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-1- 平成25年度 治山林道必携 設計積算編 補足資料 近畿中国森林管理局

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Page 1: 平成25年度 治山林道必携 設計積算編 補足資料 - …...-6- (4) 別表「山間僻地の判定基準点数表」に基づき計算された点数の合計が50点を超え

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平成25年度

治山林道必携 設計積算編

補足資料

近畿中国森林管理局

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1. 積 算

………………………………1-1 治山事業設計標準歩掛適用上の留意事項 3

……………………………………………………………1-2 標 準 工 期 4

……………………………………………………………1-3 共 通 仮 設 費 5

……………………………………………………………1-4 現 場 管 理 費 11

……………………………………………………………1-5 一 般 管 理 費 14

……………………………………………………………1-6 機械経費積算 15

……………………………………………………………1-7 数量計算の基準 34

……………………………………………………………1-8 資材の標準量等 39

……………………………………………………………1-9 歩 掛 の 補 正 40

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1. 積 算

1-1 森林整備事業標準歩掛適用上の留意事項

1. この歩掛は、標準状態の歩掛を示したものであり、気象その他の現場条件によって、20

%の範囲内で増減することができる。

2. この歩掛により難い場合、又はこの歩掛に掲上されていないものについては、他の類似

、 。の事業の歩掛等を勘案し その根拠を明らかにして適正な歩掛を用いることことができる

3. この歩掛において対象としている土量は、すべて地山の土量として示している。

4. 地理的条件により、地元市町村役場(支所等を含む。)から現場までの往復に相当の時間

を要する場合は、その時間に対応して歩掛を補正することができる。

5. 治山関係事業のうち工事等の実施箇所が次の(1)の各号のいずれかひとつに該当し、か

、 、 。つ 次の(2)の各号のいずれにも該当しない工事等は 山林砂防工を適用するものとする

(以下、当該条件を「山林砂防工の適用条件」という )。

このため、治山関係事業において「山林砂防工」の標記がある歩掛等を山林砂防工の適

用条件に該当しない工事等に適用する場合は 「山林砂防工」を「普通作業員」に替えて、

適用するものとする。

(1) 山林砂防工を適用する箇所

① 勾配が概ね30%以上の箇所

② 運搬距離が概ね100m以上のケーブルクレーンを架設する箇所

③ コンクリート現場練りの箇所

④ 山泊を要する箇所

⑤ ①~④に準ずる箇所

(2) 山林砂防工を適用しない工事等

① 造林作業と同種と見なされる作業

② 林道工事と同種と見なされる工事

職種適用の判断の根拠とする勾配の測定方法は、森林整備事業設計要領別紙-1を標

準とする。

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標 準 工 期1-2

(1) 適用範囲

1) 請負工事に使用する工期は下表を標準とする。ただし、下表により難い場合は、

現場条件等を考慮し、別途に算定するものとする。

2) この標準工期は、工事内容、施工時期及び施工場所等を考慮して標準工期を適宜

増減することができる。

3) この標準工期には、準備期間を含む。

工 期 算 定 標 準 表

工事別 標 準 工 期

純工事費 海 岸 等 平 地 部 の 工 事 山 間 部 の 工 事

300万円以下 75 85

500 〃 85 105

1,000 〃 105 140

1,500 〃 125 160

2,000 〃 145 180

3,000 〃 165 210

4,000 〃 180 230

5,000 〃 195 250

6,000 〃 210 265

8,000 〃 230 280

10,000 〃 255 295

15,000 〃 275 305

20,000 〃 285 315

備考 1. 純工事費は、直接工事費+共通仮設費とする。

、 、 。2. 山腹工事 海岸工事で植裁を含むものについては 別途に算定するものとする

3. 20,000万円以上のものについては本表を準用して算定する。

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共 通 仮 設 費1-3

1. 工期の内容は次のとおりとする。

(1) 治山・地すべり防止工事等

治山事業等に係る工事のうち 海岸工事及び森林整備を除いた工事とする。、

(2) 海岸工事

海岸防災林造成事業に係る工事のうち防潮工、砂丘造成(盛土以外を除く)及びこれ

らに類する工事を主体とするものとする。

(3) 森林整備

森林整備のA、Bの区分は次のとおりとする。

A:① 土木的工事と併せて行う森林整備に係る工事で 当該工事の対象額のうち土木、

的工事の費用の割合が20%以上の場合。

② 樹高1.5m以上の苗木の植裁費が50%以上の場合。

③ 航空実播工

( 、 、 ) 。④ 種子吹付工 種子吹付 ロックメント工法 客土吹付 厚層基材吹付 を含む、

B:A以外の森林整備

2. 共通仮設費率の補正

施工地域 工事場所を考慮した共通仮設費率の補正は共通仮設費率に下表の補正値を加、

算するものとする。

施 工 地 域 ・ 施 工 場 所 区 分 補正率(%)

市 街 地 2.0

山 間 僻 地 及 び 離 島 1.0

施工場所が一般交通の影響を受ける場合 1.5地 方 部

─施工場所が一般交通の影響を受けない場合

注1) 施工地域の区分は以下のとおりとする。

(1) 市街地とは、施工地域が人口集中地区(DID地区)及びこれに準ずる地区をい

う。

(2) DID地区とは、総理府統計局国勢調査による地域別人口密度が4,000人/㎞2以

上でその全体が5,000人以上となっている地域をいう。

(3) 山間僻地及び離島とは、施工地域が人事院規則における特地勤務手当を支給する

ために指定した地区及びこれに準ずる地区をいう。

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(4) 別表「山間僻地の判定基準点数表」に基づき計算された点数の合計が50点を超え

る地区。

(5) 過疎地域自立促進特別措置法第2条の過疎地域又は山村振興法第7条の規定に基

づき振興山村に指定された地域に含まれる地区 工事の施工場所から市町村役場 支( (

。) 。)所等を含む の所在地又は市町村の中心地までの陸路が10km未満である地区を除く

注2) 施工場所の区分は以下のとおりとする。

一般交通等の影響を受ける場合

(1) 施工場所において、一般交通の影響を受ける場合

(2) 施工場所において、地下埋設物件の影響を受ける場合

(3) 施工場所において、50m以内に人家等が連らなっている場合

(別表)山間僻地の判定基準点数表

(注)1.細分欄のAは交通機関のない部分、Bは交通機関のある部分を示す。

2.点数の計算方法は、主要地点の各区分毎に、以下の例により計算し合計する。

……………………………………………………㎞ 30点工事箇所から駅までの距離20

………〃 小学校 〃 10〃(Aの部分5kmBの部分5km) 2+1=3〃

○ 過疎地域自立促進特別措置法(平成12年法律第15号 改正平成22年3月17日法

律第3号 )第2条第1項、第33条第1項、第33条第2項の規定に基づき、過疎地域)

をその区域とする市町村を次のとおり公示する。

工事箇所から主要地点 陸 路 及 び 点 数

分 までの距離 細

類 分 ㎞ 4 6 8 10 12 14 16 20 24 28 32 36 40 44 48 54 60 66 72 80 90

主要地点の区分 以 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃

Ⅰ 駅又は停留所 3 6 9 12 15 18 21 24 30 36 42 48 54 60

①小学校 ④役場 A 1 2 4 6 8 10 12

Ⅱ ②中学校 ⑤診療所

③郵便局 B 0 1 1 2 3 4 5 6 8 10 12

①病院 A 1 2 3 4 5 6 8 10 12

Ⅲ ②高等学校 ③金融機関

④スーパーマーケット B 0 1 1 1 2 2 3 3 4 5 6 8 10 12

①総合病院 A 1 1 1 2 3 4 5 6 8 10 12

②市の中心地 B 0 1 1 1 1 1 2 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

①県庁所在都市等の A 0 1 1 1 1 1 2 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

Ⅴ 中心地

B 0 0 0 0 0 0 1 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5 6 7 8 9 10

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○過疎地域市町村等一覧 (平成23年4月1日現在)

都道府県名 都市名 町 村 名

石 川 県 七 尾 市 旧中島町 旧能登島町の区域

輪 島 市

珠 洲 市

加 賀 市 旧山中町の区域

白 山 市 旧吉野谷村 旧鳥越村 旧白峰村の区域

羽 咋 郡 志賀町のうち旧富来町の区域

鳳 珠 郡 穴水町

能登町

福 井 県 福 井 市 旧美山町の区域 旧越廼村の区域

大 野 市 旧和泉村の区域

今 立 郡 池田町

南 条 郡 南越前町

丹 生 郡 越前町の区域のうち旧越前町の区域

大 飯 郡 おおい町のうち旧名田庄村の区域

三 重 県 津 市 旧美杉村の区域

松 阪 市 旧飯南町 旧飯高町の区域

尾 鷲 市

鳥 羽 市

熊 野 市

多 気 郡 大台町

度 会 郡 大紀町

南伊勢町

北牟婁郡 紀北町

滋 賀 県 長 浜 市 旧余呉町の区域

高 島 市 旧朽木町の区域

京 都 府 京 都 市 旧京北町の区域

福知山市 旧三和町 旧夜久野町 旧大江町の区域

宮 津 市

京丹後市 旧丹後町 旧久美浜町の区域

南 丹 市

相 楽 郡 笠置町

和束町

船 井 郡 京丹波町

与 謝 郡 伊根町

兵 庫 県 洲 本 市 旧五色町の区域

豊 岡 市 旧城崎町 旧竹野町 旧但東町の区域

養 父 市

朝 来 市 旧山東町の区域

淡 路 市

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都道府県名 都市名 町 村 名

兵 庫 県 宍 粟 市 旧波賀町 旧千種町の区域

佐 用 郡 佐用町

美 方 郡 香美町

新温泉町

奈 良 県 五 條 市

宇 陀 市 旧菟田野町 旧室生村の区域

山 辺 郡 山添村

宇 陀 郡 曽爾村

御杖村

吉 野 郡 吉野町

下市町

黒滝村

天川村

野迫川村

十津川村

下北山村

上北山村

川上村

東吉野村

和歌山県 田 辺 市

新 宮 市

海 草 郡 紀美野町

伊 都 郡 かつらぎ町

九度山町

高野町

有 田 郡 有田川町

日 高 郡 由良町

日高川町

西牟婁郡 白浜町のうち旧日置川町の区域

すさみ町

東牟婁郡 那智勝浦町

太地町

古座川町

北山村

串本町

鳥 取 県 鳥 取 市 旧用瀬町 旧佐治村 旧青谷町の区域

岩 美 郡 岩美町

八 頭 郡 若桜町

智頭町

八頭町のうち旧八東町の区域

東 伯 郡 三朝町

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都道府県名 都市名 町 村 名

東 伯 郡 湯梨浜町のうち旧泊村の区域

西 伯 郡 大山町

伯耆町のうち旧溝口町の区域

日 野 郡 日南町

日野町

江府町

島 根 県 松 江 市 旧美保関町の区域

浜 田 市

出 雲 市 旧佐田町 旧多伎町の区域

益 田 市

大 田 市

安 来 市

江 津 市

雲 南 市

仁 多 郡 奥出雲町

飯 石 郡 飯南町

邑 智 郡 川本町

美郷町

邑南町

鹿 足 郡 津和野町

吉賀町

隠 岐 郡 海士町

西ノ島町

知夫村

隠岐の島町

岡 山 県 岡 山 市 旧建部町の区域

津 山 市 旧加茂町 旧阿波村 旧久米町の区域

井 原 市

高 梁 市

新 見 市

備 前 市 旧日生町の区域

瀬戸内市 旧牛窓町の区域

赤 磐 市 旧吉井町の区域

真 庭 市

美 作 市

浅 口 市 旧寄島町の区域

和 気 郡 和気町のうち旧佐伯町の区域

小 田 郡 矢掛町

真 庭 郡 新庄村

苫 田 郡 鏡野町

勝 田 郡 奈義町

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都道府県名 都市名 町 村 名

岡 山 県 英 田 郡 西粟倉村

久 米 郡 久米南村

美咲町

広 島 県 加 賀 郡 吉備中央町

呉 市 旧下蒲刈町 旧倉橋町 旧蒲刈町 旧豊浜町 旧豊町の区域

三 原 市 旧久井町 旧大和町の区域

尾 道 市 旧御調町 旧瀬戸田町の区域

福 山 市 旧内海町の区域

府 中 市 旧上下町の区域

三 次 市

庄 原 市

東広島市 旧福富町 旧豊栄町 旧河内町の区域

廿日市市 旧吉和町 旧宮島町の区域

安芸高田市

江田島市

山 県 郡 安芸太田町

北広島町

豊 田 郡 大崎上島町

世 羅 郡 世羅町

神 石 郡 神石高原町

山 口 県 下 関 市 旧豊田町 旧豊北町の区域

宇 部 市 旧楠町の区域

山 口 市 旧徳地町 旧阿東町の区域

萩 市

岩 国 市 旧本郷村 旧錦町 旧美川町 旧美和町の区域

長 門 市

柳 井 市 旧大畠町の区域

美 祢 市

周 南 市 旧鹿野町の区域

大 島 郡 周防大島町

熊 毛 郡 上関町

阿 武 郡 阿武町

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現 場 管 理 費1-4

表1 現場管理費の補正

現場管理費率の補正

(1) 施工時期 施工地域等による取り扱い、

施工時期 施工地域等を考慮して 工種別現場管理費率標準値を補正することができ、 、

る。

1) 積雪寒冷地域で施工期間が冬期(自12月1日~至3月31日)となる場合の補正

①積雪寒冷地域:寒冷地手当支給規則に規定される寒冷地手当を支給する地域

②現場管理費率の補正率(%)=冬期率×補正係数

(小数点以下3位を四捨五入して2位止め)

12月1日~3月31日までの工事期間冬期率=

工 期ただし、工期については、実際に工事を施工するためにゆうする実工事期間(準備

期間と後片付け期間を含む)とする

(小数点以下3位を四捨五入して2位止め)

補 正 係 数

積雪寒冷地域の区分 補正係数

1 級 地 1.80

2 〃 1.60

3 〃 1.40

4 〃 1.20

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寒冷地手当支給地域

級地の都道府県 支 給 地 域 の 区 分

区分

4級地 石川県 旧江沼郡(加賀市山中町) 旧石川郡(白山市)のうち旧鶴来町、旧河内村、旧吉野谷村、旧鳥越村、旧尾口村及び旧白峰村

福井県 大野市、勝山市、吉田郡のうち旧上志比村(永平寺町)今立郡のうち池田町 大野郡 南条郡のうち旧今庄町(南越前町)

滋賀県 伊香郡のうち余呉町

兵庫県 美方郡のうち旧村岡町(香美町)及び旧美方町(香美町)

和歌山県 伊都郡のうち高野町

鳥取県 日野郡のうち日野町、江府町及び旧溝口町(西伯郡伯耆町)

島根県 飯石郡のうち旧頓原町(飯南町)

岡山県 旧真庭郡(真庭市)のうち湯原町、川上村、八束村及び中和村 真庭郡のうち新庄村 苫田郡のうち旧上齋原村(鏡野町)及び旧阿波村(津山市阿波村) 英田郡のうち西粟倉村

広島県 山県郡のうち旧芸北町(北広島町) 旧比婆郡(庄原市)のうち高野町及び比和町

備考この表に掲げる名称は、平成16年4月1日における名称とし、同表に定

める地域は、それらの名称を有するものの同日における区域を用いて示された地域とし、その後におけるそれらの名称の変更又はそれらの名称を有するものの区域の変更によつて影響されないものとする。( )書きは、新しい名称。

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(2) 施工地域 工事場所による取り扱い、

施工地域 工事場所を考慮した現場管理費率の補正については 下表によるものとす、 ,

る。

施工地域・施工場所区分 補正率(%)

市街地 1.5

山間僻地及び離島 0.5

施工場所が一般交通の影響を受ける場合 1.0地方部

─施工場所が一般交通の影響を受けない場合

ただし、地方部において施工場所が一般交通等の影響を受ける場合とは、

① 工事場所において、一般交通の影響を受ける場合

② 工事場所において、地下埋設物件の影響を受ける場合

③ 工事場所において、50m以内に人家(民家,商店,ビル等)が連なっている場

合をいう。

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一 般 管 理 費1-5

1. 一般管理費は工事原価表に掲げる一般管理費等率を乗じて得た額の範囲内とする。

2. 一般管理費等率の補正

イ 前払金支出割合の相違による取扱い

前払金支出割合が35%以下の場合の一般管理費等率は、次の前払金支出割合区分ごと

に定める補正係数を一般管理費等率に乗じて得た率とする。

一般管理費等率の補正

前 払 金 支 出 0%から 5%を越え 15%を越え 25%を越え

割 合 区 分 5%以下 15%以下 25%以下 35%以下

補正係数 1.05 1.04 1.03 1.01

注)別表第2で求めた一般管理費率等に当該補正係数を乗じて得た率は、小数点以

下3位を四捨五入して2位止めとする。

ロ 契約保証に係る補正

契約の補償に必要な費用については、一般管理費等の率に表の補正値を加えて得た

率とする。

契 約 補 償 の 方 法 補正値(%)

発 注 者 が 金 銭 的 補 償 を 必 要 と す る 場 合 0.04

発 注 者 が 役 務 的 補 償 を 必 要 と す る 場 合 0.09

上 記 以 外 の 場 合 補正しない

注1)上記以外の場合の具体例は以下のとおりである。

(1) 予算決算及び会計令第100条の第2項第1号の規定により工事請負契約書の作

成を省略できる工事請負契約である

(2) 特定建設工事共同体により競争を行わせる場合

(3) 契約の補償の方法として工事完成保証人を付することを認める場合

(3) 契約補償を必要とするケースと必要としないケースが混在する混合入札の

場合,契約補償費は積算では計上しないものとする。

注2) 契約補償費を計上する場合は、原則として当初契約の積算に見込むものとす

る。

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1-6 機械経費積算

1. 運転経費の積算

運転経費に係る各費目の積算は、森林整備事業標準歩掛について(平成11年4月1

日付け11林野計第133号)によるほか、下記に定めるところによるものとする。

(1) 燃 料 費

燃料費 = 燃料単価 × 運転1時間当たり(又は運転1日当たり)1kw当たり

( ) ( )燃料消費量 × 定格 又は 高 出力 × 運転時間数 又は運転日数

(2) 適 用 職 種

建設機械の運転・操作にかかわる職種区分は、次表のとおりとする。

適 用 職 種

職 種 適 用 建 設 機 械

特 殊 運 転 手 特殊免許、資格等を必要とする建設機械

一 般 運 転 手 上記以外で、公道を走行する建設機械

特 殊 作 業 員 上記以外で、公道を走行できない建設機械

(3) 運転手の労務歩掛

機械運転1時間当たり労務歩掛は、次表による。1

歩掛=―(人/h)………式1T

(注)1 Tは運転日当たり運転時間で請負工事機械経費積算要領第4第4項及び同第

6の定めによる。

なお、Tは4~7時間について適用するものとし、Tが4時間未満の場合は

4を、7時間を超える場合は7を使用する。

2 運転日当たり運転時間(T)は、少数第2位を四捨五入して少数第1位止めと

し、機械運転1時間当たり労働歩掛は、少数第3位を四捨五入して少数第2位

止めとする。

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運転1時間当たり燃料消費率(その1)

№ 機 械 名 規 格 摘 要燃料消費率

( /kW・h)ç

1 ブルドーザ

2 リッパ装置付ブルドーザ

3 小型バックホウ

ホイール式・ 0.1754 バックホウ

クローラ式

5 クラムシェル

クローラローダ6

7 ホイールローダ 0.153

8 建設専用ダンプトラック 0.085 15t以上

9 ダンプトラック 0.050

10 トラック クレーン付トラック含む

11 トレーラ 0.075

12 不整地運搬車 クローラ型 0.158

13 クローラクレーン 0.089

14 トラッククレーン 0.044ラチスジブ型・油圧伸縮ジブ型

15 ラフテレーンクレーン 0.103

16 ディーゼル・パイルハンマ 7.648 /ht tはラム重ç

電動式 E 0.305kWh/kW

17 バイブロハンマ 油圧式・可搬式 0.308

18 杭打機(ベースマシン) 0.085

0.19219 杭打用ウォータージェット

E 0.533kWh/kW

20 油圧ハンマ 0.181

21 油圧式鋼管圧入引抜機(ジャッキ) E 0.305kWh/kW

22 油圧式杭圧入引抜機

0.145

23 アースオーガ E 0.533kWh/kW

24 アースオーガ中掘式 二軸式 0.085

25 クローラ式アースオーガ ベースマシン装置 E 0.436kWh/kW

26 粉体噴射攪拌機

27 粉体噴射攪拌機 改良材供給機 E 0.533kWh/kW

1エンジン 0.181

28 オールケーシング掘削機 2エンジン 0.093

3据置式・全回転型 0.104

29 マッドスクリーン E 0.305kWh/kW

30 泥排水処理装置 フィルタプレス式 E 0.560kWh/kW

31 グラウトポンプ 0.207

32 グラウトミキサ E 0.533kWh/kW

0.15133 ボーリングマシン

E 0.429kWh/kW

0.171レール式

E 0.415kWh/kW34 ドリルジャンボ クローラ式

ホイール式

35 自由断面トンネル掘進機 E 0.429kWh/kW

36 NATM機器集じん器 E 0.700kWh/kW

37 コンクリート吹付機 トンネル工事用

38 急結剤供給装置 E 0.466kWh/kW

39 吹付ロボット

40 モータグレーダ 0.108 ヒータプレーナ装着型を含む

0.11141 スタビライザ

E 0.331kWh/kW

42 ロードローラ 0.108

43 タイヤローラ 0.100

ハンドガイド 0.20144 振動ローラ

搭乗式 0.152

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№ 機 械 名 規 格 摘 要燃料消費率

( /kWh)ç

G 0.30145 タンパ及びランマ

46 振動コンバクタ

47 コンクリートプラント

48 モルタルプラント E 0.495kWh/kW

49 ベントナイトミサキ

50 トラックミキサ 0.059

51 コンクリートポンプ車 0.078

52 アスファルトフィニッシャ 0.152 加熱用燃料は含まない

53 ディストリビュータ 0.090

54 コンクリートスプレッダ

55 アグリゲートスプレッダ

56 コンクリートフィニッシャ 0.122

57 コンクリートレベーラ

58 フィニッシングスクリード

59 コンクリートカッタ

60 アスファルトエンジンスプレーヤ G 0.227

61 アスファルトカーバ

62 路面切削機 0.144

63 廃材積込機 0.218

0.14264 路上表層再生機

65 路面安全切削機(グルーピング機械)

66 路面ヒータ 路上表層再生機組合せ用 0.160( )

67 路面清掃車

68 ガードレール清掃車 0.063

69 トンネル清掃車

70 側溝清掃車 0.052

71 排水管清掃車

72 散水車 0.040

73 高所作業車

74 ガードレール支柱打込機 0.051

75 草刈車 路肩カッタ付 0.071

定置式 0.189 トンネル工事は別途76 空気圧縮機

可搬式 E 0.595kWh/kW

0.15677 ブロア送風機(ファン)

E 0.681kWh/kW

78 ポンプ 0.323

G 0.49579 小型うず巻ポンプ

E 0.900kWh/kW

( )80 工事用水中モータポンプ 潜水ポンプ

81 サンドポンプ E 0.584kWh/kW

(攪拌装置付工事用水中ポンプ)

0.17082 発動発電機

G 0.436

0.10883 ウインチ

E 0.305kWh/kW

0.227 電気使用量はそれぞれ84 電気溶接機

G 0.403 の資料による

0.293

85 ベルトコンベヤ G 0.512

E 0.560kWh/kW

86 モルタル吹付機 0.191

87 作業車 0.038

0.04788 ライトバン

G 0.04789 総輪駆動車

90 中小型トラック

0.06491 マイクロバス

G 0.071

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№ 機 械 名 規 格 摘 要燃料消費率

( /kWh)ç

肩掛式 G 0.581

92 草刈機 遠隔操縦式 0.209

0.209ハンドガイド式

93 集草機 G 0.354

0.26194 動力噴霧機

G 0.266

G 0.34795 バイブレーター

E 0.540kWh/kW

96 照明機 可搬式 0.638

97 トラクタ ホイール式 0.120

98 ポンプ式浚渫船 重油 0.381

99 引船 重油 0.252

100 除雪ドーザ ホイール 0.133

101 除雪グレーダ

102 除雪トラック 0.077

0.193103 小型除雪機 ハンドガイド

G 0.356

クローラ 29KW級 0.162

〃 59KW級 G 0.139104 ロータリ除雪車

29~191KW級 0.137

221~368KW級 0.114

105 スノーローダ 0.089

106 凍結防止剤散布装置 0.090

107 凍結防止剤散布車 0.050

備考1. 本表を使用して算定する燃料消費量は、次式により求める。時間当たり燃料消費量=機関出力×時間当たり燃料消費率

2. 時間当たり燃料消費量の数値は、有効数字の第3位を四捨五入し、有効数字2桁とする。

3. 日常保守点検等に必要な油脂類及び消耗品等は、時間当たり燃料消費率に含むものとする。

4. 走行用エンジン及び作業用エンジンの双方を有する機械は、双方のエンジン出力を合計した機関出力とする。

5. ディーゼルパイルハンマの消費燃料率は、単位が( /ht)(t…ラム質量)なので、ç機関出力に替えてラム質量を乗ずる。

6. 本表のGはガソリン、Eは電力、印のないものは軽油である。

参考1. (林野へ問合わせによる2009.8)日当たり燃料消費量の数値は時間当たり消費量算出(端数処理)×日当たり時間数端数処理は整数3桁以上は整数止

整数2桁以下は有効数字2桁例 1234.567 → 1235.000

123.456 → 123.00012.345 → 12.0001.234 → 1.2000.123 → 0.120

0.0120.012 →(例については日当たり時間当たり共通)

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運転1時間当り燃料消費率(その2)

№ 機 械 名 規 格 摘 要燃料消費率

( /kW・h)ç

1 レーキドーザ

0.1752 トラクタ クローラ式

3 スクレープドーザ

4 タイヤドーザ

5 モータスクレーバ 0.163

6 泥上掘削機 0.175

7 トレンチャ 0.152

8 ダンプトラック ガソリン G 0.071

9 不整地運搬車 ホイール型 0.160

10 シャトルカー E 0.560kWh/kW

0.10111 タワークレーン

E 0.305kWh/kW

12 ジブクレーン

モータウインチ13 二本溝リフト

14 一本溝リフト E 0.305kWh/kWモータウインチ15 工事用エレベータ

16 門型クレーン

17 簡易ケーブルクレーン 0.108

18 フォークリフト 0.037

クローラ式サンドパイル打機 ベースマシン 0.08519

装置 E 0.305kWh/kW

20 粉体噴射攪拌機 単軸式 E 0.305kWh/kW

21 トラック式アースオーガ 0.053

22 0.103ラフテレーンクレーン装着式アースオーガ

23 アースドリル掘削機 0.093

装置吊上げクレーンは杭打機24 リバースサーキュ E 0.426kWh/kW フロント

(ベースマシン)を適用レーションドリル

25 杭打やぐら E 0.305kWh/kW

26 サイクロン

E 0.900kWh/kW27 サクションポンプ

28 圧送ポンプ

29 安定液ミキサ E 0.533kWh/kW

30 泥排水処理装置 E 0.871kWh/kWベルトプレス式31 汚泥吸排車 0.053

32 E 0.600kWh/kWニューマチックケーソン施工機器

(潜函用ショベル)

33 クーリングタワー E 0.700kWh/kW

34 シールド工事用機器 パワーユニット E 0.533kWh/kW

35 一次分離機

36 汚水槽

37 粘土溶解槽 E 0.900kWh/kW

高分子凝集剤溶解槽3839 スラリーポンプ

40 インナーバイブレータ 自走式 0.122

41 コンクリートミキサ E 0.495kWh/kW

42 コンクリートポンプ E 0.410kWh/kW

43 法面締固機 0.167

44 チップスプレッダ 0.127

45 アスファルトクッカ 0.164

46 コンクリート横取機 0.293

47 ジョイントクリーナ G 0.174

48 振動目地切機 G 0.233

49 区画線消去機 ハンドガイド機 G 0.233

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№ 機 械 名 規 格 摘 要燃料消費率

( /kW・h)ç

G 0.233ペイント・ハンドガイド

溶融自走式50 ラインマーカ

0.068ペイント・自走式

ペイント・車載式

51 溶解槽

52 排水性舗装機能回復車 0.063

53 透光性遮音壁清掃車 0.040

54 歩道清掃車

55 排水管清掃車 CNG C 0.043m3/kW-h

( )56 小型多段遠心ポンプ タービンポンプ

57 真空ポンプ E 0.900kWh/kW

58 スラリーポンプ

59 電動ホイスト

E 0.305kWh/kW60 チェンブロック(電動式)

61 土砂排出機

62 簡易やぐら

E 0.305kWh/kW63 両端固定式ケーブルクレーン

0.108

64 ムカデコンベヤ E 0.560kWh/kW

65 油圧ジャッキ E 0.533kWh/kW

E 0.410kWh/kW66 コンクリート吹付機

67 急結剤供給装置(吹付機用)

68 種子吹付機 0.191

69 エンジン付ミキサ G 0.162

70 工事用高圧洗浄機 E 0.900kWh/kW

G 0.255

71 薬剤散布機 0.103

72 エレクタ E 0.255kWh/kW

73 切断機 E 0.305kWh/kW

74 草結束機 G 0.515

0.18575 木材破砕機

76 自走式破砕機

77 チェンソー G 0.450 /hℓ

78 ポンプ浚渫船 E 1.217kWh/kW

79 除雪ドーザ クローラ 0.166

ロタリー式88kw型

80 ロータリー除雪装置 0.141 ベースマシン

(除雪ドーザ)

備考1. 本表を使用して算定する燃料消費量は、次式により求める。

時間当たり燃料消費量=機関出力×時間当たり燃料消費率

2. 時間当たり燃料消費量の数値は、有効数字の第3位を四捨五入し、有効数字2桁とする。

3. 日常保守点検等に必要な油脂類及び消耗品等は、時間当たり燃料消費率に含むものとする。

4. 走行用エンジン及び作業用エンジンの双方を有する機械は、双方のエンジン出力を合計した機関出力と

する。

5. 本表のGはガソリン、Eは電力、Cは圧縮天然ガス印のないものは軽油である。

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(参考資料)

標準運転時間及び運転日当たり燃料消費量

工 種 名 機 械 名 消 費 量

薬 剤 注 入 工 薬剤注入ポンプ((5~20)×2 /min) E 2.9kWhç

〃 ドリリングマシーン(クローラ式) 11.0 /hç

〃 用水ポンプ(100 /min) E 4.0kWhç

0~20 /min×2ç

〃 噴射ポンプ E 5.9kWh0~98Mpa

(0~100㎏/ )à

〃 エキストラクター(3.7kW級) E 1.6kWh

〃 ゲルミキサ(300 ×1層) E 4.7kWhç

〃 ミキシングプラント(2,500 /h) E 10.7kWhç

14.7Mpa集排水ボーリング

(150㎏/ ) 軽油5.8 /h孔洗浄工 洗浄用高圧ポンプ

à ç

35~70 /minç

コ ン ク リ ー ト 工 ジェットヒーター126MJ(30,100kcal/h) 灯油3.6 /hç

ト ン ネ ル 工 E 25.7kWhドリルジャンボ(クローラ式)(油圧式2ブーム)

高 圧 噴 射 攪 拌 工 固化材サイロ 30t移動型 E 8.2kWh

〃 集中プラント ミキサ1 アジテータ1.5 E 7.2kWhâ â

〃 超高圧ポンプ20~100 /min E 29.3kWhç

19.6Mpa (200㎏/ )à

〃 二重管専用マシン5.5kW E 2.4kWh

〃 〃 11kW E 4.7kWh

〃 アジテータ800~1,000 E 1.2kWhç

〃 E 4.7kWhボーリングマシン 油圧式11kW スピンドル内径ファイφ148㎜

〃 三重管専用マシン11kW E 4.7kWh

〃 超高圧ポンプ14~70 /min E 29.3kWhç

19.6Mpa (200㎏/ )à

〃 セメントサイロ 30t移動型 E 8.2kWh

高 視 認 性 区 画 線 工 G 0.38 /h半球状突起型区画線施工機 ハンドガイド式 ç

トンネル(NATM)及び小 セメントサイロ 30 t E 8.0kWh

断面トンネル工(NATM)

E 27.0kWh小 断 面 ト ン ネ ル 工 ズリ積機 クローラ式・バックホウ型

(NATM) コンベア能力150 /hâ

E 57.9kWhト ン ネ ル 工

ドリルジャンボ(クローラ式)(油圧式3ブーム)(矢板工法)

〃 エレクタ E 1.4kWh

コ ン ク リ ー ト 削 孔 工 コアボーリングマシン(削孔径φ52~250㎜) E 0.86kWh

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運転労務適用職種一覧

機 械 名 規 格 摘 要機械 運転手 運転手 特 殊

質量 (特殊) (一般) 作業員

1t - ○ブ ル ド ー ザ 3t以上 - ○

リッパ装置付 - ○レ ー キ ド ー ザ 3t級未満 - ○タ イ ヤ ド ー ザ 3t級以上 - ○

3t級未満 - ○クローラ

3t級以上 - ○ト ラ ク タ

- ○ホイール

3t未満

- ○3t以上

ス ク レ ー ブ ド ー ザス ク レ ー パ 各 種 - ○モ ー タ ス ク レ ー パパ ワ ー シ ョ ベ ル 機 械 式 ○3t以上

- ○バックホウ,クラムシェル 山積0.08m3級以下

(平積0.06m3)ド ラ グ ラ イ ン クローラ

- ○山積0.11m3級以上

(平積0.08m3)- ○ホイール 山積0.28m3級以上

(平積0.20m3)

ク ロ ー ラ ロ ー ダ - ○山積0.25m3級以下

- ○山積0.40m3級以上

ホ イ ー ル ロ ー ダ - ○山積0.34m3級以下

- ○山積0.60m3級以上

ク ロ ー ラ ク レ ー ン 1t吊未満 - ○1t吊以上 - ○

ト ラ ッ ク ク レ ー ン 1t吊未満 - ○1t吊以上 - ○ラフテレーンクレーン

モ ー タ グ レ ー ダ 各 種 - ○サ ン ド パ イ ル 打 機 バイブロ式 - ○

機 械 名 規 格 摘 要機械 運転手 運転手 特 殊

質量 (特殊) (一般) 作業員

ブ ー ム 式 - ○ク ロ ー ラ 杭 打 機

直 結 式 - ○ブラシ式フロントリフトダンプ ○

路 面 清 掃 車上 記 以 外 - ○各 種 - ○トラック式アースオーガ

バックホウ架装大 型 ブ レ ー カ 〃 - ○散 水 車 〃 - ○側 溝 清 掃 車 〃 - ○排 水 管 清 掃 車 〃 - ○ガードレール清掃車 ブ ラ シ 式 - ○ト ン ネ ル 清 掃 車 〃 - ○

普通 - ○クレーン装置付1t吊未満ト ラ ッ ク

- ○クレーン装置付1t吊以上

ダ ン プ ト ラ ッ ク 各 種 - ○

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機 械 名 規 格 摘 要機械 運転手 運転手 特 殊

質量 (特殊) (一般) 作業員

専用重ダンプトラック 各 種 - ○積載量1t未満 - ○

不 陸 地 運 搬 車積載量1t以上 - ○

各 種 - ○水陸両用運搬車(泥上車)

クレーン 1t各 種 - 装置付

吊以上の機種であっ(クレーン装置付1t吊以上を除く) ○ても, を使用

作 業 車各 種 - クレーン

しない場合は, 運転(クレーン装置付1t吊以上) ○手(一般)のみ計上

揚程10m未満 - ○高 所 作 業 車

揚程10m以上 - ○配 管 式 - ○

コンクリートポンプ車ブ ー ム 式 - ○自 走 式 - ○

ラ イ ン マ ー カ車 載 式 - ○マ カ ダ ム - ○

ロ ー ド ロ ー ラタ ン デ ム - ○

タ イ ヤ ロ ー ラ 各 種 - ○自走式2.5~2.8t以下 - ○

振 動 ロ ー ラ〃 3.0~5.0t以上 - ○

3.0~4.5m以上 - ○コンクリートフィニッシャ

機 械 名 規 格 摘 要機械 運転手 運転手 特 殊

質量 (特殊) (一般) 作業員

- ○コンクリートスブレッダ ブレード式・ボックス式

コンクリート縦仕上機 3.0~7.5m - ○各 種 - ○アスファルトフィニッシャ

アスファルトプラント 〃 - ○アスファルトディストリビュータ 〃 - ○

自走式・各種 - ○アスファルトスプレッダ

ス タ ビ ラ イ ザ 路上混合自走式各種 - ○自 走 式 3t未 ○

ト レ ン チ ャ〃 3t以 ○

ト ラ ッ ク ミ キ サ 各 種 - ○ヒ ー タ プ レ ー ナ - ○路 面 切 削 機 - ○クローラ式・ホイール式

マ イ ク ロ バ ス - ○連 絡 車 - ○

5t吊未満 - ○ウ イ ン チ

5t吊以上 - ○草 刈 車 大型自走式(履帯式) - ○草 刈 機 - ○肩掛式・ハンドガイド式

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建設機械等賃料積算基準2.

