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2018年度 事業報告 48期決算

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Page 1: 2018年度 事業報告 第48期決算 - Asahi U学部・経営学部においては、UCLAでの語学研修、ベトナム・ホーチミン及びタイ・バンコクでの短期海外研修を実施

2018年度事業報告

第48期決算

Page 2: 2018年度 事業報告 第48期決算 - Asahi U学部・経営学部においては、UCLAでの語学研修、ベトナム・ホーチミン及びタイ・バンコクでの短期海外研修を実施

目   次

□ みなさまへ

□ 学校法人の概要   沿革   建学の精神   学校法人の概要及び設置する学校の役職者等

□ 事業報告

□ 決算の概要   資金収支計算書   事業活動収支計算書   貸借対照表   収益事業   財産目録   主な収入支出等   監査報告書

□ 財務の推移   資金収支計算書   事業活動収支計算書   貸借対照表   財務比率

□ トピックス

P2

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P7

P10

P18

P21

Page 3: 2018年度 事業報告 第48期決算 - Asahi U学部・経営学部においては、UCLAでの語学研修、ベトナム・ホーチミン及びタイ・バンコクでの短期海外研修を実施

 朝日大学が創立され 48 年の歳月が経ちました。その間、我が国も大きな変貌を遂げてまいりました。これまでは、教育の力で人材と知的な財産を生み出し、世界の中で活躍の機会を得てきました。現在は、少子高齢化や環境問題、経済状況の停滞等、世界の国々が今後直面する課題にいち早く対応していく必要に迫られています。成熟社会を迎える中で、直面する課題を解決することができるのは「知識」とそれを集約し、組み合わせて生み出す新たな価値となる「新しい知」であります。その基盤となるのが教育であり、特に私立大学を含む高等教育には、我が国の社会や経済を支えることのみならず、世界が直面する課題の解決に貢献するという使命があります。このような状況下、私立大学を取り巻く経営環境は、益々進む少子高齢化や国庫助成の削減などから、大変厳しい状況にあります。本学では、未来を担う人材育成という高等教育機関に課せられた使命を十分認識し、社会の変化に対応しつつ、その期待に応えるため、学長の強いリーダーシップの下、教職員の意識改革に積極的に取り組んでまいりました。 2018 年度事業計画については、本学では建学の精神を具現化するため、「優秀な学生の受入れ」、「教育・研究活動の質の保証と向上」、「地域社会、ステークホルダー等への貢献」、「国際化ビジョンに基づくグローバル化の推進」、「学生支援対策」、「社会人の学び直し支援」、「施設・設備の充実」、「法人運営の基盤強化」の 8 項目を掲げ、諸施策を実施してまいりました。以下、これら事業計画の進捗状況等について概況をご報告いたします。 優秀な学生の受入れについては、建学の精神に沿った人材育成を図るべく、優秀な学生を受け入れるための学生募集に全力を挙げ取り組んでまいりました。2019 年度も 3 年連続して全学部全学科で入学定員を上回る入学者を受け入れることができました。また、文武両道を目指し 2002 年に発足した「体育会」は、現在 13 種目 806 人の学生が所属しており、各クラブの全国大会や国際大会における活躍により、全国から多くの学生が入学するようになりました。 教育・研究活動の質の保証と向上については、ICT を活用してのアクティブラーニングによる授業を推進するとともにカリキュラムポリシーに沿った教育課程の編成、ディプロマポリシーで求める学士力が確実に身に付いていることを保証するための卒業認定の厳格化などについて一層の徹底を図りました。このため、教育課程の体系化の推進、学修成果の把握、教員及び職員の資質向上のための FD・SD 活動の強化等に努めました。歯学部では、臨床力の強化、歯科医学教育の質の向上及び超高齢社会に対応した教育体制の強化等に努めてまいりました。これらの取組を粘り強く続けてまいります。 地域社会、ステークホルダー等への貢献については、本学の有する知識・情報などを地域の方々に提供していくことが重要な使命の一つと考え、瑞穂市をはじめ岐阜市等近隣地域における公開講座の開催、学内に設置している市民相談室などを通じて、本学が有する知的・人的資源の社会還元に努めました。また、朝日大学病院、医科歯科医療センター及び PDI 岐阜歯科診療所の三医療機関は、学生の臨床力の修得、医の倫理などを学ばせる教育機関としての役割を果たすとともに、地域の医療拠点として、高度で先進的な医療の提供により地域住民の方々の健康の維持・増進に努力いたしました。 国際化ビジョンに基づくグローバル化の推進については、国際交流において歯学部では、国際的な歯科医療・歯科事情への理解を深めること等を目的とした海外協定校との学生の相互短期海外研修派遣を引き続き実施いたしました。法学部・経営学部においては、UCLA での語学研修、ベトナム・ホーチミン及びタイ・バンコクでの短期海外研修を実施いたしました。保健医療学部看護学科では、アメリカ・デンバーでの短期海外研修を実施しました。また、学術研究の促進及び資質の向上を目的として毎年、教員を海外の大学・研究所等に派遣しており、2018 年度も 8 名を派遣しました。2019 年度も引き続き教員の派遣を行います。 学生支援対策については、各種奨学金制度による学修・課外活動支援、スクールバス運行や診療費補助による学生生活支援、高い就職率維持のための就職支援、さらに留学生のための住環境の整備や就職支援等に努めました。 社会人の学び直し支援については、CE 事業において明海大学と UCLA とのジョイントコースの充実やコースプログラムの再編成などにより、一層高度で専門的な技術や理論を身に付けた歯科医師の養成に努めました。また、実践ビジネス英会話プログラム、医療経営士養成プログラム等を開講することにより地域社会・地域住民の生涯学習を積極的に支援してまいりました。 施設・設備の充実については、高度な教育研究、良好な学修環境、快適なキャンパスライフの基盤となる施設・設備の計画的な整備改修を進め、一層の教育研究環境の充実を図りました。また、法人運営の基盤強化のため、財務の健全化を旨とした厳格な予算管理、安全確実な資産運用等により収支バランスの確保を図り、着実に成果を挙げてまいりました。 本学は、今後も建学の精神の着実な具現化を図るため、本学に課せられた使命を教職員一丸となって果たしていく所存でございます。みなさまのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

