2019年度　前期

「学生による授業評価アンケート」結果報告書

杉野服飾大学短期大学部 FD研究委員会

＜全科目＞

調査の概要

目 次

各科目別報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10～

付属資料（アンケート用紙）

調査の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1、2

授業評価アンケート科目一覧（回答率） ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3調査結果

全体（問2～問19）の5段階回答数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

問1.問4.の5段階回答数と授業形態、学年別回答数・・・・・・・・・・・・・・5

問19.問5の5段階回答数と学年別回答数と

平均値の比較＜全体･学年別＞平均の比較＜問20の評価別・問1の出席率別＞・・・・・・・・・・・・7

FD委員による全体の考察 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8,9

問4×問8のクロス集計 ・・・・・・・・・・・・・・・6

▼調査のテーマ▼

本報告書は2019年度前期に実施した、全科目の担当科目に対する学生による授業評価アンケートの

結果をまとめたものである。このような学生による授業評価は平成13年度より実施し、今回で11回目で

あるが、前期に非常勤講師担当科目も含めて全ての科目で実施したのは4回目である。今年度より、前

期後期すべての開講科目を対象にアンケートを実施することとなった。

授業評価アンケートの実施趣旨は、学生の率直な意見を参考とし、各教員が授業の内容及び方法を改

善し、質的にさらに充実した授業を実現するためである。前回に引き続き、学生が意見を記入し易いよう、

manabaを使用した。さらに自由記述を促すために質問を1項目加えた。質問内容は、教員にとっても授業

改善に役立て易いよう「総合評価の理由」、「学修成果の理由」「改善すべき点」の参項目とした。

これまで、授業評価アンケート結果の報告書作成後、その結果を反映させた授業改善報告書を作成し

ていたが、2つの報告書を1冊にまとめるために前年度の同時期に行った授業評価アンケートの改善策か

らの改善状況の報告、今年度の結果を踏まえた改善策を記載することとした。また、授業公開を行った科

目は、その報告も踏まえて記載することにした。

学生への結果報告の開示として2年生は休憩時間、1年生はクラスアワーで、写真撮影禁止の上冊子を

回覧する。また、ホームページには全体の結果について掲載する。

アンケート実施にあたり、質問内容、分析について野村 直講師（非常勤：化学担当）にご指導いただい

た。

▼調査方法▼

対象科目 前期開講科目 全科目

manabaを使用し、各自のスマートフォンより無記名で回答した。当日、スマートフォンを忘れた

学生には用紙に記入する方法をとった。授業中約10分間で実施し、その間教員は教室に滞在し

トラブルにそなえた。

▼調査日▼

2019年7月19日（金）～ 8月1日（木）

▼調査対象▼

短期大学部各科目履修者数 合計 1016 回答者数 906 回答率 89.2 ％

▼調査項目▼

Ⅰ.学生の授業への取り組みについて 4項目

Ⅱ.授業内容について 6項目

Ⅲ.担当教員について 7項目

Ⅳ.独自の質問について 1項目

Ⅴ.総合評価 1 項目

＜全　体＞

607

497

573

510

517

635

598

622

661

650

635

640

648

551

557

500

575

221

215

234

282

205

181

169

185

151

147

181

174

165

151

184

269

236

57

107

72

73

118

78

81

62

65

71

79

69

65

158

99

102

66

15

52

18

32

44

5

45

23

20

24

4

13

14

29

26

23

17

6

35

9

9

22

7

13

14

9

14

7

10

14

17

36

12

12

4

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

問２ この授業に意欲的に取り組みましたか

問３ この授業のシラバスを読みましたか

問６ あなたは授業の内容に興味を持ちましたか

問７ 授業は全体として理解できましたか

問８ 学んだ内容を、今後さらに学んでみたいと思いますか

問９ 履修便覧内に示されているシラバスの記述内容に沿った授業でしたか

問１０ 授業の進度は、適切でしたか

問１１ 教員のことばは、明瞭で聞き取りやすいものでしたか

問１２ 教員はことばが差別的にならないように配慮していましたか

問１３ 教員は一人一人の学生に公平に接するように配慮していましたか

問１４ 教員の取り組みに情熱や意欲を感じましたか

問１５ 板書、図解、プリント、ビデオなどの補助教材は、授業を理解するのに役立ちましたか

