1 発行...のために存在します』の理念のもと、城山病院は高度医療を提供...

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目次 ・病院長より新年のご挨拶 ・脳卒中リハビリテーション看護 認定看護師を取得しました ・当院にてICLS講習が開催 ・消防訓練が行われました ・栄養のお話 ~肥満について~ ・献血のご報告 ・新入職Dr.紹介 ・クリスマスコンサート 開催 ・第4回 城山病院 市民公開講座 開催 50 50 1 月号 月号 平成2 平成261月2 月25発行 発行 発行元:総務・ソリューション部 発行元:総務・ソリューション部 患者さまとのふれあい 患者さまとのふれあい 新年明けましておめでとうございます。『城山病院は患者さま のために存在します』の理念のもと、城山病院は高度医療を提供 するとともに、かかりやすい病院であることを目指します。 日本はアベノミクスで元気を取り戻し、さらに2020年の東京 オリンピックが決定するなど明るさを増してきました。今年は午 年、上手に乗りこなしてさらに大きく発展したいものです。 城山病院は移転から8回目の正月を迎えました。昨年から新し い心血管撮影装置や64CT2台目を増設するなど、大型医療機 器の更新を行っています。医療の質を維持・向上すると共に増加 する需要に応えるためであり、今後も医療機器の更新を順次行う 予定です。また、今年は麻酔科、循環器科、消化器内科で合計4名の常勤医師が増員と なります。常勤医師が増えることで診療の幅が広がるものと期待しています。 城山病院は医療で地域に貢献します。今年もよろしくお願いします。 病院長より新年のご挨拶 病院長 福本 仁志 脳卒中リハビリテーション看護 認定看護師を取得しました 「脳卒中リハビリテーション看護認定看護師って何をする人?」と思っている方もたくさんいらっしゃるとおもいます。 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師とは、脳卒中急性期の患者の病態予測を行い、重篤化回避するための知識・ 技術による看護実践、急性期から維持期に至るまで、生活再構築のためのプロセス管理とセルフケア能力を高めるための 機能回復支援や、機能障害に対して、急性期から病態に応じた活動性の維持・促進のための早期リハビリテーションを実 践し、ADL拡大のための適切なリハビリテーション看護技術の実践を行います。 さらに、患者および家族に対し、脳卒中再発防止のための生活習慣や健康管理の指導、在宅介護に関する相談に対応し たりすることも重要な役割となります。 脳卒中患者はある日突然発症し、日常生活を送るうえで重篤な障害が残存することが多くあります。これらの障害が生 活にどのように影響し生活障害として現れているかを評価し、その人らしい生活が送れるよう社会 復帰に視点を置いた看護実践をする役割があります。また、個々の障害に応じた生活の再構築に向 けて医師、セラピスト、ソーシャルワーカーなどの多職種と協働し、効果的なチーム医療が提供で きるようなマネージメント力を発揮することも必要になります。 さらに、認定看護師の大切な役割として「実践、指導、相談」の3つの役割があります。患者・ 家族への関わりや、自らの実践を構築するのみでなく、急性期から回復期まで一貫した専門的な看 護実践を行う役割モデルとなり、看護スタッフの方々への指導や相談についてもどんどん行ってい きたいと思っております。 脳卒中患者の看護のみならず、廃用症候群の予防や関節拘縮のある患者の看護、嚥下機能の低下し た患者の看護介入の方法や家族看護についてなど、他部署、他職種の方々からの相談もおこなって いきたいと思っておりますので、遠慮なくお声かけください。よろしくお願いします。 当院看護師である、吉田芳美さんが脳卒中リハビリテーショ ン看護認定看護師の資格を取得しましたのでご紹介します。 認定看護師としての役割やこれからの意気込みなどをコメント として頂きました。 4階病棟 吉田芳美 認定看護師とは…日本看護協会認定看護師認定審査に合格し、特定の看護分野において、熟練し た看護技術と知識を有することが認められた者をいいます。現在21分野の認 定看護師が特定されていますが、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 は、2010年6月に認定が開始された比較的新しい分野であり全国で386 名が活動しています。 脳神経外科 島野先生 との2ショット

