平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題...

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平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について 1.調査項目・調査対象(さいたま市を含む。) ・ 暴力行為 (小・中・高等学校) ・ いじめ (小・中・高等学校・特別支援学校) ・ 長期欠席(不登校等) (小・中・高等学校) ・ 高等学校中途退学 (高等学校) ・ 自殺 (小・中・高等学校) ・ 出席停止 (小・中学校) ※調査対象期間は、平成30日から平成3131日までの1年間 2.調査結果の主な特徴(カッコ内は前年度) ⑴ 暴力行為 小・中・高等学校における 暴力行為の発生件数は3,509件 (2,561件)であり、児童生徒1,000人当たりの発生件数は5.2件 (3.8件)である。特に小学校における暴力行為は1,821件であり、 前年度に比べ557件増加している。過去5年で6.6倍(H26: 276件→H30:1,821件)になっている。内容別では生徒間暴力 が大幅に増加している。 暴力行為の増加は憂慮すべき状況であるが、特に小学校においてはじめ認知件数の増加と相関がうかがえ、軽微なものも取り上げて適切に 対応する姿勢の表れとみている。 ⑵ いじめ 小・中・高等学校・特別支援学校における いじめの認知件数は 18,259件(12,409件)であり、児童生徒1,000人当たりの 認知件数は27件(18.2件)である。特に、小学校におけるいじめの認 知件数は14,420件であり、前年度に比べ、4,926件増加している。 過去5年で10.4倍(H26:1,389件→H30:14,420件)にな っている。 また、いじめの重大事態の発生件数は23件(21件)であり、いじめ 防止対策推進法施行以降最多となっている。 いじめの認知件数の増加は、いじめを初期段階のものも含めて積極的に 認知し、解消に向けた取組をスタートさせようとする意識の高まりと考え ている。一方、重大事態の増加は憂慮すべき状況である。法にのっとった 適切な対応が必要である。 ⑶ 長期欠席(不登校等) 小・中学校における長期欠席者数は12,362人(10,964人)で ある。このうち不登校児童生徒数は7,584人(6,506人)であり、 1,000人当たりの不登校児童生徒数は13.9人(11.8人)である。 過去5年の傾向として不登校児童生徒数は増加傾向であるが、全国の 1,000人当たりの不登校児童生徒数と比べると、低い状況である。 高等学校における長期欠席者数は3,217人(3,302人)である。 このうち不登校生徒数は2,594人(2,476人)であり、1,000 人当たりの不登校生徒数は21.8人(20.5人)である。 過去5年の傾向として不登校児童生徒数は微増傾向であり、全国の 1,000人当たりの不登校生徒数と比べると、高い状況である。

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平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

1.調査項目・調査対象(さいたま市を含む。) ・ 暴力行為 (小・中・高等学校) ・ いじめ (小・中・高等学校・特別支援学校) ・ 長期欠席(不登校等) (小・中・高等学校) ・ 高等学校中途退学 (高等学校) ・ 自殺 (小・中・高等学校) ・ 出席停止 (小・中学校) ※調査対象期間は、平成30年4月1日から平成31年3月31日までの1年間

2.調査結果の主な特徴(カッコ内は前年度)

⑴ 暴力行為

小・中・高等学校における暴力行為の発生件数は3,509件

(2,561件)であり、児童生徒1,000人当たりの発生件数は5.2件 (3.8件)である。特に小学校における暴力行為は1,821件であり、前年度に比べ557件増加している。過去5年で6.6倍(H26:276件→H30:1,821件)になっている。内容別では生徒間暴力が大幅に増加している。 暴力行為の増加は憂慮すべき状況であるが、特に小学校においてはい

じめ認知件数の増加と相関がうかがえ、軽微なものも取り上げて適切に対応する姿勢の表れとみている。

⑵ いじめ

小・中 ・高等学校・特別支援学校におけるいじめの認知件数は

18,259件(12,409件)であり、児童生徒1,000人当たりの

認知件数は27件(18.2件)である。特に、小学校におけるいじめの認

知件数は14,420件であり、前年度に比べ、4,926件増加している。

過去5年で10.4倍(H26:1,389件→H30:14,420件)にな

っている。

また、いじめの重大事態の発生件数は23件(21件)であり、いじめ

防止対策推進法施行以降最多となっている。

いじめの認知件数の増加は、いじめを初期段階のものも含めて積極的に 認知し、解消に向けた取組をスタートさせようとする意識の高まりと考え ている。一方、重大事態の増加は憂慮すべき状況である。法にのっとった 適切な対応が必要である。

⑶ 長期欠席(不登校等) 小・中学校における長期欠席者数は12,362人(10,964人)で ある。このうち不登校児童生徒数は7,584人(6,506人)であり、 1,000人当たりの不登校児童生徒数は13.9人(11.8人)である。 過去5年の傾向として不登校児童生徒数は増加傾向であるが、全国の 1,000人当たりの不登校児童生徒数と比べると、低い状況である。 高等学校における長期欠席者数は3,217人(3,302人)である。 このうち不登校生徒数は2,594人(2,476人)であり、1,000 人当たりの不登校生徒数は21.8人(20.5人)である。 過去5年の傾向として不登校児童生徒数は微増傾向であり、全国の 1,000人当たりの不登校生徒数と比べると、高い状況である。

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不登校児童生徒数が増加していることは憂慮すべきことではあるが、不 登校に対する社会の見方が「問題行動」から「理解し、受容するもの」へ と変化していることから、専門家や外部機関等と連携をしながら不登校児 童生徒への支援等に更に取り組んでいく必要がある。 ⑷ 高等学校中途退学 高等学校における中途退学者数は1,412人(1,469人)であり、 中途退学者の割合は1.2%(1.2%)である。過去5年の傾向として 減少傾向にあるが、近年は横ばいである。全国の中途退学率と比べると、 低い状況にある。 ⑸ 自殺 小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数は20人(9人)で ある。過去5年の傾向として、横ばいから上昇に転じている。これは全国 の傾向と同じ状況である。 児童生徒の自殺が増えていることは、極めて憂慮すべき状況であり、相 談窓口等の周知や、SOSの出し方教育など自殺予防教育に努めていく。 <参考> 県教育局生徒指導課ホームページでもデータを見ることができます。 URL:https://www.pref.saitama.lg.jp/f2209/toukei/jidouseito-mondai-kekka22.html