問１６ 教員は学生が質問したり、意見を述べられるように配慮していましたか

問１７ 学生が私語を交わしている（携帯電話を含む）とき、担当教員から注意はありましたか

問１８ （各担当者独自の設問文）

問１９ この授業で到達目標（学習成果）は、身につきつつありますか

問５ この授業は総合的に判断してよかったですか

5 そう思う 4 ややそう思う 3 どちらでもない 2 ややそう思わない 1 全くそう思わない 1 欠損値

問1.この授業に今まで何回出席しましたかn=906

1年n=555 2年n=351

問4.授業外にこの授業に関しておよそ一週間でどのくらい学習（予習、復習など）しましたか。n=906

1年n=555 2年n=351

講義 n=347 演習 n=269 実技 n=290

742 115 16 30 3

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

＜全 体＞

475

267

52

63

2

14

25

5

1

2

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

1年

2年

＜学年別＞

5 13回～15回 4 10回～12回 3 7回～9回 2 4回～6回 1 1回～3回

59 21 54 126 177 193 276

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

＜全 体＞

34

25

12

9

36

18

88

38

98

79

119

74

168

108

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

1年

2年

＜学年別＞

14

5

40

5

1

15

17

5

32

46

16

64

68

51

58

93

36

31

104

122

50

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

講義

演習

実技

＜科目種別＞

7 4時間以上 6 3時間以上～4時間未満 5 2時間以上～3時間未満 4 1時間以上～2時間未満

3 30分以上～1時間未満 2 30分未満 1 0時間：まったくしていない

実習

問19.この授業で到達目標（学修成果）は、身につきましたか。

問5.この授業は総合的に判断してよかったですか。

クロス集計

1年n=555 2年n=351

500

263

237

269

183

86

102

84

18

23

18

5

12

7

5

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

合計

1年

2年

5そう思う 4いくらかそう思う 3どちらでもない 2あまり思わない 1そう思わない

n=906＜全 体＞

＜学年別＞

575

325

250

236

163

73

66

47

19

17

12

5

12

8

4

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体

1年

2年

5そう思う 4いくらかそう思う 3どちらでもない 2あまり思わない 1そう思わない

＜学年別＞

＜全 体＞ n=906

1年n=555 2年n=351

159

93

103

77

34

6

45

48

51

46

26

14

11

9

42

34

18

11

5

3

5

16

13

7

7

0

1

0

11

2

3

5

1

0

0

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

0時間：まったくしていない

30分未満

30分以上～1時間未満

1時間以上～2時間未満

2時間以上～3時間未満

3時間以上～4時間未満

4時間以上

問4.授業外学修時間×問8.更なる意欲

5そう思う 4ややそう思う 3どちらでもない 2ややそう思わない 1全くそう思わない

n=906

平均値の比較

＜全体の平均値と学年別平均値比較＞ n=906

問1出席 問2意欲問3シラバス確認

問6内容興味 問7理解度

問8更なる意欲

問9シラバス一致

問10適切進度

問11言葉の明瞭性

問12言葉非差別 問13公平性

問14情熱・意欲

問15補助教材

問16質問・意見配慮

問17私語注意

問18各教員質問

問19学修成果

問5総合評価

1年 4.76 4.46 4.12 4.39 4.27 4.17 4.52 4.37 4.44 4.53 4.46 4.51 4.54 4.51 4.26 4.21 4.22 4.41

2年 4.68 4.71 4.33 4.63 4.55 4.44 4.68 4.52 4.64 4.67 4.66 4.70 4.62 4.66 4.39 4.52 4.55 4.60

合計 4.73 4.55 4.20 4.48 4.38 4.27 4.58 4.43 4.52 4.58 4.54 4.58 4.57 4.57 4.31 4.33 4.35 4.48

