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中等教育制度成立過程における油含階級性の問題――

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米困教育使節国報告書が梅戦前の我園の學校摺制を評」″て

「その制度は大衆と少数の特権階級とに当して別々な型の教育を用意して」い

る旨を論じているが、これは常時の我囲の學校構佃の中にいわゆる二重學校系統組織をなす部分が存在し

て

いた

ことを指摘したものであ

る。これを具盤的に読明すれば園民學校初等科六カ年の謀程をおえた後、

囲民撃校高等科から青年學校に進む

一連の畢校系統と、

中早校・

高等女卑校から高等學校

・専門學校更に大早に進む

一連の単校系統とがｆ行的に並存していて、

しかもこの雨學校系統の分岐は主にこれら

の學校に就早するものよ就含的身分或は経済的地位によつてなされていたこと攻び面摯校系統間に有機的連絡が保たれていなかつたことが

指摘されたのである。

すなわち我図の阜校制度は初等教育の段階においては、

撃校系統論上極めて民主的でさしたる問題もなかつたのであ

るが、

中等教育以後、

特に中等教育の段階においては明かに非民主的な二重早校系統組織が残存していたことがとりあげられたのである。

そもそも、一一三學校錯制はヨーロッパにおける徳統的な荘含階級制度に基く泄含に接達した摯校鱗制であつて、

文阻若階級の子弟と被治者

階級の子弟とは別個の系統に局する學校において別々に教育さるべきであると云う体統的な階級的早校教育期に立帥して成立したものであ

る。

前者は上流階級の子弟を就學させて、

厳格な訓線を通して高貸な気品と旺盛な責任期を委い、

運動と競技とを通して理性な身膳を練磨

」夕、

活典や数単の學密を通して大卑教育の準備をするとともに豊かな孜養を身につけさせて大學に進學させ文配者としての優越と文蠅の徳

を養いながら高級な學術を教授して支虹者を養成したのである。

後者は猟民雅級の子弟を就早させて、

運命的に自分遂があたえられた荘含

我国におけるこ貢学校体制の発達

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はその各縮は同じであるが、その教育獲開としての基本的性格ほとく別個なものであつて、

前者枚炭く

一般回氏に公開された近代的初等孜

育横調であるが、

後者は中學更に大摯に進阜するものょための時級的性格をもつ孜有機関であって、

首時側皮上明かにその初等教育の段階

において二重學校隅制が企固されたことを持摘されたのである。Ｌか」′、このような制度が果」′

て度く賛施された力、不かについては明確に

されていなかつたが、

私が前にも指摘したょうに部分的にはその資現をみたのである∞

究に京都市におけるその賓例をあげてみる。

明治三

年に京都市に始めて小學校が開設されたのであるが、普口時「士族卒以上に至りては、

容易に子弟を市人と共に小撃に入撃せしむるを快Ｌとせ

ず、

勢還に庭理しがたきを以て、

本府は特に官に中討し府中空を開き、

小事以上の高等なる撃村を技け、

共の中に別に小學余を開き、

以て

羊士族卒の子弟の入掌を許す事とし、

川に教授法

（場か）を設け之れを秋蒼せられたりしが、

共の後幾年ならず中撃を波せられしも、

本府

にては特別に之れを維持し、

市那取締所と補Ｌ′、

小卑校の事をも管し、

孜員奏成孜授方法改良の事を務められたり。

市中小撃校湖女完全に

趣き、

上は皇族新家の手弟入円ありしかば、　一般十年の子弟も入卑する事となり、

小撃合は旋止せられたり。」といぅことが

「京都小掌三十

年ど叉」に記逃されているが、この記述によつて京都市に或期間ではあつたが、明かに特雄階級の子弟のための小掌合と

一般■民幣級のため

の小摯校とが立存した事賓が認められる。このような事資は館時未だ封建思想と封建遺制が根弧く残存していた城下町的な他の地域におい

ても存在」ン

ていたのではないかと推客される。この事女は明治初期の我園において二五準校腿ｌｌｉｌｌが初等教育の段階においてすでに接生した

ととを示すものであると同時に、このような気遇が常時のは合に相営色濃く藤っていたことを示す

も

の

でぁる。しからばこのようなは台

的情勢のもとにまさに変展せんとした二重摯校礎ｉｉ…ｌｊ成立の問題は如何ように解十決されたのであろう力、。この教育制度史的危機を極めて賢明

に解決して、

我囲の撃校制及においてをの初等教育の段階から二重撃校鰐制を完全に除去したのは、

安に明治五年の撃胴であつた。

明治五

年の早制はその第二十章において

「撃校は三等に正別す大撃中撃小阜なり」と規定し、

更に第二十二士において

「小卑校は教育の初級にＬ

て人民

一般必ず摯ばずんばあるべからぎるものとす。」と規定して小學校の基本的性格を、はっきりと全国民に李等に公開された近代的意味

の初等孜古横閲とし′

て決定したのである。しかも、その第二十九章において

「中卑は小学を経たる生徒に普通の卑科を秋える所なり。」とし

ｒいることからみて、中撃校がこの近代的意味の初等教育機関たる小母校の上に連結して、

位置付けられているものであることが明かにさ

れた。このことは中撃校のための滋備的性格をもつ特別の小撃校の存在を認めないことであつて、

撃校系統論的にれめて重要な意義をもつ

我国における工車学校体制の発達

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しかるに明清■四年七月二十九日に支部省達第二十八椀を以て