み な さ ま へ

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2019 年 5 月 23 日学校法人 朝日大学

 理事長  宮 田  淳

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■ 沿革1971 年 4 月  岐阜歯科大学を開設1971 年 5 月  岐阜歯科大学附属病院を開設1973 年 4 月  岐阜市内の村上外科病院が本学に寄付され、本学附属村上記念病院となる1973 年 4 月  岐阜歯科大学附属歯科衛生士学校を開設1977 年 4 月  岐阜歯科大学大学院歯学研究科を開設(歯学専攻、博士課程)1977 年 4 月  附属歯科衛生士学校から附属歯科衛生士専門学校に名称変更1979 年 7 月  岐阜歯科大学歯科臨床研究所附属歯科診療所を開設1984 年 9 月  附属村上記念病院を岐阜市橋本町へ新築移転1985 年 4 月  経営学部経営学科を開設1985 年 4 月  法人の名称を学校法人朝日大学、大学の名称を朝日大学、附属歯科衛生士専門学校の名称を朝日大学 歯科衛生士専門学校と改称1987 年 4 月  法学部法学科を開設1988 年 5 月  明海大学と姉妹校協定を締結1989 年 4 月  経営学部経営学科及び法学部法学科に教職課程を併設1991 年 4 月  経営学部情報管理学科を開設、同学科に教職課程を併設1992 年 4 月  大学院法学研究科を開設(法学専攻、博士前期(修士)課程)、同研究科に教職課程を併設1994 年 4 月  大学院法学研究科に法学専攻、博士後期(博士)課程を開設1995 年 4 月  大学院経営学研究科を開設 ( 情報管理学専攻 、 博士前期 ( 修士 ) 課程 )、 同研究科に教職課程を併設1997 年 4 月  大学院経営学研究科に情報管理学専攻、博士後期(博士)課程を開設2001 年 4 月  留学生別科を開設2002 年 4 月  経営学部ビジネス企画学科を開設、同学科に教職課程を併設2007 年 4 月  朝日大学歯科臨床研究所附属歯科診療所を朝日大学歯学部附属病院に統合し、名称を朝日大学歯学部 附属病院 PDI 岐阜歯科診療所と改称2009 年 4 月  歯科衛生士専門学校を2年課程から 3 年課程に変更2012 年 4 月  経営学部情報管理学科から経営学部経営情報学科に学科名称変更 2014 年 4 月  保健医療学部看護学科を開設 経営学部経営情報学科、大学院法学研究科博士後期課程 ( 法学専攻 )、 大学院経営学研究科博士後期        課程 ( 情報管理学専攻 ) の学生募集を停止 大学院法学研究科及び大学院経営学研究科の課程名称を博士前期から修士に変更 経営学研究科の専攻名称を情報管理学から経営学に変更2017 年 3 月  大学院経営学研究科博士後期課程 ( 情報管理学専攻 ) を廃止 2017 年 4 月  保健医療学部健康スポーツ科学科を開設、同学科に教職課程を併設       経営学部ビジネス企画学科の学生募集を停止       2018 年 3 月  経営学部経営情報学科を廃止2018 年 4 月  朝日大学歯学部附属病院の名称を朝日大学医科歯科医療センターと改称       朝日大学歯学部附属病院PDI岐阜歯科診療所の名称を朝日大学PDI岐阜歯科診療所と改称 朝日大学歯学部附属村上記念病院の名称を朝日大学病院と改称 2019 年 3 月  大学院法学研究科博士後期課程 ( 法学専攻 ) を廃止

学 校 法 人 の 概 要

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学 校 法 人 の 概 要

 165,954,304,120 円(2019 年 3 月 31 日現在)

 〒 501-0296 岐阜県瑞穂市穂積 1851 番地の1

 1971 年 2 月 27 日

4

理 事 長 宮田  淳   理 事 岡村 明夫   理 事 大橋 宏重   監  事 永松 榮司副理事長 増岡 由弘   理 事 森下伊三男   理 事 磯﨑 篤則   監  事 菱田 健治常務理事 高橋 偉茂   理 事 藤田  厚   理 事 坂上  宏  相談役 宮田  侑常務理事 赤石 健司   理 事 鳥飼 重和   理 事 谷澤  律  理 事 大友 克之   理 事 倉知 正和

宮 田    淳 藤 田    厚 宮 田    侑 船 越  正 也 中 山  浩 之増 岡  由 弘 鳥 飼  重 和 新 井 千 秋 竹 部  正 樹 今 井  範 嗣高 橋  偉 茂 倉 知  正 和 伊 川  英 二 田 村  康 夫 日 下  義 章赤 石  健 司 大 橋  宏 重 石 田  安 宏 足 立  正 孝 田 中    聡大 友  克 之 磯 﨑  篤 則 鹿 野  博 和 安 井  利 一岡 村  明 夫 坂 上    宏 野 田 治 彦 岩 田  治 泰森 下 伊 三 男 谷 澤   律 宮 田  捷 信 都 尾  元 宣

■ 学校法人の概要及び設置する学校の役職者等

◆ 設置年月日

◆ 主たる事務所

◆ 資産の総額

◆ 法人役員等

◆ 評議員

朝日大学 岐阜県瑞穂市穂積 朝日大学 PDI 岐阜歯科診療所 岐阜県岐阜市都通朝日大学病院 岐阜県岐阜市橋本町 朝日大学歯科衛生士専門学校 岐阜県瑞穂市穂積朝日大学医科歯科医療センター 岐阜県瑞穂市穂積 法人本部 東京都渋谷区代々木

■ 建学の精神 本学の建学の精神は、国際未来社会を切り開く社会性と創造性、そして、人類普遍の人間的知性に富む人間を育成することにある。

〔社会性について〕 人類共存の理念は、今や地球の資源・環境問題をはじめ高齢化社会に伴う労働問題、先進国の国際経済問題、発展途上国の社会経済問題など、解決すべき諸問題に直面している。これらの課題と取り組み、人類の繁栄と幸福を推進するため、国際性と社会性に富む人間、和を重んずる心豊かな人間を育成する。

〔創造性について〕 人類は、科学・技術のめざましい発展により、物質的豊かさを獲得したが、この科学・技術の発展はまた、豊かな人間性の涵養に資するものでなくてはならない。 先端的科学の進歩と豊かな人間性との調和を図るため人類は創造的英知を発揮する必要がある。本学は、このため自然科学と人文・社会科学、その他芸術との学際的協力により、専門的かつ総合的な教育・研究活動を推進する。

〔人間的知性について〕 高度な産業化・情報化の社会を迎えて、人間の生活様式も価値観も激変している。このさい科学・技術の健全な発達を図る反面、技術の独走が警戒される。従って人類普遍の理念としての人間性の発揚を志し、自己を確立し、人権と自由を尊重する調和ある国際未来社会を建設する必要のため、新しい人間的知性の涵養を企図するものである。

◆ 主たる機関

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◆ 専任教職員数   ◆ 設置する学校・学部・学科等及び学生数

【教学役職者】

学 部 等 人数学長 1法学部 17経営学部 28保健医療学部 57歯学部 180その他 24事務職 182医療職 467技術 ・ 労務職 48

合 計 1,004

学 部 等 学科・研究科等 開設年度 入学定員 収容定員 現員法学部 法学科 1987 年 80 320 371経営学部 経営学科 1985 年 100 420 495

ビジネス企画学科 2002 年 - 150 110保健医療学部 看護学科 2014 年 80 320 356

健康スポーツ科学科 2017 年 120 360 388歯学部 歯学科 1971 年 140 840 851大学院 法学研究科 修士課程 1992 年 10 20 4

経営学研究科 修士課程 1995 年 10 20 4歯学研究科 博士課程 1977 年 18 72 55

留学生別科 日本語研修課程 2001 年 60 60 55歯科衛生士専門学校 医療専門課程 1973 年 80 240 247

合  計 698 2,822 2,936

5

学  長        大友 克之副 学 長 森下伊三男副 学 長 倉知 正和副 学 長 田村 康夫学生部長 都尾 元宣副学生部長 杉島 正秋副学生部長 村橋 剛史副学生部長 廣瀬 晃子副学生部長 菅嶋 康浩副学生部長 大江 康成情報教育研究センター長 板谷 雄二副センター長 服部 徳秀英語教育センター長 服部 哲明副センター長 野畑 伸芳図書館長 平田 勇人IR 推進本部長         田村 康夫法学部法学部長 大野 正博副法学部長 杉島 正秋法学研究科長 大野 正博法制研究所長 下條 芳明経営学部経営学部長 小畠 信史経営学研究科長 板谷 雄二経営学科長 荒深 友良ビジネス企画学科長 岩﨑 大介産業情報研究所長 矢守 恭子マーケティング研究所長 中畑 千弘保健医療学部 保健医療学部長 小島 孝雄看護学科長 須賀 京子健康スポーツ科学科長    竹島 伸生歯学部歯学部長 江尻 貞一副歯学部長 近藤 信夫歯学研究科長 江尻 貞一

