修士1年 建設工学デザイン演習Ⅱ 課題:芝浦工業大学 建築学部...

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建築計画 建築計画研究 住環境計画研究 建築設計 建築設計研究 建築設計情報研究 建築計画情報研究 建築史 建築史研究 都市計画 都市計画研究 環境設計研究 空間デザイン研究 地域政策研究 地域情報研究 建築環境設備 建築・地域システム研究 建築環境工学研究 建築構造 建築構造研究 建築地震防災研究 建築構造計画研究 生産工学 材料施工研究 生産システム研究 社会基盤施設 土木構造研究 建設複合材料研究 コンクリート構造研究 地盤基礎工学研究 地域・環境計画 水工学研究 都市環境工学研究 環境基盤研究 土木計画研究 学系      部門       研究指導 エリア 1~2年     3年 4年【総合研究】 5~6年【卒業研究】 建築意匠学 建築設備学 建築構造学 建築生産・施工学 土木工学 都市工学 幅広く 横断的に学ぶ コラボレーション によって取り組む 4 年:総合研究 建築デザインエリア…1名 建築エンジニアエリア…2名 3 名 1 チームとなって取り組む 意匠 構造 設備 [ システム図 ] 建築設計 Architectual Desidn 構造 Architectual Structure 建築設備 Architectual facilities 施工・生産 Construction 都市計画・都市工学 City Plannning 土木工学 Civil engineering [ カリキュラム ] 現在の建築系学科では、最初から学ぶ分野をある程度絞っ て学んでいく。そうではなく、新たな建築学部を創造する にあたり、もっと専門分野を横断的に学んでいくことを考 える。具体的には、学部 1 ~ 2 年は幅広く学び、学部 3 年 で学系を選択、学部 4 年で専門とする部門及び研究室を選 択し、総合研究に取り組む。総合研究は、各専門分野を学 ぶ学生たちがコラボレーションすることで 1 つの成果を成 し遂げる。その後、5・6 年生(修士 1~2 年)で卒業研究 に着手する。5 年(修士 1 年)進級時、場合によっては他 の学系や他の部門・研究室に移動することも可。 [ 既存校舎の利用手法 ] 豊洲キャンパス内に、改編新設される建築学部校舎を設計するにあたって、1~2 年時 において共通科目(一般教養・人文系科目)を必要とする。その際、豊洲の研究棟の 建築学科・建築工学科のスペースが空くため、そこを利用し、教養科目の授業を行う。 また、現在豊洲キャンパスにないが必要と思われるシャワールームも、その空いた空 間を利用し設置する。新建築学部棟との接続部分を検討するため、実際に空くことが 想定されるスペースは以下の通りである。 交流棟(既存) 6F 平面図 交流棟(既存) 7F 平面図 交流棟(既存) 5F 平面図 交流棟(既存) 8F 平面図 …建築学部棟へ移動する諸室 …建築学部棟と接続する部分 [ コンセプト ] 新建築学部棟の新築にあたって、現在ある広場に対して建築を用いて、よりアクティビティーのあ る空間を形成できないかと考えた。そこで、今回ファサードによってランドスケープ(地形)を構 築する提案を行う。イメージとして山をロッククライミングするような空間を建築化する。その理 由として、現在存在する面的な広場が、この建築によって立体的に包括されていくからである。 それにより、今まで単に均質的に空間が配置されていたキャンパスに変化をもたらし、立体的な広 場を生み出すテラスによって、思いがけないコミニケーションを創発する。 他の研究室同士の学生、地域住民と学生、社会人と学生、幼稚園児・小学生たちと学生など…地域 の方々が継続して利用できるようなパブリックな空間と芝浦工大の建築学生が関わっていくことで、 地域に根差した建築家・建築技術者・都市プランナー・ランドスケープアーキテクト・その他各種 専門技術者を輩出すること目指す。 [ ダイアグラム ] 必要諸室をおさえたボリューム 山や崖のようなイメージで スラブを操作する 双方向にあらわれるテラス 同士を結ぶ + landscape facadescape facade CONCEPT/DIAGRAM 交流棟 教室棟 研究棟 屋外階段 A’ A section image model_1 建築面積:2400 ㎡ 延床面積:9540 ㎡ 丘のように隆起していくボリューム によって、周辺環境に対して開放的 な案。採光は良い。 section image model_2 建築面積:2400 ㎡ 延床面積:11140 ㎡ 丘のように隆起していくボリューム が大学の内部に向かっており、交流 棟にブリッジを渡した案。 ゲートとしてのシンボルを生み出す が周辺に対してやや閉鎖ぎみ。 section image model_5 建築面積: 457 ㎡ 延床面積:10510 ㎡ 南側、西側のそれぞれにゲート空間を 持ち合わせた案。他の案とは異なり、 建物の下に広場の空間を形成する。 section image model_3 建築面積:2400 ㎡ 延床面積:11140 ㎡ 丘のように隆起していくボリューム が中央に伸び、周辺環境に対して、 開放的な案。交流棟とも繋がる計画。 section image model_4 建築面積:2400 ㎡ 延床面積:12910 ㎡ 丘のように隆起していくボリューム が東西方向に伸び、研究棟・交流棟 ともに繋がる案。 A-A’ SECTION PERSPECTIVE 0 10 30 50(m) 0 10 30 50 100(m) N SITE PLAN 修士 1 年 建設工学デザイン演習Ⅱ 課題 : 芝浦工業大学 建築学部校舎 -School of Architecture-『FACADESCAPE』 のごとく ねじれていくスラブ が、最適な自然光を包括する環境を創出する ボリュームスタディスラブをずらす案を着想形態スタディ詳細スタディ PROGRAM