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Page 1: 1 発行...のために存在します』の理念のもと、城山病院は高度医療を提供 するとともに、かかりやすい病院であることを目指します。

目次

・病院長より新年のご挨拶

・脳卒中リハビリテーション看護

認定看護師を取得しました

・当院にてICLS講習が開催

・消防訓練が行われました

・栄養のお話 ~肥満について~

・献血のご報告

・新入職Dr.紹介

・クリスマスコンサート 開催

・第4回 城山病院

市民公開講座 開催

5050 号号 11月号月号 平成2平成266年年11月2月255日日 発行発行 発行元:総務・ソリューション部発行元:総務・ソリューション部

患者さまとのふれあい患者さまとのふれあい

新年明けましておめでとうございます。『城山病院は患者さま

のために存在します』の理念のもと、城山病院は高度医療を提供

するとともに、かかりやすい病院であることを目指します。

日本はアベノミクスで元気を取り戻し、さらに2020年の東京

オリンピックが決定するなど明るさを増してきました。今年は午

年、上手に乗りこなしてさらに大きく発展したいものです。

城山病院は移転から8回目の正月を迎えました。昨年から新し

い心血管撮影装置や64列CTの2台目を増設するなど、大型医療機

器の更新を行っています。医療の質を維持・向上すると共に増加

する需要に応えるためであり、今後も医療機器の更新を順次行う

予定です。また、今年は麻酔科、循環器科、消化器内科で合計4名の常勤医師が増員と

なります。常勤医師が増えることで診療の幅が広がるものと期待しています。

城山病院は医療で地域に貢献します。今年もよろしくお願いします。

病院長より新年のご挨拶

病院長 福本 仁志

脳卒中リハビリテーション看護

認定看護師を取得しました

「脳卒中リハビリテーション看護認定看護師って何をする人?」と思っている方もたくさんいらっしゃるとおもいます。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師とは、脳卒中急性期の患者の病態予測を行い、重篤化回避するための知識・

