在宅プレアボイド 減薬と減案  ミライ☆在宅員会

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在宅プレアボイドによる 医療費削減効果(減薬と減案)

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Health & Medicine


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在宅プレアボイドによる医療費削減効果(減薬と減案)

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医療費は爆発寸前!?

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10年後の社会保障支えきれない・・・

調剤 7兆円 薬  

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残薬を整理して無駄を無くす!高齢者(75歳以上)において 年間500~600億の残薬が今でも生まれている(厚生省)薬剤師により年間100億~6500億の残薬削減ができる。  (平成27年度厚生労働科学特別研究)薬剤師のアイディアと患者のアドヒアランス向上により 残薬がゼロになるかも!?

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年間残薬600億削減できました!残薬はゼロになりました!・・・でも来年度は、残薬ゼロ=削減ゼロ??

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• 薬剤師が関わる最大の医療費削減それは・・・

処方提案・処方減案

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• 処方減案とは・・・処方薬の変更や削減により、薬の量、大きさ、種類、回数、嚥下負担、費用などを少なくする事で医薬品に関する患者さんの負担を減らす提案のこと。

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残薬整理と処方減案最近下痢気味で酸化マグ錠が余っている→84錠 酸化マグネシウム330㎎ 84錠=504円削減喘息発作が今は落ち着いているので吸入使ってない、余っている→サルタノール 1本=941円削減

残薬整理

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残薬整理と処方減案

イグザレルト15mg服用中Ccrを計算、35ml/min 中程度腎機能低下によりイグザレルト10mgを提案 イグザレルト15mg→10mg=差162.6円/日 162.6×28日分×12ヶ月×15年=81万9504円削減

処方減案 最近下痢気味で酸化マグ錠が余っている→84錠 それなら1日1回にしてみては? 酸化マグ3T分3=84T→1T分1=28T 差313.6円/月 313.6×12ヶ月×15年=5万6448円削減

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・もし処方せん1枚当たり500円削減したら?年間4000億円削減! 10年で4兆円削減!

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・減案は、患者・多職種にこんなメリットが! 個人宅・施設での薬の確認が楽になる。 服用時の落薬が防げる。 薬の誤嚥防止になる。 服用回数が減り患者のコンプライアンス改善につながる。 薬の嚥下が楽になり患者の拒薬が減る。 患者の服用に対しての安心感が出る。 薬の効果の発現が明確になる、副作用への対応がしやすい。

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・減案には他にもこんなメリットが! ポリファーマシー(多剤併用)による高齢者への副作用発現防止になる。 治療目標の確認を患者とすることで医療の質を高めることができる。 過剰医療の防止。 患者主体の医療になり患者のQOL、QODを高める。 患者満足を高めることで家族や介護者の満足度を上げる。 多職種連携が深まる。

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・減案には薬局・薬剤師にもこんなメリットが 薬局の在庫が減ることで利益の確保ができる。 入力・調剤・調製時の(ピッキング・1包化・鑑査)時間短縮につながる インシデントが減り調剤過誤防止になる。 薬剤師主導で処方減量することで現場での薬剤師の価値が上がる。 医療費削減の大きな流れとなり薬剤師の国民価値が上がる。 信頼出来る職業ランキング上位入り薬剤師が主人公のドラマができる。

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・減案で注意しなければならない事患者本位の処方変更でなければならない脆弱な医療になってはいけない処方提案に責任を持つ変更後の観察を怠らない体調の変化がないことが過量・過剰処方の証明

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• 医療費削減効果において残薬削減は限定的であるが     提案・減案での過剰医療の削減は継続的である。• 処方減案は多くの利益を生む。高齢者の多剤併用阻止の鍵。• 高齢者の生理活性、検査数値をふまえた処方提案は     薬剤師の責務。• 薬剤師の医療価値・国民価値が上がらなければ今後不必要。

・まとめ

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・在宅プレアボイドの目的は・・・・

ご清聴ありがとうございました

高齢者の過剰医療の阻止!