平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長...

27
1 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録 1 招集年月日 平成29年9月25日(月)午前10時 2 招集場所 喜多方市立上三宮小学校(図書室) 3 出 席 者 教育長 芳 賀 忠 夫 教育長職務代理者 関 口 高 志 二番委員 山 口 良 子 三番委員 武 藤 修 吉 四番委員 遠 藤 一 幸 4 出 席 職 員 教育部長 江 花 一 治 教育総務課長 佐 藤 健 志 学校教育課長 山 口 生涯学習課長 田 部 文化課長 植 村 泰 徳 中央公民館長 鈴 木 善 信 教育総務課主幹 坂 口 教育総務課長補佐 折 笠 雄 一 学校教育課長補佐 瓜 生 昭 彦 生涯学習課長補佐 廣 瀬 富美雄 文化課長補佐 鈴 木 宏 康 5 閉 午前11時36分

Upload: others

Post on 13-Mar-2020

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

1

平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録

1 招集年月日 平成29年9月25日(月)午前10時

2 招集場所 喜多方市立上三宮小学校(図書室)

3 出 席 者 教育長 芳 賀 忠 夫

教育長職務代理者 関 口 高 志

二番委員 山 口 良 子

三番委員 武 藤 修 吉

四番委員 遠 藤 一 幸

4 出 席 職 員 教育部長 江 花 一 治

教育総務課長 佐 藤 健 志

学校教育課長 山 口 浩

生涯学習課長 田 部 一

文化課長 植 村 泰 徳

中央公民館長 鈴 木 善 信

教育総務課主幹 坂 口 伸

教育総務課長補佐 折 笠 雄 一

学校教育課長補佐 瓜 生 昭 彦

生涯学習課長補佐 廣 瀬 富美雄

文化課長補佐 鈴 木 宏 康

5 閉 会 午前11時36分

Page 2: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

2

次 第

1 開 会

2 会期の決定

3 書記の指名

4 前回会議録の承認

5 報告事項

(1) 行事報告について

(2) 共催、後援等の承認について

6 審議事項

議案第 19号 喜多方市社会教育関係団体の認定について

7 協議事項

(1) 平成 29年度喜多方市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行状況の点

検・評価について(内部評価取りまとめ)

