

複数言語を展開する場合は、セカンダリ言語専用の Siebel Server のデフォルト(プライマリ言語の AOM など)で

実行される言語固有の AOM を無効化する必要があります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

112 ■

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Siebel Server のインストール ■ 既存の Siebel Enterprise Server 内での追加 Siebel Server のイン

ストール

Siebel Server の言語固有の AOM を無効化するには

1 $SIEBEL_HOME/binに移動します。

2 次のコマンドを実行します。

disable_lang.ksh lang server1 [server2...]

ここでは、

lang = 無効にする言語コンポーネントです。

server1、server2などは、コンポーネントを無効にする Siebel Server の名前です。

例:

disable_lang ENU siebsrvr1 siebsrvr2

備考: サーバー名の間にカンマは入れないでください。

実行が完了すると、このスクリプトによって呼び出される srvrmgrバナーと、次のメッセージが表示されます。

「n の 0 サーバーに接続されました。」

2 番目のメッセージ(command completed)は、言語固有の AOM を無効化する対象としてサーバーを指定し

た回数だけ表示されます。

既存の Siebel Enterprise Server 内での追加Siebel Server のインストール追加の Siebel Server を作成する前に、使用する Web サーバーと Siebel Web Server Extension(SWSE)プ

ラグインのインストールと設定を完了する必要があります。そうすることで、追加サーバーとの接続をテストできま

す。SWSEのインストールについては、第8章「Siebel Web Server Extensionのインストール」を参照してください。

インストーラを使用して、次の手順で説明しているように、既存の Siebel Enterprise Server 内に追加の SiebelServer を作成します。config_server スクリプトを使用して、既存の Siebel Server を再設定することもできます。

備考: 通常は、テストまたは開発の目的に限定して、複数の Siebel Server を 1 つのマシン上に作成します。本番

環境では、各マシンに Siebel Server を 1 つだけ作成することを強くお勧めします。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 113

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Siebel Server のインストール ■ 既存の Siebel Enterprise Server 内での追加 Siebel Server のイン

ストール

追加の Siebel Server をインストールするには

1 Siebel Server ソフトウェアがインストールされているマシンに、Siebel サービス所有者としてログオンします。

2 シェルウィンドウで、「env」と入力して、環境変数 SIEBEL_GATEWAY が実際の Gateway IP アドレスまたは

Siebel Gateway のネットワーク名に設定されていることと、SIEBEL_ROOT 変数が Siebel ルートディレクト

リに設定されていることを確認します。

config_serverスクリプトでは、コマンドライン引数によって上書きされない限り、これらの環境変数の値を

使用します。使用できるスイッチについては、114 ページの手順 4 を参照してください。

3 Siebel 環境変数が設定されていなかったり、不正に設定されている場合は、$SIEBEL_ROOT ディレクトリに移

動して、UNIX シェルに適するコマンドを選択し siebenvを設定します。

Korn または Bourne シェル

. ./siebenv.sh

最初のピリオドと ./siebenv.shとの間にスペースがあることを確認します。

C シェル

source siebenv.csh

siebenv の設定を行う前に、データベース環境が正しく設定されていることを確認してください。具体的には、

LD_LIBRARY_PATH(Solaris)、SHLIB_PATH(HP-UX)、または LIBPATH(AIX)環境変数に、使用するデー

タベースクライアントライブラリディレクトリのフルパス名が含まれていることを確認します。データベース環

境を正しく設定していないと、エラーメッセージが表示されます。

4 config_serverを入力して、Siebel Enterprise Server の設定を開始します。

config_serverスクリプトは、115 ページの表 14 に示すコマンドラインフラグを受け入れます。

5 コマンドラインフラグを付けて Siebel Server を指定しなかった場合は、次のように、設定する既存のサーバーを選択するか、新しいサーバーを作成するオプションを選択する必要があります。

■ 既存のサーバーの編集を選択した場合は、そのサーバーはまだ設定されていないものである必要があります。

ウィザードを使用してすでに設定されているサーバーを再設定することはできません。サーバーを再設定す

るには、サーバーをアンインストールし、再インストールする必要があります。

■ 新しいSiebel Serverを作成するように選択すると、config_serverスクリプトによって、Siebel Serverの新しいディレクトリを選択して設定を行うように求めるメッセージが表示されます。

注意: 最初の Siebel Server と同じルートディレクトリに 2 番目の Siebel Server をインストールするこ

とはできません。

6 実行しなければならない残りのステップについては、97 ページの「Siebel Server のインストールと設定」で説

明するステップを参照してください。

config_serverは、選択したタスクを完了した後で終了します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

114 ■

Page 115: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Server のインストール ■ 既存の Siebel Enterprise Server 内での追加 Siebel Server のイン

ストール

フラグとパラメータ表 14 に、すべてのフラグと Siebel Server の設定に使用する config_server スクリプトに関連するパラメータを

リストします。

1 つのマシンで複数の Siebel Server の Siebel Remote を有効化する1 つのマシンに複数の Siebel Server をインストールするときは、通常はインストールした最初の Siebel Serverだけでしか、Siebel Remoteをサポートするように設定できません。それぞれのSiebel Server上でSiebel Remoteを有効化する必要がある場合は、それらの Siebel Server を個別のディレクトリにインストールし、同じインストー

ルファイルを共有しないようにします。

表 14 Config_server フラグとパラメータ

フラグ パラメータ 定義 説明

-r siebel_root (必須)Siebel ルートディ

レクトリのフルパス。

$SIEBEL_ROOT 環境変数が Siebel ルート

ディレクトリに設定されている場合は、コマ

ンドラインで-rスイッチと値を使用する必要

はありません。コマンドラインで -rが指定さ

れていない場合は、$SIEBEL_ROOT環境変数

の値が使用されます。したがって、-rスイッ

チを使用せずに server_configを実行する

前に、この環境変数が設定されていることを

確認する必要があります。

-g siebel_gateway (必須)Siebel Gateway Name Server の IP アドレ

スまたはネットワーク名。

$SIEBEL_GATEWAY環境変数が Siebel Gateway Name Serverの IP アドレスまた

はネットワーク名に設定されている場合は、コ

マンドラインで -gスイッチと値を使用する必

要はありません。コマンドラインで -gが指定

されていない場合は、$SIEBEL_GATEWAY環

境変数の値が使用されます。したがって、-g

スイッチを使用せずに server_configを実

行する前に、この環境変数が設定されているこ

とを確認する必要があります。

-e enterprise_server (オプション)使用す

る Siebel Enterprise Server

Enterprise Server が指定されておらず、複

数の Siebel Enterprise Server が定義され

ている場合は、Siebel Enterprise Serverのリストから選択するように求められます。

-s siebel_server (オプション)設定する

既存の Siebel ServerこのSiebel Serverが指定されていない場合

は、既存のすべての Siebel Server のリスト

から選択するように求められ、新しい SiebelServer を定義するオプションが示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 115

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Siebel Server のインストール ■ AIX での Siebel Server 自動起動の設定

AIX での Siebel Server 自動起動の設定インストール中に、Siebel Server の自動再起動を選択した場合は、これを有効にするには次の手順に従ってください。

Siebel Server の自動起動を設定するには

1 Siebel Server がインストールされているマシンに、ルートとしてログオンします。

2 $SIEBEL_HOME/binに移動します。

ここでは、

$SIEBEL_HOME =Siebel Server のインストールディレクトリを表します。

3 テキストエディタを使用して、ファイル siebel_serverを開き、次で説明するようにデータベース環境変数を編集します。

Oracle

a #ORACLE_HOME=の行をコメントアウトし、$ORACLE_HOMEの場所を入力します。

b #export ORACLE_HOMEの行をコメントアウトします。

c 次の 2 行を追加します。

TNS_ADMIN=$tns_admin

$tns_adminの値については、データベース管理者に問い合わせる必要があります。

export TNS_ADMIN

DB2

■ たとえば、次のように行を追加して、db2profileを実行します。

. /home/eng-sm/db2v7aix/sqllib/db2profile

$db2profileの場所については、データベース管理者に問い合わせる必要があります。

4 ファイルを保存して閉じます。

5 ルートとしてログオンし、1 つの行で次のコマンドを実行します。

mkitab "start_server:2:wait:su - SIEBEL_ACCOUNT -c ¥"$SIEBEL_HOME/bin/siebel_server start¥""

ここでは、

SIEBEL_ACCOUNT = Siebel 製品をインストールするユーザーアカウントです。

$SIEBEL_HOME = Siebel Server のインストールディレクトリを表します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

116 ■

Page 117: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Server のインストール ■ HP-UX および Solaris での Siebel Server の自動起動の設定

6 ファイル /etc/rc.shutdownが存在するかどうかを確認します。このファイルが存在しない場合は、作成してその許可を変更します。

touch /etc/rc.shutdownchmod 744 /etc/rc.shutdown

7 ファイル /etc/rc.shutdownを編集して、それに次のコマンドを追加します。

su - SIEBEL_ACCOUNT -c "$SIEBEL_HOME/bin/siebel_server stop"

ここでは、

SIEBEL_ACCOUNT = Siebel 製品をインストールするユーザーアカウントです。

$SIEBEL_HOME = Siebel Server のインストールディレクトリを表します。

8 ファイルを保存して閉じます。

HP-UX および Solaris での Siebel Server の自動起動の設定この項では、HP-UX または Solaris で実行する Siebel Server の自動起動の設定について説明します。ルートとし

てインストールしたかどうかにより、プロセスが異なります。

HP-UX および Solaris でルートとしてインストールした場合の

Siebel Server の自動起動の設定

Siebel Server をルートとしてインストールした場合は、自動起動を有効化する手順の 1 つを実行します。

以前 Siebel Server をインストールしたときに自動起動を有効にしたかどうかにより、使用する手順が異なります。

これにより、siebel_serverスクリプトのコピーが /sbin/init.d (HP-UX)または /etc/init.d(Solaris)にあるかどうかが決定されます。

■ 使用する Siebel Gateway Name Server と Siebel Server が同じマシン上にある場合は、117 ページの「以

前自動起動が有効化されていた場合の Siebel Server 自動起動の設定」にある手順を使用します。

■ 使用する Siebel Gateway Name Server と Siebel Server が別のマシン上にある場合は、118 ページの「以

前自動起動が有効化されていない場合の Siebel Server 自動起動の設定」にある手順を使用します。

以前自動起動が有効化されていた場合の Siebel Server 自動起動の設定自動起動を有効化したため、スクリプト siebel_server のコピーが適切な場所にある場合は、使用するプラット

フォームに適切な手順を実行し、自動起動を設定します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 117

Page 118: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Server のインストール ■ HP-UX および Solaris での Siebel Server の自動起動の設定

HP-UX および Solaris で siebel_server スクリプトを使用して Siebel Server が自動起動するように設定するには

1 root としてログオンします。

2 テキストエディタを使用して、/sbin/init.d/siebel_server (HP-UX)または /etc/init.d/siebel_server(Solaris)を編集し、$SIEBEL_SERVER_ROOTに Siebel Server インストールディレクトリの実際のパスを設定します。

3 スクリプトを保存し、テキストエディタを終了します。

自動起動を有効化する同じマシンに複数の Siebel Server がある場合は、$SIEBEL_SERVER_ROOT 変数に新しい

SIEBEL_ROOTをそれぞれスペースで区切って追加して、siebel_serverスクリプトを編集します。たとえば、一

番目の Siebel Server が /usr/local/siebelディレクトリにあり、2 番目の Siebel Server が /vol1/siebel

ディレクトリにある場合、siebel_serverスクリプトの $SIEBEL_SERVER_ROOT変数を次のように設定する必要

があります。

$SIEBEL_SERVER_ROOT= "/usr/local/siebel /vol1/siebel"

以前自動起動が有効化されていない場合の Siebel Server 自動起動の設定自動起動を有効化していないため、スクリプト siebel_server のコピーが適切な場所にない場合は、使用するプ

ラットフォームに該当する手順を実行し、サーバーの自動起動を設定します。

HP-UX で自動起動するように Siebel Server を設定するには

1 Siebel Server がインストールされているマシンにルートとしてログオンします。

2 次のように、siebel_serverスクリプトを /sbin/init.dディレクトリにコピーします。

cp $SIEBEL_HOME/bin/siebel_server /sbin/init.d

3 次のコマンドを実行して、適切な許可を設定します。

chmod 755 /sbin/init.d/siebel_server

4 次のコマンドを実行して、/sbin/init.d/siebel_server から /sbin/rc3.d/S720siebel_server へのソフトリンクを作成します。

ln -s /sbin/init.d/siebel_server /sbin/rc3.d/S720siebel_server

前述のコマンドでは、初期状態 3 で Siebel Server を起動することを想定します。

5 次のコマンドを実行して、/sbin/init.d/siebel_server から /sbin/rc2.d/K320siebel_serverへの

ソフトリンクを作成します。

ln -s /sbin/init.d/siebel_server /sbin/rc2.d/K320siebel_server

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

118 ■

Page 119: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Server のインストール ■ HP-UX および Solaris での Siebel Server の自動起動の設定

Solaris で自動起動するように Siebel Server を設定するには

1 Siebel Server がインストールされているマシンにルートとしてログオンします。

2 次のように、siebel_serverスクリプトを /etc/init.dディレクトリにコピーします。

cp $SIEBEL_HOME/bin/siebel_server /etc/init.d

3 次のコマンドを実行して、適切な許可を設定します。

chmod 755 /etc/init.d/siebel_server

4 次のコマンドを実行して、/etc/init.d/siebel_server から /etc/rc3.d/S72siebel へのソフトリンクを作成し

ます。

ln -s /etc/init.d/siebel_server /etc/rc3.d/S72siebel

前述のコマンドでは、初期状態 3 で Siebel Server を起動することを想定します。

5 次のコマンドを実行して、/etc/init.d/siebel_server から /etc/rc2.d/K32siebel へのソフトリンクを作成します。

ln -s /etc/init.d/siebel_server /etc/rc2.d/K32siebel

HP-UX および Solaris でルートとしてインストールしない場合の

Siebel Server の自動起動の設定

Siebel Server をルートユーザー以外でインストールした場合は、ルートユーザー以外で次の手順の 1 つを実行し、

Siebel Server が自動起動するように設定します。

HP-UX でルート以外の Siebel アカウントで実行する自動起動を設定するには

1 root としてログオンします。

2 /sbin/init.d/siebelを作成するか編集して、次の行を追加します。

/usr/bin/su - SIEBEL_ACCOUNT -c "/sbin/init.d/siebel_server $1"

ここでは、

SIEBEL_ACCOUNT = Siebel 製品をインストールするユーザーアカウントです。

3 /sbin/rc3.d/S720siebel_server および /sbin/rc2.d/K320siebel_server がある場合は、それを

削除します。

4 次のコマンドを実行します。

chmod 755 /sbin/init.d/siebel

ln -s /sbin/init.d/siebel /sbin/rc3.d/S720siebel

ln -s /sbin/init.d/siebel /sbin/rc2.d/K320siebel

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 119

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Siebel Server のインストール ■ 環境変数の管理

Solaris でルート以外の Siebel アカウントで実行する自動起動を設定するには

1 root としてログオンします。

2 /etc/init.d/siebelを作成するか編集して、次の行を追加します。

/usr/bin/su - SIEBEL_ACCOUNT -c "/etc/init.d/siebel_server $1"

ここでは、

SIEBEL_ACCOUNT = Siebel 製品をインストールするユーザーアカウントです。

3 etc/rc3.d/S72siebelおよび etc/rc2.d/K32siebelがある場合は、それを削除します。

4 次のコマンドを実行します。

chmod 755 /etc/init.d/siebel

ln -s /etc/init.d/siebel /etc/rc3.d/S72siebel

ln -s /etc/init.d/siebel /etc/rc2.d/K32siebel

環境変数の管理Siebel Server を最適化して動作させるには、表 15 にあるように、いくつかの環境変数を正しく設定する必要があ

ります。次の要件がサポートされています。

■ Siebel 環境変数

■ UNIX オペレーティングシステムの環境変数

Siebel Serverを最適化するためのUNIXカーネルのチューニングとその他のチューニング可能パラメータについて

は、『パフォーマンスチューニングガイド』および Siebel SupportWeb を参照してください。

表 15 環境変数の設定と管理

環境変数 目的 推奨 Siebel 値

ODBCINI どのファイルを開いて ODBC データソースとドライバ情

報を探すかを ODBC ドライバマネージャに指示します。

サーバーのインストール時に作成された Siebel の

siebenv.sh環境変数ファイルと siebenv.csh環境変

数ファイル内で設定します。常に、$SIEBEL_HOME/

sys/.odbc.iniを指します。

修正しないでくだ

さい。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

120 ■

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Siebel Server のインストール ■ 環境変数の管理

Siebel 環境変数 $SIEBEL_HOME と $SIEBEL_ROOT は、『Siebel システム管理ガイド』で説明されている SiebelGateway Name Server と Siebel Server 管理ユーティリティの実行を有効化するように設定する必要があります。

Siebel Gateway Name Server と Siebel Server のインストールプロセスの実行中に、スクリプトファイル

siebenv.csh(C シェルとそのバリエーション用)と siebenv.sh(Bourne シェルと Korn シェルおよびそのバ

リエーション用)が自動的に $SIEBEL_HOME ディレクトリに作成されます。設定時に、これらのシェルスクリプト

によって環境変数が設定されます。

手動で起動するように Siebel Server を設定した場合は、サーバーを起動する前に siebenv.*の設定を行う必要があ

ります。このため、Siebel管理者がログオンするたびに、これらの変数が自動的に設定されるように、適切な siebenv.*

スクリプトの呼び出しを、すべての Siebel 管理者の UNIX アカウントのログオンファイルに追加できます。

備考: これらの環境変数のデフォルト設定を変更する場合は、Siebel Server を起動する前に一定の手順を実行する

必要があります。

Siebel アプリケーション用の UNIX チューニングSiebel Server を正しく動作させるには、さまざまな UNIX システム環境変数を設定する必要があります。SiebelServer を最適化するための UNIX カーネルのチューニングとその他のチューニング可能パラメータについては、『パ

フォーマンスチューニングガイド』を参照してください。93 ページの「言語ロケールの要件」も参照してください。

LATCH 環境変数によって、Siebel Server ごとに割り当てられる名前のない同期オブジェクトの数が制御されます。

この環境変数の設定については、『パフォーマンスチューニングガイド』を参照してください。

SIEBEL_UNIXUNICODE_DB この環境変数によって、RDBMS への接続を管理する

ODBC ドライバマネージャが制御されます。必要に応じ

て、siebenv.* ファイル内でリセットしてから、設定を

行います。

デフォルト値は、

DB2です。データ

ベースが Oracle の

場合は、ORACLEに

リセットする必要が

あります。

LANG siebenv.cshファイルまたはsiebenv.shファイル内の

言語環境変数です。インストール言語に適した SiebelDatabase Server のクライアント環境を設定します。

この値をデータベー

スの実行言語に設定

します。

表 15 環境変数の設定と管理

環境変数 目的 推奨 Siebel 値

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 121

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Siebel Server のインストール ■ Siebel Server のインストールのトラブルシューティング

Siebel Server のインストールのトラブルシューティングインストールの問題はさまざまな原因によって発生する場合がありますが、最も一般的な原因を次の項に示します。

■ ユーザー権限が十分ではない : インストールに必要な管理者としての適切なユーザー権限については、第 2 章

「インストールの準備」を参照してください。

■ 誤った手順で Siebel Server をインストールしようとしている : 必要なインストール手順については、第 2 章

「インストールの準備」を参照してください。

■ 必要なハードウェアまたはソフトウェアをインストールしていない: ソフトウェア要件に関するインストールエ

ラーは、Siebel Enterprise Server インストーラログファイルに記録されます。前提条件については、SiebelSupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

■ 環境変数が正しく設定されていない: 環境変数については、120 ページの「環境変数の管理」を参照してください。

■ ネットワーク接続に障害がある: ネットワーク接続の障害が原因で、システム管理者が書き込み権限のある

$SIEBEL_HOMEディレクトリにインストールできなくなることがあります。ネットワーク接続に障害がないこと

を確認します。

■ オブジェクトマネージャが起動しない: 実行するオブジェクトマネージャのインスタンス数が 50 を超えている

高負荷サーバーでは、一部のオブジェクトマネージャが正しく起動しない状態になり、次のエラーメッセージが

ログファイルに記録される場合があります。

接続要求をキューから取り出す際にエラー 1801210が発生しました(62)

このエラーを修正するには、TCP スタックパラメータを変更します。

アプリケーションオブジェクトマネージャのサイジングについては、『Deployment Planning Guide』、『パ

フォーマンスチューニングガイド』、および SupportWeb を参照してください。

問題: Siebel Server が設定後に起動しない。

解決策 a: Siebel Gateway Name Server が起動したことを確認します。Siebel Gateway Name Server が停

止している場合は起動します。

解決策 b: 設定中に入力された値が有効であることを確認します。

解決策 c: サービスを起動するための十分なシステム権限を持っていることを確認します。詳しくは、第 2 章「イン

ストールの準備」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

122 ■

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7 Siebel Database Server のインストール

この章は、Siebel Database Server をインストールするシステム管理者、およびそれを補助するデータベース管

理者向けです。次のトピックが含まれています。

■ 123 ページの「Siebel Database Server のインストールプロセス」

■ 124 ページの「Siebel Database Server について」

■ 125 ページの「Siebel Database Server のインストール前のタスク」

■ 126 ページの「Siebel Database Server のインストール」

■ 134 ページの「Siebel Database Server の設定」

■ 144 ページの「Siebel Database Server のインストール後のタスク」

Siebel Database Server のインストールプロセスSiebel Database Server(DB Server)のインストールプロセスでは、次の順序で複数のタスクを実行すること

が要求されます。

DB Server のインストール前のタスク

1 すべての RDBMS 固有の情報を、付録 A「展開計画ワークシート」のシートに書き留めます

2 データベースにロードバランシングまたはクラスタリングを実装する場合は、『Deployment Planning Guide』を参照してください。

3 インストール前のタスクを実行します。125 ページの「Siebel Database Server のインストール前のタスク」

を参照してください。

DB Server のインストール

1 データベースインスタンスを作成します。第 3 章「RDBMS を設定するためのガイドライン」を参照してください。

2 Siebel Database Server ソフトウェアをインストールします。126 ページの「Siebel Database Server のインストール」を参照してください。

3 インストールを確認します。130 ページの「DB Server のインストールの確認」を参照してください。

4 マルチリンガル展開で必要な場合は、[Global Time Zone]パラメータをリセットします。131 ページの「グ

ローバルタイムゾーンサポートのための環境の設定」を参照してください。

5 テーブルオーナーアカウントと管理者アカウントを作成します。131 ページの「テーブルオーナーと管理者アカウントの作成」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 123

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server について

6 (DB2 のみ)ストアドプロシージャとユーザー定義関数をインストールします。133 ページの「DB2 のストアドプロシージャとユーザー定義関数のインストール」を参照してください。

DB Server の設定

1 Siebel Database Server のシードデータ、テーブル、およびインデックスをインストールします。135 ページの「DB Server コンポーネントのインストール」を参照してください。

2 データベースインストールのログファイルにエラーが記述されていないことを確認します。139 ページの「DBServer インストールのログファイルの確認」を参照してください。

3 Siebel レポジトリをインポートします。140 ページの「DB Server の Siebel レポジトリのインポート」を参照

してください。

4 レポジトリインポートのログファイルにエラーがないことを確認します。143 ページの「DB Server にレポジトリをインポートする際のログファイルの確認」を参照してください。

DB Server のインストール後のタスク

1 Enterprise Database Server コードページのシステム属性の設定を確認します。145 ページの「DB Serverのシステム属性の確認」を参照してください。

2 複数言語を展開する場合は、次のことを実行します。

■ 複数言語のシードデータをインストールします。146 ページの「DB Server への複数言語シードデータのイ

ンストール」を参照してください。

■ マルチリンガルシードデータをレポジトリテーブルの行にインポートします。147 ページの「レポジトリへ

の新しい言語のインポート」を参照してください。

3 Siebel File System を生成します。147 ページの「DB Server への Siebel File System の設定」を参照して

ください。

Siebel Database Server についてSiebel Database Server には、Siebel eBusiness Applications で使用するデータを格納します。Siebel 専用

Web クライアント(接続モードでは Siebel モバイル Web クライアント)、Siebel Tools クライアント、および

Siebel Server コンポーネントは、データベースサーバーに直接接続し、リアルタイムで更新します。Siebel モバ

イル Web クライアントは、サーバーデータのサブセットをダウンロードしてローカルで使用し、Siebel Server を

介してデータベースサーバーと定期的に同期をとって両方を更新します。

Siebel Database Server ソフトウェアをインストールおよび設定することで、自動的に Siebel Database を設

定します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

124 ■

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール前のタスク

Siebel Database Server のインストール前のタスクSiebel Database Server をインストールする前に、次のタスクを実行する必要があります。

■ インストール作業を補助する資格を持ったデータベース管理者を確保します。

■ 第 3 章「RDBMS を設定するためのガイドライン」に記載されている方法に従って、Database インスタンスが

作成され、適切に設定されていることを確認します。

■ このエンタープライズが複数言語の場合、事前に Siebel Database でサポートするすべての言語を対応する

Siebel Server にインストールします。

■ 次に示すように、RDBMS に固有の適切な情報をすべて付録 A「展開計画ワークシート」のコピーに書き留めます。

Oracle■ Oracle Net8(または Net9、使用しているデータベースに適するもの)の接続文字列: これは、Oracle デー

タベースに接続するために必要です。

■ テーブルオーナーアカウント(スキーマ)名とパスワード: Oracle では、作成したすべてのデータベーステー

ブルにユーザー名とパスワードを割り当てる必要があります。「テーブルオーナー」は、テーブル、インデック

ス、ビュー、トリガなどのデータベースオブジェクトを所有するスキーマを表す用語です。データベースサーバー

をインストールする前に、grantusr.sql スクリプトを編集してこの情報を入力します。SIEBEL は、Siebelアプリケーションのデフォルトのテーブルオーナーアカウントのユーザー名とパスワードです。

■ Siebel データテーブルスペース: Siebel データテーブルが格納されている Oracle サーバー上のデフォルト

テーブルスペースの名前です。

■ Siebel インデックステーブルスペース: Siebel インデックスが格納されている Oracle サーバー上のデフォル

トテーブルスペースの名前です。

■ Oracle データベースクライアントソフトウェアを、Siebel Database Server として使用する予定のマシンに

インストールします。Siebel アプリケーションをインストールする前に、ORACLE_HOME変数を適切に設定済み

であることを確認します。

備考: Oracle データベースクライアントと Oracle データベースのバージョンは、同じである必要があります。

サポートされている Oracle のバージョンは、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされ

ているプラットフォーム』を参照してください。

DB2■ データベースエイリアス: DB2 ソフトウェアをインストールするときに作成した、対応する DB2 データベース

エイリアスです。

■ テーブルオーナー/データベースオーナーアカウントのユーザー名とパスワード: DB2 では、作成したすべて

のデータベースには、ユーザー名とパスワードを割り当てる必要があります。データベースサーバーのテーブル

スペースとインデックスをインストールする前に、grantusr.sql スクリプトを編集してこの情報を追加しま

す。SIEBEL は、Siebel アプリケーションのデフォルトのテーブルオーナーアカウントの、ユーザー名とパス

ワードです。

■ Siebel インデックスのテーブルスペース : Siebel インデックスが格納されている DB2 サーバーの、領域名

です。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 125

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール

■ Siebel 4 KB テーブルスペース: DB2 サーバー上の、4 KB の Siebel データテーブルが格納されているテー

ブルスペースの名前です。

■ Siebel 16 KB テーブルスペース: DB2 サーバーのテーブルスペースの名前で、行の長さが 4005 バイト以

上 16384 バイト未満のテーブルが存在します。

■ Siebel 32 KB テーブルスペース: DB2 サーバーのテーブルスペースの名前で、行の長さが 32768 バイトの

テーブルが存在します。

■ Siebel eBusiness Applications リリース 7.x.x では、テーブル、インデックス、DB2 のシードデータのイン

ストール、およびレポジトリのインポートプロセスにおいて、統計情報が自動的に生成されます。ただし、標準

のデータベース管理処理によって統計情報を最新の状態に保つことをお勧めします。

■ 必要な IBM 修正パックがデータベースサーバーマシンにインストールされていることを確認します。詳しくは、

Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

■ IBM DB2 UDB が正しく設定されており、ディスクスペースがインストール要件に対して適切に割り当てられて

いることを確認します。

Siebel Database Server のインストールSiebel Database Server ソフトウェアのインストールによって、データベースコンポーネントをインストールし

て Siebel レポジトリをインポートするためのファイルが設定されます。Siebel Database Server ソフトウェアの

インストールは、次のタスクによって構成されています。

■ 126 ページの「DB Server のインストール」

■ 130 ページの「DB Server のインストールの確認」

■ 131 ページの「グローバルタイムゾーンサポートのための環境の設定」

■ 131 ページの「テーブルオーナーと管理者アカウントの作成」

■ 134 ページの「Siebel Database Server の設定」

DB Server のインストール

Siebel Database Server のインストールに必要な手順を実行します。

備考: 1 つの Siebel Enterprise Server につき 1 つのデータベースサーバーのみが可能であり、このコンピュータ

にはすでに Siebel Server がインストールされているはずです。

DVD を入れ替えないようにするには、システム内の共通のインストールディレクトリに、必要な言語ファイルを含

むすべてのインストールファイルをコピーするか、Network Image Creator を使用します。詳しくは、29 ページ

の「ネットワークイメージの作成」を参照してください。DVD からの直接インストールを選択しない場合は、次の手

順で示す、DVD の入れ替えに関するプロンプトは表示されません。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

126 ■

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール

Siebel Database Server ソフトウェアをインストールするには

1 DVD ドライブに、該当する Siebel アプリケーションの DVD を挿入します。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS

ここで、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、HP-UX、AIX、Solaris など。

備考: DVDのボリュームラベルは、インストールするSiebelアプリケーションによって、seaUNIX_OSunibase

または siaUNIX_OSunibase(Siebel Industry Applications の場合)です。DVD へのアクセス方法によっ

ては、ボリュームラベルは必要ない場合があります。

Siebel Database Server をインストールするマシンのドライブに、seaalllanglep DVD、または

siaalllanglep(Siebel Industry Applications の場合)DVD を挿入すると便利です。ここで、langは、

インストールした言語の言語コードです。

2 製品をインストールするディレクトリとそのディレクトリに対する権限を確認します。書き込みおよび実行の権

限が必要です。

3 DVDのUNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Serverディレクトリに移動して、新しいシェルを開きます。

4 Siebel 固有の環境変数をすべて設定解除します。現在の環境変数の設定を表示するには、シェルウィンドウで「env」と入力します。

5 Siebel Database Server ファイルのインストールを開始するには、次のコマンドを入力し、74 ページの「コン

ソールモードおよび自動モードのインストールの組み合わせ」の説明に従って使用するフラグを追加入力します。

./setupUNIX_OS

[Siebel Enterprise Server インストールウィザードへようこそ]画面が表示されます。

6 [次へ]をクリックします。

同じマシンに Siebel Server がインストールされているため、Siebel Server がすでにインストールされてい

ることを示すメッセージが表示されます。

7 Siebel Database Server を初めてインストールするか、または既存のインスタンスに新しい言語を追加する

かによって、次の中の適切なアクションを実行します。

■ サーバーソフトウェアを新しいインスタンスにインストールするには、デフォルトの[なし]を選択し、[次

へ]をクリックします。手順 8 に進みます。

■ 既存のインスタンスに新しい言語をインストールするには、表示されているインスタンスを選択し、[次へ]

をクリックします。手順 12 に進みます。

このトピックに関する重要な追加情報については、93 ページの「Siebel Server への複数の言語パックのインス

トールのガイドライン」も参照してください。

備考: Siebel Database Server は、Siebel Server と同じディレクトリにインストールする必要があります。

[インストーラパス]画面が表示されます。

8 インストールディレクトリに対する完全修飾パスを入力し、[次へ]をクリックします。

インストールする製品を選択するように求められます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 127

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール

9 次のオプションから選択して[次へ]をクリックします。

■ すべてのチェックボックスをオンにすると、ライセンスを保持しているコンポーネントがすべてインストー

ルされます。

■ ここでは、[Siebel Database Server]だけを選択してインストールおよび設定します(他のサーバーコ

ンポーネントは、後で個別にインストールおよび設定します)。

備考: ライセンスのあるコンポーネントをすべて一度にインストールする場合は、インストーラおよび Siebelソフトウェア設定ウィザードで、各コンポーネントのインストールパラメータを、要求された順に個別に入力す

るように求めるメッセージが表示されます。

インストールセットアップのタイプを選択するように求められます。

10 実行する Siebel Database Server インストールのタイプを次のオプションから選択し、[次へ]をクリックします。

■ [標準]: すべての Siebel Database Server コンポーネントをインストールします。

■ [最小]: サポートされていません。このデータベースサーバーに簡易インストールのオプションはありません。

■ [カスタム]: インストールするコンポーネントを選択することでインストールをカスタマイズできます。

注意: カスタムインストールを選択した場合、ソフトウェアの初回インストール時にサンプルデータベースを選

択したことを確認してください。サンプルデータベースサポートがインストールされると、その設定後に、ファ

イルシステムのディレクトリには別のファイルもコピーされます。これらのファイルは、添付ファイルの読み取

りに必要です。詳しくは、147 ページの「DB Server への Siebel File System の設定」を参照してください。

インストール可能なコンポーネントの一覧については、次の表を参照してください。

❏ カスタムインストールを選択した場合は、手順 11 に進みます。

❏ 標準インストールを選択した場合は、手順 12 に進みます。

11 カスタムを選択した場合は、手順 10 の説明に従って、インストールするデータベースプラットフォームコンポー

ネントを選択し、[次へ]をクリックします。

インストールの

セットアップ 製品

[標準]または

[カスタム]

次のコンポーネントからインストールするデータベースファイルを選択します。

■ サンプルデータベースサポート―Siebel シードデータの添付ファイル

■ Oracle Database Enterprise Edition―Oracle 用 Siebel Database のデータ

ベーススクリプト

■ IBM DB2 UDB for UNIX and Windows―DB2 UDB for UNIX and Windows用 Siebel Database のデータベーススクリプト

■ IBM DB2 UDB for OS/390 および IBM DB2 UDB for z/OS―DB2 UDB for OS/390 および DB2 UDB for z/OS 用 Siebel Database のデータベーススクリプト。

『Implementing Siebel eBusiness Applications on DB2 UDB for z/OS andOS/390』も参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

128 ■

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール

12 Siebel Database Server にインストールする言語パックを選択し、[次へ]をクリックします。

すべてのサーバーをインストールするには、少なくともサーバーを実行するプライマリ言語が必要です。これは

Enterprise Server用のプライマリ(基本)言語です。その他に1つ以上の言語を追加してインストールできます。

後で言語をインストールするときには、そのディレクトリで実行したパッチ(保守パッチ)もすべて再インストー

ルする必要があります。

備考: Unicode 対応のデータベース環境では、利用可能ないずれの Siebel 言語パックでもインストールできま

す。Unicode 非対応のデータベース環境では、インストールする言語パックと、データベースコードページがサ

ポートしている文字との相関関係を考慮する必要があります。たとえば、西ヨーロッパコードページデータベー

スでは、西ヨーロッパ言語パック(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語言語パックなど)だけをインストー

ルできます。日本語コードページデータベースでは、日本語または英語言語パックだけをインストールできます。

サポートされているコードページとエンコードの方法については、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システ

ム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

インストーラは、Siebel Database Server およびこれまでインストールに選択したその他のサーバーのイン

ストール先の場所を表示します。ファイルのサイズも表示されます。

13 インストールの選択内容を確認します。変更する場合は、[戻る]をクリックします。インストールを継続する場合は、[次へ]をクリックします。

指定したすべてのサーバーファイルがインストールされた後に、次のような警告の画面が表示されます。

「現在のメディア上に Lang言語パックが見つかりませんでした。Langの言語パックが含まれている DVDを挿入し、Langフォルダから setupUNIX_OSファイルを選択してください。」(ここで「Lang」はインストールする言語パックであり、

UNIX_OSは solや aixのような UNIXオペレーティングシステムを表しています。)

備考: Siebel Industry Applications では、Windows 言語パックと UNIX 言語パックは異なる DVD にあり

ます。

14 該当する言語パック DVD(Siebel eBusiness Applications 用の seaalllanglep、または Siebel IndustryApplications 用の siaalllanglep )を挿入して、[OK]をクリックします。

ダイアログボックスが表示されて、siebel.iniと呼ばれるファイルが表示されます。ただし、このファイルに

対して何もする必要はありません。

15 必要に応じてフィルターのダイアログボックスをクリアして、適切なファイルが表示されるようにします。

16 UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server/langディレクトリの下の setupUNIX_OSを開きます。こ

こで、UNIX_OSは、sol や aix のような使用する UNIX オペレーティングシステム、lang はインストールする

言語パックのコードで、米語は enuとなります。

言語ファイルがインストールされたことを知らせるメッセージが表示されます。

すべての言語ファイルのインストールが完了したら、インストーラプロンプトにベースDVDの挿入を求めるメッ

セージが表示されます。

「ベース DVDをもう一度挿入して、setupUNIX_OSファイルを参照し、セットアップを続行してください。」

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール

17 ネットワーク上のベース DVD のマウントポイントに移動して、UNIX_OS/Server/Siebel_Enterprise_Server/setupUNIX_OSを検索し、[OK]をクリックします。

指定したすべてのサーバーファイルがインストールされると、次のメッセージが表示されます。

「InstallShieldウィザードによって、Siebel Enterprise Serverが正常にインストールされました。[完了]

をクリックして、ウィザードを終了してください。」

18[完了]をクリックします。

19 130 ページの「DB Server のインストールの確認」に進みます。

インストール中に発生したイベントを表示するには、インストーラが $SIEBEL_ROOT/log.txt に生成したロ

グを開きます。

DB Server のインストールの確認

この項に記載されている Siebel Database Server のインストールによって作成されたディレクトリ構造を確認し

ます。カスタムインストールの結果を次の例に示します。

データベースサーバーサブディレクトリは、インストール中に指定した Siebel Server ルートディレクトリの

DBSRVR_ROOTディレクトリにあります($SIEBEL_ROOT/dbsrvrなど)。

db_server(Oracle または DB2 UDB): 使用するデータベース固有のスクリプトで、Siebel アプリケーショ

ンの以前のバージョンをアップグレードするスクリプトなどが保存されています。

siebproc(DB2 のみ):

aix: DB2 AIX システムのユーザー定義関数(UDF)とストアドプロシージャが保存されています。

hpux: HP-UX システムの UDF とストアドプロシージャが保存されています。

solaris: DB2 Solaris システムの UDF とストアドプロシージャが保存されています。

win32: Windows オペレーティングシステムの UDF とストアドプロシージャが含まれます。

linux: UDF と Linux のストアドプロシージャが保存されています。

sqlproc(DB2 のみ): サーバーにインストールされている、対応可能なすべての OS に対する、SAR(スト

アドプロシージャアーカイブ)ファイルが保存されています。

upgrade: 現在のリリースに対するアップグレードがサポートされている、Siebel eBusiness Applicationの特定のバージョンからのアップグレードを可能にするためのファイルがディレクトリに含まれています。

language: 元のレポジトリに対する言語固有およびデータベース固有のファイル、およびサポートファイル

が含まれます。たとえば、ENUには米語固有のファイルが含まれ、DEUにはドイツ語固有のファイルが含まれます。

files(Oracle のみ): サンプル添付ファイルをインストールした場合、このディレクトリにはサンプル添付

ファイルが含まれます。このディレクトリのファイルは、Siebel File System の適切なサブディレクトリにコ

ピーする必要があります。147 ページの「DB Server への Siebel File System の設定」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール

グローバルタイムゾーンサポートのための環境の設定

一般的に、グローバルな開発は複数のタイムゾーンにまたがるため、世界中で働く従業員と顧客との間で交わされる、

時間によって変化する情報を管理することは困難です。グローバルタイムゾーン機能により、異なるタイムゾーンの

サイト間のタスクの転送を監視できます。

グローバルタイムゾーン機能は、ユニバーサルタイムゾーン(UTC)を使用して日付と時刻のデータを変換します。

UTC はグリニッジ標準時と等しいタイムゾーンですが、夏時間は適用されません。

共通のNNTPサーバーを使用して、使用するすべてのマシン上の時間が同期されていることを確認する必要もあります。

グローバルタイムゾーン機能を有効にした展開を行う場合は、データベースサーバーのオペレーティングシステムを

UTC またはそれに等しい時刻に設定する必要があります。タイムゾーンの変更は、サーバー全体ではなくホストされ

ているアプリケーションに対して行うことをお勧めします。オペレーティングシステムの時間を変更するには、その

オペレーティングシステムのベンダーのマニュアルを参照してください。グローバルタイムゾーンを有効にする方法

については、『Global Deployment Guide』を参照してください。

DB2 UDB for z/OS または DB2 UDB for OS/390F 上で UTC のインストールと設定を行う場合の制限について

は、『Implementing Siebel eBusiness Applications on DB2 UDB for z/OS and OS/390』を参照してくだ

さい。

備考: Global Time Zone パラメータ(Universal Time Coordinated システム属性)は有効になっています

(TRUEに設定されています)。グローバルタイムゾーン機能が不要な場合は、[管理-アプリケーション]>[システ

ム設定]に移動して、このパラメータを FALSEにリセットする必要があります。

テーブルオーナーと管理者アカウントの作成

このセクションのそれぞれのデータベースプラットフォームについて提供されているガイドラインに従って、テーブ

ルオーナーと管理者アカウントを作成します。

OracleSiebel Database Server を設定する前に、データベース管理者は、grantusr.sqlスクリプトを確認し、必要に

応じてそれぞれの Siebel 実装のテーブルスペース用に grant resource コマンドを追加する必要があります。次

に、管理者は、Siebel Database Server に対して grantusr.sqlスクリプトを再度実行して、Siebel テーブル

オーナー(デフォルトは SIEBEL)、Siebel 管理者アカウント(デフォルトは SADMIN)、LDAPUSERアカウント、お

よびロール sse_role を作成して、それらに適切な権限を与える必要があります。grantusr.sql スクリプトは、

$SIEBEL_ROOT/dbsrvr/oracleサブディレクトリにあります。

grantusr.sqlスクリプトは、次の機能を実行します。

■ sse_roleという役割を作成し、「セッション作成」権限を付与します。

■ SIEBELというユーザーを作成し(Siebel テーブルオーナー)、 SSE_ROLE、RESOURCE、およびその他の適切な

権限を SIEBELに付与します。

■ SADMINおよび LDAPUSERというユーザーを作成し、sse_role役割を付与します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール

ログオン用のデフォルトのユーザー名およびパスワードは、grantusr.sqlスクリプトを参照してください。別のロ

グオン名が必要な場合は、grantusr.sql スクリプトを修正して、設定した名前に対するすべての参照を変更しま

す。ただし、ログイン ID とパスワードの長さと使用できる文字の種類は、基になっている RDBMS プラットフォー

ムの規則に依存しています。詳しくは、Oracle のマニュアルを参照してください。

注意: Siebel 管理者アカウント SADMINの名前は変更しないでください。このアカウントは、Siebel 管理者として

Siebel eBusiness Applications にログオンするために作成する必要があります。

Oracle で grantusr.sql スクリプトを実行するには

1 SQL*Plus で grantusr.sqlスクリプトを実行し、DBA 権限を持つアカウントを使用して次のコマンドを使用

します。

@/$SIEBEL_ROOT/dbsrvr/oracle/grantusr.sql

備考: $SIEBEL_ROOT/dbsrvr/ディレクトリのフルパスを指定する必要があります。

2 付録 A「展開計画ワークシート」に記載されているテーブルスペース名を入力します。

DB2データベースの管理者は、手動で、Siebel テーブルオーナーアカウント(デフォルトは SIEBEL)、Siebel 管理者ア

カウント(デフォルトは SADMIN)、および sse_role グループを作成する必要があります。次に、データベース管

理者はオペレーティングシステムレベルで Siebel 管理者アカウントを sse_roleグループに追加します。

インストールグループ sse_role グループにユーザーを追加し、そのユーザーが Siebel Server やコンポーネント

を管理する start や stop などの管理コマンドを使用することを許可できます。ただし、書き込みアクセスを可能に

するには、次のコマンドを使用して、ディレクトリに対する権限を変更する必要があります。

chmod -R 775 $SIEBEL_ROOT

備考: Solaris では、admintoolを使用すると sse_roleグループは作成されません。これは、名前にアンダース

コア(_)が含まれているためです。代わりに、groupadd sse_roleコマンドを使用して、sse_roleグループを

作成し、次の警告は無視します。「groupadd:sse_role name should be all lower case or numeric.」

データベースを作成し、それを設定する前に、使用するデータベースサーバーに対して grantusr.sql スクリプト

を実行して、これらのユーザーに適切な権限を与えます。grantusr.sqlスクリプトは、Siebel Database Serverを設定する前に実行する必要があります。grantusr.sql スクリプトは、$SIEBEL_ROOT/dbsrvr/db2udb サブ

ディレクトリにあります。

データベース管理者は、このスクリプトを確認して実行する必要があります。これによって、次の機能が実行されます。

■ Siebel の展開ですべてのデータベースオブジェクトを所有する Siebel テーブルオーナーアカウントに、適切な

権限を付与します。

■ セッション作成権限を持つ役割(sse_role)を作成します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール

grantusr.sql を実行しても、LDAPUSER アカウントは作成できません。このアカウントは sse_role グループに

属する必要があるため、データベース管理者か UNIX ネットワーク管理者のいずれか適切な管理者によって作成され

ます。LDAP セキュリティアダプタ認証については、『Siebel eBusiness Applications セキュリティガイド』を参

照してください。

注意: Siebel 管理者アカウント SADMINの名前は変更しないでください。このアカウントは、Siebel 管理者として

Siebel eBusiness Applications にログオンするために作成する必要があります。

DB2 で grantusr.sql スクリプトを実行するには

1 DBA 権限のあるアカウントを使用して、grantusr.sqlスクリプトを実行します。

この処理で一般に使用される DB2 システム管理アカウントは db2inst1です。

2 次のコマンドを入力します。

db2 connect to DB2database Alias user Instance Owner Username using password

db2 -vf $SIEBEL_ROOT/dbsrvr/db2udb/grantusr.sql

ここでは、

DB2database Alias = 使用している DB2 エイリアスです。

Instance Owner Username = インスタンス所有者のログイン ID です。

password = データベースインスタンスのパスワードです(長さと使用可能な文字は基になる RDBMS プ

ラットフォームの規則による)。

SIEBEL_ROOT = Siebel ルートディレクトリへのフルパスです。

スクリプトによって、Siebel オブジェクトの作成場所になるデフォルトのテーブルスペースを指定するように指

示するメッセージが表示されます。

3 付録 A「展開計画ワークシート」のコピーに記録したテーブルスペース名を入力します。

Siebel Marketing 用のテーブルオーナーアカウントと管理者アカウント

Siebel Marketing を使用する場合は、OLTP スキーマのデータベースレベルで Siebel Marketing で使用するテー

ブルオーナーまたはデータベースユーザー ID に対してテーブル削除、インデックス削除、テーブル作成、およびイ

ンデックス作成の各権利を許可します。詳しくは、『Siebel Marketing Installation and Administration Guide』を参照してください。

DB2 のストアドプロシージャとユーザー定義関数のインストール

Siebel Database Server にストアドプロシージャとユーザー定義関数をインストールするには、最初にそれらを

Siebel Database Server に転送する必要があります。また、Siebel Database Server コンポーネントがインス

トール済みになっている必要があります。Siebel Database Server コンポーネントのインストールについては、

135 ページの「DB Server コンポーネントのインストール」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server の設定

Siebel 製品をサポートするには、ユーザー定義関数(UDF)とストアドプロシージャを Siebel Database Serverに転送してインストールする必要があります。Siebel Database Server の適切な場所に必要なファイルを転送す

るのであれば、どのような方法でもかまいません。

DB2 のストアドプロシージャコードのコピーとインストールストアドプロシージャコードをコピーしてインストールするには、次の手順を実行します。Siebel DatabaseServer を実行するオペレーティングシステムに該当する手順を使用します。

基本的な DB2 タスクの実行については、IBM の『Quick Beginnings Guide』を参照してください。

ストアドプロシージャをコピーしてインストールするには

1 Siebel Server のソースインストールマシンにログオンし、Siebel データベースのインストールオブジェクト

が保存されているソースインストールサブディレクトリに移動します。

インストールするファイルが保存されているディレクトリは次のとおりです。

DBSRVR_ROOT/db2udb/siebproc/DBSRVR_OS

ここでは、

DBSRVR_ROOT = 使用する Siebel eBusiness Applications インストールディレクトリの Siebel DatabaseServer コンポーネントサブディレクトリ($SIEBEL_ROOT/dbsrvr)

DBSRVR_OS = データベースサーバーを実行しているオペレーティングシステム(AIXなど)

2 siebproc ファイルを DB2 UDB がインストールされているマシンの DB2 UDB インスタンスディレクトリの

functionサブディレクトリにコピーします。

たとえば、AIX では $INST_HOME/sqllib/functionになります。

siebproc の権限は -rw-r----(所有者の読み込みと書き込み許可、グループの読み込み許可、他のすべての

ユーザーの読み込みと書き込みの不許可)にします。ファイルの所有者はインスタンス所有者で、グループはイ

ンスタンス所有者が所属するグループです。

備考: DB2 v8 64 ビットを展開する場合は、siebproc64ライブラリファイルを sqllib/functionディレ

クトリにコピーし、名前を siebproc64から siebprocに変更する必要があります。

3 134 ページの「Siebel Database Server の設定」に進みます。

Siebel Database Server の設定Siebel Database Server をインストールして設定するには、次のタスクが必要です。

■ 135 ページの「DB Server コンポーネントのインストール」

■ 139 ページの「DB Server インストールのログファイルの確認」

■ 140 ページの「DB Server の Siebel レポジトリのインポート」

■ 143 ページの「DB Server にレポジトリをインポートする際のログファイルの確認」

Siebel ソフトウェア設定ウィザード - DB Server の設定を使用すれば、両方の設定タスクを実行できます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server の設定

