2014年linkedinプロフェッショナル「タレントトレンドレポート」調査結果...
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リンクトイン・ジャパン株式会社 2014年8月19日
2014年タレントトレンドレポート [日本版] プロフェッショナルの転職・仕事・キャリアに関する意識調査
©2014 LinkedIn Corporation. All Rights Reserved.
2014年タレントトレンドレポート [日本版] プロフェッショナルの転職・仕事・キャリアに関する意識調査
目次
1. 概要: LinkedInプロフェッショナルの転職・仕事・キャリアに関する意識調査 (P3) 2. 3つのトレンド (P4-7)
① 5割が転職に前向き (P4) ② 求めているのは「やりがい」(P5-6) ③ 欧州よりも強いキャリア志向 (P7)
3. まとめ: 日本のプロフェッショナルがやりがいを感じ活躍するためにできること (P8) 4. 補足資料(P9-14)
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転職潜在層のトレンド
LinkedInでは、世界26ヶ国 LinkedIn登録会員18,000名以上の就業者(日本 751名)を対象に転職や仕事、キャリアに関する意識調査を行った結果を「2014年タレントトレンドレポート」にまとめた。特に海外と比較した結果、日本で転職活動をしていない「転職潜在層」に特徴的なトレンドが3点浮かび上がってきた。
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1. 概要: LinkedInプロフェッショナルの転職・仕事・キャリアに関する意識調査
5割が転職に前向き 日本の社会人全体のうち52%が転職活動をしていなくても「採用担当者との話に前向き」と回答し、転職に対して受け身ではありつつもオープンである意向を示した。
求めているのは「やりがい」 日本で転職活動をしていない「転職潜在層」にとって、「新しい仕事に求めるもの」の第1位は「やりがい」だった。一方、海外では同質問に対して「給与」が第1位あったが、日本では3位だった。更に海外より日本の社会人は現職にやりがいを感じている人が少なかった。
欧州よりも強いキャリア志向 日本人の転職潜在層は、欧州よりもキャリア志向が強いこともわかった。
3つのトレンド
10%
10%
12%
52%
16% 12%
13%
15% 45%
15%
日本の社会人の52%が「採用担当者との話に前向き」という意向を示し、転職にオープンなことがわかった。
データ: LinkedIn 2014年 タレントトレンドレポート[日本版] P3, P22
■ 積極的に探している ■ 週に数回求人に目を通す ■ 個人の人脈を当たっている ■ 採用担当者との話に前向き ■ 現在の仕事に満足、転職したくない
「あなたは現在仕事を探していますか?」
世界では 25%が 転職顕在層
日本では 20%が 転職顕在層
世界では 75%が
転職潜在層
日本では 80%が 転職潜在層
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世界平均 日本
52%が 「採用担当者との 話に前向き」
5割が転職に前向き 1
データ: LinkedIn 2014年 タレントトレンドレポート[日本版]P15
転職潜在層の回答 「新しい仕事に望むことは?」
日本の転職潜在層が新しい仕事に求めているのは「やりがい」。 海外で優先度が高い「給与」は、日本では3位。
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世界平均 日本 米国
1 給与及び待遇(43%) やりがいのある仕事(35%) 給与及び待遇(55%)
2 ワークライフバランス(31%)
自分のスキルを生かせる仕事(30%)
ワークライフバランス(30%)
3 キャリアアップ/昇進の機会(23%) 給与及び待遇(28%) キャリアアップ/昇進の機会
(21%)
4 やりがいのある仕事(21%) ワークライフバランス(26%) 仕事の安定性(20%)
5 自分のスキルを生かせる仕事(21%) スキルの習得(18%) スキルの習得(19%)
求めているのは「やりがい」 2
日本の転職潜在層は、現職でやりがいを感じている人が海外に比べて低く、新しい仕事にやりがいを求める関係が見える。
データ: LinkedIn 2014年 タレントトレンドレポート[日本版]P15
転職潜在層の回答 「今の仕事にやりがいを感じていますか?」
82% 93%
96%
90%
91%
94%
84%
95%
84%
92%
94%
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8%
5%
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12%
6%
4%
6%
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0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
日本
米国
インド
中国
シンガポール
イギリス
フランス
ドイツ
ロシア
スウェーデン
アラブ首長国連邦
■ 同意する ■ どちらともいえない ■ 同意しない
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求めているのは「やりがい」 2
75% 78%
88%
81%
77%
70% 46%
55% 61%
47% 83%
20%
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29%
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5%
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23%
17%
17%
23%
4%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
日本
米国
インド
中国
シンガポール
イギリス
フランス
ドイツ
ロシア
スウェーデン
アラブ首長国連邦
日本の転職潜在層は欧州よりも「強いキャリア志向がある」と回答し、キャリア形成への意欲が高いことがわかった。
転職潜在層の回答 「自分には強いキャリア志向がある」
■ 同意する ■ どちらともいえない ■ 同意しない
データ: LinkedIn 2014年 タレントトレンドレポート[日本版]P16
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欧州よりも強いキャリア志向 3
個人ができること 雇用者が従業員にできること 採用者が候補者できること
✓やりがいを見出す 自分のやりたいことやチャレンジしたいことを洗い出してみる
✓従業員の声を聞く 従業員が仕事にやりがいを感じているのか、改善点がないかを調査や面談を通してヒアリングする
✓職種にマッチする人を積極的に探す 企業にやる気を持って応募してくれる人を社内外で能動的に探してみる
✓キャリアプランを立てる やりたいことを実現するためのキャリアプランを先輩、上司、メンターなどに相談しながら具体的に作る
✓やりがいを高めるプログラムを実行する 社内ローテーション、アンバサダープログラム、新規プロジェクトを通して従業員がやりがいを維持できる機会を創出する
✓仕事のやりがいを伝える 転職潜在層に企業の魅力を伝える際、給与や役職のみならず、仕事のやりがいも忘れずに説明する
✓社内外での機会を探す キャリアプランをもとに、社内外でやりたいことを実現できる機会を探してみる