一・中卑校荻則大納」が定められるに及んで我囲の掌校制度．上

に王大な問題

が提起されることになつた。

先ずこの中撃校教則大綱は中卑校教育の基本的性格を

「中人以上の業務に就くが篤め文は高等の撃校に入るが

宛めに必須の學科を援

…くる」ものと規定した。このことは形式的には中卑校において授ける教育内容を規定したものであるが、

公教育の無

償制度が完全に確立していない限り、このような規定は賓質的には中撃校に就學するものの荘含的、

経済的身分鯛係を規定することになる

ので、中學校が中走階級以上の政台階級の子弟のための教育横閥である旨を制度的に定めたものであると云うことができる。この意味にお

いてこの規定は注目に便する。

愛にこの規程は小學校と中學校との連絡関係において見おとすことの許されない重大な規定をした。

すなわ

ち、その第十傑において

「初等中単科を修めんとする生徒は小學中等科卒業以上の學力ある者たるべし」と規定したのである。

営時におけ

る小學校は改正教育令第十六篠によつて

「小學校の學期は三衡年以上八衝年以下たるべき」ことが規定され、明治十四年五月凶日付文部省

達第十二院

「小撃校教則綱領」第

一僚によつて

「小學校を分て初等中撃高等の二等」とし、

更にその第六篠によつて

「小撃校の卑期は初等

科次中等科を各三衛年とし高等科を二宙年とし通して八歯年とす。」と規定されていたから、

小學校から中學検

への入晏は小學校八衛年を維

えて行われるのでなく、

小學校の初等及中等課程を六笛年修めた中途から行うことになつたのである。

その結果中早校の最初の二箇年の課

荏と小摯校の最後の高等科三街年の課税とは全く李行する部構となつて並存するようになつてしまつたのである。こ虫に我図の教育制度上

その中等教育の段階にいわゆる二重掌校摺制が制度的に確立されたのである力、ら、中早校教則大細第十篠の規定な教育制度史上紙あて重大

な意義をもつものと云われなければならないのである。

この中等教育の農特において二重卑検贈制が成立したことは教育制度災的に二つの重大な結果を産んだ。

その第

一は中卑検教育の基本的

性格を特催階級的な教育機関として特色付けたことである。

すなわち前述のように中撃校は中人以上の人人の子弟が入単して、中人以上の

業務に就くため、

或は高等の早校に入るために必要な學科を授けるところになつたのである。この考え方は明かに

「中等教育をすべてのも

のに」と云う民主主義的なアメリカ的な公開的な中等教育靭とは全く相容れないものであつて、どこまでも階級的な、ョｌｒッパ的な封鎖

的な中等教育観をもつて今後の我が図の中等教育制度が組織されていく制度的基盤となつたのである。

第二は小畢校の上級學年を袋小路的

撃校組織

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つたことである。

その結果我図の掌校制度上常にこの部分の學校教育に

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な之に準ずべき者」となつたのである。しかしてその後高等小學校の教育が全国的に普及してくるに及んで、

