2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概...

36
県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

Upload: others

Post on 01-Sep-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

県 内 経 済 概 況

2017年8月

2017年9月8日

株式会社 滋賀銀行

株式会社 しがぎん経済文化センター

Page 2: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

《使用データについての注意事項》 ・「9.県内主要観光地の観光客数」に「道の駅:妹子の郷」(大津地域)を追加しました。

15.1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 16.1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17.1 2 3 4 5 6 7 8

現在の景気 ▲ ● × ▲ ● ▲ ▲ ● ▲ ▲ ▲ ▲ × ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ● ● ▲ ▲ ▲ ▲ ● ▲ ▲

3か月後の景気 ● ● ▲ ▲ ● ● ▲ ● ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ × × ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲

生産活動 × × ● × × × × ● × ● × ● ▲ × ▲ × ● ● × ● × ● ● ● ● ● × × ● ● ● ▲

個人消費 ▲ ▲ × × ● ● × ● ▲ ● ▲ × × ● ▲ ▲ ● ▲ ▲ ● × × × ● ● × ▲ ● ▲ ● ▲ ×

民間設備投資 × ● × × ● × × ● ● × × × × × ▲ × × ● × × ● ● ● ● ● × ● ● × ● ● ●

住宅投資 × ● × × ● × ● × × ● ● ● × × ● ● × ● × ● ● × × ● ● × × ● ● × × ×

公共投資 × × × ● ● × ● × ● ● × ● ▲ × × × × × ● × × ● ● × ● ● ● × × ● × ●

雇用情勢 ▲ ● ▲ ● × ● ▲ ▲ ▲ ● ● ▲ ● ● ● ▲ ● × ▲ ● ▲ ▲ ▲ ● ● ▲ ▲ ▲ ● ● ● ▲

15.1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 16.1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17.1 2 3 4 5 6 7 8

鉱工業生産指数 季調済・前月比 ● × × ● × ● × ● × ● × × ● × ● ● × ● × ● ● ● ● ● × × ● ● ● ×

可処分所得 前年比 ● ● ● ● ● ● ● ● ● × × × ● × × ● × × × ● × ● ● ● × × × × ● ● ×

家計消費支出 前年比 ● × ● ● ● ● × ● × × × × ● ● × ● × × ● × ● ● ● ● × × × ● ● × ●

百貨店・スーパー販売額 店舗調整前・前年比 ● ● × ● ● ● ● ● ● ● × × ● ● ● × × ● × × × × ● × × × × × × ×

家電大型専門店販売額 前年比 × × × ● ● × ● ● × × × × ● × × ● × × ● × ● ● ● ● ● ● ● ● ● ×

ドラッグストア販売額 前年比 ● ● × ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

ホームセンター販売額 前年比 × × × × ● × ● ● × ● ● × ● ● × ● × × ● × × × × × × × ● ● × ●

乗用車新車登録台数 2車種計・前年比 × × × ● ● ● × ● ● ● × × ● × × ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ×

軽乗用車新車販売台数 前年比 × × × × × × × × ● × × × × × × × × × × × × ● × ● × ● ● ● ● ● ●

民間非居住建築物床面積 3業用計・前年比 ● × × ● × × ● ● × × × × × ● × × ● × × ● ● ● ● ● × ● ● × ● ● ●

トラック新車登録台数 2車種計・前年比 ● ● ● × ● ● ● ● × ● ● ● × × × ● × × × ● ● × × ● × × ● ● ● ● ×

新設住宅着工戸数 前年比 ● × × ● × ● × × ● ● ● × × ● ● × ● × ● ● × × ● ● × × ● ● × × ×

公共工事請負金額 前年比 × × ● ● × ● × ● ● × ● ● × × × × × ● × × ● ● × ● ● ● × × ● × ●

新規求人倍率(受理地別) 季調済・前月差 ● × ● × ● ● × × ● ● × ● ● × ● ● × × ● ● × × ● × × × ● ● ● × ×

有効求人倍率(受理地別) 季調済・前月差 ▲ ● ● × ● ▲ ▲ ▲ ● ● ▲ ● ▲ ● ▲ ● ▲ ▲ ● ▲ ● ● ● ● × × × ● ● ● ▲

有効求人倍率(就業地別) 季調済・前月差 × ▲ ● × ● × × ● ● ● ● ▲ ● ● ● ● ▲ ▲ ● ● ▲ × × × × × ● ● ● ● ×

常用雇用指数 全産業・前年比 × ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● × × ● ▲ ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

所定外労働時間指数 製造業・前年比 ● × × × × × ● ● × × × × × × ● × × × × × ● ● ● ● ● ● ● ● ●

常用労働者の賃金指数 名目・前年比 ● ● × ● ● × ● ● ● ● ● × × ● ● ● ● ● × × ● × × ● ● × × × ×

企業倒産 負債総額・前年比(逆) ● ● × ● ● ● × ● ● ● ● ● × × × ● ● × ● × × ● × × × × ● × × ● ● ×

●=前年比・前月比プラス、▲=同横ばい、×=同マイナス。ただし、「企業倒産」は逆表示。

《ご参考》県内景気の基調判断の推移

【県内景気天気図】

●=前月比上昇・好転

▲=前月比横ばい

×=前月比下降・悪化

【県内主要経済指標】

Page 3: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

1/34

1.概況…緩やかな拡大局面に向かう中で足踏み感

県内景気の現状

県内製造業の生産活動を鉱工業生産指数でみると、食料品やプラスチック製品、窯業・土石製品などは上昇したが、はん用・生産用・業務用機械や化

学、その他などが大きく低下したため、前月比では4か月ぶりの低下となった。また、生産状況の先行きをあらわす「出荷指数」と「在庫指数(製品在

庫)」を前年比でみると、出荷は8か月連続で上昇しているが、在庫が4か月連続かつ大幅の上昇となり、今後の動向を注視する必要がある。

需要面では、百貨店・スーパーの販売額(全店ベース)はウエイトの高い飲食料品をはじめすべての品目で前年を下回ったため、全体では7か月連続の

マイナスとなっている。また、乗用車の新車登録台数は2車種合計で 16 か月ぶりのマイナス、家電大型専門店の販売額は 10 か月ぶりのマイナス、トラッ

クの新車登録台数も5か月ぶりのマイナスとなり、今まで堅調だったものにやや伸び悩みの傾向がみられる。さらに、新設住宅着工戸数は持家が2か月連

続、貸家が5か月連続、分譲住宅も2か月ぶりのそれぞれマイナスで、全体では3か月連続かつ大幅のマイナスとなった。

一方、ドラッグストアの販売額は 27か月連続のプラスで好調に推移し、コンビニエンスストアも4か月連続のプラス、ホームセンターは2か月ぶりのプ

ラスとなり、軽乗用車は6か月連続かつ大幅のプラスとなっている。民間設備投資の指標である民間非居住用建築物着工床面積は、商業用が前年を大きく

下回ったものの、鉱工業用とサービス業用が3か月連続の大幅増となったため、3業用計では低水準ながら3か月連続のプラスとなっている。さらに、公

共工事の請負金額は市町発注を中心に大幅に増加したため、全体では2か月ぶりの大幅プラスとなった。

このような中、雇用情勢をみると、新規求人倍率は前月に比べ低下したが、有効求人倍率がリーマン・ショック前の高水準となり、企業側からみた常用

雇用指数と製造業の所定外労働時間指数もともに前年を引き続き上回っている。

これらの状況をまとめると、製造業の生産活動は回復局面にあるものの一部で減速感がみられ、需要面でも全体的には堅調に推移しているものの、伸び

悩みの動きがみられる。したがって県内景気の現状は、緩やかな拡大局面に向かう中で足踏み感がみられる。

今後の景気動向

県内製造業の生産活動については、全体としては堅調な動きが持続するものと考えられるが、懸念材料として製品在庫の増加があげられる。需要面では、

全体的に底堅く推移するものと思われるものの、家計収入の伸び悩みや人手不足による需要の減退、景気の先行き不透明感といった不安材料がみられる。

したがって今後の県内景気については、海外情勢の不安定感とそれに伴う経済や金融資本市場の不透明感に加え、人手不足による業況の悪化などが懸念さ

れるため、拡大局面への移行には今しばらくの時間を要するものと考えられる。

Page 4: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

2/34

生産…「鉱工業生産指数」の前月比は4か月ぶりの低下 2017年6月の県内製造業の生産状況をみると、鉱工業生産指数(2010年=100)の「原指数」は118.0、前年同月比+4.3%で8か月連続の上昇となった