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  • ※新設との接続あり

    研究棟8F建築学科

    製図室 521.29

    実験室 141.78

    研究室 48.34

    48.34

    48.34

    48.34

    48.34

    59.25

    計 964.02

    ※新設との接続あり

    研究棟7F建築学科

    書記室 111.69

    ゼミ室 27.05

    34.32

    20.18

    29.18

    研究室 47.56

    81.6

    92.92

    18.96

    141.78

    59.52

    48.34

    48.34

    48.34

    59.52

    59.25

    計 928.55

    ※新設との接続あり

    研究棟6F建築工学科

    アトリエ 141.78

    ゼミ室 34.32

    研究室 82.67

    82.67

    71.34

    71.34

    41.98

    49.36

    18.96

    83.69

    72.51

    72.51

    35.36

    計 858.49

    ※新設との接続なし

    研究棟5F建築工学科

    アトリエ 141.78

    ゼミ室 34.32

    49.36

    資料収集庫 18.97

    研究室 82.67

    82.67

    71.34

    71.34

    41.98

    計 594.43

    建築計画 建築計画研究 住環境計画研究

    建築設計 建築設計研究 建築設計情報研究 建築計画情報研究

    建築史 建築史研究

    都市計画 都市計画研究 環境設計研究 空間デザイン研究 地域政策研究 地域情報研究

    建築環境設備 建築・地域システム研究 建築環境工学研究

    建築構造 建築構造研究 建築地震防災研究 建築構造計画研究

    生産工学 材料施工研究 生産システム研究

    社会基盤施設 土木構造研究 建設複合材料研究 コンクリート構造研究 地盤基礎工学研究

    地域・環境計画 水工学研究 都市環境工学研究 環境基盤研究 土木計画研究

    学系      部門       研究指導 エリア

    1~2年     3年         4年【総合研究】             5~6年【卒業研究】

    建築意匠学

    建築設備学

    建築構造学

    建築生産・施工学

    土木工学

    都市工学

     幅広く

    横断的に学ぶ

    コラボレーション

    によって取り組む

    建築デザインエリア

    建築エンジニアエリア

    4 年:総合研究建築デザインエリア…1 名建築エンジニアエリア…2 名

    3 名 1チームとなって取り組む

    意匠

    構造設備

    [ システム図 ]

