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絵本×大道芸ライブ (甲良町立図書館にて) ◎審議内容 ……………………………………………………  2 ◎個人情報流出および選挙資金 調査特別委員会報告・決議 ……………………  4 ◎意見書 ………………………………………………………  8 ◎一般質問 …………………………………………………… 10 ◎町の元気もの ………………………………………… 18 84 2020年2月 あなたの声を… 議会だより 発行 /〒522-0244 滋賀県犬上郡甲良町議会 TEL 0749-38-5060 FAX 0749-38-3421 編集 / 議会広報特別委員会 HP http://www.kouratown.jp/

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Page 1: ^ q i...令和元年 12月定例会は、 12月5日から 13日までの9日間の会期で開催し、議案 18件、意見書2 件、発議2件、報告1件、その他1件の計

絵本×大道芸ライブ(甲良町立図書館にて)

◎審議内容 …………………………………………………… 2◎個人情報流出および選挙資金 調査特別委員会報告・決議 …………………… 4◎意見書 ……………………………………………………… 8◎一般質問 ……………………………………………………10◎町の元気もの …………………………………………18

第84号2020年2月

あなたの声を…

議会だより

発行 /〒522-0244 滋賀県犬上郡甲良町議会 TEL 0749-38-5060 FAX 0749-38-3421編集 /議会広報特別委員会 HP http://www.kouratown.jp/

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 令和元年12月定例会は、12月5日から13日までの9日間の会期で開催し、議案18件、意見書2

件、発議2件、報告1件、その他1件の計24件を審査し、審査の結果、いずれも可決しました。

 一般質問は、5日、6日に8人が行いました。

可決

野瀬町長不信任決議

○�会計年度任用職員の給

与および費用弁償に関

する条例

 

来年度からの会計年度

任用職員の採用に伴う給

与および費用弁償に関し

必要事項を定める条例。�

賛成全員

○�

地方公務員法および地

方自治法の一部を改正

する法律の施行に伴う

関係条例の整備に関す

る条例

賛成全員

○�

災害弔慰金の支給等に

関する条例の一部改正

      賛成全員

欠席(山田充)

議案(18件)

○�

道の駅せせらぎの里こう

らの設置および管理に関

する条例の一部改正

 

調整池等を含む維持管

理区域を拡大する改正。

      賛成全員

      欠席(山田充)

○��下水道事業の設置等に

関する条例

 

企業法に基づき下水道

事業を公営企業会計に移

すための条例。

賛成全員

○�

水道事業給水条例の一

部改正

 

水道法の改正に伴い指

定給水装置工事事業者は

5年ごとに更新が必要と

なる条例。

      賛成全員

      欠席(山田充)

○�

彦根市と締結した定住

自立圏形成協定の変更

      賛成全員

      欠席(山田充)

○�

湖東広域衛生管理組合

を組織する地方公共団

体の数の減少および同

組合の規約変更議決

 

東近江市の管理組合、

脱退のため。

      賛成全員

      欠席(山田充)

○�

湖東広域衛生管理組合

を組織する地方公共団

体の数の減少および財

産処分議決

      賛成全員

      欠席(山田充)

○�

道の駅せせらぎ里こう

ら指定管理の指定議決

 

パシフィックコンサル

タンツ㈱、㈱シンセニア

ンの共同事業体。

      賛成全員

      欠席(山田充)

○一般会計補正(第3号)

1933万円追加

賛成全員

○�

介護保険特別会計補正

(第3号)

3413万円追加

賛成全員

○�

住宅新築資金等貸付事

業特別会計補正(第1

号)

4785万円追加

賛成全員

○�

特別職の職員の給与に

関する条例の一部改正

 

人事院勧告によるもの。

賛成全員

○�

職員の給与に関する条

例の一部改正

 

人事院勧告によるもの。

賛成全員

○一般会計補正(第4号)

218万円追加

賛成全員

○�

住宅新築資金等貸付事

業特別会計補正(第2

号)

19万円追加

賛成全員

こうら議会だより 第84号

─ 2 ─

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○�

後期高齢者医療事業特

別会計補正(第1号)

135万円追加

賛成全員

○�

厚生年金制度への地方

議員の加入を求める意

見書

 

地方議員になっても切

れ目のなく厚生年金の加

入が出来るようにするた

めの意見書。

賛成全員

○�

地方財政の充実・強化

を求める意見書

 

社会保障、災害対策、

環境対策、人口減等の対

応に見合う財源の確保等

を求める意見書。

賛成全員

○�

個人情報流出事件に関

わる全面的な検証と厳

正なる個人情報管理等

を求める決議

 

30年11月に発覚した何

者かの町職員が故意に流

出させたと推測する事件

にあたっての厳正なる個

人情報管理を求めた決議

書。

(6・7ページ参照)

 賛成(

西澤、建部、西川、

木村、宮嵜、阪東、

山田裕、山田充、田中、

岡田)

 反対(野瀬)

○町長の不信任決議

 賛成(

西澤、建部、西川、

木村、阪東、山田裕、

山田充、岡田)

 反対(丸山、野瀬)

 退席(宮嵜、田中)

※�

特別多数決のため、議

員定数の3分の2以上

が出席し、その4分の

3以上の同意が必要で

あり、採決には議長も

加わる。

発議(2件)

意見書(2件)

 

11月20日(水)愛荘町役場にお

いて第43回町議会広報研修会が

滋賀県議長会の主催で行われま

した。テーマは「議会広報の基本

と編集技術」で金井茂樹講師のも

とで議長をはじめ広報委員、議会

事務局長で受講しました。

 

講演の中で議会広報は読者フ

ァーストになっているか、議会が

発信した情報が地域にあまり循

環していないのでは、発行した広

報の読者評価をどのように集め

ているかなどの広報誌としての

広聴理論を学びました。

 

理論によって編集方針が定ま

り、そこには「広報こうら」として

今後どのような理念(議会言葉は

わからない、中学生でもわかるよ

うな、町民

参加型等)

をもって編

集するのか、

読者行動意

識はどうか、

デザインは

どうかなど

の編集にお

ける確認プ

ロセスを学びました。

 

わたしたちの広報としては足

りない部分も沢山ありますが一

夜にして解決できるものでもあ

りません。

 

読み易くわかり易くするため

にも文字の大きさや写真、図表な

どを取り入れ、編集方針を明らか

にして読者思考の構成になるよ

うに心がけます。

 

10月30日(水)多賀町結いの森

において滋賀県町村議会議長会

主催の第60回議会議員研修会が

開催されました。

 

講演は、一部は「議員報酬のあ

り方に関す

る研究会最

終報告書」

を議題に、

議会報酬を

上げること

は住民、マ

スコミ等厳

しい批判が

ある中、考え方として二元代表制

の下では、首長と競いあう議会の

力量を拡大するためにも必要な

議員報酬や必要予算を確保する

必要の重要性を学びました。

 

二部では、毎日新聞専門編集委

員 

与良正男氏の「与良政談どう

なる日本」の講演を聞き、今後の

政治動向を学びました。

 

11月27日(水)彦根市南地区

公民館において彦愛犬議会議長

会主催の議員研修会が開催され

ました。「地方創生へ、今地域に

求められるビジョンと戦略~地

域の宝探しとブランド化~」を

テーマに合同会社フォーティR

&C代表地域活性化・まちづく

りコンサルタント水津陽子氏の

講演を拝聴しました。

 

彦根中心に本町も多くの歴史

・文化や地域資源があり、これ

らをナンバーワンに発掘し、P

Rするための手法を学びました。

日本で二番目に高い山を知る人

は少ないが

、一番高い

富士山はみ

んな知って

おり、ブラ

ンド化の重

要性を改め

て認識しま

した。

閉会中の議員活動

こうら議会だより 第84号

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平成30年11月27日、山

田裕康議員(以下「Y

氏」と言う)が、情報公

開請求していた公開文書

243枚(A4用紙85枚、

A3用紙158枚)の中

に、税務課で保管してい

た税務関係の個人情報が

記載された書面72枚(A

4用紙23枚、A4用紙カ

ラー刷り黒紐とじ49枚)

が公開文書とは別に紛れ

込んでいたと、訴えた。

 

Y氏によれば、11月22

日、企画監理課窓口のH

職員が対応し、A3用紙

を二つ折にして輪ゴム止

めされた文書類を受け取

り、持参したカバンに入

れて退庁した、とのこと

である。

 

一方、町は、調査報告

書(平成30年11月30日

付・6ページ分)を議会

に公表。平成31年1月8

日には彦根警察署に対し

て被害届を提出(後に当

委員会にその写しを公

表)。その説明によれば、

個人情報は、税金横領事

件の被害算定に使われた

513人分の氏名、税目、

納期などが記入してある

もので、11月9日に作業

が終了。その11月9日か

ら事件が発覚する11月27

日までの間、役場税務課

のカギつきロッカーに保

管され続けていたものか

不明で、確認できなかっ

たとしている。

5、調査・検証

 

当委員会で、一つは、

流出した時期と様態、情

報公開文書交付時か、そ

れ以外か、この相違は重

要な論点となった。もう

一つは、流出発覚後の町

の対応が適切だったのか

も重要な論点となった。

これは、自浄能力を高め

るものとなる町の責務で

ある。とりわけ、町長は

後者の責務を実行する強

力な指導力が求められる。

①いつ流出したのか

 

