絵の具や色鉛筆の”色”って何でできているの?...

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2014年度 絵の具や色鉛筆の”色”って 何でできているの? ~金属と水溶液から「色のもと」を作り出そう~ エントリー 番 号 3 DIC株式会社 出前実験教室部門賞 対象:小学生

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水溶液の性質など、学校の理科とリンクさせ、ほとんどの工業製品の色の元である「顔料」の合成実験と、水と油の反発を利用した「平版印刷実験」を実施。社会生活を支える化学の力について学ぶ。 投票の手引はこちら http://www.kyouikuouen.com/award2014/voting/

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Page 1: 絵の具や色鉛筆の”色”って何でできているの? ~金属と水溶液から「色のもと」を作り出そう~(DIC株式会社)教育CSR大賞2014

2014年度

絵の具や色鉛筆の”色”って何でできているの?

~金属と水溶液から「色のもと」を作り出そう~

エントリー番 号 3

DIC株式会社

出前実験教室部門賞

対象:小学生

Page 2: 絵の具や色鉛筆の”色”って何でできているの? ~金属と水溶液から「色のもと」を作り出そう~(DIC株式会社)教育CSR大賞2014

教育CSR活動の基本情報

実施概要

ノミネート部門

水溶液の性質など、学校の理科とリンクさせ、ほとんどの工業製品の色の元である「顔料」の合成実験と、水と油の反発を利用した「平版印刷実験」を実施。社会生活を支える化学の力について学ぶ。(小学生/ 45分)

受賞のポイント

出前実験教室部門

タイトル 絵の具や色鉛筆の”色”って何でできているの?~金属と水溶液から「色のもと」を作り出そう~

教育目標 理科離れ/社会と理科のつながり/キャリア教育

活動に活かす自社技術・活動への思い

印刷インキ、有機顔料の世界トップシェアメーカーとして、生活を支える化学の力を伝えたい。

継続するための工夫

企業から地域への一方的な貢献ではなく、「社員にとっても大きな学びの場であり、社内ネットワーク構築の場であり、活動により会社自身もメリットを享受している。」と、会社が正式に定義づけている。また、活動も有志による社内ボランティアではなく、組織としての正式な業務という位置づけで行っている。

テーマ テーマが学校の授業単元とリンクしている

活動 学校ではできない体験・実験ができる。

社員 社員に直接会うことができる

ブランド 企業の技術につながる内容

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想い/プログラム概要

当社は、社会問題化している子どもの理科離れに対応すべく、公立小学校

にて理科実験授業を実施しています。印刷インキの世界トップメーカーな

らではの授業をご提供すべく、「顔料合成実験」「平版印刷実験」の実験を通

して「化学とは何か」 「理科の勉強は社会生活に密着している」の2つのテ

ーマを学んでもらうカリキュラムを提供しております。

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経験していること 実験操作 実験結果!

実験①

色の元「顔料」を作ってみよう!

6年生の「水溶液の性質」で体験する、鉄釘を塩酸で溶かす実験

塩酸で鉄を溶かして、過酸化水素水を入れ、黄色くなった液に「魔法の水」を入れると・・・

一瞬で青い色に変化!液体の中にできた青いツブツブを乾かすと青色の顔料に!

実験②

水と油の性質を利用して、印刷してみよう!

ドレッシングなどを例に水と油が反発する性質を紹介

模様が描かれた凸凹のない版を、水を含んだスポンジで拭き、上からローラーで塗り、最後に白い紙を重ねると・・・・

鮮やかな蝶の絵柄が印刷されている!本はもちろん、缶や壁などもこの印刷技術が使われている!

体験①

身の回りの色の正体を探れ!

カラフルな、教科書の色 10倍のルーペで除いてみると・・・

カラフルな色は、3色の点の集まりだった!

身近な経験との繋がりと、鮮やかに変化する実験

平版印刷が使われている例を紹介する展示の写真

プログラム詳細

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実施実績

2010年度から2013年度の4年間に、のべ18校の小学6年生1400

名以上に授業を提供致しました。

・「なかよし学級」の児童5名を含む授業を安全に

行い、多くの児童に実験を楽しんでもらうことが

できました。

・6年生で学習する「水溶液の性質」の内容を踏

まえ、授業とのつながりを十分意識した内容にし

ました。

・問いかけ、クイズなど、児童とのコミュニケー

ションを重視しています。

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当社の事業所近隣を中心に、理科実験授業を継続して提供するとともに、将来的には、放課後の理科系クラブ活動の支援や、夏休みの特別授業などを提供して参りたいと思っております。(中日新聞社に協力し、夏休みの子ども150名に授業を提供する企画を2013年、2014年と行っています)「子どもの理科離れ」という社会の課題に対応すべく、今後も活動を継続して参ります。

児童5,6人に対して1人の講師がつき、授業にまつわる様々な話をしながら実験を安全に誘導します。

児童全員が実験に参加

今後の展望