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発生件数1,000人

当たり 発生件数1,000人

当たり 発生件数1,000人

当たり 発生件数1,000人

当たり

H26年度 276 0.7 1,245 6.7 302 2.4 1,823 2.6

H27年度 505 1.4 1,081 5.8 292 2.3 1,878 2.7

H28年度 810 2.2 1,002 5.5 285 2.3 2,097 3.1

H29年度 1,264 3.4 1,038 5.7 259 2.1 2,561 3.8

H30年度 1,821 4.9 1,396 7.9 292 2.4 3,509 5.2

(2)埼玉県公立学校と全国公立学校の1,000人当たりの暴力行為発生件数の比較

(2)県内公立小・中・高等学校における形態別発生件数の推移

年度

1 暴力行為の状況(1)暴力行為発生件数の推移(過去5年)

小学校 中学校 高等学校 合計

関連資料

小276

小505

小810

小1,264

小1,821

中1,245

中1,081 中1,002

中1,038

中1,396

高302 高292 高285 高259 高292

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度

小学校 中学校 高等学校

暴力行為発生件数

276 505

810

1,264

1,8211,245 1,081

1,002

1,038

1,396

302 292 285

259

292

2.6 2.7

3.1

3.8

5.2

4.2

4.5 4.7

5.1

5.9

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

6.0

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

5,000

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度

高等学校 中学校 小学校 埼玉県(公立1,000人当たり) 全国(公立1,000人当たり)

暴力行為発生件数

1000人当たりの発生件数

(件)

(件)

(件)

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(4)平成29・30年度学年別暴力行為加害児童生徒数

*単位制の4年次以上、定時制の4年生以上は「高3」に含めています。

※単位制の4年次以上、定時制の4年生以上は高3に含めています。

(3)公立小・中・高等学校における暴力行為形態別発生件数の推移

95 113

134179 188

158

410

344340

171

9374

162

221

268 266

218

273

584

523

320

181

87 91

0

100

200

300

400

500

600

700

小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3

H29年度 H30年度(人)

生徒1,417

生徒162

生徒347

生徒586

生徒917

器物176器物59 器物90 器物109器物108

教師214

教師52教師58 教師102

教師228

対人3対人10

対人13 対人11 対人140

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600小学校

生徒間暴力 器物損壊対教師暴力 対人暴力

生徒1,062

生徒823

生徒693 生徒727 生徒729

器物236器物284 器物271

器物219 器物235

教師85教師103 教師89教師40 教師55

対人13対人35 対人28 対人16 対人190

200

400

600

800

1,000

1,200中学校 生徒間暴力 器物損壊

対教師暴力 対人暴力

生徒172

生徒217生徒205

生徒197

生徒160

器物50器物58

器物70 器物72

器物90

教師21教師20 教師16 教師13 教師16

対人9対人15

対人13 対人5 対人110

50

100

150

200

250

高等学校 生徒間暴力 器物損壊

対教師暴力 対人暴力

生徒2,651

生徒1,202生徒1,245

生徒1,510

生徒1,806

器物502器物393 器物419 器物398 器物415

教師320教師175 教師163 教師155

教師299

対人36対人53 対人51 対人34 対人410

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

小・中・高等学校合計生徒間暴力 器物損壊

対教師暴力 対人暴力(件)(件)

(件)(件)

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度

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認知件数 1,000人当たり 認知件数 1,000人当たり 認知件数 1,000人当たり 認知件数 1,000人当たり 認知件数 1,000人当たり

H26年度 1,389 3.7 1,438 7.7 155 1.2 25 3.6 3,007 4.3

H27年度 2,860 7.7 1,615 8.7 156 1.2 13 1.8 4,644 6.7

H28年度 6,708 18.0 2,178 11.9 155 1.2 51 7.0 9,092 13.2

H29年度 9,494 25.6 2,750 15.2 133 1.1 32 4.3 12,409 18.2

H30年度 14,420 39.0 3,633 20.5 179 1.5 27 3.5 18,259 27.0

2 いじめの状況(1)いじめの認知件数の推移(過去5年)

小学校 中学校 高等学校 特別支援学校 合計

H29年度 高特

20.5%77.3%93.0%

95.7%

91,113754

397

76 46.1%

年度

学校総数に対する割合

認知した学校数

※いじめの認知件数は、いじめの被害児童生徒の実人数

H30年度

83.1%

(2)いじめを認知した学校数の割合

小中

学校総数に対する割合

78.7%

36.4%76.5%26,467

16,960

61

87.7%

68.1%

43.2%20.5%

全国(公立)

認知した学校数

82.9%61.5%

9

86.1%

埼玉県(公立)

15,6157,9222,539

1,236

83.1%88.4%36.5%

676367

391

86.2%

8,361

2,802

467

28,590

4.3 6.7

13.2

18.2

27.0

13.7 16.5

23.8

30.9

40.9

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度

いじめの1,000人当たりの認知件数の比較

埼玉県

(公立1,000人当た

り)

全国

(国公私立1,000人

当たり)

(件)

1,000人当たりの認知件数

関連資料

小14,420

小1,389

小2,860

小6,708

小9,494

中3,633

中1,438 中1,615 中2,178

中2,750

高179 高155 高156 高155 高133

特支27 特支25 特支13 特支51 特支32 0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度

いじめの認知件数の推移(埼玉県公立) 小学校 中学校

高等学校 特別支援学校

(件)

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件数(件) H29との差(件) 件数(件) H29との差(件) 件数(件) H29との差(件) 件数(件) H29との差(件) 件数(件) H29との差(件)