正副委員長による防犯

カメラの確認(令和元年

12月2日)において、企

画監理課長、税務課長、

町長立ち合いの下でおこ

なわれた。

 

映像では、A3用紙と

見られる書類が別の書類

を包み込んでいる様子は

うかがえるが、個人情報

文書がその中に混入して

いることは定かではなく、

立ち会った町長らも、こ

の映像から「混入してい

る、混入していない」を

断定できるものではない

ことを認めた。

 

一方、町による調査報

告書では「情報公開文書

の開示の際、誤って混入

することは、考えがたい

と結論づけるものである

」と述べ、被害届でも「

過誤によって紛れていた

可能性はほぼありえませ

ん」と結論づけている。

 

Y氏によれば、税務課

も企画監理課も責任者お

よび担当者は不在で、昼

休み中に来庁しており、

中身を開けることなく持

参したカバンにつめ退庁

し、仕事終了後帰宅し、

開けた。この情報公開請

求以外にも、過去に幾度

も公開文書を受け取って

いるが、「今回も受け取っ

た書類の全てが公開され

た文書だと認識してい

た」と証言。

1 

まず、流出文書につい

て調査報告書で述べてい

る「この形態は混入して

いた場合、容易に気づく

ことができるようなも

のであり」としている

が、Y氏が来庁した時に

は「交付だけ」を頼まれ

たH職員が対応しており、

H職員からすれば「公開

すべき書類を預かった」

以上のことは考え及ばず、

「これが全て」として「混

入」そのものを疑う余地

は一切ないと判断できる。

情報公開請求の諸規定で

は公開文書を郵送できる

ことを定めている。

2 

町は、交付時に「混入

していれば、容易に気づ

くことができるもの」と

の判断を最大の根拠に、

「情報公開時以外の流出」

と結論づけている。しか

し、この結論の論拠その

ものが上記のように成り

立たない。

3 

防犯カメラの確認で

も、町長は、交付時に混

入していたとも混入して

いないとも判断はつかな

いとしていることとも矛

盾する。

個人情報流出および選挙資金調査特別委員会委員長報告

※�標記の特別委員会は2つのテーマがあり、選挙資金問題については6月議会最終日に中間報告をしているこ

とから、今回は個人情報流出問題に関し4ページ分を2ページに抜粋・要約した調査報告を掲載します。

個人情報流出事件

の概要

評価、判断

こうら議会だより 第84号

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4 

町長は、客観的証拠で

ある防犯カメラの映像で

「交付時混入」の是非は

判断つかないことを当委

員会で認めておきながら

「報告書」および「被害

届」の「交付時混入」は

考えられない、とする見

解表現を変更しない、と

幾度も明言した。

5 

流出判明後、Y氏に対

する交付時、および返還

までの事情聴取をなぜ実

施しなかったのか。ここ

には当初から「交付時流

出」に着目していない、

いえ、わざと「交付時外

」の結論を導こうとして

いるかに考えられ、強い

疑問が残る。Y氏への事

情確認は、職員の事情聴

取に対する反証を突き合

わせ、真相を解明する上

でも欠かせない手法であ

った。

6 

被害届において「交付

時流出」を否定し、「何

らかの不正な方法で甲良

町役場から流出・漏洩し

たものと考えます」とし

ていくつかの状況を記述

している。しかし、これ

ら全ての記述は何ら客観

的な状況が語られておら

ず、防犯カメラ映像とも

矛盾した見解で、「交付

時以外の流出」に固執し

た、あくまで想定に過ぎ

ない。

7 

以上のことから判断す

ると公開文書交付時に流

出したとしか考えられな

い。

②流出発覚後の町の対応

1 

平成30年11月28日記者

会見を開き、個人情報流

出の事実を公表し、町長

以下担当課長がお詫びを

表明し、原因等は調査

中だと説明した。その後

職員への聞き取りを行い、

流出の経路、特定に努め

た。しかし、強制力のな

い調査の上、課長に対す

る聴取は課長補佐が行い、

町長はこの重大な事故と

も言える不祥事に対し、

職員への調査に一切かか

わっていないことが判明

した。

2 

町長は「職員力の向

上」「町政の信頼回復」

を最大の公約として掲げ

ていたにもかかわらず、

セキュリティ担当課長に

任せっきりにし、弁護士

に早々と丸投げした。そ

して、「甲良町職員によ

る流出・漏洩の可能性が

高く、地方公務員法違反

に該当すると考え」とし

て被害届を彦根署に届け

た。

 

これは、町長が率先し

てY氏への事実確認を含

め、「交付時流出」も視

野におきながら、事実を

積み上げ、冷静に矛盾点

を見極め、問題点にたど

り着くなどの行政内の検

証作業を早々と放棄した

ものであると指摘される

ものである。今回、町が

進んだ方向は、客観的証

拠である防犯カメラの映

像から出発するのではな

く、通り一遍、表面上の

職員調査の後、弁護士や

司法機関に委ねる道を選

択してしまった。流出し

たという厳然たる事実か

ら出発すれば、公開文書

を受け取ったY氏に当時

の事情確認は必須条件で、

それを怠っておきながら

「交付時以外の流出」を

述べても説得力はないと

言わざるを得ない。職員

の聴取と相反している事

項を突き合わせ、事実・

真相を解明する必要が

あった。

 

町の危機発生時への対

応を根本から見直すこと

が求められる。

③その他

1 

廃棄すべき個人情報を

無防備な「シュレッダー

用のカゴ」に入れること

は事務処理においては存

在させてはならない。

2 

Y氏が個人情報流出後

も直ちに返還しなかった

ことについて

 

判明した時点で速やか

に返還されるべきもので

あることは疑いない。Y

氏が主張するように「流

出がなかったことにされ

かねない」との懸念は理

解できるが、返還まで8

日も経過したことについ

ては反省を要する。

 

当委員会の協議では

「いやがらせ」や「上司

への反発」が原因とも考

えられるなどの意見も出

された。それほどまでに

税務関係の個人情報書類

が、情報公開請求と言う

手続きの中で起きた奇怪

な不祥事である。町長の

説明によっても、その奇

怪な不祥事を起こしたと

見られる者が現に町職員

として在職している疑い

が濃厚となり、「全体の

奉仕者」にふさわしくな

い体質を抱えたままの甲

良町役場となってしまう。

このような状態は一時も

我慢ならない。

 

今回、流出・漏洩させ

た職員にたどり着くこと

ができなかったのは、強

制力のない「特別委員会

」では限界があったこと

を認めざるを得ない。

 

全職員が法令と良心に

のみ忠実で「住民の福利

向上」という大目標を見

失うことなく、職務に専

念されることを望まず

にはいられない。とりわ

け、野瀬町長におかれて

は、自らを律し、指導監

督に邁進されることを切

に望んでやまない。

終わりに

こうら議会だより 第84号

─ 5 ─

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 さらに、事件に対する町長の調査・検証姿勢の問題点を指摘しなければな

らない。一つは、被害届で「甲良町職員による流出・漏洩の可能性が高く、地

方公務員法違反に該当すると考え」とまで町職員の犯行を確信しているにもか

かわらず、職員への事情聴取は課長任せにして、町長が執行していないことが

判明した。二つ目は、513人分の個人情報流出という重大事件が起きた庁舎内

の弱点、行政事務運営の問題点などを町長自ら検証しなければならないにもか

かわらず、弁護士に委託し、司法にも丸投げしたことである。

 町長は、12月6日、上記の「認識、判断」が適正でなかったことを認めながら、

訂正や取り消しはしないと断言した。

 以上のことから、次のことを速やかに実行されるよう強く要望する。

1.�町長の答弁によって、故意に情報を流出したと見られる職員は今も甲良町役

場に在職していることも明らかになった。このまま、うやむやにしていてはま

じめに働く職員までも、倫理感、公正に職務を遂行する気概が薄れていく

一方である。徹底して調査・検証を町長先頭に行い、真相解明が進み特定

された場合は厳正に処分を行うこと。また職員の自己分析、相互批判がで

きる職場環境を取りもどすこと。

2.�諸法律と規則、職員倫理規定は厳正に運用し、職員の不正、不祥事、義

務違反には毅然と「懲戒処分」をしなければならない。それは、職員の人

格形成(反省と成長)には不可欠である。自治法に基づく処分を実施してい

ない過去の事案の速やかな断行および少なくとも野瀬町政になってからの不

正、不祥事、義務違反、職務遂行上での大きな失敗等に対し厳正に対応

すること。

 ��個人情報の管理も職員が行うことから全職員が「全体の奉仕者」に反する

行為は日常的に戒めること。

3.�野瀬町長がこの期に及んで町政のかじ取りを続けるには、自身の不祥事に

はどのように対応して来たのか、改めて鋭く問われている。同時に責任の取

り方も鋭く問われている。町政運営のトップリーダーとしての実行力・説得

力・指導力、何よりも町民に寄り添う想像力の欠如を自覚すべきである。

 以上、決議する。

  令和元年12月13日 甲良町長 野�瀬�喜久男��様

甲良町議会

こうら議会だより 第84号

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個人情報流出事件に関わる全面的な検証と厳正なる個人情報管理等を求める決議