が、「季節調整済指数」は107.0、前月比-1.3%で4か月ぶりの低下となった。しかし、季調済指数の3か月移動平均値(5月)は106.5、前月比+1.0%

で、3か月連続の上昇となっている。大分類の業種別に季調済指数の水準をみると、「窯業・土石製品」(63.6)や「鉄鋼」(85.0)、「金属製品」

(91.5)などは引き続き低水準にとどまっているが、「食料品」(126.5)や「はん用・生産用・業務用機械」(121.8)、「パルプ・紙・紙加工品」

(115.2)、「電気機械」(114.2)などが高水準となった。前月に比べると、「食料品」(前月比+10.5%)や「プラスチック製品」(同+7.9%)、

「窯業・土石製品」(同+7.1%)などは上昇したが、「その他」(同-8.9%)や「はん用・生産用・業務用機械」(同-7.7%)、「化学」(同-

7.5%)などが大きく低下した。

生産状況の先行きをあらわす「出荷指数」と「在庫指数(製品在庫)」を前年比でみると、出荷は8か月連続で上昇しているが(原指数116.2、前年同

月比+6.0%)、在庫が4か月連続かつ大幅の上昇となった(同147.3、同+18.1%)。今後の動向を注視する必要がある。

個人消費…「乗用車新車登録台数」は 16か月ぶりのマイナス

7月の「消費者物価指数(生鮮食品を除く総合/大津市/2015年=100)」は100.8で、前年同月比+1.0%、前月比0.0%となり、前年同月比では7か月連続

で上昇しているが、前月比では2か月連続の横ばいで推移している。

6月の「百貨店・スーパー販売額(全店ベース=店舗調整前、対象店舗数は95店舗)」は22,198百万円、前年比-2.0%と、7か月連続の減少となってい

る。品目別にみると、ウエイトの高い飲食料品(同-0.2%)が前月に続き前年を下回ったのをはじめ、すべての品目でマイナスとなり、なかでも衣料品

は12か月連続(同-10.9%)、家電機器は7か月連続(同-4.0%)、身の回り品(同-11.3%)も5か月連続のそれぞれマイナスとなっている。また、

「既存店ベース(=店舗調整後)」の売上高もすべての品目でマイナスとなり、全体では7か月連続で前年を下回っている(同-2.2%)。

「家電大型専門店・ドラッグストア・ホームセンター販売額(全店ベース=店舗調整前)」によると、6月の「ドラッグストア」(177店舗)は5,375百万

円、前年同月比+7.5%で、27か月連続のプラスで好調に推移している。また、「ホームセンター」(62店舗)は3,330百万円、同+3.4%で、2か月ぶりの

プラスとなった。一方、「家電大型専門店」(39店舗)は3,044百万円、同-2.0%で10か月ぶりのマイナスとなった。なお、これらの対象店舗は「百貨店・

スーパー販売額」の中のスーパーの対象店舗とは重複しない。昨年7月から都道府県別の前年同月比伸び率が公表された「コンビニエンスストア販売額」

(6月:560店舗)は、9,462百万円、同+1.5%で、4か月連続のプラスとなっている。

7月の「乗用車新車登録台数(登録ナンバー別)」をみると、「小型乗用車(5ナンバー車)」が9か月ぶり(1,321台、前年同月比-9.3%)、「普通乗用

車(3ナンバー車)」も6か月ぶり(1,566台、同-3.4%)の、ともにマイナスとなったため、2車種合計は16か月ぶりの前年比減少(2,887台、同-

6.2%)。一方、「軽乗用車」は6か月連続かつ大幅のプラスとなっている(1,909台、同+18.1%)。

民間設備投資…「民間非居住用建築物着工床面積」は低水準ながら3か月連続のプラス 民間設備投資と関連の深い「民間非居住用建築物着工床面積」(7月)は3業用計で37,213㎡、前年同月比+37.7%で、低水準ながら3か月連続のプラス

となっている。業種別にみると、「商業用」は低水準かつ大幅のマイナスとなったが、「鉱工業用」と「サービス業用」は3か月連続の大幅増となってい

る(「商業用」:3,194㎡、同-68.8%、「鉱工業用」:19,976㎡、同+193.7%、「サービス業用」:14,043㎡、同+40.9%)。

一方、7月のトラック新車登録台数をみると、「普通トラック(1ナンバー車)」が前月に続き大幅のマイナスとなり(82台、同-12.8%)、「小型四輪

Page 5: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

3/34

トラック(4ナンバー車)」も6か月ぶりに前年を下回ったため(189台、同-5.5%)、2車種合計では5か月ぶりのマイナスとなった(271台、同-

7.8%)。今年9月からの排出ガス規制強化に伴う買い替え需要の反動減によるものか、今後の動向が注目される。

住宅投資…「新設住宅着工戸数」は3か月連続かつ大幅のマイナス 7月の「新設住宅着工戸数」は744戸、前年同月比-29.7%で、3か月連続かつ大幅マイナスとなっている。利用関係別でみると、「持家」は343戸、同

-17.7%(大津市62戸など)で2か月連続、「貸家」が288戸、同-8.3%(大津市72戸、野洲市70戸など)で5か月連続のともにマイナス、「分譲住宅」も112

戸、同-65.7%(大津市60戸など)で2か月ぶりの大幅マイナスとなった。分譲住宅の内訳をみると、「一戸建て」は3か月連続で前年を下回り(82戸、前

年差-6戸)、「分譲マンション」も前年を大きく下回った(30戸、同-209戸)。なお、「給与住宅」は1戸(長浜市)。

公共投資…「請負金額」は2か月ぶりの大幅プラス 7月の西日本建設業保証(株)の保証による公共工事の請負件数は189件、前年同月比+2.2%で、3か月ぶりに前年を上回った。金額は約172億円、同+

131.7%で、2か月ぶりの大幅プラスとなった。請負金額を発注者別で多い順から並べると、「市町」(約146億円、前年同月比+207.7%)、「県」(約15億

円、同-26.1%)、「国」(約8億円、同+219.9%)、「独立行政法人」(約2億円、同+0.6%) 、「その他」(約2億円、同-31.0%)。

雇用情勢…「有効求人倍率」はリーマン・ショック前の高水準 7月の「新規求人数(パートを含む)」は8,730人(前年同月比+2.8%)で5か月連続の増加、一方、「新規求職者数(同)」は4,578人(同-2.7%)で

8か月連続のマイナスとなっている。「新規求人倍率(パートを含む、季節調整値)」は前月比-0.11ポイント低下の1.89倍で、5月の2.09倍をピークに2

か月連続で低下。「有効求人倍率(同)」は前月と同じ1.31倍で、リーマン・ショック前(07年7月:1.32倍)以来の高水準となっている。参考値として発

表されている「就業地別」の有効求人倍率をみると、7月は前月に比べ0.01ポイント低下の1.56倍で、公表値である「受理地別」の1.31倍を引き続き大き

く上回っている。

雇用形態別に有効求人倍率(原数値)をみると(7月)、「常用パート」は前月に比べ0.06ポイント上昇の1.25倍となり、5月を底に再び上昇してい

る。「正社員」は前月と同じ0.75倍で、水準は引き続き低いものの、緩やかに上昇している。

また、7月の産業別「新規求人数」をみると、「卸売・小売業」(929 人、同-18.3%)と「サービス業」(1,260 人、同-3.7%)が前月に続きマイナ

スとなったものの、「製造業」(1,606人、同+19.1%)は 14か月連続かつ大幅のプラス、「医療、福祉」(1,912人、同+5.3%)と「建設業」(473人、

同+12.4%)も4か月連続のそれぞれプラスとなっている。

5月の「常用雇用指数(事業所規模30人以上、2015年=100)」は103.7、同+3.2%で、12か月連続で前年を上回っている。「製造業の所定外労働時間指数

(同)」は100.6、同+15.6%で、9か月連続かつ大幅のプラスとなっている。

倒産…「負債総額」は3か月ぶりの増加 ㈱東京商工リサーチ滋賀支店のまとめによる8月の「負債金額10百万円以上」の倒産件数は6件(前年差-5件)で2か月ぶりに前年を下回ったが、負

債総額は約952百万円(同+413百万円)で、3か月ぶりに前年を上回った。業種別では「サービス業他」(4件)、原因別では「販売不振」と「既往のシ

ワ寄せ」(各2件)が最も多い。資本金別では6件中4件が「1千万円未満」。

Page 6: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

4/34

2.生産…「鉱工業生産指数」の前月比は4か月ぶり

の低下

2017年6月の県内製造業の生産状況をみると、鉱工業生産指数(2010年

=100)の「原指数」は118.0、前年同月比+4.3%で8か月連続の上昇と

なったが、「季節調整済指数」は107.0、前月比-1.3%で4か月ぶりの

低下となった(図1、巻末の県内経済指標NO.1)。

しかし、季調済指数の3か月移動平均値(5月)は106.5、前月比+

1.0%で、3か月連続の上昇となっている(図2、図3)。

-10

-5

0

5

10

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

(%) 図1 鉱工業生産指数の推移(滋賀県、2010年=100)

原指数(前年同月比) 季調済指数(前月比)

-1.3(季)

4.3(原)

70.0

80.0

90.0

100.0

110.0

120.0

08年1 7 09年1 7 10年1 7 11年1 7 12年1 7 13年1 7 14年1 7 15年1 7 16年1 7 17年1

図2 鉱工業生産指数の3か月移動平均値①

(季節調整済値、2010年=100)

滋賀県

全国

3/82.4

8/105.7

4/101.9

1/105.9

4/89.0

10/93.9

3/78.4

11/97.3

1/106.7

2/101.9

5/106.5

6/101.3

95

96

97

98

99

100

101

102

103

104

105

106

107

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

図3 鉱工業生産指数の3か月移動平均値の推移②

(季節調整済値、2010年=100)

滋賀県

全国

(月)

