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2018年5⽉11⽇ 北海道電⼒株式会社 会社説明会

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2018年5⽉11⽇

北海道電⼒株式会社

■ 会 社 説 明 会

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・2018年度経営計画の概要 ・・・ 3

・収⽀状況と⽬指す利益⽔準 ・・・ 5

・収⽀・財務基盤の強化 ・・・ 6

・収⼊拡⼤に向けた取り組み ・・・ 7

・費⽤低減に向けた取り組み ・・・ 15

・泊発電所の再稼働に向けた取り組み ・・・ 18

・法的分離への対応と組織⾒直し ・・・ 20

・電源の競争⼒向上と安定供給の確保 ・・・ 21

・環境に関する取り組み ・・・ 22

・配 当 ・・・ 25

・優先株式の置換えについて ・・・ 26

・決 算

2018年3⽉期 決算 ・・・ 27

2019年3⽉期 ⾒通し ・・・ 43

・参考資料 ・・・ 45

2

■⽬ 次

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2018年度経営計画(2018〜2020年度の3年間を⾒据えた取り組み)

収⽀・財務基盤の強化(収⼊拡⼤・費⽤低減)

3

2018年度経営計画の概要(全体像)

泊発電所の早期再稼働と安全性向上

法的分離への対応

電源の競争⼒向上と安定供給の確保

環境保全・⼈材育成・地域に根ざす企業としての取り組み

2018年度は、2020年4⽉に予定されている送配電部⾨の法的分離に向けた社内分社化を実施するとともに、将来に向けた基幹設備となる⽯狩湾新港発電所と新北本連系設備が運転を開始するなど、ほくでんグループは⼤きな変⾰の時を迎えている。これらの変化に着実に対応し、総合エネルギー企業としての成⻑と発展を⽬指すために、2018年度経営計画において2018〜2020年度の3年間を⾒据えた中期的な取り組みを定めた。

【重点的に取り組む項⽬】 【引き続き取り組む項⽬】

総合エネルギー企業としてのさらなる成⻑と発展

■2018年度経営計画の概要

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■2018年度経営計画の概要

4

2018年度経営計画における主な取り組み

項 ⽬ 2018〜2020年度の取り組み

電⼒⼩売全⾯⾃由化への対応

ガス供給事業

道外での電⼒販売

効率化・コスト低減の推進

泊発電所の早期再稼働(新規制基準適合性審査対応)

送配電部⾨の法的分離に向けた課題検討・体制整備

⽯狩湾新港発電所、新北本連系設備

将来にわたり安定供給を確保するとともに、競争⼒の⾼い電源構成を実現

トータルエネルギー

ソリューションの展開

営業活動の強化、新メニュー・新サービスの提供 など

LNGタンク完成後、販売を開始

道外での電⼒販売のさらなる販売拡⼤

業務全般にわたる抜本的な効率化・コスト低減の推進設備の健全性維持と低コスト化の両⽴

泊発電所の早期再稼働の実現による経営の正常化

社内分社化の実施(送配電カンパニーの設置)による組織体制の移⾏準備

⽯狩1号機・新北本の運転開始

法的分離の実施

福島天然ガス発電所運転開始

⽯狩LNG基地のタンク運⽤開始

⽯狩湾新港発電所1号機運転開始新北本連系設備運転開始

成⻑戦略

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-953

-93

280 126

194 7.6

9.8

10.2 10.3 10.5

20

15

10

5

0

5

10

15

20

-400

-300

-200

-100

0

100

200

300

400

経常損益

自己資本比率

(億円)

2013 2014 2015 2017

(%)

(年度)2016 202020192018

-900

5

2016年4⽉:⼩売全⾯⾃由化

■収⽀状況と⽬指す利益⽔準

厳しい経営環境が継続する中、競争⼒の向上や収⽀改善に向けた取り組みを重点的に進め、これまで3年連続の⿊字を確保。今後3ヵ年の利益については、平均で⼩売全⾯⾃由化後の実績(2016〜2017年度平均)を上回る⽔準を⽬指す。

利益については、平均で⼩売全⾯⾃由化後の実績を上回る⽔準を⽬指す

2016年4⽉以降:⼩売全⾯⾃由化

※数値は連結ベース

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収⽀・財務基盤の強化に向けた取組みの推進

泊発電所の再稼働前においても安定して利益を⽣み出せる経営体質の構築に向け、収⼊拡⼤と効率化・コスト低減に向けた⽅策の両⾯を⼀層強⼒に推進していく。利益を着実に積み上げ、毀損した財務基盤の回復を図っていく。

収⼊拡⼤に向けた取り組み

販売強化による収⼊拡⼤ ・販売電⼒量の減少阻⽌と需要の拡⼤に向けた各種取り組みを実施

電⼒⼩売における競争への対応

・個別料⾦提案の継続(⾼圧・特別⾼圧)、新たな料⾦メニューの提供(低圧)、対⾯営業活動の強化

電化を通じた電⼒需要の拡⼤

(家庭)スマート電化をはじめとする⾼効率電化機器の提案エアコンの普及拡⼤に向けた取り組み

(法⼈)空調・厨房・給湯の電化拡⼤お客さまの消費エネルギー削減への寄与を通じた契約獲得

総合エネルギー事業の展開

・ほくでんグループ各社が持つスキル・ノウハウを結集し、お客さまのご要望にお応えするトータルエネルギーソリューションを提供

ガス供給事業の展開 ・⽯狩湾新港発電所向けに調達するLNGを活⽤した、LNG供給・販売の推進・拡⼤に向け、まずは販売量1万トン/年を⽬標とする

道外での電⼒販売のさらなる拡⼤

・⾸都圏エリアでの電⼒販売拡⼤(福島天然ガス発電所も活⽤)・競争⼒のある電⼒を活⽤した卸販売の実施

費⽤低減

効率化・

低コスト体質の構築 ・業務全般にわたる抜本的な効率化・コスト低減の強⼒な推進(⽕⼒発電所の定検期間短縮、資機材調達コストの低減、など)

グループ再編の検討 ・グループ会社3社で担っている配電事業の北海電気⼯事への合併・統合に向けた検討

利益を⽣み出せる経営体質の構築

■収⽀・財務基盤の強化

6

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7

電⼒⼩売の競争激化に伴う契約切替数の増加などにより、当社の販売電⼒量は減少が続いているが、今後各種施策を展開し、販売電⼒量の減少阻⽌と需要の拡⼤を⽬指す。さらに、ガス供給事業も含めた総合エネルギー事業の展開による収⼊拡⼤にも取り組む。

個別料⾦提案・対⾯営業活動の展開(⾼圧・特別⾼圧)

料⾦メニューのラインナップ充実(低圧)

電化提案を通じた便利で快適な暮らしの提供

収益拡⼤に向けた総合エネルギー事業の

展開

・ガス供給事業の開始、電気・ガス・ソリューションを⼀体的に提供する「トータルエネルギーソリューション」の強⼒な展開、さらなる道外での電⼒販売の推進により収益を拡⼤

電⼒販売体制を強化[2018.4.1〜]

収⼊拡⼤に向けた各種施策

■収⼊拡⼤に向けた取り組み

・家庭向けは、スマート電化普及促進・エアコンの普及拡⼤、法⼈向けは、空調・厨房・給湯の電化拡⼤により、灯油など他エネルギー源から電化への転換を含め、電⼒需要を拡⼤

・新たな電気料⾦メニューの提供開始により多くのお客さまニーズに応えるラインナップを充実、競争⼒強化を図り、他社からの契約獲得を強化・拡⼤

・お客さま毎の使⽤状況等に応じたきめ細かな対応の継続により、他社からの契約獲得および他社への契約切替を防⽌

・販売・提案活動の企画・⽴案を⾏う「販売推進部」、地域拠点としての「⽀社」、法⼈のお客さまへの電化提案等を⾏う「電化ソリューションセンター」等の専⾨組織設置により、販売⼒を強化

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(kW)

対⾯営業活動の展開

8

契約電⼒の切替動向(⾼圧・特別⾼圧)

