2016 年は 71.8 万人まで増加している。また、国籍 …...72 (2)...
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72
(2) 海路による外国人観光客数の推移
沖縄県への海路による外国人観光客数(乗組員含む)は、年々増加傾向にあり、
2016年は 71.8万人まで増加している。また、国籍別に見ると、2016 年は中国本土
が 20.2万人、台湾が 19.0万人となっている。
図表 89 海路による外国人観光客数(乗組員含む)の推移(暦年)
62 ,500 人 80 ,500 人 92 ,000 人134 ,600 人
190 ,000 人30 ,800 人 21 ,800 人
33 ,900 人
94 ,200 人
202 ,200 人
53 ,500 人 71 ,100 人
112 ,800 人
195 ,300 人
325 ,900 人
0
100,000
200,000
300,000
400,000
500,000
600,000
700,000
800,000
H24年 H25年 H26年 H27年 H28年
台湾 中国本土 その他
146,800人173,400人
人
238,700人
424,100人
718,100人
出所)沖縄県文化観光スポーツ部 観光政策課
73
(3) 船社別のクルーズ船の寄港状況(2013 年~2015年)
那覇港の 2015 年における船社別寄港回数を見ると、スタークルーズの寄港が最も
多く年間 40回寄港している。次いで、ロイヤルカリビアンが 23回、プリンセスク
ルーズが 12回、コスタクルーズが9回と、外国船社の大型船の寄港が中心となって
いる。
同様に、石垣港と平良港はスタークルーズ、本部港はシルバーシー・クルーズと
日本クルーズ客船、その他島嶼部では邦船社の寄港が多い。
図表 90 那覇港における船社別寄港回数の推移(2013年~2015 年)
0 5 10 15 20 25 30 35 40 45
スタークルーズ
ロイヤルカリビアン
プリンセスクルーズ
コスタ・クルーズ
商船三井客船
HNAクルーズ
セレブリティ・クルーズ
スカイシークルーズ
日本クル-ズ客船
オーシャニア・クルーズ
アトランティック
郵船クルーズ
アザマラ・クラブ・クルーズ
フレッドオールセン・クルーズライン
Noble Caledonia
渤海クルーズ
スワン・ヘレニック
リージェント・セブンシーズ・クルーズ
日本チャータークルーズ
クリスタルクルーズ
オールレジャーグループ
シルバーシー・クルーズ
ホーランド・アメリカ・ライン
レジデンシー
ブイシップス
ポナン
那覇港における船社別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
那覇港
船社名 2013年 2014年 2015年
1 スタークルーズ 28 28 40
2 ロイヤルカリビアン 3 6 23
3 プリンセスクルーズ 0 12 12
4 コスタ・クルーズ 5 8 9
5 商船三井客船 6 3 7
6 HNAクルーズ 0 4 5
7 セレブリティ・クルーズ 0 1 3
8 スカイシークルーズ 0 0 3
9 日本クル-ズ客船 5 6 2
10 オーシャニア・クルーズ 1 1 2
11 アトランティック 0 1 2
12 郵船クルーズ 1 3 1
13 アザマラ・クラブ・クルーズ 0 1 1
14 フレッドオールセン・クルーズライン 0 0 1
15 Noble Caledonia 1 0 1
16 渤海クルーズ 0 0 1
17 スワン・ヘレニック 0 0 1
18 リージェント・セブンシーズ・クルーズ 1 1 1
19 日本チャータークルーズ 3 0 0
20 クリスタルクルーズ 0 1 0
21 オールレジャーグループ 0 1 0
22 シルバーシー・クルーズ 0 1 0
23 ホーランド・アメリカ・ライン 0 1 0
24 レジデンシー 0 1 0
25 ブイシップス 1 0 0
26 ポナン 1 0 0
56 80 115合計 出所)那覇港管理組合の寄港データをもとに作成
74
図表 91 石垣港・平良港・本部港等における船社別寄港回数の推移(2013年~2015年)
0 10 20 30 40 50 60 70 80
スタークルーズ
日本クル-ズ客船
商船三井客船
郵船クルーズ
Noble Caledonia
コスタ・クルーズ
アトランティック
リージェント・セブンシーズ・クルーズ
フェニックス・ライゼン
シルバーシー・クルーズ
アザマラ・クラブ・クルーズ
プリンセスクルーズ
ホーランド・アメリカ・ライン
ピーター・ディルマン・クルーズ
ブイシップス
石垣港における船社別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
0 2 4 6 8 10 12 14
スタークルーズ
シルバーシー・クルーズ
日本クル-ズ客船
商船三井客船
平良港における船社別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2
シルバーシー・クルーズ
日本クル-ズ客船
本部港における船社別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
0 10 20 30 40 50 60 70 80
スタークルーズ
日本クル-ズ客船
商船三井客船
郵船クルーズ
Noble Caledonia
コスタ・クルーズ
アトランティック
リージェント・セブンシーズ・クルーズ
フェニックス・ライゼン
シルバーシー・クルーズ
アザマラ・クラブ・クルーズ
プリンセスクルーズ
ホーランド・アメリカ・ライン
ピーター・ディルマン・クルーズ
ブイシップス
石垣港における船社別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
0 2 4 6 8 10 12 14
スタークルーズ
シルバーシー・クルーズ
日本クル-ズ客船
商船三井客船
平良港における船社別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2
シルバーシー・クルーズ
日本クル-ズ客船
本部港における船社別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
石垣港
船社名 2013年 2014年 2015年
1 スタークルーズ 57 57 73
2 日本クル-ズ客船 3 1 2
3 商船三井客船 2 2 2
4 郵船クルーズ 1 1 1
5 Noble Caledonia 1 0 1
6 コスタ・クルーズ 0 0 1