(2)「生涯学習・生涯スポーツ分野の中期的な施策推進の方針(仮称)」について(生

涯学習課)別冊

8 その他

(1) 11月教育委員先進地視察研修(郡山~山形方面)について

9 連絡事項

(1) 平成 29年度教育委員会会議の開催日程(案)について

10 閉 会

Page 3: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

3

教育長 皆さんおはようございます。

これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

会時刻、10時06分でお願いいたします。

会期の決定についてお諮りいたします。会期は本日1日とした

いと思いますが、ご異議はございませんか。

<異議なしの声あり>

教育長 異議なしと認めます。会期は本日1日と決定いたします。

次に、書記の指名についてお諮りします。書記には坂口管理主

事を指名したいと思いますが、ご異議ございませんか。

<異議なしの声あり>

教育長 異議なしと認めます。書記には坂口管理主事を指名いたしま

す。

次に、前回の会議録承認について取り上げます。

前回の会議録については、事前に確認をしていただいたと思い

ます。訂正事項がありましたら、発言をお願いいたします。

ありませんか。

<はいの声あり>

教育長 会議録の訂正はなしということでよろしいですか。

<はいの声あり>

教育長 では会議録の訂正はなしと認めます。それでは前回会議録の承

認についてお諮りします。前回会議録については、このままとい

うことで承認してよろしいですか。

<異議なしの声あり>

教育長 それでは会議録については、提出のとおり承認されました。

次に、5番目、報告事項について取り上げます。

今回の報告事項については全部で5件ですが、報告事項の説明

に入る前に、事務局から加筆、訂正はありませんか。

教育総務課長 それでは、前にお送りしております資料に追加訂正した部分に

ついてご説明をさせていただきます。

まず、5番の報告事項の(5)の追加をさせていただいており

ます。あと、7番の協議事項でございますが、今回の定例会で教

育委員会の権限に属する事務の管理及び執行に関する点検評価

を協議をさせていただくというような予定でございましたが、こ

れにつきましては10月の定例会のほうに転記をさせていただき

ました。したがいまして、協議事項については本日はなしという

ことで修正をさせていただいております。

加筆修正については以上でございます。よろしくお願いしま

Page 4: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

4

す。

教育長 加筆修正について、まず教育総課長から説明ありましたけれど

も、ご了承いただけますか。

<はいの声あり>

教育長 では、了承していただいたということなので、早速報告事項を

取り上げます。

1番目、行事報告について事務局の説明を求めます。

教育総務課長 それでは、私から行事報告について説明をさせていただきたい

と思います。

前回の定例会8月10日、その翌日から本日の定例会までの行事

等についてご報告をさせていただくものでございます。8月18日

の喜多方将棋普及実行委員会から本日の教育委員会定例会まで

合計15件でございます。行事名、開催日時、開催場所等について

は記載のとおりであり、細かい説明のほうは省略をさせていただ

きたいと思います。

なお、ご出席いただいた委員の皆様などについて記載をさせて

いただいておりますので、ご確認のほどよろしくお願いしたいと

思います。

以上でございます。

教育長 ただいまの説明にご質問、ご意見はございませんか。

遠藤委員 9月21日の陸上競技大会について、私欠席しておりますが、各

委員の方は出席されていると思いますので、あげていただければ

と思います。

教育長 21日ですね。陸上大会ね。

教育総務課長 大変申しわけございませんでした。21日の陸上競技大会のほ

う、委員さんの出席のほうを記載させて、訂正をさせていただき

たいと思います。

教育長 訂正をお願いします。

他にご質問、ご意見ございませんか。なしということでよろし

いですか。

<なしの声あり>

教育長 それではお諮りします。報告事項(1)行事報告について、承

認することにご異議ございませんか。

<異議なしの声あり>

教育長 異議なしと認めます。報告事項(1)行事報告について、承認

することといたします。

なお、ご指摘あったことについては訂正してください。

Page 5: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

5

次、報告事項(2)共催、後援等の承認について、事務局の説

明を求めます。

教育総務課長 続きまして、共催、後援等の承認についてご報告をさせていた

だきます。

資料の2ページのほうに掲載をさせていただいております。

まず、共催でございますが、合計3件でございます。第48回喜

多方市民水泳大会から秋の喜多方・2017長床ウォークまでの3件

でございます。事業名、開催日、会場、さらに申請者、申請日、

承認日等については記載のとおりでございます。

続きまして、後援でございますが、2ページ、ナンバー1の第

38回FTV旗争奪福島県リトルリーグ野球秋季マイナー大会か

ら、4ページになります、一番最後でございますが、14番目の会

津ジュニアウィンドオーケストラクリスマスコンサート2017ま

での合計14件でございます。それぞれ事業名、開催日、会場、申

請者、申請日、承認日等については記載のとおりでございますの

で、説明は省略させていただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

教育長 ただいまの説明に対して、ご質問、ご意見はございませんか。

特になしということでよろしいですか。

<なしの声あり>

教育長 特にないようであります。それでは、お諮りします。報告事項

(2)について、承認することにご異議ございませんか。

<異議なしの声あり>

教育長 異議なしと認め、報告事項(2)共催、後援等の承認について

承認することといたします。

次に、報告事項(3)平成29年度全国学力学習状況調査結果の

総括について、事務局の説明を求めます。

学校教育課長 それでは、平成29年度全国学力学習状況調査の結果についてご

報告申し上げます。

まず、15ページをご覧ください。

この全国学力学習状況調査ですが、これは4月18日の火曜日に

小学校6年生、中学校3年生、全国では約200万人が受験いたし

まして、今年度で10回目になります。8月28日に文部科学省のほ

うから結果が公表されました。

調査の目的でございますが、ご存じのとおり教育委員会とか学

校がこの結果をもとに指導、改善に生かすことということになっ

ております。

Page 6: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

6

喜多方市の結果ですが、15ページのほうは小学校6年、中学校

3年の国語、16ページのほうは小学校6年と中学校3年の算数、

数学の結果になっております。

まず、左のページの国語でございます。その表ですけれども、

一番下のところに全国比と書いてありますのは全国を100と見た

場合の喜多方市の数値でございまして、29年度は国語Aが102.9、

国語Bが95.7ということで、国語Aはやや全国を上回り、国語B

はやや下回りましたが、経年変化で見てみますと昨年度よりは改

善が見られております。

次に、小学校の算数です。小学校の算数で、Aは100.5、Bが

