1.褥瘡新規発生率新規褥瘡発生率減少のために...

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1.褥瘡新規発生率 ■2012年2.81(全国中央値1.14%) ■2013年2.78(全国中央値1.22%) ■2014年2.07% (全国中央値1.19%) 38 38 30 2.81% 2.78% 2.07% 0.00% 0.50% 1.00% 1.50% 2.00% 2.50% 3.00% 0 5 10 15 20 25 30 35 40 2012年 2013年 2014年 発生件数 発生割合

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1.褥瘡新規発生率

■2012年2.81%(全国中央値1.14%)■2013年2.78%(全国中央値1.22%)

■2014年2.07%(全国中央値1.19%)

38 38

30

2.81% 2.78%

2.07%

0.00%

0.50%

1.00%

1.50%

2.00%

2.50%

3.00%

0

5

10

15

20

25

30

35

40

2012年 2013年 2014年

発生件数

発生割合

新規褥瘡発生率減少のために

WOC認定看護師による褥瘡対策学習会の開催(3回)

体交枕・マットレス購入、エアマット時の横シーツ廃止、

車椅子乗車時の背抜きの必要性・手技の周知、入院時

リスクアセスメント強化、コメディカル合同褥瘡回診、褥瘡

新規発生時のアセスメント再評価

2012年2.81% 2014年2.07%

ベンチマーク結果に危機感。具体的対策が進んだ

※WOC:創傷ケア、ストーマケア、失禁ケアの略。創傷・オストミー・失禁(WOC)看護

2.転倒・転落発生率

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1

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3

4

5

6

7

8

0

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20

30

40

50

60

70

80

90

100

2012年 2013年 2014年

転倒・転落発生割合

発生件数 発生割合(‰)

発生件数 発生割合(‰)2012年 47 2.892013年 57 2.782014年 94 6.95

発生件数も割合も手立てを講じたが増えている

転倒・転落を減らすために

●転倒リスクの分析⇒時間帯別、入院日数別

●転倒後のアセスメント再評価●アセスメントシートの見直し

⇒性別による判断点数や

夜のトイレの有無を除外

職員の判断優先し、

家族からの聞き取り減らした

時間別転倒数

01234

5678

0時~

1時~

2時~

3時~

4時~

5時~

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8時~

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10時~

11時~

12時~

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14時~

15時~

16時~

17時~

18時~

19時~

20時~

21時~

22時~

23時~

人数

入院日数別転倒数

0

5

10

15

20

入院~

8日目~

15日目~

22日目~

29日目~

36日目~

43日目~

50日目~

57日目~

64日目~

71日目~

78日目~

85日目~

92日目~

99日目~

100日目~

人数

要注意時間帯の把握

入院1週間以内は要注意

0

1

2

3

4

5

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2012年 2013年 2014年

転倒・転落発生割合

発生件数 発生割合(‰)

対策が改善に結びついてない?!

原因と対策を再検討・見直し、新たな対策をとる

●転倒時間等の分析実施したが人員配置等の工夫など対策はとらなかった

●アセスメントシートの見直しが逆効果で使用が減少

⇒●転倒防止ウォーキングカンファの実施(その場で抑制具の点検・修正)

●入院時オリエンテーションの強化(家族への危険ポイントの説明導入)

●再度、アセスメントシート修正検討中

3.救急車受け入れ割合2013年受入割合・台数ともに減少したけれど、

2014年ぎりぎり盛り返しました482

366389

64.78

60

64.4

57

58

59

60

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63

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0

100

200

300

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600

2012年 2013年 2014年

救急車受入割合

受入件数

受入割合%

救急車受入割合向上のために

●朝会でお断り事例詳細報告

●お断り事例の分析

⇒断り事例の重症度、お断り後の最終搬送先

ほんとに診られなかった?

●医局会議・部責会議・外来診療部等各会議で検討

軽症

70%

中等症

23%

重症

5%

死亡

2%

お断り事例の初診時重症度

軽症

中等症

重症

死亡

4.紹介・逆紹介率

紹介・逆紹介率と初診患者推移

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2

4

6

8

10

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2012年 2013年

5500

5600

5700

5800

5900

6000

6100

6200

6300

6400

6500

6600紹介率

逆紹介率

初診患者数

紹介率:全国23.9%、100床未満9.9%

逆紹介率:全国12.45%,100床未満14.2%

紹介が減ったら初診も減っている?!

892

687

777

13.81%

11.79%

14.60%

0.00%

2.00%

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6.00%

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10.00%

12.00%

14.00%

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2012年 2013年 2014年

紹介数

(救急…

0

100

200

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400

500

600

700

800

900

410321

451

482

366

326

救急受入数

紹介のみ

紹介率・逆紹介率アップのために

●地域連携室の確立(連携業務の整備)

⇒●毎月の定期刊行物の郵送(広報・宣伝業務の強化)

●お中元・お歳暮訪問(足で届ける)

●お伺い定期訪問

●入院相談窓口の拡大

●紹介・逆紹介実績管理システム構築

●紹介翌日の事務返書発送

●空床情報のメール配信開始

●地域連携懇談会定期開催

●救急搬送加算連携病院の契約獲得訪問

救急車受入数の減少の影響もある

救急受入除く紹介件数410⇒321⇒451へアップ

5.糖尿病血糖コントロール率

49.46

31.48

70.73

47.54

0

10

20

30

40

50

60

70

80

<7.4% <6.9%

該当者率

最終検査値

糖尿病血糖コントロール率

2012年

2013年

2013年7.4%未満該当者全国中央値

2013年6.9%未満該当者全国中央値

院所として血糖コントロール率が改善し、6.9%以下の方が2012年31.46%から2013年には47.56%

に向上

血糖コントロール率改善のために

●糖尿病指導専任看護師配置とフットケア・フットチェック導入

●糖尿病患者の腎機能検査中心のカルテチェック

●医師・看護師・管理栄養士のチーム連携による計画的なフォローによる指導

⇒業務フローを変更

栄養相談実施件数

0

100

200

300

400

500

600

2012年 2013年

実施件数外来

実施件数入院

管理栄養士による相談業務件数の向上

フットケア実施風景

6.QI算出条件等の課題が残ったQI

職業歴の記載率

→2014年度より新患申込書に記入欄追加

医薬品副作用被害救済申請数

→職員への制度紹介の徹底、意識の向上

重症度別市中肺炎死亡率

→肺炎重症度はDPCデータ提出時に求められ、

2号紙上記載必須

職業と疾患の関係から患者病態をとらえているか

患者の立場に立てているか

重症度に応じたエビデンスに基づく治療がなされているか

算出のための条件は記録があること。情報共有・問題発見のために

関心・問題意識を持って記録を書こう!!