わ た し た 道 うど た し 道 ち の うど た 徳 · どう すれば 気もちよく...

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Page 1: わ た し た 道 うど た し 道 ち の うど た 徳 · どう すれば 気もちよく すごせるかを、考えて 書きましょう。 き かんが か きそく

校学小

年二・

わたしたちの

わたしたちの

校学小

年二・

省学科部文

徳道徳道徳道

校学小

年二・

わたしたちの

わたしたちの

名校学

前名

組   年一

組   年二

徳道徳道徳道う

くと

徳道徳道徳道う

くと

わたしたちの

わたしたちの

Page 2: わ た し た 道 うど た し 道 ち の うど た 徳 · どう すれば 気もちよく すごせるかを、考えて 書きましょう。 き かんが か きそく

わたしたちの

わたしたちの

道徳道徳道徳

どう

とく

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5 4

家で

そのほかの 

じゅぎょうで

道徳の 

時間で

家の 

人と 

いっしょに

休み時間や 

ほうか後に

学校で

じ かん

どう

とく

がっ こう

地いきの 

人と

 

いっしょに

地いきで

ちやす

いえ

ひと

読みものを 

読んで、

考えましょう。

よかんが

ともだちと、考えを

話し合いましょう。

はな

なん ど

うえ

たい

せつ

じ ぶん

いつでも、どこでも、何度でも、ひらいて 

みよう「わたしたちの 

道徳」。

生きて 

いく 

上で 

大切な 

ことを 

考え、自分の 

生き方に 

生かして 

いこう。

書いたり 

ぬったり

して 

みましょう。

家の 

人に 

書いて 

もらいましょう。

いろいろな 

人と

話し合って 

みましょう。

この 本の つかい方

ほん

かた

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7 6

あなたの ことを 教えてね

おし

いち

ねん

せい

一年生の 

ときと 

二年生の 

ときとで、

かわって 

きた 

ことが 

ありますか。

1年ねん

すきな 

食べもの

とくいな 

こと

たからもの

すきな 

あそび

できるように 

なりたい 

こと

しょう来の 

ゆめ

いちばん 

うれしかった 

こと

らい

2年すきな 

食べもの

とくいな 

こと

たからもの

すきな 

あそび

できるように 

なりたい 

こと

しょう来の 

ゆめ

いちばん 

うれしかった 

こと

Page 6: わ た し た 道 うど た し 道 ち の うど た 徳 · どう すれば 気もちよく すごせるかを、考えて 書きましょう。 き かんが か きそく

自分を 見つめて

1じ  

ぶん

すなおに のびのびと

自分で やる ことは しっかりと

よいと 思う ことは すすんで

おも

きそく 正しく 気もちの よい 毎日を

ただ

まい

にち

9 8

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11 10

⑴ きそく 正しく 気もちの よい 毎日を

ただ

まい  にち

気もちの よい 一日を すごす ために、

どのような ことに 気を つければ よいのかを

考えて みましょう。

かんが

いち にち

きそく 正しく 気もちの よい 毎日を

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13 12

つくえや ロッカーの 中など、みの 回りの

かたづけが できて いますか。

学校での 様子を 思い出して みましょう。

がっ

こう

おも

よう す

だ なか

まわ

あなたの 

つくえの 

中は 

どうでしょうか。

あなたの 

ロッカーの 

中は 

どうでしょうか。

みの 

回りの 

ものを、かたづける 

ことが

 

できて 

いますか。

 

学校での 

様子を 

たしかめて 

みましょう。

 

できたら、

◯に 

色を 

ぬりましょう。

いろ

家の 

人から

いえ

ひと

きそく 正しく 気もちの よい 毎日を

せいかつ

さんすうさんすう

123

さんすうさんすう

123

1年ねん

教科書

きょうかしょ

ランドセル

月がつ

にち

日(たしかめた 

日)

みの 回りの

もの

せいかつ

さんすうさんすう

123

さんすうさんすう

123

2年教科書

ランドセル

日(たしかめた 

日)

みの 回りの

もの

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15 14

自分の 本や ふくなど、みの 回りの

かたづけが できて いますか。

家での 様子を 思い出して みましょう。

いえ

よう す

おも

じ 

ぶん

ほん

まわ

どう 

すれば 

気もちよく 

すごせるかを、考えて 

書きましょう。

かんが

きそく 正しく 気もちの よい 毎日を

家の 

人から

ひと

1年ねん

本ふく

月がつ

にち

日(たしかめた 

日)

みの 回りの

もの

2年

日(たしかめた 

日)

