平成26年度 消費者政策の実施の状況 平成26年度 消費者事故 ...平成26年度...

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Page 1: 平成26年度 消費者政策の実施の状況 平成26年度 消費者事故 ...平成26年度 消費者政策の実施の状況 平成26年度 消費者事故等に関する情報の集約

[概要]

消 費 者 庁

平成26年度 消費者政策の実施の状況

平成26年度 消費者事故等に関する情報の集約及び分析の取りまとめ結果の報告

03-466 消費者白書(概要版)_表紙.indd 1 2015/06/10 17:23:56

Page 2: 平成26年度 消費者政策の実施の状況 平成26年度 消費者事故 ...平成26年度 消費者政策の実施の状況 平成26年度 消費者事故等に関する情報の集約

目 次

第2部 消費者政策の実施の状況(P.50)

第1章 消費者の権利の尊重と消費者の自立の支援

第2章 地方公共団体、消費者団体等との連携・協働と消費者政策の実効性の確保・向上

第3章 経済社会の発展等の環境変化への対応

第1部 消費者行動・意識と消費者問題の現状

第1章 【特集】グローバル化の進展と消費者問題

第1節 消費生活におけるグローバル化の進展(P.2)

第2節 グローバル化に関連した消費者問題(P.4)

第3節 グローバル化が進展する下での取組(P.12)

第4節 消費者行政における国際的な連携・協力(P.13)

第2章 消費者を取り巻く社会経済情勢と消費者行動・意識

第1節 消費者を取り巻く社会経済情勢(P.14)

第2節 消費者行動・意識の状況(P.15)

第3章 消費者問題の動向

第1節 消費生活相談の概況(P.23)

第2節 消費者庁に集約された生命身体に関する事故情報等(P.35)

第3節 最近の消費者問題の傾向(P.37)

第4章 消費者政策の展開

第1節 今後の消費者政策の推進に向けて(P.47)

第2節 消費者政策の主な展開(P.47)

第3節 地方消費者行政の充実・強化(P.48)

資料編 消費者安全法の規定に基づき通知された消費者事故等、消費者庁の措置等 (略)

1

・本資料におけるPIO-NET情報は2015年4月27日時点。・PIO-NET情報は消費生活センターでの相談受付から登録まで一定の時間を要する・ため、主に2014年度の相談件数は今後若干増加する可能性がある。・意識調査におけるM.T.は、回答数の合計を回答者数(N)で割った比率のこと。・複数回答ができる質問の場合は、通常その値は100%を超える。

1

03-466 消費者白書(概要版)_表紙.indd 1 2015/06/10 14:09:00

Page 3: 平成26年度 消費者政策の実施の状況 平成26年度 消費者事故 ...平成26年度 消費者政策の実施の状況 平成26年度 消費者事故等に関する情報の集約

第1部 消費者行動・意識と消費者問題の現状第1章 グローバル化の進展と消費者問題

第1節 消費生活におけるグローバル化の進展①

モノや人の移動等により消費生活のグローバル化が進展

・ 我が国における消費財の輸入額は、1990年の9.7兆円から2014年の17.9兆円まで

・ 増加。

・ 訪日外客数は2014年に1341万人と過去最多。観光客による旅行消費が増加。

・ インターネットの発達により、消費者個人が海外の事業者と取引を行うことが可能。

2

特集

     

(図表1-1-1) 消費財の輸入額の推移

4.7 4.7 4.9 5.5 5.2 5.7 5.7 6.5 6.7

2.9 2.9 3.34.6 4.0 4.2 4.6

5.3 5.82.0 2.8

3.3

4.13.9

4.4 4.5

5.35.4

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

16.0

18.0

20.0

1990 1995 2000 2005 2010 2011 2012 2013 2014

食品及びその他の直接消費財 耐久消費財 非耐久消費財(年)

9.7 10.511.5

14.213.1

14.3 14.9

17.117.9

(兆円)

(備考) 1.財務省「貿易統計」により作成。

2.日本の輸入額のうち、消費財(食品及びその他の直接消費財、耐久消費財及び

非耐久消費財)。

(図表1-1-7)  訪日外客数及び出国日本人数の推移

1,690

1,341

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

1964

1965

1966

1967

1968

1969

1970

1971

1972

1973

1974

1975

1976

1977

1978

1979

1980

1981

1982

1983

1984

1985

1986

1987

1988

1989

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

(万人)

出国日本人数訪日外客数

(年)

(備考) 1.独立行政法人 国際観光振興機構「年別 訪日外客数, 出国日本人数の推移」により作成。

2.訪日外客数については、法務省「出入国管理統計年報」に基づき、外国人正規入国者のうちから日本に永続的に居住する外国人を除き、更に

一時上陸客等を加えて集計。

1-1-1 消費財の輸入額_150508.xlsx

図表1-1-1 消費財の輸入額の推移

(備考)  1.財務省「貿易統計」により作成。     2.�日本の輸入額のうち、消費財(食品及びその他の直

接消費財、耐久消費財及び非耐久消費財)。     3.四捨五入のため合計は必ずしも一致しない。

0

(兆円)2018161412108642

1990 1995 2000 2005 2010 2011 2012 20142013(年)非耐久消費財

耐久消費財食品及びその他の直接消費財

2.0 2.8 3.34.1 3.9 4.4 4.5

5.3 5.4

9.7 10.5 11.514.2 13.1

14.3 14.917.1 17.9

2.9 2.9 3.34.6 4.0 4.2 4.6

5.3 5.8

4.7 4.7 4.9 5.5 5.2 5.7 5.7 6.5 6.7

1-1-7 訪日外国客数と出国日本人数の推移 .xlsx

図表1-1-7 訪日外客数及び出国日本人数の推移

(備考)  1.独立行政法人国際観光振興機関「年別�訪日外客数,�出国日本人数の推移」により作成。     2.�訪日外客数については、法務省「出入国管理統計年報」に基づき、外国人正規入国者のうちから日本に永続的に居住する外国人

を除き、更に一時上陸客等を加えて集計。

0

(万人)

1,600

1,400

1,200

1,000

800

600

400

200

1,800

2,000

(年)

1341万人

1690万人

出国日本人数訪日外客数

1964

1966

1968

1970

1972

1974

1976

1978

1980

1982

1984

1986

1988

1990

1992

1994

1996

1998

2000

2002

2004

2006

2008

2010

2012

2014

2

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第1節 消費生活におけるグローバル化の進展②

消費者は輸入品や訪日外国人によりグローバル化を実感

・ 輸入食品や製品が身の回りにあることや、多くの外国人が日本に来ている

・ こと等により、消費者は外国とのつながりを認識。

・ 消費者は輸入食品や製品について、表示等を注意深く確認。

3

(図表1-1-11) 外国とのつながりを感じること

64.7

49.7

47.4

35.5

28.5

23.4

2.6

5.4

2.4

0 20 40 60 80

外国の食品や製品がたくさん販売されていること

多くの外国人が日本に来ていること

外国の政治・経済などの動向が、日常のくらしにも影響して

いること

海外で日本人が活躍していること

気軽に海外に行けること

インターネットで世界中の情報を入手できたり、外国人と交

流できること

その他

特に感じることはない

無回答

(%)

(備考)1.国民生活センター「第41回 国民生活動向調査」(2014年)により作成。

2.「あなたは、日常のくらしの中で、どのようなことから外国とのつながりを感じますか」との問に対する回答(複数回答)。

外国とのつながり

を感じることがある

(計) 92.2%

(N=3,192)

(図表1-1-14) 輸入食品や製品の購入時における、表示等の確認についての消費者の意識

41.6

33.9

48.1

25.7

32.4

36.0

44.3

48.5

51.0

31.8

33.7

30.2

30.7

36.4

37.2

32.8

29.5

25.5

12.5

14.6

10.8

20.7

14.7

15.0

13.7

8.9

7.8

4.2

4.6

3.9

7.9

6.2

4.8

2.4

4.9

1.2

5.9

8.0

4.1

13.6

9.1

5.5

4.7

3.7

3.6

3.9

5.2

2.9

1.4

1.2

1.5

2.1

4.5

10.9

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

全体(3,192人)

男性(1,455人)

女性(1,737人)

20歳代

30歳代

40歳代

50歳代

60歳代

70歳代

(%)

心がけている どちらかといえば心がけているどちらともいえない どちらかといえば心がけていない心がけていない 無回答

(備考) 1.国民生活センター「第41回 国民生活動向調査」(2014年)により作成。

2.「輸入品や日本のメーカーが外国の工場で生産したものなど、私たちの身の回りでは、外国で作られた食品や

製品がたくさん販売されています。あなたはこのような食品や製品を購入するとき、どの程度こころがけていま

すか。」との問に対し、「原材料や品質、取扱い方法などの表示を日本産(製)よりも、よく確認する」ことについ

ての消費者の意識。

1-1-12 外国とのつながりを感じること.xlsx

図表1-1-11 外国とのつながりを感じること

(備考)  1.国民生活センター「第41回国民生活動向調査」(2014年)により作成。     2.�「あなたは、日常のくらしの中で、どのようなことから外国とのつながりを感じますか」との問に対する回答(複数回答)。

(%)0 20 40 6010 30 50 70 80

無回答

特に感じることはない

その他

気軽に海外に行けること

海外で日本人が活躍していること

多くの外国人が日本に来ていること

2.4

5.4

2.6

23.4

28.5

35.5

47.4

49.7

64.7

(N=3,192)

外国とのつながりを感じることがある(計)92.2%

外国の食品や製品がたくさん販売されていること

外国の政治・経済などの動向が、日常のくらしにも影響していること

インターネットで世界中の情報を入手できたり、外国人と交流できること

1-1-15 輸入食品や製品の購入時における、表示等の確認についての消費者の意識.xlsx

図表1-1-14 輸入食品や製品の購入時における、表示等の確認についての消費者の意識

(備考)  1.国民生活センター「第41回 国民生活動向調査」(2014年)により作成。     2.�「輸入品や日本のメーカーが外国の工場で生産したものなど、私たちの身の回りでは、外国で作られた食品や製品がたく

さん販売されています。あなたはこのような食品や製品を購入するとき、どの程度こころがけていますか」との問に対し、「原材料や品質、取扱い方法などの表示を日本産(製)よりも、よく確認する」ことについての消費者の意識。

     3.四捨五入のため合計は必ずしも一致しない。

4030 6050 8070 100900 2010

全体(3,192人)

(%)心がけている

男性(1,455人)

女性(1,737人)

20歳代

30歳代

40歳代

50歳代

60歳代

70歳代

どちらかといえば心がけているどちらともいえない どちらかといえば心がけていない心がけていない 無回答

3.9

5.2

2.9

1.4

1.2

1.5

2.1

4.5

10.9

5.9

8.0

4.1

13.6

9.1

5.5

4.7

3.7

3.6

4.2

4.6

3.9

7.9

6.2

4.8

2.4

4.91.2

12.5

14.6

10.8

20.7

14.7

15.0

13.7

8.9

7.8

31.8

33.7

30.2

30.7

36.4

37.2

32.8

29.5

25.5

41.6

33.9

48.1

25.7

32.4

36.0

44.3

48.5

51.0

3

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4

第2節 グローバル化に関連した消費者問題①

海外事業者、輸入品等に関する相談では、中国に関連したものが多い

・ 全国の消費生活センター等に寄せられる消費生活相談の中には、海外

・ 事業者に関する相談、輸入品に関する相談、外国人から寄せられる相談

・ 等がある。

・ 2005年度以降の10年間で、最も相談が多いのは中国に関連した相談、

・ 次いで、米国関連である。近年の中国に関連した相談は、主にインター

・ ネット通販に関するもの(偽ブランド品や商品未着等)。

(図表1-2-2①) 輸入品等や事業者が海外のものである等の相談(相談上位5か国:中国・米国・オーストラリア・カナダ・韓国)

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

中国

米国

オーストラリア

カナダ

韓国

(年度)

(件)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

中国

主にインターネット通販に関するもの

1-2-2 国別消費生活相談推移①.xlsx

図表1-2-2① 輸入品等や事業者が海外のものである等の相談(相談上位 5か国:中国・米国・オーストラリア・カナダ・韓国)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。

0

6,000

10,000

8,000

12,000

4,000

2,000

14,000(件)

2014201320122011201020092008200720062005(年度)

中国

オーストラリア米国

カナダ韓国

中国主にインターネット通販に関するもの

オーストラリア海外宝くじ

4

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第2節 グローバル化に関連した消費者問題②

輸入に関する相談では、契約・解約に関するものが増加傾向

・ 「インターネット通販で注文した海外ブランド品が届かない」、「購入した輸

・ 入車が故障続きなので、解約したい」等の、契約・解約や販売方法等の

・ 相談が近年増加傾向。

・ 輸入に関する相談のうち、品質・機能に関する内容や、安全・衛生に関す

・ る内容の相談は減少傾向。以前と比べ、事業者側の努力によって、より安

・ 全な品質の良い商品が手元に届いている可能性。

5

(図表1-2-7) 輸入に関する相談の内容

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

5,000

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

(件)

(年度)

安全・衛生 品質・機能、役務品質 価格・料金

表示・広告 販売方法 契約・解約

接客対応

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

1-2-12 輸入に関する相談は取引に関するものが増加.xlsx

図表1-2-7 輸入に関する相談の内容

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

0

3,000

4,0003,500

4,500

2,500

1,5002,000

1,000500

5,000(件)

2014201320122011201020092008200720062005(年度)

安全・衛生価格・料金 販売方法

品質・機能、役務品質

契約・解約表示・広告接客対応

5

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第2節 グローバル化に関連した消費者問題③

偽物が届く、商品が届かないといったインターネット通販の相談は、海外事業者との取引によるものが目立つ

・ 「インターネット通販でブランド品を注文したところ、届いた商品が偽物だった」、

・ 「代金を支払ったのに、商品が届かない」等の相談が2013年度以降、顕著に増加。

・ そのうち外国関連の相談が増えており、特に中国に関するものが高い割合を占め

・ る。

6

(図表1-2-4①)インターネット通販のうち偽物に関する相談件数

420

666

1205

1896

3055

2760

155 238

569

1098

1789

1481

62 147

390

878

15331240

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

2009 2010 2011 2012 2013 2014

(件)

(年度)

総数

うち、外国に関するもの

うち、中国に関するもの

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

(図表1-2-4②)インターネット通販のうち商品未着に関する相談件数

2,343 2,982

3,669

5,633

15,694 15,781

4,269 4,264

39 66 132602

2,708 2,831

0

5,000

10,000

15,000

20,000

2009 2010 2011 2012 2013 2014

(件)

(年度)

総数

うち、外国に関するもの

うち、中国に関するもの

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

1-2-4① ▲ニセモノに関する相談.xlsx

図表1-2-4① インターネット通販のうち偽物に関する相談件数

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。

0

1,000

2,000

3,000

4,000

2009 2010 2011 2012 2013 2014(年度)

総数うち、外国に関するものうち、中国に関するもの

(件)