DB Server コンポーネントのインストール

Siebel ソフトウェア設定ウィザードの[Siebel データベースサーバーオプション]メニューで[データベースのイ

ンストール]を選択すると、次のタスクが実行されます。

■ 指定されたテーブルスペースに Siebel テーブルとインデックスを作成する。

■ データベース固有の Siebel シードデータを挿入する。

■ データベースのビュー、パッケージ、およびプロシージャをインストールする。

■ システム属性を設定する。

備考: 新しい言語をインストールするたびに、Siebel ソフトウェア設定ウィザードを起動し、[Siebel データベース

サーバーオプション]>[インストール]>[追加]を選択して既存のデータベースに言語を追加する必要がありま

す。このリリースの Siebel eBusiness Applications でサポートされている言語のリスト、およびそれに対応する

Siebel 言語コードについては、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラット

フォーム』を参照してください。

Siebel Database Server コンポーネントをインストールするには

1 $SIEBEL_HOME/binに移動して、使用するシェルの種類に従って次のコマンドの 1 つを実行して、環境変数を

変更します。

Korn または Bourne シェル

. ./siebenv.sh

ヒント: 最初のピリオドと ./siebenv.shとの間にスペースがあることを確認します。

C シェル

source siebenv.csh

ここでは、

$SIEBEL_HOME = Siebel Server ルートディレクトリの場所です。

2 次のように入力して、値 SIEBEL_ROOTおよび LANGUAGEが正しく設定されているか空白かを検証します。

env

変数の値が正しくなかったり設定されていなかったりする場合は、使用するシェルに応じて次のコマンドの 1 つ

を使用して変数をリセットします

Korn または Bourne シェル

SIEBEL_ROOT=New Value ; export SIEBEL_ROOT

LANGUAGE=New Value ; export LANGUAGE

C シェル

setenv SIEBEL_ROOT New Value

setenv LANGUAGE New Value

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server の設定

3 $SIEBEL_ROOT /binに移動し、次のスクリプトを実行します。

dbsrvr_config.ksh

このスクリプトによって、Siebel Database Server 設定ウィザードが開始されます。

このスクリプトは、SIEBEL_ROOT および LANGUAGE の現在の設定を表示し、それらの設定が正しいかどうかの

確認を求めます。

4 設定が正しいかどうかに応じて、「Y」または「N」を入力します。

備考: SIEBEL_ROOT値、または、マシンにインストールされている言語パックである LANGUAGE値のいずれか

が設定されていない場合、または正しくない場合は、先に進む前に値を修正して正しく設定する必要があります。

設定ウィザードは、$SIEBEL_ROOTディレクトリが存在するかどうかを検証します。

5 Siebel Server ルートディレクトリの別のパスを指定するか、Enterキーを押して現在の設定を受け入れます。

設定ウィザードは、次に、Siebel Database Server ルートディレクトリのパスの入力を要求するメッセージ

を表示します。

6 Siebel Database Server ルートディレクトリのパスを指定するか、Enterキーを押して現在の設定を受け入

れます。

7 インストールに該当する RDBMS を選択して、表示されているサポート対象のデータベースプラットフォームのリストから対応する番号を入力します。

RDBMSプラットフォームの選択:

[1- IBM DB2 UDB for Windows and UNIX][2- IBM DB2 UDB for Z/OS and OS/390][3- Oracle Database Enterprise Edition]

8 (Oracle のみ)[データベースバージョン]メニューから、使用する環境に該当する Oracle のバージョンを選択します。

[1- Oracle 8i]

[2- Oracle 9i]

9 1 を入力して、[Siebel データベースオペレーション]メニューから[データベースのインストール]オプションを選択します。

Siebel データベースオペレーションを選択してください。

[1- データベースのインストール]

[2- データベースのアップグレード]

[3- レポジトリのインポート/エクスポート]

[4- レポジトリの移行]

[5- データベースユーティリティの実行]

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server の設定

10 次の画面で、grantusr.sql を実行してテーブルオーナーと管理者をセットアップしている場合は、「Y」を入力します。または、「N」を入力し、設定ウィザードを終了してこのスクリプトを実行します。

備考: シードデータ、テーブル、およびインデックスのインストールを完了するには、これらのアカウントを準

備する必要があります。

Y を選択した場合は、スクリプトによって次の[インストールオプション]メニューが表示されます。

[以下のオプションのうちいずれかを選択:]

[1-Siebel Databaseのインストール]

[2-既存の Siebel Databaseへの言語の追加]

[3-Siebelデータウェアハウスデータベースのインストール](IBM DB2 UDB Z/OSおよび OS/390のみ)

11「1」を入力して、このデータベースに Siebel Database コンポーネントをインストールします。

12(Oracle および DB2 UDB for Windows および UNIX のみ)[データベースの符号化]画面で、使用するデータベースのデータベースエンコード値に対応する数値を入力します。

[1- Unicode][2- Non-Unicode]

注意: 誤ったデータタイプでインストールしないように、データベースに適合するオプションを選択してくださ

い。非 Unicode のページ設定に対して Unicode データタイプは作成できないので、オプションを選択する前に

この設定を確認してください。

スクリプトによって、現在インストールされている言語のリストが表示されます。

13 データベースを運用するための言語に対応する数字を入力します。

備考: これは、データベースのプライマリ(基本)言語と呼ばれます。プライマリ(基本)言語だけをインス

トールし、ほかの言語はインストールしていない場合、この画面は表示されません。

14[ODBC データソース]画面で、siebsrvr_siebelのような ODBC データソース名を指定します。DB2 UDBfor Z/OS および OS/390 を選択している場合は、ソースデータベースの DB2 サブシステム名を指定します。

次に[次へ]をクリックします。

$SIEBEL_ROOT/sys/ ディレクトリにある .odbc.ini ファイルの[ODBC Data Sources]セクションに、

ODBC データソース名があります。

[データベースユーザー名]画面が表示されます。

15 使用するデータベースの Siebel 管理者のユーザー名とパスワードを入力します(例:SADMIN および SADMIN(Oracle)、または SADMINおよび db2(DB2))。

[データベースのテーブルオーナー]画面が表示されます。

16 データベースのテーブルオーナー名とパスワードを入力します(例:ora*** および ora***、または siebelおよび db2)。

[データベースサーバーの OS]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server の設定

17(DB2 のみ)[データベースサーバーの OS]画面で、データベースサーバーを実行するプラットフォームを選択し、[次へ]をクリックします。

[2- Solaris]

[3- AIX]

[4- HP-UX5- Linux]

18(Oracle のみ)[データベースインデックス]画面で、使用するインデックステーブルスペースの名前を入力します(例:INDEX01)。

19(Oracle のみ)テーブルスペースの名前を入力します(例:DATA01)。

データベースの仕様設定を完了すると、設定ウィザードには設定した値のリストが表示され、Siebel アップグ

レードウィザード(srvrupgwiz)を起動するかどうかを確認するメッセージが表示されます。

[Oracle パラレルインデックス]画面が表示されます。

20(Oracle のみ)[Oracle パラレルインデックス]画面で、使用するインストールに該当する環境を指定します。

1. 単一 CPU の環境を使用している

2. 複数 CPU の環境を使用している

備考: 上記の単一 CPU のオプションでは、並行インデックスを実行しないことが前提となります。上記の複数

CPU のオプションでは、並行インデックスを実行することが前提となります。複数の CPU 環境で並行インデッ

クスを実行しない場合は、オプション 1 を選択します。

21(DB2 のみ)4 KB テーブルスペース名を入力します。

22(DB2 のみ)16 KB テーブルスペース名を入力します。

23(DB2 のみ)32 KB テーブルスペース名を入力します。

[共通のパラメータ]画面が表示されます。

24 Enterを押してデフォルトのパラメータを受け入れるか、デフォルトのパラメータを変更してEnterを押します。

25[次へ]をクリックして Siebel ログプロセスディレクトリのデフォルトディレクトリを受け入れるか、別のディ

レクトリを入力して[次へ]をクリックします。

26「Y」を入力して、設定内容を許可し、アップグレードウィザードを開始します。または、「N」を入力して、設定内容を拒否し、設定ウィザードを終了します。

■ 以前入力した値を変更する場合は、dbsrvr_config.kshを実行して設定ウィザードを再実行します。ウィ

ザードの実行によって、異なる値で再度設定できます。

■ ただし、プログラムまたはシステムエラーが発生し、Siebel アップグレードウィザードを再実行する必要が

ある場合は、ウィザードが失敗した時点から開始してアップグレードを行うことができます。詳しくは、『アッ

プグレードガイド』を参照してください。

アップグレードが正常に終了した場合は、その終了を知らせるメッセージがインストールの終了時にSiebelアッ

プグレードウィザードによって表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server の設定

DB Server インストールのログファイルの確認

データベースサーバーコンポーネントのインストールにより、$SIEBEL_ROOT/log サブディレクトリ内の

srvrupgwiz.log、srvrupgwiz1.log(ログに追加される)のようなログファイルが作成されます。このサブディ

レクトリで、エラーがないか確認する必要があります。

備考: srvrupgwiz.log が最新のログファイルで、srvrupgwiz1 はその前に作成されたログファイルになります

(その後も同様です)。

プライマリ(基本)言語パックをインストールすると、dataimp_prim_lang.log という名前の特殊なログファイ

ルが作成されます。

(DB2 のみ)シードデータ、テーブル、インデックスを作成すると、次のログファイルが得られます。

ddl_ctl.logdataimp_prim.logsiebproc.logseeddb2.logseedver.logseedssa.logddlview.logloadstats.loggrantstat.logupdatestats.logdb2ddl.logset_unicode.logset_utc_on.logkeyvalue.logverifier.log

DB Server インストールの容認可能なエラーログファイルには、予期されている些細なエラーが記録されていることがあります。ログファイルに記述されたすべ

てのエラーメッセージをデータベースプラットフォームのインストールサブディレクトリ(oracle など)に保存さ

れている errors.txt ファイルのサンプルエラーメッセージと比較してください。errors.txt ファイルに記載さ

れていないログファイルの場合は、そのログファイルのエラーメッセージは許容可能ではありません。ログファイル

に記録されたエラーが errors.txtファイル内のリストにある場合、特別な処置は必要ありません。

備考: ログファイルによっては、記録されている各種エラーのうちの 1 種類しか errors.txt ファイルのリストに

ない場合があります。

errors.txtファイル内のリストにないエラーが見つかった場合は、そのエラーの原因になった条件を修正し、アッ

プグレードウィザードを再実行します。ウィザードは、停止したポイントから再開されます。

エラー番号だけを確認しないでください。新しいバージョンのドライバーのインストールによってエラー番号が変更

されている場合があります。実際のエラーの説明を比較して、そのプラットフォームに対して許容可能なエラーかど

うかを確認してください。

注意: その他のエラーが万一発生した場合、この確認は重要です。インデックスの作成失敗など、ある種のエラーは

Siebel eBusiness Application のパフォーマンスの問題や異常な動作の原因になります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server の設定

DB Server インストールのトラブルシューティング一般的には、データベースのインストール中の問題は、割り当てられている容量の不足や、インストーラが正しいユー

ザー権限を持っていないことに起因します。

Oracle のロールバックセグメントの設定レポジトリをインポートした後である種のエラーが発生しないように、データベース管理者が Oracle データベース

で 1 つの大きなロールバックセグメントをオンラインにしていることを確認します。

Oracle のターゲットデータベースホストに対するレポジトリのインポート組織によっては、利便性のために 1 台のマシンに tar ファイルをダウンロードして、このソースマシンからデータ

ベースが存在しているターゲットサーバーに、シードデータをインストールしてレポジトリをインポートします。所

属組織がこのようにしていてプラットフォームが Solaris の場合は、ソースマシンで Oracle 用の UNIX 環境変数を

次のように設定しないと、レポジトリのインポートが失敗します。

NLS_LANGUAGE_NLS_TERRITORY.NLS_CHARACTERSET

ここでは、

NLS_LANGUAGE = Oracle データベースを実行するための言語です(例:FRENCH CANADIAN)。

NLS_TERRITORY = その言語に適用されるテリトリーまたは地域です(例:CANADA)。

NLS_CHARACTERSET = プラットフォームおよびロケールに適用される文字セット(コードページとも呼ばれま

す)です(例:WE8MSWIN1252(Sun Solaris の西欧文字))。

これらの変数の正しい値を取得するには、次のいずれかを実行します。

■ v$nlsparametersテーブルをクエリーします。

■ Oracle 管理者に問い合わせます。

注意: インストールおよび実行のソースノードには、Siebel Server が存在する必要があります。

DB Server の Siebel レポジトリのインポート

最後の処理として、Siebel レポジトリをインポートする必要があります。これによって、Siebel Database Serverのすべてのレポジトリテーブルが、Siebel eBusiness Applications のアプリケーションオブジェクトに新しく組

み込まれます。

Siebel eBusiness Applications の使用数にかかわらず(Siebel Call Center、Siebel Sales、Siebel Service、

Siebel Marketing など)、レポジトリテーブルのロードは 1 回だけです。

備考: Siebel レポジトリテーブルにデータをインポートすると、レポジトリデータがインポートされるテーブルご

とにコミットが 1 回実行されます。または、repimexp ユーティリティが起動されるときに、コマンドラインオプ

ション /h num_rows_per_commitを含めることで、コミットの頻度を指定された行数に設定できます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server の設定

Siebel レポジトリをインポートするには

1 $SIEBEL_HOME/binに移動して、使用するシェルの種類に従って次のコマンドの 1 つを実行して、環境変数を変更します。

Korn または Bourne シェル

. ./siebenv.sh

ヒント: 最初のピリオドと ./siebenv.shとの間にスペースがあることを確認します。

C シェル

source siebenv.csh

ここでは、

$SIEBEL_HOMEは、Siebel Server ルートディレクトリの場所です。

2 次のように入力して、値 SIEBEL_ROOT および LANGUAGEが適切に設定されているか空白かを確認します。

env

変数の値が正しくなかったり設定されていなかったりする場合は、使用するシェルに応じて次のコマンドの 1 つ

を使用して変数をリセットします

Bourne シェルまたは Korn シェル

SIEBEL_ROOT=New Value ; export SIEBEL_ROOT

LANGUAGE=New Value; export LANGUAGE

C シェル

setenv SIEBEL_ROOT New Value

setenv LANGUAGE New Value

3 $SIEBEL_ROOT /binに移動し、次のスクリプトを実行します。

dbsrvr_config.ksh

このスクリプトによって、Siebel Database Server 設定ウィザードが開始されます。

備考: このスクリプトを正しく実行するには、読み取り、書き込み、および実行の権限が必要です。

このスクリプトは最初に、SIEBEL_ROOTおよび LANGUAGEの現在の設定を表示し、それらの設定が正しいかど

うかの確認を求めます。

4 設定が正しいかどうかに応じて、「Y」または「N」を入力します。

備考: SIEBEL_ROOTまたは LANGUAGEの値が設定されていなかったり正しくなかったりする場合は、先に進む

前にそれらの値を修正する必要があります。

5 Siebel Server ルートディレクトリのパスを指定するか、Enterキーを押してデフォルトを受け入れます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server の設定

6 Siebel Database Server のルートディレクトリのパスを指定するか、Enterキーを押してデフォルトを受け入れます。

スクリプトによって、[RDBMS プラットフォーム]画面が表示されます。

RDBMSプラットフォームを選択してください:

[1- IBM DB2 UDB(UNIX および Windows対応]

[2- IBM DB2 UDB for Z/OS and OS/390][3- Oracle Database Enterprise Edition]

7 使用するインストールの RDBMS に該当する番号を入力して、Enter を押します。

8 (Oracle のみ)[データベースバージョン]画面で、使用する Oracle のバージョンに応じて「1」または「2」を入力します。

9 [Siebel データベースオペレーション]画面で、3 を入力し、ENTER を押して[レポジトリのインポート/エクス

ポート]を選択します。

Siebel データベースオペレーションを選択してください。

[1- データベースのインストール]

[2- データベースのアップグレード]

[3- レポジトリのインポート/エクスポート]

[4- レポジトリの移行]

[5- データベースユーティリティの実行]

10[データベースオペレーション]画面で、1を入力し、ENTERを押して[レポジトリのインポート]を選択します。

次のいずれかのオプションを選択してください。

[1- レポジトリのインポート]

[2- 既存のレポジトリへの言語の追加]

[3- レポジトリのエクスポート]

11[レポジトリのインポート]画面で、インポートするレポジトリのタイプを指定します。

レポジトリのインポートオプションを指定してください。

[1- 標準 Siebelレポジトリのインポート]

[2- カスタムレポジトリのインポート]

スクリプトによって、使用可能な言語パックのリストが表示されます。

12 インストールする言語パックに対応する番号を入力します。

備考: Unicode 対応のデータベース環境では、利用可能ないずれの Siebel 言語パックでもインストールできま

す。Unicode 非対応のデータベース環境では、インストールする言語パックと、データベースコードページがサ

ポートしている文字との相関関係を考慮する必要があります。たとえば、西ヨーロッパコードページデータベー

スでは、西ヨーロッパ言語パック(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語言語パックなど)だけをインストー

ルできます。日本語コードページデータベースでは、日本語または英語言語パックだけをインストールできます。

サポートされているコードページとエンコードの方法については、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システ

ム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server の設定

13 ODBC データソース名を入力します(例:siebsrvr_ent_srvr1)。

備考: データソースは Siebel Server のインストールによって SiebSrvr_enterprise_server_nameの形

式で自動的に作成されます。デフォルトの ODBC 設定またはパラメータは変更しないでください。変更すると

ODBC の使用に問題が生じます。たとえば、OptimizeLongPerformance パラメータを enable に設定する

と、インポートまたはエクスポートプロセス中にレポジトリ内のすべてのスクリプトが破損します。

14 データベースの Siebel 管理者のユーザー名とパスワードを入力します(例:SADMIN および ORASADMIN)。

15 Oracle データベースのテーブルオーナー名とパスワードを入力します(例:siebelおよび orasadmin)。

16 レポジトリ名を入力するか、デフォルトを受け入れます(例:Siebel Repository)。

17 レポジトリファイル名を入力するか、デフォルトを受け入れます(例:mstrep.dat)。

インポートレポジトリの仕様設定を完了すると、設定ウィザードには設定した値のリストが表示され、Siebelアップグレードウィザード(srvrupgwiz)を起動するかどうかを確認するメッセージが表示されます。

18「1」を入力して、設定内容を許可し、アップグレードウィザードを開始します。または、「2」を入力して、設定内容を拒否し、設定ウィザードを終了します。

以前入力した値を変更する場合は、dbsrvr_config.kshを実行して設定ウィザードを再実行します。ウィザー

ドの実行によって、異なる値で再度設定できます。

ただし、プログラムまたはシステムエラーが発生し、Siebel アップグレードウィザードを再実行する必要がある

場合は、次の手順に従って、ウィザードが失敗した時点から開始してアップグレードを行うことができます。詳

しくは、『アップグレードガイド』を参照してください。

アップグレードが正常に終了した場合は、その終了を知らせるメッセージがインストールの終了時にSiebelアッ

プグレードウィザードによって表示されます。

DB Server にレポジトリをインポートする際のログファイルの確認

レポジトリインポートプロセスにより、$SIEBEL_ROOT/logサブディレクトリ内に srvrupgwiz.log、

srvrupgwiz1.log(追加されたログは数字が増加します)のようなログファイルが作成されます。このサブディ

レクトリで、エラーがないか確認する必要があります。アップグレードウィザードに問題が発生して再実行を試み

ると、その他のログファイルも作成されます。

備考: srvrupgwiz.log が最新のログファイルで、srvrupgwiz1 はその前に作成されたログファイルになります

(その後も同様です)。

新しい言語でレポジトリをインポートした場合、次の特殊なログファイルが作成されます。

imprep_prim.log

DB2 のみ:

gen_updatestats_imprep.log

updatestats_imprep.log

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール後のタスク

DB Server にインポートする際の容認可能なレポジトリのエラーログファイルには、予期されている些細なエラーが記録されていることがあります。ログファイルに記述されたすべ

てのエラーメッセージをデータベースサーバーのプラットフォームのサブディレクトリ(oracle など)に保存され

ている errors.txt ファイルのサンプルエラーメッセージと比較してください。errors.txt ファイルに記載され

ていないログファイルの場合は、そのログファイルのエラーメッセージは許容可能ではありません。ログファイルに

記録されたエラーが errors.txtファイル内のリストにある場合、特別な処置は必要ありません。

備考: ログファイルによっては、記録されている各種エラーのうちの 1 種類しか errors.txtファイルのリストに

ない場合があります。

errors.txtファイル内のリストにないエラーが見つかった場合は、そのエラーの原因になった条件を修正し、アッ

プグレードウィザードを再実行します。

エラー番号だけを確認しないでください。新しいバージョンのドライバーのインストールによってエラー番号が変更

されている場合があります。実際のエラーの説明を比較して、そのプラットフォームに対して許容可能なエラーかど

うかを確認してください。

注意: その他のエラーが万一発生した場合、この確認は重要です。インデックスの作成失敗など、ある種のエラーは

Siebel eBusiness Application のパフォーマンスの問題や異常な動作の原因になります。

DB Server に Siebel レポジトリをインストールする際のトラブルシューティング この段階で発生する一般的な問題には、次のようなものがあります。

■ 既存のレポジトリと同じ名前でレポジトリをインポートしている。

■ データベースがテーブルスペースページを使い切り、テーブルスペースサイズを増やすことで新しいデータペー

ジを割り当てることができない。

■ (DB2 のみ)APP_CTL_HEAP_SZなどの、DB2 設定パラメータの設定に関する DB2 エラーがある。これらは、

ほとんどの場合、高い値に設定を変更する必要があります。Siebel Systems のガイドラインは最小値を提示し

ているためです。

レポジトリのインポートプロセスによって生成されたログファイルに、前述のエラーが含まれているはずです。

Siebel Database Server のインストール後のタスクSiebel Database Server のインストールを完了した後で、次のタスクを実行します。

■ 145 ページの「DB Server のシステム属性の確認」

■ 146 ページの「DB Server への複数言語シードデータのインストール」

■ 147 ページの「レポジトリへの新しい言語のインポート」

■ 147 ページの「DB Server への Siebel File System の設定」

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

144 ■

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール後のタスク

DB Server のシステム属性の確認

Siebel Database Server のインストールと設定を完了したら、Siebel Tools に含まれる Siebel アプリケーショ

ンのシステム属性を確認する必要があります。Siebel Tools のインストール方法については、第 10 章「Siebel Toolsのインストール」を参照してください。

システム属性を確認するには

1 Siebel Tools を起動して、[Screens]>[System Administration]>[System Preferences]の順に選

択します。

備考: Siebel Tools を最初に起動すると、ライセンスキー番号を入力していない場合は、それを入力するよう

に要求されます。サイトに割り当てられているライセンスキーは、DVD ケース、または FTP からソフトウェア

をダウンロードした場合はその他のマニュアルと共に MS Word のドキュメントとして提供されているライセン

スキーレターに記載されています。ライセンスキーについては、『アプリケーション管理ガイド』を参照してくだ

さい。

2 [システム属性名 = Enterprise DB Server Code Page]を見つけて、それぞれの値が適切に、かつ、データベースサーバーコンポーネントのインストール中に選択した値に基づいて設定されていることを確認します

(135 ページの「DB Server コンポーネントのインストール」を参照)。適切な値のリストは、表 16 を参照して

ください。

備考: コードページの値は、小文字で指定する必要があります。例:utf-8または utf-16。

3 データベースがUnicodeに対応している場合は、テーブルS_APP_VERの列UNICD_DATATYPS_FLGにUnicodeフラグが、次に示すように正しく設定されていることを検証します。

■ Codepage (non-Unicode)= N

Oracle

■ Unicode Oracle = 8

DB2

■ Unicode DB2 Server = Y

備考: データタイプフラグは大文字で指定する必要があります。

表 16 Enterprise DB Server Code Page の許容値

値 言語 データベース

utf-81(Unicode)

1. Oracle データベース文字セットでは、入力必須値が utf-8 であっても異なる値が使用されている場合があります。

全カテゴリー Oracle 9i

utf-162(Unicode)

2. UCS-2 とも呼ばれますが、値は utf-16 と同じ値を入力してください。

全カテゴリー DB2

cp932(または等価のコード) 日本語 Oracle 9i、Oracle 8i、DB2

cp1252(または等価の

コード)

西欧言語 全カテゴリー

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 145

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール後のタスク

DB Server への複数言語シードデータのインストール

国際的に展開する組織ではデータを複数の言語で提供する必要があるので、複数言語シードデータ(ビュー、権限、

システム属性のリストなど)をインストールする必要があります。そのためには、データベースサーバーにプライマ

リ(基本)言語をインストールした後に、新しい言語パックを追加します。これによって、新しい言語によるシード

データの変数リスト(LOV)が組み込まれます。

別の言語のシードデータは、シードデータをプライマリ(基本)言語で正常にインストールした後で初めてデータベー

スに追加できます。別の言語のシードデータを追加すると、新しい言語の LOV データが追加されます。

注意: Siebel Enterprise Server の関連する Siebel Server に第 2 言語をインストールしていなければ、SiebelDatabase にその言語を追加することはできません。

複数言語シードデータをインストールするには

1 DVD ドライブに、該当する Siebel アプリケーションの DVD を挿入します。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS

ここでは、

■ UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、HP-UX、AIX、Solaris など。

手順 4 に到達するまでは、126 ページの「DB Server のインストール」 にある指示に従います。ただし、2を選

択して既存のインスタンスに新しい言語を追加します。

2 表示される指示に従って、Siebel 製品の要求された番号の言語パック DVD を挿入します。

3 インストールが完了したら、Siebel Database Server 設定ウィザードを起動し、135 ページの「DB Serverコンポーネントのインストール」の手順 1 から手順 11 を繰り返します。

4 [インストールオプションの選択]画面で[既存の Siebel データベースへの言語の追加]を選択し、[次へ]を

クリックします。

5 以降の指示に対しては、プライマリ(基本)言語シードデータをインストールしたときと同様に対応します。

備考: Unicode 対応のデータベース環境では、利用可能ないずれの Siebel 言語パックでもインストールできま

す。Unicode 非対応のデータベース環境では、インストールする言語パックと、データベースコードページがサ

ポートしている文字との相関関係を考慮する必要があります。たとえば、西ヨーロッパコードページデータベー

スでは、西ヨーロッパ言語パック(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語言語パックなど)だけをインストー

ルできます。日本語コードページデータベースでは、日本語または英語言語パックだけをインストールできます。

サポートされているコードページとエンコードの方法については、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システ

ム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

備考: 複数言語シードデータのインストール中にプログラムが失敗するか、またはシステムエラーが発生した場

合、アップグレードウィザードをその時点に戻すには、『アップグレードガイド』を参照してください。

6 Siebel eBusiness Applications の複数言語変数リスト(MLOV)機能を有効にします。詳しくは、『ConfiguringSiebel eBusiness Applications』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

146 ■

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール後のタスク

レポジトリへの新しい言語のインポート

Siebel レポジトリをプライマリ(基本)言語に正常にインストールしたら、ほかの言語をレポジトリに追加できます。

新しい言語をレポジトリに追加することによって、レポジトリオブジェクトのローカライズされたユーザーインター

フェイス文字列の行が入力されるので、新しい言語での Siebel eBusiness Applications の UI の表示が改善され

ます。

使用している Siebel eBusiness Application(Siebel Sales、Siebel Service、Siebel Marketing など)の数

に関係なく、この処理はインストールする言語について 1 回だけ実行します。

注意: Siebel Enterprise Server の関連する Siebel Server に第 2 言語をインストールしていなければ、SiebelDatabase にその言語を追加することはできません。

レポジトリに新規言語をインポートするには

1 140 ページの「DB Server の Siebel レポジトリのインポート」の手順に従って手順 6 まで処理し、2 の[既存

のレポジトリへの言語の追加]を選択します。

2 以降の指示に対しては、プライマリ(基本)言語レポジトリをインポートしたときと同様に対応します。

備考: レポジトリへの新しい言語のインポート中にプログラムが失敗するか、またはシステムエラーが発生した

場合、アップグレードウィザードをその時点に戻すには、『アップグレードガイド』を参照してください。

DB Server への Siebel File System の設定

フォローアップテンプレート、Siebel Marketing ファイルなど、Siebel File System を実行するために必要なファ

イルは、Siebel Database Server ソフトウェアと共に提供されます。filesというサブディレクトリは、SiebelDatabase Server をインストールするときに作成されます。

Siebel 管理者は、Siebel Database Server をインストールしてから Siebel Web Client を実行するまでの間に、

/att File System ディレクトリにこれらの添付ファイルを組み込む必要があります。

Siebel File System ディレクトリを組み込むには

1 Siebel Database Server ソフトウェアの /filesサブディレクトリから Siebel File System の /attサブ

ディレクトリに適切なファイルをコピーします。

2 Siebel Database Server ソフトウェアの /filesサブディレクトリから Siebel File System の /cmsディレクトリに KB.kbファイルをコピーします。

3 ファイルが適切な場所に配置されていることを確認します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 147

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Siebel Database Server のインストール ■ Siebel Database Server のインストール後のタスク

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

148 ■

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8 Siebel Web Server Extension のインストール

この章は、Web サーバーに Siebel Web Server Extension(SWSE)をインストールおよび設定するシステム管

理者または Web マスターを対象としています。次のトピックが含まれています。

■ 149 ページの「SWSE のインストールと設定のプロセス」

■ 150 ページの「Siebel Web Server Extension インストールの要件」

■ 152 ページの「Web サーバーのインストール」

■ 153 ページの「Siebel Web Server Extension のインストール」

■ 160 ページの「Web サーバーの設定」

■ 161 ページの「Siebel Web Server Extension のインストール後のタスク」

■ 172 ページの「Siebel Web Server Extension インストールのトラブルシューティング」

Siebel Web Server Extension(SWSE)を使用すると、Siebel eBusiness Applications Web Client と SiebelServer 間の通信が可能になります。

Siebel eBusiness Applications は、ゼロフットプリントで、標準の Web ブラウザからアクセスする Web ベース

アプリケーションの製品群です。これらのアプリケーションは、複数のサーバーコンポーネントを使用して、WEB ク

ライアントにサービスを行います。

■ Web サーバー: クライアントの Web ブラウザは、Web サーバーに接続して、Siebel Web クライアントアプ

リケーションを表示します。

■ Siebel Web Server Extension(SWSE): Web サーバー内で実行されるプラグイン拡張機能で、SiebelWeb Engine の一部と見なされます。SWSE は、Siebel Web Engine の Siebel Server コンポーネントと通

信します。

■ Siebel Web Engine: Siebel Server 内にあり、これを使用すると、Siebel eBusiness Applications の

データとロジックにアクセスできるようになります。

サポートされているハードウェア、オペレーティングシステムプラットフォーム、Web ブラウザ、および Web サー

バーについては、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参

照してください。

SWSE のインストールと設定のプロセスSiebel Web Server Extension のインストールと設定は複数のタスクにより構成されており、システム管理者が次

の順序で実行します。

1 Siebel Web Server Extension のインストール要件を確認します。150 ページの「Siebel Web ServerExtension インストールの要件」を参照してください。

2 希望の負荷分散ソリューションをインストールします。『Deployment Planning Guide』を参照してください。

3 Web サーバーをインストールします。152 ページの「Web サーバーのインストール」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 149

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension インストールの

要件

4 既存の Siebel Web Server Extension をアンインストールします。第 16 章「Siebel eBusiness Applicationsのアンインストール」を参照してください。

5 Siebel Web Server Extension をインストールします。153 ページの「Siebel Web Server Extension のイ

ンストール」を参照してください。

6 Web サーバーを設定して、Siebel Web Server Extension を使用して作業を行います。160 ページの「Webサーバーの設定」を参照してください。

7 該当するインストール後のタスクを実行します。161 ページの「Siebel Web Server Extension のインストー

ル後のタスク」を参照してください。

Siebel Web Server Extension インストールの要件Siebel Web Server Extensionをインストールする前に、次のコンポーネントをインストールする必要があります。

■ サポートされている Web サーバーと、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされている

プラットフォーム』に記載されている現在のリリースのインストール要件。

■ Siebel Gateway Name Server: このコンポーネントは、SWSE のインストールの実行には技術的にはイン

ストールする必要のないものですが、すでにインストールされている Siebel Enterprise Server と GatewayName Server のインストールは、Siebel Enterprise Server インストールの前提条件となっています。

■ 購入した Siebel eBusiness Applications 用の Server Manager を通じて有効にしたアプリケーションオブ

ジェクトマネージャを備えた Siebel Enterprise Server、および Siebel Server を 1 台。詳しくは、『Siebelシステム管理ガイド』を参照してください。

■ Siebel の負荷分散機能を使用する場合は、Siebel Web Server Extension をインストールする前に負荷分散

設定ファイル(lbconfig.txt)を生成する必要があります。SWSE 設定ウィザードは、負荷分散仮想ホスト定義

と、このファイルのルーティング URL を更新します。このファイルについては、『Deployment PlanningGuide』を参照してください。

備考: Siebel Web Server Extension とモバイル Web クライアントソフトウェアのインストールが完了する

まで、追加の Siebel Server のインストールは待機します。このソフトウェアをインストールすることによっ

て、Web サーバーから最初の Siebel Server への接続が機能することをテストできます。

インストールプロセスを開始する前に、サーバーコンポーネントの配布方法を決定します。

■ シングルノード : Siebel Enterprise Server コンポーネント、Siebel eBusiness Application サーバーコ

ンポーネント、および Web サーバーを同じマシンまたはノードにインストールします。

■ 分散型 : Enterprise Server 内の複数の Siebel Server で負荷を動的に分散できる複数のアプリケーションオ

ブジェクトマネージャに接続している複数の Web サーバーに先にインストールしたコンポーネントを分散しま

す。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

150 ■

Page 151: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension インストールの

要件

推奨される Siebel Web サーバートポロジそれぞれの展開の選択肢には兼ね合いがあります。エンタープライズ規模の展開では、次のような理由から、分散型

ノード展開を実施することを強くお勧めします。

■ リソース競合の低減: Web サーバーと Siebel Server(アプリケーションオブジェクトマネージャを備えたも

の)を別々のマシンに分散すると、CPU やその他のサーバーリソースの競合が削減されます。ただしパフォーマ

ンスを最大限に引き出すためには、この 2 台のマシンを高速ネットワークで接続する必要があります。

■ 高いフォールトトレランス: コンポーネントの複数のインスタンスを複数のマシン上で処理することにより、1 台

のマシンで発生した障害の影響を最小限に抑え、ダウンタイムを短縮できます。

■ ファイアウォールを使用することによる柔軟性の向上: Siebel eBusiness Applications の Web コンポーネ

ントを、アプリケーションオブジェクトマネージャを備えた Siebel Server とは異なるマシンに配置すると、

Web サーバーを「DMZ」に展開させ、Enterprise Server コンポーネントをセキュリティで保護されたファイ

アウォール内に保持できます。

■ 高可用性: 同時に多数のユーザーをサポートする展開や、高可用性が運用要件として求められる展開では、マル

チノード設定が要求されます。

Siebel Gateway Name Server および Enterprise Server の確認Siebel Web Server Extension をインストールする前に、Siebel Gateway Name Server、および少なくとも

1 つの Siebel Server を含む Enterprise Server をインストールして設定しておく必要があります。前の手順で選

択した構成に従って、第 6 章「Siebel Server のインストール」の手順をすべて実行して、Enterprise Server エン

ティティをインストールし、設定します。

Siebel eBusiness Application のアプリケーションオブジェクトマネージャと Web コンポーネントを同じマシン

にインストールする場合は、インストール時のファイルの権限の問題を回避するために、別々のインストールディレ

クトリを使用します。

Web サーバー要件の確認Web Server Extension をサポートするサーバーが、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポート

されているプラットフォーム』に記載されているハードウェアおよびソフトウェアプラットフォームのすべての要件

を満たしていることを確認します。

SWSE をホストする HTTP プロセスは、複数のアプリケーションサーバーと通信できます。Siebel Systems は、本

番環境で複数の SWSE を 1 つの Web サーバーにインストールすることは推奨またはサポートしていません。開発ま

たはテストの目的で複数の SWSE を 1 つの Web サーバーにインストールする場合は、Siebel SupportWeb にあ

る『Technical Note 456: Installing multiple instances of Siebel Web Server Extension on one Webserver』を参照してください。

httpd.conf ファイルを変更して正しいポート番号を反映させる必要があるため、Web サーバーのポート番号を知っ

ておく必要があります。詳しくは、152 ページの「IHS および HP-Apache2 の httpd.conf ファイルの編集」を参照

してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 151

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Web サーバーのインストール

Web サーバー言語パックの要件複数の言語パックを1つのWebサーバーおよび1つのSiebel Web Server Extensionインスタンスに展開できます。

Siebel Server と Web サーバーは、同じ言語で運用する必要はありません。ただし、Siebel Server、Web サー

バー、および他のすべてのサーバーコンポーネントは、同じ文字セットを使用する必要があります。詳しくは、『GlobalDeployment Guide』を参照してください。

ドメイン名の要件Solaris および Sun ONE のインストールでは、ドメイン名は /etc/hostsまたは resolve.confのどちらかに追

加します。

Web サーバーのインストールSWSE をインストールする前に、サポートされている Web サーバーソフトウェアを指定のマシンにインストールし、

設定して、起動します。最良のパフォーマンスとスケーラビリティを実現するには、Web サーバーを専用のマシンに

配置します。

ルートディレクトリの書き込み権限Web サーバーを実行するユーザーが、$SWEAPP_ROOT ディレクトリとそのサブディレクトリ(ここで、

$SWEAPP_ROOT は Siebel Web Extension がインストールされているディレクトリ)に対する読み取り、書き

込み、および実行権限を持っていることを確認します。

IHS および HP-Apache2 の httpd.conf ファイルの編集IHS サーバーおよび HP-Apache2 サーバーでは、デフォルトの文字エンコードとして AddDefaultCharset ISO-

8859-1が httpd.conf設定ファイルに設定されている場合があります。非常駐のユーザーインターフェイス言語を

使う場合、この設定が原因で、ポップアップ、[バージョン情報]ボックス、ヘルプページといった一部の静的コンテ

ンツが正しく表示されなくなります。西ヨーロッパ言語以外の言語を使う場合は、次の手順に従って、この設定をリ

セットします。

httpd.conf ファイルを変更するには

1 IHS を使用している場合は、httpd.conf ファイルに移動します。通常このファイルは /usr/IBMIHS/confにあります。HP-Apache2 の場合、ディレクトリは /opt/hpws/apache です。

2 viなどのテキストエディタを使って、httpd.confファイルを開きます。

3 AddDefaultCharset ISO-8859-1 という行を探し、この行の先頭にシャープ記号(#)を付けてコメントに

します。

4 ファイルを保存します。

5 サーバーを再起動します。

さらに、別のポート番号を SWSE に指定する場合は、httpd.conf ファイルで次の変更を行う必要があります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

152 ■

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

別のポート番号を使用するために httpd.conf ファイルを変更するには

■ listen と ServerNam を次のように設定します。

listen:port number

ServerName:port number

ここでは、

Listen = Webサーバーマシンの IPアドレスです。

ServerName = マシン名です。

例:

72.20.167.154:16131

sdch70a012.siebel.com:16131

Sun ONE での Web サーバーのリスニングポートの検索Siebel Web Server Extension のインストール中に、ご使用の Web サーバーのリスニングポート番号が要求され

ます。この番号は、次の手順に従って検索できます。

Sun One で Web サーバーのリスニングポート番号を検索するには

1 使用する Web サーバーインスタンスの configサブディレクトリにある serve.xml ファイルを開きます。

2 port=port_numberの行を検索します。

ここでは、

port_number = 使用するリスニングポート番号です。

Siebel Web Server Extension のインストールインストールプログラムによって、Siebel ディレクトリ構造がセットアップされ、必要なファイルおよびコンポーネ

ントがターゲットディスクにコピーされ、ホスト環境が設定されます。

1 つの Web サーバーに複数のバージョンの SWSE バージョンをインストールすることは、本番環境ではサポートさ

れていません。

IHS サーバーと HP-Apache2 サーバーでは、httpd.conf ファイルの次の 2 つの行も変更する必要があります。

Listen:port number

ServerName:port number

ここでは、

Listen = Webサーバーマシンの IPアドレスです。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 153

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

ServerName = マシン名です。

例:

172.20.167.154:16131

sdch70a012.siebel.com:16131

インストール時に権限に関する問題が発生しないように、Web サーバーインスタンスをインストールしたユーザー、

またはこのユーザーと同じ権限を持つユーザーが、SWSE をインストールします。

DVD を入れ替えないようにするには、システム内の共通のインストールディレクトリに、必要な言語ファイルを含

むすべてのインストールファイルをコピーするか、Network Image Creator を使用します。詳しくは、26 ページ

の「インストールメディアの選択」を参照してください。DVD からの直接インストールを選択しない場合は、次の手

順で示す、DVD の入れ替えに関するプロンプトは表示されません。

備考: 次の手順は基本製品のインストールに適用されます。パッチのインストールの手順については、パッチと一緒

に提供される『Maintenance Release Guide』を参照してください。

UNIX に Siebel Web Server Extension をインストールするには

1 Webサーバーのインスタンスをインスタンス化し、リスニングを行うポート番号を書き留めます。(Solarisのみ)

2 既存の SWSE をアンインストールします。

3 Base Applications for UNIX_OS、Language Release 1 DVD を サーバーの DVD ドライブに挿入します

(ここで UNIX_OS は、Solaris、HP-UX、AIX など、ご使用の UNIX オペレーティングシステム)。

備考: DVD のボリュームラベルは、インストールした Siebel アプリケーションにより、seaUNIX_OSunibase

または siaUNIX_OSunibase(ここで、UNIX_OSは sol、aix、hpuxなど、ご使用の UNIXオペレーティングシス

テム)となります。

4 新しいシェルを開き、Siebel 環境変数を設定解除します。

5 製品をインストールするディレクトリとそのディレクトリに対する権限を確認します。読み取り、書き込み、お

よび実行の権限が必要です。

6 DVD の /Siebel_Web_Server_Extension ディレクトリに移動して、新しいシェルを開きます。

備考: SWSE をインストールするには、インストールに適した Web サーバーファイル(Sun One、IBM HTTP、または HP-Apache2 の Web サーバーファイル)を変更できるユーザーアカウントを使用して、インストール

を行う必要があります。

7 SWSE インストールプロセスを開始するには、次のコマンドを入力して、75 ページの「インストールコマンド用追加フラグ」で説明する必要なフラグを追加します。

./setupUNIX_OS

ここで、

UNIX_OS = 使用するオペレーティングシステム(sol、aix、hpux)です。

[インストールへようこそ]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

154 ■

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

8 [次へ]をクリックします。

同一マシン上に他の Siebel コンポーネントがインストールされている場合は、それらのコンポーネントが検出

されたことを示すメッセージが表示されます。

9 SWSE ファイルを初めてインストールしているのか、既存のインスタンスに新しい言語を追加しているのかに応じて、次のうちの適切なアクションを実行し、[次へ]をクリックします。

■ サーバーソフトウェアを新しいインスタンスにインストールするには、デフォルトの[なし]を選択し、[次

へ]をクリックします。手順 10 に進みます。

■ 既存のインスタンスに新しい言語をインストールするには、表示されているインスタンスを選択し、[次へ]

をクリックします。手順 11 に進みます。

このトピックに関する重要な追加情報については、93 ページの「Siebel Server への複数の言語パックのイ

ンストールのガイドライン」も参照してください。

[インストーラパス]画面が表示されます。

10 インストールディレクトリに対する完全修飾パスを入力し、[次へ]をクリックします。

[インストーラ言語の選択]画面が表示されます。

11 インストールする言語を選択して、[次へ]をクリックします。

すべてのサーバーが少なくとも 1 つのプライマリ(基本)言語でインストールされます。必要に応じて、後で別

の言語をインストールできます。詳しくは、『Global Deployment Guide』を参照してください。

後で言語をインストールするときには、そのディレクトリで実行したパッチもすべて再インストールする必要が

あります。

備考: Unicode 対応のデータベース環境では、利用可能ないずれの Siebel 言語パックでもインストールできま

す。Unicode 非対応のデータベース環境では、インストールする言語パックと、データベースコードページがサ

ポートしている文字との相関関係を考慮する必要があります。たとえば、西ヨーロッパコードページデータベー

スでは、西ヨーロッパ言語パック(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語言語パックなど)だけをインストー

ルできます。日本語コードページデータベースでは、日本語または英語言語パックだけをインストールできます。

サポートされているコードページとエンコードの方法については、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システ

ム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

[インストールの確認]画面が表示されます。

12[次へ]をクリックします。

[インストール進捗]画面が表示され、アンインストールフォルダが作成されます。

■ 複数の言語をインストールする場合は、[プライマリ言語]画面が表示されます。手順 13 に進みます。

■ 1 つの言語だけインストールしている場合は、[Web サーバールートディレクトリ]画面が表示されます。

手順 14 に進みます。

13 インストールのプライマリ言語を選択し、[次へ]をクリックします。

[Web サーバールートディレクトリ]画面が表示されます。

14 Web サーバー上での SWSE のルートディレクトリを選択して[次へ]をクリックします。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 155

Page 156: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

15 ファイルがインストール先にコピーされると、次のメッセージを示す情報画面が表示されます。

「現在のメディア上に lang言語パックが見つかりませんでした。lang言語パックが含まれている DVDを挿入し、lang

フォルダから setupUNIX_OS ファイルを選択してください。」(ここで、lang はインストールする言語コードであり、

UNIX_OSは solや aixのような使用する UNIXオペレーティングシステムを表しています)。

備考: Siebel Industry Applicationsでは、Windows言語パックとUNIX言語パックは別のDVDにあります。

16 挿入されている DVD をドライブから取り出し、該当する言語パックの DVD を挿入します。

「lang 言語パック DVD の実行可能ファイルに移動」というタイトルのダイアログボックスが表示され、

siebel.ini と呼ばれるファイルが表示されます。ただし、このファイルに対して何もする必要はありません。

必要に応じて、フィルターダイアログボックスをクリアして、適切なファイルを表示できることを確認します。

17 UNIX_OS/Server/Siebel_Web_Server_Extension/lang ディレクトリにある setupUNIX_OS を開きま

す。ここで、 UNIX_OS は使用する UNIX オペレーティングシステムで、lang は、enu などのインストールす

る言語パックのコードです。

言語ファイルがインストールされたことを知らせるメッセージが表示されます。

18 すべての言語ファイルのインストールが完了したら、インストーラプロンプトにベースDVDの挿入を求めるメッ

セージが表示されます。

「ベース DVDをもう一度挿入してセットアップ UNIX_OSファイルを参照し、セットアップを続行してください。」

19 ベース DVD に再度移動し、Siebel_Web_Server_Extension/setupUNIX_OS を検索して[OK]をクリックします。

[ロードバランス設定]画面が表示されます。

20 使用する環境で希望するロードバランスメソッドを選択し、[次へ]をクリックします。

■ [エンタープライズの単一の Siebel Server]を選択した場合は、手順 21 に進みます。

■ [サードパーティロードバランサーを使用]を選択した場合は、手順 22 に進みます。

■ [Siebel ロードバランスを使用]を選択した場合は、手順 23 に進みます。

21 Siebel Server のホスト名と SCBroker コンポーネントのポート番号(デフォルトは 2321)を入力します。

[次へ]をクリックして手順 24 に進みます。

このポートは、Web サーバーと Siebel Server 間のすべての通信に使用されます。SCBroker(Siebel ConnectionBroker)コンポーネントに指定したポート番号が、他のアプリケーション、他の Siebel コンポーネント(SiebelGateway Name Server など)、または他の Siebel Server インスタンスで占有されていないことを確認します。こ

のマシンに複数の Siebel Server をインストールした場合は、各 Siebel Server インスタンスに一意の SCBrokerポートを入力するようにします。

SCBrokerポート番号を変更する必要がある場合は、Siebel Server Managerを使用してStatic Port Numberパラメータ(エイリアス PortNumber)の値を指定します。SCBroker については、『Siebel システム管理ガ

イド』および『Deployment Planning Guide』を参照してください。

22 サードパーティのロードバランサーを使用する場合は、仮想 IP アドレスまたはホスト名と仮想ポート番号を入

力します。[次へ]をクリックして手順 24 に進みます。サードパーティの HTTP ロードバランサーのルーティン

グ規則の作成については、『Deployment Planning Guide』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

156 ■

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

23 仮想ホストファイル(lbconfig.txt)のフルパスを入力します。[次へ]をクリックして手順 24 に進みます。

このファイルはすでに存在していなければなりません。詳しくは、150 ページの「Siebel Web Server Extensionインストールの要件」を参照してください。

24 Enterprise Server 名を入力して[次へ]をクリックします。

[圧縮タイプ]画面が表示されます。

25 圧縮タイプを選択して[次へ]をクリックします。

なし

ZLIB

[暗号化]画面が表示されます。

26 Siebel Web クライアントがアプリケーションオブジェクトマネージャとの通信に使用する暗号化のタイプとして次のいずれかを選択し、[次へ]をクリックします。

NONE: ネットワークは暗号化されません。

RSA: データ転送に RSA Security Systems 128 ビットの強力な暗号化機能を使用する場合に必要なプロト

コルです。

備考: Siebel eBusiness Applications が接続するアプリケーションオブジェクトマネージャでも、同じプロ

トコルを使用するように設定する必要があります。詳しくは、第 6 章「Siebel Server のインストール」を参照

してください。

[サーバーの HTTP ポート]画面が表示されます。

27 デフォルトの HTTP ポート(80)をそのまま使用するか、新しいポート番号を入力して、[次へ]をクリックします。

[インストーラ設定 Web サーバー HTTPS(セキュア HTTP)ポート]画面が表示されます。

28 デフォルトの Web サーバー HTTPS ポート(443)をそのまま使用するか、新しいポート番号を入力して、[次へ]をクリックします。

[Web 更新プロテクトキー]画面が表示されます。

29 管理者が Web の保守で使用する Web 更新プロテクトキーを入力します。

このキーを使用する対象については、159 ページの「Web 更新プロテクトキーについて」を参照してください。

[匿名ログイン従業員名]画面が表示されます。

30 匿名従業員のログイン ID を入力して[次へ]をクリックします。

備考: この値は、すべての従業員が使用して[ログイン]ビューにアクセスできるログイン ID です。このログ

イン ID は、[ログイン]ビューに移動するための権限を持つ有効なクライアントログインです。

[匿名ログイン従業員パスワード]画面が表示されます。

このパラメータは、ログインせずにアプリケーションを参照できる従業員用です。

備考: この機能を使用できる従業員を限定したい場合は、何も入力せずに[次へ]をクリックするだけで、この

画面を無視できます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 157

Page 158: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

31 このパラメータを使用する場合は、匿名のログインパスワードを入力し、それを確認してから[次へ]をクリックします。

[匿名ログイン担当者名]画面が表示されます。

32 匿名ログインの担当者名を入力して[次へ]をクリックします。

[匿名担当者のパスワード]画面が表示されます。

33 匿名ログインのパスワードを入力し、それを再確認して[次へ]をクリックします。

[SSL(Secure Sockets Layer)を展開]画面が表示されます。

34 この画面の[はい]ボックスを選択するか、選択を解除して、SSL(Secure Sockets Layer)をエンタープラ

イズに展開するかどうかを指定します。

■ SSL を展開する場合は、手順 35 に進みます。

■ SSL を展開しない場合は、手順 39 に進みます。

35[証明書ファイル名]画面で次の値を入力し、[次へ]をクリックします。

証明書ファイル名: 証明書ファイル名です。

CA 証明書ファイル名: 証明機関ファイルにより、証明書を発行した、信頼されている機関が識別されます。

[プライベートキーファイル名]画面が表示されます。

36 次の値を入力し、[次へ]をクリックします。

プライベートキーファイル名: プライベートキーファイルの名前です。

プライベートキーファイルのパスワード : プライベートキーファイル名のパスワードです。

プライベートキーファイルのパスワード(確認用): 前の例で入力したパスワードです。

[ピア認証]画面が表示されます。

37 ピア認証を行うかどうかを選択します。

[再起動]画面が表示されます。

38 Web サーバーを今すぐ再起動して変更処理を完了するかどうか指定してから、[次へ]をクリックします。

備考: 設定処理中に Web サーバーを再起動していない場合、変更内容は Web サーバーを再起動するまで反映

されません。

[インストーラの確認]画面が表示されます。

39 設定を確認します。

■ 設定を適用するには、[次へ]をクリックします。

■ 変更を加えたい場合は、[戻る]ボタンを使って前の画面に戻り、目的のパラメータを更新します。[次へ]

