(峠 第4号 こんじよきkaiwomaru-club.jp/pdf/konjo04.pdf(峠 第4号 こんじよき...

8
(峠 こんじよき 1997年3月10日 第4号 はんせん 帆船海王丸クラブ 事務局(財)練習船教育後援会 〒102東京都千代田区平河町 2-6-4海運ビル9階 電話03(3288)099着 エンブレム・デザイン浦水和男 西 言雲 肇童蕊§ - 清水港の海王丸撮影:目崎繁{5B08) 耀 jいつまでも絶えることなく友達でいよう)

Upload: others

Post on 25-Dec-2019

2 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

  • ( 峠 第 4 号 こんじよき 1997年3月10日

    第4号はんせん

    帆船海王丸クラブ事務局(財)練習船教育後援会〒102東京都千代田区平河町

    2-6-4海運ビル9階電話03(3288)099着

    エンブレム・デザイン浦水和男

    上空に強い寒気が流れ込み西高東

    低の典型的な気圧配置。今冬一番の

    寒冷前線が日本列島を通過していた

    長崎では珍しい冷え込みの一月二十

    一日、海王丸は入港した。

    気圧配置が緩み始めた二十四日、

    前夜からの雨も上がり、地方では二

    回目、平成九年初の第三回帆船海王

    丸クラブの集いは開催された。奇し

    くも、会場は海王丸より数百メート

    ル先で埠頭係留の旧青函連絡船、ホ

    テルビクトリア号。各地よりの集合

    会員数は三十六名、(財)練習船教育

    後援会より荒尾副会長と、坂田・小黒

    岡先生、海王丸より湯本船長、広浜航

    海科専任教官、斎藤一等航海士、藤岡

    次席一等航海士、寺田通信長、勝田事

    務良の六名、総勢四十五名が長崎の

    槻騨

    夜に集合。澗瞬

    雨もふきと

    帆船海 ばす熱気

    王丸クラブ「長崎の集い」

    海王丸一族郎党である禽雪のため高

    速道路不通で引き返され、参加断念

    の大分県の柳さんはまことにお気の

    源だった。

    久々の再会を喜び合い、近況報告、

    十八時ニヱ1分、全員海王丸表敬訪

    問より移動、即附会・会場は峨初より

    熱気に包まれる。五卓に分散してい

    ただいた乗組員の方々を囲んでの自

    川着席、荒尾副会長の大局的な開会

    挨拶に続き、湯本船長の厳しさと親

    しみやすいお人柄を思わせる挨拶、

    乗組員の方々の気さくで絶妙ユニー

    クなお話に、一瞬にして座がほころ

    ぶ・中には、ご夫妻、母や子連れでの

    言雲 肇童蕊§雲 垂 . . - 塵 冒清水港の海王丸撮影:目崎繁{5B08)

    乗船者まで、その間の螺鋤1プ代表

    虐篭誌蕊…

    識羅確織

    海王丸で満州撫順より長崎職耀噛保

    市浦頭へ上陸、南風崎(はえ必蝉噌)

    卿跳擁鵡霊鍬雌獅擬

    死は浦頭港へ向かわれた。蝉

    会は全員の記念撮影、湯本船長と

    坂田・小黒両先生への感謝の花束贈

    呈、親睦等々と予定の二時間は瞬く

    間に過ぎていった。五分前厳守も上

    昇気流に耐えきれず、ついに長崎時

    間へと十五分超過、「今日のHはサョ

    ウナラ」の全員合唱と広浜専任教官

    の万歳三唱で、散り難く惜しみなが

    らの閉会へ。

    会場費五千円の飲食自由コースは

    料理も程良く底を見せ、お酒もまず

    まずではと思われた。放人の篤志の

    おかげで決算ゼロ円洲什で散会でき

    たのは感謝の至りである。

    二次会は長崎中心街スナック。特

    別価格コース二千円の洲・カラオケ

    込み料金で、貸切満席。半数近い二十

    一名の参加。翌Ⅱの川港を前にして

    船からも三名、後援会、各期の会員各

    位で賑やかさはピークであった。狭

    い店内、終わりなきを閉じ、今Ⅲのう

    ちに明Hの出港兇送りを約しての姉

    路となった。

    鞘二十八Ⅱ(t)十一時。Ⅱ線kの

    体験懐古の中、限られた時間の流れ

    は横のつながりから縦の懇親へと進

    行した。

    現海王丸就航の平成元年第一期生

    jいつまでも絶えることなく友達でいよう)

