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情報リテラシ第二 https://titechcomp.github.io/y19-il2j/ テーマ1 データの処理と加工 テーマ2 科学技術文書執筆 テーマ3 プレゼンテーション 遅刻は絶対しないこと 第二は実習(自分の手で行う)が大半です。 遅刻のため最初から実習していないと、内容によって は途中からは行えません(←後で一人でやる)。

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情報リテラシ第二https://titechcomp.github.io/y19-il2j/

テーマ1 データの処理と加工

テーマ2 科学技術文書執筆

テーマ3 プレゼンテーション

遅刻は絶対しないこと第二は実習(自分の手で行う)が大半です。遅刻のため最初から実習していないと、内容によっては途中からは行えません(←後で一人でやる)。

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第二の実習のためのお約束事~ テーマ1が終わった時に分かるコト ~

1.キーボードを打つのを厭わない(マウスでコピペしないで、自分で打つ覚悟)2.ファイル名は、半角英数字で付ける(ターミナルからコマンドで操作するため)3.意味を考えながら行う。自分でいろいろ試して理解する。(目の前で起ることを注意深く観察し「意味」を理解する。やり方を覚えるではなく、なぜそうするか納得するまで試す)

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第二の実習と提出物について

1.(自分でインストールしていない限り)

ご自分のパソコンには導入されていないアプリケーションを使います。授業時間内にしっかり実習するようにしましょう。

2.実習が遅れがちだったり、提出物を完了するためには、大学のパソコン室の利用可能な空き時間を調べて利用時間内に自習を行う必要がある人も出てきます。

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第二 3a、4aクラスの進め方

•第二のページ テーマ1、テーマ2の共通教材を使用

https://titechcomp.github.io/y19-il2j/

• 3a、4aクラスのページの補助教材使用

http://www.e.gsic.titech.ac.jp/~ykuno/

• OCW-iは提出物を提出するのに使用、補助教材の配布はOCW-iからは行わない。上記ページを見る。

•久野への連絡は、東工大メールで。

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設定しましょう• Finderの環境設定、詳細タブの、「すべてのファイル名拡張子を表示」にチェックを入れよう

• Finderの表示メニュー「パスバーを表示」する

• 画面下のドックに登録

ターミナル、cotEditor(必要)、プレビュー(優れもの)、

(今後あなたが必要なら)Word、Excel、PowerPoint・・・

• 自分が頻繁に使う場所はFinderのサイドバー登録をして使うと便利。

ファイル=ファイル名+ファイル拡張子

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<GUI編>予備実習:

第二ではこんな実習をします、というのをひと通りやってみましょう。今日はGUIツール(ExcelとWord)を使ってやってみますが、(1)こういう作業をCUIツールで行う、(2)その利点を理解する、というのがリテラシ第二の目標です。

* Graphical User Interface マウスでメニュー使用* Command User Interface キーボードによるコマンド入力

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作業1:作業用データをダウンロード• http://www.e.gsic.titech.ac.jp/~ykuno/index.html

• fig5office.zipをダウンロード。

• SafariではDownloadsフォルダに解凍済みでダウンロードされる。

• fig5officeフォルダを「デスクトップ」に移動。

• 中身のファイルを確認。

• 中の.dataファイルはテキストファイルなので、テキストエディタ(cotEditor)で見てみよう!

• .dataファイルをひとつ、 controlキーを押しながらマウスクリック「情報をみる」

• 「このアプリケーションで開く」で、その他を選び、アプリケーションフォルダのcotEditorを設定、「すべてを変更」ボタンを押す。

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データファイルはプレーンテキストで

•データファイルはプレーンテキストで作っておくと、だいたいどんなOS環境下やアプリケーションでも利用できる。

•ただし、日本語の全角文字を含むテキストファイルについては、日本語文字コード体系は複数あるので、どのコード体系によるテキストファイルかが問題になる。

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作業2:.dataのデータをExcelでグラフにする

•estate-data.xlsx をダブルクリックしてExcelで開こう。

•グラフを描くために、.dataファイルのデータをシートに読み込もう。

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.dataをExcelに読み込むには• fig5officeフォルダをFinderで開いて観察しながらやってみよう