(目 的)

第1 この基準は、森林整備事業の工事費積算にあたって賃貸機械の利用に係る費用(以下

「賃料」という )の積算について必要な事項を定めることを目的とする。。

(用語の定義)

第2 この基準における用語の定義は、次の各号に定めるところによる。

一 市場価格 施工業者・建設機械賃貸業者間の取引市場において形成されている取引単

位あたりの賃料価格をいう。

二 供用日数 機械が工事現場に供用される日数(機械を工事現場に搬入し,又は工事現

場から搬出するために必要な日数を含む )をいう。。

三 運転日数(または月数)

運転時間の多少にかかわらず、機械が運転される日(または月)を通算し

た日数(または月数)をいう。

機械賃料の積算方法)(

第3 建設機械等賃料の積算は次式により行うものとする。

1 クレーン以外 賃料=市場価格×供用日数

2 クレーン 賃料=市場価格×運転日数(または月数)

第4 第3の積算方法による積算が困難であり、または妥当でないことが明らかである場合

は、他の方法により積算を行うものとする。

(運搬費の積算)

第5 運搬費について別途積算するものとする。

(組立解体費)

第6 工事現場内における組立解体に要する経費については別途積算するものとする。

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3.機 械 運 転 単 価 表 [参考資料]

第1 機械運転単価表

、 、 、本資料は 各工種に使用する機械のうち 標準的な機種について単表を示したものであり

各工種の単価表欄の指定に基づき作成する。

1 各工種の中で特に指定しない場合は、次による。

労務歩掛及び主燃料の種類・数量は森林整備保全事業建設機械経費積算要領による。

2 各機種、規格ごとに次の事項を記入する。

(1) 表題には、機械名を記入する。

(2) 主燃料の規格欄には、燃料の種類を記入する。

(3) 機械損料の規格欄には、機械の規格を記入する。

機ー1 運転1時間当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運 転 手(特殊) 人

燃 料 費 1

機 械 損 料 h 1

機ー2 運転1時間当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運 転 手(特殊) 人

燃 料 費 1

機 械 損 料 h 1

損 耗 費 〃 1

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機ー3 運転1時間当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運 転 手(特殊) 人

燃 料 費 1

機械損料1( ) h 1

機械損料1( ) 〃 1

(注) 機械損料の( )の中には、機械名を記入する。

機ー4 運転1時間当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運 転 手(特殊) 人

(電 力) KWh

燃 料 費 1

機 械 損 料 h 1

(注) 発動発電機を電源とする場合は、電力の積算はしない。

機ー5 運転1時間当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運 転 手(特殊) 人

(電 力) KWh

燃 料 費 1

機械損料1( ) h 1

機械損料1( ) 〃 1

(注) 1 機械損料の( )の中には、機械名を記入する。

2 発動発電機を電源とする場合は、電力の積算はしない。

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機ー6 運転1時間当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運 転 手(一般) 人

燃 料 費 1

機 械 損 料 h 1

機ー7 運転1時間当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運 転 手(一般) 人

燃 料 費 1

機 械 損 料 h 1

損 耗 費 〃 1

機ー8 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

特 殊 作 業 員 人 1

燃 料 費 1

機 械 損 料 日 1

機ー9 運転1時間当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

特 殊 作 業 員 人 1/T

燃 料 費 1

機 械 損 料 h 1

(注) T:運転日当たり運転時間

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機ー10 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

高 級 船 員 人

普 通 船 員 〃

燃 料 費 1

機 械 損 料 日 1

機ー11 運転1時間又は1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

( )船 員 人

燃 料 費 1

機 械 損 料

(注) ( )は、船員の種別を記入する。

機ー12 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

燃 料 費 1

機 械 損 料 日 1

(注) 運転歩掛は、施工歩掛に含まれている。

機ー13 運転1時間当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

燃 料 費 1

機 械 損 料 h 1

(注) 運転歩掛は、施工歩掛に含まれている。

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機ー14 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

( 電 力 ) KWh

機 械 損 料 日 1

(注) 1 発動発電機を電源とする場合は、電力の積算はしない。

2 運転歩掛は、施工歩掛に含まれている。

機ー15 運転1時間当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

( 電 力 ) KWh

機 械 損 料 h 1

(注) 1 発動発電機を電源とする場合は、電力の積算はしない。

2 運転歩掛は、施工歩掛に含まれている。

機ー16 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

燃 料 費 1

賃 料 供用日 1

(注) 運転歩掛は、施工歩掛に含まれている。

機ー17 運転1時間当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

燃 料 費 1 施工歩掛による。

機 械 損 料 h 1

(注) 運転歩掛は、施工歩掛に含まれている。

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機ー18 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運転手(特 殊) 人

燃 料 費 1

機 械 損 料 供用日

機ー19 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運転手(一 般) 人

燃 料 費 1

機 械 損 料 供用日

機ー20 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運転手(特 殊) 人

(電 力) KWh

燃 料 費 1

機械損料1( ) 供用日

機械損料2( ) 〃

(注) 1 機械損料の( )の中には、機械名を記入する。

2 発動発電機を電源とする場合は、電力の積算はしない。

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機ー21 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運 転 手(特殊) 人

(電 力) KWh

機 械 損 料 供用日

損 耗 費 〃

(注) 発動発電機を電源とする場合は、電力の積算はしない。

機ー22 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運転手(一 般) 人

燃 料 費 1

機 械 損 料 供用日

損 耗 費 〃

機ー23 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

特 殊 作 業 員 人 1

燃 料 費 1

機 械 損 料 供用日

(注) 運転歩掛は、施工歩掛に含まれている。

機ー24 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

燃 料 費 1

機 械 損 料 供用日

(注) 運転歩掛は、施工歩掛に含まれている。

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機ー25 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

( 電 力 ) KWh

機 械 損 料 供用日

(注) 1 発動発電機を電源とする場合は、電力の積算はしない。

2 運転歩掛は、施工歩掛に含まれている。

機ー26 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

高 級 船 員 人

普 通 船 員 〃

燃 料 費 1

機 械 損 料 供用日

機ー27 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

燃 料 費 1

賃 料 日 1

(注) 運転歩掛は、施工歩掛に含まれている。

機ー28 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運転手(特 殊) 人

燃 料 費 1

賃 料 供用日

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機ー29 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

運転手(一 般) 人

燃 料 費 1

賃 料 供用日

機ー30 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

( 電 力 ) KWh

賃 料 供用日

(注) 1 発動発電機を電源とする場合は、電力の積算はしない。

2 運転歩掛は、施工歩掛に含まれている。

機ー31 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

特 殊 作 業 員 人 1

燃 料 費 1

賃 料 日

機ー32 運転1日当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

特 殊 作 業 員 人

燃 料 費 L

賃 料 供用日

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1-7 数量計算の基準

1. 基 本 事 項

(1) 構造物の計算に用いる円周率、のり長係数、三角は函数、弧度は、小数点以下4位を

切捨3位止とする。但し、電子計算機を使用するときは、π、sin θ、cos θ、tan θ

等を用いて一数式の計算結果を設計図の寸法単位によって整理することができる。

(2) 数式の計算方法は、わかり易いように順序を追って記載すること。

(3) 数式の計算の結果は 「3. 数量・金額の単位」による。、

(4) プラニメータで面積を計算するときは、3回算出したものを平均する。

(5) 数量計算は計算式によるほか、図上計算または実物測定によってもよい。ただし、こ

の場合は縮尺記入の構造図及び実測図等を設計書に添付する。

2. 設 計 図

設 計 図 の 作 成 区 分

図 面 数量計算方法

計算式 両 断 面 数量表工 事

平 面 正 面 断 面 展 開 方 式 平均方式 示方式

治 山 ダ ム ○ ○ ○

護岸工・水制工 ○ ○ ○ ○ ○

土 留 工 ○ ○ ○ ○ ○

水 路 工 ○ ○ ○ ○ ○

筋 工 ○ (見 取) ○

吹付、実播工等 ○ ○

法 枠 工 等 ○ ○ ○ ○

集 水 井 工 等 ○ ○ ○ ○

森 林 整 備 等 ○ ( 面積又は数量表示方式 )

注 1)計算方式とは,図上で計算式を使用して数量計算を行うもの。

2)数量表示方式とは、延長、本数、枚数等で数量を計算するもの。

3) 平均断面等は数量集計単位より1位程度下位をもって計算することを標準とす

る。

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設 計 図 の 寸 法 単 位

基 礎 数 値 適 用寸法

区分 工 作 物 5㎝ 備 考単位

単位以下 単位以下 単位以下長さ 高さ 幅

3 2 1 括約位 止 位 止 位 止

1. 本表にない工種コ ン ク リ ー ト m ○ ○ ○ ○構 造 物

等の取扱いは類似鋼 製 構 造 物 〃 ○ ○ ○ ○

工種の使によるも石 積 〃 ○ ○ ○

のとする。ブ ロ ッ ク 積 〃 ○ ○

2. 基礎数値以下の土 留 工 〃 ○ ○

数値はすべて切り(コンクリート ブロック )、石積 積以外 〃 ○ ○ ○

捨てる。水 路 工 等

〃 ○ ○

3. 工種毎の総数量〃 ○ ○ ○

の集計は、基礎数筋工,棚工等 〃 ○ ○

値が単位以下2位伏 工 〃 ○ ○

のものは1位止と吹付工,実播工 〃 ○ ○

し、単位以下1位床掘,盛土等 〃 ○ ○ ○ ○

のものは単位止と法 切 工 等 ○ ○ ○

する。ただし、鋼面積

ha ○

材は単位以下3位㎡ ○

止とする。体積

木 材 ○â

4 . 5㎝括約の長そ の 他 〃 ○

さ、高さについて重量

鋼 材 t ○

は5㎝刻みとし、そ の 他 ㎏ ○

以下のものは切り係数

円周率、法長係数、 ○

捨てる。三 角 函 数 、 弧 度

3. 数量、金額の単位

単位 長 さ 面 積 体 積 重 量 本,個 人工数 木 材 金 額

名称 m ㎡ ha ㎏ 束,枚 人 円â ton â数 量 計 算 表 () 1 1 2 2 3 2 2 - 2 -

計算基礎算定書 () 1 1 2 2 3 2 2 2 2 -

円未満四捨五入単 価 表 1 1 2 2 3 2 2 2 2

明 細 書 1 1 1 1 3 2 1 2 2 円未満切捨

施業経費内訳書 1 1 1 1 3 2 - - - 〃

備考 表中の数量は小数点以下1位、2位、3位、4位を四捨五入単位止め、1位、

2位、3位止めを示すものである。

( )書は上記「設計図の寸法単位」の基礎数値単位以下2位止に該当

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基 礎 数 値 の 考 え 方

コンクリート等における数量計算

体 積 長 さ 単位以下2位止

型 枠 長 さ 単位以下2位止 計算上

掘 削 面 仕 上 げ 等 幅 単位以下2位止

鉛 直 打 継 目 長 さ 単位以下1位止

水 抜 長 さ 単位以下1位止

鋼鉄構造物における数量計算

鋼 材 重 量 単位以下3位止

なお、その他については、コンクリートに準ずる。

石積・ブロック積における数量計算

面 積 長さ・高さ・幅 単位以下2位止(5㎝括約)

なお、その他については、コンクリートに準ずる。

基礎コンクリート 長 さ 単位以下1位止

土留工(石積・ブロック以外)における数量計算

延 長 長 さ 単位以下2位止

面 積 高さ・幅 単位以下2位止(5㎝括約)

水路工等における数量計算

延 長 長 さ 単位以下1位止

面 積 高さ・幅 単位以下1位止

筋工・棚工等における数量計算

延 長 長 さ 単位以下1位止

伏工における数量計算

面 積 長 さ 単位以下1位止

吹付工・実播工における数量計算

面 積 長 さ 単位以下1位止

床掘・盛土等における数量計算

体 積 長さ・高さ・幅 単位以下1位止

法切工における数量計算

断面積 単位以下1位止

面 積 長 さ 単位以下1位止

体 積 単位以下1位止

単価表については、上記同じ扱いとする。

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明 細 表 に つ い て

長さについては 単位以下2位四捨五入1位止 m

面積については 単位以下2位四捨五入1位止 ㎡

〃 単位以下3位四捨五入2位止 ha

体積については 単位以下2位四捨五入1位止 m3 コンクリート

〃 単位以下1位四捨五入単位止 m3 土砂等

重量については 単位以下3位四捨五入2位止 ton

〃 単位以下4位四捨五入3位止 kg

本、個、束、枚については 単位以下1位四捨五入単位止

木材については 単位以下3位四捨五入2位止 m3

人工数については 単位以下3位四捨五入2位止

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4. 資材の規格及び単位

資 材 名 単 位 名表 示 寸 法

規 格 名 単 位

セ メ ン ト ㎏ ㎏

セ メ ン ト 混 和 剤 〃 ㎏

H 型 鋼 長・断面寸法・重量 ㎜・㎜・㎏/m ton

鉄 筋 長 ・ 径 ・ 重 量 ㎜・㎜・㎏/m ㎏

そ の 他 金 物 類 ㎏ ㎏

â素 材 径 ・ 長 m・m

â製 材 厚 ・ 巾 ・ 長 m・m・m

â â砂 ・ 砂 利 径 ・ 重 量 ㎝・㎏・/ ㎏・

â礫 ・ 玉 石 類 径 ㎝

コンクリートブロック 控 長 ・ 面 ㎝・㎝・個/㎡ 個・㎡・㎏

内 径管 類 長・ ・重量 m・m・㎏/m 本・㎏外 径

蛇 籠 長 ・ 径 ・ 重 量 m・m・㎏/m m・本・㎏

ふ と ん 蛇 籠 長・巾・高・重量 m・m・㎏/m m・本・㎏

植 生 袋 長 ・ 巾 ・ 厚 ㎝・㎝・㎝ 枚

種 肥 付 む し ろ 長 ・ 巾 ・ 重 量 m・m・㎏/m ㎡・㎏

コ ン ク リ ー ト 板 長・巾・厚・重量 m・m・㎝・㎏/㎡ ㎡・㎏

土 の う 長 ・ 巾 ㎝・㎝ 枚

ç ç油 類

粗 朶 ・ 帯 梢 長 ・ 径 ・ 重 量 m・m・㎏/束 束

萱 株 長 束 束

切 芝 長 ・ 巾 ・ 重 量 ㎝・㎝・㎏/束 ㎡・束

エ ラ ス タ イ ト 厚 ㎜ ㎡

止 水 板 長 ・ 巾 m・㎝ m

目 地 材 長 ・ 厚 ・ 巾 m・㎜・㎜ m

労 務 人

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1-8 資材の標準量等

1. 石 材 類

種 別 控 長 1ヶ当り重量 1㎡当りケ数 1㎡当り重量

雑 割 石 35 ㎝ 0.036t 13 ケ 0.47 t

野 面 石 ・ 雑 石 30 ㎝ 0.020t 21 〃 0.42 〃

〃 35 ㎝ 0.027t 16 〃 0.43 〃

〃 40 ㎝ 0.044t 14 〃 0.62 〃

コンクリートブロック 35 ㎝ 0.35 〃

備考:コンクリートブロックについては標準を示したものであり、カタログ等で相違す

る場合は、カタログ等の数値を適用するものとする。

2. 木材,緑化資材

名 称 規 格 単 位 単 位 重 量

木 材 800 ㎏â

萱 株 茎長30㎝、打違1m縄〆 束 20 〃

帯 梢 元口径3㎝、長3.5m、1m縄〆 〃 50 〃

粗 朶 長2m以上、1m縄〆 〃 20 〃

柳 枝 長30㎝、打違1m縄〆 〃 3 〃

切 芝 長33㎝、幅20㎝ 枚 6㎏/ 10枚

わ ら 縄 φ8~9㎜ ㎏ 5㎏/180m

や し ゃ ぶ し 1 年 生 本 2㎏/100本

や ま は ん 〃 〃 2㎏/100本

く ろ ま つ 〃 〃 5㎏/100本

3. 資材の損率

10-17 による。

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1-9 歩 掛 の 補 正

標準歩掛によることが困難な条件にあるものについては、施工条件による補正及び通勤補

正をすることができる。

1. 施工条件による補正

区 分 補 正 条 件 割増率

① 平均傾斜40°以上の作業で特に必要があるもの 5%

1. 地 形 ② 〃 45° 〃 10〃

③ 〃 60° 〃 20〃

2. 気 象 ① 降水または濃霧により作業待ちがしばしば発生する現場 5〃

① 施工地が散在する場合 15ヶ所以上 5〃

3. そ の 他 ② 〃 〃 20ヶ所以上 10〃

③ 人家、建物、公共施設等に隣接し、作業が制約される場合 5〃

(1) 地形について

施工対象工事現場における平均勾配とする。

(2) 気象、その他について

直接工事、間接工事に適用する。

(3) 割増条件が重複する場合の割増率は最高20%を限度とする。

(4) 本表により難い特殊な割増については局へ協議のこと。

2. 通 勤 補 正

(1) 通勤補正を行う場合は、他の公共事業等との整合性を図りつつ、下記の条件を目安

に労務歩掛を補正する。

(2) 最寄りの市町村役場所在地(支所等を含む)から工事現場(作業箇所の中心地)ま

での往復に90分以上を要する箇所とする。

(3) 補正方法

通勤補正は、労務歩掛に次の補正係数を乗じて行うものとする。

91~97 98~101 102~106 107~111 112~116往復通勤時間(分)

補 正 係 数 1% 2% 3% 4% 5%

117~121 122~125 126~130 131~135 136~140往復通勤時間(分)

補 正 係 数 6% 7% 8% 9% 10%

141~145 146~149 150~154 155~159 160~164往復通勤時間(分)

補 正 係 数 11% 12% 13% 14% 15%

165~169 170~173 174~178 179~188 184~188往復通勤時間(分)

補 正 係 数 16% 17% 18% 19% 20%

この範囲を超える場合は、次の計算式で計算する。T-90

K = × 100480

ただし, K:補正係数(%小数1位4捨5入)

T:往復通勤時間(分)

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3. 通勤時間の算出

(1) 人員輸送者の通勤時間は、現地の実査値による。

(2) 徒歩の通勤時間は、基本図等により、徒歩の起点から作業地の中心までの直線水平距

離(L) 及び 起点と作業地中心までの標高差累計(H)を求めて H/Lを算出し 徒、 、 、 、「

歩時間表」の1㎞当り所要時間に上記(L)を乗じて徒歩の所要時間を算出する。

ただし、ダムや断崖等により、歩道が相当迂回し、直線水平距離の適用の困難な箇所

、 、 。については 図上で徒歩路線の水平距離と その路線上の標高差累計を求めて算出する

(例)

尾 標高:400m

作業地始点 標高:300m 標高:350m

谷 標高差累計(H)=250m

標高:250m

直線水平距離=0.8㎞ H/L=250/800=0.31

徒歩時間表のH/L値、0.31~0.35の1㎞当り所要時間37分を求める。

故に、徒歩所要時間=0.8×2(往復)×37分=59分

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徒 歩 時 間 表

H/L H/L 備 考1㎞当り 1㎞当り

所要時間(分) 所要時間(分)

0~0.05 18 0.36~0.40 41

0.06~0.10 21 0.41~0.45 44

0.11~0.15 24 0.46~0.50 47

0.16~0.20 28 0.51~0.55 50

0.21~0.25 31 0.56~0.60 54

0.26~0.30 34 0.61~0.65 57

0.31~0.35 37

【注】

1. H/LのLは、基本図等で徒歩始点と作業地中心を直線で結んだ水平距離。

2. H/LのHは、徒歩始点と、作業地中心の標高差(累計 。)

3. 1㎞当り所要時間(分)は、基本図等で徒歩始点と作業地中心を直線で結んだ

水平距離1㎞当りの徒歩所要時間。

※0.66以上については、15.93 +(65.17×H/L)により算出する。

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2. 土 工

……………………………………………………………2-1 機 械 土 工 45

…………………………………………………2-1-1 適 用 基 準 45

…………………………………………2-1-2 施工概要及び施工形態 45

……………………………2-1-3 掘削方法及び機種の選定(土砂) 46

…………………………………………………2-1-4 建設機械の運転 49

…………………2-1-5 建設機械の時間当り作業量(山地治山A) 50

…………………2-1-6 〃 (山地治山B) 53

……………………2-1-7 〃 ( 一 般 ) 56

……………………………………………………………2-2 人 力 土 工 59

…………………………2-2-1 人力切崩し・掘削・積込み及び盛土 59

……………………………………………………………2-2-2 埋戻工 61

……………………………………………………2-2-3 人力法面整形 63

……………………………………………………2-2-4 機械法面整形 65

………………………………………………2-2-5 タンパ締固め歩掛 66

……………………………………………2-2-6 土砂掘削面整形歩掛 66

…………………………………2-2-7 片切掘削(人力併用機械掘削) 66

……………………………………………………………2-3 岩 石 工 67

…………………………………………………2-3-1 掘削工法の選定 67

……………………………………………2-3-2 山地治山工・岩石工 68

……………………………………………………2-3-3 一般の岩石工 72

…………………………………………2-3-4 空気圧縮機・機械経費 78

……………………………………………2-3-5 岩盤掘削面整形歩掛 78

……………………………………………………2-3-6 岩盤清掃歩掛 78

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2. 土 工

2-1 機 械 土 工

2-1-1 適用基準

(1) 土工は機械施工を原則とするが、現場の諸条件、工事の規模等からやむを得ない場合

に限り、人力により施工するものとする。

(2) 山地治山工の機械土工については、切取りと床掘の区分はしないものとする。

(3) 山地治山工(A)は、山林砂防工を適用する工事に適用する。

山地治山工(B)は、普通作業員を適用する工事に適用する。

(4) 転石は径100㎝程度以上のものについて破砕手間を計上する。

2-1-2 施工概要及び施工形態

(1) 施工概要(施工フロー)

機 掘 積 運 機械 削 込 搬 械搬 作 作 作 搬入 業 業 業 出

本歩掛で対応しているのは、実線部分のみである。

(2) 施工形態 図1 図2 図3

施工形態は、掘削箇所の地形により「オープンカット 「片切」に区分し、工法を」、

選定する。

「オープンカット」は、図1に示すような切取面が水平もしくは緩傾斜をなすように

施工ができる場合で切取幅5m以上、かつ延長20m以上を標準とする。

「片切」は、図2及び図3に示すような切取幅5m未満の領域Bとする。

なお、図2に示すような箇所にあっても、地形及び工事量等の現場条件等を十分考慮

のうえ、前述のオープンカット工法が可能と判断される場合(図2領域A)はオープン

カットを適用する。

(オープンカット) (片切)

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ア.オープンカット(A領域)

掘 削 法 摘 要

機械土工 ブルドーザ掘削 「機械土工A - 土 砂

バックホウ掘削 (土 砂 」)

「機械土工機械掘削 リッパ掘削

(岩石工 」A - 岩 火薬併用リッパ掘削

)大型ブレーカ掘削

イ.片切(B領域)

掘 削 法 摘 要

「機械土工B - 土 砂 人力併用機械掘削

(土 砂 」)

人力併用機械掘削 「機械土工B - 岩

火薬併用リッパ掘削 (岩石工 」)

機械施工が不可能な場合は人力切崩しとする 「人 力 土 工」

2-1-3 掘削方法及び機種の選定(土砂)

(1) 掘削法

1) オープンカット

a.ブルドーザ掘削:ブルドーザにより掘削押土を行う作業をいう。

b.バックホウ掘削:バックホウによる掘削及び積込作業をいう。

2) 片切

人力併用機械掘削:バックホウによる掘削と一部人力による切崩しの組合せによる

作業をいう。

(2) 機種の選定

標準として積算に用いる機械は下表のとおりとするが、工事量、工期、現場条件等を

勘案して最も適した機械を選定する。

1) ブルドーザの機種選定(一般土工)

作 業 の 種 類 作 業 の 内 容 ブルドーザの規格

標 準 普通11t級掘 削 押 土(運搬)

工事規模が大の場合 普通15t級,21t級

現場条件により、上表により難い場合は別途考慮する。

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2) バックホウの種類選定(山地治山工及び一般土工)

工事規模 作 業 の 種 類 作業の内容 摘 要バックホウの規格

掘削積込 クローラ型 排気ガス対策型

山積0.80 (平積0.60 )â â

標 準 クローラ型 排気ガス対策型基礎掘削、床掘、

山積0.80 (平積0.60 )普 通

溝掘â â

クローラ型 排気ガス対策型平均床掘幅1m以上

山積0.45 (平積0.35 )2m未満の場合 â â

(陸上作業を対象と水中の掘削積込

クローラ型 排気ガス対策型し、海上・水中作山積0.80 (平積0.60 )â â

業は除く)

積込、盛土(埋戻 クローラ型 排気ガス対策型標 準

し)捨土処理 山積0.80 (平積0.60 )â â

基礎掘削、床掘、 クローラ型 排気ガス対策型標 準

掘削積込、溝掘、 山積0.28 (平積0.20 )小規模等

â â積込、盛土(埋戻 クローラ型 排気ガス対策型

上記以外し)、捨土処理 山積0.13 (平積0.10 )â â

備考 1. 現場条件により上表により難い場合は、他の機種を選定することができる。

2. 工事規模の小規模等とは、土工量が100 以下、または地形が急峻・狭あいâ

な箇所をいう。

なお、上記以外とは、土工量が25 以下、またはより地形が急峻・狭あいなâ

箇所をいう。

3. 狭い掘削箇所にバックホウが侵入して作業をしなければならない場合には、バ

ックホウの全幅等を考慮して、バックホウの規格を選定することができる。

参考値 バックホウの全幅の目安

規 格 山積(m ) 0.28 0.13 0.113

平積(m ) 0.20 0.10 0.083

全幅の目安(m) 2.4 2.0 1.8

4. 小型バックホウの運転日当たり標準運転時間(T)は、5.6時間/日、供用日当

たり標準運転時間(t)は、3.9時間/日とする(小型バックホウは、機械質量6

t未満かつ山積0.25m 未満のバックホウである 。3 )

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3) 車道開設工事の機種設定

車道開設工事における掘削積込み及び積込みに係る機種の選定は、工事施工区間の

横断方向の平均地山勾配を2割以上、2割未満に区分し、次表を標準とする。

(ア) 2割以上

土 質 地 山 処 理 ル ー ズ 処 理

区 分 作業種 作 業 機 械 作業種 作 業 機 械

バックホウ岩 石 ブレーカ掘 削 積込・運搬

+ダンプトラック土 砂 バックホウ

(イ) 2割未満

土 質 地 山 処 理 地 山 ・ ル ー ズ 処 理

区 分 作業種 作業機械 作業距離区分 作 業 種 作 業 機 械

60m 以 内 押 土 (ルーズ)ブルドーザリッパ又は

岩 石 掘 削 (ルーズ)バックホウブレーカ 60mを超える 積込・運搬

+ダンプトラック

- - 60m 以 内 掘削・押土 (地山)ブルドーザ

土 砂 掘 削・積 (地山)バックホウ掘 削 60mを超える

込・運 搬 +ダンプトラック

備考 制限林等林地保全上特に配慮する必要がある場合及び小規模工事については (ア)、

2割以上の基準を適用できるものとする。

摘 要岩分類 軟岩( )Ⅰ

軟岩( ) 中硬岩 硬岩( )Ⅱ Ⅰ機種 B

% % % %

ショベル系掘削機 10 10 25 25

ブ ル ド ー ザ - - 25 25 ブルドーザ(リッパ装置付)は除く

ダ ン プ ト ラ ッ ク - - 25 25 専用ダンプは除く

備考 1 軟岩ⅠB、軟岩(Ⅱ)の掘削後の押土、積込及び運搬用機械は補正はしない。

2 硬岩(Ⅱ)の掘削は、施工実態を考慮し別途決定する。

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2-1-4 建 設 機 械 の 運 転

排出ガス対策型

バ ッ ク ホ ウ 1時間当り

â â â â規 格

山積0.13 山積0.28 山積0.45 山積0.80

(平積0.10 ) (平積0.20 ) (平積0.35 ) (平積0.60 )â â â â

特 殊 運 転 手(人) 0.18 0.16 0.16 0.16

軽 油( ) 4.4 7.2 11.0 18.0ç

(1,910) (1,890) (2,690) (4,680)一 般(円)