  • 1997年3月10 日 紺 第 4 号 (2)111’前回一紺青」第二号の座談会で

    は、研修生制度の成り立ちについて

    話し合われました。今回は、その研修

    生制度がどのようにして定着してき

    たか、今日までの道のりといったよ

    うなことについてお話いただければ

    と思います。まずキャプテンいかが

    でしょうか。

    湯本船長十月一Uから本船の船長

    を拝命しました。新海王丸は初めて

    で、研修制度の体験も初めてでござ

    いました。国内体験コースを三回こ

    なしてきたばかりです。

    八木事務局長新しい海王丸が平成

    元年にできましたが、初めのころの

    ことは江志元指導員と伊深元指導貝

    のお二人からお話ししていただける

    といいのではないかと思います。

    ◆研修生制度と指導員◆

    江志元指導員航海訓練所を辞めて

    から、手伝ってくれんかと言われま

    して、後援会に約二年間おりました。

    その時に海王丸の建造のいきさつで、

    いわゆる研修生制度を始めなければ

    ならんということで、お手伝いする

    ことになったんです。

    まず頭に浮かんだことは、どのよ

    うにして募集するかということです

    ね。海王丸の寄港先の地方公共団体、

    海洋少年団等に相談し、協力しても

    らいました。特に横浜近辺では帆船

    Ⅱ本丸記念財団の展帆ボランティア

    のかもめ会員に多数協力してもらい

    ました。

    次に、研修生は帆走をしたいわけ

    なので、船長と相談して、プロパーの

    学生の日課と調整して、一航海のう

    ち一回は操帆展帆の機会を設けま

    しょうと。それで研修生にも喜んで

    もらえました。お互い協力してやら

    いけない、と、要するに我々の仕事

    は、両方の釣り合いをとるという立

    場にあるのだなと、やっているうち

    にだんだんわかってきました。

    何と言いましても、船の方々の協

    力が、手取り足取り非常に充実して

    おりましたし、カリキュラムも充実

    しておりましてですね、一週間の国

    内航海でも、いい経験をした、と言っ

    ていただけて、遠洋航海などは、これ

    はもう私の船だ、という意識をもつ

    ざるを得ないと納得しました。

    伊津元指導員私は退職してひと休

    みしようと思っていたところ、指導

    貝をやってもらいたいというお話で

    してね。不安でしたけれども江志さ

    んがいらっしゃるので二人で何とか

    手探りしながら始めたわけです。

    指導貝として船に乗りますと、練

    習船本来の実習教育に支障を来さな

    いように、かといって研修生の安全

    対策を絶対にピシッとやらなければ

    鍛麗蕊驚驚溺識

    鐸 織 鍵 瞥 騨 騨 識 錨 議 闘 認 錘総驚繍驚箪篭綱

    新春座談会

    研修生制度定着への道のり

    したので.いい而だけを受け継いで

    いこうという感じを持ってました。

    研修生が下りるときに、船の真剣さ、

    その愛情ある指導とアドバイスに十

    分柵足していきますので、それが一

    番だと思っています。

    八木私も乗りだしのころ乗ってい

    た経験から申し上げますけれども、

    どういうふうに研修を成功させるか

    ということで指導貝の方ともいろい

    ろお話ししました。当時のⅢ造船長

    て下りていかれる研修生の方もたく

    さんいました。

    l坂田先生は平成四年からですね.

    坂田指導員私は、タイミングとし

    ては、後援会にほとんど転船のよう

    な形で来たんですね。そんなわけで

    気苦労はありませんでしたが、乗り

    出しは大変だったろうと思います。

    航海訓練所のほうも慎重に対応され

    たと聞いています。私が来ましたこ

    ろはほとんどその堅さがとれていま

    と岡野一等航海士が、お二人ともそ

    の点非常に理解をお持ちだったんで、

    そういう最初のセットができたんだ

    と思います。実習の大学生、あるいは

    高専の学生、そういう人たちの協力

    もあったと思います。学生の皆さん

    にも理解していただくためにいろん

    な説明もいたしました。帆船を通し

    て、海事思想の普及と、こんな素晴ら

    しい世界があるんだよということで

    すね。日本人の船員の確保というこ

    とについて、そういったことをサ

    ポートしていただける、そういう意

    思表示も海王丸クラブの発足あるい

    は研修生制度にあるんじゃないかと

    思っております。

    ◆研修生のカリキュラム◆

    lカリキュラムには変遷といった

    ようなものはあったのでしょうか。

    河原教務課長研修生のカリキュラ

    ムに大きな変更はありません。研修

    生にどういうことをしていただくか

    は、海王丸の進水のころ十分検討さ

    れました。参考にしたのは、帆船H本

    丸記念財団の操帆ボランティアや、

    海洋教室の中の宿泊訓練、船乗りを

    育てる教育の中のいいところを利用

    したものと理解しております。

    l現在カリキュラムのことで何か

    ありますでしょうか。

    広浜航海科専任教官諸先輩の苦労

    が結実したという感じで、それこそ

    研修生が望むような、あるいは私た

    ち乗組員が望むような、実習生が望

    むような研修制度が定着してきてい

    ると思います。私、この四月から乗り

    まして、国内六回、遠洋航海一回で百

    十六名の研修生の皆さんを指導しま

    した。そのうち九十五パーセントぐ

    らいの方には十分満足していただけ

    たと思っています。

    江志海王丸の体験乗船は、安全第

    一をモットーとして船内共同生活を

    経験し、海・船の概略を知ってもらえ

    ればと思います。雌しい運航技術等

    ではなくて・事故を起こしては、何も

    ならんですからね。

    斎藤一等航海士私は平成二年の後

    半からしか乗ってませんけども、始

    めはどうしてもハードにメニューを

    組んでしまうんですね。実習生の日

    課に合わせて研修生が目的とすると

    ころをどこまでできるか、ギリギリ

    のところまで計画を立てます。遠洋

    航海になりますとワッチ組を入れて

    いきます。そうするとやっているう

    ちにだんだん疲れが見えてくるんで

    す。そうなると次の航海では長さを

    短くするというふうに試行錯誤で

    やってきた部分というのもけつこう

    多いですね。

    藤岡次席一等航海士私は平成二年 「カリキュラムは海王丸の進水のころ十分検討されました。.

  • 1997年3月10日こんじよう第 4 号(3:

    歴代キャプテンブロフイ-ル歩

    新「海王丸」

    三代キャプテン黒川不二夫(現航海訓練所訓練郁長)

    想い出に残る一幕

    (プロフィールに代えて)

