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目標設定と Can-do statements 201167

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Education


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目標設定とCan-do statements

2011年6月7日

今日学習すること

学習目標の重要性(20分)

グループワーク①(15分)

Can-do statements(20分)

学習内容の配分(10分)

学習目標を作ってみる。〈グループワーク2〉(20分)

模擬(もぎ)授業の担当を決める。(15分)

日本語を教えるために必要な知識・技能

コースデザインの方法

授業の流れ

• 導入の方法

• 基本練習の方法

• 応用練習の方法

では、教案を作りましょう!!

教案を作る前にすること

その前にすることがありませんか?

教案を作る前にしなければならないこと

学習目標を決める

学習目標を決める

学習目標というのは何ですか?

学習目標を作る目的は何ですか?

学習目標を決める

学習目標

コース/授業のゴール

学習目標を決める目的

学習してできるようになることをはっきり分かるようにする。

学習目標を決める

コース

目標

シラバス・カリキュラム

授業

目標

授業方法(何をどうやって教えるか)

教案

学習目標を決める

どうやって学習目標を作りますか??

『みんなの日本語』第5課

グループで考えましょう!!

学習目標を決める

どんな目標を作ればいいか?

言語行動目標

• 学習する課に出てくる文型や語彙(ごい)を使って、どんな場面/話題で、何ができるか。

学習目標を決める

『みんなの日本語』第5課

• 出かけたり、旅行した場所を短い単純な文で言うことができる。

• 出かけるのに使った交通機関(こうつうきかん)や、いっしょに出かけた人、旅行した日時を短い単純(たんじゅん;simple)な文で言うことができる。

• とても身近(みぢか)なことについて、それをした日を質問したり、答えたりすることができる。

Can-do statements

Can-do statements

Can-do statementsとは…

言語を使ってできること(=言語行動)を「~できる」という形で記述(きじゅつ;state)した文。

どうして学習目標をCan-do statementsにしたほうがいいのでしょうか??

Can-do statements

日本語学習の目標

• テストで100点を取る。

• (古い)JLPTで1級に合格する。

この目標を達成した人は日本語を使って、どんな言語行動ができますか?

もう一度確認!

日本語学習のゴールは何ですか?

日本語を使ってコミュニケーションをすること。

もう一度確認!

コミュニケーション能力の4つの能力

• 文法能力

• 談話能力

• 社会言語能力

• ストラテジー能力

文法能力はコミュニケーション能力の一部

Can-do statements

コミュニケーション能力のための日本語能力とは?

言語知識の量

日本語を使って課題(かだい;task)が遂行(すいこう;accomplish)できる能力。

コミュニケーションができる≠言語知識が多い

Can-do statements

コミュニケーション能力を育てるには

言語を使ってできるようになってほしいことを目標にする。

その内容を具体的に記述(きじゅつ)する。

Can-do statements

Can-do statements

その目標ができるように…

教師

授業をする

学習者

学習・練習をする

Can-do statements

内容が具体的

身に付ける/たことが分かりやすい

自信

自己効力感

(じここうりょくかん;self-efficacy)

動機(どうき)づけ

(motivation)

1回の授業内容と学習目標の設定

教科書の教える課を分析する。

その課の学習目標を考える。

1回の授業で教える学習内容を考えて、配分(はいぶん)する。

どちらがいいですか?

文型1の導入

文型2の導入

文型1の導入

文型1の基本練習

文型1の基本練習

文型2の基本練習

文型2の導入

文型2の基本練習

1)の例 2)の例

どちらがいいですか?

2)の例のほうが効果的。

2)の例

学習者は

達成感が持てる。

たくさんのコミュニケーション活動が授業に入

れられる。

授業を組み立てるときの注意点

教科書に出てくる順番通りに教えるのではなく、その課の学習目標の達成を考えて教える順番や時間を考える。

その課の学習項目(こうもく)が学習者にとって難しいかどうかで時間配分(はいぶん)を考える。

各回の授業でコミュニケーション体験ができるように学習内容を配分する。

学習内容の配分例

テキスト49ページ 表7を見てみましょう。

学習内容は、どんな点に注意して配分されていますか。

学習目標を作る

• 学習目標を作ってみましょう。

• 学習する文型は何ですか。

• その文型はどんな場面で使いますか。

• 何をするとき、その文型を使いますか、その文型を使って、何をしますか。

• どんな学習目標を作りますか。

グループ活動

模擬(もぎ)授業担当

模擬(もぎ)授業の担当を決めてください。

今日学んだこと

教案を作る前に、その授業の学習目標を考える。

コミュニケーションのための学習目標=言語行動目標

学習する課に出てくる文型や語彙を使って、どんな場面/話題で、何ができるか。

今日学んだこと

Can-do statements

• 言語を使ってできることを記述した文。

Can-do statementsは具体的に作る。

• 自信

• 自己効力感(じここうりょくかん;self-efficacy)

• 動機(どうき)づけ(motivation)

今日学んだこと

1回の授業の学習内容の配分

• 学習目標の達成を考える。

• 学習項目の難しさを考える。

• 各回の授業でコミュニケーション体験ができるように考える。

教授法

お疲れ様でした。

また来週。