9,558 3,294 2,548 552 124 33 17 6 12,247 3,885

1,646 629 415 88 26 2 1 1 2,088 720

3,079 1,228 329 66 14 3 3 -1 3,425 1,296

510 74 85 11 11 10 2 -16 608 79

58 14 29 15 8 5 0 0 95 34

596 90 134 12 4 -6 0 -2 734 94

913 291 137 3 17 11 1 -1 1,068 304

140 13 356 84 32 7 9 4 537 108

403 145 97 37 1 -5 0 -1 501 176

小学校 中学校 高等学校 特別支援学校 合計

11,576 2,994 157 27 14,754

2,836 634 16 0 3,486

8 5 6 0 19

14,420 3,633 179 27 18,259

80.3% 82.4% 87.7% 100.0% 80.8%

※単位制の4年次以上、定時制の4年生以上は高3に含めています。

金品をたかられる。

金品を隠されたり、盗まれたり、壊されたり、捨てられたりする。

嫌なことや恥ずかしいこと、危険なことをされたり、させられたりする。

解消率

(5)平成29・30年度 学年別いじめの認知件数 ※特別支援学校を除く。

(4)いじめの現在の状況(平成31年3月31日現在の状況)

パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる。

その他

30年度

小学校

(3)いじめの態様(小・中・高・特別支援学校の合計) ※複数回答可

区 分 特別支援学校中学校 高等学校 合計

冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる。

仲間はずれ、集団による無視をされる。

軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたり、蹴られたりする。

ひどくぶつかられたり、たたかれたり、蹴られたりする。

解消しているもの

解消に向けて取組中

その他

合計

1,327

1,893 1,775

1,549

1,666

1,284

1,432

903

415

75 36 22

2,427 2,410

2,776

2,471 2,446

1,890

1,779

1,262

592

97 52 30

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3

小学校 中学校 高等学校

29年度 30年度(件)

325

61

429

529

640

764

1,368

2,129

8,362

501

95

537

608

734

1,068

2,088

3,425

12,247

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000 11,000 12,000 13,000

その他

金品をたかられる。

パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる。

ひどくぶつかられたり、たたかれたり、蹴られたりする。

金品を隠されたり、盗まれたり、壊されたり、捨てられたりする。

嫌なことや恥ずかしいこと、危険なことをされたり、させられたりする。

仲間はずれ、集団による無視をされる。

軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたり、蹴られたりする。

冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる。

(件)

平成29・30年度いじめの態様別件数

H30年度 H29年度

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H29年度 1,423 1,110 78.0% 34,088 26,441 77.6% 16 3 18.8% 513 26 5.1%

H30年度 1,422 1,233 86.7% 33,909 28,546 84.2% 13 3 23.1% 491 44 9.0%

H29年度小学校 中学校 高等学校 特別支援学校 合計

2 4 14 0 20

2 4 15 0 21

1 4 8 0 13   1 0 11 0 12H30年度

小学校 中学校 高等学校 特別支援学校 合計

6 6 11 0 23

6 6 11 0 23

2 1 7 0 104 5 8 0 17

 ※1件の重大事態が、いじめ防止対策推進法第28条第1項第1号及び同項第2号の両方に該当する場合は、それぞれ両方に計上されている。

重大事態発生件数(件)

うち、第1号

うち、第2号

 第1号・・・いじめにより児童等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき。 第2号・・・いじめにより児童等が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき。

うち、第1号

うち、第2号

(8)いじめの重大事態の発生件数

重大事態発生校数(校)

重大事態発生件数(件)

重大事態発生校数(校)

※数値は学校数、パーセンテージはアンケート実施校又は未実施校に対する割合。

(6)いじめの発見のきっかけ(小・中・高等学校)※特別支援学校を除く。

全国(公立)

アンケート未実施校

全国(公立)

いじめの認知

学校数割合

埼玉県(公立)

アンケート実施校 アンケート未実施校

埼玉県(公立)

(7)いじめのアンケート実施の効果 (小・中・高・特別支援学校)

アンケート実施校数

いじめの認知

学校数

いじめの認知

学校数割合割合

アンケート実施校数

いじめの認知

学校数割合

アンケート未実施校

0

0

0

1

2

5

6

24

14

30

48

49

2

3

8

9

24

73

164

211

423

578

1,149

989

3

22

25

16

48

224

155

354

1,946

1,971

2,862

6,794

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000

その他(匿名による投書など。)

地域の住民からの情報

スクールカウンセラー等の相談員が発見

学校以外の関係機関(相談機関を含む。)からの情報

養護教諭が発見

保護者(本人の保護者を除く。)からの情報

学級担任以外の教職員が発見

(養護教諭、スクールカウンセラー等の相談員は除く。)

児童生徒(本人を除く。)からの情報

学級担任が発見

当該児童生徒(本人)の保護者からの訴え

本人からの訴え

アンケート調査など学校の取組により発見

小学校 中学校 高等学校

(件)

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(9)いじめ防止対策推進法を踏まえた自治体の取組(平成31年3月31日現在)