他社への契約切替

他社への契約切替防⽌と他社からの契約獲得に向けて、お客さま毎の使⽤状況等を詳細に確認しながら営業活動を続けてきた結果、契約切替の増加ペースが鈍化。今後も取り組みを継続することに加え、お客さまのニーズに応じ、省エネ診断等も組み合わせた対⾯営業活動を展開する。

他社への契約切替防止および

他社からの契約獲得

2015 2016 2017

当社との契約

(年度)

・対⾯営業活動の取り組みにより、他社への契約切替の増加ペースが鈍化

・他社への契約切替防⽌と他社からの契約を獲得するべく、引き続き営業活動に取り組む

■販売強化による収⼊拡⼤(⾼圧・特別⾼圧)

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競争⼒を強化する料⾦メニューのラインナップ充実

他社に契約を切り替えられたお客さまにも改めて当社を選択いただけるよう、昨年リリースしたメニューに加え、本年4⽉より新たな電気料⾦メニューの提供を開始し、ラインナップを充実。具体的には、「平均よりやや多めのご使⽤量のお客さま層」への競争⼒を強化するメニューである「エネとくMプラン」、およびエアコンをお使いのお客さま向けメニューである「エネとくシーズンプラス」をそれぞれサービス開始。

9

■販売強化による収⼊拡⼤(低圧)

[その他の取り組み]・会員制Webサービス「ほくでんエネモール」…会員数10万⼝突破(本年2⽉)・北海道エア・ウォーター(株)との業務提携による「L電ポイントプラスサービス」加⼊数増

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電化提案を通じた販売電⼒量の拡⼤

10

・省エネ・環境性能に優れ、積雪・寒冷の道内においても快適な⽣活を実現できる、スマート電化普及促進に引き続き取り組む。

・北海道の家庭⽤エアコン普及率から、今後、切り込む余地がある(⽐較的気候が近い⻘森県の5割程度)ことや、⾄近年における普及拡⼤の傾向を好機と捉えて、新メニュー「エネとくシーズンプラス」も活⽤したエアコン普及⽀援に取り組む。

スマート電化をはじめとする⾼効率電化機器のご提案を通じ、便利で快適な暮らしを提供することで、販売電⼒量を拡⼤させていく。

都道府県名普及率

平成21年 平成26年

北海道 11.9 % 25.7 %

⻘森県 44.8 % 51.6 %

東京都 85.9 % 89.6 %

全国平均 83.1 % 86.4 %

エアコン普及率

出典:総務省全国消費実態調査

・空調・厨房・給湯の電化拡⼤に取り組み、他エネルギー源から電化への転換を志向する。電化提案や省エネ診断等を⾏う「電化ソリューションセンター」等の専⾨組織の設置電化コンサル物件情報(設備更新・新築・移転・増改築等)の⼊⼿拡⼤ ZEBプランナーの登録(※)により、ZEB達成に向けたヒートポンプ主体のシステム提案を増や

し、⾼い省エネ性能を有する電化物件の普及を⽬指す(※)当社は電⼒会社で初めてZEBプランナーに登録されました

【低圧】

【⾼圧・特別⾼圧】

■販売強化による収⼊拡⼤

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総合エネルギー事業部を設置し、ガス・ソリューションの体制を強化。北海道外での電⼒販売のさらなる拡⼤、ガス供給事業の展開およびトータルエネルギーソリューションの展開により、総合エネルギー企業として顧客拡⼤・収益向上を図っていく。

事業領域の拡⼤による顧客拡⼤・収益向上

■総合エネルギー事業の展開

ソリューションを⼀括して提供するESP事業などの、電気・ガス販売+αでの収益拡⼤

総合エネルギー企業としてのさらなる成⻑と発展

トータルエネルギーソリューションの展開

事業エリアの拡⼤

事業分野の拡⼤ まずは販売量1万トン/年を⽬標としさらなる拡⼤を⽬指す

ガス供給事業の展開

・これまで⾸都圏で2万kW程度の契約を獲得・福島天然ガス発電所を活⽤した卸販売拡⼤・泊発電所の再稼働および⽯狩湾新港発電所

の運開により⽣じる供給⼒、新北本連系設備の活⽤を視野に⼊れた、競争⼒のある電⼒による卸販売の推進

北海道外での電⼒販売のさらなる拡⼤

北海道内での電気事業(ほくでんグループの基盤)

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<LNG供給事業の概要>

・ エア・ウォーター㈱、岩⾕産業㈱と提携し、⼯場などのお客さまを対象に液化天然ガス(LNG)供給事業を進めている。

当社所有のLNGタンクに貯蔵(⽯狩LNG基地に建設中)

23万kl×2基LNGの調達

⽯狩湾新港発電所

LNG

電気

ほくでん ⼯場などのお客さま

⽯狩湾新港発電所向けに調達する液化天然ガス(LNG)を活⽤し、タンクローリーによるLNGの販売活動を鋭意進めている。⼯場などのお客さまを対象に、これまでの電気に加え、LNGの販売を⾏う。販売開始時期は、⽯狩LNG基地に建設中の当社LNGタンクの完成(2018年8⽉予定)以降の予定。本事業では、まずは販売量1万トン/年を⽬標とし、さらなる拡⼤を⽬指す。

ガス供給事業の展開

■総合エネルギー事業の展開

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電気の販売

ガスの販売

省エネ診断

機器販売リース

⼯事

設計施⾏保守

エネルギーマネジメント

省エネ診断

サーモグラフィを⽤いた熱漏れ診断

設備の設計・施⼯・保守

太陽光・⾵⼒発電電気機械

お客さまのあらゆるご要望に対して、ほくでんグループのスキル・ノウハウを活⽤し、

⼀貫したサービスを提供。

<ほくでんグループのサービスの例>

ESP事業のご提案(⼯場の例)

アウトソーシング

うち「エネルギー関連業務」設計・施⼯ 資産所有エネルギー供給 運転保守・管理 メンテナンス

⼯場運営業務全般

初期投資が不要エネルギー関連業務の省⼒化

ほくでんグループ

ほくでんグループの各社が持つスキルやノウハウを結集し、エネルギー・サービス・プロバイダ(ESP)事業など、お客さまのご要望にお応えするトータルエネルギーソリューションを提供し、電⼒・ガス・その他事業の収益向上を⽬指す。

トータルエネルギーソリューションの展開

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ESP事業などのトータルエネルギー

ソリューション

■総合エネルギー事業の展開

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道外での電⼒販売のさらなる拡⼤

■総合エネルギー事業の展開

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道外での電⼒販売は、⾸都圏での特⾼・⾼圧分野において着実に販売実績を積み上げ、現時点で2万kW程度のご契約を獲得。

⾸都圏での電⼒販売

2020年春の運転開始を⽬指す福島天然ガス発電所の建設へ参画しており、この電源を活⽤し、卸販売を含めたさらなる電⼒販売の拡⼤を図る。

福島天然ガス発電事業への参画

泊発電所の再稼働および⽯狩湾新港発電所の運開により⽣じる供給⼒や、新北本連系設備の活⽤を視野に⼊れ、競争⼒のある電⼒を活⽤した卸販売を進める。

競争⼒のある電⼒を活⽤した卸販売

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低コスト体質の構築

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グループ⼀体となって業務全般にわたる抜本的な効率化・コスト低減を進め、競争⼒のある事業構造を構築し、安定供給の確保と低コスト体質の両⽴を実現。

設備関連費⽤の低減<検討の主な切り⼝>• 経年化⽕⼒の休廃⽌• 定期検査の短縮• 更新設備の厳選• 機器の使⽤期間の延⻑• AI・IoTの活⽤や新⼯法等の採⽤

グループ各社事業の⾒直し<検討の主な切り⼝>・当社・グループ会社が⼀体となった電

⼒サポート事業の業務効率化例:⼀連のコスト構造・業務プロセ

スの可視化による課題認識・改善

・グループワイドでの要員適正化

業務の効率化<検討の主な切り⼝>• 業務の廃⽌・簡素化• 外注化・委託化、多様な⼈材の活⽤

【検討の視点】○これまでの前例、既成の概念にとらわれない○最新の技術・知⾒を収集し、AI・IoTなどを積極的に活

⽤しながら、新たな時代に即した業務の進め⽅を追求

恒常的な収⽀改善の実現に向けた

コスト低減⽅策の実施

2025年度末頃までにグループ本社の要員レベルを5,000⼈程度へ低減(2017年度末:5,600⼈程度)