機 1,800 1,770 2,530 4,390

械 (1,980) (1,960) (2,800) (4,860)軟岩(Ⅰ)B上(円)

損 1,860 1,850 2,640 4,590

料 (2,070) (2,070) (2,950) (5,120)中 硬 岩 上(円)

1,960 1,960 2,790 4,860

排出ガス対策型

ブ ル ド ー ザ 1時間当り

規 格 11 t 15 t 21 t

特 殊 運 転 手(人) 0.19 0.19 0.14

軽 油( ) 14.0 18.0 27.0ç

機 (5,430) (7,040) (8,690)一 般(円)

械 5,140 6,670 8,180

損 (5,840) (7,580) (9,490)中 硬 岩 上(円)

料 5,500 7,140 8,990

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- 50 -

(A)2-1-5 山 地 治 山

(1) ブルドーザ押し土

㎝=0.025×L+0.66

L 10 20 30 40 50

㎝ 0.91 1.16 1.41 1.66 1.91

21T q=2.85 地 山 ルーズ

15T q=1.73 砂 ・ 砂 質 土 0.50 0.55

11T q=1.28 粘 性 土 ・ 礫 質 土 0.40 0.45

岩 塊 ・ 玉 石 0.30 0.35

軟 岩 ( Ⅰ ) A 0.30 0.45

破 砕 岩 0.25

VB=60/㎝×q×E

11Tブルによるルーズな押し土 /時間â

10m 20m 30m 40m 50m

砂 ・ 砂 質 土 46.42 36.41 29.96 25.45 22.12

粘 性 土 ・ 礫 質 土 37.98 29.79 24.51 20.82 18.09

岩 塊 ・ 玉 石 29.54 23.17 19.06 16.19 14.07

軟 岩 ( Ⅰ ) A 37.98 29.79 24.51 20.82 18.09

破 砕 岩 21.10 16.55 13.62 11.57 10.05

15Tブルによるルーズな押し土 /時間â

10m 20m 30m 40m 50m

砂 ・ 砂 質 土 62.74 49.22 40.49 34.39 29.89

粘 性 土 ・ 礫 質 土 51.33 40.27 33.13 28.14 24.46

岩 塊 ・ 玉 石 39.92 31.32 25.77 21.89 19.02

軟 岩 ( Ⅰ ) A 51.33 40.27 33.13 28.14 24.46

破 砕 岩 28.52 22.37 18.40 15.63 13.59

21Tブルによるルーズな押し土 /時間â

10m 20m 30m 40m 50m

砂 ・ 砂 質 土 103.35 81.08 66.70 56.66 49.24

粘 性 土 ・ 礫 質 土 84.56 66.34 54.57 46.36 40.29

岩 塊 ・ 玉 石 65.77 51.59 42.45 36.05 31.34

軟 岩 ( Ⅰ ) A 84.56 66.34 54.57 46.36 40.29

破 砕 岩 46.98 36.85 30.32 25.75 22.38

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(2) バックホウによる掘削、積み込み、埋め戻し

45° 90° 135° 180°旋回角度28.00 30.00 32.00 35.00Cm128.57 120.00 112.50 102.863600/Cm

q級 級 級 級0.13 0.28 0.45 0.80â â â â

0.10 0.20 0.34 0.59q

E(渓間工) E(山腹工)地 山 ルーズ 地 山 ルーズ0.60 0.65 0.45 0.50砂 ・ 砂 質 土 砂 ・ 砂 質 土0.50 0.55 0.35 0.40粘 性 土 ・ 礫 質 土 粘 性 土 ・ 礫 質 土0.40 0.45 0.25 0.30岩 塊 ・ 玉 石 岩 塊 ・ 玉 石0.40 0.55 0.25 0.40軟 岩 ( Ⅰ ) A 軟 岩 ( Ⅰ ) A

0.35 0.20破 砕 岩 破 砕 岩

Vt=3600/Cm×q×E0.13 級バックホウによる地山の掘削(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 7.71 7.20 6.75 6.17粘 性 土 ・ 礫 質 土 6.43 6.00 5.63 5.14岩 塊 ・ 玉 石 5.14 4.80 4.50 4.11軟 岩 ( Ⅰ ) A 5.14 4.80 4.50 4.11破 砕 岩

0.13 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 8.36 7.80 7.31 6.69粘 性 土 ・ 礫 質 土 7.07 6.60 6.19 5.66岩 塊 ・ 玉 石 5.79 5.40 5.06 4.63軟 岩 ( Ⅰ ) A 7.07 6.60 6.19 5.66破 砕 岩 4.50 4.20 3.94 3.60

0.28 級バックホウによる地山の掘削(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 15.43 14.40 13.50 12.34粘 性 土 ・ 礫 質 土 12.86 12.00 11.25 10.29岩 塊 ・ 玉 石 10.29 9.60 9.00 8.23軟 岩 ( Ⅰ ) A 10.29 9.60 9.00 8.23破 砕 岩

0.28 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 16.71 15.60 14.63 13.37粘 性 土 ・ 礫 質 土 14.14 13.20 12.38 11.31岩 塊 ・ 玉 石 11.57 10.80 10.13 9.26軟 岩 ( Ⅰ ) A 14.14 13.20 12.38 11.31破 砕 岩 9.00 8.40 7.88 7.20

0.45 級バックホウによる地山の掘削(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 26.23 24.48 22.95 20.98粘 性 土 ・ 礫 質 土 21.86 20.40 19.13 17.49岩 塊 ・ 玉 石 17.49 16.32 15.30 13.99軟 岩 ( Ⅰ ) A 17.49 16.32 15.30 13.99破 砕 岩

0.45 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 28.41 26.52 24.86 22.73粘 性 土 ・ 礫 質 土 24.04 22.44 21.04 19.23岩 塊 ・ 玉 石 19.67 18.36 17.21 15.74軟 岩 ( Ⅰ ) A 24.04 22.44 21.04 19.23破 砕 岩 15.30 14.28 13.39 12.24

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0.80 級バックホウによる地山の掘削(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 45.51 42.48 39.83 36.41粘 性 土 ・ 礫 質 土 37.93 35.40 33.19 30.34岩 塊 ・ 玉 石 30.34 28.32 26.55 24.27軟 岩 ( Ⅰ ) A 30.34 28.32 26.55 24.27破 砕 岩

0.80 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 49.31 46.02 43.14 39.45粘 性 土 ・ 礫 質 土 41.72 38.94 36.51 33.38岩 塊 ・ 玉 石 34.14 31.86 29.87 27.31軟 岩 ( Ⅰ ) A 41.72 38.94 36.51 33.38破 砕 岩 26.55 24.78 23.23 21.24

0.13 級バックホウによる地山の掘削(山腹工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 5.79 5.40 5.06 4.63粘 性 土 ・ 礫 質 土 4.50 4.20 3.94 3.60岩 塊 ・ 玉 石 3.21 3.00 2.81 2.57軟 岩 ( Ⅰ ) A 3.21 3.00 2.81 2.57破 砕 岩

0.13 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(山腹工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 6.43 6.00 5.63 5.14粘 性 土 ・ 礫 質 土 5.14 4.80 4.50 4.11岩 塊 ・ 玉 石 3.86 3.60 3.38 3.09軟 岩 ( Ⅰ ) A 5.14 4.80 4.50 4.11破 砕 岩 2.57 2.40 2.25 2.06

0.28 級バックホウによる地山の掘削(山腹工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 11.57 10.80 10.13 9.26粘 性 土 ・ 礫 質 土 9.00 8.40 7.88 7.20岩 塊 ・ 玉 石 6.43 6.00 5.63 5.14軟 岩 ( Ⅰ ) A 6.43 6.00 5.63 5.14破 砕 岩

0.28 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(山腹工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 12.86 12.00 11.25 10.29粘 性 土 ・ 礫 質 土 10.29 9.60 9.00 8.23岩 塊 ・ 玉 石 7.71 7.20 6.75 6.17軟 岩 ( Ⅰ ) A 10.29 9.60 9.00 8.23破 砕 岩 5.14 4.80 4.50 4.11

0.45 級バックホウによる地山の掘削(山腹工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 19.67 18.36 17.21 15.74粘 性 土 ・ 礫 質 土 15.30 14.28 13.39 12.24岩 塊 ・ 玉 石 10.93 10.20 9.56 8.74軟 岩 ( Ⅰ ) A 10.93 10.20 9.56 8.74破 砕 岩

0.45 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(山腹工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 21.86 20.40 19.13 17.49粘 性 土 ・ 礫 質 土 17.49 16.32 15.30 13.99岩 塊 ・ 玉 石 13.11 12.24 11.48 10.49軟 岩 ( Ⅰ ) A 17.49 16.32 15.30 13.99破 砕 岩 8.74 8.16 7.65 6.99

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(B)2-1-6 山 地 治 山

(1) ブルドーザ押し土

㎝=0.025×L+0.66

L 10 20 30 40 50

㎝ 0.91 1.16 1.41 1.66 1.91

21Tq=2.85 地 山 ルーズ

15Tq=1.73 砂 ・ 砂 質 土 0.55 0.60

11Tq=1.28 粘 性 土 ・ 礫 質 土 0.45 0.50

岩 塊 ・ 玉 石 0.35 0.40

軟 岩 ( Ⅰ ) A 0.35 0.50

破 砕 岩 0.30

VB=60/㎝×q×E

11Tブルによるルーズな押し土 /時間â

10m 20m 30m 40m 50m

砂 ・ 砂 質 土 50.64 39.72 32.68 27.76 24.13

粘 性 土 ・ 礫 質 土 42.20 33.10 27.23 23.13 20.10

岩 塊 ・ 玉 石 33.76 26.48 21.79 18.51 16.08

軟 岩 ( Ⅰ ) A 42.20 33.10 27.23 23.13 20.10

破 砕 岩 25.32 19.86 16.34 13.88 12.06

15Tブルによるルーズな押し土 /時間â

10m 20m 30m 40m 50m

砂 ・ 砂 質 土 68.44 53.69 44.17 37.52 32.61

粘 性 土 ・ 礫 質 土 57.03 44.74 36.81 31.27 27.17

岩 塊 ・ 玉 石 45.63 35.79 29.45 25.01 21.74

軟 岩 ( Ⅰ ) A 57.03 44.74 36.81 31.27 27.17

破 砕 岩 34.22 26.84 22.09 18.76 16.30

21Tブルによるルーズな押し土 /時間â

10m 20m 30m 40m 50m

砂 ・ 砂 質 土 112.75 88.45 72.77 61.81 53.72

粘 性 土 ・ 礫 質 土 93.96 73.71 60.64 51.51 44.76

岩 塊 ・ 玉 石 75.16 58.97 48.51 41.20 35.81

軟 岩 ( Ⅰ ) A 93.96 73.71 60.64 51.51 44.76

破 砕 岩 56.37 44.22 36.38 30.90 26.86

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(2) バックホウによる掘削、積み込み、埋め戻し

45° 90° 135° 180°旋回角度28.00 30.00 32.00 35.00Cm128.57 120.00 112.50 102.863600/Cm

q級 級 級 級0.13 0.28 0.45 0.80â â â â

0.10 0.20 0.34 0.59q

E(渓間工) E(山腹工)地 山 ルーズ 地 山 ルーズ0.65 0.70 0.50 0.55砂 ・ 砂 質 土 砂 ・ 砂 質 土0.55 0.60 0.40 0.45粘 性 土 ・ 礫 質 土 粘 性 土 ・ 礫 質 土0.45 0.50 0.30 0.35岩 塊 ・ 玉 石 岩 塊 ・ 玉 石0.45 0.60 0.30 0.45軟 岩 ( Ⅰ ) A 軟 岩 ( Ⅰ ) A

0.40 0.25破 砕 岩 破 砕 岩

Vt=3600/Cm×q×E

0.13 級バックホウによる地山の掘削(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 8.36 7.80 7.31 6.69粘 性 土 ・ 礫 質 土 7.07 6.60 6.19 5.66岩 塊 ・ 玉 石 5.79 5.40 5.06 4.63軟 岩 ( Ⅰ ) A 5.79 5.40 5.06 4.63破 砕 岩

0.13 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 9.00 8.40 7.88 7.20粘 性 土 ・ 礫 質 土 7.71 7.20 6.75 6.17岩 塊 ・ 玉 石 6.43 6.00 5.63 5.14軟 岩 ( Ⅰ ) A 7.71 7.20 6.75 6.17破 砕 岩 5.14 4.80 4.50 4.11

0.28 級バックホウによる地山の掘削(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 16.71 15.60 14.63 13.37粘 性 土 ・ 礫 質 土 14.14 13.20 12.38 11.31岩 塊 ・ 玉 石 11.57 10.80 10.13 9.26軟 岩 ( Ⅰ ) A 11.57 10.80 10.13 9.26破 砕 岩

0.28 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 18.00 16.80 15.75 14.40粘 性 土 ・ 礫 質 土 15.43 14.40 13.50 12.34岩 塊 ・ 玉 石 12.86 12.00 11.25 10.29軟 岩 ( Ⅰ ) A 15.43 14.40 13.50 12.34破 砕 岩 10.29 9.60 9.00 8.23

0.45 級バックホウによる地山の掘削(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 28.41 26.52 24.86 22.73粘 性 土 ・ 礫 質 土 24.04 22.44 21.04 19.23岩 塊 ・ 玉 石 19.67 18.36 17.21 15.74軟 岩 ( Ⅰ ) A 19.67 18.36 17.21 15.74破 砕 岩

0.45 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 30.60 28.56 26.78 24.48粘 性 土 ・ 礫 質 土 26.23 24.48 22.95 20.98岩 塊 ・ 玉 石 21.86 20.40 19.13 17.49軟 岩 ( Ⅰ ) A 26.23 24.48 22.95 20.98破 砕 岩 17.49 16.32 15.30 13.99

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0.80 級バックホウによる地山の掘削(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 49.31 46.02 43.14 39.45粘 性 土 ・ 礫 質 土 41.72 38.94 36.51 33.38岩 塊 ・ 玉 石 34.14 31.86 29.87 27.31軟 岩 ( Ⅰ ) A 34.14 31.86 29.87 27.31破 砕 岩

0.80 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(渓間工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 53.10 49.56 46.46 42.48粘 性 土 ・ 礫 質 土 45.51 42.48 39.83 36.41岩 塊 ・ 玉 石 37.93 35.40 33.19 30.34軟 岩 ( Ⅰ ) A 45.51 42.48 39.83 36.41破 砕 岩 30.34 28.32 26.55 24.27

0.13 級バックホウによる地山の掘削(山腹工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 6.43 6.00 5.63 5.14粘 性 土 ・ 礫 質 土 5.14 4.80 4.50 4.11岩 塊 ・ 玉 石 3.86 3.60 3.38 3.09軟 岩 ( Ⅰ ) A 3.86 3.60 3.38 3.09破 砕 岩

0.13 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(山腹工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 7.07 6.60 6.19 5.66粘 性 土 ・ 礫 質 土 5.79 5.40 5.06 4.63岩 塊 ・ 玉 石 4.50 4.20 3.94 3.60軟 岩 ( Ⅰ ) A 5.79 5.40 5.06 4.63破 砕 岩 3.21 3.00 2.81 2.57

0.28 級バックホウによる地山の掘削(山腹工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 12.86 12.00 11.25 10.29粘 性 土 ・ 礫 質 土 10.29 9.60 9.00 8.23岩 塊 ・ 玉 石 7.71 7.20 6.75 6.17軟 岩 ( Ⅰ ) A 7.71 7.20 6.75 6.17破 砕 岩

0.28 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(山腹工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 14.14 13.20 12.38 11.31粘 性 土 ・ 礫 質 土 11.57 10.80 10.13 9.26岩 塊 ・ 玉 石 9.00 8.40 7.88 7.20軟 岩 ( Ⅰ ) A 11.57 10.80 10.13 9.26破 砕 岩 6.43 6.00 5.63 5.14

0.45 級バックホウによる地山の掘削(山腹工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 21.86 20.40 19.13 17.49粘 性 土 ・ 礫 質 土 17.49 16.32 15.30 13.99岩 塊 ・ 玉 石 13.11 12.24 11.48 10.49軟 岩 ( Ⅰ ) A 13.11 12.24 11.48 10.49破 砕 岩

0.45 級バックホウによるルーズな積み込埋め戻し(山腹工) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 土 24.04 22.44 21.04 19.23粘 性 土 ・ 礫 質 土 19.67 18.36 17.21 15.74岩 塊 ・ 玉 石 15.30 14.28 13.39 12.24軟 岩 ( Ⅰ ) A 19.67 18.36 17.21 15.74破 砕 岩 10.93 10.20 9.56 8.74

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2-1-7 一般の機械土工

(1)ブルドーザ掘削押し土㎝=0.027×L+0.78

10 20 30 40 50L1.05 1.32 1.59 1.86 2.13㎝

E21Tq=2.85 地 山 ルーズ

0.80 0.8515Tq=1.73 砂 ・ 砂 質 土0.65 0.7011Tq=1.28 粘 性 土 ・ 礫 質 土0.45 0.50岩塊・玉石・軟(Ⅰ)A0.45 0.70岩塊・玉石・軟(Ⅰ)A

0.50VB=60/㎝×q×E 破 砕 岩

11Tブルによるルーズな掘削押し土 /時間â10m 20m 30m 40m 50m

砂 ・ 砂 質 土 62.17 49.45 41.06 33.03 30.65粘 性 土 ・ 礫 質 土 51.20 40.73 33.81 28.90 25.24岩 塊 ・ 玉 石 36.57 29.09 24.15 20.65 18.03軟 岩 ( Ⅰ ) A 51.20 40.73 33.81 28.90 25.24破 砕 岩 36.57 29.09 24.15 20.65 18.03

15Tブルによるルーズな掘削押し土 /時間â10m 20m 30m 40m 50m

砂 ・ 砂 質 土 84.03 66.84 55.49 47.44 41.42粘 性 土 ・ 礫 質 土 69.20 55.05 45.70 39.06 34.11岩 塊 ・ 玉 石 49.43 39.32 32.64 27.90 24.37軟 岩 ( Ⅰ ) A 69.20 55.05 45.70 39.06 34.11破 砕 岩 49.43 39.32 32.64 27.90 24.37

21Tブルによるルーズな掘削押し土 /時間â10m 20m 30m 40m 50m

砂 ・ 砂 質 土 138.43 110.11 91.42 78.15 68.24粘 性 土 ・ 礫 質 土 114.00 90.68 75.28 64.35 56.20岩 塊 ・ 玉 石 81.43 64.77 53.77 45.97 40.14軟 岩 ( Ⅰ ) A 114.00 90.68 75.28 64.35 56.20破 砕 岩 81.43 64.77 53.77 45.97 40.14

11Tブルによる地山の掘削押し土 /時間â10m 20m 30m 40m 50m

砂 ・ 砂 質 土 58.51 46.55 38.64 33.03 28.85粘 性 土 ・ 礫 質 土 47.54 37.82 31.40 26.84 23.44岩 塊 ・ 玉 石 32.91 26.18 21.74 18.58 16.23軟 岩 ( Ⅰ ) A 32.91 26.18 21.74 18.58 16.23

15Tブルによる地山の掘削押し土 /時間â10m 20m 30m 40m 50m

砂 ・ 砂 質 土 79.09 62.91 52.23 44.65 38.99粘 性 土 ・ 礫 質 土 64.26 51.11 42.43 36.27 31.68岩 塊 ・ 玉 石 44.49 35.39 29.38 25.11 21.93軟 岩 ( Ⅰ ) A 44.49 35.39 29.38 25.11 21.93

21Tブルによる地山の掘削押し土 /時間â10m 20m 30m 40m 50m

砂 ・ 砂 質 土 130.29 103.64 86.04 73.55 64.23粘 性 土 ・ 礫 質 土 105.86 84.20 69.91 59.76 52.18岩 塊 ・ 玉 石 73.29 58.30 48.40 41.37 36.13軟 岩 ( Ⅰ ) A 73.29 58.30 48.40 41.37 36.13

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(2)バックホウによる掘削、積み込み、埋め戻し

旋回角度 45° 90° 135° 180°Cm 28.00 30.00 32.00 35.00

3600/Cm 128.57 120.00 112.50 102.86q

0.11 級 0.13 級 0.28 級 0.45 級 0.80 級â â â â â0.10 0.20 0.34 0.59q

E地山 ルーズ

砂 ・ 砂 質 0.60 構造物の床掘0.70砂 ・ 砂 質 0.65

粘 性 ・ 礫 質 土 0.55 構造物の床掘0.65粘 性 ・ 礫 質 土 0.60

岩 塊 ・ 玉 石 0.40 構造物の床掘0.50岩 塊 ・ 玉 石 0.45

軟 岩 ( Ⅰ ) A 0.40 構造物の床掘軟 岩 ( Ⅰ ) A 0.45 0.65破 砕 岩 0.45

Vt=3600/Cm×q×E0.28 級 バックホウによる地山の掘削(一般) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 15.43 14.40 13.50 12.34 構造物の床掘砂 ・ 砂 質 16.71 15.60 14.63 13.37粘 性 ・ 礫 質 土 14.14 13.20 12.38 11.31 構造物の床掘粘 性 ・ 礫 質 土 15.43 14.40 13.50 12.34岩 塊 ・ 玉 石 10.29 9.60 9.00 8.23 構造物の床掘岩 塊 ・ 玉 石 11.57 10.80 10.13 9.26軟 岩 ( Ⅰ ) A 10.29 9.60 9.00 8.23 構造物の床掘軟 岩 ( Ⅰ ) A 11.57 10.80 10.13 9.26破 砕 岩

0.28 級 バックホウによるルーズな積み込、埋め戻し(一般) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 18.00 16.80 15.75 14.40粘 性 ・ 礫 質 土 16.71 15.60 14.65 13.37岩塊・玉石・軟(Ⅰ)A 12.86 12.00 11.25 10.29軟 ( Ⅰ ) A 16.71 15.60 14.65 13.37破 砕 岩 11.57 10.80 10.13 9.26

0.45 級 バックホウによる地山の掘削(一般) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 26.23 24.48 22.95 20.98 構造物の床掘砂 ・ 砂 質 28.41 26.52 24.86 22.73粘 性 ・ 礫 質 土 24.04 22.44 21.04 19.23 構造物の床掘粘 性 ・ 礫 質 土 26.23 24.48 22.95 20.98岩 塊 ・ 玉 石 17.49 16.32 15.30 13.99 構造物の床掘岩 塊 ・ 玉 石 19.67 18.36 17.21 15.74軟 岩 ( Ⅰ ) A 17.49 16.32 15.30 13.99 構造物の床掘軟 岩 ( Ⅰ ) A 19.67 18.36 17.21 15.74破 砕 岩

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0.45 級 バックホウによるルーズな積み込、埋め戻し(一般) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 30.60 28.56 26.78 24.48粘 性 ・ 礫 質 土 28.41 26.52 24.86 22.73岩 塊 ・ 玉 石 21.86 20.40 19.13 17.49軟 岩 ( Ⅰ ) A 28.41 26.52 24.86 22.73破 砕 岩 19.67 18.36 17.21 15.74

0.80 級 バックホウによる地山の掘削(一般) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 45.51 42.48 39.83 36.41 構造物の床掘砂 ・ 砂 質 49.31 46.02 43.14 39.45粘 性 ・ 礫 質 土 41.72 38.94 36.51 33.38 構造物の床掘粘 性 ・ 礫 質 土 45.51 42.48 39.83 36.41岩 塊 ・ 玉 石 30.34 28.32 26.55 24.27 構造物の床掘岩 塊 ・ 玉 石 34.14 31.86 29.87 27.31軟 岩 ( Ⅰ ) A 30.34 28.32 26.55 24.27 構造物の床掘軟 岩 ( Ⅰ ) A 34.14 31.86 29.87 27.31破 砕 岩

0.80 級 バックホウによるルーズな積み込、埋め戻し(一般) /時間â â旋 回 角 度 45° 90° 135° 180°砂 ・ 砂 質 53.10 49.56 46.46 42.48粘 性 ・ 礫 質 土 49.31 46.02 43.14 39.45岩 塊 ・ 玉 石 37.93 35.40 33.19 30.34軟 岩 ( Ⅰ ) A 49.31 46.02 43.14 39.45

34.14 31.86 29.87 27.31破 砕 岩

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2-2 人 力 土 工

2-2-1 人力切崩し・掘削・積込及び盛土

(1) 適用範囲

本歩掛は、機械施工が出来ない箇所の人力土工に適用する。

ただし、山地治山土工等で標準歩掛の設定されている作業には適用しない。

(2) 施工概要

施工概要は、下記を標準とする。

人力切崩し 仮 置

仮 置

人力掘削(床掘)

積 込 運搬作業

仮 置

人力岩石掘削

積 込 運搬作業

仮 置 土 人力積込 運搬作業

仮 置 土 人力盛土(埋戻し)

備考 本歩掛で対応しているのは、実践部分のみである。

(3) 施工歩掛

1) 人力切崩し歩掛 (10 当たり)â

土 質 区 分名 称 単位

砂・砂質土、粘性土、礫質土 岩塊・玉石、軟岩(1)A

人山 林 砂 防 工2.3 4.0

(〃)( 普 通 作 業 員 )

備考 1.上表は直接積込みできない箇所の人力による片切り部分等の切崩し作業に適

用する。

2. 法面整形が必要な場合は、別途計上する。

2) 人力掘削(床掘)歩掛(10 当たり)â

土 質 区 分名 称 単位

砂・砂質土、粘性土、礫質土 岩塊・玉石、軟岩(1)A

人山 林 砂 防 工3.9 6.0

(〃)( 普 通 作 業 員 )

. 、 、備考 1 上表は 人力により掘り起こした土砂を距離3m程度までの範囲で投棄し

仮置又は積込を含む一連作業に適用する。

2. 基面整正を含み、掘削した土砂を斜路等により運搬するか、段ばねする場

合は,別途計上する。

3. 水替が必要な場合は、別途計上する。

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3)人力岩石掘削歩掛

(10 当たり)â

区 分名 称 規 格 単位

軟岩( )B 軟岩( ) 中硬岩 硬岩(Ⅰ)Ⅰ Ⅱ

特殊作業員 人 2.6 3.3 4.6 7.5

〃 1.3 1.7 2.3 3.8山 林 砂 防 工(〃)( 普 通 作 業 員 )

排出ガス対策型空気圧縮機運転 可搬式スクリュ-

5.0m /min 日 0.4 0.6 0.8 1.33

コンクリートブレーカ損料 20kg級 〃 1.7 2.2 3.2 5.2

諸雑費率 % 1 1 2 1

備考 1. 上表には法面整形(基面整正 、3m程度までの投棄、仮置又は積込作業)

を含むが、転石の小割手間は含まない。

2. コンクリートブレーカは4台分の延日数である。

3. 空気圧縮機の適用単価表は機-16とし、運転日当たり運転時間は

4.5時間とする。

4. 諸雑費はコンクリートブレーカの「ノミ」の損耗費として、労務費、運転

経費及び損料の合計額に上表の率を乗じた金額を上限として計上する。

4) 人力積込歩掛(10 当たり)â

土 質 区 分名 称 単位

砂・砂質土・ 岩塊・玉石 軟岩(Ⅰ)B、 中硬岩 硬岩(Ⅰ)、

粘性土、礫質土 軟岩(Ⅰ)A 軟岩(Ⅱ)

人 1.3 1.9 1.8 2.0 2.2山 林 砂 防 工

(〃)( 普 通 作 業 員 )

備考 1. 上表は、仮置された土砂又は岩石を人力により直接積み込むまでの作業に

適用する。

5) 人力盛土(埋戻し)歩掛(10 当たり)â

土 質 区 分名 称 単位

砂・砂質土、粘性土、礫質土 岩塊・玉石、軟岩(1)A

人 2.3 2.6山 林 砂 防 工

(〃)( 普 通 作 業 員 )

備考 1. 上表は、仮置された土砂を人力により3m程度までの範囲で投棄し、さら

に敷きならしするまでの一連の作業に適用する。

2. 小運搬が必要な場合は、別途計上する。

3. 締固めを必要とする場合で、盛土の場合は、林道編・歩11-5「標準機種で

は困難な場合の機械盛土 により振動ローラ歩掛 埋戻しの場合は 2-2-2」 、 、

「埋戻工」によりタンパ締固め歩掛を別途計上する。

4. 盛土法面整形は、別途計上する。

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2-2-2 埋戻工

(1) 適用範囲

本歩掛は、機械による埋戻し(敷均しを含む)及び締堅めの一連作業に適用する。

(2) 使用機械埋戻工に使用する機械は、次表を標準とする。

使 用 機 械(単位:台数)

工程 埋戻種別(W:基準埋戻幅)

A B C D機 械 名 規 格 摘 要

W2≧4m W1≧4m 1m W1<4m W1<1m≦区分

3クローラ型山積0.8m埋戻 (平均0.6m ) 1 1 1 -3

バックホウ3敷均 クローラ型山積0.45m

平均0.35m - - - 1( )3

ブルドーザ ガス ・ 15t 1 - - -排出 対策型 普通 級

締固 振動ローラ ハンドガイド式0.8~1.1t - 1 1 -

タ ン パ 60~80kg - 1 1 1

備考 1. 埋戻幅W1とは 大埋戻幅、埋戻幅W2とは 小埋戻幅を表し、下図のとおりとする。なお、擁壁等で前背面の 大埋戻幅が異なる場合は、広い方の領域を基準とし、狭い方も同一歩掛を適用するものとする。

2. 埋戻幅W2が4m以上の場合は、埋戻種別Aを適用するものとする。3. 機械等の搬入が困難な場合、又は締固めを伴わない作業等で、上表によるこ

とが著しく不適当と判断される場合は、別途考慮する。

W2

W2 W2

W2 W2 W2 W2

W2W2

W2 W2

W1

W1

W1

W1 W1W1

W1W2

W1 W1

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(3) 施工歩掛

1) 埋戻工 (100m 当たり)3

単 埋戻種別(W:基準埋戻幅)

A B C D名 称 規 格 摘 要

W2≧4m W1≧4m 1m W1<4m W1<1m≦位

4.0敷均し補助作業山 林 砂 防 工 人 ― 1.6 4.0

(7 0)( 普 通 作 業 員 ) .