1/99.3

6/101.3

5/106.5

5/101.9

1/96.1

9/102.5

8/99.1

Page 7: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

5/34

大分類の業種別に季調済指数の水準をみると(図5-①、②、③)、

「窯業・土石製品」(63.6)や「鉄鋼」(85.0)、「金属製品」

(91.5)などは引き続き低水準にとどまっているが、「食料品」

(126.5)や「はん用・生産用・業務用機械」(121.8)、「パルプ・

紙・紙加工品」(115.2)、「電気機械」(114.2)などが高水準となっ

た。

前月に比べると、「食料品」(前月比+10.5%)や「プラスチック製

品」(同+7.9%)、「窯業・土石製品」(同+7.1%)などは上昇した

が、「その他」(同-8.9%)や「はん用・生産用・業務用機械」(同-

7.7%)、「化学」(同-7.5%)などが大きく低下した。

90

95

100

105

110

115

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

図4 鉱工業生産指数の全国、近畿との比較

(季調済指数、2010年=100)

滋賀県 近畿 全国

7/101.5(全)

6/107.0(滋)

6/108.1(近)

70

80

90

100

110

120

130

140

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

図5-① 業種別の鉱工業生産指数の推移

(季調済指数、2010年=100)

鉄鋼業

金属製品工業

はん用・生産用・業務用機械

電気機械工業

85.0(鉄鋼)

114.2(電気)

121.8

(はん用)

91.5(金属)

Page 8: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

6/34

中分類の業種別季調済指数の水準をみると(図6-①、②、③)、

「運搬機械」(166.4)や「食料品」(129.1)、「半導体・フラットパ

ネル製造装置」(128.4)などは高水準が続いているが、「ガラス製品」

(45.7)は引き続き低水準で推移し、「プラスチック製フィルム・シー

ト」(95.8)などが低い。

50

60

70

80

90

100

110

120

130

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

図5-② 業種別の鉱工業生産指数の推移

(季調済指数、2010年=100)

輸送機械工業 窯業・土石工業

化学工業 プラスチック製品工業

105.7(輸送)

63.6(窯・土)

112.5(化学)

110.2(プラ)

80

90

100

110

120

130

140

150

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

図5-③ 業種別の鉱工業生産指数の推移

(季調済指数、2010年=100)

パルプ・紙・紙加工品工業 繊維工業

食料品工業 その他の工業

103.8(その他)

126.5(食料品)

115.2(パルプ)

101.0(繊維)

50

100

150

200

250

300

350

400

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

図6-① 中分類の主要業種別鉱工業生産指数の推移

(季調済指数、2010年=100)

はん用機械工業

うち運搬機械

生産用機械工業

うち半導体・フラットパネル製造装置

128.4(半導体)125.8(生産用)

166.4

(運搬)

120.0(はん用)

Page 9: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

7/34

生産状況の先行きをあらわす「出荷指数」と「在庫指数(製品在

庫)」を前年比でみると(図7-①、経済指標NO.1)、出荷は8か

月連続で上昇しているが(原指数116.2、前年同月比+6.0%)、在庫が

4か月連続かつ大幅の上昇となり(同147.3、同+18.1%)、「在庫循環

図」をみると(図7-②)、「在庫積み増し局面」にあり、今後の動向を

注視する必要がある。

60

80

100

120

140

160

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

図6-② 中分類の主要業種別鉱工業生産指数の推移

(季調済指数、2010年=100)

業務用機械工業

民生用電気機械

電子部品・デバイス

自動車用部品

116.7(民生用)

98.6(電子・デ)

113.4(業務用)

97.8(自動車)

40

60

80

100

120

140

160

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

図6-③ 中分類の業種別鉱工業生産指数の推移

(季調済指数、2010年=100)

ガラス製品

プラスチック製フィルム・シート

食料品

飲料

95.8

(プラスチック)

125.5(飲料)

129.1(食料品)

45.7

(ガラス)

-15

-10

-5

0

5

10

15

20

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

(前年比・%)

図7-① 鉱工業生産・出荷・在庫指数の推移

(滋賀県、原指数、2010年=100)

生産 出荷 在庫

6.0(出)

18.1(在)

4.3(生)

16/1

16/2

16/3

16/4

16/5

16/6

16/7

16/8

16/9

16/10

16/11

16/12

17/1

17/217/3

17/4

17/5

17/6

-10.0

-5.0

0.0

5.0

10.0

-15.0 -10.0 -5.0 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0

出荷・前年同月比増減率(%)

在庫・前年同月比増減率(%)

図7-② 在 庫 循 環 図

回復局面

在庫調整局面

意図せざる在庫増加局面

在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面

在庫積み増し局面

Page 10: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

8/34

3.個人消費…「乗用車新車登録台数」は 16か月ぶり

のマイナス

7月の「消費者物価指数(生鮮食品を除く総合/大津市/2015年=100)」

は100.8で、前年同月比+1.0%、前月比0.0%となり、前年同月比では7

か月連続で上昇しているが、前月比では2か月連続の横ばいで推移して

いる (図8、経済指標NO.2)。エネルギー(電気代、ガス、灯油、

ガソリン)は前年比では6か月連続で上昇しているが、前月比では2か

月連続で低下している(94.1、前年同月比+5.3%、前月比-0.2%)。

なお、酒類を除く食料とエネルギーを除いた指数でみると(図8)、前

年比では4か月連続で上昇しているものの、前月比は4か月ぶりに低下

した(100.8、前年同月比+0.4%、前月比-0.1%)。

7月の「可処分所得(大津市・勤労者世帯)」は3か月ぶりの減少とな

ったが(前年同月比-5.8%)、「家計消費支出(同)」は2か月ぶりの増加

となった(同+0.9%)(図9、経済指標NO.2)(注:「可処分所得(大津

市・勤労者世帯)」と「家計消費支出(同)」の集計世帯数は46世帯)。

-0.6

-0.4

-0.2

0.0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

1.2

16年1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17年1 2 3 4 5 6 7

(%) 図8 消費者物価指数(CPI)(大津市、2015年=100)の推移

(A) CPI①:前年同月比

(B) CPI①:前月比

(C) CPI②:前年同月比

(D) CPI②:前月比

(注)CPI①:生鮮食品を除く総合、CPI②:食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合

0.4(C)

1.0(A)

0.0(B)

-0.1(D)

-40

-20

0

20

40

60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%)

図9 消費支出と可処分所得の推移

(大津市、前年同月比)

消費支出 可処分所得

0.9(消)

-5.8(可)

Page 11: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

9/34

「毎月勤労統計調査」における5月の「名目賃金指数(現金給与総

額、事業所規模30人以上、2015年=100)」は82.3、同-0.7%で、4か月

連続の減少となっている(図10、経済指標NO.6)。なお、この指数を

消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)で除した「実質賃金指

数」は81.2、同-1.6%で、これも4か月連続のマイナスとなっている

(図10)。

このような所得・消費環境のなか、6月の「百貨店・スーパー販売額

(全店ベース=店舗調整前、対象店舗数は95店舗)」は22,198百万円、前

年比-2.0%と、7か月連続の減少となっている(図11)(経済指標NO.

2)。品目別にみると(図12-①)、ウエイトの高い飲食料品(同-

0.2%)が前月に続き前年を下回ったのをはじめ、すべての品目でマイナ

スとなり、なかでも衣料品は12か月連続(同-10.9%)、家電機器は7

か月連続(同-4.0%)、身の回り品(同-11.3%)も5か月連続のそれ

ぞれマイナスとなっている。

また、「既存店ベース(=店舗調整後)」の売上高もすべての品目でマ

イナスとなり、全体では7か月連続で前年を下回っている(同-2.2%)

(図11、図12-②、経済指標NO.2)。

-8

-6

-4

-2

0

2

4

6

8

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

(前年同月比・%)図10 名目賃金指数(現金給与総額)と実質賃金指数の推移

名目賃金指数(現金給与総額) 実質賃金指数

-1.6(実質)

-0.7(名目)

(月)

-10

-8

-6

-4

-2

0

2

4

6

8

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

(%)図11 百貨店・スーパー販売額の推移(前年同月比)

全店ベース 既存店ベース

-2.0(全)

5/6.6

5/5.2

3/-5.6

3/-7.7

-2.2(既)

Page 12: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

10/34

「家電大型専門店・ドラッグストア・ホームセンター販売額(全店ベ

ース=店舗調整前)」によると(図12-③)、6月の「ドラッグストア」

(177店舗)は5,375百万円、前年同月比+7.5%で、27か月連続のプラスで

好調に推移している。また、「ホームセンター」(62店舗)は3,330百万

円、同+3.4%で、2か月ぶりのプラスとなった。一方、「家電大型専門

店」(39店舗)は3,044百万円、同-2.0%で10か月ぶりのマイナスとなっ

た。なお、これらの対象店舗は「百貨店・スーパー販売額」の中のスー

パーの対象店舗とは重複しない。

昨年7月から都道府県別の前年同月比伸び率が公表された「コンビニ

エンスストア販売額」(6月:560店舗)は、9,462百万円、同+1.5%

で、4か月連続のプラスとなっている(図12-③)。

-30

-25

-20

-15

-10

-5

0

5

10

15

20

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

(%)

図12-① 百貨店・スーパーの品目別販売額

(全店ベースの前年同月比)