■費⽤低減に向けた取り組み

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経営基盤の強化に向けた取り組みの推進

「経営基盤強化推進委員会」のもと、2017年度においては、これまでの効率化に加え、新たに137億円の効率化・コスト低減の成果を上積み。今後も、利益の創出に向けた⽅策を⼀層強⼒に推進する。

外部専⾨家

サポート

連携分野別の会議体

安定した利益を⽣み出せる経営体質の構築に向け、2017年1⽉に社⻑を委員⻑とする「経営基盤強化推進委員会」を設置。

指⽰報告

経営基盤強化推進委員会(委員⻑:社⻑、委員:副社⻑・常務執⾏役員)

【経営基盤強化推進委員会の概要】

グループ会社

本社各部室責任者:担当役員

連携

販売強化による

収⼊拡⼤

経営効率化・コスト低減

経営基盤の強化

16

■費⽤低減に向けた取り組み

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苫東厚真発電所

<定期検査の⼯事⼯程の短縮⽅策>

・ メーカーや⼯事会社のご協⼒を得ながら、定期検査における⼀つひとつの⼯程を精査するとともに、新⼯法の採⽤や要員の優先的な確保を進めることで、全体の⼯事⽇数を短縮する。

従来の⼯程

新⼯法採⽤後の⼯程

① ② ③

①②

これまで順番に⾏っていた⼯程を組み替えるとともに、要員を優先的に確保し、複数の⼯事を同時に⾏うことで全体の⼯事⽇数を短縮します。

⼯期短縮の例(イメージ)

■費⽤低減に向けた取り組み 〜 具体例

⽕⼒発電所の定期検査期間短縮

競争⼒の⾼い電源である苫東厚真発電所(海外炭⽕⼒発電所)などの定期検査において、メーカーなど他企業の協⼒も得ながら、検査期間に最も影響を及ぼす⼯事を⾒極め、⼯期短縮を進める。

【効率化成果:苫東厚真2号機の定期検査を当初計画150⽇→130⽇以下に短縮できる⾒込みであり、代替燃料費の低減につなげる。】

17

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泊発電所の適合性審査においては、現在、主に以下の課題があり、基準地震動・基準津波の確定に向け、敷地内断層の活動性評価について説明するとともに、積丹半島北⻄沖に仮定した活断層による地震動評価を進めている。あわせて、防潮堤・防波堤の課題についても、検討を進めており、基準地震動・基準津波の結果も踏まえ、審査会合において説明し、ご理解を得ていく。

課 題 対応状況

①発電所敷地内断層の活動性評価

地層年代に関する当社評価の説明性向上のため、調査・検討を実施し、ヒアリング等で説明している

②積丹半島北⻄沖に仮定した活断層による地震動評価

仮定した活断層の地震動評価を進めている

③地震による防潮堤地盤の液状化の影響評価

防潮堤について、岩着⽀持構造に設計変更し検討を進めている

④津波により防波堤が損傷した場合の発電所設備への影響評価

防波堤の移動や沈下に関する解析や⽔理模型実験の結果を⽤いて、発電所設備への影響評価を進めている

プラント施設の審査(③④)

18

地震・津波の審査(①②)

基準地震動・基準津波の確定

適合性審査における主要な課題への対応

■泊発電所の再稼働に向けた取り組み

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「発電所敷地内断層の活動性評価」の課題への対応状況

泊発電所敷地内において、約12〜13万年前より新しい時代の地層の活動が認められない(敷地内にいわゆる活断層はない)との当社評価の信頼性を⾼めるため、「約33万年前に堆積した」と当社が評価した地層の堆積年代について、「段丘編年の精度向上」を主軸とし、調査・検討結果の説明を⾏っている。具体的には、敷地近傍の地層と発電所敷地内の地層との⽐較などを⾏い、敷地内において当社が「約33万年前に堆積した」と評価した地層の堆積年代の信頼性を⾼めるための調査・検討結果を、審査会合において説明していく。

19

発電所敷地近傍

発電所敷地内

表土

断層

約533万年前より古い時代に堆積した地層

約33万年前より古い時代に堆積した地層

約33万年前に堆積したと当社が評価した地層

表土

約533万年前より古い時代に堆積した地層

約33万年前に堆積した地層表土

約533万年前より古い時代に堆積した地層

約21万年前に堆積した地層

表土

約533万年前より古い時代に堆積した地層

約12.5万年前に堆積した地層

海成段丘

海成段丘

海成段丘 海

成段丘

敷地近傍の海成段丘を構成する地層の堆積年代を特定する敷地近傍において堆積年代を特定した地層と敷地内の地層

との特徴(標⾼、堆積物の性状等)の⽐較を⾏う⇒「約33万年前に堆積した地層」との評価の信頼性を⾼める

検討方針

<参考>泊発電所の再稼働に向けた取り組み

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グループ経営・戦略機能の強化経営企画室を設置(グループ会社の経営管理機能の集約、発電・販売⼀体の事業戦略の展開、電源の競争⼒強化)

事業領域拡⼤に向けた取り組みの強化エネルギー全般に係る事業領域拡⼤を⼀貫して推進する総合エネルギー事業部を設置

販売⼒の強化販売推進部の設置、現業機関の再編

効率化の推進間接部⾨等の集中化(現業機関から本店への集約)

2020年4⽉(予定)の法的分離を⾒据えて、送配電事業の中⽴性確保や安定供給の維持を⼤前提に、総合⼒の発揮と効率性を重視し、発電・販売事業を配置する「事業持株会社」および「送配電会社」の2社体制を指向。まずは2018年4⽉に社内分社化として送配電カンパニーを設置。事業領域拡⼤に向けた取り組みの強化や販売⼒の強化を⽬的に、発電、販売、管理・間接部⾨についても組織体制を⾒直し。

法的分離を⾒据えた送配電カンパニーの設置

さらなる成⻑に向けた発電、販売、管理・間接部⾨の⾒直し

送配電カンパニー社⻑・副社⻑

本店組織

現業機関 ⽀店ネットワークセンター 基幹系⼯事センター

地中センター

流通企画部(企画機能)

業務部(ネットワーク営業)

⼯務部・配電部・通信ネットワーク室(送配電機能)

流通総務部・流通内部監査室(管理・間接機能)

■法的分離への対応と組織⾒直し

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■電源の競争⼒向上と安定供給の確保

完成予想図発電⽅式 出 ⼒ 営業運転開始(予定)

ガスタービンコンバインドサイクル発電⽅式

1号機56.94万kW2号機56.94万kW3号機56.94万kW合計170.82万kW

1号機2019年 2⽉2号機2026年12⽉3号機2030年12⽉

<⽯狩湾新港発電所の特徴>

⽯狩湾新港発電所は、当⾯、ベースに近い運⽤が想定され、⽯油⽕⼒から経済性に優れるLNG⽕⼒への燃料転換メリットが発⽣。発電効率が⾼く(世界最⾼レベルの62%)、環境特性に優れ⾼い熱効率が得られる天然ガスコンバインドサイクル⽅式の⽕⼒発電所として、既設⽕⼒発電所の経年化・燃料種の多様化・電源の分散化といった課題に対応。

⽯狩湾新港発電所(LNG⽕⼒)の導⼊

⾼い発電効率 優れた環境特性 優れた運⽤性 ・⼯事進捗率:79.9%(2018年4⽉20⽇時点)

北本連系設備の増強

・2019年3⽉:運転開始予定・⼯事進捗率:81%(2018年3⽉31⽇時点)

21

発電所の緊急停⽌リスクへのより確実な対応など、北海道エリアの安定供給を確保。道内での再エネ導⼊拡⼤や電⼒取引の活性化への寄与も期待。

<⼯事概要>・送電容量:30万kW・送電電圧:250kV(直流)・送電亘⻑:122km

(うち地中ケーブル24km)

