平成30年度エネルギー対策特別会計補助事業検証・評価...

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環境省環境計画課事業概要の説明 環境省大臣官房環境計画課 平成30年度エネルギー対策特別会計補助事業検証・評価委託業務 (地方公共団体等における再エネ・省エネ設備導入推進事業) 事例発表会

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  • 環境省環境計画課事業概要の説明

    環境省大臣官房環境計画課

    平成30年度エネルギー対策特別会計補助事業検証・評価委託業務 (地方公共団体等における再エネ・省エネ設備導入推進事業)

    事例発表会

  • 地方公共団体及び民間事業者等の再生可能エネルギー導入事業のうち、地方公共団体等の積極的な参画・関与を通じて各種の課題に適切に対応するもの、営農を前提とした農地等への再生可能エネルギー発電設備の導入を中心とした取組、蓄エネ等の導入活用事業等について、事業化に向けた検討や設備の導入に係る費用の一部を補助する。 支援の対象とする事業は、固定価格買取制度に依存せず、国内に広く応用可能な課題対応の仕組みを備え、かつ、CO2削減に係る費用対効果の高いもの等に限定する。

    背景・目的 事業概要

    事業スキーム

    2016年5月、我が国の2030年度の温室効果ガス排出削減目標を2013年度比で26.0%減とする「地球温暖化対策計画」が閣議決定され、これを実現するための対策として、再生可能エネルギーの最大限の導入が盛り込まれた。

    一方で、再生可能エネルギーについては、固定価格買取制度の利用拡大が困難となる中、持続可能かつ効率的な需給体制の構築、事業コストの低減、社会的受容性の確保、広域利用の困難さ等に関する課題が生じており、地域の自然的社会的条件に応じた導入拡大は必ずしも円滑に進んでいない状況にある。

    このため、こうした状況に適切に対処できる、自家消費型・地産地消型の再生可能エネルギーの自立的な普及を促進する必要がある。

    期待される効果

    再生可能エネルギー電気・熱自立的普及促進事業 (一部経済産業省・農林水産省連携事業)

    事業目的・概要等

    再生可能エネルギーの課題に適切に対応する、費用対効果の高い優良事例を創出することで、同様の課題を抱えている他の地域への展開につなげ、再生可能エネルギー電気・熱の将来的な自立的普及を図る。 また、営農地における地域の実情に応じた、再生可能エネルギーの普及拡大を図るための方策が確立され、段階的なCO2削減を図ることが可能となる。 さらに、地域特性に応じた蓄エネ等技術の導入方策が確立され、段階的CO2削減が可能となる。

    事業イメージ(木質バイオマスの例) 設備補助対象は、エネルギー起源CO2の

    排出抑制に資する設備と付帯設備

    供給側の対策 供給側の対策 ボイラーの対策 需要側の対策

    ◆長期的な見通しに立 ち、年間を通した安 定した燃料需要を有 する需要家を地域内 で確保し、維持する

    ◆チップ供給業者の条件 とボイラー側の条件を 合致させる ◆最新のチップ規格に適 合したチップの供給体 制の確立を促す ◆地域内でのチップ等の 安定的な需要を確保し、 小口供給を可能とする

    ◆ボイラーの出力規模等を集 約化する ◆チップ規格に対応したボイ ラーの生産等を促す ◆設備コストの高止まりを是 正するためボイラー等設備 のコスト上限を設ける ◆灰の処理など維持管理の容 易なシステムを導入する

    ◆福祉施設の給湯など高い稼働 率が見込める施設を対象 ◆導入前に熱需要等の適切な把 握と設計を行う ◆チップ等供給事業者を分散し、 安定した燃料供給を確保する ◆初期コストの適正価格を共有 するとともに複数施設での一 括導入等によりコストを低減

    燃料供給者

    原木 (チップ用材)

    原料 (チップ等)

    チップ等製造機 山元

    需要家

    給湯・暖房

    給湯・暖房

    文化教育施設

    福祉施設

    病院 給湯・暖房

    バイオマスボイラー

    (営農前提の導入例)