衣料品 飲食料品 家具・家電・家庭用品

-8.1(家)

-0.2(飲)

-10.9(衣)

-30

-25

-20

-15

-10

-5

0

5

10

15

20

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

(%)

図12-② 百貨店・スーパーの品目別販売額

(既存店ベースの前年同月比)

衣料品 飲食料品 家具・家電・家庭用品

-0.7(飲)

-9.5(衣)

-6.9(家)

-50

-40

-30

-20

-10

0

10

20

30

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

(%)

家電大型専門店

ドラッグストア

ホームセンター

コンビニエンスストア

7.5(ド)

1.5(コ)

-2.0(家)

図12-③ 家電大型専門店・ドラッグストア・ホームセンター・コンビニエンスストアの販売額(前年同月比)

3.4(ホ)

Page 13: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

11/34

7月の「乗用車新車登録台数(登録ナンバー別)」をみると、「小型乗

用車(5ナンバー車)」が9か月ぶり(1,321台、前年同月比-9.3%)、

「普通乗用車(3ナンバー車)」も6か月ぶり(1,566台、同-3.4%)

の、ともにマイナスとなったため、2車種合計は16か月ぶりの前年比減

少(2,887台、同-6.2%)(図13-①、経済指標NO.2)。

一方、「軽乗用車」は6か月連続かつ大幅のプラスとなっている

(1,909台、同+18.1%)(図13-②、経済指標NO.2)。

-60

-40

-20

0

20

40

60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(前年同月比・%)

(注:乗用車=普通乗用車+小型乗用車)

図13-① 乗用車の新車登録台数

乗用車合計

うち普通乗用車

うち小型乗用車

-9.3(小)-6.2(合計)-3.4(普)

-60

-40

-20

0

20

40

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(前年同月比・%) 図13-② 軽乗用車の新車販売台数

軽乗用車(届出)

小型乗用車(登録)

-9.3(小)

18.1(軽)

Page 14: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

12/34

4.民間設備投資…「民間非居住用建築物着工床面

積」は低水準ながら3か月連続のプラス

民間設備投資と関連の深い「民間非居住用建築物着工床面積」(7月)は

3業用計で37,213㎡、前年同月比+37.7%で、低水準ながら3か月連続の

プラスとなっている(経済指標NO.3)。業種別にみると、「商業用」は

低水準かつ大幅のマイナスとなったが、「鉱工業用」と「サービス業用」

は3か月連続の大幅増となっている(「商業用」:3,194㎡、同-68.8%、

「鉱工業用」:19,976㎡、同+193.7%、「サービス業用」:14,043㎡、同

+40.9%)。

月々の季節変動を3か月移動平均で調整すると(図14-①)、6月は

84,670㎡、同+159.1%で、5か月連続かつ大幅の増加となっている。業

種別に多い順に並べると、「鉱工業用」59,231㎡、同+281.7%、「サービ

ス業用」20,385㎡、同+108.6%、「商業用」5,053㎡、同-31.7%。

【7月の主な業種別・地域別申請状況】

(イ)「鉱工業用」:甲賀市(6,949㎡)、野洲市(3,981㎡)、

近江八幡市(3,472㎡)、栗東市(2,883㎡)など

(ロ)「商業用」 :近江八幡市(1,326㎡)、湖南市(1,154㎡)など

(ハ)「サービス業用」:草津市(7,086㎡)、甲賀市(2,123㎡)、

米原市(1,602㎡)、彦根市(1,510㎡)など

また、3業用計の「民間非居住用建築物工事費予定額」(7月)は69億

3,677万円、前年同月比+89.8%で、3か月連続の大幅プラスとなってい

る。業種別にみると、「商業用」は2か月ぶりの大幅マイナスとなったが、

「鉱工業用」と「サービス業用」はともに大幅のプラス(「商業用」:4

億2,000万円、同-47.8%、「鉱工業用」:34億529万円、同+263.1%、「サ

ービス業用」:31億1,148万円、同+62.7%)。

月々の季節変動を3か月移動平均で調整すると(図14-②)、6月は164

億6,031万円、同+213.2%で、大幅のプラスとなった。業種別に多い順

に並べると、「鉱工業用」104億6,918万円、同+379.8%、「サービス業

用」51億4,680万円、同+128.9%、「商業用」8億4,433万円、同+

2.4%。

15,517

59,231

7,395

5,053

9,770

20,385

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

90,000

16年1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17年1 2 3 4 5 6

(㎡) 図14-① 民間非居住用建築物の床面積の推移(3か月移動平均)

サービス業用 商業用 鉱工業用

218,194

1,046,918

82,492

84,433

224,859

514,680

0

200,000

400,000

600,000

800,000

1,000,000

1,200,000

1,400,000

1,600,000

1,800,000

16年1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17年1 2 3 4 5 6

(万円) 図14-② 民間非居住用建築物の工事費予定額の推移(3か月移動平均)

サービス業用 商業用 鉱工業用

Page 15: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

13/34

一方、7月のトラック新車登録台数をみると、「普通トラック(1ナン

バー車)」が前月に続き大幅のマイナスとなり(82台、同-12.8%)、

「小型四輪トラック(4ナンバー車)」も6か月ぶりに前年を下回ったた

め(189台、同-5.5%)、2車種合計では5か月ぶりのマイナスとなっ

た(271台、同-7.8%)(図15)。今年9月からの排出ガス規制強化に

伴う買い替え需要の反動減によるものか、今後の動向が注目される。

㈱しがぎん経済文化センターが2月に実施した「県内企業動向調査」に

よると(有効回答数 320 社)(図 16)、4-6月期に設備投資を「実施」

した(する)割合は、前期(49%)から7ポイント低下の 42%と4四半期

ぶりに低下した。次期7-9月期も 37%と、引き続き低下する見通し。

当期の設備投資「実施」企業の主な投資内容は、「生産・営業用設備の更

新」が最も多い(46.4%)。業種別にみると、製造業では「生産・営業用設

備の更新」(64.1%)、非製造業では「車両の購入」(41.4%)がトップ。

-50

-25

0

25

50

75

100

125

150

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%) 図15 トラックの新車登録台数(前年同月比)

合計

普通トラック

小型四輪トラック

-7.8(合)-5.5(小)

-12.8(普)

49

42

37

55

43 42

43 41

33

30

35

40

45

50

55

60

1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9

13年 14年 15年 16年 17年

(%) 図16 設備投資を実施した(する)企業の割合

全体 製造業 非製造業

(見通し)

設備投資実施(17/4-6月期)の主な内容(複数回答)【%】

合計生産・営業用

設備の更新

生産・営業用設備の新規

導入土地購入

建物の増改

築建物の新築 車両の購入

OA機器の購

ソフトウェアの

購入その他

全体 151 46.4 23.8 10.6 13.9 6.0 30.5 15.9 15.9 4.6製造業 64 64.1 35.9 7.8 10.9 7.8 15.6 10.9 17.2 1.6非製造業 87 33.3 14.9 12.6 16.1 4.6 41.4 19.5 14.9 6.9

Page 16: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

14/34

5.住宅投資…「新設住宅着工戸数」は3か月連続

かつ大幅のマイナス

7月の「新設住宅着工戸数」は744戸、前年同月比-29.7%で、3か月

連続かつ大幅マイナスとなっている(図17、経済指標NO.4)。

利用関係別でみると(図18、経済指標NO.4)、「持家」は343戸、同

-17.7%(大津市62戸など)で2か月連続、「貸家」が288戸、同-8.3%

(大津市72戸、野洲市70戸など)で5か月連続のともにマイナス、「分譲

住宅」も112戸、同-65.7%(大津市60戸など)で2か月ぶりの大幅マイナ

スとなった。分譲住宅の内訳をみると、「一戸建て」は3か月連続で前

年を下回り(82戸、前年差-6戸)、「分譲マンション」も前年を大き

く下回った(30戸、同-209戸)(図19、図20)。なお、「給与住宅」は1

戸(長浜市)(図18)。

【ご参考:県内市町別・利用関係別新設住宅着工戸数】

-40

-20

0

20

40

60

80

100

120

140

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(前年同月比・%)図17 新設住宅着工戸数の推移

(近畿、全国との比較)

滋賀県 近畿 全国

-2.3(全)-3.1(近)

-29.7(滋)

滋賀県

新設住宅-利用関係別 戸数(単位:戸)

月次集計: 2017年 06月

CODE 県郡市区町村名 利用関係 計 持家 貸家 給与住宅 分譲住宅

滋賀県計 697 372 171 2 152

市部計 669 350 171 2 146

郡部計 28 22 - - 6

201 大津市 170 102 37 - 31

202 彦根市 70 31 33 - 6

203 長浜市 36 27 - 1 8

204 近江八幡市 41 18 9 - 14

206 草津市 92 27 52 - 13

207 守山市 33 27 - - 6

208 栗東市 38 34 - - 4

209 甲賀市 32 18 12 - 2

210 野洲市 90 14 20 - 56

211 湖南市 21 9 8 1 3

212 高島市 7 7 - - -

213 東近江市 32 29 - - 3

214 米原市 7 7 - - -

380 蒲生郡 10 9 - - 1

383 蒲生郡日野町 8 7 - - 1

384 蒲生郡竜王町 2 2 - - -

420 愛知郡 6 5 - - 1

425 愛知郡愛荘町 6 5 - - 1

440 犬上郡 12 8 - - 4

441 犬上郡豊郷町 9 5 - - 4

442 犬上郡甲良町 2 2 - - -

443 犬上郡多賀町 1 1 - - -

Page 17: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

15/34

滋賀県

新設住宅-利用関係別 戸数(単位:戸)