7 アトランティック 0 0 1
8 リージェント・セブンシーズ・クルーズ 0 0 1
9 フェニックス・ライゼン 0 0 1
10 シルバーシー・クルーズ 0 1 1
11 アザマラ・クラブ・クルーズ 0 1 0
12 プリンセスクルーズ 0 8 0
13 ホーランド・アメリカ・ライン 0 1 0
14 ピーター・ディルマン・クルーズ 0 1 0
15 ブイシップス 1 0 0
65 73 84
平良港
船社名 2013年 2014年 2015年
1 スタークルーズ 0 0 12
2 シルバーシー・クルーズ 0 1 1
3 日本クル-ズ客船 0 2 0
4 商船三井客船 1 0 0
1 3 13
本部港
船社名 2013年 2014年 2015年
1 シルバーシー・クルーズ 0 1 1
2 日本クル-ズ客船 0 1 0
0 2 1
その他島嶼部
船社名 2013年 2014年 2015年
1 商船三井客船 0 1 4
2 日本クル-ズ客船 0 1 2
3 郵船クルーズ 0 1 0
4 シルバーシー・クルーズ 0 1 0
0 4 6
合計
合計
合計
合計
出所)県内各港湾管理者の寄港データをもとに作成
75
(4) 船舶別のクルーズ船の寄港状況(2013 年~2015年)
那覇港では、スタークルーズの SUPERSTAR AQUARIUS(51,309 トン)の寄港が最も多
く、次いでロイヤルカリビアンの Voyager of the Seas(137,276 トン)やプリンセス
クルーズの SAPPHIRE PRINCESS(116,000 トン)など大型船が中心となっている。
同様に、石垣港はスタークルーズの SUPERSTAR AQUARIUS(51,309 トン)、平良港は
スタークルーズの SUPERSTAR LIBRA(42,285 トン)、本部港はシルバーシー・クルーズ
のシルバー・ディスカバラー(5,218 トン)や邦船社、その他島嶼部は邦船社の寄港が
多い。
図表 92 那覇港における船舶別寄港回数の推移(2013年~2015 年)
0 5 10 15 20 25 30 35
SUPERSTAR AQUARIUS
Voyager of the Seas
SAPPHIRE PRINCESS
にっぽん丸
QUANTUM OF THE SEAS
COSTA VICTORIA
SUPERSTAR LIBRA
HENNA
CELEBLITY MILLENNIUM
Mariner of the Seas
SKYSEA Golden Era
ぱしふぃっくびいなす
COSTA SERENA
DIAMOND PRINCESS
LEGEND OF THE SEAS
NAUTICA
OCEAN DREAM
SUPERSTAR VIRGO
飛鳥Ⅱ
AZAMARA QUEST
Balmoral
CALEDONIAN SKY
CHINESE TAISHAN
COSTA ATLANTICA
Minerva
Seven Seas Voyager
ふじ丸
CRYSTAL SERENITY
Voyager
Azamara Journey
SILVER WHISPER
VOLENDAM
SUN PRINCESS
The World
AMADEA
LE SOLEAL
那覇港におけるクルーズ船の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
船名 船社名 総トン数 2013年 2014年 2015年
1 SUPERSTAR AQUARIUS スタークルーズ 51,309 28 27 32
2 Voyager of the Seas ロイヤルカリビアン 137,276 2 6 11
3 SAPPHIRE PRINCESS プリンセスクルーズ 116,000 0 4 10
4 にっぽん丸 商船三井客船 22,472 6 3 7
5 QUANTUM OF THE SEAS ロイヤルカリビアン 167,800 0 0 7
6 COSTA VICTORIA コスタ・クルーズ 85,619 1 4 6
7 SUPERSTAR LIBRA スタークルーズ 42,285 0 0 6
8 HENNA HNAクルーズ 47,262 0 4 5
9 CELEBLITY MILLENNIUM セレブリティ・クルーズ 90,228 0 1 3
10 Mariner of the Seas ロイヤルカリビアン 138,279 1 0 3
11 SKYSEA Golden Era スカイシークルーズ 72,458 0 0 3
12 ぱしふぃっくびいなす 日本クル-ズ客船 26,594 5 6 2
13 COSTA SERENA コスタ・クルーズ 114,147 0 0 2
14 DIAMOND PRINCESS プリンセスクルーズ 115,875 0 2 2
15 LEGEND OF THE SEAS ロイヤルカリビアン 69,130 0 0 2
16 NAUTICA オーシャニア・クルーズ 30,277 1 1 2
17 OCEAN DREAM アトランティック 35,265 0 1 2
18 SUPERSTAR VIRGO スタークルーズ 75,338 0 1 2
19 飛鳥Ⅱ 郵船クルーズ 50,142 1 3 1
20 AZAMARA QUEST アザマラ・クラブ・クルーズ 30,277 0 0 1
21 Balmoral フレッドオールセン・クルーズライン 43,537 0 0 1
22 CALEDONIAN SKY Noble Caledonia 4,200 1 0 1
23 CHINESE TAISHAN BOHAI FERRY 24,427 0 0 1
24 COSTA ATLANTICA コスタ・クルーズ 85,619 4 4 1
25 Minerva スワン・ヘレニック 12,221 0 0 1
26 Seven Seas Voyager リージェント・セブンシーズ・クルーズ 42,363 1 1 1
27 ふじ丸 日本チャータークルーズ 23,235 3 0 0
28 CRYSTAL SERENITY クリスタルクルーズ 68,870 0 1 0
29 Voyager オールレジャーグループ 15,343 0 1 0
30 Azamara Journey アザマラ・クラブ・クルーズ 30,277 0 1 0
31 SILVER WHISPER シルバーシー・クルーズ 28,258 0 1 0
32 VOLENDAM ホーランド・アメリカ・ライン 60,906 0 1 0
33 SUN PRINCESS プリンセスクルーズ 77,441 0 6 0
34 The World - 43,188 0 1 0
