【提案】議会報告会 こがおも提出 20140404(slide share用)
DESCRIPTION
小金井市議会では、「議会報告会」の開催について議会運営委員会にて議論中。2年前に試行で1度やったものの、その振り返りを踏まえ消極的な意見も。ただ、ただいま条文審査中の議会基本条例には具体的に盛り込む旨の陳情を全会一致で採択したこともあり、開催しない訳にはいかない。では、どういうイベントであれば開催へ前向きとなるのか。会派・小金井をおもしろくする会としても、「公平公正」の要素も考慮し、考え企画書にまとめてみました。TRANSCRIPT
【提案】 議会改革
小金井をおもしろくする会 白井亨
2014.0404
次の「議会報告会」の提案
前回実施の振り返り 2012年の“試行”としての議会報告会に参加して思ったこと
一般的に考えらえうる適切な内容、やり方でやったはずが・・・
【項目】
プログラム
報告スタイル
各プログラム時間の配分
質問タイム
報告内容
議員による3月議会(第1回定例会)の報告→参加者との意見交換 ①施政方針に対する質疑の特徴 ②国保税、介護保険料の条例改定案について ③一般会計予算など予算関連 ④議員提案と一般質問の主な特徴 ⑤請願・陳情の審査結果 ⑥重要課題 ごみ処理問題
原稿読み上げ形式
資料 ②について、資料あり
各テーマについてはわかりやすい報告原稿となっている(原稿再読する限り)
各テーマ(①~⑥)で共通の時間設定 (8分間/原稿用紙2500字以内)
質問票を配布し回収→それに返答する形式をとりフリーなやりとりはなし
【実施内容】 【感想】
「定例会報告」と「意見交換」というメニューの設定は特に違和感はないが、定例会の全体像が見えない中、左記の6項目だけをピックアップされても、少し戸惑いを感じた。議会の流れを知らない市民も多いと思うので、その辺りも含めて全体設計されても良かったのではないか。
報告だから事前に用意した原稿を読み上げるのは至極当たり前だとしても、資料が不足し、また事前情報がない(市民によって知識に温度差がある)中では、言っていることを聴きとることはできても理解しづらく、テーマによっては聴く気が失せるものもあった。かなり玄人向けの報告だと感じた。
テーマによって長く感じたり、短く感じたりするなど差があった。内容を絞り、その時間配分も変えてもいいのではないかと感じた。
スマートなやり方だと思ったが、直接コミュニケーションしたい市民の要望は叶わず消化不良気味だったと感じた。
振り返りを踏まえ、次の設計図
<市民が「知りたい」こと>(内容) ①何が決まったのか(WHAT) ②どういう議論があったのか(HOW)
③それに対する採決態度は?(WHO) <伝え方②>(手段)
<伝え方①>(順序)
全体像+流れ+結論
可視化する +
・それぞれの内容がわかりやすい資料 ・スライドを作成しプレゼン形式で説明する
※注意点:専門用語をなるべく使わずに、かみ砕いた言葉を使うこと。
+ <議会の想い>(公平と公正) 全体報告(内容の公正)と、各議員・会派の主張(機会の公平)を分けて考える
「2部制」の採用
タイトルの変更
「2部制」を採用することで、「報告」だけではないイベントへ
議会フェス <タイトル(A案)>
報告会+意見交換会
議会ばなし <タイトル(B案)>
議会が話す、議会と話す トークイベント
議会と話す会 <タイトル(C案)>
報告会+意見交換会
タイトル例
プログラム(案)
3月議会全体の流れ&議案採決一覧の説明
3常任委員会 ごとの報告 (ピックアップ)
重要課題の現状報告
【議会だよりにはない「議会」を魅せる】
フリー意見交換会
議運委員長 各常任委員長 議長 全議員
5分間 5~10分間×3~4 5~10分間 60分間
議案数、陳情数、採決結果一覧、どこにどう付託したのか、今定例会の特徴と主な争点になった議案を解説する
各常任委員会及び予算特別委員会の委員長から、委員会での審査内容を報告。論点を明確に報告する(特に意見の分かれたポイント等)
資料
内容
時間
担当
議案数、陳情数、採決結果一覧、付託一覧
例:①可燃ごみ共同処理について②財政③新庁舎建設
例:議員3名×8テーブルの好きなテーブルに坐してもらい、フリートーク。20分間×3クールを設定し、席を移動してもらい多くの議員と意見交換。
ピックアップする議案や陳情の関係資料を整理したもの
ピックアップするテーマの関係資料
特になし。各議員が個別に必要な資料を持ち寄る。
流れ
市民は まず、全体像と結果「何が決まったか」がわかる
どういう議論があったのか知ることができる
市でいま何が重要なことかがわかる
各議員・会派の考えの違いがわかる
議会としての全体報告 フリーで意見交換
原稿 あり。実行委員で事前確認 あり。実行委員で事前確認 あり。実行委員で事前確認
なし。聴かれたことに、各個人・会派の意見を述べる
第1部<議会の森をみる> 第2部<議会の木をみる>
第2部について
※イメージ 第1部の時からテーブル形式で座ってもらい、休憩をはさんでそのままの設営で第2部に入る。
議員はあらかじめスタート時の組み合わせのみを決めておき(2名×12テーブル、3名×8テーブルあたりを想定)、20分間でテーブルに坐した方から質問を受け、応える。
議員も、参加者(市民)も、好きなテーブルへ移動。この時は議員もてんでバラバラに赴くままに移動する(1テーブルに議員は〇人、とだけ決めておく)
20分×3クール
ルール(案)
▼議員同士の批判・誹謗中傷をしない 等
参加者は、普段知っている議員だけではなく、個別に他の議員の意見や賛否の理由など聴くことができる。 普段議員と関わりの無い市民でも、気兼ねなく色んな議員と話をして考えを知ることができる。
参加者のメリット
個別の議員の市政報告は敷居が高いが、これなら気軽に接する機会が持てる。
運営について
アイディア:市民サポーターを募り、サポートしてもらう
議員 (各会派1人)
サポーター市民
+ ①無作為抽出で公募を募る ②一般公募を募る
<役割> ▼準備段階:①実施にあたって、市民目線の声として意見・アドバイスする ②広報サポ―ト ▼当日:運営補助。来場市民と議員をつなぐ
<役割> ▼実務全般 ▼運営責任
議会報告会実行委員会として主催する
その他検討事項
【日時設定について】
日時を変え、3回開催する ①平日昼間 ②平日夜 ③土日祝の昼間
※誰でも都合に合わせて来れるように。平日昼間は保育付き
【会場規模について】
定員40~50名程度 第2部の構成を考えると、1テーブルがMAX10名以下にしたい。できれば議員を入れて7~8名が適当だと想定
【集客について】
無作為抽出で招待状を 「来る人はいつも同じ顔」という声を聴くので、そうでない方も参加してもらいやすくするために無作為で案内を送付する
【成果について】
定量&定性の両面から測る 何を「成果」とするか、事前に目標設定して定量と定性の両軸で実施した成果をはかる。参加人数とアンケートでの満足度等
【市民の温度差を解消するために】
第0部のレクチャータイムを設ける 参加者(市民)の議会や市政に対する知識量の温度差を少しでも平準化する為、事前知識がない方向けに、開催1時間前に希望者に「市議会ってこんなところ(仮称)」というような、議員構成や議会の役割、議会の流れや基本的知識などをレクチャーする機会・場を設定する(開始1時間前からに45分程度)。