ボタンを使ってこの画面に戻り、新しい値を確認します。

設定ウィザードに、「SWSE が正常にインストールされました」というメッセージが表示されます。

40[完了]をクリックします。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

158 ■

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

Web 更新プロテクトキーについて Web 更新プロテクトキーは、開発者が Siebel Tools を使用して Siebel アプリケーションをカスタマイズした後で

Siebel Server 上で更新し、配置したアプリケーションイメージファイルを、Siebel 管理者が Web サーバー上で更

新するのに使用するパスワードです。

管理者が Web サーバーを再起動するたびに、Web サーバーは Siebel Server にアクセスして、イメージを更新し

ます。ただし、複数の Web サーバーを展開している場合には、管理者はこのパスワードをコマンドラインで入力す

るだけで、同じようにイメージを更新できます。このトピックについては、『Siebel eBusiness Applications セ

キュリティガイド』を参照してください。

備考: Web 更新プロテクトキーは SWSE の設定時に設定されますが、必要ならば、Web サーバーの bin サブディ

レクトリにある eapps.cfgファイルを編集することによって、後でパスワードを変更できます。

Web サーバーをリサイクルしない SWSE ディレクトリの更新

Web サーバーのリサイクルを回避するには、SWSE ディレクトリイメージが更新されるたびに、次の手順を実行し

ます。

Web サーバーをリサイクルしないで SWSE ディレクトリ構造を更新するには

1 アプリケーションにログインします。

2 ブラウザの[アドレス]フィールドに次の URL を入力します。

http://host:port/application/start.swe?SWECmd=UpdateWebImages&SWEPassword=passwd

ここでは、

host = Web サーバーマシン名です。

post = Web サーバーのリスンポート(デフォルトのポート 80 を使用する場合は不要)です。

application = callcenter_enu、sales_enu などの Siebel アプリケーションです。

passwd = WebUpdatePassword により eapps.cfg で定義されるパスワードです。

例:

http://siebe1:81/callcenter/start.swe?SWECmd=UpdateWebImages&SWEPassword=siebel

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 159

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Web サーバーの設定

Web サーバーの設定Web サーバーで Siebel Web Server Extension を使用するように設定するには、Web サーバーの httpd.conf

ファイルを編集します。

httpd.confファイルは、メインの Web サーバー設定ファイルです。このファイルには、サーバーに指示を与える設定

命令が記述されています。IHS を使用している場合、このファイルは $IHS_ROOT/confの中にあります。HP-Apache2を使用している場合、デフォルトのディレクトリは /opt/hpws/apache です。

IHS または HP-Apache2 で Siebel アプリケーションを使用する場合は、次のガイドラインに従って、httpd.conf

ファイルの中のパラメータを設定してください。

■ 必須:

■ セクション <worker.c>が、次のようになっていることを確認します。

<IfModule worker.c>ThreadLimit N StartServers 1ServerLimit 1MaxClients NMinSpareThreads 1MaxSpareThreads NThreadsPerChild NMaxRequestsPerChild 0</IfModule>

ここでは、

N = 平均同時ユーザー数に 2 を掛けた数値です。

■ ユーザー値およびグループ値は、適切な権限を持っている既存ユーザーに一致します。何よりも重要なこと

は、さまざまな種類の SWSE ディレクトリに対して、ユーザーが適切な権限を持っていることです。

■ 推奨:

■ UseCanonicalNameは OFFに設定します。Web サーバーの負荷を分散する場合は、UseCanonicalName

を OFFに設定する必要があります。

■ KeepAliveTimeoutを 15秒に設定します。

■ MaxKeepAliveRequests=0 を最大パフォーマンスに設定します。

■ オプション:

■ IHS または HP-Apache2 の CGI 機能を使用しない場合は、CGI モジュールをロードする行をコメントに

できます。その行をコメントにすることで子プロセスが常に 1 つになるため、IHS または HP-Apache2 プ

ロセスの追跡が簡単になります。

IHS

LoadModule cgid_module modules/mod_cgid.so

HP-Apache2

LoadModule cgi_module modules/mod_cgi.so

httpd.confに記述されている命令については、http://www.apache.orgにアクセスして参照できます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

160 ■

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

後のタスク

パフォーマンスの最適化を図るための HP-Apache2 の設定Siebel eBusiness Applications を HP-Apache2 Web サーバー上で最適に実行できるようにするためには、

httpd.conf設定ファイルに次の変更を加える必要があります。

1 /etc/privgroup ファイルを編集します。このファイルがない場合は作成します。次のエントリをファイルに

追加します。

apache_group_name RTPRIO

ここでは、

apache_group_name = Apache サーバーの所有ユーザー名が含まれているグループ名です。

2 ファイルを保存して終了します。

3 シェルで、次のコマンドを実行します。

setprivgrp -f /etc/privgroup

4 ファイル $APACHE_ROOT/bin/startapaの先頭に、次のエントリを追加します。

rtprio 127 -$$

ファイルを保存して終了します。

Siebel Web Server Extension のインストール後のタスク展開での必要に応じて、次のインストール後のタスクを実行します。

■ 162 ページの「Siebel Web Server Extension のインストールディレクトリの確認」

■ 164 ページの「新しい仮想ディレクトリの作成」

■ 165 ページの「同じ場所にある複数の Web サーバーで新しい仮想ディレクトリを作成する」

■ 165 ページの「SWSE ディレクトリの権限の設定」

■ 165 ページの「Web サーバー上のユーザー権限の付与」

■ 167 ページの「Siebel Web Server Extension の変更を受け入れるための Sun ONE の設定」

■ 168 ページの「Siebel Web アプリケーション対応の HTTP 圧縮の有効化」

■ 170 ページの「Web Server Extension 設定ファイル(eapps.cfg)の編集」

■ 170 ページの「Siebel Web サーバーのデフォルトの HTTP ポートおよび HTTPS ポートの設定」

■ 172 ページの「Siebel Web Server Extension のログファイルの確認」

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 161

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

後のタスク

Siebel Web Server Extension のインストールディレクトリの確認

Web Server Extension を Web サーバーホストにインストールする間に作成された物理ディレクトリおよび仮想

ディレクトリを表示して、設定ファイル(eapps.cfg)などのファイルの場所を確認します。

物理ディレクトリ次のリストは、web サーバーに SWSE をインストールしたときに作成される物理ディレクトリとファイルを示しま

す。リストで、language は、米語に対応する ENU などのようにインストールした言語を表します。

_uninst: 製品のアンインストールに必要なファイルが置かれています。

admin: インストール中に使用されたファイル swseapps.scm が置かれています。このファイルは、SiebeleBusiness Applications の設定中に使用されるダイアログボックスを起動します。

bin: SWSE 設定ファイル(eapps.cfg)と SWSE 機能に必要なライブラリが含まれています。

locale: 実行時エラーに関する情報を持つリソースファイルが含まれています。

log: Siebel Server での SWSE とアプリケーションオブジェクトマネージャとの通信エラーをレポートします。

public: 各言語固有のサブディレクトリに、ブラウザを SWSE および Siebel Server のサブディレクトリにリダ

イレクトするために使用する、デフォルトの HTML ファイル(default.htm)が含まれています。

SWEApp/

_uninst/

admin/

bin/

language/

eapps.cfg

sweiis.dll

install_script/

locale/

language/

log/

public/

language/

demo/

files/

images/

base.txt

language.txt

log.txt

upgrade.log

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

162 ■

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

後のタスク

Web サーバーでの仮想ディレクトリの確認仮想ディレクトリは、インストールした Siebel eBusiness Web アプリケーションのそれぞれに対し、Web サー

バーにインストールされます。たとえば、eService 製品をインストールすると、eservice ディレクトリがインス

トールされます。

IHS および HP-Apache2 で仮想ディレクトリを確認するには

■ Web サーバー設定ファイル httpd.confを開きます。

IHS を使用している場合、このファイルは $IHS_ROOT/confの中にあります。HP-Apache2 を使用している場

合、デフォルトのディレクトリは /opt/hpws/apache です。

次に示す例は、IHS または HP-UX 上の Siebel eBusiness Applications に共通している仮想ディレクトリ構造の

一部です。

Alias /ecustomer_enu /vol1/siebel/eappweb/public/enuAlias /erm_enu /vol1/siebel/eappweb/public/enuAlias /emarketing_enu /vol1/siebel/eappweb/public/enuAlias /callcenter_enu /vol1/siebel/eappweb/public/enuAlias /marketing_enu /vol1/siebel/eappweb/public/enu

Sun ONE Web サーバーで仮想ディレクトリを確認するには

■ Webサーバーの設定ファイルobj.confを開きます。このファイルは、$iplanetserver/webserverinstance/

config/にあります。

次に示す例は、Sun One Webサーバー上のSiebel eBusiness Applicationsの仮想ディレクトリ構造の一部です。

NameTrans fn="pfx2dir" from="/partnerfinder_enu" dir="/export/home/siebel/public/enu"

NameTrans fn="pfx2dir" from="/ecustomer_enu" dir="/export/home/siebel/public/enu"

NameTrans fn="pfx2dir" from="/emarketing_enu" dir="/export/home/siebel/public/enu"

NameTrans fn="pfx2dir" from="/etraining_enu" dir="/export/home/siebel/public/enu"

NameTrans fn="pfx2dir" from="/echannel_enu" dir="/export/home/siebel/public/enu"

NameTrans fn="pfx2dir" from="/esales_enu" dir="/export/home/siebel/public/enu"

NameTrans fn="pfx2dir" from="/sales_enu" dir="/export/home/siebel/public/enu"...

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 163

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

後のタスク

新しい仮想ディレクトリの作成

仮想ディレクトリは、SWSE のインストール時に自動的に作成されます。ただし、場合によっては、たとえば Webのシングルサインオン(Web SSO)などの機能をテストできるようにするために、すでに存在するアプリケーショ

ンオブジェクトマネージャをポイントできるように独自の仮想ディレクトリを作成できます。

この項で説明する手順を使用して、新しい仮想ディレクトリを該当する obj.conf (Sun ONE)または httpd.conf

(IHS および HP-Apache2)のいずれかに追加します。

新しい仮想ディレクトリを追加した後で、 $SWEAPP_ROOT/binにある eapps.cfgファイルに、新しい仮想ディレ

クトリの名前を該当する接続文字列に追加する必要があります。

Sun ONE の新しい仮想ディレクトリを追加するには

■ obj.confファイルを開いて既存の仮想ディレクトリを表示し、次の例に示すように、行を追加します。

NameTrans fn="pfx2dir" from="/myvirdir_lang" dir="/export/home/siebel/public/lang"

ここでは、

myvirdir_lang = 言語固有の仮想ディレクトリの名前です。

lang = 該当する言語の Siebel コードです。

IHS の新しい仮想ディレクトリを追加するには

■ httpd.confファイルを開いて既存の仮想ディレクトリを表示し、次の行を追加します。

Alias /myvirdir_lang /export/home/swe/public/lang

HP-Apache2 の新しい仮想ディレクトリを追加するには

■ httpd.confファイルを開いて既存の仮想ディレクトリを表示し、次に示すような行を追加します。

<VirtualHost> *ServerName www.domain.tldDocumentRoot /www/domain</VirtualHost>

ここでは、

www.domain.tld = 新しい最上位のドメインです。

/www/domain = 仮想ドメインのルートへのディレクトリパスです。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

後のタスク

同じ場所にある複数の Web サーバーで新しい仮想ディレクトリを作成する

同じマシンの Web サーバーにある複数のインスタンスで仮想ディレクトリを作成して、デフォルトの Siebel ソフト

ウェアのインストール動作を上書きするオプションがあります。たとえば、独自の URL を持つ複数の Web サーバー

があり、1 つの Web サーバーインスタンスを実行するとします。ただし、デフォルトでは SWSE インストーラは、

デフォルトの Web サイトだけにインストールします。

この問題を解決する最良の方法は、siebel.ini ファイル(SWSE インスタンスのバイナリディレクトリにインストー

ルされる)を編集して、SWSE の再インストールが同じ仮想ディレクトリで繰り返されないようにすることです。

仮想ディレクトリを作成しないように siebel.ini ファイルを編集するには

1 次の例に示すように siebel.ini ファイルを設定します。

[RunAfter]

ConfigEAppWeb = yes

CreateVD = no

2 164 ページの「新しい仮想ディレクトリの作成」の手順に従って、新しい仮想ディレクトリを作成します。

SWSE ディレクトリの権限の設定

Web サーバー管理者とすべての Siebel ユーザーおよびグループは、すべての Siebel Web Server Extension 仮

想ディレクトリの読み取りおよび実行権限を持っていなければなりません。これらの権限が付与されていない場合、

ログインページが適切に表示されません。

静的な公開イメージファイルを Web サーバーにキャッシュして、アプリケーションのパフォーマンスを強化できる

ように、Siebel Web Server Extension プラグインには、Siebel Server 上の SWEAPP_ROOT/public/language

ディレクトリの読み取りおよび書き込み権限が必要です。

Web サーバー上のユーザー権限の付与

UNIX 上で稼動している Web サーバーに SWSE をインストールした後で、次の手順を実行します。

すべてのプラットフォーム上での権限を変更するには

■ SWSE のすべてのディレクトリおよびファイルに対して、Web サーバー管理者が読み込み/実行権限を持って

いることを確認します。

■ Web イメージの発行機能およびファイルキャッシュ機能に関するファイルが含まれている $SWEAPP_ROOT/public サブディレクトリに、SWSE プラグインのプロセスオーナーに対する読み込み/書き込み権限があるこ

とを確認します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 165

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

後のタスク

Sun One Web サーバー上での権限を変更するには

1 Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』で説明されているように、Sun One Web Server(IWS)の必要なバージョンをインストールしていることを確認します。

2 正しいバージョンの Sun ONE Web サーバーをインストールしたら、Sun ONE Web サーバー管理コンソール

を使って Web サーバーインスタンスを作成します。管理コンソールは、

IWS_install/https-admservにあります。

ここでは、

IWS_install = Sun ONE Web サーバーのルートディレクトリです。

3 そのディレクトリで、Admin Web サーバーが実行されていない場合は、./startを実行して起動します。

4 Internet Explorer のインスタンスを開き、次の URL を入力します。

http://machineName:portNumber/https-admserv

ここでは、

machineName = Web サーバーが置かれているローカルマシン名です。

portNumber = HTTP Admin Web サーバーのポート番号です。

Sun ONE Web サーバーの管理コンソールが、ブラウザのウィンドウに表示されます。

5 Web サーバーの管理コンソールで、[Add Server]を選択します。次の値を入力して、Web サーバーの新しい

インスタンスを定義します。

■ [Server Name]: この値には任意の名前を指定できますが、通常は machine_name.domainname.comのようにホストコンピュータの名前を指定します。

■ [Server Port]: この Web サーバーを実行するポート番号です。

注意: ポート 1 ~ 1024 を使用する場合、Web サーバーを起動するためにはルート権限が必要です。ルー

ト権限がない場合や、ルート権限が必要な場合は、1025 以上のポート番号を使用します。次のコマンドを

使って、ポートが使用可能なことを確認します。

netstat -a | grep port number

■ [Server Identifier]: 任意の名前を指定できますが、通常は machine_nameとして識別されます。

■ [Server User]:通常は、選択したポートと Web サーバーインスタンスを制御させるユーザーにより、

ルートまたはシステムユーザーとなります。

■ [MTA Host]: デフォルトをそのまま使用します。

6 Sun ONE の httpd daemonで使用するアカウントに、次の権限があることを確認します。

a $SWEAPP_ROOT/logディレクトリに対する書き込み権限。つまり、適切なディレクトリの権限を変更する必

要があります。

b $SWEAPP_ROOT/public および $SWEAPP_ROOT/public/enu ディレクトリの中のすべてのファイルとサ

ブディレクトリに対する、読み込み/書き込み権限。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

後のタスク

IBM HTTP Server(IHS)および HP-Apache2 上での権限を変更するには

1 Web サーバーを実行しているログインに、SWSE とともにインストールされたスクリプトに対する次の権限があることを確認します。

■ Web サーバーの起動および停止に対する読み込み/書き込み/実行権限。

■ ログファイルパスに対する書き込み権限。

■ $SWEAPP_ROOT/publicの中のファイルに対する読み書き権限。

注意: ポート 1 ~ 1024 を使用する場合、Web サーバーを起動するためにはルート権限が必要です。ルート権

限がない場合や、ルート権限が必要な場合は、1025 以上のポート番号を使用します。次のコマンドを使って、

ポートが使用可能なことを確認します。

netstat -a | grep port number

2 SWSE をインストールします。IBM HTTP または HP-Apache 2 Web サーバーの設定ファイルを変更できるユーザーアカウントを使って、install_eappwebを実行します。

備考: ルート権限を使って Web サーバーをインストールした場合、SWSE をインストールするときもルート権

限が必要になります。

3 IBM HTTPまたはHP-Apache 2のhttpd daemonで使用するアカウントに、次の権限があることを確認します。

a $SWEAPP_ROOT/logディレクトリに対する書き込み権限。つまり、適切なディレクトリの権限を変更する必

要があります。

b $SWEAPP_ROOT/public および $SWEAPP_ROOT/public/enu ディレクトリの中のすべてのファイルに対

する、再帰読み込み/書き込み権限。

Siebel Web Server Extension の変更を受け入れるための

Sun ONE の設定

Solaris オペレーティングシステムで Web サーバーを実行している場合、SWSE のインストール後に Sun ONE(iPlanet)Web サーバーを設定して、SWSE(eappweb)インストーラが Sun ONE サーバーの設定ファイルに加

えた変更を受け入れるようにする必要があります。この設定を行わないと、後で Sun ONE Web サーバーの設定を

変更した場合、Siebel のインストールスクリプトで加えた変更が無効にされてしまいます。

Siebel Web Server Extension で加えた変更を Sun ONE Web サーバーで確実に受け入れるには

1 [Sun ONE Web Server Administration]ページに移動します。(詳しくは、Sun ONE のマニュアルを参照

してください)。

2 ボタンをクリックして、SWSE をインストールしたサーバーインスタンスを表示します。

[Server Preferences]ページが表示されます。

3 [Server Preferences]ページの右上にある[Apply]をクリックします。

次の警告メッセージを示す別のページが表示されます。

WARNING: The configuration files have been edited by hand.Use this button to load the latest configuration files.

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 167

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

後のタスク

4 [Load Configuration Files]ボタンをクリックします。

次のメッセージが表示されます。

Success! The most recent config files have been loaded.

このメッセージは、インストーラが Sun ONE Web サーバーに加えた変更が受け入れられたことを示します。

Sun ONE Web サーバーが参照する eapps.cfg ファイルSiebel インストーラはインストール時に、Sun ONE 設定ディレクトリ内にある Sun ONE サーバー設定ファイル

magnus.confに参照を追加します。magnus.confは、サーバー情報、オブジェクトファイル設定、DNS 参照、ACLなどのような Web サーバーのグローバル設定を指定するのに使用します。

通常、インストーラは、次に示すような行を magnus.confに追加します。

Init fn="swe-init"config-file="/SWEAPP_ROOT/bin/eapps.cfg" siebel-home="/eappweb"

magnus.comf ファイルを検索するには

■ 次のパスに移動します。

Sun_ONE_Web_Server_Root/https-目的の サーバーインスタンス名 /config

Siebel Web アプリケーション対応の HTTP 圧縮の有効化

ブラウザと Web サーバーの間で HTTP 圧縮を使用すると、広域ネットワーク(WAN)上での Siebel eBusinessApplicaitons のパフォーマンスを向上できます。ネットワーク帯域幅に制約がある WAN 上で、非常に多くのユー

ザーがアプリケーションにアクセスする場合は、HTTP 圧縮の有効化を検討することが一般的です。

High Interactivity は、ネットワーク利用に最適化されているため、圧縮のメリットを大いに受けるのは、むしろ

Standard Interactivity を使用してアプリケーションにアクセスしているユーザーの方です。

ただし、ユーザーがほとんどローカルエリアネットワーク(LAN)上でアプリケーションにアクセスする場合は、

HTTP 圧縮を有効にしてもパフォーマンスは改善しません。むしろ、クライアントとサーバーの両方でデータを圧縮

および解凍するために必要な余分な処理にかかわるパフォーマンスコストが発生する可能性があります。

HTTP 圧縮は、サポートされているすべての Web サーバープラットフォームで使用でき、追加のインストールも不

要です。HTTP 圧縮機能は、Siebel Web Server Extension プラグインに組み込まれています。

注意: Web サーバーとブラウザ間に、プロキシサーバー、ファイアウォールのような、HTTP1.1 をサポートしない

アプリケーションがある場合は、圧縮を使用すべきではありません。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

168 ■

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

後のタスク

HTTP 圧縮を使用する前に、eapps.cfg ファイルに DoCompression パラメータを設定してこの機能をアクティブ

にする必要があります。

■ FALSE: トラフィックを圧縮しない場合。

■ TRUE: 特定のトラフィックを圧縮する場合。このオプションを選択した場合でも、次のシナリオでアプリケー

ション圧縮は無効化されます。

■ HTTP 1.0 ヘッダを持つトラフィック。これは、HTTP1.0 が圧縮をサポートしていないためです。

■ プロキシサーバーからのトラフィック。これは、エンドユーザーが HTTP 1.0 トラフィックだけをサポート

するプロキシサーバーを経由しているかどうかを、Siebel 管理者が知ることができないためです。

■ CompressProxyTraffic: すべてのトラフィックを圧縮する場合は、プロキシサーバーを経由するかどうか

に関係なくこのオプションを選択します。このオプションは、Web サーバーとブラウザ間のプロキシサーバーま

たはその他の装置が HTTP 1.1をサポートしていることをアプリケーション管理者が確証できる場合にだけ使用

します。

HTTP 圧縮は、すべてのアプリケーションのデフォルト機能として有効/無効を設定したり、アプリケーションごと

に有効/無効を設定することができます。デフォルトでは、HTTP 圧縮はすべてのアプリケーションに対して有効に

なっています。

HTTP 圧縮を有効にするには

1 $SWEAPP_ROOT/binディレクトリにある eapps.cfgファイルをテキストエディタで開きます。

2 次に示す操作の 1 つまたは両方を実行します。

■ デフォルト機能としてHTTP圧縮を有効にするには、[defaults]セクションのDoCompressionパラメー

タを TRUEに設定します。DoCompressionパラメータがない場合は、追加します。

■ 個々のアプリケーションについて HTTP 圧縮を有効にするには、各アプリケーションのセクションで

DoCompressionパラメータを TRUEに設定します。たとえば、[/callcenter]に「DoCompression =

TRUE」と設定します。DoCompressionパラメータがない場合は、追加します。

備考: 個々のアプリケーションについてパラメータを設定すると、[defaults]セクションに表示されているデ

フォルト設定は無効になります。パラメータがデフォルトとして設定されている場合は、個々のアプリケーショ

ンレベルで値が上書きされていないすべてのアプリケーションにその値が適用されます。

3 eapps.cfg ファイルを保存してから閉じます。eapps.cfg ファイルに対する変更は、Web サーバーを再起動

すると有効になります。

デフォルトで、または個別のアプリケーションで HTTP 圧縮を無効にするには、eapps.cfg ファイルの適切なセク

ション内の DoCompressionに FALSEを設定します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 169

Page 170: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

後のタスク

Web Server Extension 設定ファイル(eapps.cfg)の編集

eappwebインストーラは、すべての Siebel eBusiness Application に対して $SWEAPP_ROOT/bin上に 1 つの設

定ファイル、eapps.cfgをインストールします。

eapps.cfgファイルには、アプリケーションオブジェクトマネージャの ID と接続性の情報、およびログインおよび

セキュリティ設定といった Siebel Web Server Extension の設定中に入力した設定情報が含まれています。

必要ならば、選択したオプションのパラメータを手動で追加して、選択した Siebel Web クライアントアプリケー

ションに全体として適用できます。また、追加したパラメータを上書きして、1 つまたは複数のアプリケーションの

パフォーマンスを決定することもできます。

eapps.cfg ファイルの構造とパラメータについては、『Siebel システム管理ガイド』を参照してください。

eapps.cfg ファイルを編集するには

1 任意のエディタを使用して、$SWEAPP_ROOT/bin/eapps.cfg を開きます。

2 必要な変更を行います。ファイルを保存して閉じます。

3 次の順序に従って、次に示すプロセスを停止し、再起動します。

■ Web サーバーを停止します。

■ Siebel Server パラメータを変更している場合だけ、Siebel Server を停止します。

■ Siebel Server のパラメータを変更している場合だけ、Siebel Gateway Name Server を停止します。

■ Siebel Server のパラメータを変更している場合だけ、Siebel Gateway Name Server を起動します。

■ Siebel Server のパラメータを変更している場合だけ、Siebel Server を起動します。

■ Web サーバー。

展開している eapps.cfg ファイルのセキュリティと認証パラメータの設定については、『Siebel eBusinessApplications セキュリティガイド』を参照してください。

Siebel Web サーバーのデフォルトの HTTP ポートおよび HTTPSポートの設定

Web サーバーのデフォルトの HTTP ポートと HTTPS ポートは、それぞれ 80 と 443 です。SWSE をサードパー

ティの Web サーバーに展開する場合は、HTTP と HTTPS が別のポートを使用するように設定することもできます。

次の手順では、それらのポートを設定する方法を説明します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

170 ■

Page 171: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension のインストール

後のタスク

デフォルトの HTTP と HTTPS を設定するには

1 eapps.cfg ファイルを開きます。

2 [defaults]セクションを検索します。

3 HTTPPort と HTTPSPort の番号を希望するポート番号に変更します。

HTTPPort = 81HTTPSPort = 444

4 Web サーバーを設定します。

HP-UX Apache Web サーバーと IBM AIX Apache Web サーバーの HTTP ポート

a 任意のテキストエディタを使用して、$SWEAPP_ROOT/conf/httpd.confファイルを開きます。

b Listenセクションを検索し、HTTP ポート番号を手順 3 で設定した番号に変更します。

Listen HostIP:81

ここでは、

HostIP = Web サーバーの IP アドレスです。

c ServerName 値を Listenの ServerName 値と同じ値に変更します。

ServerName HostIP:81

HP-UX Apache の HTTPS ポート

a 任意のテキストエディタを使用して、$SWEAPP_ROOT/conf/ssl.confファイルを開きます。

b 次のセクションの HTTPS ポート番号を、手順 3 で設定したポート番号に変更します。

Listen 444<VirtualHost_default_:444>SSLEngine on

IBM AIX Apache Web サーバーの HTTPS ポート

a 任意のテキストエディタを使用して、$SWEAPP_ROOT/conf/httpd.confファイルを開きます。

b Virtual Directories セクションで SSL を有効にする前に、次のセクションを追加します。

LoadModule ibm_ssl_module modules/mod_ibm_ssl.soListen HostIP:444

ここでは、

HostIP = Web サーバーの IP アドレスです。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 171

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Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension インストールの

トラブルシューティング

c Virtual Directories セクションの前に、httpd.conf ファイルの最後に次のセクションを追加します。

<VirtualHost HostIP:444>SSLEnableDocumentRoot $home/$build/web/htdocs/en_USErrorLog logs/ssl_error_logCustomLog logs/ssl_access_log common

</VirtualHost>Keyfile $home/$build/web/ssl/key.kdb

Solaris Sun ONE Web サーバー

a [Sun One Web Server Admin]コンソールを使用して、[Preferences]画面に移動します。

b [Edit Listen Sockets]タブをクリックし、ポート番号を手順 3 で設定した新しい値に変更します。

Siebel Web Server Extension のログファイルの確認

Siebel Web Server Extension は、Siebel Server との接続の試行の結果として、1 つまたは複数のログファイ

ルを生成します。これらのログファイルは、$SWEAPP_ROOT /logにあります。

これらのファイルには、選択されているログレベルに従って、エラー、警告、全般情報が記録されます。Web サー

バーの障害や Siebel Web Engine の無効な設定などのイベントは、これらのログに記録されます。ログファイルを

分析して、SWSE の問題を解決する手がかりを見つけることができます。

Siebel Web Server Extension インストールのトラブルシューティングこの項には、Web Server Extension をインストールするときに発生する可能性がある問題のトラブルシューティ

ングについての提案が示されます。

問題: インストール後にゼロフットプリントクライアントを起動すると、次のメッセージが表示されます。

「ページを表示できません」

原因: 仮想ディレクトリが正しくインストールされていないか、正しく設定されていません。

解決策: 次の手順を使用して問題を解決します。

1 ブラウザと Web サイトの接続を更新します。

2 仮想ディレクトリのローカルパスが正しいことを確認します。このパスは次のようになっていなければなりません。

$SWEAPP_ROOT/public/language

3 eapps.cfg ファイルに指定されている AnonUserが、正しい権限を持つデータベースにも指定されていることを確認します。この指定がない場合、ホームページにアクセスできません。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

172 ■

Page 173: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension インストールの

トラブルシューティング

4 Siebel アプリケーションの接続文字列が正しいことを確認します。正しくない場合は、次のようなメッセージが表示されます。

ConnectString = siebel.TCPIP.none.NONE://servername:2320/siebel/ProductNameObjMgr_language/server name

問題: Siebel アプリケーションがハングまたはタイムアウトになります。

原因: Siebel eBusiness Application の eapps.cfgファイルの[default]セクション内で適切なパラメータを

使用できません。

解決策: eapps.cfg ファイルのデフォルトセクションに、有効なユーザー名、HTTP ポート、および HTTPSPort値が含まれていることを確認します。

問題: Web クライアントにアクセスできません。ブラウザのステータスバーに「SWESubmitOnEnterが定義されて

いません」などのエラーが表示され、ログインページが表示されたままハングします。

解決策: Web サーバーの実行ユーザーが、$SWEAPP_ROOTディレクトリに対する読み込み/書き込み権限を持って

いることを確認します。

問題: インストール後に Siebel Web クライアントを起動すると、ログインページが正しく表示されません。たとえ

ば、イメージが表示されません。

原因: SWSE プラグインをインストールしたユーザーが、$SWEAPP_ROOT/public/langディレクトリに対する適

切な権限を持っていません。

解決策: 次の手順を使用して、このユーザーに読み取り、書き込み、実行権限を与えます。

5 Web サーバーを停止します。

6 chmodコマンド(chmod 777 lang)を使用して、lang ディレクトリの権限を正しく変更します。

7 Web サーバーを起動します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 173

Page 174: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Web Server Extension のインストール ■ Siebel Web Server Extension インストールの

トラブルシューティング

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

174 ■

Page 175: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

9 Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール

この章では、Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール方法と、Siebel アプリケーションの開

始方法について説明します。次のトピックが含まれています。

■ 175 ページの「Siebel クライアントのインストールについて」

■ 176 ページの「Siebel クライアントのインストールプロセス」

■ 177 ページの「Siebel クライアントのインストール前のタスク」

■ 179 ページの「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール」

■ 184 ページの「Siebel サンプルデータベースのインストール」

■ 188 ページの「ENU 以外のレポジトリとシードデータの Siebel サンプルデータベースへのインポート」

■ 189 ページの「Siebel クライアントのインストール後のタスク」

■ 191 ページの「Siebel アプリケーションへのログイン」

■ 193 ページの「Siebel クライアントのショートカットおよび起動オプション」

■ 198 ページの「Siebel モバイル Web クライアントでの Siebel QuickStart の使用」

アンインストールの手順については、260 ページの「モバイルクライアントおよび専用 Web クライアントのアンイン

ストール」を参照してください。

Siebel クライアントのインストールについてSiebel Systems は、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』

で説明するオペレーティングシステムおよびハードウェアへのモバイルおよび専用 Web クライアントのインストー

ルをサポートしています。これらのクライアントは、サポートされている Microsoft Windows プラットフォーム上

でのみ、インストールおよび実行が可能です。

備考: このマニュアルでは、インストールがエンドユーザーではなく、管理者によって実行されるものと見なしてい

ます。

この章で説明するインストールは、Siebel Systems が設定するデフォルトのインストールパラメータに基づいて行

います。

エンドユーザーにカスタムのソフトウェアインストールパッケージを配布する場合は、Siebel クライアントをモデル

インストールとして使用します。クライアントのインストールと設定を完了した後で、Siebel Packager ユーティ

リティを実行します。クライアントインストールのモデルが、パッケージの基本として提供されています。詳しくは、

『Siebel eBusiness Applications への移行』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 175

Page 176: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel クライアントのインストールプ

ロセス

クライアントインストーラの動作は、setup.ini および siebel.ini ファイルのパラメータ設定を更新することで変更

できます。siebel.ini ファイルの機能と変更方法については、siebel.ini 内のコメントと、Siebel SupportWeb の

インストールに関するトピックを参照してください。

備考: 同じシステムで Siebel クライアントの複数のインスタンスのインストールまたは実行が可能です。HighInteractivity アプリケーションで使用される ActiveX コントロールのバージョンは、保守リリースを含む各 Siebel製品リリースにより異なります。既存の基本インストールに適用される保守リリースを除いて、それぞれの異なるバー

ジョンを個別の場所にインストールする必要があります。

インストール後にモバイル Web クライアントユーザーをサポートするには、Siebel Remote Server への接続も確

認します。詳しくは、104 ページの「Siebel Server のインストール後のタスク」を参照してください。『SiebelRemote/Replication Manager 管理ガイド』も参照してください。

Siebel クライアントソフトウェアのアンインストールについては、260 ページの「モバイルクライアントおよび専用

Web クライアントのアンインストール」を参照してください。

Siebel クライアントのインストールプロセスSiebel クライアントのインストールとセットアップは、Siebel 管理者が実行する次のタスクにより構成されます。

モバイル Web クライアントまたは専用 Web クライアントのインストールを選択できます。Siebel クライアントま

たはサンプルデータベースをインストールする場合は、言語拡張パックもインストールします。

1 インストール前のタスクを確認します。177 ページの「Siebel クライアントのインストール前のタスク」を参照

してください。

2 Siebel クライアントをインストールします。179 ページの「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのイ

ンストール」を参照してください。

3 Siebel サンプルデータベースをインストールします(オプション)。184 ページの「Siebel サンプルデータベースのインストール」を参照してください。

4 インストールを検証します。189 ページの「Siebel クライアントのインストール後のタスク」を参照してください。

5 必要に応じて、モバイルまたは専用 Web クライアントの設定パラメータの値を修正します。詳しくは、『Siebelシステム管理ガイド』を参照してください。

6 Siebel アプリケーションにログインします。191 ページの「Siebel アプリケーションへのログイン」を参照してください。

備考: DVD からインストールする場合は、開始する前にベース DVD と必要な言語 DVD がすべて揃っていることを

確認します。オプションで、インストールソースファイルのネットワークイメージからインストールすることもでき

ます。このネットワークイメージは、必要な DVD の内容をコピーするか、Network Image Creator を使用して作

成します。ネットワークイメージに、使用する言語パックが含まれていることを確認します。29 ページの「ネット

ワークイメージの作成」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

176 ■

Page 177: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel クライアントのインストール前

のタスク

Siebel クライアントのインストール前のタスクSiebel クライアントインストーラを実行する前に、この項の問題とタスクを確認します。

インストールの管理者権限Siebel モバイルまたは専用 Web クライアントのインストールまたはアンインストールには管理者権限が必要です。

管理者権限の設定については、Siebel クライアントソフトウェアがインストールされている Microsoft Windowsのバージョンに応じたオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。

Siebel クライアントソフトウェアのアンインストールについては、260 ページの「モバイルクライアントおよび専用

Web クライアントのアンインストール」を参照してください。

ディレクトリの命名規則デフォルトでは、Siebel クライアントインストーラは、インストールディレクトリを

C:¥Program Files¥Siebel¥7.7¥Web Client と見なします。別の場所にインストールするように指定することも

できますが、一般にはデフォルトの場所をお勧めします。

バージョン番号とインストールされているコンポーネントの両方が記述されているインストールディレクトリ名を使

用します。ディレクトリ名には、Windows 互換の長いファイル名に該当する文字を使用できます。

このマニュアルでは、Siebel クライアントをインストールするディレクトリは、多くの場合 SIEBEL_CLIENT_ROOT と

呼ばれます。デフォルト以外のディレクトリにインストールする場合は、この章の以降の部分で適宜ディレクトリ名を置

き換えてください。

注意: Siebel Tools などのほかの Siebel コンポーネントは、C:¥Program Files¥Siebel¥7.7¥Web Client など、

Siebel クライアントをインストールしたディレクトリにはインストールしないでください。各コンポーネントを個別

のディレクトリにインストールするか、C:¥Program Files¥Siebel¥7.7 のサブディレクトリなど、最上位レベルの

ディレクトリのサブディレクトリにインストールしてください。ただし、サンプルデータベースをインストールする

場合は、Siebel クライアントと同じディレクトリにインストールする必要があります。複数の Siebel コンポーネン

ト(別のデータソースにアクセスする)を同じマシンにインストールする場合は、ディレクトリの命名規則を決定し

てからインストールを開始してください。Siebel Tools の使用については、第 10 章「Siebel Tools のインストー

ル」を参照してください。

Siebel クライアントの要件と推奨事項Siebel クライアントのインストールを開始する前に、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポート

されているプラットフォーム』で説明しているハードウェア、システムソフトウェア、およびサードパーティ製のソ

フトウェアの要件と推奨事項を確認してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 177

Page 178: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel クライアントのインストール前

のタスク

専用 Web クライアントのデータベース接続ソフトウェアデータベースサーバーに直接接続する Siebel 専用 Web クライアントコンピュータには、ベンダーに固有の適切な

データベース接続ソフトウェアをインストールする必要があります。Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム

要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

備考: Siebel クライアントをインストールする前に、データベース接続ソフトウェアの正しいバージョンがインス

トールされている必要があります(関連する siebel.ini ファイルの設定が変更されていない場合)。

詳しくは、189 ページの「Siebel クライアントのインストール後のタスク」を参照してください。

データベース接続ソフトウェアをインストールしたら、次のように設定します。

■ IBM DB2 Universal Database for Windows および UNIX では、DB2 クライアントソフトウェアをインス

トールして設定し、Siebel データベースに接続します。接続文字列とテーブルオーナー情報を、付録 A「展開計

画ワークシート」の展開計画ワークシートに記録しなければなりません。Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』で指定されているバージョンの ODBC ドライバを使用し

ます。

■ Oracle データベースでは、Oracle クライアントソフトウェアをインストールして設定し、Siebel データベー

スに接続します。接続文字列とテーブルオーナー情報を、付録 A「展開計画ワークシート」の展開計画ワークシー

トに記録しなければなりません。Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラッ

トフォーム』で指定されているバージョンのドライバを使用します。

備考: Oracle 7.x クライアントを新しいバージョンの Oracle クライアントにアップグレードしている場合は、

Oracle クライアントをアップグレードした後に、Siebel 専用 Web クライアントをアンインストールし、再イ

ンストールする必要があります。

Oracle クライアントを実行している場合は、必ず NLS_SORTパラメータを BINARY に設定するか、またはバイ

ナリが含まれる設定 NLS_LANGを選択してください。これらの設定は、専用 Web クライアントが十分なパフォー

マンスで動作するために必要です。

詳しくは、『アップグレードガイド』および 34 ページの「Siebel アプリケーション向け Oracle 設定プロセス」

を参照してください。

■ IBM DB2 Universal Database for z/OS および OS/390 では、DB2 Connect を使用して、専用 Web クライア

ントから Siebel データベースに接続します。詳しくは、『Implementing Siebel eBusiness Applications on DB2UDB for z/OS and OS/390』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

178 ■

Page 179: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel モバイルおよび専用 Web クラ

イアントのインストール

その他のサードパーティ製のソフトウェアSiebel アプリケーションが完全に動作するためには、ローカルクライアントにいくつかのサードパーティ製のソフト

ウェア製品をインストールする必要があります。サードパーティ製のソフトウェアについては、Siebel SupportWeb上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

Siebel Web クライアントを実行する Web ブラウザ環境の要件については、『Siebel システム管理ガイド』を参照

してください。

Siebel クライアントの機能を完全に使用するには、次のサードパーティ製ソフトウェアをインストールします。

■ LDAP セキュリティアダプタを使用して LDAP ディレクトリサーバーに接続する専用 Web クライアントには、

IBM LDAP クライアントをインストールする必要があります。詳しくは、『Siebel eBusiness Applications セ

キュリティガイド』を参照してください。

備考: Siebel の実装の展開で使用する各種の添付ファイルを表示するために必要なすべてのソフトウェアをクライ

アントマシンに必ずインストールしてください。

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストールこの項では、Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントをインストールする方法について説明します。Siebel モバイルWebクライアントと専用Webクライアント用にユーザーのマシンにインストールされるソフトウェアは同じ

です。したがって、1 つのインストーラで、どのタイプのクライアントを実行する場合にも必要なソフトウェアが提

供されます。

Siebel クライアントタイプの一般情報については、『Deployment Planning Guide』を参照してください。

インストールを開始する前に、177 ページの「Siebel クライアントのインストール前のタスク」を参照してください。

備考: 個々の Siebel クライアントは、1 つの Siebel Enterprise だけをサポートするように設計されています。テ

ストの目的で、複数の Enterprise を 1 つのマシンでサポートするには、必ずクライアントを個別のディレクトリに

インストールしてください。詳しくは、177 ページの「ディレクトリの命名規則」を参照してください。

Siebel クライアントインストーラのフロー標準の Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストーラは次の操作を行います。

■ クライアントコンピュータをチェックして、必要なコンポーネントがすでにインストールされているかどうかを

確認します。

■ 必要なすべての ODBC データソースを作成します。

■ Siebel クライアントソフトウェアと指定された言語拡張パックをインストールします。

■ Siebel アプリケーションとユーティリティのショートカットを作成します。

■ インストールのログファイルを表示できるようにします。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 179

Page 180: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel モバイルおよび専用 Web クラ

イアントのインストール

Siebel クライアントのインストール手順次の手順で、Siebel モバイルあるいは専用 Web クライアントと言語拡張パックをインストールします。

Siebel ネットワークイメージ作成ユーティリティを使用するか、DVD からファイルを直接コピーして、インストー

ルソースファイルのネットワークイメージを作成することもできます。詳しくは、29 ページの「ネットワークイメー

ジの作成」を参照してください。

備考: 次の手順は基本製品のインストールに適用されます。パッチのインストールの手順については、パッチと一緒

に提供される『Maintenance Release Guide』を参照してください。

Siebel モバイルまたは専用 Web クライアントソフトウェアをインストールするには

1 Siebel eBusiness Applications, Base Applications for Windows の DVD を挿入します。次に、Windowsのエクスプローラを使用して、Windows¥Client¥Siebel_Web_Client フォルダの DVD のルートディレクト

リに移動します。

注意: このプログラムや他のインストールプログラムは、DVD またはドライブ名がマップされたネットワーク

ドライブから実行しなければなりません。マップされていないネットワークドライブからインストールしようと

すると、インストーラは処理する必要があるファイルを見つけられずに失敗します。

2 install.exe をダブルクリックして Siebel クライアントインストーラを起動します。

3 [設定言語の選択]画面から、インストールを実行する言語を選択し、[OK]をクリックします。

デフォルトのインストール言語は、インストールマシンの現在の地域設定に対応する言語です。

4 クライアントがすでにインストールされている場合は、このインストールに言語拡張パックを追加することもで

きます。

■ Siebel クライアントの新規のインスタンスをインストールしている場合は、[次へ]をクリックして、180 ペー

ジの手順 5 に進みます。

■ 既存の Siebel クライアントインストールに言語を追加する場合は、次の手順を実行します。

❏ 言語を追加する既存のインストールを示す行の横のチェックボックスを選択し、[次へ]をクリックします。

❏ インストールする各言語の横のチェックボックスを選択し、[次へ]をクリックします。

❏ 181 ページの手順 9 に進みます。

5 [ようこそ]画面の[次へ]をクリックします。

6 [セットアップ形式]画面で、表示された Siebel クライアントインストールディレクトリが正しいかどうかを確

認します。デフォルトのディレクトリは、C:¥Program Files¥Siebel¥7.7¥Web Client です。次のいずれか

を実行します。

■ デフォルトのディレクトリを使用するには、[次へ]をクリックします。

■ Siebel のディレクトリレベルのビルド番号を追加するなど、ディレクトリのテキストを編集するか、D: の

ような別のドライブを指定して、[次へ]をクリックします。

■ [参照]をクリックして、別の対象ディレクトリを選択し、[次へ]をクリックします。

パス名の要件については、177 ページの「ディレクトリの命名規則」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

180 ■

Page 181: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel モバイルおよび専用 Web クラ

イアントのインストール

7 [セットアップ形式]画面を表示したままで、実行するインストールのタイプを選択します。

■ [標準]: すべての基本的な Siebel クライアントコンポーネントに加えて、ヘルプファイル、サードパーティ

のヘルプファイル、パッケージユーティリティなどのオプションのコンポーネントがインストールされます。

ほとんどのユーザーにはこのオプションをお勧めします。181 ページの手順 9 に進みます。

■ [最小]: すべての基本の Siebel クライアントコンポーネントをインストールします。181 ページの手順 9に進みます。

■ [カスタム]: すべての基本の Siebel クライアントコンポーネントをインストールし、オプションのコンポー

ネントの一部または全部をインストールするかどうかを指定します。これらの一部のオプションは、デフォ

ルトであらかじめ選択されています。181 ページの手順 8 に進みます。

備考: Siebel の管理者は、Server Manager と Siebel Packager ユーティリティをインストールする必

要があります。

8 [カスタム]インストールでは、[コンポーネントの選択]画面からインストールするオプションのコンポーネン

トを選択します。この画面は、181ページの手順7で[カスタム]インストールを選択した場合に限り表示されます。

9 [言語を選択してください]画面で、インストールする言語(言語パック)を選択します。180 ページの手順 3で指定したインストールを実行する言語が、デフォルトとして事前に選択されています。インストールする言語を少なくとも 1 つ選択する必要があります。

既存の Siebel クライアントインストールの言語パックをインストールする場合は、183 ページの手順 20 に移

動してください。

インストール先のマシンにインストールのための十分なディスク領域があることを確認し、[次へ]をクリックし

ます。

備考: インストーラは、1 つのドライブだけのディスク領域の要件を表示します。TEMP ディレクトリが含まれ

るドライブには、インストール前に少なくとも 10 MB の空き領域が必要です。また、ハードドライブのファイ

ルシステムの構成にも注意してください。64 KB の割り当て単位を持つ FAT 構成を使用することはお勧めしま

せん。これは、この構成では、必要なすべてのコンポーネントをインストールする十分な領域が残らないので、

インストールに失敗することがあるからです。NTFS を代わりに使用し、ファイルシステムを設定します。

10[クライアントタイプの選択]画面で、モバイル Web クライアントと専用 Web クライアントからインストール

するものを指定し、[次へ]をクリックします。

備考: この手順の以降のインストール手順の一部は、モバイル Web クライアントをインストールしている場合

にだけ、または専用 Web クライアントをインストールしている場合にだけ適用されます。

モバイル Web クライアントをインストールする場合は、182 ページの手順 12 に進んでください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 181

Page 182: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel モバイルおよび専用 Web クラ

イアントのインストール

11 専用 Web クライアントをインストールしている場合のみ:[サーバーデータベース]画面で、Siebel アプリケーションを実装しているサーバーデータベースのタイプを選択します。次のいずれかを選択し、[次へ]をクリック

します。

■ Windows および Unix 用の IBM DB2 UDB

■ Microsoft SQL Server

■ Oracle Database Server 9i(CBO)

■ Oracle Database Server 8i(RBO)

■ IBM DB2 UDB for z/OS and OS/390

備考: 選択に応じて、Siebel クライアントインストーラは、適切なデータベース接続ソフトウェアがインストー

ルされていることを検証します。そうでない場合は、Siebel クライアントインストーラを終了して必要なソフト

ウェアをインストールし、クライアントインストーラを再起動する必要があります。

12[ファイルシステムサーバー情報]画面で、Siebel ファイルシステムサーバーのディレクトリパスを入力し、[次

へ]をクリックします。

備考: Siebel ファイルシステムディレクトリパスは、UNC 共有名(¥¥SRV1¥siebfile など)またはマップド

ライブ(K:¥siebelFS など)となります。

13[Remote Server 情報]画面に Siebel Remote Server の接続情報を入力し、[次へ]をクリックします。(このステップは、Siebel モバイル Web クライアントにのみ適用されます。専用 Web クライアントの場合は、[次

へ]をクリックしてデフォルト設定を受け入れます。)

モバイル Web クライアントをインストールする場合は、183 ページの手順 16 に進んでください。

14 専用 Web クライアントをインストールしている場合のみ:[データベース ID]画面に次の情報を入力します。

182 ページの手順 11 の[サーバーデータベース]画面で指定したデータベースの情報を指定します。

■ IBM DB2 Universal Database for Windows および UNIX の場合は、データベースエイリアスおよび

テーブルオーナーを指定し、[次へ]をクリックします。

■ Microsoft SQL Server の場合は、サーバー名とデータベース名を指定し、[次へ]をクリックします。

■ Oracle データベースの場合は、データベースエイリアスとテーブルオーナーを指定し、[次へ]をクリック

します。

■ IBM DB2 Universal Database for z/OS and OS/390 の場合は、データベースエイリアス(DB2 で定

義)とテーブルオーナーまたはスキーマ修飾子を指定し、[次へ]をクリックします。

15 専用 Web クライアントをインストールしている場合のみ:[Enterprise Server 情報]画面で、このクライアントが管理目的で接続する Siebel Gateway Name Server のアドレスとエンタープライズサーバーの名前を

指定します。

[Gateway Name Server アドレス]は、Siebel Gateway Name Server がインストールされているマシン

のネットワーク名または IP アドレスです。特定のポート番号を入力するには、[Gateway Name Server アド

レス]の文字列にコロンと希望のポート番号を付けます。

Enterprise Server 名は、このクライアントのサーバーデータベースをサポートする Siebel Servers がイン

ストールされている名前です。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

182 ■

Page 183: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel モバイルおよび専用 Web クラ