賓業補留學校な高等小摯校の

上に位置づけられた勤努青年大衆のために用意された大衆的性格をもつ學校とはつきり考えられるようになつてきたのである。

その後大正

十五年に青年訓練所令が公布され、更に昭和十年にな青年學校制度が確立されて、

勤労青年大衆のための畢校制度は火第に整備されていつ

たが、これらの制度の靖う學校系統論的意義には少しの愛化もなかつたのである。

このように勤努青年大衆のための學校が正規の中等教育機関と分離されて費展してきた営然の結果、

我図の晏校制度な初等教育六箇年の

全国民に共通に公開された課荏をおえた後な、特催階級の子弟な中摯校を根斡とする正規の中等教育機関に進學し、勤努大衆の子弟な高等

小學校よりこれに連絡する青年學校と云う勤努青年大衆のための學校にすヽむ、典型的な二重晏校系統組織の學校贈制を、中等教育の段階

において確立してしまつたのである。

三

明治期以後このようにして費遂してきた我図の二重學校盤制の成立についての営時の具論ないかなるものであつたかについて女に考碁す

る。

明治十九年文部大臣森有謹によつて小學校令、中學校令、師範學校令及び帝囲大學令が制定されて我図の學校制度は

一應近代囲家の教

育制度として形式的にな整備されたのであるが、

資際的には幾多の問題が未解決のまま残されていたのである。しかして、この學校制度の

もとに賃際の摯校教育が貴施されてくるにつれて、ここに制度と貧際との間にひそむいろノヽの矛盾が現賓の教育行政上の課題として、

大

きくとりあげられてきたのである。このようにして費生した學校制度上の諮問題を

一般に

「學制改革問題」と呼ばれて、

明治二十年代より

数十年に亘つて我図の教育界においてはげしぐ論議研究されきたつたのである。

この學側改革問題の主要課題は小學校より大學を卒えるまでの修業年限が餘りにも長すぎるから、

學校の修業年眼を短縮しようと云うこ

とで、いわゆる修業年限短縮と云う形をとつてあらわれたのであつて、

その時すでに成立していた二重學校系統組織の學校撻制を民主主義

我国における二貢学校体制の発達

( 97 )

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を卒らなければ中畢に這入ることが出宋ないのである。

故に貴際において貧民の子弟も富豪の子弟も混同して

一緒に居る。

寧ろ中産以上の

人の子弟の方が今日の小撃校には多い。

従つて共教科も設備も混同して双方共に不便を免れない。

今共制を改正して中學に這入ろうと思う

ものな初めから其の途を異にして豫備學校に這入り又は私立學校共の他に於て特別に初等教育を受ける便法を開きたる以上な所譜公立小學

校な欧羅巴諸図に質行せられて居る如く最多数の下層の人民の兄董を教育する研となるのである。」と論じている。このように彼は徹底的に

ョーロッパの荘含に行われた融含階級制度に立脚する二重學校簿制を国民がもつ學校教育の最初の段階

から採用し

よ

う

と主張したのであ

る。これらの學校制度改革論が唱えられた直接の原因ないずれも修學年限短縮と云うことにあつたのであるが、このような非民主的な學校

制度論が何んのほゞかるところもなく、

伊津修二氏や久保田謹氏のような営時の教育界の代表的な人人から主張されたことは如何に明治中

期における學校系統論が反動的傾向を待びていたか推容することができるであらう。このような考え方なたＦ論識として主張せられたゞけ

でなく、

學校教育の賓除においても或程度肯定されていたものと思われる。

それは明治二十三年の小學校令改正に際してのべた文部大臣の

意見において、その改正の要旨を説明した後に

「以上述ぶる所な主として

一般に就學を督資する書常小晏校の教育に閲するものとす。

其の

他中人以上の子女にして、

進みて中學若くな高等の教育を受くべき者の初等教育に至りでは、

其の方法を異にすべきもの多し、

注意せざる

（一一一）

べからず」と述べられていることにおいて推祭することができるであろう。このことな我園においては初等教育の段階にあつては二重阜校

錯制低制度的には全く採用されていなかつたが、

阜校教育の貿際依必ずしも制度の趣旨通りに行なわれていなかつ一た一ととを物語るもので

ある」同時に中等教育の段階にすでに成立していた二重學校組織に期して何等改革の意見の現れなかつた理由が理解されるであろう。

次に學制改革問題に開して文部営局及び民間の個人または国播が如何なる學制改革案を提示してこの問題に隅れていたかをみることにす

る。

先ず文部省は學制改革の破含的意義の重大な

ことからして、その宙僚的狛善を避けるため學制改革を行う際には常にそのための特別

の委員含を設置して、

度く朝野の學識経験者の意見を求めている。この委員含は大贈諮問機関或佼審議稜開であつて文部省の作成する教育

改革についての参考意見を求められる性格のものであつた。このような性格の委員含としては明治二十九年に高等教育舎議、大正三年に教

育調査含、大正六年に臨時教育含議、大正八年に臨時教育委員倉、大正十年に教育詳議会、大正十年に臨時教育行政調査省、

大正十三年に

我園における二重学校体制の発達

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前改革運動においても、この明かに非民主的な二重學校盤制を統