教務部長 玉置 幸道卒後臨床研修部長 倉知 正和研究支援部長       硲  哲崇口腔科学共同研究所長 硲  哲崇朝日大学病院長 大橋 宏重副病院長 日下 義章副病院長 武田 則之副病院長 郭  泰彦副病院長 八木 信明副病院長 江原 英俊医科歯科医療センター長 藤原  周副センター長 竹村 元三副センター長 住友伸一郎PDI 岐阜歯科診療所長 藤原  周副所長 大森 俊和包括支援歯科医療部長 藤原  周教職課程センター長 服部 哲明留学生別科長 横山 博信健康管理センター長 塚原 隆司歯科衛生士専門学校長 磯﨑 篤則副校長  山田小枝子

【事務局等役職者】事務局長 田中  聡総務第一部長 髙木 基博総務第二部長 岩田 治泰入試広報部長 洞田 厚男歯学部事務部長 田中  聡学事第一部長 杉山 英一学事第二部長 野村 成光就職支援部長 河江 岩男病院事務部長        加藤 祐司

内部監査室長           田ノ上純一

◆ 主な役職者

学 校 法 人 の 概 要

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◆ 組 織

朝日大学歯科衛生士専門学校

学 部

大学院

学 生 部

産業情報研究所

保 健 医 療 学 部看 護 学 科

教 務 部

卒後臨床研修部

臨 床 実 習 セ ン タ ー

経 営 学 部

歯 学 科

研 究 支 援 部

放射性同位元素研究施設

留 学 生 別 科

情報教育研究センター

図 書 館

地 域 社 会 連 携 セ ン タ ー

図 書 館 分 室

法 学 研 究 科

経 営 学 研 究 科

歯 学 研 究 科

事 務 局

※学校法人の概要は、資産の総額を除き 2019 年5月1日現在です。

学 校 法 人 の 概 要

歯科医師臨床研修センター

I R 推 進 本 部

教 養 教 育 開 発 室

朝 日 大 学 病 院

朝日大学医科歯科医療センター

ヒ ゙ シ ゙ ネ ス 企 画 学 科【2017 年 4 月学生募集停止】

健康スポーツ科学科

PDI 岐阜歯科診療所包括支援歯科医療部

歯科医学教育推進センター

歯科医師生涯研修センター

口腔科学共同研究所

マーケティング研究所

法 制 研 究 所

分 析 機 器 施 設

実 験 動 物 飼 育 施 設バイオテクノロジー研究施設

法 学 科

経 営 学 科

法 学 部

歯 学 部

教 職 課 程 セ ン タ ー

英 語 教 育 セ ン タ ー

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 益々進む少子化に加え、伝統校や大都市圏の大学への受験生の集中等により、地方の私立大学の学生受入れは大変厳しい状況が続いており、2018 年度には全国の私立大学の 36%が入学定員を充足できていない状況となっています。 広く優秀な学生の受入れを図るため、各学部・学科のアドミッションポリシーを策定し、求める学生像、高等学校段階で修得しておくべき内容・水準を具体的に定め、受験生や保護者に受入方針を明確にするとともに、本学の教育・研究活動の質の保証と向上への取組や魅力を効果的な広報活動を通じてアピールし、朝日大学ブランドの向上を図ることで、志願者増を図ってまいりました。その結果、開設 3 年目の保健医療学部健康スポーツ科学科は、順調に入学生を受入れることができ、また、法学部、経営学部、保健医療学部看護学科、歯学部も予定どおり学生を受入れ、全学部で募集人員を充足いたしました。歯科衛生士専門学校も募集人員を満たしております。今後も、各学部学科の特色・魅力を更に伸ばすことで、優秀な学生の受入れを図ってまいります。

学 部 等 学科・研究科等 募集定員 志願者 入学者

大学院

法学研究科 修士課程 10 1 1経営学研究科 修士課程 10 0 0歯学研究科 博士課程   18 10 10

       計 38 11 11

学 部

法学部 法学科 80 225 114経営学部 経営学科 100 190 132

保健医療学部 看護学科 80 441 94健康スポーツ科学科 120 174 132

歯学部 歯学科 128 533 129       計   508 1,563 601

留学生別科 日本語研修課程 ※ 60 46 40 4 月入学者歯科衛生士専門学校 医療専門課程 80 123 91

        総   計 686 1,743 743                                 ※ 留学生別科の募集定員は、9 月入学を含む数   

事 業 報 告

7

Ⅰ 優秀な学生の受入れ (2019 年度入学生に係る募集計画)

2019 年度入学試験結果

Ⅱ 教育・研究活動の質の保証と向上

 効果的な教育・指導を行っていくため ICT(情報通信技術)の積極的活用による教育・指導方法の改善を図るとともに、カリキュラムポリシーに沿った教育課程の編成、ディプロマポリシーで求める学士力が確実に身に付いていることを保証するための卒業認定の厳格化などについて一層の徹底を図りました。このため、教育課程の体系化の推進、学修成果の把握、教員及び職員の資質向上のための FD・SD 活動の強化に努めました。 法学部、経営学部では、初年次教育の充実、公務員及び公認会計士等の資格取得希望者への支援に努めた結果、2018 年 11 月 16 日に合格発表のあった平成 30 年公認会計士試験(論文式試験)において、

経営学部学生 9 名、経営学研究科研究生 2 名及び経営学部卒業生 1 名の合計 12 名が合格しました。会計教育に取り組み、初めての合格者を誕生させた年度から 5 年連続で現役学生が合格し、5 年間で延べ 33 名の合格者を輩出しました。本学の会計教育が着実に実を結んでいます。 歯学部では、参加型臨床実習の推進により臨床力の強化を図り、海外協定校との相互交流の深化や CE プログラムと連携した大学院教育の充実により、総合的な歯科医師としての資質の向上を図ることができました。

平成 30 年公認会計士試験合格者

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Ⅲ 地域社会、ステークホルダー等への貢献

 本学は、地域に根ざした大学として本学が有する知識・情報などを地域の方々に還元・提供しています。瑞穂市をはじめ岐阜市や美濃加茂市等の近隣地域における公開講座の開催や、学内に設置している市民相談室などを通じて、地域住民へ、本学の有する「知」の提供を行ってまいりました。 産業界との連携では、セイノーホールディングス株式会社、濃飛倉庫運輸株式会社、株式会社岐阜新聞社等と連携し、実務家教員による授業、インターンシップ、共同研究や受託研究等を推進しました。 ステークホルダー等への貢献では、高校への出張講座、英語教育の推進を図るための英語弁論大会の開催や、岐阜県弁護士会との協力の下、法教育に関するシンポジウムやジュニアロースクールなど、地域社会との緊密な連携を図ってまいりました。 また、岐阜県高等学校商業校長会と連携し、会計研究部の人材を派遣するなど高等学校の簿記会計教育に協力してまいりました。