月次集計: 2017年 07月

CODE 県郡市区町村名 利用関係 計 持家 貸家 給与住宅 分譲住宅

滋賀県計 744 343 288 1 112

市部計 720 320 288 1 111

郡部計 24 23 - - 1

201 大津市 194 62 72 - 60

202 彦根市 78 31 41 - 6

203 長浜市 63 28 12 1 22

204 近江八幡市 47 31 14 - 2

206 草津市 52 42 - - 10

207 守山市 66 21 42 - 3

208 栗東市 37 31 - - 6

209 甲賀市 34 16 18 - -

210 野洲市 83 12 70 - 1

211 湖南市 20 9 10 - 1

212 高島市 8 8 - - -

213 東近江市 27 18 9 - -

214 米原市 11 11 - - -

380 蒲生郡 4 4 - - -

383 蒲生郡日野町 3 3 - - -

384 蒲生郡竜王町 1 1 - - -

420 愛知郡 10 9 - - 1

425 愛知郡愛荘町 10 9 - - 1

440 犬上郡 10 10 - - -

441 犬上郡豊郷町 5 5 - - -

442 犬上郡甲良町 1 1 - - -

443 犬上郡多賀町 4 4 - - -

0

200

400

600

800

1,000

1,200

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(戸) 図18 新設住宅着工戸数(利用関係別)

分譲

住宅

給与

住宅

貸家

持家

81

60

72

107

76 74

94

117 118124

9994

119113

84 8388

103

88

126

114

100

140

94

115

98

65

99

76

100

82

0

20

40

60

80

100

120

140

160

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(戸) 図19 一戸建て分譲住宅の着工動向

Page 18: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

16/34

月々の季節変動を3か月移動平均で調整すると(6月)、総戸数では

679戸、同-16.3%で、3か月ぶりの大幅マイナスとなった。利用関係別

でみると、「持家」は2か月連続(356戸、同-8.7%)、「貸家」は3

か月連続(208戸、同-8.8%)、「分譲住宅」も3か月ぶり(113戸、同

-41.5%)のそれぞれマイナスとなった (図21)。

0 0 015

0 0

65

0 0 0 0 0

42

497

0 0

60

0

239

4427 33

54

0 0

27

66

163

0

5230

0

100

200

300

400

500

600

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(戸) 図20 分譲マンションの着工動向

-100.0

-80.0

-60.0

-40.0

-20.0

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

(前年同月比・%)

図21 新設住宅着工戸数(利用関係別)

(3か月移動平均の前年同月比)

総戸数 持家

貸家 分譲住宅

-41.5(分)

-16.3(総)

-8.7(持)

-8.8(貸)

16/1:185.1 16/2:301.4 16/3:204.7

Page 19: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

17/34

6.公共投資…「請負金額」は2か月ぶりの大幅プラ

7月の西日本建設業保証(株)の保証による公共工事の請負件数は189

件、前年同月比+2.2%で、3か月ぶりに前年を上回った。金額は約172

億円、同+131.7%で、2か月ぶりの大幅プラスとなった(図22、図23、

図24、経済指標NO.4)。

請負金額を発注者別で多い順から並べると、「市町」(約146億円、前

年同月比+207.7%)、「県」(約15億円、同-26.1%)、「国」(約8億

円、同+219.9%)、「独立行政法人」(約2億円、同+0.6%) 、「その

他」(約2億円、同-31.0%)(図22、図23)。

《6月の主な大型工事(3億円以上)》 国 :・大津信楽線新3号橋工事(近畿地整、工事場所:大津市)

市町:・(仮称)長浜北部学校給食センター新築工事

《7月の主な大型工事(3億円以上)》 市町:・(彦根市)市庁舎耐震補強・増築・改修工事

・近江八幡市立第2クリーンセンター解体工事

・(草津市)野村公園体育館建設他工事(電気、建築、機械)

・(新)栗東市学校給食共同調理場建設工事(機械設備工事、建

築工事、電気設備工事)

・(甲賀市)甲南第一小学校大規模改造工事

・(東近江市)(仮称)市立中野・みつくり幼児園新築工事(建

築工事)

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

45,000

50,000

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(百万円) 図22 公共工事請負額

その他

市町

独立行政

法人

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

45,000

50,000

16/2 17/2 16/3 17/3 16/4 17/4 16/5 17/5 16/6 17/6 16/7 17/7

(百万円) 図23 公共工事請負額(月別前年比較)

その他

市町

独立行政

法人

Page 20: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

18/34

7.雇用情勢…「有効求人倍率」はリーマン・ショック

前の高水準

7月の「新規求人数(パートを含む)」は8,730人(前年同月比+

2.8%)で5か月連続の増加、一方、「新規求職者数(同)」は4,578人

(同-2.7%)で8か月連続のマイナスとなっている(経済指標NO.

5)。

「新規求人倍率(パートを含む、季節調整値)」は前月比-0.11ポイン

ト低下の1.89倍で、5月の2.09倍をピークに2か月連続で低下。「有効

求人倍率(同)」は前月と同じ1.31倍で、リーマン・ショック前(07年7

月:1.32倍)以来の高水準となっている(図26-①、図27、経済指標

NO.5)。

-100

-50

0

50

100

150

200

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(前年同月比・%) 図24 公共工事請負額(近畿、全国との比較)

滋賀県 近畿 全国

-5.4(全)

-26.7(近)

131.7(滋)

(注:「近畿」は大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県に福井県を含む2府5県)

17/5:690.1

86,991

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

(百万円)

(月)

図25 公共工事請負額(年度間月別累計比較)

15年度

16年度

17年度

1.89

1.31

0.80

1.00

1.20

1.40

1.60

1.80

2.00

2.20

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(倍) 図26-① 求人倍率(パートを含む、季節調整値)

新規求人倍率 有効求人倍率

Page 21: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

19/34

参考値として発表されている「就業地別」の有効求人倍率をみると、7

月は前月に比べ0.01ポイント低下の1.56倍で、公表値である「受理地別」

の1.31倍を引き続き大きく上回っている(図26-②)。

雇用形態別に有効求人倍率(原数値)をみると(7月)(図28)、

「常用パート」は前月に比べ0.06ポイント上昇の1.25倍となり、5月を

底に再び上昇している。「正社員」は前月と同じ0.75倍で、水準は引き

続き低いものの、緩やかに上昇している。

1.31

1.56

0.90

1.00

1.10

1.20

1.30

1.40

1.50

1.60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(倍)図26-② 有効求人倍率の比較(パートを含む、季節調整値)

受理地別 就業地別

0.90

1.00

1.10

1.20

1.30

1.40

1.50

1.60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(倍)図27 有効求人倍率(近畿、全国との比較)

(パートを含む、季節調整値)

滋賀県 近畿 全国 7/1.52(全)

6/1.48(近)

7/1.31(滋)

0.40

0.60

0.80

1.00

1.20

1.40

1.60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(倍) 図28 雇用形態別の有効求人倍率(原数値)

常用パート 正社員

1.25

0.75

Page 22: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

20/34

県内の安定所別の有効求人倍率(パートを含む、原数値)をみると

(7月)(図29-①、②)、「彦根」は高水準が続き(1.79倍)、「甲

賀」も前月に比べ+0.13ポイントの大幅上昇となった(1.25倍)。県内

で最も低い「高島」も前月に続き1倍を上回っている(1.03倍)。

7月の「雇用保険受給者実人員数」は5,206人、同-2.8%で、20か月

連続のマイナスとなっている(図30、経済指標NO.5)。

0.60

0.80

1.00

1.20

1.40

1.60

1.80

2.00

2.20

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(倍) 図29-① 県内安定所別の有効求人倍率(パートを含む、原数値)

大津

高島

長浜

彦根

1.20(長)

1.06(大)1.03(高)

1.79(彦)

0.80

0.90

1.00

1.10

1.20

1.30

1.40

1.50

1.60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(倍) 図29-② 県内安定所別の有効求人倍率(パートを含む、原数値)

東近江

甲賀

草津

1.16(草)

1.25(甲)

1.14(東)

5,206

-2.8

-15.0

-10.0

-5.0

0.0

5.0

10.0

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

14年1 3 5 7 9 11 15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7

(%)(人) 図30 雇用保険受給者実人員数

人員数 前年同月比

Page 23: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

21/34

また、7月の産業別「新規求人数」をみると(図 31-①、②)、「卸売・

小売業」(929人、同-18.3%)と「サービス業」(1,260人、同-3.7%)

が前月に続きマイナスとなったものの、「製造業」(1,606人、同+19.1%)

は 14か月連続かつ大幅のプラス、「医療、福祉」(1,912人、同+5.3%)