98.0ということで全国平均並みでありますが、前年度より改善が

見られます。申しおくれましたが、このA問題は基礎の問題が中

心となっておりまして、Bの問題は応用力を問う問題が中心とな

っております。

続きまして、今度は中学校です。15ページの真ん中下になりま

すが、29年度の国語のAは98.2ということで全国平均をやや下回

り、国語Bは97.0ということで全国平均を下回っております。た

だし、国語Bのほうは前年度に比べますと改善傾向にあります。

次に、16ページの真ん中下、中学3年生、中学生の数学ですが、

全国比で見ますと91.3がA問題、B問題が89.4ということで全国

平均よりも下回っております。

このように見てきますと、1つは中学校での学力が少し低下し

ているということと、小中学生ともB問題の活用力が課題である

と捉えております。児童生徒一人一人の学習意欲と学力のさらな

る向上を目指して、今後喜多方の3つの共通実践の確実な取り組

みと授業の質的改善を図ることが重要であると考えております。

特に、活用力の育成に向けては生徒一人一人が主体的に学び、

自分の考えなどを学級の友達と対話をしながら吟味、検討して練

り上げ、広げ、深める学びに力を入れていく必要があると思いま

す。一般的に、アクティブ・ラーニングと言われていることにつ

ながることでございます。

また、各校においては校長の確かなリーダーシップのもと、自

分の学校の結果及び児童生徒一人一人の回答の状況とか学力の

実態を多面的に分析して、きめ細かな指導や支援を行っていく必

要があると考えております。そして、教員相互の学びをもとに組

織を生かして根気強く取り組んでいくことが大切であると考え

ております。

Page 7: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

7

特に、小中の連携ということで、小学校では全国平均並みとい

うことで、全国とそんなに変わらないところですが、中学校にな

ると少し落ち込みが見られるということで、小中の連携を一層考

えていく必要があると分析しております。

今後、特に中学校においては、国語科と算数科の教科担任だけ

のものとして捉えるのではなくて、国語や数学は他の教科の基礎

的な教科として他の教科との相関関係が密接であることはもち

ろん、この全国学力テストの結果を活用して全校的に組織を挙げ

て対策に取り組むことが急務であると考えます。

今後、学校教育課といたしましては、10月4日に市の学力向上

推進協議会ということで、各校の校長と学力担当者の参加のもと

にこの学力テストの結果等を踏まえて、今後の学力向上策につい

て検討する予定でございます。

また、教員の研修会といたしましては、10月13日には国の国立

教育政策研究所の学力調査官による算数、数学の研修会、11月1

日には、福島大学の教授によります国語の授業研究会を予定して

おります。

次に、5ページにお戻りください。

5ページの大きなⅡ番でございますが、質問紙調査ということ

で、アンケートを全国学力学習状況調査と同時に実施しておりま

す。子供一人一人へのアンケート、また学校質問紙ということで

学校の代表者にアンケートを依頼しておりまして、その結果がま

とまっております。

5ページの(1)番ですが、主体的・対話的で深い学びの視点

ということでは、小学校の58番「5年生までに受けた授業では、

課題を立てて、その解決に向けて情報を集め、話し合いながら整

理して発表するなどの学習活動に取り組んだと思いますか」とい

うところでは、全国よりもプラスの評価でございます。その下、

中学校の6番ですけれども「自分にはよいところがあると思いま

すか」というところでは、全国よりもマイナスの評価になってお

ります。

6ページでは、(5)の学習時間ですが、小学校では15番とか

16番、31番、32番ですが「1時間以上2時間未満」とか「1時間

以上3時間未満」、そして土日も全国平均よりも時間数としては

上回っているようです。また、「家庭で授業の予習とか復習にも

取り組んでいますか」という問いに対しては、全国平均よりも上

回っているようです。

Page 8: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

8

一方、中学校ですが、中学校は34番「学校で授業の復習をして

いますか」というところは大分プラスなのですが、15番の1時間、

2時間当たりの時間数はそんなに全国と変わりません。平日2時

間以上というところは、子どもにしてはかなり勉強するほうだと

思います。その割合が全国よりは低くなっているという特徴が出

ております。

次に、(8)家庭でのコミュニケーション等ということで、中

学校の30番ですが、「家の人が学校などの行事に来ますか」とい

う質問に対しては、全国平均よりも下回っているという結果でご

ざいます。

次、7ページをご覧ください。

これは学校の代表、たとえば教頭先生とかグループ向上担当と

か各学校によって違いますが、自分の学校の状況に対して代表し

て回答しているということです。

(1)の小学校の40番をご覧ください。「調査対象学年の児童

に対して、前年度までに総合的な学習の時間において、課題の設

定からまとめ・表現に至る探求の過程を意識した指導をしました

か」。これは特に活用力、問題でいえばBにつながるところでご

ざいますが、これは全国平均よりも低くなっております。

中学校ですが、15番の「学級やグループなどの話し合いの活動

で、自分の考えを相手にしっかりと伝えることができていると思

いますか」というところは、全国よりも高くなっているところで

す。36番「さまざまな考えを引き出したり、思考を深めたりする

ような発問や指導」も全国平均をかなり上回っております。

次に、8ページをご覧ください。

8ページの中学校の59番ですが、地方公共団体における独自の

学力調査、県の学力テストをこの11月に行います。全国のテスト

は4月に小学校6年生と3年生が実施しますが、今度は11月上旬

に小学校5年生と中学校2年生が県のテストを行うわけです。そ

の「結果とあわせて分析し、具体的な教育活動の指導や指導計画

等への反映を行っていますか」という内容については、全国でも

少し低くなっております。その下の107番、中学校ですが「学校

全体の学力傾向や課題について、教職員の間で共有しています

か」という質問に対してもかなり低くなっております。また、108

番の「学級運営の状況や課題を全教職員の間で共有し、学校とし

て組織的に取り組んでいますか」という質問についてもかなり低

くなっているところでございます。

Page 9: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

9

次に(3)教職員の資質能力の向上というところですが、中学

校では、96番「校長のリーダーシップのもと、研修リーダーを設

けて校内研修の実施計画を整備する組織的、継続的な研修を行っ

ていますか」というところでは、全国との差があるようです。97

番は講師を招聘した校内研修、98番は模擬授業とか事例研究など

の実践的な研修、99番は他校とか外部に出かけていっての研修等

が全国よりも低くなっているというのが課題です。

次に、(4)小中連携についてですが、小学校の回答ですけれ

ども、77番「小中合同で授業研究などを行っていますか」という

のはかなり高いのですが、76番、79番では、もっと踏み込んだ小

中連携といいますか、教育目標を共有するような取り組みであり

ますとか、この全国学力学習状況の分析結果について小学校と中