420666

1,205

1,896

3,0552,760

155 238569

1,098

1,7891,481

62 147 390

878

1,5331,240

1-2-4② ▲商品未着に関する相談.xlsx

図表1-2-4② インターネット通販のうち商品未着に関する相談件数

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。

0

5,000

10,000

15,000

20,000

2009 2010 2011 2012 2013 2014(年度)

総数うち、外国に関するものうち、中国に関するもの

(件)

2,343 2,982 3,6695,633

15,694 15,781

4,269 4,264

39 66 132602 2,708 2,831

6

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インターネットを利用し契約した海外旅行に関するトラブルが増加

7

第2節 グローバル化に関連した消費者問題④

・ 個人旅行に関する相談のうち、インターネットで申し込んだもののトラブル・ が増加傾向。・ 相談内容は、予約のキャンセルに関するものが多く、その他「現地に行っ・ たら事前の説明よりホテルの質が悪い」等。・ ほかに、海外旅行先で「タイムシェア」という不動産所有権付きのリゾート・ 会員権のトラブルに巻き込まれたという相談も最近増加。

(図表1-2-10)海外旅行に関する相談件数

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

1,324

177

1,226

193

1,065

221

992

207

941

206

881

163

399

116

533

219

544

255

507

267

518

273

592

333

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

2009 2010 2011 2012 2013 2014

海外パックツアー 海外手配旅行

海外パックツアーのうちインターネット通販 海外手配旅行のうちインターネット通販

(年度)

(件)

(図表1-2-11)「タイムシェア」に関する相談件数

12 1227 26

4963

86 93

171 172

0

50

100

150

200

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

(件)

(年度)

(備考) 1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

2.「タイムシェア」とは、不動産所有権付きのリゾート会員権。

1-2-16 タイムシェアに関する相談.xlsx

図表1-2-11 「タイムシェア」に関する相談件数

(備考)  1.�PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。     2.�「タイムシェア」とは、不動産所有権付きのリゾート会員権。

0

(件)

50

200

150

100

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 20142013(年度)

12 1227 26

49 6386 93

171 172

1-2-10② ◇海外旅行旅客運送宿泊施設.xlsx

図表1-2-10② 海外旅行に関連する相談件数(消費者が直接申し込んだもの)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。

68 74110

145 165135

230 232 240

379

259313

41 47 81 105 118 9186 103 102204

139 169

0

100150

50

200250300350400

2009 2010 2011 2012 2013 2014 (年度)

旅客運送サービス

宿泊施設

旅客運送サービス

宿泊施設

旅客運送サービス

宿泊施設

旅客運送サービス

宿泊施設

旅客運送サービス

宿泊施設

旅客運送サービス

宿泊施設

うち、インターネットを通じた申込み

(件)

1-2-10① ◇海外旅行.xlsx

図表1-2-10① 海外旅行に関連する相談件数(旅行代理業を通じたもの)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。

399533 544 507 518 592

116 219 255 267 273 333

1,3241,226

1,065 992 941 881

177 193 221 207 206 1630

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

2009 2010 2011 2012 2013 2014 (年度)

海外パックツアー

海外手配旅行

海外パックツアー

海外手配旅行

海外パックツアー

海外手配旅行

海外パックツアー

海外手配旅行

海外パックツアー

海外手配旅行

海外パックツアー

海外手配旅行

うち、インターネットを通じた申込み

(件)

7

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海外事業者との金融商品取引でトラブル増加

8

第2節 グローバル化に関連した消費者問題⑤

・ 外国通貨の相場の動きを二者択一で予想して投資する海外事業者との

・ 「バイナリーオプション」取引に関するトラブルが、2014年度に7-9月を

・ ピークに急増。予想が当たれば一定額を受け取れるが、予想が外れれば

・ 投資全額を失うという取引で、短時間で簡単に儲かるような説明がされ、

・ 取引を開始すると、気付かないうちに損失が拡大。

・ ほかに、自動売買ソフト等を購入後の海外事業者とのFX取引をめぐるトラ

・ ブルが増加。

(図表1-2-15) 海外事業者とのバイナリーオプション取引に関する相談件数

3 0 1 5 2 1 8 15

59

228

343

223

128

93 84

6050 48

0

50

100

150

200

250

300

350

400

10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

2013年度 2014年度

(件)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

1-2-20 バイナリーオプション.xlsx

図表1-2-15 海外事業者とのバイナリーオプション取引に関する相談件数

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

0

(件)

250

200

150

100

50

350

300

400

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 3月1月 2月10月 11月 12月 3月1月 2月2013年度 2014年度

3 0 1 5 2 1 8 15

59

228

343

223

128

93 8460 50 48

8

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外国通貨の取引に関するトラブルは様々な国の通貨が対象

9

第2節 グローバル化に関連した消費者問題⑥

・ この数年、換金性に乏しい外国通貨を日本円で購入する取引に関するトラ

・ ブルが多発。

・ 2009年度以降、時期により同様の手口で別の国の通貨にシフトしていくと

・ いう動き。

・ これまで、イラク・ディナールやスーダン・ポンド、アフガニスタン・アフガニ等、

・ 様々な国の通貨の取引がトラブルとなっている(最近は落ち着いている)。

・ 外国為替相場における為替レートの200 倍以上で両替をさせられたという

・ ケースもある。

(図表1-2-18①)外国通貨取引に関する相談件数(2009~2012年度)

0

50

100

150

200

250

300

350

400

4-6月 7-9月 10-12月 1-3月 4-6月 7-9月 10-12月 1-3月 4-6月 7-9月 10-12月 1-3月 4-6月 7-9月 10-12月 1-3月

2009年度 2010年度 2011年度 2012年度

イラク(ディナール)

スーダン(ポンド)

アフガニスタン(アフガニ)

リビア(ディナール)

ベトナム(ドン)

コンゴ(フラン)

シリア(ポンド)

イエメン(リアル)

ウズベキスタン(スム)

(件)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

2010年6月

国民生活センター

注意喚起2010年9月

国民生活センター

注意喚起

2011年10月

国民生活センター

注意喚起2011年2月

国民生活センター

注意喚起

2012年3月

消費者庁

注意喚起

2012年9月

国民生活センター

注意喚起

1-2-23 外国通貨のトラブル.xlsx

図表1-2-18① 外国通貨取引に関する相談件数(2009~2012年度)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。 

0

(件)

300

250

200

150

100

50

350

400

4―6月 7―9月 10―12月 1―3月 4―6月 7―9月 10―12月 1―3月 4―6月 7―9月 10―12月 1―3月 4―6月 7―9月 1―3月10―12月2012年度2011年度2010年度2009年度

イラク(ディナール) スーダン(ポンド) アフガニスタン(アフガニ)リビア(ディナール) ベトナム(ドン) コンゴ(フラン)シリア(ポンド) イエメン(リアル) ウズベキスタン(スム)

2010年6月国民生活センター注意喚起

2011年10月国民生活センター注意喚起

2012年9月国民生活センター注意喚起

2010年9月国民生活センター注意喚起

2012年3月消費者庁注意喚起

2011年2月国民生活センター注意喚起

9

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第2節 グローバル化に関連した消費者問題⑦

越境取引に関する相談はインターネットでの取引に関するものが多い

10

・ 消費者庁越境消費者センター(CCJ)で、越境取引に関する相談を受け付け。

・ 2014年度の越境取引に関する相談は4,068件。うちインターネット取引(「電

子商取引」)に関するものが98.6%。

・ アパレル商品(「衣類」、「履物」、「身の回り品」)に関する相談が最も多い。

・ 決済に用いられる通貨が日本円、又はウェブサイトが日本語のものが多く、

消費者が海外事業者との取引と気付かずにトラブルに遭遇。

(図表1-2-22)消費者庁越境消費者センター(CCJ)が受け付けた相談(取引類型別)

2363(94.9%)

4383(97.2%)

4011(98.6%)

80(3.2%)

66(1.5%)

51(1.3%)

47(1.9%)

59(1.3%)

6(0.1%)

0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000

2012

2013

2014

電子商取引 現地購入 その他 (件)

2,490

4,508

4,068

(年度)

(備考) 2012-2014年度に消費者庁越境消費者センター(CCJ)が受け付けた相談。

1-2 CCJ 取引xlsx.xlsx

図表1-2-22 消費者庁越境消費者センター(CCJ)が受け付けた相談(取引類型別)

(備考) 2012-2014年度に消費者庁越境消費者センター(CCJ)が受け付けた相談。

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000(件)

2013

2014

2012

(年度)

電子商取引2,490

4,508

4,068

2,363(94.9%)

4,383(97.2%)

4,011(98.6%)

51(1.3%)

6(0.1%)

66(1.5%)

59(1.3%)

80(3.2%)

47(1.9%)

現地購入その他

10

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第2節 グローバル化に関連した消費者問題⑧

11

事業者所在国別に見ると、トラブルの内容に違い

・ 越境取引に関する相談を事業者の所在国/地域別に見ると、2014年度

・ は「米国」が702件(17.6%)と最多。「中国」が543件(13.6%)で続く。

・ 「中国」では、模倣品・詐欺関連が86.7%(「模倣品到着」が68.5%、「詐欺

・ 疑い」が18.2%)。

・ 事業者の所在国が不明のケースでは、商品が届かない「詐欺疑い」が

・ 75.2%。

(図表1-2-28)2014年度に消費者庁越境消費者センター(CCJ)が受け付けた相談(事業者所在国/地域別)

702(17.6%) 543(13.6%) 1914(48.1%)

0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500

2014

アメリカ 中国 イギリス オランダ 香港 シンガポール インド 韓国 タイ ドイツ その他 不明(件)

米国

模倣品到着

0.3%詐欺疑い

0.6%

商品未到着

20.1%

解約

60.5%

不当請求

4.1%

返品

2.1%

不良品

1.3%

その他

11.0%

模倣品到着

68.5%

詐欺疑い

18.2%

商品未到着

2.8%

解約

2.0%

不当請求

1.1%

返品

1.8%不良品

0.9%その他

4.6%模倣品到着

10.0%

詐欺疑い

75.2%

商品未到着

1.3%

解約

8.5%

不当請求

0.5%

返品

0.3%

不良品

0.2% その他

4.1%

(備考) 2012-2014年度に消費者庁越境消費者センター(CCJ)が受け付けた相談。

米国 中国 不明

中国 事業者所在国/地域不明

米国 英国

1-2-28 ▲CCJ 国.xlsx

図表1-2-28 2014年度に消費者庁越境消費者センター(CCJ)が受け付けた相談(事業者所在国/地域別)

(備考)  1.2014年度に消費者庁越境消費者センター(CCJ)が受け付けた相談。     2.事業者所在国/地域不明は、相談者の申し出による。事業者が明らかに国内に存在する場合は含まれていない。     3.四捨五入のため合計は必ずしも一致しない。

0 1,000500 2,0001,500 3,0002,500 3,500 4,000(件)

米国 中国 事業者所在国/地域不明

不当請求4.1%

米国英国香港インドタイその他

ドイツ

事業者所在国/地域不明

中国オランダシンガポール韓国

解約60.5%

商品未到着20.1%

不良品1.3%返品2.1%

その他11.0%

模倣品到着0.3%詐欺疑い0.6%

米国702

(17.6%)

中国543

(13.6%)

事業者所在国/地域不明1,914

(48.1%)

模倣品到着68.5%

詐欺疑い18.2%

商品未到着2.8%

解約2.0%

不当請求1.1%

その他4.6%

返品1.8% 不良品

0.9%

詐欺疑い75.2%

模倣品到着10.0%

商品未到着1.3%

解約8.5%

不当請求0.5%

その他4.1%

返品0.3%

不良品0.2%

11

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越境消費者センター(CCJ)が海外事業者との取引でトラブルに遭った消費者の支援を実施

・ 越境消費者センター(CCJ)は、インターネット通販等の、海外事業者との

取引でトラブルに遭った消費者のための相談窓口。

・ 海外の消費者相談機関と連携し、日本の消費者と海外の事業者のトラ

ブル解決を支援。

・ CCJは2015年度から、国民生活センターにおいて運営。より高度な消費

・ 生活相談に対応するための知見・ノウハウの蓄積や全国の消費生活セン

・ ター等との連携の強化、国民生活センターの情報発信力やノウハウを活

・ 用した、より効果的な消費者への啓発・注意喚起等が期待される。

12

第3節 グローバル化が進展する下での取組

図表1-3-1 越境消費者センター(CCJ)での相談への対応の仕組み

1-3-1 CCJの相談への対応の仕組み.pptx

海外の消費者相談機関

国民生活センター越境消費者センター(CCJ:Cross-border Consumer center Japan)

日本の事業者

海外の事業者

日本の消費者

トラブル トラブル

①相談③相談内容の伝達、 解決策の提示

⑤回答内容の伝達、 アドバイス

②相談内容の翻訳・伝達、解決策の提示

④回答内容の翻訳・伝達

①相談③相談内容の伝達、

解決策の提示⑤回答内容の伝達、 アドバイス

海外の消費者

①’相談

サポート

⑤’アドバイス

全国の

消費生活センター等

12

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OECDは、製品安全等に関する消費者啓発を実施

・ 日本は、OECD消費者政策委員会(CCP)の活動に積極的に参加。

・ CCPでは、2014年6月に「ボタン電池の安全性に関する国際啓発週間」、

・ 2015年3月に「洗濯洗剤カプセル/パケットに関する国際啓発キャンペー

・ ン」を実施し、参加国が一斉に消費者への教育・啓発を実施。

第4節 消費者行政における国際的な連携・協力

13

ポスター

二国間・多国間の国際的な連携・協力を強化―中国・韓国やベトナム等―

・ 第6回日中韓消費者政策協議会(局長級会合)を2014年7月に開催。

・ 「高齢者の消費者被害」、「越境取引に関する消費者相談における日中韓

3か国の連携強化」等に関し、議論。

・ ベトナムの消費者保護行政強化に向け、専門家派遣・研修実施等で協力。

洗濯洗剤カプセル/パケットに関する国際啓発キャンペーン

13

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第2章 消費者を取り巻く社会経済情勢と消費者行動・意識第1節 消費者を取り巻く社会経済情勢

14

・ スマートフォンの普及は近年急速に進行(70歳以上の世帯でも3割が保有)。

・ 最近では高齢層でのインターネット利用率も高まっている。

・ インターネット利用率の高まりに伴い、家計におけるインターネットを利用し

・ た支出額は年々増加。

インターネットの利用は更に増加

 

(図表2-1-22) 情報通信機器の普及率の推移(世帯主の年齢層別にみた

スマートフォンの世帯保有率)

67.7

78.5 78.2

87.6

94.492.2

90.0

91.395.0 95.6 96.3

93.2 94.5 94.5 94.8

90.7

90.1 90.7 90.9

91.2

85.8 83.8

79.3

79.1

37.7

50.5

58.0

71.7

78.2 77.580.5 80.8

85.0 85.9 87.283.4

77.475.8

81.7

9.7

29.3

49.5

62.6

9.011.0 11.1 12.0 11.1 10.7

15.2

20.8

25.923.3

24.5

29.5

38.3

7.28.5

15.3

21.9

3.2 3.2 4.5 4.1 3.4 4.3 5.57.6

3.5 6.2

12.7

8.8

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

携帯電話・PHS(スマートフォンも含む。) 固定電話

パソコン スマートフォン

インターネットに接続できる家庭用テレビゲーム機 タブレット型端末

その他インターネットに接続できる家電(情報家電)等

(年末)