    2019年度予算(案) 5,000百万円(5,400百万円)

    (蓄エネ等の例)

    蓄熱設備 蓄電設備

    蓄電池

    農地周辺に存在する農林漁業関連施設・地方公共団体の設備(動力設備、冷蔵冷凍設備)等への供給

    実施期間:2016年度~2020年度(最大5年間)

    国 非営利法人

    (補助率) 定額、1/3、1/2、2/3

    地方公共団体 民間事業者等

    (補助率)定額

    補助金 補助金

    「持続可能かつ効率的 な需給体制の構築」

    が課題の場合

    (離島・海洋再エネの例)

    大臣官房環境計画課 ほか

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  • 事業メニュー 事業概要 補助対象者 補助率 ①再生可能エネルギー設備導入事業(経産省連携事業)

    ・再生可能エネルギー発電設備(※1)、熱利用設備(※2)の導入を行う事業

    地方公共団体 非営利法人等

    太陽光発電設備:1/3(上限あり) 太陽光発電以外の設備:1/3、

    1/2、2/3(設備ごとに異なる)

    ②再生可能エネルギー設備導入事業化計画策定事業

    ・再生可能エネルギー発電設備、熱利用設備の導入に係る調査・計画策定を行う事業

    地方公共団体 非営利法人等

    ・定額(上限1,000万円)

    ③温泉熱多段階利用推進調査事業

    既存温泉の湧出状況、熱量、成分等を継続的にモリング調査するための設備を整備し、既存の温泉熱を利用した多段階利用の可能性を調査する事業

    地方公共団体 非営利法人等

    定額(上限2,000万円)

    ④離島の再生可能エネルギー・蓄エネルギー設備導入事業

    ・本土と送電線で系統連系されていないオフグリッド型の離島において、再生可能エネルギー発電設備、熱利用設備、蓄エネルギー設備、EMS、電気自動車充電設備、自営線等の導入を行う事業

    地方公共団体 非営利法人 民間事業者等

    2/3

    ⑤熱利用設備を活用した余熱有効利用化事業

    バイオマス等の既存再生可能エネルギー熱利用設備の余剰熱を有効利用し、地域に面的な熱供給を行う場合において、熱供給範囲の拡大に必要な導管等の設備の導入を行う事業

    地方公共団体 非営利法人等

    ・政令指定都市以外の市町村(地方公共団体の組合を含む。特別区を除く):2/3 ・上記以外の者:1/2

    ⑥再生可能エネルギー事業者支援事業費(経産省連携事業)

    ・民間事業者において、再生可能エネルギー発電設備、熱利用設備の導入を行う事業

    民間事業者 太陽光発電設備:1/3(上限あり)

    太陽光発電以外の設備:1/3、1/2、2/3(設備ごとに異なる)

    ⑦再生可能エネルギーシェアリングモデルシステム構築事業(農水省連携事業)

    ・営農地等において、再生可能エネルギー発電設備等の導入を行う事業

    地方公共団体 農業者 非営利法人 民間事業者等

    1/2

    ⑧蓄電・蓄熱等の活用による再生可能エネルギー自家消費推進事業

    オフグリッド型の離島以外の地域において、蓄エネルギー設備、EMS、電気自動車充電設備の導入を行う事業

    地方公共団体 非営利法人 民間事業者等

    1/2

    ※1)【再生可能エネルギー発電設備】 太陽光(10kW以上)、風力(10kW(単機1kW)以上)、バイオマス(依存率60%以上)、水力(10kW(単機1kw)以上1,000kW以下)、地熱(温泉熱)、蓄電池

    ※2)【再生可能エネルギー熱利用設備】 太陽熱(10㎡以上)、地熱(温泉熱)、地中熱、バイオマス(依存率60%以上)、温度差(0.10GJ/h以上)、雪氷熱、バイオマス燃料製造(依存率60%以上) 3