    海王丸

    一本年度のボス・●●罪●・ン。ティ・….ボーッ入託騨・・里耐蒔き牽翌…二管深く』:垣一夫ぎ・窪:《簾》|:一二

    簿

    卜・トロフィは確実に頂きですね。おトリーをあきらめました。霧

    めでとうございます。」「しかも本船それにしても一二川時間とは絶妙癖

    の保持する歴代雌間記録一、三四○な時Ⅲ設定であることをつくづく思癖

    マイルの更新はおろか一、四○○のい知らされた一幕でした。鯵

    大台も剛待できそうですね」・…:ぉ。。。・・・。。。・・・・韓・・・毎辱

    -

    貝騨

    時、北緯三六度四○分、東経一七六度懲鯵

    ○○分付近にあって、ホノルルにⅢ霧削4上日

    け、快洲に東へ帆走を続けている海鯵ⅢⅡ生正

    王丸のサロンでの会話です。轡-

    卜川Ⅱの姓ごろから西寄りの好瓜癖紛畏i1判艇

    慈倒一抑釧涯紙畦い聯撫繊癖榊ブ雌

    懲凝謝熟聯鞠

    蝦源蝿職燕鯛灘鋼1

    そうなのでジッと我慢していた。が、”塞宏之敏一修健志信計朗登味咽

    冒顕の会話につられて思わず「うん、●談健英孝善隆亜善武宅〃

    そうだな」と舷いてしまった。この不峠控本木志潔川原浜藤岡川井会ぉ1

    薄一湯八江伊坂河広斎藤砂細司偉

    川懲な一言かすべてをぶち壊してし

    まった。

    なんと翌十九日早朝風が東へ逆転

    し、タックを林えて南下、少しでもW

    へ押し戻されるのを防ぐのが柿いっ

    ぱい。結局、後で計算してみると一、三○

    ○マイルを超えるのがやつと.:…と

    いうありさまになりました。もちろ

    ん、誇り向き抑王丸はその年のエン

    トリーをあきらめました。

    それにしても一二川時間とは絶妙

    な時Ⅲ設定であることをつくづく思

    い知らされた一幕でした。

    織 鎗 諺 鯵 霧 簿 織 繊 鋳 翰 拳 鶏 蛎 鯵 織 鯵 繍 鎌 簿 ② 霧 簿 穆 ⑧ 鯵 q

    す Ⅲ 良 り や で 全 海 ら 候 よ く の 験 湯 よ て 亦 力 う 生 な I も う 洋 の

    燐鴻諦繍紙諏匿本ぞ'ヒ道うではけ(藩ル航m

    蕊難職報騨礁無凝職瓢認職「諸先輩の苦労が結実して、みんなが望む研修生制度が定着してきていると思います。」ると思います言そのあた・噌砂鵬卯一価

    教Wいかがですか。

    砂川機関科専任教官私も1月に乗

    船したばかりで、体験航海を三川締

    験したところ、Ⅱ的をはっきりとは

    つかんでおらず、賄干失礼したとこ

    ろがありました。海王丸を「ョツト」

    というとらえ方で参加される人が多

    いように思いますので、受け持つ話

    も本船の例のみではどうかと桃索し

    ています。

    江志今、募集に対して応券率はど

    れくらいあるんですか。

    坂田応募率はだいたい満杯です。

    八木ただ消席率というのがあるん

    ですね。これは部屋が十二人部屋と

    八人部屋ですが、叫女比が必ずしも

    その割合で応味があるとは限らない

    ので、そうすると結吋二十人乗せら

    れない場合があるわけです。そう

    いった間迦を解決するには、部膿を

    三室にしたほうがいいのかどうかと

    いうこともありますね。これは航海

    訓練所と後援会が密接な連絡を取り

    ながら、やはり本来の実習生教育と、

    新しく定着しつつある研修生制度で

    すね、これを川立させてH本の海迎

    のために少しでもお役に立ちたいと

    いうように考えています。

    湯本今のメンバーでは機側長が一

    番長いんじゃないですか。

    細井機関長そうですね、ファース

    トオフィサーと私ですね。

    国内航海は非常に期間が短いとい

    うことで、帆走する機会を一M逃す

    と次のチャンスというのはほとんど

    ないというか、天候などで全然帆走

    できなかったコースもありました。

    長い遠洋航海はいいんでしょうけ

    れど、気候の間迦など、それなりにい

    「試行錯誤でやってきた部分というのもけつこう多いですね。」

  • 1997年3月10日 王目紺 第 4 号 (4)

    |紺青」第三号で釡研さんの「僚船

    訪問」を読んで大西キャプテンの近

    況を知り、懐かしい思いから筆を執

    りました。

    一昨年秋、日本丸がわが室蘭港に

    入港したとき、私は家内を伴って日

    本丸を訪問しましたが、それは大西

    キャプテンへの表敬訪問でした。

    もう七年にもなりますが、一九九

    ○年、海王丸の研修生として浜Ⅲ港

    から室蘭港へ日本海北上の体験航海

    に参加したときの専任教官が釡田さ

    んが訪問された日本丸の大西キャプ

    テンです。

    二、三年ほど前横浜に行ったとき、

    初代日本丸の傍のホテルに泊まった

    ので、夕方日本丸の周囲を一巡した

    り、ランドマークタワーの部屋の窓

    越しに真上からH本丸をじっくり眺

    めて、体験航海の海王丸を思い出し

    ていました。後日このことを横浜の

    船友に話したところ、大西教官が

    キャプテンだ、事前に知らせてくれ

    ていたら一締に面会できたのに、と

    いうので、早速大西キャプテンに不

    覚のお詫びを書いたものでした。

    以来、キャプテンからお便りをい

    ただくようになり、動かない日本丸

    から動く日本丸のキャプテンになら

    れたことを知り、室蘭入港のお知ら

    》私端船璃映煙ヤプテン」練習帆船「海王丸」海洋研修生とし

    て、平成元年十月十六日長崎港にて

    乗船し、十月二十一日舞鶴港寄港ま

    での五泊六日間の体験航海訓練に参

    加する機会を得て、小生の人生航路

    の一頁を飾ることができました。

    旧遥船長をはじめ、乗細貝一同の

    海洋研修生に対する思いやりがあり

    がたかったのはもちろん、担当の江

    志・伊浬両教官や、各訓練担当の士官

    の方々のご指導に頭の下がる思いで

    ありました。

    厳しい中にも温かい心遣いが、随

    所に見られたことは、私自身の、今後

    の団員たちに対する指導姿勢に、大

    いに参考となり、反省させられると

    ころであります。

    せをいただいておりました。

    海王丸での体験航海は、今なお忘

    れられない貴重な体験として、お世

    話になった教官にお礼をと家内同伴

    の表敬訪問になりましたが、ご歓待

    をいただき恐縮しながらも再会の願

    駕鱒糟嬉篭詰亘(糸島海洋少年団団長)