(%)

54.7

60.6

93.5 94.6

87.9 91.2

81.5 83.3

75.4

81.8

44.1

55.1

29.2

34.1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

2014年3月 2015年3月

一般世帯全体 29歳以下

30~39歳 40~49歳

50~59歳 60~69歳

70歳以上

(%)

(備考) 1.総務省「平成25年通信利用動向調査」により作成。数値は各機器の世帯保有率。

2.「携帯電話・PHS」には、2009年末以降は携帯情報端末(PDA)も含む。また、2010年末以降は「スマートフォン」も含む。(備考) 内閣府「消費動向調査」により作成。

2-1-5 情報通信機器の普及率の変化.xlsx

図表2-1-21 情報通信機器の普及率の変化

0

100(%)

80

40

60

20

90

70

30

50

10

1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013(年末)

0

100(%)

80

40

60

20

2014年3月 2015年3月

その他インターネットに接続できる家電(情報家電)等

携帯電話・PHS(スマートフォンも含む。) 固定電話パソコン スマートフォンインターネットに接続できる家庭用テレビゲーム機タブレット型端末

一般世帯全体29歳以下30~39歳40~49歳50~59歳60~69歳70歳以上

3.2 3.2 4.5 4.1 3.4 4.3 5.5 7.63.5 6.2

12.78.8

7.2 8.515.3

21.9

9.0 11.0 11.1 12.0 11.1 10.715.2

20.825.9 23.3

24.5

29.5

38.3

9.7

29.3

49.5

62.6

37.7

50.558.0

71.778.2 77.5 80.5 80.8

85.0 85.9 87.283.4

77.4 75.8

81.7

90.7

90.1 90.7 90.991.2 85.8 83.8

79.3

79.167.7

78.5 78.2

87.694.4 92.2

90.0

91.395.0 95.6 96.3 93.2 94.5 94.5 94.8

29.234.1

44.1

55.1

75.481.881.583.387.9 91.293.5 94.6

54.760.6

(世帯主の年齢層別にみたスマートフォンの世帯保有率)

(備考)  1.総務省「平成25年通信利用動向調査」により作成。数値は各機器の世帯保有率。     2.�「携帯電話・PHS」には、2009年末以降は携帯情報端末(PDA)も含む。また、2010

年末以降は「スマートフォン」も含む。(備考) �内閣府「消費動向調査」(一般世

帯( 2人以上世帯))により作成。

14

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第2節 消費者行動・意識の状況①

15

表示を十分確認するなど、積極的な行動を心掛ける消費者が増加

・ 「表示や説明を十分確認し理解した上で商品・サービスを選択する」、

・ 「商品やサービスについて問題があれば、事業者に申立てを行う」、

・ 「トラブルに備えて、対処方法をあらかじめ準備・確認しておく」など、

・ 積極的な行動を心掛けている消費者は増加傾向。

(図表2-2-1) 消費者として心掛けている行動

20.7

19.5

15.3

57.4

54.2

51.4

14.8

17.0

23.1

5.7

7.4

8.3

1.3

1.7

1.6

0.1

0.1

0.4

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2014年度

2013年度

2012年度

表示や説明を十分確認し、その内容を理解した上で商品やサービスを選択する

(%)

66.6

73.7

78.1

10.7

8.8

7.4

43.4

39.1

38.1

29.8

32.4

34.3

11.6

14.5

14.6

4.3

5.0

5.1

0.2

0.2

0.4

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2014年度

2013年度

2012年度

環境に配慮した商品やサービスを選択する

かなり心掛けている ある程度心掛けている どちらとも言えない あまり心掛けていない ほとんど・全く心掛けていない 無回答

(%)

45.5

47.9

54.1

6.0

4.5

4.6

31.2

27.7

23.9

31.9

34.2

35.8

23.8

25.6

26.6

6.9

7.8

8.6

0.2

0.2

0.4

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2014年度

2013年度

2012年度

トラブルに備えて、対処方法をあらかじめ準備・確認しておく

(%)

28.5

32.2

37.2

12.6

10.4

10.4

38.3

36.0

35.7

26.5

27.9

29.4

14.7

16.9

15.9

7.7

8.5

8.1

0.3

0.2

0.5

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2014年度

2013年度

2012年度

商品やサービスについて問題があれば、事業者に申立てを行う

(%)

46.1

46.4

50.9

(備考) 1.消費者庁「消費者意識基本調査」(2014年度)により作成。

2.「あなたは、消費者として、以下の行動をどの程度心掛けていますか。」との問に対する回答。

3.回答者数は2012年度は6,690人、2013年度は6,528人、2014年度は6,449人。

2-2-1 消費者として心掛けている行動.xlsx

図表2-2-1 消費者として心掛けている行動

(備考)  1.消費者庁「消費者意識基本調査」(2014年度)により作成。     2.「あなたは、消費者として、以下の行動をどの程度心掛けていますか。」との問に対する回答。     3.回答者数は2012年度は6,690人、2013年度は6,528人、2014年度は6,449人。     4.四捨五入のため合計は必ずしも一致しない。

2012年度

2013年度

2014年度

0 20 40 60 80 100(%)

0.4

0.1

0.1

1.6

1.7

1.3

8.3

7.4

5.7

23.1

17.0

14.8

51.4

54.2

57.4

66.6

73.7

78.1

15.3

19.5

20.7

表示や説明を十分確認し、その内容を理解した上で商品やサービスを選択する

2012年度

2013年度

2014年度

0 20 40 60 80 100(%)

0.4

0.2

0.2

8.6

7.8

6.9

26.6

25.6

23.8

35.8

34.2

31.9

23.9

27.7

31.2

28.5

32.2

37.2

4.6

4.5

6.0

トラブルに備えて、対処方法をあらかじめ準備・確認しておく

2012年度

2013年度

2014年度

0 20 40 60 80 100(%)

0.5

0.2

0.3

8.1

8.5

7.7

15.9

16.9

14.7

29.4

27.9

26.5

35.7

36.0

38.3

46.1

46.4

50.9

10.4

10.4

12.6

商品やサービスについて問題があれば、事業者に申立てを行う

2012年度

2013年度

2014年度

0 20 40 60 80 100(%)

0.4

0.2

0.2

5.1

5.0

4.3

14.6

14.5

11.6

34.3

32.4

29.8

38.1

39.1

43.4

45.5

47.9

54.1

7.4

8.8

10.7

かなり心掛けているあまり心掛けていない

ある程度心掛けている どちらとも言えないほとんど・全く心掛けていない 無回答

環境に配慮した商品やサービスを選択する

15

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16

第2節 消費者行動・意識の状況②

安全性の高い商品・サービスの提供を消費者は評価消費者とのコミュニケーションに課題

・ 消費者は、企業による取組のうち、安全性の高い商品・サービスについて

65.5%と高い評価。

・ 消費者対応や消費者への情報提供等について評価する割合は約3割。消費

者の声等、消費者とのコミュニケーション分野について評価する割合は約1割

と、他の取組より低い。

(図表2-2-13) 事業者による消費者対応の取組のうち、事業者が積極的に取り組んでいると消費者が思っているもの

65.5

42.6

42.6

41.5

40.9

27.4

25.5

23.9

11.8

11.3

10.9

7.6

0.4

8.4

1.7

0 10 20 30 40 50 60 70

安全性の高い商品・サービスの提供

商品・サービスの説明や表示

修理などアフターサービスの実施

環境に配慮した商品・サービス提供

誰にでも使いやすい商品・サービスの提供

商品・サービスによる事故やトラブル発生時の対応

クレームや要望への対応

リコールや事故の情報の開示

消費者とのコミュニケーションの充実

(ウェブサイトやSNS、モニター制度等)

法令や条例を守った上での企業経営

クレームや要望の活用

(情報を活かした商品・サービスの提供、改良)

外国人への配慮(外国語対応など)

その他

積極的に取り組んでいるものはない

無回答

(N=6,449、M.T.=362.0%)

(%)

(備考)1.消費者庁「消費者意識基本調査」(2014年度)により作成。

2.「事業者(企業)の消費者に対する以下の取組のうち、一般的にみて、事業者が積極的に取り組んでいると、あなたが思うものはどれですか。」との問に対する回答。(複数回答可)

2-2-13事業者の積極的な取組み.xlsx

図表2-2-13 事業者による消費者対応の取組のうち、事業者が積極的に取り組んでいると消費者が思っているもの

(備考)  1.消費者庁「消費者意識基本調査」(2014年度)により作成。     2.�「事業者(企業)の消費者に対する以下の取組のうち、一般的にみて、事業者が積極的に取り組んでいると、あなたが思うもの

はどれですか。」との問に対する回答(複数回答)。

70500 6040302010(%)

安全性の高い商品・サービスの提供

商品・サービスの説明や表示�

修理などアフターサービスの実施�

環境に配慮した商品・サービス提供

誰でも使い易い商品・サービス提供商品・サービスによる事故やトラブル

発生時の対応クレームや要望への対応

リコールや事故の情報の開示消費者とのコミュニケーションの充実

(ウェブサイトやSNS、モニター制度等)法令や条例を守った上での企業経営

クレームや要望の活用(情報を活かした商品・サービスの提供、改良)

外国人への配慮(外国語対応など)

その他

積極的に取り組んでいるものはない

無回答

65.5

42.6

42.6

41.5

40.9

27.4

25.5

23.9

11.8

11.3

10.9

7.6

0.4

8.4

1.7(N=6,449、M.T.=362.0%)

16

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17

第2節 消費者行動・意識の状況③

訪問勧誘や電話勧誘は、約半数の消費者が「消費者が依頼した場合」のみの勧誘を希望

・ 訪問勧誘や電話勧誘を全く受けたくない消費者はいずれも約96%。

・ また、訪問勧誘では51.3%が、電話勧誘では57.2%が、原則禁止し、消費者

・ が依頼した場合にのみ、勧誘の実施を希望。

 ①訪問勧誘についての消費者の希望 ②電話勧誘についての消費者の希望(%) (%)

51.3 57.2

2.4 3.4

7.3 4.3

2.1 6.5

2.9 12.0

2.2 1.5

4.5 15.2

9.9 75.7

1.5

16.0

75.8ア)+ウ)+オ)+キ)+ク)

ア)+エ)+オ)

キ)原則禁止し、「訪問勧誘を受けても良い」というステッカーを貼っている家庭のみ例外的に訪問してよいことにしてほしい

キ)特になし

ク)原則、訪問勧誘はできるが、「訪問販売を受けたくない」というステッカーを貼っている家庭には訪問してはならないようにしてほしい

ケ)その他

コ)特になし

エ)原則禁止し、ア)及びイ)の場合のみ訪問勧誘に来られるようにして欲しいエ)原則禁止し、「電話勧誘を受けても良い」という意思表示をした人に対してのみ、例外的に電話勧誘してよいことにしてほしい

オ)原則禁止し、ア)及びウ)の場合にのみ訪問勧誘に来られるようにして欲しいオ)原則として電話勧誘はできるが、「電話勧誘を受けたくない」という意思表示をした人に対しては電話勧誘してはならないようにしてほしい

カ)原則禁止し、ア)、イ)及びウ)の場合にのみ訪問勧誘に来られるようにしてほしい

カ)その他

ウ)原則禁止し、「事業者が事前に電話等で訪問をしてよいか問合せをし、消費者と特定の日時に訪問することを約束した場合」のみ勧誘に来られるようにして欲しい

ウ)原則禁止し、ア)及びイ)の場合のみ電話勧誘できるようにしてほしい

(図表2-2-6②) 訪問勧誘・電話勧誘に対する消費者の意識

ア)原則禁止し、「消費者が訪問を依頼した場合」にのみ勧誘に来られるようにしてほしい

ア)原則禁止し、「消費者が依頼した場合」にのみ電話勧誘できるようにしてほしい

イ)原則禁止し、「過去に店頭や訪問販売等で取引を行ったことがある事業者」のみ勧誘に来られるようにして欲しい

イ)原則禁止し、「過去に店頭や訪問販売等で取引を行ったことがある事業者」のみ電話勧誘できるようにしてほしい

(備考) 消費者庁「消費者の訪問勧誘・電話勧誘・FAX勧誘に関する意識調査」(2014年度)により作成。

2-2-6 訪問勧誘・電話勧誘.xlsx

図表2-2-6② 訪問勧誘・電話勧誘に対する消費者の意識

(備考)  1.消費者庁「消費者の訪問勧誘・電話勧誘・FAX勧誘に関する意識調査」(2014年度)により作成。     2.�(1)「訪問勧誘を受けて商品やサービスを購入したいと思いますか。」という問に対する回答。(2)「電話勧誘について、どのようにし

てほしいですか。」という問に対する回答。

(1)訪問勧誘についての消費者の希望 (%)ア)原則禁止し、「消費者が訪問を依頼した場合」にのみ勧誘に来られるようにしてほしい 51.3

イ)原則禁止し、「過去に店頭や訪問販売等で取引を行ったことがある事業者」のみ勧誘に来られるようにして欲しい 2.4

ウ)原則禁止し、「事業者が事前に電話等で訪問をしてよいか問合せをし、消費者と特定の日時に訪問することを約束した場合」のみ勧誘に来られるようにして欲しい

7.3

エ)原則禁止し、ア)及びイ)の場合のみ訪問勧誘に来られるようにして欲しい 2.1

オ)原則禁止し、ア)及びウ)の場合にのみ訪問勧誘に来られるようにして欲しい 2.9

カ)原則禁止し、ア)、イ)及びウ)の場合にのみ訪問勧誘に来られるようにしてほしい 2.2

キ)原則禁止し、「訪問勧誘を受けても良い」というステッカーを貼っている家庭のみ例外的に訪問してよいことにしてほしい 4.5

ク)原則、訪問勧誘はできるが、「訪問販売を受けたくない」というステッカーを貼っている家庭には訪問してはならないようにしてほしい

9.9

ケ)その他 1.5 コ)特になし 16.0 合計 100.0

(2)電話勧誘についての消費者の希望 (%)ア)原則禁止し、「消費者が依頼した場合」にのみ電話勧誘できるようにしてほしい 57.2

イ)原則禁止し、「過去に店頭や訪問販売等で取引を行ったことがある事業者」のみ電話勧誘できるようにしてほしい 3.4

ウ)原則禁止し、ア)及びイ)の場合のみ電話勧誘できるようにしてほしい 4.3

エ)原則禁止し、「電話勧誘を受けても良い」という意思表示をした人に対してのみ、例外的に電話勧誘してよいことにしてほしい

6.5

オ)原則として電話勧誘はできるが、「電話勧誘を受けたくない」という意思表示をした人に対しては電話勧誘してはならないようにしてほしい

12.0

カ)その他 1.5キ)特になし 15.2合計 100.0

図表2-2-6① 訪問勧誘・電話勧誘による勧誘への意向

電話勧誘

訪問勧誘

0 20 40 60 80 100(%)

