協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

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赤外線でつながる協調ユニット [オリジナル]組立説明 <オークボ電子機巧> 2014.08 Ver.3.01

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制作キット[オリジナル]の組立説明(+回路図・パーツリスト)です。 NT金沢2014 / OMMF2014 バージョン用です。

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Page 1: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

赤外線でつながる協調ユニット[オリジナル]組立説明

<オークボ電子機巧>2014.08 Ver.3.01

Page 2: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

ユニット:配線図 ユニット:完成図

制作するユニットの全体像です。右が実際の画像,左が模式図(配線図)です。

Page 3: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

ワイヤーストリッパー電線の被覆を剥くのに使います。

※ない場合は,ニッパやカッターなどで被覆を切ることになりますが,導線を傷

つけないよう注意してください。

使用する工具

☆キットの電線はΦ0.65mmです

ピンセット先が丸く曲がっているタイプがパーツを掴みやすいです。パーツをブレッドボードに抜き差しするときに便利です。

リードベンダー抵抗器のリード線などを決まった幅に折り曲げるときに便利です。電線等の長さを揃えるのにも使えます。

ラジオペンチ電線・リード線等の加工に使います。

ニッパ電線,リード線のカットに使います。

制作に使用する工具(一例)です。

☆その他,必要に応じてカッター,千枚通しなどを使います。

制作準備

Page 4: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

右図のように電池ボックスの蓋に貼り付けます。ブレッドボードが縦に2枚並んだ状態になります。

電池ボックスを立てた状態で,底が揃うように貼り付けておくと,ユニットを立てて使うときに安定します。

※粘着シートは強力なので,念のため外しやすいように半分だけ使います。半分のところにカッターで切れ目を入れるとよいです。(右下の図を参考にして下さい)

※電池ボックスの蓋がネジ留めされている場合は,ネジを外しておきます。ブレッドボードを貼り付けるとネジ留めできなくなりますが,ネジがなくても蓋はカチリと閉まります。

ブレッドボードを貼り付けたら蓋を電池BOX本体から外して,いよいよ回路の制作に取り掛かります。

粘着シートのこの部分(半分だけ)を使います。

裏の粘着シートで電池ボックスの蓋に貼り付けます。

ブレッドボードの基本

左図の赤い線で示した穴同士(縦の列)が,中でつながっています(=導通)。列同士はつながっていません(=絶縁)。上下2段に分かれています。● 穴と穴の間隔は 0.1インチ(2.54mm)です。● キットのブレッドボードの穴の数は,5個×17列×2段=170個です。● キットで使用するブレッドボードは 裏面が粘着シートになっています。剥離

紙を剥がすとかなり強く貼りつきます。

制作準備

ブレッドボード

Page 5: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

LEDの極性

電極の形状にも着目!明かりに透かすと影が見えます。

スイッチの向き

半円状のくぼみを左側に向けると,左下に1番ピンがきます。

AVRの向き

注意:AVRマイコン,スイッチ,LEDには向きがあります。(図を参考にしてください)

● AVRマイコンは,半円状のくぼみが左側にくるようにします。そうすると,左下に1番ピンがきます。

● スイッチは,足幅の広い面が,図の手前方向に向くようにします。● LEDの極性(アノードとカソード)に注意します。

足の長い方,電極の小さい方がアノードです。● 抵抗器,コンデンサには極性はありません。

1番ピン

制作準備

足の長い方がアノードです。

足幅の広い面をこちらに向けます。

Page 6: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

パーツの配置と加工について

● AVRマイコンとスイッチを先に配置すると,他の部品の配置がわかりやすくなります。AVRマイコンはちょうど中央に,スイッチは両端に配置します。※ただしスイッチの被さる穴にも配線しますので,その部分は先に配線しておきます。

● スイッチの足は曲げ加工されていますので,ラジオペンチでまっすぐに伸ばして使います。● LEDの足は短くカットしたほうが収まりがよいです。5mmほどの長さがちょうどよいと思

いますが,少しずつ短くしながら感じをつかむとよいでしょう。● コンデンサの足も短くしましょう(穴に挿さる分が5mmほど)。短い方が効果的です。● 赤外線LEDには拡散キャップをとりつけます。静電気に注意してください。● 抵抗器:赤LEDには10kΩを接続,黄LEDには3kΩを接続,緑LEDには1kΩを接続,赤外線