排出ガス対策型・クローバックホウ運転 ラ型山積0.8m h 2.0 2.8 4.0 ―3

(平積0.6m )3

排出ガス対策型・クロー 6.0バックホウ運転 ラ型山積0.45m 〃 ― ― ―3

(平積0.35m ) (―)3

ブルドーザ運転 普通15t級 〃 2.0 ― ― ―

振動ローラ運転 ハンドガイド式日 ― 0.92 1.35 ―

0.8~1.1t

タンパ締固め 60~80kg m ― 4.0 10.0 1003

備考 1 本歩掛には、はねつけから締固めまでの作業を含む、 、( ) 。2 埋戻工Dにおいて はねつけ機械の搬入が困難な場合は 内の数値とする

3 タンパは、賃料とする。

2) タンパ締固 (100m 当たり)3

名 称 規 格 単位 数 量 摘 要

人 3.0 補助労務山 林 砂 防 工

( 普 通 作 業 員 )

タンパ運転 60~80kg 日 3.0

(4) 機械運転単価表

機械名 規 格 適用単価表 指 定 事 項

バックホウ ガス ・クローラ 0.8m3( 0.6m3) 機-1排出 対策型 型山積 平積

バックホウ ガス ・クローラ 0.45m3( 0.35m3) 機-1排出 対策型 型山積 平積

ブルドーザ 排出ガス対策型・普通15t級 機-1

振動ローラ ハンドガイド式0.8~1.1t 機-31 運転労務数量→1.0燃料消費量→5.2機械賃料数量→1.44

タ ン パ 60~80kg 機-31 運転労務数量→1.0燃料消費量→4.5機械賃料数量→1.38主燃料→ガソリン運転時間→5h/日

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2-2-3 人力法面整形

本歩掛は、人力による切土整形に適用する。

(1) 人力による切土法面整形歩掛

(100㎡当たり)

土 質

砂 ・ 砂 質 土 軟 岩 ( Ⅰ ) B

名 称 規 格 単 位 粘 性 土 軟 岩 ( Ⅱ )

礫 質 土 中 硬 岩

岩 塊 ・ 玉 石 硬 岩

軟 岩 ( Ⅰ ) A

人 0.7 1.9世 話 役

〃 ― 5.1特 殊 作 業 員

〃 5.9 6.5山 林 砂 防 工

(普通作業員)

諸 雑 費 率 % ― 9

備考 1. 本歩掛には、残土の積込、運搬並びに法面保護は含まない。

2. 諸雑費は、空気圧縮機賃料、ピックハンマ賃料、ノミの損耗費であり、労務

費の合計に上表の率を乗じた金額を上限として計上する。

3. 一度法面整形を完成した後、局部的に浸食・崩壊を生じた場合、保護工を施

工する前に行う整形作業(二次整形)にも適用する。

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(2) 人力による築立(土羽)整形本部掛は、土羽土部分の敷ならし・締固め及び整形を人力で行う場合に適用する。

人力による築立(土羽)整形(100㎡当たり)

名 称 規 格 単位 摘 要土 質

砂及び砂質土・粘性土

世 話 役 人 0.8

山 林 砂 防 工〃 4.3

(普通作業員)

タ ン パ 運 転 自重60~80㎏ 日 0.8

備考 1. 本表には、土羽土の搬入等は含まない

2. 本表には、土羽土の小運搬(20m程度)及び残土を本体盛土へ排土する作業

を含む。

(3) 機械による築立(土羽)整形歩掛

土羽部分の敷きならし締固め及び整形をバックホウで行う場合に適用する。

機械による築立(土羽)整形歩掛(100㎡当たり)

土 質名 称 規 格 単 位

粘 性 土 礫 質 土砂及び砂質土

世 話 役 人 0.4

山 林 砂 防 工〃 0.9

(普通作業員)

バ ッ ク ホ ウ 運 転 h 4.0(法面バケット付き)山積0.8 (平積0.6 )â â

備考 1. 本歩掛には、土羽土の搬入等は含まない。

2. 本歩掛には 土羽土の小運搬(20m程度)及び残土処理を本体盛土部へ排土、

する作業を含む。

3. バックホウ(のり面バケット付き)損料はバックホウ(クローラ型)損料と

同額とする。

盛土量の総計は 下図に示すA(盛土本体部)とB(土羽土)の合計であるが Bの部、 、

分に係る敷ならし及び締固めについては盛土法面整形歩掛が適用されるため Aの部分に、

係る敷ならし 締固めのみ盛土歩掛を適用する。、

土羽打工断面

30㎝

A(盛り土本体部)B(土羽土)

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2-2-4 機械法面整形

(1) 切土法面整形歩掛

( )機械による切土整形歩掛表 100㎡当たり

土 質

名 称 規 格 単位 岩塊・玉石砂

軟 岩(Ⅰ)A砂 質 土 礫 質 土

粘 性 土

世 話 役 人 0.3 0.5 0.6

〃 2.0 2.1 3.1山 林 砂 防 工( 普 通 作 業 員 )

バックホウ運転経費 山積 0.28 時 5.3 7.0 9.6â(平積 0.20 )â

〃 山積 0.45 〃 4.3 5.6 8.2â(平積 0.35 )â

〃 山積 0.80 〃 3.2 4.2 6.8â(平積 0.60 )â

備考 1. 本表には、残土の積込み、運搬及び法面保護は含まない。

2. 二次整形を必要とする場合は、人力施工とする。

3. 地形、作業条件の難易により、本表により難い場合は別途積算することがで

きる。

(2) 盛土法面整形歩掛(削り取り整形)

機械による削り取り整形

築立(土羽)部を本体と同一材料(土)で同時に施工し、バックホウで法面部を削り取

りながら締固め整形する場合に適用する。

( ) ( )1) 盛土法面整形 土羽打 歩掛表 100㎡当たり

名 称 規 格 単位 摘 要土 質

礫質土砂,砂質土・粘性土

世 話 役 人 0.1 0.1

山 林 砂 防 工 〃 0.7 0.5(普通作業員)

法面バケットバックホウ運転経費 山積 0.28 h 4.4 3.9â付(平積 0.20 )â

〃 山積 0.45 〃 3.5 3.1â(平積 0.35 )â

〃 山積 0.80 〃 2.6 2.3â(平積 0.60 )â

備考 1. バックホウ(法面バケット付)損料はバックホウ(クローラ型)損料と同額

とする。

2. 本歩掛には残土の積込み、運搬及び法面保護は含まない。

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2-2-5 タンパ締固め歩掛

タンパ締固め歩掛 (1日当たり)

名 称 規 格 単 位 数 量

特 殊 作 業 員 人 1.0

機 械 賃 料 60 ~ 80 ㎏ 日 1.38

ガ ソ リ ン 4.5ç

備考 1.タンパの1日当たり運転時間は土工事では5h/日とする。

2. 円

3.関連 (3)-2) タンパ締固 当たり2-2-2 â

2-2-6 土砂掘削面整形歩掛

(100㎡当たり)

砂・砂質土 岩塊・玉石 軟岩(Ⅰ)A土質 礫 質 土

職種 粘 性 土

世 話 役 0.3 人 0.4 人 0.5 人 0.7 人

山 林 砂 防 工2.0 2.3 3.1 3.7

(普通作業員)

備考 本表は機械施工のコンクリート構造物の基礎面について計上する。

2-2-7 片 切 掘 削(人力併用機械掘削)

(1) 機種の選定(機種、規格は次のとおりとする )。

機 種 規 格 単 位 数 量

バックホウ クローラ型山積0.80 (平積0.6 ) 台 1â â

(2) 施工歩掛(10 当たり)â

名 称 単 位 砂、砂質土、粘性土、礫質土 軟岩Ⅰ(A)

山 林 砂 防 工人 0.40 0.80

(普通作業員)

バックホウ h 0.27 0.36

備考 本歩掛は掘削までとし、法面整形は含まない。

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2-3 岩 石 工

掘削工法の選定2-3-1

岩石掘削工法の選定は次による。

岩石掘削工法の選定

YES

軟岩(Ⅰ)Aか?

NO

NO

山地治山工か?

YES オープン NO

、カットか?(あき5m以上

延長20m以上)

YES掘削範囲は

NO 軟岩(Ⅰ)Bか?火薬の使用 機械走行面より

← YESが可能か? 上下に5m

以内か?NO

YES NO

軟岩(Ⅰ)Bか? NO火薬の使用

が可能か?NO YES

YES

YES

機 人 小 岩 岩 リ 大 片 片

( (

械 力 規 石 石 ッ 型 火 人

土 掘 模 掘 掘 パ ブ 薬 切 力 切

工 削 岩 削 削 掘 レ 併 併

石 削 用 掘 用 掘

( ( ー

工 火 機 カ 機 機

薬 械 19 掘 械 削 械 削

t 削 掘 掘

) )

削 削) )

「山地治山岩石工」 「一 般 岩 石 工」

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2-3-2 山地治山工岩石工

(1) 岩石掘削(火薬) (10 当たり)â

土質・岩質分類名 称 規 格 単位

軟岩(Ⅱ) 中硬岩 硬岩(Ⅰ) 転 石軟岩( )BⅠ

世 話 役 人 0.2 0.2 0.3 0.3 0.3

削 岩 工 〃 0.4 0.7 0.7 1.0 1.6

特 殊 作 業 員 〃 0.7 0.8 0.8 1.1 0.8

山 林 砂 防 工 〃 0.6 0.6 0.9 0.9 0.3

火 薬 榎2号(100g/個) ㎏ 0.9 1.7 1.9 2.4 1.7

雷 管 個 5 8 12 12 10電気雷管瞬発式脚線長3.0m

空気圧縮機運転 日 0.1 0.1 0.2 0.2 0.4可搬式エンジン5.0 /minâ

削 岩 機 損 料 レッグハンマ30㎏ 〃 0.2 0.2 0.3 0.4 0.8

諸 雑 費 率 % 4 5 5 5 7

備考 1. 歩掛には、仕上掘削を含む。

2. 労務費には空気圧縮機、さく岩機の運転歩掛を含む。

3. 諸雑費は、ロッド、ビット等の消耗費であり、労務費、材料費、機械経費、機

械損料及び賃料の合計額に上表の率を乗じて得た金額を計上する。

4. レッグハンマは2台分の延日数である。

。 。5. 空気圧縮機は賃料とする 空気圧縮機の運転日当り運転時間は4.5時間とする

6. 表土除き、伐根、爆破後の岩破砕片の集積、積込、岩盤清掃等の作業は、別途

に計上する。

7. 上表により難い場合は、別途考慮する。

機 種 規 格 備 考

â ç ç空 気 圧 縮 機 吐出量5.0 /min 軽油7.4 ×4.5H=33

削 岩 機 30㎏級 レッグハンマ損料 円/日(1,050)

1,000

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(2) 小規模岩石工

火薬使用の岩石掘削歩掛 (10 当たり)â

名 称 世 さ 特 山 火 雷 さ 諸 空機

械殊 気林 く

話 作 雑 圧く 岩

砂 機岩 経業 縮防 損岩 分 類 単 役 工 員 工 薬 管 料 費 機費

位人 人 人 人 ㎏ 個 日 % 日

軟 岩 (Ⅰ) B 0.10 0.40 0.40 2.40 0.90 5.00 0.20 4 0.20

軟 岩 (Ⅱ) 0.10 0.80 0.80 2.40 1.70 8.00 0.30 5 0.30

中 硬 岩 0.10 1.20 1.20 2.60 1.90 0.30 5 0.3012.00

硬 岩 0.10 1.30 1.30 3.70 2.40 0.40 5 0.4012.00

備考 1. 本表は、50 未満の小規模な岩掘削に適用し、法面整形を含む。â

2. 労務費には、空気圧縮機、さく岩機の運転歩掛を含む。

3. 諸雑費は、ロッド、ビット等の損耗費であり、労務費、材料費、機械経費、

機械損料及び賃料の合計額に上表の率を乗じて得た金額を計上する。

4. 機種、規格及び台数は次表を標準とする。

機 種 規 格 備 考

ç ç空 気 圧 縮 機 吐出量 3.7㎡/min 軽油4.9 ×5 H=25

さ く 岩 機 30㎏級 レックハンマ 損 料 円/日(1,050 )

1,000

5. 空気圧縮機は賃料とし、運転日当り運転時間は5時間とする。

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(3) 人力掘削歩掛

機械施工ができない箇所及び火薬による破砕ができない箇所の人力掘削歩掛は、次表

とする。

人力掘削歩掛 (10 当たり)â

土質・岩質分類名 称 規 格 単位

軟岩( )B 軟岩( ) 中硬岩 転 石Ⅰ Ⅱ

特 殊 作 業 員 人 3.0 3.3 4.2 2.4

山 林 砂 防 工 人 2.0 2.3 2.9 1.7

空気圧縮機運転 可搬式5 /min 日 1.0 1.1 1.4 0.8â

ピックハンマ損料 (135)

削 岩 機 損 料 日 1.0 1.1 1.4 0.8軟岩 128円/日Ⅰ・Ⅱ

備考 1. 上表は、切崩し及び掘り起こし作業の他、法面整形(基面整正 、3m程度まで)

の投棄、仮置又は積込作業を含む。

2. 上表の労務には、空気圧縮機、削岩機の運転を含む。

3. 空気圧縮機は賃料とする。

空気圧縮機の運転日当り運転時間は6時間とする。

ç ç4. 軽油7.4 ×6H=44

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(4) 岩石掘削(機械)歩掛

大型ブレーカ使用の岩石掘削歩掛は、次表とする。 (10 当たり)â

土 質 ・ 岩 質 分 類規 格 名 称 単位

軟岩( ) 中硬岩 転 石軟岩( )B 硬岩( )Ⅰ ⅠⅡ

大型ブレーカ運転 h 1.17 1.27 2.10 2.60 2.00油圧式 1,300㎏級

諸 雑 費 率 % 7 12 26 27 12

大型ブレーカ運転 h 1.67 1.85 2.78 3.33 2.50油圧式600~800㎏級

諸 雑 費 率 % 5 12 25 29 13

備考 1. 作業範囲は、機械走行面より上下に5m以内とする。

2. 上表には、破砕片除去、法面整形は含まない。

3. 大型ブレーカのベースマシンは、バックホウ油圧式クローラ型とし1,300㎏

級ブレーカについては、0.8 型、600~800㎏級ブレーカーについては、0.45â

型とする。â

4. 転石歩掛は、粒径50㎝程度の大きさに破砕するものである。

5. 大型ブレーカ用バックホウ運転1時間当り運転経費の補正係数は+0.25とす

る。

ただし、軟岩(Ⅰ)B及び軟岩(Ⅱ)を掘削する場合の補正係数は+0.10とする。

6. 諸雑費率は大型ブレーカ用チゼル損耗費であり、大型ブレーカ運転経費に上

表の率を乗じた金額を上限として計上する。

大型ブレーカ(バックホウ装着)運転1時間当たり単価表

№ 単 価 表大型ブレーカ運転経費(バックホウ装着) 1時間当り

構造

共単名 称 形状寸法 数 量 単位 単 価 金 額 備 考

番号

特 運 0.17 人

2-1-4軽 油 ç

による

1.0 時間バックホウ

â損 料

㎏ 日大型ブレーカ

損 料

合 計

大型ブレーカー損料

規 格 600~800 ㎏級 1,300 ㎏級

(11,900) (19,800)損料(日) 11,200 18,700

1 1 730h/120日=6.11 時 間 当 り 日 日

6.1 6.1 1/6.1=0.164

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2-3-3 一般の岩石工

1. 機械損料の補正

岩石工に使用されるショベル系掘削機、ブルドーザ、ダンプトラックについては、作業

、 、 。条件が苛酷で機械の損耗がはげしいので 運転1時間当たり損料を 次表により補正する

補正値

軟岩( )B 軟岩( ) 中硬岩,硬岩(Ⅰ) 摘 要岩分類

Ⅰ Ⅱ,機種

+0.10 +0.25ショベル系掘削機

ブ ル ド ー ザ - +0.25 ブルドーザ(リッパ装置付)は除く

ダンプトラック - +0.25 専用ダンプは除く

備考 1. 軟岩(Ⅰ)B、軟岩(Ⅱ)の掘削後の押土、積込及び運搬用機械は補正しない。

2. 硬岩(Ⅱ)の掘削は、施工実態を考慮し別途決定する。

2. 機種の選定

各掘削法による規格は、次表を標準とする。

掘削法 機械名 規 格 単位 数量 摘 要

リッパ掘削 18t級 台 1 備考 1リッパ装置付ブルドーザ

油圧式 〃 1大型ブレーカ掘削 大型ブレーカ

ロッド規格径22㎜、 =1.5mレッグハンマ 30㎏級 〃 2

ç

ピット規格22㎜用 径34㎜

空気圧縮機 〃 1可搬式スクリュ5.0 /minâ片切掘削

バックホウ クローラ型山積0.8 〃 1 備考 2(火薬併用機械掘削)

â( )平積0.6â

油圧式1,300㎏級 〃 1 備考 2大型ブレーカ

空気圧縮機 〃 1可搬式スクリュ5.0 /minâ

コンクリートブレーカ 20㎏級 〃 4片切掘削

バックホウ クローラ型山積0.8 〃 1 備考 2(人力併用機械掘削)

â( )平積0.6â

油圧式1,300㎏級 〃 1 備考 2大型ブレーカ

備考 1. リッパ装置付ブルドーザ規格は、軟岩(Ⅰ)で掘削量5000 未満の場合19tとâ

する。

2. 岩分類で軟岩(Ⅰ)の場合はバックホウ、軟岩(Ⅱ)以上の場合は大型ブレーカ

とする。

3. 大型ブレーカのベースマシンは、バックホウクローラ型山積0.8 (平積0.6â

)とする。â

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3. 施 工 歩 掛

(1) リッパ掘削

リッパ掘削はオープンカットに適用する。なお、作業は作業面をリッピング作業した

後、押土を行い、補助として大型ブレーカを使用する。作業時間はリッピング作業と押

土作業の合計時間とし、次式による。

H = H + (h/10 )S R10

âBQ

H :リッパ掘削押土10 当り運転時間(h/10 )S â â

H :リッパ掘削10 当り運転時間(h/10 )R â â

Q :押土1時間当り作業量( /h)B â

諸雑費は、大型ブレーカ運転経費、大型ブレーカ用チゼル損耗費の費用であり、リッ

パ装置付ブルドーザ運転経費及び機械損料に次表の率を乗じた金額を上限として計上す

る。

諸雑費率 (%)

リッパ装置付ブルドーザ規格 軟 岩 (Ⅰ) B

18t級 5

① リッパ掘削10 運転時間(H )â R

岩分類別の掘削歩掛は、次表を標準とする。

リッパ掘削歩掛 (10 当たり)â

名 称 規 格 単位 軟 岩 (Ⅰ) B

リッパ装置付ブルドーザ運転 18t級 h 0.12

備考 1. 歩掛は、リッピング長及びリッパ爪数にかかわらず上表による。なお、押土

作業歩掛は含まない。

2. 上表には、法面整形の歩掛は含まない。

② 押土1時間当たり作業量(Q )H

、 、押土はブルドーザの掘削押土作業能力により求め 押土距離は10~30mの範囲とし

通常は20mを標準とする。ただし、10~30mの範囲を超えて、押土を行う場合は当該

距離による。

なお、運搬機械に積込むための集積作業の押土距離は20mを標準とする。

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(2) 大型ブレーカ掘削

① 大型ブレーカによる掘削

岩分類別の掘削歩掛は、次表とする。

大型ブレーカ掘削歩掛 (10 当たり)â

岩 分 類施 工 形 態 名 称 規 格 単位

中硬岩 硬岩(Ⅰ)

オープンカット 大型ブレーカ運転 油圧式1,300㎏級 h 1.35 1.75

損 耗 品 チ ゼ ル 損 耗 費 1,300㎏級用 本 0.05 0.07

備考 1. 作業範囲は、機械走行面より上下に5m以内を標準とする。

2. 上表は、転石の小割には適用しない。

3. 上表には、破砕片除去、法面整形は含まない。

② 大型ブレーカによる床掘

岩分類別の床掘歩掛は、次表とする。

大型ブレーカ床掘歩掛 (10 当たり)â

単 岩 分 類施 工 形 態 名 称 規 格

位 軟岩(Ⅰ)B 軟岩(Ⅱ) 中硬岩 硬岩(Ⅰ)

Ⅰ 油圧式1,300㎏級 h 0.82 1.02 1.35 1.75床 掘

大型ブレーカ運転

Ⅱ 〃 〃 〃 1.59 1.96 2.56 3.45

損 耗 品 チ ゼ ル 損 耗 費 1,300㎏級用 本 0.01 0.01 0.05 0.07

備考 1. 床掘(Ⅰ)は、掘削箇所に大型ブレーカが入り作業できる場合に適用する。

2. 床掘(Ⅱ)は、掘削箇所に大型ブレーカが入れない場合で、掘削箇所の外から

作業する場合に適用する。

3. 上表には、破砕片除去、法面整形は含まない。

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(3) 片切掘削(火薬併用機械掘削)

岩分類の掘削歩掛は次表を標準とする。

片切掘削(火薬併用機械掘削)歩掛 (10 当たり)â

名 称 規 格 単位 軟岩( ) 中硬岩 硬岩( )Ⅱ Ⅰ

世 話 役 人 0.06 0.08 0.11

削 岩 工 〃 0.24 0.31 0.44

特 殊 作 業 員 〃 0.12 0.15 0.22

山 林 砂 防 工〃 0.06 0.08 0.11

( 普 通 作 業 員 )

火 薬 榎2号 ㎏ 0.23 0.31 0.39

雷 管 個 0.95 1.30 1.66電気雷管・瞬発脚線長3.0m・6号

レッグハンマ損料 30㎏級損料 円/日 日 0.12 0.15 0.22(1,080)1,030

空 気 圧 縮 機 運 転 〃 0.06 0.08 0.11可搬式スクリュ5.0 /minâ

大型ブレーカ運転 油圧式1,300㎏級 〃 1.11 1.46 1.90

チ ゼ ル 損 耗 費 1,300㎏級用 本 0.01 0.04 0.06

諸 雑 費 率 % 1 1 1

備考 1. 上表には法面整形、破砕片除去、押土、積込作業は含まない。

2. 空気圧縮機の運転日当り運転時間は4.5時間とする。

3. レッグハンマは、2台分の延日数である。

4. 諸雑費はロッド、ビット損耗費、発破器具費用であり、労務費、材料費、損

料、運転経費及び損耗費の合計額に上表の率を乗じた金額を上限として計上す

る。

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(4) 片切掘削(人力併用機械掘削)

① 適 用 範 囲

機械掘削(大型ブレーカ掘削、バックホウ掘削)と人力掘削(コンクリートブレー

カによる掘削)の組合せにより岩を掘削する工法に適用する。

② 機 種 の 選 定

機種、規格は次表を標準とする。

機種の選定

機 械 名 規 格 単位 数 量 摘 要

空 気 圧 縮 機 可搬式スクリュウ5.0 /min 台 1â

20㎏級 〃 4コンクリートブレーカ

バ ッ ク ホ ウ クローラ型山積0.8 (平積0.6 ) 〃 1â â

大 型 ブ レ ー カ 油圧式1,300㎏級 〃 1

備考 岩分類で軟岩(Ⅰ)Bの場合はバックホウ、軟岩(Ⅱ)以上の場合は大型ブレーカと

する。

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③ 施 工 歩 掛

岩分類別の歩掛は、次表を標準とする。

片切掘削(人力併用機械掘削)歩掛 (10 当たり)â

名 称 規 格 単位 摘 要

数 量

硬 岩軟岩(Ⅰ)B 中硬岩軟 岩(Ⅱ) (Ⅰ)

特 殊 作 業 員 人 0.45 0.59 0.83 1.41

山 林 砂 防 工〃 0.17 0.25 0.34 0.64

( 普 通 作 業 員 )

空気圧縮機運転 日 0.05 0.09 0.13 0.23可搬式スクリュウ5.0 /minâ

20㎏級コ ン ク リ ー ト

〃 0.28 0.38 0.57 0.97ブ レ ー カ 損 料

損料標準 円/日(203)193

バックホウ運転 h 1.06 - - -クローラ型山積0.8â

(平積0.6 )â

大型ブレーカ運転 油圧式1,300㎏級 〃 - 1.11 1.46 1.90

チ ゼ ル 損 料 費 1,300㎏級用 本 - 0.01 0.04 0.06

諸 雑 費 % 1.00 1.00 1.00 1.00

備考 1. 上表には法面整形、破砕片除去、押土、積込作業は含まない。ただし、軟岩

(Ⅰ)Bのバックホウ掘削は、破砕片除去を含む。

2. 空気圧縮機の運転日当り運転時間は4.5時間とする。

3. コンクリートブレーカは、4台分の延日数である。

、 、4. 諸雑費はコンクリートブレーカ用ノミの損耗費であり 労務費及び運転経費

損料、損耗費の合計額に上表の率を乗じた金額を上限として計上する。

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(可搬式スクリュー)2-3-4 空 気 圧 縮 機 械 経 費

(1日当たり)

3.5~3.7 5.0 /min 7.5 /min 10.5~11.0規 格

â â/min /min /min /min 摘 要â â â â

(26kw) (39kw) (59kw) (78kw)名 称

ç ç ç ç25 37 55 75(4.9) (7.4) (11) (15)

軽 油

機 械 賃 料

備考 1. 本表は、運転日運転時間が5時間の場合に適用する。

2. 運転日運転時間が5時間以外の軽油は ( )の数量に運転時間を乗じて求、

める。

なお、有効数字の第3位を四捨五入し、有効数字2桁とする (10 以上に。 ç

ついては、小数点1位を四捨五入し、単位止とする )。

2-3-5 岩盤掘削面整形歩掛

(10㎡当たり)

名 称 単 位 数 量 摘 要

世 話 役 人 0.15

山 林 砂 防 工 〃 0.30

特 殊 作 業 員 〃 0.30

諸 雑 費 率 % 17

備考 1. 本歩掛は、機械施工のコンクリート構造物の基礎面について計上する。

2. 土質区分は、軟岩Ⅰ(B)、軟岩Ⅱ等で亀裂等が発達し、機械により基礎面ま

で掘削することが困難な場合に適用する。

3. 諸雑費には,空気圧縮機、ピックハンマ等の費用とし、労務費の合計額に上

表の率を乗じた金額を上限として計上する。

2-3-6 岩 盤 清 掃 歩 掛

(10㎡当たり)

名 称 単 位 数 量 摘 要

世 話 役 人 0.1

山 林 砂 防 工 〃 0.4

諸 雑 費 率 % 19

備考 1. 本歩掛は、コンクリート打設面の岩盤を清掃する場合に適用する。

2. 諸雑費には、電力に関する経費、高圧洗浄機の運転費用とし、労務費の合計

額に上表の率を乗じた金額を上限として計上する。

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3. コンクリート工

…………………………………………………3-1 コンクリート式の標準強度 81

……………………………………………………………………3-2 適用範囲 82

…………………………3-3 コンクリート及びコンクリート材料の割増率 82

………………………………………………………3-4 投入打設工法の選定 83

…………………………………………………………3-5 人力投入打設歩掛 84

……………………………………………………3-6 コンクリート養生歩掛 85

………………………………………………………3-7 鉄筋(さし筋)歩掛 86

…………………………………………3-8 コンクリートポンプ車打設歩掛 87

………………………………………………3-9 クレーン車類投入打設歩掛 90

…………………………………………………………………3-10 型枠工歩掛 92

…………………………………………………………3-11 治山ダム用型枠歩掛 93

…………………………………………………………………3-12 その他型枠 94

……………………………3-13 残存型枠(治山ダム用・土留・擁壁用) 95

………………………………………………………3-14 残存型枠(パネル式) 97

………………………………………………………3-15 まく板パネル型枠 99

……………………………………………………3-16 内部型枠、化粧型枠 100

……………………………………………………3-17 水抜パイプ伏設歩掛 101

……………………………………………………3-18 鉄筋加工・組立歩掛 102

…………………………………………………………3-19 止水板設置歩掛 103

…………………………………………………………3-20 堤名板取付歩掛 103

…………………………………………………………3-21 打 継 面 清 掃 104

…………………………………………………………3-22 水平打継目処理 104

…………………………………………………………3-23 削 孔 歩 掛 105

………………………………………3-24 打継面処理(チッピング)歩掛 106

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- 81 -

3.コンクリート工

3-1 コンクリート式の標準強度

構造物の種類によるコンクリートの標準強度

1. 生コンクリート

備考 1. 水セメント比等から上表に示された以外のコンクリート及び特殊なコンク

リートを必要とする場合は別に定めるものとする。

2. 構造物の配合が耐久性、水密性等の条件から決まる場合は別途定めること

ができる。

3. コンクリートポンプ車による圧送コンクリートのスランプは8~12cmの範

囲とすることができる。

呼び強度 粗 骨 材 スランプ構 造 物 の 種 類 最大寸法

(㎜) ( )( )N/mm2 cm

重力式治山ダム及び土留工、護岸工、水路工、間詰及び袖かくし 18 40 8

無筋 重力式橋台及び橋脚、側溝、集水桝コン

コンクリートブロック(石)積(張)工の基礎クリート胴込及び裏込コンクリート 20、25

18 8法枠及び中埋コンクリート(井筒、函等の中詰 又は40を含む)

半重力式治山ダム工及び土留工 21 40 8

突桁又は扶壁式土留工橋台及び橋脚(半重力式を含む) 21 20又は25 8ラーメン橋、スラブ橋コンクリート

鉄筋コン スラブ橋(ホロースラブ橋を含む)PC橋 24 20又は25 8

クリート 非合成床板

PC桁(ポストテンション)横桁30 20又は25 8

合成桁床板

PC桁(ポストテンション)主桁 40 20又は25 8

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2. 現場混合コンクリート

現場混合コンクリートは、構造物の種類、施工条件等によって耐久性、水密性、強度

を基準に試し練りを実施して決定し、更に施工性,経済性を考慮して最も有利な配合を

定めることを原則とする。但し生コンクリート工場で使用している骨材の産地と同一骨

、 。材を使用する場合は 生コンクリート工場の配合表を参考にして決めてさしつかえない

3-2 適 用 範 囲

この歩掛は、次表に示すコンクリート構造物に適用する。

ただし、トンネル工、コンクリート舗装工、消波根固ブロック工、法枠工、橋台、橋梁

床板・ブロック(石)積(張)工の胴込及び裏込コンクリート及び別途定めのあるコンク

リート打設には適用しないものとする。

コンクリート構造物の分類

種 類 コンクリート構造物の種類

重力式治山ダム工(谷止、床固 ・護岸工等のマッシブな無筋構)

造物。単純な鉄筋を有する半重力式治山ダム工等の構造物。コン無 筋 構 造 物

クリート三面張流路工、帯工。

鉄 筋 構 造 物 鉄筋量の多い構造物。

㎡以下で連続している護岸工、治山ダム小 型 構 造 物 コンクリート断面積が1

の間詰、コンクリート量が1 構造物。â以下の点在する

注:治山事業に適用する(道路開設工事は除く 。)

3-3 コンクリート及びコンクリート材料の割増率

3-3-1 コンクリートの割増率 3-3-2 コンクリート材料の割増率

種 類 割 増 率 種 類 割 増 率

無筋構造物 4% セメント 1%鉄筋構造物 2% 砂 利 5%小型構造物 6% 砕 石 5%

砂 10%

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3-4 投入打設工法の選定

3-4-1 投入打設工法

コンクリート打設工法の選定に当たっては、打設構造物の形状、打設作業の連続性、ス

ランプ等の諸条件を総合的に検討の上、次表を標準として選定する。

備考 1. この表により難い場合は現地条件に適した工法を選定することができる。

3-4-2 使用機械

備考 1. クレーン車による打設工法は、トラッククレーンを標準とする。

また、バケットは0.6 を標準とする。â

2. クローラクレーンを使用する場合は、現場条件から打設高さを検討し、適当

なブーム長さを設定する。

打 設 条 件 打設工法構造物種別

コンクリート人力打設の条件以外でポンプ車打設が適している場合

ポンプ車打設無筋構造物

日打設量50 以下等で,クレーン車による打設が適しているâクレーン車打設

場合

日打設量が30 以下で、トラックミキサ車等からホッパ・シâュート類による直打ち又は人力運搬車・ケーブルクレーン等

鉄筋構造物 による運搬手段を用いて、コンクリートを打設することが適 人 力 打 設している場合。直打ちの範囲は、打設地上高が2m以下で、水平打設距離が10m以下の場合とする。

クレーン車による打設が適している場合。 クレーン打設

トラックミキサ車等からホッパ・シュート類による直打ち又小型構造物 は人力運搬車・ケーブル・クレーン等による運搬手段を用い

て、コンクリートを打設することが適している場合。 人 力 打 設直打ちの範囲は、打設地上高が2m以下で、水平打設距離が10m以下の場合とする。

使 用 機 械投入打設工法 摘 要

機 械 名 規 格

ベ ル ト コ ン ベ アシ ュ ー ト

人 力 ホ ッ パ人 力 運 搬 車 1.2輪車ケーブルクレーン

コンクリート 圧送能力 標準機種では圧送できないとブ ー ム 式 90~110 きは、能力の大きい機種を選â/h

ポ ン プ 車 定する。

ク レ ー ン 車 トラッククレーン 油圧伸縮ジブ型16t吊

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3-5 人力投入打設歩掛(10 )â当たり

名 称 単位 無筋構造物・鉄筋構造物 小型構造物

世 話 役 人 0.57 0.91

特 殊 作 業 員 人 0.79 1.00

山 林 砂 防 工人 1.25 2.65

(普通作業員)

諸 雑 費 率 % 7 4

備考 1. 人力運搬車による小運搬作業を必要とする場合は、小運搬距離15m以下で,

山林砂防工1.3人/10 を加算することができる。â

2. 上表には、シュート・ホッパの架設、移設等の作業を含む。

3. 諸雑費は、シュート・ホッパ、バイブレータ損料及び電力に関する経費等の

費用であり上表の労務費の合計額に諸雑費率を乗じた金額を上限として計上す

る。

4. コンクリート養生費、水平打継目処理費は、別途積算する。

5. ケーブルクレーンによる打設歩掛は上表を適用するものとする。

6. 山腹工のおいてコンクリート体積が100 未満のものについては、山林砂防â

工0.2人/10 及び特殊作業員の0.1人/10 を加算出来るものとする。â â

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3-6 コンクリート養生歩掛

1. 一般養生歩掛(10 )â当たり

名 称 単位 無筋構造物 鉄筋構造物 小型構造物

山 林 砂 防 工人 0.30 0.16 0.69

(普通作業員)

諸 雑 費 率 % 17 33 19

備考 1. この歩掛は、一般養生の場合であり、特殊養生(電気養生、冬期養生等)を

必要とする場合は、別途積算する。

2. 山林砂防工は、被覆、取除き、散水一切を含む。

3. 諸雑費は、シート、養生マット、角材、パイプ、散水等に使用する機械の損

料及び電力に関する経費等の費用であり、労務費の合計額に上表の率を乗じた

金額を上限として計上する。

2. 特殊養生歩掛

(1) 適 用 範 囲

本歩掛は 寒中コンクリートの養生に適用する。、

, 、 、鉄筋構造物はジェットヒータ養生、鉄筋構なお 養生方針は 給熱養生を標準とし

異形ブロック製作における養生は適用しない。造物以外は練炭養生を原則とする。

(2) 特 殊 養 生 工

1) 特殊養生工(練炭養生)