市町村 割合 市町村 割合

62 98.4% 1,633 93.7%

1 1.6% 81 4.6%

0 0.0% 28 1.6%

0 0.0% 1 0.1%

63 100% 1,743 100%

県 市町村 割合 都道府県 割合 市町村 割合

0 57 89.1% 25 53.2% 861 49.4%

1 5 9.4% 22 46.8% 533 30.6%

0 1 1.6% 0 0.0% 193 11.1%

0 0 0.0% 0 0.0% 105 6.0%

0 0 0.0% 0 0.0% 51 2.9%

1 63 100% 47 100% 1,743 100%

1 1 60 95.2% 60 95.2%

0 0 3 4.8% 3 4.8%

0 0 0 0.0% 0 0.0%

0 0 0 0.0% 0 0.0%

1 1 63 100% 63 100%

39 44 1,169 67.0% 979 56.2%

0 0 284 16.3% 326 18.7%

1 3 196 11.2% 291 16.7%

7 0 95 5.4% 147 8.4%

47 47 1,744 100% 1,743 100%

策定するかどうかを検討中策定しない

区      分

設置するかどうかを検討中設置しない

イ 「いじめ問題対策連絡協議会」を設置した自治体数

策定に向けて検討中

埼玉県

条例による設置ではないが、法の趣旨を踏まえた会議体を設置

設置に向けて検討中

全国

条例による設置

県 市町村

教育委員会の附属機関

地方公共団体の長の附

属機関割合

地方公共団体の長の附

属機関

ア 「地方いじめ防止基本方針」を策定した自治体数

区      分

策定済み

埼玉県 全国

教育委員会の附属機関

割合

教育委員会の附属機関

設置に向けて検討中

設置するかどうかを検討中

全国

都道府県 市町村

割合

設置しない

地方公共団体の長の附

属機関

割合

※割合については四捨五入しているため、合計が100%とならない場合がある。

設置済み

設置に向けて検討中

設置するかどうかを検討中設置しない

区      分

ウ 「重大事態」の調査又は再調査を行うための機関を設置した自治体数

埼玉県

設置済み

区      分

教育委員会の附属機関

地方公共団体の長の附

属機関

Page 9: 平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題 …...平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

長期欠席者数 1,000人当たり 長期欠席者数 1,000人当たり 長期欠席者数 1,000人当たり 長期欠席者数 1,000人当たり 長期欠席者数 1,000人当たり 長期欠席者数 1,000人当たり

H26年度 2,605 6.9 6,078 32.6 8,683 15.4 57,232 8.8 121,458 37.5 178,690 18.4

H27年度 3,017 8.1 6,450 34.8 9,467 16.9 62,489 9.7 126,073 39.4 188,562 19.6

H28年度 3,329 8.9 6,917 37.7 10,246 18.4 66,433 10.4 132,885 42.2 199,318 20.9

H29年度 3,614 9.7 7,350 40.7 10,964 19.9 71,805 11.3 137,708 44.7 209,513 22.2

H30年度 4,354 11.8 8,008 45.2 12,362 22.6 83,256 13.1 148,440 49.4 231,696 24.8

(1)長期欠席児童生徒数(過去5年)

埼玉県(公立) 全国(公立)

小学校 中学校 小・中合計 小学校 中学校 小・中合計年度

3 小・中学校における長期欠席(不登校等)の状況

974 1,032 1,073 1,3681,906

0 0 00

01,014

1,223 1,3921,364

1,523617

762864

882

925

6.9

8.18.9

9.7

11.8

8.89.7

10.411.3

13.1

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度

1000人当たりの長期欠席者数(人)

長期欠席者数(人)

理由別長期欠席者数及び1,000人当たりの長期欠席者数の推移(小学校)

不登校 経済的理由 病気

その他 埼玉県(公立1,000人当たり) 全国(公立1,000人当たり)

4,318 4,420 4,617 5,138 5,678

1 0 00

01,101 1,287

1,4781,500

1,692

658743

822712

638

32.634.8

37.740.7

45.237.539.4

42.244.7

49.4

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

35.0

40.0

45.0

50.0

55.0

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度

1000人当たりの長期欠席者数(人)

長期欠席者数(人)

理由別長期欠席者数及び1,000人当たりの長期欠席者数の推移(中学校)

不登校 経済的理由 病気

その他 埼玉県(公立1,000人当たり) 全国(公立1,000人当たり)

Page 10: 平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題 …...平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

児童数 1,000人当たり 生徒数 1,000人当たり 児童生徒数 1,000人当たり 児童数 1,000人当たり 生徒数 1,000人当たり 児童生徒数 1,000人当たり

H26年度 974 2.6 4,318 23.2 5,292 9.4 25,645 4.0 93,142 28.8 118,787 12.2

H27年度 1,032 2.8 4,420 23.9 5,452 9.8 27,333 4.3 94,548 29.5 121,881 12.7

H28年度 1,073 2.9 4,617 25.2 5,690 10.2 30,172 4.7 98,944 31.4 129,116 13.6

H29年度 1,368 3.7 5,138 28.4 6,506 11.8 34,732 5.5 104,295 33.8 139,027 14.7

H30年度 1,906 5.2 5,678 32.0 7,584 13.9 44,471 7.0 114,379 38.1 158,850 17.0

1年 2年 3年 4年 5年 6年 1年 2年 3年

94 139 223 345 506 599 1,523 2,033 2,122

年度小学校 合計中学校

(3)学年別不登校児童生徒数(埼玉県公立)

小学校 中学校

不登校児童生徒数

平成30年度

(2)小・中学校不登校児童生徒数(過去5年)

埼玉県(公立) 全国(公立)

小学校 中学校 合計

974 1,032 1,0731,368

1,9062.6 2.8 2.9

3.7

5.2

4.0 4.34.7

5.5

7.0

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

6.0

7.0

8.0

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度

1000人当たりの不登校児童数(人)

不登校児童数(人)

小学校における不登校児童数及び1,000人当たりの不登校児童数の推移

小学校 埼玉県(公立1,000人当たり) 全国(公立1,000人当たり)

4,318 4,420 4,6175,138

5,678

23.2

23.925.2

28.4

32.0

28.8

29.531.4

33.8

38.1

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

35.0

40.0

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度

1000人当たりの不登校生徒数(人)

不登校生徒数(人)

中学校における不登校生徒数及び1,000人当たりの不登校生徒数の推移

中学校 埼玉県(公立1,000人当たり) 全国(公立1,000人当たり)

Page 11: 平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題 …...平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

(4)不登校児童生徒の欠席・出席状況

小学校 952 49.9% 795 41.7% 91 4.8% 68 3.6%中学校 1,923 33.9% 2,960 52.1% 551 9.7% 244 4.3%合計 2,875 37.9% 3,755 49.5% 642 8.5% 312 4.1%