イアントのインストール

16 モバイル Web クライアントをインストールしている場合のみ:[Enterprise Server 情報]画面で、SiebelGateway Name Server のアドレスと Enterprise Server の名前を指定し、[次へ]をクリックします。

備考: Siebel Gateway Name Server アドレスは、通常はマシン名か Name Server が実行されている VIPです。

17[サーバーリクエストブローカー情報]画面で、Server Request Broker コンポーネントが動作している SiebelServer の名前を指定します。このコンポーネントは、動的割り当てや他の対話操作に使用します。次に[次へ]

をクリックします。(このステップは、Siebel 専用 Web クライアントにのみ適用されます。モバイル Web クライアントの場合は、[次へ]をクリックしてデフォルト設定を受け入れます。)

18[検索サーバー情報]画面で次の操作を行います。

■ Siebel Search(Hummingbird SearchServer)を使用する場合は、Siebel Search が動作している

サーバーについて次の情報を入力します。

❏ ホスト名

❏ ポート番号

■ Siebel Search を使用しない場合は、デフォルトのパラメータを使用し、[次へ]をクリックします。

備考: Siebel Search を実装する場合のシステムの要件とその他の情報については、『Siebel Search 管理ガイ

ド』を参照してください。

19[プログラムフォルダの選択]画面に、Siebel のショートカットを入れるプログラムフォルダ名を入力し、[次

へ]をクリックします。

デフォルト名は Siebel Web Client 7.7 です。フォルダ名では、スペースと円記号(¥)を使用してフォルダ階

層を作成できます。

このステップで[次へ]をクリックすると、ファイルの転送が開始されます。セットアッププログラムは、ファ

イルをローカルハードディスクにコピーします。[セットアップ状況]ダイアログボックスのステータスバーは、

インストールの進捗状況を示します。ファイルがローカルディスクにコピーされている途中でも、インストール

をキャンセルできます。

基本インストールでファイルをインストールした後、インストーラは言語パックインストールのファイルを転送

する DVD を挿入するようにメッセージを表示します。(ネットワークイメージの場所からインストールする場合

は、このメッセージは表示されません。)

20 メッセージが表示された後、181 ページの手順 9 で指定した各言語の Language Extension PackDVD、たとえば、米語版では English Language Extension Pack を挿入します。次に Windows エクスプローラを使用

して、DVD のルートディレクトリから Windows¥Client¥Siebel_Web_Client¥language フォルダに移動します。ここで、language は、米語では ENU のようなインストールを要求された言語を表します。

備考: Siebel Industry Applications では、Windows 言語パックと UNIX 言語パックは異なる DVD にあり

ます。

このメッセージが表示されても DVD からインストールしない場合は、言語ファイルのあるネットワークロケー

ションに移動します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 183

Page 184: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel サンプルデータベースのインス

トール

21 install.exe をダブルクリックして Siebel クライアント言語拡張パックインストーラを起動します。

セットアッププログラムが、基本インストールでインストールされたものに追加して、それぞれ指定された言語

のファイルをローカルハードディスクにコピーします。

[セットアップ状況]ダイアログボックスのステータスバーは、インストールの進捗状況を示します。ファイルが

ローカルディスクにコピーされている途中でも、インストールをキャンセルできます。

追加の言語パックをインストールするように指定した場合は、183 ページの手順 20 に戻ります。

指定したすべての言語パックをインストールした後、次のステップに進みます。または、既存のクライアントイ

ンストールの言語パックをインストールしている場合は、インストーラを終了します。以降の手順は飛ばしてく

ださい。

22[イベントログ]画面に表示される情報を確認して[次へ]をクリックします。

このログには、Siebel クライアントのインストール時にインストーラが実行した手順の詳細が含まれます。

備考: この画面に表示されるインストールディレクトリ名を、後で参照できるように書き留めておきます。

23[レジストリログ]画面に表示される情報を確認して[次へ]をクリックします。

このログには、Siebel クライアントのインストール時にインストーラが実行したレジストリ情報の詳細が含まれ

ます。

24[InstallShield ウィザードの完了]画面の[完了]をクリックします。

Siebel クライアントのインストールはこれで終了です。Siebel アプリケーションのショートカットが、183 ペー

ジの手順 19 で指定したプログラムフォルダに作成されます。詳しくは、193 ページの「Siebel モバイルおよび

専用 Web クライアントのショートカット」を参照してください。

25 インストールログを確認して、すべてのコンポーネントが正しくインストールされたことを確認します。

Siebel サンプルデータベースをインストールする場合は、184 ページの「Siebel サンプルデータベースのインストー

ル」を参照してください。

正しくインストールされたことを確認するには、189 ページの「Siebel クライアントのインストール後のタスク」を

参照してください。

Siebel サンプルデータベースのインストールサンプルデータベースには、Siebel eBusiness Applications の動作を理解する上で役立つさまざまな種類のデー

タの例が含まれます。サンプルデータベースは、Siebel モバイルまたは専用 Web クライアントでインストールでき

ます。または、Siebel Tools のサンプルデータベースもインストールできます。Siebel モバイル Web クライアン

トで使用されるローカルデータベースと同様に、サンプルデータベースは SQL Anywhere に基づくものです。

Siebel サンプルデータベースのインストールと使用に関するプラットフォームの要件については、SiebelSupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

184 ■

Page 185: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel サンプルデータベースのインス

トール

備考: Siebel サンプルデータベースのインストールはオプションで、Siebel モバイルクライアントおよび専用 Webクライアントのみに適用され、Siebel Web クライアントには適用されません。サンプルデータベースをインストー

ルする前に、179 ページの「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール」で説明されているよう

にクライアントをインストールする必要があります。

サンプルデータベースをインストールした後、193 ページの「Siebel クライアントのショートカットおよび起動オプ

ション」で説明されているように Siebel Demo アプリケーションを実行できます。同じ項で説明されているように、

ショートカットをカスタマイズすることもできます。

詳しくは、177 ページの「Siebel クライアントのインストール前のタスク」のディレクトリ名に関するサブ項目を参

照してください。

ENU 以外の言語パックをインストールする場合は、188 ページの「ENU 以外のレポジトリとシードデータの Siebelサンプルデータベースへのインポート」を参照してください。

Siebel サンプルデータベースをインストールするには

1 Siebel eBusiness Applications, Base Applications for Windows の DVD を挿入します。次に、

Windows のエクスプローラを使用して、DVD のルートディレクトリから

Windows¥Database¥Siebel_Sample_Database フォルダに移動します。

注意: このプログラムや他のインストールプログラムは、DVD またはドライブ名がマップされたネットワーク

ドライブから実行しなければなりません。マップされていないネットワークドライブからインストールしようと

すると、インストーラは処理する必要があるファイルを見つけられずに失敗します。

2 install.exe をダブルクリックして、サンプルデータベースインストーラを起動します。

3 [設定言語の選択]画面から、インストールを実行する言語を選択し、[OK]をクリックします。

デフォルトのインストール言語は、インストールマシンの現在の地域設定に対応する言語です。

4 既存のサンプルデータベースがすでにインストールされている場合は、このインストールに言語パックを追加す

ることもできます。

■ Siebel サンプルデータベースの新しいインスタンスを(サンプルデータベースがすでに存在しない Siebelクライアントインストールに)インストールする場合は、[次へ]をクリックして 185 ページの手順 5 に移

動します。

■ 既存の Siebel サンプルデータベースインストールに言語を追加する場合は、次の手順を実行します。

❏ 言語を追加する既存のサンプルデータベースインストールを示す行の横のチェックボックスを選択し、

[次へ]をクリックします。

❏ インストールする各言語の横のチェックボックスを選択し、[次へ]をクリックします。

❏ 186 ページの手順 9 に進みます。

5 [ようこそ]画面の[次へ]をクリックします。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 185

Page 186: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel サンプルデータベースのインス

トール

6 [セットアップ形式]画面で、表示されたサンプルデータベースインストールディレクトリが正しいかどうかを確認します。デフォルトのディレクトリは、C:¥Program Files¥Siebel¥7.7¥Web Client です。

注意: サンプルデータベースは、Siebel モバイルまたは専用 Web クライアントをインストールしたのと同じ場

所にインストールする必要があります。

■ デフォルトのディレクトリを使用するには、[次へ]をクリックします。

■ Siebel クライアントをデフォルト以外の場所にインストールしている場合は、[参照]をクリックして別の

対象ディレクトリを選択し、[次へ]をクリックします。

パス名の要件については、177 ページの「ディレクトリの命名規則」を参照してください。

7 [セットアップ形式]画面を表示したままで、実行するインストールのタイプを選択します。

■ [標準]: サンプルデータベースとオプションのコンポーネントをインストールします。ほとんどのユーザー

にはこのオプションをお勧めします。186 ページの手順 9 に進みます。

■ [最小]: サンプルデータベースとオプションのコンポーネントをインストールします。186 ページの手順 9に進みます。

■ [カスタム]: サンプルデータベースをインストールし、オプションのコンポーネント、つまり Sample Filesと Sample Search Index をインストールするかどうかを指定できます。これらのオプションはデフォル

トで選択されます。186 ページの手順 8 に進みます。

備考: Siebel サンプルデータベースの標準のインストーラでは、現時点では、[セットアップ形式]のオプショ

ンにかかわらず同じコンポーネントがインストールされます。カスタマイズされたインストールでは、これらの

オプションで別の要素がインストールされることがあります。

8 [カスタム]インストールでは、[コンポーネントの選択]画面からインストールするオプションのコンポーネントを選択します。この画面は、186 ページの手順 7 で[カスタム]インストールを選択した場合に限り表示さ

れます。

9 [言語を選択してください]画面で、インストールする言語(言語パック)を選択します。

既存の Siebel クライアントインストールの言語パックをインストールする場合は、187 ページの手順 11 に移

動してください。

インストール先のマシンにインストールのための十分なディスク領域があることを確認し、[次へ]をクリックし

ます。

備考: サンプルデータベースをインストールした後、要件に応じて、指定した ENU 以外の言語のレポジトリデー

タとシードデータをインポートしなければならない場合があります。詳しくは、188 ページの「ENU 以外のレポ

ジトリとシードデータの Siebel サンプルデータベースへのインポート」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

186 ■

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Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel サンプルデータベースのインス

トール

10[プログラムフォルダの選択]画面に、Siebel のショートカットを入れるプログラムフォルダ名を入力し、[次へ]をクリックします。

デフォルト名は Siebel Web Client 7.7 です。フォルダ名では、スペースと円記号(¥)を使用してフォルダ階

層を作成できます。

このステップで[次へ]をクリックすると、ファイルの転送が開始されます。セットアッププログラムは、ファ

イルをローカルハードディスクにコピーします。[セットアップ状況]ダイアログボックスのステータスバーは、

インストールの進捗状況を示します。ファイルがローカルディスクにコピーされている途中でも、インストール

をキャンセルできます。

基本サンプルデータベースインストールにファイルをインストールした後で、インストーラは言語パックインス

トールのファイルを転送する DVD を挿入するようにメッセージを表示します。(ネットワークイメージの場所か

らインストールする場合は、このメッセージは表示されません。)

11 メッセージが表示された後、186 ページの手順 9 で指定した各言語の言語拡張パック DVD、たとえば、米語版では English Language Extension Pack を挿入します。次に Windows エクスプローラを使用して、DVDのルートディレクトリから Windows¥Database¥Siebel_Sample_Database¥languageフォルダに移動し

ます。ここで、language は、米語では ENU のようなインストールを要求された言語を表します。

備考: Siebel Industry Applications では、Windows 言語パックと UNIX 言語パックは異なる DVD にあり

ます。

このメッセージが表示されても DVD からインストールしない場合は、言語ファイルのあるネットワークロケー

ションに移動します。

12 install.exe をダブルクリックしてサンプルデータベース言語拡張パックインストーラを起動します。

セットアッププログラムが、基本サンプルデータベースインストールでインストールされたものに追加して、そ

れぞれ指定された言語のファイルをローカルハードディスクにコピーします。

[セットアップ状況]ダイアログボックスのステータスバーは、インストールの進捗状況を示します。ファイルが

ローカルディスクにコピーされている途中でも、インストールをキャンセルできます。

追加の言語パックをインストールするように指定した場合は、187 ページの手順 11 に戻ります。

指定したすべての言語パックをインストールした後、次のステップに進みます。または、既存のサンプルデータ

ベースインストールの言語パックをインストールしている場合は、インストーラを終了します。以降の手順は飛

ばしてください。

13[イベントログ]画面を確認して[次へ]をクリックします。

このログは、サンプルデータベースのインストール時にインストーラが実行した手順の詳細が含まれます。

14[セットアップの完了]画面の[完了]をクリックします。

Siebel サンプルデータベースのインストールはこれで終了です。Siebel Demo アプリケーションのショート

カット(Siebel Call Center Demo - ENU など)が、187 ページの手順 10 で指定したプログラムフォルダに

作成されます。詳しくは、193 ページの「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのショートカット」を

参照してください。

正しくインストールされたことを確認するには、189 ページの「Siebel クライアントのインストール後のタスク」

を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 187

Page 188: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ ENU 以外のレポジトリとシードデータ

の Siebel サンプルデータベースへのインポート

ENU 以外のレポジトリとシードデータの Siebelサンプルデータベースへのインポートデフォルトでは、各言語拡張パックと共に Siebel クライアントにインストールした SRF ファイルには、該当する

ローカリゼーション文字列が含まれており、その言語の正しいフィールドラベルが表示されます。さらに、Siebel サンプルデータベースにインストールした各言語パックのデモユーザーデータもインストールされます。

ただし、Siebel クライアントとサンプルデータベース用に ENU 以外の言語をインストールした後でも、サンプル

データベースに含まれているのは、ENU レポジトリデータとシードデータのみです。

サンプルデータベースで ENU 以外のレポジトリデータまたはシードデータを使用する場合は、必要なローカリゼー

ション文字列を Siebel レポジトリテーブルにインポートする必要があります。これを実行した後で、Siebel ToolsClient を使用してサンプルデータベースに接続し、ENU 以外のレポジトリデータを表示して、さらに ENU 以外の

シードデータを Siebel アプリケーションコンテキストで表示することができます。

ENU 以外のローカリゼーション文字列をインポートするには、samp.bat バッチファイルを実行します。このバッ

チファイルは、最初に ENU レポジトリデータとシードデータを削除し、次に指定された言語のレポジトリデータと

シードデータを挿入します。

samp.bat ファイルは、SIEBEL_CLIENT_ROOT¥sample¥UTF8 にインストールされます。ここで、

SIEBEL_CLIENT_ROOT は Siebel クライアントとサンプルデータベースをインストールしたディレクトリです。

samp.bat バッチファイルを使用するための構文は次のとおりです。

samp SIEBEL_CLIENT_ROOT ODBC_DATA_SOURCE LANGUAGE

ここでは、

SIEBEL_CLIENT_ROOT = Siebel クライアントとサンプルデータベースをインストールしたディレクトリです。

ODBC_DATA_SOURCE = サンプルデータベースで使用する ODBC データソースです。190 ページの「Siebelモバイルおよび専用 Web クライアントの ODBC データソースの確認」も参照してください。

LANGUAGE = レポジトリデータとシードデータをインストールする言語の 3 文字のコードです。

たとえば、コマンドウィンドウで次のようなコマンドを使用して、samp.bat を実行します。

samp "C:¥Program Files¥Siebel¥7.7¥web client" "SEAW Samp Db default instance" DEU

備考: レポジトリデータとシードデータをサンプルデータベースにインポートする前に、SQL Anywhere データ

ベースエンジンが実行されていることを確認します。米語でサンプルデータベースを最初にインストールした後、

Siebel Demo アプリケーションを開始した場合は、SQL Anywhere データベースエンジンが実行されています。

SQL Anywhere データベースエンジンは、Windows セッション中に Siebel モバイルまたは専用 Web クライアン

トが最初にサンプルデータベースに接続される場合に起動します。設定パラメータ AutoStopDB が FALSE(デフォ

ルト)の場合は、データベースエンジンは、ユーザーが Siebel アプリケーションからログアウトした後も実行を続

けます。このパラメータが TRUE の場合は、ユーザーがログアウトするとデータベースエンジンは終了します。

AutoStopDBパラメータは、Siebel Call Center の uagent.cfg などのアプリケーション設定ファイルの[Sample]セクションで定義されます。Siebel アプリケーションの設定ファイルパラメータの指定については、『Siebel システ

ム管理ガイド』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

188 ■

Page 189: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel クライアントのインストール後

のタスク

Siebel クライアントのインストール後のタスクSiebel クライアントインストーラを実行したら、次の項目を確認し、関連するタスクを実行して、Siebel クライア

ントのインストールが正しく行われたことを確認します。

■ 189 ページの「Siebel VB または Siebel eScript のライセンスがない状態での Siebel クライアントの設定」

■ 189 ページの「Siebel クライアントのディレクトリ構造の確認」

■ 190 ページの「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントの ODBC データソースの確認」

次に、191 ページの「Siebel アプリケーションへのログイン」で説明されているように、Siebel アプリケーション

を開始します。

Siebel VB または Siebel eScript のライセンスがない状態での

Siebel クライアントの設定

Siebel クライアントのデフォルトの設定ファイルでは、Siebel VB または Siebel eScript を有効にします。これ

は、パラメータ EnableScriptingを TRUE に設定することによって行います。このパラメータが TRUE のときに、

Siebel VB または Siebel eScript のライセンスがない場合は、クライアントは起動しません。クライアントを実行

する前に Siebel VB または Siebel eScript をオフにする必要があることを示すエラーメッセージが返されます。

Siebel VB または Siebel eScript のライセンスがない状態で Siebel クライアントを設定するには

■ Siebel クライアントの設定で使用する設定ファイルで EnableScripting を FALSE に設定します。この設定

ファイルは、ディレクトリ SIEBEL_CLIENT_ROOT¥bin¥LANGUAGE にあります。

Siebel クライアントのディレクトリ構造の確認

Siebel クライアントインストーラは、個々の Siebel クライアントにディレクトリを作成します。Windows のエク

スプローラを使用して、コンピュータのディレクトリ構造を確認します。代表的な Siebel クライアントのインストー

ルディレクトリ構造の例と、個々のディレクトリの説明を次に示します。

■ SIEBEL_CLIENT_ROOT: C:¥Program Files¥Siebel¥7.7¥Web Client(デフォルト)のような Siebelクライアントインストールのディレクトリです。このインストールディレクトリには、次の項で認識されるディ

レクトリが含まれます。名前はインストールプロセスで変更できます。詳しくは、177 ページの「ディレクトリ

の命名規則」を参照してください。

■ actuate: Siebel Reports など、すべての Actuate 関連のファイルが含まれます。

■ bin: すべてのバイナリファイル(*.exe, *.dll, *.ssf, *.pre)、設定ファイル(*.cfg)、ユーザー設定ファイ

ル、および言語固有のファイルが含まれます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 189

Page 190: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel クライアントのインストール後

のタスク

■ charts: チャート生成用のファイルが含まれます。

■ fonts: フォントファイルが含まれます。

■ isstempl: Customer Order Management CDA アプリケーションのテンプレートと、新しく作成された

プロジェクトのエンジンファイルが含まれます。

■ jar: JAR ファイルが含まれます(Microsoft Internet Explorer では使用されません)。

■ lex: スペルチェックプログラムが使用するファイルが含まれます。

■ local: ローカルデータベースが格納される場所です。

■ locale: 言語固有のファイルを格納します。

■ log: 同期など、クライアントの動作のログファイルが含まれます。

■ msgtempl: クライアントが使用するメッセージファイルを格納します。

■ objects: コンパイル済みの Siebel レポジトリ(SRF)ファイルと言語に固有のファイルが含まれます。

■ packager: Siebel Packager ユーティリティによって使用されるファイルを格納します。

■ public: HTML、ActiveX、Java、そして JavaScript のファイル、それからクライアントが使用するイメー

ジファイルが含まれます。

■ reports: すべてのレポートファイルが含まれます。

■ sample: サンプルデータベースがインストールされる場所です。

■ sqltemp: SQL スクリプトが含まれます。これらのファイルは変更できません。

■ temp: 使用中のレポートファイルが含まれます。

■ upgrade: ユーザーから受領した Siebel Anywhere アップグレードファイルが含まれます。

■ webtempl: Siebel アプリケーション Web テンプレートが含まれます。

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントの ODBC データソースの確認

Siebel クライアントインストーラは、191 ページの表 17 に示す ODBC データソースを作成します。デフォルトで

は、これらはユーザーデータソースとして作成され、Siebel クライアントがインストールされているユーザーアカウ

ントだけに表示されます。

複数のユーザーが同じ Windows クライアントマシンを使用してログインする必要がある場合は、siebel.ini ファイ

ルの UserDSNパラメータではなく、SystemDSNパラメータを使用してクライアントをインストールする必要があり

ます。

各データソース名で、オプションの DSN サフィックスを定義して、siebel.ini ファイルから複数の DNS インスタン

スを参照できるようにすることもできます。これは、Siebel ソフトウェアの複数のインスタンスが同じマシンにイン

ストールされており、それぞれが別のデータソースにアクセスする場合に必要となります。191 ページの表 17 に表

示されるデータソースで、DNS サフィックスは optional_DSN_suffix として表されます。siebel.ini ファイルで

は、サフィックスはパラメータ DsnSufixを使用して指定されます。通常は、このパラメータはデフォルトのインス

タンスに設定されます。siebel.ini ファイルでこの DNS に追加のインスタンスを定義する必要がある場合、このパ

ラメータをそれぞれの追加 DNS インスタンスの該当する文字列値に設定します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

190 ■

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Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel アプリケーションへのログイン

カスタムのインストーラパッケージの作成については、『Siebel eBusiness Applications への移行』を参照してく

ださい。

備考: Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』で説明した ODBCドライバを必ず使用してください。

Siebel アプリケーションへのログインこの項では、次の Siebel クライアントタイプを使用して Siebel アプリケーションにログインする基本的な方法を説

明します。

■ Siebel 専用 Web クライアント

■ Siebel モバイル Web クライアント

■ Siebel Web クライアント

ログインする前に、このマニュアルまたは関連ドキュメントで説明した要件を確認してください。次の点にも注意し

てください。

表 17 Siebel クライアント ODBC データソース

データソース 使用する場合

SEAW DB2UDB optional_DSN_suffix

IBM DB2 をインストールした場合のみ。DB2 データベースに接続します。

SEAW Local Db optional_DSN_suffix

ローカルデータベース(SQL Anywhere)に接続します。

SEAW Samp Db optional_DSN_suffix

Siebel サンプルデータベース(SQL Anywhere)に接続します。

SEAW Oracle optional_DSN_suffix

Oracle をインストールした場合のみ。Oracle データベースに接続します。この

データソースは、Siebel Anywhere アップグレードキットを作成するときに、

Siebel 管理者だけが使用します。

専用 Web クライアントでは、適用されるレジストリエントリで指定されるデー

タソースに次の設定が含まれている必要があります。

ColumnsAsChar = 1

ColumnSizeAsCharacter = 1

SEAW Search optional_DSN_suffix

Hummingbird SearchServer によって使用される ODBC データソース。

Hummingbird がインストールされている場合にだけ作成されます。このデー

タソースは常に SystemDSN として作成されます。

SEAW Text optional_DSN_suffix

レポートとローカルSQL Anywhereデータベースへのデータのマージに使用さ

れます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 191

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Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel アプリケーションへのログイン

■ Siebel モバイルまたは専用 Web クライアントを実行するには、Siebel クライアントインストールディレクト

リでの読み込みおよび書き込みユーザー権限が必要です。

ユーザー権限の設定については、アプリケーションがインストールされている Microsoft Windows バージョン

のオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。

■ Siebel データベースをインストールした後、基本的な Siebel アプリケーションのライセンスキーを SiebelDatabase に入力するまでは、Siebel アプリケーションを使用できません。

Siebel 専用 Web クライアントまたは Siebel Tools クライアントを使用して、最初にライセンスキーを入力し

ます。それ以降の追加のライセンスまたはオプションのモジュール用のライセンスは、Siebel Web Client、Siebel 専用 Web クライアントまたは Siebel Tools Client を使用して入力できます。

備考: サイトに割り当てられているライセンスキーは DVD のケース、または FTP からソフトウェアをダウン

ロードした場合は、Word ドキュメントに記載されています。ライセンスキーについては、『アプリケーション管

理ガイド』を参照してください。

■ Siebel アプリケーションへのログインに使用するユーザー名とパスワードは、Siebel Database で定義されて

いる有効な役割と部署の従業員のものでなければなりません。したがって、サーバーデータベースに初めてログ

インする場合は、管理者としてログインしてください。SADMIN をユーザー名とパスワードとして使用するか、

管理者が定義する別の認証情報を使用します。ここで、他のユーザーを定義された役割と権限を持つ従業員とし

て設定できます。

従業員の設定については、『Siebel eBusiness Applications セキュリティガイド』を参照してください。

■ Web ブラウザは、Siebel アプリケーションを実行できるように正しく設定されている必要があります。HighInteractivity アプリケーションと Standard Interactivity アプリケーションでは、要件が異なります。HighInteractivity アプリケーションは、クライアントヘルスチェック機能を使用して、要件が満たされていること

を確認できます。

High Interactivity および Standard Interactivity のブラウザの設定については、『Siebel システム管理ガイ

ド』を参照してください。Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラット

フォーム』も参照してください。

Siebel 専用 Web クライアントを使用して Siebel アプリケーションにログインするには

1 Siebel Call Center など、プログラムフォルダの Siebel ショートカットの 1 つをダブルクリックします。

2 有効なユーザー ID とパスワードを使用してログインします。

3 サーバーデータベースを指定し、[OK]をクリックします。

備考: 最初にサーバーデータベースにログインするときに、サイトのライセンスキー番号を入力するようにメッ

セージが表示されます。

4 表示されるダイアログボックスにライセンスキー番号を入力し、[OK]をクリックします。

警告メッセージのダイアログボックスが表示される場合は、[OK]をクリックし、表示されるダイアログボック

スにライセンスキー番号を入力してください。

備考: 後で追加のライセンスキーなどにアクセスする必要がある場合は、[ライセンスキー]ビューからアクセ

スできます。アプリケーションメニューからこのビューにアクセスするには、[移動]>[サイトマップ]>[管

理‐アプリケーション]>[ライセンスキー]の順に選択します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

192 ■

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Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel クライアントのショートカット

および起動オプション

Siebel モバイル Web クライアントを使用して Siebel アプリケーションにログインするには

1 Siebel Call Center など、プログラムフォルダの Siebel ショートカットの 1 つをダブルクリックします。

2 有効なユーザー ID とパスワードを使用してログインします。

3 ローカルデータベースを指定し、[OK]をクリックします。

備考: ローカルデータベースに初めてログインすると、Siebel Server に接続し、ローカルデータベースをダウ

ンロードするように求めるプロンプトが自動的に表示されます。この操作は、ローカルデータベースを抽出した

後のみ、実行しなければなりません。

Siebel Remote とローカルデータベースの抽出については、『Siebel Remote/Replication Manager 管理ガ

イド』を参照してください。

Siebel Web Client を使用して Siebel アプリケーションにログインするには

1 Web ブラウザを開きます。

2 Siebel アプリケーションの URL に移動します。

3 有効なユーザー ID とパスワードを使用してログインします。

接続先の Siebel アプリケーションは、特定のデータベースを使用するようにすでに設定されています。接続先

のデータベースを指定する必要はありません。

Siebel クライアントのショートカットおよび起動オプションこの項では、SiebelクライアントをインストールするときにSiebelプログラムフォルダにインストールされるショー

トカットに関する情報と、これらのショートカットで使用されるコマンドラインオプションについて説明します。

また、カスタムショートカットを作成し、Siebel サンプルデータベースと共にインストールされる定義済みのショー

トカットで指定されるもの以外に、デモユーザーを使用して Siebel アプリケーションにアクセスする方法について

も説明します。

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのショートカット

Siebel クライアントおよびサンプルデータベースインストーラは、インストールしたモジュールのショートカットを

Siebel プログラムフォルダに作成します。Siebel アプリケーションでは、インストールする言語ごとに個別のショー

トカットがインストールされます。インストールされるショートカットは、インストール時の選択と、siebel.ini ファ

イルの設定により決定されます。ほとんどのショートカットはプログラムグループにインストールされ、一部がスター

トアップグループにインストールされます。

ショートカットのカスタマイズについては、195 ページの「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントの起動オ

プション」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 193

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Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel クライアントのショートカット

および起動オプション

クライアントインストーラによってインストールされる Siebel アプリケーションのショートカットは、次の項で示

されます。ショートカットを実行して Siebel アプリケーションを起動すると、データベースサーバー(LAN 接続ユー

ザーの場合)、初期化済みのローカルデータベース、またはサンプルデータベース(このデータベースがインストール

されている場合)に接続できます。Demo アプリケーションのショートカットは、定義済みのデモンストレーション

ユーザーを使用してサンプルデータベースに接続します。

各アプリケーションのショートカットは、そのアプリケーションの Siebel 設定ファイルをロードします。たとえば、

Siebel Call Center は uagent.cfg ファイルを使用します。

Siebel アプリケーションショートカット次に、Siebel クライアントプログラムグループにインストールされる Siebel アプリケーションのショートカットを

示します。

■ Siebel Call Center: Siebel Call Center を開始します。

■ Siebel Call Center Demo: サンプルデータベースを使用して Siebel Call Center を開始します。

■ Siebel Employee Relationship Management Administration: Siebel Employee RelationshipManagement Administration を開始します。

■ Siebel Employee Relationship Management: Siebel Employee Relationship Management を開始します。

■ Siebel Employee Relationship Management Demo: サンプルデータベースを使用して SiebelEmployee Relationship Management を開始します。

■ Siebel Marketing: Siebel Marketing を開始します。

■ Siebel Marketing Demo: サンプルデータベースを使用して Siebel Marketing を開始します。

■ Siebel Partner Manager: Siebel Partner Manager を開始します。

■ Siebel Partner Manager Demo: サンプルデータベースを使用して Siebel Partner Manager を開始

します。

■ Siebel Partner Portal: Siebel Partner Portal を開始します。

■ Siebel Sales: Siebel Sales を開始します。

■ Siebel Sales Demo: サンプルデータベースを使用して Siebel Sales を開始します。

■ Siebel Service: Siebel Service を開始します。

■ Siebel Service Demo: サンプルデータベースを使用して Siebel Service を開始します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

194 ■

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Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel クライアントのショートカット

および起動オプション

ユーティリティおよび同期プログラムのショートカット次に、Siebel クライアントプログラムグループにインストールされる追加のショートカットを示します。これらの

ショートカットは、Siebel Packager や同期プログラムなどのユーティリティを実行します。

■ Siebel Packager: Siebel Packager ユーティリティを開始します。Siebel Packager については、『SiebeleBusiness Applications への移行』を参照してください。

■ Siebel Remote: Siebel Remote スタンドアロン同期プログラム(siebsync.exe)を開始します。SiebelRemote については、『Siebel Remote/Replication Manager 管理ガイド』を参照してください。

■ Siebel TrickleSync: Siebel TrickleSync プログラム(autosync.exe)を開始します。このショートカッ

トは、プログラムグループとスタートアップグループの両方に作成されます。Siebel TrickleSync については、

『Siebel Remote/Replication Manager 管理ガイド』を参照してください。

■ Siebel Sales Handheld Sync: Siebel Sales Handheld Sync 同期プログラム(syncmanager.exe)を開始します。

■ Siebel Service Handheld Sync: Siebel Service Handheld Sync同期プログラム(syncmanager.exe)を

開始します。

■ Siebel QuickStart: Siebel モバイル Web クライアント用の Siebel QuickStart エージェントを開始しま

す。詳しくは、198 ページの「Siebel モバイル Web クライアントでの Siebel QuickStart の使用」を参照して

ください。

備考: Siebel QuickStart ショートカットは、デフォルトではインストールされません。これをインストールす

るには、siebel.ini ファイルの[Icons]セクションで、QuickStart = YES を指定します。ショートカットは、

ファイルの[QuickStart]セクションの設定に基づいて作成されます。Folder = startup の場合、ショート

カットはスタートアップグループにインストールされます。機能を正しく実行するには、ショートカットはスター

トアップグループにある必要があります。

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントの起動オプション

193 ページの「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのショートカット」で説明されているアプリケーショ

ンのショートカットは、siebel.exe と呼ばれる実行可能プログラムを実行し、それに続いてさまざまな起動オプショ

ンを実行します。たとえば、Siebel Call Center - ENU のショートカットはインストールの場所によって次の例の

ように定義されます。この例で使用されているオプションは、設定ファイルを指定する /c だけです。

"C:¥Program Files¥Siebel¥7.7¥web client¥BIN¥siebel.exe" /c CFG_FILE_PATH¥uagent.cfg

Demo アプリケーションのショートカットは、サンプルデータベース、ユーザーおよびパスワード情報、CTI シミュ

レーションも指定します。たとえば、Siebel Call Center Demo - ENU のショートカットは次に示すように定義で

きます。

"C:¥Program Files¥Siebel¥7.7¥web client¥BIN¥siebel.exe" /c CFG_FILE_PATH¥uagent.cfg /d sample /u CCHENG /p CCHENG /ctsim

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 195

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Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel クライアントのショートカット

および起動オプション

前の例で、CFG_FILE_PATH は MS-DOS 8.3 ファイル命名規則を使用した設定ファイルのフルパスを表します。こ

のファイルは、米語の場合の BIN¥ENU のような、SIEBEL_CLIENT_ROOT の BIN¥LANGUAGE にあります。

たとえば、Siebel Call Center Demo - ENU の実際の定義は次の例のようになります。

"C:¥Program Files¥Siebel¥7.7¥web client¥BIN¥siebel.exe" /c "C:¥PROGRA~1¥SIEBEL~1¥7.7¥WEBCLI~1¥bin¥ENU¥uagent.cfg"

siebel.exe プログラムは MS-DOS からも実行できます。この場合は、起動オプションをコマンドラインに直接入力

できます。カスタムショートカットの作成については、197 ページの「カスタム Siebel アプリケーションショート

カットの作成」を参照してください。

使用可能な起動オプションについて、196 ページの表 18 で説明します。

表 18 Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントの起動オプション

起動オプション 説明

/c config_file 必須。Siebel Sales の siebel.cfg や Siebel Call Center の uagent.cfg など、使用

する設定ファイルのパスとファイル名を指定します。

/d data_source 設定ファイルで定義されている接続先のデータソースを指定します。Demo ショート

カットは、「/d sample」を指定してサンプルデータベースにアクセスします。

■ /u および /p を使用して有効な Siebel ユーザーを指定せず、/d を使用して有効なデー

タソースを指定しなかった場合は、ログイン画面でデータソースを指定できます。

■ /u と /p を使用し、/d を使用しなかった場合は、ローカルデータベースが想定さ

れます。

/l language 米語の場合の ENU のような、このクライアントセッションで使用する言語の 3 文字の

コードを指定します。適用可能な言語パックがクライアントにインストールされている

必要があります。

/l を使用して有効な言語を指定しなかった場合は、設定ファイルから言語が取得されます。

/u username ユーザー名を指定します。Demo ショートカットは、事前に定義されたデモユーザーを

/u および /p オプションを使用して指定します。

/u および /p を使用して有効な Siebel ユーザーを指定しなかった場合は、ログイン画

面からログインする必要があります。

注意: /u および /p オプション(とくに /p オプション)を使用してライブな製品シス

テムにアクセスする場合は、セキュリティの問題を考慮する必要があります。これらの

値は暗号化されません。

付録 C「Siebel サンプルデータベースのデモユーザー」も参照してください。

/p password /u を使用して指定されたユーザーのパスワードを指定します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

196 ■

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Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel クライアントのショートカット

および起動オプション

カスタム Siebel アプリケーションショートカットの作成

193 ページの「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのショートカット」で説明した Siebel eBusinessApplication のショートカットをカスタマイズする必要がある場合は、ショートカットプロパティを修正し、[ター

ゲット]フィールドの値を変更してカスタマイズできます。一般に、既存のショートカットを変更したり最初から

ショートカットを作成するのではなく、既存のショートカットをコピーして名前を変更し、そのコピーを変更します。

ショートカットを作成または変更する場合は、次の要件を考慮する必要があります。

■ Start in のラベルが付けられているショートカットプロパティに表示されている場所を変更しないでください。

変更すると、アップグレードウィザードを実行したときに問題が生じる場合があります。

■ Oracle データベースに対して操作するクライアントを展開している場合は、修正する場合に、Siebel のショー

トカットのラベルに括弧を入れないでください。括弧を入れると、アプリケーションが Oracle データベースに

接続できなくなります。

/ctisim Communications Simulator を実行します。通常は、このオプションは、Siebel CallCenter Demo など、このオプションを指定する、事前に定義された Demo ショート

カットだけに使用しなければなりません。詳しくは、『Siebel CommunicationsServer 管理ガイド』を参照してください。

/b browser_exe 実行可能プログラムが Siebel クライアントセッションで使用するブラウザのパスと

ファイル名を指定します。

/b オプションは、Siebel アプリケーションでサポートされていないブラウザが現在の

デフォルトブラウザとなっている場合にのみ必要です。たとえば、Siebel Call Centerのような High Interactivity アプリケーションを実行している場合は、サポートされ

ているバージョンの Microsoft Internet Explorer を使用する必要があります。この

ブラウザがデフォルトのブラウザでない場合は、/b を使用してブラウザを明示的に指

定します。

Siebel eBusiness Application がサポートしているブラウザについては、SiebelSupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』を

参照してください。

/editseeddata Siebelモバイルまたは専用Webクライアントのユーザーが権限のビューを追加できる

ようにします。詳しくは、『Siebel eBusiness Applications セキュリティガイド』を

参照してください。

注意: このオプションは、使用したことでデータに与える影響を完全に理解してから使

用してください。

/s spool_file 指定された出力ファイルへの SQL のスプールを指定します。このオプションは、トラ

ブルシューティングの目的に有効です。詳しくは、『パフォーマンスチューニングガイ

ド』を参照してください。

表 18 Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントの起動オプション

起動オプション 説明

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 197

Page 198: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel モバイル Web クライアントで

の Siebel QuickStart の使用

■ ショートカットの目標値を定義する場合には、195 ページの「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントの

起動オプション」で説明されているオプションの使用についてのガイドラインに従います。

193 ページの「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのショートカット」で説明されている Demo ショート

カットを使用してアクセスする Siebel サンプルデータベースには、定義済みのデモユーザーが数多く含まれていま

す。たとえば、CCHENG は Siebel Call Center Demo ショートカットのデモユーザーです。その他多くのデモユー

ザーが、既存の Demo ショートカットでは示されないサンプルデータベースで使用できます。各デモユーザーは、特

定の定義済み権限を持つユーザーとして示されるため、特定の Siebel アプリケーションを表すことが意図されてい

ます。

備考: Siebel サンプルデータベースで使用可能なデモユーザーの Siebel アプリケーションごとのリストは、付録 C「Siebel サンプルデータベースのデモユーザー」を参照してください。

使用可能なすべての権限を表示するには

■ アプリケーションレベルのメニューから、[移動]>[サイトマップ]>[管理‐アプリケーション]>[権限管

理]を選択します。

『Siebel eBusiness Applications セキュリティガイド』のアクセスコントロールの項も参照してください。

Siebel モバイル Web クライアントでのSiebel QuickStart の使用Siebel QuickStart は、起動時にモバイルユーザーのマシンにプレロードされるエージェントで、Siebel モバイル

Web クライアントの起動に必要な時間を短縮します。Siebel QuickStart は、最初は Siebel アプリケーションの

ログイン画面から有効にし、ロードします。

備考: Siebel QuickStart は、ローカルデータベースまたはサンプルデータベースに接続するときに、Siebel モバ

イル Web クライアントで使用できます。Siebel 専用 Web クライアントや Siebel Web クライアントには適用され

ません。

Siebel QuickStart は、同じタイプの Siebel アプリケーションセッション以降のインスタンス、つまり同じユー

ザーとして同じアプリケーションを実行し、同じ起動オプションを使用するインスタンスに適用されます。

QuickStart による速度の向上は、最初の Siebel ログインでは有効になりません。QuickStart は、同じタイプの

Siebel アプリケーションセッションの以降のログインで有効になり、その状態は、ユーザーが QuickStart を無効に

するまで維持されます。

Siebel QuickStart は、暗号化された Siebel ユーザー名とパスワードを Cookie に格納します。Siebel アプリケー

ションでのCookieの使用については、『Siebel eBusiness Applicationsセキュリティガイド』を参照してください。

備考: 別のアプリケーションセッションで Siebel QuickStart を有効にするには、既存のアプリケーションセッショ

ンで無効にしなければなりません。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

198 ■

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Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel モバイル Web クライアントで

の Siebel QuickStart の使用

Siebel QuickStart の有効化と無効化次の Siebel QuickStart の有効化と無効化の手順で説明します。

備考: この項では、Siebel QuickStart ショートカットがスタートアップグループにあるものとします。SiebelQuickStart ショートカットは、デフォルトでは作成されません。Siebel QuickStart ショートカットの作成方法に

ついては、193 ページの「Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのショートカット」を参照してください。

Siebel QuickStart を有効にするには

1 モバイル Web クライアントを使用して Siebel アプリケーションを起動します。たとえば、該当する言語の

Siebel Call Center のショートカットをダブルクリックします。

2 Siebel ログイン画面で[Siebel QuickStart を有効にする]チェックボックスをオンにします。

QuickStart エージェントは、ユーザーが無効にするまでは、以降の Microsoft Windows セッションでメモリ

にロードされ、ユーザーが次に Windows にログインすると再びロードされます。

Siebel QuickStart をログイン画面から無効にするには

1 モバイル Web クライアントを使用して Siebel アプリケーションを起動します。たとえば、該当する言語の

Siebel Call Center のショートカットをダブルクリックします。

2 Siebel ログイン画面で[Siebel QuickStart を有効にする]チェックボックスがオンになっている場合は、オ

フにします。

この Siebel アプリケーションセッションでは QuickStart エージェントはロードされず、明示的に指定しない

限り、それ以降もロードされません。

Siebel QuickStart をシステムトレイから無効にするには

■ システムトレイの Siebel アイコンを右クリックし、[起動時に無効にする]を選択します。

Siebel アプリケーションが実行されていない場合は、QuickStart エージェントは終了しています。明示的に指

定しない限り、それ以降はエージェントはロードされません。

Siebel アプリケーションが実行されている場合は、ユーザーが Siebel アプリケーションセッションからログア

ウトするまでは、QuickStart エージェントはロードされた状態になります。明示的に指定しない限り、それ以

降はエージェントはロードされません。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 199

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Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel モバイル Web クライアントで

の Siebel QuickStart の使用

システムトレイの Siebel アイコンのオプションSiebel アプリケーションが実行されている場合、または QuickStart エージェントがロードされている場合は、アイ

コンがシステムトレイに表示されます。このアイコンを右クリックすると、いくつかのオプションが表示されます。

■ [終了]: 現在のWindowsセッションでQuickStartエージェントを終了します。このオプションは、QuickStartエージェントがロードされ、Siebel アプリケーションが実行されていない場合にだけ使用できます。QuickStartが有効になっている場合は、次にユーザーが Siebel アプリケーションを同じ方法で起動したとき、または

Windows を起動したときに、エージェントが再びロードされます。

■ [起動時に無効にする]: 次にユーザーが Siebel アプリケーションまたは Windows を起動したときに、SiebelQuickStart を無効にします。前の項で説明した方法で QuickStart エージェントも終了します。このオプショ

ンは、Siebel アプリケーションが実行されているかにかかわらず、QuickStart エージェントがロードされてい

る場合にだけ使用できます。

■ [バージョン情報]: Siebel アプリケーションに関する情報を表示します。このオプションは、Siebel アプリケーショ

ンまたは QuickStart エージェント、あるいはその両方が実行されている場合に使用できます。

■ [ヘルプ]:Siebel 『オンラインヘルプ』を表示します。このオプションは、Siebel アプリケーションまたは

QuickStart エージェント、あるいはその両方が実行されている場合に使用できます。

Siebel QuickStart でのビューのプレキャッシュの使用QuickStart エージェントがロードされると、siebel.cfg などの設定ファイルの[Preload]セクションのパラメー

タを使用して指定されたビューが、Siebel アプリケーションの起動時にプレロード(プレキャッシュ)されます。以

降のアプリケーションセッションでは、プレキャッシュされたビューへの移動が迅速になります。

[Preload]セクションで、プレキャッシュするビューの名前を、View1、View2 などの設定パラメータの値として

指定します。

設定ファイルパラメータの指定については、『Siebel システム管理ガイド』を参照してください。

Siebel Packager を使用した QuickStart の可用性の指定デフォルトでは、siebel.exe プログラムで Siebel QuickStart を使用できます。ただし、管理者は、QuickStartを使用できない状態であるクライアントのインストールをパッケージにするという選択ができます。この場合は、

Siebel ログイン画面には[Siebel QuickStart を有効にする]チェックボックスは表示されず、したがって結果エ

ンドユーザーが有効にすることはできません。

Siebel Packager ユーティリティを使用して作成するパッケージに含めるため、モデル Siebel クライアントインス

トールを作成する場合は、Siebel QuickStart を無効にできます。無効にするには、siebel.exe プログラムの名前

を変更するか削除して、siebel1.exe の名前を siebel.exe に変更します。

Packager ユーティリティの使用については、『Siebel eBusiness Applications への移行』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

200 ■

Page 201: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel モバイル Web クライアントで

の Siebel QuickStart の使用

QuickStart および AutoStopDB 設定パラメータSiebel QuickStart を使用している場合は、ローカルデータベースで設定パラメータ AutoStopDBを FALSEに設定

することも指定できます。これらの機能は、同じ Windows セッションで Siebel アプリケーションを 2 回以上起動

し、終了したときに、いずれも同様のパフォーマンスの向上を提供します。

AutoStopDBパラメータは、Siebel Call Center の uagent.cfg などのアプリケーション設定ファイルの[Local]セクションに含まれます。詳しくは、『Siebel システム管理ガイド』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 201

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Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのインストール ■ Siebel モバイル Web クライアントで

の Siebel QuickStart の使用

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

202 ■

Page 203: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

10 Siebel Tools のインストール

この章では、UNIX 環境に Siebel Tools をインストールする方法について説明します。次のトピックが含まれてい

ます。

■ 203 ページの「Siebel Tools のインストールプロセス」

■ 203 ページの「Siebel Tools の要件」

■ 204 ページの「Siebel Tools クライアントのインストール」

■ 207 ページの「Siebel Tools のインストール後のタスク」

手順については、261 ページの「Siebel Tools のアンインストール」を参照してください。

Siebel Tools のインストールプロセスSiebel Tools のインストールプロセスには次の複数の手順があり、示されている順に実行します。

1 インストールの要件を確認します。203 ページの「Siebel Tools の要件」を参照してください。

2 Siebel Tools をインストールします。204 ページの「Siebel Tools クライアントのインストール」を参照してください。

3 インストール後のタスクを実行します。207 ページの「Siebel Tools のインストール後のタスク」を参照してく

ださい。

a データベースサーバに接続し、ライセンスキーを入力します。207 ページの「Siebel Tools のインストール

が正常に完了したことの確認」を参照してください。

b インストールディレクトリの構造を確認します。208 ページの「Tools ディレクトリ構造の確認」を参照して

ください。

c Siebel Tools ディレクトリの書き込み/読み取り権限を確認します。209 ページの「Tools ディレクトリへ

の書き込み/読み取りアクセスの確認」を参照してください。

d ODBC データソースを確認します。210 ページの「Tools ODBC データソースの確認」を参照してください。

Siebel Tools の要件Siebel Tools をインストールする前に、次のことを確認します。

■ 使用するクライアントプラットフォームが、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされ

ているプラットフォーム』で定義されている使用ソフトウェアのバージョンについての要件を満たしている。

■ 実装に必要なすべてのサードパーティのソフトウェア(選択した RDBMS のデータベース接続ソフトウェアを含

む)がインストールされていること。

■ Siebel eBusiness Applications を含む Siebel Database Server またはサンプルデータベースをインストー

ルしている。これらのデータベースは、Siebel Tools プロジェクトレポジトリの格納に使用される。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 203

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Siebel Tools のインストール ■ Siebel Tools クライアントのインストール

■ システムデータソースを作成するには、Tools をインストールする前に、siebel.ini ファイルのシステム DSNパラメータを変更する必要があります。siebel.ini ファイルのシステム DSN パラメータを変更する方法につい

ては、『Siebel システム管理ガイド』を参照してください。

備考: Siebel Database Server のソート順序はバイナリに設定する必要があります。バイナリに設定しなけ

れば、レポジトリのコンパイルやマージが行えません。

Siebel Database Server のインストールと設定については、このマニュアルの該当する Database Server イン

ストールの章を参照してください。

Siebel Tools クライアントのインストールSiebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX(Siebel eBusiness Applications 用)または

Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX(Siebel Industry Applications 用)の DVD か

ら Siebel Tools をインストールします。

Siebel ネットワークイメージ作成ユーティリティを使用するか、DVD からファイルを直接コピーして、インストー

ルソースファイルのネットワークイメージを作成することもできます。詳しくは、29 ページの「ネットワークイメー

ジの作成」を参照してください。

備考: 次の手順は基本製品のインストールに適用されます。パッチのインストールの手順については、パッチと一緒

に提供される『Maintenance Release Guide』を参照してください。

Siebel Tools をインストールするには

1 DVD ドライブに、該当する Siebel アプリケーションの DVD を挿入します。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX

注意: このプログラムや他のインストールプログラムは、DVD またはドライブ名がマッピングされたネットワー

クドライブから実行しなければなりません。マップされていないネットワークドライブからインストールしよう

とすると、インストーラは処理する必要があるファイルを見つけられずに失敗します。

2 Client¥Siebel_Toolsディレクトリに移動し、install.exe をダブルクリックします。

[設定言語の選択]画面が表示されます。

3 ウィザードを実行する言語を選択します。

デフォルトのインストール言語は、オペレーティングシステムの現在の言語に対応する言語です。

[Siebel eBusiness Application ツールセットアップへようこそ]画面が表示されます。

4 [次へ]をクリックしてインストールプロセスを開始します。

5 [セットアップ形式]画面で、次のように実行します。

a 次のオプションから、実行するインストール形式を選択します。

■ [標準]: すべての Tools コンポーネントをインストールします。ほとんどのユーザーにはこのオプションを

お勧めします。このオプションでは、カスタムレポートの作成に必要なレポートリソースコードはインストー

ルされません。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

204 ■

Page 205: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Tools のインストール ■ Siebel Tools クライアントのインストール