  • ①市内における長期的な供給 体制の確立

    もとゆバイオマスボイラー設置工事【栃木県さくら市】 市内は、木質バイオマスを製造・燃料化する供給者が少なく、ペレット燃料は市外から調達せざるを得ないため、輸送コスト・製品価格の上昇による安定した確保が困難。また、このため市内のバイオマスボイラー導入が円滑に進んでいないことから、燃料の持続可能なシステムの整備・効率的な需給体制の構築が急務。

    持続可能かつ効率的な需給体制の構築

    市が土地を斡旋 エリアンサスを栽培

    燃料タンク バイオマスボイラー

    ④安定した燃料需要を有する需要家の確保

    ②約10万ℓ/年の灯油を代替(252t/年のCO2排出量の削減) 本事業を活用し

    バイオマスボイラー導入

    遊休地・耕作放棄地の利用促進 ペレット燃料の製品化

    さらなる需要の 増加・拡大

    ③有効性の広報により 事業所等の導入への波及

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  • 環境省補助事業の活用事例(南砺市木質バイオマスエネルギー利活用計画の概要)

    木質バイオマス資源の持続的活用による再エネ導入計画策定事業(定額補助)を活用し、賦存量調査や薪の市場を構築 再エネ電気・熱事業(2/3補助)を活用し、国民宿舎五箇山荘に薪ボイラーを導入することで地域の課題を解決 薪ボイラー導入により、約8万ℓ/年の灯油を代替(206t/年のCO2排出量の削減)予定 補助に加え、地方財政措置(過疎対策事業債)の活用により、投資回収年数 約7年を見込む

    【廃材処理】集塵や処分に掛かる費用が増大 【荒廃する森林】輸入材との価格差・担い手の高齢化 【温暖化】温暖化による豪雨災害の増加

    地域の現状 産業振興の課題 【資源利用】木くずを資源として活用するシステムの開発 【森林の活用】国産材の価格低迷・間伐材等の活用先不足 【低炭素化】事業化に発展する施設が不足

    林地残材

    バット工場 製材所

    木くず

    温浴施設でのペレット・薪利用 温泉

    ペレット工場

    熱供給

    事業所・一般家庭への普及

    熱供給

    一般家庭

    事業所

    農業への展開

    熱供給

    干柿乾燥

    温室栽培

    森林

    温水プール

    環境教育の推進

    熱供給

    保育園・学校 病院 伐採・運搬 収集・運搬

    ・保育園・学校等への導入 ・環境といのちの循環の教育を実施

    ・端材 ・おが粉 ・プレーナーくず

    ・乾燥 ・圧縮成型

    森林資源の活用

    木くずの活用

    エコツアーの導入 資源循環と環境保全の事業を産業観光化

    森林 工場 ボイラー 熱利用

    支援 の創設

    導入拡大

    ペレット・薪 ボイラー・ ストーブ ペレット・薪

    ボイラー

    ペレット・薪 ボイラー

    ペレット・薪 ボイラー

    事業連携

    間伐材

    出典:富山県南砺市資料を元に環境省作成

    ペレット

    薪工場

    ・乾燥 ・成型 木の駅

    H27-2施設整備済(ペレット) H28-4施設整備済(ペレット) H29-1施設整備予定(薪) H30以降3施設整備予定(薪)

    南砺森林資源利用協同組合 平成28年8月設立

    林野庁 森林・林業再生基盤づくり交付金 (平成29年設備導入)

    本計画で、6名の雇用創出、約7千万円/年の経済効果を見込む

    木材搬出者に補助金 (3千円/t)

    ツアー参加者21人(H29開始)

    ストーブに補助金(上限10万円)

    再エネ電気・ 熱事業の活用

    脱炭素社会:地域の未利用木質資源を活用してエネルギーを生み出す。(富山県南砺市)

    ◇未利用木質資源を活用してエネルギーを創出し、[農業」「特産」「観光」「教育」で活用。 ◇低炭素化と産業の創出と資金の地域内での循環による、地域経済の活性化。

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  • 維持管理費※ 空調設備約60万円削減

    (吸収式冷温水機と比較) 融雪設備約900万円削減 (ボイラー燃料の削減)