 昨年11月個人情報流出事件(以後「事件」という)が発覚した。この事件を

調査・検証するための特別委員会が設置され、協議が重ねられてきた。その

結果、甲良町役場職員の何者かが故意に情報公開文書に個人情報を混入させ

流出させた疑いが極めて濃厚であることが改めて認識されたものである。そし

て個人情報文書は、情報公開文書開示時に混入されていないと判断している

町の主張は成り立たないことを判定した。

 これらの事実を明らかにする拠りどころとなる物証はないが、次の経緯・論

証から判断した。

 町長は、個人情報流出の調査報告書で、「平成30年11月20日、21日に

情報公開文書の中身を確認した際、その混入は確認されていない」、「11月9

日前後から今回の流出発覚までの間に流出したものと考えられる」、「今回の流

出文書が情報公開文書の開示の際、誤って混入することは、考えがたいと結

論づけるものである」と述べている。

 また、町長が彦根警察署へ「被害届」を出している文中に、「公文書公開の

際に流出したかどうかも不明であり、A氏の要望には応じませんでした」、「A

氏は、ようやく甲良町に①の資料及び②の資料の各原本を返還しました」、「以

上の経過からして、公文書公開に係る資料に①の資料及び②の資料の各原本

が過誤によって紛れていた可能性はほぼあり得ません」と結論づけている。こ

れらはいずれも、個人情報が情報公開文書に混入していたことを否定している。

 ところが、防犯カメラ映像の確認では「公開時に混入していない」と明確に

判断できる映像ではないことを町長も認めているのである。これは上記の判断

が空虚なものとなることを意味している。さらに、この判断は、まるで他に犯

人がいるかのような表現で、責任感やことの重大さの認識が希薄である。

 一方、A氏は、開示時に「混入」していたことを一貫して主張している。に

もかかわらずA氏に対して公開文書開示時及び混入の状況等を一切聴取してい

ない。だから、調査報告書にも被害届にもA氏の主張に対する町側の反証を

記述することができない。これは町の主張の決定的な弱点だと指摘できる。

こうら議会だより 第84号

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 地方自治体は、子育て支援策の充実や保育人材の確保、高齢化の進行する中での医療・介護な

どの社会保障への対応、地域交通の維持など、年々果たすべき役割が拡大している中で、人口減少

対策を含む地方版総合戦略の実行やマイナンバー制度への対応、大規模災害を想定した防災・減

災事業の実施など、新たな政策課題に直面している。

 また、新たなニーズに対応し、細やかな公的サービスを提供するためには、地方公務員を始めとし

た公的サービスを担う人材の確保を進めるとともに、これに見合う財政基盤の確立を目指す必要が

ある。

 政府の「経済財政運営と改革の基本方針2018」では地方の一般財源総額について2018年度の

地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保することとされた。これを受け、2019

年度の地方財政計画では一般財源総額は前年度比5,913億円増の62兆7,072億円となり過去最高

水準となったが、この一般財源総額には幼児教育・保育の無償化などの国の政策に対応する財源の

確保も含まれており、今後の社会保障関連を始めとする地方の財政需要に対応するためには、更な

る地方財政措置の充実が求められている。

 本来、必要な公共サービスを提供できるよう財源を保障するのが地方財政計画の役割であるが、

仮に財政再建目標を達成するためだけに歳出削減が行われ、結果的に必要不可欠なサービスの削

減が行われることになれば、国民生活と地域経済に悪影響をもたらすことが懸念される。

 よって、国会および政府におかれては、2020年度の政府予算と地方財政計画の検討に当たって、

歳入・歳出を的確に見積もり、人的サービスとしての社会保障予算の充実を図り、健全な地方財政

を確立するために、下記の措置を講じられるよう強く求める。

1.�社会保障、災害対策、環境対策、地域交通対策、人口減少対策、外国人労働者の受入れ拡大

への対応など、増大する地方自治体の財政需要を的確に把握し、これに見合う地方一般財源総

額の確保を図ること。

2.�子ども・子育て支援の新制度、地域医療の確保、地域包括ケアシステムの構築、生活困窮者の

自立支援、介護保険制度や国民健康保険制度の見直しなど、急増する社会保障ニーズへの対応

と人材を確保するための社会保障予算の確保および地方財政措置を的確に行うこと。特に、幼

児教育・保育の無償化に伴う地方負担分の財源確保を確実に図ること。

3.�まち・ひと・しごと創生事業費として確保されている1兆円について、引き続き同規模の財源確保

を図ること。

4.�2020年度から導入される会計年度任用職員制度に係る処遇改善のための人件費増加分の財源

措置を行うこと。

5.�地域間の財源偏在性を是正するため、偏在性の比較的小さい所得税および消費税を対象に国税

から地方税への税源移譲を行うなど、抜本的な解決策の協議を進めるとともに、各種税制の廃

止や減税を検討する際には、地方自治体の財政に与える影響を十分に検証した上で、代替財源

の確保を始めとして、財政運営に支障が生じることがないよう対応を図ること。 

地方財政の充実・強化を求める意見書

こうら議会だより 第84号

─ 8 ─

Page 9: ^ q i...令和元年 12月定例会は、 12月5日から 13日までの9日間の会期で開催し、議案 18件、意見書2 件、発議2件、報告1件、その他1件の計

6.�地方交付税の財源保障機能および財源調整機能の強化を図り、市町村合併の算定特例の終了を

踏まえた新たな財政需要の把握、小規模自治体に配慮した段階補正の強化等の対策を講ずること。

7.�依然として4兆円を超える財源不足があることを踏まえ、地方交付税の原資となる国税4税の法定

率の引上げ等により安定的な地方財政の確立を目指すこと。

8.�地方自治体においては、財政運営上、基金の積立て等により年度間調整をせざるを得ないもの

であり、基金残高の増加をもって地方財政計画に反映させないこと。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 令和元年12月13日

衆議院議長・参議院議長・内閣総理大臣・

財務大臣・総務大臣  様

甲良町議会議長  丸山 恵二

 地方分権時代を迎えた今日、地方公共団体の自由度が拡大し、自主性及び自立性の高まりが求

められる中、住民の代表機関である地方議会の果たすべき役割と責任が格段に重くなっている。�

 このため、地方議会議員の活動も幅広い分野に及ぶとともに、より積極的な活動が求められてい

る。�

 しかしながら、本年実施された統一地方選挙において、町村では議員への立候補者が減少し、

無投票当選が増加するなど、住民の関心の低下や地方議会議員のなり手不足が大きな問題となって

いる。�

 こうした中、地方議会議員が厚生年金に加入できるようになれば、民間会社の社員等が議員に転

身しても切れ目なく厚生年金の適用を受けることができ、老後や家族を心配することなく選挙に立候

補できる環境が整うことになり、議員を志す新たな人材確保につながっていくと考える。�

 よって、国民の幅広い政治参加や地方議会における人材確保の観点から、地方議会議員の厚生

年金制度加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望する。�

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。�

 令和元年12月13日�

衆議院議長・参議院議長・内閣総理大臣・内閣官房長官・

財務大臣・総務大臣・厚生労働大臣  様

甲良町議会議長 丸山 恵二

厚生年金制度への地方議会議員の加入を求める意見書

こうら議会だより 第84号

─ 9 ─

Page 10: ^ q i...令和元年 12月定例会は、 12月5日から 13日までの9日間の会期で開催し、議案 18件、意見書2 件、発議2件、報告1件、その他1件の計