    撫十月十六日

    一○:○五

    乗船式。船長より、「篠崎哲郎以下

    十名(男四名・女六名)ただいまより

    海洋研修生として本船に乗り組むこ

    とを許可します。」との宣言の後、歓

    迎のお言葉を頂き、乗組員の士官の

    方々の紹介がある。

    一五:○○

    出港作業体験。マストに国際旗旅

    信号、P.G旗。「出港用意!各部配

    置につけ!」船内マイクの音が響く。

    パイロットが乗り込み、P.G旗が下

    ろされH旗が揚がる。

    一五:五五

    出港五分前。士官と我々研修生は

    ブリッジの右舷側に登舷礼の位悩に

    いを果たした喜びを味わいました“

    当時室蘭から参加した四人の仲間

    たちも表敬訪問しておりますが、私

    たちは「船友」と称して、今なお海王

    丸で培われた友情に結ばれて、会え

    ばいつも海を語り船を語っています。

    また「歴代キャプテンプロフィー

    ル2」の大谷キャプテンが私たちの

    海王丸のキャプテンでしたので、第

    三号は特別の思いで読みました。

    整列、実習生たちはマストを登り、

    ヤードを渡り、登椅礼の位置につく。

    一六・・○○

    長崎港出港。定刻、海王丸は静かに

    岸壁を離れる。見送りの人が手を振

    り、爆竹を鳴らして船を見送り、船は

    大きな汽笛を「ブオォォー」と鳴らし

    ながら沖へ離れていく。

    十月十七日

    ふと目を覚ましてベッドの灯りを

    つけ、時計をのぞいたらちょうど五

    時半であった。昨夜からの船の揺れ

    が、そのまま続いているようだ。

    昨夜の雨はまだ降っているのだろ

    うか?と心配しながら上甲板に出て

    みて驚いた。日の出前の空はうす背

    く澄み、雲一つ無い上天気である。だ

    が本船を取り巻く四方の海は、大き

    なうねりと、波頭が白く砕けるよう

    な大浪だった。

    右舷に大きな島影が見えている。

    本船は、今日は対馬の浅茅湾の竹敷

    錨地に錨泊の予定である。

    ○八:三○

    投錨作業見学(前部船橋)・航海科

    の小川専任教官より説明。

    十月十八日

    ○八:五五

    課業整列。本日の

    予定、船内一般公開

    (対馬の方々)。我々

    研修生は、A・B二班

    に分かれ、午前.A班

    端艇訓練、B班甲板

    作業・結索訓練、午

    後.B班端艇訓練、A

    班甲板作業(ロバン

    ド、バギーリンクル

    作製)・結索訓練。

    ○九:○○

    海洋研修生のA班五名と実習生二

    班の十五名、計二十名。竹井教官の指

    導でカッターを下ろし、端艇訓練。

    カッターは途中から帆走訓練になり、

    本船の周りを巡りながら、その優美

    な姿を何枚も写真に搬った。

    十月十九日

    今日はいよいよ対馬を出港し、舞

    鶴港に向かって航海が始まる日だ。

    ○九:三○↓一○・・三○

    機関室・制御室・無線室の見学。機

    関科の八木専任教官のご案内により、

    機関室・制御室を見学させていただ

    く。制御室では機関科の実習生たち

    が機関科教官の説明を受けながら制

    御板の計器類を慎重に操作している。

    船橋からの指示が大きな声でアン

    サーバックされる。

    一、五○○馬力のディーゼル機関

    が二基、出力二、二○六キロワヅトの

    力強い響きが室内に篭り、ビーンと

    した緊張感がただよう。

    機関室を出て船楼甲板にある無線

    室におじやまして、石川通信長のお

    話を伺う。侭シ#″参ノウ渋‘

    罰曇多識零一 浄 歩,罰"〆〆〆

  • 第 4 号 1997年3月10日(気、:、 一 亙 ーノ : . r i一入!-ん!_/っ、:夢と憧れを胸に海王丸に乗船

    風のことなどすっかり忘れて秋哨れ

    》室雷マグロ淵噂

    に重ね合わせ、H本海を北上中の台

    かつた。それまでの数回の船旅では

    次々と白帆ふくらみ白鳥の塊拡げて

    空に惜しむらん。観音崎や剣崎と洲

    洲けば、拍手で応ふ父と母、長前三声

    Iから・・・…。

    組むは、商船高専五校の健児乙女と

    の波穏やかな平成六年十月十一日

    の似合う「海の女」のイメージを自分

    グロ」になるなんて夢にも恩わな

    乙女波を切る。飛ぶ雲千切れ空背く、

    期ぶごとし・金仏燦と船首像、愉吹く

    史けて揺れるボンクの浪枕

    研修生ハワイに向けて鹿島立ち

    に富士見れば、彩る雲は夕茜、別れを

    ヤーラインも鮮やかな海王丸に乗り

    の崎野鳥灯台の灯も遠ざかり、夜も

    産る人送られる人附を振る、横浜沖

    一度も船酔いの経験がなかったのだ

    坂川・小黒両指導員のもと、十八名

    誰かの小説に出てくるような制服

    海王丸に乗船するまで、n分が「マ

    明けて追い風心地よく、歴帆側始、

    |錨捲く練習船の

    柵上に

    登楠棚の若き雄叫び」

    ごきげんようと両三度雄叫び尚く

    純白の船体(ハル)に二筋紺青のシ

    の研修生か敵をそろえるご同室の挨

    拶もそこそこにデッキでのボンク作

    りから体験航海の第一歩が始まる。

    テレビ局の取材の中、念願の登楠訓

    練開始。ほんの少し残っていた旅行

    者気分が高い空に消えてゆく。裸足

    になった足の裏からピリッと引き締

    まる思いが全身を駆けめぐる。

    航海にあたってのオリエンテー

    ションで、「五分前の粘神」と規則正

    しく組まれた日課、そして点呼の重

    海紺碧の浪高し、総帆満風快走中、太

    平洋の只中に迎える友の成人式。慈

    愛溢るるキャプテンの祝ふ言葉は故

    郷(ふるさと)の父母の恩ひをそのま

    まに、新成人よお目出度う。千里一日

    五里廿日、船は帆任せ洲任せ、海豚飛

    魚信天翁(アホウドリ)閃緑光(グ

    リーンフラッシュ)友として、デート

    ラインも忽ちに西継の海東進す。天

    の怒りか海津兇(わだつみ)の怒り

    か、海を巻き上げて竜巻俄に襲ひ来

    る。総員上の令一下、蝶雨突風種霞

    (ひょう、あられ)物ともせずに帆綱

    ひく。デッドカームに向ひ風、南下北

    上幾度か。晩の星昇る陽に、メ儲りパス

    宵の星測と、懲気込み持ちし六分儀。

    ホリゾンタルの果て遠く、父雌の雌

    の星うつる。タンッーかかれ、懸命に

    6BO8

    2C12

    (|)