    地中熱を冷暖房や駐車場の融雪に活用するヒートポンプシステム 【青森県五所川原市】

    【課題及びその対応】 ・認知度不足 再生可能エネルギーの中でも発電に用いるエネルギーについては、FIT制度により、普及が大きく進んでいるが、地中熱については、それほど民間企業や地域住民の間で十分に認知されていない。 →多くの住民が利用する大規模施設(市役所新庁舎)に地中熱利用空調・融雪設備等を導入し、有効性等を周知。 ・コスト情報及び地中熱データ情報の不足 有効な熱の伝導率など地質の情報は応答試験を実施しなければならないが、実費費用などの問題から熱応答試験の情報が不足している。 →導入コスト、地中熱のポテンシャルデータの不足等により導入が進んでいない地中熱設備について、市役所新庁舎に導入し、地中熱利用によるCO2削減効果等の「見える化」、安価なランニングコストやポテンシャルの情報を公表し、地域への地中熱利用の波及を図る。

    放熱管による融雪状況

    CO2削減効果※ 空調設備45t-CO2 融雪設備275t-CO2

    地中熱交換機設置

    地中熱ヒートポンプ設置

    情報発信の様子

    出典:青森県五所川原市資料を元に環境省作成

    パンフレットの配布

    稼働状況を庁舎のモニターに表示

    ※削減量は設計時の想定値

    二次設備(空調)、ポンプ室及びモニターは補助対象外

    【総事業費】862,680千円 【補助金額】573,635千円

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  • 背景・目的

    事業概要

    事業スキーム

    補助対象:地方公共団体等 補助割合:都道府県・政令市・その他の法人(地方公共団体等と共同申

    請するリース会社等):1/3、地方公共団体の組合:1/2、その他市区町村:財政力指数が全国平均以上であれば1/2、未満であれば2/3

    事業期間:公募時に原則2年以内での複数年度に渡る事業計画での申請可能

    ●気候変動の脅威に対する世界全体の取組として、パリ協定の下、「地球温暖化対策計画」(平成28年5月閣議決定)に基づき、国内の温室効果ガスの大幅な排出削減が喫緊の課題とされている。 ●地方公共団体は「地球温暖化対策計画」 に即して「地方公共団体実行計画事務事業編」(以下「事務事業編」という。)を策定し、PDCA体制を通じて公共施設等からの温室効果ガス排出の削減に努めるとされている。 ●国は、全ての地方公共団体に対し、事務事業編及びこれに基づく取組の大胆な強化・拡充、また、CO2排出削減に向けた検討・対策を組織を挙げて実施するよう促し、国が定めた2030年度に2013年度比温室効果ガス26%減、とりわけ地方公共団体を含めた「業務その他部門」で約40%減の目標に向けて本事業を推進する。

    ○事務事業編に基づく省エネ設備等導入支援事業 事務事業編及びこれに基づく取組を強化・拡充し、先進的な取組を行おうとする地方公共団体等に対して、カーボン・マネジメント体制の整備等を条件として、公共施設(庁舎等)への省エネ設備等導入を補助。

    期待される効果 「地球温暖化対策計画」の内容に照らして遜色ないモデル事例を5年間で形成し、全国に展開することを目指す。

    平成25年度予算 ○○百万円

    地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業 -公共施設のCO2排出削減に向けて-

    2019年度予算(案) 5,200百万円(3,270百万円)