と「建設業」(473 人、同+12.4%)も4か月連続のそれぞれプラスとな

っている。

5月の「常用雇用指数(事業所規模30人以上、2015年=100)」は

103.7、同+3.2%で、12か月連続で前年を上回っている。「製造業の所定

外労働時間指数(同)」は100.6、同+15.6%で、9か月連続かつ大幅のプ

ラスとなっている(図32-①、②、経済指標NO.6)。

-40

-30

-20

-10

0

10

20

30

40

50

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%) 図31-① 産業別新規求人数の推移①(前年同月比)

産業計

製造業

建設業

19.1(製)

12.4(建)

2.8(産)

-30

-20

-10

0

10

20

30

40

50

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%) 図31-② 産業別新規求人数の推移②(前年同月比)

卸売・小売業

医療、福祉

サービス業

5.3(医・福)

-18.3(卸・小)

-3.7(サ)

85

90

95

100

105

110

115

120

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

図32-① 常用雇用指数と所定外労働時間指数

(2015年=100)

常用雇用指数 所定外労働時間指数

103.7

100.6

-15

-10

-5

0

5

10

15

20

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5

(%)

図32-② 常用雇用指数と所定外労働時間指数

(前年同月比)

常用雇用指数 所定外労働時間指数

3.2(常)

15.6(所)

Page 24: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

22/34

1-3月期の両指数の前年同期比増加率をみると(図33)、常用雇用指

数は9四半期連続のプラスとなり(前年同期比+3.1%)、所定外労働時

間指数も2四半期連続のプラスとなったため(同+8.1%)、引き続き

「上昇期」にある。今後の動向が注目される。

都道府県別に四半期平均で公表されている「完全失業率」をみると(図

34)、17年4-6月期は1.6%となり、低水準かつ3四半期連続で低下し

ている(前期比-0.6ポイント)。

8.倒産…「負債総額」は3か月ぶりの増加

㈱東京商工リサーチ滋賀支店のまとめによる8月の「負債金額10百万

円以上」の倒産件数は6件(前年差-5件)で2か月ぶりに前年を下回

ったが、負債総額は約952百万円(同+413百万円)で、3か月ぶりに前

年を上回った(図35、図36、経済指標NO.6)。

業種別では「サービス業他」が4件、「建設業」と「卸売業」が各1

件、原因別では「販売不振」と「既往のシワ寄せ」が各2件、「過小資

本」と「他社倒産の余波」が各1件。資本金別では6件中4件が「1千

万円未満」。

15/10-12

16/1-316/4-6

16/7-9

17/1-3

-5.0

-4.0

-3.0

-2.0

-1.0

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

-20.0 -10.0 0.0 10.0 20.0

常用雇用指数・%

所定外労働時間指数・%

図33 常用雇用指数と所定外労働時間指数

(前年同期比)

下降期

悪化期

上昇期

回復期

13/1-3 13/4-6

13/7-9

13/10-12

14/1-3

14/4-6

14/7-9

14/10-12

15/4-6

15/1-3

15/7-9

16/10-12

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

4.5

5.0

5.5

15/1-3 4-6 7-9 10-12 16/1-3 4-6 7-9 10-12 17/1-3 4-6

(%)

(月期)

図34 完全失業率(四半期平均)

滋賀県 京都府 大阪府

福井県 岐阜県 三重県

3.3(大)

1.6(滋)

2.3(岐)

2.8(京)

2.1(福)

1.9(三)

5 5

12

11

8 8

11

8

5

3

2

6

9

8

6

7

4

9

5

11

6

2

5

14

10

12

5

4

11

6

9

6

0

2

4

6

8

10

12

14

16

15/1 3 5 7 9 11 16/1 3 5 7 9 11 17/1 3 5 7

(件)

(月)

図35 企業倒産(件数)

Page 25: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

23/34

9.県内主要観光地の観光客数 【①大津地域】

ミシガン+ビアンカ……………6月 12,905人(同 +11.6%)

7月 17,719人(同 +18.4%)

道の駅:びわ湖大橋米プラザ…6月 51,487人(同 + 1.6%)

7月 69,961人(同 +15.1%)

比叡山ドライブウェイ…………6月 40,374人(同 + 0.6%)

7月 41,078人(同 - 8.7%)

奥比叡ドライブウェイ…………6月 26,191人(同 + 5.5%)

7月 25,400人(同 + 8.8%)

びわ湖バレイ……………………6月 44,184人(同+370.9%)

7月 64,703人(同+229.6%)

【新】道の駅:妹子の郷………6月 68,000人(同 +19.3%)

200

495

1,572

497 469

263

1,143

278148

135

56

626

397

899

3,584

440

103

4,427

437539

1,644

60

317

1,566

1,203

2,021

137

2,538

912

429 373

952

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

15/1 3 5 7 9 11 16/1 3 5 7 9 11 17/1 3 5 7

(百万円)

(月)

図36 企業倒産(負債額)

-100

-50

0

50

100

150

200

250

300

350

400

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%)

図37-① 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【大津地域】

ミシガン+ビアンカ(乗船客数)

道の駅:びわ湖大橋米プラザ

道の駅:妹子の郷

比叡山ドライブウェイ

奥比叡ドライブウェイ

びわ湖バレイ

18.4(ミ+ビ)

-8.7(比)

8.8(奥)15.1(米)

229.6(び)

6/19.3(妹)

Page 26: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

24/34

【②南部地域:①】

県立琵琶湖博物館…………………6月 29,223人(同+129.8%)

7月 45,916人(同- 27.5%)

道の駅:草津………………………6月 19,882人(同 + 3.6%)

7月 23,122人(同 -11.4%)

道の駅:こんぜの里りっとう……6月 2,891人(同 + 9.1%)

7月 2,434人(同 - 1.0%)

【②南部地域:②】

ファーマーズマーケットおうみんち…6月 45,260人(同 + 0.4%)

7月 39,323人(同 - 2.4%)

びわ湖鮎家の郷………………………6月 16,518人(同 + 4.5%)

7月 12,727人(同 +13.0%)

-100

-50

0

50

100

150

200

250

300

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%)

図37-② 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【南部地域①】

県立琵琶湖博物館

道の駅:草津

道の駅:こんぜの里りっとう

-1.0(こ)

-27.5(琵)

-11.4(草)

-80

-70

-60

-50

-40

-30

-20

-10

0

10

20

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%)

図37-③ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【南部地域②】

ファーマーズマーケットおうみんち

びわ湖鮎家の郷

13.0(鮎)

-2.4(お)

Page 27: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

25/34

【③甲賀地域】

県立陶芸の森…………………………6月 23,436人(同 + 4.4%)

7月 24,921人(同 + 5.6%)

MIHO MUSEUM……………6月 12,590人(同 +26.4%)

7月 907人(同 -94.7%)

(注:企画展などの開催期間によって月々の変動が大きいため、グラ

フ表示はしていません)

道の駅:あいの土山…………………6月 8,890人(同 - 0.2%)

7月 10,140人(同 - 1.9%)

【④東近江地域:①】

ラ コリーナ近江八幡……………… 6月 219,558人(同 +87.8%)

7月 203,840人(同 +23.9%)

休暇村 近江八幡……………………6月 11,498人(同 - 3.0%)

7月 10,246人(同 + 4.9%)

安土(城郭資料館+信長の館)………6月 6,421人(同 - 7.4%)

7月 5,856人(同 -21.4%)

道の駅:竜王かがみの里……………6月 59,870人(同 + 7.7%)

7月 62,532人(同 - 0.4%)

道の駅:アグリパーク竜王…………6月 55,698人(同 +17.9%)

7月 55,670人(同 - 1.2%)

-50

-25

0

25

50

75

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%)

図37-④ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【甲賀地域】

県立陶芸の森

道の駅:あいの土山

-1.9(あ)

5.6(陶)

-60

-40

-20

0

20

40

60

80

100

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%)

図37-⑤ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【東近江地域①】

ラ コリーナ近江八幡

休暇村 近江八幡

安土(城郭資料館+信長の館)

道の駅:竜王かがみの里

道の駅:アグリパーク竜王

4.9(休)

-0.4(竜)

-21.4(安)

23.9(ラ)

-1.2(ア)

Page 28: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

26/34

【④東近江地域:②】

道の駅:奥永源寺渓流の里 …………6月 35,522人(同 +30.2%)

7月 35,778人(同 + 5.5%)

道の駅:あいとうマーガレットステーション …6月 34,856人(同 - 7.2%)

7月 36,855人(同 - 6.8%)

滋賀農業公園ブルーメの丘………… 6月 15,128人(同 +41.6%)

7月 14,036人(同 - 6.6%)

【⑤湖東地域】

彦根城……………………………………6月 62,398人(同 +40.3%)

7月 51,017人(同 - 1.3%)

かんぽの宿 彦根………………………6月 6,385人(同 + 4.5%)

7月 6,210人(同 + 7.7%)

道の駅:せせらぎの里こうら…………6月 11,090人(同 - 4.8%)

7月 11,036人(同 -12.6%)

※修正:5月 15,801人(同 + 5.7%)

-100

-50

0

50

100

150

200

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%)

図37-⑥ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【東近江地域②】

道の駅:奥永源寺渓流の里

道の駅:あいとうマーガレットステーション

滋賀農業公園ブルーメの丘

-6.6(ブ)

5.5(奥)

-6.8(あ)

-40

-20

0

20

40

60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%)