阪東佐智男 議員

  地縁団体が法人格を

得るために町長の許可が

必要とされるが、町の手

続の準備はどうか。

  総務課参事

 近隣で実施されている

自治体を参考にし、今後

手続を進めていく。

 地縁団体の認可には、

地方自治法第260条の

2第2項、第3項で規定

され、町長が認可をする。

自治法の260条の2の

第2項で、①区域の住民

相互の連絡、環境の整備、

集会設備の維持管理等、

良好な地域社会の維持お

よび形成に資する地域的

な共同活動を行うことを

目的とし、現にその活動

を行っていることが認め

られる。②区域が住民に

とって客観的に明らかな

ものとして定められてい

ること。③その区域に住

所を有する全ての個人は

構成員となることができ

るものとして、その相当

数のものが現に構成員と

なっていること。④規約

を定めていること。

 以上4件が条件。

 また、構成員が相当数

必要で、近隣のパーセン

テージを確認し愛荘町

は、区域内の個人が全て

構成員となるように指導

している。彦根市は、相

当数50%以上で認可、多

賀町は80%を基準として

いる。

  集落財産が税金の関

係で覚書等で、町の持ち

物になっているが、町全

体でどの程度あるのか把

握できているか。

  総務課参事

 覚書の中で確認ができ

たものは、公民館、集会

所(小川原草の根ハウス

の土地、長寺東の老人憩

いの家の土地)であり、

そのほか字の駐車場、公

園の土地。

 建物については覚書が

なく登記もされていない。

  町から区に移す場合

には、登記経費が必要に

なってくるが登録免許

税、登記手数料はどうな

るのか。

  総務課参事

 設立する地縁団体に登

録免許税が課税され、登

記手数料を負担すること

になる。

  収益の伴わない地縁

団体の各税金の扱いは。

  税務課長

 収益事業を伴わないの

が前提で、手引きは出来

ていない。

 法人町民税は、均等割

の減免。法人税割は、収

益がないため非課税。

 固定資産税は、現在町

名義のところが認可団体

になり、その名義は団体

にかわるが、基本的には

集会施設等によるものは

減免。

 法人県民税も、町と同

様で均等割の減免。

 法人事業税は、収益に

伴い発生する税のため非

課税。

 不動産取得税は、先ほ

どの集会施設等の所有権

を移転する、不動産取得

税の対象で、これも収益

を伴わないのが前提で減

免。

 軽自動車税(現在種別

割)は課税。ただし、近

隣の状況で、彦根市が平

成30年度から市の条例で

収益の伴わない団体は減

免をすることになり、本

町においても今後検討す

る。

 国税は、法人税は非課

税で、登録免許税は課税

となる。

【その他の質問】

◆町施設について

◆防災無線について

 地縁団体設立の手続きを問う

建部 孝夫 議員

  社会生活を営む上

で「住所・氏名」を表記

する機会が非常に多い。

その場合、字の正式名称

「大字○○」と記載する

ことを求められることが

ある。これには、わずら

わしさを感じるし、今さ

ら「大字」かと古さを感

じる。

 そこで、町の字名「甲

良町大字○○」から「大

字」を

省略したいが、法

律上可能か、手続きはど

うなのか。

  住民課長

 地方自治法第260条

第1項の規定において、

「町もしくは字の名称を

変更しようとするとき

は、議会の議決を経てこ

れを定める」となってい

ることから可能。

 その場合、住所、本籍、

登記、土地台帳、その他

関係手続きの変更並びに

 住居表示・字名(大字)の

変更について問う 

システム変更をしなけれ

ばならず、それには相当

な費用が発生し、6千万

円超が必要になってくる。

  実施手続きについて、

町長に早い機会に議案

を提出してほしいと思う

が、また、前向きな姿勢

で取り組んでくれるか、

どうか。

  町長

 私も、大字を省略でき

ればいいなと思っている。

研究・検討期間や世論の

合意期間が必要で、行政

で研究に入りたい。

 ゴミ収集指定場所の

合理的配置について

 

  家庭ゴミの収集指定

場所が、区によっては、

隣組単位にある区と、1

から3か所しかない区が

ある。中には、1キロメー

トル先まで車で搬出して

いる方がいる。

 町民の負担や利便、行

政サービスは等しく受け

られるように配慮すべき

ではないか。

  住民課長

 現在、長寺西58か所、

呉竹40か所、他字は6

から1か所で、全体で

124か所ある。

 字で収集場所の増設を

希望される場合は、町と

しても収集場所を増設し

て、回収にあたりたい。区

長会を通して相談する。

  令和2年度予算の重

点と新規事業は何か。

  町長

会計年度職員がスター

トする。

職員の資質アップ、コ

ミュニケーション能力

を向上させる。

財政健全化計画の決

定・施行。

総合計画の策定と、ま

ち・ひと・しごと戦略

ビジョンの同時策定。

子育て支援・家庭支援

の強化。

子どもの学力向上。

健康づくり運動。

支えあい・助け合う地

域福祉活動の展開。

法人営農組合、建設業

者が一堂に会しての研

修、議論、交流の展開。

  学力向上対策予算は。

  教育長

学習支援対策、質の高

い教師、講師、支援員、

相談員の適切な配置。

わかりやすい授業づくり

対策、授業の指導を受け、

先進地研修の実施。

子育て支援、家庭支援

の強力推進。

来年度予算編成

にむけて

  出産祝金2万円、子

育て応援金2万円(3年)

の増額と出産奨励として

第2子、第3子の出産祝

金は、第1子以上の額を

支給することはどうか。

  町長

 まだ査定に入っていな

いので、検討課題にした

い。

  高校までの医療費無

料化についてはどうか。

  住民課長

 一定所得以上に対する

一部負担の導入を検討し

つつ、今後の課題とする。

 町村会でも県に無料化

の要望を出している。

※人口減少対策の緊急か

つ最優先課題は、

一、�

人口の流出を防止す

ること。

二、�

子どもがたくさん産

まれること。

 その理由、原因にかな

う施策、条件・環境整備

が必然である。

こうら議会だより 第84号

─ 10 ─

Page 11: ^ q i...令和元年 12月定例会は、 12月5日から 13日までの9日間の会期で開催し、議案 18件、意見書2 件、発議2件、報告1件、その他1件の計

建部 孝夫 議員

  社会生活を営む上

で「住所・氏名」を表記

する機会が非常に多い。

その場合、字の正式名称

「大字○○」と記載する

ことを求められることが

ある。これには、わずら

わしさを感じるし、今さ

ら「大字」かと古さを感

じる。

 そこで、町の字名「甲

良町大字○○」から「大

字」を

省略したいが、法

律上可能か、手続きはど

うなのか。

  住民課長

 地方自治法第260条

第1項の規定において、

「町もしくは字の名称を

変更しようとするとき

は、議会の議決を経てこ

れを定める」となってい

ることから可能。

 その場合、住所、本籍、

登記、土地台帳、その他

関係手続きの変更並びに

 住居表示・字名(大字)の

変更について問う

 

システム変更をしなけれ

ばならず、それには相当

な費用が発生し、6千万

円超が必要になってくる。

  実施手続きについて、

町長に早い機会に議案

を提出してほしいと思う

が、また、前向きな姿勢

で取り組んでくれるか、

どうか。

  町長

 私も、大字を省略でき

ればいいなと思っている。

研究・検討期間や世論の

合意期間が必要で、行政

で研究に入りたい。

 ゴミ収集指定場所の

合理的配置について

 

  家庭ゴミの収集指定

場所が、区によっては、

隣組単位にある区と、1

から3か所しかない区が

ある。中には、1キロメー

トル先まで車で搬出して

いる方がいる。

 町民の負担や利便、行

政サービスは等しく受け

られるように配慮すべき

ではないか。

  住民課長

 現在、長寺西58か所、

呉竹40か所、他字は6

から1か所で、全体で

124か所ある。

 字で収集場所の増設を

希望される場合は、町と

しても収集場所を増設し

て、回収にあたりたい。区

長会を通して相談する。

  令和2年度予算の重

点と新規事業は何か。

  町長

会計年度職員がスター

トする。

職員の資質アップ、コ

ミュニケーション能力

を向上させる。

財政健全化計画の決

定・施行。

総合計画の策定と、ま

ち・ひと・しごと戦略

ビジョンの同時策定。

子育て支援・家庭支援

の強化。

子どもの学力向上。

健康づくり運動。

支えあい・助け合う地

域福祉活動の展開。

法人営農組合、建設業

者が一堂に会しての研

修、議論、交流の展開。

  学力向上対策予算は。

  教育長

学習支援対策、質の高

い教師、講師、支援員、

相談員の適切な配置。

わかりやすい授業づくり

対策、授業の指導を受け、

先進地研修の実施。

子育て支援、家庭支援

の強力推進。

来年度予算編成

にむけて

  出産祝金2万円、子

育て応援金2万円(3年)

の増額と出産奨励として

第2子、第3子の出産祝

金は、第1子以上の額を

支給することはどうか。

  町長

 まだ査定に入っていな

いので、検討課題にした

い。

  高校までの医療費無

料化についてはどうか。

  住民課長

 一定所得以上に対する

一部負担の導入を検討し

つつ、今後の課題とする。

 町村会でも県に無料化

の要望を出している。

※人口減少対策の緊急か

つ最優先課題は、

一、�

人口の流出を防止す

ること。

二、�

子どもがたくさん産

まれること。

 その理由、原因にかな

う施策、条件・環境整備

が必然である。

こうら議会だより 第84号

─ 11 ─

Page 12: ^ q i...令和元年 12月定例会は、 12月5日から 13日までの9日間の会期で開催し、議案 18件、意見書2 件、発議2件、報告1件、その他1件の計