    実行

    評価

    改善

    企画

    全庁的な体制でCO2削減対策のPlan/Do/ Check/Act

    カーボン・マネジメントのイメージ

    対策ノウハウの 幅広い普及

    事務事業編の強化・拡充

    導入

    公共施設(庁舎等)の新築・改築時に省エネ設備等を導入

    空調・照明・エネルギー マネジメントシステム等

    公共施設の CO2排出削減

    国 非営利法人

    (補助率) 1/3,1/2,2/3 地方公共団体

    民間事業者(注)等

    (補助率)定額

    補助金 補助金 (注)地方公共団体等と 共同申請するリース会社等

    実施期間:2016年度(平成28年度)~2020年度

    ※普及に向けた情報発信には、「地方公共団体実行計画を核とした地域の低炭素化基盤整備事業」との連携実施を想定。

    ・首長をトップとした取組実行体制の整備 ・省エネ診断等による計画的な設備導入の促進 等

    大臣官房 環境計画課

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  • 麻生区役所ESCO事業【神奈川県川崎市】

    <地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業/平成29年度採択事例>

    ○高効率な設備機器、LED照明、BEMSの導入 ⇒エネルギー使用量の最適化を図り、CO2排出量の削減を図る

    ○高効率設備機器や照明設備のLED化 ⇒消費電力量の削減 ○BEMSの導入 ⇒エネルギーデータをリアルタイムで共有し、 各設備の運転最適化を図る ○積極的な取組発信 ⇒「資産経営・公民連携首長会議」や、 「政令指定都市公共施設等総合管理主管 者会議」での意見交換 ⇒他都市からの視察受入

    本事業の取組の普及拡大 年間CO₂排出量の削減を図る

    特徴

    ESCO方式により ⇒民間のノウハウを活用したCO₂削減

    LED照明

    空調 BEMS

    年間CO2削減効果(見込み) 124t-CO2(内、運用改善1.8t-CO2) 総事業費:161百万円 補助金額:54百万円

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  • 庁舎等省エネルギー推進事業【宮崎県都城市】

    <地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業/平成29年度採択事例> ○全4施設において、高効率な空調・照明設備機器等への更新 ○市が管理する全1048箇所のエネルギーデータが管理できる「総量管理型BEMS」を導入

    岡部支所

    行政窓口機能

    青井岳荘

    温泉・宿泊施設

    消防局庁舎

    消防機能

    ○各施設に高効率な設備機器、照明器具、BEMS等を導入して、 エネルギー使用状況を把握しながら省エネを進め、CO2排出量を削減する。 ○設備の導入後は、省エネに知見のある講師から、市民向けセミナーにおいて省エネルギー手法の紹介や 周辺自治体に対して省エネ普及セミナーの開催等を行い、省エネ普及の取組を拡大させる。

    2021年までの5年間で2,053t-CO2を削減 2030年度までにCO2 45%削減を達成

    本庁舎・南別館

    高崎総合支所

    年間CO2削減効果(見込み) 331.2t-CO2(内、運用改善10.4t-CO2) 総事業費:223百万円 補助金額:106百万円

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  • 背景・目的

    事業概要

    事業スキーム 近年の豪雨・台風、地震等を踏まえ、地域の避難施設等では、災害

    時のエネルギー供給の確保が喫緊の課題となっている。

    第5次環境基本計画(平成30年4月閣議決定)では、「地域ごとに自立した分散型エネルギーとして、コジェネレーション、燃料電池等と組み合わせながら再生可能エネルギーを最大限導入すること(中略)で、災害が生じた際も必要なエネルギーを迅速に供給することができることから、国土強靱化と低炭素化、資源循環で整合的な取組を推進する。」とされているところ。

    本年9月の北海道胆振東部地震では、体育館等の避難施設に予め設置された太陽光発電設備と蓄電池から電力が供給され、避難住民の生活支援、復旧に向けた早期の活動開始に寄与。

    このため、平時の温室効果ガス排出を抑制すると同時に、災害時の避難施設等へのエネルギー供給等の機能発揮が可能な再生可能エネルギー設備等を整備する緊急対策を実施する。

    地域防災計画又は地方公共団体との協定により災害時に避難施設等として位置づけられた公共施設又は民間施設に、平時の温室効果ガス排出抑制に加え、災害時にもエネルギー供給等の機能発揮が可能となり、災害時の事業継続性の向上に寄与する再生可能エネルギー設備等を導入する事業を支援。 ① 公共施設(避難施設、防災拠点等)に防災・減災に資する再生可能エネルギー設備、未利用エネルギー活用設備及びコジェネレーションシステム並びにそれらの附帯設備(蓄電池、自営線等)等を導入する事業