■ [最小]: ヘルプファイルとレポートソースコードを除くすべてのモジュールがインストールされます。

■ [カスタム]: さまざまなコンポーネントを選択して、インストールをカスタマイズします。各コンポーネン

トが必要なディスク領域と共に一覧されます。[ディスクスペース]ボタンをクリックして、ハードディスク

とこのPCからアクセス可能なネットワークドライブの使用可能なディスク領域を表示します。このオプショ

ンは、十分な経験のある管理者にだけお勧めします。カスタムレポートを作成するには、カスタムセットアッ

プを実行し、レポートソースコードコンポーネントを確認する必要があります。

備考: 対象のホストマシンに Tools のインストールに十分なディスク領域がない場合は、警告が表示されます。

この場合は、インストールを続ける前に空きディスク領域を確保する必要があります。

b 対象ディレクトリを選択して[次へ]をクリックします。

デフォルトでは、C:¥sea7xx ディレクトリにインストールされます。必要に応じて[参照]をクリックし、

別のドライブを選択できます。C:¥sea7xxtools 以外のディレクトリを指定する場合は、この章を読んで適

切な代替ディレクトリを指定します。

注意: Siebel クライアントと同じディレクトリに Tools をインストールしないでください。同じディレク

トリにインストールすると、メモリの競合が起こり、プログラムがクラッシュします。

[言語を選択してください]画面が表示されます。

6 インストールする言語を選択し、[次へ]をクリックします。

備考: Tools は英語言語パックと共にインストールする必要があります。英語以外のレポートをカスタマイズす

る必要がある場合は、同様に他の言語パックをインストールします。このステップで選択される言語固有のファ

イルが、使用するワークステーションにコピーされます。

[サーバーデータベース]画面が表示されます。

7 データベースのクライアントを選択し、[次へ]をクリックします。

備考: インストールプログラムが、前提条件となるデータベースソフトウェアがマシンにインストールされてい

ることをチェックします。インストールされていない場合は、インストールウィザードは先に進みません。

[File System Server 情報]画面が表示されます。

8 Siebel File System ディレクトリのパスを検索します。Siebel ファイルシステムディレクトリの UNC 名、ま

たはそれにマップされているドライブ文字のいずれかを使用します。

[Remote Server 情報]画面が表示されます。

9 このクライアントが接続する Siebel Remote Server ホスト名(ネットワーク名またはマシン名)か、別のホスト名を入力します。

付録 A「展開計画ワークシート」の展開計画ワークシートのコピーに手順 8 と手順 9 の情報を書き留めます。

[データベース情報]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 205

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Siebel Tools のインストール ■ Siebel Tools クライアントのインストール

10 データベース情報を指定します。

備考: データベースがバイナリソート順を扱うように設定されていることを確認します。詳しくは、46 ページ

の「DB2 UDB の言語の選択」を参照してください。

DB2:

■ Database Alias: 展開計画ワークシートの Siebel Server Database のデータベースエイリアスを入

力します。

■ Tableowner: 展開計画ワークシートの Siebel テーブルを所有するデータベースアカウントの名前を入

力します。

Microsoft SQL Server:

■ Database Server Hostname: 展開計画ワークシートの Siebel Server Database のサーバー名を

入力します。

■ Database Instance Name: 展開計画ワークシートのデータベースオーナーアカウント名を入力します。

備考: Microsoft SQL Server では大文字と小文字が区別されます。すべての情報を SQL Server データベー

スにあるとおりに正確に入力する必要があります。

Oracle:

■ Database Alias: 展開計画ワークシートのコピーに記録されているように、Siebel Database Serverの接続文字列を入力します。

■ Table Owner: 展開計画ワークシートに記録されている Siebel テーブルを所有するデータベースアカウ

ントの名前を入力します。

11 Tools をインストールするプログラムフォルダを選択します。デフォルトは Siebel Tools 7.xx です。デフォル

トを受け入れない場合は、次のオプションがあります。

■ リストからフォルダを選択します。

■ 新しいプログラムフォルダ名を入力します。

インストーラがファイルのコピーを開始すると、[Event Log]ダイアログボックスが表示されます。これは、

Tools のインストール中にインストーラが完了したステップを示します。

すべての Siebel Tools ファイルがインストールされると、次のような情報画面が表示されます。

「現在のメディア上に lang言語パックが見つかりませんでした。(ここでは、langは、インストールしている言語の言

語コードを意味します。)langの言語パックが含まれている DVDを挿入し、langフォルダからファイル setup.exeを選択してください。」

備考: Siebel Industry Applications では、Windows 言語パックと UNIX 言語パックは異なる DVD にあり

ます。

12 挿入されているDVDをドライブから取り出し、該当する言語パックのDVDを挿入して、[OK]をクリックします。

lang ディレクトリから install.exe を選択するダイアログ ボックスが表示され、現在の langディレクトリの

内容が表示されます。ただし、このディレクトリに対して何もする必要はありません。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

206 ■

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Siebel Tools のインストール ■ Siebel Tools のインストール後のタスク

13 Client¥Siebel_Tools¥langにある setup.exe をダブルクリックします。ここで、langは、米語の enu などの、インストールする言語パックのコードです。

言語ファイルがインストールされたことを知らせるメッセージが表示されます。

すべての言語ファイルがインストールされると、次のような新しいメッセージボックスが表示されます。

「ベース DVDをもう一度挿入して setup.exeファイルを参照し、セットアップを続行してください。」

14 挿入されている DVD をドライブから取り出し、ベース DVD を挿入し、[OK]をクリックします。

15 ウィザードがインストールを完了し、[エラーログ]画面が表示されます。

16 この画面の情報を確認し、必要に応じて、適切なアクションを取ってエラーに対処してインストールに戻るか、

[次へ]をクリックしてインストールを完了します。

Siebel Tools のインストール後のタスクTools のインストールプログラムを実行した後に、次のタスクを実行します。

■ 207 ページの「Siebel Tools のインストールが正常に完了したことの確認」

■ 208 ページの「Tools ディレクトリ構造の確認」

■ 210 ページの「Tools ODBC データソースの確認」

Siebel Tools のインストールが正常に完了したことの確認

Siebel Database Server に接続し、Tools のライセンスキーを入力して、インストールが正常に完了したことを確

認します。

インストールが正常に完了したことを確認するには

1 Tools を開始し、Siebel Database Server にログオンします。

Siebel Tools に最初にログオンすると、ライセンスキー番号を入力していない場合は、それを入力するよう要求

されます。その場合は、手順 2 に進みます。

2 表示されるダイアログボックスにライセンスキー番号を入力し、[OK]をクリックします。

サイトに割り当てられているライセンスキーは、DVD ケースまたは FTP からソフトウェアをダウンロードした

場合は MS Word ドキュメントのライセンスキー文書に記載されています。ライセンスキーについては、『アプ

リケーション管理ガイド』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 207

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Siebel Tools のインストール ■ Siebel Tools のインストール後のタスク

Tools ディレクトリ構造の確認

Tools インストールプログラムは、次のディレクトリを作成します。

TOOLS: Tools のルートディレクトリです。

備考: ルートディレクトリ名は、選択したインストールにより異なります。

actuate レポートを生成し実行する Actuate 関連のファイルが含まれます。

afc Actuate Foundation Class ファイルが含

まれます。

bin Actuate バイナリファイルが含まれます。

cache Actuate キャッシュファイルが含まれます。

bin すべてのバイナリファイル(.exe、.dll、.cfg、.dsn、.enu、.bat)とユーザー設定ファイルが

含まれます。

language 言語固有の dll ファイルが含まれます。

dll Toolsプログラムのライブラリファイルが含

まれます。

bin Tools バイナリファイルが含まれます。

exe Tools 実行可能ファイルが含まれます。

classes Java コードファイルが含まれます。

examples

examples¥src

examples¥src¥com

examples¥src¥com¥siebel

examples¥src¥com¥extra

examples¥src¥com¥integration

examples¥src¥com¥integration¥mq Java コードファイルの例です。

examples¥src¥com¥integration¥servlet Java コードファイルの例です。

help Siebel Tools ヘルプファイルです。

language インストールした言語のヘルプファイルです。

local ローカルの抽出されたデータベースです。

files ローカルファイルの添付ファイルです。

inbox Tools では使用しません。

outbox Tools では使用しません。

locale 言語固有のファイルです。

log Siebel Tools の操作によるログファイルです。

msgtempl メッセージファイルです。

objects Tools が使用するコンパイル済みの定義ファイル、siebel.srfがある場所です。Tools オブジェ

クトコンパイラを使用して作成される .srfファイルのデフォルトの場所でもあります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

208 ■

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Siebel Tools のインストール ■ Siebel Tools のインストール後のタスク

Tools ディレクトリへの書き込み/読み取りアクセスの確認

Siebel Tools をインストールした後で、Tools ユーザーに Tools ディレクトリの書き込み/読み取りのために必要な

権限があることを確認します。

権限設定を確認するには

1 Siebel Tools ルートディレクトリを選択し、それを右クリックします。

2 [プロパティ]を選択し、[セキュリティ]タブに移動します。

3 ユーザーに Tools ディレクトリへの読み取り/書き込みアクセス権があることを確認します。

public アップロードスタイルシートファイルとカスケーディングスタイルシートファイルの HTML ファ

イルおよびグラフィックファイルです。

reports すべてのレポートファイルの場所です。

language インストールした言語のバージョンです。

reppatch メンテナンス更新ウィザード(7.5)が使用する XML ファイルの場所です。メンテナンスウィザー

ドにより生成されるすべてのログファイルは、reppatch¥logにも作成されます。

アップグレード後ウィザードのルールとログファイル生成の設定と同じフォルダを使用します。

rptsrc すべてのレポートの Actuate ソースファイルの場所です。

language インストールした言語のバージョンです。

language¥lib レポートオブジェクトライブラリ(.rol)ファ

イルです。

language¥standard レポートオブジェクトデザイン(.rod)ファ

イルです。

sample サンプルデータベース(sse_samp.dbf)がインストールされる場所です。

files サンプルファイルの添付ファイルがインス

トールされる場所です。

inbox Tools では使用しません。

outbox Tools では使用しません。

scripts Java スクリプトの場所です。

sqltemp 特定の Tools 操作で使用する SQL 文の一部です。

temp 一時作業領域です。

upgrade Tools では使用しません。

webtempl Siebel Web テンプレート(.swt)ファイルの場所です。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 209

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Siebel Tools のインストール ■ Siebel Tools のインストール後のタスク

Tools ODBC データソースの確認

Tools インストーラは、表 19 に示す ODBC データソースを作成します。デフォルトでは、Tools がインストールさ

れているマシンのすべてのユーザーアカウントから表示できるシステムデータソースとして作成されます。

注意: データソース名の合計の長さは 32 文字を超えてはならないため、使用するローカルデータベースの名前には

短い名前を選択してください。使用するローカルデータベースに長い名前(SSD LOCAL DB M:/SIEBEL/10910/

TOOLSなど)を選択した場合は、Siebel Tools インストーラが作成したデータソースが[System DNS]タブに表

示されず、チェックアウトのような Siebel Tools の操作エラーが起こります。

Oracle を使用し、使用するデータベースクライアントを Oracle 8i から Oracle 9i にアップグレードしている場合

は、[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ODBC¥ODBC.INI]レジストリに次のエントリが正しく設定されているこ

とを確認します。

PacketSize = 0

EnableScrollableCursors = 0

ColumnsAsChar = 1

ColumnSizeAsCharacter = 1

表 19 Tools ODBC データ ソース

データソース 使用方法

SSD ローカルデータベースのデ

フォルトインスタンス

ローカル SQL Anywhere データベースに接続します。

SSD DB2 データベースに接続します。

SSD デフォルトインスタンス Microsoft SQL Server または Oracle データベースに

接続します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

210 ■

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11 Siebel CORBA Object Managerのインストール

この章では、Siebel CORBA Object Manager のインストールに関連する手順について説明します。次のトピック

が含まれています。

■ 211 ページの「Siebel CORBA Object Manager のインストールプロセス」

■ 212 ページの「Siebel CORBA Object Manager について」

■ 212 ページの「Siebel CORBA Object Manager の要件の確認」

■ 213 ページの「Siebel CORBA Object Manager 用のデータベース接続の設定」

■ 213 ページの「Siebel CORBA Object Manager のネットワーク接続の確認」

■ 214 ページの「Object Request Broker ソフトウェアのインストール」

■ 215 ページの「Siebel CORBA Object Manager のインストール」

■ 217 ページの「レポジトリファイルの CORBA 言語ディレクトリへのコピー」

■ 218 ページの「Siebel CORBA Object Manager のインストールの確認」

備考: Siebel CORBA Object Manager は当初の Siebel 7.7 リリースでは保留になっていましたが、7.7 修正

パックで使用可能になります。最新のアップデートについては、Siebel SupportWeb 上の『Technical Note 929:CORBA OM Not Supported in 7.7 GA Release』を参照してください。

Siebel CORBA Object Manager のインストールプロセスSiebel CORBA Object Manager のインストールプロセスには複数のタスクがあり、示されている順に実行する必

要があります。

1 Siebel CORBA Object Manager のインストール前提条件を確認します。212 ページの「Siebel CORBAObject Manager について」および 212 ページの「Siebel CORBA Object Manager の要件の確認」を参照してください。

2 データベース接続情報を確認して、Siebel データベースへの接続を設定します。213 ページの「Siebel CORBAObject Manager 用のデータベース接続の設定」を参照してください。

3 ネットワークへの接続を確認します。213 ページの「Siebel CORBA Object Manager のネットワーク接続の確認」を参照してください。

4 Object Request Broker ソフトウェアをインストールします。214 ページの「Object Request Broker ソフ

トウェアのインストール」を参照してください。

5 Siebel CORBA Object Manager ソフトウェアをインストールします。215 ページの「Siebel CORBA ObjectManager のインストール」を参照してください。

6 Siebel レポジトリファイルを言語ディレクトリにコピーします。217 ページの「レポジトリファイルの CORBA言語ディレクトリへのコピー」を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 211

Page 212: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel CORBA Object Manager のインストール ■ Siebel CORBA Object Manager について

7 インストールディレクトリを確認します。218 ページの「Siebel CORBA Object Manager のインストールの確認」を参照してください。

Siebel CORBA Object Manager についてSiebel CORBA Object Manager は代替的なオブジェクトマネージャです。このオブジェクトマネージャでは、サ

ポートされている業界標準 CORBA Object Request Broker(ORB)を通じて、Siebel ビジネスオブジェクトに

アクセスできます。Siebel Server をインストールすると、標準のアプリケーションオブジェクトマネージャがイン

ストールされます。

Siebel CORBA Object Manager は標準の Siebel Server インストールの一部としてインストールされないので、

CORBA インターフェイスを使用する場合は、実行元の各サーバーに Siebel CORBA Object Manager をインス

トールする必要があります。

Siebel CORBA Object Manager では、Siebel Enterprise Server を作成したり、Siebel Gateway NameServer または Siebel Server をインストールしたりする必要はありません。Siebel CORBA Object Managerは、Siebel Server インフラストラクチャの外部で動作します。通常の場合に Siebel Enterprise Server インフ

ラストラクチャによって提供されるタスクのインスタンス化と管理、負荷分散などの機能は、CORBA 環境によって

提供されます。

クライアントアプリケーションと Siebel CORBA Object Manager 間の接続は、サードパーティ CORBA ソフト

ウェアによって提供されます。Siebel eBusiness Applications によってサポートされている特定の CORBA 製品

とバージョンについては、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォー

ム』を参照してください。Siebel CORBA Object Manager インストールシステムでは、サポートされているすべ

てのサードパーティ CORBA 製品を使用できます。

Siebel CORBA Object Manager の要件の確認■ Siebel CORBA Object Managerをインストールするすべてのサーバーが、Siebel SupportWeb上の『Siebel

システム要件とサポートされているプラットフォーム』で説明されているハードウェアとソフトウェアの要件を

満たしていることを確認します。

■ CORBA Object Manager は Siebel Enterprise Server コンポーネントもサポートしているサーバーにイン

ストールできますが、性能を最大限に引き出すには、CORBA Object Manager を専用のサーバーにインストー

ルする必要があります。

■ CORBA Object Managerインストールプログラムでは、デフォルトのインストールディレクトリとして/siebel

が使用されます。CORBA Object Manager を既存のインストールディレクトリにインストールする場合でも、完

全に新規にインストールする場合でも、CORBA を Siebel Server と同じディレクトリにインストールしないよう

にします。CORBA Object Managerを別のディレクトリにインストールするためには、環境変数 $SIEBEL_ROOTが設定されていないか、または新しいディレクトリに設定されているかのいずれかであることを確認してください。

備考: ディレクトリ命名規則を使用して、インストールするコンポーネントとバージョンを指定します。

■ VisiBroker サードパーティ CORBA ソフトウェアをインストールする場合は、適切な Java 実行時環境がイン

ストールされていることを確認する必要があります。VisiBroker Java 実行時環境要件については、VisiBrokerのマニュアルを参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

212 ■

Page 213: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel CORBA Object Manager のインストール ■ Siebel CORBA Object Manager 用のデータ

ベース接続の設定

Siebel CORBA Object Manager 用のデータベース接続の設定次のように、データベース接続ソフトウェアを設定して、Siebel CORBA オブジェクトマネージャから SiebelEnterprise データベースに接続できるようにする必要があります。

■ Oracle: Oracle のマニュアルに従って、データベースに適合する Oracle Net8 または Net9 データベース接

続ソフトウェアがそれぞれのサーバーにインストールされていることを確認します。データベース接続ソフト

ウェア要件については、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォー

ム』を参照してください。

Siebel Server と Siebel Enterprise Server をインストールする前に、Oracle Net8(またはデータベース

に応じて Net9)の Easy Configuration ユーティリティを使用して、Siebel Database サーバー用の正しい

接続情報でデータベースエイリアスを定義する必要があります(この手順を実行していない場合)。付録 A「展開

計画ワークシート」に接続文字列を書き留めます。この接続文字列は、Siebel Server をインストールするとき

に指定します。

■ Windows と Unix 用の DB2 UDB: データベース用の正しい接続情報でデータベースエイリアスを定義し

ます。このエイリアスは、Siebel Server のインストール時に使用される接続文字列となります。

DB2 Client Configuration Assistant または Command Line Processor を使用して、データベースエイリ

アスを定義します。詳しくは、『DB2 Universal Database』Quick Beginnings マニュアルまたは『IBM DB2Universal Database Command Reference』を参照してください。

Z/OS と OS/390 用の DB2 UDB: z/OS および OS/390 用の DB2 UDB 用データベース接続ソフトウェ

アの設定については、『Implementing Siebel eBusiness Applications on DB2 UDB for z/OS and OS/390』を参照してください。

Siebel CORBA Object Manager のネットワーク接続の確認Siebel Server と Siebel Database サーバー間のネットワーク接続を確認する必要があります。

ネットワーク接続を確認するには

1 ネットワークタイプに適したテストユーティリティを使用して、Siebel Server からデータベースサーバーにアクセスできることを確認します。TCP/IP ネットワークの場合は、pingユーティリティを使用する必要があります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 213

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Siebel CORBA Object Manager のインストール ■ Object Request Broker ソフトウェアのイン

ストール

2 次のようにデータベースサーバーとの接続を確認します。

■ Oracle: コマンドプロンプトのウィンドウで tnspingユーティリティと Net8 または Net9 データベース

エイリアスを使用し、前述の手順で定義したネットワーク接続文字列を使用してデータベースに接続できる

ことを確認します。

■ DB2 UDB: 新しいシェルを開き、データベースに接続できることを確認します。

a 次のコマンドを実行します。

DB2 connect to Database Alias user user_ID using password

ここでは、

database_alias = DB2 上の有効なデータベースエイリアスを表します。

user_ID = DB2 上の有効なユーザー名を表します。

password = そのユーザー名に対応するパスワードを表します。

接続が有効な場合は、次のようなメッセージが表示されます。

「接続テストが正常に行われました」

「データベースサーバー = DB2/AIX|Solaris x.x.x」「認証 ID = SADMIN」「データベースエイリアス = NAME」

接続が有効でない場合は、設定を確認してください。

b 接続を終了するには、「db2 terminate」と入力します。

z/OS および OS/390 用の DB2 UDB ネットワーク接続の確認については、『Implementing Siebel eBusinessApplications on DB2 UDB for z/OS and OS/390』を参照してください。

Object Request Broker ソフトウェアのインストールSiebel CORBA Object Manager をインストールする前に、Orbix または VisiBroker 環境を有効にしておく必要

があります。必要に応じて、Orbix または VisiBroker サードパーティCORBA ソフトウェアをインストールします。

詳しくは、次のトピックやマニュアルを参照してください。

■ Orbix サードパーティCORBA ソフトウェアをインストールする場合は、Orbix ソフトウェアのインストール後

に表示される HTML ページの「Getting Started」を参照してください。

■ VisiBroker サードパーティ CORBA ソフトウェアをインストールする場合は、VisiBroker のハードコピーマ

ニュアルを参照してください。

インストール後に、サードパーティCORBA ソフトウェアが正しくインストールされて動作していることを確認します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

214 ■

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Siebel CORBA Object Manager のインストール ■ Siebel CORBA Object Manager のインス

トール

Siebel CORBA Object Manager のインストール次の手順を実行して、Siebel CORBA Object Manager をそれぞれの UNIX サーバーにインストールします。

備考: 次の手順は基本製品のインストールに適用されます。パッチのインストールの手順については、パッチと一緒

に提供される『Maintenance Release Guide』を参照してください。

Siebel CORBA Object Manager をインストールするには

1 DVD ドライブに、該当する Siebel アプリケーションの DVD を挿入します。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS

ここでは、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、HP-UX、AIX、Solaris など。

DVD のボリュームラベルは、seaunix_osunibase(Siebel eBusiness Applications 用)、または unix_osunibase(Siebel Industry Applications 用)です。

2 DVD-ROM の /Siebel_CORBA_Object_Manager ディレクトリに移動します。

3 次のコマンドを入力して、Siebel CORBA Object Manager のインストールプロセスを開始します。必要に応じて 75 ページの「インストールコマンド用追加フラグ」に記述されているフラグを追加します。

./setupUNIX_OS

[インストールへようこそ]画面が表示されます。

4 [次へ]をクリックします。

同一マシン上に他の Siebel コンポーネントがインストールされている場合は、それらのコンポーネントが検出

されたことを示すメッセージが表示されます。

5 Siebel CORBA オブジェクトマネージャファイルを初めてインストールするのか、既存のインスタンスに新しい言語を追加するのかによって、適切な処理を行って[次へ]をクリックします。

■ サーバーソフトウェアを新しいインスタンスにインストールするには、デフォルトの[なし]を選択し、[次

へ]をクリックします。手順 6 に進みます。

■ 既存のインスタンスに新しい言語をインストールするには、表示されているインスタンスを選択し、[次へ]

をクリックします。手順 10 に進みます。

このトピックに関する重要な追加情報については、93 ページの「Siebel Server への複数の言語パックのイ

ンストールのガイドライン」も参照してください。

[インストーラパス]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 215

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Siebel CORBA Object Manager のインストール ■ Siebel CORBA Object Manager のインス

トール

6 インストールディレクトリに対する完全修飾パスを入力し、[次へ]をクリックします。

7 [インストーラセットアップタイプ]画面が表示されます。

8 次のオプションから、実行する Siebel CORBA Object Manager インストールのタイプを選択します。[次へ]

をクリックして続行します。

■ [標準]: 表示されている以外のすべての Siebel CORBA Object Manager コンポーネントがインストール

されます。手順 10 に進みます。

■ [最小]: Siebel CORBA Object Manager の実行に必要なコンポーネントだけがインストールされます

が、その他のコンポーネント、ヘルプ、または CORBA サンプルコードはインストールされません。手順 10に進みます。

■ [カスタム]: インストールするコンポーネントを選択することでインストールをカスタマイズできます。

手順 9 に進みます。

[カスタム]を選択すると、[カスタムインストールセットアップ]画面が表示されます。

9 インストールするコンポーネントを選択します。サンプルクライアントと IDL(Siebel CORBA Object Managerで提供されるインターフェイスを定義するインターフェイス定義言語)をインストールするかどうかを決定して、[次へ]をクリックします。

[言語を選択]画面が表示されます。

10 Siebel CORBA Object Manager 用にサーバーにインストールする 1 つまたは複数の言語を選択して、[次へ]をクリックします。

すべてのサーバーが、少なくとも 1 つの言語、つまりプライマリ(基本)言語でインストールされます。必要に

応じて、後で別の言語をインストールできます。後で言語をインストールするときには、そのディレクトリで実

行したパッチもすべて再インストールする必要があります。詳しくは、『Global Deployment Guide』を参照

してください。

備考: Unicode 対応のデータベース環境では、利用可能ないずれの Siebel 言語パックでもインストールできま

す。Unicode 非対応のデータベース環境では、インストールする言語パックと、データベースコードページがサ

ポートしている文字との相関関係を考慮する必要があります。たとえば、西ヨーロッパコードページデータベー

スでは、西ヨーロッパ言語パック(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語言語パックなど)だけをインストー

ルできます。また、日本語コードページデータベースでは、日本語または英語言語パックだけをインストールで

きます。

サポートされているコードページとエンコードの方法については、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システ

ム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

[インストール検証]画面が表示されます。

11 設定を確認して、[次へ]をクリックします。1 つの言語をインストールするか複数の言語をインストールするか

によって、次に表示される画面が異なります。

■ 複数の言語をインストールする場合は、[プライマリ言語]画面が表示されます。手順 12 に進みます。

■ 1 つの言語のみをインストールする場合は、[データベースの選択]画面が表示されます。手順 13に進みます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

216 ■

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Siebel CORBA Object Manager のインストール ■ レポジトリファイルの CORBA 言語ディレクト

リへのコピー

12 プライマリ(基本)言語を選択して、[次へ]をクリックします。

備考: これは Enterprise 用のプライマリ(基本)言語です。この言語を使用して、Siebel Server を実行し、

通常、メッセージを読みます。

[データベースの選択]画面が表示されます。

13 次のように適切なデータベースを選択して、[次へ]をクリックします。

[データベースエイリアス]画面または[接続文字列]画面が表示されます。

14 次に示すように、データベースエイリアスまたは接続文字列を入力して、[次へ]をクリックします。

DB2 UDB : Siebel Database のデータベースエイリアスを入力します。たとえば、「db2345」と入力します。

Oracle: データベース用の有効な Oracle 接続文字列を入力します。

[データベースのテーブルオーナー]画面が表示されます。

15 Siebel テーブルのデータベーステーブルオーナーを入力し、[次へ]をクリックします。

[インストーラの確認]画面が表示されます。

16 設定を確認します。

■ 設定を適用するには、[次へ]をクリックします。

■ 変更を行うには、[戻る]ボタンを使用して戻り、いずれかのパラメータを更新します。[次へ]ボタンを使

用してこの画面に戻り、新しい値を確認できます。その後に[次へ]をクリックします。

[設定進捗]画面が表示され、設定ウィザードによりソフトウェアが設定されます。

設定ウィザードに、「Siebel CORBA オブジェクトマネージャが正常にインストールされました」というメッセー

ジが表示されます。

17[完了]をクリックします。

レポジトリファイルの CORBA 言語ディレクトリへのコピーSiebel CORBA Object Manager を開始する前に、カスタマイズされた最新のバージョンの Siebel レポジトリファ

イル(.srfファイル)を、それぞれの Siebel CORBA Object Manager インストールのサブディレクトリである

/objects/languageにコピーします。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 217

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Siebel CORBA Object Manager のインストール ■ Siebel CORBA Object Manager のインス

トールの確認

Siebel CORBA Object Manager のインストールの確認Siebel CORBA Object Manager のインストールによって作成されたディレクトリ構造を確認します。ディレクト

リ構造は、インストール時に指定したディレクトリの下にあります。

ディレクトリ構造は次に示すとおりになっている必要があります。

SIEBEL_ROOTbin/language/lib/language/

locale/log/msgtempl/objects/sampleclient/temp/upgrade/ORBsetup.logORBsetup.reg

bin: 実行ファイルが含まれています。

language: 言語固有の設定ファイルが含まれています。

lib: 共有ライブラリが含まれています。

language: 言語固有の共有ライブラリが含まれています。

locale: 言語固有のメッセージファイルが含まれます。

log: ログファイルと追跡ファイルが含まれます。

objects: 言語固有ディレクトリと言語固有のレポジトリ(.srf)が含まれます。

sampleclient: サンプルクライアントを構築するための C++ ソースコードが含まれています。

temp: 実行中に使用される一時ファイルが含まれています。

upgrade: インストーラによるバージョンアップグレードに関連するファイルとスクリプトが含まれます。

ORBsetup.log: ORB セットアップログ。

ORBsetup.reg: ORB レジストリエントリ。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

218 ■

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12 eAI コネクタソフトウェアのインストール

この章では、Siebel eAI コネクタのサポートファイルをインストールする手順を説明します。次のトピックが含ま

れています。

■ 219 ページの「eAI コネクタソフトウェアのインストールプロセス」

■ 219 ページの「eAI コネクタのインストール前の注意事項」

■ 220 ページの「Siebel eAI コネクタのサポートファイルのインストール」

Siebel eAI コネクタソフトウェアを設定する方法については、該当するコネクタの Siebel のマニュアルを参照して

ください。

■ 『Siebel Connector for Oracle Applications』

■ 『Siebel Connector for Siebel eBusiness Applications』

eAI コネクタソフトウェアのインストールプロセスeAI コネクタのインストールプロセスには複数のタスクがあり、示されている順に実行する必要があります。

1 インストール前の注意事項を確認します。219 ページの「eAI コネクタのインストール前の注意事項」を参照し

てください。

2 eAI コネクタソフトウェアをインストールします。220 ページの「Siebel eAI コネクタのサポートファイルのインストール」を参照してください。

3 eAI コネクタソフトウェアを設定します。Siebel Bookshelf の適切なマニュアルを参照してください。

eAI コネクタのインストール前の注意事項Siebel Connector for Oracle Applications をそのバックオフィスアプリケーションの複数のインスタンスで使用

する場合は、追加設定が必要です。設定方法については、Siebel テクニカルサポートにお問い合わせください。

備考: Siebel Connector for Oracle Applications および Siebel Connector for PeopleSoft は、すべての

Siebel 7 オペレーティングシステムをサポートしています。

サポートされているプラットフォームについては、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートさ

れているプラットフォーム』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 219

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eAI コネクタソフトウェアのインストール ■ Siebel eAI コネクタのサポートファイルのインストール

Siebel eAI コネクタのサポートファイルのインストールSiebel eAI コネクタのサポートファイルを各 UNIX サーバーにインストールするには、付録 A「展開計画ワークシー

ト」のコピーに書き留めた情報を使用しながら次の手順を実行します。

ネットワークイメージを使用してインストールする場合は、実行する手順の一部がここで説明する手順とは異なりま

す。たとえば、手順 12 から手順 15 に記載されている DVD の入れ替えを行う必要はありません。ネットワークイ

メージについては、29 ページの「ネットワークイメージの作成」を参照してください。

備考: 次の手順は基本製品のインストールに適用されます。パッチのインストールの手順については、パッチと一緒

に提供される『Maintenance Release Guide』を参照してください。

Siebel eAI コネクタのサポートファイルをインストールするには

1 DVD ドライブに、該当する Siebel アプリケーションの DVD を挿入します。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS

ここで、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、HP-UX、AIX、Solaris など。

備考: DVD のボリュームラベルは、インストール中の Siebel アプリケーションに応じて、seaunix_osunibase、

または siaunix_osunibase,になっています。DVD にアクセスする方法によっては、この手順は必要ない場合が

あります。

必要に応じて、このときに seaalllanglep または siaalllanglep DVDのいずれかの適切な DVD を、SiebeleAI コネクタのサポートファイルをインストールするマシンのドライブにインストールすることもできます。

ここでは、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、Windows、Solaris、HP-UX、AIX など。

lang = インストールする言語の言語コード

2 DVD マウントポイントの Siebel_Enterprise_Serverディレクトリに移動して、新しいシェルを開きます。

3 $SIEBEL_ROOTなどの Siebel 関連の環境変数をすべて設定解除します。

4 次のコマンドを入力します。75 ページの「インストールコマンド用追加フラグ」を参照して、使用するフラグを

追加します。

./setupUNIX_OS

[インストールへようこそ]画面が表示されます。

5 [次へ]をクリックします。

同一マシン上に他の Siebel コンポーネントがインストールされている場合は、それらのコンポーネントが検出

されたことを示すメッセージが表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

220 ■

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eAI コネクタソフトウェアのインストール ■ Siebel eAI コネクタのサポートファイルのインストール

6 eAI ファイルを初めてインストールしているのか、既存のインスタンスに新しい言語を追加しているのかに応じて、次のうちの適切なアクションを実行し、[次へ]をクリックします。

■ サーバーソフトウェアを新しいインスタンスにインストールするには、デフォルトの[なし]を選択し、[次

へ]をクリックします。手順 7 に進みます。

■ 既存のインスタンスに新しい言語をインストールするには、表示されているインスタンスを選択し、[次へ]

をクリックします。手順 9 に進みます。

このトピックに関する重要な追加情報については、93 ページの「Siebel Server への複数の言語パックのイ

ンストールのガイドライン」も参照してください。

[インストーラパス]画面が表示されます。

7 $SIEBEL_ROOTディレクトリの完全修飾パスを入力し、[次へ]をクリックします。

[コンポーネントの選択]画面が表示されます。

8 [EAI コネクタ]を選択します。

[セットアップ形式]画面が表示されます。

9 実行するインストールのタイプを次のオプションから選択します。その後、[次へ]をクリックして、続行します。

■ [標準]: すべてのコンポーネントをインストールします。

■ [最小]: 必要なコンポーネントだけがインストールされます。それ以外のコンポーネントやヘルプはインス

トールされません。

■ [カスタム]: インストールするコンポーネントを選択することでインストールをカスタマイズできます。

[ディレクトリの場所]画面が表示されます。

10 情報を確認して、[次へ]をクリックして続けるか、[戻る]をクリックしてディレクトリの場所を変更します。

Siebel Gateway Name Server と Siebel Server がインストールされていない場合は、[言語の選択]画面

が表示されます。

11 このサーバーの言語を選択し、[次へ]をクリックします。

すべてのサーバーが、少なくとも 1 つの言語、つまりプライマリ(基本)言語でインストールされます。必要に

応じて、後で別の言語をインストールできます。後で言語をインストールするときには、そのディレクトリで実

行したパッチもすべて再インストールする必要があります。詳しくは、『Global Deployment Guide』を参照

してください。

備考: Unicode 対応のデータベース環境では、利用可能ないずれの Siebel 言語パックでもインストールできま

す。Unicode 非対応のデータベース環境では、インストールする言語パックと、データベースコードページがサ

ポートしている文字との相関関係を考慮する必要があります。たとえば、西ヨーロッパコードページデータベー

スでは、西ヨーロッパ言語パック(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語言語パックなど)だけをインストー

ルできます。また、日本語コードページデータベースでは、日本語または英語言語パックだけをインストールで

きます。

サポートされているコードページとエンコードの方法については、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システ

ム要件とサポートされているプラットフォーム』を参照してください。

[インストール検証]画面が表示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 221

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eAI コネクタソフトウェアのインストール ■ Siebel eAI コネクタのサポートファイルのインストール

12 選択した製品のファイルをインストールディレクトリにコピーするには、[次へ]をクリックします。

[インストーラ進捗]画面が表示されます。

ファイルがインストールディレクトリにコピーされると、次の警告メッセージが表示されます。

「現在のメディア上に Siebel langの言語パックが見つかりませんでした。Siebel langの言語パックが含まれ

ている DVDを挿入し、Siebel langフォルダから setupUNIX_OSファイルを選択してください。」

備考: ネットワークイメージからインストールしている場合は、このメッセージは表示されません。

13 該当する言語 DVD を挿入して、選択した言語の場所に移動します(Siebel_Enterprise_Server/¥lang/¥)。

ここでは、

language = インストールする言語の Siebel コード

備考: 適切なファイルが表示されるように、必要に応じてフィルターダイアログボックスをクリアします。

14[setupUNIX_OS ]を選択して、[OK]をクリックします。

[インストーラ言語パックの進捗]画面が表示されます。

すべての言語ファイルのインストールが完了すると、ベース DVD を挿入するように求める、次のメッセージが

表示されます。

「ベース DVDをもう一度挿入して、セットアップ UNIX_OSファイルを参照し、セットアップを続行してください。」

15 ベース DVD をもう一度挿入し、Siebel_Enterprise_Server/setupUNIX_OSに移動して、[OK]をクリックします。

16[完了]をクリックします。

Siebel eAI 製品の設定タスクについては、Siebel Bookshelf で該当する Siebel eAI コネクタのマニュアルを

参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

222 ■

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13 ChartWorks Server のインストール

この章では、Siebel eBusiness Applications で使用できるように ChartWorks Server をインストールする方法と、イ

ンストール後のタスクについて説明します。Siebel ChartWorks Server は、Siebel eBusiness Applications で幅広く

使用できるチャートの基本的な外観を操作できるソフトウェアです。次のトピックが含まれています。

■ 223 ページの「ChartWorks Server のインストールプロセス」

■ 223 ページの「ChartWorks Server のインストール」

■ 225 ページの「ChartWorks Server の設定」

■ 226 ページの「Web クライアントに合わせた ChartWorks Server の変更」

ChartWorks Server のインストールプロセスChartWorks Server のインストールプロセスには複数の手順があり、示されている順に実行する必要があります。

1 インストールに必要な要件を確認します。Siebel eBusiness Third-Party Bookshelf にある Visual Mining,Inc. 社提供の ChartWorks Server Installation Guide を参照してください。

2 ChartWorks Server をインストールします。223 ページの「ChartWorks Server のインストール」を参照し

てください。

3 ChartWorks Server を設定します。225 ページの「ChartWorks Server の設定」を参照してください。

4 Web クライアントに合わせて ChartWorks Server を変更します(オプション)。226 ページの「Web クライ

アントに合わせた ChartWorks Server の変更」を参照してください。

ChartWorks Server のインストールこの項は、Siebel eBusiness Third-Party Bookshelf に用意されている Visual Mining, Inc. 社提供のインストー

ル手順を補足するものです。この手順の代わりになるものではありません。

ChartWorks Server は、Siebel Server に対して ping を実行できるサーバーであれば、ローカルエリアネット

ワークのどのサーバー上にもインストールできます。通常は、Siebel Server 上にインストールします。1 つの

Enterprise に対して 1 つの ChartWorks Server をインストールします(1 つの Siebel Server に対して 1 つの

ChartWorks Server をインストールすることを推奨)。

ChartWorks Server には、別のライセンスキーは必要ありません。ChartWorks Server は、Siebel eBusinessApplications に組み込まれています。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 223

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ChartWorks Server のインストール ■ ChartWorks Server のインストール

ChartWorks Server をインストールするには

1 インストールに必要な要件を確認します。Siebel eBusiness Third-Party Bookshelf にある Visual Mining,Inc. 社提供の ChartWorks Server Installation Guide を参照してください。

2 DVD ドライブに、該当する Siebel アプリケーションの DVD を挿入します。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS

ここで、

UNIX_OS = 使用している UNIX オペレーティングシステム、HP-UX、AIX、Solaris など。

3 DVD のボリュームラベルは、seaUNIX_OSunibase、または siaUNIX_OSunibase(Siebel Industry Applications 用)、ここで、UNIX_OS は使用する UNIX オペレーティングシステム。DVD へのアクセス方法によっては、ボリュームラベルは必要ない場合があります。

4 ルート権限でサーバーにログオンし、ターミナルウィンドウを開きます。

/UNIX_OS/Server Ancillary/chartworks_server/language/unix/

ここで、

languageは、使用している Siebel eBusiness Applications 製品の言語を表す 3 文字コードです。たとえば、

米語の場合は enuになります。

5 ChartWorks Server をインストールするディレクトリを作成し、そのディレクトリに、UNIX オペレーティン

グシステムに合った次のいずれかの TAR 圧縮形式のファイルをコピーします。

chartworksserver3.7.siebel.aix.tar

または

chartworksserver3.7.siebel.sol.tar

6 次のように入力して、ファイルを TAR で解凍します。

tar -xvf tar file name

備考: AIX を TAR で解凍するときに、AIX TAR を使用すると長いクラス名が切り捨てられるので、GNU TARを使用することをお勧めします。

「./server.sh」と入力します。

7 Visual Mining ChartWorks Server インストーラと同じ場所に保存されているファイル

DynamicChartResource.classを、次のディレクトリにコピーします。

VISUALMINING_INSTALL_ROOT/ChartWorksServer3.7/root/classes/netcharts/util

8 これ以降のインストール手順については、Visual Mining, Inc. 社提供の『ChartWorks Server InstallationGuide』の手順に従ってください。このガイドは Siebel eBusiness Third-Party Bookshelf にあります。

備考: Solaris のインストール手順は、AIX および HP-UX プラットフォームでも有効です。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

224 ■

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ChartWorks Server のインストール ■ ChartWorks Server の設定

ChartWorks Server の設定Siebel Server を設定する際に、ChartWorks Server との接続に関連するいくつかのパラメータの設定を要求する

メッセージが表示されます。Siebel Server をインストールする手順については、第 6 章「Siebel Server のインス

トール」を参照してください。

ChartWorks Server ソフトウェアのインストールを完了した後、使用している UNIX プラットフォームに関係な

く、ChartWorks Server の設定を実行する必要があります。

ChartWorks Server を設定するには

1 ChartWorks Server のインストールディレクトリに移動します。たとえば、次のディレクトリです。

$CHARTWORKS_SERVER_HOME/root/Charts

2 新しいサブディレクトリ Siebel.chartを作成します。

3 新しい Siebel.chart サブディレクトリ内に、新しいファイルを(vi などを使用して)作成し、次の 3 文字を、大文字、改行なしで入力します。

CDL

4 ファイル名を Siebel.cdxとして保存します。

5 設定ファイル内の DefaultChartFont パラメータと、Application Object Manager のコンポーネント定義内

の Application Default Chart Font パラメータが、使用しているマシン上で使用可能なフォントに設定されていることを確認します。Verdana-10-Normal または hp_roman8(HP-UX の CSY 言語)はフォントの一例

です。チャートのフォントが定義されていない場合、またはチャートに定義されたフォントを UNIX マシンで使

用できない場合、ChartWorks ではデフォルトフォントが使用されます。

6 Sun ONE Web サーバーを使用している場合は、JavaScript が Web サーバーで利用できることを確認します。

JavaScript が無効である場合、ChartWorks は動作せず、次のエラーメッセージが表示されます。

リクエストをチャートのサーバーに送信中にエラーが発生しました。

7 HP-UX で Siebel Server を実行している場合は、次の手順も実行します。

■ Visual Mining ChartWorks Server インストーラと同じディレクトリに保存されているファイル

NFUtil.classを、次のディレクトリにコピーします。

VISUALMINING_INSTALL_ROOT/server/root/classes/netcharts/util/

備考: nohup(nohup ./ChartWorksServerControl start)を指定して ChartWorks Server を起動すると、

アカウントの所有者がログオフしたときに ChartWorks Server プロセスが終了するのを防ぐことができます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 225

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ChartWorks Server のインストール ■ Web クライアントに合わせた ChartWorks Server の変更

Web クライアントに合わせた ChartWorks Server の変更インストールスクリプトは、ChartWorks Server の場所の入力を要求するメッセージを表示します。このとき、デ

フォルトの localhost 値が表示されています。クライアントアプリケーションをインストールしてから、ServerAdministration 用の UI を使用し、Enterprise に対して指定されている ChartWorks Server を変更することが

できます。

Web クライアントに対して ChartWorks Server を指定するには

1 Server Administration 用の GUI から[エンタープライズ設定]画面にアクセスします。

2 [エンタープライズプロファイル設定]タブをクリックします。

3 名前付きサブシステムとしてサーバーデータソース(ServerDataSrc)を選択します。

4 アプレットでパラメータ DSChartServer を検索します。

5 ChartWorks Server の場所(localhostなど)を入力します。

6 アプレットでパラメータ DSChartImageFormatを検索します。

7 このパラメータの値を「png」、「jpeg」、または「gif」に設定します。

専用 Web クライアントに対する ChartWorks Server を指定するには

1 ChartWorks Server を指定するアプリケーションに固有の .cfgファイルを開きます。

2 [ServerDataSrc]などのデータソースセクションに記述されているChartServerパラメータの値をlocalhost:8001に変更します。

3 ChartImageFormatパラメータの値を「png」に変更します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

226 ■

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14 Siebel Reports Server のインストール

この章では、Siebel Reports Server および関連コンポーネントをインストールして、設定する手順について説明

します。次のトピックが含まれています。

■ 227 ページの「Siebel Reports Server のインストールプロセス」

■ 228 ページの「Siebel Reports Server について」

■ 230 ページの「Siebel Reports Server のインストール前のタスク」

■ 230 ページの「Siebel Reports Server のインストール」

■ 236 ページの「Actuate iServer コンポーネントのインストールの確認」

■ 237 ページの「Actuate iServer のインストール後のタスク」

■ 238 ページの「Siebel Reports Server のインストール後のタスク」

■ 244 ページの「Siebel Web クライアントからの Siebel Reports Server のテスト」

■ 245 ページの「Siebel Reports Server にクラスタ化を実装するには」

■ 246 ページの「追加モジュールのインストール」

同じ Siebel Reports Server インスタンスから複数の言語のレポートを生成できます。

Actuate iServer では、ホストマシンの地域の設定に基づいたレポートの実行は行われなくなりました。代わりに、

localemap.xml ファイル(Actuate iServer のインストールディレクトリの ¥etc フォルダに配置)を参照します。

iServer ロケールの設定については、Siebel eBusiness Third-Party Bookshelf CD-ROM の Actuate フォルダ

にある『Administering Actuate iServer System』マニュアルを参照してください。

特に記載がない限り、この章の指示は Actuate マニュアルの情報に優先します。

Siebel Reports Server のインストールプロセスSiebel Reports Server インストーラを使用して、Siebel Reports Server とそれに関連するコンポーネントを次

の順序でインストールします。

サーバー

■ Actuate iServer and Management Console for Siebel

■ Actuate Active Portal JSP and Reports View Adapter for Siebel

次の Actuate クライアント製品を使用して、レポートの作成と変更を行うことができます。これらの製品のインス

トールは、Client_Ancillary¥actuate¥language ディレクトリにあります。ここでは、language はインストール

した言語パック(米語の場合の enu など)の Siebel コードです。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 227

Page 228: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server について

クライアント

■ Actuate e.Report Designer Professional(オプション)

■ Actuate e.Report Designer(オプション)

Siebel Reports Server のインストールについてSiebel Reports Serverのすべてのコンポーネントのインストール先が1台のマシンであっても複数のマシンであっ

ても、次のインストールの手順を適用します。

Siebel Reports Server をインストールするには、次のタスクを実行してください。

1 Reports Server をインストールする前に、Reports Administrator の UNIX アカウントを設定します。

230 ページの「Siebel Reports Server のインストール前のタスク」を参照してください。

2 インストール前提条件を確認します。230 ページの「Siebel Reports Server のインストール前のタスク」を参

照してください。

3 Siebel Server をインストールします。230 ページの「Siebel Reports Server のインストール」を参照してく

ださい。

Siebel Reports Server のインストールには、次のコンポーネントも含まれます。

■ Actuate iServer and Management Console for Siebel

■ Active Portal JSP and the Reports View Adapter for Siebel

この 2 つのコンポーネントは、ともにインストールすることも個別にインストールすることもできます。

4 インストールが正常に完了したことを確認します。236 ページの「Actuate iServer コンポーネントのインストールの確認」を参照してください。

5 インストール後のタスクを実行します。238 ページの「Siebel Reports Server のインストール後のタスク」を

参照してください。

6 必要に応じて、Siebel レポートを作成する追加の設計製品をインストールします。246 ページの「追加モジュー

ルのインストール」を参照してください。

Siebel Reports Server についてUNIX 環境では、Siebel Reports Server は次のコンポーネントを必要とします。

■ Actuate iServer and Management Console for Siebel: Actuate iServer for Siebel は、Siebelアプリケーション用のレポートドキュメントの作成と管理を行います。iServer には事典ボリュームが含まれま

す。これは、アクセス権限やリクエストキューなどの関連データとともに、レポート項目を保存する共有レポジ

トリです。

Management Console は、1 つ以上の iServer ボリュームと事典ボリュームを管理します。ManagementConsole は、Actuate iServer と共にインストールされます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

228 ■

Page 229: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server について

■ Actuate Active Portal JSP and Reports View Adapter for Siebel: Actuate Active PortalJSP は、JavaScript および JavaTM Server Page(JSP)タグを使用した Web から Siebel Reports Serverへのアクセスを提供します。Active Portal JSP は、Siebel アプリケーション内での実行、スケジュール、レ

ポートの表示を行うために使用されます。

Reports View Adapter は、Siebel アプリケーションでの Reports Server ビューの表示に使用されます。

Reports View Adapter は、Actuate Active Portal JSP と共にインストールされます。

iServer、Management Console、Active Portal JSP については、Siebel eBusiness Third-Party Bookshelfの Actuate フォルダを参照してください。

Actuate コンポーネントは、カスタマイズして、Siebel アプリケーションと共に使用することが可能です。Siebelファイルは、各 Actuate コンポーネントのインストール時にインストールされます。

Siebel アプリケーションで使用するレポートのデザイン用に、次のコンポーネントを UNIX クライアントにインス

トールできます。

■ Actuate e.Report Designer Professional(オプション): 構造化コンテンツの開発担当者が、全社で

使用するレポートオブジェクトデザインおよびコンポーネントをデザイン、作成、および配布するために使用し

ます。Actuate e.Report Designer Professional は、Siebel Actuate レポートの作成とカスタマイズを行

うために Siebel Tools と共に使用されます。

Actuate e.Report Designer Professional は、Siebel Tools がインストールされている開発用マシンにイン

ストールする必要があります。

■ Actuate e.Report Designer(オプション): グラフィカルユーザーインターフェイスを使用してレポート

をデザインおよび作成できます。これは、e.Report Designer Professional を補完するアプリケーションで、

ビジネスユーザーがさまざまなレポートを変更および配布するために使用します。プログラミングの必要はあり

ません。したがって、Actuate e.Report Designer は Siebel Actuate レポートの作成には使用されません。

このアプリケーションは、複雑なレポートの変更と、ライブラリからのコンポーネントの使用の両方をサポート

します。

Actuate e.Report Designer は、Siebel Tools がインストールされている開発用マシンにインストールする

必要があります。

Siebel Tools のインストールについては、第 10 章「Siebel Tools のインストール」を参照してください。

これらの Actuate 製品については、Siebel eBusiness Third-Party Bookshelf の Actuate フォルダを参照して

ください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 229

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Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server のインストール前のタスク

Siebel Reports Server のインストール前のタスクインストール前の重要な注意事項については、『Installing Actuate iServer System』マニュアルにある iServer Systemユーザーアカウント設定に関する情報を参照してください。このマニュアルは、Siebel eBusiness Third-PartyBookshelf の Actuate フォルダにあります。この項をよく読み、システム管理者と話し合って、Siebel Reports Serverのアカウントを割り当てます。

