明日からデキるuxデザイン#1講義編

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社内の中堅デザイナー・ディレクター向けに行ったUX研修の資料#1講義編です。 UXデザインとは何か、用語の定義、最近盛り上がっている背景、UXデザインプロセスの進め方に ついてまとめています。

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社内の中堅デザイナー・ディレクター向けに行ったUX研修の資料#1講義編です。 UXデザインとは何か、用語の定義、最近盛り上がっている背景、UXデザインプロセスの進め方についてまとめています。 ■#2ワークショップ編はこちら http://www.slideshare.net/MariTakahashi/ux-slideshare

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Page 1: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

社内の中堅デザイナー・ディレクター向けに行ったUX研修の資料#1講義編です。

UXデザインとは何か、用語の定義、最近盛り上がっている背景、UXデザインプロセスの進め方に

ついてまとめています。

Page 2: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

高橋 真理Mari Takahashi

UX Design / Graphic Design

Agile / Planning / Analytics

Project Leader

https://www.facebook.com/mari.takahashi.211

http://www.slideshare.net/MariTakahashi

Page 3: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

今回の研修の構成

Page 4: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• #1 講義編 本日 10:00-12:00

• #2 実践編 7/11(金)15:00-18:00

ちょっと長いですが、お付き合いください。

Page 5: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• デザイナー系:10名

• ディレクター系:10名

参加者

Page 6: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• アジャイルで受託開発を行なった経験を通じて、

これからの時代のものづくりに、UXデザインの

考え方は必須。

• メンバーズ全体で、この考え方やプロセスを浸透

させたい。それによって、より価値あるものづくり

にしたい。

研修開催にあたり

業務にぜひとりいれてください!

Page 7: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• UXとは

• なぜUXが盛り上がっているのか

• UXデザインのプロセス

• デザイン/開発フェーズのアプローチ

• UXデザインの評価

• 事例紹介

• 質疑応答

本日のお話

Page 8: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

UXとは

Page 9: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

UI/UX ペルソナ

カスタマージャーニーマップ

エスノグラフィー

行動シナリオ

行動観察

システムから得られる体験

人間中心設計

IA

インターフェイスデザイン

画面設計

プロトタイプ インタビュー

コンテクスチュアルインクワイアリー

Page 10: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

まだまだウェブの領域では混沌としている

Page 11: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

「1つの定義でUXを言い表すことはできない」

「UX白書」より

Page 12: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

User Experience

http://www.slideshare.net/SaoriBaba/ux-14752690

Page 13: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

User Experience

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1008/31/news096.html

Page 14: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

User Experience

http://www.slideshare.net/SaoriBaba/ux-14752690

Page 15: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

User Experience

http://blog.btrax.com/jp/2014/01/29/ux-business/

Page 16: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

User Experience

User Interface

Page 17: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

UXデザインって?

Page 18: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

ユーザーの姿や、課題、ニーズを「正しく」

理解して、アウトプットにつなげ、

あるUXを計画的に実現するためのプロセス

UXデザインとは

Page 19: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

なぜUXが盛り上がっているのか

Page 20: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

1. マルチデバイス時代

Page 21: 明日からデキるUXデザイン#1講義編
Page 22: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

-限られた利用シーン(家 / オフィス) -限られた利用方法(ブラウジングのみ)

これまで

Page 23: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

-様々な場所(お店、電車、街中...)

-様々なタイミング(写真を撮った、素敵な服を見つけた、チラ

シを受け取った、道に迷った...)

-様々な利用方法(ブラウジングする、電話、地図を調べる、

投稿する、シェアする)

これから

Page 24: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

2. プロダクトから体験開発時代へ

https://flic.kr/p/dqdkVz

Page 25: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

-価格、機能性 -スペックが競争力

Walkman時代

https://flic.kr/p/8wAS1r

Page 26: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

-音楽を聴く「体験」そのものが商品へ

iTunes時代

https://flic.kr/p/5XRnQP

Page 27: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

アメリカでは経営にUXが

http://uxmag.com/articles/ux-its-time-to-define-cxo

Page 28: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

UXデザインのプロセス

Page 29: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

UXデザインのプロセス

1.理解

2. 整理

3. 創造

4. 検証

Page 30: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

1.理解

•インタビュー

•アンケート調査

•フィールドワーク

•ログからの行動分析https://flic.kr/p/62B3ZN

Page 31: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

2.整理

•カスタマージャーニーマップ

•ペルソナ

•行動シナリオ

https://flic.kr/p/62B3ZN

Page 32: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

3.創造

•プロトタイプ

•デザイン

•開発

https://flic.kr/p/8DftGz

Page 33: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

4.検証

•GA等ログ分析

•アンケート

•UIScope

•インタビューhttps://flic.kr/p/4EwGsd

Page 34: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• 想像ではなく、ファクトにもとづいて行なう

• ユーザーの理解から創造する時に、面白いものに

なるかどうかはアイデアが必要

Page 35: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

理解から整理まで

Page 36: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

1.理解

• インタビュー

• アンケート調査

• フィールドワーク

• ログからの行動分析

2.整理

• カスタマージャーニーマップ

• ペルソナ

• 行動シナリオ

Page 37: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

誰がやるの?