<ルート図>

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当社の電⼒量に占める再⽣可能エネルギーの割合

地域の資源である再⽣可能エネルギーの導⼊拡⼤に向け、⾵⼒発電・太陽光発電に加え、地域に根ざした再⽣可能エネルギーであるとともに出⼒変動が⼩さく電⼒系統への影響の少ない⽔⼒発電・バイオマス発電などに関する取り組みを進めている。当社の電⼒量(※1)に占める再⽣可能エネルギー(⾃社で発電した再エネ電気、再エネ発電事業者から調達した電気)の割合は、4分の1程度となっている。今後もほくでんグループとして、企業の社会的責任と持続的な企業価値の向上を果たすため、ESG(※2)に配慮した事業運営を進める。

(※1) ⾃社電源の発電電⼒量と他社購⼊分の受電電⼒量の合計(離島分を含まない) (※2) ESG:Environment(環境)・Social(社会)・Governance(ガバナンス)

※「⽔⼒(3万kW以上)」には揚⽔式を含めていない。※「FIT電気以外の再エネ」には⽔⼒(3万kW未満)・

太陽光・⾵⼒・バイオマス・地熱を含む。※「卸電⼒取引所・その他」には、卸電⼒取引所か

らの調達分のほか、揚⽔分・廃棄物および他社から調達している電気の⼀部で電源区分が特定できないものを含む。なお、卸電⼒取引所からの調達分には、⽔⼒・⽕⼒・原⼦⼒・FIT電気・再⽣可能エネルギーなどが含まれる。

※当社がFIT電気を調達する費⽤の⼀部は電気をご利⽤の全ての皆さまから集めた賦課⾦により賄われており、⽕⼒発電などを含めた全国平均の電気のCO2排出量を持つ電気として扱われる。

※当社の2016年度のCO2排出係数(調整後)は0.640kg-CO2/kWh(2017年度実績は集計中)。

当社の電⼒量に占める再⽣可能エネルギーの割合

■環境に関する取り組み

22

⾃社で発電した再エネ電気、

再エネ発電事業者から調達した電気:

23%程度2017年度

実績

水力(3万kW

以上)4%

石油

23%

石炭

52%

FIT電気

8%

卸電力取引所

・その他 2%

再エネ

(FIT電気以外)

11%

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29 29 32 32 32 35 39

(144)

6 1035

61

97115

133

(223)

0

50

100

150

200

250(万kW)

⾵⼒発電

太陽光発電

⾵⼒発電・太陽光発電の導⼊拡⼤に向けた取り組み

2017年度末時点の北海道内の系統への再エネ連系量は約363万kW。このうち⾵⼒と太陽光の連系量合計は約172万kWと、北海道エリアの年平均電⼒(約360万kW)の約5割に相当。さらに2017年度末時点での当社への⾵⼒・太陽光の接続申込量の合計は、年平均電⼒とほぼ同等レベル。当社は、全国で導⼊検討中の「⽇本版コネクト&マネージ」に先駆けた送電線の有効活⽤や、出⼒変動に対応した⼤型蓄電池などの新たな調整⼒の活⽤などを進め、電⼒品質を維持しつつ、⾵⼒・太陽光発電のさらなる拡⼤を図っている。

( )内は2018年3⽉末時点の当社への接続申込量(※)

(※)系統側蓄電池による⾵⼒発電募集分を含まない。

(年度)

北海道内の系統への⾵⼒・太陽光発電の連系量

2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017

■環境に関する取り組み

23

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系統側蓄電池に係る費⽤を事業者が共同負担することを前提に、⾵⼒発電の新たな募集を⾏っている。

東京電⼒パワーグリッド㈱と共同で既設の北本連系設備を活⽤した実証試験を実施し、新たに20万kWの⾵⼒発電導⼊拡⼤を図る。

系統側蓄電池の設置による⾵⼒発電の募集 ⾵⼒発電の導⼊拡⼤に向けた実証試験

送電線容量を超過する場合に発電出⼒を抑制することを前提に、送電線の未活⽤領域の有効活⽤を図っている。

送電線の有効活⽤

当社の変電所に⼤型蓄電池を設置し、再⽣可能エネルギーの出⼒変動に対する新たな調整⼒としての性能実証および最適な制御技術の確⽴を⽬的に実証試験を実施。

定格出⼒:15,000kW、蓄電容量:60,000kWh

⼤型蓄電システム実証事業

⾵⼒募集量 蓄電池容量⽬安 蓄電池設置時期

Ⅰ期 +60万kW 9万kW-4h程度 2022年度

Ⅱ期 +40万kW 6万kW-4h程度 Ⅰ期の導⼊状況を踏まえ検討

再⽣可能エネルギー導⼊拡⼤に向けた各種取り組み

■環境に関する取り組み

24

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1株当たり配当⾦

普通株式 A種優先株式(470株) B種優先株式(470株)

中間 期末 年間 中間 期末 年間 中間 期末 年間

2018年3⽉期(実績) - 5円 5円 - 3,800

千円3,800千円

2019年3⽉期(予想) 未定 未定

[配当の内容]

普通株式については、前期と同額の1株あたり5円、優先株式の配当については定款の定めに従い実施いたします。

25

2018年3⽉期 期末配当

2019年3⽉期 期末配当予想

■配 当

次期の中間・期末配当⾦につきましては、業績を⾒通すことができないことから、未定とさせていただきます。

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⾃⼰資本の維持と優先配当負担の軽減を⽬的として、2014年7⽉に発⾏したA種優先株式の置き換えを⾏うこととし、新たなB種優先株式の発⾏について、本年6⽉開催の株主総会に議案を付議する。

項⽬ A種優先株式 B種優先株式発⾏総額 470億円 (2018年4⽉現在※) 470億円

発⾏⽇ 2014年7⽉31⽇ 2018年7⽉31⽇(予定)

割当先 株式会社 ⽇本政策投資銀⾏ 株式会社 ⽇本政策投資銀⾏株式会社 みずほ銀⾏

優先配当率 3.8%/年 3.0%/年

優先配当率の上昇

あり(2019年8⽉1⽇以降、6.3%/年に上昇) なし

割当先による取得請求権の発⽣⽇

2019年8⽉1⽇以降 2023年8⽉1⽇以降

■優先株式の置換えについて

※発⾏当初は500億円でしたが、2016年5⽉に⼀部を取得・消却したため、現在は470億円となっています。

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■ 決 算

■ 2018年3⽉期 決算

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(空白)

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連 結 単 独

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B)

前年比%

(A)/(B)

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B)

前年比%

(A)/(B)

売 上 高 7,330 7,027 302 104.3 7,031 6,771 260 103.8

営 業 利 益 337 274 62 122.9 273 202 70 135.0

経 常 利 益 194 126 68 154.1 132 58 73 226.1

当 期 純 利 益 165 87 77 188.2 131 51 79 254.6

(単位:億円)

2018年3月期決算の概要

※連結決算においては、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としている。

収 入(増加要因)・燃料価格の上昇による燃料費調整制度の影響や再生可能エネルギーの固定

価格買取制度の影響 など

(減少要因)・販売電力量の減少 など

費 用(増加要因)・燃料価格の上昇や渇水による燃料費の増加に加え、再生可能エネルギーの

固定価格買取制度の影響 など

(減少要因)・火力発電所の定期検査基数の減少による修繕費の減少 など

利 益 営業利益、経常利益および当期純利益は増加

29

■決算概要

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(単位:億円)

当年度(A)

前年度(B)

増 減(A)-(B)

前年比%(A)/(B)

経常収益

営業収益(売上高) 7,330 7,027 302 104.3

電気事業営業収益 7,015 6,754 260 103.9

その他事業営業収益 315 273 42 115.5

営業外収益 22 25 △3 85.8

合 計 7,352 7,053 299 104.2

経常費用

営業費用 6,993 6,753 239 103.6

電気事業営業費用 6,718 6,520 198 103.0

その他事業営業費用 274 233 41 117.8

営業外費用 165 174 △9 94.8

合 計 7,158 6,927 230 103.3

[営 業 利 益]経 常 利 益

[337]194

[274]126

[62]68

[122.9]154.1

渇水準備金引当又は取崩し(△) △9 12 △21 -

特 別 損 失 - 16 △16 -

税金等調整前当期純利益 203 97 105 208.6

法 人 税 等 31 4 26 640.6

当 期 純 利 益 171 92 79 185.4

非支配株主に帰属する当期純利益 6 4 1 132.2

親会社株主に帰属する当期純利益 165 87 77 188.2

(参考) 包括利益 159 108 50 146.4

30

■収⽀⽐較表(連結)