みの 回りの

もの

本ふく し

ぜん

たのしい

◯◯◯

しぜん

たのしい

◯◯◯

みの 

回りの 

ものを、かたづける 

ことが

 

できて 

いますか。

 

家での 

様子を 

たしかめて 

みましょう。

 

できたら、

◯に 

色を 

ぬりましょう。

いろ

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1617

 今こん

度ど

は、るっぺの すぐ そばで、

お母さんの 声が 聞こえました。

 でも、るっぺの 目は あきません。

*    *    *

 「るっぺくん、早は

く。おくれちゃうよ。」

 ぴょんたくんは、足あ

を バタバタさせて います。

「だってえ。」

 るっぺは、口く

を とがらせて います。

「るっぺくん、くつの かかとを

 ふんで いるよ。きちんと はきなよ。」

 ぴょんたくんは、足を バタバタさせながら 言いました。

「るっぺ、るっぺ、おきて 

いるの。」

 お母か

さんの 声こえ

が、遠とお

くから

聞き

こえて きました。

 目め

ざまし時どけい計

も、

さっきまで、遠くで

鳴な

って いたようです。

「るっぺ、やっぱり おきて

 いなかったのね。毎ま

朝あさ

、同おな

 ことを 言い

わせないで ちょうだい。」

るっぺ どう したの

きそく 正しく 気もちの よい 毎日を

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1819

 るっぺは、何なに

が 気き

に 入い

らないのか、

ほおを ふくらませたまま、すなばの

すなを なげて います。

「るっぺくん、すなが 目め

に 入はい

ったら、

 どう するの。やめて。」

 みんなは、こわい 顔か

そろえて 言いました。

「いやだね。」

と るっぺが 言った とき、

ぽんこさんが 目を おさえて

しゃがんで しまいました。

「だってえ。」

 るっぺは、口く

を とがらせたまま

下した

を むいて、くつを 直なお

そうと

しました。

 ランドセルの 中な

から、いろいろな

ものが、みんな とび出だ

しました。

*   *   *

「るっぺくん、やめて。」

 クラスの みけさんと めえさんが、

大おお

きな 声こえ

で 言い

いました。

「いやだね。」

きそく 正しく 気もちの よい 毎日を

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21 20

生活を ふりかえって みよう

せい 

かつ

生活の リズムを ととのえて、元気に すごして いますか。

毎日の 生活を ふりかえって みましょう。

げん 

まい にち

みそしるちゃん

よふかしおに

あさごはんまん

はやねちゃん

元気に うんどう しよう。

体を 

うごかすと、夜は

ぐっすりと 

ねむる 

ことが

できるよ。

よる

早く ねて いるかな。

すいみんを 

しっかりと 

とって、

元気な 

体を 

つくろうよ。

からだ

朝ごはんを しっかりと

食べて いるかな。

朝ごはんを 

食べて、

元気に 

行ってきます。

た あさ

早おき して いるかな。

早おき 

すると、

生活の 

リズムが 

ととのうよ。

はや

はやおきくん

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IIIIIIIIIIIIIIIIIIIII IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII IIIIIIIIIIIIIIII

23 22

家の 

人から

いえ

ひと

⑵ 自分で やる ことは しっかりと

じ  

ぶん

自分で やらなければ ならない ことが

いろいろ ありますね。

あなたは、どのような ことを がんばって いますか。

絵を 見て、話し合いましょう。

はな

自分で やる ことは しっかりと

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25 24

自分で やらなければ ならない ことを、

しっかりと やって いますか。

じ 

ぶん

自分で やる ことは しっかりと

自分で 

やらなければ 

ならない 

ことを

 

書きましょう。

 

できたら、

◯に 

色を 

ぬりましょう。

いろ

自分で 

やらなければ 

ならない 

ことを

 

書きましょう。

 

できたら、

◯に 

色を 

ぬりましょう。

家の 

人から

家の 

人から

ひと

 

わたしの 

家での 

しごとは、

おふろそうじです。

前は、お父さんに

たすけて 

もらって 

いたけれど、 

今は 

一人で 

できるように 

なりました。

 

これからも 

がんばって 

つづけて

いきたいです。 い

まえ

いま

ひとり

とう

 

ぼくは、家で 

毎日 

音読を 

して 

います。

今、学校で 

勉強して 

いる 

ところや 

これから 

勉強する 

ところを、声に 

出して

読んで 

います。

 