Page 38: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

プロジェクトメンバー

全員でやろう!ディレクター 阿佐さん

エンジニア 角銅さん

デザイナー 上原くん

ある日のマイ部署のプロジェクトメンバー

Page 39: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• UXデザインプロセスのアウトプットは「グラフィッ

クデザイン」や「UI」だけではない。もっと幅広く

課題を検討する必要がある。

• 一人の視点にかたよらない。

• 共有が早い(結果的にスピーディー)。

プロジェクト進行中ずっと共通の理解がもてる。

なぜ全員か

Page 40: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

デザイン/開発フェーズのアプローチ

Page 41: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

コラボレーティブデザインをしよう

Page 42: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• チームメンバーで共同作業を行いペーパープロト

タイプを作り上げる

• 手書きであることにより、全員でユーザーの課題に

対する解決案を議論する

• 一人が考えるよりはるかに効率的(体感値)

Page 43: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• 用意するもの

• 紙、ペン

• やりかた

• 個人で考えるタイム

• 発表タイム

• 出てきたものを議論して、一つの案に落としこむ

• 画面ごとに繰り返す

デザインスタジオ

Page 44: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

動かしながらデザインしよう

Page 45: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

http://www.wix.com/blog/2013/07/introduction-to-flat-design/

Page 46: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

http://magazine.atokore.com/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%82%B9%E3%80%81%E3%83%90%E3%82%A6%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%89/

Page 47: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

http://www.google.com/design/spec/material-design/introduction.html

Page 48: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

http://cssnite.jp/lp/lp33/followup/LP33-tsuchiya.pdf

Page 49: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

http://cssnite.jp/lp/lp33/followup/LP33-tsuchiya.pdf

Page 50: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

静止画デザインカンプの限界

Page 51: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

http://memo.goodpatch.co/2014/02/the-year-of-the-prototype/

Page 52: 明日からデキるUXデザイン#1講義編
Page 53: 明日からデキるUXデザイン#1講義編
Page 54: 明日からデキるUXデザイン#1講義編
Page 55: 明日からデキるUXデザイン#1講義編
Page 56: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

UXデザインの検証

Page 57: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• 評価方法と時期を先に決めておく

• 実装の段階で、計測可能な状態にしておく(パラメー

ターを入れるなど)

Page 58: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• GA

• ユーザーアンケート

• UIScope

• mixpanel

Page 59: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

明日から何ができるか

Page 60: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• A~Eのチームごとに、プロジェクト・自分の業務

にどのようにUXデザインのプロセスを取り入れる

ことができるのかをディスカッション

ワーク

Page 61: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

発表

3min*5=15min

Page 62: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

最後に

Page 63: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• 提案内容の検討の際に社員にインタビューしてみる。

その結果をペルソナ・行動シナリオとかにまとめて

提案書にいれてみる。(提案にいれることで案件に

いれられる)

• 要件定義フェーズに上記のプロセスを入れる。設計・

クリエイティブ検討フェーズで、チーム全員で議論

する時間をとる(デザインスタジオ)

取り入れ方の案

Page 64: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• 提案の場合

• ファクトに基づいたユーザーの課題により、提案に説得力が出て勝ちやすくなるかも

• プロジェクトの場合

• ユーザーファーストの考え方が根付き、ユーザーに価値あるアウトプットに

確率高くたどり着ける

• クライアントを含め、共通のユーザー像をイメージすることで

プロジェクトが円滑に進む(議論しやすい、ひっくり返りづらいかも)

• エンジニアもクリエイティブ検討に入ることで、実現性とセットで議論できる、

手戻りの少ない企画・設計ができる

• ユーザー像と課題が明確になることでメンバーのモチベーションが高まる

UXのプロセスを取り入れるメリット

Page 65: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

• UXデザインはスキル

• 知識だけじゃなく、実践が大事

• チームの中でどう取り入れていくかを

議論してほしい。

Page 66: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

UXデザインプロセスから初めることで、

ユーザーファーストなものづくりを

Page 67: 明日からデキるUXデザイン#1講義編

質疑応答