•起動したExcelで「ファイル」メニューの「開く」。.dataのファイルを読み込もうとしても、Excelは.dataという拡張子のファイルは読み込めない。

そこで、、、

• h2-estate-size.txtは、 h2-estate-size.dataの拡張子を.txtにつけかえたもの(本来はファイル拡張子を勝手に付け替えてはいけない)

•ファイル拡張子が.txtのテキストファイルはムリヤリ読み込める。固定長区切りを選んで「次へ」、区切り位置を指定して表形式に読み込める。

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.dataをExcelに読み込むには(2)

• .dataファイルのままでも、ファイルメニューの「インポート」でテキストファイルのボタンを選べば読み込める。

• hn-estate-size.data でやってみよう。

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.csvファイル:表形式はカンマ区切りのテキストファイル

• Excelのファイル形式(.xlsx)から.csvへは保存可能だが、情報落ちして保存される。

• .csvは、表のデータを扱うアプリケーションで共通に使える。実体はテキストファイル。

• .xlsxのファイルを、.txtや.csvファイルに保存したら、シート上の数値や文字のデータだけがテキストやcsv形式で保存される。シート上のグラフ画像などは保存されない。

• .csvを (h2-etime-size.csv)、cotEditorと表計算ソフトとで開いてみよう。

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作業3:Excelでデータのグラフを描く•グラフにするデータを新しいシートに整理してから、グラフを描いてみなさい。

•タイトルを入力するなどして、グラフを整え完成させましょう。

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★Excelのグラフや表の利用

•グラフの領域の上で右クリック、「図として保存」により、さまざまな画像形式のファイルに保存できる(Windows版のExcelではできないかも)。

•あるいは、Word文書中へはマウスを使ったコピペで利用できる。

•コピペの場合、貼り付け(ペースト)する時さまざまな方法がある。 テキストのみペースト

絵としてペースト元の書式でペースト形式を選択して貼り付けリンク貼り付け

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作業4:Excelの図表を取り込んでWordで文書作成

•ワードファイルreport1.docxをダブルクリックしてWordを起動。赤字の指示を編集し、report2.pdfに近いものを完成させる。

•Excelで作成したデータの表とそのグラフのグラフをコピー・貼り付けする。

•貼り付けたらマウスの右ボタンで図表番号挿入、文字列の折り返しメニューでレイアウト(右左中央揃えなど)を行う。

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★文書中の図や表について

•文書中に画像を取り込んだ時は、画像の位置や文章の文字との関係などのレイアウトを、必ず行うこと。

•図や表には参照用の通し番号をつける。通し番号を用いて本文中から必ず参照し説明を行う。

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★Wordの場合の操作• Wordに取り込んだ図のレイアウトは、図の領域(の全体の背景)を選んで、マウスの「右ボタン」、もしくは「controlキーを押しながらのマウスクリック」でその場に現れるメニューの「文字列の折り返し」」「その他のレイアウトオプション」

•図の通し番号は、マウス右ボタン、またはcontrolキーを押しながらマウスクリックで現れるメニューの「図表番号の挿入」。ラベルとしてFigure、図、Table、表などを登録し、通し番号は自動で振られる。

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作業5:参考文献一覧、本文からの参照部分(1) グーグルスカラー等で文献書誌情報を調べ、文献情報をいったんテキストエディタにコピーする。

(2) Wordの参照設定メニューの「引用文献の挿入」で、エディタの画面からコピペで文献登録、

(3) 種別は雑誌/定期刊行物の記事、著者は編集ボタンで姓名、引用文献スタイルはIEEEを使用

(4) 登録した文献情報は、参照設定メニューの「引用文献」で出てくる画面左部分で扱う。

・本文中の文献番号挿入箇所でその文献項目をダブルクリック。

・画面下の+、−、歯車ボタン、が重要。

(5) 文書の末尾で、文献一覧を生成する。

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★文献データベースの利用

•参考文献の一覧の書き方と、本文中からの参照する書き方には決まりがある(自分勝手に書いてはいけない)。その決まりは分野ごとで違ったりして、多くのスタイルがある。どれかのスタイルで統一して書かなくてはいけない。