音読を 

して 

おくと、学校での 

勉強も

よく 

分かるので、

これからも

がんばりたいと 

思います。

おんどく

こえ

おも

まいにち

やらなければ 

ならない 

こと

学校での

しごと

がっこう

やらなければ 

ならない 

こと

家での

しごと

やらなければ 

ならない 

こと

勉強べんきょう

1年ねん

やらなければ 

ならない 

こと

学校での

しごと

やらなければ 

ならない 

こと

家での

しごと

やらなければ 

ならない 

こと

勉強

2年

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2627

「もし もし かめよ かめさんよ

 せかいの うちで おまえほど

 あゆみの のろい ものは ない

 どうして 

そんなに 

のろいのか」

「どんなに かめが いそいでも

 どうせ ばんまで かかるだろ

 ここらで ちょっと ひとねむり」

 グーグーグーグー グーグーグー

「なんと 

おっしゃる 

うさぎさん

 そんなら 

おまえと 

かけくらべ

 むこうの 小こ

山やま

の ふもとまで

 どちらが 

さきに 

かけつくか」

「これは 

ねすぎた 

しくじった」

 ピョンピョンピョンピョン

 ピョンピョンピョン

「あんまり おそい うさぎさん

 さっきの じまんは

 どう したの」

自分で やる ことは しっかりと

うさぎと かめ

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2829

(何なん

とか 

して、自じ

分ぶん

が 

生まれた 

家を 

つくり直なお

したい。)

 

そこで、金次郎は、

(一い

生しょうけんめいに 

勉べん

強きょうして、早はや

く 

一いち

人にん

前まえ

に 

なるぞ。)

と、心

こころに 

きめました。

 

金次郎は、一日の 

しごとを 

おえると、

ねむい 

目め

を 

こすりながら、夜よる

おそくまで、本ほん

を 

読よ

むのでした。

 

すると、まんべえおじさんは、

「明あ

かりに 

つかう 

あぶらが

 

もったいない。早く 

ねなさい。」

と 

言って、金次郎を 

しかりました。

 

二宮 

金次郎は、まずしい 

農のう

家か

に 

生う

まれました。

 

小ちい

さい 

ころから、家いえ

の 

しごとを 

よく 

てつだいました。

 

金次郎が、十

じゅう

四よん

さいの 

ときに 

お父とう

さんが 

なくなり、

十じゅう

六ろく

さいの 

ときに、お母かあ

さんが 

なくなりました。兄きょうだい弟

はなればなれに 

なり、家も 

なくした 

金次郎は、

まんべえおじさんの 

お世せ

話わ

に 

なる 

ことに 

なりました。

 

金次郎は、おじさんの 

言い

いつけを 

まもって、一いち

日にち

中じゅう

しっかりと 

はたらきました。

 

金次郎には、ゆめが 

ありました。

小ちい

さな ど力り

ょく

の つみかさね 二に

宮みや

 

金きん

次じ

郎ろう

 

自分で やる ことは しっかりと

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3031

 

やがて、金次郎は 

りっぱに

せい長

ちょうし、二に

十じっ

さいの 

ときに、

自じ

分ぶん

の 

家いえ

を 

つくり直なお

す 

ことが

できたのです。

 

大おとな人に 

なった 

金次郎は、「尊たか

徳のり

」と

いう 

名な

前まえ

に 

かえました。そして、自分が 

学まな

んだ、

(小ち

さな 

ど力りょくの 

つみかさねが、大おお

きな 

ことに 

つながる。)

と 

いう 

ことを、多お

くの 

人たちに 

つたえました。

*なたね……なの花の 

たね。

 

金きん

次じ

郎ろう

は、もう 

勉べん

強きょうを 

やめようかと、

考かんが

えました。しかし、どう 

しても、

あきらめる 

ことが 

できません。

 

そこで、知し

り合あ

いの 

人ひと

から 

少すこ

しの 

なたねを

もらって、土ど

手て

に 

まき、世せ

話わ

を 

しました。

 

つぎの 

年とし

の 

春はる

、金次郎が 

まいた 

なたねは、

黄き

色いろ

い 

花はな

を、土手 

いっぱいに 

さかせたのです。

 

そこからは、まいた 

なたねの 

何なん

倍ばい

もの

なたねを 

とる 

ことが 

できました。

 

そして、なたねを 

あぶらに 

とりかえて 

もらい、

また 

勉強する 

ことが 

できるように 

なりました。

自分で やる ことは しっかりと

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33 32

⑶ よいと 思う ことは すすんで

おも

よいと 思う ことは すすんで

よい ことを すると、

とても 気もちが いいよ。

よいと 思った ことは、

どんなに 小さな ことでも

すすんで やろう。

すすんで

よい ことを すると、

元気に なるよ。

げん

ちい

武者小路

実篤

 