Actuate iServer System をインストールするときは、次の点に注意してください。

■ システム管理者権限が Actuate iServer をインストールする管理者に与えられていることを確認します。

Management Console と Actuate Active Portal のインストールと管理には、Web 管理者権限が必要です。

■ Actuate iServer System で使用されるデフォルトのアプリケーションサーバーは、Actuate HTTP Serviceです。

Actuate HTTP Service は、Actuate Management Console および Actuate Active Portal JSP のインス

トールに含まれています。

Siebel Systems では、Actuate Management Console と Active Portal for JSP に対する他のアプリケー

ションサーバーの使用もサポートしています。詳しくは、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件と

サポートされているプラットフォーム』を参照してください。

■ Siebel Reports Server は、Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)を使用したユーザー認証は

サポートしていません。Siebel レポートが正確に機能するためには、Siebel アプリケーションと ActuateiServer System 間でユーザーを常に同期させる必要があります。

■ Siebel eBusiness Application では、Actuate Management Console を使用した Siebel Reports Serverのクラスタ化環境へのインストールがサポートされています。クラスタ化の予備情報については、245 ページの

「Siebel Reports Server にクラスタ化を実装するには」を参照してください。

Siebel Reports Server のインストール備考: インストールファイルを解凍したら、インストールを開始する前に各ファイルの権限を設定します。

次の指示に従って、Siebel Reports Server をインストールします。

備考: 次の手順は基本製品のインストールに適用されます。パッチのインストールの手順については、パッチと一緒

に提供される『Maintenance Release Guide』を参照してください。

Siebel Report Server をインストールするには

1 インストールする Siebel アプリケーションの該当 DVD をネットワークにマウントします。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS

ここで、

UNIX_OS は、インストールする UNIX のタイプを示します。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

230 ■

Page 231: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server のインストール

2 次のディレクトリに移動します。

Server_Ancillary/actuate

3 setupunix_osをダブルクリックします。

ここで、

unix_osは、インストールする UNIX のタイプを示します。

4 [Siebel Reports Server の InstallShield ウィザードへようこそ]画面が表示されます。[次へ]をクリックします。

5 サーバーソフトウェアを新しいインスタンスにインストールするには、デフォルトの[なし]を選択し、[次へ]

をクリックします。手順 6 に進みます。

既存のインスタンスに新しい言語をインストールするには、表示されているインスタンスを選択し、[次へ]をク

リックします。232 ページの手順 11 に進みます。

6 [参照]ボタンを使用して異なるドライブまたはディレクトリを選択するか、表示されたファイルインストール用

のデフォルトディレクトリを選択し、[次へ]をクリックします。

このディレクトリ名には空白を含むことはできませんが、アンダースコア(_)は使用できます。

7 [次へ]をクリックします。

インストールする製品として次のいずれかを選択するように求められます。

■ Actuate iServer and Management Console for Siebel

■ Actuate Active Portal JSP and Reports View Adapter for Siebel

8 次のいずれかのオプションを選択してください。

■ 両方のチェックボックスを選択して、組織がライセンスキーを所持している製品をインストールします。

注意: 製品のいくつかには、インストール前提条件があります。その条件が満たされていなければ、インス

トールする意味がなくなります。両方の製品を選択する前に、インストールする各コンポーネントのインス

トールの指示を確認してください。

■ インストールして設定する製品を 1 つまたは両方選択します。

注意: Actuate Management Console のインスタンスをもう 1 つインストールする場合は、ActuateiServer がインストールされているシステムドライブ(通常は C: ドライブ)にさらに 300 MB のディスク

領域が必要です。Actuate iServer と Management Console のインストールおよびアンインストールは

同時に実行されます。

9 [次へ]をクリックします。

備考: ライセンスのあるコンポーネントをすべて一度にインストールする場合は、Siebel Reports Server イ

ンストーラによって、各コンポーネントのインストールパラメータを、要求された順に個別に入力するように求

めるメッセージが表示されます。

インストールセットアップのタイプを選択するように求められます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 231

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Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server のインストール

10 実行する Siebel Reports Server インストールのタイプを次のオプションから選択し、[次へ]をクリックします。

■ 標準 : Siebel Reports Server で使用するコンポーネントをインストールします。

■ 最小 : このセットアップオプションは標準の場合と同じです。

■ カスタム : このセットアップオプションは標準の場合と同じです。

11 Siebel Reports Server のインストール言語を選択します。

サーバーをインストールするには、少なくとも 1 つのベース言語が必要です。オプションで 1 つまたは複数の言

語を追加できます。

備考: データベースが Unicode 対応である場合を除き、基本の日本語、簡体字中国語、繁体字中国語、または

韓国語の言語パックに追加インストールする言語としてサポートされているのは米語だけです。

12[次へ]をクリックします。

インストーラプログラムは、インストールの前提条件が満たされているかを確認する妥当性チェックを実行します。

条件が満たされていない場合、その旨を通知するメッセージが表示されます。

13 Actuate Software License Agreement の条項を確認して同意し、[次へ]をクリックします。

備考: 条項に同意しない場合は、インストールを続行することはできません。

Actuate iServer 設定の[Locale Information]画面が表示されます。

14 デフォルトのロケール情報とこの Reports Server のインストールで使用するタイムゾーンを指定し、[次へ]

をクリックします。

各ユーザーが、Siebel アプリケーション内でロケールと言語を変更することもできます。レポートのロケールと

言語の変更については、『Siebel Reports 管理ガイド』を参照してください。

15[Yes]を選択すると、PMD が iServer を自動的に起動します。

[Yes]を選択すると、Process Management Daemon を起動した後に iServer を手動で起動する手間が省

けます。

[次へ]をクリックします。

16[Configure Actuate System Administration Password]画面で、Actuate iServer の設定に使用するパ

スワードを入力します。

これは、230 ページの「Siebel Reports Server のインストール前のタスク」で言及した Actuate iServerSystem ユーザーアカウントです。

[次へ]をクリックします。

17 デフォルトで表示されるホスト名(ホスト名ではなく IP アドレスの場合もある)と Process ManagementDaemon を実行するマシンのポート番号(8100)を使用することができます。[次へ]をクリックします。

Actuate Process Management Daemon に別のポート番号を使用することもできます。詳しくは、SiebeleBusiness Third-Party Bookshelf の Actuate フォルダにある『Installing Actuate iServer System』マ

ニュアルを参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

232 ■

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Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server のインストール

18 デフォルトで表示されるホスト名(ホスト名ではなく IP アドレスの場合もある)と iServer を実行するマシンのポート番号(8000)を使用することができます。[次へ]をクリックします。

iServer に別のポート番号を使用することもできます。詳しくは、Siebel eBusiness Third-Party Bookshelfの Actuate フォルダにある『Installing Actuate iServer System』マニュアルを参照してください。

19 事典ボリューム名を入力し、[次へ]をクリックします。

デフォルトの事典ボリューム名は、Actuate iServer を実行するマシンのホスト名です。事典ボリュームに別の

ボリューム名を使用することもできます。

20[Configure Actuate System Administration Password]画面で、Actuate システム管理者のユーザー指定のパスワードを入力します。

System Administration には、Actuate Management Console からアクセスします。

ここで入力されたシステム管理者のパスワードは、Management Console から System Administration に

ログインするときに使用されるパスワードです。デフォルトユーザー名は、Administrator です。

21[Management Console HTTP Service Information]画面で、Actuate Management Console が使用する HTTP ポート番号を指定します。

これは、Actuate Management Console の HTTP サービスへアクセスするときにブラウザが接続するポート

です。デフォルトのポート番号は 8900 です。

Management Console HTTP Service に別のポート番号を使用することもできます。ポート番号については、

Siebel eBusiness Third-Party Bookshelf の Actuate フォルダにある『Installing Actuate iServerSystem』マニュアルを参照してください。

22 Actuate iServer and Management Console for Siebel と同時に Actuate Active Portal JSP andReports View Adapter for Siebel をインストールする場合は、233 ページの手順 23 に進んでください。

Actuate Active Portal JSP and Reports View Adapter for Siebel のみをインストールする場合は、次の

オプションから実行するセットアップタイプを選択し、[次へ]をクリックします。

Typical: Siebel Reports Server で使用するコンポーネントをインストールします。

Compact: このセットアップオプションは標準の場合と同じです。

Custom: このセットアップオプションは標準の場合と同じです。

■ Actuate Active Portal JSP and Reports View Adapter for Siebel のみをインストールする場合は、

インストールする言語を選択し、[次へ]をクリックします。

23 Actuate Software License Agreement の条項を確認して同意し、[次へ]をクリックします。

備考: 条項に同意しない場合は、インストールを続行することはできません。

24[Actuate HTTP Service Destination]画面で、[参照]ボタンを使用して別のドライブまたはディレクトリ

を選択するか、表示されている Actuate HTTP Service ソフトウェアインストールのデフォルトのディレクト

リを選択して、[次へ]をクリックします。

このディレクトリ名には空白を含むことはできませんが、アンダースコア(_)は使用できます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 233

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Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server のインストール

25 Actuate iServer and Management Console for Siebel と同時に Actuate Active Portal JSP andReports View Adapter for Siebel をインストールする場合は、234 ページの手順 26 に進んでください。

Actuate Active Portal JSP and Reports View Adapter for Siebel のみをインストールする場合は、この

インストールで使用するデフォルトのロケール情報とタイムゾーンを指定して、[次へ]をクリックします。

各ユーザーが、Siebel アプリケーション内でロケールと言語を変更することもできます。レポートのロケールと

言語の変更については、『Siebel Reports 管理ガイド』を参照してください。

26[Actuate HTTP Service Information]画面で、Actuate HTTP Service が使用する HTTP ポート番号を指定します。

これは、Actuate Active Portal の HTTP サービスにアクセスするときにブラウザが接続するポートです。デ

フォルトのポート番号は 8700 です。

Actuate Portal HTTP Service に別のポート番号を使用することもできます。ポート番号については、SiebeleBusiness Third-Party Bookshelf の Actuate フォルダにある『Installing Actuate iServer System』マ

ニュアルを参照してください。

27 Actuate Active Portal JSP and Reports View Adapter for Siebel の Actuate HTTP Service の実行に使用されるアカウントの情報を指定します。

28 Actuate iServer and Management Console for Siebel と同時に Actuate Active Portal JSP andReports View Adapter for Siebel をインストールする場合は、234 ページの手順 31 に進んでください。

Actuate Active Portal JSP and Reports View Adapter for Siebel のみをインストールする場合は、

Actuate iServer の事典ボリュームを入力し、[次へ]をクリックします。

29 Actuate Active Portal JSP and Reports View Adapter for Siebel のみをインストールする場合は、ホス

ト名(ホスト名ではなく IP アドレスの場合もある)と Actuate iServer のポート番号を入力し、[次へ]をク

リックします。

これは、233 ページの手順 18 で入力したポート番号です。

この情報は、Actuate Active Portal JSP and Reports View Adapter for Siebel が Actuate iServer と通

信するために使用されます。

30 Actuate Active Portal JSP and Reports View Adapter for Siebel のみをインストールする場合は、SiebelReports View Adapter が Process Management Daemon との通信に使用するホスト名とポート番号を入力し、[次へ]をクリックします。

これは、232 ページの手順 17 で入力したポート番号です。

31 インストーラはSiebel Reports Serverおよびその他の選択された機能をインストールする場所を表示します。ファイルのサイズも表示されます。

適切な場合は、[次へ]をクリックします。問題がある場合は、[戻る]をクリックしてインストールのパラメー

タまたは場所を変更します。

インストーラは、指定したファイルのインストールに進みます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

234 ■

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Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server のインストール

32 Reports Server のインストール中に、次の内容の情報画面が表示されます。

「現在のメディア上に language言語パックが見つかりませんでした。languageの言語パックが含まれている DVDを

挿入し、languageフォルダからファイル setupunix_osを選択してください。」

ここでは、

languageは、インストールしている言語パックの Siebel コードです。たとえば、米語の場合は enuになります。

unix_osは、インストールする UNIX のタイプを示します。[OK]をクリックします。

33 現在の DVD をドライブから取り出し、Siebel Language 言語パック DVD(ここで、Language は、米語の場合の English など、インストールしている言語パックを示す)を同じサーバーの DVD ドライブに挿入します。

34 Server_Ancillary/actuate/language ディレクトリ(ここで、language は、米語の場合の English など、

インストールする言語パックを示す)に移動し、setupunix_osをダブルクリックします。

35 言語パックのインストールが終わると、次のような情報画面が表示されます。

「ベース DVDをもう一度挿入して setupunix_osファイルを参照し、セットアップを続行してください。」

ここで、

unix_osは、インストールする UNIX のタイプを示します。

36[OK]をクリックします。

37 ベース DVD をもう一度挿入して、Server_Ancillary/actuate ディレクトリに移動し、setupunix_os を

ダブルクリックして、Siebel Reports Server のインストールを続けます。

ここで、

unix_osは、インストールする UNIX のタイプを示します。

[Installer へようこそ]画面が表示されます。

38[終了]をクリックします。

Actuate Management Console HTTP Service の開始と停止Actuate iServerインストールによってManagement Consoleがインストールされると、Management Consoleの開始と停止を行うバッチファイルとスクリプトファイルが作成されます。

Actuate Management Console サービスの開始と停止を行うには

■ StartMC.shスクリプトまたは StartMC.batスクリプトを使用して、Management Console を開始します。

■ StopMC.shスクリプトまたは StopMC.batスクリプトを使用して、Management Console を停止します。

これらのスクリプトは、$AC_SERVER_HOME/ManagementConsole/binにあります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 235

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Siebel Reports Server のインストール ■ Actuate iServer コンポーネントのインストールの確認

Actuate iServer コンポーネントのインストールの確認Siebel Reports Server のインストール後のタスクに進む前に、Siebel Reports Server とそのコンポーネントが

正常にインストールされたことを確認する必要があります。

Actuate iServer and Management Console for Siebel が正常にインストールされたことを確認するには

1 Process Management Daemon が開始されていることを確認します。

2 Web ブラウザを開き、次の URL を入力して、Management Console のログインページにアクセスします。

http://host:port/acadmin/login.jsp

ここでは、

hostは、Actuate Management Console がインストールされているマシンの名前です。

portは、Actuate HTTP Service がリスンするポート番号です。デフォルトのポート番号は 8900 です。

[Management Console]ログインページが表示されます。

3 デフォルトのユーザー名として「Administrator」と入力し、対応するパスワードを入力して[Log In]をクリックします。

[Management Console Files and Folders]ページが表示されます。

4 Actuate Report Executable(ROX)ファイルが Reports Server 事典ボリュームに正常にインポートされていることを確認します。

a [Files & Folders]タブを選択します。

b [Name]カラムで Siebel Reports フォルダをクリックします。

表示されるレポートのファイルのタイプとして、[Type]カラムに Actuate Report Executable が示され

ます。

c Siebel Reports フォルダが表示されている間に、[Name]カラムで Language フォルダをクリックします。

表示されるレポートのファイルのタイプとして、[Type]カラムに Actuate Report Executable が示され

ます。

このフォルダのファイルは、Reports Server のインストール言語に対応しています。各言語には、それぞ

れが ROX ファイルを含む個別のフォルダがあります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

236 ■

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Siebel Reports Server のインストール ■ Actuate iServer のインストール後のタスク

Actuate Active Portal JSP が正常にインストールされていることを確認するには

1 Active Portal JSP によって使用される Actuate HTTP Service 7 が動作していることを確認します。

2 Web ブラウザを開き、次の URL を入力して、Active Portal のログインページにアクセスします。

http://host:port/acweb/login.jsp

ここでは、

hostは、Actuate Active Portal がインストールされているマシンの名前です。

portは、Actuate HTTP Service がリスンするポート番号です。デフォルトのポート番号は 8700 です。

[Active Portal]ログインページが表示されます。

備考: Reports Server のインストール中にシングルサインオン機能がインストールされるため、ホームページから

直接 Active Portal にアクセスすることはできません。

Actuate iServer パラメータの設定Reports Serverの管理者は、Actuate iServerパラメータのFactoryサービスプロパティ、[Number of RequestsBefore Recycling Processes]を 100 に設定し、メモリリークを防ぐ必要があります。

この Actuate iServer パラメータの変更方法については、Siebel eBusiness Third-Party Bookshelf の Actuateフォルダにある『Administering Actuate iServer System』マニュアルを参照してください。

備考: このパラメータとその他の Actuate iServer パラメータを探すには、[Actuate Management Console]を開き、[System Administration]にログインし、[Server]を選択し、[Advanced]タブを選択します。

Actuate iServer のインストール後のタスクActuate iServer をインストールしたら、PDF フォーマットでレポートを表示するために TrueType フォントをイ

ンストールする必要があります。TrueType フォントのインストールについては、Siebel eBusiness Third-PartyBookshelf の Actuate フォルダにある『Working with Multiple Locales』マニュアルを参照してください。

Siebel レポートで必要な TrueType フォントを次に示します。

■ ARIAL.TTF

■ ARIALBD.TTF

■ ARIALBI.TTF

■ ARIALUNI.TTF

備考: Actuate 6 以降でレポートを PDF フォーマットで表示するには、Adobe Acrobat Reader 5 を使用してい

ることを確認してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 237

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Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server のインストール後のタスク

Siebel Reports Server のインストール後のタスクSiebel Reports Server をインストールした後、次のタスクを実行する必要があります。

■ 238 ページの「HP-UX の場合のオペレーティングシステムパラメータの変更」

■ 238 ページの「JAVA_OPTS パラメータの設定」

■ 239 ページの「外部ホストとシンボリック URL の定義」

■ 240 ページの「Siebel 専用 Web クライアントでの Siebel Reports Server の有効化」

■ 241 ページの「Siebel Web クライアントでの Siebel Reports Server の有効化」

■ 243 ページの「Siebel ユーザーの Reports Server への同期化」

■ 244 ページの「ロケールによって異なるパラメータの同期化」

HP-UX の場合のオペレーティングシステムパラメータの変更

Siebel Reports Server をインストールした後、Reports Server 設定ファイルのオペレーティングシステムパラ

メータを変更して HP-UX を反映させます。

rptsrvr.cfg でオペレーティングシステムパラメータを変更するには

1 /export/home/actuate7/AcServerなどの、Actuate iServer ディレクトリに移動します。

2 テキストエディタで rptsrvr.cfgを開きます。

3 次のようにパラメータ OSの値を hpuxに変更します。

OS = hpux

4 変更を保存し、ファイルを閉じます。

Actuate iServer を再起動して変更を有効にします。

JAVA_OPTS パラメータの設定

AIX および HP-UX では、(APSE を使用した)シングルサインオンが正常に機能するためには、JAVA_OPTS オプ

ションを設定する必要があります。

任意の Actuate JSP ページにアクセスしようとした場合にメモリ不足エラーが起きるとき、JAVA_OPTS パラメー

タはヒープサイズを大きくするのにも使用されます。このパラメータは、すべての UNIX プラットフォームで使用で

きます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

238 ■

Page 239: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server のインストール後のタスク

AIX および HP-UX の JAVA_OPTS パラメータを設定するには

1 Actuate HTTP Service のインストール(/export/home/actuate7/activeportal/actuate_http_service/binなど)に移動し、setclasspath.shファイルを検索します。

2 JAVA_OPTSを検索し、次のように入力します。

-Djava.library.path=/export/home/actuate7/activeportal/actuate_http_service/bin

すべての UNIX プラットフォームでメモリ不足エラーに対する JAVA_OPTS パラメータを設定するには

1 Actuate HTTP Service のインストール(/export/home/actuate7/activeportal/actuate_http_service/binなど)に移動し、setclasspath.shファイルを検索します。

2 JAVA_OPTS を検索し、次のように入力します。

JAVA_OPTS="-Xms Minm -Xmx Maxm"

ここでは、

Minおよび Maxは、Actuate HTTP Service プロセスの最小および最大ヒープサイズを指定する整数値(MB 単

位)です。

注意: 1 つ以上の JAVA_OPTS オプションを指定する場合は、すべてのオプションを 1 つの場所で設定するか、

JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS current_options"を使用してすべてのオプションを結合します。そうしないと、最

後の設定のみが有効となり、問題が生じます。

メモリ不足エラーに対する JAVA_OPTS パラメータの設定例を次に示します。

■ このアプローチは、JAVA_OPTSが 1 つのファイルにのみ設定されている場合に使用します。

JAVA_OPTS="-Djava.library.path=/export/home/actuate7/activeportal/actuate_http_service/bin -Xms256m -Xmx512m"

■ JAVA_OPTS が複数のファイル(catalina.sh および setclasspath.sh など)に設定されている場合は、この

アプローチを使用します。JAVA_OPTS ファイルが設定されている各ファイルで複合パラメータを使用します。

JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Xms256m -Xmx512m"

外部ホストとシンボリック URL の定義

外部ホストとシンボリック URL を確立すると、Siebel アプリケーションで外部 Web サイトからの外部データを表

示することができます。この処理過程で、Siebel アプリケーションには、Active Portal の場所が通知されます。

Siebel Reports に対してホスト管理とシンボリック URL を設定すると、次のことが可能になります。

■ Reports Server 画面で、レポートビュー(個人)、ジョブビュー(個人)、個人プロファイルビューの内容を表

示できます。

使用される外部アプリケーションは Siebel Reports View Adapter です。

■ Active Portal を使用して、レポートの実行とスケジュールが可能になります。

■ Reports Server に手動でログインする手間を省く、シングルサインオンテクノロジーを提供します。

詳しくは、Siebel Bookshelf の『Siebel Portal Framework Guide』も参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 239

Page 240: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server のインストール後のタスク

外部ホストとシンボリック URL を定義するには

1 Siebel アプリケーションを起動します。

2 アプリケーションレベルのメニューから、[移動]>[サイトマップ]>[管理-統合]>[WI シンボリック URLリスト]の順に選択します。

3 表示フィルターから[ホスト管理]を選択します。

4 クエリーを使用して、仮想名 rshost を検索します。

5 [名前]フィールドで、Actuate Active Portal マシン名と Actuate Active Portal ポート番号(server1:8700など)を入力します。

備考:[仮想名]フィールドの値は変更しないでください。

6 レコードを保存します。

Siebel 専用 Web クライアントでの Siebel Reports Server の有効化

この項では、専用 Web クライアントで siebel.cfg などの設定ファイルを変更して、Siebel Reports Server を有

効にする方法について説明します。

Siebel Application Object Manager のファイルを設定するには

1 Siebel eBusiness Applications のインストールディレクトリの BIN¥language サブディレクトリに移動します。

ここでは、

languageは、インストールしている言語パックのSiebelコードです。たとえば、米語の場合はENUになります。

2 適切な設定(CFG)ファイルを探して開きます。

3 デフォルトのテキストエディタを使用して、[ActuateReports]セクションで次のパラメータを編集します。

[ActuateReports]

EnableReportServer = TRUE

ReportServerHost = このパラメータの有効なフォーマットは次のとおりです。

■ IP アドレスを使用して Reports Server Host を参照する場合は、このパラメータに事典ボリューム名を含

める必要があります。

IPアドレス :ポート番号 /事典ボリューム名(例: 1.160.10.240:8000/volume1)

■ Reports Server Host 名が事典ボリューム名と異なる場合は、事典ボリューム名をこのパラメータに含め

る必要があります。

ReportsServerHost:ポート番号 /事典ボリューム名(例: server1:8000/volume1)

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

240 ■

Page 241: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server のインストール後のタスク

■ Reports Server Host 名と事典ボリューム名が同じ場合は、事典ボリューム名をこのパラメータに含める

必要はありません。

ReportsServerHost名:ポート番号(例: server1:8000)

備考: デフォルトでは、事典ボリューム名が指定されていない場合は、ReportServerHostと同じである

と見なされます。

ReportCastHost = 不要です。

ReportCastDomain = 不要です。

ProtocolName = レポートの表示に使用するプロトコルの名前です(例: HTTP)。

RoxDir = /Siebel Reports/

ConnectString = 非分散型 Siebel Server の接続文字列で、次のようになります。

siebel.tcpip://SiebelServerHost:SCBPort/EnterpriseServerName/XXXObjMgr_language

ここでは、

siebel.TCPIPは、ネットワークプロトコルです。

SiebelServerHostは、Siebel Server がインストールされているホストマシンの名前です。

SCBPortは、SCBroker コンポーネントのリスニングポート番号です(デフォルトは 2321)。

EnterpriseServerNameは、Siebel Enterprise Server の名前です。

XXXObjMgr_language は、インストールしている Siebel eBusiness アプリケーションの Object Managerのタイプと言語パックです。たとえば、次のようになります。

SCCObjMgr_enu は、米語用の Siebel Call Center Object Manager です。

SSEObjMgr_enu は、米語用の Siebel Sales Object Manager です。

Siebel Web クライアントでの Siebel Reports Server の有効化

この項では、Siebel Web クライアントで Siebel Reports Server を有効にするためのさまざまなパラメータを設

定する方法について説明します。

Application Object Manager のパラメータの変更方法については、『Siebel システム管理ガイド』を参照してく

ださい。

Application Object Manager の Reports Server パラメータを設定するには

1 アプリケーションレベルのメニューから、[移動]>[サイトマップ]>[管理-サーバー設定]>[サーバー]

の順に選択します。

3 つの異なるリストアプレットを表示する画面が表示されます。最上部のアプレットは、エンタープライズ用

Siebel Server を示しています。中央のアプレットには、3 つのタブ([コンポーネント]、[パラメータ]、[イ

ベント])があります。最下部のアプレットには、2 つのタブ([イベント]と[パラメータ])があります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 241

Page 242: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server のインストール後のタスク

2 リスト最上部のアプレットで、設定する Siebel Server を選択します。

3 中央のアプレットで、[コンポーネント]タブをクリックします。

このリストアプレットには、最上部のアプレットで選択した Siebel Server のコンポーネントがあります。

関連する Application Object Manager を選択します。

4 最下部のアプレットで、[パラメータ]タブをクリックします。

このリストアプレットには、中央のアプレットで選択したコンポーネントのパラメータがあります。

5 次のパラメータを変更します。

Actuate Server Connect String = 非分散型 Siebel Server の接続文字列で、次のようになります。

siebel.tcpip.None.None://SiebelServerHost:SCBPort/EnterpriseServerName/XXXOBJMGR_language

ここでは、

siebel.TCPIPは、ネットワークプロトコルです。

SiebelServerHostは、Siebel Server がインストールされているホストマシンの名前です。

SCBPortは、SCBroker コンポーネントのリスニングポート番号です(デフォルトは 2321)。

EnterpriseServerNameは、Siebel Enterprise Server の名前です。

XXXOBJMGR_language は、インストールしている Siebel eBusiness アプリケーションの Object Managerのタイプと言語パックです。たとえば、次のようになります。

SCCOBJMGR_enuは、米語用の Siebel Call Center Object Manager です。

SSEOBJMGR_enuは、米語用の Siebel Sales Object Manager です。

Actuate Server Enable Flag = True

Actuate Server Network Protocol Name = レポートの表示に使用するプロトコルの名前です(例: HTTP)。

Actuate Server Report Server Host =このパラメータの有効なフォーマットは次のとおりです。

■ IP アドレスを使用して Actuate Server Report Server Host を参照する場合は、このパラメータに事典

ボリューム名を含めます。

IPアドレス :ポート番号 /事典ボリューム名(例: 1.160.10.240:8000/volume1)

■ Actuate Server Report Server Host の名前が事典ボリューム名と異なる場合は、事典ボリューム名をこ

のパラメータに含める必要があります。

Actuate Server Report Server Host名 :ポート番号 /事典ボリューム名(例: server1:8000/volume1)

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

242 ■

Page 243: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server のインストール後のタスク

■ Actuate Server Report Server Host 名と事典ボリューム名が同じ場合は、事典ボリューム名をこのパラ

メータに含めません。

Actuate Server Report Server Host名 :ポート番号(例: server1:8000)

備考: デフォルトでは、事典ボリューム名が指定されていない場合は、ReportServerHostと同じである

と見なされます。

Actuate Server Rox Directory = /Siebel Reports/

備考: Actuate Report Cast Domain パラメータおよび Actuate Server Report Cast Host パラメータの

設定は必要ありません。

6 変更を保存し、コンポーネントまたは Siebel Server を再起動します。

Siebel ユーザーの Reports Server への同期化

同期化は、Actuate iServer 上で Siebel ユーザーのアカウントを作成するプロセスであり、ユーザーが ReportsServer のビューでレポートを実行、スケジュール設定、表示するために必要です。

Siebel ユーザーを Reports Server へ同期するには

1 Siebel Reports 管理者として Siebel eBusiness アプリケーションにログインします。

2 アプリケーションレベルのメニューから、[移動]>[サイトマップ]>[レポートサーバー]>[ユーザー管理]

の順に選択します。

備考: 特に多数のユーザーを同期する場合は、小さいバケットごとにユーザーを同期することをお勧めします。

3 1 番目のユーザーを強調表示し、[一つ同期]をクリックします。

[Siebel ユーザー]ウィンドウが表示されます。

4 Reports Administrator のユーザー名とパスワードを入力します。

[Siebel ユーザー]ウィンドウに、Reports Server にユーザーを追加したことを通知する確認メッセージが表

示されます。

5 残りのユーザーについては、[すべて同期]をクリックします。

備考: 同じビューを表示している間は、Siebel ユーザーログインウィンドウは再表示されません。

ユーザーの同期化が終わると、Reports Server に追加された新規ユーザーアカウントの総数を示す確認ウィン

ドウが表示されます。この確認メッセージには、Reports Server にすでに存在するユーザー数も含まれている

場合があります。

6 ユーザーを小さいバケットごとに同期している場合は、手順 5 を繰り返します。

Siebel ユーザーの同期化を行う前に、Reports Administrator は、Siebel 管理者権限を持つアカウント名を使用

して Actuate iServer にアカウントを作成し、Actuate Management Console を使用してそのアカウントに管理

者役割を割り当てる必要があります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 243

Page 244: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Web クライアントからの Siebel Reports Serverのテスト

管理者は、Actuate Management Console を使用して管理者用のアカウントを設定する前に、『AdministeringActuate iServer System』マニュアルを読んでおく必要があります。

備考: データベースが更新されている場合、Siebel Reports 管理者は、ユーザーの同期化を再実行する必要があり

ます。これによって、Siebel データベースに格納されているユーザーの Reports Server のパスワードを、ActuateiServer に保存されているものと確実に一致させることができます。

ロケールによって異なるパラメータの同期化

Reports Server でユーザーが指定したロケールに基づいてレポートをフォーマットするには、localemap.xml ファ

イル内のロケール定義が、Siebel Application Object Manager の同等のパラメータと一致している必要があります。

Application Object Manager のパラメータの設定については、『Siebel システム管理ガイド』を参照してください。

localemap.xml ファイルのロケール固有のパラメータが Application Object Manager の対応するパラメータと

一致することを確認します。これらのパラメータのリストについては、『Siebel Reports 管理ガイド』を参照してく

ださい。

Siebel Web クライアントからの Siebel Reports Server のテスト手順に従って、Siebel Web クライアントから Siebel Reports Server をテストします。

Siebel 専用 Web クライアントから Siebel Reports Server をテストするには

1 任意の Siebel eBusiness アプリケーションをモバイル Web クライアント(たとえば、Siebel Sales)から起

動し、サーバーに接続します。

アプリケーションのホームページが表示されます。

2 アプリケーションレベルのメニューから、[移動]>[サイトマップ]>[取引先]>[取引先(個人)]の順に

選択します。

3 リンクバーから[取引先リスト]を選択します。

4 [レポート]ボタンをクリックし、ドロップダウンリストで[スケジュール]を選択します。

[レポートをスケジュール]ダイアログボックスが表示されます。

5 ドロップダウンリストから[取引先リスト]を選択し、[スケジュール]をクリックします。

6 数分後に一度レポートを実行するようにスケジュールを指定し、日付と時間を指定します。

[送信]をクリックします。

[アクション状況]ウィンドウが表示され、ジョブ ACLIST が正常に送信されたことが示されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

244 ■

Page 245: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Reports Server のインストール ■ Siebel Reports Server にクラスタ化を実装するには

7 アプリケーションレベルのメニューから、[移動]>[サイトマップ]>[Reports Server]>[コンポーネントリクエスト(個人)]の順に選択します。

8 [スケジュール済み]タブをクリックします。

スケジュールされたリクエストがビューに表示され、予定日、時刻、その他の情報が示されます。

Siebel Web クライアントから Siebel Reports Server をテストするには

1 任意の Siebel eBusiness Application(たとえば、Siebel Sales)を起動します。

アプリケーションのホームページが表示されます。

2 アプリケーションレベルのメニューから、[移動]>[サイトマップ]>[取引先]>[取引先(個人)]の順に選択します。

3 リンクバーから[取引先リスト]を選択します。

4 [レポート]ボタンをクリックし、ドロップダウンリストから[取引先リスト]を選択します。

5 プログラムがレポートの生成を開始し、ブラウザウィンドウに出力が表示されます。

レポートが表示されない場合は、この章で前述した Siebel Reports Server コンポーネントのインストールの順序

と場所を確認します。

Siebel Reports Server にクラスタ化を実装するにはSiebel eBusiness Application では、Actuate Management Console を使用した Siebel Reports Server の

クラスタ化環境へのインストールがサポートされています。

Siebel Reports Server にクラスタ化を実装するには

1 230 ページの「Siebel Reports Server のインストール」の指示に従って、クラスタ化された各ノードに ActuateiServer コンポーネントおよび Management Console for Siebel コンポーネントをインストールします。

2 235 ページの「Actuate Management Console HTTP Service の開始と停止」の指示に従って、各ノードの

Actuate Management Console HTTP Service を停止します。

3 Siebel eBusiness Third-Party Bookshelf の Actuate フォルダにある『Administering Actuate iServerSystem』マニュアルの情報を使用して、Reports Server のクラスタ化の実装を続けます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 245

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Siebel Reports Server のインストール ■ 追加モジュールのインストール

追加モジュールのインストールSiebel Reports Server の追加モジュールをインストールすることができます。これらのモジュールは、レポート

作成の追加機能を提供します。これらのモジュールの追加については、次のトピックを参照してください。

■ 246 ページの「Actuate e.Report Designer Professional のインストール」

■ 247 ページの「Actuate e.Report Designer のインストール」

Actuate e.Report Designer Professional のインストール

Actuate e.Report Designer Professional は、UNIX プラットフォームの構造化コンテンツの開発者に、全社で

使用するレポートオブジェクトデザインおよびコンポーネントのデザイン、作成、および配布の機能を追加で提供し

ます。

Actuate e.Report Designer Professional のインストールでは、Siebel Reports Server を実行する必要はあり

ません。

Actuate e.Report Designer Professional をインストールする場合は、Siebel Tools がインストールされている

開発用マシンにインストールする必要があります。

備考: 次の手順は基本製品のインストールに適用されます。パッチのインストールの手順については、パッチと一緒

に提供される『Maintenance Release Guide』を参照してください。

Actuate e.Report Designer Professional をインストールするには

1 DVD ドライブに、インストールする Siebel アプリケーションの該当 DVD を挿入します。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX_OS

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX_OS

2 次のディレクトリに移動します。

Client_Ancillary¥actuate¥language¥erdpro

ここでは、

languageは、インストールしている言語パックの Siebel コードです。たとえば、米語の場合は enu になります。

3 Setup.exe をダブルクリックします。

Actuate インストールウィザードによってインストールプロセスが案内されます。

Actuate 7 でのレポートのコンパイルActuate 7 e.Report Designer Professional(erdpro)コンパイラには、パフォーマンスの向上を目的とした変

更が加えられています。コンパイラはより厳密なものとなり、以前のバージョンでは無視されていたエラーも認識し

ます。Actuate 5.x または 6.x で開発されたレポートは Actuate 7 ではコンパイルできないため、下位互換性を保

つために、次のコンパイル指示に従ってください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

246 ■

Page 247: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Reports Server のインストール ■ 追加モジュールのインストール

Actuate 7 でレポートをコンパイルするには

1 erdpro がインストールされているシステムで、次のレジストリ変数を編集します。

HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Actuate¥e.Report Designer Professional7.0¥Settings¥IndirectDataRowMemberAccess

2 値を 1に設定します(デフォルト値は 0)。

3 IndirectDataRowMemberAccessがレジストリにない場合は、IndirectDataRowMemberAccessという名

前と 16 進数の 1の値を持つ DWORD値を作成します。

4 開いているすべての erdpro を閉じて、新しい erdpro セッションを開きます。

5 レポートをコンパイルします。

備考: この解決策は、Indirect DataRow Member Accessによりコンパイルに失敗する Actuate 7 erdpro で

作成した新しいレポートにも適用できます。

Actuate e.Report Designer のインストール

Actuate e.Report Designer では、そのグラフィカルユーザーインターフェイスを使用して、UNIX プラットフォー

ムの開発者がレポートをデザインおよび作成できます。

Actuate e.Report Designer のインストールでは、Siebel Reports Server を実行する必要はありません。

Actuate e.Report Designer をインストールする場合は、Siebel Tools がインストールされている開発用マシン

にインストールする必要があります。

備考: 次の手順は基本製品のインストールに適用されます。パッチのインストールの手順については、パッチと一緒

に提供される『Maintenance Release Guide』を参照してください。

Actuate e.Report Designer をインストールするには

1 DVD ドライブに、インストールする Siebel アプリケーションの該当 DVD を挿入します。

■ Siebel eBusiness Applications, Base Applications for UNIX

■ Siebel Industry Applications, Base Applications for UNIX

2 次のディレクトリに移動します。

Client_Ancillary¥actuate¥language¥erd

ここでは、

languageは、インストールしている言語パックの Siebel コードです。たとえば、米語の場合は enu になります。

3 Setup.exe をダブルクリックします。

Actuate インストールウィザードによってインストールプロセスが案内されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 247

Page 248: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel Reports Server のインストール ■ 追加モジュールのインストール

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

248 ■

Page 249: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

15 Environment Verification Toolによるシステムの検証

この章では、Environment Verification Tool(EVT)を使用してシステムを検証する方法について説明します。次

のトピックが含まれています。

■ 249 ページの「Environment Verification Tool(EVT)について」

■ 250 ページの「EVT 設定ファイルについて」

■ 252 ページの「利用可能な EVT 出力形式」

■ 253 ページの「オプションの EVT コマンドラインフラグ」

■ 255 ページの「クエリーモードでの EVT の実行」

■ 255 ページの「EVT ユーティリティの起動」

Environment Verification Tool(EVT)についてEnvironment Verification Tool(EVT)は、Siebel eBusiness Applications 環境の設定を検証する際にシステ

ム管理者の役に立つクロスプラットフォームツールです。システム管理者は、開発環境またはテスト環境、あるいは

その後の導入展開またはアップグレードにおいて、EVT ユーティリティをインストールした後にこれを使用して、

Siebel Enterprise におけるエラーや潜在的な問題を識別できます。

EVT ユーティリティは、Siebel Server ソフトウェアに含まれています。EVT では、さまざまなオペレーティング

システムユーティリティや Siebel コマンドラインユーティリティを使用して、Siebel コンポーネントのインストー

ルおよび設定に関する情報を照会します。

EVT は、Siebel ソフトウェアを実行しているコンピュータが正しく設定されており、Siebel SupportWeb 上の

『Siebel システム要件とサポートされているプラットフォーム』に準じているか検証します。

EVT で確認できる製品次に示すように、Siebel 製品およびいくつかのサードパーティの製品に対して EVT を実行できます。

Siebel 製品:

■ Siebel Gateway Name Server

■ Siebel Server

■ Siebel Web Server Extension

■ CORBA Object Manager

サードパーティの製品:

■ Web サーバー(IIS/IHS/IWS)

■ データベース

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 249

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Environment Verification Tool によるシステムの検証 ■ EVT 設定ファイルについて

EVT チェックグループEVT エンジンは、設定ファイル(evt.ini)によって制御されます。このファイルは各バージョンに固有なので、こ

のファイルを使用して、異なるバージョンのソフトウェアに対してユーティリティを実行することはできません。こ

のファイルは、実行する必要があるデフォルトのチェックを識別し、さまざまなチェック間の依存ロジック(オペレー

ティングシステム固有のチェック、データベース固有のチェックなど)も提供します。また、このファイルをカスタ

マイズすれば、同様に他の問題を確認できます。

カスタマイズしたチェックを作成する場合は、それ用に元の .ini ファイルのコピーを作成し、誤って EVT の機能に

影響を与えないようにします。

EVT を使用して、次のチェックグループの設定を検証できます。

■ 環境チェック(ENV)

■ Siebel Server チェック(SVR)

■ データベースクライアントチェック(DBC)

■ Web サーバーチェック(Web)

■ Database Server チェック(DBS)

■ 内部チェック(INT)

■ ネットワーク設定チェック(NET)

■ 動作設定チェック(OS)

■ その他のチェック(OTH)

EVT 設定ファイルについてEVT は、設定ファイル(evt.ini)を使用して、実行する必要があるチェック、および各チェックで確認する必要の

ある設定を確定します。Siebel の各リリースには、そのリリースに固有の対応する設定ファイルが用意されていま

す。このファイルは、$SIEBSRVR_ROOT ディレクトリの bin サブディレクトリの下にあります。このファイルは、

次の 2 つの主要なセクションで構成されています。

■ Overridenameserverinfo: このセクションは、Siebel Gateway Name Server 属性に基づいて照会さ

れた Enterprise レベル情報を設定する静的情報を提供するために使用されます。このチェックは、チェック内

の ProcessSectionが TRUEに設定されている場合にのみ実行します。すべての NAMESERVERINFO チェッ

クでは、ProcessSection パラメータが TRUE(デフォルトは FALSE)に設定されている場合、Gateway NameServer を照会するのではなく、このセクションから情報を取得します。

■ CheckX: このセクションには、さまざまなチェックグループのチェック定義が含まれています。各チェックのセ

クションに使用されるパラメータについては、evt.ini ファイルを参照してください。チェックの定義には、表 20に示すパラメータを使用できます。この表には、チェック依存のパラメータ(PARAMNAME、PARAMVALUE な

ど)は示されていません。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

250 ■

Page 251: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Environment Verification Tool によるシステムの検証 ■ EVT 設定ファイルについて

表 20 チェック定義形式

パラメータ 説明

CHECKID 各チェック定義の固有の ID です。

CHECKGROUP このチェックによって検証されるアプリケーション環境のエリアです。

CHECKNAME 実行するチェックの名前です。

SERVERTYPE チェックを実行できるサーバータイプです。サーバータイプには、Siebel Server、Siebel Gateway Name Server、Siebel CORBA Object Manager、SWSEを搭載した Web サーバー、または Siebel Database Server があります。

SERVERTYPE では、複数の値をカンマで区切って指定できます。たとえば、

SERVERTYPE=DBSERVER,SIEBSRVR,SWSE のように指定します。

OSTYPE このチェックに適用できるオペレーティングシステムです。OSTYPE では、複数

の値をカンマで区切って指定できます。たとえば、OSTYPE=AIX,SOL,W32 の

ように指定します。

現在のリリースでサポートされているオペレーティングシステムのリストについ

ては、Siebel SupportWeb 上の『Siebel システム要件とサポートされているプ

ラットフォーム』を確認してください。

DEPENDENCY この機能は、RDBMS として Oracle を使用している場合に Oracle クライアント

バージョンが正しいかを確認するなどの条件ロジックを .ini ファイルに実装する

ために使用されます。DEPENDENCY では、複数の値をカンマで区切って指定で

きます。たとえば、DEPENDENCY=Check1,Check231 のように指定します。

PRIMARY このチェックを出力の一部として出力する必要があるかどうかを決定します。依

存関係を満たすためだけに実装されたチェックがその次のチェックを続行しない

ようにしている場合、そのチェックは出力されません。

RESULTMODE 「Evaluatel」は、テキスト比較を実行して値が同じ場合(Required Value =YES など)に TRUE を返します。

「Inverted」は、Evaluate の逆です。Evaluate が TRUE を返す場合、Invertedは FALSE を返します。

「VersionCheck」は、ドット区切りのバージョン文字列(たとえば、7.5.3.2 あ

るいはそれ以上のバージョンの値など)を評価します。

「InvertedVersionCheck」は、VersionCheck が TRUE を返す場合に FALSEを返します。

ERRORLEVEL このパラメータは、2 つの値(WARN と FAIL)を使用して、特定のチェックによ

る障害が重大な障害であるか、警告だけであるかを決定します。重大な障害は、ど

のような形であっても Siebel ソフトウェアの障害になる誤った設定ですが、警告

は、パフォーマンスが低下しても必ずしもソフトウェア障害になるとは限らない

誤った設定に適用されます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 251

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Environment Verification Tool によるシステムの検証 ■ 利用可能な EVT 出力形式

.ini ファイル内のすべてのパラメータには、実際の値ではなくエイリアスを設定する必要があります。たとえば、

PARAMNAME=Lang、PARAMVALUE=ENUなどのようにします。

evt.ini ファイル内で #(ポンド記号)を使用すれば、特定の行をコメントにすることができます。

また、251 ページの表 20 で説明したパラメータを使用して、ビジネス要件に基づいて .ini ファイルに新しいチェッ

クを追加することもできます。この操作を行う場合は、ファイルのコピーを作成して新しいファイルに変更を加え、

253ページの表21で説明するように -fオプションを使用して、EVTで新しい設定ファイルを使用するようにします。

利用可能な EVT 出力形式EVT は、いくつかの出力形式(TEXT、TEXTFILE、HTML、HTMLFILE)をサポートします。

■ TEXT: すべての出力をコンソール、端末、または DOS ウィンドウに直接出力します。-qオプションを指定す

ることで EVT がクエリーモードで実行される場合は、これが唯一の操作モードになります。EVT で使用できる

フラグの説明については、253 ページの表 21 を参照してください。

■ TEXTFILE: すべての出力をログファイルに出力します。ファイル名の形式は、evt.hostname.timestamp.log

です。ログは、現在のディレクトリに作成されます。指定されたディレクトリにログを作成するには、-l log_dirオプションを使用します。ここで、log_dirは目的のディレクトリへのパスです。

■ HTML: HTML 出力をコンソール、端末、または DOS ウィンドウに出力します。この形式は、主として、出力

を処理またはファイルにリダイレクトできる別のプログラムまたはユーティリティに出力をリダイレクトするた

めに使用されます。

■ HTMLFILE: HTMLFILE 出力形式では、現在のディレクトリに HTML ファイルが作成されます。ファイル形

式は、evt.hostname.timestamp.htm です。

ここでは、

hostnameは、EVT を実行しているマシンの名前です。

usernameは、EVT を実行しているユーザーの名前です。

timestamp は、経過秒数(1970 年 1 月 1 日から起算)です。この要素は、単にファイル名の一意性を維持す

るためにのみ存在します。

以前に生成された出力ファイルは、定期的に削除する必要があります。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

252 ■

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Environment Verification Tool によるシステムの検証 ■ オプションの EVT コマンドラインフラグ

オプションの EVT コマンドラインフラグ表 21 で説明するように、各種オプションを指定して EVT ユーティリティを実行できます。

表 21 EVT で使用されるフラグ

フラグ 説明

h EVT ユーティリティで使用できるすべてのフラグのリストとともにヘルプメッセージを出力します。

g Siebel Gateway Name Server の名前です。指定されていない場合、EVT は、Siebel Server 設

定ファイル(enu/siebel.cfg など)から Siebel Gateway Name Server の名前を取得します。

s Siebel Server の名前です。指定されていない場合、EVT は、ディレクトリツリーからサーバーの名

前を決定します。

e Enterprise Server の名前です。指定されていない場合、EVT は、Siebel Server 設定ファイル

(enu/siebel.cfg など)から Enterprise Server の名前を決定します。

u Server Manager にログインするために使用するユーザー名です。デフォルトのユーザー名は

sadminです。

p Server Manager にログインするためのパスワードです。デフォルトのパスワードは sadminです。

備考: srvrmgr パラメータのいずれかが正しく指定されていない場合、EVT は、Siebel Server パ

ラメータを確認できません。根本的な原因の詳細を出力するには、-d SHOWERRORS フラグを使用

します。

o 出力の形式です。EVT は、TEXT(デフォルト)、TEXTFILE、HTML、HTMLFILE の形式で出力を生

成できます。

d デバッグモードでスクリプトを実行します。サポートされているデバッグレベルは、最低の冗長レベ

ルから始まり、冗長さの順に示されます(この後に示すこのフラグの例を参照してください)。

DEFAULT: (デフォルト)通過 / 失敗 / 未実行のチェックだけを出力します。

EXPLAIN: 確認された内容の説明および理由を出力します。チェックを実行できない場合、説明は得

られません。チェックを実行してエラーが検出された場合は、とるべき是正措置がレポートされます。

SHOWERRORS: EXPLAIN と同じ情報を出力しますが、さらに、チェックが実行できなくなった

ときの検出されたエラーを出力します。たとえば、特定のファイルの検証を含むチェックが実行され

ていたのに、そのファイルが存在していない場合、SHOWERRORSは実行を妨げたエラーを示します。

SHOWCOMMENTS: SHOWERRORS と同じ情報を出力しますが、さらに、どのようにチェック

が実施されたかに関する詳細情報を出力します。これは、基本的にデバッグ情報(Got value A from

file Xなど)です。

EVTLOG: SHOWCOMMENTS と同じ情報を出力しますが、さらに、EVT の実行ログを出力しま

す。この出力は、主に EVT 開発者に役立ちます。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 253

Page 254: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Environment Verification Tool によるシステムの検証 ■ オプションの EVT コマンドラインフラグ

備考: -e、-g、-s、-u、-p のオプションを指定しなかった場合、EVT は、ENU ディレクトリの下の設定ファイル

から情報を照会しようとします。

例 1evt を起動し、独自の .ini を使用して、HTML 出力を生成します。

evt -f evt_cust.ini -o HTML > output.html

例 2evtを起動し、独自の .iniを使用して、実行されたコマンド、開かれたファイルのHTML出力などの詳細を生成します。

evt -f evt_cust.ini -o HTML -d SHOWCOMMENTS > output_debug.html

l レポートの書き込み先の出力ディレクトリです。

t 確認するサーバーのタイプ(Siebel Server[SIEBSRVR]、Siebel Gateway Name Server[GTWYNS]、Siebel Database Server[DBSERVER]、Siebel Web Server Extension[SWSE]、Siebel CORBAOM[CORBAOM])です。

たとえば、-t SWSEが定義されている場合、EVT は Web サーバー関連のチェックおよび、あらゆる

タイプのサーバーで実行できるチェック(JRE など)だけを実行します。

f 中心となる evt.ini ファイルの場所です。デフォルト値は現在のディレクトリです。

q EVT をクエリーモードで実行します。255 ページの「クエリーモードでの EVT の実行」を参照して

ください。

w Web サーバーをインストールした場所(UNIX での SWSE 関連チェックに必要)です。

表 21 EVT で使用されるフラグ

フラグ 説明

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

254 ■

Page 255: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Environment Verification Tool によるシステムの検証 ■ クエリーモードでの EVT の実行

クエリーモードでの EVT の実行EVT は、クエリーモードでも実行できます。このモードは、インストール情報を照会する必要がある他のユーティリ

ティとのインターフェイスをとるようになっています。

クエリーモードで実行するには、-q フラグを使用する必要があります。-q フラグとともに、正しい書式でクエリー

文字列を指定する必要があります。

備考: クエリーモードでは、EVT は -h以外のすべてのオプションを無視します。

クエリー文字列は、加算記号(+)で区切られた「name=value」ペアで構成されます。

このモードでの EVT の出力は、pass[]または fail[]で、角括弧内にパラメータの現在の値が表示されます。

例:

% evt.pl -q "Checkname=VAR+ParamName=SIEBEL_ASSERT_MODE+ParamValue=0"

fail[]- SIEBEL_ASSERT_MODE is not set to 0 and its current value is [NULL].