    要性を学びがチョッサーの「皆さ害んは

    お客さんではないのですよ」の茜言

    に、これから始まる航海に対する責

    任を感じて胸を熱くする。堂一

    夜、諸当番の後の巡検を終え、ほる

    とするとともに乗船を祝ってワイ穀ン

    で乾杯し、持参したパジャマに着替

    えてベッドに入る。この時蝋い頭揃

    と吐き気を感じるも、ワインに酔っ

    ただけと思い込む。船はまだ室蘭港

    に停泊中であり、動かない船で酔う

    はずがないという幸せな思い込みを

    O十二H午前六時二十五分、甲板上

    に整列し点呼を受ける。天気は晴れ。

    この時点ではまだ十八名の研修生に

    膳くチークの瑠璃の床。恒風掴み南

    下せば、ポラリス低くオリオンの浦

    (さや)けき光オパールか常夏の海賄

    れた空、風洲々(しょうしょう)と索

    に鳴り、波膨群と舷を打つ、ルックア

    ウトの鵬の目は陸影初認、高らかに

    ランドフォールと叫ぶ声、嬉しさ秘

    めて誇らかに。総帆畳み整然と揃え

    しヤード美しく、機走に移れば両舷

    機関(エンジン)の音職柵と一路ハワ

    イに向針す。

    フィギュアヘッド「藍青」の日本丸

    が姉ならば「紺青」輝く我が船は姉に

    劣らぬ妹よ。ジガーマストに剛翻と

    日の丸の旗翻り、メインマストに

    高々とコンパスマークのあの旗は、

    日本国の錬溌船。アロハタワ卯を望

    みつつ、海の貴婦人白妙の清き衣に

    紅(べに)の裾、普姿も艶(あで)や

    かに、姉妹寄り添ひ睦まじく揃ひて

    泊まるホメルル港。1

    ネプチューンチャイルド関歳17.

    侭二一・二CC…●二一二:CC

    航海当直体験B班

    Ⅲを賠さに棚らして来るように言

    われてブリッジに上がって驚いた。

    前も左右も、コウコウとまばゆいば

    かりに烏賊釣船の漁り火がともり、

    本船の行く手に広がっている。

    ブリッジに入る。まず後室で

    チャート(海図)の見方を勉強し、本

    船の現在位世を確認。灯台の灯質や

    光速距離についても勉強する。:

    次に操舵室(ブリッジ)》wに入って

    レーダーの見方や実習生の操舵ぶり

    を見学する。

    「今度は研修生も順次舵を取ってく

    ださい」と士官に言われ、我々も一人

    、》課一一

    約五分ずつ舵を握る。-好鷲弓

    く亭ずゴ嘘』L由究貼貼.

    潮の流れや風の影響等で舵を取る

    のはなかなか容易ではないやそれで

    も言初めてにしては上手”に州来まし

    た』とほめられた。

    「五分前の精神」は生きていた癖

    初めての甲板磨き、空腹にしみわ

    たる味噌汁の香りに幸せを感じ三度

    目の食事を取る。

    午後からの出港に向け、それまで

    のH課を順調にこなし、昼食後ブ

    リッジに上がり出港作業を見学する。

    そのころから空模様が変わり始める。

    雲が空を覆い、時折冷たい雨が肌を

    打つ。風も出てきた。

    午後二時三十分。予定より三十分

    遅れて「ごきげんよう」の声を残し、

    船は一路新潟の糸魚川港に向け室蘭

    港の岸壁を離れてゆく。これから待

    ち受ける試練も知らず、夢と希望と

    価れを乗せて……。(次号へ)

    言て想い患うことである

    一際灘師繊継際繊瓢

    英語でシーシックと言うそうだ。こ

    「シック」とっく病でない病瑠が三

    ある。あとの二つはホームシックとう

    みたいものだと思っている

    ブシックで、故郷を想い

    別れする。.