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販売電力量 対前年比 7.5%の減少

当年度(A)

前年度(B)

増 減(A)-(B)

前年比%(A)/(B)

低 圧 12,628 13,315 △687 94.8

高圧・特別高圧 12,178 13,491 △1,313 90.3

合 計 24,806 26,806 △2,000 92.5

(単位:℃)

(単位:百万kWh)

3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

北海道内の

平均気温(2017年~2018年)

実 績 0.8 6.8 13.3 15.1 22.0 20.6 17.0 10.6 4.1 △2.3 △3.1 △4.7 1.9

前年差 △0.6 △0.2 △0.6 △0.3 2.1 △2.6 △1.8 0.5 2.4 △0.8 1.4 △2.1 1.1

平年差 0.8 0.6 1.9 △0.6 2.6 △0.6 △0.4 △0.6 △0.4 △0.9 1.2 △1.0 1.8

・他事業者への契約切り替えの影響などにより、販売電力量合計で、2,000百万kWhの減少

(対前年比 △7.5%)となった。

31

■販売電⼒量

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(単位:百万kWh)

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B)

前年比%

(A)/(B)

(出水率)

水 力

(94.9%)

3,279

(111.5%)

3,846

(△16.6%)

△567 85.3

火 力 21,029 20,569 460 102.2

(設備利用率)

原子力

( -)

( -)

( -)

- -

新エネルギー等 148 135 13 109.6

計 24,456 24,550 △94 99.6

融通・他社受電 3,584 5,458 △1,874 65.7

揚水用 △239 △200 △39 119.7

合 計 27,801 29,808 △2,007 93.3

・泊発電所が全基停止していることに加え、出水率が94.9%と平年を下回ったことや、火力発電所の

計画外停止・出力抑制などはあったが、供給設備の適切な運用を図ったことから、安定した供給を維持。

【対前年増減理由】

(自 社 水 力)出水率が94.9%と前年を下回ったこと など

( 〃 火 力)販売電力量の減少はあったが、出水減や他社からの受電減 など

( 〃 原子力)泊発電所は全基停止が継続

(融通・他社受電)他社火力発電所からの受電減 など

32

■供給電⼒量

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(単位:億円)

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B)主 な 増 減 要 因

売 上 高 7,031 6,771 260〔売上高の増減要因〕

・販売電力量の減(△222)

・燃料価格の上昇による燃料費調整制度の

影響(339)

・再エネ特措法交付金の増(67)

・再エネ賦課金の増(53)

電 灯 料 2,737 2,757 △20

電 力 料 2,951 3,031 △80

そ の 他 1,343 982 361

営 業 外 収 益 21 29 △7

経 常 収 益 7,053 6,800 252

33

■収⽀⽐較表(収益-単独)

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当年度(A)

前年度(B)

増 減(A)-(B)

主 な 増 減 要 因

人件費 531 533 △2

燃料費・購入電力料 2,687 2,342 344 ・販売電力量の減(△159)

・燃料価格の上昇(281)

・水力発電量の減(90)

・再エネ買取量の増(67)

燃料費 1,422 1,203 218

購入電力料 1,265 1,139 125

修繕費 822 973 △150 ・火力発電所定期検査基数の減(△100)

減価償却費 776 795 △19 ・定率償却による逓減効果 など

支払利息 141 150 △9 ・金利の低下 など

その他費用 1,962 1,946 16 ・再エネ特措法納付金の増 など

経 常 費 用 6,921 6,742 179

[営 業 利 益]

経 常 利 益

[273]

132

[202]

58

[70]

73

渇水準備金引当/取崩し(△) △9 12 △21

特 別 損 失 - 15 △15

法 人 税 等 10 △20 30

当期純利益 131 51 79

(単位:億円)

34

■収⽀⽐較表(費⽤・利益-単独)

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■燃料費調整制度の影響による売上高の増加

■販売電力量の減少による燃料費の減少

■修繕費の減少(火力発電所定期検査基数の減少 など)

■その他(卸電力取引所における取引増 など)

339億円

159億円

150億円

18億円

■燃料価格の上昇による燃料費の増加

■販売電力量の減少による売上高の減少

■水力発電量の減少による燃料費の増加

281億円

222億円

90億円

2018年3月期 経常利益 132億円

2017年3月期 経常利益 58億円

差し引き 73億円 好転

好 転 要 因 悪 化 要 因

35

■経常利益の変動要因(単独)

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2018年3月期 当期純利益 131億円

2017年3月期 当期純利益 51億円

差し引き 79億円 好転

好 転 要 因 悪 化 要 因

■経常利益の好転

■渇水準備金の引当・取り崩し

■前年度台風災害による特別損失計上の反動

73億円

21億円

15億円

■法人税等の増加 30億円

36

■当期純利益の変動要因(単独)

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■水力発電量の増加による燃料費の減少

■燃料価格の低下(円高)による燃料費の減少

■経営全般にわたる費用削減

20億円

20億円

10億円

2018年3月期 経常利益 132億円

2018年1月公表 経常利益 80億円程度

差し引き 50億円程度 好転

好 転 要 因 悪 化 要 因

37

■直近業績予想との⽐較〜経常利益の変動要因(単独)

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2018年3月期 当期純利益 131億円

2018年1月公表 当期純利益 90億円程度

差し引き 40億円程度 好転

好 転 要 因 悪 化 要 因

■経常利益の好転 50億円 ■法人税等の増加 10億円

38

■直近業績予想との⽐較〜当期純利益の変動要因(単独)

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当年度末

(A)

前年度末

(B)

増 減

(A)-(B)主な増減要因(単独)

資 産連結 19,159 18,295 863 ・減価償却による電気事業固定資産の減

(△776)

・設備投資(1,315)

・現金及び預金の増(271)単独 18,542 17,689 852

負 債連結 17,029 16,295 734

・有利子負債の増(683)

単独 16,840 16,080 759

純 資 産連結 2,014 1,888 125 ・当期純利益の計上(131)

・前期末配当金(△28)

・その他有価証券評価差額金(△9)単独 1,702 1,608 93

※連結の純資産額は非支配株主持分を除く。

(単位:億円)

有利子負債残高(億円)

連結 14,268 13,559 708

単独 14,295 13,611 683

自己資本比率(%)連結 10.5 10.3 0.2

単独 9.2 9.1 0.1

39

■貸借対照表(連結・単独)

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当年度(A)

前年度(B)

増 減(A)-(B)

営業活動CF 1,070 670 399

税金等調整前当期純利益 203 97 105

減価償却費 837 855 △17

未払消費税等の増減額 97 △86 183

投資活動CF △1,453 △1,452 △1

固定資産取得による支出 △1,526 △1,475 △51

工事負担金等受入による収入 72 35 37

差引CF △383 △781 398

財務活動CF 663 573 90

有利子負債増減 708 669 39

現金及び現金同等物の増減額 280 △207 488

(単位:億円)

40

■連結キャッシュ・フロー

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(空白)

平均燃料価格

(燃料費調整額の諸元)

燃料調達価格

(燃料費の諸元)

2016/4 2017/4 2018/4

※タイムラグ影響は、燃料費調整制度に基づく「実際の燃調額」と毎月発表になる貿易統計価格を

即座に反映した「時期ずれを考慮しない燃調額」との差額。

差損 △70億円程度

差損

差損 △120億円程度

差益

41

■(参考)燃料費と燃料費調整額のタイムラグ影響※イメージ

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(空白)

42

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■ 2019年3⽉期 ⾒通し

43

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(単位:億円,億kWh)

業績予想

2018年度見通し(A) 2017年度実績(B) 増 減 (A)-(B)