学校が成果や課題を共有しているかというところについては、ち

ょっと低い結果となっております。

次に9ページですが、同じく中学校ですけれども、やはり小学

校との教育課程の接続ですとか、共通の目標設定、教育課程に関

する共通の取り組みという点ではかなり全国よりも低いという

ことが言えると思います。

12ページをご覧ください。

12ページの上のほうですが、(14)教職員の取り組みというこ

とで、小学校、「校長は校内の授業をどの程度見て回っています

か」という点では、「ほぼ毎日」という回答は全国でもかなり低

いのですが、「週2から3日程度見にいっています」というとこ

ろになりますと、全国より高いということになります。これは中

学校についても同じでございます。

次に、(16)全国・学習状況調査等の活用ということで、小学

校は55番、「学校全体で成果や課題を共有しましたか」というと

ころはかなりプラスなのですが、57番、58番、保護者や地域の方々

に対してというところでは低くなっているところです。

次にその下、中学校ですが、55番の「学校全体での成果や課題

の共有」についても少し低いということで、もちろんその下の56

番、57番、「学校全体で教育活動を改善するために活用したか」「保

護者や地域の方々に対して説明したか」というところでもちょっ

と低くなっているのが課題でございます。今までの状況をまとめ

たものが13ページ、14ページというふうにまとまっております。

このように今回の全国学力調査の結果については、先ほども申

し上げましたが、やはり1つは全校体制での着実な組織的な取り

Page 10: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

10

組みが必要であろうというふうに捉えております。特に2つのP

DCAのサイクル、1つはこの全国の学力テスト、小6、中3が

4月に受けるということで、これを中心としたPDCAのサイク

ルで学習活動を取り組んでいくこと。もう一つは、県の学力調査、

11月8日前後ですけれども、小学校5年生と中学校2年生、全校

体制での着実な実践というのが必要だろうと思います。

例えば小学校の国語科ではこんな問題がありました。中学生か

らのアドバイスを読んで、そこから必要な内容を自らつくり出し

て、緑のカーテンづくりのお願いを書く問題とか、そういう問題

がBの問題で出ているのですが、そこにはそのような授業をして

くださいというようなメッセージがありまして、そういう授業づ

くりや全校体制で取り組むことが必要になってくると思います。

2つ目としては、主体的・対話的で深い学びを構築していって

応用力を育成していくということです。こういう質問がありまし

た、「前年度受けた授業で自分たちが課題を立てて話し合い、発

表するなどの学習活動に取り組んでいたと思いますか」という質

問への答えが全国平均を上回っていますので、このような取り組

みが学校でなされてきているということで、今後も継続していけ

ば結果が出てくるものと思っております。

3つ目として、課題を共有して、教科や学年の枠を飛び越えて

学び合う学校の体制づくりが必要だと思います。外部の助言に耳

を傾けながら、協働的に学び合う研修体制づくりが必要であろう

と思います。特に中学校で講師の招聘とか実践的な研修、学校課

題の共有に関する項目で課題が見られるようです。中学校の課題

は教科の問題もありますが、学校経営、運営のところから切り込

む必要もあると考えておりますので、今後十分に検討していきた

いと思います。

4つ目ですが、中学校区でのより緊密な連携ということで、小

中学校ではよく検討会を行っていますが、9年間を見通した取り

組みを一層強化して、小学校で培った力が中学校で十分に発揮さ

れるようにすることが必要だろうと思います。今まで授業研究と

か話し合いをやっておりますが、一歩踏み込んで教育目標を共有

する取り組みですとか、教育課程に関する共通の取り組みが今後

の課題かと思います。

最後に、家庭・地域との連携と家庭学習の充実の点では、家庭

学習の一層の質や量の向上が望まれます。小学生は家庭学習の時

間は全国平均以上ですが、中学生は平日で2時間以上、土日で3

Page 11: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

11

時間以上の生徒が全国平均より低くなっている傾向があります

ので、この点も切り込んでいく余地が十分にあると考えておりま

す。今後学力向上の研修会でありますとか学校訪問等を通して指

導をしていきたいと思っております。

以上、全国学力・学習状況調査の総括でした。

以上でございます。

教育長 ただいま説明ありましたけれども、みなさんからご質問、ご意

見ございませんか。

関口委員 関口です。

2点ほど質問いたします。12ページの57番、中学校のほうです

けれども、これ意外だなと私は思いました。本市は、ゼロになっ

ているんですね。「保護者や地域の人たちに対して公表や説明を

行いましたか」ということで、地域の人に公表するということま

では求めないまでも、この括弧の中に「保護者会等での説明を含

む」と書いてあるんですけれど、これがゼロというのは学級とか

学年とかで保護者会をやる時にうちの学校はこうです、というよ

うな説明をしていないのかなと思います。これは意外でした。

2点目は質問ですけれども、同じ12ページの80番目ですけれど

も、「ボランティアなどによる授業サポートを行いましたか」と

いうことで本市はゼロですけど、ボランティア等による授業サポ

ートというのはどういうことをいっているのかお聞かせくださ

い。よろしくお願いします。

学校教育課長 まず57番についてですが、ちょっと説明が不足しておりまして

申しわけございませんでした。この数字ですが、アンケートに答

えるところが4段階ございまして、「よくおこなった」というの

と「おこなった」「ほとんどおこなっていない」「その他」という

ふうに分かれておりまして、これは「よくおこなった」というと

ころだけを取り出しているものですから、「よくおこなった」と

いうところはゼロなんですが、「おこなった」まで含めると半分

近くはいるということで、その他の問いにつきましても同じでご

ざいます。

80番の質問については、「前年度までに地域の人材を外部公表

して招聘した授業を行いましたか」ということで、中学校の80番

では、これも「ボランティア等による授業サポートを行いました

か」ということで、「ボランティア等が授業に入って授業の補助

を行っているような形式はありますか」ということなんですが、

今年度は小学校のほうにボランティアを振り分けましたので、中

Page 12: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

12

学校に対しては「よくおこなった」ということに対してはゼロと

いう回答になったところです。

なお、学校で今ボランティア等による授業サポートをいろいろ

な活動で行っていますが、その割合につきましては「よくおこな

った」はゼロですが、「どちらかといえばおこなった」の部分は、

30パーセントくらいになっているところでございます。

教育長 関口委員、今の説明でよろしいですか。

関口委員 はい、わかりました。

教育長 集計の仕方にちょっと誤解があるようですね。やったかという

ことに対してゼロということになればやっていないというよう

なことになるから、この集計の仕方はちょっと注意しなければい

けないですね。

他にご意見ございませんか。

遠藤委員 委員の遠藤です。

意見ということでもいいですか。(「どうぞ、お願いします」の

声あり)