練炭による特殊養生歩掛は 次表による。、

特殊養生歩掛(練炭養生)

(10 )â当たり

名 称 単位 無筋構造物 鉄筋構造物 小型構造物

山 林 砂 防 工人 0.88 0.54 1.56

(普通作業員)

諸 雑 費 率 % 25 25 32

備考 1. 諸雑費は、練炭、コンロ、シート、養生マット、角材、パイプ等の費用であ

り、労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を上限として計上する。

2. 養生のための足場は、別途計上する。

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2) 特殊養生工(ジェットヒータ養生)

ア 機種の選定

機種・規格は、次表を基準とする。

機 種 規 格

ジェットヒータ 126MJ(30,100kcal)

イ 施工歩掛

ジェットヒータによる特殊養生歩掛は 次表による。、(10 )â当たり

名 称 単位 無筋構造物 鉄筋構造物 小型構造物

山 林 砂 防 工人 0.74 0.43 2.40

(普通作業員)

ジェットヒータ運転 h 30 28 157

諸 雑 費 率 % 13 28 33

備考 1. ジェットヒータは賃料とする。

2. 諸雑費は、電力に関する経費、シート、養生マット、角材、パイプ等の費用

であり、労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を上限として計上する。

3. 養生のための足場は、別途計上する。

ウ 運転時間

ジェットヒータによる特殊養生に要する施工機械運転日当たり運転時間は、次表に

よる。

( )h/日

名 称 無筋構造物 鉄筋構造物 小型構造物

ジェットヒータ運転 18.5 15.2 20.1

備考 ジェットヒータの運転時間当たり燃料消費量は、灯油3.6L/hとする。

3-7 鉄筋(さし筋)歩掛(100本当たり)

名 称 形状・寸法 数量 単位 備 考

( )鉄 筋 426.0 kg 1.4m×3.04kg=4.26kg 1本当り

世 話 役 0.09 人 加 工 2人/10t

鉄 筋 工 0.38 〃 〃 9人/10t

山 林 砂 防 工0.26 〃 〃 6人/10t

(普通作業員)

諸 雑 費 率 1 式 加工労務費の2%

普 通 作 業 員 0.55 人 建 込 13人/10t

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3- コンクリートポンプ車打設8

1. 機 種 の 選 定

コンクリートポンプ車の標準機種は、次表とする。

機 種 規 格

コンクリートポンプ車 ブーム式 90~110 /hâ

2. 作 業 能 力

コンクリートポンプ車打設の標準打設機械の作業歩掛は、次表を標準とする。

設 計 日 打 設 量 ( )â

条 件 30以上 45以上 60以上30未満 100以上

45未満 60未満 100未満

標準日打設量( /日) 25 35 50 75 130â

標準時間当たり 無筋構造物 10.0 14.0 16.0 20.0 25.0(1.0h) (0.714h) (0.625h) (0.50h) (0.40h)打 設 量

( /h) (A)â鉄筋構造物 8.0 11.0 12.0 14.0 20.0

備考 1. 設計日打設量は、構造物ごとの標準日打設量とする。ただし2以上の構造物

のコンクリート打設を同時に打設できる場合は、これを一群と考えて標準日打

設量を決定する。

2. 標準時間当たりの打設量は、スランプ、骨材粒径、圧送高さ、圧送距離、圧

±20%の範囲内で増減することができる。送の連続性等の条件により、

( )3. 打 設 歩 掛 10 当たりâ

区 分 世 話 役 特殊作業員 山林砂防工

打 設 (A) 無筋構造物 0.2 0.3 0.8

日打設量30 以上 鉄筋 〃 0.2 0.5 0.8â

打 設 (B) 無筋 〃 0.3 0.6 1.5

日打設量30 未満 鉄筋 〃 0.3 0.8 1.5â

備考 1. 上表には、ホースの筒先作業等を行う機械付補助労務を含む。

2. この歩掛には、30mほどの圧送管組立・撤去労働を含む。30m以上の圧送管

、 。組立・撤去を必要とする場合は 3-10-4の組立・撤去歩掛により計上する

3. 諸雑費は、バイブレータ、高周波発動発電機損料等の費用であり、上表の労

務費、機械損料及び運転経費の合計額に次表の諸雑費率を乗じて得た金額を上

限として計上する。

諸 雑 費 率 1%

4. コンクリート養生費は、別途積算する。

5. 山腹工においては、上表を適用せず、下表7を適用する。

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4. 圧送管組立・撤去歩掛(10m当たり)

山林砂防工(普通作業員) (人)延 長 (m)

組 立 撤 去

150 未 満 0.5 0.4150 以 上 0.3 0.3

備考 1. この歩掛は、圧送管実延長30m以上の部分に適用するもので、1現場当たり

1回仮設費として積算するものとする。

2. 圧送管の固定足場を必要とする場合は、別途積算する。

( ) 、 。3. 圧送管 パイプ の損料は 実延長30mを超える部分について別途積算する

4. 山腹工の場合は、組立0.26人・撤去0.20人を加算すること。

5. 投入打設単価表(10 当たり)â

名 称 規 格 単位 数量 摘 要

コ ン ク リ ー ト 10×(1+割増率)â

10コンクリートポンプ車運転 h 3-9-2 による。─

(A)

コ ン ク リ ー ト 養 生 費 3-6 による。â

諸 雑 費 式 1

世 話 役 人 3-9-3 による。

特 殊 作 業 員 〃

山 林 砂 防 工 〃

( 普 通 作 業 員 )

。水 平 打 継 目 処 理 材 費 式 3-7 3-21 3-22による

備考 1.(A)は、 3-10-2 の標準時間当たり打設量とする。

. 、 ( ) 。2 圧送管実延長30m以上の部分については 圧送管 パイプ 損料を積算する

3.圧送管損料はポンプ車の運転時間と一致させること。

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6. コンクリートポンプ車運転経費

( )1時間当たり

â â最大吐出量 /h区 分 単位 備 考

90~110 /hâ(199kW)

(8,330)機 械 損 料 円

7,890

軽 油 等 16.0ç

特 運 人 0.14

備考 モルタルは実態に応じて積算する。

7. 無筋・鉄筋構造物コンクリートポンプ車打設歩掛(10 当たり)â

設 計 日 打 設 量 ( )â

名 称 30以上 50以上 100以上 300以上30未満

50未満 100未満 300未満 600未満

標準日打設量( 日) 単位 15 40 70 160 370â

世 話 役 人 0.22 0.15 0.11 0.07 0.04

特 殊 作 業 員 〃 0.45 0.42 0.36 0.28 0.27

山 林 砂 防 工〃 0.92 0.64 0.47 0.31 0.20

(普通作業員)

コンクリートポンプ車運転 h 1.29 0.92 0.68 0.43 0.25

諸 雑 費 率 % 1 1 1 1 1

備考 1. 上表には、ホースの筒先作業等を行う機械付補助労務を含む。

2. コンクリートポンプ車から作業範囲30mを超える場合は、超えた部分の圧送

管損料を計上する。

3. 諸雑費は、バイブレーター損料及び電力に関する経費等の費用であり、上表

の労務費、コンクリートポンプ車損料及び運転経費の合計額に上表の率を乗じ

た金額を上限として計上する。

4. 山腹工においてコンクリート体積が100 未満のものについては、山林砂防â

工0.2人/10 及び特殊作業員0.1人/10 を加算できるものとする。â â

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3-9 クレーン車類投入打設

1.投入打設歩掛

クレーン車打設歩掛 (10 当たり)â

名 称 単位 無筋構造物 鉄筋構造物 小型構造物

世 話 役 人 0.2 0.2 0.8

特 殊 作 業 員 〃 0.6 0.8 2.5

山 林 砂 防 工 〃 0.7 0.9 3.3

トラッククレーン運 日 0.20 0.27 0.79転日数又はクローラク レ ー ン 運 転 時 間 h 1.4 1.9 5.5

諸 雑 費 率 % 2 2 2

備考 1. 上表には、運搬バケットへのコンクリート積込及び玉掛作業等を行う機械付

補助労務を含む。

2. トラッククレーン及びクローラクレーンは賃料とする。

3. 諸雑費は、バイブレータ、コンクリートバケット損料等の費用であり上表の

労務費及びクレーン車の機械損料(トラッククレーンについては賃料 、運転)

経費の合計額に諸雑費率を乗じた金額を上限として計上する。

4. コンクリート養生費は別途積算する。

5. 山腹工においては、上表を適用せず、次表を適用する。

2. 小型構造物クレーン車打設

小型構造物クレーン車打設の標準機種は、トラッククレーンとし現場状況によりクロ

ーラクレーンを選定することができる。

小型構造物クレーン車打設範囲

0.6 バケットâ

名 称 規 格 打 設 範 囲

打 設 高 さ 水平打設距離

油圧伸縮ジブ型16t吊 約17m以下 約17m以下

油圧伸縮ジブ型20t吊 約25m以下 約18m以下トラッククレーン

油圧伸縮ジブ型25t吊 約25m以下 約20m以下

油圧伸縮ジブ型35t吊 約28m以下 約20m以下

クローラクレーン 油圧駆動式ウィンチ50t吊 約30m以下─

備考 1. クローラクレーンを使用する場合は、現場条件から打設高さを検討し、適当

なブーム長さを設定する。

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3. 小型構造物クレーン車打設歩掛

( )10 当たりâ

名 称 単位 30 未満â

世 話 役 人 0.90

特 殊 作 業 員 〃 1.02

山 林 砂 防 工〃 3.25

( 普 通 作 業 員 )

トラッククレーン又はクローラ 日 0.56クレーン運転日数

諸 雑 費 率 % 4

備考 1. クレーン車打設歩掛の備考1~3を準用する。

2. バケット容量V=0.6 を標準とする。â

4. 投入打設単価表(10 当たり)â

名 称 規格 単位 数量 摘 要

コ ン ク リ ー ト 10×(1+割増率)â

クレーン車運転時間又は運 日又は 3-9-1 による

転時間 h

コ ン ク リ ー ト 養 生 費 3-6 によるâ

世 話 役 〃

特 殊 作 業 員 〃 3-9-1 による

山 林 砂 防 工 〃

諸 雑 費 式

水 平 打 継 目 処 理 材 費 〃 3-7 3-21 3-22 による

備考 1.上記単価表は渓間工用であり、山腹工の単価表は 3-9-1 を

3-9-3 に、水平打継目処理剤費は 3-21 3-22 を積算する。

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型 枠 工

型 枠 工3-10

構造物施工にかかる平均設置高30m以下の型枠工に適用する。

鋼橋床版、コンクリート桁、トンネル等で標準歩掛(型枠工)の設定されている工種に

は適用しない。

施 工 概 要

施工フローは下記を標準とする。

→ → → → →

↑ ↑

化粧型貼付 化粧型枠剥離 (化粧型枠とする場合)

備考 本歩掛で対応しているのは、実線部分のみである。

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治山ダム型枠3-11

(1) 適用範囲

この歩掛は、渓間構造物のうち、谷止、床固工の本体等に適用する。

(2) 施工歩掛

(10㎡当たり)

数 量 摘 要名 称 単位

設置・撤去 撤去

世 話 役 人 0.29 0.09

型 わ く 工 〃 1.57 0.38

山 林 砂 防 工 〃 1.36 0.35

(ケーブルクレーン運転) (日) (0.3) (0.08)

諸 雑 費 率 % 40 20

% (20) -( )

備考 1 諸雑費は、型枠材(鋼製又は合板 、型枠用金物、組立支持材、剥離剤及び電)

気ドリル、電動ノコギリ、電力、仮設材の持上(下)機械運転に要する費用であ

り、労務費の合計額に上表の率を乗じて得た金額を上限として計上する。

2 設置・撤去における仮設材の持上(下)機械にケーブルクレーンを用いる場合

は、上表の(ケーブルクレーン運転)及び諸雑費率(20%)を用いる。

3 鋼製型枠材の最低使用日数は30日間、型枠用合板1枚当たりの使用回数は、

2.3回、10㎡/2.3回としている。

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その他型枠3-12

(1) 一般型枠の施工歩掛

一般型枠の製作・撤去にかかる施工歩掛は、次表とする。

(100㎡当たり)

名 称 単位 鉄筋・無筋構造物 小型構造物

世 話 役 人 3.1 3.5

型 枠 工 〃 15.7 13.5

山 林 砂 防 工〃 10.0 11.1

( 普 通 作 業 員 )

諸 雑 費 率 % 23 15

備考 1. 本歩掛は、水抜きパイプの設置、はく離剤塗布及びケレン作業を含むもので

あるが、水抜きパイプの有無に関わらず適用できる。

2. 上記歩掛は、半径5m以下の円形部分には適用しない。

3. 諸雑費は、型枠用合板、鋼製型枠、型枠用金物、組立支持材、はく離剤及び

電気ドリル、電気ノコギリ損料、電力に関する経費、仮設材の持上(下)げ機

械に要する費用であり、労務費の合計額に上表の率を乗じた額を上限として計

上する。

4. 水抜きパイプ材料は、必要量を別途計上する。

(2) 合板円形型枠の製作・設置・撤去歩掛

、 。半径5m以下の合板円形型枠の製作・設置・撤去にかかる施工歩掛は 次表とする

(100㎡当たり)

名 称 単位 鉄 筋 構 造 物 無 筋 構 造 物

世 話 役 人 4.4

型 枠 工 〃 20.6

山 林 砂 防 工〃 17.5

(普通作業員)

諸 雑 費 率 % 14

備考 1. 上記歩掛は、水抜きパイプの設置、はく離剤塗布及びケレン作業を含むもの

であるが、水抜きパイプの有無に関わらず適用できる。

、 、 、 、 、2. 諸雑費は 型枠用合板 型枠用金物 組立支持材 はく離剤及び電気ドリル

電気ノコギリ損料、電力に関する経費、仮設材の持上(下)げ機械に要する費

用であり、労務費の合計額に上表の率を乗じた額を上限として計上する。

3. 水抜きパイプ材料は、必要量を別途計上する。

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(3) 均し基礎コンクリート型掛

、 。均し基礎コンクリート型枠の製作・設置・撤去にかかる施工歩掛は 次表とする

(10㎡当たり)

名 称 単位 数 量

世 話 役 人 0.1

型 枠 工 〃 1.0

山 林 砂 防 工 〃 0.4

( 普 通 作 業 員 )

諸 雑 費 率 % 18

備考 1. 上記歩掛には、はく離剤塗布及びケレン作業を含む。

2. 諸雑費は、型枠材及びはく離剤等の費用であり労務費の合計額に上表の率を

乗じた金額を上限として計上する。

丸太式残存型枠(治山ダム用・土留・擁壁用)3-13

(1) 1 適用範囲(治山ダム)

本歩掛は、内部支持材(引張材を含む )に丸太を現地で固定して組み立てる残。

存型枠工で、治山ダムの本体及び本体と一体的に施工される場合の側壁、間詰等の

コンクリート構造物を施工する場合に適用する。

型枠材料として使用する丸太材の規格は、末口径8~14cm程度、長さは2~3m程度

を標準とする。

2 適用範囲(土留・擁壁)

本歩掛は、内部支持材(引張材を含む )に丸太を現地で固定して組み立てる残。

存型枠工で、土留工及び擁壁のコンクリート構造物を施工する場合に適用する。

型枠材料として使用する丸太材の規格は、末口径8cm~14cm程度、長さは2~3m程

度を標準とする。

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(2) 施工概要

施工フローは、下記を標準とする。

型 コ

型 枠 ン

枠 組 ク

材 立 リ

料 ・ |

搬 設 ト

入 置 打

備考 本歩掛で対応しているのは、実線部分のみである。

(3) 施工歩掛

丸太式残存型枠工の組立・設置にかかる施工歩掛は下表とする。

丸太式残存型枠工(治山ダム用)施工歩掛

(100m2当たり)

名 称 規 格 単位 治山ダム 土留・擁壁 摘 要

世 話 役 人 4.6 4.3

型 枠 工 〃 6.3 4.7

山 林 砂 防 工〃 17.8 12.9

(普通作業員)

末口径8~14cm程度丸 太 材 m 11.8 12.03

長さ2~3m程度

諸 雑 費 率 % 54 54

、 、 ( ) 、備考 1 諸雑費は 電気ドリル 丸太材の切揃え及び持上 下 げに係る機械経費

木材固定材・組立用金物等の組立支持材の費用であり、労務費の合計額に上

表の率を乗じた金額を上限として計上する。

2 本歩掛には、組立・設置に必要な材料等の20m程度の現場内小運搬を含む。

3 本歩掛に示す丸太材の数量を適用できない場合は、別途算出して適用する

ことができる

(参考) 丸太材料の使用量

丸太材は、施工において端部の切り揃え等によるロスが生じることから、丸太

材の数量を別途算出して設計量とする場合には、ロスを見込む必要がある。

設計量に対するロス率の補正は、次式により行うことができ、補正係数は、概

ね次表のとおりである。

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補正後設計量(m /100㎡)=設計(算出)数量(m /100㎡)×(1+K)3 3

K:補正係数

材 料 名 丸 太 材

補 正 係 数 +0.09

(4) 単価表

丸太式残存型枠工(治山ダム・擁壁・土留)単価表

(100㎡当たり)

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

世 話 役 人

型 枠 工 〃

山林砂防工〃

(普通作業員)

3丸 太 材 末口径8~14cm程度、長さ2~3m程度 m

諸 雑 費 式 1

木製パネル式残存型枠工3-14

(1) 適用範囲

本歩掛は、工場で加工丸太をパネル状に製作した型枠材を現地で組み立てる残存

型枠工で、治山ダム等のコンクリート構造物を施工場合に適用する。

木製パネルの規格は、縦0.30~0.90m、横1.50~1.90m程度を標準とする。

(2) 施工概要

施工フローは、次図を標準とする。

型 コ

型 枠 ン

枠 組 ク

材 立 リ

料 ・ |

搬 設 ト

入 置 打

備考 本歩掛で対応しているのは、実線部分のみである。

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(3) 施工歩掛

木製パネル式残存型枠工の施工歩掛

木製パネル式残存型枠工の組立・設置に係る施工歩掛は、次表とする。

施工歩掛

(100m2当たり)

名 称 単 位 無 筋 構 造 物 摘 要

世 話 役 人 4.0

型 枠 工 〃 5.8

山 林 砂 防 工〃 20.1

(普通作業員)

木 製 パ ネ ル m2 100

諸 雑 費 率 % 4

備考 1 諸雑費は、電気ドリル、電動ノコギリ、木製型枠パネルの持上(下)げに係

る機械経費、組立支持材の費用であり、労務費の合計額に上表の率を乗じた

金額を上限として計上する。

2 木製パネルの割増しが必要な場合は、別途考慮する。

3 木製パネルは工場製品を標準とし、現地で製作を行う場合は、別途積

算する。

4 本歩掛には、20m程度の現場内小運搬を含む。

(3) 単価表

木製パネル式残存型枠工100m2当たり単価表

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

世 話 役 人

型 枠 工 〃

山 林 砂 防 工〃

(普通作業員)

木 製 パ ネ ル m2

諸 雑 費 式 1

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まく板パネル型枠工3-15

本歩掛は、スギの間伐材等を板状に加工したものと、現地で桟木を組合せ作成した

木製型枠で治山ダム等のコンクリート構造物を施工する場合に適用する。

(10㎡当たり)

渓間工 土留工 摘 要名 称 規 格 単位

設置・撤去 設置・撤去

世 話 役 人 0.31 0.31

型 わ く 工 〃 1.57 1.57

山 林 砂 防 工〃 1.00 1.00

( 普 通 作 業 員 )

まく板パネル m3 0.24 0.243 3

諸 雑 費 率 % 19.0 19.0

備考 1. 本歩掛は、水抜きパイプの設置、はく離剤塗布及びケレン作業を含むもので

あるが、水抜きパイプの有無に関わらず適用できる。

2. 上記歩掛は、半径5m以下の円形部分には適用しない。

3. 諸雑費は、材料費、型枠の制作丸鋼、型枠用金物、組立支持材、はく離剤及

び電気ドリル、電気ノコギリ損料、電力に関する経費、仮設材の持上(下)げ

機械に要する費用であり、労務費の合計額に上表の率を乗じた額を上限として

計上する。

4. 水抜きパイプ材料は、必要量を別途計上する。

5. まく板パネルの規格は、縦0.5~1.5m、横1.8~4.0m程度とする。

6. まく板パネル材料は、10m2当たり製材(板)0.24m3とする。

7. 損率は1/3とする。

8. 本歩掛には、20m程度の現場内小運搬を含む。

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- 100 -

3-16 内部型枠,化粧型枠

3-19-1 内 部 型 枠

1. 内部型枠の積算

内部型枠の単価は無筋構造物用型枠を準用する。

2. 内部型枠は、次の比率で設計する。

(1) 伸縮継目を設け 水平打継目にさし筋をする工作物、

ア.谷止等 表面型枠の8%、

(2) 伸縮継目と水平打継目に欠込 凹凸を設ける工作物、

ア.谷止等 表面型枠の28%、

(3) 水平打継目に欠込 凹凸を設ける工作物、

ア.谷止等、表面型枠の20%

(4) 無筋構造物に内部型枠の必要がある場合は数量算出のうえ別途積算する。

3-19-2 化粧型枠の施工歩掛

化粧型枠の貼付、剥離作業が必要な化粧型枠の製作・設置・撤去にかかる施工歩掛は、

次表とする。ただし、化粧型枠と型枠が一体となった製品等を使用し、貼付・剥離作業が

不要な場合は摘用の対象としない。

また、化粧型枠の施工費は、化粧を施す面積分の一般型枠の施工費に下表の率分費用を

加算する。

化粧型枠率

化粧型枠率 0.36

備考 1.化粧型枠(使い捨てタイプ)は、必要量を計上する。

2.化粧型枠の処分費が必要な場合は、別途計上する。

㎡当たり単価表化粧型枠100

名 称 規 格 単価 数量 摘 要

化粧型枠100 100㎡当たり一般型枠工費㎡ 100㎡当たり施工費 ×(1+0.36)

化粧型枠材料費 使い捨てタイプ 必要量㎡

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- 101 -

3-17 水抜パイプ伏設歩掛表

管類の伏設は実数にm当り歩掛を乗じたものとする。材料価格は1現場の必要長さを規

格単位に切り上げた数量に単価を乗じたものとする (40mm~100mm未満を除く)。

(明細表)~実数(単位止)又は1式として計上する。

(単価表)~1式計算又は1式計算したものを実数で除して1m当りとする。

(10m当たり)(1) コンクリート管

バックホウ(ク労 力 (人) 諸雑費率

管 径 レーン機能備 考

特 殊 付)運転(mm) 世話役 山林砂防工 %

作業員 h(普通作業員)

500~600 0.4 0.2 0.7 3.1

31

700~ 0.6 0.2 1.0 3.8

1,000

備考 諸雑費率は、レバーブロック損料、コンクリートカッタ運転の費用及びコンク

リートカッタブレード損耗費であり労務費、トラッククレーン賃料の合計額に

上表の率を乗じた金額を計上する。

(10m当たり)(2) コルゲコートパイプ

呼称直径(mm) 400~600 800 1,000 備 考

名称 単位

山林砂防工人 2.6 4.1 4.6

(普通作業員)

諸 雑 費 率 % 30

( )(3) 硬質塩化ビニール管 100m当たり

管 径 (mm)規格・区分 名 称

50~150 200~400 500

直 管 世 話 役 0.3 0.6 0.8

(VP・VU管等) 山林砂防工0.9 1.8 2.6

(普通作業員)

使用量(m)=設計数量(m)×(1+K )1

補正係数(K )1

補正係数 0.01

備考 上記補正係数は、 管の切断ロスである。塩ビ

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- 102 -

鉄筋加工・組立歩掛3-18

(1) 適用範囲

この歩掛は 治山 海岸 道路 水路 橋梁床版等の鉄筋構造物の鉄筋加工及び、、 、 、 、 、

組立に適用する。

(2) 鉄筋加工歩掛 (1t当たり)

鉄 筋 径(mm)名 称 単 位

13以下 16~25 29~32

世 話 役 人 0.2 0.2 0.1

鉄 筋 工 人 1.1 0.9 0.5

山 林 砂 防 工人 0.7 0.6 0.3

( 普 通 作 業 員 )

諸 雑 費 率 % 2

備考 1. 普通鉄筋、異形鉄筋とも同一の歩掛りとする。

2. 諸雑費は鉄筋加工機、クレーン付トラック運転等の費用であり上表の労務費

の合計額に諸経費率を乗じて得た金額を上限として計上する。

(3) 鉄筋組立歩掛 (1t当たり)

鉄 筋 径(mm)名 称 単 位

13以下 16~25 29~32

世 話 役 人 0.4 0.3 0.2

鉄 筋 工 人 1.8 1.5 0.9

山 林 砂 防 工人 1.5 1.3 0.8

( 普 通 作 業 員 )

諸 雑 費 率 % 3

備考 1. 普通鉄筋、異形鉄筋とも同一歩掛りとする。2. 鉄筋の最大吊上(下)げ高さが5m以上、もしくは、クレーン類が必要と判

断される構造物には、トラッククレーン(油圧伸縮ジブ型16t吊)の運転日数を0.08日/t(対象数量は、全設計数量)を加算する。

なおトラッククレーンは賃料とする。3. 構造物等によりガス圧接費を必要とする場合には、ガス圧接費用を別途計上

する。4. 鉄筋組立に伴う小運搬労務を含む。5. 諸雑費は組立結束線、スペーサ等の費用であり組立労務費の合計額に諸雑費

率を乗じて得た金額を上限として計上する。

(4) 鉄筋使用量

鉄筋の使用量は次式による。

使用量=設計量×(1+K) K:補正係数

補正係数 +0.03

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- 103 -

止水板設置(塩化ビニール樹脂止水板)歩掛3-19

(10m当たり)

名 称 単 位 数 量

世 話 役 人 0.30

山 林 砂 防 工〃 0.70

( 普 通 作 業 員 )

備考 1. 本表は、谷止類の伸縮継目に適用する。

2. 伸縮継目の仕切型枠は、別途内部型枠の中に含まれているので計上しないこ

と。

㎡当り0.03人の取付歩掛3. 擁壁類等で、エラスタイトのみを取付ける場合は1

を計上すること。なおエラスタイトのロス率は12%とする。

4. 止水板使用量は次を標準とする。

使用量(m)=設計数量×(1+K)

K:補正係数0.07

使用数量はm単位に切り上げる。

堤名板取付歩掛3-20

(1枚当たり)

区 分 形 状 寸 法 数 量 単 位 普 作 摘 要

A 型 40cm 1.0 枚 0.5人 堤名板取付仕上一式×30cm×1cm

B 型 55〃×40〃×1.2〃 1.0 〃 0.7 〃

C 型 80〃×60〃×1.2〃 1.0 〃 1.0 〃

備考 1. A~Cの採択基準は次のとおりとする。

A型…体積100 未満のコンクリート谷止類及び延長20m未満の鋼製谷止â

類。

B型…体積100 以上300 未満のコンクリート谷止類及び延長20m以上30â â

m未満の鋼製谷止類。

C型…体積300 以上のコンクリート谷止類及び延長30m以上の鋼製谷止â

類。

2. 治山シンボルマークの取付について

No7(400×300×10m/m)を取付ける。取付歩掛は山砂0.5人/枚とする。

3. 山腹工標識板を設置の場合 山林砂防工0.06人/枚とする。

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- 104 -

打継面清掃歩掛3-21

1. 適 用 範 囲

本歩掛は、平均厚さ1m程度以上のマッシブなコンクリート構造物を打継ぐ場合の打

継面のレイタンス除去、水洗い等に適用する。

2.施 工 歩 掛

(10 当たり)â

名 称 単 位 処理剤なし 処理剤使用 摘 量

世 話 役 人 0.02 0.01

山 林 砂 防 工〃 0.10 0.08

(普通作業員)

諸 雑 費 率 % 12 12

備考 1. 諸雑費率は、高圧洗浄機、発動発電機等の費用であり、労務費の合計額に上

表の率を乗じた金額を上限として計上する。

3-22 水平打継目処理

水平打継目処理材費を下表により算出して 打設歩掛を加算すること。、

水平打継目処理材費 (10 )â当たり

名 称 品質規格 数量 単位 単価 金 額

ç処 理 剤 ルガゾールC等 2.0

セ メ ン ト 高炉セメントB種 10.0 kg

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3-23 削 孔 歩 掛 (H25 国交省 土木工事標準積算基準書 Ⅱ-2-⑮-1)

削孔歩掛は次表とする。

表2.1 削 孔 歩 掛 (100孔当たり)

削孔機械名 ハンマ 削 岩 機 コアボーリング

ドリル (ハンドハンマ15kg級) マシン(Φ52(38㎜) ~250㎜)

適用削孔径(mm) 10以上 60を越え

30以上60以下30未満 200以下

適用削孔深

(mm) 100以上 100以上 200以上 400以上 200以上名 称 規 格 単位 200以下 200未満 400未満 600以下 400以下

世 話 役 人 0.3 0.2 0.3 0.5 1.6

特 殊 作 業 員 〃 1.2 1.5 3.1 5.1 9.8

山 林 砂 防 工〃 0.4 0.4 0.8 1.4 2.8

(普通作業員)

コアボーリングダイヤモンドビット 個 ─ ─ ─ ─ 5.7

マシン用ビット

(157)ハンマドリル損料 38mm 円 日 ─ ─ ─ ─ ─

151

削 岩 機 損 料 ハンドハンマ15kg級 〃 ─ 1.0 2.1 3.4 ─

コアボーリングマΦ52~250㎜ 〃 ─ ─ ─ ─ 10.3

シ ン 損 料

ガソリン駆動 2KVA発動発電機運転 〃 1.7 ─ ─ ─ ─

(GS6.5L 賃料1.3日)

可搬式エンジン空気圧縮機運転 〃 ─ 1.0 2.1 3.4 ─

3.5~3.7â/min

発動発電機運転 ガソリン駆動3KVA 〃 ─ ─ ─ ─ 10.3

諸 雑 費 率 % 24 4 4 4 9

(注)1.発動発電機及び空気圧縮機は、賃料とする。2.ハンマドリルの諸雑費はビットの費用であり、労務費、機械損料、賃料及び運転経費の合計額に上

表の率を乗じた金額を上限として計上する。3.削岩機の諸雑費はロッド、ビットの費用であり、労務費、機械損料、賃料及び運転経費の合計額に

上表の率を乗じた金額を上限として計上する。4.コアボーリングマシンの諸雑費はコアボーリングマシン固定用のアンカ打込みに必要な費用であり、

労務費、機械損料、賃料及び運転経費の合計額に上表の率を乗じた金額を上限として計上する。5.足場が必要な場合は別途計上する。

コアボーリングマシンの使用ビット径コアボーリングマシンに適用削孔径に対する使用ビット径は次表を標準とする。

表 3.1 適用削孔径と使用ビット径

適用削孔径 60を越え 64以上 77以上 90以上 110以上 128以上 160以上 180以上(mm) 64未満 77未満 90未満 110未満 128未満 160未満 180未満 200以下

使用ビット径64.7 77.4 90.8 110.0 128.5 160.0 180.0 204.0

(mm)

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打継面処理(チッピング)歩掛3-24

1. 適 用 範 囲

本歩掛は、旧コンクリートにコンクリートを打継ぐ場合に適用するものとし、継続工

事の打継面処理には適用しない。

2.施 工 歩 掛

(10 )㎡当たり

施工内容

チ ッ ピ ン グ

名 称 単 位

世 話 役 人 0.1

特 殊 作 業 員 〃 0.6

諸 雑 費 率 % 32

備考 1. 諸雑費は、電力に関する経費、空気圧縮機、削岩機等の運転経費の費用であ

り、労務費の合計額に上表の率を乗じて得た金額を上限として計上する。

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4. 山 腹 工

……………………………………………………4-1 山腹工材料の割増率表 109

……………………………………………………………4-2 の り 切 歩 掛 109

……………………………………………………4-3 階段間法面仕上げ歩掛 109

……………………………………………………………4-4 斜面整地歩掛 109

……………………………………………………………4-5 階段切付歩掛 110

……………………………………………………………4-6 木 柵 工 歩 掛 112

……………………………………………………………4-7 木 編 柵 歩 掛 113

……………………………………………………………4-8 竹 編 柵 歩 掛 114

……………………………………………………………4-9 合成網編柵歩掛 116

………………………………4-10 鋼製編柵(エキスパンドメタル編柵)工 117

……………………………………………………………4-11 石 筋 工 歩 掛 118

……………………………………………………………4-12 じゃかご筋工歩掛 119

……………………………4-13 植生土のう筋工(4段階 (3段積)歩掛 120)