    建築設計

    Architectual Desidn

    構造

    Architectual Structure 建築設備

    Architectual facilities

    施工・生産

    Construction

    都市計画・都市工学

    City Plannning

    土木工学

    Civil engineering

    [ カリキュラム ]

    現在の建築系学科では、最初から学ぶ分野をある程度絞っ

    て学んでいく。そうではなく、新たな建築学部を創造する

    にあたり、もっと専門分野を横断的に学んでいくことを考

    える。具体的には、学部 1~ 2年は幅広く学び、学部 3年

    で学系を選択、学部 4年で専門とする部門及び研究室を選

    択し、総合研究に取り組む。総合研究は、各専門分野を学

    ぶ学生たちがコラボレーションすることで 1つの成果を成

    し遂げる。その後、5・6年生(修士 1~2 年)で卒業研究

    に着手する。5年(修士 1年)進級時、場合によっては他

    の学系や他の部門・研究室に移動することも可。

    [ 既存校舎の利用手法 ]

    豊洲キャンパス内に、改編新設される建築学部校舎を設計するにあたって、1~2 年時

    において共通科目(一般教養・人文系科目)を必要とする。その際、豊洲の研究棟の

    建築学科・建築工学科のスペースが空くため、そこを利用し、教養科目の授業を行う。

    また、現在豊洲キャンパスにないが必要と思われるシャワールームも、その空いた空

    間を利用し設置する。新建築学部棟との接続部分を検討するため、実際に空くことが

    想定されるスペースは以下の通りである。

    交流棟(既存) 6F 平面図

    交流棟(既存) 7F 平面図 交流棟(既存) 5F 平面図

    交流棟(既存) 8F 平面図

    教室棟 交流棟

    …建築学部棟へ移動する諸室

    …建築学部棟と接続する部分

    [ コンセプト ]

    新建築学部棟の新築にあたって、現在ある広場に対して建築を用いて、よりアクティビティーのあ

    る空間を形成できないかと考えた。そこで、今回ファサードによってランドスケープ(地形)を構

    築する提案を行う。イメージとして山をロッククライミングするような空間を建築化する。その理

    由として、現在存在する面的な広場が、この建築によって立体的に包括されていくからである。

    それにより、今まで単に均質的に空間が配置されていたキャンパスに変化をもたらし、立体的な広

    場を生み出すテラスによって、思いがけないコミニケーションを創発する。

    他の研究室同士の学生、地域住民と学生、社会人と学生、幼稚園児・小学生たちと学生など…地域

    の方々が継続して利用できるようなパブリックな空間と芝浦工大の建築学生が関わっていくことで、

    地域に根差した建築家・建築技術者・都市プランナー・ランドスケープアーキテクト・その他各種

    専門技術者を輩出すること目指す。

    [ ダイアグラム ]

    必要諸室をおさえたボリューム 山や崖のようなイメージで

    スラブを操作する

    双方向にあらわれるテラス

    同士を結ぶ

    +

    landscape

    facadescape

    facade

    CONCEPT/DIAGRAM

    交流棟

    補助 200 号線

    教室棟

    研究棟 豊洲運河

    豊洲橋

    屋外階段

    PLAN 1F scale = 1/1000

    N

    30 50 100(m)

    1F 床面積 2529 ㎡A’

    A

    section image

    model_1

    建築面積:2400 ㎡

    延床面積:9540 ㎡

    丘のように隆起していくボリューム

    によって、周辺環境に対して開放的

    な案。採光は良い。

    section image

    model_2

    建築面積: 2400 ㎡

    延床面積:11140 ㎡

    丘のように隆起していくボリューム

    が大学の内部に向かっており、交流

    棟にブリッジを渡した案。

    ゲートとしてのシンボルを生み出す

    が周辺に対してやや閉鎖ぎみ。

    section image

    model_5

    建築面積: 457 ㎡

    延床面積:10510 ㎡

    南側、西側のそれぞれにゲート空間を

    持ち合わせた案。他の案とは異なり、

    建物の下に広場の空間を形成する。

    section image

    model_3

    建築面積: 2400 ㎡

    延床面積:11140 ㎡

    丘のように隆起していくボリューム

    が中央に伸び、周辺環境に対して、

    開放的な案。交流棟とも繋がる計画。

    section image

    model_4

    建築面積: 2400 ㎡

    延床面積:12910 ㎡

    丘のように隆起していくボリューム

    が東西方向に伸び、研究棟・交流棟

    ともに繋がる案。 ⇒ ⇒⇒

    A-A’ SECTION PERSPECTIVE

    0 10 30 50(m)