小学校 24,574 55.3% 16,757 37.7% 1,983 4.5% 1,157 2.6%中学校 41,797 36.5% 57,531 50.3% 10,328 9.0% 4,723 4.1%合計 66,371 41.8% 74,288 46.8% 12,311 7.8% 5,880 3.7%

(5)不登校の要因【小学校】埼玉県 (公立) ※複数回答可

いじめ

いじめを除く友

人関係をめぐる

問題

教職員との関係

をめぐる問題

学業の不振

進路に係る不安

クラブ活動

、部

活動等への不適

応 学校のきまり等

をめぐる問題

入学

、転編入学

進級時の不適応

329 3 211 45 24 2 0 8 8 71 1917.3% 0.9% 64.1% 13.7% 7.3% 0.6% 0.0% 2.4% 2.4% 21.6% 5.8%

26 0 3 0 2 0 0 4 2 22 11.4% 0.0% 11.5% 0.0% 7.7% 0.0% 0.0% 15.4% 7.7% 84.6% 3.8%516 0 37 6 89 2 1 9 11 351 76

27.1% 0.0% 7.2% 1.2% 17.2% 0.4% 0.2% 1.7% 2.1% 68.0% 14.7%666 1 189 29 99 11 3 21 42 285 125

34.9% 0.2% 28.4% 4.4% 14.9% 1.7% 0.5% 3.2% 6.3% 42.8% 18.8%369 0 9 11 22 0 0 5 12 257 78

19.4% 0.0% 2.4% 3.0% 6.0% 0.0% 0.0% 1.4% 3.3% 69.6% 21.1%1,906 4 449 91 236 15 4 47 75 986 299

全国 (公立)

いじめ

いじめを除く友

人関係をめぐる

問題

教職員との関係

をめぐる問題

学業の不振

進路に係る不安

クラブ活動

、部

活動等への不適

応 学校のきまり等

をめぐる問題

入学

、転編入学

進級時の不適応

6,170 252 4,121 1,003 505 68 15 147 239 1,463 19613.9% 4.1% 66.8% 16.3% 8.2% 1.1% 0.2% 2.4% 3.9% 23.7% 3.2%

493 0 47 14 79 4 0 33 10 393 401.1% 0.0% 9.5% 2.8% 16.0% 0.8% 0.0% 6.7% 2.0% 79.7% 8.1%

11,895 12 898 193 2,610 96 24 278 320 8,358 1,25326.7% 0.1% 7.5% 1.6% 21.9% 0.8% 0.2% 2.3% 2.7% 70.3% 10.5%

15,942 60 4,097 612 2,832 270 56 528 1,153 7,271 2,52335.8% 0.4% 25.7% 3.8% 17.8% 1.7% 0.4% 3.3% 7.2% 45.6% 15.8%9,971 14 482 148 735 39 4 149 276 7,278 2,08422.4% 0.1% 4.8% 1.5% 7.4% 0.4% 0.0% 1.5% 2.8% 73.0% 20.9%

44,471 338 9,645 1,970 6,761 477 99 1,135 1,998 24,763 6,096

「学校における人間関係」に課題を抱えている。

分類別児童数

欠席90日以上出席日数0日

学校に係る状況 家庭に係る状況

左記に該当なし

出席日数1~10日平成30年度

         理由

 本人に係る要因

「その他」

「その他」

欠席90日以上

左記に該当なし

         理由

 本人に係る要因

分類別児童数

学校に係る状況 家庭に係る状況

欠席90日以上出席日数11日以上

全国(公立)

埼玉県(公立)

欠席日数30~89日

「無気力」の傾向がある。

「不安」の傾向がある。

「あそび・非行」の傾向がある。

「無気力」の傾向がある。

「不安」の傾向がある。

「学校における人間関係」に課題を抱えている。

「あそび・非行」の傾向がある。

1,906

5,678

7,584

44,471

114,379

158,850

不登校児童生徒数

Page 12: 平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題 …...平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

【中学校】埼玉県 (公立) ※複数回答可

いじめ

いじめを除く友

人関係をめぐる

問題

教職員との関係

をめぐる問題

学業の不振

進路に係る不安

クラブ活動

、部

活動等への不適

応 学校のきまり等

をめぐる問題

入学

、転編入学

進級時の不適応

1,287 3 899 63 132 13 64 8 86 95 4822.7% 0.2% 69.9% 4.9% 10.3% 1.0% 5.0% 0.6% 6.7% 7.4% 3.7%

168 0 7 3 38 1 4 18 2 96 203.0% 0.0% 4.2% 1.8% 22.6% 0.6% 2.4% 10.7% 1.2% 57.1% 11.9%

1,854 0 191 13 655 39 31 29 116 567 39032.7% 0.0% 10.3% 0.7% 35.3% 2.1% 1.7% 1.6% 6.3% 30.6% 21.0%1,498 0 485 15 303 65 38 13 103 313 31826.4% 0.0% 32.4% 1.0% 20.2% 4.3% 2.5% 0.9% 6.9% 20.9% 21.2%

871 1 80 3 69 19 4 7 53 326 35615.3% 0.1% 9.2% 0.3% 7.9% 2.2% 0.5% 0.8% 6.1% 37.4% 40.9%5,678 4 1,662 97 1,197 137 141 75 360 1,397 1,132

全 国 (公立)

いじめ

いじめを除く友

人関係をめぐる

問題

教職員との関係

をめぐる問題

学業の不振

進路に係る不安

クラブ活動

、部

活動等への不適

応 学校のきまり等

をめぐる問題

入学

、転編入学

進級時の不適応

21,145 438 15,727 1,301 2,311 478 1,022 381 1,178 2,690 51918.5% 2.1% 74.4% 6.2% 10.9% 2.3% 4.8% 1.8% 5.6% 12.7% 2.5%4,633 4 443 168 1,313 145 56 1,317 115 2,372 3594.1% 0.1% 9.6% 3.6% 28.3% 3.1% 1.2% 28.4% 2.5% 51.2% 7.7%