  職員の能力不足で事

件や不祥事が起こってい

る。議会答弁もレクチャー

不足で要点説明が抜けて

いる。行政経験の長い町

長はどう立て直すのか。

  町長

 失敗を恐れずに日常業

務に取り組むよう指示。

失敗の責任は私自身にあ

る。住民視線で寄り添い、

信頼される行政展開を目

指していきたい。

  就職氷河期の採用5

人について、優秀な人材

のみの採用を。

  町長

 5業種5人を募集し、新

年度に向けた体制を整える。

  東小学校エレベーター

入札で不透明な事案が

あった。入札会場閉鎖後、

一業者が遅れて扉を開け

て入室、これを認めるの

は全国でも本町だけであ

り、その業者が落札した。

他の業者から不満が出る

のは当たり前、やり直す

べきだ。審査会の開催を。

  町長

 企画監理課長が入札執

行宣言前で入室を認めた

が、今後見直し改善する。

  集中豪雨で大きな災

害が各地で発生している

が、マップの見直しは。

  総務課参事

 県が31年に犬上川洪水

浸水想定区域、一日雨量

870ミリを想定した場

合、本町は、ほぼ全域が

浸水と発表された。来年

度に地震・土砂災害・洪

水ハザードマップを更新

し、全戸配布する。

  偉人として中学生が

鑑賞予定であったはずで

は。今後の普及展開は。

  町長

 他の学校行事のため、

生徒には事前に能楽勉強

会を実施。能の著作権は

町あるいは滋賀能楽文化

を育てる会および観世流

能楽会のどれかの帰属。今

後、書面を取り交し普及活

動を行う。舞台は県内外の

施設を借りての公演とな

り費用は主催団体負担。在

士高虎顕彰会と町が一緒

に広報活動していく。

  県主催で開催中だが

町の協力体制はどうか。

  産業課長

 大河ドラマ「麒麟がく

る」の明智光秀を中心に戦

国をテーマにした観光客

誘致イベント。町として能

高虎公演、西明寺では虎薬

師秘仏公開中。和の家と道

の駅(観光協会)にパンフ

レット、のぼり旗を設置。

  スクールゾーン設置

状況は。事故防止対策の

進捗は。近江鉄道存続問

題の現状は。高齢者の免

許返上者への対応は。愛

のりタクシーと交通網計

画について。

  教育次長

 スクールゾーンは、学

校周辺地域住民の協力が

必要であり、協議しなが

ら設置を考える。

  建設水道課長

 グリーンベルトは今年

度完了。

  総務課参事

 安全対策要望56件の

内、29件は改修済、道路

標識等の警察管理分は現

地調査後、協議し要望中。

  町長

 近江鉄道は、法定協議

会で2020年度上半期

に自治体の財政負担の合

意を目指した。下半期に

交通網計画を作成。知事

も存続ありきではないと

コメントした。

  企画監理課長補佐

 免許証返上者は28年以

降75人。返上者には一回

限りで愛のりタクシーか

路線バス回数券の補助。

交通網計画は意見を集約

し、湖東定住圏域会議の

中でより良い改定を検討

したい。

  県の社会教育大会に他

市町はバスで参加し、内容

も充実している。委員には

積極的に出席を望みたい。

  教育長

 2名参加。参加した職

員より報告を受け、会議の

中で資料提出し議論する。

職員の資質向上

策は

ハザードマップ

について問う

西川 誠一 議員

入札について問う

能「高虎」

について問う

戦国ワンダーランド

について問う

交通について問う

社会教育

について問う

田中 章浩 議員

  水害ハザードマップ

の整備見直しは。県の公

表で浸水の想定区域は、

町全域、指定避難所の水

害の可能性は。

  総務課参事

 最大の区域になれば、

今指定している避難所も

浸水する。

  ハザードマップの整

備は、町か県か。

  総務課参事

 町が作成。

  

町の防災計画見直

しは。

  総務課参事

 

今現在、見直しして

いる。県の見直しを踏ま

え、防災計画を策定する。

※今年から警戒レベルが

5段階表示になり、災害

ハザードマップは住民の

自主避難の判断に欠かせ

地域防災対策を

問う

ない。早期の整備を!

  公共施設の整備事業

のその後の進行状況は。

  総務課参事

 現状と課題を今現在、

各対象施設の洗い出しを

している。今年度、現場

を確認し、劣化診断する。

  庁舎西側倉庫の撤去

は。倉庫内の保管場所は

代替え施設が必要では。

  総務課参事

 来年度撤去。呉竹の犬

上集積所に移動を考えて

いる。

  書庫も一杯と思う

が、ブロック建ての二階

も書庫であり、撤去後の

書庫は。

  総務課参事

 書庫の状態は、一杯。

全部が整理できてない。

※何も計画が進んでいな

い様に思われる!

  防災備蓄庫の現状と

備蓄数量は。

  保健福祉課長

 食料品2,448食、

パーテーション258部

屋分、毛布860枚、災

害用のトイレセット1,

900セット、大人用紙

おむつ約2,000枚、

子ども用紙おむつ670

枚。

  備蓄量は町民数の何

パーセントか。

  保健福祉課長

 想定で避難者数は2,

288名。1日3食分の

食料6,865食必要。

  現状全然足りない。

新しく防災備蓄庫の計画

は。

  町長

 計算式でほど遠い備蓄

数。新しい防災センター

に全機能を持ち備えたい。

  9月の全協で、町長

の任期中に防災センター

を建設するのかとの問い

に「できない」と答えた

真意は。

  町長

 防災センターが私の任

期内(2年以内)に間に

合わないのではないかと

いう質問。公共施設の個

別施設計画策定業務、進

捗状況を勘案して多分無

理だと回答した。単純な

ぶっきらぼうな答弁で、

非常に迷惑をかけた。

 しかし、防災センター

の必要性を申し上げてき

た。スケジュール的には

厳しい問題があり、私の

任期中に最大限努力をし

て、準備、検討し、協議

をする土壌をつくってい

きたい。

  ブロック建てを除却

し、旧防災センター建設

予定地に、防災機能を持

たせたものを建てる計画

はしているか。

  町長

 近年の防災環境、町民

の安全・安心のまちづく

りを考え、防災センター

は、必要である。

 役場庁舎の南に建築し

たい。ギャップはあるが、

協議したい。

  早急な防災センター

建設を。

  町長

 建てる方向で頑張る。

防災センター建設

を問う

こうら議会だより 第84号

─ 12 ─

Page 13: ^ q i...令和元年 12月定例会は、 12月5日から 13日までの9日間の会期で開催し、議案 18件、意見書2 件、発議2件、報告1件、その他1件の計

  職員の能力不足で事

件や不祥事が起こってい

る。議会答弁もレクチャー

不足で要点説明が抜けて

いる。行政経験の長い町

長はどう立て直すのか。

  町長

 失敗を恐れずに日常業

務に取り組むよう指示。

失敗の責任は私自身にあ

る。住民視線で寄り添い、

信頼される行政展開を目

指していきたい。

  就職氷河期の採用5

人について、優秀な人材

のみの採用を。

  町長

 5業種5人を募集し、新

年度に向けた体制を整える。

  東小学校エレベーター

入札で不透明な事案が

あった。入札会場閉鎖後、

一業者が遅れて扉を開け

て入室、これを認めるの

は全国でも本町だけであ

り、その業者が落札した。

他の業者から不満が出る

のは当たり前、やり直す

べきだ。審査会の開催を。

  町長

 企画監理課長が入札執

行宣言前で入室を認めた

が、今後見直し改善する。

  集中豪雨で大きな災

害が各地で発生している

が、マップの見直しは。

  総務課参事

 県が31年に犬上川洪水

浸水想定区域、一日雨量

870ミリを想定した場

合、本町は、ほぼ全域が

浸水と発表された。来年

度に地震・土砂災害・洪

水ハザードマップを更新

し、全戸配布する。

  偉人として中学生が

鑑賞予定であったはずで

は。今後の普及展開は。

  町長

 他の学校行事のため、

生徒には事前に能楽勉強

会を実施。能の著作権は

町あるいは滋賀能楽文化

を育てる会および観世流

能楽会のどれかの帰属。今

後、書面を取り交し普及活

動を行う。舞台は県内外の

施設を借りての公演とな

り費用は主催団体負担。在

士高虎顕彰会と町が一緒

に広報活動していく。

  県主催で開催中だが

町の協力体制はどうか。

  産業課長

 大河ドラマ「麒麟がく

る」の明智光秀を中心に戦

国をテーマにした観光客

誘致イベント。町として能

高虎公演、西明寺では虎薬

師秘仏公開中。和の家と道

の駅(観光協会)にパンフ

レット、のぼり旗を設置。

  スクールゾーン設置

状況は。事故防止対策の

進捗は。近江鉄道存続問

題の現状は。高齢者の免

許返上者への対応は。愛

のりタクシーと交通網計

画について。

  教育次長

 スクールゾーンは、学

校周辺地域住民の協力が

必要であり、協議しなが

ら設置を考える。

  建設水道課長

 グリーンベルトは今年

度完了。

  総務課参事

 安全対策要望56件の

内、29件は改修済、道路

標識等の警察管理分は現

地調査後、協議し要望中。

  町長

 近江鉄道は、法定協議

会で2020年度上半期

に自治体の財政負担の合

意を目指した。下半期に

交通網計画を作成。知事

も存続ありきではないと

コメントした。

  企画監理課長補佐

 免許証返上者は28年以

降75人。返上者には一回

限りで愛のりタクシーか

路線バス回数券の補助。

交通網計画は意見を集約

し、湖東定住圏域会議の

中でより良い改定を検討

したい。

  県の社会教育大会に他

市町はバスで参加し、内容

も充実している。委員には

積極的に出席を望みたい。

  教育長

 2名参加。参加した職

員より報告を受け、会議の

中で資料提出し議論する。

職員の資質向上

策は

ハザードマップ

について問う

西川 誠一 議員

入札について問う

能「高虎」

について問う

戦国ワンダーランド

について問う

交通について問う

社会教育

について問う

田中 章浩 議員

  水害ハザードマップ

の整備見直しは。県の公

表で浸水の想定区域は、

町全域、指定避難所の水

害の可能性は。

  総務課参事

 最大の区域になれば、

今指定している避難所も

浸水する。

  ハザードマップの整

備は、町か県か。

  総務課参事

 町が作成。

  

町の防災計画見直

しは。

  総務課参事

 

今現在、見直しして

いる。県の見直しを踏ま

え、防災計画を策定する。

※今年から警戒レベルが

5段階表示になり、災害

ハザードマップは住民の

自主避難の判断に欠かせ

地域防災対策を

問う

ない。早期の整備を!

