2020-0816-0902mm 114-115 dejicame校了ノンブル 校了ノンブル...
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校了ノンブル 校了ノンブル
『解像の究極の目標はリアリティにある』とメーカーサイトの紹介にあるようにすべてを克明に映し出すシャープなレンズGF30㎜F3.5 R WR。ラージフォーマットの交換レンズとしては驚くほど軽快でコンパクトなこのレンズは35ミリ判換算で24ミリ相当の画角になります。まず入手すべき最右翼の常用広角レンズでございます。
億画素というスペックとヒャクマンエンを超える価格が目立つこのGFX100。ついついその点に注目しがちでありますが、やはり富士フイルムのフラッグシップ頂点カメラだけあって基本性能の非常に優れ
たデジタルカメラであり、画素のほかにも注目すべき点がごりごりと目白押しの……ごめん、やっぱりポイントは1億画素ですわ。ほかにも色々ありますが、いやもうコレが圧倒的! この1億画素ってどれほどすさまじいパワーなのか、わかりやすくドラゴンボールで説明するかガンダムで解説するか悩んだんですが、ここはひとつ冷静に印刷技術方面で検証してみましょう。 現在、出回っている通常のデジ一眼の画像が耐える商業印刷のサイズというのは2000万画素クラスでだいたいB4サイズと言われております。もちろん腕の立つデザイナーさんがびっちし画素補間をキめてくれるともっと対応サイズは大きくなりますが、ひとつ目安として。 ではこのGFX100の1億画素画像だとどれくらいのサイズの印刷に対応するのでしょう。ええと、11648×8736で350dpiが……だいたいA1サイズを余裕でクリアします。このA1という紙サイズのポスターはそうですね映画館や駅で貼ってある大きいポスターがありますね。お気に入りのアイドルが写っているからといって気軽にガメるとすぐにお縄になるラージサイズのアレです。具体的には貴方のいま読んでいるこのモノ・マガジン誌の片側ページがA4サイズですからこのページを8枚ならべるとA1サイズになります。面積デカイですね。 ガンダムで言うとビグ・ザムみたいなサイズです。脚なんて飾りです(それはジオング・編注)。 その驚異的な画像を記録するボディはやはりカメラとしてはド級のサイズ感。決して持て余すというレベルではないものの、やはりただ者ではない感じる威風堂々の迫力ボディは質量約1320g。その質感は両手でがっしりとカメラとレンズを構える覚悟を撮影者に求めてきます。ただし、かつてのフィルム中判カメラのように三脚撮影前提構造というワケではありません。現代の最新鋭のカメラらしいインターフェースと手ブレ補正機能で撮影者をサポートします。ボディ内手ブレ補正機構は35㎜フォーマットの約1.7倍のサイズとなる超大型センサーを力強く補正しシャッター速度にして最大5.5段分の強力フォロー。 操作面においてもカメラ上部の天面マルチファンクションモニターにはシャッター速度や絞り、撮影感度、露出補正量、フィルムシミュレーションといったカメラの状態がひと目でわかる表示によって撮影に専念できます。またこの表示はアナログダイヤルのような表示モードへボタンで切り替えられ撮影者の好みで使い分けが可能になっております。さらに背面モニターの下にもサブのサブ的な背面マルチファンクションモニターがあり、画像サイズやホワイトバランスといった主な撮影状態はそちらでも把握できる万全の構え。 そしてGFX100は優秀な脱着式電子ファインダーをご用意。そしてこの電子ファインダーが実に精彩精密クリアな見心地なのです。視野率は約100%として576万ドットの高輝度・高精細でブーストモード時には被写体に合わせて解像度優先、フレームレート優先、AF優先と選択できるので被写体に合わせたセッティングが可能なのです。 背面のメインモニターも3.2インチのチルト式の大型モニターを採用。約236万ドットで上下と右側への3方向チルト可動とし、タッチパネルでのカメラコントロールはハイアングルやローアングルなどのフレーミング時に威力を発揮します。 GFX100に装着するGマウントレンズは現在、単焦点8本ズームレンズ3本と充実しており、表現したいイメージにぴったりのレンズが見つかるはずであります。その中から今回は「GF30㎜F3.5 R WR」と「GF45-100㎜F4 R LM OIS WR」の二本で撮影してみました。 