96.2

96.4

2.1

2.3

1.3

0.6

0.5

0.7

受けたい職場なら受けてもよいが家では受けたくない家なら受けてもよいが職場では受けたくない全く受けたくない

(備考)  1.消費者庁「消費者の訪問勧誘・電話勧誘・FAX勧誘に関する意識調査」(2014年度)により作成。     2.「今後、訪問勧誘を受けたいと思いますか。」、「今後、電話勧誘を受けたいと思いますか。」との問に対する回答。     3.四捨五入のため合計は必ずしも一致しない。

17

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18

第2節 消費者行動・意識の状況④

約1割の消費者が消費者被害・トラブルを経験

・ 過去1年間に購入した商品や利用したサービスについて何らかの消費者被害・

・ トラブルを経験したと認識している人は10.6%で、前年度の8.0%より増加。

2013年度 2014年度

けが、病気をする等、安全性や衛生に問題があった 0.5% 1.3%

機能・品質やサービスの質が期待よりかなり劣っていた 6.1% 7.9%

思っていたよりかなり高い金額を請求された 0.8% 2.4%

表示・広告と実際の商品・サービスの内容がかなり違っていた 2.5% 4.9%

問題のある販売手口やセールストークにより契約・購入した 0.4% 1.4%

契約・解約時のトラブルにより被害に遭った 0.4% 1.1%

詐欺によって事業者にお金を払った(又はその約束をした) 0.2% 0.3%

その他、消費者被害の経験 0.7% 1.6%

上記のいずれかの経験があった 8.0% 10.6%

(図表2-2-7) 購入商品や利用サービスでの消費者被害・トラブルの経験

(備考)1.消費者庁「消費者意識基本調査」により作成。2014年度調査の有効回答数は64.5%。2013年度調査の有効回答数は65.3%。

2.「あなたがこの1年間に購入した商品、利用したサービスについて、以下に当てはまる経験をしたことはありますか。」との問に対する回答。

2-2-7 ▲購入商品や利用サービスでの消費者被害の経験.xlsx

図表2-2-7 購入商品や利用サービスでの消費者被害・トラブルの経験

(備考)  1 . 消費者庁「消費者意識基本調査」により作成。2014年度調査の有効回答数は64.5%。2013年度調査の有効回答数は65.3%。

     2 . 「あなたがこの 1 年間に購入した商品、利用したサービスについて、以下に当てはまる経験をしたことはありますか。」との問に対する回答。

2013年度 2014年度けが、病気をする等、安全性や衛生に問題があった 0.5% 1.3%機能・品質やサービスの質が期待よりかなり劣っていた 6.1% 7.9%思っていたよりかなり高い金額を請求された 0.8% 2.4%表示・広告と実際の商品・サービスの内容がかなり違っていた 2.5% 4.9%問題のある販売手口やセールストークにより契約・購入した 0.4% 1.4%契約・解約時のトラブルにより被害に遭った 0.4% 1.1%詐欺によって事業者にお金を払った(又はその約束をした) 0.2% 0.3%その他、消費者被害の経験 0.7% 1.6%上記のいずれかの経験があった 8.0% 10.6%

18

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19

第2節 消費者行動・意識の状況⑤

行政機関の相談窓口に相談又は申出をする割合はわずかに増加

・ 「被害・トラブルを受けた経験がある」人で、それを相談したり申し出る人は約5

・ 割。

・ どこに相談したり、伝えたりしたかを聞くと、4割を超える人が商品等の提供元

・ であるメーカー等の事業者と回答し、約3割が商品等の勧誘や販売を行う販売

・ 店等と回答。

・ 市区町村等の行政機関の相談窓口に相談や申し出るのは7%(被害やトラブ

・ ルにあった経験者全体でみると、2~3%程度。)。

(図2-2-9) 被害・トラブルについての相談又は申出をした相手

48.0

47.2

30.4

5.2

2.0

2.8

0.4

2.8

0.8

45.2

36.9

29.3

7.0

2.2

1.9

1.3

2.2

1.9

0 20 40 60

商品やサービスの提供元であるメー

カー等の事業者

家族、知人、同僚等の身近な人

商品・サービスの勧誘や販売を行う販

売店、代理店等

市区町村等の行政機関の相談窓口

弁護士、司法書士等の専門家

警察

消費者団体

上記以外の人や機関等

無回答

2013年度調査

(N=250、MT=139.6%)

2014年度調査

(N=314、MT=128.0%)

(%)

(備考) 1.消費者庁「消費者意識基本調査」(2014年度)により作成。

2.被害やトラブルについての「相談又は申出をした」と回答した人に対する、相談した相手に

ついての問についての回答(複数回答)。2013年度調査では「相談をした」と回答した人に対する

相談した相手についての問についての回答(複数回答)。

2-2-9 ▲相談した相手.xlsx

図表2-2-9 被害・トラブルについての相談又は申し出をした相手

(備考)  1 .消費者庁「消費者意識基本調査」(2014年度)により作成。     2 . 被害やトラブルについての「相談または申出をした」と回答した人に対する、相談した相手についての問に対する回答(複

数回答)。2013年度調査では「相談をした」と回答した人に対する相談した相手についての問についての回答(複数回答)。

(%)6040200

2013年度調査(N=250、M.T.=139.6%)2014年度調査(N=314、M.T.=128.0%)

48.0

47.2

30.4

5.2

2.0

2.8

2.8

0.8

45.2

36.9

29.3

7.0

2.2

1.90.41.3

2.2

1.9

商品やサービスの提供元であるメーカー等の事業者

家族、知人、同僚等の身近な人

商品・サービスの勧誘や販売を行う販売店、代理店等

市区町村等の行政機関の相談窓口

弁護士、司法書士等の専門家

警察

消費者団体

上記以外の人や機関等

無回答

19

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消費者庁についての認知度はおおむね上昇

第2節 消費者行動・意識の状況⑥

・ 消費者庁の取組について、2年前と比べると、「食品表示ルールの整備」、

「偽装表示や誇大広告、商品やサービスについての不当な表示の規制」等、

全ての分野の認知度が上昇。

・ 「消費者庁を知らなかった」又は「消費者庁の名前は知っていたが、上記の

取組については知らない」と答えた人は、2年間で44.8%から32.5%まで減

少。

20

(図表2-2-14)    消費者庁の業務の認知度の推移

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

35.0

40.0

45.0

50.0

食品表示ルールの整備

偽装表示や誇大広告等、商品やサービスに

ついての不当な表示の規制

悪質商法等の消費者の財産に関わる被害

についての情報発信

消費者の利益を守るための制度作り(消費者契約に

関する制度や被害回復のための集団訴訟制度等)

訪問販売、電話勧誘販売等のトラブルに

なりやすい取引の規制

消費者の生命・身体に関する事故の原因調査

消費者の生命・身体の安全に関する情報発信

消費生活センター等、地方における

消費者行政の取組の推進

消費者教育や消費生活に関する普及啓発

公共料金関連業務(電気料金の改定への対応等)

食品と放射性物質に関する説明会やセミナー等の

リスクコミュニケーションの実施

消費者庁の名前は知っていたが、上記の取組

については知らない

消費者庁を知らなかった

2014年度

2013年度

2012年度

<表示> <取引> <安全> <教育等>

(備考)1.消費者庁「消費者意識基本調査」(2014年度)により作成。

2.「あなたは、消費者庁が以下のようなことに取組んでいることを知っていますか。」との問に対する回答(複数回答)。

3.このほか、無回答は、2012年度3.3%、2013年度1.1%、2014年度0.9%。その他は、2012年度0.2%、2013年度

0.2%、2014年度0.2%。

4.2012年度はN=6,690、MT=253.6%。2013年度はN=6,528、MT=321.1%。2014年度はN=6,449、MT=334.9%。

(%)

2-2-14 ☆消費者庁業務の認知度.xlsm

図表2-2-14 消費者庁の取組についての認知度の推移

0

(%)

40

30

20

10

50

2012 2013 2014(年度)

食品表示ルールの整備偽装表示や誇大広告等、商品やサービスについての不当な表示の規制

〈表示〉

0

(%)

40

30

20

10

50

2012 2013 2014(年度)

消費者の生命・身体に関する事故の原因調査消費者の生命・身体の安全に関する情報発信

〈安全〉

0

(%)

40

30

20

10

50

2012 2013 2014(年度)

悪質商法等の消費者の財産に関わる被害についての情報発信訪問販売、電話勧誘販売等のトラブルになりやすい取引の規制消費者の利益を守るための制度作り(消費者契約に関する制度や被害回復のための集団訴訟制度等)

〈取引〉

0

(%)

40

30

20

10

50

2012 2013 2014(年度)

〈教育〉

50

(%)

10

20

30

40

0

2012 2013 2014(年度)

消費者庁の名前は知っていたが、取組については知らない(※)消費者庁を知らなかった

〈消費者庁の認知度〉

消費生活センター等、地方における消費者行政の取組の推進消費者教育や消費生活に関する普及啓発公共料金関連業務(電気料金の改定への対応等)食品と放射性物質に関する説明会やセミナー等のリスクコミュニケーションの実施

25.540.7

23.920.5 29.7

19.5

30.1

22.225.7

28.833.9

34.4

43.4

4.4 6.85.5

10.78.714.112.0

21.7

18.4

11.1

26.421.4

44.4

(備考)  1 . 消費者庁「消費者意識基本調査」(2014年度)により作成。

     2 . 「あなたは、消費者庁が以下のようなことに取り組んでいることを知っていますか」との問に対する回答(複数回答)。

     3 . このほか、無回答は、2012年度3.3%、2013年度1.1%、2014年度0.9%。その他は、2012年度0.2%、2013年度0.2%、2014年度0.2%。

     4 . 2012年度はN=6,690、M.T.=253.6%。2013年度はN=6,528、M.T.=321.1%。2014年度はN=6,449、M.T.=334.9%。

     5 . (※)の調査における選択肢は、「消費者庁の名前は知っていたが、上記の取組については知らない」。

     6 .〈消費者庁の認知度〉の縦軸は逆目盛。

20

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第2節 消費者行動・意識の状況⑦

21

約7割の消費者が食品ロス問題を認知

・ 食べられるのに廃棄される食品(食品ロス)は年間約500~800万トン

・ (我が国のコメの年間収穫量に匹敵)。資源・環境等の観点から大きな

・ 問題。2014年度調査では消費者の68.7%が食品ロス問題を知っている

・ と回答。

・ 消費者庁では2012年度より食品ロスの削減に向け、関係府省庁と連携

・ して取組を実施。

・ 2014年度には、食を楽しみながら、食品ロスや、食物アレルギーといっ

・ た身近な問題の解決に役立つレシピを料理レシピサイトで紹介。

← 「消費者庁のキッチン」ウェブサイトトップ画面

消費者啓発用パンフレット↓

21

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第2節 消費者行動・意識の状況⑧

22

放射性物質を意識し、産地を気にする人は、引き続き一定の割合で存在

・ 福島県産の食品の購入をためらう消費者が引き続き一定割合存在。

・ 一方、福島在住者で、福島県産の購入をためらう割合は低下。

・ 関係省庁及び地方公共団体との連携の下、リスクコミュニケーションの取

・ 組(情報・意見の交換会)や各種解説冊子の発行等、さらにはコミュニケ

・ ーター養成(2014年3月末 約3,400人)により、正確な情報提供に積極

・ 的に取り組む。

※「コミュニケーター」とは、地域で正確に情報提供ができる者。

(図表2-2-20) 放射性物質を気にする人が食品を買うことをためらう産地

19.4

17.9

15.3

19.6

17.4

12.6

4.7

6.9

2.2

0

5

10

15

20

25

第1回

(2013年2月)

第2回

(2013年8月)

第3回

(2014年2月)

第4回

(2014年8月)

第5回

(2015年2月)

(%)

福島県産

岩手県、宮城県、

福島県産

茨城県、栃木県、

群馬県産

東日本全域産

東北全域産

31.9

23.6 21.5

20.8 18.8

0

5

10

15

20

25

30

35

第1回

(2013年2月)

第2回

(2013年8月)

第3回

(2014年2月)

第4回

(2014年8月)

第5回

(2015年2月)

福島県産の購入をためらう人の割合の推移(%)

福島県

福島以外

の被災県

南関東圏

大阪府・兵庫県

愛知県

(備考) 消費者庁「風評被害に関する消費者意識の実態調査」により作成。

(N=5,176)(N=144)

2-2-20 ▲風評被害意識2.xlsx

図表2-2-20 放射性物質を気にする人が食品を買うことをためらう産地

(備考)  1 .消費者庁「風評被害に関する消費者意識の実態調査」により作成。     2 . 「放射性物質の含まれてない食品を買いたいから」と回答した人による「食品を買うことをためらう産地」についての回答

の調査対象者全体に対する割合(複数回答)。右グラフについては、居住地別の調査対象者全体に対する割合。

19.417.9

15.3

19.617.4

12.6

4.7

6.9

2.2

0

5

10

15

20

25

第1回(2013年2月)

第2回(2013年8月)

第3回(2014年2月)

第4回(2014年8月)

第5回(2015年2月)

(%)

福島県産

岩手県、宮城県、福島県産

茨城県、栃木県、群馬県産

東日本全域産

東北全域産

福島県産の購入をためらう人の割合の推移31.9

23.621.5

18.820.8

30 福島県在住福島以外の被災県在住

南関東圏在住

大阪府・兵庫県在住

愛知県在住

(N=5,176) 0

5

10

15

20

35

25

第1回(2013年2月)

第2回(2013年8月)

第3回(2014年2月)

第4回(2014年8月)

第5回(2015年2月)

(%)

(N=144)

22

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23

第3章 消費者問題の動向第1節 消費生活相談の概況①

2014年度の消費生活相談件数は前年度に続き増加

・ 消費生活相談件数は、2004年度(架空請求が多く、総件数は約192万件)

・ をピークに、2005年度からは減少。

・ 2013年度には9年ぶりに増加し、2014年度も前年度を上回っている。

・ 前年度を上回った主な要因は、高齢層でも情報化が進む中で、情報通信

・ に関連する取引機会の全般的な増加に伴い、情報通信に関するトラブル

・ が増加したことや、高齢者の相談が依然として多いこと等が考えられる。

(図表3-1-1)消費生活相談件数の推移

(備考)1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

2.2004年度以前は、国民生活センター「消費生活年報2014」による。

3.「架空請求」とは、身に覚えのない代金の請求に関するもの。2000年度から集計。

1.5

1.7

7.6

48.3

67.6

26.7

17.8 12.5

9.9

6.1 2.3 2.1

4.2

3.9 6.7

4.9 8.9 13.3 15.2 15.2 16.6 16.5 17.1 19.1 21.8 23.4

27.4 35.1

40.1 41.5 46.7

54.7

65.6

87.4

151.0

192.0

130.4

111.3 105.1

95.1 90.2 89.7 88.4 86.1

94.0 94.4

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

(万件)