  公共施設の整備事業

のその後の進行状況は。

  総務課参事

 現状と課題を今現在、

各対象施設の洗い出しを

している。今年度、現場

を確認し、劣化診断する。

  庁舎西側倉庫の撤去

は。倉庫内の保管場所は

代替え施設が必要では。

  総務課参事

 来年度撤去。呉竹の犬

上集積所に移動を考えて

いる。

  書庫も一杯と思う

が、ブロック建ての二階

も書庫であり、撤去後の

書庫は。

  総務課参事

 書庫の状態は、一杯。

全部が整理できてない。

※何も計画が進んでいな

い様に思われる!

  防災備蓄庫の現状と

備蓄数量は。

  保健福祉課長

 食料品2,448食、

パーテーション258部

屋分、毛布860枚、災

害用のトイレセット1,

900セット、大人用紙

おむつ約2,000枚、

子ども用紙おむつ670

枚。

  備蓄量は町民数の何

パーセントか。

  保健福祉課長

 想定で避難者数は2,

288名。1日3食分の

食料6,865食必要。

  現状全然足りない。

新しく防災備蓄庫の計画

は。

  町長

 計算式でほど遠い備蓄

数。新しい防災センター

に全機能を持ち備えたい。

  9月の全協で、町長

の任期中に防災センター

を建設するのかとの問い

に「できない」と答えた

真意は。

  町長

 防災センターが私の任

期内(2年以内)に間に

合わないのではないかと

いう質問。公共施設の個

別施設計画策定業務、進

捗状況を勘案して多分無

理だと回答した。単純な

ぶっきらぼうな答弁で、

非常に迷惑をかけた。

 しかし、防災センター

の必要性を申し上げてき

た。スケジュール的には

厳しい問題があり、私の

任期中に最大限努力をし

て、準備、検討し、協議

をする土壌をつくってい

きたい。

  ブロック建てを除却

し、旧防災センター建設

予定地に、防災機能を持

たせたものを建てる計画

はしているか。

  町長

 近年の防災環境、町民

の安全・安心のまちづく

りを考え、防災センター

は、必要である。

 役場庁舎の南に建築し

たい。ギャップはあるが、

協議したい。

  早急な防災センター

建設を。

  町長

 建てる方向で頑張る。

防災センター建設

を問う

こうら議会だより 第84号

─ 13 ─

Page 14: ^ q i...令和元年 12月定例会は、 12月5日から 13日までの9日間の会期で開催し、議案 18件、意見書2 件、発議2件、報告1件、その他1件の計

岡田 隆行 議員

  少子化に対応した子

どもにとって望ましい教

育のあり方について、本

町としての考えは。

  教育長

 現在、児童・生徒数は

減少しているものの、特

別な支援や個別支援を要

する児童数は、

増加している状

況である。本町

における生活・

学習環境の課題

を的確に把握

し、課題改善に

向けた甲良町教

育チャレンジを

継続して強力に

推し進める考え

を持っている。

 併せて、今後

少子化がさらに

進むことを視野

に入れた本町の

小中学校の教育

について、ローカルな視

点、現在進行形であるコ

ミュニティスクールの考

え方、義務教育学校等の

考え方等、グローバルな

視点、ICT教育、ある

いは「AIソサエティー

5・0」社会の到来に対

応する力の育成からも、

望ましい甲良町教育につ

いて検討を加えていく。

  スクールロイヤーと

は。

  学校教育課長

 学校で起こるいじめや

保護者とのトラブルなど

を法的に解決するために

その助言をいただく弁護

士のこと。

  ワーケーションとは。

  企画監理課長補佐

 テレワークと言われる

情報通信技術を活用し

た場所や時間にとらわ

れない働き方の一種とさ

れ、リゾート地や温泉地

などをはじめとする各地

域で滞在し、さまざまな

活動をしながら仕事を行

うこと。仕事を意味する

ワークと休暇を意味する

バケーションを組み合わ

せ、アメリカで生まれた

造語。働き方改革の一環

として取り入れを検討す

る企業も増えている。

  本町として活用の検

討があるか。

  企画監理課長補佐

 直接的な取り組みは現

在していない。ただ、本

町においても増えつつあ

る空き家対策の一環とし

て、空き家を活用した企

業のサテライトオフィス

等について、先進事例等

について検討していると

ころ。

  本町における中小企

業の公的支援の課題は。

  産業課長

 昭和58年に制定された

甲良町商工業振興条例が

あるが、現在は運用がで

きていない。支援は、特

に県の相談業務で19事

業、補助金、助成金で18

事業、その他合わせて県

だけでも73事業の制度が

あり、全てを把握できて

いないのが現状。

  本町における中小企

業の支援取り組みは。

  産業課長

 中小企業に関する振興

条例を制定していく方向

で進めていき、小規模事

業者に関する施策を総合

的に今後は推進していき

たい。現在の計画策定で

はあるが、今後の災害等

に備え、事業継続力強化

支援計画を作成し、小規

模事業者への自然災害へ

の事前の備え、事後のい

ち早い復旧を支援する計

画を、商工会と連携をし

て作成している。

【その他の質問】

◆�

関係人口について

新しい時代の小・

中学校のあり方に

ついて問う

中小企業の支援は

スクール

ロイヤーとは

ワーケーション

とは

施設分離型小中一貫校 施設一体型小中一貫校

小学校・中学校

中学校

小学校 小学校

西澤 伸明 議員

  補正予算質疑の中で

も提案した高校生以上の

通学費の補助、学童クラ

ブの利用軽減などがある

が、象徴的な点に絞って

要請し、見解をただす。

 緊急に暖房費補助を実

施し、夏季の冷房費補助

も併せて制度化を。例え

ば、暖房費補助では、町

内石油販売店と連携し、

無料チケットを一定の基

準で独居老人、非課税世

帯に配布する。

  保健福祉課長

 高齢者に関しては各集

落での居場所づくりの活

性化、地域住民が主体的

に進める予防や支え合い

の取り組みをさらに充実

することで、地域全体の

福祉の向上、経済的な支

援にもつながると考えて

いる。

  消費税は低所得者ほ

ど負担率が重いという不

公平な税制度の中で押し

込められている。そこを

支援するのは予算の使い

方を変えれば十分にでき

る。

  保健福祉課長

 地域サロンの中で元気

高齢者をつくることで、

医療費削減ができる。

 介護認定者の医療費は

1人あたり9,271円。

元気高齢者は3,784

円。元気高齢者を増やす

ことが財政の乏しい本町

としては有効な方法だ。

  

それも1つだろう。

人間はひとりでは暮らし

ていけない。地域のつな

がり、人々同士つながる

ことで私たちは生きてい

る。それを支える点では

大事な事業。それを含め

て、弱者への手当ては大

事なメッセージになる。

 個人施策で、ばらまき

になる可能性があり、慎

重な検討が要ると回答し

ていた町長の見解は。

  町長

 

冷暖房費、何度か提案

されているが、独居老人、

低所得世帯という提案で

あったので、いかほどの

財源が要って、どんな効

果があるのかの内部検討

ができていないので、今

後の検討課題にしたい。

※町民が受ける感触、甲

良町は取るだけと違って

ちゃんと考えてくれてい

るというメッセージが伝

わる点では非常に大事。

町と住民との信頼関係を

つくる大事なところだ。

  学校保育センターの

給食費について、全国的

な流れでも無償化に踏み

出す自治体が、小さな自

治体を中心にしながら増

えている。財源処置の試

算は。

  教育次長

 前向きに検討している。

財源の確保が必要になる

ため、軽減のことも含め

て、教育委員会が中心と

なり、関係課と協議を行

う予定。

  総務課長

 漠然とした数字では

4,000万円から5,

000万円と当時、担当

から聞いている。

【その他の質問】

◆�

デイサービスセンター

の復活を求める。

◆�近江鉄道の存廃を議論

する法定協議会で「存

続」の立場堅持を。

◆�

同和問題の真の解決の

ために同和対策事業の

公平・公正な後始末を。

◆�

個人情報流出の真相解

明のため、町長のリー

ダーシップを。

◆�

莫大な費用をかけるゴ

ミ処理広域化計画の見

直しを。

独居老人などに暖房費補助を

学校・保育セン

ターの給食費軽

減を

こうら議会だより 第84号

─ 14 ─

Page 15: ^ q i...令和元年 12月定例会は、 12月5日から 13日までの9日間の会期で開催し、議案 18件、意見書2 件、発議2件、報告1件、その他1件の計