……………………………………………………………4-14 合成網筋工歩掛 121

………………………………………………………4-15 鋼線枠丸太筋工歩掛 123

……………………………………………………………4-16 被覆筋工歩掛 124

……………………………………………………………4-17 丸太筋工歩掛 124

……………………………………………………………4-18 丸太伏工歩掛 125

………………………………………………………4-19 植生むしろ伏工歩掛 126

……………………………………………………………4-20 植生ネット工歩掛 127

………………………………………………………4-21 金網マット伏工歩掛 129

……………………………………………………………4-22 鋼枠丸太筋外歩掛 129

………………………………………4-23 木製法枠工(サンブリック)歩掛 130

………………………………………………………4-24 吹付工用種子配合表 130

……………………………………………………………4-25 種子吹付緑化工 133

………………………………………………………………4-26 植生基材吹付工 134

………………………………………………………4-27 植生土のう水路歩掛 141

………………………………………………………4-28 植生水路網布設歩掛 144

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……………………………………………………………4-29 緑化水路盤歩掛 146

……………………………………………………………4-30 結束暗渠歩掛 147

……………………………………………………………4-31 蛇籠暗渠歩掛 148

……………………………………………………………4-32 管 暗 渠 歩 掛 149

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- 109 -

5. 山 腹 工

4-1 山腹工材料の割増率表

ロ ス 率材 料 名 (重複ふくらみ ロス扱いの最終地点

を含む)

緑化二次製品 5%運搬工程の最終地点までとするが、現地着価の場

切 芝 5%合はロスを含む数量を計上するだけでよい。

そ の 他 歩掛表のとおり

備考 種子、肥料は除く。

4-2 の り 切 工

1.適用範囲本歩掛は、崩壊斜面等において、機械施工ができない場合の人力によるのり切作業に適

用する。

2.施工歩掛人力のり切歩掛

(10 当たり)â

名 称 単位 砂・砂質土・粘性土・礫質土 軟岩(Ⅰ) A

山 林 砂 防 工 人 2.0 3.2

備考 1. 法面整形や土砂の移動が必要な場合は、別途計上する。

3.歩掛の補正作業条件による歩掛の補正は、次表による。

斜 面 傾 斜 角 度 60度未満 60度以上

増 減 率 0 +20%

1. 軟岩(Ⅰ)B以上の法切を要する場合は火薬使用の岩石掘削歩掛による。2. 機械施工の場合は掘削歩掛(バックホウ135°)を使用する。

4-3 階段間法面仕上げ歩掛 (10㎡当たり)

山 林 砂 防 工(人)摘 要

土 質 別砂質土,粘性土 礫 質 土 軟岩(Ⅰ) A

0.14 0.19 0.36

備考 設計面積は、斜面積(実面積)とする。

4-4 斜面整地歩掛(10㎡当たり)

山 林 砂 防 工(人)摘 要

土 質 別砂質土、粘性土 礫 質 土 軟岩(Ⅰ) A 斜面凹凸部分や溝等の

0.23 0.36 0.44 均しに使用する。

備考 設計面積は、斜面積(実面積)とする。

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- 110 -

4-5 階段切付歩掛

1. 階段切付(A)歩掛

この歩掛は次の図のような場合に適用する。

(1). 平均傾斜35°未満の場合 (10m当たり)

階段幅 土 質 区 分名 称 単位

(m) 砂、砂質土、粘性土、礫質土 岩塊、玉石、軟岩(Ⅰ)A

0.3 人 0.07 0.13

山 林 砂 防 工 0.5 人 0.20 0.35

0.8 人 0.52 0.91

(2). 平均傾斜35°以上の場合 (10m当たり)

階段幅 土 質 区 分名 称 単位

(m) 砂、砂質土、粘性土、礫質土 岩塊、玉石、軟岩(Ⅰ)A

0.3 人 0.12 0.20

山 林 砂 防 工 0.5 人 0.32 0.56

0.8 人 0.82 1.42

階段幅

平均傾斜

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- 111 -

2. 階段切付(B)歩掛

この歩掛は次の図のような場合に適用する。

(1) 階段直高1.0mの場合

(10m当たり)

階段幅 土 質 区 分

名 称 単位

(m) 砂、砂質土、粘性土、礫質土 岩塊、玉石、軟岩(Ⅰ)A

0.3 人 0.35 0.60

山 林 砂 防 工 0.5 人 0.58 1.00

0.8 人 0.92 1.60

(2) 階段直高1.5mの場合

(10m当たり)

階段幅 土 質 区 分

名 称 単位

(m) 砂、砂質土、粘性土、礫質土 岩塊、玉石、軟岩(Ⅰ)A

0.3 人 0.52 0.90

山 林 砂 防 工 0.5 人 0.86 1.50

0.8 人 1.38 2.40

(3) 階段直高2.0mの場合

(10m当たり)

階段幅 土 質 区 分

名 称 単位

(m) 砂、砂質土、粘性土、礫質土 岩塊、玉石、軟岩(Ⅰ)A

0.3 人 0.69 1.20

山 林 砂 防 工 0.5 人 1.15 2.00

0.8 人 1.84 3.20

階段直高

階段幅

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4-6 木柵工歩掛(高さ0.45~0.55)

(10m当たり)

名 称 規 格 数量 単位 摘 要

â長さ 1.3m 0.12杭 木 スギ,ヒノキ 2mにつき3本

末口径 8㎝程度 15.0 本( )

â長さ 2.0m 0.33â横 木 〃 1本当たり0.013

末口径 8㎝程度 25.0 本( )

鉄 線 14#生し 3.56 ㎏ 1ヶ所2.0m 13×5=65ヶ所

ヤナギ又はウツさ し 木 33.0 本

ギ 長さ 40㎝

( )巾 10㎝ 20.0人 工 芝 枚 ロス率5%を含む

長さ 50㎝ 21.0

階 段 切 付 巾 30㎝ 10.00 m

山 林 砂 防 工 人

(普通作業員) 0.90 〃 杭打 0.06人/1本

0.40 〃 組立,緊結,仕上げ

内 訳 0.07 〃 さし木採取さし付 2.00/1,000本

0.12 〃 人工芝張付仕上げ 0.12人/10m

〃 階段切付

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- 113 -

4-7 木 編 柵 歩 掛

標準寸法 編高 60㎝ 杭間隔 75㎝ (10m当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 単価 摘 要

末口径 8㎝程度 â木 杭 13.0 本 W=86㎏ V=0.13長 1.5m

末口径 3㎝程度帯 梢 5.0 束 W=250㎏ 1束当たり22本長 3.5m

長 20㎝ ヤナギ、ウツギ等挿 木 50.0 本100本/束 1.0m当たり5本 径0.7~3㎝

萱 株 1m縄〆 2.00 束

山林砂防工 人

0.50 人 帯 梢 採 取 1.00人/10束( )普通作業員

0.10 人 柳枝採取植付 2.00人/1,000本

人 階 段 切 付 4-5

内 訳 0.78 人 杭 打 0.60人/10本

0.66 人 編 上 げ 0.66人/10m

萱 株 採 取(堀取株分結束)0.42 人

0.21人/束

0.06 人 萱株植付仕上げ 0.06人/10m

備考 1. 支柱の間隔は標準長を示したもので土質により増減してもよい。

2. 萱株等の採取困難な場合は、他の緑化資材を用いること。

3. 犬走りの保護

(1) 比較的硬い地盤の犬走りは萱株でよい。

(2) やや軟弱な地盤では,人工芝等面で保護できるものを使用。

(3) 軟弱な地盤では犬走りを含めた伏工を施工する必要がある。

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4-8 1. 竹 編 柵 歩 掛

標準寸法 編高 30㎝ 杭間隔 75㎝(10m当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 単価 摘 要

末口径 8㎝程度木 杭 13.0 本 V=0.078 W=66㎏â

長 1.0m

末口径 5㎝程度生 竹 3.5 本 4つ割使用 W=15㎏

長 5.0m

100本/ ヤナギ、ウツギ等挿 木 50.0 本

束長 20㎝ 1.0m当たり5本

萱 株 1m縄〆 2.0 束

山林砂防工人

(普通作業員)

0.04 人 竹 割 1.00人/100本

0.10 人 柳枝採取植付 2.00人/1,000本

0.20 人 床ごしらえ 0.20人/10m

内 訳 0.38 人 杭 打 2.50人/100本

0.33 人 編 上 0.33人/10m

0.42 人 萱 株 採 取 0.21人/束

0.06 人 萱株植付仕上 0.06人/10m

備考 1. 4-7 に同じ。

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- 115 -

2. 竹 編 柵 歩 掛

標準寸法 編高 60㎝ 杭間隔 75㎝(10m当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 単価 摘 要

末口径 8㎝程度â木 杭 13.0 本 W=115㎏ V=0.130

長 1.5m

径 5㎝生 竹 7.0 本

長 5.0m

L0.4m ヤナギ、ウツギ等挿 木 φ0.7~3㎝ 50.0 本 1.0m当たり5本束長 20㎝

萱 株 1m縄〆 2.0 束

山林砂防工人

(普通作業員 )

0.07 人 竹 割 1.00人/100本

0.10 人 柳枝採取植付 2.00人/1,000本

0.20 人 床ごしらえ 0.20人/10m

内 訳 0.78 人 杭 打 0.60人/10本

0.66 人 編 上 0.66人/10m

0.42 人 萱 株 採 取 0.21人/10束

0.06 人 萱株植付仕上 0.06人/10m

備考 1. 4-7 に同じ。

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- 116 -

4-9 合成網編柵歩掛

編高 50㎝ 杭間隔 75㎝ D-4(10m当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 単価 摘 要

網目 14㎜ 重複5% 10m×1.05=10.50m合 成 網 連結用帯鉄U字 10.5 m 重量 16.6㎏/10m当たり釘付セトロン

m/本×14本末口径 8m木 杭 14.0 本 重量 当たり800㎏â長 1.2m 14本当たり48.4㎏

萱 株 打違い1m縄〆 2.0 束

山林砂防工 人

人 階 段 切 付 4-5(普通作業員)

0.39 人 杭 打 2.80人/100本

0.05 人 編 柵 取 付 0.05人/10m内 訳

0.10 人 盛土整地仕上 0.10人/10m

0.42 人 萱 株 採 取 2.10人/10束

0.06 人 〃 植付仕上 0.06人/10m

備考 1. 地形又は土質の状態により、現地に適した編高、網目等をカタログにより選択

して用いること。

2. 4-7 に同じ。

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4-10 鋼製編柵(エキスパンドメタル編柵)工

鋼製編柵(エキスパンドメタル編柵)施工歩掛

(1t当たり)

名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要

E-P型(杭基礎)鋼 製 編 柵 t 1.0

H=0.9~1.8m

山 林 砂 防 工人 4.5

( 普 通 作 業 員 )

備考 1. 本表には、小運搬を含む。

2. 杭基礎の場合は、杭打経費を加算する。

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- 118 -

4-11 石 筋 工 歩 掛(10m当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 単価 摘 要

雑 石 控 20㎝以上 5.0 ㎡ 現地採取

苗 木 30.0 本

萱 株 1m縄〆打違い 2.0 束 基礎2束使い

肥 料 2.4 ㎏ 苗木1本当たり 80g

山林砂防工 人

人 階段切付

人 積石採取小運搬

1.20 人 石積,埋もどし仕上げ内 訳

0.42 人 萱株採取 2.10人/10束

0.06 人 植付仕上 0.06人/10

人 苗木植栽

備考 1. 階段切付は、 4-5 を適用すること。

2. 苗木の植栽は、植栽歩掛を適用すること。

3. 萱株が採取し難い場合は、人工芝等を用いても差支えない。

4. 本歩掛には、20m程度の現場内小運搬を含む。

犬走りの保護

(1) 比較的硬い地盤の犬走りは萱株でよい。

(2) やや軟弱な地盤では、人工芝等面で保護できるものを使用。

(3) 軟弱な地盤では犬走りを含めた伏工を施工する必要がある。

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4-12 じゃかご筋工歩掛(10m当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 単価 摘 要

高 0.6 巾 0.6じ ゃ か ご 5.0 個

#8網目 0.13

萱 株 1m縄〆打違い 2.0 束 基礎2束

末口径 8㎝木 杭 5.0 本

長 1.5m

山林砂防工 人

人 階段切付

人 詰石採取、運搬

人 蛇籠人肩運搬 55㎏

人 組立据付石詰 人/個内 訳

0.42 人 萱株採取 2.10人/10束

0.06 人 〃 植付仕上 0.06人/10m

0.30 人 杭 打 0.06人/1本当たり

人 土砂埋もどし

備考 1. 石礫の多い崩壊地に施工する。

2. 階段切付は、 4-5 を適用すること。

3. 萱株は現地の状況に応じて必要に応じて施工する。

犬走りの保護

(1) 比較的硬い地盤の犬

走りは萱株でよい。

(2) やや軟弱な地盤では,人工芝等面で保護できるものを使用。

(3) 軟弱な地盤では犬走りを含めた伏工を施工する必要がある。

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4-13 植生土のう筋工(4段積 (3段積)歩掛)

(10m当たり)(4㎡当たり)(3㎡当たり)

数 量名 称 形状寸法 単位 単価 摘 要

4段積 3段積

60㎝×41㎝ ロス5%とする。土砂詰植生土のう 84.0 63.0 枚

種肥付 50㎝×30㎝×10㎝

末口径 5㎝木 杭 20.0 本 現地採取又は購入

長 0.6m

末口径 5㎝ 〃〃 20.0 〃

長 0.5m

土 0.015 /枚 1.2 現地採取â â

〃 〃 0.9 〃 〃

山林砂防工 人

0.80 0.60 〃 土砂詰込 0.1人/10枚

積上げ、杭打上げ0.60 0.45 〃

内 訳 0.15人/20枚

〃 階段切付

0.72 0.54 〃 中詰土採取 0.09/10枚

備考 1. 階段切付は、 4-5 適用する。

2. 止杭は植生土のうの安定が得られる場合には使用しないものとする。

3. 本歩掛には、20m程度の現場内小運搬を含む。

犬走りの保護

(1) 軟弱な地盤では犬走りを含めた伏工を施工する必要がある。

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- 121 -

4-14 合成網筋工歩掛

標準寸法 直高 40㎝ 法 3分(10m当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 単価 摘 要

クロスネット、フレーム一式、セトロンD4K合 成 網 10.0 m 固定ネット止串1切を含むF-4-P 23.3㎏/10m

萱 株 打違い1m縄〆 2.0 束

苗 木 30.0 本

肥 料 2.4 ㎏

山林砂防工 人

人 階段切付

組立、盛土、突固め仕上げ一式0.17 人

0.17/10m内 訳

0.42 人 萱株採取 2.10人/10束

0.06 人 〃 植付仕上 0.30人/10束

人 苗木植付施肥

備考 階段切付は、 4-5 を適用すること。

犬走りの保護

(1) 比較的硬い地盤の犬走りは萱株でよい。

(2) やや軟弱な地盤では、人工芝等面で保護できるものを使用。

(3) 軟弱な地盤では犬走りを含めた伏工を施工する必要がある。

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標準寸法 直高 60㎝ 法 3分(10m当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 単価 摘 要

クロスネット、フレーム一式、セトロンD4合 成 網 10.0 m 固定ネット止串1切を含むKF-6-P 32.6㎏/10m

萱 株 打違い1m縄〆 2.0 束

苗 木 30.0 本

肥 料 2.4 ㎏

山林砂防工 人

人 階段切付

組立、盛土、突固め仕上げ一式0.18 人

0.18人/10m内 訳

0.42 人 萱株採取 2.10人/10束

0.06 人 〃 植付仕上げ 0.30人/10束

人 苗木植付施肥

備考 階段切付は、 4-5 を適用すること。

犬走りの保護

(1) 比較的硬い地盤の犬走りは萱株でよい。

(2) やや軟弱な地盤では、人工芝等面で保護できるものを使用。

(3) 軟弱な地盤では犬走りを含めた伏工を施工する必要がある。

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4-15 鋼線枠丸太筋工歩掛

構 造 直高 0.5m 底辺 0.45m 法 3分

(10.0m当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 単価 金 額 摘 要

前面溶接網、フレーム一式鋼 線 枠 10.0 m 重量 35㎏

â末口径 8~12㎝ 重量 0.8t/丸 太 35.0 本長 2.0m 0.7 ×0.8=560㎏/10mâ

山林砂防工 0.88 人

階段切付 35°未満0.31 階段巾 0.6m

0.34 組立緊結

内 訳 埋戻し、転圧一式、0.19 土量

1.18 ×0.16人≒0.19人â

材料運搬距離 20m0.04 素材、鋼材

0.035+0.003=0.04人

合 計

m当たり

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- 124 -

4-16 被覆筋工歩掛

(10m当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 単価 摘 要

ホーレスター種肥付紙袋 巾 50㎝, 21.0 枚 ロス5%

長さ 60㎝

山林砂防工 人

0.30 人 張付仕上一式内 訳

0.23 人 溝切

備考 1. 被覆筋工は、石礫の比較的少ない現地に採用すること。

4-17 丸太筋工歩掛

(10m当たり)

名 称 規 格 数量 単位 単価 摘 要

長さ 1.0m 0.09 スギ又はヒノキ( )â杭 木

â末口径 8㎝ 15.0 本 1本当たり0.006( )

長さ 2.0m 0.20 〃( )â横 木

â末口径 8㎝ 15.0 本 〃 0.013( )

鉄 線 14#生し 2.14 ㎏ 1ヶ所2.0m 13×3=39ヶ所

( )20.0人 工 芝 枚 ロス5%を含む

21.0

ヤナギ又はウツさ し 木 33.0 本

ギ 長さ 40㎝

階 段 切 付 巾 0.30m 10.0 m

山林砂防工 人

0.60 人 杭打,緊結仕上 0.06人/10m

0.07 人 さし木採取さし付 2.0/1,000本内 訳

0.12 人 人工芝張付仕上 0.12人/10m

階段切付 4-5

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4-18 丸太伏工歩掛

(100㎡当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 摘 要

長さ4.00m杉 51.0 本( ) â丸 太 末口径8㎝ 1本当たり 0.026â1.33程度

長さ1.00m杉 66.0 本( ) â止 杭 末口径8㎝ 〃 0.006â0.40程度

34.0 ヶ所( )鉄 線 10#生し 1ヶ所当たり 3.3m

8.01 ㎏

植 生 む し ろ 種肥付むしろ 110.0 ㎡ ロス率10%を含む

úφ9か す が い 132.0 本 1ヶ所2本

働長15㎝

山 林 砂 防 工 8.65 人

1.65 人 杭打 0.25人/10本

内 訳 4.00 人 組立,緊結,かすがい止一式

人 むしろ張付仕上げ一式0.03人/㎡3.00

0.03×100=3.00人

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4-19 植生むしろ伏工歩掛

(10㎡当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 単価 金 額 摘 要

植生むしろ 10.5 ㎡ 種肥付むしろ又はワラシバ等目串付止 杭 長 20~30㎝ 17.0 本 0.6㎏/㎡重 複 5%藁 縄 径 7~9㎜ 0.6 ㎏

山林砂防工 人

0.30 人 張付仕上内 訳

備考 1. 本表の止杭及び藁縄は標準を示したものであり、地形・土質・気象等のため、

地山とむしろのなじみの悪い場合は必要に応じて増量することができる。

2. 止杭には竹・木・丸鋼等現場に適合したものを選び、現地採取の場合は0.05人

/100本とする。

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4-20 植生ネット工

1. 適用範囲

、 、本歩掛は 種子吹付及び客土吹付に伴う植生ネット張及び単独の植生ネット張工法で

ネットの種類が、1重ネットのほか2重ネット、肥料袋及び人工張芝付ネットについて

も適用する。

2. 植生ネット工歩掛

(100㎡当たり)

植 生 ネ ッ ト名 称 規 格 単 位

肥 料 袋 無 肥 料 袋 有

世 話 役 人 0.40 0.50

法 面 工 〃 1.00 1.30

山 林 砂 防 工〃 0.60 0.70

( 普 通 作 業 員 )

ネ ッ ト ㎡ 120 120

ア ン カ ー ピ ン φ9×200㎜ 本 300 300

釘 φ5×150㎜ 〃 - 300

諸 雑 費 率 % 6 5

備考 1. アンカーピンの本数は、現地の状況に応じて増減する。

2. アンカーピンに代えて目串を使用する場合は、山林砂防工を目串採取歩掛とし

て目串1,000本当たり0.5人を加算する。

3. 諸雑費は、仮設ロープ等の損耗費であり、労務費の合計額に上表の率を乗じた

金額を上限として計上する。ただし、最大法長3m未満の場合は上表の諸雑費率

による計上は行わない。

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参考 ハリシバカンガルー及びロンケットアナコダI40の場合

(100㎡当たり)

名 称 形状寸法 数量 単位 摘 要

巾 1.0m肥 料 付 マ ッ ト 120.0 ㎡ ロス20%

長 10.0m

ア ン カ ー φ9×200 184.0 本 0.499㎏/m(5本) 18.36㎏ú

かさ付止 釘 10.55 ㎏ 100㎡ 422本 2.5㎏/100本

ú長 150

世 話 役 0.50 人

法 面 工 1.30 〃

山 林 砂 防 工0.70 〃

(普通作業員)

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4-21 金網マット伏工歩掛

(100㎡当たり)

名 称 形状・寸法 数量 単位 備 考

RPGⅢ型金 網 付 マ ッ ト 110.0 ㎡ 重ねふくらみ 10%

厚さ1㎜種肥付

ア ン カ ー 釘 φ13㎜×400 100.0 本

〃 φ9㎜×200 200.0 〃

法 面 工 2.40 人 張上仕上一式

山 林 砂 防 工 1.20 〃 〃 小運搬

世 話 役 0.60 〃 〃

4-22 鋼枠丸太筋外歩掛

(10m当たり)

工 種 鋼 枠 丸 太 筋 鋼 枠

区 分 H500 H800 H1,000 丸太水路

普作 組 立 仕 上 一 式 0.25 0.30 0.50 0.60

〃 埋 戻 転 圧 一 式 0.10 0.11 0.15 0.24

裏張伏込アンカー〃

打 込 仕 上 一 式

〃 組 立 , 仕 上 一 式

(注) 階段切付 4-5 床拵、植栽、資材運搬等は、別途標準歩掛による。

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- 130 -

4-23 木製法枠工(サンブリック)歩掛

(100㎡当たり)

区 分 切 土 面 盛 土 面

単位 作 業 内 容勾配 35° 35° 45° 35° 35° 45°作業 未満 ~45 以上 未満 ~45° 以上°

枠材、杭その他法枠材料 100.00 100.00 100.00 100.00 100.00 100.00 ㎡

一式 9㎏/㎡

1㎡当たり客 土 8.78 8.78 8.78 8.78 8.78 8.78 0.0878㎡â

(0.158t)

枠組杭打、山 砂 6.00 6.50 7.80 5.60 6.10 7.30 人

仕上げ一式

客土は実態に応〃 〃

じ積算する

備考 1. 本歩掛は砂質土に適用する。

4-24 吹付工用種子配合表

選定 平均粒数 純度 発芽率 散布重量 100㎡当

耐痩 耐乾 耐暑 耐寒 耐酸 耐陰 % S粒/g P% B% W=G/(S・P・B)/g kg

トールフェスク 草 冬 そう生 分けつ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 20 800 400 95 80 2.630 0.263

レッドトップ 草 冬 地下ほふく茎 地下茎 ○ ○ △ ◎ ○ ○ 10 400 12,000 90 80 0.040 0.004

バミューダグラス 草 夏 ほふく茎 地上茎 ○ ◎ ◎ × ○ × 25 1,000 4,000 98 80 0.310 0.031

シロクローバ 草 冬 ほふく茎 地上茎 ○ △ △ ○ △ ○ 10 400 1,500 99 85 0.310 0.031

よもぎ 草 夏 一時ロゼット 地下茎 ○ ○ △ ○ ○ ○ 20 800 3,000 50 59 0.900 0.090

めどはぎ 草 夏 分枝型 地下茎 ◎ ◎ ○ △ ○ △ 15 600 600 90 70 1.580 0.158

計 100 4,000 5.770 0.577

発生期待数G本/㎡

種子配合表(外来種配合温暖地)

生 理 的 特 性種 子

草木別

生態 生育型 繁殖型

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- 131 -

選定 平均粒数 純度 発芽率 散布重量 100㎡当

耐痩 耐乾 耐暑 耐寒 耐酸 耐陰 % S粒/g P% B% W=G/(S・P・B)/g kg

トールフェスク 草 冬 そう生 分けつ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 20 800 400 95 80 2.630 0.263

レッドトップ 草 冬 地下ほふく茎 地下茎 ○ ○ △ ◎ ○ ○ 10 400 12,000 90 80 0.040 0.004

クリーピングRF 草 冬 地下ほふく茎 地下茎 ○ ○ △ ◎ ◎ ◎ 25 1,000 1,000 95 80 1.310 0.131

シロクローバ 草 冬 ほふく茎 地上茎 ○ △ △ ○ △ ○ 10 400 1,500 99 85 0.310 0.031

よもぎ 草 夏 一時ロゼット 地下茎 ○ ○ △ ○ ○ ○ 20 800 3,000 50 59 0.900 0.090

めどはぎ 草 夏 分枝型 地下茎 ◎ ◎ ○ △ ○ △ 15 600 600 90 70 1.580 0.158

計 100 4,000 6.770 0.677

発生期待数G本/㎡

種子配合表(外来種配合寒冷地)

生 理 的 特 性種 子

草木別

生態 生育型 繁殖型

選定 平均粒数 純度 発芽率 散布重量 100㎡当

耐痩 耐乾 耐暑 耐寒 耐酸 耐陰 % S粒/g P% B% W=G/(S・P・B)/g kg

かや(すすき) 草 夏 そう生型 地下茎 ◎ ◎ ◎ △ ◎ △ 15 450 2,000 80 29 0.960 0.096

よもぎ 草 夏 一時ロゼット 地下茎 ○ ○ △ ○ ○ ○ 25 750 3,000 50 59 0.840 0.084

めどはぎ 草 夏 分枝型 地下茎 ◎ ◎ ○ △ ○ △ 30 900 600 90 70 2.380 0.238

いたちはぎ 木 直立型 地下茎 ◎ ◎ ○ △ △ ○ 10 300 100 90 55 6.060 0.606

やまはぎ(皮取) 木 直立型 地下茎 ◎ ◎ ○ △ △ △ 20 600 180 91 69 5.300 0.530

計 100 3,000 15.540 1.554

種子配合表(在来種配合温暖地)

種 子草木別

生態 生育型 繁殖型生 理 的 特 性 発生期待数

G本/㎡

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- 132 -

厚層基材について

3cm 種子量 × 1.5

5cm 〃 × 2.5

7cm 〃 × 3.5

※ 発芽有効深さが 2cm とすれば

3=1.5

5=2.5

7=3.5

選定 平均粒数 純度 発芽率 散布重量 100㎡当

耐痩 耐乾 耐暑 耐寒 耐酸 耐陰 % S粒/g P% B% W=G/(S・P・B)/g kg

かや(すすき) 草 夏 そう生型 地下茎 ◎ ◎ ◎ △ ◎ △ 15 450 2,000 80 29 0.960 0.096

よもぎ 草 夏 一時ロゼット 地下茎 ○ ○ △ ○ ○ ○ 25 750 3,000 50 59 0.840 0.084

めどはぎ 草 夏 分枝型 地下茎 ◎ ◎ ○ △ ○ △ 30 900 600 90 70 2.380 0.238

やまはぎ(皮取) 木 直立型 地下茎 ◎ ◎ ○ △ △ △ 20 600 180 91 69 5.300 0.530

こまつなぎ 木 直立型 地下茎 ◎ ◎ ○ △ △ △ 10 300 191 95 59 2.800 0.280

計 100 3,000 12.280 1.228

種子配合表(在来種配合寒冷地)

種 子草木別

生態 生育型 繁殖型生 理 的 特 性 発生期待数

G本/㎡

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- 133 -

4-25 種子吹付緑化工歩掛

(100㎡当たり)

名 称 規 格 単位 数量 摘 要

種 子 混 み 式 1.0 吹付材料の割増、ロス、

手直し等を含めて20%を肥 料 速効性 ㎏ 12.5標準として数量には積算

肥 料 超緩効性 〃 4.2 済種子の配合 4-24

土 壌 基 材 41.7 による。数量にはロスをç

含んでいない。安 定 剤 ㎏ 0.8

養 生 剤 〃 12.5

世 話 役 人 0.1

法 面 工 〃 0.2

山 林 砂 防 工〃 0.2

( 普 通 作 業 員 )

車載式(種子専用)種 子 吹 付 機 運 転 h 0.6

â2.5

4~4.5t積ト ラ ッ ク 運 転 h 0.6

必要に応じて

諸 雑 費 率 % 0.4

備考 1. 本歩掛は施工に先立ち行う簡単な法面の清掃及び補修を含んだものである。

2. 散水養生は本歩掛に含まれない。

3. 吹付機の運転は、法面工が行うものとし、本歩掛に含まれる。

4. 植生ネットが必要な場合には植生ネット工により別途計上する。

5. 諸雑費は、小型渦巻ポンプの運転経費等であり、労務費合計額に上表の率を乗

じた額を上限として計上する。

機種、規格の選定

使用する機種、規格は次表を標準とする。

機 械 名 規 格 摘 要

â種 子 吹 付 機 車載式(種子専用)2.5

ト ラ ッ ク 4~4.5t積 吹付機搭載用

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- 134 -

種子吹付機及びポンプ運転歩掛

数 量

種子吹付機項 目 名 称 規格 単位 トラック 摘 要車 載 式2,000~4~4.5t ç3,000

1時間当たり 1時間当たりç軽 油材 料 費 6.9 4.2

ガソリン 〃 - -

労 務 費 運 転 手 一般 人 0.21 -

機械損料 h 1 1

備考 一般運転手は、ミキサ、吹付ポンプの助手も兼ねるものとする。

4-26 植生基材吹付工

1. 植生基材吹付工・特殊植生基材吹付工

(1) 適用範囲

本歩掛は、市場単価が採用できない場合で、法面に植生基材(種子、肥料、接合剤、

基材、土砂を含む)をモルタル吹付機で吹き付ける工法に適用する。

(2) 使用機械

使用機械は、次表を標準とする。

機 械 名 規 格 台数 摘 要

モルタルコンクリート湿式0.8~1.2 /h 1 ミキサを含むâ

吹 付 機

排出ガス対策型空 気 圧 縮 機 可搬式エンジン 1

10.5~11.0 /minâ

排出ガス対策型 ベルトコンベア

発 動 発 電 機 ディーゼルエンジン駆動 1 ハンマドリル

13/15kWA ポンプの動力源

備考 空気圧縮機及び発動発電機は、賃料とする。

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- 135 -

(3) 厚層基材吹付工

(法面清掃、ラス張り、厚層基材吹付) (吹付面積100㎡当たり)

数 量名 称 単位

厚さ3㎝以上6㎝未満 厚さ6㎝以上8㎝未満

世 話 役 人 1.6 1.7

法 面 工 〃 5.1 5.6

特 殊 作 業 員 〃 0.9 1.1

山 林 砂 防 工〃 3.0 3.4

( 普 通 作 業 員 )

モ ル タ ル コ ン ク リ ー ト h 4.6 5.8吹 付 機 運 転

空 気 圧 縮 機 運 転 日 0.7 0.9

発 動 発 電 機 運 転 〃 1.3 1.5

諸 雑 費 率 % 26 23

備考 1. 本歩掛には、施工機械の運転労務、設置、撤去及び材料小運搬を含む。

2. 諸雑費は、ポンプ、ベルトコンベア、ハンマドリル、吹付機ホース及び仮設ロ

ープの損料、ラス金網、アンカーピン、補助アンカーピン、ハンマドリル刃損耗

等の費用であり、労務費、機械損料、賃料及び運転経費の合計額に上表の率を乗

じた金額を上限として計上する。

(4) 材料使用料

吹付材料の使用量は、次式による。

使用量=設計量×(1+K ( /㎡)) â

K:補正係数

補 正 係 数 (K)

補 正 係 数 +0.3

(5) 厚層基材吹付工材料表 (100㎡当たり)