35 AMADEA ブイシップス 28,856 1 0 0
36 LE SOLEAL ポナン 10,944 1 0 0
56 80 115合計
0 5 10 15 20 25 30 35
SUPERSTAR AQUARIUS
Voyager of the Seas
SAPPHIRE PRINCESS
にっぽん丸
QUANTUM OF THE SEAS
COSTA VICTORIA
SUPERSTAR LIBRA
HENNA
CELEBLITY MILLENNIUM
Mariner of the Seas
SKYSEA Golden Era
ぱしふぃっくびいなす
COSTA SERENA
DIAMOND PRINCESS
LEGEND OF THE SEAS
NAUTICA
OCEAN DREAM
SUPERSTAR VIRGO
飛鳥Ⅱ
AZAMARA QUEST
Balmoral
CALEDONIAN SKY
CHINESE TAISHAN
COSTA ATLANTICA
Minerva
Seven Seas Voyager
ふじ丸
CRYSTAL SERENITY
Voyager
Azamara Journey
SILVER WHISPER
VOLENDAM
SUN PRINCESS
The World
AMADEA
LE SOLEAL
那覇港におけるクルーズ船の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
出所)那覇港管理組合の寄港データをもとに作成
76
図表 93 石垣港・平良港・本部港等における船舶別寄港回数の推移(2013年~2015年)
0 10 20 30 40 50 60 70 80
SUPERSTAR AQUARIUS
ぱしふぃっくびいなす
にっぽん丸
飛鳥Ⅱ
CALEDONIAN SKY
COSTA VICTORIA
OCEAN DREAM
Seven Seas Voyager
SUPERSTAR VIRGO
アルバトロス
シルバー・ディスカバラー
Azamara Journey
VOLENDAM
SUN PRINCESS
ドイツランド
AMADEA
SUPERSTAR GEMINI
石垣港におけるクルーズ船の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
0 10 20 30 40 50 60 70 80
SUPERSTAR LIBRA
ぱしふぃっくびいなす
平良港におけるクルーズ船の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
0 20 40 60 80
シルバー・ディスカバラー
ぱしふぃっくびいなす
本部港におけるクルーズ船の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
石垣港
船名 船社名 総トン数 2013年 2014年 2015年
1 SUPERSTAR AQUARIUS スタークルーズ 51,309 56 57 72
2 ぱしふぃっくびいなす 日本クル-ズ客船 26,594 3 1 2
3 にっぽん丸 商船三井客船 22,472 2 2 2
4 飛鳥Ⅱ 郵船クルーズ 50,142 1 1 1
5 CALEDONIAN SKY Noble Caledonia 4,200 1 0 1
6 COSTA VICTORIA コスタ・クルーズ 85,619 0 0 1
7 OCEAN DREAM アトランティック 35,265 0 0 1
8 Seven Seas Voyager リージェント・セブンシーズ・クルーズ 42,363 0 0 1
9 SUPERSTAR VIRGO スタークルーズ 75,338 0 0 1
10 アルバトロス フェニックス・ライゼン 28,518 0 0 1
11 シルバー・ディスカバラー シルバーシー・クルーズ 5,218 0 1 1
12 Azamara Journey アザマラ・クラブ・クルーズ 30,277 0 1 0
13 VOLENDAM ホーランド・アメリカ・ライン 60,906 0 1 0
14 SUN PRINCESS プリンセスクルーズ 77,441 0 8 0
15 ドイツランド ピーター・ディルマン・クルーズ 22,496 0 1 0
16 AMADEA ブイシップス 28,856 1 0 0
17 SUPERSTAR GEMINI スタークルーズ 50,764 1 0 0
65 73 84
平良港
船名 船社名 総トン数 2013年 2014年 2015年
1 SUPERSTAR LIBRA スタークルーズ 42,285 0 0 12
2 シルバー・ディスカバラー シルバーシー・クルーズ 5,218 0 1 1
3 ぱしふぃっくびいなす 日本クル-ズ客船 26,594 0 2 0
4 にっぽん丸 商船三井客船 22,472 1 0 0
1 3 13
本部港
船名 船社名 総トン数 2013年 2014年 2015年
1 シルバー・ディスカバラー シルバーシー・クルーズ 5,218 0 1 1
2 ぱしふぃっくびいなす 日本クル-ズ客船 26,594 0 1 0
0 2 1
その他島嶼部
船名 船社名 総トン数 2013年 2014年 2015年
1 にっぽん丸 商船三井客船 22,472 0 1 4
2 ぱしふぃっくびいなす 日本クル-ズ客船 26,594 0 1 2
3 飛鳥Ⅱ 郵船クルーズ 50,142 0 1 0
4 シルバー・ディスカバラー シルバーシー・クルーズ 5,218 0 1 0
0 4 6
合計
合計
合計
合計
0 10 20 30 40 50 60 70 80
SUPERSTAR AQUARIUS
ぱしふぃっくびいなす
にっぽん丸
飛鳥Ⅱ
CALEDONIAN SKY
COSTA VICTORIA
OCEAN DREAM
Seven Seas Voyager
SUPERSTAR VIRGO
アルバトロス
シルバー・ディスカバラー
Azamara Journey
VOLENDAM
SUN PRINCESS
ドイツランド
AMADEA
SUPERSTAR GEMINI
石垣港におけるクルーズ船の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
0 10 20 30 40 50 60 70 80
SUPERSTAR LIBRA
シルバー・ディスカバラー
ぱしふぃっくびいなす
にっぽん丸
平良港におけるクルーズ船の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
0 10 20 30 40 50 60 70 80
シルバー・ディスカバラー
ぱしふぃっくびいなす