売 上 高連 結 7,500程度 7,330 170程度

単 独 7,180程度 7,031 150程度

(対前期増減率)販 売 電 力 量

(△6.0%程度)233程度 248 △15程度

【主要諸元】

為替レート(円/$) 110程度 111 △1程度

原油CIF価格($/bl) 65程度 57.0 8程度

・連結業績の売上高は、販売電力量の減少はあるが、燃料価格の上昇による燃料費調整制度の影響などにより、前期に比べ170億円程度の7,500億円程度となる見通し。

・一方、利益については、今後の供給力の状況を見極めていく必要があり、燃料費などの費用を合理的に算定することができないため未定。

・今後、業績を見通すことが可能となり次第、速やかにお知らせする。

・次期の中間・期末配当金については、業績を見通すことができないことから、未定とする。

配 当

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■2019年3⽉期の業績⾒通し(連結・単独)

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■参考資料

【決 算】・費⽤項⽬(単独)

⼈件費 ・・・ 48燃料費・購⼊電⼒料、主要諸元 ・・・ 49修繕費、減価償却費 ・・・ 50⽀払利息、その他費⽤ ・・・ 51

・再⽣可能エネルギー固定価格買取制度の影響額(参考) ・・・ 52・セグメント情報 ・・・ 53・連結包括利益計算書 ・・・ 54

【その他】・収⼊拡⼤に向けた取り組み(低圧) ・・・ 56・福島県・相⾺港における天然ガス発電事業への参画 ・・・ 57・費⽤低減に向けた取り組み ・・・ 58・効率化・費⽤低減に向けた取り組み例 ・・・ 59・泊発電所の早期再稼働と安全性向上 ・・・ 60・電源開発計画 ・・・ 64・北本連系設備の増強 ・・・ 65・CO2排出低減に向けた取り組み ・・・ 66・環境に関する取り組み ・・・ 68

45

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(空⽩)

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■ 決 算

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当年度 前年度 増 減 主な増減要因

人 件 費 531 533 △2

人件費 (単位:億円)

(単位:億円)【数理計算上の差異】 *発生年度の翌年度から5年均等償却

発生額前年度償却額

当年度

償却額 未償却残終了年度

(残存年数)

11年度発生分 △21 △4 - - -

12年度発生分 △89 △18 △18 - -

13年度発生分 △128 △26 △26 △26 18年度(1年)

14年度発生分 69 14 14 28 19年度(2年)

15年度発生分 50 10 10 30 20年度(3年)

16年度発生分 14 - 3 11 21年度(4年)

17年度発生分 △6 - - △6 22年度(5年)

合計 △24 △17 37

48

■決 算 - 費⽤項⽬(単独)

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燃料費・購入電力料(単位:億円)

当年度 前年度 増 減 主な増減要因

燃料費・購入電力料 2,687 2,342 344・販売電力量の減(△159)

・燃料価格の上昇(281)

・水力発電量の減(90)

・再エネ買取量の増(67)

内 訳 燃料費 1,422 1,203 218

購入電力料 1,265 1,139 125

【主要諸元】

当年度 前年度 増 減

為替レート(円/$) 111 108 3

原油CIF価格($/bl) 57.0 47.5 9.5

海外炭CIF価格($/t) 102.4 80.5 21.9

49

■決 算 - 費⽤項⽬(単独)

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修繕費(単位:億円)

当年度 前年度 増 減 主な増減要因

修繕費 822 973 △150 ・火力発電所定期検査基数の減(△100)[6基→4基]

内 訳 電 源 417 543 △126

流 通 385 412 △26

その他 18 17 1

減価償却費(単位:億円)

当年度 前年度 増 減 主な増減要因

減価償却費 776 795 △19 ・定率効果(△80)

・新規取得資産等(61)内 訳 電 源 438 451 △13

流 通 291 295 △4

その他 47 48 △1

50

■決 算 - 費⽤項⽬(単独)

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支払利息 (単位:億円)

(単位:億円)その他費用

当年度 前年度 増 減 主な増減要因

その他費用 1,962 1,946 16

・再エネ特措法納付金の増(53)

・固定資産除却費の増(21)

・その他(△58)

当年度 前年度 増 減 主な増減要因

(期中平均金利 %)

支払利息(0.99)

141(1.14)

150(△0.15)

△9・金利の低下(△19)

・有利子負債の増(10)

51

■決 算 - 費⽤項⽬(単独)

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再生可能エネルギー発電事業者様

再エネ特措法納付金

再エネ特措法交付金購入電力料

当 社

お客さま

費用負担調整機関

再エネ賦課金

① 再生可能エネルギー賦課金 586 ② 再エネ特措法納付金 586

お客さまより電気料金の一部として回収 お客さまよりいただいた賦課金を納入

③ 再エネ特措法交付金 614 ④ 購入電力料 815

当社が買い取りに要した費用から、買い取ることにより節約できた燃料費等を除いた費用を交付

国が定める期間、固定価格で電気を買取り

再生可能エネルギー固定価格買取制度の影響額〔2017年度実績〕 (単位:億円)

① ②

③④

52

■決 算 - 再⽣可能エネルギー固定価格買取制度の影響額(参考)

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報告セグメント

その他 計 調整額連結

損益計算書計上額電気事業

売上高

当年度 7,026 1,282 8,309 △979 7,330

前年度 6,766 1,307 8,074 △1,046 7,027

増 減 260 △24 235 67 302

セグメント利益

当年度 274 56 330 6 337

前年度 200 58 259 14 274

増 減 73 △2 70 △7 62

(単位:億円)

電 気 事 業 電力供給

その他電気・電気通信工事、建物の総合管理、土木・建築工事、

発電所の定期点検・保守・補修工事など

53

■決 算 – セグメント情報

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(単位:億円)

当年度

(A)

前年度

(B)

増 減

(A)-(B)

当期純利益 171 92 79

その他の包括利益 △12 16 △28

その他有価証券評価差額金 △10 28 △38

退職給付に係る調整額 △1 △11 9

包 括 利 益 159 108 50

親会社株主に係る包括利益 153 104 49

非支配株主に係る包括利益 5 4 1

連結包括利益計算書

54

■決 算 – 連結包括利益計算書

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■ その他

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電⼒⼩売における競争への対応

会員制Webサービス「ほくでんエネモール」については、本年2⽉に会員数が10万⼝を突破した。今後も、お客さまの暮らしに役⽴つ情報やおトクなポイントサービスを提供していくことで、会員拡⼤を図っていく。

【主な加⼊条件】①当社と電気のご契約を締結か

つ北海道エア・ウォーター㈱または同社のグループ会社から直接LPガスを購⼊

②会員制Webサービス「ほくでんエネモール」へのご登録

「Web料⾦お知らせサービス」と「ほくでんエネモール」にご登録いただくと、ご利⽤状況に応じて、年間約1,200ポイント(1,200円相当)を進呈。 「Web料⾦お知らせサービス」の

ご使⽤量・料⾦実績表⽰画⾯イメージ

北海道エア・ウォーター㈱との業務提携による「L電ポイントプラスサービス」についても、多くのお客さまにお申込みいただいている。今後も、さらなる魅⼒あるサービスをご提供することで、収⼊拡⼤につなげていく。

56

■収⼊拡⼤に向けた取り組み(低圧)

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本発電事業の実施主体福島ガス発電株式会社

○ 事業パートナーと出資比率

石油資源開発株式会社 (33.0%)

三井物産株式会社 (29.0%)

大阪ガス株式会社 (20.0%)

三菱ガス化学株式会社 ( 9.0%)

北海道電力株式会社 ( 9.0%)

福島天然ガス発電所 概要名 称 福島天然ガス発電所

建設予定地福島県相馬郡新地町 相馬港4号埠頭※ JAPEX相馬LNG基地隣接地

動力および発電方式 ガスタービンおよび汽力(コンバインドサイクル方式)

燃 料天然ガス(LNGを気化)※ 隣接するJAPEX相馬LNG基地へLNGの気化と天然ガスの供給を委託予定

発電規模 118万kW(59万kW発電設備×2基)

