1.1回に4~5svの全身被ばくでは出現しないのはどれか5.ペースメーカ挿入患者の放射線治療において正しいのはどれか。2つ選べ。a...
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1.1回に 4~5 Sv の全身被ばくでは出現しないのはどれか。1 つ選べ。
a 頭 痛
b 発 熱
c 嘔 吐
d 下 痢
e 意識障害
2.放射線発がんについて正しいのはどれか。2 つ選べ。
a 胎児は成人よりリスクが低い。
b 白血病には年齢の影響がある。
c 固形癌では若年者で影響が大きい。
d 固形癌の潜伏期は 20~50 年である。
e 白血病の潜伏期のピークは約 20 年である。
3.物理学的半減期が 3番目に長いのはどれか。1 つ選べ。
a 198Au
b 60Co
c 137Cs
d 125I
e 192Ir
― 1 ―
4.放射線荷重係数(ICRP 2007 年勧告)について正しいのはどれか。1 つ選べ。
a γ線はX線より大きい。
b α線は陽子線と等しい。
c 線量率によって変化する。
d 電子線ではエネルギーに係らず一定の値である。
e 中性子線ではエネルギーが高くなるにつれて大きくなる。
5.ペースメーカ挿入患者の放射線治療において正しいのはどれか。2 つ選べ。
a 治療終了後には循環器科を受診する必要はない。
b 治療前にペースメーカの機能チェックをする必要がある。
c リニアックグラフィの撮像はペースメーカには影響しない。
d ペースメーカ本体が照射野内になければ誤作動することはない。
e ICD(埋め込み型徐細動器)は通常のペースメーカより影響を受けやすい。
― 2―
Bモード像
パワードプラ像
6.82 歳の男性。心臓カテーテル検査の数日後,穿刺部の痛みと腫脹があるため超音波検査を施行した。
右鼠経部の超音波写真を示す。
可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a 静脈瘤
b 動静脈瘻
c 皮下血腫
d 仮性動脈瘤
e 真性動脈瘤
― 3―
単純X線写真正面像 CT再構成冠状断像
MRI 脂肪抑制T2強調冠状断像
7.15 歳の男子。右肩痛が 1カ月以上にわたって持続するため来院した。単純X線写真,CT,MRI を示す。
可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a 類骨骨腫
b Brodie 膿瘍
c 軟骨芽細胞腫
d 骨内ガングリオン
e Langerhans 組織球症
― 4―
頭部X線写真 頭部CT
8.40 歳代の女性。左眼球突出を訴えて来院した。頭部X線写真とCTを示す。
可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a 骨肉腫
b Paget 病
c 軟骨肉腫
d 乳癌骨転移
e 線維性骨異形成
― 5―
単純X線写真
9.41 歳の男性。手関節痛のために来院した。単純X線写真を示す。
可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a 痛 風
b 内軟骨腫
c Kienböck 病
d 舟状骨骨折
e 関節リウマチ
― 6―
右前腕部単純X線写真 右前腕部T2強調冠状断像
10.2歳の女児。右手遠位の変形,腫脹と軽度の運動時痛があるため来院した。単純X線写真とMRI を示す。
可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a 類骨骨腫
b 内軟骨腫
c 骨軟骨腫
d 単純性骨囊腫
e 非骨化性線維腫
― 7―
左手単純X線写真
11.53 歳の女性。両手指の疼痛を訴えて来院した。左手の単純X線写真を示す。
可能性が高いのはどれか。2つ選べ。
a 関節リウマチ
b 乾癬性関節炎
c 全身性強皮症
d 変形性関節症
e 結晶沈着性関節症
― 8―
頭部単純CT 椎骨動脈造影写真正面像
12.60 歳の女性。脳ドックで異常を指摘され来院した。頭部単純CTと椎骨動脈造影写真を示す。
本例において合併し得る神経症状はどれか。1つ選べ。
a 動眼神経麻痺
b 滑車神経麻痺
c 三叉神経痛
d 外転神経麻痺
e 顔面神経麻痺
― 9―
FLAIR 像
13.20 歳代の女性。妊娠悪阻,意識障害をきたし救急車で搬送された。緊急で施行された頭部MRI を示す。
可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a Leigh 脳症
b Wernicke 脳症
c 多発性硬化症
d 深部静脈梗塞
e 変異型 Creutzfeldt-Jacob 病
― 10 ―
単純CT
造影 CT早期像
14.40 歳代の女性。頭痛の増悪を主訴に来院した。1週間程前にも頭痛が出現したが自然軽快していた。
その後何回か頭痛があった。来院時の頭部CTを示す。
可能性が高いのはどれか。2つ選べ。
a 脳腫瘍
b 脳出血
c 水頭症
d 動静脈奇形
e 動脈瘤破裂
― 11 ―
単純CT
15.29 歳の男性。頭痛を主訴に来院した。頭部CTを示す。
可能性が高いのはどれか。2つ選べ。
a コロイド囊胞
b 脈絡叢乳頭腫
c 天幕上上衣腫
d 中枢性神経細胞腫
e 上衣下巨細胞性星細胞腫
― 12 ―
T2 強調象
16.3歳の男児。10日ほど前に感冒様症状があった。今朝になり突然,歩行不能となったため来院した。
頭部MRI を示す。
可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a 多発性硬化症
b ウイルス性脳炎
c 急性壊死性脳症
d 白質ジストロフィー
e 急性散在性脳脊髄炎
― 13 ―
頭部単純CT
17.90 歳の女性。突然の意識障害で救急搬送された。発症後 1時間の頭部単純CTを示す。
可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a 右小脳梗塞
b クモ膜下出血
c 脳底動脈塞栓症
d 右中大脳動脈塞栓症
e 右後大脳動脈塞栓症
― 14 ―
造影CT
18.68 歳の男性。頭痛を訴えて来院した。頭部造影CTを示す。
病変が波及していない部位はどれか。1つ選べ。
a 翼口蓋窩
b 傍咽頭腔
c 耳管隆起
d Morgani 洞
e 咽頭頭底筋膜
― 15 ―
CT軸位断像 CT冠状断像
19.50 歳代の男性。両側混合性難聴を訴えて来院した。側頭骨CTを示す。
可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a 真珠腫
b 耳硬化症
c 鼓室硬化症
d 靭帯硬化症
e 骨化性迷路炎
― 16 ―
造影CT 脂肪抑制T2強調像
造影T1強調像
20.18 歳の男性。数年前から左鼻閉感と鼻出血を繰り返し認め,最近になって増悪したため来院した。
CTとMRI を示す。
可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a リンパ腫
b 上咽頭癌
c 神経鞘腫
d 炎症性ポリープ
e 若年性血管線維腫
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胸部X線写真 胸部CT
21.70 歳代の男性。最近,呼吸器症状を自覚するようになったため来院した。50年前から建設業に従事して
いる。胸部X線写真とCTを示す。
考えられる疾患について正しいのはどれか。1つ選べ。
a 葉間胸膜病変は少ない。
b 遠隔転移の頻度が高い。
c 心膜からも発生する。
d 石灰化した胸膜プラークから発生する。
e 予後は良好である。
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