本部港におけるクルーズ船の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
出所)県内各港湾管理者の寄港データをもとに作成
77
(5) 出発国別、出発港別の寄港状況(2013 年~2015年)
那覇港に寄港するクルーズ船の出発国は「台湾」が最も多く、次いで「中国」、「日
本」、「香港」の順に多い。出発港別では「基隆港」が最も多く、次いで「上海港」
や「厦門港」からの寄港が多い。
同様に、石垣港は「台湾」を出発国とする寄港が多く、出発港では「基隆港」か
らの寄港が多い。平良港は「中国」を出発国とする寄港が多く、出発港では「厦門
港」からの寄港が多い。
図表 94 那覇港における出発国、出発港別寄港回数の推移(2013年~2015年)
0 5 10 15 20 25 30 35 40 45
基隆
上海
厦門
香港
神戸
那覇
高雄
横浜
石垣
花蓮
舟山
北京
蘇澳
仁川
済州島
セブ島
博多
東京
大阪
天津
小樽
鹿児島
大分
ロスアンゼルス
バンクーバー
サンダンカン
シンガポール
那覇港における出発港別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
0 10 20 30 40 50
台湾
中国
日本
香港
韓国
フィリピン
アメリカ
カナダ
マレーシア
シンガポール
那覇港における出発国別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
那覇港
国 2013年 2014年 2015年
台湾 26 30 44
中国 7 17 38
日本 16 26 17
香港 4 3 7
韓国 0 2 2
フィリピン 0 0 1
アメリカ 0 2 0
カナダ 1 0 0
マレーシア 1 0 0
シンガポール 1 0 0
合計 56 80 109
出所)那覇港管理組合の寄港データをもとに作成
78
図表 95 石垣港・平良港における出発国、出発港別寄港回数の推移(2013年~2015年)
0 10 20 30 40 50 60 70 80
台湾
日本
香港
中国
韓国
石垣港における出発国別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
0 2 4 6 8 10 12 14
中国
日本
平良港における出発国別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
石垣港
国 2013年 2014年 2015年
台湾 56 59 71
日本 9 12 12
香港 0 0 1
中国 0 1 0
韓国 0 1 0
合計 65 73 84
平良港
国 2013年 2014年 2015年
中国 0 0 12
日本 1 2 0
合計 1 2 12
0 10 20 30 40 50 60 70 80
基隆
那覇
横浜
高雄
神戸
香港
東京
大阪
福岡
花蓮
台北
上海
釜山
熊本
石垣港における出発港別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
0 2 4 6 8 10 12 14
厦門
横浜
那覇
平良港における出発港別の寄港回数の推移
2013年 2014年 2015年
出所)県内各港湾管理者の寄港データをもとに作成
79
(6) 沖縄各港湾における各船社の 2016年の寄港実績及び 2017年の寄港予定
沖縄各港湾における各船社の 2016年の寄港実績や 2017年の寄港予定を見ると、
スタークルーズが最も多く、2016年には 215回寄港しており、2017年には 190回の
寄港を予定している。次いでプリンセスクルーズやコスタクルーズ、ロイヤルカリ
ビアンといった船社の寄港予定も多くなっている。
図表 96 沖縄各港湾における各船社の 2016年の寄港実績及び 2017 年の寄港予定
2016 2017 2016 2017 2016 2017 2016 2017 2016 2017 2016 2017
1 商船三井客船 5 5 0 1 0 0 2 2 1 1 8 9
2 日本クル-ズ客船 3 1 0 0 1 1 0 1 1 0 5 3
3 郵船クルース 2 3 0 0 0 0 2 0 0 0 4 3
4 AIDA Cruises 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 3
5 Phoenix Reisen GmbH 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 2 0
6 Carnival Plc 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
7 アザマラ・クラブ・クルーズ 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
8 Noble Caledonia 1 0 0 0 0 0 0 1 1 1 2 2
9 セレブリティ・クルーズ 1 2 0 0 0 0 0 1 0 0 1 3
10 コスタ・クルーズ 19 44 0 0 0 0 15 51 0 8 34 103
11 プリンセスクルーズ 32 45 0 0 0 0 20 46 3 22 55 113
12 Hapag-Lloyd Kreuzfahrten 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 2
13 ダイヤモンドクルーズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
14 オーシャニア クルーズ 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
15 PONANT 1 1 0 1 0 0 1 2 0 1 2 5
16 ロイヤルカリビアン 35 22 0 0 0 0 0 0 0 0 35 22
17 MSCクルーズ 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2
18 ノルウェ-ジャンクルーズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
19 アトランティック 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
20 Cunard Line Ltd 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
