某工場に於ける 大空間空調の施工事例東熱 某工場に於ける...
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東熱東熱
某工場に於ける某工場に於ける大空間空調の施工事例大空間空調の施工事例
東洋熱工業㈱ 東北支店 技術部
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宮嵜 啓尚
東熱
主な発表内容主な発表内容
建物概要
設備概要
1期工事(他社施工)の問題点
設計コンセプト
温湿度条件
炉室 平面・断面図
2期工事(低層吹出システム)
空調システムの比較
系統図等
苦労した点
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今後の展開
東熱
建物概要建物概要
場所 福島県
構造 鉄骨造
階数 地上3階階数 地 階
建築面積 約8,000m2
延床面積 約12 000 2 延床面積 約12,000m2
工期 2009年1月~2010年3月
用途 プラント工場
設計(該当施工区分) 東洋熱工業㈱
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設計(該当施 区分) 東洋熱 業㈱
東熱
設備概要設備概要
空調設備工事空調設備工事 空冷チラー 160HP×3台 140HP×3台 空冷チラ 160HP×3台 140HP×3台 防爆AHU(INV) 総風量250,000m3/h 計10台 PAC(INV) 16HP×16台 10HP×18台( ) 台 台
換気設備工事換気設備工事 防爆シロッコファン10,000m3/h×2台 フィルターユニット50,000m3/h×2台
自動制御設備工事自動制御設備工事空冷 送 機 括警報 空冷チラー・AHU・PAC・送風機の一括警報、AHU火災停止
冷水系統三方弁制御 蒸気(加湿・再熱)系統二
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冷水系統三方弁制御、蒸気(加湿・再熱)系統二方弁制御
東熱1期工事(他社施工)の問題点1期工事(他社施工)の問題点(局所吹出空調システム)(局所吹出空調システム)
パンカルーバよりパンカルーバより
高速の冷風を吹き出し
局所的に冷感を与える局所的に冷感を与える
施主より
『暑い・寒い』
生 生
改善して欲しいとの要望があり
産機器
産機器
快適性に欠ける
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快適性に欠ける
東熱
設計コンセプト設計コンセプト
今回工事は、2期工事である。
(1期工事は、他社施工)( 期 事は、他社施 )
大空間(高天井)の成層空調を構築する。
炉室内の作業空間の快適性を重視する 炉室内の作業空間の快適性を重視する。
生産エリアは、24時間空調システムになっており、
夜間と日中の省エネ運転を考慮する夜間と日中の省エネ運転を考慮する。
空調エネルギーの消費量を抑えることを目的とする。
バインバーター等の積極的採用
高効率モーターの採用
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通常運転と緊急時運転の切替を考慮する。
東熱
温湿度条件温湿度条件
炉室炉室
夏期 冬期夏期 冬期
温度 ℃ ℃温度 22±2℃ 22±2℃
湿度湿度 50±10% 40±10%
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※床上2mの作業環境の快適性確保・・・ 客先要求
東熱
炉室炉室 平面・断面図平面・断面図
m20m
炉室
100m
: 炉(発熱40KW/基): 遠方設定盤m : 遠方設定盤
2階炉室
14m
81階メンテ室
東熱
2期工事(低層吹出システム)2期工事(低層吹出システム)
▽ 高点自然排気ガラリ(緊急排気)
上部高温(非空調領域)
▽水下軒高
17m
14m
RARA
生産機
生産機
作業空間SA
RARA
SA 機器
機器作業空間
(空調領域)
低層吹出口より冷風を吹き出し、
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低層吹出口より冷風を吹き出し、作業空間に低温成層を形成する。
東熱
空調システムの比較空調システムの比較
空調対象領域 2期工事 1期工事(他社施工)
・ 作業空間のみを空調領域とする ・ 決まった(固定された)領域しか空(成層空調) 調できない
・ 吹出し口の配置、吹出し温度、吹出し速度等の検討が重要
・ 熱上昇流を拡散させ、空調効率が悪い
特徴
出 速度等 検討 重要 悪
・ 低層吹き出しのため、高天井の暖房には適している
・ 塵埃などを拡散させ、空気質環境が悪い
適正な配置計画により 従来シ・ 適正な配置計画により、従来システムに比べて大幅な省エネが可能
・ 作業空間でも温度ムラが大きい
スポット領域冷房快適性 ◎ 作業空間は快適 △
スポット領域以外は暑い
暖房快適性 ◎吹出し風速の
高速切替えで対応△
スポット領域以外は寒い
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高速切替えで対応 以外は寒い
清浄度 ◎ 換気効率は良好 △局所の温調のみを目的としている
東熱
ダクト系統図(通常モード)ダクト系統図(通常モード)
EA 10,000m3/hガラリ
OA 10 000 3/h
ガラリ
OA 10,000m3/h炉室
RA 40,000m3/hSA 50,000m3/h
メンテ室
機械室
AHU FU(50,000m3/h) (50,000m3/h)
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機械
東熱
ダクト系統図(非常時モード)ダクト系統図(非常時モード)
EA 50,000m3/hガラリ
OA 50 000 3/h
ガラリ
OA 50,000m3/hOA 50,000m3/h
RA 0m3/h炉室
メンテ室
FUAHU 機械室
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緊急時の外気量は、6回換気以上必要
東熱
配管系統図配管系統図
CR 空冷チラー×3台屋上三方弁
S
二方弁二方弁
二方弁二方弁
機械室CS 機械室
SD
13AHU
SD
東熱
遠方設定盤遠方設定盤((温湿度調節用温湿度調節用))
炉室温度設定
外気温度外気温度
外気湿度
緊急排気緊急停止
炉室湿度設定
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緊急排気緊急停止
東熱
苦労した点苦労した点
機器配置スペース等、プラント優先
→ 設備施工サイドは、取合調整が大変でした。
バルブ全てに番号をつけ管理番
→ 図面作成・修正・表示する側は、大変でした。
高天井のダクト吊込作業が大変だった。
防爆エリアにより空気式MDを採用
→ ダンパーの応答速度とAHUファンの作動タイミング
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ダンパ の応答速度とAHUファンの作動タイミング
調整が難しかった。
東熱
今後の展開今後の展開
終的には、作業域で22±2℃で良好な温度形成層が 終的には、作業域で22±2℃で良好な温度形成層が
できているか確認する。
現在、温湿度・気流測定の準備をしている段階である。
測定後、分析及び検証を行う予定である。
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東熱
ご清聴、有難うございました。
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