技術による看護実践、急性期から維持期に至るまで、生活再構築のためのプロセス管理とセルフケア能力を高めるための

機能回復支援や、機能障害に対して、急性期から病態に応じた活動性の維持・促進のための早期リハビリテーションを実

践し、ADL拡大のための適切なリハビリテーション看護技術の実践を行います。

さらに、患者および家族に対し、脳卒中再発防止のための生活習慣や健康管理の指導、在宅介護に関する相談に対応し

たりすることも重要な役割となります。

脳卒中患者はある日突然発症し、日常生活を送るうえで重篤な障害が残存することが多くあります。これらの障害が生

活にどのように影響し生活障害として現れているかを評価し、その人らしい生活が送れるよう社会

復帰に視点を置いた看護実践をする役割があります。また、個々の障害に応じた生活の再構築に向

けて医師、セラピスト、ソーシャルワーカーなどの多職種と協働し、効果的なチーム医療が提供で

きるようなマネージメント力を発揮することも必要になります。

さらに、認定看護師の大切な役割として「実践、指導、相談」の3つの役割があります。患者・

家族への関わりや、自らの実践を構築するのみでなく、急性期から回復期まで一貫した専門的な看

護実践を行う役割モデルとなり、看護スタッフの方々への指導や相談についてもどんどん行ってい

きたいと思っております。

脳卒中患者の看護のみならず、廃用症候群の予防や関節拘縮のある患者の看護、嚥下機能の低下し

た患者の看護介入の方法や家族看護についてなど、他部署、他職種の方々からの相談もおこなって

いきたいと思っておりますので、遠慮なくお声かけください。よろしくお願いします。

当院看護師である、吉田芳美さんが脳卒中リハビリテーショ

ン看護認定看護師の資格を取得しましたのでご紹介します。

認定看護師としての役割やこれからの意気込みなどをコメント

として頂きました。

4階病棟 吉田芳美

認定看護師とは…日本看護協会認定看護師認定審査に合格し、特定の看護分野において、熟練し

た看護技術と知識を有することが認められた者をいいます。現在21分野の認

定看護師が特定されていますが、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師

は、2010年6月に認定が開始された比較的新しい分野であり全国で386

名が活動しています。

脳神経外科 島野先生

との2ショット

Page 2: 1 発行...のために存在します』の理念のもと、城山病院は高度医療を提供 するとともに、かかりやすい病院であることを目指します。

当院にてICLS講習が開催

平成25年10月14日(月)、城山病院にて大阪医科大学救急科の西本泰久先生を講師としてお招きし、第7回春秋会

城山病院二次救命処置コースが開催されました。当院スタッフはもとより、外部からも多くの受講者やインストラクター

として参加し、BLS講座、バックバルブマスク換気、AEDや除細動器の使用法など実技中心の講習を行いました。

11月12日(火)午後3時から「夜間当直帯に9階病棟より出火」という想定の下、柏羽藤消防本部の立ち会いの中、

各所属代表による消防訓練を実施いたしました。

当日は、悪天候で肌寒い中で消火・通報・避難までを行う総合訓練を行いましたが、参加職員それぞれが自分の役割をき

ちんと理解していたこともあり、スムーズに訓練を終えることが出来ました。

その後、駐車場で消防署員の指導による水消火器を使った消火訓練、防災センターにて防災設備の説明や実際に防火扉の開

閉する様子の見学を行いました。

日常業務で培ったチームワークを活かし、職員一丸となって患者様の安全を確保するという防災意識を高めることが出来る

訓練でした。

消防訓練が行われました

去年は一参加者でしたが、今年は運営スタッフを担当しました。講習会には提携病院の研修医や当院看護師、臨床検査

技師、臨床工学技士、リハビリ職、事務職、地域の救急隊の人たちなどが参加しました。分かりやすい説明をするために

は、内容をしっかり理解しておく必要があります。講習の1週間前から本を読んだりDVDを見て予習することで、自分

自身の勉強にもなり、充実した時間が過ごせました。 研修医 片岡 淳

ICLS講習とは・・・「Immediate Cardiac Life Support」の頭文字を取った略語で「突然の心肺停止に対する最初の10

分間の適切なチーム蘇生を習得する」ことを目標とした医療者向けの講習です。

実技実習を中心とし、実際に即したシミュレーション実習を繰り返し、蘇生のために必要な技術

や蘇生現場やチーム医療を身につけるための講習です。

病院理念 城山病院は患者さまのために存在します

Page 3: 1 発行...のために存在します』の理念のもと、城山病院は高度医療を提供 するとともに、かかりやすい病院であることを目指します。

食事のポイント 太らない・痩せやすい生活習慣に

栄養のお話 ~肥満について~ 毎月、お食事にまつわる様々なお話をお届けします。今回は「肥満」のお話です。

肥満は、高血糖や脂質異常症、高血圧などにつながり、放置しておくと、糖尿病や動脈硬化などの本格的な生活習慣病

へと進行します。これらの症状が重なると、生活習慣病へのリスクが2倍、3倍と高まりますが、逆に肥満を解消すれ

ばほとんどの症状は改善します。症状が現れる前に対策を立てることが大切です。

肥満を防ぐ

食べ過ぎ、運動不足の生活習慣が主な原因!!!

「食事の量も運動量も以前と変わっていないのに太ってしまう」と嘆く人も少なくありません。

基礎代謝は年齢と共に低下していきます。

若い頃と同じだけ食べていれば、それだけエネルギーは使われずに脂肪となって体に蓄積されるのです。

食 事

対 策

エネルギー収支を見直す

①食事はいつも腹八分目

②1日3食規則的に食べる

③夜遅い時間に食べない

④お酒とおつまみは減らす

⑤外食を減らす

⑥運動の習慣をつける

⑦動作をキビキビと

⑧毎日体重測定する ご飯なら茶碗軽く

1.5杯。食パンなら

6枚切りを1枚。

低エネルギーで薄味の

汁、スープなどを1品

に。

低エネルギーの野菜、

海草、きのこ類をたっ

ぷりと!油をセーブし

た調理法で。

低脂肪の魚や肉を、油

を使わない調理法で。

(お刺身、焼く、煮

る、蒸す等)。

肥満かどうかはBMIで判断できます

BMI=体重kg÷(身長m×身長m)