21 Seabourn Cruise Line Ltd 1 1 0 1 0 0 0 1 0 1 1 4
22 リージェント・セブンシーズ・クルーズ 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
23 シルバーシークルーズ 0 3 0 0 0 1 1 2 0 5 1 11
24 スカイシークルーズ 7 14 0 0 0 0 0 0 0 0 7 14
25 スタークルーズ 75 62 1 0 6 0 53 63 80 65 215 190
26 ドリームクルーズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
27 Wilhelmsen Ship Mgmt Ltd-USA 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
28 Holland America Line NV 0 2 0 0 0 0 0 2 0 0 0 4
29 渤海クルーズ 4 0 0 0 1 0 0 0 0 0 5 0
193 213 1 3 8 2 95 175 86 104 383 497
外船社
合計
合計
邦船社
本部港
中城湾港
石垣港
平良港
区分 番号 船社名
那覇港
出所)港湾管理者及び受入自治体等のデータをもとに作成(2017.1.5 時点)
80
(7) 沖縄各港湾における船舶別の 2016年の寄港実績及び 2017年の寄港予定
沖縄各港湾における 2017年の船舶別寄港予定についても、船社別の寄港予定と同
様の傾向となっており、スタークルーズやプリンセスクルーズ、コスタクルーズの
船の寄港予定が多くなっている。
図表 97 沖縄各港湾における船舶別の 2016年の寄港実績及び 2017 年の寄港予定
2016 2017 2016 2017 2016 2017 2016 2017 2016 2017 2016 2017
1 商船三井客船 5 5 0 1 0 0 2 2 1 1 8 9
2 日本クル-ズ客船 3 1 0 0 1 1 0 1 1 0 5 3
3 郵船クルース 2 3 0 0 0 0 2 0 0 0 4 3
4 AIDA Cruises 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 3
5 Phoenix Reisen GmbH 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 2 0
6 Carnival Plc 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
7 アザマラ・クラブ・クルーズ 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
8 Noble Caledonia 1 0 0 0 0 0 0 1 1 1 2 2
9 セレブリティ・クルーズ 1 2 0 0 0 0 0 1 0 0 1 3
10 コスタ・クルーズ 19 44 0 0 0 0 15 51 0 8 34 103
11 プリンセスクルーズ 32 45 0 0 0 0 20 46 3 22 55 113
12 Hapag-Lloyd Kreuzfahrten 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 2
13 ダイヤモンドクルーズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
14 オーシャニア クルーズ 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
15 PONANT 1 1 0 1 0 0 1 2 0 1 2 5
16 ロイヤルカリビアン 35 22 0 0 0 0 0 0 0 0 35 22
17 MSCクルーズ 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2
18 ノルウェ-ジャンクルーズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
19 アトランティック 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
20 Cunard Line Ltd 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
21 Seabourn Cruise Line Ltd 1 1 0 1 0 0 0 1 0 1 1 4
22 リージェント・セブンシーズ・クルーズ 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
23 シルバーシークルーズ 0 3 0 0 0 1 1 2 0 5 1 11
24 スカイシークルーズ 7 14 0 0 0 0 0 0 0 0 7 14
25 スタークルーズ 75 62 1 0 6 0 53 63 80 65 215 190
26 ドリームクルーズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
27 Wilhelmsen Ship Mgmt Ltd-USA 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
28 Holland America Line NV 0 2 0 0 0 0 0 2 0 0 0 4
29 渤海クルーズ 4 0 0 0 1 0 0 0 0 0 5 0
193 213 1 3 8 2 95 175 86 104 383 497
外船社
合計
合計
邦船社
本部港
中城湾港
石垣港
平良港
区分 番号 船社名
那覇港
出所)港湾管理者及び受入自治体等のデータをもとに作成(2017.1.5 時点)
81
(8) 船社・船舶代理店による今後の沖縄への寄港数に関する意見
今後の沖縄への寄港数について、船社や船舶代理店からは沖縄全体に対して非常
に注目しているといった意見がある。
平良港については、ダイビング等ポテンシャルが高いが、ビーチが混雑したり、
地域住民の生活を乱さないようにしたいといった地元への配慮も見られる。
図表 98 今後の沖縄への寄港数に関する各社の意見
内 容
プリンセス
・沖縄には非常に注目しており、投資担当の幹部も何度か足を運んでいる。(沖縄全体)
・ダイビング等ポテンシャルが高いが、ビーチが混雑したり、地域住民の生活を乱さないようにしたい。(平良港)