例:

evt.pl -q "Checkname=UNDEFVAR+ParamName=SIEBEL_ASSERT_MODE"

pass[]- Because we know that SIEBEL_ASSERT_MODE is not defined, we run an UNDEFVAR tocheck whether the variable is defined. As expected, this check passes and the current value is still[NULL].

EVT ユーティリティの起動EVT 実行可能ファイル(evt)は、$SIEBSRVR_ROOT の bin サブディレクトリの下にインストールされます。環境

のどの部分を確認したいかに基づいて、さまざまなオプションを選択してこの実行可能ファイルを実行できます。

以前のリリースの EVT を使用する方法については、Siebel SupportWeb 上の『Technical Note 467』を参照し

てください。

evt.ini ファイルの編集方法およびコマンド ラインオプションの使用方法を確認するには、次のトピックを確認して

ください。

■ 250 ページの「EVT 設定ファイルについて」

■ 253 ページの「オプションの EVT コマンドラインフラグ」

■ 252 ページの「利用可能な EVT 出力形式」

■ 255 ページの「EVT ユーティリティの起動」

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 255

Page 256: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Environment Verification Tool によるシステムの検証 ■ EVT ユーティリティの起動

EVT を起動するには

1 evt 実行可能ファイルの権限が 755 に設定されていることを検証します。

2 evt.ini ファイルには、承認されたすべてのチェックが含まれています。チェックを追加したり、既存のいずれかのチェックを変更する必要がある場合は、ファイルのコピーを作成し、新しいファイルに変更を加えます。次

に、253 ページの表 21 で説明しているように、-f オプションを使用して EVT で新しい設定ファイルを使用する

ようにします。evt.ini ファイルの内容については、250 ページの「EVT 設定ファイルについて」を参照してください。

3 $SIEBEL_ROOTに移動して、使用するシェルの種類に従って次のコマンドのいずれかを実行します。

Korn または Bourne シェル

. ./siebenv.sh

ヒント: 最初のピリオドと ./siebenv.sh との間にスペースがあることを確認します。

C シェル

source siebenv.csh

4 $SIEBSRVR_ROOT/binを現在のディレクトリにします。

5 EVT コマンドを入力します。253 ページの「オプションの EVT コマンドラインフラグ」で説明しているように、必要なフラグを追加します。

./evt.

EVT を起動し、独自の .ini を使用して、HTML 出力を生成します。

./evt -f evt_cust.ini -o HTML > output.html

-f、-o、-dオプションを指定して EVT を起動し、独自の .ini を使用して、実行されたコマンド、開かれたファイル

など HTML 出力の詳細を生成します。

./evt -f evt_cust.ini -o HTML -d SHOWCOMMENTS > output_debug.html

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

256 ■

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16 Siebel eBusiness Applicationsのアンインストール

この章では、Siebel eBusiness Applications をアンインストールする手順について説明します。次のトピックが

含まれています。

■ 257 ページの「以前のバージョンの Siebel Applications のアンインストール」

■ 258 ページの「Siebel 7.7 のアンインストール」

■ 259 ページの「srvredit を使用した、Siebel Server または Siebel Enterprise のアンインストール」

■ 260 ページの「モバイルクライアントおよび専用 Web クライアントのアンインストール」

■ 260 ページの「Siebel Reports Server のアンインストール」

■ 261 ページの「Siebel Tools のアンインストール」

■ 261 ページの「Resonate Central Dispatch のアンインストール」

■ 262 ページの「Enterprise Server 以外または SWSE のアンインストール」

■ 263 ページの「サーバーからの Siebel 言語パックのアンインストール」

■ 263 ページの「アンインストールプロセスのトラブルシューティング」

■ 264 ページの「新バージョンの Siebel eBusiness Applications への移行」

アンインストールプロセスは、特定のディレクトリにインストールされている Siebel 製品に基づきます。アンイン

ストーラスクリプト($Siebel_Root¥_uninst¥ses¥uninstall.ksh)を実行すれば、アンインストーラの親

ディレクトリにインストールされている特定の製品をアンインストールできます。ただし、クラスタ化されたノード

をアンインストールする手順だけは例外です。このタイプのアンインストールについては、『Deployment PlanningGuide』を参照してください。

注意: 正しくアンインストールするためには、インストールプロセスで作成されたアンインストーラを使用する必要

があります。Siebel 製品のディレクトリを削除して製品をアンインストールしないでください。

以前のバージョンの Siebel Applications のアンインストール以前のバージョンの Siebel eBusiness Applications をアンインストールするには、そのバージョンに対して保証

されたアンインストール方法に従う必要があります。6.x.x、7.0.x、または 7.5.x のアンインストールについては、

インストールされたバージョンに適した『Siebel Server インストールガイド』(このガイドの以前のバージョン)

を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 257

Page 258: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel eBusiness Applications のアンインストール ■ Siebel 7.7 のアンインストール

Siebel 7.7 のアンインストールバージョン 7.7 をアンインストールするには、インストールしたユーザーと同一ユーザーであるか、または同じグ

ループに属している必要があります。

注意: サーバーをアンインストールするときは、常に Siebel Enterprise のすべての Siebel Server が削除され、

Siebel Server の停止のみをおこなった後で、最後に Siebel Gateway Name Server をアンインストールします。

アンインストールウィザードが、自動的に Siebel Gateway Name Server を停止します。Siebel Gateway NameServer をアンインストールする前に停止すると、次のようなエラーメッセージが表示されます。

次のステップで設定を変更している時にエラーが見つかりました: RmNSDef, RmNSEntDef

Siebel Server をアンインストールするには

1 Siebel Server プロセスを停止します。

2 新しいシェルを開きます。

3 $SIEBEL_ROOT/_uninstに移動して、次のコマンドを入力します

uninstall.ksh ses [optional arguments]

ここでは、

[optional arguments]は、アンインストーラに渡される任意の有効な引数(コンソールモードで実行するた

めの

-is:javaconsole -consoleなど)です。

備考:不完全なインストールや正しく実行されていないインストールコンポーネントをアンインストールする場合

および $SIEBEL_ROOTディレクトリに _uninstファイルがない場合は、技術サポートにお問い合わせください。

[アンインストーラ]画面が表示され、このディレクトリにインストールされている製品が一覧表示されます。

4 [アンインストーラ]画面でアンインストールする製品を選択し、[次へ]をクリックします。

備考: Siebel Gateway Name Server、Siebel Server、および Siebel DB Server をすべて $Siebel_Root

にインストールしており、すべてをアンインストールする場合は、この画面でそれらをすべて選択できます。

[アンインストーラの確認]画面が表示されます。

5 アンインストールする製品を確認し、[次へ]をクリックします。

[アンインストーラ進捗]画面が表示され、ファイル削除の進行状況が示されます。

6 アンインストーラに[アンインストーラ成功]画面が表示されたら、[完了]をクリックします。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

258 ■

Page 259: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel eBusiness Applications のアンインストール ■ srvredit を使用した、Siebel Server また

は Siebel Enterprise のアンインストール

Siebel Gateway Name Server をアンインストールするには

1 Siebel Gateway Name Server プロセスを停止します。

2 新しいシェルを開きます。

3 $SIEBEL_ROOT/_uninstに移動して、次のコマンドを入力します

uninstall.ksh ses [optional arguments]

ここでは、

[optional arguments]は、アンインストーラに渡される任意の有効な引数(コンソールモードで実行するた

めの

-is:javaconsole -consoleなど)です。

備考:不完全なインストールや正しく実行されていないインストールコンポーネントをアンインストールする場合

および $SIEBEL_ROOTディレクトリに _uninstファイルがない場合は、技術サポートにお問い合わせください。

[アンインストーラ]画面が表示され、このディレクトリにインストールされている製品が一覧表示されます。

4 [アンインストーラ]画面で Siebel Gateway Name Server を選択し、[次へ]をクリックします。

備考: 続行する前に、このSiebel Gateway Name Serverからサービスを受けているすべてのSiebel Serverがアンインストールされていることを確認してください。

[アンインストーラの確認]画面が表示されます。

5 アンインストールする製品を確認し、[次へ]をクリックします。

[アンインストーラ進捗]画面が表示され、ファイル削除の進行状況が示されます。

6 アンインストーラに[アンインストーラ成功]画面が表示されたら、[完了]をクリックします。

srvredit を使用した、Siebel Server またはSiebel Enterprise のアンインストールsrvredit コマンドラインユーティリティを使用して、次の手順に示すように Siebel Server または SiebelEnterprise を削除できます。

Siebel Server をアンインストールするには

■ 次のように入力します。

srvredit -g SiebelGateway -e SiebelEnterprise -s SiebelServer -x ¥$Server

Siebel Enterprise をアンインストールするには

■ 次のように入力します。

srvredit -g SiebelGateway -e SiebelEnterprise -x ¥$Enterprise

備考: srvredit では、ファイルを削除できません。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 259

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Siebel eBusiness Applications のアンインストール ■ モバイルクライアントおよび専用 Web クラ

イアントのアンインストール

モバイルクライアントおよび専用 Web クライアントのアンインストールSiebel モバイルクライアントまたは専用 Web クライアントをアンインストールするには、[アプリケーションの追

加と削除]から Siebel Systems Uninstallation Manager を実行します。

備考: Siebel モバイルクライアントまたは専用 Web クライアントは、Windows プラットフォームにのみインス

トールできます。

インストール後にユーザーが更新したファイルは削除されません。アンインストール後は、クライアントのインストー

ルディレクトリに残っているファイルを管理者の判断で安全に削除できます。

Siebel Reports Server のアンインストールSiebel Reports Server ソフトウェアをアンインストールするときは、次の手順を確認します。

Siebel Reports Server をアンインストールするには

1 Actuate Process Management Daemon 7 プロセスを停止します。

2 新しいシェルを開きます。

3 $SIEBEL_ROOT/_uninstに移動して、次のコマンドを入力します

uninstall.ksh thirdparty [optional arguments]

ここでは、

[optional arguments]は、アンインストーラに渡される任意の有効な引数(コンソールモードで実行するた

めの

-is:javaconsole -consoleなど)です。

コマンドにはさらに引数を追加できます。詳しくは、75 ページの「インストールコマンド用追加フラグ」を参照

してください。

備考:不完全なインストールや正しく実行されていないインストールコンポーネントをアンインストールする場合

および $SIEBEL_ROOTディレクトリに _uninstファイルがない場合は、技術サポートにお問い合わせください。

[アンインストーラ]画面が表示され、このディレクトリにインストールされている製品が一覧表示されます。

4 [アンインストーラ]画面でアンインストールする製品を選択し、[次へ]をクリックします。

備考: 一度にすべての Reports Server 製品をアンインストールするか、または製品を個別にアンインストール

できます。

[アンインストーラの確認]画面が表示されます。

5 アンインストールする製品を確認し、[次へ]をクリックします。

[アンインストーラ進捗]画面が表示され、ファイル削除の進行状況が示されます。

6 アンインストーラに[アンインストーラ成功]画面が表示されたら、[完了]をクリックします。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

260 ■

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Siebel eBusiness Applications のアンインストール ■ Siebel Tools のアンインストール

Siebel Tools のアンインストールSiebel Tools をアンインストールするには、Windows の[アプリケーションの追加と削除]から Siebel SystemsUninstallation Manager を実行します。

備考: Microsoft Windows プラットフォームにのみ Siebel Tools をインストールできます。

インストール後にユーザーが更新したファイルは削除されません。アンインストール後は、インストールディレクト

リに残っているファイルを管理者の判断で安全に削除できます。

Resonate Central Dispatch のアンインストール以前は、すべての 7.x Siebel Enterprise レベルの展開に必要であった Resonate Central Dispatch(サードパー

ティの負荷分散製品)は、Siebel 7.7 からサポートされなくなりました。

Siebel 7.7 を使用して高可用性システムを運用する方法については、『Deployment Planning Guide』を参照し

てください。

サーバーから Resonate Central Dispatch をアンインストールするには

1 サーバー上の Web Server と Siebel Server プロセスを停止します。

2 必要に応じて孤立したスケジュールルールすべてをクリーンアップします。詳しくは、『Resonate Central Dispatch User Guide』を参照してください。

3 Resonate サイトが正しく動作するように、CDAgent プロセスがすべてのノードで起動されていることを確認します。

4 Dispatch Manager にログインします。

5 Resonate サイトを停止します。

6 Resonate サイトからサーバーを削除して、変更を保存します。詳しくは、使用しているオペレーティングシス

テムに対応した『Resonate Central Dispatch Resonate Commander Installation Guide』を参照してください。

7 ログを調べて、Resonate RXP ドライバ(UNIX のカーネルモジュール)が正しく削除されていることを確認し

ます。削除されていない場合は、RXP コンポーネントを手動で削除します。RXP モジュールが正しく削除され

ていなければ、今後のネットワーク運用に影響するおそれがあります。

8 Resonate アンインストールツールを使用して、サーバーから Resonate ソフトウェアをアンインストールします。詳しくは、使用しているオペレーティングシステムに対応した『Resonate Central Dispatch ResonateCommander Installation Guide』を参照してください。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 261

Page 262: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel eBusiness Applications のアンインストール ■ Enterprise Server 以外または SWSE のア

ンインストール

Enterprise Server 以外または SWSE のアンインストールSiebel Database Server、Siebel CORBA Object Manager、Siebel Web Server Extension(SWSE)、お

よび eAI Connector ファイルをアンインストールするプロセスは、Siebel Server のアンインストールプロセスと

ほとんど同じです。ただし、指定するパラメータが異なります。

こうした製品をアンインストールするには

■ 次のように入力します。

uninstall.ksh product_name [optional arguments]

ここでは、

product_nameは、アンインストールする製品のコードです。コードには、corbaom(CORBA Object Manager)、

eappweb(SWSE)、encryption(Strong Encryption Pack)、ses(Gateway Server、Siebel Server、EAI、

DB サーバー、PIMSI などの Siebel Enterprise Server コンポーネント)、および thirdparty(Siebel ReportsServer)があります。

例:

uninstall.ksh eappweb

uninstall.ksh ses -is:javaconsole -console

uninstall.ksh ses -args SS_SETUP_INI= test.ini

SWSE のアンインストール情報については、262 ページの「SWSE アンインストール後の Web サーバーの復元」を

参照してください。

SWSE アンインストール後の Web サーバーの復元SWSE をアンインストールした後は、次の手順に従って Web サーバーを復元できます。

Web サーバーを復元するには

1 インストール時に作成された、次の例に示すすべてのバックアップ設定ファイルを、Web サーバーディレクトリ

の下の元の場所にコピーします。

config_file_name_backup_timestamp.bak

例:

obj_conf_020714204932.bak

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

262 ■

Page 263: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel eBusiness Applications のアンインストール ■ サーバーからの Siebel 言語パックのアンイ

ンストール

Solaris

■ start

■ config/mime.types

■ config/obj.conf

■ config/magnus.conf

AIX および HP-UX

■ conf/httpd.conf

■ conf/mime.types

2 (HP-UX のみ)既存の LANG変数をシンボリックリンクが示す実際のディレクトリにリセットします。環境変数

LANG がシンボリックリンクのディレクトリ名に設定されていると、Siebel Server の Java アンインストーラ

は失敗します。

備考: LANG 変数を univ.utf8 に設定することはできません。このように設定すると、アンインストーラが失敗し

ます。

サーバーからの Siebel 言語パックのアンインストールサーバーから言語パックを選択してアンインストールすることはできません。特定の言語パックをアンインストール

する必要がある場合は、インストール先の Siebel Server をアンインストールして、適切な言語パックとともにそ

の Siebel Server を再インストールする必要があります。

アンインストールプロセスのトラブルシューティング以前のインストールで正しく指示に従っていた場合は、アンインストールは通常簡単です。この項では、アンインス

トールの失敗から回復する方法について説明します。

失敗したアンインストールからの回復アンインストールプロセスで問題が発生した場合は、アンインストールを再度実行できます。この操作では、バック

アップディレクトリ(ses_BAK)内の、アンインストーラで作成されたバックアップを使用して元のインストール状

態が復元されます。次に、障害の原因に処置を施し、アンインストールプロセスを完了するために 3 回目のアンイン

ストールを実行できます。

備考: 回復メカニズムは、アンインストールプロセスが失敗した場合にしか利用できません。正常に終了したアンイ

ンストールを元に戻すために回復メカニズムを利用することはできません。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 263

Page 264: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel eBusiness Applications のアンインストール ■ 新バージョンの Siebel eBusiness Applications への移行

新バージョンの Siebel eBusiness Applications への移行新バージョンの Siebel eBusiness Applications に移行する場合は、『アップグレードガイド』の手順を参照してく

ださい。新しいデータベースプラットフォームに移行する場合は、Siebel エキスパートサービスまでお問い合わせく

ださい。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

264 ■

Page 265: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

A 展開計画ワークシート

新しい Siebel Enterprise Server をインストールするたびに、展開チームの各メンバー用にこのワークシートをコ

ピーする必要があります。このワークシートには、次の項が含まれています。

■ 265 ページの「チームリーダー用サマリーデータ」

■ 266 ページの「Enterprise Server 名およびインストールディレクトリ」

■ 266 ページの「Siebel アカウント、ホスト名、静的 IP データ」

■ 267 ページの「クラスタ展開に関するデータ」

■ 268 ページの「ポートおよび RDBMS の詳細に関するデータ」

チームリーダー用サマリーデータ

第 1 項: 展開チームのメンバー

第 2 項: 展開の概要

RDBMS タイプ:

展開チームリーダー

Siebel 管理者

システム管理者

データベース管理者

コンポーネント名 バージョン コードページ/

Unicode所有者 ユーザー数 サーバー OS

Database Server

Siebel Server

Web サーバー

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 265

Page 266: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

展開計画ワークシート ■ Enterprise Server 名およびインストールディレクトリ

Enterprise Server 名およびインストールディレクトリインストールする Enterprise Server ごとにコピーしてください。

第 3 項: サーバー名

Siebel アカウント、ホスト名、静的 IP データインストールする Enterprise Server ごとにコピーしてください。

第 4 項: Siebel アカウント情報

第 5 項: ホスト名および静的 IP アドレス

コンポーネント名 ネットワークホスト名 インストールディレクトリ

Enterprise Server /

Siebel Root

Siebel Server

Siebel Database Server

File System

Siebel Gateway Name Server

Siebel CORBA Object Manager(省略可)

Web サーバー

ログイン/ユーザー ID パスワード

Siebel サービスオーナー

匿名従業員ユーザー ID

担当者ユーザー ID

セキュリティユーザー ID(LDAP)

サーバー名 静的 IP /ホスト名 サブネットマスク

Siebel Gateway Name Server

Enterprise Server(サードパー

ティのロードバランサーを使用する

場合は Load Balancer VIP)

Siebel Server

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

266 ■

Page 267: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

展開計画ワークシート ■ クラスタ展開に関するデータ

クラスタ展開に関するデータ共有ディスクのパーティションごと(H:¥、I:¥、J:¥ など)にコピーしてください。リソースグループのクラスタ化

は任意です。

第 6 項: クラスタリソースグループ

第 7 項: クラスタ構成

リソースグループ ネットワーク名 IP アドレス/マシン名

Siebel Gateway

Siebel File System

Siebel Database Server

サーバータイプ ネットワークホ

スト名

クラスタ IPアドレス リソースグループ IPアドレス

サブネット

Gateway ノード 1

Gateway ノード 2

Siebel File Systemノード 1

Siebel File Systemノード 2

クラスタグループ ハートビート IP アドレス ハートビートサブネット

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 267

Page 268: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

展開計画ワークシート ■ ポートおよび RDBMS の詳細に関するデータ

ポートおよび RDBMS の詳細に関するデータ

第 8 項: ポートおよび ODBC データソース名インストールする Enterprise Server ごとにコピーしてください。

備考: 使用するデータベースが、z/OS および OS/390 用の IBM DB2 UDB の場合は、Siebel Database Server専用の展開計画ワークシートが『Implementing Siebel eBusiness Applications on DB2 UDB for z/OS andOS/390』にあります。

第 9 項: データベース情報

リモートユーザー用の

Synchronization Manager

リクエストマネージャ

(オプション)

Siebel Connection Broker

ODBC データソース名

その他のポート

項目(適応される場合) 値

RDBMS OS プラットフォーム、バージョン

およびパッチ

RDBMS OS プラットフォーム、バージョン

およびパッチ

DB サーバー

ホストインスタンス名

データベース名

ポート番号

テーブルオーナーおよびパスワード

テーブルスペース名、使用方法(データまたは

インデックス)およびページサイズ

テーブルスペース名、使用方法(データまたは

インデックス)およびページサイズ

テーブルスペース名、使用方法(データまたは

インデックス)およびページサイズ

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

268 ■

Page 269: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

B サーバーコンポーネントの有効化

ここでは、Siebel eBusiness Applications バージョン 7.x のユーザーが有効にする必要のある、すべてのサーバー

コンポーネントおよびビジネスサービスの一覧を示します。

たとえば特定のコンポーネントだけをクラスタの一部として操作したい場合は、1 つの Siebel Server 上で個々の

サーバーコンポーネントを有効にし、別の Siebel Server やサーバー上でほかのコンポーネントを有効にすること

ができます。

備考: 有効化するコンポーネントについて、MaxTasks および MinMTServers のようなパラメータを設定して、コ

ンポーネントをビジネス要件に合わせて設定する必要がある場合があります。詳しくは、『パフォーマンスチューニン

グガイド』および『Siebel システム管理ガイド』を参照してください。詳しくは、Siebel SupportWeb 上の

『Technical Note 388』を参照してください。

サーバーコンポーネントグループの有効化表 22 に示されているコンポーネントグループは Siebel Server 上にあり、特定の製品を機能させるために有効にす

る必要があります。これらのコンポーネントは、Siebel Server の初期設定時に有効にするか、初期設定後は ServerManager を使っていつでも有効にできます。

備考: System Management コンポーネントグループはデフォルトで有効になっていて、無効にできません。

表 22 有効にする必要があるサーバーコンポーネント

コンポーネントグループ コンポーネントグループのメンバー

Assignment Management Batch Assignment

Assignment Manager

Communications Management Communications Session Manager

Communications Configuration Manager

Communications Inbound Receiver

Communications Inbound Processor

Communications Outbound Manager

Email Manager

Page Manager

Smart Answer Manager

Content Center Content Project Publish

Content Project Start

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 269

Page 270: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

サーバーコンポーネントの有効化 ■

Credit Assign Incentive Compensation Credit Assignment

Incentive Compensation Credit Assignment Database

Incentive Compensation Rule Manager Service

Incentive Compensation Credit Rules to AM RulesUpdate Manager

Data Quality Data Quality Manager

Dun and Bradstreet D&B Update Mgr(D&B)

D&B Update Mgr(Siebel)

D&B Update Mgr(Multi-task)

Siebel Employe Relationship Management(ERM)

ERM Compensation planning Service

eTraining Object Manager

Enterprise Application Integration(EAI)

MQSeries Server Receiver

MQSeries AMI Receiver

Business Integration Manager

Business Integration Batch Manager

Enterprise Integration Mgr

EAI Object Manager

MSMQ Receiver

JMS Receiver

MSMQ Receiver

Field Service Appointment Booking Engine

Field Service Cycle Counting Engine

Field Service Mobile Inventory Transaction Engine

Service Order Part Locator Engine

Preventive Maintenance Engine

Field Service Replenishment Engine

Optimization Engine

Field Service Object Manager

Service Order Fulfillment Engine

Forecast Service Management Forecast Service Manager

表 22 有効にする必要があるサーバーコンポーネント

コンポーネントグループ コンポーネントグループのメンバー

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

270 ■

Page 271: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

サーバーコンポーネントの有効化 ■

Handheld Synchronization Siebel Service Handheld 7.5

Handheld Sales CE

Incentive Compensation Incentive Compensation Mgr

ICM Order Import

ICM CalcWkbk Import

ICM Calc Engine

ICM Quota Import

ICM Container Calculation

ICM Container Recalculation

Marketing Server List Import Service Manager

Marketing Object Manager Marketing Object Manager

eMarketing Object Manager

eEvents Object Manager

Oracle Connector Oracle Receiver

SAP Connector SAP Send Transaction

SAP Process Transaction

SAP BAPI tRFC Receiver

SAP IDOC Receiver for MQ Series

SAP IDOC AMI Receiver for MQ Series

Siebel Core Reference Application Components(CRA)

Siebel Core Reference Application Object Manager

Sales Hierarchy Service(SalesHierSvc) Sales Hierarchy Service Manager

Siebel Anywhere Upgrade Kit Builder

Siebel eChannel Partner Manager Object Manager

eChannel Object Manager

Siebel eDocuments1 Document Server

Siebel Call Center Call Center Object Manager

eService Object Manager

Siebel Dynamic Commerce Dynamic Commerce

Dynamic Auto Close

Dynamic Commerce Alerts

表 22 有効にする必要があるサーバーコンポーネント

コンポーネントグループ コンポーネントグループのメンバー

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 271

Page 272: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

サーバーコンポーネントの有効化 ■

Siebel ISS eSales Object Manager

eCustomer Object Manager

Siebel Product Configuration Object Manager

Siebel Remote Database Extract

Parallel Database Extract

Generate New Database

Replication Agent

Synchronization Manager

Transaction Merger

Transaction Processor

Transaction Router

Siebel Sales Sales Object Manager

Siebel Mobile Connector Object Manager

Sales Hierarchy Service Component Sales Hierarchy Service Manager

Siebel to Siebel Connector HA Upgrade MQSeries Server Receiver

Siebel to Siebel MQSeries Receiver

Siebel to Siebel MSMQ Receiver

Siebel Wireless Siebel eChannel Wireless

Siebel Self-Service Wireless

Siebel Sales Wireless

Siebel Service Wireless

System Management(デフォルトで有効になっているため、

Siebel ソフトウェア設定ウィザードの[コン

ポーネント有効]画面には表示されません)。

Server Manager

Siebel Server

Siebel Server Scheduler

Server Request Broker

Server Request Processor

File System Manager

Client Administration

Administration Notification Component

Connection Broker

Server Table Cleanup

表 22 有効にする必要があるサーバーコンポーネント

コンポーネントグループ コンポーネントグループのメンバー

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

272 ■

Page 273: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

サーバーコンポーネントの有効化 ■

Workflow Management Workflow Action Agent

Workflow Monitor Agent

Workflow Process Manager

Workflow Process Batch Manager

Generate Triggers

Workflow Recovery Manager

PIM Server Integration Management PIMSI Engine

1. Siebel eDocuments コンポーネントは、Document Server 専用のホストマシンにインストールする必要があります。詳しくは、『アプリケーション管理ガイド』を参照してください。

表 22 有効にする必要があるサーバーコンポーネント

コンポーネントグループ コンポーネントグループのメンバー

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 273

Page 274: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

サーバーコンポーネントの有効化 ■

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

274 ■

Page 275: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

C Siebel サンプルデータベースのデモユーザー

この付録には、各種 Siebel アプリケーション用の Siebel サンプルデータベースで定義されているデモユーザーが記

載されています。次のトピックが含まれています。

■ 275 ページの「Siebel eBusiness Applications のデモユーザー」

■ 283 ページの「Siebel Industry Applications のデモユーザー」

備考: デモユーザーを使用して Siebel デモアプリケーションにログインする方法については、193 ページの「Siebelクライアントのショートカットおよび起動オプション」を参照してください。

Siebel eBusiness Applications のデモユーザーこの項では、Siebel eBusiness Applications 用にインストールした Siebel サンプルデータベースで使用できるデ

モユーザーについて説明します。

Siebel Call Center のデモユーザー

表 23 に、Siebel Call Center のデモユーザーを示します。

表 23 Siebel Call Center のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

CCHENG Casey Cheng /

ユニバーサル要員

Siebel Call Center

ユニバーサル

要員

Cheng は、全タイプのサービ

スリクエスト(電子メール、着

信コール、Web コラボレー

ションセッションリクエス

ト)を処理する。その他、発

信コールによるキャンペーン

を実行する。

TARNOLD Ted Arnold /

テレセールス

要員

Siebel Call Center

テレセールス

要員

Arnold は、主に発着信による

テレマーケティングやテレ

セールスを行う。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 275

Page 276: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel eBusiness Applications のデモユーザー

VTAYLOR Vic Taylor /コールセンター

副所長

Siebel Call Center

コールセンターマ

ネージャ

Taylor は、毎日のコールセン

ター業務で権限を果たせるよ

うに、Siebel Call Center 管理機能の標準ユーザーに設定

されている。Siebel Analytics 機能を使用して実

績と ROI を評価し、分析結果

に基づいて戦略を決定する。

EMODI Emily Modi /契約マネージャ

Siebel Call Center

コンサルティング

マネージャ

Modi は、商談管理、クライア

ントとの交渉、契約、財務レ

ポート作成と財務管理など、

日常のコンサルティング業務

の管理を担当する。

GABBO Glen Abboline /

IT 技術者

Siebel Professional Services

コンサルタント Abboline は、スタッフ配属な

どの日常のプロジェクト管理

業務を担当する。

GCLARK Gary Clark /

コンサルタント

Siebel Professional Services

コンサルティング

マネージャ

Clarkは、日常のコンサルティ

ング業務の管理を担当する。

表 23 Siebel Call Center のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

276 ■

Page 277: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel eBusiness Applications のデモユーザー

Siebel Customer Order Management のデモユーザー

表 24 に、Siebel Customer Order Management のデモユーザーを示します。

表 24 Siebel Customer Order Management のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

JADAMS Jamie Adams / IT部門副部長

Siebel Customer Order Management

Web 企業ユー

ザー

Adams は Siebel Advisor を

使用してオンラインでガイダン

スやアドバイスを受け、Siebel eCatalog で製品オファーを参

照する。また、Siebel Configurator と Pricer でオーダーの設定と価格付けを行

い、Siebel eSales を使用して

オンラインで販売情報をチェッ

クする。

MCARLSON Mike Carlson /

営業副部長

Siebel Customer Order Management

Web 購買マネー

ジャ

Carlson は、Siebel Systemsの顧客で Marriott International に勤務する。

Siebel オンラインセルフサー

ビス製品を使用して問題の解決

策を探り、購入済みまたは購入

計画中の Siebel 製品に関する

情報を収集する。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 277

Page 278: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel eBusiness Applications のデモユーザー

Siebel ERM のデモユーザー

表 25 に、Siebel ERM のデモユーザーを示します。

表 25 Siebel ERM のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

APARKER Ashley Parker /

製品ライン

管理者

Siebel ERM Administrator

ERM ユーザー、

Siebel 管理者

Parker は、目標を設定し、ト

レーニングクラスを受け持

ち、SR をファイルする従業

員。Parker は、すべての管

理機能を実行できる管理者

でもある。

JRUBIN Jason Rubin /

部長、製品マー

ケティング

Siebel ERM ERM マネージャ、

ERM 分析マネー

ジャ

Rubin は、ERM デモで最も

頻 繁 に 使 用 さ れ る 社 員。

Rubin は組織の中間管理職

で、承認の権限を持ち、組織

内に自分の部下を持ってい

る。また、特定の分析ダッ

シュボードのビューを持ち、

個別の作成者として行動す

る権限を持つ。

MSALTEN Mark Salten /

IT 部門本部長兼

CIO

Siebel ERM ERM マネージャ、

ERM 分析ヘルプ

デスク

Salten は、内部ヘルプデスク

のパフォーマンスに関連する

重要な基準を閲覧できる最高

情報管理責任者(CIO)。

NMENDEZ Narina Mendez /人

事副責任者

Siebel ERM ERM マネージャ、

ERM 分析 HRMendez は人事部門の役員

で、従業員のパフォーマンス

基準を表示する重要な分析

を閲覧できる。

EHOLDEN Ed Holden /

製品マーケティ

ング副責任者

Siebel ERM ERM マネージャ、

ERM 分析 VPHolden は、コンポーネント

プランの承認を行い、組織全

体の分析を閲覧する副責任

者で、Jason Rubin の上司

でもある。

TSMITH Tom Smith /会

長兼 CEO

Siebel ERM ERM マネージャ、

エグゼクティブ分

析ユーザー

Smith は、重要な分析を閲覧

し、企業の戦略を設定するエ

グゼクティブ。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

278 ■

Page 279: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel eBusiness Applications のデモユーザー

Siebel Field Service のデモユーザー

表 26 に、Siebel Field Service のデモユーザーを示します。

Siebel Marketing のデモユーザー

表 27 に、Siebel Marketing のデモユーザーを示します。

表 26 Siebel Field Service のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

DCOLLINS Dana Collins /

発送係

Siebel Service 発送係 Collins は、担当者を現場に

派遣する必要のある顧客か

らの依頼に対応する。

FROBERTS Fred Roberts /

現場勤務技

術者

Siebel Service フィールドサービス

上級技術者

Roberts は Siebel Systems のサービスチー

ムで働く現場勤務技術者。

現場に出向いて修理を行

い、欠陥部品を交換する。

SMURPHY Seth Murphy /

サービス管

理者

Siebel Service サービス管理者 Murphy はサービス業務の

すべてを管理する。

表 27 Siebel Marketing のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

LAPPLE Linda Apple /

マーケティングア

ナリスト

Siebel Marketing マーケティング分析

ユーザー

Apple は、Siebel Marketing を使用して、

マーケティングキャンペー

ンのデータを分析する。

MMARINO Mary Marino /

eMarketing マ

ネージャ

Siebel eMarketing

マーケティング分析

ユーザー

Marino は、Siebel eMarketing を使用して

電子メールや Web キャ

ンペーンを管理する。

BANDERS Brian Andersen /

ビジネスアナ

リスト

Siebel Marketing ビジネスアナリスト Andersen は、Siebel Marketing を使用して、

マーケティングキャンペー

ンのデータを分析する。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 279

Page 280: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel eBusiness Applications のデモユーザー

Siebel PRM のデモユーザー

表 28 に、Siebel PRM のデモユーザーを示します。

PMILLER Pat Miller /マー

ケティング本部長

Siebel Marketing マーケティングエグ

ゼクティブ

Miller は、Siebel Marketing を使用してマー

ケティングキャンペーンや

その他の効果を監視し、分

析データを分析する。

MMAY Marion May /

マーケティング

管理者

Siebel Marketingおよび Siebel Events Manager

マーケティング管

理者

May は、さまざまなタイ

プのマーケティングキャン

ペーンとイベントを企画

し、実行する。

RUTAH Robin Utah /

顧客

Siebel Events(対顧客)

Web 登録ユーザー Utah は、Siebel Events Web サイトを使用してイ

ベントに登録した顧客。

表 28 Siebel PRM のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

CELLIS Cory Ellis /チャ

ネル副部長

Partner Manager チャネルオペ

レーションマ

ネージャ

CMAX Chris Max /チャ

ネルマーケティン

グマネージャ

Partner Manager チャネルマーケ

ティングマネー

ジャ分析ユー

ザー

Max は Siebel PartnerManager を使用してコン

サルティングパートナーと

の関係を管理する。

CMORRIS Colby Morris /

パートナー管理者

Partner Manager チャネル取引先

マネージャ

Morris は Siebel PartnerManager を使用して、担

当の再販パートナーとの関

係を管理する。パートナー

組織を通じてマーケティン

グ、販売、サービス活動を

行い、パートナー組織の実

績を査定する。

COBRIEN Clay Obrien /

チャネルオペレー

ションマネージャ

Partner Manager チャネルオペ

レーションマ

ネージャ

表 27 Siebel Marketing のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

280 ■

Page 281: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel eBusiness Applications のデモユーザー

TANGEL Ted Angel /上級

チャネルエグゼク

ティブ

Partner Portal チャネルエグゼ

クティブ

CDOUGLAS Charles Douglass /社長

Partner Manager パートナーオペ

レーションマ

ネージャ

OMANN Owen Mann /

パートナーオペ

レーションエー

ジェント

Partner Portal パートナーオペ

レーション分析

ユーザー

RMARLOW Robin Marlow /

パートナー販売管

理者

Partner Portal パートナーエグ

ゼクティブ

Marlow は Siebel Partner Portal を使用して、Siebel Systems との共同作業で

マーケティング、販売、

サービス面での顧客とのや

り取りの効率を上げる。

SMARTINS Sam Martins /

パートナーサービ

ス要員

Partner Portal パートナー保守

担当者分析ユー

ザー

SMOSS Sam Moss /パー

トナー販売管理者

Partner Portal パートナーエグ

ゼクティブ

SREED Shawne Reed /

パートナーマーケ

ティングエージェ

ント

Partner Portal パートナーマー

ケティングエー

ジェント

SMEIZEN Sandy Meizen /

パートナーサービ

ス管理者

Partner Manager パートナー営業

員-ワイヤレス

SROBERTS Stacey Roberts /

パートナー営業員

Partner Portal パートナー営業

員-ワイヤレス

表 28 Siebel PRM のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 281

Page 282: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel eBusiness Applications のデモユーザー

Siebel Sales のデモユーザー

表 29 に、Siebel Sales のデモユーザーを示します。

表 29 Siebel Sales のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

MSTERN Madison Stern /

地 域 担 当 マ ネ ー

ジャ

Siebel Sales 営業管理者 Stern は、Siebel Sales を使

用して、全担当者とチームの

売上/売上予想の情報を管理

する。

NSACHS Nancy Sachs/北

米担当副営業部長

Siebel Sales マルチ組織管理者 Sachs は、Siebel Sales を使

用して、担当者、チームおよび

組織の売上/売上予想の情報

を管理する。また、パイプライ

ン売上と売上予想を分析する。

TSMYTHE Terry Smythe /

地区管理者

Siebel Sales フィールド営業員 Smythe は、Siebel Sales を

使用して、全担当者の売上/売

上予想の情報を管理する。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

282 ■

Page 283: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Industry Applications のデモユーザーこの項では、Siebel Industry Applications 用にインストールした Siebel サンプルデータベースで使用できるデ

モユーザーについて説明します。

Siebel Automotive のデモユーザー

表 30 に、Siebel Automotive のデモユーザーを示します。

表 30 Siebel Automotive のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

BATKINS Bill Atkins Siebel eCustomer

Web 登録ユー

ザー

Atkins は、すべての営業、

サービス、マーケティング活

動の対象となる顧客。

AALEXIS Andrea Alexis Siebel Automotive

自動車顧客保守

担当者

AlexisはOEM担当従業員で、

Siebel Automotive を使用

して、Captive Finance 関

連の活動を含め、すべての顧

客関係を管理する。

HABEL Henry Abel Siebel Automotive

自動車フィール

ドマネージャ

Abel は OEM 担当従業員で、

Siebel Automotive を使用し

て、Captive Finance 関連の

ビジネスを含め、すべての

ディーラー関係を管理する。

CAUSTIN Chris Austin Siebel Marketing

自動車マーケ

ティングマネー

ジャ

Austin は OEM 従業員で、

Siebel MarketingとSiebelAnalytics を使用してすべて

のマーケティング活動を管

理する。

GMORRIS Gus Morris Siebel Dealer 自動車ディー

ラー担当部長

Morris はディーラーの部長

で、Siebel Dealer を使用し

て、マーケティングキャン

ペーン、OEM 関係、および

ディーラーのユーザーとすべ

ての販売管理者を管理する。

SAGNES Sophia Agnes Siebel Dealer 自動車ディー

ラーセールスア

シスタント

Agnes はディーラーの受付

で、顧客を適切な販売担当者

またはサービス担当者に案

内する。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 283

Page 284: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Communications, Media & Energy: Energy のデモユーザー

表 31 に、SiebelCommunications, Media & Energy: Energy のデモユーザーを示します。

SAMOORE Samantha Moore

Siebel Dealer 自動車ディー

ラー営業管理者

Moore はディーラーの販売

管理者で、Siebel Dealer を

使用してディーラーで自分

のセールスコンサルタント

チームを管理する。

SCHAN Scott Chan Siebel Dealer 自動車ディー

ラーセールスコ

ンサルタント

Chan はディーラーのセール

スコンサルタントで、SiebelDealer を使用して自動車の

販売を管理する。

表 31 Siebel Communications, Media & Energy: Energy のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

TWELLS Tony Wells /北

東 部 担 当 顧 客

サービス担当者

Siebel Energy ENY 顧客サービ

ス担当者

表 30 Siebel Automotive のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

284 ■

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Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Communications, Media & Energy: Media のデモユーザー

表 32 に Siebel Communications, Media & Energy: Media のデモユーザーを示します。

Siebel Communications, Media & Energy: Wireless のデモユーザー

表 33 に、Siebel Communications, Media & Energy: Wireless のデモユーザーを示します。

表 32 Siebel Communications, Media & Energy: Media のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

CMARSH Chris Marsh /

顧客

Customer CME Web 登録ユー

ザー

Marsh は、Siebel eCustomer for Media を

使用して、サービスに登

録する。

BEDINGER B Edinger /

フィールド営業

部長

Siebel Power Communications

COM 販売管理者 Edinger は、MillenniumWorld Communicationsの販売管理者。

TMILLER Toni Miller /顧客

サービス担当者

Siebel Power Communications

COM 顧客サービ

ス担当者

Millerは、Siebel Mediaを

使用して、顧客情報にアク

セスする。

表 33 Siebel Communications, Media & Energy: Wireless のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

CWATSON Cory Watson /

顧客サービス担

当者

Siebel Power Communications

COM 顧客サービ

ス担当者

Watson は、Siebel Communications Wireless を使用して、顧

客情報にアクセスする。

PWEATHER Pat Weathers /

顧客

Customer CME Web 登録ユー

ザー

Weathers は、Siebel eCustomer for Media を

使用して、サービスに登録

する。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 285

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Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Communications, Media & Energy: Wireline のデモユーザー

表 34 に、SiebelCommunications, Media & Energy: Wireline のデモユーザーを示します。

Siebel Consumer Sector: Apparel and Footwear のデモユーザー

表 35 に、Siebel Consumer Section: Apparel and Footwear のデモユーザーを示します。

表 34 Siebel Communications, Media & Energy: Wireline のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

KALLISON Kate Allison /

顧客

Customer CME Web 登録ユー

ザー

Allison は、Siebel eCustomer for Wirelineを使用して、サービスに登

録する。

SROBERTS Shirley Roberts /

顧客

Customer CME Web 企業ユー

ザー

Roberts は、Siebel eCustomer for Wirelineを使用してビジネス活動を

管理する。

MNASH Mike Nash /

フィールド営業員

Siebel Power Communications

COM フィール

ド営業員

Nash は、Siebel Communications を使用

して商談を管理し、見積り

とオーダーの確認を行う。

SCOLLINS Sue Collins /顧

客サービス担当者

Siebel Power Communications

COM 顧客サー

ビス担当者

Collins は、Siebel Communications を使用

して、顧客情報にアクセス

する。

表 35 Siebel Consumer Sector: Apparel and Footwear のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

BYOUNG Brian Young / AF購入者(Partner Portal)

Siebel PRM Partner Portal for AF

AF 購入者

(Partner Portal)

Young は、Apparel and Footwear 取引先の購入者。

MAUSTIN Mike Austin /

AF マーケティング

管理者

Siebel Apparel and Footwear Sales

AF マーケティン

グ管理者

Austin は、Apparel and Footwear 取引先のマーケ

ティング管理者。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

286 ■

Page 287: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Consumer Sector: Consumer Goods のデモユーザー

表 36 に、Siebel Consumer Sector: Consumer Goods のデモユーザーを示します。

SMOSS Sandy Moss / AF販売管理者

Siebel Apparel and Footwear Sales

AF 販売管理者 Apparel and Footwear取引先を担当する販売管理

者。

TARNOLD Ted Arnold / AF主要取引先管理者

Siebel Apparel and Footwear Sales

AF 主要取引先

管理者

Arnold は、Apparel and Footwear 取引先を担当す

る、主要取引先管理者。

表 36 Siebel Consumer Sector: Consumer Goods のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

CCARNEY Chris Carney /

コールセンター

エージェント

Siebel eConsumer Goods Call Center

CG ユニバーサル

要員

Carney は顧客サービス

のコールセンターエー

ジェント。Web 上での

問い合わせも処理する。

MMEYERS Marty Meyers /

アシスタントブラ

ンドマネージャ

Siebel Consumer Goods Marketing

CG XX マーケティ

ング管理者

Meyers は、マーケ

ティングプログラムの

設定とプログラムの管

理を行う。

LSTREET Lisa Street /小売り店担当者

Siebel Consumer Goods and Customer

CG XX 小売り店担

当者(eChannel)Street は、陳列と商品

在庫の管理を行う。

TMARTIN Tim Martin /

トレードマーケ

ティング

Siebel Consumer Goods Sales およ

び Siebel Consumer Goods Marketing

CG XX トレード

マーケティング管

理者

Martin は、トレード

マーケティング管理者。

JSTANLEY Jeff Stanley /

マーケティング

副部長

Siebel Consumer Goods Marketing

CG マーケティン

グ副部長

Stanley は、予算の確

認、承認、および設定を

行う。

表 35 Siebel Consumer Sector: Apparel and Footwear のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 287

Page 288: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

BPARKER Billy Parker /

控除エージェント

Siebel Consumer Goods Sales

CG 控除エージェ

ント

Parker は、すべての

控除の問題を解決する

権限を持つ。

CSTAMPS Colby Stamps /

顧客財務サービス

マネージャ

Siebel Consumer Goods Sales

CG CFS 管理者 Stamps は、直属の部

下として財務要員を持

つ、財務管理者。

KDRESEL Kelly Dresel /小売り販売営業員

Siebel Consumer Goods Sales

CG 小売り販売営

業員

Dresel は、小売店に

サービスを行う権限を

持つ。

RMARCKS Ricky Marks /

CG 小売り販売管

理者

Siebel Consumer Goods Sales

CG 小売り販売管

理者

Marks は、直属の部下

として小売り販売営業

員を持つ小売り販売管

理者。

VPRATT Vick Pratt /上級副部長

Siebel Consumer Goods Sales

CG 上級副部長 Pratt は、販売、マー

ケティング、財務、オ

ペレーション担当の副

部長。

CTRIPP Courtney Tripp /主要

取引先管理者

Siebel Consumer Goods Sales and Handheld

CG 主要取引先管

理者

Tripp は、選択した取引

先で、ボリュームの増

加を促すための計画と

プロモーションを作成

する。

DLIVERY Del Livery /

配達担当者

Siebel Consumer Goods Sales and Handheld

CG 配達担当者-

CELivery は、現場でハン

ドヘルドデバイスを使

用する、小売り販売営

業員。

MROBINS Max Robins /

マーチャンダイズ

担当者

Siebel Consumer Goods Sales and Handheld

CG 小売マーチャ

ンダイズ担当者-CE

Robins は、ハンドヘル

ドデバイスを使用する、

小売取引先の小売マー

チャンダイズ担当者。

表 36 Siebel Consumer Sector: Consumer Goods のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

288 ■

Page 289: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Financial Services: Healthcare のデモユーザー

表 37 に、Siebel Financial Services: Healthcare のデモユーザーを示します。

表 37 Siebel Financial Services: Healthcare のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

LANDREWS Louise Andrews /コー

ルセンターエー

ジェント

Healthcare Call Center

HCエージェン

ト-コールセン

ター

Andrews は医療プランを担

当しており、メンバーとのプ

ロバイダサービスコールの処

理を行う。

TWATSON Tom Watson /

グループ営業員

Healthcare Sales

HC 営業員-グ

ループ

Watson は医療プランを担当

しており、グループ販売の

エージェントとブローカーと

協力して作業する。

WWU Wendy Wu /

健康保険ブロー

カー

Agent Portal HC ブローカー Wu は、パートナー組織

(保険代理店またはブロー

カー)に勤務している。

JJUDD Jerry Judd /

会計士

Customer Portal and Enrollment Portal

Web 企業ユー

ザー

Judd は、医療プランメン

バー。

SREED Sheila Reed /

給付金管理者

Group Portal HC 管理者-雇用

主グループ

Reed は、雇用主グループま

たは TPA(サードパーティの

管理者)。

BGRANT Bob Grant /訪問コーディ

ネータ

Provider Portal HC 診療アシスタ

ント- Provider Portal

Grant は、整骨医院またはク

リニックに勤務している。

FMILLER Fred Miller /

マーケティング

本部長

Marketing FIN アナリス

ト-マーケ

ティング

Miller は Siebel Finance Marketing と Siebel Analytics を使用して、重要

なビジネスの原動力となるも

のを評価し、作成および実行

すべきマーケティングキャン

ペーンを決定する。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 289

Page 290: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Financial Services: Institutional Finance のデモユーザー

表 38 に、Siebel Financial Services: Institutional Finance のデモユーザーを示します。

表 38 Siebel Financial Services: Institutional Finance のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

BKEMPER Bonnie Kemper /商

業銀行の部長

Siebel Finance Call Center

IF マネージャ-

商業銀行

Kemper は Siebel Finance Sales を使用して、商業銀行

の個人およびチームの担当者、

商談、融資依頼、売上予想の

情報のすべてを管理する。

CBAXTER Charlie Baxter /関係管理者

Siebel Finance Call Center

IF 銀行員-商業

銀行

Baxter は Siebel Finance Sales を使用して、商業銀行

の個人の担当者、商談、融資

依頼、売上予想の情報のすべ

てを管理する。

EASPEN Eve Aspen /

イベント管理者

Siebel Finance Call Center

IF イベント管理

者-機関販売

Aspenは Siebel Events Manager for Finance を使用

して、機関向けマーケティング

イベントを計画、管理する。

FPRICE Francis Price /

金融アドバイ

ザー-プライ

ベート顧客サー

ビス

Siebel Finance Call Center

IF ブローカー-

財産管理

Price は Siebel Finance を

使用して、リテールブロー

カーと財産管理全般のファイ

ナンスプランニングおよび財

産管理に関する、すべての関

係機能を管理する。

IBARNES Ian Barnes /

本部長

Siebel Finance Call Center

IF 銀行員-

投資銀行

Barnes は Siebel Finance Sales を使用して、Chinese Wall セキュリティ要件に従

い、投資銀行の個人の取引、

売上予想、顧客、イベント情

報のすべてを管理する。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

290 ■

Page 291: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Financial Services: Insurance のデモユーザー