(年度)

うち、架空請求に関する相談

図表3-1-1 消費生活相談件数の推移

3-1-1 消費生活相談件数の推移.xlsx

(備考)  1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。     2.2004年度以前は、国民生活センター「消費生活年報2014」による。     3.「架空請求」とは、身に覚えのない代金の請求に関するもの。2000年度から集計。

2013 20141985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 201219840

200(万件)

(年度)

120

140

180

160

40

60

80

100

20

94.494.086.188.489.790.295.1

105.1111.3

130.4

192.0

151.0

87.4

65.654.7

46.741.540.135.127.423.421.819.117.116.516.615.215.213.38.94.9

うち、架空請求に関する相談

7.6

48.3

67.6

26.7

17.8 12.59.9

6.73.94.22.12.36.1

1.71.5

23

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第1節 消費生活相談の概況②

24

情報通信関連の相談件数が突出

・ 2014年度の相談を商品・サービス別に見ると、情報通信関連(通信サービ

・ ス)が約9割を占める「運輸・通信サービス」の相談件数が突出し、約27万件。

・ ただし、相談1件当たり支払った金額は低く、2.6万円。

・ 相談件数が2番目に多いのは「金融・保険サービス」。

ここに、Skylineグラフが作成されます。このグラフを流用する際は、オブジェクト選択をし、「形式を選択して貼り付け(メタファイル)」でCut&Pasteをしてください。

(図表3-1-2) 2014年度消費生活相談の商品・サービス別の件数・既支払金額

0

5

10

15

20

25

0 1000000 2000000 3000000 4000000 5000000

相談

件数

各商品平均既支払額(¥)

既支払総額

放送・通信サービス

教養娯楽品

商品一般

他の役務

教養娯楽サービス

食料品

被服品

住居品

保健・福祉サービス

他の相談

保健衛生品

車両・乗り物

修理・補修

他の商品

管理・保管

内職・副業・ねずみ講

役務一般

他の行政サービス

教育サービス

光熱水品

クリーニングレンタル・リース・貸借

60.7 127.1 99.0 26.6 34.1 52.9(万円)

2.6

運輸・運送サービス

運輸・通信サービス

金融・保険サービス

タ工事・建築・加工 土地・建物・設備

光教他役 職

(万件)

(備考)1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

2.縦軸は商品別分類の相談件数。横軸の商品別分類の幅の長さは平均既支払額を示している。

3.各商品別分類項目は相談件数の多い順に並んでいる。

4.平均既支払額は無回答(未入力)を0と仮定して、消費者庁で算出している。

5.「運輸・通信サービス」と「金融・保険サービス」は更にその内訳を件数の割合で示している。金融・保険サービスの内訳は、①:預貯金・投資商品

等、②:融資サービス、③:保険。

3-1-2 ▲商品別の件数・既支払金額(スカイライングラフ).xlsx

図表3-1-2 消費生活相談の商品・サービス別の件数・既支払額(2014年度)

(備考)  1 .PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。     2 .縦軸は商品別分類の相談件数。横軸の商品別分類の幅の長さは平均既支払額を示している。     3 .各商品別分類項目は相談件数の多い順に並んでいる。     4 .平均既支払額は無回答(未入力)を 0 と仮定して、消費者庁で算出している。     5 . 運輸・通信サービスのうち、「運輸サービス」は郵便、運輸・運送サービス、旅客運送サービス等で、「通信サービス」には放送サー

ビスを含む。金融・保険サービスの内訳は、①:預貯金・投資商品等、②:融資サービス、③:保険。「運輸・通信サービス」と「金融・保険サービス」はさらにその件数の内訳を割合で示している。平均既支払額の内訳を割合で示したものではない。なお、「運輸・通信サービス」のうち、「運輸サービス」の平均既支払額は2.3万円、「通信サービス」は2.6万円、「金融・保険サービス」の平均既支払額は、①預貯金・投資商品等は119.4万円、②融資サービスは13.1万円、③保険は42.2万円。

0

10

5

15

20

25

(万円)

(万件)

60.72.6 99.0127.1 34.126.6 52.9

運輸サービス

通信サービス運輸・通信サービス

教養娯楽品商品一般

レンタル・リース・貸借他の役務

食料品被服品住居品保健・福祉サービス

工事・建築・加工 土地・建物・設備

教養・娯楽サービス他の相談

保健衛生品車両・乗り物

修理・補修

光熱水品クリーニング

教育サービス他の行政サービス

役務一般内職・副業・ねずみ講

管理・保管他の商品

②③

金融・保険サービス

相談件数

平均既支払額

24

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第1節 消費生活相談の概況③

相談1件当たりの平均金額は減少傾向

・ 相談1件当たりの平均金額を見ると、「契約購入金額」(請求された、又は

・ 購入・契約した金額)は、全体、高齢者(65歳以上)、65歳未満、全て近年

・ は減少傾向。

・ 平均の「既支払額」(実際に支払った金額)も、減少。

・ 金額の減少は、平均金額が比較的低いインターネット関連の相談が増加し

・ たことによる。また、早い段階での相談が増えていることも考えられる。

25

(図表3-1-3) 平均契約購入金額・平均既支払額の推移

108.8 123.7

132.4

157.7 146.8 153.3

142.8 136.2 126.9 122.1

147.9 146.1

182.9

203.6 189.7

237.0 215.6

189.1

166.9 165.9

98.3 116.2 120.2

143.7 133.4

125.3 118.0 114.2

105.7 103.1

0

50

100

150

200

250

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

平均契約購入金額

全体 65歳以上 65歳未満

(万円)

(年度)

36.9 42.0

46.8 55.3 54.6

65.5 68.8 57.8

53.1 41.9

70.0 73.3

96.2

110.2 112.6

141.6 136.6

104.4

86.7

70.6

28.9 34.5 36.7 41.2 39.1 42.0

47.4 39.4 38.5

30.3

0

20

40

60

80

100

120

140

160

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

平均既支払額

全体 65歳以上 65歳未満

(万円)

(年度)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

図表3-1-3 平均契約購入金額の推移・平均既支払額の推移

3-1-7 平均契約購入金額・平均既支払額 .xlsx

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。

0

250(万円)

50

100

200

150

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014(年度)

98.3116.2 120.2

143.7 133.4 125.3 118.0 114.2 105.7 103.1

147.9146.1

182.9203.6

189.7

237.0215.6

189.1166.9 165.9

108.8123.7

132.4157.7 146.8 153.3 142.8 136.2 126.9 122.1

65歳以上 65歳未満全体

平均契約購入金額

0

160(万円)

80604020

100

140120

全体 65歳以上 65歳未満

28.9 34.536.7 41.2 39.1 42.0

47.439.4 38.5

30.3

70.0 73.3

96.2110.2

112.6

141.6 136.6

104.4

86.770.6

36.9 42.0 46.855.3 54.6

65.5 68.857.8 53.1

41.9

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014(年度)

平均既支払額

25

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26

第1節 消費生活相談の概況④

幅広い年齢層で、情報通信に関する相談が多い

・ 2014年度の消費生活相談は、幅広い年齢層でデジタルコンテンツ、イン

・ ターネット接続回線、携帯電話サービス等の通信サービス等の情報通信

・ に関するものが多い。

・ 性別・年齢層別に見ると、40歳代が最も多く、女性は7.7万件、男性が約

・ 7.4万件、ほかに60歳代男性、70歳代女性がそれぞれ7万件を超える。

・ 60歳代、70歳代の女性では、金融商品も多い。

(図表3-1-6)2014年度消費生活相談の性別・年齢層別の商品・サービス割合

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000(件)

商品一般

食料品

住居品

被服品

教養娯楽品

レンタル・リース・貸借

金融・保険サービス

運輸・通信サービス

保健・福祉サービス

他の役務

その他商品

その他商品関連サービス

その他サービス

他の相談

女性

010,00020,00030,00040,00050,00060,00070,00080,000

10歳未満

10歳代

20歳代

30歳代

40歳代

50歳代

60歳代

70歳代

80歳代

90歳以上

(件)

男性

(備考)1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

2.PIO-NETにおける商品別分類(大分類)別にみた相談件数。

3.「その他商品」とは、商品別分類(大分類)のうち「光熱水品」、「保健衛生品」、「車両・乗り物」、「土地・建物・設備」、「他の商品」の合計。「その他商品関連サービス」とは、「クリーニング」、「工事・建築・加工」、「修理・補修」、

「管理・保管」の合計。 「その他サービス」とは、「役務一般」、「教育サービス」、「教養・娯楽サービス」、「内職・副業・ねずみ講」、「他の行政サービス」の合計。

4.情報通信に関する相談は、PIO-NETでは「運輸・通信サービス」に該当。

図表3-1-6 性別・年齢層別の商品・サービス別相談件数(2014年度)

未3-1-6 性別年代別商品別.xlsx

(備考)  1.PIO-NETに登録された2014年度の消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。     2.�「その他商品」とは、商品別分類(大分類)のうち「光熱水品」、「保健衛生品」、「車両・乗り物」、「土地・建物・

設備」、「他の商品」の合計。「その他商品関連サービス」とは、「クリーニング」、「工事・建築・加工」、「修理・補修」、「管理・保管」の合計。�「その他サービス」とは、「役務一般」、「教育サービス」、「教養・娯楽サービス」、「内職・副業・ねずみ講」、「他の行政サービス」の合計。

     3.情報通信に関する相談は、PIO-NETでは「運輸・通信サービス」に該当。

80,000 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000(件) (件)

住居品 レンタル・リース・貸借保健・福祉サービス

その他商品関連サービス

食料品 教養娯楽品運輸・通信サービス その他商品

他の相談

商品一般

男性 女性

被服品金融・保険サービス 他の役務

その他サービス

90歳以上

80歳代

70歳代

60歳代

50歳代

40歳代

30歳代

20歳代

10歳代

10歳未満

26

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27

第1節 消費生活相談の概況⑤

高齢者に関する消費生活相談は増加傾向

・ 2014年度の65歳以上の高齢者の消費生活相談件数は2013年度をやや下

・ 回ったが、2009年度から2014年度までにかけては52.7%増。

・ 高齢者人口の伸び(13.8%増)を相談の伸びは上回る。

・ 健康食品の送り付け商法に関する相談を除けば、2014年度は2013年度より

・ 増加。

(図表3-1-8) 「高齢者」に関する相談

140,986 127,778 107,111 115,531 121,799 137,013 146,278

157,003

202,610 201,257

67,675 60,733

46,477 48,044 48,659

51,987 52,461

56,816

68,068 58,964

945

601

447 458 412

592 578

585

799 728

209,606

189,112

154,035 164,033 170,870

189,592 199,317

214,404

271,477 260,949

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

契約者が相談者と同一

契約者が相談者と異なる

無回答(未入力)

(年度)

(件)

年度 2012 2013 2014

件数 201,686 244,764 256,607

「健康食品の送り付け商法」を除いた

「高齢者」に関する相談件数

(備考) 1.PIO-NETに登録された契約当事者が65歳以上の消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

2.高齢者とは、契約当事者が65歳以上。

(図表3-1-9) 消費生活相談件数と人口の推移

99.4 98.0 95.4

104.2 104.6 100.0

111.0 116.6

125.5

158.9 152.7

95.7 92.3

86.4 88.6 90.8

100.0 101.7 102.6 106.2

110.0 113.8

100.0 100.1 99.5 98.2

96.8 95.5

80

90

100

110

120

130

140

150

160

170

2009 2010 2011 2012 2013 2014

相談件数全体

65歳以上相談件数

65歳未満相談件数

65歳以上人口

65歳未満人口

(備考) 1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)、及び総務省「人口統計」。

2.2009年度(年)=100としたときの指数。

(年度)

3-1-8 ▲高齢者契約者同一.xlsx

図表3-1-8 高齢者に関する相談件数

(備考)  1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。     2.高齢者とは、契約者が65歳以上。     3.縦軸の表示のみ、万件単位としている     4.四捨五入のため合計は必ずしも一致しない。

(万件)

(年度)20142013

0

5

10

15

20

25

30

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

無回答(未入力)契約者が相談者と異なる契約者が相談者と同一

202,610 201,257

140,986 127,778107,111 115,531 121,799

137,013 146,278 157,003

67,67560,733

46,47748,044 48,659

51,98752,461

56,816

68,068 58,964209,606

189,112

154,035164,033 170,870

189,592199,317

214,404

271,477260,949

年度 2012 2013 2014

件数 201,686 244,764 256,607

「健康食品の送り付け商法」を除いた「高齢者」に関する相談件数

図表3-1-9 消費生活相談件数と人口の推移

(備考)  1.�PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)、及び総務省「人口推計結果」により作成。     2.2009年度=100としたときの指数。

80

170

100

110

90

120

130

160

140

150

2009 2010 2011 2012 2013 2014(年度)

相談件数全体 65歳以上相談件数 65歳未満相談件数65歳未満人口65歳以上人口

100.1 99.5 98.2

96.895.5

101.7 102.6106.2

110.0113.8

95.792.3

86.4 88.6 90.8

111.0116.6 125.5

158.9152.7

100.0

99.4 98.095.4

104.2

104.6

27

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第1節 消費生活相談の概況⑥

認知症等の高齢者に関する相談は増加傾向- 見守りの強化が課題 -

・ 周囲の見守りが必要な認知症等の高齢者に関する相談は増加傾向。

・ 訪問販売に関する相談の割合が大きく約4割(新聞や修理、工事等)。

・ 認知症等の高齢者は、本人以外からの相談割合が高い。

・ 消費生活センター等に相談が寄せられないトラブルも多いとみられること

・ から、見守りの強化が課題。

28

(図表3-1-12) 認知症等の高齢者に関する相談件数

1,413 1,172 1,110 974 1,052 1,074 1,277 1,383 1,766 1,563

6,847 6,037 5,513 5,419

6,005 6,553 6,833

7,891

9,325 8,096

68

61 34 39

36 37

37

40

69

45

8,328

7,270 6,657 6,432

7,093 7,664

8,147

9,314

11,160

9,704

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

契約者が相談者と同一

契約者が相談者と異なる

無回答(未入力)

(年度)

(件)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

(図表3-1-13) 認知症等の高齢者に関する相談の販売購入形態別割合

店舗購入

12.7 訪問販売

39.3 通信販売

8.6

マルチ取引

0.9

電話勧誘販売

22.0

ネガティブ・オプション

0.8 訪問購入

1.4

その他無店舗

0.9

不明・無関係

13.4

(備考) 1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

2.契約当事者が65歳以上の「判断不十分者契約」に関する相談。

順位 商品・サービス 件数

1 新聞 744

2 修理サービス 148

3 屋根工事 136

4 浄水器 111

5 ふとん 109

訪問販売の上位商品・サービス

(%)

図表3-1-12 認知症等の高齢者に関する相談件数

3-1-24 認知症高齢者契約者同一.xlsx

(備考)  1.�PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。        2 .�契約当事者が65歳以上の「判断不十分者契約」に関する相談。