Ⅳ 国際化ビジョンに基づくグローバル化の推進

 本学では、国際化ビジョンに基づき、様々な取り組みを行ってまいりました。歯学部においては、長年にわたり深い信頼関係を築き上げてきた海外提携大学との間で、学生の短期海外研修派遣及び受入れによる相互交流を実施しています。法学部、経営学部においては、UCLA での語学研修、ベトナム・ホーチミンでの短期海外研修を毎年実施し、2017 年度からタイ・バンコクでの短期海外研修も実施しました。保健医療学部看護学科では、アメリカ・コロラド州デンバーでの短期海外研修をスタートさせ、2018 年度は 10 名が参加しました。学生短期海外研修は、本学の建学の精神に基づき、学生に国際感覚を身に付けさせるために実施しております。また、学術研究の促進及び資質の向上を目的として毎年、教育職員を海外の大学・研究所等に派遣しており、2018 年度も 8 名を派遣しました。派遣された教育職員は、一定期間継続して学問専攻分野等の研究及び教育一般に関する研究調査に従事し、帰国後その研究成果を公表しており、いままでに多くの成果を出しています。 また、地元自治体等の国際交流イベントへの参加、高等学校英語弁論大会及び英語教育研究セミナーの実施など、地域の国際化にも貢献してまいりました。

Ⅴ 学生支援対策

 学生支援については、勉学に励む学生への学業奨励及びスポーツでの活躍を志す学生へのスポーツ奨励奨学金による経済的支援、スクールバスの運行や三医療機関における診療費補助等の制度による生活支援、留学生への住居支援及び就職支援の強化を継続してまいりました。また、「学生相談室」に専門員を置き、学生の「心」のケアにも努めてまいりました。 就職支援に関しては、協力企業を対象とした「講演と懇親の会」や「就職セミナー」の開催、AGO での学生に対する就職指導を継続し実施してきた結果、2018 年度の文系学部学生の就職率は 98.3%と高い数字を維持することができました。また、新規就職先の開拓及び岐阜県内企業への就職率の向上にも取り組みました。さらに、インターンシップでは従来の短期研修に加え長期研修の拡充などキャリア教育の一層の充実に努めました。

事 業 報 告

8

就職セミナー

歯学部海外研修

英語弁論大会

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Ⅵ 社会人の学び直し支援

 社会人の学び直し支援では、歯科医師の生涯研修として、歯科医療で世界を牽引する UCLA 歯学部とのジョイントコースの開催や体系化された歯科総合医育成コースの一層の充実を図り、現役歯科医師の要請に応えた実践的なリカレント教育を行ってきました。 地域住民への生涯学習として、グローバル化が進む社会の中で、必要となる英語コミュニケーション能力を涵養し、グローバルな職業人を養成するための実践ビジネス英会話プログラムを開講しました。また、医療機関に勤務するスタッフを対象に、医療業界での経営に係る知識、実践的な技能を体系的に修得することができる医療経営士養

成プログラムを開講しました。本講座は、文部科学省の平成 30 年度職業実践力育成プログラムに認定されました。これらの講座を開講し、地域社会・地域住民の要望に積極的に応えてまいりました。

Ⅶ 施設・設備の充実  学生への最適な教育と高度な研究を行うため、計画的に施設・設備の改修や最新医療機器の導入などを積極的に行い教育研究機能の充実を図ってきました。2018 年度は、文部科学省の「私立大学等研究設備費整備等補助金」を活用し、「標本作製システム」を導入するなど、研究充実のための設備の整備を図りました。施設の整備では、ホッケー場の東京五輪仕様ウォーターべース人工芝張替工事、野球場の内野人工芝張替工事等リニューアル工事を実施しました。また、5 号館の外壁補修工事も行いました。今後も施設・設備の充実に努めてまいります。 

Ⅷ 法人運営の基盤強化

 法人運営の基盤の強化のためには、安定した財務基盤を有することが必要不可欠です。そのためには、学部等各部門の収支バランスが保たれていなければなりません。引き続き学生募集に全力を挙げるとともに、安定的な医療収入の確保に努め、その一方できめ細やかな経費の節減を図ることで、バランスのとれた適正な収支の維持に努めてまいりました。 また、科学研究費助成事業、受託研究費、研究費助成金等の外部資金獲得の推進に努めてきた結果、毎年、増加傾向となってきました。 資産運用については、長期的視点に立ち、「安全かつ確実」を基本として運用を行った結果、2018 年度も安定的な収益を確保すること

ができました。今後も安定的かつ強固な財務基盤の確立をめざしております。 これらの諸施策を実施するためには、何と言っても人材の育成・強化が不可欠です。計画的に FD・SD 研修会を行い、教職員の能力強化に努めてまいりました。

事 業 報 告

医療経営士養成プログラム

朝日・明海大学との合同 SD研修会

野球場の改修

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決 算 の 概 要

資 金 収 支 計 算 書2018 年 4 月 1 日から 2019 年 3 月 31 日まで

 (単位:円) 

収 入 の 部科    目     予  算 決  算 差  異

学生生徒等納付金収入 4,688,117,000 4,604,988,310 83,128,690手数料収入 54,484,000 50,696,570 3,787,430寄付金収入 6,458,000 6,975,000 △ 517,000補助金収入 926,589,000 800,269,333 126,319,667 (国庫補助金収入) (915,064,000) (785,129,000) (129,935,000) (地方公共団体補助金収入) (11,525,000) (15,140,333) (△ 3,615,333)資産売却収入 21,078,901,000 18,963,909,831 2,114,991,169付随事業・収益事業収入 150,357,000 127,047,427 23,309,573医療収入 10,919,385,000 9,455,677,871 1,463,707,129受取利息・配当金収入 2,740,244,000 5,174,215,493 △ 2,433,971,493雑収入 211,801,000 273,531,777 △ 61,730,777借入金等収入 0 0 0前受金収入 645,467,000 685,936,540 △ 40,469,540その他の収入 15,660,720,322 17,969,852,914 △ 2,309,132,592資金収入調整勘定 △ 2,190,206,158 △ 2,315,743,499 125,537,341前年度繰越支払資金 5,026,057,556 5,026,057,556 -収入の部合計 59,918,374,720 60,823,415,123 △ 905,040,403

支 出 の 部 科    目     予  算 決  算 差  異

人件費支出 8,623,497,000 8,612,527,901 10,969,099教育研究経費支出 6,460,629,677 6,012,734,493 447,895,184 教育研究経費支出 2,187,657,677 2,302,902,222 △ 115,244,545 医療経費支出 4,272,972,000 3,709,832,271 563,139,729管理経費支出 684,816,753 605,645,258 79,171,495借入金等利息支出 0 0 0借入金等返済支出 0 0 0施設関係支出 1,894,848,111 1,667,963,356 226,884,755設備関係支出 865,354,547 325,829,535 539,525,012資産運用支出 26,914,398,000 25,464,111,170 1,450,286,830その他の支出 12,612,427,654 14,664,560,412 △ 2,052,132,758

〔予 備 費〕 (12,608,690)37,391,310 - 37,391,310

資金支出調整勘定 △ 1,070,919,719 △ 1,174,880,046 103,960,327翌年度繰越支払資金 2,895,931,387 4,644,923,044 △ 1,748,991,657支出の部合計 59,918,374,720 60,823,415,123 △ 905,040,403

 