MSC・2017年から沖縄に寄港することになったのは、航海時間や航路の長さがよかったのがキーポイントになった。(沖縄全体)
陸通・ 泊ふ頭8号岸壁には16万トン級は着岸できないが、新港ふ頭9・10号岸壁に整備が予定されているドルフィンが完成(2017年度予定)して供用されれば、小さな貨物船との同時接岸ができるようになるだろう。(那覇港)
82
2.2.2 県内各港へのクルーズ船の受入体制と受入の実施状況
県内各港へのクルーズ船の受入体制に関しては、県内各港でクルーズ促進連絡協
議会等が設置・開催されており、クルーズを受け入れるための検討が行われている。
受入の実施状況について、那覇港では、那覇クルーズターミナルがオープン(2014
年4月)、ボーディングブリッジの供用開始・エプロンルーフ併設(2015 年4月)、
Wi-Fi環境整備、接岸岸壁のエプロン拡張、クルーズターミナル内での臨時免税店
の設置、歓迎演舞実施(沖縄の伝統芸能(エイサー、唄三線、琉球舞踊等)や音楽
の演奏など、乗客やクルーの印象に残る演舞等を行う)、観光案内所設置、クルーズ
船寄港のためのプロモーション事業等が行われている。
本部港では、歓迎セレモニーの実施や見送り時の太鼓演舞、特産品の振る舞い、
観光案内所の運営等が行われている。
中城湾港では、観光案内、両替所、仮設トイレ等の設置、通訳案内士、歓迎セレ
モニーの実施、観光案内所と併置した市町村の特産品等の展示販売ブース設置等が
行われている。
石垣港では、プレハブの観光案内所の設置、観光ガイドブックやマップの配布、
外国語による道案内、タクシー案内所の設置、外貨両替所の設置、Wi-Fi環境整備
(石垣港ターミナル、離島ターミナル)、歓迎セレモニーの実施(初寄港、最終寄港
の場合)、カラーコーンによる動線の区分等が行われている。
平良港では、Wi-Fi環境整備、特産品物販施設の設置、バスやタクシープール配
置の工夫、観光名所一覧(はがきサイズ)の作成、観光案内所の設置、ナイトステ
イ客への対応(船内で琉球舞踊や民謡ショー、宮古島の PR、異文化交流)等が行わ
れている。
図表 99 県内各港での受入体制
港名 受入体制
那覇港 ・那覇クルーズ促進連絡協議会(事務局:那覇市観光課/那覇市、那覇市観光協会、県、沖縄観光コンベンションビューロー、那覇港管理組合などの機関、企業等で組織。那覇港における寄港イベント等を開催している)
本部港 ・本部港クルーズ促進協議会(事務局:本部町商工観光課/本部町、観光協会、商工会、美ら島財団等で構成、クルーズ振興を推進している)
中城湾港 ・中城湾港クルーズ促進連絡協議会(事務局:中部広域市町村圏事務組合 広域連携課/2016年1月設立。沖縄市、うるま市、北谷町、北中城村及び中城村に加え、内閣府沖縄総合事務局や県バス協会、中城湾港周辺の漁業組合等が参画している)
石垣港 ・石垣市クルーズ船連絡協議会(事務局:石垣市観光文化課/平成24年事業開始。クルーズ船寄港時における観光案内所の設置、観光セレモニー等を実施している)
平良港 ・宮古島クルーズ客船誘致・受入環境整備連絡協議会(事務局:宮古島市観光課/平成20年に設立。宮古島市、沖縄県及び国の出先機関、宮古島商工会議所、宮古島観光協会、陸上交通関連等の民間事業者などで構成される。)
出所)各港湾管理者ホームページ、報道記事等より作成
83
図表 100 受入の実施状況(那覇港)
受入れの実施状況
那覇港 ・平成26年4月に那覇クルーズターミナルがオープン(鉄骨2階建て、施設面積約4,500㎡、CIQ機能、観光案内所、待合スペース、駐車場)
・ボーディングブリッジの供用開始(2015年4月)、エプロンルーフ併設・Wi-Fi環境の整備・クルーズ船の接岸岸壁のエプロンの拡張・クルーズターミナル内での臨時免税店の設置・歓迎演舞の実施(沖縄の伝統芸能(エイサー、唄三線、琉球舞踊等)や音楽の演奏など、乗客やクルー
の印象に残る演舞等を行う)・クルーズ船の寄港及び出港時において歓送迎セレモニーや観光案内所を設置している【実績】H27年度:歓送迎演舞(109回)、観光案内所の設置(129回)
ボーディングブリッジ エプロンルーフ 無料Wi-Fi 出所)那覇港管理組合ホームページ、沖縄観光コンベンションビューローホームページ
図表 101 受入の実施状況(本部港、中城湾港、石垣港、平良港)
受入の実施状況
本部港 ・歓迎セレモニーの実施・見送り時に太鼓の演舞を行う・特産品の振る舞い・観光案内所を運営
中城湾港 ・観光案内、両替所、トイレ等は仮設テント等を設置・歓迎セレモニーの実施・観光案内所と併置して、市町村の特産品等を展示販売するブースを設ける
石垣港 ・プレハブの観光案内所の設置、観光ガイドブックやマップの配布・外国語のできるスタッフによる道案内・タクシー案内所の設置・外貨両替所の設置・Wi-Fi環境整備(石垣港ターミナル、離島ターミナル)・初寄港及び最終寄港の際には、セレモニーを実施・地元高校生による歓迎アトラクションを実施・カラーコーンにより物流とクルーズ乗客の動線を区分・下船時の案内所業務の効率化を図り、短時間で島内観光に出発することを可能にするため、エプロン上
にバス配置を行い、また背後にタクシー協会による受付・配車を実施
平良港 ・岸壁のWi-Fi環境整備・岸壁での宮古島特産品の物販施設を設置・下船時に短時間で観光に出発できるよう、バスの停車場所、タクシープールの配置を工夫・多様な観光ニーズに対応できる観光名所一覧(はがきサイズ)を作成し、地図とセットで案内を実施・テントによる案内所を設置・案内所におけるナイトステイ客への対応・ナイトステイ時に、午後10時頃より、船内で琉球舞踊や民謡ショーを行い、歓迎と宮古島のPR、異文化
交流を行う・島内の免税店の増加に向け、説明会を実施(免税店数、平成27年4店舗→平成28年13店舗に増加)
出所)沖縄県アジア経済戦略構想推進・検証委員会資料、沖縄総合事務局資料
84
また、受入体制と受入の実施状況に関しては、船社と船舶代理店からは、ハード・
ソフト両面での整備に対する要望や意見が寄せられている。
受入体制については、大型化への対応や寄港予約方法の簡素化、貸切バス不足、
CIQの人員増強などの意見が挙げられている。
受入の実施状況については、パイロットの常駐、台風等による緊急の寄港地変更
への対応等の意見が挙げられている。
図表 102 受入体制と受入の実施状況に関する各社の意見
内 容
受入体制・受入実施状況における意見・要望
・船の大型化が進み、中国では母港も増えていることから、大型船が接岸できるバースの整備や寄港予約方法の簡素化が求められる。(RCI:沖縄全体)
・沖縄は地理的には申し分ないため、ハード・ソフト両面での受入体制の強化が求められる。(Ctrip:沖縄全体)