(件)

(年度)20142013

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

無回答(未入力)契約者が相談者と異なる契約者が相談者と同一

1,413

6,847

8,328

1,172

6,037

7,270

1,110

5,513

6,657

974

5,419

6,432

1,052

6,005

7,093

1,074

6,553

7,664

1,277

6,833

8,147

1,383

7,891

9,314

1,766

9,325

11,160

1,563

8,096

9,704

図表3-1-13 認知症等の高齢者に関する相談の販売購入形態別割合(2014年度)

未3-1-13 認知症高齢者販売購入形態割合・上位商品.xlsx

(備考)  1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。     2.契約当事者が65歳以上の「判断不十分者契約」に関する相談。

商品・サービス訪問販売の上位商品・サービス

件数順位1 新聞 7442 修理サービス 1483 屋根工事 1364 浄水器 1115 ふとん 109

12.7 39.3 8.622.0 13.4

通信販売

ネガティブ・オプション0.8

訪問購入1.4

その他無店舗0.9

マルチ取引0.9

不明・無関係電話勧誘販売訪問販売店舗購入

(%)

28

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第1節 消費生活相談の概況⑦

29

「通信販売」に関する相談の割合が増加

・ 販売購入形態別にみると、相談全体で「店舗購入」の割合が減少する一・ 方、「通信販売」の割合が増加(2014年度には全体で33.6%)。65歳未満・ では4割超。・ 高齢者では、「訪問販売」及び「電話勧誘販売」の割合が依然大きく、合・ わせて3 分の1を占める。

(図表3-1-15) 販売購入形態別相談割合の推移

22.2

21.1

22.9

25.5

28.8

30.8

33.7

34.8

35.1

38.6

28.2

29.7

31.5

32.6

36.2

15.5

15.4

19.0

20.9

22.0

6.5

7.0

7.4

7.6

7.5

9.3

9.7

10.7

11.0

11.0

10.5

6.5

5.3

4.7

3.5

33.8

30.2

27.4

26.7

22.8

24.9

21.1

19.9

19.8

17.0

9.6

10.1

11.6

12.2

10.2

8.4

8.6

9.5

10.3

10.3

8.7

9.0

10.0

10.6

10.1

1.0

0.9

1.0

1.1

1.2

1.4

1.2

1.3

1.2

1.4

1.2

1.1

1.2

1.2

1.3

18.7

23.8

20.1

16.2

14.1

5.7

5.2

5.4

5.2

5.1

9.5

10.9

9.3

7.9

7.2

0.5

2.0

1.2

0.4

0.6

0.1

0.2

0.2

0.1

0.2

0.3

0.8

0.5

0.2

0.3

1.7

1.5

0.5

0.5

0.0

0.8

0.8

0.1

1.0

1.0

1.2

1.2

1.4

0.8

0.8

0.9

0.9

1.0

0.8

0.9

1.0

1.0

1.1

19.3

17.9

17.5

17.7

18.1

12.1

12.6

13.1

12.9

13.2

16.1

16.1

15.9

15.7

15.8

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2014

2013

2012

2011

2010

2014

2013

2012

2011

2010

2014

2013

2012

2011

2010

65歳

以上

65歳

未満

全体

店舗購入 訪問販売 インターネット通販インターネット通販以外の通信販売 マルチ取引 電話勧誘販売ネガティブ・オプション 訪問購入 その他無店舗不明・無関係

(備考) 1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

2.2013年2月21日以降、特定商取引法改正により「訪問購入」が新設されている。

(%)

27.1

30.4

29.8

30.1

13.7

16.9

16.9

16.5

20.2

33.6

33.1

37.0

36.8

38.8

42.2

(年度)

図表3-1-15 販売購入形態別相談割合の推移

(備考)  1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。     2.2013年 2 月21日以降、特定商取引法改正により「訪問購入」が新設されている。     3.�「インターネット通販」の相談については、いわゆる通常のインターネット通販より広い概念を含んでおり、アダルト情報

サイトに代表される、インターネットサイトを利用したサイト利用料、オンラインゲーム等のデジタルコンテンツも、消費生活相談情報では「インターネット通販」に入るため、データの見方には注意が必要。

     4.四捨五入のため合計は必ずしも一致しない。

40 60 80 1000 20 30 50 70 9010

65歳以上

65歳未満

全体

(年度)

(%)

2010

2011

2012

2013

2014

2010

2011

2012

2013

2014

2010

2011

2012

2013

2014

電話勧誘販売店舗購入インターネット通販以外の通信販売

その他無店舗ネガティブ・オプション 訪問購入マルチ取引

不明・無関係

インターネット通販訪問販売

15.8

15.7

15.9

16.1

16.1

13.2

12.9

13.1

12.6

12.1

18.1

17.7

17.5

17.9

19.3

1.1

1.0

1.0

0.9

0.8

1.0

0.9

0.9

0.8

0.8

1.4

1.2

1.2

1.0

1.0

0.1

0.8

0.8

0.5

0.5

1.5

1.7

0.3

0.2

0.5

0.8

0.3

0.2

0.1

0.2

0.2

0.1

0.6

0.4

1.2

2.0

0.5

7.2

7.9

9.3

10.9

9.5

5.1

5.2

5.4

5.2

5.7

14.1

16.2

20.1

23.8

18.7

1.3

1.2

1.2

1.1

1.2

1.4

1.2

1.3

1.2

1.4

1.2

1.1

1.0

0.9

1.0

10.1

10.6

10.0

9.0

8.7

10.3

10.3

9.5

8.6

8.4

10.2

12.2

11.6

10.1

9.6

17.0

19.8

19.9

21.1

24.9

22.8

26.7

27.4

30.2

33.8

3.5

4.7

5.3

6.5

10.5

11.0

11.0

10.7

9.7

9.3

7.5

7.6

7.4

7.0

6.5

22.0

20.9

19.0

15.4

15.5

36.2

32.6

31.5

29.7

28.2

38.6

35.1

34.8

33.7

30.8

28.8

25.5

22.9

21.1

22.2

27.1

30.4

29.8

30.1

33.6

33.1

37.0

36.8

38.8

42.2

13.7

16.9

16.9

16.5

20.2

29

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第1節 消費生活相談の概況⑧

30

「インターネット通販」に関する相談の増加が相談件数増加の要因

・ 近年は、他の販売購入形態の相談が減少する一方、「インターネット通販」に

・ 関する相談の増加が、全体の相談件数の増加に寄与。

・ 「インターネット通販」に関する相談の増加要因の一つは、スマートフォンが普

・ 及し、利用者が増加していることが考えられる。

(図表3-1-16) 相談件数の増加に対する販売購入形態別寄与度

-0.6%-1.5%

-2.6%

9.2%

0.4%

-10%

-8%

-6%

-4%

-2%

0%

2%

4%

6%

8%

10%

2010 2011 2012 2013 2014 (年度)

不明・無関係 その他無店舗 訪問購入

ネガティブ・オプション 電話勧誘販売 マルチ取引

インターネット通販以外の通信販売 インターネット通販 訪問販売

店舗購入 件数

(備考) 1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

2.2013年2月21日以降、特定商取引法改正により「訪問購入」が新設されている。

図表3-1-16 相談件数の増加に対する販売購入形態別寄与度

未3-1-16 販売購入形態別寄与度(インターネット別) .xlsx

(備考) 1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。    2.2013年2月21日以降、特定商取引法改正により「訪問購入」が新設されている。    3.�「インターネット通販」の相談については、いわゆる通常のインターネット通販より広い概念を含んでおり、アダ

ルト情報サイトに代表される、インターネットサイトを利用したサイト利用料、オンラインゲーム等のデジタルコンテンツも、消費生活相談情報では「インターネット通販」に入るため、データの見方には注意が必要。

(%)

相談件数の変化率

2010 2011 2012 2013 2014(年度)

▲0.6%▲1.5% ▲2.6%

9.2%

0.4%

-10

00

4

2

-2

-4

-6

-8

6

8

10

店舗購入 訪問販売 インターネット通販インターネット通販以外の通信販売 マルチ取引電話勧誘販売 ネガティブ・オプション 訪問購入その他無店舗 不明・無関係

30

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第1節 消費生活相談の概況⑨

31

スマートフォン関連サービスについての相談が大きく増加

・ スマートフォンそのものについての相談よりも、スマートフォンを利用した

・ デジタルコンテンツに関連する相談が、2014年度には大きく増加。

(図表3-1-17)スマートフォンとその利用に関連した相談件数

1,860 2,902 3,729 3,949 5,214 4,326 4,621 4,909 855

4,8738,084

12,759

18,511

25,152

36,35634,055

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

上半期 下半期 上半期 下半期 上半期 下半期 上半期 下半期

2011年度 2012年度 2013年度 2014年度

スマートフォン スマートフォン関連サービス(件)

(備考) 1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

2.「スマートフォン」に関する相談とは、具体的には、通信料に関するものや機器の不具合等。「スマートフォン関連サービス」の相談と

は、具体的には、スマートフォンを利用したデジタルコンテンツに関するもの。

図表3-1-17 スマートフォンとその利用に関連した相談件数

3-1-17 スマートフォンに関する相談件数.xlsx

(備考)  1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。     2.�「スマートフォン」に関する相談とは、具体的には、通信料に関するものや機器の不具合等。「スマートフォン関連サー

ビス」の相談とは、具体的には、スマートフォンを利用したデジタルコンテンツに関するもの。

0

(件)

30,000

25,000

20,000

15,000

10,000

5,000

35,000

40,000

上半期 下半期 上半期 下半期2012年度

上半期 下半期2013年度

上半期 下半期2014年度2011年度

スマートフォンスマートフォン関連サービス

855

4,873

8,084

12,759

18,511

25,152

36,35634,055

1,8602,902 3,729 3,949

5,214 4,326 4,621 4,909

31

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美容医療サービスに関する相談が増加

32

第1節 消費生活相談の概況⑩

・ 医療脱毛、脂肪吸引、二重まぶた手術等の美容医療サービスに関する

・ 相談が増加傾向。

・ 相談内容には、料金割引を強調したり、即日決断を迫ったりするなどの

・ 問題勧誘や、広告で掲載されている施術が受けられない等広告に関す

・ る問題が見られる。

・ その他、皮膚障害や熱傷など危害を受けたという相談もあり、複数の消

・ 費者問題の要素を含むトラブルとなっている。

・ 美容医療サービスは、サービス提供側と受け手との情報格差が大きい分

・ 野。

(図表3‐1‐25)美容医療サービス

1,220

1,4461,547 1,484

1,740 1,7241,558

1,874

2,155

2,557

207 244 242 251 293 306 350377

479617

311402 485 472

568 601 578723

8911,103

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

総数 うち危害 うち販売方法又は表示・広告に関するもの(年度)

(件)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

3-2-22美容医療(表示広告or販売方法).xlsx

図表3-1-25 美容医療サービスに関する相談件数

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

0

(件)

2005 20102009200820072006 2011 201420132012(年度)

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

総数 うち、危害 うち、販売方法又は表示・広告に関するもの

207 244 242 251 293 306 350 377479

617

1,103891

723578601568472485402311

1,2201,446 1,547 1,484

1,740 1,7241,558

1,874

2,155

2,557

32

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33

第1節 消費生活相談の概況⑪

2014年の消費者被害・トラブル額は約6.7兆円と推計

・ 2014年の1年間の消費者被害・トラブル額(消費者被害・トラブルに関す

・ る商品・サービスへの支出総額)は、約6.7兆円。

・ 消費者が消費者被害やトラブルだと認識している被害・トラブルが、経済

・ 的損失額と してどの程度の規模となるかを、商品やサービスの金額ベー

・ スで示したもの。

2014年 2013年

契約購入金額 約7.8兆円 約6.5兆円

既支払額(信用供与を含む。※) 約6.7兆円 約6.0兆円

既支払額 約5.5兆円 約5.4兆円

(図表3-1-29) 消費者被害・トラブル額

※「既支払額(信用供与を含む。)」とは、既に支払った金額にクレジットカード等による将来の支払を加えたもの。

1.消費者意識基本調査において「あなたがこの1年間に購入した商品、利用したサービスについてお尋

ねします。この1年間に、以下に当てはまる経験をしたことはありますか。」との問に対して、以下

の経験についての回答を集計した結果に基づき件数を推計している。①けが、病気をする等、安全性

や衛生に問題があった、②機能・品質やサービスの質が期待よりかなり劣っていた、③思っていたよ

りかなり高い金額を請求された、④表示・広告と実際の商品・サービスの内容がかなり違っていた、

⑤問題のある販売手口やセールストークにより契約・購入した、⑥契約・解約時のトラブルにより被

害に遭った、⑦詐欺によって事業者にお金を払った(又はその約束をした)、⑧その他、消費者被害

の経験。

2.2014年の消費生活相談情報(2015年1月31日までの登録分)に基づき平均既支払額を算出。

3.正式名称は、消費者被害・トラブルに関する商品・サービス等への支出総額。

図表3-1-29 消費者被害・トラブル額

3-1-28 消費者被害トラブル額.xlsx

2014年 2013年

契約購入金額 約7.8兆円 約6.5兆円

既支払額(信用供与を含む。)※ 約6.7兆円 約6.0兆円

既支払額 約5.5兆円 約5.4兆円

※「既支払額(信用供与を含む。)」とは、既に支払った金額にクレジットカード等による将来の支払を加えたもの。(備考)  1.�消費者意識基本調査において「あなたがこの 1年間に購入した商品、利用したサービスについてお尋ねします。この 1年間に、以

下に当てはまる経験をしたことはありますか。」との問に対して、以下の経験についての回答を集計した結果に基づき件数を推計している。①けが、病気をする等、安全性や衛生に問題があった、②機能・品質やサービスの質が期待よりかなり劣っていた、③思っていたよりかなり高い金額を請求された、④表示・広告と実際の商品・サービスの内容がかなり違っていた、⑤問題のある販売手口やセールストークにより契約・購入した、⑥契約・解約時のトラブルにより被害に遭った、⑦詐欺によって事業者にお金を払った(又はその約束をした)、⑧その他、消費者被害の経験。

     2.2014年の消費生活相談情報(2015年1月31日までの登録分)に基づき平均既支払額を算出。     3.消費者被害・トラブルに関する商品・サービスへの支出総額。     4.�「消費者意識基本調査」を行い消費者被害・トラブルの「発生確率」を求めた上で、PIO-NET情報から計算される消費者被害 1件

当たりの平均金額を乗じ、高齢者の潜在被害が一定数存在するものと仮定しその分を上乗せするなどの補正を行った推計額。     5.�本推計に使用している意識調査はあくまで消費者の意識に基づくものであり、消費者被害・トラブルの捉え方が回答者により異な