•書き方の決まりを守るのは難しいし、文献の数が多くなると大変なので、レポートや論文の参考文献は日頃からデータベースに登録蓄積する(文献情報の入力は済ませておく)。レポートや論文を書くとき、必要な文献を選んで利用する。

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作業6:Wordからの保存

•Wordから保存できるファイル形式を見てみよう。

•まずは.docx形式で保存する(今後の編集のため) 。

•次に、.pdf形式を作成してみよう。

•今週の提出物:

OCW-iから、.docxワードファイルと.pdfファイルを、ひとつの圧縮ファイルにして提出。

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* 今日の提出物:ocw-iに提出

今日作業して完成させたワードの.docxファイルと、

そのワードファイルから作成した.pdfファイル、

2つのファイルをひとつの圧縮ファイルにする、

圧縮ファイルをOCW-iから提出する。OCE-iの課題提出欄から提出できるファイルはひとつだけ、のようです。2つ以上のファイルを提出する時は、圧縮ファイルにまとめて提出しましょう。圧縮するファイル(やフォルダ)をマウスで選んで右ボタンを押すだけ。★圧縮ファイルの作り方が分からない人は、.docxの方のみ提出で良いです。次回の授業までに提出しましょう。

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今日の後始末など

•デスクトップをキレイに

(1)Finderを使ってDocumentsフォルダに「Day1」という名前のフォルダを作る。

(2)本日デスクトップで使ったファイルをDay1フォルダに移す。

•圧縮ファイルを作る練習

Day1フォルダのファイルを圧縮ファイルに束ねる練習をしてみましょう。

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Documentsフォルダの使い方(ご提案)Documents/ドキュメント

IL2

Day1 thema1 thema2

他の授業や作業 他の授業や作業ファイル

フォルダUnix用語では

ディレクトリ

今日作業したファイル

thema1-data.zipテーマ1実習用のファイルが入った圧縮ファイル

thema2-writing.zipテーマ2実習用のファイルが入った圧縮ファイル

thema1-data thema2-writing

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<CUI編>デモ:

たった今、GUIツール(ExcelとWord)で行った作業を、CUIツールで行うとこうなります、というのを見ておきましょう。

* Graphical User Interface マウスでメニュー使用* Command User Interface キーボードによるコマンド入力

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CUI編のファイルと使い方• fig5tex.zipをダウンロードし、fig5texを「デスクトップ」に。

• Finderでファイルを確認。4つの.dataファイルは先のと同じ。

• .plotも.texもプレーンテキストファイルなのでcoteditorで開く。

•「ターミナル」で作業。

(ファイルが在るデスクトップで行う)> open -a coteditor fig5-all-etime-size.plot> open -a coteditor report.tex

> gnuplot fig5-all-etime-size.plot

> platex report.tex> platex report.tex> dvipdfmx report> open report.pdf

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GUI vs CUI ★どっちもできるよう

•GUIでの作業はWYSIWYG、What You See Is What You Get(見たままが得られる)、何かすればその場で結果が見えて分かりやすい。複雑な指定をしようとするとメニューを探し出して使うのが分かりにくくなる傾向。•CUIでの作業は、何をやるにもコマンドを学習しコマンドを指定するだけ。扱うのもテキストファイル。コマンドを実行した結果を想像しながら、バリバリ打つだけなので作業が単純。

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宿題:共通教材の熟読

復習• ファイルとフォルダ

• さまざまなファイル

予習 来週からの実習開始にあたり重要• ターミナルからの操作

• 実験に用いるデータセット

配布データの元となった研究について

論文執筆に用いたデータについて

実験データの整理と命名について

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第二の実習のための基礎知識● ファイルとフォルダ

● さまざまなファイル

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ディスク上のデータ

•コンピュータに憶えさせるあらゆるデータは、ディスク上に、ファイル単位で置かれる。

•物理的にはどのような媒体の上にあるファイルでも、WindowsのエクスプローラやMac OS XのFinderを使えば、ディスクの中身は「階層化されたフォルダの中にファイルが入っている」という同じ論理構造(ファイルシステム)で見たり、管理できる。

