お盆 - 恐怖と心霊体験
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お盆の時期がやってきました。と言っても、どちらかというと、私には8月15日前後のほうが実感がわきます。もともと宗教的なことにはあまり関わらずに生きてきたので、正確にはいつがお盆なのかよくわかりませんでしたが、少し調べてみたところ、7月15日前後と、8月15日前後のどちらかで、地域ごとに違っているみたいです。どうも、新暦と旧暦の関係によるものらしいのですが、結局、どちらでもいいみたいです。最近では夏休みの関係で8月15日とすることが多くなっているようです。お盆というのは先祖を祀る一連の行事で、古くからある日本の民俗行事に仏教行事の盂蘭盆が習合して現在の形になったと考えられているようです。この時期に先祖の霊をお迎えして、供養し、送り返すといったスケジュールで行事が行われるそうです。そういえば、自衛隊にいたころによく盆踊りなんかをさせられたような……。そこで、少しばかり「霊感的なこと」についてお話ししようかと思います。最近暑い日が続いているので、ちょうどよいでしょう。つい先日も、疲れがたまっていたせいか、寝ているときに気持ちの悪い体験をしました。私のお腹の上に猫のような動物が乗っかって、バタバタと足踏みしているような感覚に襲われたのです。そういう時は、脳の中の恐怖をつかさどる部分の神経が異常に興奮しているのでしょう。わけもわからず悲鳴を上げて目を覚ましてしまいました。目を覚ました瞬間、部屋の天井の隅の方に蜘蛛の巣のような、あるいは、綿のようなもやもやしたものが激しく回転しているような光景が見えました。おそらく、幻覚を見たのでしょう。目を覚ましても、あまりの恐怖の気配に、しばらく目を閉じることができません。かといって、目をあけたままだとまた変なものを見てしまいそうで、やっぱり怖いのです。興奮した状態が治まるまでは、自分でもどうすることもできず、しばらくベッドの上で仰向けのまま硬くなっていました。昔から、こんな感じで金縛りにあったりすることもよくありましたが、私は、こういう感覚は霊的なものだとは思いません。あくまで、脳が恐怖を生み出しているだけで、そのせいで身体に異常な感覚(金縛り、幻覚、幻聴など)として現れているにすぎないのだと考えています。たいていは、疲労など、自分自身に原因があるわけで、外部から霊魂や神仏などが影響したわけではないのです。いろいろと後付で理屈を考えて霊的なものだと決め付けることは簡単ですが、そういった考え方は、一種の「逃げ」の手段に過ぎないと思います。確かな事実は、そのとき自分は「恐怖を感じている」ということだけです。それを都合よく解釈するために霊的なものを利用すべきではありません。そんなことをしたら、神聖な神仏霊魂に対して失礼というものです。逆に、もし本当に霊的なものの存在を感じたとしても、それが必ずしも恐怖につながるというわけではありません。お盆の行事などは良い例ですが、霊的なものは、もっと自然にこの世界に存在し、われわれは、ごく日常的にそれらに触れているのです。まずは、そのことを念頭において、霊的なものについて考えてゆかなければならないでしょう。何より、私たち自身が霊的な存在であることも忘れてはなりません。タロットTRANSCRIPT
お盆の時期がやってきました。と言っても、どち
らかというと、私には8月15日前後のほうが実感が
わきます。もともと宗教的なことにはあまり関わら
ずに生きてきたので、正確にはいつがお盆なのかよ
くわかりませんでしたが、少し調べてみたところ、
7月15日前後と、8月15日前後のどちらかで、地域
ごとに違っているみたいです。どうも、新暦と旧暦
の関係によるものらしいのですが、結局、どちらで
もいいみたいです。最近では夏休みの関係で8月15
日とすることが多くなっているようです。
お盆というのは先祖を祀る一連の行事で、古くか
らある日本の民俗行事に仏教行事のう
ら
ぼ
ん
盂蘭盆が習合し
て現在の形になったと考えられているようです。こ
の時期に先祖の霊をお迎えして、供養し、送り返す
といったスケジュールで行事が行われるそうです。
そういえば、自衛隊にいたころによく盆踊りなんか
をさせられたような……。
そこで、少しばかり「霊感的なこと」についてお
話ししようかと思います。最近暑い日が続いている
ので、ちょうどよいでしょう。
つい先日も、疲れがたまっていたせいか、寝てい
るときに気持ちの悪い体験をしました。私のお腹の
上に猫のような動物が乗っかって、バタバタと足踏
みしているような感覚に襲われたのです。そういう
時は、脳の中の恐怖をつかさどる部分の神経が異常
に興奮しているのでしょう。わけもわからず悲鳴を
上げて目を覚ましてしまいました。目を覚ました瞬
間、部屋の天井の隅の方に蜘蛛の巣のような、ある
いは、綿のようなもやもやしたものが激しく回転し
ているような光景が見えました。おそらく、幻覚を
見たのでしょう。目を覚ましても、あまりの恐怖の
気配に、しばらく目を閉じることができません。か
といって、目をあけたままだとまた変なものを見て
しまいそうで、やっぱり怖いのです。興奮した状態
が治まるまでは、自分でもどうすることもできず、
しばらくベッドの上で仰向けのまま硬くなっていま
した。
昔から、こんな感じで金縛りにあったりすること
もよくありましたが、私は、こういう感覚は霊的な
ものだとは思いません。あくまで、脳が恐怖を生み
出しているだけで、そのせいで身体に異常な感覚
(金縛り、幻覚、幻聴など)として現れているにす
ぎないのだと考えています。たいていは、疲労な
ど、自分自身に原因があるわけで、外部から霊魂や
神仏などが影響したわけではないのです。いろいろ
と後付で理屈を考えて霊的なものだと決め付けるこ
とは簡単ですが、そういった考え方は、一種の「逃
げ」の手段に過ぎないと思います。
確かな事実は、そのとき自分は「恐怖を感じてい
る」ということだけです。それを都合よく解釈する
ために霊的なものを利用すべきではありません。そ
んなことをしたら、神聖な神仏霊魂に対して失礼と
いうものです。
逆に、もし本当に霊的なものの存在を感じたとし
ても、それが必ずしも恐怖につながるというわけで
はありません。お盆の行事などは良い例ですが、霊
的なものは、もっと自然にこの世界に存在し、われ
われは、ごく日常的にそれらに触れているのです。
まずは、そのことを念頭において、霊的なものにつ
いて考えてゆかなければならないでしょう。何よ
り、私たち自身が霊的な存在であることも忘れては
なりません。
タロットカードは「XVIII
月」です。
月の光に導かれて魂が帰ってゆきます。