吹厚 3㎝ 5㎝ 7㎝

種 子 1.0式 1.0式 1.0式

â â â土 壌 基 材 6.0 10.0 14.0

安 定 剤 12.3㎏ 20.0㎏ 27.7㎏

肥 料 18.5㎏ 30.0㎏ 42.3㎏ 緩効性

ロスは含まず

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- 136 -

№ 厚 層 基 材 吹 付 工 単 価 表 ・ 100㎡当たり

構造 吹付厚3㎝

単価表名 称 形状寸法 数量 単位 単 価 金 額 備 考 番 号

世 話 役 1.6 人

法 面 工 5.1 〃

特 作 0.9 〃

山 砂3.0 〃

( 普 作 )

厚 層 基 材 130 ㎡ 1

機-13モルタルコンクリート 湿式0.8~4.6 h 2

吹付機運転 1.2 /hâ

機-16 軽油105L/日空 気 圧 縮 10.5~11.00.7 日

賃料数量 1.75機 運 転 /minâ

機-16 軽油20L/日発 動 発 電 ディーゼルエンジン1.3 〃

賃料数量 1.09機 運 転 駆動 13/15kVA

、 、労務費 機械損料諸 雑 費 26 % 運転経費の合計の

26%

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№ 1 厚 層 基 材 単 価 表 100㎡当たり

構造 3㎝吹 寒冷地

共 単名 称 形状寸法 数量 単位 単 価 金 額 備 考 番 号

â土 壌 基 材 6.0

安 定 剤 3㎝吹用 12.3 ㎏

種 子 1.01 ㎏

肥 料 18.5 ㎏

小 計 A

A×1.3 B

合 計 1.0㎡当たり B÷100 C

№ 2 モルタルコンクリート吹付機運転単価表 1時間当たり

構造

共 単名 称 形状寸法 数量 単位 単価 金額 備 考 番 号

軽 油 3.4 18kW×0.191ç

湿式0.8~機 械 損 料 1.0 h1.2 /hâ

合 計

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- 138 -

2. 客土吹付工・特殊植生基材客土吹付工(1) 適用範囲

本歩掛は、市場単価が採用できない場合で、種子吹付機(客土専用)を使用して、種子、肥料、客土等を同時に吹き付ける工法に適用する。

吹付厚は3cm以下とする。(2) 使用機械

使用機械は、次表を標準とする。

機 械 名 規 格 摘 要

種 子 吹 付 機 4.0 車載式客土専用 軽油7.1 /h 損料â ç

一運0.21人ト ラ ッ ク 8t車 吹付機搭載用 軽油9.3 /h 損料ç

(3) 客土吹付歩掛 (吹付面積100㎡当たり)

名 称 規 格 単 位 数 量

世 話 役 人 0.3

法 面 工 〃 0.4

山 林 砂 防 工〃 0.7

( 普 通 作 業 員 )

種 子 吹 付 機 運 転 4.0 車載式,客土用 h 1.7â

ト ラ ッ ク 運 転 8t車,必要に応じて 〃 1.7

諸 雑 費 率 % 0.4

備考 1. 本歩掛は、施工に先立ち行う簡単な法面清掃及び補修を含む。2. 植生ネット張が必要な場合は、 4-20 植生ネット工により別途計上するも

のとする。3. 吹付後の散水養成は本歩掛に含まない。4. 吹付機の運転は法面工が行うものとし、本歩掛に含む。5. 諸雑費は、小型渦巻きポンプの運転経費等であり、労務費の合計額に上表の率

を乗じた金額を上限として計上する。

(4) 材料使用料

吹付材料の使用量は、次式による。

使用量=設計量×(1+K ( /㎡) K:補正係数=+0.3) â

(5) 客土吹付工材料表 (100㎡当たり)

吹厚 1㎝ 2㎝ 備 考

種 子 1.0式 1.0式

ç ç土 壌 基 材 1,250.0 3,250.0

安 定 剤 3.8㎏ 7.7㎏

肥 料 7.7㎏ 11.5㎏ 速効性

肥 料 3.8㎏ 3.8㎏ 緩効性

ロスは含まず

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3. 客土吹付特殊工(1) 適用範囲

本歩掛は、わらマット及び金網を張り、種子吹付機による種子、肥料、客土等を同時

に吹き付ける工法に適用する。

(2) 使用機械

使用機械は、次表を標準とする。

機 種 規 格 摘 要

â種 子 吹 付 機 車載式(種子専用)2.5

ト ラ ッ ク 4~4.5t積 吹付機搭載用

排出ガス対策型発 動 発 電 機

ディーゼルエンジン駆動

13/15kVA

ド リ ル ハンマドリルφ38㎜

備考 発動発電機は、賃料とする。

(3) 施工歩掛

客土吹付特殊工の歩掛は、次表とする。(100㎡当たり)

名 称 規 格 単位 数量 摘 要

世 話 役 人 1.4

法 面 工 〃 4.6

山 林 砂 防 工〃 2.3

( 普 通 作 業 員 )

わ ら マ ッ ト 平均厚2㎝程度 ㎡ 120

ア ン カ ー ピ ン 9㎜, 200㎜ 本 100φ= =ç

〃 16㎜, 400㎜ 〃 200 頂部5㎝折曲φ= =ç

菱形金網金 網 ㎡ 140 ビニール被覆2.6(2.0)50×50

種 子 式 1 ロス20%含

肥 料 化成肥料 ㎏ 24.0 〃

改 良 剤 粘着剤 〃 2.4 〃

養 生 剤 ファイバー 〃 24.0 〃

養 生 土 改良土壌 〃 480.0 〃

ド リ ル ハンマドリルφ38mm 日 1.8

ディーゼルエンジン駆動 機-16 軽油20L/日発 動 発 電 機 運 転 〃 0.6

賃料数量 1.0913/15KVA

機-13種 子 吹 付 機 運 転 時 1.8

機-6ト ラ ッ ク 運 転 〃 1.8

諸 雑 費 率 % 1.0

備考 1. 上表は、仮設ロープにより施工する場合の歩掛であり、マット張り、ラス張り

の労務を含む。

、 。2. ドリル及び種子吹付機の操作及び運転は 法面工が行うものとし本歩掛に含む

3. 客土吹付は2回行い、吹付後の散水養生は本歩掛に含まない。

4. 諸雑費は、吹付けホースの損耗費等であり、労務費の合計額に上表の率を乗じ

て得た額を上限として計上する。

、 、5. 吹き付ける種子に木本類を導入する場合は 被膜のない金網を用いることとし

上表の金網の( )書きの規格を適用する。

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4-27 植生土のう水路歩掛

1. 植生土のう水路歩掛(水路部)(水路巾 0.6m)

(1.0m当たり)

名 称 規 格 数量 単位 摘 要

メデル 60×40㎝植生土のう 6.30 枚 ロス5%含む 種肥付

仕上り 50×30×10㎝

â â土 壌 一枚当たり 0.015 0.09

木 杭 末口 3㎝ 長 30㎝ 12.00 本 現地採取又は購入 1枚当たり2本

床 拵 1.00 ㎡

山林砂防工人

(普通作業員)

0.06 〃 土砂詰込 1.0人/100枚

0.05 〃 張付仕上一式 0.75人/100枚内 訳

0.02 〃 床 拵 0.2人/10㎡

0.05 〃 中詰土採取 0.9人/100枚

備考 1. 止杭を現地で採取する場合は、0.40人/100本とする。

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2. 植生土のう水路歩掛(水受部)

(受口巾 1.2m)(1箇所当たり)

名 称 規 格 数量 単位 摘 要

メデル 60×40㎝植生土のう 17.85 枚 ロス5%含む 種肥付

仕上り 50×30×10㎝

土 壌 一枚当たり 0.015 0.25 W=27㎏â â

木 杭 末口 3㎝ 長 30㎝ 34.00 本 現地採取又は購入 1枚当たり2本

床 拵 2.30 ㎡

山林砂防工人

(普通作業員)

0.17 〃 土砂詰込 1.0人/100枚

0.13 〃 張付仕上一式 0.75人/100枚内 訳

0.05 〃 床 拵 0.2人/10㎡

0.15 〃 中詰土採取 0.9人/100枚

備考 1. 4-27 に同じ。

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3. 植生土のう水路歩掛(水路部)

(水路巾 1.0m)(1m当たり)

名 称 規 格 数量 単位 摘 要

メデル 60×40㎝植生土のう 10.50 枚 ロス5%含む 種肥付

仕上り 50×30×10㎝

â â土 壌 一枚当たり 0.015 0.15

木 杭 末口 3㎝ 長 30㎝ 20.00 本 現地採取又は購入 1枚当たり2本

床 拵 1.50 ㎡

山林砂防工人

(普通作業員)

0.10 〃 土砂詰込 1.0人/100枚

0.08 〃 張付仕上一式 0.75人/100枚内 訳

0.03 〃 床 拵 0.2人/10㎡

0.09 〃 中詰土採取 0.9人/100枚

備考 1. 止杭を現地で採取する場合は、0.40人/100本とする。

4. 植生土のう水路歩掛(水受部)

(受口巾 2.0m)(1箇所当たり)

名 称 規 格 数量 単位 摘 要

メデル 60×40㎝植生土のう 27.30 枚 ロス5%含む 種肥付

仕上り 50×30×10㎝

â â土 壌 一枚当たり 0.015 0.39

木 杭 末口 3㎝ 長 30㎝ 52.00 本 現地採取又は購入 1枚当たり2本

床 拵 3.30 ㎡

山林砂防工人

(普通作業員)

0.26 〃 土砂詰込 1.0人/100枚

0.20 〃 張付仕上一式 0.75人/100枚内 訳

0.07 〃 床 拵 0.2人/10㎡

0.24 〃 中詰土採取 0.9人/100枚

備考 1. 上記による。

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4-28 植生水路網布設歩掛

水 路 部 水 受 部名 称 形 状 寸 法 単位 (100m当たり) 1箇所当たり 摘 要( )

A型 C型 A型 C型1020×914㎜

亀 甲 金 網 枚 100.00ビニール被覆 線径1.95㎜1020×1540㎜

〃 枚 100.00〃

A 2000×1110mm~1690mm〃 枚 1.00 1.00 KTグリーンマット付

C 2000×1540mm~1700mmKTグリー

厚さ 3㎜ ㎡ 115.0 172.5 ロス15%含むン マ ッ ト

フ ッ ク ア ン カ ー φ13×600㎜ 本 800.00 800.00 16.00 16.00

〃 φ13×400㎜ 本 300.00 300.00 10.00 10.00

植生土のう 仕上 50×30×10㎝ 枚 420.00 420.00 8.40 8.40 ロス5%含む

床 拵 ㎡ 71.30 124.00 1.95 2.64

山林砂防工 人11.08 13.95 0.26 0.28

(普通作業員)

金網・マット張付仕上2.65 4.47 0.08 0.09

2.9人/100㎡

1.43 2.48 0.04 0.05 床拵 2.0人/100㎡内 訳

4.00 4.00 0.08 0.08 土砂詰込 1.0人/100枚

土のう張付仕上3.00 3.00 0.06 0.06

0.75人/100枚

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植生水路網(A型)水路部構造図

植生水路網(C型)水路部構造図

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4-29 緑化水路盤歩掛(10m当たり)

山 林 砂 防 工エキスパンドメタル 鉄 線(普通作業員)クリップ 種肥付 なまし

張付仕上寸 法 使用量 アンカー KTマット 床 拵 計 #10

一 式

A型 745×914㎜ 10.94枚 54.7本 9.25㎡ 0.50人 0.18人 0.68人 0.41㎏

B型 1,610×914㎜ 10.94枚 65.6本 18.43㎡ 0.80 0.37 1.17 0.41㎏

C型 1,000×914㎜ 10.94枚 54.7本 12.37㎡ 0.60 0.26 0.86 0.41㎏

備考 1. クリップアンカーは =400㎜、600㎜、800㎜、1,000㎜の中から選抜のうえ使ç

用すること。

緑化水路盤の種類と構造

緑化水路盤受口歩掛(1箇所当たり)

エキスパンドメタル 鉄 線 山 林 砂 防 工

(普通作業員)クリップ 種肥付

なまし 張付仕上寸 法 使用量 アンカー KTマット 床 拵 計

#10 一 式

A型 1184×914 1枚 8本 1.10㎡ 0.08㎏ 0.05人 0.02人 0.07人

B型 2750×1828 1枚 19本 4.02㎡ 0.16㎏ 0.08人 0.06人 0.14人

C型 1432×914 1枚 8本 1.30㎡ 0.08㎏ 0.06人 0.03人 0.09人

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4-30 結束暗渠歩掛

(10m当たり)

名 称 規 格 数量 単位 摘 要

径10㎝定尺4mにつきジョイン結束排水管 S字形13本結束 10 m

ト1箇付

ロス5%含むâ栗 石 径5~15㎝ 0.57

購入又は現地採取

山 砂人

(普 作)

床 掘〃

排水管状仕上 人/10m内 訳

â栗石採取 人/0.14 〃

â栗石敷均し 0.25人/

備考 1. 排水管(結束径)は標準であり現地の状況により設計すること。

2. (10m当たり)

排 水 管 径 10㎝ 15㎝ 20㎝

設 置 状 設 0.02人 0.03人 0.036人

結 束 本 数 13本 35本 58本

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4-31 蛇籠暗渠歩掛

(10m当たり)

名 称 規 格 数量 単位 摘 要

径45㎝蛇 籠 10.00 m 現場着価格普通蛇籠 W25.0㎏

網目10㎝3mもの

詰 石 径5~15㎝ 1.43 空隙率10%購入又は現地採取â

目 潰 材 切込砂利 〃

詰外運搬石 トラック・ケーブル 3.57 t

杭 末口 8㎝ 長 1.5m 6.70 本 購入現場着価格 W=54.7㎏

山 砂 人

(普 作)

〃 詰石採取運搬

蛇籠石詰及組立据付1.87 〃

10m当たり1.87人内 訳

0.19 〃 杭打 2.80人/100本

〃 土砂埋戻し

〃 床拵は切取量×歩掛

備考 1. 地盤が不安定な箇所等に施工する。

2. 現地の状態により蛇籠の大きさ、用線等を選定する。

3. 目潰材は特に必要な場合のみ計上する。

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4-32 管 暗 渠 歩 掛

規 格 寸 法 10 m 当 た り

呼び名 山 林 砂 防 工

(普 通 作 業 員)内径(r) 外形(R) 長さ(L) 重 量 フィルター

ポラコン 管伏 フィルター 埋もど( )㎜ ㎜ ㎜ ㎏ 砂 床掘人â

設人 詰人 し人

K-200 200 280 1,000 60 1.05 0.86 0.21

250 250 340 1,000 85 1.31 1.03 0.26

300 300 400 1,000 110 1.59 1.21 0.32

350 350 450 1,000 120 1.84 1.40 0.37

400 400 506 1,000 150 2.09 1.82 0.43

500 500 626 1,000 225 2.87 2.28 0.57

600 600 750 1,000 317 3.72 3.65 0.74

700 700 874 1,000 430 4.66 4.87 0.93

備考 1. 運搬を必要とする場合には、別途加算する。

2. フィルター砂の代りに、フィルターマットを使用する場合は、フィルター詰労

務を とする。—

3. 屈曲部は幅0.2m、厚さ0.1mのコンクリートで管縁を巻くこと。

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5. 運 搬 工

………………………………………………………5-1 ケーブルクレーン運搬 153

(架設,撤去含む)

…………………………………………………………5-2 ダンプトラック運搬 171

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5-1 ケーブルクレーン運搬

1. 適用範囲

この歩掛はエンドレンタイラー式によるケーブルクレーンに適用する。

2. ケーブルクレーンの設計

ケーブルクレーン設計フローチャート

索道縦断図の作成

設計

主索 延長:L=支間長+40.0m索の長さの決定 主 索

巻上索延長:L=支間長+30.0×2+20.0m巻 上 索

エンドレス索エ ン ド レ ス 索

延長:L=支間長×2+ 50.0m(支間長500mまで)

または支間長×2+100.0m(支間長500m以上)

大積載物が重機等の場合は,規 模 の 決 定 重 機 等 の 運 搬

分解時 大部品の重量とする。( 大積載荷重の決定)

大積載物が諸資材の場合は,諸 資 材 の 運 搬

その1回当たりの運搬量を勘案の上決定する。

最大積載物がコンクリートの場合のバケット容量はコンクリートの運搬

渓間工は0.8 、山腹工は0.5 を標準とâ â

する。

P1+P2+W1+W2設計荷重量の決定 P=

P=設計荷重

P1= 大積載量

P2=キャレジ、バケット等附属金具重量

W1= 大支柱間巻上索重量/2

W2= 大支柱間エンドレス索重量/2

ワイヤーロープ許容荷重表から主索径を決定する。主 索 径 の 決 定

( 大支間長,傾斜角の条件表)

中央垂下比の決定 中央垂下比は0.04を標準とする。

巻上索・エンドレ 主索径の概ね2分の1とする。

ス 索 径 の 決 定

設計荷重を吊上可能な規格ウインチの決定

日運搬量=1回当たり積載量×1日当たり運搬回数1日あたりの運搬

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(参考) ケーブルクレーン概念図

3 ウインチベース架設・撤去歩掛

(1基当たり)

名 称 世話役(人) 普通作業員(人) 摘 要

架 設 1.0 3.2

撤 去 1.0 2.5

計 2.0 5.7

備考 1.本歩掛は、丸太組を標準としたものであり、これによりがたい場合は別途計上す

ることができる。

2.ウインチベース材料(丸太)は次表を標準とし、材料費は別途計上する。

区 分 ウインチベース 面積 規 格

â丸 太 組 3×4=12 ,㎡ φ0.18m L=3.0m×20本=1.9

3.木材の損率は次表を標準とする。 ×○%1.9â

使用期間 3カ月未満 3カ月~6カ月 6カ月~1カ年

(0.48m3) (0.76m3) (0.95m3)損 率 25% 40% 50%

4.整地が必要な場合は、整地に要する経費を別途計上する。

(諸雑費 5%)

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5.ウインチベースの概念図は次図のとおりである。

4. アンカー架設・撤去歩掛

(1基当たり)

アンカー種別 丸太埋込み 根株・立木

山林砂防工 山林砂防工世話役 機械運転 世話役 機械運転

(普通作業員) (普通作業員)施工区分 規格(人) (時間) (人) (時間)

(人) (人)

─ ─1t 1.4 10.6 0.8 6.2未満

─ ─2t 1.6 11.4 1.0 7.0未満

─ ─人 力 施 工 3t 1.7 12.3 1.1 7.9未満

─ ─4t 1.8 13.2 1.2 8.8未満

─ ─5t 1.9 14.1 1.3 9.7未満

1t機 械 施 工 未満

─ ─ ─~ 1.0 6.9 6.05t未満

備考 1.本歩掛は、丸太埋込み又は根株・立木を利用したものを標準としたものである。

2.アンカー材料(丸太)は次表を標準とし、材料費は全損で、別途計上する。

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なお、根株・立木を利用する場合の材料費は計上しない。

区 分 規 格

â丸 太 末口径0.24~0.26m,長さ2.0m×2本,材料0.25

3.埋込み穴掘削に使用する機械は、バックホウ(クローラ型・排出ガス対策型・

山積0.28 (平積0.2 )を標準とする。â â

4.アンカー(3tの場合)の概念図は下図のとおりである。

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5 . ケ ー ブ ル ク レ ー ン 架 設 ・ 撤 去 歩 掛 ( 1 基 当 た り )

施工内容 施工内容名称 山砂 山砂 名称 山砂 山砂

規格 (普作) (普作) 規格 (普作) (普作)

(t) 支間長(m) (人) (人) (人) (日) (人) (人) (人) (日) (t) 支間長(m) (人) (人) (人) (日) (人) (人) (人) (日) 75 以下 2 10 6 3 1 5 4 2 75 以下 4 20 12 3 3 9 6 2 76 ~ 125 3 13 7 3 1 7 5 2 76 ~ 125 5 22 14 3 3 11 7 2

1 126 ~ 175 3 16 9 4 2 7 6 2 2 126 ~ 175 6 25 16 4 3 12 8 2t 176 ~ 225 4 19 11 4 2 9 7 3 t 176 ~ 225 6 28 18 4 4 13 9 3

未 226 ~ 275 5 22 13 5 3 10 8 3 以 226 ~ 275 7 31 20 5 4 15 10 3満 276 ~ 325 5 25 15 6 3 12 9 3 上 276 ~ 325 8 34 21 6 5 16 11 3

326 ~ 375 6 28 17 6 3 13 10 4 3 326 ~ 375 8 37 24 6 5 17 12 4 376 ~ 425 7 30 19 7 4 14 11 4 t 376 ~ 425 9 40 25 7 5 19 13 4 426 ~ 500 7 33 21 7 4 15 12 5 未 426 ~ 500 10 43 27 7 6 20 14 5 501 ~ 600 8 35 23 8 4 16 13 5 満 501 ~ 600 10 45 29 8 6 20 15 5 601 ~ 700 8 37 25 8 4 17 14 6 601 ~ 700 10 47 31 8 6 21 16 6 701 ~ 800 9 41 28 9 5 17 14 6 701 ~ 800 11 51 34 9 7 21 16 6 801 ~ 1000 9 43 29 9 5 18 14 6 801 ~ 1000 11 53 37 9 7 22 16 6 75 以下 3 14 9 3 2 7 5 2 75 以下 5 23 15 3 3 9 7 2 76 ~ 125 4 17 10 3 2 9 6 2 76 ~ 125 6 26 16 3 3 11 8 2

1 126 ~ 175 4 20 13 4 3 9 7 2 3 126 ~ 175 6 29 19 4 4 12 8 2t 176 ~ 225 5 23 15 4 3 11 8 3 t 176 ~ 225 7 32 20 4 4 14 9 3

以 226 ~ 275 6 26 16 5 4 12 9 3 以 226 ~ 275 8 35 22 5 4 15 11 3上 276 ~ 325 6 29 18 6 4 14 10 3 上 276 ~ 325 8 38 24 6 5 16 12 32 326 ~ 375 7 32 20 6 4 15 11 4 4 326 ~ 375 9 41 26 6 5 18 12 4t 376 ~ 425 8 34 22 7 5 16 12 4 t 376 ~ 425 10 44 27 7 6 19 13 4

未 426 ~ 500 8 37 24 7 5 18 13 5 未 426 ~ 500 10 47 30 7 6 21 14 5満 501 ~ 600 9 39 26 8 5 18 14 5 満 501 ~ 600 10 49 32 8 6 21 15 5

601 ~ 700 9 41 28 8 5 19 15 6 601 ~ 700 10 51 34 8 6 22 16 6 701 ~ 800 10 45 31 9 6 19 15 6 701 ~ 800 11 55 37 9 7 22 16 6 801 ~ 1000 10 47 32 9 6 20 15 6 801 ~ 1000 11 57 40 9 7 23 16 6

世話役 とび工 世話役 とび工

架設(機械据付・ワイヤ貼付) 撤去(機械解体・ワイヤ撤去)

ウインチ運転

ウインチ運転

架設(機械据付・ワイヤ貼付) 撤去(機械解体・ワイヤ撤去)

世話役 とび工ウインチ運転

世話役 とび工ウインチ運転

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備考 1.伐開を必要とする場合は別途計上する。

2.架線を張り替えて使用する場合は、必要な労務資材を別途計上する。

3.試運転に要する経費は、ウインチ運転1日分を加算計上する。

6. 積卸し歩掛(1日当たり)

山林砂防工(普通作業員)

区 分 機 器 摘 要積卸し 信号手

コンクリート バケット 1.0人

諸 資 材 〃 3.0 骨材等でバケットを使用するもの

土砂、玉石、セメント、積ブロック、鋼材、〃 モッコ 3.0 1.0人木材等で重量の大きいものの運搬に適用する(1.8×1.8)

〃 〃 2.0 切芝、 株、そだ等で重量の小さいも萱(1.8×1.8) のに適用する

備考 1. 信号手は積卸し作業を行うものとする。

2. 2段クレーンの場合は山林砂防工(普通作業員)の積卸しを2.0人加算し、信

号手は必要により加える。

3. 山腹工事等で荷卸し場所が小面積で荷寄せを必要とする場合は、山林砂防工

(普通作業員)を増加することができる。

7. 積卸し時間、ロープスピード

積卸しに要する時間 コンクリート運搬2分、その他3分

吊上(下)高 30m

吊 上 22m/分

ロ ー プ 吊 下 22m/分

スピード 距離 50m以下 51~100 101~200 201~300 300以上横行速度

m/分 65 80 95 110 135

8. 盤台設置歩掛

現場条件により、盤台を設置する場合に計上する。 (1基当たり)

区 分 規 格 山林砂防工 素材 製材 諸 雑 費(普通作業員)

盤 台 3.0×3.0m=9.0 7.0人 0.7 0.20 素材費+製材費の20%㎡ â â

備考 諸雑費は、ボルト、かすがい、釘、鉄線等の費用とする。

3ヶ月 3~6ヶ月 6ヶ月~1カ年

25% 40% 50%

â â â â â â0.175 0.05 0.28 0.08 0.35 0.10

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9. ケーブルクレーン単価表

(1) ウインチベース架設・撤去単価表(1基当たり)

名 称 規 格 単位 数量 摘 要

世 話 役 人

普 通 作 業 員 〃

丸 太 損 料 丸太1.9 式 1 ウインチベース用â

諸 雑 費 丸太損料の5% 〃 1 ボルト、釘、鉄線等の費用

(2) アンカー架設・撤去単価表(1基当たり)

名 称 規 格 単位 数量 摘 要

世 話 役 人

山 林 砂 防 工〃

( 普 通 作 業 員 )

バックホウ運転 h 機械施工のときに計上クローラ型・排出ガス対策â â型山積 平積0.28 ( 0.2

材 料 費 丸太0.25 式 1 丸太埋込みのときに計上â

諸 雑 費 材料費の5% 〃 1 〃

(3) ケーブルクレーン架設・撤去単価表(1基当たり)

名 称 規 格 単位 数量 摘 要

世 話 役 人

と び 工 〃

山 林 砂 防 工 〃

( 普 通 作 業 員 )

ウ イ ン チ 運 転 日

ウ イ ン チ 賃 料 式 1 備考1

ワ イ ヤ ロ ー プ 〃 1 〃

付 属 機 器 賃 料 〃 1 〃

支 柱 賃 料 〃 1 必要に応じて計上

備考2.3

諸 雑 費 〃 1 備考4

備考1.ウインチ、ワイヤーロープ(主索、巻上索、エンドレス索)及び付属器具(キ

ャレージ、ブロック、滑車、アンカー関連器具等)は、賃料とする。

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2.支柱(元柱、先柱、中間支柱)は、立木を使用しない場合に計上し、その費

用は賃料とする。

3.中間支柱を設置する場合は、支柱1基当たり山林砂防工(普通作業員)4.0人

を加算する。

4.諸雑費は、ボルト、かすがい、釘、鉄線等の費用とし、架設・撤去労務費の合

計額に0.5%を乗じた金額を上限として計上する。

(4) ケーブルクレーン運転1日当たり単価表(1日当たり)

名 称 規 格 単位 数量 摘 要

特 殊 作 業 員 人 1

燃 料 費 軽油ç

運 搬 器 具 損 料 式 1 別途計上

備考 1. 燃料費の算出に用いるケーブルクレーンの運転日当たりの運転時間は、次の

とおりとする。

(1) 架設・撤去:4.3h

(2) コンクリートの運搬:5.3h

(3) その他資材等の運搬:6.7h

(4) 土工機械の分解・組立:6.7h

2. 燃料費の算出に用いるウインチの機関出力は、次のとおりとする。

(1) 1t未満:36kw

(2) 1t以上2t未満:48kw

(3) 2t以上3t未満:60kw

(4) 3t以上4t未満:73kw

(5) 4t以上5t未満:85kw

3.ケーブルクレーン架設・撤去に係る運転の場合は、山林砂防工を計上しない。

(1,580) (1,820)

4. 損料 バケット0.5m3級 1,500円、0.8m3級 1,730円、モッコ 85円。

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(参考)

補修歩掛は、必要であれば工事期間内(据付・解体するまでをいう)において、

次表を標準として計上することができる。

補 修 歩 掛(1基当たり)

補 修 補 修作業内容 作業内容(機械・ワイヤ手直し) (機械・ワイヤ手直し)

名称 名称

( (

規 世 と 山 普 規 世 と 山 普林 通 林 通

格 スパン 話 び 砂 作 格 スパン 話 び 砂 作防 業 防 業

(t) (m) 役 工 工 員 (t) (m) 役 工 工 員(人) (人) (人) (人)) )

(人) (人)

50未満 4 9 100未満 6 13100 4 9 200 7 15

1t 200 5 11 3t 300 8 17300 6 13 400 9 19以上 以上

400 1 7 15 500 1 10 19.52t 500 8 16 4t 600 10 20

600 8 17 700 10 20未満 未満

700 8 17 800 11 21800 9 19 800-1000 11 21

800-1000 9 19

50未満 5 11100 5 11

2t 200 6 13300 7 15以上

400 1 8 173t 500 9 18

600 9 19未満

700 9 19800 10 20

800-1000 10 20

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(参考-1)設計荷重及び索の決定早見表

(バケット使用コンクリート運搬、標準タイプ)

-ア(バケット0.5 )(1) 使用、勾配15度未満、中央垂下比0.04â

㎏/ ㎏/m備考 1. 大積載物はコンクリート(2350 )で計算した。 12.0mm 0.524â

14.0 0.7132.キャレジ等付属金具及びバケットの重量は標準値とした。

16.0 0.9323.索長は次式による。

18.0 1.18主索:支間長(平均)+40.0m

巻上索:支間長(平均)+30.0×2+20.0m

エンドレス索:支間長(平均)×2+50.0m(支間長500mまで)

支間長×2+100.0m(支間長500m以上)

4.主索の重量は構成記号6×7を、巻上索・エンドレス索の重量は構成記号6×1

9を標準値とした。

5.支間長701~1000mは中央垂下比0.05

区 分 設 計 荷 重(㎏) 主 索 巻上索 エンドレス索ケーブル

支間長(m) その 最大 巻上索+ 索長 索径 索長 索径 索長 索径 クレーンキャ 他 バケ 積載 エンドレ 計 規 格

区 分 平均 レジ 金具 ット 物 ス 索 (m ( ) (m ( ) (m) ( ) (t)) )mm mm mm

75以下 50 73.4 1578.4 90 22.4 130 12.0 150 12.0

76~125 100 112.7 1617.7 140 22.4 180 12.0 250 12.0

126~175 150 152.0 1657.0 190 24.0 230 12.0 350 12.01 以上t

176~225 200 191.3 1696.3 240 24.0 280 12.0 450 12.02 未満t

226~275 250 313.7 1818.7 290 26.0 330 14.0 550 14.0

276~325 300 367.2 1872.2 340 26.0 380 14.0 650 14.0

326~375 350 95 65 170 1175 420.7 1925.7 390 28.0 430 14.0 750 14.0

376~425 400 474.1 1979.1 440 28.0 480 14.0 850 14.0

426~500 465 710.7 2215.7 505 30.0 545 16.0 980 16.0

501~600 550 852.8 2357.8 590 32.0 630 16.0 1200 16.0 2 以上t

601~700 650 1256.7 2761.7 690 36.0 730 18.0 1400 18.0 3 未満t

701~800 750 1433.7 2938.7 790 36.0 830 18.0 1600 18.0

3 以上t801~1000 900 1699.2 3204.2 940 36.0 980 18.0 1900 18.0

4 未満t

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- 163 -

-イ (バケット0.5 )(1) 使用、勾配15度以上、中央垂下0.04â

ア備考1~4に同じ備考 1. (1)2. 支間長601~ 800mは中央垂下比 0.05

〃 801~1,000mは 〃 0.06

-ア (バケット0.8 )(2) 使用、勾配15度未満、中央垂下0.04â

区 分 設 計 荷 重(㎏) 主 索 巻上索 エンドレス索ケーブル

支間長(m) その 最大 巻上索+ 索長 索径 索長 索径 索長 索径 クレーンキャ 他 バケ 積載 エンドレ 計 規 格

区 分 平均 レジ 金具 ット 物 ス 索 (m ( ) (m ( ) (m) ( ) (t)) )mm mm mm

75以下 50 73.4 1578.4 90 22.4 130 12.0 150 12.0

76~125 100 112.7 1617.7 140 24.0 180 12.0 250 12.0

126~175 150 152.0 1657.0 190 24.0 230 12.0 350 12.01 以上t

176~225 200 191.3 1696.3 240 24.0 280 12.0 450 12.02 未満t

226~275 250 313.7 1818.7 290 26.0 330 14.0 550 14.0

276~325 300 367.2 1872.2 340 26.0 380 14.0 650 14.095 65 170 1175

326~375 350 420.7 1925.7 390 28.0 430 14.0 750 14.0

376~425 400 474.1 1979.1 440 28.0 480 14.0 850 14.0

426~500 465 710.7 2215.7 505 32.0 545 16.0 980 16.0

501~600 550 1079.7 2584.7 590 34.0 630 18.0 1200 18.0 2 以上t

601~700 650 1256.7 2761.7 690 36.0 730 18.0 1400 18.0 3 未満t

701~800 750 1433.7 2938.7 790 36.0 830 18.0 1600 18.0

3 以上t801~1000 900 1699.2 3204.2 940 36.0 980 18.0 1900 18.0

4 未満t

区 分 設 計 荷 重(㎏) 主 索 巻上索 エンドレス索ケーブル

支間長(m) その 最大 巻上索+ 索長 索径 索長 索径 索長 索径 クレーンキャ 他 バケ 積載 エンドレ 計 規 格

区 分 平均 レジ 金具 ット 物 ス 索 (m ( ) (m ( ) (m) ( ) (t)) )mm mm mm

75以下 50 99.8 2439.8 90 28.0 130 14.0 150 14.0

76~125 100 153.3 2493.3 140 28.0 180 14.0 250 14.0

126~175 150 270.3 2610.3 190 30.0 230 16.0 350 16.0 2 以上t

176~225 200 340.2 2680.2 240 30.0 280 16.0 450 16.0 3 未満t

226~275 250 410.1 2750.1 290 32.0 330 16.0 550 16.0

276~325 300 480.0 2820.0 340 32.0 380 16.0 650 16.0

326~375 350 95 65 300 1880 696.2 3036.2 390 34.0 430 18.0 750 18.0

376~425 400 784.7 3124.7 440 34.0 480 18.0 850 18.0

426~500 465 898.8 3239.8 505 36.0 545 18.0 980 18.0 3 以上t

501~600 550 1079.7 3419.7 590 36.0 630 18.0 1200 18.0 4 未満t

601~700 650 1256.7 3596.7 690 36.0 730 18.0 1400 18.0

701~800 750 1433.7 3773.7 790 36.0 830 18.0 1600 18.0

4 以上t801~1000 900 1699.2 4039.2 940 36.0 980 18.0 1900 18.0

5 未満t

備考 1. (1)ア備考1~4に同じ

2. 支間長501~700mは中央垂下比0.05

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- 164 -

-イ (バケット0.8 )(2) 使用、勾配15度以上、中央垂下比0.04â

ア備考1~4に同じ備考 1. (1)