LEDには330Ωを接続します。(輝度のバランス,赤外線の到達範囲の調整のため)● 電線の被覆は数mmくらい剥きます。剥き方が短かすぎても長すぎても,接触不良やショー

トの原因となりますので注意してください。

スイッチの足はラジオペンチでまっすぐに伸ばして使います

制作準備

Page 7: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

AVR●VCCピン

IR受光モジュール●VCCピン

IR-LED●アノード

LED●アノード

抵抗器

330Ω

パーツの配置

1k

10k10k

10k

1k

1k1k

2.2k

制作手順

パーツの配置は図のようになります。

コンデンサ

タクトスイッチ

2.2k

2.2k

Page 8: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

配線:VCCとGND

VCCの配線

GNDの配線

図の見方

※GNDの配線に3色の電線を使っているのは,線材が足りなくならないよう配色しているためです。

VCCとGNDの配線は左図のようになります。立体的に交差する配線のところに注意してください。

※模式図には全パーツとここで追加する配線のみを記載しています。

制作手順

Page 9: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

配線:表示LED

表示LEDの配線

表示LEDの配線は左図のようになります。立体的に交差する配線のところに注意してください。

※模式図には全パーツとここで追加する配線のみを記載しています。

図の見方

制作手順

Page 10: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

配線:IR発信(赤外線発信)

IR発信の配線は左図のようになります。IR-LEDと発信モニタLEDの配線です。

※模式図には全パーツとここで追加する配線のみを記載しています。

IR発信の配線

図の見方

制作手順

Page 11: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

配線:スタートボタンとリセットボタン

スタートボタンとリセットボタンの配線は左図のようになります。

※模式図には全パーツとここで追加する配線のみを記載しています。

※抵抗器の配置がスタートボタンの配線になります。

スタートボタンの

配線

制作手順

Page 12: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

配線:IR受信(赤外線受信)

IR受信の配線は左図のようになります。

※模式図には全パーツとここで追加する配線のみを記載しています。

IR受信の配線

図の見方

制作手順

Page 13: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

配線:I2C

I2Cの配線は左図のようになります。I2C接続を使わない場合は,配線不要です。

※模式図には全パーツとここで追加する配線のみを記載しています。

なお,I2Cバスのプルアップは,バス上にひと揃いあればよいので,必ずしもすべてのユニットに取り付ける必要はありません。

また,バスがプルアップさえされていれば,必ずしもユニット上にプルアップ抵抗を配置する必要はありません。

制作手順

Page 14: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

電池ボックスの背面(スイッチの付いている側)に,クッションパッドを貼り付けておくと,ユニットを置いて使うときにスイッチがじゃまになりません。(左の画像を参考にしてください)

電源スイッチ

クッションパッド

電源ケーブルを側面に這わせてセロテープなどで貼り付けます

制作手順

最後に仕上げです。回路部分を制作したら,ふたを電池ボックスにはめます。

ブレッドボードと電池ボックスの境目の溝に,電源ケーブルを這わせてセロテープなどで貼り付けます。電池ボックスのふたが開閉できるようにテープの位置に注意してください。

電源ケーブルの,赤線(+)をVCCラインに,黒線(ー)をGNDラインに接続します。(右の画像を参考にしてください)

Page 15: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

制作手順

動作チェックの方法設定モード【※】に入った状態で,START/STOP(右スイッチ)を押すと6つの LED が順番に点灯します。うまく点灯しないときは,配線などを再確認してみてください。

【※】設定モード・オリジナルユニットの場合は,AVRの第2ピンにつないだ電線を一時的に外して,第2ピンを開放しておきます。・START/STOP(右スイッチ)を押したまま,RESET(左スイッチ)を操作すると(押して放す)設定モードに入ります。・このとき,一部のLEDが「点灯→消灯」して,設定モードに入ったことを知らせます。・設定モードに入ったら,AVRの第2ピンにつないだ電線を元に戻しておきます。・設定モードを抜けるには,通常の RESET 操作をします。