　　　　　　　＜全体の平均値と学年別平均値比較＞ ＜問5総合的評価別平均値比較＞

＜問20総合的評価別平均値比較＞ n=906

度数 問1出席 問2意欲問3シラバス確認

問6内容興味 問7理解度

問8更なる意欲

問9シラバス一致

問10適切進度

問11言葉の明瞭性

問12言葉非差別 問13公平性

問14情熱・意欲

問15補助教材

問16質問・意見配慮

問17私語注意

問18各教員質問

問19学修成果

1全くそう思わない n=12 5.00 3.42 3.00 2.00 1.92 1.83 2.67 2.17 2.67 2.33 2.00 2.42 2.08 1.83 2.92 2.00 1.83

2ややそう思わない n=17 4.76 3.24 2.82 2.82 2.65 2.41 3.41 3.18 3.12 3.35 2.94 3.59 3.24 2.88 3.29 3.47 3.00

3どちらでもない n=66 4.61 3.86 3.50 3.56 3.52 3.32 3.98 3.52 3.47 3.77 3.65 3.74 3.79 3.67 3.65 3.70 3.42

4ややそう思う n=236 4.75 4.14 3.82 4.03 4.01 3.74 4.31 4.11 4.24 4.32 4.26 4.28 4.35 4.33 3.92 4.18 3.97

n=575 4.72 4.87 4.50 4.88 4.74 4.70 4.83 4.75 4.84 4.87 4.86 4.87 4.84 4.87 4.61 4.54 4.705そう思う