図37-⑦ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【湖東地域】

彦根城

かんぽの宿 彦根

道の駅:せせらぎの里こうら

-1.3(彦)

-12.6(せ)

7.7(か)

Page 29: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

27/34

【⑥湖北地域】

道の駅:近江母の郷……………………6月 21,064人(同 - 8.1%)

7月 20,984人(同 - 9.6%)

長 浜 城………………………………6月 6,793人(同 -16.5%)

7月 6,549人(同 -34.6%)

長浜「黒壁スクエア」……………………6月116,985人(同 + 5.8%)

7月130,953人(同 -14.8%)

道の駅:伊吹の里・旬彩の森…………6月 31,006人(同 + 7.1%)

7月 32,381人(同 - 4.4%)

〃 :塩津海道あぢかまの里………6月 36,141人(同 + 3.2%)

7月 38,256人(同 -10.1%)

〃 :湖北みずどりステーション…6月 31,836人(同 +10.2%)

7月 32,026人(同 - 4.7%)

【⑦湖西地域】

県立びわ湖こどもの国…………………6月 19,894人(同 +69.7%)

7月 23,607人(同 - 7.0%)

道の駅:藤樹の里あどがわ……………6月 63,700人(同 - 0.8%)

7月 75,200人(同 - 1.8%)

〃 :くつき新本陣 ………………6月 21,227人(同 + 4.4%)

7月 26,953人(同 -11.4%)

〃 :しんあさひ風車村…リニューアルのため18年3月まで休み

〃 :マキノ追坂峠…………………6月 12,927人(同 - 7.6%)

7月 15,634人(同 -12.1%)

-60

-40

-20

0

20

40

60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%)

図37-⑧ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【湖北地域】

長浜城

長浜「黒壁スクエア」

道の駅:伊吹の里・旬彩の森

道の駅:塩津海道あぢかまの里

道の駅:湖北みずどりステーション

道の駅:近江母の郷

-34.6(長)

-3.7(く)

-4.7(湖)

-14.8(黒)

-4.4(伊)

-10.1(塩)

(注)「長浜城」は、15/12~16/2までリニューアル

休館したため、15/12~16/2と16/12~17/2の前

年同月比伸び率はグラフ表示できない。

-9.6(近)

-100

-50

0

50

100

150

200

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%)

図37-⑨ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【湖西地域】

県立びわ湖こどもの国

道の駅:藤樹の里あどがわ

道の駅:くつき新本陣

道の駅:しんあさひ風車村

道の駅:マキノ追坂峠

-11.4(く)-7.0(こ)-1.8(藤)

-66.7(し)

-12.1(マ)

Page 30: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

28/34

【⑧その他】

主要3シネマコンプレックス……… 6月 30,599人(同- 2.7%)

7月 49,167人(同+12.2%)

《トピックス》

【日本政策投資銀行の 2017年度設備投資調査結果】

-製造業で二ケタの大幅増加- ◆日本政策投資銀行関西支店の設備投資計画調査によると、滋賀県に

おける 2017年度の設備投資計画は全産業で前年度比+17.9%とな

り、前年度(+28.9%)に比べると増加幅は縮小したが、引き続き

二ケタの大幅増加が続いている。

◆製造業は、研究開発拠点の新設が牽引する「化学」(同+129.2%)、

能力増強投資がある「食品」(同+178.1%)、「一般機械」(同+

15.7%)等で増加し、2年連続の大幅増加(同+27.1%)。

◆非製造業は、不動産投資が剥落する「卸売・小売業」(同-33.4%)

等で減少するものの、「電力」(同+44.2%)がけん引し、2年連続

の増加(同+0.7%)。

-60

-40

-20

0

20

40

60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7

(%)

図37-⑩ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【その他】

主要3シネマコンプレックス

12.2

関西地区の府県別設備投資動向  (単位:%)

全 産 業      うち製造業      うち非製造業 対前年度増減率 対関西シェア 対前年度増減率 対関西シェア 対前年度増減率 対関西シェア2016年度 2017年度 (2017年度) 2016年度 2017年度 (2017年度) 2016年度 2017年度 (2017年度)

滋賀県 28.9 17.9 7.3 29.4 27.1 12.3 28.1 0.7 3.7京都府 11.8 20.0 11.6 ▲ 21.8 51.4 12.6 29.9 2.6 11.0大阪府 ▲ 7.2 14.1 45.0 ▲ 3.9 15.4 31.2 ▲ 8.3 13.6 54.9兵庫県 ▲ 0.8 19.1 29.6 0.6 16.9 39.4 ▲ 1.9 22.1 22.5奈良県 ▲ 12.3 35.1 2.9 ▲ 3.4 30.9 0.5 ▲ 13.2 35.4 4.6和歌山県 ▲ 7.8 17.4 3.6 15.1 28.1 4.0 ▲ 19.3 9.5 3.3関西計 ▲ 2.0 17.2 100.0 0.0 21.5 100.0 ▲ 3.0 14.2 100.0

Page 31: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

29/34

◆この調査は、6月 26日を回答期限として、原則として資本金1億円

以上の民間企業(金融保険業等は除く)で、滋賀県に設備投資を行う

企業を調査対象としたもの。産業分類は、原則として主業基準分類

(企業の主たる業種に基づき分類)で集計。表示金額基準は、単独決

算・国内投資・工事ベースで、原則として建設仮勘定を含む有形固定

資産の新規計上額。

【物価と消費に関するアンケート調査結果】

(㈱しがぎん経済文化センター調査より)

―「暮らし向き」「世帯収入」ともに良化するも、先行

きは不透明―

〈定例項目〉

◆【暮らし向きDI】・・・2期連続で良化。今後は悪化の見通し

・現在(2017 年6月)の「暮らし向きDI」(「良くなった」「やや良く

なった」と回答した割合から「悪くなった」「やや悪くなった」と回答

した割合を引いた値)は-6.8となり、前回(16年 12月:-9.3)か

ら+2.5ポイントと、2期連続で良化した。

・半年後については、「やや悪くなる」が大幅に増加し、全体では現在か

ら 7.5ポイント低下の-14.3と、前回の水準を超えて大きく悪化する

見通しである。

・しかし、半年後の見込みはかなり厳しく判断される傾向にあり、特に

ここ1年の調査では見込みより 10 ポイント以上プラスになる結果が

出ている(16年6月時点での半年後の見込み:-22.4 → 16年 12月

の結果:-9.3、16年 12月時点での半年後の見込み:-19.6 → 17年

6月の結果:-6.8)ため、現時点での見込みほど大幅に悪化しない可

能性がある。

51.4

▲ 10.0

13.4

▲ 66.7

44.2

▲ 17.0

36.0

▲ 33.4

▲ 14.3

23.2

▲ 38.9

6.5

▲ 54.6

15.7

▲ 14.7

20.5

35.5

129.2

40.2

49.9

178.1

▲ 100 ▲ 50 0 50 100 150 200

サービス

リース

通信・情報

ガス

電力

運輸

不動産

卸売・小売

建設

その他製造業

輸送用機械

精密機械

電気機械

一般機械

非鉄金属

鉄鋼

窯業・土石

化学

紙・パルプ

繊維

食品

滋賀県内への主要業種別設備投資計画(2017年度)

対前年度伸び率(%)

◇調 査 名:「2017年夏季・物価と消費に関するアンケート」

◇調 査 時 期:6月 15日(木)、16日(金)、19日(月)の3日間

◇調 査 対 象:滋賀銀行本支店にご来店の女性(県内在住のみ)

◇有効回答数:666人(うち 29歳以下:100人、30代:124人、

40代:165人、50代:159人、60歳以上:118人)

Page 32: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

30/34

◆【世帯収入DI】・・・2期連続で良化。今後は悪化の見通し

・現在の「世帯収入DI」(「増えた」「やや増えた」と回答した割合から

「減った」「やや減った」と回答した割合を引いた値)は-1.1で、前

回(16年 12月:-4.8)から 3.7ポイント改善し、2期連続で良化し

た。

・半年後の「世帯収入DI」は-13.1 で、現状から 12.0 ポイント低下

し、再び悪化に転じる見通しである。

・しかし、半年後の見込みはかなり厳しく判断される傾向にあり、特に

ここ1年の調査では見込みより 10 ポイント以上プラスとなる結果が

出ている(16年6月時点での半年後の見込み:-15.0 → 16年 12月

の結果:-4.8、16年 12月時点での半年後の見込み:-13.4 → 17年

6月の結果:-1.1)ため、現時点での見込みほど大幅に悪化しない可

能性がある。

4.6 7.6 6.8 7.7 7.4

3.3 7.4

4.0 3.6 6.3 7.1 5.9

0.5

1.1 1.5 1.5 1.2

0.8

1.0

1.0 1.0

1.0 0.8

0.9

-18.6 -18.8 -14.4

-13.7

-19.8 -20.6

-17.2 -13.9

-17.4

-14.6 -13.2

-19.1

-4.2 -5.2

-3.1 -2.1

-3.1 -3.8

-3.8

-3.0

-3.8

-2.0 -1.5

-2.0

-17.7 -15.3

-9.2

-6.6

-14.3

-20.3

-12.6 -11.9

-16.6

-9.3

-6.8

-14.3

-30

-25

-20

-15

-10

-5

0

5

10

15

12年

6月

12月 13年

6月

12月 14年

6月

12月 15年

6月

12月 16年

6月

12月 17年

6月

17年12月

(見込み)