お話や 

詩を 

書いた

人です。人を 

元気に

する 

言葉を 

たくさん

のこして 

います。

はなし

む 

しゃ こう 

じ  

さね 

あつ

ひと

こと

武者小路

実篤

いいと 思った ことは

どんな 小さい ことでも するが いい

む 

しゃ こう じ 

 さね

あつ

(『武者小路實篤全集 第十巻』より)

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35 34

よいと 思う ことは すすんで

このような ときは、どう すれば よいでしょうか。

みんなで 話し合いましょう。

はな

ごみが 

おちて 

いるよ。

じゅぎょう中なのに

いいのかな。 ち

ゅう

らく書き 

して

いいのかな。

お年よりが

のって 

きたよ。

とし

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37 36

よいと 思う ことは すすんで

よいと 思う ことが

すすんで できた ことは ありますか。

おも

よいと 

思う 

ことが

 

すすんで 

できた 

ときの 

ことを、

 

思い出して 

書きましょう。

 

その 

ときの 

気もちも 

書きましょう。

よいと 

思う 

ことが

 

すすんで 

できた 

ときの 

ことを、

 

思い出して 

書きましょう。

 

その 

ときの 

気もちも 

書きましょう。

1年ね

よいと 

思う 

ことが

できた 

ときの 

気もち

あなたが 

できた 

よいと 

思う 

こと

1年

よいと 

思う 

ことが

できた 

ときの 

気もち

あなたが 

できた 

よいと 

思う 

こと

2年

よいと 

思う 

ことが

できた 

ときの 

気もち

あなたが 

できた 

よいと 

思う 

こと

2年

よいと 

思う 

ことが

できた 

ときの 

気もち

あなたが 

できた 

よいと 

思う 

こと

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3839

「二ふたり人で 行こうよ。」

かんたは、ぽんたを さそいます。

「だめだよ。うら山には、入は

っては

 いけないと 言い

われて いるよ。」

「へいき、へいき。」

 かんたは、ぽんたの 言う ことを

聞き

かないで、さっさと うら山に

入って いきました。

 一ひ

とり人に なった ぽんたは、じっと 考かんがえて いました。

「ぼくも かんたのように あそびたいな。でも……。」

 ぽんたと かんたは、大だ

の なかよしです。

 今き

ょう日

も、学がっ

校こう

から 帰かえ

ったら、

いっしょに あそぶ やくそくを

して いました。

 ぽんたが 公こ

園えん

に 行い

くと、

かんたは 先さ

に 来き

て いました。

 かんたは、公園の うら山や

で、

ひみつき地ち

を 見み

つけたと よろこんで います。

ぽんたと かんた

よいと 思う ことは すすんで

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4041

 かんたは、だまって 考えて いました。そして、きっぱりと

言いました。

「ぼくも 行かない。自じ

分ぶん

で 考えて きめた。」

 ぽんたは、にっこり わらって うなずきました。

 二ふ

たり人は、なかよく

ぶらんこに ゆられて

います。

 気き

もちの よい 風かぜ

が、

ほおを なでて

いきました。

 しばらく して ぽんたは、大お

きな 声こえ

で 言い

いました。

「ぼくは 行い

かないよ。だって あぶないから。」

 その 声が、とても 大きかったので、かんたが びっくりして、

うら山や

から とび出だ

して きました。

「ぽんた、どう したんだい。」

「ぼくは 行かない。よく 考

かんが

えて きめたんだ。だって、うら山は

 あぶないから。」

もう 一い

度ど

、はっきりと 言いました。

よいと 思う ことは すすんで

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43 42

しては ならない ことが あるよ

いじわるを 

しては 

いけません。

うそを 

ついては

いけません。

人の 

ものを 

かくしては 

いけません。

人の 

ものを 

とっては

いけません。

ひと

悪口を 

言っては 

いけません。

わるくち

ともだちを 

たたいては

いけません。

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45 44

⑷ すなおに のびのびと

すなおに のびのびと

しょうじき

あなたが 

正直に 

できた 

ときの 

気もちを 

書きましょう。

 

うそ 

ついちゃった。

 

本当は 

ぼくが 

やぶったのに、

弟が 

やぶったって 

言っちゃった。

 

弟が、「フギャー」と 

ないた。

ロボットや 

ぬいぐるみが

ぼくを 

にらんで 

いるみたい。

 

このままじゃ 

いけない。

 

思い切って 「ごめんなさい」って

言って 

みた。

 