34,974 43 4,393 442 12,477 1,774 737 1,200 2,318 13,705 4,76230.6% 0.1% 12.6% 1.3% 35.7% 5.1% 2.1% 3.4% 6.6% 39.2% 13.6%

36,781 80 12,281 779 9,323 3,121 1,013 690 3,901 9,509 4,32432.2% 0.2% 33.4% 2.1% 25.3% 8.5% 2.8% 1.9% 10.6% 25.9% 11.8%

16,846 28 1,803 239 2,132 523 228 375 1,098 7,638 5,01514.7% 0.2% 10.7% 1.4% 12.7% 3.1% 1.4% 2.2% 6.5% 45.3% 29.8%

114,379 593 34,647 2,929 27,556 6,041 3,056 3,963 8,610 35,914 14,979

児童数 割合(%) 生徒数 割合(%)

471 24.7 1,363 24.0

1,435 75.3 4,315 76.0

460 24.1 1,214 21.4

1,906 100.0 5,678 100.0計

「無気力」の傾向がある。

「不安」の傾向がある。

「その他」

         理由

 本人に係る要因

分類別児童数

  学校に係る状況 家庭に係る状況

「学校における人間関係」に課題を抱えている。

「あそび・非行」の傾向がある。

「学校における人間関係」に課題を抱えている。

「あそび・非行」の傾向がある。

「無気力」の傾向がある。

「不安」の傾向がある。

「その他」

小学校 中学校

指導の結果登校する又はできるようになった児童生徒

指導中の児童生徒

うち継続した登校には至らないものの好ましい変化が見られるようになった児童生徒

区   分

平成30年度

         理由

 本人に係る要因

分類別児童数

 学校に係る状況 家庭に係る状況

(6)不登校児童生徒への指導結果状況(埼玉県公立)

左記に該当なし

左記に該当なし

Page 13: 平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題 …...平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

長期欠席者数 1,000人当たり 長期欠席者数 1,000人当たり 長期欠席者数 1,000人当たり 長期欠席者数 1,000人当たり

1,805 15.3 1,558 274.0 3,363 27.3 62,183 27.1

1,813 15.5 1,477 273.7 3,290 26.8 59,966 26.4

1,731 14.8 1,371 271.9 3,102 25.5 59,973 26.5

1,964 16.9 1,338 276.7 3,302 27.3 60,320 27.0

2,102 18.3 1,115 241.9 3,217 27.0 60,045 27.4

(2)不登校生徒数及び1,000人当たりの不登校生徒数(過去5年)

不登校生徒数 1,000人当たり 不登校生徒数 1,000人当たり 不登校生徒数 1,000人当たり 不登校生徒数 1,000人当たり

1,418 12.1 935 164.4 2,353 19.1 41,555 18.1

1,217 10.4 915 169.5 2,132 17.4 37,793 16.6

1,213 10.4 997 197.7 2,210 18.2 37,049 16.4

1,389 12.0 1,087 224.8 2,476 20.5 37,493 16.8

1,641 14.3 953 206.8 2,594 21.8 39,623 18.1

全・定合計 全国(公立)

H30年度

  年度

H26年度

H27年度

H28年度

H29年度

4 高等学校における長期欠席(不登校等)の状況

(1)長期欠席者数の推移(過去5年)

          区分 全日制

区分 全・定合計定時制全日制 全国(公立)

H30年度

H29年度

H28年度

H27年度

H26年度

定時制

2,353 2,132 2,210 2,476 2,594

4244 50

20 24372 462 397337 372

596 652 445469 227

27.3 26.8

25.5

27.3

27.0 27.1 26.4

26.5

27.0

27.4

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度

1

0

0

0

人当たりの長期欠席者数

(人)

長期欠席者数(人)

理由別長期欠席者数及び1,000人当たりの長期欠席者数の推移

不登校 経済的理由 病気

その他 埼玉県(公立1,000人当たり) 全国(公立1,000人当たり)

1,418 1,217 1,213 1,389 1,641

935915 997 1,087

953

19.1

17.418.2

20.521.8

18.1

16.6

16.4 16.8

18.1

10.0

13.0

16.0

19.0

22.0

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

5,000

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度

1

0

0

0

人当たりの不登校生徒数

(人)

不登校生徒数(人)

課程別不登校生徒数及び1,000人当たりの不登校生徒数の推移

全日制 定時制 埼玉県(公立1,000人当たり) 全国(公立1,000人当たり)

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(3)学年別不登校生徒数 (人)

1年生 2年生 3年生 4年生 単位制 合計

全日制 587 486 268 300 1,641

定時制 56 55 75 57 710 953

(4)不登校生徒の欠席・出席状況 (人)