ること、意識調査の性格上誤差を含むものであることに注意が必要。

33

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第1節 消費生活相談の概況⑫

消費者安全法の規定に基づき消費者庁に通知された重大事故等は前年度と同水準

34

・ 消費者安全法の規定に基づき、2014年度に消費者庁に通知された消費

・ 者事故等は、1万2078件(前年度1万2627件、対前年度比4.3%減)。

・ 「生命身体事故等」は2,906件(前年度3,511件、対前年度比17.3%減)、

・ 「財産事案」が9,172件(前年度9,116件、0.6%増)。

・ 「重大事故等」(火災、転落・転倒など)は1,248件で、前年度と同水準。

(図表3-1-26)消費者庁に通知された消費者事故等

661 1,390 1,322 1,317 1,2481,5301,499 1,491 2,194 1,658

15,69312,228

9,916 9,116 9,172

17,884

15,117

12,729 12,627 12,078

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

20,000

2010 2011 2012 2013 2014

(件)

(年度)

財産事案

重大事故等を除く生命身体事故等

重大事故等

(備考)消費者安全法の規定に基づき、2010年4月1日から2015年3月31日までに消費者庁へ通知された消費者事故等の件数。

3-1-26 ▲(安財)消費者事故等.xlsx

図表3-1-26 消費者庁に通知された消費者事故等の件数

(備考)  消費者安全法の規定に基づき、2010年4月1日から2015年3月31日までに消費者庁へ通知された消費者事故等の件数。

0

(件)

2,0004,0006,0008,000

10,00012,00014,00016,00018,00020,000

2010 2011 2012 2013 2014(年度)

15,693 12,228 9,916 9,116 9,172

1,530 1,499 1,491 2,194 1,658661 1,390 1,322 1,317 1,248

17,88415,117

12,729 12,627 12,078

重大事故等を除く生命身体事故等重大事故等 財産事案

34

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第2節 消費者庁に集約された生命身体に関する事故情報等①

危害・危険情報に関する相談は増加傾向

35

・ 2014年度の消費生活相談における「危害情報」は1万1398件、「危険情

報」は5,017件で、この10年間では増加傾向(2013年度は、化粧品の白

斑トラブルや冷凍食品の農薬混入事案が発生)。

(図表3-2-7)危害・危険情報の件数

6,548 7,073 8,670 8,574 8,360 8,75111,619 10,677

13,76011,398

2,8413,590

4,606 4,010 3,655 4,167

3,727 4,205

6,934

5,017

9,38910,663

13,276 12,584 12,01512,918

15,346 14,882

20,694

16,415

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

(件)

(年度)

危険

危害

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

図表3-2-8 危害・危険情報の件数

3-2_(P)危害・危険_総件数.xlsx

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

0

(件)

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014(年度)

2,841

9,3893,590

10,663 4,606

13,276

4,010

12,584

3,655

12,0154,167

12,918 3,727

15,346

4,205

14,8826,934

20,694

5,017

16,415

6,548 7,073 8,670 8,574 8,360 8,75111,619 10,677

13,76011,398

危害危険

35

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第2節 消費者庁に集約された生命身体に関する事故情報等②

ボタン電池の誤飲事故等では子供が重篤な症状に陥る危険が大きい

36

・ ボタン電池の誤飲やパック型液体洗剤が目や口に入る等、日常生活で

・ 最近普及している様々な製品により、子供の消費者事故が発生。

・ ボタン電池を誤飲すると重篤な症状に陥る危険が大きく、子供が電池を

・ 取り出せない構造にするなど、より安全な構造の商品開発が求められる。

・ 浴槽での首浮き輪による溺水やキックスケーター走行中の事故も発生。

図表3-2-15 ボタン電池を飲み込んだ1歳児のレントゲン写真

3-2-14 レントゲン写真.pptx

(備考) 消費者庁、国民生活センター公表資料(2014年6月18日)

図表3-2-16 ボタン電池を誤飲した1歳児の食道の内視鏡写真

3-2-15 内視鏡写真.pptx

(備考) 消費者庁、国民生活センター公表資料(2014年6月18日)

3-2-12 首浮き輪.pptx

図表3-2-13 首浮き輪の使用例(イメージ)

(備考) 消費者庁、国民生活センター公表資料(2014年10月9日)

3-2-13 ボタン電池の形状.pptx

図表3-2-14 ボタン電池の形状と大きさ

コイン形

ボタン型

(備考) 消費者庁、国民生活センター公表資料(2014年6月18日)

3-2-18 キックスケーター.pptx

図表3-2-19 キックスケーター

(備考) 消費者庁公表資料(2014年10月17日)

36

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37

第3節 最近の消費者問題の傾向①

電気通信サービスに関する相談は更に増加

・ 携帯電話やインターネット接続回線等の電気通信サービスに関する相

・ 談は、2014年度は更に増加。

・ 中でも、インターネット接続回線についての相談の増加が目立つ。

(図表3-3-1) 電気通信サービスに関する相談件数

13,350 14,644 17,609

20,564

35,127

1,897 3,249

4,796 5,135

5,262

10,120 11,037

12,660

13,534

15,279

1,931

1,749

2,038

2,392

2,704

27,298 30,679

37,103 41,625

58,372

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

2010 2011 2012 2013 2014

他のネット通信関連サービス

携帯電話サービス

モバイルデータ通信

インターネット接続回線

(件)

(年度)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。3-2-1 通信サービスに関する相談件数.xlsx

図表3-3-1 電気通信サービスに関する相談件数

(備考)  1.�PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。     2.�「携帯電話サービス」、「モバイルデータ通信」、「インターネット接続回線」、「他のネット通信関連サービス」を合わせて「電気通信サー

ビス」とした。

0

(件)

30,000

20,000

10,000

40,000

50,000

60,000

70,000

2010 2011 2012 2013 2014(年度)

インターネット接続回線 モバイルデータ通信携帯電話サービス 他のネット通信関連サービス

1,931 1,7492,038

2,392

2,704

10,120 11,03712,660 13,534

15,279

27,298 30,67937,103

41,625

58,372

1,897 3,249 4,796 5,135

5,262

13,350 14,644 17,609 20,56435,127

37

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38

第3節 最近の消費者問題の傾向②

遠隔操作によるインターネットプロバイダ変更トラブルが急増

・ 2014年度に、インターネットプロバイダ変更契約後に事業者が遠隔操作を

・ するという相談が急増。

・ インターネットプロバイダの利用料が安くなる等の理由で消費者が契約を

・ 変更するよう電話勧誘。事業者に指示されるままにパソコンを操作した後、

・ 事業者が遠隔操作を行う。その結果、二重契約になったという相談や利用

・ 料が高くなったという相談が多い。

(図表3‐3‐2)「遠隔操作によるインターネットプロバイダ変更トラブル」に関する相談件数

53 134 519

1,079

2,439

4,173

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

4-9月 10-3月 4-9月 10-3月 4-9月 10-3月

2012年度 2013年度 2014年度

(件)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。3-2-プロバイダ変更_150429.xlsx

図表3-3-2 「遠隔操作によるインターネットプロバイダ変更トラブル」に関する相談件数

(備考) �PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

0

(件)

4―9月 10―3月 4―9月 10―3月 4―9月 10―3月2012年度 2013年度 2014年度

5001,0001,5002,0002,5003,0003,5004,0004,500

53 134519

1,079

2,439

4,173

38

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第3節 最近の消費者問題の傾向③

アダルト情報サイトに関するトラブルが増加

・ 2014年度のアダルト情報サイトに関する相談は年齢層が幅広く、前年度を大

・ きく上回り、約11万件。

・ 主な内容は、「無料のアダルトサイトを見ようとしたら、会員登録され、約10万

・ 円の会費の請求画面が表示された。どうしたらよいのか」等。

39

(図表3‐3‐4)2014年度のアダルト情報サイトに関する相談

女性 32.3% 男性 67.7%

60歳代, 12.1%

50歳代, 12.3%

80歳以上, 0.7%

40歳代, 12.8%

20歳代, 5.9%

30歳代, 8.7%

30歳代, 7.2%

40歳代, 8.8%

50歳代, 4.0%

60歳代, 2.1%

70歳代, 0.8%

80歳以上, 0.1%

無回答, 0.7% 無回答, 1.6%

70歳代, 5.1%

(備考) 1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

2.団体、性別不明を除く。

10歳代, 7.9%

10歳未満, 0.6%

10歳未満, 0.3%

10歳代, 3.4%

20歳代, 4.9%

(図表3‐3‐3①)アダルト情報サイトに関する相談件数

85,84395,650

65,388

80,421

110,428

59,57569,549

47,78859,393

76,597

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

2010 2011 2012 2013 2014

相談総数 相談時点で支払いが生じていなかったもの

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

(件)

(年度)

全体

3-2-3_アダルト情報サイトに関す相談はスマートフォン利用のものが増加(全体).xlsx

図表3-3-3① アダルト情報サイトに関する相談件数(全体)

(備考)� �PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

2010

59,575

85,843

69,549

95,650

47,788

65,388

59,393

80,421

76,597

110,428

2011 2012 2013 2014(年度)

相談総数相談時点で支払が生じていなかったもの

(件)

3-3-4 ▲2014年のアダルト情報サイト性別・年齢別割合.xlsx

図表3-3-4 アダルト情報サイトに関する相談(2014年度)

(備考)  1.PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。     2.団体、性別不明を除く。

無回答0.7%

女性32.3%

男性67.7%

10歳未満0.3%10歳未満0.6%

10歳代3.4%

20歳代4.9%

30歳代7.2%

40歳代8.8%

50歳代4.0%

60歳代2.1%

70歳代0.8%

80歳以上0.1%

無回答1.6%

80歳以上0.7%

70歳代5.1%

60歳代12.1%

50歳代12.3%

40歳代12.8%

30歳代8.7%

20歳代5.9%

10歳代7.9%

39

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第3節 最近の消費者問題の傾向④

40

アダルト情報サイトに関するトラブルでは支払額も高額化

・ アダルト情報サイトに関する相談の増加要因は、スマートフォンが高齢層を

・ 含め幅広く普及したことにより、サイトにアクセスする機会が増えていること等。

・ 支払済の相談でみると平均支払金額は高額化。

・ 支払方法として、プリペイドカードを悪用した新たな手口が登場。

(図表3-3-3②)アダルト情報サイトに関する相談件数

464,236

12,20228,377

49,261

373,633

10,17823,429

38,400

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

2010 2011 2012 2013 2014

相談総数 相談時点で支払いが生じていなかったもの

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

(件)

(年度)

スマートフォン利用

(図表3-3-5) アダルト情報サイトに関する相談で支払済み件数とその金額

2,082 2,3131,530

2,123

3,988

164,551 153,865

198,770

178,776

277,121

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

2010 2011 2012 2013 2014

相談総数 支払済み相談1件当たり平均支払金額(右目盛)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

(年度)

(件) (円)

3-2-4_アダルト情報サイトに関す相談はスマートフォン利用のものが増加 (スマートフォン).xlsx

図表3-3-3②アダルト情報サイトに関する相談件数(スマートフォンを利用したもの)

(備考) �PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

0

20,000

40,000

60,000(件)

20103746

3,6334,236 10,178

12,20223,429

28,377

38,400

49,261

2011 2012 2013 2014(年度)

相談総数相談時点で支払が生じていなかったもの

3-2-7_2014年度のアダルトサイト相談件数及び既支払額_150429.xlsx

図表3-3-5 アダルト情報サイトに関する相談における支払済件数とその金額

(備考) �PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

0 0

277,121

2014

3,988

(年度)

164,551

2,082

2010 2011

2,313

153,865

2012

1,530

198,770

2013

2,123178,776

2,000

1,000

3,000

4,000

5,000

6,000(件)

300,000(円)

250,000

200,000

150,000

100,000

50,000

相談総数支払済相談1件当たり平均支払金額(右目盛)

40

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第3節 最近の消費者問題の傾向⑤

41

プリペイドカードを中心としたキャッシュレスでの支払手段を悪用する新たな手口が発生

・ クレジットカードや、プリペイドカードに代表される電子マネー等、 “キャッシュ

・ レス決済”は、現金を持ち歩かずにカードやスマートフォンで買い物できる手

・ 軽さから、身近な決済手段として、消費者の利用機会が拡大。

・ 一方で、最近悪質事業者に誘導されてプリペイドカードを購入し、その価値

・ (額面価格分)をだまし取られる、新たな手口が発生。

図表3-3-7① プリペイドカードの販売イメージ

(備考) 国民生活センター公表資料(2015年 3 月26日)

3-3-7② ◇プリペイドカードの利用の仕組み.pptx

図表3-3-7② プリペイドカードを悪用した手口の仕組み

消費者

①プリペイドカードの購入 を求める

②プリペイドカードを購入

③購入したプリペイドカード のカード番号等を伝える

事業者

コンビニエンスストア

※一旦支払ったお金を事業者から取り戻すことは非常に難しい

(備考) 国民生活センター公表資料(2015年 3 月26日)

41

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42

第3節 最近の消費者問題の傾向⑥

SNSに関連する相談は中高年層でも増加

・ SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が何らか関連している消費生活

・ 相談は増加傾向。2014年度は前年度比46%増。

・ SNSの普及により、幅広い年齢層で相談が増加(2009年度から2014年度で20

・ 歳代以下は2.1倍に対し、40~60歳代は6.2倍の増加。)。

・ 相談内容は、「SNSで知り合った相手から出会い系サイトへ誘導された」、

・ 「SNSに表示された広告をきっかけに無料で試した健康食品が、知らないう

・ ちに定期購入になった」、「SNS上で友達と思っていたら、なりすましていた

・ 別人だった」等、多種多様。

(図表3‐3‐9)SNSに関連する相談の年齢別割合

324(12.9%) (9.8%) (9.6%) (8.3%) (8.1%) 641(8.7%)

1,123(44.6%) (42.3%)(37.5%) (33.4%) (33.0%)

2,417(32.8%, )663(26.3%)(26.7%)

(25.3%) (24.3%) (22.6%)

1,678(22.8%)274(10.9%)

(

13.7%)

(16.7%)(19.0%) (18.6%)

1,314(17.8%)

56(2.2%)

(3.4%)

(5.2%)

(7.4%) (8.2%)

603(8.2%)

17(0.7%)

239(3.2%)

1(0.0%)

120(1.6%)

60(2.4%)

358(4.9%)

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

2009 2010 2011 2012 2013 201420歳未満 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代以上 無回答(未入力)

(年度)

(件)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

2,518

3,231

4,2884,881 5,062

7,370

3-3-9 SNSに関する相談.xlsx

図表3-3-9 SNSに関連する相談の年齢別割合

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

60(2.4%) (3.4%)

358(4.9%)7,370

1(0.0%)

239(3.2%)

120(1.6%)

17(0.7%)56(2.2%)

(5.2%)

4,288 (7.4%)

4,881

(8.2%)

5,062

603(8.2%)

274(10.9%)

2,518 (13.7%)

3,231 (16.7%)(19.0%) (18.6%)

1,314(17.8%)

663(26.3%)

(26.7%)(25.3%) (24.3%) (22.6%)

1,678(22.8%)

1,123(44.6%)1,123

(44.6%)(42.3%)

(37.5%) (33.4%) (33.0%)

2,417(32.8%)2,417

(32.8%)