✓やりがいを持続するためのキャリア形成をサポートする 従業員のキャリアゴールを理解し、企業ができることを一緒に見つけ支援していく
✓魅力的な企業ブランドを構築する 従業員と共に企業の魅力を日頃から情報発信し、企業ブランドを強化し続ける
3. まとめ: 日本のプロフェッショナルがやりがいを感じ活躍するためにできること
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調査結果をもとに、LinkedInでは日本のプロフェッショナルがさらにやりがいを感じながら、活躍する場所を見つけられるために3つの立場においてできることを提案します。
調査に関する情報 LinkedIn タレントトレンドレポートについて
調査対象者: • 世界26ヶ国 LinkedIn登録会員18,000名以上の就業者(日本 751名) • 回答者は、すべて正社員であり、失業中、自営、またはパートタイマーで
はありません。 調査期間:
• 2013年6月及び2013年12月(全2回)
調査機関: 米国 LinkedInタレントソリューションズ インサイトチーム
備考:
本調査の全体的な誤差の範囲は95%の信頼区間で± 0.73%であり、この数字はサンプルの国別の属性に応じて高くなります。
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12%
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10%
28%
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6%
8%
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15%
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8%
18%
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12%
13%
11%
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20%
13%
10%
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45%
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33%
53%
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41%
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47%
51%
56%
31%
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16%
21%
13%
12%
13%
21%
15%
16%
15%
13%
11%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
世界平均
日本
米国
インド
中国
シンガポール
イギリス
フランス
ドイツ
ロシア
スウェーデン
アラブ首長国連邦
「あなたは現在仕事を探していますか?」
調査対象26カ国で最も転職活動者が高かったのはアラブ首長国連邦で43%。急成長のインドも4割超。一方、米国では「現職に満足し転職したくない」という人が22%で調査対象国で高水準だった。
[転職顕在層] ■ 積極的に探している ■ 週に数回求人に目を通す [転職潜在層] ■ 個人の人脈を当たっている ■ 採用担当者との話に前向き ■ 現在の仕事に満足、転職したくない
データ: LinkedIn 2014年 タレントトレンドレポート[日本版]P11, P22
©2014 LinkedIn Corporation. All Rights Reserved. 11
日本の社会人は現職に対して「まあまあ満足」と回答した人が48%で世界平均より高いものの、「非常に満足」の17%を含めると世界平均の72%よりも満足度レベルが下回っている。
■ 非常に満足 ■まあまあ満足 ■ どちらでもない ■どちらかというと不満足 ■ 非常に不満足
「現在の仕事やポジションにどの程度満足していますか? 」
世界平均 日本平均
世界では 72%が
現職に満足
日本では 65%が
現職に満足
27%
45%
14%
10% 4%
17%
48%
14%
14% 7%
データ: LinkedIn 2014年 タレントトレンドレポート[日本版]P5, P23
©2014 LinkedIn Corporation. All Rights Reserved. 12
「現在の仕事やポジションにどの程度満足していますか? 」
海外10カ国と比較すると、日本での現職に対する満足度レベルは最も低い。上位はスウェーデン、米国、ドイツ。
27%
17%
38%
32%
15%
24%
33%
21%
31%
14%
39%
30%
45%
48%
41%
42%
57%
48%
43%
49%
45%
53%
44%
47%
14%
14%
9%
17%
10%
16%
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19%
7%
14%
10%
14%
9%
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2%
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3%
1%
2%
3%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
世界平均
日本
米国
インド
中国
シンガポール
イギリス
フランス
ドイツ
ロシア
スウェーデン
アラブ首長国連邦
■ 非常に満足 ■まあまあ満足 ■ どちらでもない ■どちらかというと不満足 ■ 非常に不満足
データ: LinkedIn 2014年 タレントトレンドレポート[日本版]P5, P23
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日本の転職顕在層も潜在層は「職場で新しいことを学んで成長いる実感がある」と回答した人が海外に比べて著しく低かった。
「現在の職場では常に新しいことを学び成長しているという実感がある」
転職顕在層 転職潜在層
■ 同意する ■ どちらともいえない ■ 同意しない ■ 同意する ■ どちらともいえない ■ 同意しない
76%
91%
95%
94%
90%
89%
89%
95%
89%
92%
92%
15%
7%
3%
5%
7%
8%
7%
4%
8%
6%
28%
8%
2%
1%
1%
3%
4%
4%
1%
3%
2%
2%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
日本
米国
インド
中国
シンガポール
イギリス
フランス
ドイツ
ロシア
スウェーデン
アラブ首長国連邦
63%
81%
90%
91%
85%
86%
81%
90%
89%
82%
92%
19%
12%
8%
5%
11%
8%
11%
7%
7%
8%
6%
18%
7%
3%
3%
5%
6%
8%
4%
4%
10%
2%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
日本
米国
インド
中国
シンガポール
イギリス
フランス
ドイツ
ロシア
スウェーデン
アラブ首長国連邦
データ: LinkedIn 2014年 タレントトレンドレポート[日本版] P15
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