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事 業 活 動 収 支 計 算 書2018 年 4 月 1 日から 2019 年 3 月 31 日まで

                                               (単位:円)

事 業 活 動 収 入 の 部     予  算     決  算     差  異学生生徒等納付金 4,688,117,000 4,604,988,310 83,128,690手数料 54,484,000 50,696,570 3,787,430寄付金 9,869,000 15,471,765 △ 5,602,765経常費等補助金 911,589,000 791,707,333 119,881,667付随事業収入 92,646,000 70,408,908 22,237,092医療収入 10,919,385,000 9,455,677,871 1,463,707,129雑収入 211,801,000 273,531,777 △ 61,730,777教育活動収入計 16,887,891,000 15,262,482,534 1,625,408,466事 業 活 動 支 出 の 部     予  算     決  算     差  異人件費 8,654,239,000 8,604,204,019 50,034,981教育研究経費 7,385,270,677 7,024,012,562 361,258,115

(内 医療経費) (4,516,101,000) (3,817,515,499) (698,585,501)管理経費 706,849,753 621,987,174 84,862,579徴収不能額等 76,014,000 11,816,462 64,197,538教育活動支出計     16,822,373,430 16,262,020,217 560,353,213教育活動収支差額 65,517,570 △ 999,537,683 1,065,055,253

事 業 活 動 収 入 の 部     予  算     決  算     差  異受取利息・配当金 2,740,244,000 5,174,215,493 △ 2,433,971,493その他の教育活動外収入 57,711,000 56,638,519 1,072,481教育活動外収入計 2,797,955,000 5,230,854,012 △ 2,432,899,012事 業 活 動 支 出 の 部     予  算     決  算     差  異借入金等利息 0 0 0その他の教育活動外支出 0 0 0教育活動外支出計 0 0 0教育活動外収支差額 2,797,955,000 5,230,854,012 △ 2,432,899,012経常収支差額 2,863,472,570 4,231,316,329 △ 1,367,843,759

◆ 特 別 収 支事 業 活 動 収 入 の 部     予  算     決  算     差  異資産売却差額 662,484,000 1,316,436,556 △ 653,952,556その他の特別収入 33,355,000 13,630,428 19,724,572特別収入計 695,839,000 1,330,066,984 △ 634,227,984事 業 活 動 支 出 の 部     予  算     決  算     差  異資産処分差額 692,640,000 1,108,922,601 △ 416,282,601その他の特別支出 0 0 0特別支出計 692,640,000 1,108,922,601 △ 416,282,601特別収支差額 3,199,000 221,144,383 △ 217,945,383

(3,531,430)〔予備費〕 46,468,570 - 46,468,570基本金組入前当年度収支差額 2,820,203,000 4,452,460,712 △ 1,632,257,712基本金組入額合計 △ 5,266,304,000 △ 3,178,730,076 △ 2,087,573,924当年度収支差額 △ 2,446,101,000 1,273,730,636 △ 3,719,831,636前年度繰越収支差額 △ 8,555,547,521 △ 8,555,547,521 0基本金取崩額 0 0 0翌年度繰越収支差額 △ 11,001,648,521 △ 7,281,816,885 △ 3,719,831,636

(参考)事業活動収入計 20,381,685,000 21,823,403,530 △ 1,441,718,530事業活動支出計 17,561,482,000 17,370,942,818 190,539,182

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決 算 の 概 要

◆ 教 育 活 動 収 支

◆ 教 育 活 動 外 収 支

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貸 借 対 照 表(2019 年 3 月 31 日)                                                  (単位:円) 

科     目     本 年 度 末 前 年 度 末 増  減資 産 の 部固定資産 165,606,740,438 160,597,336,128 5,009,404,310 有形固定資産 27,195,409,610 26,214,818,348 980,591,262  土地 12,268,773,459 11,433,876,271 834,897,188  建物 9,827,026,079 9,627,134,662 199,891,417  構築物 479,876,560 317,668,138 162,208,422  教育研究用機器備品 1,336,472,858 1,556,199,806 △ 219,726,948  管理用機器備品 24,395,217 30,953,054 △ 6,557,837  図書 3,216,734,884 3,215,966,384 768,500  車両  9,457,920 2,537,585 6,920,335  建設仮勘定 32,672,633 30,482,448 2,190,185 特定資産 129,252,484,641 126,560,808,523 2,691,676,118  第 2 号基本金引当特定資産 15,000,000,000 15,000,000,000 0  第 3 号基本金引当特定資産 110,107,500,000 107,407,500,000 2,700,000,000  退職給与引当特定資産 4,144,984,641 4,153,308,523 △ 8,323,882 その他の固定資産 9,158,846,187 7,821,709,257 1,337,136,930  借地権 0 20,302,000 △ 20,302,000  電話加入権 10,337,769 10,337,769 0  施設利用権 8,475,002 8,475,002 0  ソフトウェア 2,744,078 4,161,503 △ 1,417,425  有価証券 7,102,256,150 5,774,777,962 1,327,478,188  収益事業元入金 1,860,962,276 1,879,024,301 △ 18,062,025  長期貸付金 151,065,300 113,158,500 37,906,800  長期未収入金 23,005,612 11,472,220 11,533,392流動資産 6,544,709,477 6,816,771,478 △ 272,062,001  現金預金 4,644,923,044 5,026,057,556 △ 381,134,512  未収入金 1,601,718,658 1,495,300,624 106,418,034  貯蔵品 155,956,125 166,839,613 △ 10,883,488  短期貸付金 7,630,400 19,177,042 △ 11,546,642  有価証券 4,772,186 0 4,772,186  前払金 9,886,037 25,066,198 △ 15,180,161  仮払金 119,823,027 84,330,445 35,492,582資産の部合計 172,151,449,915 167,414,107,606 4,737,342,309

負 債 の 部 固定負債 4,146,644,691 4,153,308,523 △ 6,663,832  退職給与引当金 4,144,984,641 4,153,308,523 △ 8,323,882  預り保証金 1,660,050 0 1,660,050流動負債 2,050,501,104 1,758,955,675 291,545,429  未払金 1,179,143,104 931,815,882 247,327,222  前受金 701,336,540 670,390,500 30,946,040  預り金 170,021,460 156,749,293 13,272,167負債の部合計 6,197,145,795 5,912,264,198 284,881,597

純 資 産 の 部基本金 173,236,121,005 170,057,390,929 3,178,730,076  第 1 号基本金 46,924,621,005 46,445,890,929 478,730,076  第 2 号基本金 15,000,000,000 15,000,000,000 0  第 3 号基本金 110,107,500,000 107,407,500,000 2,700,000,000  第 4 号基本金 1,204,000,000 1,204,000,000 0繰越収支差額 △ 7,281,816,885 △ 8,555,547,521 1,273,730,636  翌年度繰越収支差額 △ 7,281,816,885 △ 8,555,547,521 1,273,730,636純資産の部合計 165,954,304,120 161,501,843,408 4,452,460,712

負債及び純資産の部合計 172,151,449,915 167,414,107,606 4,737,342,309

決 算 の 概 要

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貸 借 対 照 表(2019 年 3 月 31 日)                                              (単位:円) 

損 益 計 算 書(2018 年 4 月 1 日から 2019 年 3 月 31 日まで)

                   (単位:円)