今後の予定2017年 10月 建設工事着工済み2019年 秋 試運転開始2020年 春 商業運転開始(59万kW) ※ 118万kW規模は同年夏以降

発電所完成イメージ⿃瞰図 建設予定地広域地図

57

当社は、2016年10⽉、2020年春の商業運転開始を⽬指す「福島県・相⾺港における天然ガス⽕⼒発電事業」への参画を決定。将来にわたり、約10万kWの⾃社電源を道外で確保。⾸都圏エリアでの電⼒販売において、最⼤限に活⽤していく。

■福島県・相⾺港における天然ガス⽕⼒発電事業への参画

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北海電気⼯事

配電事業(配電設備の施⼯・管理業

務)

送変電関連

通信関連

北海道計器⼯業

配電事業(電⼒計などの計測器の製造・販売・修理業務)

・ 北海電気⼯事は、受け⽫会社として、既存の事業に加え、2社から移管される配電事業を担います。

【配電事業とは】変電所からの電気をお客さまに送り届けるための配電設備(電柱・電線・変圧器・開閉器など)の設置・運⽤・保守に係る業務

合併 統合

・ 配電事業統合後、ほくでんサービスは電気料⾦関連・省エネ関連事業等を担います。

ほくでんサービス

配電事業(配電設備の調査・設計・

保守業務)

電気料⾦関連(電気使⽤量の検針・

料⾦請求業務)

省エネ関連

グループ再編の検討

当社グループ会社3社で担っている配電事業の北海電気⼯事への合併・統合※に向けた検討を進めており、将来にわたる電⼒の安定供給に向けて効率的かつ最適な業務運営体制を構築していく。 ※実施時期:2019年4⽉1⽇予定

① 北海道計器⼯業を北海電気⼯事に合併⇒ 北海道計器⼯業が担う事業を移管

② ほくでんサービスの配電事業を、会社分割により、北海電気⼯事に統合⇒ ほくでんサービスは、電気料⾦関連事業や省エネ関連事業等を引き続き担う。

58

■費⽤低減に向けた取り組み

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<外部専⾨家の活⽤イメージ>

現状分析

コスト低減余地の検討

コスト低減⽅策の検討

コスト低減の実⾏

新たな条件で契約締結

・新規取引先の開拓・市況価格を踏まえた交渉

・価格⽔準の検証・仕様緩和や⼀括発注の検証

外部専⾨家の知⾒活⽤

<資機材調達における主な取り組み内容>

内 容 対 象複数年度⼀括発注・ 複数年度分の数量を

まとめて競争発注

スマートメーター、電線・ケーブルなど

共同調達・ 他電⼒やグループ会社と

まとめた数量を競争発注

スマートメーター、直流電源装置、避雷器 など

VE※提案制度・コスト低減可能な技術的な提案を

取引先から申し受け、設計や仕様に反映する制度

※ VE:Value Engineering

社内システムの構築

スケールメリットを活⽤

資機材調達コストの低減

外部専⾨家の知⾒も活⽤しながら、競争発注のさらなる拡⼤、仕様の緩和・汎⽤化、契約条件の緩和などによりコスト低減の深掘りを図っている。さらには、複数年度⼀括発注・共同調達やVE提案制度による取引先の知⾒の活⽤など、発注⽅法の⼯夫も進めている。

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■効率化・費⽤低減に向けた取り組み例

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安全確保を⼤前提とした泊発電所の早期再稼働に向け、新規制基準適合性審査の適合に必要な安全対策⼯事とともに、原⼦⼒規制委員会による審査への対応を進めている。

<新規制基準適合性審査における主な課題(1)>積丹半島北⻄沖に仮定した活断層による地震動評価

• 安全性をより⼀層⾼める観点から、積丹半島北⻄沖に活断層を仮定した地震動評価を実施している。

• 審査会合における議論を踏まえ、断層の⽅向等について、より安全側の評価となるよう、地震の揺れに関する検討を実施し、結果を説明していく。

発電所敷地内断層の活動性評価

• 泊発電所敷地に認められる断層について、約33万年前に堆積したと当社が評価している地層に変位・変形が認められないことから、耐震設計上、考慮すべき断層ではないと説明している。

• 地層の年代評価に関する説明性向上のための調査・検討を実施し、結果を説明していく。

古断層

発電所敷地内の地層

表土

約33万年前より古い時代に堆積した地層

約533万年前より古い時代に堆積した地層

地表 約20万年前の⽕⼭灰を含む地層

「後期更新世以降(約12〜13万年前以降)の断層の活動はない」ことを評価

約33万年前に堆積したと当社が評価している地層⇒変位・変形が認められないと判断

積丹半島

泊発電所

積丹半島北西沖に活断層を仮定

活断層の仮定位置

60

新規制基準適合性審査への対応

■泊発電所の早期再稼働と安全性向上

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地震による防潮堤地盤の液状化の影響評価

• 泊発電所には、福島第⼀原⼦⼒発電所を襲った海抜15mの津波が来ても発電所敷地が浸⽔しないように、標⾼16.5mの防潮堤を設置している。

• 泊発電所の安全性をより⼀層⾼める観点から、周辺地盤の液状化等が発⽣した場合でも津波から発電所を守る機能が失われないよう、岩着⽀持構造の防潮壁に設計変更し、検討を進めている。

津波により防波堤が損傷した場合の発電所設備への影響評価

• 泊発電所では、安定した冷却⽔の取⽔などを⽬的に港内の静穏度を確保するため、敷地前⾯の海域に防波堤を設置している。

• 防波堤の移動や沈下に関する解析や⽔理模型実験の結果を⽤いて、発電所設備への影響について説明していく。

<新規制基準適合性審査における主な課題(2)>

防潮堤

岩 盤

埋戻土

敷地高

<変更前> <変更後>

岩 盤

埋戻土

敷地高岩着防潮壁

61

新規制基準適合性審査への対応

防波堤

■泊発電所の早期再稼働と安全性向上

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⾃然現象から発電所を守る

発電所構内への延焼を防ぐ防⽕帯を整備

過去最⼤級の⻯巻から重要機器などを守る「⾶来物防護設備」を設置 津波等による浸⽔を防ぐ

防潮堤や⽔密扉を設置

燃料を冷やし続ける

⾼台に給⽔タンクを追加で設置

常設のポンプや移動可能なポンプ⾞を複数配備

送電線からの受電ルートの多重化や、バックアップ電源の

多重化・多様化

重⼤事故に備える

処理⽅法の異なる2種類の⽔素爆発を防ぐ装置を設置

⼤気中への放射性物質の拡散を抑制する「放⽔砲」や、海洋への拡散を抑制する「放射性物質吸 着 設 備 」 、 「 シ ルトフェンス」を配備

汚染⽔

シルトフェンス

放⽔塔 吸着設備

62

・津波対策・⻯巻対策

・地震対策 ・森林⽕災対策

重要な設備に耐震補強を実施

・⽔源の確保 ・ポンプの確保 ・電源の確保

・⽔素爆発の防⽌ ・対策拠点の整備

・放射性物質の拡散防⽌

泊発電所における主な安全対策

■泊発電所の早期再稼働と安全性向上

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万が⼀の原⼦⼒事故が与える深刻な影響に鑑み、原⼦⼒のリスクを⼀層低減させるため、「泊発電所安全性向上計画」を策定・公表し、取り組み実績等を踏まえて毎年⾒直しを⾏っている。本計画を基に、新規制基準への適合はもとより、「世界最⾼⽔準の安全性(エクセレンス)」を⽬指し、安全性をより⼀層向上させるための不断の努⼒を重ねていく。

原⼦⼒事業統括部の設置 社内外の専⾨家による⾒守り(オーバーサイト)活動

• 2018年4⽉から、⼟⽊・建築部⾨を含め原⼦⼒に係る業務を⼀元的に集約化した「原⼦⼒事業統括部」を設置。

• 社内外の様々な専⾨家(本店管理者、原⼦炉保安統括、社外専⾨家など)による提⾔などに基づいて、改善に向け対応している。

【泊発電所】

指⽰・指導および助⾔を受け、活動の改善を図る。

【社⻑・経営層】社外専⾨家からの報告・意⾒を安全性向上に役⽴てる。

【社内外専⾨家】⾒守り活動を通して、活動状況を確認し必要な指導・助⾔を⾏う。

報告・意⾒

指⽰・指導

活動状況の情報共有

⾒守り活動(活動状況確認、

指導・助⾔)