この学力調査、今後の指導改善につなげていくということでは

8ページの黒丸の多いところ、59番ですとか107番ですとか数値

が低いようなところをもう少し、学校の先生方、我々もそうです

が、情報を共有化して今後の学校運営に活用していただければと

いうことで申し上げたいと思います。

教育長 共有化についてご意見いただきましたけれども、学校教育課長

から何かありますか。

学校教育課長 先ほども説明の中で今後の対策というところで申し上げたと

おりですが、今後、特に中学校で課題を共有して、教科や学年の

枠を飛び越えて学び合う体制づくりが必要だろうと考えており

ます。講師の招聘でありますとか実践的な研修、特に学校課題を

全教職員で共有して課題解決に努めていくということが今後の

大きな課題としてございます。教育委員会としても指導に努めて

いきたいと考えております。

教育長 今後強化していくということで、遠藤委員よろしいですか。

遠藤委員 ぜひお願いします。

教育長 他に皆さんからございませんか。今後のためにということで感

想を交えてでも結構ですので、ご意見や提案等よろしくお願いし

たいと思うのですが、いかがでしょう。

関口委員 さっきの今後の課題でこうしなければということについては、

それはそのとおりだと思います。ぜひ力を入れてやっていただき

Page 13: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

13

たいと思います。

数字的にみると、特に中学校の数学ですか。数学は24年度から

ずっと下降傾向にあるようです。昨年あたりはすごく突出して良

かったようですが、対象となる生徒が違うから致し方ないという

面もあるんですけれども、今年度はまた落ちているので、この辺

は何か特別な要因があるのか、あるいは全体化、共有化という部

分のもうちょっとそこに力を入れてやっていかないと、どんどん

数学だけとり残されていってしまうようになるのかと、この数字

だけを見るとちょっと心配になっているところです。

特に図形が大きく下回っていると下に書いてあったんですが、

図形問題が大きく下回っている原因とか要因とか、何か考えられ

ることはあるのでしょうか。授業の仕方がどうかとか、指導要領

に基づいてやっているんでしょうけれどもね。特に図形がという

ことになってくると、何か不得意とするものがあるのかなと思っ

てちょっと心配しております。心配するというほどのことではな

いのでしょうか。

学校教育課長 委員ご指摘のとおり、28年度は本市は数学に関しましてはかな

り改善したということでありまして、毎年受ける子の層が違うの

で何とも申し上げられないのですが、特に28年度はある学校で

「定着確認シート」というものを県で推奨しているわけなんです

が、その実践指定校になった学校では、全校体制で取り組んだ模

範例がございました。特に中学校は教科専門の先生がいるもので

すから、国語は国語、数学は数学の先生というふうになってしま

いがちなのですが、例えば採点は他の教科の先生が採点をした

り、そのデータ処理などは技能教科の先生がするような、教師全

員が全校体制で取り組んだものですから、その学年はすごく成果

が出てきたということでありました。その成果も、指定が終わる

と少し弱まってしまうということもあったものですから、この成

果実績を生かして、今後も取り組んでいきたいと思っています。

特に図形については、私も中学校の数学を持ったことがあるん

ですが、本当に応用力、活用力といいますか、必要になることが

多いので、やはり1つには、日頃から考えさせるような授業の展

開を図っていくということと、数学だけの問題ではなくて小学校

からの学びの連続、そして中学校でも他の教科、たとえば総合的

な学習の時間などとの連携を図りながら、全体を含めて活用力を

身に着けていくというような取り組みが今後一層大切になって

くるものと思います。

Page 14: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

14

以上でございます。

教育長 図形について、よろしいでしょうか。

図形については、1つの例なのですが、子供たちの学習の仕方

が授業でやったことを記憶すると、しっかりと覚えてテストのと

きにはそれを再現するというような意識とか学習なんですね。だ

から、記憶で覚えているだけでは解けないわけです。別な問題を

出されるともうわからなくなってしまう。そういうところがある

んです。だから、考える学習というか、そういったことが十分に

行われていないところが私はあると思うんです。自分が指導して

いてもそうでした。先生方も子供たちに、教科書をもとにしなが

ら教科書に書かれていることを、取り上げられている中身を一生

懸命に教えます。これは大事だよ、覚えろよと教える。子供たち

はその教えられたことを頭の中で記憶するわけですね、一生懸命

覚えるんです。だから、機械的な覚え方をしているということも

ある。先生から言葉で説明されたことをしっかり記憶するとい

う、そういう学習というかそういう思考が働いているんです。や

はり物事の道理をしっかりと考えていくということの、そういっ

た学習がやはりどうしても弱いものですから、ある一定期間過ぎ

てテストするとだめ、記憶というのは薄れていくものですので、

そういったところが授業の中での改善課題ですね。そんなことを

今課長の意見に、それからまた全体的に感じたところです。子ど

もたちにもそういう心の目で学習をさせたいと日々指導してい

ます。

前に文部科学省で専門委員会開きましたけれど、文部科学省の

教科調査官が資料を出したんですが、覚えているだけでは解けな

い問題というのがある。覚えて、ただ単に記憶しただけでは解け

ない問題ですよと、考えなきゃだめですよということです。授業

がやはり教え込む、子供たちへ、記憶する、覚えるというそうい

う内容が多いんですね。だから、単元といって1つのまとまりが

終わったときにテストをとるんです。そうするとほとんど大体及

第点です。80点以上です。それが別のテストになったり時期が過

ぎるとわからなくなってくる。授業が終わって間もなく、授業が

終わってから先生がテストすると子供たちの点数がいいので、先

生方はこれで子供たちにしっかりと身に着いたなと思うんです

が、やはり覚えていることの再現なものですから。そういったと

ころがある。

他に皆さんから何かありませんか。

Page 15: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

15

山口委員 山口です。

14ページなんですがちょっとお聞かせください。14ページの小

学校の教員や中学校の教員の回答のところで、かなり小学校の教

員は白丸になっているところが中学校の教員は黒丸になってい

て、そして小学校の教員が黒丸になっているところが中学校の教

員は白丸という形の回答があります。この極端な違いというの

は、原因はどこにあるのかとちょっと不思議な気がしたので、そ

の辺わかる範囲でお聞かせください。

学校教育課長 ただいまご指摘のあったとおりでございまして、小学校と中学

校、山口委員ご存じのとおりなかなか文化といいますか風土が違

っており、小学校のほうは授業の研修とか授業力の向上に対する

研修が着実に進んでおりまして、進んでおりますとなかなか自分

たちの取り組みに対する評価も厳しくなってくるという面がご

ざいます。中学校はそれに反してというわけではありませんが、

なかなか放課後または時間外までは手がまわらず、部活動が終わ

ると6時、7時という実態がありまして、指導力の研修のために

割く時間が思うようにとれないといった実態が小学校よりはあ