判 定 BMI

普通体重 18.5以上~25未満

肥満度1 25以上~30未満

肥満度2 30以上~35未満

肥満度3 35以上~40未満

肥満度4 40以上

摂取エネルギーと消費エネルギーの収支を見直すことで肥満を防ぐことができます。

摂取エネルギー 消費エネルギー

基礎代謝 活動エネルギー

食事で得られる

エネルギー 安静時でも最低限

必要なエネルギー

活動・運動などで使

われるエネルギー

◆肥満の判定は4段階◆

献血のご報告 平成25年11月21日(木)当院病院玄関前にて、献血車による団体献血が行われました。前回に引き続き今回も

目標人数を超える51名の方が献血に来られました。お忙しい中献血にご協力頂きまして誠にありがとうございます。

次回の献血は来年3月頃を予定しております。

皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

Page 4: 1 発行...のために存在します』の理念のもと、城山病院は高度医療を提供 するとともに、かかりやすい病院であることを目指します。

〒583-0872 大阪府羽曳野市はびきの2-8-1

Tel:072-958-1000(代表) Fax:072-958-8814

http://www.shiroyama-hsp.or.jp

E-mail:[email protected]

脳神経外科

脳血管内治療科

神経内科

循環器内科

心臓血管外科

一般内科

消化器外科

消化器内科

肛門外科

乳腺外科

整形外科

放射線科

救急救命科

腎臓内科(人工透析)

血液内科

泌尿器科

形成外科

美容外科

皮膚科

検診科

眼科

耳鼻咽喉科

麻酔科(ペインクリニック)

リハビリテーション科

<関連施設>

医療法人春秋会 介護老人保健施設 きし

クリスマスコンサート 開催 平成25年12月25日(水)、当院1Fエントランスホールにて毎年恒例の看護部イベント「第4回 クリスマスコン

サート」が開催されました。

コーラスグループ「エコー羽曳が丘」の皆さまをお招きし、「ジングルベル」などのクリスマスソングや、「川の流れのよ

うに」などの馴染みある曲を披露して頂きました。指揮者でありオペラ歌手でもある小山先生の素晴らしい美声での独唱

や、「きよしこのよる」では紙吹雪のサプライズ演出もあり、大盛況のコンサートとなりました。これからも患者様の癒し

の時間を提供できるように様々なイベントを企画していますのでご期待ください。

第4回 城山病院 市民公開講座 開催 平成25年12月25日(水)、当院1Fエントランスホールにて心臓血管センター循環器科副部長である喜納直人先生

を講師にお招きし、第4回城山病院 市民公開講座が開催されました。「~心臓病について~」と題して、心臓に起こる

様々な病気とそれぞれの治療法、早期発見のための検査や予防法について分かりやすく説明して頂きました。

質疑応答の際には多くのご質問をいただき、盛況の中終了しました。城山病院では、地域の皆様、患者様やそのご家族様を

対象として、公開講座を定期的に開催しております。多くの皆様の参加をお待ちしております。

①診療科、研究分野 ②好きな食べ物 ③趣味 ④ポリシー、座右の銘 ⑤一言コメント

新入職Dr.紹介

高山 隆吉たかやま りゅうきち

先生 ①麻酔科

②オムライス

③ドライブ

④忍耐

⑤全身麻酔は何もこわくありません。

患者様に安心して手術を受けていただ

けるよう安全な麻酔をこころがけていきます。

朴 陽太ぱ く や ん て

先生 ①脳神経外科

②お好み焼き

③野球観戦(主にテレビ)

④継続は力なり

⑤皆様それぞれに一番合った医療を提供す

るために頑張っていきたいと思います。

一緒に頑張りましょう。