すっきり 

して 

気もちが 

いいな。

「もう 

うそなんか 

つかないぞ。」

ほん

とう

おとうとお

のびのびと 明るい 気もちで 毎日を すごす ために、

どう すれば よいのかを 考えて みましょう。

あか

まい にち

かんが

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IIIIIIIIIIIIIIIIIIIII IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII IIIIIIIIIIIIIIII

47 46

すなおに のびのびと

今日は どんな 一日だったでしょう。

のびのびと 明るい 気もちで

すごせる 日を ふやして いきましょう。

きょう

あか

いち 

にち

家の 

人から

いえ

ひと

家の 

人から ●

一日を 

のびのびと 

明るい 

気もちで

 

すごせたら、気きゅうの 

風船に

 

一つずつ 

色を 

ぬりましょう。

ふう

せん

いろ

ひと

はな

一日を 

のびのびと 

明るい 

気もちで

 

すごせたら、ひまわりの 

花びらに

 

一まいずつ 

色を 

ぬりましょう。

1年ね

月     

がつ

にち

ぬりはじめた 

月     

ぬりおわった 

2年

月     

ぬりはじめた 

月     

ぬりおわった 

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 コロは、(行って みようかな)と 思ったのですが、すなおに なれません。

「ふん……、麦わらの 山なんて くだらないよ。」

 コロは そう 言って、ことわって しまいました。

 その つぎの 日も、ギロは にこにこしながら やって きました。

「お父とう

さんに、歌うた

を 教おそ

わったんだ。だから、きみにも 教おし

えて やろうと

 思ったんだ。きっと 気に 入い

るよ。ピピピッピ リリリリリ コロコロコロ。」

 とても ちょうしの よい、おもしろい 歌です。

「なあんだ。おもしろく ないよ。なんだか、気もちが わるく なるよ。」

と コロが 言ったので、ギロは、

「もう、きみとは あそばない。」

と 言って、おこって 帰かえ

って いきました。

(せっかく ギロくんが、来て くれたのに、わるい ことを 言って しまった。)

 コロは、(あやまらなくては 

いけない)と 

思いましたが、なかなか 言えません。

 コオロギの コロは、自じ

分ぶん

の 思おも

い通どお

りに ならないと、

すぐに おこったり もんくを 言い

ったり します。

 ですから、ともだちが いなく なり、今いま

では

ギロ 一ひとり人に、なって しまいました。

「コロくん、東ひがしの はたけに 行い

かないか。ナスが

 ゆれて、青あお

く 光ひか

って いるんだ。きれいだよ。」

と、ギロが さそいに 来き

ました。

 でも、お母かあ

さんに しかられて、ふくれて いた コロは、知し

らん顔かお

です。

 つぎの 日ひ

、また ギロが やって きました。

「西にし

の かわらに、ほかほかの 麦む

わらの 山や

が できたんだ。ねそべると

 気き

もちが いいよ。」

お月つ

さまと コロ

すなおに のびのびと

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「さあ、なみだを ふいて、わらって ごらん。」

 コロは、長なが

い しょっかくを うごかして、なみだを ふき、小ちい

さく

「ピピッ」と、声こえ

を 出だ

して みました。

「そう そう、元げん

気き

を 出して、口くち

を 大おお

きく あけて 歌うた

うんだ。」

 コロは、はずかしかったけれど、むねを はって 歌って みました。

「ピッピッ リリリ コロコロコロ コロロ。」

 コロの 心は、晴は

れ晴ば

れと して きました。

「すなおで、明あか

るい 声が 出たね。

 いつも、その 気き

もちで いるんだよ。」

 コロの 顔は、今いま

までとは ちがって います。

(あしたは、ギロくんに あやまろう。そして、

 ともだちと 元気よく あそぼう。)

 コロは、そう 心に きめました。

(あやまるんだ。)

(あやまらなくても いいんだ。)

 二ふた

つの 心こころ

が、たたかって います。

いつまで たっても きまりません。

 東ひがし

の 空そ

から、お月つ

さまが 出で

て きて、

やさしく コロに 話はな

しかけました。

「コロくん、きみの 顔かお

を、

 草くさ

の つゆの 玉たま

で 見み

て ごらん。」

 コロは、つゆの 玉に 顔を うつして

みました。そして、(はっ)と おどろきました。

 そこに うつって いたのは、くらく しずんだ、かなしそうな 顔でした。

「これが、ぼくの 顔なのか。」

 しばらく ぽかんと、見つめて いました。そして、なみだが 出て きました。

すなおに のびのびと