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ファイルシステム、絶対パス•フォルダに複数のファイルが格納できることを利用して、コンピュータ内のファイルは階層構造で格納されている

根元のフォルダ(ルート)

ファイル

ファイル

ファイル

ファイル

フォルダ

フォルダ

フォルダ

ファイル

* Finderの窓の上に中身を表示中のフォルダの名前が表示されている。そのフォルダ名を、マウスで右クリックすると、そのフォルダのルートからの階層(絶対パス)が分かる。パスバーを表示していれば常時見える。 * ファイル=ファイル名+ファイル拡張子

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ファイルのパス名• フォルダを使って整理されたファイルの階層構造での、あるファイルの在所を表す方法

(ファイルの)絶対パス名

ディスク:¥フォルダ¥・・¥フォルダ¥ファイル名.拡張子

●ディスク名はc:はPCのハードディスク本体、d:やf:はメモリスティックなどの大記憶容量デバイス

●ファイル拡張子は、ワード文書「.docx」、エクセル「.xlsx」、パワーポイント「.pptx」、webページ「.html」、javaソースは「.java」、rubyソースは「.rb」、Cソースは「.c」、各種画像ファイル「.jpg」「.png」「.gif」など、ファイルの種類を表すもの

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/Documents/2017/IL2q/bunsho.docx

このwordファイルの絶対パス

根元のフォルダ(ルートディレクトリ)「/」 TSUBAMEの各自のホームディレクトリ

2018

IL2

ファイル

フォルダUnix用語では

ディレクトリフォルダ

デスクトップ

ファイル

bunsho.docx

今回皆さんが使用するファイルシステム

_Macフォルダ:Finderのホーム_Winフォルダ

Documentsダウンロードピクチャ

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ファイルの相対パス名•フォルダを使って整理されたファイルの階層構造で、今いる場所(カレントディレクトリ/フォルダ)からの相対的な言い方で、各々のファイルやフォルダの在所を表す方法。

•「.」 今いる場所(カレントディレクトリ)

•「..」 ひとつ上の場所

•「~」 各自のファイルシステムのルート(ホームディレクトリ)

などの記号を用いて、ルートから全部の指定を記述しないで済む指定方法

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ファイルについて(まとめ)•ユーザがコンピュータのディスクを使って覚えさせるものの基本単位

•ファイル=ファイル名+ファイル拡張子

•コンピュータにとって最もシンプルな基本のファイルは、テキストファイル(ファイル拡張子 .txt)

•ファイルの指定は、2通りの方法で可能。

絶対パス名:

ファイルシステム上のルートからの位置

相対パス名:

カレントディレクトリからの相対的な位置

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ファイルの扱い(まとめ)

•テキストファイルを新規に作ったり、中身を編集するツールはテキストエディタ。

•ファイルやフォルダは、Finderで調べたり各種操作(コピー、移動、削除など)する。

Finder

•フォルダやファイル名をマウスで右クリックすると可能な操作の一覧が表示される。「情報を見る」で、そのフォルダやファイルの詳細表示や属性設定をする。

補足: Finderで行える操作は、ターミナル窓からコマンドでも行うことができる。OS Xのコマンド操作はUnix流のコマンド。

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●アプリケーションとファイルの種類●テキストファイルの扱い●画像ファイルの扱い

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ファイルの扱い(基本1)

•アプリケーションを利用する

•作業結果や作ったものは、ファイル名を付けてファイルに保存する(保存しないと残らない)

•まず必ず、そのアプリケーション固有のファイルの形式・種類で保存する。ファイル拡張子も、そのアプリケーション固有の拡張子が付く。

Word文書は.docx、Excelは.xlsx、PowerPointは.pptx、

GIMP画像ツールは.xcf、tex文書は.tex・・・

•アプリケーション固有の形式で保存したファイルは、後でまた、そのアプリケーションで読み込んで利用できる。

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ファイルの扱い(基本2)

•アプリケーションからは、必要に応じて(アプリケーション固有の形式以外の)他の形式のファイルも作ることができる。

•どの形式のファイルが作れるかは決まっているので、ファイルを作る操作の時に確認する。

•作りたいファイルの形式やそのファイル拡張子を指定して、保存/書き出し/エクスポートの操作 をする。

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テキストファイルは最も基本のファイル•コンピュータにとって最も基本のファイルは、キーボードから入力できる文字が並んだもの。文字情報以外の一切の余分な情報を含まないファイルがテキストファイル。