    この航海中、私は

    ることは無かった。

    同様に厚ぐ御礼を申し述べ、海王丸

    修生一同は、船長はじめ乗組員ご

    列、

    着岸母係留する。岸壁には大勢の人々

    が歓迎の小旗を到振づて本船を見上げ

    ている。

    油する。

    カット津村篭宮子4CO2

    作業に入る河船首甲板にて岡野教官

    の説明を受け投錨作業の見学。

    一六心・○○

    の今後の航海の安全をお祈りしてお

    で、船長より認

    る)。この間約八ノットで帆走

    一五・・○○、

    十月二十日

    一三:○○I

    展帆訓練ご(午前中の荊義を実践す

    るため、八マストに登りヤードに渡

    盲一:三五

    終了式。海洋研修生は二列で一薪

    削に整列し、後ろに実習牝が全員終

    十月二十一日(土)暗

    一○・二:五、

    舞鶴港(西港)第三埠頭西側岸壁に

    船を下り家に帰った私はシーシ

    舞鶴港外に到着し、帆を畳み、投錨

    本船は錨を下ろして抑鶴港外に錨

    士官や教補方が左右に居雌ぶ中

    疋証の授与があり、研

    船酔いのことを

    腿も船酔いす

    、恋人を想っ 、 つ の

  • 1997年3月10日 紺 圭月 第 4 号 (6》

    すでにⅢのようにある図Ⅶ、また

    次から次へとやってくる図面の多さ

    には閉口した。図面を読むというこ

    とに慣れていなかったので図面が頭

    の中に入るわけもなく、もっと図川

    を読む訓練をしておくべきであった

    と深く反省した。

    新造船を建造するという仕事は一

    つ一つの秋み木を硫み上げていくよ

    うなものである。最初の積み方が悪

    いと股後まで職めない、秋めなく

    なったならば積み方が悪かった部分

    まで戻り、もう一度やり直さなけれ

    ばならない。なるべく後戻りをしな

    藩任後瞳言・ぐ俸に益り帆装維装

    に関する仕事を行うことになると想

    像していたが、実際は内装雌装や作

    成中の帆装装置の検査、それに図面

    を読むという仕事が中心になった。

    三りす六Ⅱ、住友重機械工業浦賀

    工場内に設けられた建造監督室に着

    任した。進水を終えたばかりの海王

    丸は外板と甲板それに四本マストと

    いう様相で、普言というよりはく朋過

    と呼ぶほうがふさわしいように思え

    た。

    青雲丸一等航海士竹井義晴

    (新「海王丸」初代二等航海士)

    三〃七H、抑王丸進水のニュース

    を、遠洋航海を終え東京沖で停泊すいように注意深く仕事を進めたつも

    る北斗丸船上で聞いた。どんよりとりだったが、図而のチェック踊れや

    した寒い日ではなかったかと記憶し

    記憶違いなどで何度かの後戻りを強

    海王丸建造監督室より

    新「海王丸」はこうしてできた

    ● ⑧ ● ● ● 参 ● の 霧 の ● ⑳ ● S ⑳ ● 珍 鯵 の 翁 必 ● 怨 む ⑰ 穆 憩 ●

    平成八年秋の叙勲で書研修生指導

    貝の坂田・堀川両先生が、勲六等瑞宝

    章を受賞されました。

    研修生の有志が世話人になってお祝

    いの会を開こうということになり、い

    ろいろな事情を考慮して仙話人のごく

    個人的な範囲でご案内を出し、あと

    は口コミでお雌まりいただきました。

    会場は東京晴海のホテル・マリ

    ナーズコート岐上階。眼下には入港

    中の「飛鳥」、目の前にはレインボー

    ブリッジ。ウォーターフロントの夜

    景も一役買ってくれて、研修生のお

    祝いの言葉やパフォーマンスなどで

    昼間は現場をⅢって工酬箇所の確

    認、夕刻からは工事箇所の不具合点

    などの指摘や凹川を承認するという

    仕事の形態になった。思った通り遅

    い帰宅となり、私の早い帰宅を望ん

    でいた妻の淡い期待は早々に打ち砕

    かれた。

    鱗鯵

    坂田先生、堀田先生

    おめでとうございますI

    赴任から六ヵ川か過ぎた九Ⅱ十六

    日、海王丸二等航海士を拝命した。こ

    れから五十年間走り続けるであろう

    この船の最初の乗組員になれたこと

    を誇りに思った。

    私にとって、海王丸は最初に勤務

    した川大成丸とともに思い川深い船

    となった。

    工事に順調に進み、暖かくなるこ

    ろには、抑王丸はく⑦のい①一からの耳〕へ

    と変身していった。人の往来も活発

    になった。室長他五名の慌僻室は、辿

    信長や職長たちの着任で一気に賑や

    かになった。いろいろ州談に乗って

    いただけるベテランの甲板長の着任

    はとても心強く感じた。

    暑くなるころには、里〕gから

    笛旨員竺旨へと、そして海上公式試

    運転では設計通りの素晴らしい性能

    を保有することを確認した。

    ③鐸通 ら

    厚轍獅烈職

    :ヨットに、成田夫妻や娘、小松明美上一昨年の十一月初旬、坂川・谷村両指

    TAO2/3B10綴ⅧA心I)も同導貝の先唯をお迎えいたし、四阿Ⅱ

    乗させていただきか》昨年の海の日記》の懇親会を鎌倉にて開縦いたしまし

    念の伊勢湾パレードにヨヅトで参加一た。この会は5BO8、6CO6の研

    上ましたや;i静か.“熱砂:”織蚕・蕊1軒食修生の集まりです。帆船海正丸クラ

    三煎県の津から四Ⅲ巾まで、帆船毒ブより一足先に結成され、海鞭丸を

    の日本丸、海星、あこがれ、他にヨヅ”一『我が生涯の友」と、こよなく愛して

    卜七十盤、漁船も大漁肱を掲げてのいることを脚慢としております。-

    ・参加。四日市港ではへ港の倉庫をイベⅧ蟻当日、総員価六名は、“市内兇物の

    ント会場に全部解放Lての楽しい催一鶴後、,川比ヶ浜の術にて、一年ぶりの博

    しでした。j灘一灘麟#蟻蕊こ”会を喜び合い主した.なぜか顔を鬼

    琳岐湾蝋蝋趨継盛悔蒋獅擁協いに熟

    蝕澱雛湧澗牒撫職聴禅僻舗で蝿を鍬懸

    コンテスト」に州しましたら、初心者.・詞夜か樋け懸切も何のそ“ハ深夜窓

    簿勝雄輔蕊識鰯鷲潔

    海が好きな〈私〉の賢求な体験記録。苧五刈妖Ⅱ、制あるいは一力川ほどの

    柿袖轄か峨蝉坤嘩窪稚錐蓉弄蓉譲家諭J鶴J麺い醐唾韓識州桂池維跡雌醒蝿袴極

    情しぃ。だが爽行刀に敬幽縦潅議濡霊J靭悌傘些

    駕篭蕊瀦悪弓撲鮭電磁

    鰭和義認撒難脹馴蕊撫蝋辞郷蝋

    ご他勝でご活跳くださいますようにⅡ一た。:▲

    溺置̅

  • 1997年3月10日( 7)第4号 こんじよき

    平成9年度海上丸体験乗船コース決定lSAILOSAKA'97帆船レースにも参加|

    平成9年度の体験乗船スケジュールが下表のように定まりましたので、お知らせいたします。諸般の事情のため参力11料が若干値上がりしていますが、8泊9 11のSAIL OSAKA '97 ffi 2レース参加コース(4月21 13 (月)~4ノ」29 I三I (火)鹿児島→大阪)という、めったに体験できないようなコースもあります。お問い合わせおよび資料lil'i求は、(財)練智船教育後援会宛にお願いします。〒102束京都T-代IllK平河川2-6-4海逆ビル9 m TEL 03-3288-0991/FAX 03-3288-0992