・税関の人員はそれなり配置されているので、入管の人員増強をお願いしたい。(陸通:那覇港)
・泊ふ頭8号岸壁は、係船柱どうしの距離が長いことや、離島フェリーの航路の関係から、16万トン級の寄港は厳しそうである。(陸通:那覇港)
・日本のオーバーチャージは総じて高いが、那覇港では夕方・夜間の課金時間が他港に比べて早い。(プリンセス:那覇港)
・現在の岸壁予約は先着順と定期船優先になっており、予約が取りづらい状況である。那覇港管理組合で検討されている新しい予約ルールにより、状況が改善されることを期待している。(陸通:那覇港)
・台風の影響で九州から沖縄へ寄港地変更となった場合、CIQは24時間対応だが、業務時間外や週末では那覇港管理組合が対応できない状況がある。(陸通:那覇港)
・現在は寄港のほとんどが台湾船であるが、中国船が入ってくるようになると、バスが足りなくなってくるのではないか。(陸通:石垣港)
・貸切バス不足の解消に時間がかかると認識している。(Ctrip:平良港)・宮古島に駐在するCIQ審査官を置く必要がある。(沖縄シップスエージェンシー:平良港)
・パイロットが島内に常駐できるように改善してほしい。(プリンセス:平良港)・ はじめはクレームもあったが、住民がクルーズ船での経済効果を感じ始めることによって、
クルーズ受入需要が出ている。それに伴いインフラ整備の声も上がっているため、キャパシティオーバーと考えるのは時期尚早ではないか(沖縄シップスエージェンシー:平良港)
85
2.2.3 県内各港のハード面の概要や課題
(1) 各港における駐車場等のスペック、キャパシティ
1) 那覇港
那覇港では、泊ふ頭8号岸壁、新港ふ頭7号、新港ふ頭9・10 号岸壁の3バース
を使用している。
泊ふ頭8号岸壁の岸壁延長は 340m、水深-10m、岸壁の幅は 20mとなっている。
新港ふ頭7号岸壁の岸壁延長は 391m、水深-11m、新港ふ頭9・10号岸壁の岸壁延
長は、602m、水深-13mである。回頭泊地は 630m、航路幅は 370m、航路水深は-15
m、高さ制限は 35m(唐口航路)となっている。
泊ふ頭8号岸壁の駐車場は大型バス 50台、タクシー等 10台~15 台の駐車が可能
である。新港ふ頭は本来貨物岸壁であるため、駐車場としての施設はない。
図表 103 那覇港
【キャパシティ】
・泊ふ頭8号岸壁:13万トンクラス・新港ふ頭7号岸壁:11万トンクラス・新港ふ頭9・10岸壁:16万トンクラス・クルーズ専用岸壁である泊ふ頭8号岸壁のほか、貨物岸壁である新港ふ頭7号岸壁や国際コンテナターミナル(同9・10号岸壁)を利用し、最大3隻の同時寄港に対応。
バース名 泊8 新港
岸壁延長、水深 340m、-10m ・7号:391m、11m・9・10号:602m、13m
岸壁の幅 20m ‐
回頭泊地の直径 630m ‐
航路幅、水深 300m、-15m ‐
高さ制限 唐口航路:35m ‐
【バース・ターミナル】
バース名 泊8 新港
バス 50台 ‐
タクシー等 10~15台 ‐
【駐車場のスペック 】
出所)「クルーズ係留施設及びターミナル施設概要(全国クルーズ活性化協議会)」、那覇港管
理組合ホームページ、「日本の港湾 2015」(日本港湾協会)
86
図表 104 那覇港 臨港地区及び分区
新港ふ頭9・10号
新港ふ頭7号
那覇クルーズターミナル
(泊ふ頭8号)
出所)那覇港管理組合ホームページ
87
2) 本部港
本部港では2バースが整備されており、岸壁延長は①220m、水深-9mと②240
m、水深-7.5m、岸壁の幅は 32.5m、回頭泊地は 560m、航路幅は 300m、航路水
深-9以上、高さ制限はなしとなっている。
駐車場は大型バス 10台~20台、タクシー等 20台~30台の駐車が可能である。
図表 105 本部港
バース名 本部港ターミナル
岸壁延長、水深 ①220m、-9m②240m、-7.5m
岸壁の幅 ①32.5m②32.5m
回頭泊地の直径 560m
航路幅、水深 300m、-9m以上
高さ制限 なし
【バース・ターミナル】
バース名 本部港ターミナル
バス 10~20台
タクシー等 20~30台
【駐車場のスペック 】
【キャパシティ】
・2万トンクラス対応(延長220m、水深9m)の耐震岸壁を供用
出所)「クルーズ係留施設及びターミナル施設概要(全国クルーズ活性化協議会)」、沖縄県ホ
ームページ
図表 106 本部港 対象施設図
②-7.5m岸壁
①-9m岸壁
出所)沖縄県ホームページ
88
3) 中城湾港
中城湾港の新港地区バースについて、岸壁延長は 260m、水深-13m、岸壁の幅は
40m~70m、回頭泊地は 434m、航路幅 220m(現在、330m計画中)、航路水深は-13
m以上、高さ制限はなしとなっている。
駐車場は大型バス 20台程度、タクシー等 30台程度の駐車が可能である。
図表 107 中城湾港
バース名 新港地区
バス 20台程度
タクシー等 30台程度
【駐車場のスペック 】
バース名 新港地区
岸壁延長、水深 260m、-13m
岸壁の幅 40~70m
回頭泊地の直径 434m
航路幅、水深 220m(計画330m)、-13m
高さ制限 なし
【バース・ターミナル】
【キャパシティ】
・4万トンクラスの着岸実績
出所)「日本の港湾 2015」(日本港湾協会)、沖縄県ホームページ
図表 108 中城湾港 計画平面図
-13m岸壁
出所)沖縄総合事務局 那覇港湾空港・整備事務所 中城湾出張所ホームページ
89
4) 石垣港
石垣港では、浜崎地区のF岸壁が使用されている※。F岸壁の岸壁延長は 280m、
水深-9m、岸壁の幅は 50m、E岸壁の岸壁延長は 185m、水深-9m、岸壁の幅 20
mである。回頭泊地は 380m、航路幅は 150m、航路水深は-9m以上、高さ制限は
なしとなっている。
駐車場は大型バス 10台程度、タクシー等 30台程度の駐車が可能である。
図表 109 石垣港
バース名 浜崎地区
岸壁延長、水深 ①F:280m、-9m②E:185m、-9m
岸壁の幅 ①F:50m②E:20m
回頭泊地の直径 380m
航路幅、水深 150m、-9m
高さ制限 なし
【バース・ターミナル】
バース名 浜崎地区
バス 約10台
タクシー等 約30台
【駐車場のスペック 】
【キャパシティ】
・7万トンクラス(F岸壁)
※隣接するE岸壁の係船柱を利用している。
出所)「クルーズ係留施設及びターミナル施設概要(全国クルーズ活性化協議会)」、石垣市ホ
ームページ、石垣市提供資料
図表 110 石垣港 全体図
F岸壁 E岸壁
出所)石垣市ホームページ
90
5) 平良港
平良港の下崎ふ頭バースは岸壁延長 275m、水深-10m、岸壁の幅は 100m、回頭