資産の部 負債の部現金預金    124,508,237 前受収益 10,927,874未収入金 29,715,097 預り保証金 121,547,872建物 245,650,275 その他 21,747,588工具器具備品 1 元入金の部土地 1,615,312,000 元入金 1,860,962,276資産の部合計 2,015,185,610 負債 ・ 元入金の部合計 2,015,185,610

 

科 目 数 量 金 額 資 産 総 額 172,151,449,915 基本財産  1.土地 164,770.94 ㎡ 7,327,375,630  2.建物 106,687.48 ㎡ 9,827,026,079  3.図書 298,562 冊 3,216,734,884  4.教具 ・ 工具 ・ 備品 22,299 点 1,360,868,075  5.その他の基本財産 126,051,063,962 運用財産  1.土地 31,395.54 ㎡ 4,941,397,829  2.現金・預金 4,644,923,044  3.その他の運用財産 12,921,098,136 収益事業用財産 1,860,962,276 負 債 総 額 6,197,145,795  1.固定負債   退職給与引当金 4,144,984,641   預り保証金 1,660,050  2.流動負債   前受金 701,336,540   その他流動負債 1,349,164,564 正 味 財 産 165,954,304,120

Ⅰ 賃料等収入 132,800,687Ⅱ 営業費用 68,321,568Ⅲ 営業外費用 0

経常利益 64,479,119Ⅳ 学校会計繰入 56,638,519

税引前当期利益 7,840,600法人税等 7,840,600

収 益 事 業

財 産 目 録(2019 年 3 月 31 日)                                       (単位:円)

朝日新宿ビルにおける収益事業の明細は以下のとおりとなっております。

13

決 算 の 概 要

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<大学病院> 朝日大学病院の医療収入は、82 億 5,033 万円で前年度対比 1 億 5,641 万円の減少となりました。これは、入院患者総数が減少したこと及び外来患者総数も伸び悩んだことなどによります。 2018 年 4 月からは朝日大学病院として、総合病院である点を最大限に生かし、全身管理が必要な患者や口腔がん、脳腫瘍などの患者に対する周術期口腔ケアや摂食・嚥下リハビリテーションなどの医科・歯科連携による診療体制の充実を図りました。これからも、医療の質向上、救急・急患の確実な受入れを目標として、地域の中核病院として、安全で質の高い医療を提供し社会に貢献してまいります。<医科歯科医療センター> 医科歯科医療センターの医療収入は、8 億 3,599 万円で前年度対比 1 億 4,213 万円の減少となりました。入院機能を全て大学病院に集中したこと及び歯科の外来患者数が伸び悩んだこと等によります。 2018 年 4 月からは、歯科外来を中心とした診療、教育を行い、機能的口腔ケア、摂食・嚥下リハビリテーションや、スポーツ歯科などの特殊外来機能の充実を図りました。< PDI 岐阜歯科診療所> PDI 岐阜歯科診療所の医療収入は、3 億 6,937 万円で前年度対比 2,725 万円の増加となりました。保険診療の患者数が増加したことや、訪問歯科診療が順調に推移したことにより、医療収入が 3 年連続で 3 億円を超え過去最高収入の結果となりました。引き続き、総合診療、在宅・訪問歯科診療、機能的口腔ケアなど地域ニーズを中心とした診療体制の充実を図ってまいります。

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2014 2015 2016 2017 2018

 学生生徒等納付金は、46 億 499 万円で前年度対比 599 万円の減少となりました。主な増減理由について、保健医療学部健康スポーツ科学科は開設して2年目となり、1 学年分増え 1億 60 万円増加しました。一方、経営学部は経営学科の学生数が増加したものの募集停止のビジネス企画学科が 3 学年分から 2 学年分だけとなり 2,193 万円の減少となりました。また、歯学部では在籍学生が前年度から 38 人少なくなり 9,482 万円の減少となりました。 今後も、優秀な学生を受け入れるため、受験生、保護者、高校教員などへの効果的な広報活動を実施することで、学生募集に全力を挙げ、各学部、各研究科等において募集定員を受け入れることにより、安定した学生生徒等納付金収入が得られるよう努めてまいります。

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2014 2015 2016 2017 2018

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主な収入支出等

■ 学生生徒等納付金

■ 医療収入

学生生徒等納付金億円

医療収入億円

決 算 の 概 要

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 2018 年度の資産運用収入は、27 億 4,024 万

円を予算計上いたしましたが、結果、53 億 8,936

万円の資産運用収入を得ることができました。資

産運用収入は、本学の財務基盤の安定にとって極

めて重要な収入となっており、毎月の資産運用会

議をへて常務理事会、理事会において、経済・金

融情勢の変化・動向を慎重に分析・検討し、低金

利の運用環境下においても安全性・確実性を重視

した堅実な運用を行っております。また、資産運

用収入は、建学の精神を具現化するための様々な

活動を資金面から補助することで、本学の教育研究発展のために大きく寄与しています。

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2014 2015 2016 2017 2018

 経常費等補助金は 8 億 27 万円で、前年度対

比 4,259 万円の減少となりました。主な項目は、

私立大学等経常費補助金 7 億 2,899 万円(前年

度対比 5,660 万円の減少)、私立大学等研究設備

整備費等 417 万円(前年度対比 417 万円の増

加)、臨床研修費等補助金(歯科医師)4,966 万

円(前年度対比 900 万円の増加)、地方公共団

体補助金 1,569 万円(前年度対比 203 万円の増

加)となっています。私立大学等研究設備整備

費等補助金では、歯学部で整備しましたパラフィ

ン標本作製システムが採択されました。また、文部科学省が推し進める私立大学等改革総合支援事業

において、タイプ1(教育の質的転換)は前年度に引き続き採択されました。また、タイプ5(プラッ

トフォーム形成)が 2018 年度に初めて採択されました。このタイプ5は、各大学等の特色化・資源

集中を促し、複数大学等間の連携、地方自治体・産業界等との連携を進めるためのプラットフォーム

形成を通じた大学改革の推進を支援するものです。

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2014 2015 2016 2017 2018

経常費

施設整備費

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■ 資産運用収入

資産運用収入

■ 経常費等補助金

億円

補助金億円

決 算 の 概 要

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 2018 年度の事業活動収入は 218 億 2,340 万円、事業活動支出は 173 億 7,094 万円で基本金組入前当年度収支差額は 44 億 5,246 万円となりました。本業の教育活動収支はマイナスとなっていますが、資産運用収入、収益事業収入等を考慮した事業活動収支はプラスとなりました。 日本経済は先行き不透明感があり、継続する少子化は、私立大学の経営を益々圧迫し続けるものと思われます。このような中で、学生の教育環境を整え、教育の質の向上を図るためには健全な財務基盤の構築が必要です。そのため、学生募集に全力を挙げ、適正な学生数の受入れを図ること、地域住民の健康の維持・増進に貢献するため、最先端の医療を提供し続けること、そしてこれらのことを支援するため堅実な資産運用を行ってまいります。一方、大学全体で合理的な経費削減を実施し、健全な収支の維持に努めてまいります。

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2014 2015 2016 2017 2018

事業活動収入

事業活動支出

 教育研究経費(医療経費除く)は、32 億 650万円で、前年度対比 3,308 万円の増加となりました。これは、保健医療学部健康スポーツ科学科の学生数の増加によるものです。医療経費は、38億 1,752 万円で、前年度対比 9,499 万円の減少となりました。 今後も、合理的な経費の削減を図りつつ、教育・研究活動の質の向上とともに、家庭の経済的理由により大学進学や学業の継続が困難な者への経済支援を目的とした奨学支援制度の継続、スポーツやボランティア活動、就職活動のサポートなど、学生に対する支援の充実を図ってまいります。