埼玉 2,129 82.1% 411 15.8% 42 1.6% 12 0.5%

全国(公立) 30,634 77.3% 7,201 18.2% 1,193 3.0% 595 1.5%

*パーセンテージは、各区分における不登校生徒数に対する割合。

(5)不登校の要因  【埼玉県】 ※複数回答可

いじめ

いじめを除く友人

関係をめぐる問題

教職員との関係を

めぐる問題

学業の不振

進路に係る不安

クラブ活動、

部活

動等への不適応

学校のきまり等を

めぐる問題

入学、

転編入学

進級時の不適応

386 8 245 2 17 5 20 25 29 19 27

14.9% 2.1% 63.5% 0.5% 4.4% 1.3% 5.2% 6.5% 7.5% 4.9% 7.0%

537 0 14 1 92 0 2 102 49 28 249

20.7% 0.0% 2.6% 0.2% 17.1% 0.0% 0.4% 19.0% 9.1% 5.2% 46.4%

946 0 49 0 376 24 4 64 149 84 204

36.5% 0.0% 5.2% 0.0% 39.7% 2.5% 0.4% 6.8% 15.8% 8.9% 21.6%

312 1 45 0 73 72 9 5 39 27 66

12.0% 0.3% 14.4% 0.0% 23.4% 23.1% 2.9% 1.6% 12.5% 8.7% 21.2%

413 0 10 0 12 3 1 1 30 35 324

15.9% 0.0% 2.4% 0.0% 2.9% 0.7% 0.2% 0.2% 7.3% 8.5% 78.5%

2,594 9 363 3 570 104 36 197 296 193 870

  【全国(公立)】

いじめ

いじめを除く友人

関係をめぐる問題

教職員との関係を

めぐる問題

学業の不振

進路に係る不安

クラブ活動、

部活

動等への不適応

学校のきまり等を

めぐる問題

入学、

転編入学

進級時の不適応

5,665 93 3,883 157 475 208 262 144 526 368 273

14.3% 1.6% 68.5% 2.8% 8.4% 3.7% 4.6% 2.5% 9.3% 6.5% 4.8%

4,170 0 306 38 1,034 105 19 721 515 655 1,222

10.5% 0.0% 7.3% 0.9% 24.8% 2.5% 0.5% 17.3% 12.4% 15.7% 29.3%

13,814 1 755 117 3,564 922 109 471 2,388 1,766 4,963

34.9% 0.0% 5.5% 0.8% 25.8% 6.7% 0.8% 3.4% 17.3% 12.8% 35.9%

8,453 12 1,371 100 1,635 1,817 189 97 1,384 1,314 1,716

21.3% 0.1% 16.2% 1.2% 19.3% 21.5% 2.2% 1.1% 16.4% 15.5% 20.3%

7,521 2 184 27 615 357 64 107 712 1,673 4,215

19.0% 0.0% 2.4% 0.4% 8.2% 4.7% 0.9% 1.4% 9.5% 22.2% 56.0%

39,623 108 6,499 439 7,323 3,409 643 1,540 5,525 5,776 12,389

(6)不登校生徒への指導結果状況(埼玉県公立)

生徒数 割合(%) 生徒数 割合(%) 生徒数 割合(%)

811 49.4 327 34.3 1,138 43.9

830 50.6 626 65.7 1,456 56.1

110 6.7 75 7.9 185 7.1

1,641 100.0 953 100.0 2,594 100.0

2,594

39,623

出席日数11日以上 出席日数1~10日 出席日数0日不登校生徒数区分 欠席日数30~89日

欠席90日以上 欠席90日以上 欠席90日以上

分類別生徒数

学校に係る状況 左記に該当なし

「学校における人間関係」に課題を抱えている。

家庭に係る状況

「あそび・非行」の傾向がある。

「無気力」の傾向がある。

「不安」の傾向がある。

「その他」

合計

指導の結果登校する又はできるようになった生徒

区   分

左記に該当なし

「無気力」の傾向がある。

「不安」の傾向がある。

「その他」

分類別生徒数

学校に係る状況 家庭に係る状況

「学校における人間関係」に課題を抱えている。

「あそび・非行」の傾向がある。

うち継続した登校には至らないものの好ましい変化が見られるようになった生徒

指導中の生徒

全日制 定時制

理由

(区分)

本人に係る

要因

(分類)

理由

(区分)

本人に係る

要因

(分類)

Page 15: 平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題 …...平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

 

 

※ 全日制・定時制・通信制の合計。

※ 高等学校には中等教育学校後期課程を含む。

28年度 0 0.0 4 12.9 21 67.7 6 19.4

100.0

<-0.8> <±0.0>

9.933

5 高等学校における中途退学の状況

9.9

6.9

<-1>

7.2 0.9

通 信 制

4,598 2,920<-240> <-154>

333 26

15.6 73.0

定 時 制

2.1

全 日 制

114,574<-1,554>

8.1

<-54><-2>

<±0.0>

区  分

1年生

2年生

48.6

27.0

3年生 8.8

1,053

在 籍 生 徒 数〈対前年度比増減〉

※ 全国の在籍生徒数は公表されていない。

在籍生徒数

1.5

124,040 ―

126,335 1.3

退学者数

1.2

中 途 退 学 率 ( % )〈対前年度比増減〉

学年制

0.9

中途退学者の課程別構成比

(%)

(3)埼玉県及び全国の公立高等学校における中途退学者の推移

1.21,469

124,760 ―

退学率(%)

33,982 1.4

31,083

退学者数

1,929

1,800

1,521

退学率(%)

1.4

29,531 1.3

28,929 1.3

26年度

27年度

28年度

29年度

127,463

区分在籍生徒数

11.9

30年度 43 12.9

全国(公立)埼玉県(公立)

69 20.7

(1)平成30年度中途退学者の状況

(2)理由別中途退学者数の推移(過去5年)

※ 在籍生徒数は、平成30年4月1日現在(1年生は入学日現在)

〈対前年度比増減〉

54 13.3

103 17.5

114

中 途 退 学 者 数

211 54.5 91 23.5

27.4

109 18.5

27年度

4年生

46

16.0 81 14.5

28年度 15 3.7 225 55.6 111

89定時制

26年度 68 11.5 310 52.5

29年度

188 56.5

39 10.1

575 54.6

20.5 273 49.0

143 13.6 111 10.5

632 59.9 147 13.9 102 9.7

610 56.2 153 14.1 113 10.4

643 53.8 213 17.8 113 9.4

673 52.3 291 22.6 97 7.5

227

209

174

224

17.5

19.0

19.3

16.5

21.3

退学者数

学業不振学校生活・学業不適応

進路変更 その他

構成比(%)退学者数 構成比(%) 退学者数 構成比(%)

30年度

全日制

区分

退学者数 構成比(%)

26年度

27年度

28年度

29年度

225

全・定合計

119,172<-1,794>

<-56>

1.2<±0.0>

1,386

39.3

22.2

8.7

0.5

29.4

全・定・通合計

122,092<-1,948>

<-57>

1.2

1,412

<±0.0>

38.6

21.7

8.5

0.5

30.7

29年度 0 0.0 3 11.1 18 66.7 6 22.2

30年度 122,092 1,412 1.2 ― 28,513 1.3

合計

26年度 293 15.2 989 51.3

27年度 341 18.9 922 51.2 337

285 18.7

435 22.6 212 11.0

17.4 154

18.7 200 11.1

224 14.7 839 55.2

14516.8237 10.3

173 11.4

29年度 213 14.5 846 57.6 256

28年度

6 12.8

単位制

10.5

30年度 267 18.9 763 54.0

通信制

3.8

11.3

35 74.5 6 12.827年度 0 0.0

35 66.0 12 22.626年度 0 0.0 6

12530年度 0 0.0 0 0.0 96.2

Page 16: 平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題 …...平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

.