岡田 隆行 議員

  少子化に対応した子

どもにとって望ましい教

育のあり方について、本

町としての考えは。

  教育長

 現在、児童・生徒数は

減少しているものの、特

別な支援や個別支援を要

する児童数は、

増加している状

況である。本町

における生活・

学習環境の課題

を的確に把握

し、課題改善に

向けた甲良町教

育チャレンジを

継続して強力に

推し進める考え

を持っている。

 併せて、今後

少子化がさらに

進むことを視野

に入れた本町の

小中学校の教育

について、ローカルな視

点、現在進行形であるコ

ミュニティスクールの考

え方、義務教育学校等の

考え方等、グローバルな

視点、ICT教育、ある

いは「AIソサエティー

5・0」社会の到来に対

応する力の育成からも、

望ましい甲良町教育につ

いて検討を加えていく。

  スクールロイヤーと

は。

  学校教育課長

 学校で起こるいじめや

保護者とのトラブルなど

を法的に解決するために

その助言をいただく弁護

士のこと。

  ワーケーションとは。

  企画監理課長補佐

 テレワークと言われる

情報通信技術を活用し

た場所や時間にとらわ

れない働き方の一種とさ

れ、リゾート地や温泉地

などをはじめとする各地

域で滞在し、さまざまな

活動をしながら仕事を行

うこと。仕事を意味する

ワークと休暇を意味する

バケーションを組み合わ

せ、アメリカで生まれた

造語。働き方改革の一環

として取り入れを検討す

る企業も増えている。

  本町として活用の検

討があるか。

  企画監理課長補佐

 直接的な取り組みは現

在していない。ただ、本

町においても増えつつあ

る空き家対策の一環とし

て、空き家を活用した企

業のサテライトオフィス

等について、先進事例等

について検討していると

ころ。

  本町における中小企

業の公的支援の課題は。

  産業課長

 昭和58年に制定された

甲良町商工業振興条例が

あるが、現在は運用がで

きていない。支援は、特

に県の相談業務で19事

業、補助金、助成金で18

事業、その他合わせて県

だけでも73事業の制度が

あり、全てを把握できて

いないのが現状。

  本町における中小企

業の支援取り組みは。

  産業課長

 中小企業に関する振興

条例を制定していく方向

で進めていき、小規模事

業者に関する施策を総合

的に今後は推進していき

たい。現在の計画策定で

はあるが、今後の災害等

に備え、事業継続力強化

支援計画を作成し、小規

模事業者への自然災害へ

の事前の備え、事後のい

ち早い復旧を支援する計

画を、商工会と連携をし

て作成している。

【その他の質問】

◆�

関係人口について

新しい時代の小・

中学校のあり方に

ついて問う

中小企業の支援は

スクール

ロイヤーとは

ワーケーション

とは

施設分離型小中一貫校 施設一体型小中一貫校

小学校・中学校

中学校

小学校 小学校

西澤 伸明 議員

  補正予算質疑の中で

も提案した高校生以上の

通学費の補助、学童クラ

ブの利用軽減などがある

が、象徴的な点に絞って

要請し、見解をただす。

 緊急に暖房費補助を実

施し、夏季の冷房費補助

も併せて制度化を。例え

ば、暖房費補助では、町

内石油販売店と連携し、

無料チケットを一定の基

準で独居老人、非課税世

帯に配布する。

  保健福祉課長

 高齢者に関しては各集

落での居場所づくりの活

性化、地域住民が主体的

に進める予防や支え合い

の取り組みをさらに充実

することで、地域全体の

福祉の向上、経済的な支

援にもつながると考えて

いる。

  消費税は低所得者ほ

ど負担率が重いという不

公平な税制度の中で押し

込められている。そこを

支援するのは予算の使い

方を変えれば十分にでき

る。

  保健福祉課長

 地域サロンの中で元気

高齢者をつくることで、

医療費削減ができる。

 介護認定者の医療費は

1人あたり9,271円。

元気高齢者は3,784

円。元気高齢者を増やす

ことが財政の乏しい本町

としては有効な方法だ。

  

それも1つだろう。

人間はひとりでは暮らし

ていけない。地域のつな

がり、人々同士つながる

ことで私たちは生きてい

る。それを支える点では

大事な事業。それを含め

て、弱者への手当ては大

事なメッセージになる。

 個人施策で、ばらまき

になる可能性があり、慎

重な検討が要ると回答し

ていた町長の見解は。

  町長

 

冷暖房費、何度か提案

されているが、独居老人、

低所得世帯という提案で

あったので、いかほどの

財源が要って、どんな効

果があるのかの内部検討

ができていないので、今

後の検討課題にしたい。

※町民が受ける感触、甲

良町は取るだけと違って

ちゃんと考えてくれてい

るというメッセージが伝

わる点では非常に大事。

町と住民との信頼関係を

つくる大事なところだ。

  学校保育センターの

給食費について、全国的

な流れでも無償化に踏み

出す自治体が、小さな自

治体を中心にしながら増

えている。財源処置の試

算は。

  教育次長

 前向きに検討している。

財源の確保が必要になる

ため、軽減のことも含め

て、教育委員会が中心と

なり、関係課と協議を行

う予定。

  総務課長

 漠然とした数字では

4,000万円から5,

000万円と当時、担当

から聞いている。

【その他の質問】

◆�

デイサービスセンター

の復活を求める。

◆�

近江鉄道の存廃を議論

する法定協議会で「存

続」の立場堅持を。

◆�

同和問題の真の解決の

ために同和対策事業の

公平・公正な後始末を。

◆�

個人情報流出の真相解

明のため、町長のリー

ダーシップを。

◆�

莫大な費用をかけるゴ

ミ処理広域化計画の見

直しを。

独居老人などに暖房費補助を

学校・保育セン

ターの給食費軽

減を

こうら議会だより 第84号

─ 15 ─

Page 16: ^ q i...令和元年 12月定例会は、 12月5日から 13日までの9日間の会期で開催し、議案 18件、意見書2 件、発議2件、報告1件、その他1件の計