•各文字は、文字コードと呼ばれる数に対応させられ、その数を二進表現したものがテキストファイルの内容となる。

•日本語の文字を含むテキストファイルのためには、複数の文字コード体系がある。利用する日本語文字コードが異なると、テキストファイルの中身は全然違うもの。

•テキストファイルのファイル拡張子は、 .txt。どの文字コードを利用したテキストファイルかは拡張子では区別しない。

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テキストファイルの扱い

•テキストファイルを扱うツールは、テキストエディタ。

•まともなテキストエディタには、テキストファイルの読み込みや書き出しの時に利用する文字コード(と改行コード)を指定できる機能がある。

→ テキストファイルの文字コードの解釈や変換には、テキストエディタを使う。

•アプリケーションやOSの違う環境でも、テキストファイルを使えば、文字情報のみについてはやり取りができる。

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.csvファイル(カンマ区切りファイル)

•表計算ソフトはExcel以外にもいろいろある。.csvは、テキストのデータをカンマで区切って並べた形式のファイル。どの表計算ソフトでも読み込め、表計算ソフトで表示すると、中身のテキストデータは表の形で表示される。

• .csvは、ただのテキストファイル。(表計算ソフトではなく)テキストエディタで表示すると、カンマ区切りのデータで見える。

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画像ファイルの扱い

•画像ファイルは、画像情報の表し方(データの圧縮方式も含む)によってさまざまな形式がある。どの形式の画像ファイルかはファイル拡張子を見れば分かる。

•それぞれの画像表現形式の特徴を知っておく。

•用途に応じて、どの形式の画像ファイルが使えるか、決まっているのが普通。

•画像ファイルを、自分が利用したい他の形式の画像ファイルに変換する方法を知っておく。機能豊富な画像ツールを利用する方法は、そのひとつ。

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画像の表し方と画像ツール

•ビットマップ画像 点の集まりとして表現

•ベクトル形式画像 図形の組み合わせとして表現

•ペイント系ツール ビットマップ画像、イラストや写真用

•ドロー系ツール ベクトル形式画像、作図向き

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PDFファイル:文書の共有• Portable Document Format: JISやISOにも採用されている文書共有の標準規格。中身は画像。

• .docx文書だとMicrosoft Officeでないと扱えないが、PDF文書は、 OSやアプリケーションに依存することなく、フリーソフトAdobe Readerにより広く閲覧される。 Adobe Readerではファイルの編集はできないので、文書は勝手に書き換えられることがない。

• PDF文書の編集にはAdobe Acrobatなどの有償ソフトが必要。PDF文書は、署名を付けることができたり(署名の確認はReaderで可能)、改ざんされれば分かるような仕掛けが利用できる。

• .pdfファイルはweb上でも公開・閲覧ができ、検索対象にもなる。

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圧縮ファイル(.zip形式)•複数のファイルやフォルダを束ねたものを、ひとつのファイルのように扱うことができる。圧縮ファイルはアーカイブと呼ばれることもある。

圧縮ファイルを作る 圧縮する :束ねる複数のものをマウスで指定し、マウスの右

ボタンを押して「(項目を)圧縮(する)」を選ぶだけ。フォルダひとつだけを圧縮したらそのフォルダ名で.zipファイルができるが、アーカイブ.zipという名前でできてきたら名前は付け替えて使おう。

圧縮ファイルを使う 解凍・展開する:圧縮フォルダの上でマウスのダブルクリックをす

ると同じ名前で通常のフォルダに展開される。

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暗号化圧縮ファイル

•圧縮ファイルを作る時、パスワードを指定して暗号化圧縮ファイルを作れる。暗号化圧縮ファイルを作れる圧縮ツールを使うようにしよう。

•メールに添付するファイルや、自分のパソコンに置いておくファイルを、暗号化圧縮ファイルにすると盗み見られない。

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第二の実習のための基礎知識● コマンド操作