20131220 aws勉強会
TRANSCRIPT
AWS 勉強会- Road to Infrastructure Engineer
-株式会社キッズス
ター森 哲哉
a.k.a: monry
あじぇんだAWS の概要
AWS のサービス
質疑応答
AWS の概要
AWS ってなぁに?
Amazon Web Service の略
http://aws.amazon.com/jp/
IaaS (Infrastructure as a Service)
クラウド ( 笑 )
で、結局なぁに?IT サービスの基盤を貸してくれるサービス
サーバとかストレージとかコンテンツ配信とかを ( 比較的 ) 安価に提供してくれる
ブラウザでボタンをポチポチ押していったらサーバが出来上がる!
何が嬉しいの?IaaS 的なサービスが登場するまでは…
必要な構成を見積る
稟議が通らなくて涙目
業者と交渉してサーバを買い付け
データセンターに行ってラッキング
結線ミスって涙目
火を入れてみたら HW 障害で涙目
減価償却とか考えてなくて涙目
と言ったプロセスが必要でした。
何が嬉しいの?オンプレ ( オンプレミス : いわゆるデータセンターに物理的なサーバを配置している環境のコト )だと、サーバを追加するまでに、1 ヶ月くらいは余裕で掛かっていた
これが、ボタンポチポチして 10 分くらいで追加完了となる
「あ、構成ミスったな…。」って思ったら、数クリックでサーバ削除したりスペック変更したりできる!
何が嬉しいの?データセンターが世界各地にある
2013 年 12 月現在 8 リージョン
正確には Availabiliry Zone 単位なので、もっとイッパイあるけど
ネットワーク的に近いところからサービスを提供できる
AZ の配置を散らすコトで、どこかの AZ が死んでもサービスを継続できる
インフラエンジニア
不要説?ってことは、オンプレでガリガリ活躍したエンジニアってもうお払い箱ですよねー
もはや、超ミッションクリティカルなサービスとか、現時点で IaaS が提供していないシステム要件な環境くらいでしか活躍できねぇんじゃね?
インフラエンジニア
不要説?んなこたぁ
ない。
我々がやるべきコト
あくまで AWS の担当は「箱の準備」
サービス利用側としては
サービスの組み合わせを設計
準備出来た箱のセットアップ
安定運用のための監視とか
をやらなきゃダメなのです!!
でも、お高いんでしょう?
AWS は、原則的に従量課金制
使った分だけ請求される
ビジネスのスケールに合わせて、インフラもスケールさせるコトが大事
ぶっちゃけ、森の経験則的には、「オンプレより、やや安いかな…?」くらいw
AWS のサービス
AWS のサービスAWS では 2013 年 12 月現在、27個のサービスが展開されています
(AWS Management Console 的な意味で)
これら大量のサービスを ( 基本的には ) AWS Management Console というWeb 画面で管理できちゃうのです
次ページ以降で、簡単に紹介していきます
先ずは、弊社で使ってるモノ
EC2Amazon Elastic Compute Cloud
仮想サーバ
OS を選択可
CentOS, Debian, SuSE Linux Enterprise, Amazon Linux, Oracle Enterprise Linux, Ubuntu, Red Hat Enterprise Linux, Windows Server
EC2micro から 8xlarge まで様々なスペック
メモリ : 0.6GB - 117GB
CPU: 1.7GHz - 183GHz ( 理論値 )
オートスケール可能
RDSAmazon Relational Database Service
いわゆるデータベース
幾つかの RDBMS を選択可
MySQL, PostgreSQL, Oracle, MS SQL Server
ライセンス管理とかは Amazon 任せ
RDSスペックも選択可
CPU: 3.4GHz - 149.6GHz ( 理論値 )
メモリ : 0.6GB - 224GB
Multi AZ が安心!
複数の Availability Zone に対してMaster-Master なレプリケーション
ELBElastic Load Balancing
ロードバランサ : 負荷分散装置
大量のリクエストを、複数の EC2 に対してよしなに分散してくれる
付け外し簡単
SSL の証明書も食わせられる
S3Amazon Simple Storage Service
容量無制限のストレージ
インターネット越しのアクセス可
ただし、ちょっと遅い
兎に角、安い
CloudFrontAmazon CloudFront
CDN: Contents Deliver Network
任意のコンテンツを高速配信してくれる
静的なコンテンツのみならず、動画のストリーミング配信も可能
Route 53Amazon Route 53
いわゆる DNS
ELB を簡単に指定できるのが素敵
変動する IP の変更に追従してくれる
レジストラ機能があれば完璧なのに…っ!