⼟⽊部

⼟⽊部

原⼦⼒関係業務

その他業務

原⼦⼒事業統括部

原⼦⼒部

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さらなる安全性向上に向けた取り組み

<変更前> <変更後>

■泊発電所の早期再稼働と安全性向上

<さらなる安全性向上に向けて⾒直しを⾏った事例>

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発電所 出⼒(万kW) 着⼯※1 運転開始/廃⽌

⼯事中⽯狩湾新港1号機(LNG⽕⼒) 56.94 2015年8⽉ 2019年2⽉

京極3号機(揚⽔式⽔⼒)※2 20 2001年9⽉ 2028年度以降

着⼯準備中

⽯狩湾新港2号機(LNG⽕⼒) 56.94 2023年3⽉ 2026年12⽉

⽯狩湾新港3号機(LNG⽕⼒) 56.94 2027年3⽉ 2030年12⽉

新得(⽔⼒)※3 2.31 2019年4⽉ 2022年6⽉

休⽌廃⽌

奈井江1、2号機(⽯炭⽕⼒) △35(△17.5×2台) - 2019年3⽉(休⽌)

⾳別1、2号機(⽯油⽕⼒) △14.8(△7.4×2台) - 2019年2⽉(廃⽌)

上岩松1号機(⽔⼒)※4 △2.0 - 2021年7⽉(廃⽌)

※1 着⼯は電気事業法第48条に基づく届出年⽉。※2 運転開始時期を「平成29年度供給計画」(以下「前回計画」)に計上した「2027年度以降」から「2028

年度以降」に繰り延べています。※3 着⼯時期を前回計画に計上した「2018年12⽉」から「2019年4⽉」に、同じく、運転開始時期を

「2021年8⽉」から「2022年6⽉」に繰り延べています。※4 廃⽌時期を前回計画に計上した「2020年11⽉」から「2021年7⽉」に繰り延べています。

2018年度電源開発計画

64

■電源開発計画

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<北本連系設備増強工事の概要>

・送電容量:30万kW・送電電圧:250kV(直流)・送電亘⻑:122km

・⼯程:2014年4⽉着⼯2019年3⽉運転開始

⼯事概要

架空送電線 北海道側77km本州側21km

地中ケーブル 24km

⾃励式変換器の採⽤

直流送電としては国内で初めて「⾃励式変換器※」を採⽤※ 交流電源がなくても交流・直流の変換が

可能な機器

・電圧調整が可能・交流系統に影響されず運転可能⇒系統の安定運⽤に貢献

・調相設備・フィルタ等が不要⇒建設コスト低減

ルート図

北⽃変換所

今別変換所

新ルート30万kW

⻘函トンネル

既設ルート60万kW

※電源開発㈱所有

65

発電所の緊急停⽌リスクへのより確実な対応など、北海道エリアの安定供給を確保する観点から、北本連系設備の増強を計画(現⾏60万kW→増強後90万kW)。北海道内での再⽣可能エネルギーの導⼊拡⼤や電⼒取引の活性化への寄与も期待。現在、架空送電線⼯事、⻘函トンネル内のケーブル⼯事および各変換所における電気⼯事・建物⼯事等を実施中。 ※⼯事進捗率 81%(2018年3⽉31⽇時点)

■北本連系設備の増強

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全国の電気事業者からなる「電気事業低炭素社会協議会」の⼀員として、CO2排出削減⽬標の達成に向けて取り組んでいる。

CO2排出低減に向けた取り組み

供給⾯の取り組み 需要⾯の取り組み

・安全性の確保を⼤前提とした原⼦⼒発電の活⽤・再⽣可能エネルギーの導⼊拡⼤・CO2排出量の少ない⽯狩湾新港発電所の建設・発電設備の適切な維持管理

・省エネや節電等の電気の効率的利⽤に向けたお客さまへの情報提供

・⾼効率ヒートポンプ機器への転換の推奨・お客さまの省エネに関するご提案 など

<「電気事業低炭素社会協議会」における 電気事業全体のCO2排出削減⽬標>

2020年度

・⽕⼒発電所の新設などに当たり、経済的に利⽤可能な最良の技術(BAT)※の活⽤などにより、最⼤削減ポテンシャルとして約700万t-CO2の排出削減を⾒込む。

2030年度

・使⽤電⼒量あたりの排出係数として、2030年度に0.37kg-CO2/kWh程度を⽬指す。

・⽕⼒発電所の新設などに当たり、BATの活⽤などにより、最⼤削減ポテンシャルとして約1,100万t-CO2の排出削減を⾒込む。

当社のCO2排出原単位*1の推移

泊発電所3基が稼働した2010年度は2030年度の目標値を下回るレベル。

*1 CO2クレジット等調整後の値

東日本大震災発生

LNG火力や更なる再エネの導入、泊発電所の安定運転などに取り組み、温室効果ガス排出削減に貢献。

(kg-CO2/kWh)

0.42 

0.34 

0.49 

0.68  0.68  0.69  0.68 0.64 

0.2 

0.3 

0.4 

0.5 

0.6 

0.7 

2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 (年度)

0.37kg‐CO2/kWh

*2 2016年度は小売電気事業者としての排出原単位

*2

66

※ BAT:Best Available Technology(経済的に利⽤可能な最良の技術)

■CO2排出低減に向けた取り組み

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⽔⼒発電所における取り組み ラオスでの⽔⼒発電に関する調査• エネルギーの有効利⽤に向け、⽼朽化した⽔⾞の取り替えに

よる出⼒増強などを進める。• ラオスにおいて国際協⼒機構(JICA)が採

択した遠隔モニタリング技術を活⽤した⽔⼒発電所の運⽤・保守⾼度化に関する案件化調査に参画している。

・ ⽔⾞の⽻根の形状と⽔の流れ・圧⼒を条件に解析し、⽻根の形・厚さ・⾓度を最適化することで、効率が向上し⽔⾞の損傷も軽減できる。

ラオスでの現地調査

発電所 出⼒

運転開始済み

新岩松発電所(2016年1⽉)

岩松発電所12,600kW廃⽌→新岩松発電所16,000kW新設

静内発電所(2017年9⽉)

従来46,000kW→46,700kWへ増加

⼯事中

新得発電所(2022年6⽉

運転開始予定)上岩松発電所20,000kW廃⽌→新得発電所23,100kW新設

<⽔⼒発電の主な出⼒増強>

改良した⽔⾞

稼働中の当社設備の視察

地域に根ざした再⽣可能エネルギーであるとともに、出⼒変動が⼩さく電⼒系統への影響の少ない⽔⼒発電やバイオマス発電などに関する取り組みを進めている。

⽔⼒発電に関する取り組み

67

■環境に関する取り組み

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下川町におけるバイオマス発電事業への参画

家畜系バイオマス発電に係る研究開発・実証事業

• 下川町において、北海道内で調達した未利⽤間伐材を活⽤する⼩型分散型の⽊質バイオマス発電事業に参画。

• 未利⽤間伐材を活⽤することで、森林環境の整備を促進し、林業振興にも貢献。

• 北海道の基幹産業である畜産業と密接に関係する家畜系バイオマス発電の出⼒制御に係る研究開発に取り組んでいる。

• ⿅追町と別海町にあるプラントにおいて、バイオマスからのガスを⽤いた発電に関するデータ収集を⾏うとともに、データの活⽤を進める。

北海道内未利用間伐材

ペレット

ペレットガス化装置

ガスエンジン

・北海道バイオマスエネルギー㈱において、間伐材をペレットに加⼯したものを燃料とする熱電併給プラントを建設し、発電を⾏うとともに熱の有効利⽤を図る。

熱電併給プラント

※NEDOの「電⼒系統出⼒変動対応技術研究開発事業」の⼀つとして北海道⼤学と共同実施。(2014〜2018年度)

■環境に関する取り組み

バイオマス発電に関する取り組み

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