泊地は 420m、航路幅は 250m、航路水深は-9m、高さ制限はなしとなっている。
駐車場は大型バス 10台程度、タクシー等 100台程度の駐車が可能である。
漲水地区バースは岸壁延長 235m、水深-6.5m、岸壁の幅は 20m、回頭泊地は 390
m、航路幅は 250m、航路水深は-9m、高さ制限はなしとなっている。駐車場は大
型バス5台程度、タクシー等 10台程度の駐車が可能である。
図表 111 平良港(下崎地区)
バース名 下崎ふ頭
岸壁延長、水深 275m、-10m
岸壁の幅 100m
回頭泊地の直径 420m
航路幅、水深 250m、-9.0m
高さ制限 なし
【バース・ターミナル】
バース名 下崎ふ頭
バス 10台
タクシー等 100台
【駐車場のスペック 】
【キャパシティ】
・5万トンクラス
出所)「クルーズ係留施設及びターミナル施設概要(全国クルーズ活性化協議会)」
図表 112 平良港(漲水地区)
バース名 漲水ふ頭
岸壁延長、水深 235m、-6.5m
岸壁の幅 20m
回頭泊地の直径 390m
航路幅、水深 250m、-9.0m
高さ制限 なし
【バース・ターミナル】
バース名 下崎ふ頭
バス 5台
タクシー等 10台
【駐車場のスペック 】
【キャパシティ】
・沖泊によるテンダーボートでの受入
出所)「クルーズ係留施設及びターミナル施設概要(全国クルーズ活性化協議会)
91
図表 113 平良港航空写真
出所)国土交通省ホームページ
92
6) 船社側から見たハードやオペレーションでの課題についての意見・要望
県内各港における船社側から見たハードやオペレーションでの課題については、
那覇港での早急な第2クルーズバースの整備、石垣港と平良港でのCIQ施設の整
備等の意見・要望が挙げられている。
図表 114 各社の意見・要望
現状のハードに関する意見・要望
那覇港 ・貨物バースでは貨物船との調整も必要で予約が取りづらく、乗客のイメージも良くないであろうことから、早期の第2クルーズバース整備が求められる。(RCI)
・那覇クルーズターミナルは、他府県の港湾と比べてもCIQの利便性が高い。(RCI)・2018年に13.9万トンの新造船を運航させるが、現状の泊ふ頭8号岸壁では長さが足りず、現状のままでは寄港できない。(MSCの船は他船社と比較して同トン数でも長い)(MSC)
・泊ふ頭8号岸壁は各社で奪い合いになっており、寄港したくても予定が組めない状況である。早期の第2クルーズバース整備が求められる。(Ctrip、コスタ)
・冬場の新港ふ頭9・10号岸壁は強風で入港できないこともある。(陸通)
中城湾港 ・東埠頭で外航船も受け入れできるようにして、そこで外航物流船の受入を行えば、西ふ頭に客船が入る余地ができるのではないか。(沖縄シップスエージェンシー)
・RCIによると、係船柱を増設すれば、13万トン級が寄港できるのではないかと見ている。(陸通)・RCIによると、東ふ頭は係船柱が小さく、現状では寄港できない。(陸通)
ハード整備の際は、船社の意見聴取も行うべきである。(陸通)・中城湾港は位置的に北風に強く、冬でも入港しやすいのではないか。(陸通)
石垣港 ・テンダー利用で寄港しているため、ファーストポートには向かない。(プリンセス)・迅速なCIQが実施できる施設を整備してほしい。(沖縄シップスエージェンシー、 プリンセス)
平良港 ・テンダー利用で寄港しているため、ファーストポートには向かない。(プリンセス)・迅速なCIQが実施できる施設を整備してほしい。(プリンセス)
出所)クルーズ船社、船舶代理店へのヒアリング内容より作成
93
(2) 各港周辺の観光地におけるバス等駐車台数、食事場所等
1) 那覇港・中城湾港周辺
那覇港、中城湾港周辺における各観光地の駐車可能台数については、首里城公園
はバス台数 20台、普通車 50台~116台、識名園はバス5台、普通車約 60台、波の
上うみそら公園はバス 21台、普通車 380台が駐車可能となっている。
図表 115 観光地駐車台数(那覇港・中城湾港周辺)
観光地 バス台数 普通車台数
首里城公園 20台 50台~116台
識名園 5台 約60台
壷屋やちむん通り ‐ ‐
波の上うみそら公園 21台 380台
出所)CRUISE PORT GUIDE OF JAPAN(国土交通省ホームページ)、首里城公園ホームページ、
那覇港管理組合ホームページ
2) 本部港周辺
本部港周辺における各観光地の駐車可能台数については、今帰仁城跡はバス台数
8台、普通車 320 台、沖縄美ら海水族館はバス 72台、普通車約 770台が駐車可能と
なっている。
図表 116 観光地駐車台数(本部港周辺)
観光地 バス台数 普通車台数
今帰仁城跡 8台 320台
沖縄美ら海水族館 72台 767台
古宇利島 ‐ ‐
塩川 ‐ ‐
出所) CRUISE PORT GUIDE OF JAPAN(国土交通省ホームページ)、海洋博公園ホームペー
ジ、今帰仁城ホームページ
94
3) 石垣港周辺
石垣港周辺における各観光地の駐車可能台数については、川平湾はバス台数9台、
普通車 15台、玉取崎展望台はバス7台、普通車は 20台、ヤエヤマヤシ群落はバス
2台、普通車 15台、名蔵アンパルはバス2台が駐車可能となっている。
図表 117 観光地駐車台数(石垣港周辺)
観光地 バス台数 普通車台数
川平湾 9台 15台(無料)他有料駐車場有
玉取崎展望台 7台 20台(無料)
ヤエヤマヤシ群落 2台 15台(無料)
名蔵アンパル 2台 ‐
出所) CRUISE PORT GUIDE OF JAPAN(国土交通省ホームページ)、石垣島観光ナビ
4) 平良港周辺
平良港周辺における各観光地の駐車可能台数については、前浜ビーチはバス2台、
宮古島市公設市場は普通車 15台が駐車可能となっている。
図表 118 観光地駐車台数(平良港周辺)
観光地 バス台数 普通車台数
前浜ビーチ 2台 ‐
伊良部大橋 ‐ ‐
宮古島市公設市場 ‐ 15台
出所)CRUISE PORT GUIDE OF JAPAN(国土交通省ホームページ)
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図表 119 各港周辺の観光地情報(那覇港・中城湾港周辺)
出所)CRUISE PORT GUIDE OF JAPAN(国土交通省ホームページ)
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図表 120 各港周辺の観光地情報(本部港周辺)
出所) CRUISE PORT GUIDE OF JAPAN(国土交通省ホームページ)