324(12.9%)324(12.9%) (9.8%) (9.6%) (8.3%) (8.1%)641

(8.7%)641

(8.7%)0

(件)

6,000

5,000

4,000

1,000

3,000

2,000

7,000

8,000

2009 2010 2011 2012 2013 2014(年度)

20歳未満 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代60歳代 70歳以上 無回答(未入力)

42

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43

第3節 最近の消費者問題の傾向⑦

詐欺的な手口に関する高齢者についての相談が増加

・ 詐欺的な手口に関する高齢者についての相談が増加傾向。

・ 相談時点で、事業者に支払を済ませたケースは減少傾向にあるものの、

・ 支払った相談の1件当たりの平均金額は、依然として高額。

(図表3-3-10)高齢者について詐欺的な手口に関する相談件数と支払済相談の平均支払額

1.4 1.2

1.6

2.3

3.1

4.4

444

534

589

545 541

447

0

100

200

300

400

500

600

700

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

4.5

5.0

2009 2010 2011 2012 2013 2014

(万円)(万件)

相談件数(左目盛) 支払った相談のうちの平均金額(右目盛)

(年度)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。3-3-10 ☆高齢者詐欺的.xlsx

図表3-3-10 詐欺的な手口に関する高齢者についての相談件数と支払済相談の平均支払額

(備考)  PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

0.0 0

447

2014(年度)

444

2009 2010 2011 2012 2013

534589

545 541

2.0

1.0

3.0

4.0

5.0(万件)

700(万円)

600

500

400

300

200

100

相談件数(左目盛)支払ってしまったという内容の相談件数(左目盛)支払ってしまったという内容の相談についての平均金額(右目盛)

1.4 1.21.6

2.3

3.1

4.4

0.2 0.4 0.6 0.5 0.5 0.4

43

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第3節 最近の消費者問題の傾向⑧

44

劇場型勧誘トラブルは、高齢者の割合が更に増加

・ 「劇場型勧誘」のトラブルに関する相談は2014年度後半は減少しているも

・ のの依然として多く、そのうち高齢者に関する割合は高まる傾向。

・ 「ファンド型投資商品」や「公社債」等の金融商品に関するものが多い。

・ 2014年度は個人情報の削除や過去の投資の被害回復を持ち掛けると

・ いった、金融商品以外の内容の相談が増加。

※「劇場型勧誘」とは、複数の事業者が役回りを分担し、パンフレットを送り付けたり、電話で勧誘したりして、消費者があたかも得をするように信じ込ませて、実態不明の金融商品等を買わせる手口。

(図表3-3-11)劇場型勧誘に関する相談件数と高齢者割合

67.4

86.4

50

55

60

65

70

75

80

85

90

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

2,200

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

2012年度 2013年度 2014年度

(%)(件)

総数(左目盛) 高齢者割合(右目盛)

(備考)PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

(月)

図表3-3-11 劇場型勧誘に関する相談件数と高齢者割合

3-2-14劇場型.xlsx

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年 4 月27日までの登録分)。�

0 50.0

(件)

4 2

86.4

67.4

(月)12108642121086421210865 311197 5 311197 5 3111972014年度2013年度2012年度

1,000

800

600

400

200

1,400

1,200

1,600

1,800

2,000

2,200(%)90.0

85.0

80.0

75.0

70.0

65.0

60.0

55.0

件数 高齢者割合(右目盛)

44

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45

第3節 最近の消費者問題の傾向⑨

個人情報削除を持ち掛ける詐欺によるトラブルが増加

・ 公的機関等をかたり、電話で「個人情報が漏れているので、削除してあげ

・ る」などと勧誘し、最終的にはお金をだまし取る手口が2014年度に急増。

・ 2014年7月に企業保管の個人情報が外部に大量に流出した事件もあり、

・ 便乗する手口もみられる。

・ 高齢女性がトラブルに遭うケースが目立つ。

(図表3-3-12)「個人情報の削除を持ち掛ける詐欺」に関する相談件数

101 180

295 423

1,172

1,472

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

4-9月 10-3月 4-9月 10-3月 4-9月 10-3月

2012年度 2013年度 2014年度

(件)

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

3-2「個人情報の削除を持ちかける詐欺」に関する相談が急増向_150429.xlsx

(備考) �PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

0

(件)

2004006008001,0001,2001,4001,600

101 180295

423

1,172

1,472

4―9月 10―3月 4―9月 10―3月 4―9月 10―3月2012年度 2013年度 2014年度

図表3-3-12 「個人情報の削除を持ち掛ける詐欺」に関する相談件数

45

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46

第3節 最近の消費者問題の傾向⑩

食品の異物混入に関する相談が一時的に増加

・ 2014年末から2015年初めまでにかけて、即席めん、ファストフード店で提

・ 供された商品、レトルト食品などに異物が混入したという報道が相次いだ。

・ それにより、食品の異物混入に関する、消費生活センター等への相談も、

・ 2015年1月に急増。

(図表3-3-16)食品の異物混入に関する相談件数

①年度別件数推移

②月別件数推移(2014年度)

1,2281,499

2,560 2,649

2,003 1,845 1,850 2,067

6,477

3,475

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

(件)

(年度)

2008年1月

中国冷凍ギョウザ問題

2008年9月

事故米穀

不正規流通問題

2013年12月

冷凍食品への

農薬混入事案

212181 183

261 241 229 223171

282

687

442

363

0

100

200

300

400

500

600

700

800

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

(件)

3-3-16 ▲(P)異物混入_総件数(2005-2014).xlsx

図表3-3-16 食品の異物混入に関する相談件数

(備考) PIO-NETに登録された消費生活相談情報(2015年4月27日までの登録分)。

1,228 1,499

2,560 2,6492,003 1,845 1,850 2,067

6,477

3,475

212 181 183261 241 229 223

171282

687

442363

0

(件)

(年度)20142005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

0

(件)

4 5 6 7 8 9 10

②月別件数推移(2014年度)

①年度別件数推移

11 12 1 2 3(月)

100200300400

600500

700800

2008年9月事故米穀

不正規流通問題

2013年12月冷凍食品への農薬混入事案

2008年1月中国冷凍ギョウザ問題

46

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第4章 消費者政策の展開第1節 今後の消費者政策の推進に向けて

第2節 消費者政策の主な展開

第3期消費者基本計画の策定等、消費者政策の推進

・ 消費者庁設置以降、消費者行政の枠組みは拡充。消費者庁を始め関係

・ 府省庁で様々な消費者政策を展開。

・ 詳細は第2部で政策分野ごとに解説。第1部第4章では、2014年度の1年

・ 間を中心に、最近の消費者政策の主な進展について整理。

○第3期消費者基本計画の策定

・今後5年間の消費者政策の全体像を示す第3期消費者基本計画を閣議決定。

(2015年3月24日に策定。計画期間は、2015年度~2019年度。)

○不当表示の防止のための対策

・2013年度にホテル・レストラン等でのメニュー表示問題が相次いで発覚。

・一連の表示問題を受けて、事業者のコンプライアンス体制の確立等、景品表示法を改正

(2014 年6月公布、12月施行)。

・景品表示法を再度改正し、課徴金制度を導入(2014年11月公布)。

○食品表示に関する制度の見直し

・食品表示法により、食品表示を一元化(2015年4月施行)。

・食品の新たな機能性表示制度(機能性表示食品)が開始(2015年4月施行)。

○子供の事故情報等の収集・発信

・子供の事故を防ぐための取組(安全法の周知徹底、注意喚起等)。

○消費者安全調査委員会による事故等原因調査等

・報告書等を3件公表(2014年度)。

○消費者教育の推進

・消費者教育推進会議 最終取りまとめ(2015年3月)。

(消費者市民育成小委員会、情報利用促進小委員会、地域連携推進小委員会)

○公共料金政策

・電気料金値上げ認可申請に関する意見交換会を実施しつつ、協議。

○消費税率引上げへの対応

・生活関連物資の価格動向調査を実施(物価モニター、隔月)。

・消費税転嫁特別措置法(2013年10月施行)に基づき転嫁対策を実施。

○リスクコミュニケーションの実施

・食品と放射能に関する理解を広めることを目的。

・食品中の放射性物質に関する情報提供、リスクコミュニケーションを実施。意識調査の実施(年2回)。

○地方消費者行政の充実・強化

・消費者安全法を改正し(2014年6月公布)、地域の見守りネットワーク構築、

消費生活相談員資格制度創設(未施行)等。

4747

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第3節 地方消費者行政の充実・強化①

マスコットキャラクターへの消費者教育推進大使の委嘱

48

一生犬鳴!イヌナキン!のイラスト入りの消費生活センターの車

(大阪府泉佐野市)

街頭活動中のかさいこども未然奉行(兵庫県加西市)

消費者教育イベントでのキッくん(東京都千代田区)

出世大名家康くんへの委嘱状の授与(静岡県浜松市)

・ 消費者庁では地域における消費者教育推進のため、地方公共団体公

・ 認のマスコットキャラクターに対する、「消費者教育推進大使」の委嘱制

・ 度を設置。

・ 各地方で親しまれているマスコットキャラクターに消費者教育や消費者

・ 市民社会の概念を普及していく活動に協力してもらうことを目的。

・ 2014年度は7大使。2015年度に入ってからは9大使を委嘱。

食育に取り組む紀の川ぷるぷる娘(和歌山県紀の川市)

※写真は2014年度委嘱分。2015年度の委託数は2015年5月末時点。

48

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第3節 地方消費者行政の充実・強化②

全ての市区町村で消費生活相談窓口設置

49

・ 消費者庁設置後、法律(消費者安全法)、予算(地方消費者行政活性

・ 化基金等)の両面から地方消費者行政を充実・強化。

・ 2015年3月時点で、全ての地方公共団体で消費生活相談窓口が設置。

・ 消費生活センター数は、全国で763か所。体制整備が着実に進んでいる

・ ものの、小規模市町村を中心にセンター設置は課題。

4-3-8② ◇消費生活センター設立促進②.pptx

図表4-3-8② 「地方消費者行政強化作戦」達成状況(消費生活センター設立促進)

2014年4月1日現在

2014年4月1日現在

2013年4月1日現在

平均設置率:28.2%未達成:38都府県

平均設置率:30.3%未達成:37都府県

北海道北海道

青森

秋田

宮城

福島

茨城

千葉

新潟

栃木栃木

熊本

石川福井

鹿児島

沖縄

京都鳥取島根山口

福岡福岡大分大分

高知

岐阜岐阜佐賀

宮崎

鹿児島

長崎

群馬群馬富山富山長野長野 埼玉埼玉

東京東京

神奈川

山梨山梨

静岡三重

愛知愛知滋賀滋賀兵庫兵庫岡山岡山

奈良奈良

和歌山

愛媛愛媛香川香川徳島徳島

大阪大阪広島広島

岩手山形

北海道北海道

青森

秋田

宮城

福島

茨城

千葉

新潟

栃木栃木

熊本

石川福井

鹿児島

沖縄

京都鳥取島根山口

福岡福岡大分大分

高知

岐阜岐阜佐賀

宮崎

鹿児島

長崎

群馬群馬富山富山長野長野 埼玉埼玉

東京東京

神奈川

山梨山梨

静岡三重

愛知愛知滋賀滋賀兵庫兵庫岡山岡山

奈良奈良

和歌山

愛媛愛媛香川香川徳島徳島

大阪大阪広島広島

岩手山形

:設置率 50%未満      (9県→6県)

:設置率 50%以上100%未満 (19都道府県→22都道府県)

※対象自治体:人口5万人以上の管内市町村

:設置率 100%       (19府県→19府県)

:設置率 20%未満      (20県→19県)

:設置率 20%以上50%未満  (18都府県→18都府県)

※対象自治体:人口5万人未満の管内市町村

:設置率 50%以上100%未満 (9道府県→10道府県)

2013年4月1日現在

平均設置率:80.2%未達成:28都道府県

平均設置率:81.2%未達成:28都道府県

●目標: 消費生活センター設立(人口5万人以上全市町)

●目標: 消費生活センター設立(人口5万人未満の市町村50%以上)

北海道北海道

青森

秋田

宮城福島

茨城

千葉

新潟

栃木栃木

熊本

石川福井

鹿児島

沖縄

京都鳥取島根山口

福岡福岡大分大分

高知

岐阜岐阜佐賀

宮崎

鹿児島

長崎

群馬群馬富山富山長野長野 埼玉埼玉

東京東京

神奈川

山梨山梨

静岡三重

愛知愛知滋賀滋賀兵庫兵庫岡山岡山

奈良奈良

和歌山

愛媛愛媛香川香川徳島徳島

大阪大阪広島広島

岩手山形

北海道北海道

青森

秋田

宮城福島

茨城

千葉

新潟

栃木栃木

熊本

石川福井

鹿児島

沖縄

京都鳥取島根山口

福岡福岡大分大分

高知

岐阜岐阜佐賀

宮崎

鹿児島

長崎

群馬群馬富山富山長野長野 埼玉埼玉

東京東京

神奈川

山梨山梨

静岡三重

愛知愛知滋賀滋賀兵庫兵庫岡山岡山

奈良奈良

和歌山

愛媛愛媛香川香川徳島徳島

大阪大阪広島広島

岩手山形

出所:消費者庁「平成26年度 地方消費者行政の現況調査」備考:�消費者安全法で規定する消費生活センターとは、①週 4日以上開所、②消費生活相談員等の配置、③電子情報処理組織その他の設備

(PIO-NET)を配備、を満たしているもの。

49

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第2部 消費者政策の実施の状況

第1章 消費者の権利の尊重と消費者の自立の支援第1節 消費者の安全・安心の確保

1.迅速・的確な情報の収集・発信の体制整備2.事故情報の分析・原因究明3.食の安全・安心の確保4.消費者の安全・安心の確保のためのその他の施策

第2節 消費者の自主的かつ合理的な選択の機会の確保

1.消費者取引の適正化を図るための施策2.表示・規格・計量の適正化を図るための施策3.物価・公共料金等の適正化のための施策

第3節 消費者に対する啓発活動の推進と消費生活に関する教育の充実

1.消費者教育の体系的・総合的な推進2.学校における消費者教育の推進・支援3.地域における消費者教育の推進・支援4.消費者に対する普及啓発・情報提供

第4節 消費者の意見の消費者政策への反映と透明性の確保第5節 消費者の被害等の救済と消費者の苦情処理・紛争解決の促進

1.消費者被害の救済のための制度の創設2.裁判外紛争処理手続 (ADR)を行う機関等との連携

第2章 地方公共団体、消費者団体等との連携・協働と消費者政策の実効性の確保・向上

第1節 地方公共団体への支援・連携第2節 消費者団体等との連携第3節 事業者や事業者団体による自主的な取組の促進第4節 行政組織体制の充実・強化

第3章 経済社会の発展等の環境変化への対応第1節 環境に配慮した消費行動と事業活動の推進第2節 高度情報通信社会の進展への的確な対応第3節 国際化の進展への対応第4節 東日本大震災に係る消費者のための取組

第2部では、平成26年度に実施した関係府省庁も含めた施策の実績につ

いて記述。

5050