るわけです。しかしながら、最近中学校のほうでも取り組みがし

っかり見られるようになってきており、その自己評価も少し高ま

ってきていると感じているところです。特に本当に中学校の取り

組みについては、よくなってきているところだと思っております

ので、今後小学校の取り組みを生かしながら、中学校がよりよく

研修に励めるようにアドバイスや指導をしていきたいというふ

うに考えているところでございます。

山口委員 ありがとうございます。特に中学校の先生方はそういう研修に

割く時間というのも非常に厳しい状況におかれていると思うの

で、そういう配慮も何とかできたらいいなというように感じてい

ます。ありがとうございました。

教育長 武藤委員さん、ございますか

武藤委員 武藤です。

先生方の、このアンケートを見ますと日々いろいろご努力され

ているのがよくわかる気がするんですが、今、校舎の階段上って

きたら、英語の単語が一段ごとに書いてあって、ああ、いよいよ

英語教育のほうも始まるのかなと思いました。全部このとおりに

項目ごとに同じような力でやると、なかなか大変じゃないかと思

うんですが、何か力点をもって少しずつ突破口をつくるような感

じでやっていかれたらいいんじゃないかという気がするので、も

Page 16: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

16

ちろん皆さん考えていらっしゃるんでしょうけれども、何か年ご

とに今年度はここを重点的にやっていくというような、やり方を

もう少し重点的にやることも一つの手ではないかと、感想ですが

思いました。

教育長 今のことに対して、学校教育課長から何か話はありますか。

学校教育課長 それにつきましては、10月4日に市の学力向上の推進協議会が

ありますので、そこで各校より学力テストの分析と今後の対策に

ついて持ち寄ることになっておりますので、それを生かして市教

委でも指導を進めていきたいと思っております。特に、委員ご指

摘のとおり本当にこれ全部やっていますと、ますます大変なこと

になってしまいますので、各学校で課題を絞って、まずそれに集

中して対策を立てていただければと思っております。

特に、やはり全国学力調査の問題については、全教師がまず解

いてみて、その問題自体の裏側には、こういう授業をやってくだ

さいよというメッセージも感じられるところで、まずはみんなで

解いてみて自分の授業を改善していくこと、そして学校全体で組

織的に取り組んでいくというところをポイントにこれから指導

に努めてまいりたいと思います。

教育長 他にご意見ございませんか。特にないということでよろしいで

すか。

<なしの声あり>

教育長 では、お諮りをします。報告事項(3)について承認すること

にご異議ございませんか。

<異議なしの声あり>

教育長 異議なしと認め、報告事項(3)平成29年度全国学力学習状況

調査結果の総括について、承認することといたします。

次に、報告事項(4)伝統的建造物群保存地区選定及び保存事

業について、事務局の説明を求めます。

文化課長 それでは、私のほうからは(4)番の伝統的建造物群保存地区

選定及び保存事業についてということで報告をさせていただき

たいと思います。別冊の資料になります。

内容につきましては、ことし6月の定例教育委員会におきまし

て、今年度の文化課の事業の1つとして全体の流れをご説明を申

し上げたところであります。

1番目、進捗状況についてということでありますが、第1回喜

多方市伝統的建造物群保存地区保存審議会、7月21日開催におき

まして地区の範囲案及び保存計画案を提示をいたしまして、保存

Page 17: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

17

計画(案)目次、別紙の1となっておりますが、1章、2章、5

章、6章についてはおおむね了承されているところであります。

この伝統的建造物群の保存地区につきましては、今現在喜多方

市の小田付地区で伝統的建造物群保存地区ということの事業を

進めております。別紙の1の保存地区保存計画案でございますけ

れども、この第1章から第6章までの構成につきましては、基本

的に日本全国の伝統的建造物群保存地区の保存計画という中身

となっております。構成については大きく変わるところはござい

ません。こういった中身で審議をしていただくということであり

ます。

表紙にお戻りください。

2番目としまして、第2回喜多方市伝統的建造物群保存地区保

存審議会、これを明後日9月27日に開催予定でございます。この

審議会の内容についてご報告をさせていただきたいと思います。

大きくは括弧1、2、3とありまして、今回この2回目の審議

会で何をするのかということですが、まず1番、この小田付地区

の伝統的建造物群保存地区の地区の決定ということであります。

別紙の2番をご覧ください。1枚、2枚めくっていただきますと

今現在喜多方市の小田付地区の範囲を考えております。第1回目

よりはやはり東側、西側の部分につきましていろいろな協議を経

まして、今現在、範囲については第2回の審議会で審議をしてい

ただきたいという考えでおります。一番真ん中の東西に走ります

国道459号線をほぼ中心としまして、小田付通りの北は佐牟野神

社から南は東町ということで、桐桜高校から東へ抜けた交差点の

部分までという範囲で今回の審議会で審議いただきます。すみま

せん、東高校の間違いでした。大変失礼しました。東高校の東側

の交差点のところまでということで範囲を考えてございます。

なお、これにつきましては8月末に第1回の審議会を終了した

後、委員の先生方が全員この現地を歩きまして、再度その地区の

範囲について調査をして、それを反映させているというところで

ございます。

範囲につきましてはこういったところです。表紙に戻りまし

て、(2)番の保存計画の決定というようなことでございますが、

この保存計画の別紙1の目次となっていたところですが、この保

存計画といいますのは保存地区が決まりますと、そこの地区範囲

に含まれます伝統的な建造物というのは築50年以上経ったもの

を伝統的な建造物といいます。小田付地区の場合は調査の結果、

Page 18: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

18

昭和30年代以前の建物が伝統的な建造物の候補となります。こう

した伝統的な建造物及び一般の住宅も範囲の中では規制を受け

るというようなことになりますので、何をどのように変えること

によって許可が必要であったり、役所のほうに申請を出して許可

を受けないと変更ができなかったりというような、そういった中

身を決めるのが保存計画の決定ということであります。その中身

については別紙の3にございます。まず別紙の3のところです

が、修理基準といいますのは今ほど申し上げました築50年を過ぎ

た歴史的な建造物について、その中身についてはこの記載のとお

りですが、この表現につきましても全国の伝統的建造物群の保存

計画そのものであります。もちろん文化庁が指導している内容と

なっております。

1枚おめくりいただきまして、修景基準、表の一番上にありま

すが、小田付の伝統的建造物の保存地区における修景基準、それ

からその右側のページの上は許可基準というものがあります。ま

ず修景基準のほうですが、修景基準は伝統的な建造物でない、い

わゆる一般の住宅につきまして家を直そうとしたときに外観、

壁・屋根ですとかそういう外観を歴史的な風景にマッチしたよう

にこの表の中のように直していただく、そういった場合には補助

が出ますよという基準が修景基準であります。