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

4.5

5.0問1出席

問2意欲

問3シラバス確認

問6内容興味

問7理解度

問8更なる意欲

問9シラバス一致

問10適切進度

問11言葉の明瞭性

問12言葉非差別

問13公平性

問14情熱・意欲

問15補助教材

問16質問・意見配慮

問17私語注意

問18

問19学修成果

問5総合評価

1年 2年 合計

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

4.5

5.0問1出席

問2意欲

問3シラバス確認

問6内容興味

問7理解度

問8更なる意欲

問9シラバス一致

問10適切進度

問11言葉の明瞭性問12言葉非差別

問13公平性

問14情熱・意欲

問15補助教材

問16質問・意見配慮

問17私語注意

問18

問19学修成果

1全くそう思わない 2ややそう思わない 3どちらでもない

4ややそう思う 5そう思う

＊全体の分析

考 察

○昨年度からmanabaを使用して調査を行っている。自由記述3項目中の2項目は 設問の回答

理由を記述してもらった結果、より具体的な内容の記載が得られた。

○昨年度と同様のmanaba での調査により、昨年度との比較検討を行った。

・問1.出席回数について

全体に出席率は高い。特に2年は13回～15回出席の割合が昨年度に比べて高い。この学

年は1年次のときから継続して出席率は高い値を示している。1年については昨年度の1年よ

り13回～15回出席率は低く、4～6回の出席率は高かったが、授業の出席に対する意識は昨

年度と同様に高い値であった。

・問4.授業外学習時間について

＜全体＞＜学年別＞では4時間以上、1時間～2時間未満の学習をしている割合が増加し

ている。0時間と回答している割合に大きな変化はない。

＜科目種別＞講義、実習では1～2時間以上の学習をする割合が増加している。演習は逆

に0時間の回答が増加している。増加している要因が分からないので今後検討する必要があ

る。

・問19.学修成果について

＜全体＞では昨年度と類似した割合になっている。＜学年別＞で見ると2年のほうが1年よ

り身についている実感をより感じている。2年は各自が卒業後の進路・職業を考え履修したい

科目を選択していることが理由と考えられる。昨年の2年生と比較すると身についていると感じ

ている割合が高い。

・問5.総合評価について

問19と類似した割合になっている。2年の高評価は問19と同様に自分の履修したい科目を

選択し、満足度が高くなっているのではないかと考えられる。

・問4.授業外学修時間×問8.更なる意欲について

昨年度との違いとして、3時間～4時間未満の学修時間だけ、更なる意欲の「ややそう思 う」

が「そう思う」より高い割合になっているが、なぜなのか理由は分からない。トータルにみて、

「そう思う」「ややそう思う」の割合から昨年度と類似しており、授業外学修時間が長い 学生は

更なる意欲がある傾向であると考えられる。

・全体の平均値と学年別平均値比較について

全ての項目において、評価が4以上であり、昨年度と類似している。2年は問1の出席状況

以外はすべて1年より高い評価の数値になっている。

・問5総合的評価別平均値比較について

満足度が高い学生は他の項目の評価も高い。満足度の値が低くなると他の項目も値が低く

なる傾向が見られる。問1.出席については満足度に関係なく高い値であった。満足度の値が

低いと他の項目に対する評価も低くなっている。

○今後について

・昨年度について

manabaを非常勤講師の方を含む全教員に使用してもらうように依頼しシステムの設定を行

ったが、周知できなかった。

1年次の履修申告時において、授業評価アンケート報告書の閲覧可能、2年生による履修

アドバイスを行った。1年の教養・必修科目の「学習基礎」におけるまとめのコメントでは2年生

のアドバイスはとても有効であったという意見があった。

２つの課題について今回のアンケート項目に設定せず、反映できなかったものを今後の課

題としたい。

・今年度について

授業評価アンケートを開講科目全て実施するにあたり、より詳細な実態が明らかになってい

くと考えられる。授業への出席状況は高い値なので、満足度の低い学生に対していかに満足

度を高くしていくかが今後の課題である。

授業外学修時間が増えている理由が自らの学修意欲向上の表れなのか、授業内に終わら

ない課題を進める時間なのか、または授業形態の違いによるものなのか明らかにする必要が

ある。更なる意欲を持って学修し続けられるように、授業の適切な進度、よりよい学修環境や

補助教材の工夫は継続して考えていく必要がある。

問１ この授業に今まで何回出席しましたか 1 2 3 4 5

１～３回 ４～６回 ７～９回 １０～１２回 １３～１５回

問２ この授業に意欲的に取り組みましたか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問３ この授業のシラバスを読みましたか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問４ 授業外にこの授業に関しておよそ一週間でどのくらい学習（予習、復習など）しましたか

1 2 3 4 5 6 7 ０時間：

まったくしていない ３０分未満

３０分以上 ～１時間未満

１時間以上 ～2 時間未満

２時間以上 ～３時間未満

３時間以上 ～4 時間未満

４時間以上

問５ この授業は総合的にみてよかったですか 1 2 3 4 5

まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問５ そう思った理由は何ですか（400 文字以内）

問６ あなたは授業の内容に興味を持ちましたか

1 2 3 4 5

まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問７ 授業は全体として理解できましたか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問８ 学んだ内容を、今後さらに学んでみたいと思いますか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問９ 履修便覧内に示されているシラバスの記述内容に沿った授業でしたか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問１０ 授業の進度は、適切でしたか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問１１ 教員のことばは、明瞭で聞き取りやすいものでしたか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

科 目 名

2019 年度前期授業評価アンケート

このアンケートは、担当教員が学生の皆さんから授業について感じていることをきいて、授業改善に役立てるものです。 無記名ですので、成績には一切関係ありません。それぞれの設問について 5 段階で評価し、該当の番号にチェックしてください。

問１２ 教員のことばが差別的にならないように配慮していましたか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問１３ 教員は 1 人ひとりの学生に公平に接するように配慮していましたか 1 2 3 4 5

まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問１４ 教員の取組みに情熱や意欲を感じましたか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問１５ 板書、図解、プリント、ビデオなどの補助教材は、授業を理解するのに役立ちましたか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問１６ 教員は学生が質問したり、意見を述べられるように配慮していましたか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問１７ 学生が私語を交わしている（携帯電話を含む）とき、担当教員から注意はありましたか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問１８ （指定質問） 1 2 3 4 5

まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問１９ この授業で到達目標（学習成果）は身につきつつありますか

1 2 3 4 5 まったくそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う そう思う

問１９ そう思った理由はなんですか（400 文字以内）

問２０ この授業で改善すべき点はありますか。（400 文字以内）

ご協力ありがとうございました

2019年度 短期大学部 FD研究委員会構成員

田原 美津子 （委員長）

森田 裕子 （学科長）

吉川 玲子

水上 雅子

井口 多恵子

2019年度前期

「学生による授業評価アンケート」結果報告書＜全科目＞

編集・発行 杉野服飾大学短期大学部 FD研究委員会

発行日 2019年12月16日