    0 10 30 50 100(m)

    N

    SITE PLAN

    修士 1年 建設工学デザイン演習Ⅱ 課題 : 芝浦工業大学 建築学部校舎 -School of Architecture-『FACADESCAPE』

    山のごとくねじれていくスラブが、最適な自然光を包括する環境を創出するボリュームスタディ⇒スラブをずらす案を着想⇒形態スタディ⇒詳細スタディ

    PROGRAM

    IHI 豊洲ビル

  • up

    学生ホール

    EV

    EV

    EV

    EV

    DS

    PS/EPS

    DS/PSSK 給湯室

    ホール

    講堂

    自動ドア

    自動ドア

    自動ドア自動ドア

    up

    SK

    交流棟

    補助 200 号線

    教室棟

    研究棟

    豊洲運河

    豊洲橋

    屋外階段 屋外階段

    up

    教室

    アトリエ

    教室

    テラス

    テラス

    EV

    EV

    EV

    EV

    DS

    PS/EPS

    DS/PSSK 給湯室

    SK

    講師控え室

    street

    3F PLAN

    2F PLAN

    5F PLAN

    4F PLAN

    6F PLAN

    GROUND FLOOR PLAN

    0 10 30 50 100(m)

    N

    7F PLAN

    8F PLAN

    3F アトリエ

    up

    up

    up

    up

    up up

    up

    up up

    upup

    up

    up

    up

    EV

    EV

    EV

    EV

    DS

    PS/EPS

    DS/PSSK 給湯室

    SK

    ラウンジ

    総合研究ミーティング

    ルーム

    ワークショップ

    テラス

    テラス

    総合研究ミーティング

    ルーム

    ティータイム

    1F から教室へ

    テラスから教室へ

    EV

    EV

    EV

    EV

    DS

    PS/EPS

    DS/PSSK 給湯室

    SK

    テラス

    テラス

    製図室

    アトリエ ラウンジ

    教室

    テラスから教室へ

    交流棟の渡り廊下が見える

    EV

    EV

    EV

    EV

    DS

    PS/EPS

    DS/PSSK 給湯室

    SK

    テラス

    テラス

    アトリエ

    教室

    CAD室

    冬の日が暖かい

    夕日がきれいに見えるアトリエ

    EV

    EV

    EV

    EV

    DS

    PS/EPS

    DS/PSSK 給湯室

    SK

    研究室

    研究室

    研究室

    研究室

    書記室

    テラス

    テラス

    ゼミ室

    既存研究棟

    実験室

    ひなたぼっこ

    夏の日でも涼しい

    up

    抜け道となる空間

    up

    up

    up

    EV

    EV

    EV

    EV

    DS

    PS/EPS

    DS/PSSK 給湯室

    SK

    研究室

    研究室

    研究室

    研究室

    研究室

    研究室

    研究室

    研究室 研究

    研究室研究室

    テラス

    テラス

    テラス

    テラス

    ゼミ室書記室

    研究室をこえて話し合いをする

    談笑している

    up

    up

    EV

    EV

    EV

    EV

    DS

    PS/EPS

    DS/PSSK 給湯室

    SK研究室

    研究室

    研究室

    研究室

    研究室

    研究室

    研究室

    研究室

    会議室

    ゼミ室

    大きめなテラスは共同作業スペース

    読書

    研究室

    通りからキャンパスを見る

    テラスから広場を見渡す

    テラス同士を繋ぐ通路と断層する階段

    テラスで話をしている学生たち

    ゼミ室から

    研究室側のテラスから運河を眺める

    研究室からテラスを眺める