発売されたばかりのGF30㎜F3.5 R WRはラージフォーマット用レンズとしては非常にコンパクトで素早いフォーカスの単焦点レンズ。フッ素コートによる前玉の優れたコーティングと防塵防滴構造であらゆる撮影条件下でフットワークの軽快な撮影が期待できます。また、GF45-100㎜F4 R LM OIS WRは35ミリ判換算で36-79ミリ相当の使用頻度の高い焦点距離をカバーしたカッチリ描写の標準ズーム。さまざまな撮影スタイルに対応する汎用性の高さと解像力の高さからメインレンズとしてGFXの良い相棒になってくれるのは間違いないでしょう。 それではどうぞ1億画素の世界へ。
限界突破! GFX100
1電子寫 眞機戀愛デ ン シ シ ャ シ ン キ レ ン ア イ
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●撮影データ●シャッター速度:1/280秒●絞り:f4(開放)●撮影感度:ISO 320●フィルムシミュレーション: 「PROVIA/スタンダード」
センサーサイズ43.8ミリ×32.9ミリ/有効約1億200万画素センサー搭載/ボディ価格オープン(実勢135万円前後)/問富士フイルムお客様コミュニケーションセンター ☎050-3786-1711
富士フイルム/GFX100
EVFは実に576万ドットのクリアかつ高精細な逸品。ブーストモードでは解像度優先、フレームレート優先、AF優先と選択できストレスを感じない撮影を行えます。また、このファインダーは取り外し可能で背面モニターでの撮影も可能。外せばコンパクトにバッグにすっと収納できます。
GF30㎜F3.5 R WR/価格24万9700円なんど見返しても1億画素の解像感に驚愕のGFX100。寄せる波の飛沫をどこまでも拡大しようが克明に映し出すこの描写力もシャープなレンズと豊かな階調表現力があってこそ。莫大な情報量のRAW撮影をして現像するのもGFX100の正しい使用法ですが、JPEGで撮って出しでも鮮やかで美しく、そして高い解像力を持つGF30㎜F3.5 R WRの無敵の描写力を体験すると後戻りできなくなるかも……そこだけが唯一の難点。
GF45-100㎜F4 R LM OIS WR/価格33万5500円百花繚乱の庭園を撮影。中判の手持ち撮影というフィルム時代なら大緊張のショットでありますが、GFX100とGF45-100㎜F4 R LM OIS WRが搭載する手ブレ補正機能により、中判でも気軽に手持ち撮影ができるすばらしい時代となりました。もう拡大時にブレが判明してガックリしなくて済むのです。
中央部を拡大してゆくとGFX100のオソロシイ実力を思い知ります。これでなお600万画素超えなので撮影時に「ちょっと遠いかな」なんて遠慮は無用です。決して推奨はしませんが、野球場のカメラマン席からピッチャーとバッターを両方画面内に収めた画像から投手打者別にトリミングすら可能です。
画面中央をよーくご覧ください。そうです虫が一匹いました。作例のような距離感でのカットで葉っぱに虫がついているなどまずわかりませんし気が付きません。それもこれも1億画素の実力ゆえ。もうGFX100の前になにかを隠す事などできそうにありません。ようこそ1億画素の世界へ。
●撮影データ●シャッター速度:1/2900秒●絞り:f6.3●撮影感度:ISO 400●フィルムシミュレーション:「Velvia/ビビッド」
こんな写真に戀をする
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東京駅より徒歩5分、丸の内 MY PLAZA 3階の富士フイルムイメージングプラザは気になる製品を見て触って体験できるゴキゲンスポット。本日はこちらでGFX100を始めとした富士フイルムのデジカメの魅力をたっぷし注入していただきにまいりました! 左から富士フイルムX部隊の工藤部員と上野隊長。後ろが編集長で右がオレ。
写真と文
織本知之
夜第五十八
●クリアなファインダーは写真家の幸せ
●そしてクリアな描写に写真家はメロメロ
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印確認印ネーム・体裁確認 印画像確認
駐在チェックWPPチェック
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