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2014 2015 2016 2017 2018

 人件費(退職給与引当金繰入額を含む)は 86億 420 万円で、前年度対比 7,791 万円の増加となりました。これは、人員総数に大きな増減はなく、ほぼ定期昇給分の増加によるものです。 これからも、教育、研究及び診療体制の維持・向上を図りつつ、人件費の硬直化を抑制するため、社会的合理性のある賃金水準を維持しながら、適正な人事評価と管理を行ってまいります。

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■ 教育研究経費

■ 事業活動収支

教育研究経費

■ 人件費

億円

事業活動収支億円

決 算 の 概 要

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2014 2015 2016 2017 2018

人件費億円

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監 査 報 告 書

2019 年 5 月 23 日 

監  査  報  告  書

学校法人朝日大学 理 事 会 御中学校法人朝日大学 評議員会 御中

学校法人  朝 日 大 学    

監 事  永 松 榮 司   

監 事  菱 田 健 治   

 私たちは、私立学校法第 37 条第 3 項及び学校法人朝日大学寄附行為第 7 条第 2 項の規 定 に 基 づ き、 学 校 法 人 朝 日 大 学 の 2018 年 度(2018 年 4 月 1 日 か ら 2019 年 3 月31 日まで)の業務並びに財産の状況について監査しました。 私たちは監査にあたり、理事会及び評議員会に毎回出席したほか、理事等から業務の報告を聴取し、重要な決裁書類等を閲覧・精査するとともに、内部監査室とも連携し、必要と思われる監査手続を実施しました。また、会計監査人と連携し、全ての実査に立ち合い、意見交換し、計算書類について監査しました。 監査の結果、学校法人朝日大学の業務に関する決定及び執行は適切であり、報告されている計算書類(資金収支計算書、活動区分資金収支計算書、事業活動収支計算書、貸借対照表及び財産目録並びに収益事業に係る貸借対照表、損益計算書及び財産目録)は、会計帳簿の記載と合致し、その収支及び財産の状況を正しく示しており、業務又は財産に関する不正の行為又は法令若しくは学校法人朝日大学寄附行為に違反する重大な事実はないものと認めました。

      以 上

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財 務 の 推 移

■ 資金収支計算書                                  (単位:千円)

  2016 年度   2017 年度   2018 年度

収 入 の 部

学生生徒等納付金収入 4,443,343 4,610,982 4,604,988

手数料収入 46,904 43,352 50,697

寄付金収入 5,050 6,675 6,975

補助金収入 962,814 842,859 800,269

資産売却収入 20,549,801 23,022,344 18,963,910

付随事業・収益事業収入 108,195 116,798 127,047

医療収入 9,421,500 9,726,975 9,455,678

受取利息・配当金収入 5,134,233 5,205,414 5,174,215

雑収入 186,904 173,076 273,532

前受金収入 636,394 670,006 685,937

その他の収入 19,541,487 17,098,783 17,969,853

資金収入調整勘定 △ 2,194,257 △ 2,167,518 △ 2315,744

前年度繰越支払資金 6,474,671 5,790,059 5,026,058

収入の部合計 65,317,039 65,139,805 60,823,415

支 出 の 部

人件費支出 8,367,036 8,511,726 8,612,528

教育研究経費支出 5,962,638 6,118,762 6,012,735

 教育研究経費 2,172,666 2,289,791 2,302,902

 医療経費 3,789,972 3,828,971 3,709,832

管理経費支出 650,717 608,631 605,645

施設関係支出 931,033 372,668 1,667,963

設備関係支出 531,456 310,895 325,830

資産運用支出 32,224,086 33,127,226 25,464,111

その他の支出 12,213,938 11,984,033 14,664,560

資金支出調整勘定 △ 1,353,924 △ 920,194 △ 1,174,880

翌年度繰越支払資金 5,790,059 5,026,058 4,644,923

支出の部合計 65,317,039 65,139,805 60,823,415

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事 業 活 動 収 入 の 部学生生徒等納付金 4,443,343 4,610,982 4,604,988手数料 46,904 43,352 50,696寄付金 13,253 15,001 15,472経常費補助金 840,776 837,811 791,707付随事業収入 53,689 57,736 70,409医療収入 9,421,500 9,726,975 9,455,678雑収入 186,904 173,076 273,532教育活動収入計 15,006,369 15,464,933 15,262,482事 業 活 動 支 出 の 部人件費 8,234,029 8,526,295 8,604,204教育研究経費 6,902,623 7,085,919 7,024,013

(内 医療経費) (4,041,954) (3,912,506) (3,817,515)管理経費 646,526 616,344 621,987徴収不能額等 12,448 13,002 11,816教育活動支出計     15,795,626 16,241,560 16,262,020教育活動収支差額 △ 789,256 △ 776,627 △ 999,538

事 業 活 動 収 入 の 部受取利息・配当金 5,134,233 5,205,414 5,174,215その他の教育活動外収入 54,505 59,061 56,639教育活動外収入計 5,188,738 5,264,475 5,230,854

事 業 活 動 支 出 の 部教育活動外支出計 0 0 0教育活動外収支差額 5,188,738 5,264,475 5,230,854経常収支差額 4,399,482 4,487,848 4,231,316

◆ 特 別 収 支事 業 活 動 収 入 の 部資産売却差額 297,728 911,628 1,316,437その他の特別収入 128,669 19,564 13,630特別収入計 426,397 931,192 1,330,067

事 業 活 動 支 出 の 部資産処分差額 1,573,677 1,337,130 1,108,923その他特別支出 693 0 0特別支出計 1,574,370 1,337,130 1,108,923特別収支差額 △ 1,147,973 △ 405,938 221,144

基本金組入前当年度収支差額 3,251,509 4,081,910 4,452,461基本金組入額合計 △ 7,701,636 △ 5,409,059 △ 3,178,730当年度収支差額 △ 4,450,128 △ 1,327,149 1,273,731前年度繰越収支差額 △ 2,778,271 △ 7,228,398 △ 8,555,548翌年度繰越収支差額 △ 7,228,398 △ 8,555,547 △ 7,281,817

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◆ 教 育 活 動 収 支

◆ 教 育 活 動 外 収 支

財 務 の 推 移

■ 事業活動収支計算書                                (単位:千円)

                    2016 年度       2017 年度       2018 年度

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■ 貸借対照表                                       (単位:千円)

■ 財務比率                                        (単位:%)

  2016 年度   2017 年度   2018 年度資 産 の 部固定資産 155,993,215 160,597,336 165,606,741 有形固定資産 26,512,986 26,214,818 27,195,410 特定資産 121,746,240 126,560,809 129,252,485 その他の固定資産 7,733,989 7,821,709 9,158,846流動資産 7,696,661 6,816,771 6,544,709資産の部合計 163,689,876 167,414,107 172,151,450

負 債 の 部固定負債 4,138,740 4,153,309 4,146,645流動負債 2,131,203 1,758,955 2,050,501負債の部合計 6,269,943 5,912,264 6,197,146