表 39 に、Siebel Financial Services: Insurance のデモユーザーを示します。

ISTONE Irene Stone /

エクィティ売上

本部長

Siebel Finance Call Center

IF 販売管理者-

機関販売

Stone は Siebel Finance Sales を使用し、期間販売用

に顧客の関係、売上、コール

リスト情報を管理する。

MDONAHUE Michael Donahue /上

級管理部長

Siebel Finance Call Center

IF マネージャ-

投資銀行

DonahueはSiebel Finance Sales を使用して、Chinese Wall セキュリティ要件に従

い、投資銀行の顧客の関係を

管理する。また、パイプライ

ン売上と売上予想を総合分析

する。

RADAMS Robert Adams /調査

アナリスト

Siebel Finance Call Center

IF 販売管理者-

機関販売

Adams は Siebel Finance Sales を使用し、顧客の関係

の管理と、調査の管理および

配布を行う。

表 39 Siebel Financial Services: Insurance のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

CANTHONY Chris Anthony /

請求査定人

Siebel Financial Services

IN 請求査定人 Anthony は請求査定人。

CCONWAY Chris Carney /

保険コールセン

ターエージェント

Siebel Financial Services

IN エージェン

ト-コールセン

ター

Conway はコールセン

ター/サービス担当者。

VALONTO Victor Alonto /

営業員

Siebel Financial Services

IN チャネル管

理者

Alonto は、エージェントお

よびブローカーとの関係を

管理する。

BWONG Bill Wong /顧客 Siebel Financial eCustomer

Web 企業ユー

ザー

Wong は顧客(顧客ポー

タル)。

CALLEN Cindy Allen /保険

エージェント

Siebel Insurance Agent Portal

IN エージェン

ト- Agent Portal ユー

ザー

Allen は保険エージェント

(Agent Portal)。

表 38 Siebel Financial Services: Institutional Finance のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 291

Page 292: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Financial Services: Retail Finance のデモユーザー

表 40 に、Siebel Financial Services: Retail Finance のデモユーザーを示します。

表 40 Siebel Financial Services: Retail Finance のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

CABLE Carol Able /

コンタクトセ

ンターエー

ジェント

Siebel Finance Call Center

RF ユニバーサル要

員-コンタクトセン

ター

Able は着信の消費者サービス

リクエストを取り扱い、クロ

スセリングや発信テレセール

スの権限を持つ。

CMICHAEL Christine Michaels /

管理者

Siebel Finance Call Center

RF 副責任者-コン

タクトセンター

Michaels はコールセンターの

発着信を管理する。

EQUITY Erika Quity /

住宅ロー

ン担当者

Siebel Finance Call Center

RF エージェント-

クレジットセンター

サービス

Quity は Siebel Finance Call Center を使用し、住宅ローン、

ホームエクィティ、およびクレ

ジットカードの要求といった消

費者の融資依頼を、コールセン

ターで処理する。

SBUTLER Stacey Butler /上級

コールセン

ターエージェ

ント

Siebel Finance Call Center

RF エージェント-

小規模ビジネスコー

ルセンター

Butler は多目的の小規模ビジ

ネスコールセンターで Siebel Finance Call Center を使用

し、販売とサービスの両方を

処理する。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

292 ■

Page 293: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel High Technology/Industrial Manufacturing のデモユーザー

表 41 に、Siebel High Technology/Industrial Manufacturing のデモユーザーを示します。

表 41 Siebel High Technology/Industrial Manufacturing のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

AGRAHAM Amy Graham /

COOP プログラム

マネージャ

HTIM COOP プログラ

ムマネージャ

チャネルオペレーションマ

ネージャ

AMARTIN Andy Martin /デ

ザイン登録管理者

兼 SPA 管理者

HTIM デザイン登録管

理者

デザイン登録管理者、SPA管理者

ALIM Arlene Lim /

COOP マネージャ

HTIM COOP マネー

ジャ

チャネルパートナーマネー

ジャ

IADAMS Irene Adams /

デザイン登録承認

者兼 SPA 承認者

HTIM デザイン登録マ

ネージャ

デザイン登録マネージャ、

SPA マネージャ

RCHANG Rob Chang /

COOP 専門家

HTIM COOP 専門家 チャネルマーケティングマ

ネージャ

BRANCH Bill Ranch /販売

代理業者営業員

HTIM PRM デザイン登録マ

ネージャ

パートナー販売営業員、SPAマネージャ

JGORDON Jon Gordon /

COOP パートナー

ユーザー

HTIM PRM COOP パート

ナーユーザー

パートナーマーケティング管

理者

RMASON Rick Mason /販

売代理業者営業員

HTIM PRM デザイン登録

個人

パートナー営業員、SPA 個人

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 293

Page 294: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Hospitality のデモユーザー

表 42 に、Siebel Hospitality のデモユーザーを示します。

表 42 Siebel Hospitality のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

EHART Emilia Hart /売上管理者

Siebel Hospitality

TH -売上管理者 Hart は、ホテルの資産の利

用度と潜在的利益を最大化

する権限を持つ。

HOSADMIN Siebel 管理者-

TH /システム

管理者- TH

Siebel Hospitality

TH Hospitality Administratorユーザー

Hospitality 管理者は、

Hospitality アプリケー

ションの管理権限を持つ。

MHAWK Mike Hawk /

オペレーション

管理者

Siebel Hospitality

TH -オペレー

ション管理者

Hawk は、日々のグループ

イベント実行を管理する権

限を持つ。

MSANDERS Mike Sanders /国

内販売管理者

Siebel Hospitality

TH -国内販売管

理者

Sanders は、プロパティ全

体でグループイベントを販

売し、プロパティ全体の活

動の実行を閲覧できる。

PHARG Phil Harg /

営業管理者

Siebel Hospitality

TH -販売管理者 Harg は、特定のプロパ

ティのクライアントにイベ

ントを販売する。

PHALL Pablo Hall /営業管理者

Siebel Hospitality

TH -販売管理者

HLRHall は、特定のプロパティ

のクライアントにイベント

を販売する。

PHAYS Patricia Hays /イベ

ント部長

Siebel Hospitality

TH -イベント

部長

Hays は、ホテル内のすべ

てのイベントの実行の最終

権限を持つ。

SROSS Sandy Ross /

イベントマネー

ジャ

Siebel Hospitality

TH -イベントマ

ネージャ

Ross は、グループイベン

トのイベント実行フェーズ

時の重要なリソースポイン

トとなる。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

294 ■

Page 295: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Life Sciences: Clinical のデモユーザー

表 43 に、Siebel Life Sciences: Clinical のデモユーザーを示します。

表 43 Siebel Life Sciences: Clinical のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

CROSEN Chris Rosen /

臨床担当部長

Siebel Clinical 臨床担当部長 Rosen は Siebel Clinical Manager および Clinical Project and Resource Management を使用し

て、臨床組織内の全プログ

ラムに渡る臨床試験を管

理、追跡する。

CSANDERS Cathy Sanders /

臨床担当マネージャ

Siebel Clinical 臨床担当マネー

ジャ

Sanders は Siebel Clinical Manager および

Clinical Project and Resource Managementモジュールを使用して、割

り当てられた臨床試験プロ

ジェクトを管理する。

CSTONE Cindy Stone /

臨床リサーチア

ソシエート

Siebel Clinical 臨床リサーチアソ

シエート

Stone は Siebel Clinical Manager、Protocol Builder、および Trip Report モジュールを使用し

て、自分のサイトを管理し、

出張レポートを記録する。

CWALKER Connie Walker /

臨床リサーチアソシ

エート

Siebel Clinical 臨床リサーチアソ

シエート

Walker は Siebel Clinical Manager、

Protocol Builder、および

Trip Report モジュールを

使用して、自分のサイトを

管理し、出張レポートを記

録する。

CYOUNG Craig Young /

臨床リサーチアソ

シエート

Siebel Clinical CL 臨床リサーチア

ソシエート-軽度

Young は Siebel Clinicalを使用して、治験書類を管

理する。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 295

Page 296: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Life Sciences: Medical のデモユーザー

表 44 に、Siebel Life Sciences: Medical のデモユーザーを示します。

ASIMON Anna Simon /サ

イト管理者

Siebel Clinical Site Portal

委任顧客管理者サ

イト

Simon は臨床研究者や試

験場コーディネータのため

に、サイトポータルを管理

する。

JALBRIGHT Jill Albright /試験

場コーディネータ

Siebel Clinical Site Portal

登録済み顧客サ

イト

Albright はサイトポータ

ルを使用して、臨床試験の

題目を選別、再選別および

登録する。

表 44 Siebel Life Sciences: Medical のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

MDADMIN Siebel 管理者-

MD /システム

管理者- MD

Siebel Medical LS 管理者 Siebel Medical(医療製品

組織)の管理者。

CALEX Carlos Alex /

エンジニア-

是正措置

Siebel Medical MD 是正措置 Alex は、是正措置と予防活

動を管理する権限を持つ。

PALLEN Paul Allen /

エンジニア-

製品分析

Siebel Medical MD 製品分析 Allen は、製品の問題の主原

因を分析する権限を持つ。

QMANNY Quincy Manny /品質

マネージャ

Siebel Medical MD 品質マネー

ジャ

Manny は、副作用の調査

と厚生労働省提出報告書の

提出を行う品質および安全

性の担当マネージャ。

表 43 Siebel Life Sciences: Clinical のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

296 ■

Page 297: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

RLONDON Rob London /

規制連絡担当

Siebel Medical MD 品質マネー

ジャ

London は、苦情の管理と

副作用の調査を行う権限を

持つ。

SMARQUEZ Susan Marquez /

マーケティング

管理者

Siebel Medical PH マーケティング

管理者

Marquez は、マーケティ

ングキャンペーンを管理す

る権限を持つ。

SMASTERS Sean Masters /顧

客サービス担当者

Siebel Medical MD 顧客サービス

担当者

Masters は顧客サービス担

当者で、顧客の呼び出しと

要求に応じる権限を持つ。

SMICHAEL Seth Michael /フィールドエンジ

ニア

Siebel Medical MD フィールドエ

ンジニア

Michael はフィールドサー

ビスエンジニアで、顧客先

で機器のサービスを管理す

る権限を持つ。

SMILES Sunny Miles /

常務

Siebel Medical MD エグゼクティ

ブ分析

Miles は重役で、組織の業

績を監督する権限を持つ。

SMILIKEN Steve Milike /顧

客サービス管理者

Siebel Medical サービス分析管理者 Miliken はサービスマネー

ジャで、顧客サービスと

フィールドサービスの両方

の権限を持つ。

SMITCHEL Sandy Mitchel /契約管理者

Siebel Medical MD 契約管理者 Mitchel は、契約の作成と

管理を行う権限を持つ。

SMURPHY Samuel Murphy /

営業員

Siebel Medical MD 販売営業員 Murphy は医療製品組織の

営業員。

SMORGAN Sue Morgan /

営業管理者

Siebel Medical MD 販売管理者 Morgan は医療製品組織の

販売管理者。

表 44 Siebel Life Sciences: Medical のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 297

Page 298: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Life Sciences: Pharma のデモユーザー

表 45 に、Siebel Life Sciences: Pharma のデモユーザーを示します。

表 45 Siebel Life Sciences: Pharma のデモユーザー

ユーザー名/パ

スワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

BCARTERS Barbara Carters /プライ

マリ営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma Pulsar 営業員

Carters は Pulsar 部門の

プライマリ主治医を訪問す

る営業員。

CKNIGHT Carol Knight /プライマリ営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma Pulsar 営業員

Knight は Pulsar 部門のプ

ライマリ主治医を訪問する

営業員。

CPARK Christina Park /国内取

引先部長

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 地区管

理者- US 販売

Park は国内の取引先、契約

を管理し、規定の状況と契

約を追跡する。

GSTEVENS Greg Stevens /

プライマリ営

業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma Pulsar 営業員

Stevens は Pulsar 部門の

主治医を訪問する営業員。

ILEVIN Isaac Levin /プ

ライマリ営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma Pulsar 営業員

Levin は Pulsar 部門の主

治医を訪問する営業員。

JKIM Jonathan Kim /専門分

野営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 専門分

野営業員- US 販売

Kim は専門分野販売部門の

営業員。

KCARLTON Kevin Carlton /

プライマリ

営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma Pulsar 営業員

Carlton は Pulsar 部門の

プライマリ主治医を訪問す

る営業員。

LHILL Lynford Hill /プ

ライマリ営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma Pulsar 営業員

Hill は、Pulsar 部門の主治

医を訪問する営業員。

PDAVIDSO Patrick Davidson /プラ

イマリ営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma Pulsar 営業員

Davidson は Pulsar 部門

の主治医を訪問する営業員。

SCARROL Scott Carrol /国内取引先管理者

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 取引先

管理者- US 管理

医療

Carrol は地域国内の取引

先、契約を管理し、規定の

状況と契約を追跡する。

SMILLER Sarah Miller /

地区管理者

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 地区管

理者- US 販売

Miller は地区管理者で、

フィールド要員のチームを

管理する。

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

298 ■

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Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

SPORTER Susan Porter /プライマリ営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- US 販売

Porter は Pulsar 部門の主

治医を訪問する営業員。

Porter は Siebel ePharma を使用して、契

約、取引先、サンプル、イ

ベント、ミーティング、カ

レンダーを管理する。

AGENSCHE Anne Genscher /薬品顧客サー

ビス担当者

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 顧客

サービス担当者

Genscher はドイツに拠点

を置き、顧客のサービス要

求を管理する。

CECKERT Christine Eckert /薬品取

引先要員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Eckert はドイツにおける取

引先要員。

MSONNTAG Matthias Sonntag /薬品

営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Sonntag はドイツの営

業員。

PFISCHER Peter Fischer /

薬品営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Fischer はドイツの営業員。

CMARTIN Claude Martin /薬

品営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Martin はフランスの営

業員。

EDUPONT Eric Dupont /薬品地区管理者

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 地区管

理者- EMEA 販売

Dupont はフランスの地区

管理者で、営業員のチーム

を持つ。

IREAU Isabelle Reau /

薬品営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Reau はフランスの営業員。

VBONTAN Vincent Bontan /薬品

取引先要員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Bontan はフランスの取引

先営業員。

YCOUDERC Yann Couderc /

薬品顧客サービス

担当者

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 顧客

サービス担当者

Couderc はフランスに拠点

を置き、顧客のサービス要

求を管理する。

VSCHNELL Volker Schneller /薬品

地区管理者

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 地区管

理者- EMEA 販売

Schneller はドイツの地区

管理者で、営業員のチーム

を持つ。

AROSSI Anna Rossi /薬品営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Rossi はイタリアの営業員。

表 45 Siebel Life Sciences: Pharma のデモユーザー

ユーザー名/パ

スワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 299

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Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

CVERDI Claudia Verdi /薬品取引先要員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Verdi はイタリアの取引先

営業員。

FMANOLI Filippo Manoli /薬品地区管理者

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 地区管

理者- EMEA 販売

Manoli はイタリアの地区管

理者で、営業員のチームを

持つ。

MBIANCO Maria Bianco /

薬品顧客サービス

担当者

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 顧客

サービス担当者

Bianco はイタリアに拠点

を置き、顧客のサービス要

求を管理する。

MBRAMBIL Mario Brambilla /

薬品営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Brambilla はイタリアの営

業員。

ACIUDAD Ana Ciudad /

薬品地区管理者

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 地区管

理者- EMEA 販売

Ciudad はスペインの地区

管理者で、営業員のチーム

を持つ。

EROMERO Eva Romero /

薬品顧客サービス

担当者

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 顧客

サービス担当者

Romero はスペインに拠点

を置き、顧客のサービス要

求を管理する。

IMARTIN Isabel Martin /

薬品営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Martin はスペインの営

業員。

MPEREZ Marcos Perez /

薬品営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Perez はスペインの営業員。

VLOPEZ Vincente Lopez /薬品取

引先要員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Lopez はスペインにおける

取引先営業員。

CRWHITE Craig White /

薬品顧客サービス

担当者

Siebel Pharma Sales

Pharma 顧客サー

ビス担当者-イギ

リス

White はイギリスに拠点を

置き、顧客のサービス要求

を管理する。

JFOSTER James Foster /

薬品営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Foster はイギリスにおける

営業員。

KSMALL Kevin Small /薬品取引先要員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Small はイギリスにおける

取引先営業員。

表 45 Siebel Life Sciences: Pharma のデモユーザー

ユーザー名/パ

スワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

300 ■

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Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Loyalty のデモユーザー

表 46 に、Siebel Loyalty のデモユーザーを示します。

RDAWSON Richard Dawson /薬品

地区管理者

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 地区管

理者- EMEA 販売

Dawson はイギリスにおけ

る地区管理者で、営業員の

チームを持つ。

VSINCLAI Victoria Sinclair /

薬品営業員

Siebel Pharma Sales

PH Pharma 営業

員- EMEA 販売

Sinclair はイギリスにおけ

る営業員。

表 46 Siebel Loyalty のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

ASANCHEZ Anna Sanchez /

ロイヤルティプログ

ラムメンバー

Siebel Loyalty Customer Portal

Web 登録ユー

ザー

Sanchez はロイヤルティ

プログラムのメンバーで、

Loyalty Customer Portalを使用する。

JSTEVENS John Stevens /

ロイヤルティプログ

ラムメンバー

Siebel Loyalty Customer Portal

Web 登録ユー

ザー

Stevens はロイヤルティプ

ログラムのメンバーで、

Loyalty Customer Portalを使用する。

PKUMAR Prabhu Kumar /

ロイヤルティプログ

ラムメンバー

Siebel Loyalty Customer Portal

Web 登録ユー

ザー

Kumar はロイヤルティプ

ログラムのメンバーで、Loyalty Customer Portalを使用する。

LYADMIN Siebel 管理

者- LY /シ

ステム管理

者- LY

Siebel Loyalty Manager

ロイヤルティ管理

者(LA)

ロイヤルティの全体的な管

理権限を持つ。

MSROBINS Mary S. Robins /

メンバーサービス担

当者(MSR)

Siebel Loyalty Manager

メンバーサービス

担当者(MSR)

Robins はフロントラインの

ロイヤルティ担当者で、ロイ

ヤルティプログラムメンバー

とその他の顧客を扱う。

表 45 Siebel Life Sciences: Pharma のデモユーザー

ユーザー名/パ

スワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 301

Page 302: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

Siebel Public Sector のデモユーザー

表 47 に、Siebel Public Sector のデモユーザーを示します。

MMULHONE Mark Mulhone /

ロイヤルティマーケ

ティング管理者

(LMM)

Siebel Loyalty Manager

ロイヤルティマー

ケティング管理者

(LMM)

Mulhone はロイヤルティ

プロモーションを管理する。

PMARS Paul Mars /パー

トナー管理者

Siebel Loyalty Manager

ロイヤルティパー

トナー管理者

(LPM)

Mars はロイヤルティプロ

グラムのパートナーを管理

する。

PPARTNER Paul Partner /

パートナー営業員

Siebel Loyalty Partner Portal

ロイヤルティパー

トナー営業員

(LPR)

Partner は Loyalty Partner Portal を使用する

従業員。

表 47 Siebel Public Sector のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

DSMITH Dana Smith /

市民(eServiceユーザー)

Siebel Public Sector eService

Web 企業ユー

ザー

Smith は、社会(福祉関連)

サービス給付と税の支払を

含む、政府系機関からの

サービスを求めている市民。

GOVADMIN Siebel 管理者-

GOV /システム

管理者- GOV

Siebel Public Sector

Siebel 管理者 Siebel Public Sector アプ

リケーションのシステム管

理者。

TJACKSON Terry Jackson /

医師(Partner Portal ユーザー)

Siebel Public Sector PRM Portal

チャネルパート

ナーマネージャ

Jackson は、政府系機関と

共に活動する非営利組織の

従業員で、税の徴収や市民

への給付金の支払などの公

共事業の遂行を支援する。

CWEST Charles West /ケースワーカー

Siebel Public Sector

PS 給付金ケース

管理

West は連邦政府社会福祉団

体のケースワーカーで、

ケースのライフサイクルを

通じて多くの市民のケース

を管理する権限を持つ。

表 46 Siebel Loyalty のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職 アプリケーション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

302 ■

Page 303: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

JBUTLER Jennifer Butler /

給付金ケーススー

パーバイザー

Siebel Public Sector

PS 給付金ケース

管理

Butler は連邦政府社会福祉

団体のケーススーパーバイ

ザーで、多数のケースワー

カーを管理する権限を持つ。

RCOLLINS Rich Collins /税

ケースワーカー

Siebel Public Sector

PS 給付金ケース

管理

Collins は州政府税務署の

ケースワーカーで、徴収、

監査、上訴を含むライフサ

イクルを通じた市民の税に

関する問題を担当する。

LTHOMAS Leigh Thomas /

311 コールセン

ターオペレーター

Siebel Public Sector

PS 事故管理 Thomas は、地方政府 311コールセンターで顧客サー

ビス担当者として勤務して

いる。Leigh は市民からの

さまざまな問い合わせに対

応する責務を持つ。

DFRANKLIN Dana Franklin /

調査エージェント

Siebel Public Sector

PS 調査ケース

管理

Franklin は連邦法執行機関

のエージェントで、犯罪行

為と公共の利益に対する脅

威を調査する権限を持つ。

JROWAN Jean Rowan /

移民サービスオ

フィサー

Siebel Public Sector

PS 調査ケース

管理

Rowan は連邦通関機関の移

民サービス担当者として勤

務している。Jean はビザと

市民権の申請を処理する権

限を持ち、それらを授与す

るかどうかを判断する。

MWILLIAM Mike Williams /

調査エージェント

Siebel Public Sector

PS 調査ケース

管理

Williams は連邦法執行機関

のエージェントで、犯罪行

為と公共の利益に対する脅

威を調査する権限を持つ。

PMORRIS Pat Morris /

情報分析官

Siebel Public Sector

PS 調査ケース

管理

Morris は連邦情報機関の分

析官で、国家の安全に対す

る脅威の監視と評価を行い、

広範な情報分析製品を生み

出す。

CWOODS Chris Woods /

公衆衛生プロ

フェッショナル

Siebel Public Sector

PS 危険対応管理 Woods は連邦公衆衛生機関

の疫学者で、命にかかわる

病気の発生を監視し、対応

する権限を持つ。

表 47 Siebel Public Sector のデモユーザー

ユーザー名/

パスワード 名前/役職

アプリケー

ション プライマリ権限 役割

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 303

Page 304: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

Siebel サンプルデータベースのデモユーザー ■ Siebel Industry Applications のデモユーザー

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

304 ■

Page 305: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

索引

記号$SIEBEL_HOME 14$SIEBEL_ROOT 14

AActuate e.Report Designer

インストール 247Actuate e.Report Designer Professional

インストール 246Actuate iServer

パラメータの設定 237レポートの実行について 227

Actuate Management Console HTTP Service、開始と停止 235

AIXSiebel Gateway Name Server を自動起動するた

めの設定 89ユーザープロセス数の拡張 35

Apparel and Footwear デモユーザー 286autostart

Siebel Gateway Name Server の設定 87AutoStopDB 設定パラメータ 201

CChartWorks Server、インストール

Web クライアント用に ChartWorks Serverを変更 226

インストール 223インストールプロセス 223設定 225

Clinical Siebel Life Sciences デモユーザー 295Consumer Goods デモユーザー 287CORBA Object Manager、アンインストール 262CORBA Object Manager、インストール

CORBA Object Manager のインストール 215Object Request Broker ソフトウェア 214Siebel CORBA Object Manager について 212インストールについて 19インストールプロセス 211ソフトウェアのインストールの確認 218データベース接続ソフトウェアの設定 213ネットワーク接続の確認 213要件の確認 212レポジトリのコピー 217

DDB_BLOCK_BUFFERS(8i) パラメータ 49DB_BLOCK_SIZE パラメータ 50DB_CACHE_SIZE(9i) パラメータ 49DB_FILE_MULTIBLOCK_READ_COUNT パラ

メータ 49DB2 UDB

DB2 テーブルの断片化の管理 48言語の選択 46ストアドプロシージャコードのコピーとインス

トール 134ストアドプロシージャとユーザー定義関数のインス

トール 133データベースの作成 47テーブルスペースの作成 43デフォルトの DB2 UDB ストレージパラメータの

上書き 44DB2 UDB データベースオブジェクト

DB2 バッファプールの設定 42説明 41ログスペースのガイドライン 42ログファイルのアーカイブのガイドライン 42

EeAI 接続ファイル、アンインストール 262eapps.cfg、編集 170Enterprise Server 名およびインストールディレクト

リに関するデータワークシート 266Environment Verification Tool

EVT 設定ファイル 250EVT チェックグループ 250EVT で確認する製品 249EVT のオプションのコマンドラインフラグ 253起動 255クエリーモードでの実行 255説明 249利用可能な EVT 出力形式 252

EVT「Environment Verification Tool」を参照

FFinance

Institutional Finance デモユーザー 290Insurance デモユーザー 291Retail Finance デモユーザー 292

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 305

Page 306: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

索引 ■ G

GGUI を使用しないインストール

Reports Server インストールの変更 68Reports Server インストール用の siebel.ini ファ

イルの編集 68Reports Server 用の siebel.ini パラメータ値 68siebel.ini パラメータ値 61インストールコマンド用追加フラグ 75コマンドラインからのインストールの実行 60コンソールモードインストール 72コンソールモードインストールおよび設定 71コンソールモードインストールのプロセス 71コンソールモードインストール用の siebel.ini の

編集 71コンソールモードでの設定 73コンソールモードのインストールと自動モードのイ

ンストールを組み合わせる 74自動インストールおよび設定のプロセス 58自動インストール用の siebel.ini ファイルの

編集 58終了したまたはハングしたインストーラ 57理由 57

HHealthcare デモユーザー 289High Technology デモユーザー 293Hospitality デモユーザー 294HP-Apache2

httpd.conf ファイルの編集 152新しい仮想ディレクトリの追加 164権限の変更 167最適パフォーマンスの設定 161

HP-UXSiebel Gateway Name Server を自動起動するた

めの設定 87HTTP

Siebel Web アプリケーション対応の HTTP 圧縮の有効化 168

Siebel Web サーバーのポートの設定 170httpd.conf ファイル

IHS および HP-Apache2 での編集 152ポート番号の変更 153

HTTPS、Siebel Web サーバーのポートの設定 170Hummingbird SearchServer、設定 94

IIBM DB2 UDB

展開計画ワークシートについて 268マニュアルの使用 14

IBM DB2 UDB、設定

DB2 UDB 設定パラメータの設定 38DB2 UDB テーブルスペースの作成 43DB2set のパラメータ 37DB2 データベースオブジェクトの作成 41DB2 データベースの作成 47DB2 テーブルの断片化の管理 48EXTSHM パラメータ 38ODBC ステートメントハンドルの不足 35Oracle 9i のアクティブ/パッシブサポート 55Oracle 一時テーブルスペースの作成 53Oracle 管理ガイドライン 55Oracle データベースオブジェクトの設定 51Oracle データベースのサイズ設定 52Oracle データベースの設定 48Oracle データベースのパーティション化 54Oracle テーブルスペースの作成 52Oracle の言語の選択 53Oracle のデフォルト保存パラメータの上書き 54Oracle の並べ替え順と日付形式のガイドラ

イン 53Oracle ロールバックセグメントの定義 53オプティマイザー統計の収集 51言語の選択 46設定ガイドライン 34データベースマネージャ設定パラメータ、ガイドラ

イン 36デフォルトの DB2 UDB ストレージパラメータの上

書き 44プロセスステップ 33ユーザープロセス数の拡張 35

IHShttpd.conf ファイルの編集 152新しい仮想ディレクトリの追加 164権限の変更 167

Industrial Manufacturing デモユーザー 293Institutional Finance デモユーザー 290Insurance デモユーザー 291

LLoyalty、Siebel Loyalty デモユーザー 301

Mmagnus.comf、検索 168MaxTasks パラメータ、設定の説明 269Medical Siebel Life Sciences デモユーザー 296MinMTServers パラメータ、設定の説明 269

NNLS_DATE_FORMAT パラメータ 50NLS_SORT パラメータ 50

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

306 ■

Page 307: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

索引 ■ O

OOPEN_CURSORS パラメータ 50OPTIMIZER_INDEX_COST_ADJ パラメータ 49OPTIMIZER_MAX_PERMUTATIONS パラ

メータ 49OPTIMIZER_MODE パラメータ 49Oracle 9i

アクティブ/パッシブ RAC サポート 55オプティマイザー統計の収集 51

Oracle 上の Siebel Database ServerDatabase Server のインストール手順 123Database Server の設定手順 123Oracle 上のトラブルシューティング 140Oracle のロールバックセグメントの設定 140Siebel File System の設定 147インストール後の手順 123インストールのログファイルの確認 139インストール前のタスク 125インストール前の手順 123グローバルタイムゾーンのサポート 131システム属性の確認 145ソフトウェアインストールの確認 130ターゲットホストに対するレポジトリのイン

ポート 140データベースサーバーコンポーネントのインス

トール 135データベースサーバーソフトウェアのインス

トール 126データベースサーバーについて 124データベースサーバーのインストールタスク 126データベースサーバーの設定 134テーブルオーナーアカウントと管理者アカウントの

作成 131複数言語シードデータのインストール 146容認可能なインストールエラー 139レポジトリインポートの許容可能エラー 144レポジトリインポートのトラブルシューティ

ング 144レポジトリに新しい言語をインポート 147レポジトリのインポート 140レポジトリをインポートする際のログファイルの

確認 143Oracle データベース

Oracle 9i のアクティブ/パッシブサポート 55Oracle 一時テーブルスペースの作成 53Oracle データベースのパーティション化 54Oracle テーブルスペースの作成 52Oracle の言語の選択 53Oracle の並べ替え順と日付形式のガイドラ

イン 53

Oracle ロールバックセグメントの定義 53REDO ログのサイズ設定 51オプティマイザー統計の収集 51管理ガイドライン 55設定プロセスステップ 34設定、説明 48データベースオブジェクトの設定について 51データベース接続の設定 95データベースのサイズ設定 52デフォルト保存パラメータの上書き 54パラメータ 49

Oracle、Siebel Database Server のインストール

Database Server のインストール手順 123Database Server の設定手順 123Oracle 上のトラブルシューティング 140Oracle のロールバックセグメントの設定 140Siebel File System の設定 147インストール後の手順 123インストールのログファイルの確認 139インストール前のタスク 125インストール前の手順 123グローバルタイムゾーンのサポート 131システム属性の確認 145ソフトウェアインストールの確認 130ターゲットホストに対するレポジトリのイン

ポート 140データベースサーバーコンポーネントのインス

トール 135データベースサーバーソフトウェアのインス

トール 126データベースサーバーについて 124データベースサーバーのインストールタスク 126データベースサーバーの設定 134テーブルオーナーアカウントと管理者アカウントの

作成 131複数言語シードデータのインストール 146容認可能なインストールエラー 139レポジトリインポートの許容可能エラー 144レポジトリインポートのトラブルシューティ

ング 144レポジトリに新しい言語をインポート 147レポジトリのインポート 140レポジトリをインポートする際のログファイルの

確認 143OS/390

展開計画ワークシートについて 268マニュアルの使用 14

PPharma Siebel Life Sciences デモユーザー 298Public Sector、Siebel Public Sector デモユー

ザー 302

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 307

Page 308: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

索引 ■ R

RRDBMS

インストールおよび設定の計画 26RDBMS、設定

DB2 UDB 設定パラメータの設定 38DB2 UDB テーブルスペースの作成 43DB2 UDB の言語の選択 46DB2set のパラメータ 37DB2 データベースオブジェクトの作成 41DB2 データベースの作成 47DB2 テーブルの断片化の管理 48EXTSHM パラメータ 38IBM DB2 UDB の ODBC ステートメントハンドル

不足の防止 35IBM DB2 UDB の設定 34IBM DB2 UDB プロセスステップ 33Oracle 9i のアクティブ/パッシブサポート 55Oracle 一時テーブルスペースの作成 53Oracle 管理ガイドライン 55Oracle データベースオブジェクトの設定 51Oracle データベースのサイズ設定 52Oracle データベースの設定 48Oracle データベースのパーティション化 54Oracle データベースプロセスステップ 34Oracle テーブルスペースの作成 52Oracle の言語の選択 53Oracle のデフォルト保存パラメータの上書き 54Oracle の並べ替え順と日付形式のガイドラ

イン 53Oracle ロールバックセグメントの定義 53オプティマイザー統計の収集 51データベースマネージャ設定パラメータ、ガイドラ

イン 36デフォルトの DB2 UDB ストレージパラメータの上

書き 44ユーザープロセス数の拡張 35

REDO ログ、サイズ設定 51Resonate Central Dispatch、アンインス

トール 261Retail Finance デモユーザー 292

Ssamp.bat バッチファイル 188SHARED_POOL_SIZE パラメータ 49Siebel 6

7.7 Gateway Name Server と Siebel 6 Gateway 17

Siebel 7.7Gateway Name Server と Siebel 6

Gateway 17アンインストール 258

Siebel Automotive デモユーザー 283Siebel Call Center デモユーザー 275

Siebel CMEEnergy デモユーザー 284Media デモユーザー 285Wireless デモユーザー 285Wireline デモユーザー 286

Siebel Consumer SectorApparel and Footwear デモユーザー 286Consumer Goods デモユーザー 287Healthcare デモユーザー 289

Siebel CORBA Object Manager「CORBA Object Manager、インストール」

を参照

Siebel Customer Order Management デモユー

ザー 277Siebel Database Server

アンインストール 262Siebel Database Server、DB2 UDB へのインス

トール

ストアドプロシージャコードのコピーとインス

トール 134ストアドプロシージャとユーザー定義関数のインス

トール 133Siebel eAI コネクタ、インストール

インストールプロセス 219インストール前の注意事項 219サポートファイルのインストール 220

Siebel eBusiness Applications1 つのバージョンのインストールについて 18Siebel Call Center デモユーザー 275Siebel Customer Order Management デモユー

ザー 277Siebel ERM デモユーザー 278Siebel Field Service デモユーザー 279Siebel Marketing デモユーザー 279Siebel PRM デモユーザー 280Siebel Sales デモユーザー 282インストールプロセス 15新バージョンへの移行 264複数のバージョンのインストールについて 18

Siebel eBusiness Applications、アンインス

トール

eAI 接続ファイル 262Resonate Central Dispatch 261Siebel 7.7 258Siebel CORBA Object Manager 262Siebel Database Server 262Siebel Enterprise 259Siebel Reports Server 260Siebel Server 259Siebel Tools 261Siebel Web Server Extension 262Siebel モバイルクライアント 260説明 257専用 Web クライアント 260

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

308 ■

Page 309: UNIX 用Siebel Server、モバ イルWeb クライアント …...HP-UXおよびSolarisでルートとしてインストールしない場合のSiebel Serverの 自動起動の設定

索引 ■ S

Siebel Enterprise、アンインストール 259Siebel ERM デモユーザー 278Siebel Field Service デモユーザー 279Siebel File System

Oracle でのデータベースサーバーの設定 147設定 25

Siebel Financial ServicesInstitutional Finance デモユーザー 290Insurance デモユーザー 291Retail Finance デモユーザー 292

Siebel Gateway Name Server、インストール

インストール後タスクのリスト 84インストールと設定 79インストールの確認 84インストールのトラブルシューティング 90サーバーが起動していることを確認 86サーバー条件の確認 78サーバーの起動 86自動起動するための設定 87ソフトウェアインストールの確認 84プロセス 77

Siebel High Technology/Industrial Manufacturing デモユーザー 293

Siebel Hospitality デモユーザー 294Siebel Industry Applications

Apparel and Footwear デモユーザー 286Clinical デモユーザー 295Consumer Goods デモユーザー 287Energy デモユーザー 284Healthcare デモユーザー 289Institutional Finance デモユーザー 290Insurance デモユーザー 291Media デモユーザー 285Medical デモユーザー 296Pharma デモユーザー 298Retail Finance デモユーザー 292Siebel Automotive デモユーザー 283Siebel High Technology/Industrial

Manufacturing デモユーザー 293Siebel Hospitality デモユーザー 294Siebel Loyalty デモユーザー 301Siebel Public Sector デモユーザー 302Wireless デモユーザー 285Wireline デモユーザー 286

Siebel Life SciencesClinical デモユーザー 295Medical デモユーザー 296Pharma デモユーザー 298

Siebel Loyalty デモユーザー 301Siebel Marketing

デモユーザー 279Siebel Packager、QuickStart の可用性の

指定 200Siebel PRM デモユーザー 280

Siebel Public Sector デモユーザー 302Siebel QuickStart

Siebel Packager を使用した可用性の指定 200使用 198設定パラメータ 201ビューのプレキャッシュの使用 200有効化と無効化 199

Siebel Reports Server、アンインストール 260Siebel Reports Server、インストール

Actuate e.Report Designer Professional のイン

ストール 246Actuate e.Report Designer のインス

トール 247Actuate iServer のインストールとレポートの

実行 227Actuate iServer パラメータの設定 237Actuate Management Console HTTP Service の

開始と停止 235GUI を使用しないインストール用の変更 68Siebel Reports Server について 228Siebel Reports Server のインストール 230Web クライアントでの Siebel Reports Server の

有効化 241インストールの確認 236インストール前のタスク 230専用 Web クライアントからの Siebel Reports

Server のテスト 244専用 Web クライアントでの有効化 240ロケールによって異なるパラメータの同期化 244

Siebel Sales デモユーザー 282Siebel Server、アンインストール 259Siebel Server、インストール

Hummingbird SearchServer 94一時ディスクスペース 94インストールと設定 97インストールのトラブルシューティング 122インストールの要件 92既存のインストールへの新しい製品の追加 94クラスタ化の要件 93言語ロケールの要件 93サードパーティ製アプリケーション 94データベース接続の設定 95データベースの要件 94ネットワーク接続の確認 95複数の Siebel 言語パック 93プロセス 92

Siebel Tools、アンインストール 261Siebel Tools、インストール

Siebel Tools のインストール 204Tools ODBC データソースの確認 210インストールが正常に完了したことの確認 207インストール後のタスク 207インストールプロセス 203ディレクトリ構造の確認 208

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 309

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索引 ■ S

ディレクトリへの書き込み/読み取りアクセスの確認 209

要件 203Siebel Web Client

ログイン 193Siebel Web Server Extension、アンインス

トール 262Siebel Web Server Extension、インストール

HTTP 圧縮の有効化 168Siebel Gateway Name Server および

Enterprise Server の確認 151Siebel Web Server Extension のインス

トール 153SWSE ディレクトリの権限の設定 165SWSE を受け入れるための Sun ONE の設定 167Web Server Extension 設定ファイルの編集 170Web 更新プロテクトキーについて 159Web サーバー言語パックの要件 152Web サーバーのアンインストール 152Web サーバーの設定 160Web サーバー要件の確認 151新しい仮想ディレクトリの作成 164インストール後のタスク 161インストールディレクトリの確認 162インストールと設定のプロセス 149インストールのトラブルシューティング 172インストールの要件 150仮想ディレクトリの確認 163サービスされる Web クライアント 149推奨される Siebel Web サーバートポロジ 151デフォルトの HTTP ポートおよび HTTPS ポートの

設定 170ドメイン名の要件 152複数の Web サーバーに新しい仮想ディレクトリを

作成 165ユーザー特権の付与 165リサイクルしない SWSE ディレクトリの

更新 159ログファイルの確認 172

Siebel Web クライアント

Web クライアントでの Siebel Reports Server の有効化 241

siebel.ini ファイル

コンソールモードインストール 72コンソールモードインストール用の編集 71コンソールモードでの設定 73自動インストールの編集 58パラメータ値 61

SIEBEL_SERVER_ROOT 14Siebel アカウント、ホスト名、静的 IP データ 266Siebel アプリケーション

カスタムショートカットの作成 197ショートカット 193

Siebel クライアント

ENU 以外のデータの Siebel サンプルデータベースへのインポート 188

Siebel VB または Siebel eScript のライセンスがない状態での設定 189

Siebel サンプルデータベースのインストール 184Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントの

ODBC データソースの確認 190Siebel モバイルおよび専用 Web クライアントのイ

ンストール 179インストール後のタスク 189インストールについて 175インストールの管理者権限 177インストールプロセス 176インストール前のタスク 177カスタムショートカットの作成 197サードパーティ製のソフトウェア 179ショートカットおよび起動オプション 193ディレクトリ構造の確認 189ディレクトリの命名規則 177データベース接続ソフトウェア 178要件と推奨事項 177ログイン 191

Siebel 言語パック

Siebel Server へのインストール 93サーバーからの Siebel 言語パックのアンインス

トール 263Siebel サービスオーナーアカウント、作成 25Siebel サンプルデータベース

Apparel and Footwear デモユーザー 286Clinical デモユーザー 295Consumer Goods デモユーザー 287Energy デモユーザー 284ENU 以外のデータのインポート 188Healthcare デモユーザー 289Institutional Finance デモユーザー 290Insurance デモユーザー 291Media デモユーザー 285Medical デモユーザー 296Pharma デモユーザー 298Retail Finance デモユーザー 292Siebel Automotive デモユーザー 283Siebel Call Center デモユーザー 275Siebel Customer Order Management デモユー

ザー 277Siebel ERM デモユーザー 278Siebel Field Service デモユーザー 279Siebel High Technology/Industrial

Manufacturing デモユーザー 293Siebel Hospitality デモユーザー 294Siebel Loyalty デモユーザー 301Siebel Marketing デモユーザー 279Siebel PRM デモユーザー 280Siebel Public Sector デモユーザー 302Siebel Sales デモユーザー 282

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

310 ■

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索引 ■ U

Wireless Energy デモユーザー 285Wireline Energy デモユーザー 286インストール 184

Siebel ソフトウェア設定ウィザード、使用する言語に

ついて 19Siebel ディレクトリ構造、計画

RDBMS のインストールおよび設定の計画 26Siebel eBusiness アプリケーションバージョンの

インストール 18Siebel File System の設定 25Siebel サービスオーナーアカウントの作成 25Siebel ソフトウェア設定ウィザードが使用する

言語 19インストールメディアの選択 26サーバー命名規則 22ネットワークイメージの作成 29ファイルシステムの作成 22ファイルとディレクトリの命名規則 22ファイルの完全性の確認 27

Siebel モバイルクライアント

ODBC データソースの確認 190QuickStart および AutoStopDB 設定パラ

メータ 201Siebel Packager を使用した QuickStart の可用性

の指定 200Siebel QuickStart でのビューのプレキャッシュの

使用 200Siebel QuickStart の使用 198Siebel QuickStart の有効化と無効化 199アンインストール 260インストール 179カスタムショートカットの作成 197起動オプション 195システムトレイの Siebel アイコンのオプ

ション 200ショートカット 193ユーティリティおよび同期プログラムのショート

カット 195ログイン 191

SolarisSiebel Gateway Name Server を自動起動するた

めの設定 88SORT_AREA_RETAINED_SIZE パラメータ 50SORT_AREA_SIZE パラメータ 50Sun ONE

Siebel Web Server Extension を受け入れるため

の設定 167新しい仮想ディレクトリの追加 164権限の変更 166

UUNIX、UNIX のロケール 19

WWeb 更新プロテクトキー、説明 159Wireless Energy デモユーザー 285Wireline Energy デモユーザー 286

Zz/OS

展開計画ワークシートについて 268マニュアルの使用 14

あアンインストール

eAI 接続ファイル 262Resonate Central Dispatch 261Siebel 7.7 258Siebel CORBA Object Manager 262Siebel Database Server 262Siebel eBusiness Applications 257Siebel Enterprise 259Siebel Reports Server 260Siebel Server 259Siebel Tools 261Siebel Web Server Extension 262Siebel モバイルクライアント 260Web サーバー 152アンインストールプロセスのトラブルシュー

ティング 263サーバーからの Siebel 言語パック 263新バージョンの Siebel eBusiness Applications

への移行 264専用 Web クライアント 260

い移行

新バージョンの Siebel eBusiness Applicationsへの移行 264

インストールディレクトリ、マニュアルで参照 14インストール、GUI を使用しない

Reports Server インストールの変更 68Reports Server インストール用の siebel.ini ファ

イルの編集 68Reports Server 用の siebel.ini パラメータ値 68siebel.ini パラメータ値 61siebel.ini ファイルの編集 58インストールコマンド用追加フラグ 75コマンドラインからのインストールの実行 60コンソールモードインストール 72コンソールモードインストールおよび設定 71コンソールモードインストールのプロセス 71コンソールモードインストール用の siebel.ini の

編集 71コンソールモードでの設定 73

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイドバージョン 7.7、Rev. A

■ 311

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索引 ■ か

コンソールモードのインストールと自動モードのインストールを組み合わせる 74

自動インストールおよび設定のプロセス 58終了したまたはハングしたインストーラ 57理由 57

かガイドライン、Oracle 管理ガイドライン 55開発環境データベース、レポジトリ名の並べ替え 47

き機能、新規 11

くクラスタ化

Siebel Server の要件 93ファイルシステムの前提条件 25

クラスタ展開に関するワークシート 267グローバルタイムゾーン

Oracle でのサポート 131

け言語

DB2 UDB の言語の選択 46Oracle の言語の選択 53Oracle のレポジトリに新しい言語をイン

ポート 147Siebel Server の言語要件 93

言語パック

Siebel Web Server Extension 言語パックの

要件 152サーバーからの Siebel 言語パック 263

こコードセット、コードページの相違点 46コードページ、コードセットの相違点 46コマンドライン、自動インストールの実行 60コンソールモード

インストールおよび設定 71インストールおよび設定のプロセス 71コンソールモードインストール 72コンソールモードインストール用の siebel.ini の

編集 71コンソールモードでの設定 73コンソールモードのインストールと自動モードのイ

ンストールを組み合わせる 74

さサードパーティ製ソフトウェア

Siebel Server 94サードパーティ製のソフトウェア

Siebel クライアント 179

サーバーコンポーネント、有効化

サーバーコンポーネントグループのリスト 269有効にするコンポーネントの設定パラメータの

説明 269サーバー、命名規則 22

しシステム管理コンポーネントグループ、有効化 269システム属性

Oracle 上の Siebel DB Server インストールの確認 145

自動インストール

siebel.ini パラメータ値 61siebel.ini ファイルの編集 58インストールコマンド用追加フラグ 75コマンドラインからのインストールの実行 60コンソールモードインストール 72コンソールモードインストールおよび設定 71コンソールモードインストールのプロセス 71コンソールモードインストール用の siebel.ini の

編集 71コンソールモードでの設定 73コンソールモードのインストールと自動モードのイ

ンストールを組み合わせる 74プロセス 58

新機能 11

せ設定

「システム属性」を参照設定ウィザード

「Siebel ソフトウェア設定ウィザード」を参照専用 Web クライアント

ODBC データソースの確認 190Siebel Reports Server のテスト 244アンインストール 260インストール 179カスタムショートカットの作成 197起動オプション 195ショートカット 193専用 Web クライアントでの Siebel Reports

Server の有効化 240ユーティリティおよび同期プログラムのショート

カット 195ログイン 192ログインする前の問題 191

ち地域(テリトリー)、説明 47チームリーダー用サマリーデータワークシート 265

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

312 ■

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索引 ■ て

てディレクトリの命名規則 22データベース接続、設定 95データベースマネージャ設定パラメータ

DB2set のパラメータ 37EXTSHM パラメータ 38ガイドライン 36

デモユーザー

Apparel and Footwear デモユーザー 286Clinical デモユーザー 295Consumer Goods デモユーザー 287Energy デモユーザー 284Healthcare デモユーザー 289Institutional Finance デモユーザー 290Insurance デモユーザー 291Media デモユーザー 285Medical デモユーザー 296Pharma デモユーザー 298Retail Finance デモユーザー 292Siebel Automotive デモユーザー 283Siebel Call Center デモユーザー 275Siebel Customer Order Management 277Siebel ERM デモユーザー 278Siebel Field Service デモユーザー 279Siebel High Technology/Industrial

Manufacturing デモユーザー 293Siebel Hospitality デモユーザー 294Siebel Loyalty デモユーザー 301Siebel Marketing デモユーザー 279Siebel PRM デモユーザー 280Siebel Public Sector デモユーザー 302Siebel Sales デモユーザー 282Wireless デモユーザー 285Wireline デモユーザー 286

テリトリー、説明 47展開計画ワークシート

Enterprise Server 名およびインストールディレク

トリに関するデータ 266Siebel アカウント、ホスト名、静的 IP

データ 266クラスタ展開に関するデータ 267チームリーダー用サマリーデータ 265ポートおよび RDBMS の詳細に関するデータ 268

とトラブルシューティング

Oracle 上の Siebel DB Server のインス

トール 140Oracle データベースインストールの際のレポジト

リのインポート 144Siebel Gateway Name Server のインス

トール 90

Siebel Server のインストール 122Web Server Extension のインストール 172アンインストールプロセス 263

な並べ替え順、説明 47

ねネットワークイメージ、インストール用に作成 29ネットワーク接続、確認 95

はハードウェア、インストールの準備 18

ふファイル

完全性の確認 27命名規則 22

ファイルシステム

クラスタ化の前提条件 25作成の説明 22ファイルシステムディレクトリの命名 24

複数言語シードデータ

Oracle への DB SERVER のインストール 146

へヘルプ

Oracle データベースのインストールでレポジトリ

をインポートする際のトラブルシューティ

ング 144Oracle の Siebel DB Server インストールのトラ

ブルシューティング 140Siebel Gateway Name Server インストールのト

ラブルシューティング 90Siebel Server のインストールのトラブルシュー

ティング 122Siebel Web Server Extension のインストールの

トラブルシューティング 172アンインストールプロセスのトラブルシューティ

ング 263

ほポートおよび RDBMS に関するデータ 268保存パラメータ

Oracle のデフォルト保存パラメータの上書き 54デフォルトの DB2 UDB ストレージパラメータの

上書き 44

めメディア、インストールで選択 26

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■ 313

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索引 ■ れ

れレポジトリ

Oracle 上でインポート 140Oracle 上のターゲットホストへのインポート 140Oracle でインポートする際の容認可能なレポジト

リのエラー 144Oracle でインポートするログファイルの確認 143Oracle データベースのインストールでレポジトリ

をインポートする際のトラブルシューティング 144

Oracle に新しい言語をインポート 147レポジトリの CORBA 言語ディレクトリへのコ

ピー 217

ろログスペース、ガイドライン 42ログファイル

Oracle でインポートする際の容認可能なレポジトリのエラー 144

Oracle でインポートするレポジトリの確認 143Siebel Web Server Extension の確認 172アーカイブのガイドライン 42データベースサーバーインストールのログファイル

の確認 139ロケール

Siebel Reports Server のロケールによって異なるパラメータの同期化 244

Siebel ソフトウェア設定ウィザードが使用する言語 19

UNIX のロケール 19

わワークシート

「展開計画ワークシート」を参照

UNIX 用 Siebel Server、モバイル Web クライアント、および Tools インストールガイド バージョン 7.7、Rev. A

314 ■