設定モード通常モード

START/STOPを押したままRESET操作

通常のRESET操作

これで完成です。最後に,制作したユニットの動作チェックをしましょう。

以上で終了です。ありがとうございました。

Page 16: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

改訂履歴

Ver.3.01 ・配線図を見やすくしました【2014.08】配線自体には変更ありません。

Ver.3.00 ・配線図と画像を差替え【2014.07】配線を見直し全面的に改訂しました。主な変更点は以下のとおり。・IR-LEDを2個から1個に変更・IR受光モジュール位置を変更・I2C配線の追加なお,制作手順の模式図には,機能ごとの配線のみを記載するようにしました。配線の全体像は冒頭にのみ記載しています。

Ver.2.01 ・組立図に配線の欠落あり,訂正【2012.12】P2, p9-12 START/STOPスイッチ左隣の黄色配線が不記載でした。実際の完成画像には写っています。

・画像に歪みがあり,訂正【2012.12】P7 AVRの向きの画像が著しく歪んでいましたので,差し替えました。

・誤植訂正【2013.09】最終ページ記載のバージョン番号を訂正しました。Ver.2.00 → Ver.2.01

Ver.2.00 ・Maker Faire Tokyo 2012 出展バージョンに対応【2012.12】Ver.1.01 ・p4, 表記誤りを改訂【2012.09】

穴と穴の間隔は 1インチ(2.54cm)0.1インチ(2.54mm)です。Ver.1.0 ・初版公開【2012.09】

Page 17: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

参考資料

AVRマイコン:ATtiny84A- Atmel Corporationhttp://www.atmel.com/devices/ATTINY84A.aspx

赤外線でつながる電飾ユニット[オリジナル]組立説明2014.08 Ver.3.01著作:オークボ電子機巧

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Page 18: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

付録:ユニット[オリジナル]回路図 NT金沢2014/OMMF2014版

Page 19: 協調ユニット組立説明[オリジナル]2014

<オークボ電子機巧>

パーツリスト

部品名 個数 予備 合計 備考ブレッドボード 2 2

3 1 43 1 43 1 41 2 31 2 3

赤外線 受光モジュール 1 1AVR ATTiny84A 1 1

3 2 51 4 53 2 52 2 41 2 33 1 4

タクトスイッチ 2 1 31 1

乾電池単三 3 3クッションパッド 1 1

赤外線でつながる協調ユニット[オリジナル]

オークボ電子機巧

赤外線でつながる協調ユニット[オリジナル]RTU84 TWI / 2014版

配線材Φ0.65mm 2.5m 2.5m 25cm×10色LED-赤 10kΩ抵抗と組合わせて使用LED-黄 1kΩ抵抗と組合わせて使用LED-緑 3kΩ抵抗と組合わせて使用LED-赤外線 330Ω抵抗と組合わせて使用LED拡散キャップ LED-赤外線用

プログラム書込済チップ 【RTC84 TWI】抵抗 1kΩ カラーコード=茶黒赤;LED-緑用, スイッチ用抵抗 3kΩ カラーコード=橙黒赤;LED-黄用抵抗 10kΩ カラーコード=茶黒橙;LEDー赤用抵抗 2.2kΩ カラーコード=赤赤黒;I2Cバス プルアップ用抵抗 330Ω カラーコード=橙橙黒;LED-赤外線用;到達距離を数十cmに調整コンデンサ 0.1μF

赤/黄/緑乾電池BOX 単三×3本用

乾電池BOXのスイッチ側の面に貼り付けます

備考:○LEDの配色は自由です。ただし,LED-赤には10kΩ抵抗を,LED-黄には3kΩ抵抗を,LED-緑には1kΩ抵抗を組合わせて使用します。(輝度のバランスをとるためです)○透明レンズのLEDが赤外線です。このLEDに拡散キャップを取り付けます。拡散キャップは静電気の起きやすい素材のため,取り付けの際にあまりこすらないようにしましょう。○電源は 3.0V~4.5Vの範囲であれば,付属電池以外も使用可能です。たとえば,一般の乾電池(1.5V)であれば 2~3本で動作します。○抵抗器の区別はカラーコードを見て下さい。○2枚のブレッドボードは同規格のものです。配色は自由です。裏面のシールで電池BOXに貼り付けます。

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