右側の許可基準はそういった補助までは要らないまでも、保存

地区の範囲の中ではこういった表の中の基準によって許可を受

けないと家を直すことができませんということであります。例え

ば屋根の色を真っ赤にしたいとかなった場合に、茶色ですとか深

い青ですとかそういった落ち着いた歴史的な街並みを構成する

建物として許可基準に従って直してくださいという中身を決め

るものであります。広告看板など、そういったものについても基

準が設けられているという中身となっております。

表紙に戻りまして、2の(3)保存物件の特定についてという

ことであります。今ほど申し上げました築50年以上たっている歴

史的な建造物の候補につきましては、今この範囲の中で約250件、

所有者の数にしますと80名いらっしゃいます。これまで説明会を

実施いたしまして、特定物件という補助が出る要件に該当するた

めには所有者の方から同意書をいただかなければならないので、

その同意を得るために説明会等々を今実施しております。250件、

所有者の方80名いらっしゃいますので、今現在の進捗状況で申し

上げますと、所有者80人のうち今20名の方からは同意をいただい

Page 19: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

19

ております。4分の1となっております。

ただ、この候補物件が250件ほどありますが、全部100%同意を

いただかないとこの伝統的建造物群の保存地区にならないとい

うことではなく、文化庁からも候補物件のパーセントは示されて

おりません。これは私たち喜多方市の努力によってどの程度まで

同意をいただけるかということで、なるべくできるだけ多く同意

をいただきたいということで、今現在、同意の取得のための説明

会等々を実施しているところであります。

資料の別紙4以降がそれぞれ建造物等と、その候補物件のリス

トになっております。建造物のみではなく工作物あるいは環境物

件といわれるものも含まれ、工作物ですとか、塀ですとか門です

とかそういったものが含まれ、古峯神社と呼ばれるような石碑、

そういったものも含まれてまいります。環境物件といいますのは

最後のページにございますが、庭でしたり庭にある大きな松の木

ですとか、そういった樹木が植わっていたり、例えば神社等々に

あります社叢林、林になっている部分、そういったものも歴史的

な環境を守っていく上で必要だということで環境物件としてリ

ストにはあげてございます。これらについてもどこまで同意をい

ただけるか、今現在その作業を進めているところでございます。

表紙にお戻りください。

一番下の3番になります。今後の予定についてということであ

りますけれども、先ほど申し上げましたように明後日9月27日、

第2回喜多方市伝統的建造物群保存地区保存審議会を開催いた

します。今回提案します中身について審議をいただき、基本的に

は第2回の審議会で終了し、決定をしていただくということにな

っております。

特定物件といいますか、今ほど説明しました同意を取得する作

業につきましては、いましばらく期間が必要で、10月いっぱいを

めどに終了させていきたいと考えております。11月に全てが決ま

ったところで11月の市の定例教育委員会へ審議会から答申を出

していただき、来年2月から3月にかけて市の教育委員会による

保存計画の決定、告示、保存地区の都市計画決定告示、これは建

設課のほうが行うものであります。最終的に市のほうから文化庁

へ国の重要伝統的建造物群保存地区に選定をしていただくよう

申し出をしていきたいということで、今年度の事業としての流れ

となっております。

教育長 ただいまの説明に対して、ご質問やご意見ございますか。

Page 20: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

20

関口委員 何点かあります。1点目は保存計画地区が指定というか決まれ

ば、その保存地区の修理も含めて、修理基準含めて管理は市長が

管理するようになるのか、喜多方市教育委員会が管理するように

なるのかということ、あるいは県とか文化庁とかになるのかとい

うのが1点です。

もう1点は修理の基準、許可の基準とかいろいろ定められてい

るわけですが、それを逸脱した時の罰則規定みたいなものは改め

てつくるのか、あるいはそれは市長の権限で指導とか指示とかは

できるのでしょうけれど、その刑罰等にまで及ぶようなことも考

えられるのかどうか。もしそうであれば、それは何の基準に基づ

いて、市の条例か教育委員会の条例か、文化庁、法律に基づいて

のことなのか、その辺の整理は市民としてはどう考えたらいいの

かお聞かせください。

文化課長 まず先に今ほどの2点目の罰則等、どのようになっているのか

ということでありますが、この伝建については昨年6月の議会で

喜多方市伝統的建造物の保存地区保存条例の制定をしておりま

す。この条例の中で、罰則につきましては違反した者については

5万円以下の罰金ということで設定をしております。日本全国

の、今114カ所あります伝建地区の中では保存条例をどこでも当

然制定しておりますが、罰金についてはそれぞれの自治体の考え

方がありますので、文化庁が必ず制定しなさいということではご

ざいません。やはりいろいろな意見を参考にいたしまして、全く

何もないと基準も守っていかれないのではないかというような

考えもあり、罰金ということでの制定をしたところであります。

それから、1番の保存計画等管理についてですが、許可につい

ては喜多方市は市長及び教育委員会が許可するということで、教

育委員会と市長部局とあわせてという形で条例ではそのように

制定をしております。

教育長 1番目の質問で、私達ではなくて建物の管理者は誰かというこ

とについては、どうですか。

文化課長 はい。そのものの建物の管理は、全て個人となっております。

教育長 指定の管理者は個人、所有者の管理ということですね。2つ目

の罰則規定等については保存条例によると思いますが、よろしい

ですか。

関口委員 5万円以下の罰金ということで刑罰の分ではそれだけかもし

れませんが、その前段にとる措置の分についても条例か何かで定

めてあるのですか。

Page 21: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

21

文化課長 前段についてということではないんですが、基本的には、この

ような違反とならないように事前にいろいろな形で協議をして

いくというような中身で考えてございます。

教育長 すぐ罰則ではなくて、罰則に至らないようにいろいろ事前に話

し合いとか調整を十分にやってということですね。しかし、その

規定として罰則規定がないと、やはり一定の歯どめがかからない

から罰則規定を条例の中に盛り込んだということですね。

文化課長 はい。

教育長 よろしいですか。

関口委員 はい。

教育課長 他にございませんか。はい、どうぞ。

関口委員 その後の管理の部分の、市と教育委員会で許可するとか、物そ

のものの管理は個人だということで、それはわかりました。市と

教育委員会で許可するのに実際に事務担当は1つになるんです

か。そこがどこで担当するようなイメージでいるのかということ

もちょっと気になるんですが。

文化課長 事務の担当は基本的には文化課でと考えておりますが、都市計

画にかかわる部分ですとか、そちらの部分についてはやはり建設

課やまちづくり推進室と連携をしながら進めてまいりたいと考

えております。

教育長 よろしいですか。

関口委員 はい。

教育長 他にありませんか。

では、ないということでよろしいですか。

では、ないようでありますのでお諮りをします。報告事項(4)