25年度

1,286 1,196 1,085 1,055 1,053

590557

405 387 333

5347

3127 26

1,929 1,800

1,521 1,4691,412

1.4

1.3

1.3 1.3 1.3

1.5 1.4

1.2 1.2 1.2

0.0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

26年度 27年度 28年度 29年度 30年度

通信制 定時制

全日制 全国(公立)割合

埼玉県(公立)割合

中途退学者数(人)

埼玉県公立高等学校中途退学者数及び中途退学率の推移

中途退学率(%)

Page 17: 平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題 …...平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

事   由

1年生

2年生

3年生

4年生以上

単位制

合計

1年生

545人38.6%

2年生

307人21.7%

3年生

120人8.5%

4年生以上

7人0.5%

単位制

433人30.7%

H30年度中途退学者の学年別割合(埼玉県公立)

中途退学者数1,412人

1年生

8,659人30.4%

2年生

5,770人20.2%

3年生

2,219人7.8%4年生以上

138人0.5%

単位制

11,727人41.1%

H30年度中途退学者の学年別割合(全国公立)

中途退学者数

28,513人

Page 18: 平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題 …...平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

1

2-1

2-2

2-3

2-4

2-5

3-1

3-2

3-3

3-4

3-5

4-1

4-2

4-3

4-4

4-5

もともと高校生活に

熱意がない, 24.7%

授業に興味がわかない,

6.6%人間関係がうまく保てな

い, 9.6%

学校の雰囲気が合わな

い, 7.7%

その他, 5.4%

別の高校への入学を希

望, 3.0%

専修・各種学校への

入学を希望, 0.8%

就職を希望, 9.1%

高卒程度認定試験

受験を希望, 1.8%

その他, 2.0%病気・けが・死亡, 2.3%

経済的理由, 0.9%

家庭の事情, 3.3%

問題行動等, 2.7% その他の理由, 1.1%

H30年度中途退学理由別構成比(埼玉県公立)

学校生活・

学業不適応54.0%

進路変更16.8%

その他10.3%

学業不振18.9%

学業不振

9.0%

もともと高校生活に

熱意がない

14.0%

授業に興味がわかない

4.8%

人間関係がうまく保てない

7.2%

学校の雰囲気が合わな

5.1%その他

5.1%

別の高校への入学を希

10.5%

専修・各種学校への

入学を希望

1.3%

就職を希望

13.3%

高卒程度認定試験

受験を希望

3.8%

その他

4.7%

病気・けが・死亡

3.3%

経済的理由

1.1%

家庭の事情

4.1%

問題行動等

3.0%

その他の理由

9.6%

H30年度中途退学理由別構成比(全国公立)

学校生活・

学業不適応36.3%

進路変更33.7%

その他21.1%

学業不振9.0%

Page 19: 平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題 …...平成30年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

年度

H26年度

H27年度

H28年度

H29年度

H30年度

年度

H26年度

H27年度

H28年度

H29年度

H30年度 0 0 0

0 0 0

0 1 1

0 0 0

0 0 0

7 出席停止の状況 児童生徒の出席停止の推移(過去5年間)

小学校 中学校 合計

12

5

4

9

20

合計

0 2 5 7

6 自殺の状況 児童生徒の自殺者数の推移(過去5年間)

0

0

1

5

3

小学校 中学校 高等学校

4

0

0

1

4

8

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参考

県の主な取組

○スクールカウンセラーの配置充実

令和元年度は、政令市を除く全小学校702校、全中学校354校、義務教育学校

1校に配置している。

県立高校については、全日制高等学校16校、定時制高等学校10校の配置を始め

として、他の県立高等学校、県立特別支援学校からの要請に対応するため、教育事務

所4所、総合教育センターにも配置している。

○スクールソーシャルワーカーの配置充実

令和元年度は政令市、中核市を除いた全59市町村に76名配置している。

また、県立高等学校、県立特別支援学校からの要請に対応するため、定時制高校8

校に8名、教育事務所4所に4名配置している。

スクールソーシャルワーカーに対し支援、援助をするため、教育局生徒指導課にス

ーパーバイザー2名を配置している。

○生徒指導ハンドブック等の活用

令和元年度は、いじめの認知や組織的対応、暴力行為に対する対応、自殺予防に対

する対応などへの理解を促すため、生徒指導ハンドブック「I's2019」等を用いて

全市町村教育委員会や全校種の管理職等に向けた説明を実施した。

○SNS等を活用した相談事業

令和元年度から県立高校15校を対象に、SNSを利用した相談体制を試行してい

る。

○24時間対応する電話相談の開設

生徒や保護者の教育相談を受けるため、24時間対応の電話相談を開設している。

平成30年度は、いじめや学校生活の悩み等、10,312件の相談を受けた。

○不登校児童生徒に対する支援推進事業

不登校の子を持つ保護者の不安や悩みを解消するため、パネルディスカッションや

講演会、個別ブースでの説明などを行う「保護者や教員のための不登校セミナー」を

年2回実施している。

○中途退学に対する対策

自立に必要な社会性等を育むことが中途退学の防止に効果的であるため、「地域の多

様な人材との連携による高校生自立支援事業」により、地域若者サポートステーショ

ンと連携し、面談指導、ソーシャルスキルトレーニング、社会体験活動を実施してい

る。

あわせて、残念ながら中途退学した者や、卒業後無業となった者に対してもサポー

トステーションとの関係を構築することで、切れ目ない支援を行っている。(令和元年

度は、定時制23校、全日制20校の県立高校で実施)