一摯校理念によつて統

一して民主化しようと云う進歩的な輩む意見も計計

も見出されないことが明かにされた。

久にこれらの偉統的學校制度に釣してこれを民主化しようと云う動きが昭和十年代の中頃以後わずか

ながら次第に現れてきたことについてふれることにする。

四

學制改革乗の中、

學校系統論的立場からの統

一學校理念に基くものの検討にないる前に、ヨー】ッパにおける統

一學校運動の我劇の學制

改革運動に及ぼした影響について考えてみる必要がある。ョーロッパにおける徳統的な二重學校摺制は第二十世紀の初め頃から民主的教育

思想の普及と共に次第に批制の当象とされ、

先ず教育上の論識としてみらわれたが、

第

一次世界大戦の維末において、ドイツ帝囲が崩壊し

て新しくドイン共和図が誕生した時のいわゆるワイマール憲法においてこれが制度化された。

すなわち、

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設けられることによつて、ドインにおける統

一學複理念な始めて制度化されたのである。しかして、このドインにおける統

一摯校理念の制

度化なヨー】ッパ諸国においてな久しきにわたるその億統的學校贈制の改革であつたから、

甚大な影響があつて、その後フランス、イング

ランド等においてもその具憾的な措置ほそれかヽ異つているが、　

一様にこの統

一學校理念なその後久第に制度化されていつたのである。

我

囲においても大正末期において、すでにこの考え方と賢際が紹介されている。

たとえば大正十四年後行の音田熊次博士著

「擁近の教育及教

育學」及び大正十五年後行の確山義売氏著

「教育制度の研究」等の著述においてこれに開する紹介がみられる。しかし、この運動の理論的

解明に特に努あたのは故東京大學教技阿部重孝氏であつた。

阿部重孝教授は

「教育制度と機含均等」及び「ドイツ革命と統

一學校問題」等の題日のもとにこの方面の理論の展開と制度の紹介を行つ

（一Ｉ）

た。

文都省においても営時の外囲の教育制度改造運動を紹介する際にこの問題を探り上げている。このようにして大正末期より昭和の初期

にかけて統

一學校運動の理論と賢除が数々我が囲に紹介されているのにもか虫わらず、

前述のように我図の學校制度改造運動になその影響

なほとんど屯られなかつたのである。

その第

一の理由な営時我劇に民主主義思想が盛に輸入されて駐含制度の民主化が行われていたとない

我換におけるご賢学校体制の発達

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しかしこれらの改革案においては未だ中卑校と青年學校とが立存する揮統約な事貨は残されていたのであるが、吏にこれらの改革案を一

歩おしすヽめて、

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一學校理念を制度化しょうとしたのな雑誌

「教育」の編輯部が昭和十二年二月に提案した

「教育改革案」である。この

編輯部の編輯長は城戸幡太郎氏であつたから、この改革案の内容は城戸幡太郎氏の構想によるものが多いと思われる。

この改革案は中等教育のための教育機関としては中卑校

一種類だけに限つている。この期についてはこの改革茶は

「學校系統は小學校、

中晏校、

大撃校とし……、

前記各階の學校は何れも獨立つ掌校単位をなすと同時に互に連絡して

一つの阜校系統をなすものとす。

下級の畢

校は上級の撃校に進む階梯をなすものである……‥」となし、愛に中早校については

「中學校の修業年限は二年乃至六年とし、

小摯校卒業

者をして入掌せしめ、

義務教育を完了」′究に教育を文くべきもの、ために夜間中學校或はパートタイムによる中學校を波くることを得、

現

行の中等學校及び青年掌校は凡て中摯校とす。」と云うのであり、また

「小卑校の修業年限は六年とし、それ以上は中學食とし、

現行高等小

撃校は二年制中撃校とす。」と云うように規定しようとしているのである。

これによつて明かになつたように、この改革乗は小學校についく中等教育機関としては、

たゞ中撃校だけしか認めないものでこの難にお

いて、

前述の教育改革同志含案や阿部五孝教授の私案より更に

一そう統

一學校理念が高度にとりいれられているのである。この案において

初めて我図の中等教育制度は二重晏校贈制を改造して一本建単

一學校系統組織に編成がえする構想が異轄的に示されたのである。しかして

この案によると中學校の中にはフルタイムの中學校と、パート・タイム又は夜間のいわゅるた時制中塁校があるのであつて、もはや徒末の

ような中學校と高等小學校又は青年晏校と云う二つの學校系統に居する晏校の当立は全く見出されなくなつたのである。しかし、この割期

的な晏制改革案に鞘する営時の荘含各階層の識者の意見は大摺において反対的であつた。彼等は中等孜育横関の組織柱億統的な二重學拡系

統組織で編成さるべきであると云う考えを捨て去らなかつたのである。このことは昭和十年代に至つてもなお我囲の識者が學校制度民主化

について如何に反動的態度をとつていたかを示すものとして注目に慣する。

以上の論逃によつて、明治初年以宋我囲の學校制度整備の過程において、

その中等教育の段階の學校制度に二重學校簿制が採用されるに

至つた事賓と、これに開するその時代の考え方が

一應明かにされたと信ずる。このような偉統的意義をもっ我日の中等教育における二重卑

校撻制は経戦後前述のように米国教育使節団から

「大衆と少数の特催階級に対して別々な型の孜育を用意して」いるときびしく批判され、

我国における二重学校体制の発達

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雑誌「教育」は昭和十一年摩隠廉承妙碑脚鴻謗豚勁歌紳船使

「教育改革問題」と題する

「掌制改革私案」を中心に論議してぃる。

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