について承認することにご異議ございませんか。

<異議なしの声あり>

教育長 異議なしと認め、報告事項(4)伝統的建造物郡保存地区選定

及び保存事業について、承認することといたします。

次、報告事項(5)教職員の訓告処分について、事務局の説明

を求めます。

教育総務課長 教職員の訓告処分についてでありますが、これにつきましては

本市の小学校に勤務する教職員が交通事故を起こしたことにつ

いて、本年9月15日付で県教育委員会から処分の決定が通知され

たことに伴いまして、市教育委員会として処分を行ったというも

のであります。

Page 22: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

22

公立の小中学校の教職員の訓告処分につきましては、県教育委

員会で決定され、市町村教育委員会が処分を行うということにさ

れておりまして、市町村の教育委員会ではその通知を受け、3日

以内に執行するということにされているため、今回の案件につき

ましては教育委員会の会議を開くいとまがなかったことから、地

方教育行政の組織及び運営に関する法律第25条第1項及び喜多

方市教育委員会の権限に属する事務の委任等に関する規則第3

条第1項の規定によりまして、教育長が臨時に代理して処理をし

たものであります。

したがいまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第

25条第3項及び喜多方市教育委員会の権限に属する事務の委任

等に関する規則第3条第2項の規定に基づきまして、教育長が臨

時に代理して行ったこの処分について、本日の定例会において報

告するとともに承認を得ようとするものであります。

処分の内容等についてご説明をさせていただきたいと思いま

す。お手元に1枚の資料を配付しておりますので、ご覧いただき

たいと思います。

処分対象は2名の教職員であります。1人は本年4月6日に出

勤のため自動車を運転中に事故を起こしたものでありまして、詳

細については資料に記載のとおりでございます。もう一人は本年

4月29日に私用のため自動車を運転中に事故を起こしたもので

ありまして、詳細については記載のとおりでございます。両名と

も処分は文書訓告であり、去る9月15日金曜日に県教育委員会か

ら通知を受け、土日が入った関係で9月19日に処分を執行したと

いうものでございます。以上、報告をさせていただきます。

なお、この案件については秘匿性がございますので、後ほどお

手元の資料は回収をさせていただきたいと思いますので、ご了承

いただきたいと思います。以上でございます。

教育長 資料の執行(1)8時50分からですね。

教育総務課長 失礼いたしました。(1)の8時50分の部分ですが、9月19日、

週明けまして火曜日でございました。申しわけございませんでし

た。訂正いたします。

教育長 ただいまの説明に対してご質問ございませんか。

関口委員 この件については別に異論はありません。ただ、聞いておきた

いなと思ったのは、決定は県教委で処分をするのは市教委だとい

うことだったんですけれども、これ、市教委で処分できるのは、

全て県教委で決定したやつは市教委で処分するということにな

Page 23: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

23

るのですか。懲戒免職の処分も含めて市教委で処分という、全部

市教委になるのか、その辺参考までにお聞かせください。この件

とは関係ありませんが申しわけないです。

教育総務課長 県の教育委員会のほうで処分が決定されて、実際の処分につい

て訓告までは市町村の教育委員会のほうで処分するということ

になります。懲戒になりますと、これは県教育委員会のほうで処

分をするということになりますので、そこに県のほうになるか市

町村になるかの違いがございます。懲戒か訓告かによって違いが

あるということでございます。

教育長 地方公務員法に基づくいわゆる懲戒処分、戒告以上免職まで、

これは任命権者において行います。それ以下については各市町村

の教育委員会ということです。

よろしいですか。

関口委員 訓告というのは、だから県教委の処分なんですよね。

教育長 県教委で決定をして、処分は各市町村にお願いするという形で

す。

関口委員 訓告は懲戒処分ですか。訓告は懲戒処分じゃないんですよね。

教育総務課長 懲戒には当たりませんので、この件については喜多方市教育委

員会として処分をしたという流れでございます。

教育長 繰り返しますが懲戒処分は戒告以上免職まで。戒告、減給、休

職、免職という形です。

よろしいですか。(「はい」の声あり)他にありませんか。。

<なしの声あり>

教育長 それでは無いようなのでお諮りします。報告事項(5)につい

て承認することにご異議ございませんか。

<異議なしの声あり>

教育長 異議なしと認め、報告事項(5)教職員の訓告処分について、

承認することといたします。

以上、報告事項の承認について終わります。

次に、審議事項、協議事項ですが、今回の定例会においては審

議事項、協議事項は無しということでありますので、8番その他

に入ります。

その他の喜多方市子ども議会実施要項について、説明を求めま

す。

学校教育課長 平成29年度喜多方市子ども議会について説明させていただき

ます。

17ページをご覧ください。

Page 24: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

24

目的は以上のとおりでございます。質問や答弁を通して議会や

政治の仕組みについて、また、将来もっと住みやすい町にするた

めにはどうしたらよいかを考えさせる機会としたいと思います。

3番、開催の期日でございますが、10月2日月曜日の午後にな

っております。4番の場所につきましては議場を使わせていただ

くことになります。5番、子ども議員として小中学校から1名ず

つ計24名、その中の12名が当日質問をするという割り当てにして

おりまして、そのほか議長ですとか副議長の役目、議事録署名人

なども割り当てております。6番にはその割り当てを示しており

ます。

18ページは開催の当日の方法でございます。

19ページでございますが、一般質問と答弁について。9番が開

催までの日程、10番が役割分担、そして21ページですが、今まで

挙げられておりました課題といたしましては、この子ども議会に

参加する児童生徒だけが関心意欲、認識が高まって、そうでない

生徒は意識が低いのではないかという課題が指摘されておりま

した。それに対しまして、議会への質問を学校や学年、学級全体

で考え検討させたり、子ども議会が終わったら必ず報告会を各学

校で行ったり、今回は特に21ページの11番その他にもありますと

おり、第二小学校の6年生が議会を傍聴するということの取り組

みをしております。

もう一つは再質問がないのではないかというご指摘があるん

ですけれども、再質問は歓迎しているところであり、実際にはな

かなか難しいようで、実態といたしましては、自分が、または学

年学校全体で考えた質問をここまで仕上げてくるのが精いっぱ

いなところでございます。なお、再質問を妨げているわけではあ

りませんので、子ども議員によっては再質問がある場合もあると

思われます。以上でございます。

教育長 ただいまの説明に対してご質問、ご意見ございませんか。

無いようでありますので、それでは次、10月の教育委員会定例

会について、説明を求めます。

教育総務課長 お手元の22ページをご覧いただきたいと思います。

10月の定例会でございますが、一番最終ページにも日程を載せ

てございますけれども、19日木曜日に予定しておりまして、会場

を市立図書館のほうで行うことで進めさせていただいておりま

す。10月19日の木曜日になりますが、まず市立図書館において定

例会を始める前に、第一中学校、今体育館を改築してございます

Page 25: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

25

が、間もなく今週中に体育館の部分については完了して、来週あ

たりから子供たちが使える状況になります。したがいまして、全

ての事業が完了ではございませんが、体育館が一時使用という形

で使えるようになるということで、完成した体育館の内部、室内

等ご覧いただきたいということで、視察研修を予定してございま

す。

日程にございますとおり、本日と同じように9時市役所の庁舎

を出発しまして、9時10分には第一中学校の体育館に到着して視

察を行うと。図書館はすぐ一中の前でございますので、9時50分

あたりまで視察をしましたら、10時から市立図書館において定例

会を始めてまいりたいと思います。

なお、図書館の施設の見学あるいは図書館長からの図書館で取

り組んでいる事業等について説明をいただく時間も設けたいと

考えてございます。最終的には12時前、11時50分には会議を終え

て12時前には市役所のほうに到着できるような日程で進めてま

いりたいと考えてございますので、よろしくお願いしたいと思い

ます。10月の定例会については以上でございます。。

教育長 ただいまの説明に質問、ご意見ございませんか。

今の説明にあった日時、日程でよろしいですか。

<はいの声あり>

教育長 はい、ありがとうございます。

では、その他につきましては子ども議会と教育委員会の次回の

定例会についてご了承をいただいたものと思います。

次に、連絡事項に入ります。平成29年度教育委員会会議の開催

日程(案)について、説明を求めます。

教育総務課長 本日の要項最終ページになります。23ページでありますが、い

つものとおり年間の開催日程を載せさせていただいてございま

す。前回より変更となった部分はございません。10月の部分につ

いては先ほど申し上げましたとおり9時出発の10時から会議と

いうことで、ここに記載をさせていただきました。

なお、下の「今後の日程」でございますが、耶麻支会の臨時総

会さらに秋季研修会ということで、これまで西会津町、北塩原村

とも調整をさせていただいておりまして、既にお知らせしており

ますが10月24日火曜日14時30分から16時40分の予定で行いたい

と考えております。会場については、ローテーションで今年は西

会津町さんのほうにお世話になることになっておりまして、道の

駅にしあいづの交流物産館よりっせという所がございますが、そ

Page 26: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

26

この2階の研修室を利用させていただくというような考えでご

ざいます。

なお、研修会終了後、5時15分からということになろうかと思

いますが、春の総会の懇親会の席上で秋も委員の皆さんで交流

を、懇親をする機会があったらいいのではないかというようなご

意見がありましたので、これまで秋の臨時総会では懇親会は設け

てございませんでしたが、今年から秋の臨時総会後も研修会が終

わったら懇親会を開くということで、会場であります道の駅の歩

いてすぐ数分の所でございますが、「幸寿司」という場所がござ

います。そちらのほうで、懇親会を予定してございます。

なお、これにつきましては詳しく、後ほど皆様に文書でもって

ご通知を申し上げますので、出欠の確認等、そのときに取らせて

いただきますので、よろしくご承知おきくださいますようお願い

いたします。以上でございます。

教育長 教育委員会の今後の日程についてですけれども、ご質問ありま

したらお願いします。

では、そのようなスケジュールで今度の10月24日についてもよ

ろしくお願いしたいと思います。

他に、委員の皆様から何かございませんか。

<なしの声あり>

教育長 事務局から何かありませんか。

<なしの声あり>

教育長 それでは無いようでありますので、以上で平成29年9月教育委

員会定例会を終了といたします。

終了時刻、11時36分でお願いします。

閉会(午前11時36分)

Page 27: 平成29年9月教育委員会定例会 会議議事録3 教育長 皆さんおはようございます。 これより平成29年9月教育委員会定例会を開会いたします。開

27

以上 記録の正確なることを認め、ここに署名する。

教 育 長

教育長職務代理者

二 番 委 員

三 番 委 員

四 番 委 員

教育総務課主幹