2. 支間長 426~ 600mは中央垂下比0.05

00mは 〃 0.06〃 601~ 8

〃 801~1,000mは 〃 0.07

(参考-2)資材の1回当たり標準運搬量

1t未満 1t以上2t未満 2t以上3t未満 3t以上4t未満 4t以上5t未満規 格

コ ン ク リ ー ト 0.8 (1880 )または0.5 (1175 )â â㎏ ㎏

㎏ ㎏ ㎏ ㎏ ㎏350 530 720 910 1100コンクリートブロック

(11個) (17個) (23個) (29個) (35個)㎏ ㎏ ㎏ ㎏ ㎏170 220 270 320 370

木 製 型 枠(14 ) (18 ) (22 ) (26 ) (30 )㎡ ㎡ ㎡ ㎡ ㎡

㎏ ㎏ ㎏ ㎏ ㎏300 400 500 600 700鋼 製 型 枠

(9 ) (12 ) (15 ) (18 ) (21 )㎡ ㎡ ㎡ ㎡ ㎡㎏ ㎏ ㎏ ㎏ ㎏400 900 1050 1200 1350

土 砂(0.2 ) (0.5 ) (0.6 ) (0.7 ) (0.8 )â â â â â

㎏ ㎏ ㎏ ㎏ ㎏300 600 900 1200 1500砂 利 ・ 栗 石

(0.2 ) (0.4 ) (0.6 ) (0.8 ) (0.9 )â â â â â

㎏ ㎏ ㎏ ㎏ ㎏鋼 材 300 600 900 1200 1500160kg 240kg 330kg 410kg 490kg

丸 太 (0.2 ) (0.3 ) (0.4 ) (0.5 ) (0.6 )â â â â â(10本) (15本) (20本) (25本) (30本)

区 分 設 計 荷 重(㎏) 主 索 巻上索 エンドレス索ケーブル

支間長(m) その 最大 巻上索+ 索長 索径 索長 索径 索長 索径 クレーンキャ 他 バケ 積載 エンドレ 計 規 格

区 分 平均 レジ 金具 ット 物 ス 索 (m ( ) (m ( ) (m) ( ) (t)) )mm mm mm

75以下 50 99.8 2439.8 90 28.0 130 14.0 150 14.0

76~125 100 153.3 2493.3 140 28.0 180 14.0 250 14.0

126~175 150 270.3 2610.3 190 30.0 230 16.0 350 16.0 2 以上t

176~225 200 340.2 2680.2 240 30.0 280 16.0 450 16.0 3 未満t

226~275 250 410.1 2750.1 290 32.0 330 16.0 550 16.0

276~325 300 480.0 2820.0 340 32.0 380 16.0 650 16.0

326~375 350 95 65 300 1880 696.2 3036.2 390 34.0 430 18.0 750 18.0

376~425 400 784.7 3124.7 440 36.0 480 18.0 850 18.03 以上t

426~500 465 899.8 3239.8 505 36.0 545 18.0 980 18.04 未満t

501~600 550 1079.7 3419.7 590 36.0 630 18.0 1200 18.0

601~700 650 1256.7 3596.7 690 36.0 730 18.0 1400 18.0

701~800 750 1433.7 3773.7 790 36.0 830 18.0 1600 18.0

4 以上t801~1000 900 1699.2 4039.2 940 36.0 980 18.0 1900 18.0

5 未満t

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- 165 -

ケーブルクレーン運搬量 コンクリート 0.5m3の場合

ケーブル

クレーン コンクリート ブロック 木材型枠 鋼製型枠 土砂 砂利・栗石 鋼材 丸太

規 格 (t) 区 分 平 均 m3 t m2 t m3 m3 t m350以下 25 21.70 868.00 18.60 12.40 12.40 18.60 12.4051~75 63 19.60 784.00 16.80 11.20 11.20 16.80 11.20

76~100 88 17.85 714.00 15.30 10.20 10.20 15.30 10.20101~125 113 17.50 700.00 15.00 10.00 10.00 15.00 10.00

1t 126~150 138 16.45 658.00 14.10 9.40 9.40 14.10 9.40151~200 175 15.05 602.00 12.90 8.60 8.60 12.90 8.60

未満 201~250 225 14.35 574.00 12.30 8.20 8.20 12.30 8.20251~300 275 13.30 532.00 11.40 7.60 7.60 11.40 7.60301~350 325 13.65 546.00 11.70 7.80 7.80 11.70 7.80351~400 375 12.60 504.00 10.80 7.20 7.20 10.80 7.20401~450 425 11.90 476.00 10.20 6.80 6.80 10.20 6.80

50以下 25 29.00 32.86 1,116.00 24.80 31.00 24.80 37.20 18.6051~75 63 25.50 29.68 1,008.00 22.40 28.00 22.40 33.60 16.80

76~100 88 23.00 27.03 918.00 20.40 25.50 20.40 30.60 15.30

101~125 113 22.50 26.50 900.00 20.00 25.00 20.00 30.00 15.001t以上 126~150 138 21.00 24.91 846.00 18.80 23.50 18.80 28.20 14.10

151~200 175 19.00 22.79 774.00 17.20 21.50 17.20 25.80 12.902t未満 201~250 225 18.50 21.73 738.00 16.40 20.50 16.40 24.60 12.30

251~300 275 17.00 20.67 702.00 15.60 19.50 15.60 23.40 11.70301~350 325 17.00 20.67 702.00 15.60 19.50 15.60 23.40 11.70351~400 375 15.50 19.08 648.00 14.40 18.00 14.40 21.60 10.80401~450 425 14.50 18.02 612.00 13.60 17.00 13.60 20.40 10.20

50以下 25 29.00 44.64 1,364.00 31.00 37.20 37.20 55.80 24.8051~75 63 25.50 40.32 1,232.00 28.00 33.60 33.60 50.40 22.40

76~100 88 23.00 36.72 1,122.00 25.50 30.60 30.60 45.90 20.40101~125 113 22.50 36.00 1,100.00 25.00 30.00 30.00 45.00 20.00126~150 138 21.00 33.84 1,034.00 23.50 28.20 28.20 42.30 18.80

2t以上 151~200 175 19.00 30.96 946.00 21.50 25.80 25.80 38.70 17.20201~250 225 18.50 29.52 902.00 20.50 24.60 24.60 36.90 16.40

3t未満 251~300 275 16.50 27.36 836.00 19.00 22.80 22.80 34.20 15.20301~350 325 17.00 28.08 858.00 19.50 23.40 23.40 35.10 15.60351~400 375 15.50 25.92 792.00 18.00 21.60 21.60 32.40 14.40401~500 450 14.50 24.48 748.00 17.00 20.40 20.40 30.60 13.60501~600 550 12.50 20.88 638.00 14.50 17.40 17.40 26.10 11.60601~700 650 11.50 19.44 594.00 13.50 16.20 16.20 24.30 10.80701~800 750 10.50 17.28 528.00 12.00 14.40 14.40 21.60 9.60

50以下 25 29.00 56.42 1,612.00 37.20 43.40 49.60 74.40 31.0051~75 63 25.50 50.96 1,456.00 33.60 39.20 44.80 67.20 28.00

76~100 88 23.00 46.41 1,326.00 30.60 35.70 40.80 61.20 25.50101~125 113 22.50 45.50 1,300.00 30.00 35.00 40.00 60.00 25.00

3t以上 126~150 138 21.00 42.77 1,222.00 28.20 32.90 37.60 56.40 23.50151~200 175 19.00 39.13 1,118.00 25.80 30.10 34.40 51.60 21.50

4t未満 201~250 225 18.50 37.31 1,066.00 24.60 28.70 32.80 49.20 20.50251~300 275 16.50 34.58 988.00 22.80 26.60 30.40 45.60 19.00301~350 325 17.00 35.49 1,014.00 23.40 27.30 31.20 46.80 19.50351~400 375 15.50 32.76 936.00 21.60 25.20 28.80 43.20 18.00401~500 450 14.50 30.94 884.00 20.40 23.80 27.20 40.80 17.00501~600 550 12.50 26.39 754.00 17.40 20.30 23.20 34.80 14.50601~700 650 11.50 24.57 702.00 16.20 18.90 21.60 32.40 13.50701~800 750 10.50 21.84 624.00 14.40 16.80 19.20 28.80 12.00801~900 850 9.50 20.02 572.00 13.20 15.40 17.60 26.40 11.00

901~1000 950 8.50 19.11 546.00 12.60 14.70 16.80 25.20 10.50

区 分 1 日 当 た り 運 搬 量 運搬距離(m)

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- 166 -

ケーブルクレーン運搬量 コンクリート 0.8m3の場合

ケーブル

クレーン コンクリート ブロック 木材型枠 鋼製型枠 土砂 砂利・栗石 鋼材 丸太規 格 (t) 区 分 平 均 m3 t m2 t m3 m3 t m3

50以下 25 21.70 868.00 18.60 12.40 12.40 18.60 12.4051~75 63 19.60 784.00 16.80 11.20 11.20 16.80 11.20

76~100 88 17.85 714.00 15.30 10.20 10.20 15.30 10.20101~125 113 17.50 700.00 15.00 10.00 10.00 15.00 10.00

1t 126~150 138 16.45 658.00 14.10 9.40 9.40 14.10 9.40151~200 175 15.05 602.00 12.90 8.60 8.60 12.90 8.60

未満 201~250 225 14.35 574.00 12.30 8.20 8.20 12.30 8.20251~300 275 13.30 532.00 11.40 7.60 7.60 11.40 7.60301~350 325 13.65 546.00 11.70 7.80 7.80 11.70 7.80351~400 375 12.60 504.00 10.80 7.20 7.20 10.80 7.20401~450 425 11.90 476.00 10.20 6.80 6.80 10.20 6.80

50以下 25 32.86 1,116.00 24.80 31.00 24.80 37.20 18.6051~75 63 29.68 1,008.00 22.40 28.00 22.40 33.60 16.80

76~100 88 27.03 918.00 20.40 25.50 20.40 30.60 15.30101~125 113 26.50 900.00 20.00 25.00 20.00 30.00 15.00

1t以上 126~150 138 24.91 846.00 18.80 23.50 18.80 28.20 14.10151~200 175 22.79 774.00 17.20 21.50 17.20 25.80 12.90

2t未満 201~250 225 21.73 738.00 16.40 20.50 16.40 24.60 12.30251~300 275 20.67 702.00 15.60 19.50 15.60 23.40 11.70

301~350 325 20.67 702.00 15.60 19.50 15.60 23.40 11.70351~400 375 19.08 648.00 14.40 18.00 14.40 21.60 10.80401~450 425 18.02 612.00 13.60 17.00 13.60 20.40 10.20

50以下 25 46.40 44.64 1,364.00 31.00 37.20 37.20 55.80 24.8051~75 63 40.80 40.32 1,232.00 28.00 33.60 33.60 50.40 22.40

76~100 88 36.80 36.72 1,122.00 25.50 30.60 30.60 45.90 20.40101~125 113 36.00 36.00 1,100.00 25.00 30.00 30.00 45.00 20.00126~150 138 33.60 33.84 1,034.00 23.50 28.20 28.20 42.30 18.80

2t以上 151~200 175 30.40 30.96 946.00 21.50 25.80 25.80 38.70 17.20201~250 225 29.60 29.52 902.00 20.50 24.60 24.60 36.90 16.40

3t未満 251~300 275 26.40 27.36 836.00 19.00 22.80 22.80 34.20 15.20301~350 325 27.20 28.08 858.00 19.50 23.40 23.40 35.10 15.60351~400 375 24.80 25.92 792.00 18.00 21.60 21.60 32.40 14.40401~500 450 23.20 24.48 748.00 17.00 20.40 20.40 30.60 13.60501~600 550 20.00 20.88 638.00 14.50 17.40 17.40 26.10 11.60601~700 650 18.40 19.44 594.00 13.50 16.20 16.20 24.30 10.80701~800 750 16.80 17.28 528.00 12.00 14.40 14.40 21.60 9.60

50以下 25 46.40 56.42 1,612.00 37.20 43.40 49.60 74.40 31.0051~75 63 40.80 50.96 1,456.00 33.60 39.20 44.80 67.20 28.00

76~100 88 36.80 46.41 1,326.00 30.60 35.70 40.80 61.20 25.50101~125 113 36.00 45.50 1,300.00 30.00 35.00 40.00 60.00 25.00

3t以上 126~150 138 33.60 42.77 1,222.00 28.20 32.90 37.60 56.40 23.50151~200 175 30.40 39.13 1,118.00 25.80 30.10 34.40 51.60 21.50

4t未満 201~250 225 29.60 37.31 1,066.00 24.60 28.70 32.80 49.20 20.50251~300 275 26.40 34.58 988.00 22.80 26.60 30.40 45.60 19.00301~350 325 27.20 35.49 1,014.00 23.40 27.30 31.20 46.80 19.50351~400 375 24.80 32.76 936.00 21.60 25.20 28.80 43.20 18.00401~500 450 23.20 30.94 884.00 20.40 23.80 27.20 40.80 17.00501~600 550 20.00 26.39 754.00 17.40 20.30 23.20 34.80 14.50601~700 650 18.40 24.57 702.00 16.20 18.90 21.60 32.40 13.50701~800 750 16.80 21.84 624.00 14.40 16.80 19.20 28.80 12.00801~900 850 15.20 20.02 572.00 13.20 15.40 17.60 26.40 11.00

901~1000 950 13.60 19.11 546.00 12.60 14.70 16.80 25.20 10.50

1 日 当 た り 運 搬 量 運搬距離(m)

区 分

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- 167 -

No. ケーブルクレーン運転単価表1日当たり

規 格 1t未満

算定書名 称 形状・寸法 数 量 単位 単 価 金 額 備 考

番 号

特 作 1.00 人

コンクリート運搬 21.00.108×36kW架設・撤去 17.0ç分解・組立,一般資材運搬 26.0軽 油 3.89 /hç

-167

-

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- 168 -

-168

-

No. ケーブルクレーン運転単価表1日当たり

規 格 1t以上 2t未満

算定書名 称 形状・寸法 数 量 単位 単 価 金 額 備 考

番 号

特 作 1.00 人

コンクリート運搬 27.00.108×48kW架設・撤去 22.0ç分解・組立,一般資材運搬 35.0軽 油 5.18 /hç

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- 169 -

No. ケ ー ブ ル ク レ ー ン 運 転 単 価 表1日当たり

規 格 2t以上 3t未満

算定書名 称 形状・寸法 数 量 単位 単 価 金 額 備 考

番 号

人特 作 1.00

コンクリート運搬 34.00.108×60kW架設・撤去 28.0ç分解・組立,一般資材運搬 43.0軽 油 6.48 /hç

-169

-

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- 170 -

No. ケーブルクレーン運転単価表1日当たり

規 格 3t以上 4t未満

算定書名 称 形状・寸法 数 量 単位 単 価 金 額 備 考

番 号

特 作 1.00 人

コンクリート運搬 42.00.108×73kW架設・撤去 34.0軽 油 ç分解・組立,一般資材運搬 53.07.88 /hç

-170

-

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- 171 -

5-2 ダンプトラック運搬

1.時間当たり運搬土量

時間当たり運搬土量(地山土量)の算定式は次表のとおりとする。

60Vt= ×q×E( )â/h

Cm

Vt:1時間当たり運搬量( )â/h

q: 1台当たり積載土量( )â

Cm:1サイクルの所要時間(min)

E:作業効率

2.積載土量(q)

Wq= ( )㎡

ただし, W……ダンプトラックの許容積載重量(t)

w……地山の単位体積重量(t/ )â

qの値は次表による。

地山の単位車 種 土 質 2t車 4t車 6t車 8t車 10t車

体 積 質 量

土 砂 1.1 2.2 3.3 4.4 5.3 18(KN/ )â â â â â â

軟 岩 0.9 1.8 2.7 3.6 4.3 22( 〃 )

コンクリート塊 0.8 1.7 2.5 3.3 4.0 24( 〃 )

硬 岩 0.8 1.6 2.4 3.2 3.8 25( 〃 )

備考 1.車種の選定に当たっては、現場条件等を考慮して決定すること。

2.地山以外のルーズな土質の積載土量は実態に応じて換算する。

3.1サイクルの所要時間

βL αCm= +

cm:サイクルタイム(min:小数点以下四捨五入)

β:運搬状況による係数

L:片道運搬距離(㎞ (運搬距離は片道であり、往路と復路が異なるときは)

平均値とする )。

α:積込等その他の作業時間(min)

備考 (1) 現場条件等(地域の状況により著しく交通渋滞がある場合 又は交通規制等、

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- 172 -

がある場合)により本式を適用し難い場合は 実情に応じて別途積算すること,

ができる。

(2) 係 数

運搬状況による係数(β)

β状 況 の 区 分

DID区間車70%以上 5.8DID区間車が30%以上の地区を昼間運搬する場合

〃70%未満30%以上 5.3

上記以外の運搬の場合 〃 4.8

河 床 路 〃 7.9

備考 1.DID区間率=DID区間÷運搬距離×100(%)である。

2.DID区間は、運搬距離のうちDID地区に係る区間とする。

3.DID地区(人口集中地区)は、総務省統計局国勢調査において設定された地

区であり、その地区はDID地区境界図によるものとする。

(3) 各車種ごとの積込等その他の作業時間 (min)係数(α)

αは 積込 待ち 土 シート掛け等の時間である。備考 1. 、 、 、排 、

2.現場条件(地域の状況により著しく交通渋滞がある場合 又は交通規制等、

がある場合)により本式を適用し難い場合は 実情に応じて別途積算するこ、

とができる。

積込機種 規格 車種 積込機種 規格 車種 α積込時間 その他時間 積込時間 その他時間α

10t 7 15 10t 14 22

山積 8 6 14 平積 8 11 190.80 クラムâ

6 4 8 12 シェル 0.60 6 8 8 16â(平積0.60 4 3 11 4 6 14

)â2 1 9 2 3 11

10t 13 21 10t 25 33

バックホウ 山積 8 10 18 8 20 280.45 ベ ル トâ

クロラー型 6 8 8 16 コンベア ─ 6 15 8 23(平積

排出ガス 0.35 4 5 13 4 10 18対策型 )â

2 3 11 2 5 13

10t 22 30 10t 60 68

山積 8 17 25 8 45 53â0.28

6 13 8 21 人 力 ─ 6 35 8 43(平積0.20 4 9 17 4 25 33

)â2 4 12 2 10 18

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4.作業効率(E)

E=0.9とし現場条件による補正はサイクルタイム(Cm)で行う。

5.ダンプトラック運転歩掛表(1時間当たり)

名 称 単位 数 量 摘 要

一 般 運 転 手 人ç燃 料 費

機 械 損 料 h 1消耗費補修費

車両運転経費 (1時間当たり)

ダンプトラック時間当り消耗費及び補修費

10 8t 6~7 4 2 備考t t t t名 称 単位

ダンプ ダンプ ダンプ ダンプ ダンプ

一 運 人 0.17 0.17 0.17 0.17 0.17

軽 油 等 12 9.0 8.3 6.8 4.4ç

(3,790) (2,820) (2,570) (1,350) (896)一 般 円

3,570 2,650 2,410 1,270 841損料

中硬岩 (4,100) (3,050) (2,780) (1,460) (969)〃

以 上 3,860 2,880 2,620 1,380 914

区 分 良 好 普 通 不 良

円 円 円

2t積 39 63 148

4t積 55 90 206

6t積 76 121 275

8t積 90 143 327

10t積 160 253 578

消耗部品の消耗費及び補修費の適用条件

破砕岩の混入する搬路又河床路その他これ不良 に準ずる搬路の運行が主な工事で、タイヤ

の損耗が著しいと認められるとき

路面がよく維持されている砂利道又はこれ普通

に準ずる搬路の運行が主な工事

舗装道その他これに準ずる良好な搬路によ良好

る運行が主な工事

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6. 共通仮設工

………………………………………………6-1 骨材置場、ミキサ盤台架設 176

…………………………………………………………6-2 歩道新設歩掛 177

………………………………………………6-3 現道補修(刈払いを含む) 177

…………………………………………………………6-4 落 石 防 護 柵 178

…………………………………………………………6-5 土のう締切工 178

…………………………………………………………6-6 廻 排 水 管 179

…………………………………………………………6-7 頭 上 防 護 柵 179

…………………………………………………6-8 機械運搬重量及割増表 180

…………………………………………………………6-9 火 薬 庫 損 料 180

…………………………………………………………6-10 仮設資材損率表 180

……………………………………………………6-11 土工機械解体・組立 181

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- 176 -

6. 共通仮設工

6-1 骨材置場、ミキサ盤台架設歩掛(仮設工)

備考 1. 4切ミキサを使用する場合で、骨材置場を要する場合は、8切用の歩掛をÔとし

て積算すること。

2. 大砂利コンクリートを使用する場合は、骨材置場の歩掛を1.5倍にして積算する

こと。

3. 木材は損率換算材積である。

区分 骨 材 置 場 ミキサ盤台

ミキ

サ容量 8 切 14 切 21 切 8~21切

工期 3ケ月 3~6 6ケ月 3ケ月 3~6 6ケ月 3ケ月 3~6 6ケ月 3ケ月 3~6 6ケ月

名称 未 満 ケ 月 以 上 未 満 ケ 月 以 上 未 満 ケ 月 以 上 未 満 ケ 月 以 上

製 材 0.51 0.82 1.02 0.64 1.06 1.28 0.75 1.17 1.511 0.14 0.23 0.29

素 材 0.31 0.49 0.61 0.42 0.63 0.83 0.42 0.70 0.829 0.37 0.59 0.73

実在積 (3.26‰) (4.22‰) (4.68‰) (2.05‰)

金 物 20㎏ 30㎏ 30㎏ 30㎏

労 特 作 5.0人 6.0人 7.0人 5.0人

務 山 砂 12.0人 15.0人 17.0人 19.0人

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6-2 歩道新設歩掛(巾0.5m) (仮設工)

(10m当たり)

名 称 歩 道 新 設 備 考

普 通 作 業 員 0.2~0.3人

備考 1. 0.2人は最も容易な場合、0.3人は困難な場合を示したものである。

2. この歩掛の範囲を超える場合は必要な図面を作成し、切取数量を計算して、直

接工事で積算するものとする。

6-3 現道補修歩掛 (仮設工)

(1) 補 修(100m当たり)

補 修 幅 (m)名 称 規 格 単 位 摘 要

1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0

普通作業員 人 0.8 1.2 1.6 2.0 2.4 2.8 3.2

備考 本表は掻均及び軽微な不陸整正に適用する。

(2) 刈 払

資 材 運 搬 路 刈 払 100㎡当り

作業種 普 作 特 作 ガソリン そ の 他 油 類 機 械 損 料

(27)刈 払 0.6人 0.06人 0.13� 円

26

草刈機損料0.1日

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6-4 落石防護柵歩掛 (仮設工)

(1) 地上高=2.0m 1基当り

構造:高さ=2.0m 長さ=5.0m(10㎡)下部1.0m 板張上部1mネット張り

6-5 土のう締切工歩掛 (仮設工)

(10㎡当たり)

山林砂防工(普通作業員)土 砂 土 の う 摘 要

土のう造及積立 取 除

5.0‰ 170.0袋 4.0人 2.0人 土のう寸法62×48㎝

備考 1. 現地の状況を検討し、廻排水、水替等と合わせて設計、積算するものとする。

2. 仮締切位置(L.W.L)を基準として水深0.3m以下は原則として計上しな

い。

3. 取除き歩掛は必要の場合のみ計上する。

4. 面積は直高×延長とする。

5. 土のうの小運搬を必要とする場合は実対に応じて加算する。

6. 土のう出来上り寸法は50×36×12㎝である。

7. 土砂5.0‰の内訳は次のとおりである。

土のう詰込土砂量は3.67‰,盛土用土砂1.33‰

工 期名 称 摘 要

3ヶ月未満 3~6ヶ月 6ヶ月以上

素 実 材 積 0.49‰ 0.49‰ 0.49‰丸 太

材 損率換算材積 0.12 0.20 0.25

製 実 材 積 0.11‰ 0.11‰ 0.11‰板

材 損率換算材積 0.03 0.04 0.05

金 網 5.0㎡ 5.0㎡ 5.0㎡ 損率50% 菱形亜鉛引φ2.6㎜

網目50㎜

金 物 12.0㎏ 12.0㎏ 12.0㎏ 損率100%針金、釘、かすがい

普 作 4.0人 4.0人 4.0人 架設解体一式

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6-6 廻排水管歩掛 (仮設工)

管類による廻排水の場合は次式によって算出した損料に据付費の1/2を加えたものを計上

する。撤去費は(据付費の1/2)の1/2を計上する。

コルゲ-トパイプ等の損料=購入価格×0.9×1/3

ヒュ-ム管の損料=購入価格×1/10

6-7 頭上防護歩掛 (仮設工)

構造:高さ=4.5m 巾=3.0m 長さ=5.0m 丸太組立 ネット張り

(1基当たり)

工 期名 称 摘 要

3ヶ月未満 3~6ヶ月 6ヶ月以上

素 実材積 1,89‰ 1,89‰ 1,89‰丸 太

材 損率換算材積 0.47 0.76 0.95

金 網 16.0㎡ 16.0㎡ 16.0㎡ 損率50% 菱形亜鉛φ4㎜(×50% 8㎡) (×50% 8㎡) (×50% 8㎡) 網目50㎜

金 物 35.0㎏ 35.0㎏ 35.0㎏ 損率100%,針金,釘,かすがい特 作 2.0人 2.0人 2.0人 架設,解体一式普 作 3.0人 3.0人 3.0人 〃 〃

備考 1. 本表はケーブルクレーン、索道等が道路上を横断する場合に設置する頭上防護

柵である。

2. 索の張替等に伴ない移設するを必要とする場合は労務歩掛を100%加算する。

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6-8 機械類運搬重量及び割増表

機 種 規 格 重 量 運搬車種 割 増 率

ブルトーザ 21ton級 22.5ton 24 7

備考:重量20.0t以上の機材で本表以外の機械を設計した場合は貨物自動車運搬

6-9 火薬庫損料(営繕費)

規 格 火薬庫損料

取 扱 所 鋼製移動式3.2㎡ 459,000円 一日の使用量25㎏以上

火 工 所 組立テント式1.9㎡ 54,000円 一日の使用量25㎏未満

注 交通不便等の箇所において、火薬庫を設置して火薬類を保管する必要がある場合には,

火薬庫を計上する。この場合には局へ協議すること。

6-10 仮設資材損率表

使用期間3ヶ月未満 6ヶ月未満 1年未満 摘 要

資材名

木 材 ( A ) 60% 70% 90% 土留,仮締切,仮橋等用

木 材 ( B ) 25 40 50 防護柵等用

鋼 材 10 20 30 仮設材損料算定基準に掲げる

鉄 線 か ご 100 100 100 鋼材を除く

金 網 80 90 100

シ ー ト 30 30 30

ワイヤーロープ 20 20 20 索道施設用を除く

送 水 ホ ー ス 20 30 45 水替工用

備考 1. 再使用不可能なもの及び長さ1m未満の場合は全損とする。

ただし、鋼材の内回収可能なものについては、スクラップ控除する。

2. タイロッドは、一工事全損とし、スクラップ控除する。

3. ボールド、かすがい、釘、鉄線は全損とする。

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6-11 土工機械解体・組立(運搬費)

1. 適用範囲

本歩掛は、土工機械の分解・組立して現場内運搬を実施する場合の輸送費積算に適用

する。

2. 積 算

輸送費の積算は、次式により共通仮設費の運搬費に計上する。

P=M1+M2+Z

ただし,P :分解・組立に要する費用

M1:分解に必要な労務費(分解工数は次表による)

M2:組立に必要な労務費(組立工数は次表による)

Z :分解・組立に使用されるトラッククレーン・クローラクレーンまたは

ケーブ ルクレーンの運転に係る費用(次表による)

土工機械分解・組立歩掛(1台当たり)

分最質積 施 工 費 ケーブルクレーン トラッククレーン

大 諸雑費率解 運 転 日 数 又 は ク ロ ー ラ部 特殊作業員別 時品量 (日) クレーン運転時間 (%)(t) (人) (h)

3 M=(1.4・W-2.7)・1.3 D=0.2・W-0.4 H=1.6・W-3.0 ─分

4 M=(1.2・W-3.2)・1.3 D=0.2・W-0.5 H=1.3・W-3.6 ─解

5 M=(0.6・W-1.5)・1.3 D=0.1・W-0.2 H=0.7・W-1.6 ─

3 M=(1.6・W-3.1)・1.3 D=0.3・W-0.5 H=1.7・W-3.2 2組

4 M=(1.4・W-3.7)・1.3 D=0.2・W-0.6 H=1.4・W-3.8 2立

5 M=(0.7・W-1.7)・1.3 D=0.1・W-0.3 H=0.7・W-1.7 4

(注)1. M:延工数(人)、W:機械質量(t)、D:運転日数(日)、H:運転時間(h)を示す。

2. M、D、Hは小数点以下1位まで2位以下切捨てる。3. Wの適用範囲は、それぞれの分解時最大部品質量をこえ25tまでとする。4. 分解時及び組立時に使用する機械は現場条件を考慮し、ケーブルクレーン・トラッククレーン・クローラクレーンのうちいずれか一機種を選定する。

5. ケーブルクレーンの規格(吊上能力)は、分解時最大部品質量、コンクリート運搬量を考慮し決定する。

6. トラッククレーン・クローラクレーンの規格は、分解時最大部品質量、現場条件を考慮し決定する。

7. 分解・組立に使用するクレーン類の回送時間は、上表の運転時間(日数)には含まない。

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8. ブルドーザ21t級については分解時最大部品質量が3tを超えるため、4tま

たは5tを適用する。

9. 搬入で分解・組立,搬出で分解・組立を計上する。

10. ケーブルクレーン1日当り運転時間6.7時間とする。

11. 諸雑費は、分解・組立時に必要な消耗品(油圧作動油,鉄線等)であり、組立

労務費の合計に上表の率を乗じた金額を上限として計上する。

12. 本歩掛は3tを標準とする。

(3) 土工機械分解組立単価表(1台当たり)

名 称 規 格 単位 数 量 摘 要

特 殊 作 業 員 人

ケーブルクレーン 日(トラッククレーンまたは (h) ( )書きはトラッククレークローラクレーン)運転 ンまたはクローラクレーン

諸 雑 費 〃 1