CloudWatchAmazon CloudWatch
リソース監視
CPU とかディスクとかの状態を記録
2週間分保持
簡単なアラームとかを仕込める
AutoScale の基準にできる
SESAmazon Simple Email Service
メール配信
大量のメールをいっぺんに配信できる
エラーメール周りの処理とかもできる
SNSAmazon Simple Notification Service
各種通知用サービス
iOS, Android への PUSH 配信
メール /SMS も勿論 OK
KS ではメール利用のみ
IAMAWS Identity and Access Management
AWS へのアクセスを管理
協力会社との共同開発時とかに使う
監視業者のアクセスコントロールとかにも
次に、 monry が使ってみたいモノ
GlacierAmazon Glacier
永続安価ストレージ
主にアーカイブの保管 /取得に対して課金
殆ど使わないバックアップデータとかに最適
取得などのジョブに対して完了時にSNS 使って通知飛ばすとかが出来る
DynamoDBAmazon DynamoDB
NoSQL: 構造を必要としないデータベース
容量無制限
高速 ( 数 ms) なデータアクセスを実現
勝手にスケーリングとかしてくれる
PHP のセッション格納先とかに良いか?
ElasitCacheAmazon ElastiCache
キャッシュサーバ
Memcache / Redis を選べる
EC2 とかに memcached 立てても良いが、こっちのが冗長性とか加味しても便利
OpsWorksAmazon OpsWorks
サーバのプロビジョニング
コードベース (Chef) の定義により、ミドルウェアのインストールなどを自動化
SSH のユーザとかも自動でアレコレ
複数のサーバに設定適用とかも出来る?
EMRAmazon Elastic MapReduce
ビッグデータを並列検索
Hadoop を使った集計が可能
ログの解析とかに使えそうかな?
RedshiftAmazon Redshift
ペタバイト (10^15 byte) 単位のデータ保存と検索が可能
EMR で整形・正規化したデータをRedshift に食わせて検索する感じ?
PostgreSQL ベースの検索エンジン
BI: Business Intelligence 向き?
Elastic Transcoder
Amazon Elastic Transcoder
メディア変換
動画とか音声とかをコンバートしてくれる
スマホ用のフォーマットにも変換可
完了通知とかを SNS に飛ばせる
ET ⇒ S3 ⇒ CF (Streaming) とかムネアツ
VPCAmazon Virtual Private Cloud
仮想プライベートクラウド
ネットワーク周りを柔軟にコントロール
セキュリティ面を担保しやすい
最後に、今のところ
使い所がないモノ
Direct ConnectAmazon Direct Connect
専用線
AWS のネットワーク内に居るのと同じ状態にできる
大量のデータを転送する必要があるなら使った方がお買い得
VPC との組み合わせが最強?
SQSAmazon Simple Queue Service
キュー
信頼性の高いキューイングを行える
RDS とか使って自前で組むのもアリだがシンプルに実装するならコレ
CloudSearchAmazon CloudSearch
自由度の高い検索サービス
全文検索とかもある程度対応してるっぽ
日本語のトークナイザとかはまだ怪しい?
Tokyo リージョンでは未提供
シンガポールリージョンが最寄り
Elastic BeanstalkAmazon Elastic Beanstalk
PaaS 的なサービス
アプリケーションのデプロイとか AutoScaleとかを AWS 側で勝手にやってくれる
色々な言語に対応してる
結構柔軟
Storage Gateway
Amazon Storage Gateway
BCP/DR
オンプレの VM イメージをS3 にバックアップする感じらしい
テープバックアップとか不要になるね!
CloudFormationAmazon CloudFormation
AWS の各種リソースの構成管理
コードベースの定義に従って丸っとEC2, RDS とかを一発生成!みたいな
テンプレが充実してるらしい
CloudTrailAmazon CloudTrail
AWS API の利用履歴などを記録
一部のサービスの変更履歴を管理可能
コンプライアンス的な対策に?
東京リージョンは未対応っぽい
SWFAmazon Simple Workfrow
ワークフロー管理
幾つかの “タスク” と呼ばれる “処理” を束ねた “処理群” を簡単に管理できる
疎結合なタスクを逐次実行する際に真価を発揮するらしい
Frow Framework は今のところ Java のみ?
Data PipelineAmazon Data Pipeline
データ駆動型ワークフロー
AWS の各種サービスを横断的に組み入れたジョブを設定出来る
データ処理・移動を定期実行する際に用いるっぽい
KinesisAmazon Kinesis
ストリームデータ処理
昨日 (2013/12/19) 発表
なるほど、わからん。
ストリームデータを永続化しつつ、他サービスに流すみたいな感じらしい
Any Questions?
Thank you foryour attention!!