    平成9年度体験乗船スケジュール番 号 コ ー ス 名 実 施 期 間 航 海 区 間 遡 懇 』 う 参 加 料 人 数9 A 0 1 海 洋教室コース 5 n 2 4 1 3 ( 土 ) 実 施場所:東京 3 , 5 0 0 円 約 5 0 人9B02 8泊9日コース4月21日(月)~4月29 13 (火)鹿児島~大阪43,500円約20人9B 0 3 4泊5日コース5月5日(月)~5月9Ⅱ(金)大阪~大阪南港23 , 5 0 0円約2 0人9B04 4泊5日コース5月13 B (火)~5月17 0 (土)大阪南港~釡石23.500円約20人9C05往航コース6 JJ 10 13 (火)~7月10 13 ( * )東京~バンクーバー224.000円約20人9 A 0 6 海 洋 教室コース 1 2 n 7 B ( 日 ) 実 施場所 : t t 戸 3 , 5 0 0 円 約 5 0 人 ‘9B07 4泊5 13コース10月20日(月)~10月24 13 (金)釧|路~清水23 ,500円約20人’9B08 4泊5日コース10月28日(火)~11月113 (土)清水~削橋23 .500円約20人9B09 4泊5日コース11月17 B (月)~i1 n 21 b &名古屋~I")司23,500円約20人9B10 4泊5日コース1月27 B (火)~1月31 B (土)那覇~長M 23.500 PJ約20人9B11 5泊6日コース2月5 13 (木)~2月10 13 (火)長崎~横浜29.000円約20人

    昨年何様ブラスワークやタンッー|

    会場設営などのボランティアを葬る

    予定です。

    出席を予定される方は同封のはが

    きでお申し込みください。詳細が決

    まり次第お知らせを差し上げます。

    ★帆船海王丸クラブ懇親会

    デッキパーティー(東京)

    海王丸と航海訓練所、練習船教育

    後援会のご好意により、平成九年度

    もデッキパーティーが実現します!

    Ⅱ時平成九年五月二十五日(日)

    十六時より

    場所来京港停油中の海王丸船上

    ▲へ 一 さ ま 香 港 / 沖 縄 / 鹿 児 島 / 大 阪 遮 z g - 一

    国 際 帆 船 レ ー スSAIL OSAKA '97は大阪港築港100周年を記念して!)()催されるlKl

    際l帆船レースで、世界各国の大・中型IIH船17隻、30フイート以上の小Ⅲ帆船(ヨット)44隻が参加の予定。4月29日(火)には大阪南港沖~大阪湾内で帆船パレードが行われます。当日のスケジュールは、スタート(大阪南港沖)が10:30-12:30,大関門通過が13:00~14 :50、参加帆船の指定岸壁瑞岸が、13:50~15:45の予定です。パレードに参加する主なl帆船と係制地区は、以下のように予定さ

    れています。(地区別、所属医|のアルファベッ1、順、同じ国の中で、船端のアルファベット順)天保Ill地K :リベルタ、グロリア、デワルチ、クオウテモック、

    シャバブ・オマーン、ダル・モジェジイ、ナジェジニダ、パラダ、ファン・セバスチャン・デ・エルカノ

    南港地区:海王丸、成臨丸、日本丸、ジ・フン、海星、あこがれ、キャリアド1,オーステルスヘルデ

    |咲洲(南港)特設会場と特別観覧船での帆船パレード見学者募集があります。l咲洲特設会場見学は、大阪南港トンネル(仮称)のトンネルウォーク、徒歩入場、シャトルバス(有料)の3種のアクセス方法で定員70,000人。特別観覧船(有料)での海上からの見学は、定員6,000人。見学を希望される方は、ファクス情報サービス06-538-9020 BOX No. 1998で応罪の必要珊項を確認の上、往復はがきでお111し込みください。(3月15日必蒜)詳細は、SAIL OSAKA 197弊集事務局TEL 06-576-1220まで

    (満料提供:大阪rlf港湾局SAIL OSAKA '97準伽室÷

    クラブからのお知ら

    へ』グ

    ★「紺青」の取材に

    ご一緒しませんか。

    キャプテンへのインタビューや、

    僚船訪問のコーナーの取材などに同

    行して原稿を書いていただける方を

    新年度も募集いたします。詳細が決

    まりましたらお知らせいたしますの

    でご応募ください(必ずハガキでお

    願いします)。

    なお、希望者多数の場合は、すべて

    の方のご希望に応じることはできな

    いと思いますが、あしからずご了承

    のほどお願いいたします。

    ほかに企画.ご希望なんでも受け

    付けます。みんなの会報を、みんなで

    作りましょう。

    せ▼

    ★第三号でご意見をお寄せください

    とお願いしましたら、たくさんのア

    イデアをいただきました。幹事会で

    検討して、できるものから実現して

    いきたいと思っています。どうもあ

    りがとうございました。これからも

    よろしくお願いいたします。

    一帆船抑王丸クラブ」の今年度会此

    資格は三川未Ⅱに終了します。平成

    九年度の会員史新は、会報と一緒に

    お送りする郵便振替川紙で手続きを

    おとり,ください・

    新年度も会員の皆さまのご意見を

    伺いながら、楽しいクラブの活動を

    企Ⅲしたいと考えています。

    どうぞよろしくお願いいたします。

    ★帆船海王丸クラブ

    会員更新のお願い

    海や船の情報がいっぱい

    海と船の雑議而・ラメール

    LFimeR細澗崎鍾…〃ご 峨 入 お 問 い 合 わ せ は :