図1 暮らし向きDIの推移

注)「良くなった(なる)」と「やや良くなった(なる)」はプラス表示に、「悪くなった(なる)」と「やや悪くなった(なる)」はマイナス表示

(%、ポイント)良くなった(良くなる)

やや良くなった(やや良くなる)

やや悪くなった(やや悪くなる)

悪くなった(悪くなる) D I

11.2 15.0 13.2 11.2

17.2 13.8

17.7 12.3 11.7

14.7 17.3

8.2

1.5 1.6 1.6

2.2

0.8 1.1

2.1

1.3 1.4 0.6

1.1

0.8

-21.1 -20.8 -19.0 -20.2

-18.1 -15.5

-16.3

-16.9 -17.0 -15.1

-14.7

-16.8

-9.6 -7.4

-7.4 -7.1 -7.7

-7.1 -6.4 -6.8 -7.3

-5.0 -4.8 -5.3

-18.0

-11.6 -11.6 -13.9

-7.8 -7.7

-2.9

-10.1 -11.2

-4.8 -1.1

-13.1

-40

-30

-20

-10

0

10

20

30

12年

6月

12月 13年

6月

12月 14年

6月

12月 15年

6月

12月 16年

6月

12月 17年

6月

17年12月

(見込み)

(%、ポイント)

図2 世帯収入DIの推移

注)「増えた(える)」と「やや増えた(える)」はプラス表示に、「減った(る)」と「やや減った(る)」はマイナス表示

増えた(増える)

やや増えた(やや増える)

やや減った(やや減る)

減った(減る) D I

Page 33: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

31/34

◆【物価DI】・・・低下し、再び+70を下回る

・現在の「物価DI」(「かなり上がった」「やや上がった」と回答した

割合から「かなり下がった」「やや下がった」と回答した割合を引い

た値)は+67.9となった。前回(16年 12月:+72.8)から 4.9ポ

イント低下し、2期(1年)ぶりに+70を下回った。「かなり上がっ

た」の割合は 3.3%と少なく、物価上昇への意識はあるものの、やわ

らぎつつある。

・半年後の「物価DI」は+68.1で、現状(+67.9)から+0.2ポイ

ントとやや上昇するものの、引き続き+70を下回る見通し。

◆【耐久消費財の購入】・・・“(やや)良くなる”1割を下回り、厳しい状態

続く

・「耐久消費財の買い時として、今と比べて今後半年間でどうなると思

うか」については、「良くなる」「やや良くなる」の合計が 8.6%と、

前回(16年 12月:8.2%)から 0.4ポイント増加したものの、引き続

き1割を下回った。また「悪くなる」「やや悪くなる」の合計は 27.6%

で、前回(29.4%)から 1.8ポイント減少した。「変わらない」は 63.9%

で、前回(62.4%)から 1.5ポイント増加。依然、厳しい状態が続い

ている。

46.4 41.1

56.8

70.4 73.8 69.0 68.0 65.9 64.1 65.3 66.6 64.2

4.2 3.1

2.4

5.6

14.6 19.9 19.7

9.9

4.9 9.0

3.3 6.0

-6.5 -7.3 -2.8 -1.6 -2.0 -1.8 -1.1 -1.2 -1.0 -1.4 -1.7 -1.8

-0.4 -1.0 -0.3 0.0 -0.8 -0.6 -0.6 -0.3 -0.4 -0.1 -0.3 -0.3

43.7

35.9

56.1

74.4

85.6 86.5 86.0

74.3 67.6

72.8 67.9 68.1

-20

0

20

40

60

80

100

12年

6月

12月 13年

6月

12月 14年

6月

12月 15年

6月

12月 16年

6月

12月 17年

6月

17年12月

(見込み)

図3 物価DIの推移

注)「かなり上がった」と「やや上がった」はプラス表示に、「かなり下がった」と「やや下がった」はマイナス表示

(%、ポイント)かなり上がった(かなり上がる)

やや上がった(やや上がる)

やや下がった(やや下がる)

かなり下がった(かなり下がる) D I

0.3

0.8

0.7

1.0

0.6

0.1

0.9

7.4

4.1

7.0

9.8

6.9

8.1

7.7

56.6

50.5

57.4

54.6

60.3

62.4

63.9

31.8

39.2

31.5

31.9

29.9

27.2

25.8

3.9

5.3

3.4

2.8

2.3

2.2

1.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

14年6月

14年12月

15年6月

15年12月

16年6月

16年12月

17年6月

図4 耐久消費財の買い時(今後半年間)

良くなる やや良くなる 変わらない やや悪くなる 悪くなる

Page 34: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

32/34

◆【世帯の消費行動】・・・ 強い「預貯金、投資」志向続く。

・今後半年間の世帯の支出について、支出を「増やしたいもの」「減らし

たいもの」を尋ねた(複数回答)。

・「増やしたいもの」では、「預貯金、投資」が 62.2%と飛び抜けて高く、

前回(66.5%)、前々回(61.5%)同様に6割を超えた。良化傾向には

あるものの、暮らし向きや世帯収入に対する厳しい意識を反映して、

貯蓄志向は変わらず強い。次いで「旅行、レジャー」(39.1%)が前回

(30.1%)から+9.0ポイントと大きく増加し、「趣味、教養、自己啓

発費(習い事など)」(25.4%、前回 23.2%)、「子どもや孫の教育費」

(24.7%、前回 34.0%)が続いた。この4項目は“減らしたい”とす

る割合よりも“増やしたい”とする割合が高くなった。「旅行、レジャ

ー」が増加した一方で、「子どもや孫の教育費」が-9.3ポイントと大

きく減少した。

・一方、「減らしたいもの」では、「外食」(56.3%、前回 56.9%)が最

も多く、次いで「水道・光熱費」(55.9%、前回 56.2%)で5割を、

「食料品(日々の食費)」(47.7%、前回 56.9%)、「通信費」(46.4%、

前回 40.2%)で4割を超えた。日常の生活費から外食といった非日常

的なサービスまで、節約意識は幅広い項目にわたっている。

【県内民間労組の春季賃上げ妥結状況(最終集計)】

-妥結額は 4,941 円で 2年連続の減少- ◆県内民間労働組合の 2017年春季賃上げ妥結状況の最終集計(6月 30

日現在)によると、全規模・全産業平均の妥結額は 4,941円(前

年比-368円)、賃上げ率は 1.80%(同-0.10 ポイント)となった。

前年比マイナスとなったのは2年連続。

◆規模別の妥結額では、「従業員規模 300人未満」は 4,304円で 580円の

減、賃上げ率は 1.74%で 0.18ポイントの減、「従業員規模 300人以上」

は 5,210円で 265円の減、賃上げ率は 1.82%で 0.07ポイントの減。

◆産業別の妥結額では、製造業の平均は 4,784 円で 276 円の減、賃上げ

率は 1.75%で 0.06ポイントの減、非製造業は 5,126円で 409円の減、

賃上げ率は 1.85%で 0.13ポイントの減。

◆本調査は県内の全ての民間労働組合 611組合を対象として調査を実

施し、6月 30日までに妥結し、平均賃金、妥結額が判明している 249

組合について集計したもの。

62.2

39.1

25.4

24.7

17.4

12.6

12.1

10.8

9.4

8.7

4.6

3.4

2.3

1.6

0.2

7.4

21.8

13.2

9.2

18.5

47.7

38.5

18.9

56.3

22.1

23.9

25.0

46.4

55.9

0.8

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

預貯金、投資

旅行、レジャー

趣味、教養、自己啓発(習い事など)

子どもや孫の教育費

人とのつき合い、交際費

食料品(日々の食費)

衣類、ファッション

保健、医療、介護費

外食

家電製品(耐久消費財購入)

自動車等関連費

住居費

通信費(携帯電話、インターネット含む)

水道・光熱費

その他

図5 今後半年間で世帯の支出を「増やしたいもの」「減らしたいもの」(複数回答)

増やしたいもの 減らしたいもの

4,326

3,914 3,733

3,984 4,101

4,390

5,466

5,883

5,309

4,941

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017

(円)

(年)

県内民間労組の「春季賃上げ」の妥結状況(単純平均、最終集計)

Page 35: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

33/34

《ご参考①:国内景気の動向》 (29年8月 28日:内 閣 府)

Page 36: 2017年9月8日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター...県 内 経 済 概 況 2017年8月 2017年9月8日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

34/34

《ご参考②:京滋の景気動向》(2017.9.8)

《当報告書のご利用についての注意事項》

・当報告書は情報提供のみを唯一の目的として作成されたものであり、

何らかの金融商品の取引勧誘を目的としたものではありません。

・当報告書は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、

当行並びに当社はその正確性を保証するものではありません。内容は、

予告なしに変更することがありますので、予めご了承ください。

・また、本報告書は著作物であり、著作権法により保護されております。

全文または一部を転載する場合は出所を明記してください。

・なお、本報告書の内容に関するご照会は下記の担当者までご連絡くだ

さい。

照会先:㈱しがぎん経済文化センター(産業・市場調査部:志賀)

TEL:077-523-2245 E-mail:[email protected]

以 上