純 資 産 の 部基本金 164,648,331 170,057,391 173,236,121 第1号基本金 45,836,831 46,445,891 46,924,621 第2号基本金 15,000,000 15,000,000 15,000,000 第3号基本金 102,607,500 107,407,500 110,107,500 第4号基本金 1,204,000 1,204,000 1,204,000繰越収支差額 △ 7,228,398 △ 8,555,548 △ 7,281,817 翌年度繰越収支差額 △ 7,228,398 △ 8,555,548 △ 7,281,817純資産の部合計 157,419,933 161,501,843 165,954,304

負債及び純資産の部合計 163,689,876 167,414,108 172,151,450

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1.「資金収支計算書」は、当該会計年度に行った教育研究等の諸活動に対応するすべての資金の収入及び支出 の内容と支払いに必要な資金(現金預金)の収入及び支出について、その顛末を明らかにするものです。

2.「事業活動収支計算書」は、経常的及び臨時的収支に区分することで、そのバランス及び長期の収支バラン スを明らかにするものです。

3.「貸借対照表」は、一定時点(3月末現在)における資産、負債及び純資産の内容及び残高を示し、学校 法人としての財政状況(ストック)を明らかにするものです。

財 務 の 推 移

  2016 年度   2017 年度   2018 年度学生生徒等納付金比率 22.00 22.24 22.47人件費比率 40.77 41.13 41.99教育研究経費比率 34.18 34.18 34.27事業活動収支差額比率 15.77 18.84 20.40基本金組入率 37.35 24.97 14.57純資産構成比率 96.17 96.47 96.40

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ト ピ ッ ク ス

■ 朝日大学経営学部同窓会 30 周年記念式典を開催

■ 医科歯科医療センターに救急車両を配置

 朝日大学経営学部同窓会は、1989 年 3 月に創設し、30周年を迎えました。 2019 年 3 月 2 日に、本学 6 号館 6201 講義室において、朝日大学経営学部同窓会 30 周年記念式典を開催しました。 記念式典後、特別講演会を開催し、野田 聖子 衆議院議員を講師に招き、「これからの日本!」をテーマに、日々国会で起きている様々な事案、夫婦別姓、高齢化社会、子育ての在り方などについて講演いただきました。会場に集った地域住民や同窓生約 400 名は、熱心に野田先生の講演に耳を傾けていました。 6 号館食堂において同窓会員及び大友 克之 学長をはじめ学内関係者による懇親会が開催され、卒業期ごとに同窓会員が近況を報告し、旧交を温めました。

 本学医科歯科医療センターにおける外来診療時等の患者の急変等に対応するため、緊急車両を配置しました。 外来診療時など患者の容態の急変時に岐阜市内の朝日大学病院に迅速に救急車両で搬送・連携し、より適切に対応処置することが可能となりました。 医科歯科医療センターは、岐阜県内の歯科医療の中心を担う医療機関として朝日大学病院と連携、外来患者の医療安全環境にも配慮し、信頼される医療を提供します。

朝日大学経営学部同窓会 30 周年記念式典

救急車両

■ いちい信用金庫との産学連携協定の締結 2018 年 12 月 13 日、愛知県一宮市及びその近隣地域を本拠地とするいちい信用金庫と、同地域における企業からのインターンシップ学生派遣など各種の産学連携に関する需要に対応し、地域社会の活性化と人材育成に寄与することを目的として、産学連携に関する協定を締結しました。 調印式は、本学において執り行われ、いちい信用金庫 粟野 秀樹 理事長と本学 大友 克之 学長が協定書に署名しました。 この協定により、「地域の経済及び企業経営に関する調査、研究」、「地域産業及び学術文化の振興にかかる助言、指導及び協働」、「地域企業へのインターンシップの促進」、「金融教育に関する共同研究及びその実施」など連携して活動を行い、地域社会の発展に貢献してまいります。

いちい信用金庫との産学連携協定書調印式

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ト ピ ッ ク ス

■ 体育会関係

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クラブ 主 な 戦 績 等 (2018 年度)

硬 式 野 球 部 東 海 地 区 大 学 野 球 秋 季 リ ー グ 戦                    5 位

ラ グ ビ ー 部 東海学生ラグビーリーグ戦                   優勝(9 連覇)

全国大学ラグビー選手権            全国大会出場(7 年連続 7 度目)

バ レ ー ボ ー ル 部 東海大学バレーボール秋季リーグ戦                    7 位

相 撲 部 全国学生女子相撲選手権大会          中量級 優勝 奥村 知咲(法 4)

ホ ッ ケ ー 部 東 海 学 生 ホ ッ ケ ー 春 季 リ ー グ                      優 勝

卓 球 部 後 期 日 本 卓 球 リ ー グ                     男 子 2 部 3 位

                               女 子 2 部 2 位

フ ェ ン シ ン グ 部 アジア競技大会 女子フルーレ団体戦      優勝 辻 すみれ(法 1)※日本代表

全日本学生フェンシング選手権大会 女子フルーレ個人戦 準優勝 辻 すみれ(法 1)

剣 道 部 西 日 本 学 生 剣 道 大 会                男 子 団 体 戦  準 優 勝

硬 式 庭 球 部 東海学生新進テニス選手権大会    男子シングルス 優勝 谷井 優希(ビ 2)

東海学生チャレンジテニストーナメント大会 女子シングルス 優勝 堀田 萌菜(営 1)

自 転 車 競 技 部 全 国 都 道 府 県 対 抗 大 会          チ ー ム パ ー シ ュ ー ト  優 勝

ハ ン ド ボ ー ル 部 東海学生ハンドボール秋季リーグ戦                   4 位

会 計 研 究 部 平成 30 年公認会計士試験 合格 角 万依、吉田 友将(営 4)、井上 涼、井上 哲広、

         才藤 大雅(営3)、小澤 洲皓、服部 佑樹、堀 健太朗、神谷 吉輝(営2)、

          伊藤 亮、鎌田 良星(院研)、佐古 侑翼(営卒 )        

ボ ウ リ ン グ 世界ユースボウリング選手権大会   女子シングルス 優勝   入江菜々美(ビ 4)

ラ イ フ ル 射 撃 全日本大会学生スポーツ射撃選手権大会  個人戦 16 位 足立 柊弥(健 2)

 本学体育会は、2002 年に設立し、その後、全国大会や国際大会で優秀な成績を挙げるなど、目覚しい活躍が続いています。2019 年度から吹奏楽部を創部し、13 種目となり現在 806 人の学生が所属し、文武両道を実践しています。 2018 年度は、フェンシング部の辻 すみれ 選手が、インドネシアジャカルタで開催された「アジア大会」に日本代表として女子フルーレ団体に出場し、日本初の金メダルを獲得しました。ボウリング競技では、入江 菜々美 選手が、アメリカミシガン州デトロイトで開催された「第 15 回世界ユースボウリング選手権大会」女子シングル戦において優勝し、金メダルを獲得しました。ラグビー部は、「東海学生ラグビーリーグ戦」に優勝(9 連覇)し、7 年連続 7 度目の全国大学ラグビー選手権への出場を果たすなど大活躍をみせました。 会計研究部は、公認会計士試験(論文式試験)において、経営学科生、経営学研究科研究生及び経営

学部卒業生の計 12 名が合格(合格率 11.1%)するなど、日頃の努力が実を結んだ形となりました。

 2018 年度において各クラブの戦績は次のとおりです。

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本書は 2019 年 5 月 23 日開催の評議員会に付議された資料です。