ベアメタルサーバで hyper-v を使ってみた(仮想デスクトップ編)
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ベアメタルサーバで HYPER-V を使ってみた(HYPER-V仮想デスクトップ編)
2015年9月15日株式会社セントラルソフトサービス花木 篤
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自己紹介
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花木 篤(Atsushi Hanaki)
株式会社セントラルソフトサービス(本社︓愛知県岡崎市)取締役経歴︓ 主にインフラ関係の仕事に従事
•ネットワーク監視システム開発•自治体ネットワーク構築・運用•etc
趣味︓ 自転⾞(ランドナー)、ゴルフ
仮想デスクトップによる 仮想GPU
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仮想化基盤(ハイパーバイザ)の機能により、複数のユーザ(仮想デスクトップ)間でGPUを共有して利用できること
仮想化対応GPU
GPU対応仮想化ハイパーバイザ
物理サーバ
ゲストOS
仮想マシン
GPUドライバ
GPU対応仮想デスクトップ
アプリケーション
仮想GPUのメリット
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�仮想デスクトップでは難しかったグラフィックス処理を可能となり、専用PCがなくても⾼度なグラフィック処理が必要な業務を場所に縛られず⾏うことができる。
�CADソフトウェアなど個別デスクトップでしか扱えなかった業務を仮想デスクトップ上で⼀元的に管理できるようになる
�複数の仮想デスクトップが、単⼀のGPUを共有することで、ユーザー全員に対してグラフィックスカードを配置する必要がなくなり、利用効率の向上及びコストの⼤幅削減ができる
SOFTLAYERでのGPU
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仮想GPUデスクトップ提供に最適なSOFTLAYER
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� GPU利用できる仮想デスクトップ環境� VMWare Horizon View (VMware vSphere)� Citrix XenDesktop (Citrix XenServer)� Microsoft Hyper-V RemoteFX(Microsoft Hyper-V)
� SoftLayerだからできること� ベアメタルサーバ対応で主要な仮想デスクトップ環境が提供できる� 仮想GPUに対応したGPUが提供される(NVIDIA GRID K2)
SoftLayerのベアメタルサーバを使って、Microsoft Hyper-V RemoteFXからGPUを利用してみた。
MICROSOFT WINDOWS 2012 HYPER-V REMOTEFX
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リモートデスクトップ接続におけるユーザーエクスペリエンス向上機能
� ットワーク使用帯域の更なる最適化�マルチタッチ⼊⼒のサポート�DirectX 11 対応RemoteFX仮想GPU の提供(DX11 対
応GPU が必要)�USB リダイレクションのRDS サポート�WAN 対応(UDP ポートの利用)
今回試したシステム構成
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Microsoft Windows Datacenter 2012 R2 Hyper-V
(物理サーバ)
ActiveDirectory(仮想サーバ)
VyOSルータ(仮想サーバ)
Private Network
SoftLayerミラノデータセンター
GPU(NVIDIA GRID K2)
VPN接続
Windows 8.1vGPU有り
使用したサーバ構成
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データセンター ミラノOS Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition With
HyperV (64bit)CPU Dual Intel Xeon E52620 v3 (6 Cores, 2.40 GHz)GPU NVIDIA Grid K2 Graphic Cardメモリ 64 GB RAMNIC 100Mbps
�ハードウェア構成
�Windows 構成(以下の役割と機能をインストール)� Hyper-V(物理サーバ・デプロイ時にインストール済み)� リモートデスクトップ仮想化ホスト
物理サーバでのGPUの有効化
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� 物理サーバへのGPUドライバインストール物理サーバをデプロイした段階では、GPUドライバがインストールされていない。
ドライバは、別途インストールする必要あり︕
物理サーバでのGPUの有効化
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� GPUドライバ導⼊後、Hyper-VがGPU認識
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仮想マシンでのGPUの有効化� [ハードウェアの追加]で[RemoteFX 3D ビデオアダプター]を追加
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仮想マシンでのGPUの有効化� モニタの最⼤解像度を設定する
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仮想デスクトップへの接続
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1. [スタート]メニュー -> [すべてのプログラム] -> [アクセサリ] -> [リモートデスクトップ接続]をクリック。
2. リモートデスクトップの接続画面が表示されるため、[オプション]を押下し、[エクスペリエンス]タブを開く。
3. [パフォーマンスを最適化するために接続速度を選択してください]という指示に従い、[LAN (10Mbps 以上)] を選択する。
4. [ローカルリソース]タブを選択し、[キーボード]で[リモートコンピューター]を選択する。
5. 次に、[全般]タブを開き、コンピュータ名に先ほど仮想マシン名を、ユーザ名に先ほど[ローカルリモートデ スクトップユーザーセキュリティグループ]に追加したアカウントを⼊⼒し、[接続]を押す。
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仮想デスクトップにおけるGPU認識の確認� デバイスマネージャから確認
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仮想デスクトップにおけるGPU認識の確認� DirectX診断ツール(dxdiag)
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デモ
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GPUが有効になった仮想デスクトップ上で、Google Earth を使い仮想GPU利用状況を確認
おわりに
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SoftLayer は、物理サーバが使えて、GPUも提供される。時間をかけて調達することなく、簡単に環境は用意できる。
是非、試してみてください・・・
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ありがとうございました...