山田 裕康 議員

  町内に消火栓はいく

つあるのか。

  総務課参事

 393基。

  町内にホース格納庫

はいくつあるのか。

  総務課参事

 280個。

  消火栓は町内の全戸に

全て対応出来ているのか。

  総務課参事

 町内の住宅から消防水

利(消火栓を含む)まで

の距離は140メートル

以内で、全戸を満たして

いる。

 新たに、消火栓設置の

要望が個人や区等からあ

れば設置を検討する。

  ホース格納庫の消火

栓や器具の点検は、どの

ようにしているのか。

  総務課参事

 字の自警団にお任せし

ている。

  消火栓器具のホース

などの耐用年数は、何年

と考えているのか。

  総務課参事

 10年。

  消火栓器具などの更

新に対して、どのような

補助があるのか。

  総務課参事

 消防防災の施設等整備

事業補助金で、補助率が

3分の1で上限20万円。

※火事は初期消火が重要

になってくる。いざとい

う時に使えるように、消

火器具の点検・整備と、

行政の指導もしっかりと

行うように。

  残業時間は、全体で

昨年に比べて10月末時点

で、何時間減少している

か。

  総務課長

 1031・01時間。

  各課において、昨年

に比べて、10月末時点で

何時間増減しているか。

  総務課長

 19部署のうち、8部署

が増加、11部署が減少。

 1番多く減っているの

が、総務課で527・87

時間、続いて保健福祉課

で474・93時間。

 1番多く増えている

のが、子育て支援セン

ターで、213・54

時間、続いて人権課で

213・1時間。

※働き方改革ということ

で、しっかりとした指導

をして、コンプライア

ンス違反を起こさない、

しっかりと仕事ができる

人材を育てていってくだ

さい。

  行政において、公文

書と名前が付くものは何

があるのか。

  総務課長

 法規文書、条例、規則

など。

 公示文書、告示、公告、

議案書、専決処分書、令

達文書、争訟文書、契約

文書、一般文書、賞状、

感謝状、証明書など。

  町長名で出された公

文書は実行しなければな

らないと思うが、そのこ

とに対して実行するの

か。

  町長

 基本的に実行するのが

当たり前。

  総務課長

 約束を守るのが当然。

  他の課長

 実行する。

※全課長が公文書を出し

た以上、実行しなければ

ならず、町民に出された

公文書は、守るのが当然

であると答弁している。

 それを、町長は、その

ことに対して実行もせ

ず、約束を守らないと町

民からの訴えがある。

 町長は、町のトップな

ので、しっかりと約束を

守り、実行を。

働き方改革に

ついて問う

消火栓について

問う

公文書の重要性

について問う

宮嵜 光一 議員

  教員の働き方改革が

叫ばれているなか、来年

度の町費講師、特別支援

教育支援員、児童指導相

談員の必要性・重要性

をどのように考えている

か。

  教育長

 児童数は減少している

が、個別の支援、特別な

指導、支援を要する子ど

もが増えてきている。

 また、学力向上への2

年目のチャレンジで、強

力に推し進めるため、講

師、支援員、相談員の配

置は努力していく。

  小学生の登下校時の

安全への取り組みは。

  学校教育課長

 教員が随時安全確認を

できる限りしている。

  教員が毎日付き添う

のは難しいので、老人会

やスマイルネット、民生

委員等を巻き込んだス

クールガードの組織を立

ち上げてみてはどうか。

  学校教育課長

 彦根警察署の生活安全

課・交通課と連携をとり

パトロールをしている。

  学校駐車場の除雪に

ついて、給食運搬や保護者

の車、救急体制もとるため

に、雪が深い時は、業者委

託できないのか。

  教育次長

 業者委託は考えていな

い。

  両小学校の何年も使

用していないプールの除

去、もしくは違う活用法

を考えているか。

  教育次長

 平成29年3月に甲良町

公共施設等総合管理計画

を策定。その計画をもと

に撤去を進めていきたい。

  前回に質問したが、

東小学校のエレベーター

について、新年度に設置

予定と聞いているが、進

行状況は。

  教育次長

 9月補正で設計費を計

上。3月補正で工事費を

計上予定。夏休み中に集

中的に工事にかかりたい。

  字が大きくなりすぎ

て、緊急時の対応が大変

だと思うが、町内自治会

の分離や字名変更の条件

や手続方法は。

  総務課長

 地方自治法260条

で、字の区域もしくはそ

の名称を変更するとき

は、当該市町村の議会の

議決を経て定めるとなっ

ている。

  地元の合意や気運が

上がれば行政側から提案

するのか。

  町長

 そのような段取りで行

うことになる。

  町内で空き家の撤去

が目立つ。

 その跡地は、道路が急

に狭くなったり、曲がっ

たり、また交差点が狭

かったりしている。町と

して、緊急車両等が通り

やすいように、道路整備

をしないのか。

  建設水道課長

 各集落から要望があれ

ば検討する。

※集落内の道路を直線に

したい。

【その他の質問】

◆�

香良の湯の管理等につ

いて

◆�

運動公園の使用につい

子どもの登校風景

小中学校の教育環

境を問う

14番目の自治会は

町内の防災道路の

整備は

町内の道路

こうら議会だより 第84号

─ 16 ─

Page 17: ^ q i...令和元年 12月定例会は、 12月5日から 13日までの9日間の会期で開催し、議案 18件、意見書2 件、発議2件、報告1件、その他1件の計

山田 裕康 議員

  町内に消火栓はいく

つあるのか。

  総務課参事

 393基。

  町内にホース格納庫

はいくつあるのか。

  総務課参事

 280個。

  消火栓は町内の全戸に

全て対応出来ているのか。

  総務課参事

 町内の住宅から消防水

利(消火栓を含む)まで

の距離は140メートル

以内で、全戸を満たして

いる。

 新たに、消火栓設置の

要望が個人や区等からあ

れば設置を検討する。

  ホース格納庫の消火

栓や器具の点検は、どの

ようにしているのか。

  総務課参事

 字の自警団にお任せし

ている。

  消火栓器具のホース

などの耐用年数は、何年

と考えているのか。

  総務課参事

 10年。

  消火栓器具などの更

新に対して、どのような

補助があるのか。

  総務課参事

 消防防災の施設等整備

事業補助金で、補助率が

3分の1で上限20万円。

※火事は初期消火が重要

になってくる。いざとい

う時に使えるように、消

火器具の点検・整備と、

行政の指導もしっかりと

行うように。

  残業時間は、全体で

昨年に比べて10月末時点

で、何時間減少している

か。

  総務課長

 1031・01時間。

  各課において、昨年

に比べて、10月末時点で

何時間増減しているか。

  総務課長

 19部署のうち、8部署

が増加、11部署が減少。

 1番多く減っているの

が、総務課で527・87

時間、続いて保健福祉課

で474・93時間。

 1番多く増えている

のが、子育て支援セン

ターで、213・54

時間、続いて人権課で

213・1時間。

※働き方改革ということ

で、しっかりとした指導

をして、コンプライア

ンス違反を起こさない、

しっかりと仕事ができる

人材を育てていってくだ

さい。

  行政において、公文

書と名前が付くものは何

があるのか。

  総務課長

 法規文書、条例、規則

など。

 公示文書、告示、公告、

議案書、専決処分書、令

達文書、争訟文書、契約

文書、一般文書、賞状、

感謝状、証明書など。

  町長名で出された公

文書は実行しなければな

らないと思うが、そのこ

とに対して実行するの

か。

  町長

 基本的に実行するのが

当たり前。

  総務課長

 約束を守るのが当然。

  他の課長

 実行する。

※全課長が公文書を出し

た以上、実行しなければ

ならず、町民に出された

公文書は、守るのが当然

であると答弁している。

 それを、町長は、その

ことに対して実行もせ

ず、約束を守らないと町

民からの訴えがある。

 町長は、町のトップな

ので、しっかりと約束を

守り、実行を。

働き方改革に

ついて問う

消火栓について

問う

公文書の重要性

について問う

宮嵜 光一 議員

  教員の働き方改革が

叫ばれているなか、来年

度の町費講師、特別支援

教育支援員、児童指導相

談員の必要性・重要性

をどのように考えている

か。

  教育長

 児童数は減少している

が、個別の支援、特別な

指導、支援を要する子ど

もが増えてきている。

 また、学力向上への2

年目のチャレンジで、強

力に推し進めるため、講

師、支援員、相談員の配

置は努力していく。

  小学生の登下校時の

安全への取り組みは。

  学校教育課長

 教員が随時安全確認を

できる限りしている。

  教員が毎日付き添う

のは難しいので、老人会

やスマイルネット、民生

委員等を巻き込んだス

クールガードの組織を立

ち上げてみてはどうか。

  学校教育課長

 彦根警察署の生活安全

課・交通課と連携をとり

パトロールをしている。

  学校駐車場の除雪に

ついて、給食運搬や保護者

の車、救急体制もとるため

に、雪が深い時は、業者委

託できないのか。

  教育次長

 業者委託は考えていな

い。

  両小学校の何年も使

用していないプールの除

去、もしくは違う活用法

を考えているか。

  教育次長

 平成29年3月に甲良町

公共施設等総合管理計画

を策定。その計画をもと

に撤去を進めていきたい。

  前回に質問したが、

東小学校のエレベーター

について、新年度に設置

予定と聞いているが、進

行状況は。

  教育次長

 9月補正で設計費を計

上。3月補正で工事費を

計上予定。夏休み中に集

中的に工事にかかりたい。

  字が大きくなりすぎ

て、緊急時の対応が大変

だと思うが、町内自治会

の分離や字名変更の条件

や手続方法は。

  総務課長

 地方自治法260条

で、字の区域もしくはそ

の名称を変更するとき

は、当該市町村の議会の

議決を経て定めるとなっ

ている。

  地元の合意や気運が

上がれば行政側から提案

するのか。

  町長

 そのような段取りで行

うことになる。

  町内で空き家の撤去

が目立つ。

 その跡地は、道路が急

に狭くなったり、曲がっ

たり、また交差点が狭

かったりしている。町と

して、緊急車両等が通り

やすいように、道路整備

をしないのか。

  建設水道課長

 各集落から要望があれ

ば検討する。

※集落内の道路を直線に

したい。

【その他の質問】

◆�

香良の湯の管理等につ

いて

◆�

運動公園の使用につい

子どもの登校風景

小中学校の教育環

境を問う

14番目の自治会は

町内の防災道路の

整備は

町内の道路

こうら議会だより 第84号

─ 17 ─

Page 18: ^ q i...令和元年 12月定例会は、 12月5日から 13日までの9日間の会期で開催し、議案 18件、意見書2 件、発議2件、報告1件、その他1件の計

せせらぎ

 春の陽気が待ち遠しい今日この頃、いかがお過ごしですか。

 この時期に、私がよく思い出すのが、宮澤賢治の【雨にも負けず】で

あります。 

 【雨にも負けず】とは、

 「雨にも負けず 風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだをもち 慾はなく 決して怒らず 

いつも静かに笑っている 一日に玄米四合と 

味噌と少しの野菜を食べ あらゆることを 自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かり そして忘れず 野原の松の林の陰の

小さな萱ぶきの小屋にいて 東に病気の子供あれば

行って看病してやり 西に疲れた母あれば 行って稲の束を負い

南に死にそうな人あらば 行ってこわがらなくてもいいといい

北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き 

みんなにでくのぼーと呼ばれ 褒められもせず 苦にもされず

そういうものに わたしは なりたい」

という文章であり、私も雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さ

にも負けない、丈夫な体と強い精神で生きていきたいものです。山

田 裕康

シリーズ

 町の元気もの

 令和元年9月18日、公

益財団法人 日本消防

協会から消防団員等福

祉共済の福祉増進事業

の還元事業の一環とし

て「消防団活動車」の交

付を受け、12月に納車さ

れました。

 甲良町消防団は、団

長・副団長、以下2分団

で構成され54名の団員

が在籍しています。

 団員は平時から訓練

に励み、各種研修を受講

する等、自らの知識、技

術を高め、より地域に密

着した地域防災力の充

実強化に努めています。

 近年の災害は、複雑・

多様化、そして大規模化

しています。こうした中

で地域住民の安全・安

心を守るために消防団

員の存在は不可欠であ

り、地域からの消防団

に寄せる期待はますま

す大きくなっています。

この交付車両を積極的

に活用し、町民に対す

る防災啓発活動に努め、

住民の防災に関する意

識向上を図りたいと考

えています。

こんにちは!

 

「甲良町消防団」です

こうら議会だより

第84号

2020年2月

発行/〒522-0244 滋

賀県犬上郡甲良町議会 TEL 0749-38-5060 FAX 0749-38-3421 

編集/議会広報特別委員会 HP http://w

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n.jp/