    〒104東京都'I-央E新川1-23-17マリンビル日本海事広報協会I、EL : 03-3552-503 1

    SAILOSAKA'97帆船レースにも参加

    番 号 コース名擾一雄』手繰鍾海洋教室コース8泊9日コーヌ4泊5日コース4 泊 5 日 コ ー ヌ往航コーヌ海洋教室コース4泊51]コーヌ4泊5日コース4泊5日コーヌ4泊5日コーヌ5泊6日コース

    騨蝋:譲警識実施期零"間Ⅷrr

    5月24 H土〉4月21日(月)~4月29 LI (火)5月5日(月)~5月9Ⅱ(金)5月13 Q (火)~5月17 0 (土》6 E 10 H (火)~7月10 El (*)l2j17H(旧10月20日(月)~10月24 13 {]10月28日(火)~11月lⅡ(土:11月17日(月)~i1 n 21 a ^1月27 13火)~1月31 13土〉2月5 13 (木)~2月10 11 (火)

    : 航 海 撚 区 間 :

    鹿児島~大阪大阪~大阪南1大阪南港~釡石来京~バンクーハー実施場所:神戸釧|路~清水清水~閉名古屋~I").那覇~長!’長崎~横i

    ミ施場所:東京参加料3,500円

    224,()()()円3.500円

    23.,500 P

    29.0001」

    謹 人 数

    約50人約20人約20人約20ノ約20ノ約5()ノ約2()ノ約20ノ約2()ノ約20ノ約2()ノ

  • 第 4 号1997年3月10日 青紺。 (8〉海王丸船首像の名利

    に飛ぶ雲のような字体で「青雲丸」と一る作動装置など、当時の最新の造船多様な海域峠を通り、実習雄の糠技掩一聯

    書かれた船尾を手前に向け、シンプ技術の粋鐙集めて造られたそうですE状取鵜に泌撰総訓練条件蕊糠蕊諺溌鰯

    ルで思いのほか華著な感じの青雲丸.、が、残念なことに、その特徴であるハfかつ祷港弛襲露鐙性にも配慮胆毎加恥溌

    時折、雨のバラつく哨海H-C埠頭来への更なる期待をこめて建造され懲重』識密響『話題を遠洋航海や訓練に変え、鼠

    丸を訪れたのは九月の連休前の土曜お話を伺うことにいたしました。

    は、人影もなく妙に静まり返り.まさた初めての五“○○○トン級の練習僻:蝉》くつかお尋ねしてみましたや

    日でした。

    に一嵐の前の静けさ」の趣でした舎風船とのことです。コンピュータによ》蕊識驚灘コースの設定は、限られた日数》で話

    遠洋航海から帰ったばかりの青雲でした)ご挨拶もそこそこに、早速、く鱈趣この船はある鍬嘆一定範囲の振動数

    折しも台風の接近が伝えられる、に乗っていた海運状況を背景に喜号”将簿議ということです。

    僚船訪問青雲丸

    希望を託された船

    青雲丸は昭和四十三年、淵隆盛の波・プロペラの回転数の補正がなされた

    山中理子6BO4

    で船全体に共鳴現象が起こるため、

    鍵、#』〈課品誤り課ぞ、課品心課課課課、、1L、、課品小、、1課課…課丸い訳

    斑篭晦轟三ることを成し遂厭た自信を

    蕊鰯培ってほしいど韮望ん》で峠おいで薄したや

    母主ヤブ秀ンご自身も旧海王丸乗船の

    すのご発展をお祈りいたします《』

    楽しいお話を本当にありがとうござ

    くり。素晴らしい作品に感心するこ

    を拝見しながら思わぬ方向に話の華

    もありなん」と納得しました。お人柄

    折渉急に発達した低気圧に巻き込ま

    1)秀』。が咲き製船内見学ができなくなりま

    そのままの素朴で温かみのある作品

    志されたこともあるとのお話に一ざ

    としきり。お若い頃、意匠工芸の道を

    なんと土いじり坪陶芸と伺っでぴっ

    力を得られたのだと思いました。

    実習生の要としての重責を担われる

    うなご経験もお有りとのことで、い

    れ魚ボートを一隻波にさらわれるよ

    ろいろな状況を乗り切り母クルーや

    いました。お仕事にご趣味に.ますま

    飯田キ》ヤプテン、お忙しいところ

    海に生きるキャ雫プテンのご趣味が

    (平成八年九月二十一裁日訪船)

    ●お急ぎのご連絡は、電子メールで

    一もどうぞ。(中係)

    ①,日昌庁言周28-邑⑤冨汽昌巳・日.壱

    一 |●趣喋ほ来作-度上期に発行の予定で

    へ編集後記

    詞員証の使い方とお願い

    お手元の会員証は、お手数でも次の

    要領でご利用ください。

    1会員証は毎年発行されます。こ

    れをもって、年会我の領収証に

    かえさせていただきます。

    2お名前と参加コースの番号は、

    各自ご記入ください。

    3懇親会などの集まりの際、名札

    としてご利用ください。

    なお、ここでご注意とお願いを巾

    し上げます。この会員証があるから

    といって、海王丸を自山に訪船でき

    るわけではありません。訪船できる

    のは、次の場合に限られていますの

    で、ルールをお守りくださるように

    お願いいたします。

    1一般公開のとき。

    2海王丸の乗組員・実習生に個人

    的な知り合いがいて、その人の

    了解が得られたとき。

    3蕊灘篭嬢舎睡

    ●「紺青」第川号をおMけします。

    ●来年度早々にデッキパーティが開

    催できることになりました。皆さ

    まのご参加をお待ちしています。

    ●同封のはがきは、デッキパー

    ティーの出欠のほか、クラブへの

    ご提案などにもご利川ください。

    ●その前に、会員の更新手続きをお

    忘れなく!