    ② 民間施設(避難施設、物資供給拠点等)に防災・減災に資する再生可能エネルギー設備、未利用エネルギー活用設備、蓄電池等を導入する事業

    地域の防災・減災と低炭素化を同時実現する 自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業

    事業目的・概要等

    イメージ

    平時

    災害時

    平時の施設の運営に伴う温室効果ガス排出を抑制(CO2削減)

    自立・分散型エネルギーとして活用し、災害時でも避難施設等で照明・空調等を利用可能に(防災)

    期待される効果

    国 非営利法人

    (補助率) 1/2,2/3,3/4 地方公共団体

    民間事業者等

    (補助率)定額

    補助金 補助金

    高効率空調 コジェネ レーション

    蓄エネ 再エネ

    災害時にも活用できる 再エネ設備等

    公共施設 (避難施設、防災拠点等)

    民間施設 (避難施設、物資供給拠点等)

    2019年度予算(案)3,400百万円(新規) 平成30年度第2号補正予算(案)21,000百万円

    大臣官房環境計画課 地球環境局地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室

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  • 補助対象設備の例(1号事業)

    再生可能エネルギー、未利用エネルギー、コジェネレーションシステム及び蓄電池※ただし、廃棄物処理施設への未利用エネルギーを利活用する発電設備及び熱供給設備の導入は対象外

    上記の再生可能エネルギー等から電力又は熱の供給を受けて稼働する高効率機器や、自営線、断熱材等

    コジェネレーションシステム 太陽光発電+蓄電池

    高効率機器

    学校や体育館、公民館等への太陽光発電等の再生可能エネルギー設備と蓄電池の導入

    庁舎や行政機関施設、医療機関等への都市ガスやLPガス等を用いたコジェネレーションシステムの導入

    避難施設や福祉施設等へのバイオマスボイラー設備の導入

    バイオマスボイラー

    本事業で再生可能エネルギー-等を導入した機器への高効率設備(空調、照明等)等の導入であり、当該再生可能エネルギー等からエネルギー供給される範囲に限る。

    自営線

    ※防災拠点等であることが地域防災計画等に位置づけられ、かつ災害時に機能するために必要な耐震性を有する施設を前提とする。 また、地震の際に機能維持を確保するための対策を講じる必要がある。 ※BOS(停電対応)仕様のものに限る。

    断熱材等

    自立運転機能付きGHP

    電力を使用する施設までの配線または発電設備から最も近くにある受変電設備接続端までの配線

    上記の設備を導入した施設の断熱材, 二重窓、二重サッシ等

    停電時に自立運転が可能であり、給電や空調が可能なGHP(ガスヒートポンプ)の導入

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  • 地域の防災・減災と低炭素化を同時実現する再エネ設備等の活用の考え方

    災害時に避難施設等で機能を維持すべき設備(照明・空調・防災無線・携帯充電等)の一部に、再エネ電力等を供給する。

    再エネ電力等は、施設での自家消費に活用し、施設の運営に伴う温室効果ガス排出を抑制する。

    再エネ電力等の不足分は、一般電気事業者等から買電して補う。

    再エネ電力等の余剰分は、蓄電池、(必要に応じて)自営線等を活用しながら、施設での自家消費を優先する。

    自家消費を優先した上で、なお余剰が生じる場合に限り、売電が可能。(ただし、固定価格買取制度を活用した売電は不可。)

    蓄電池の容量は、災害時における必要最低限の電力を確保し、平常時から再エネ電力等に活用。

    災害時 平常時

    太陽光風力発電式街路灯 (避難施設等の敷地内)

    避難所に設置した太陽光発電

    ※蓄電池には、原則再エネ電力等のみ充電する。 (系統由来の電力の充電への活用は、メンテナンス 目的等を除き、原則不可。)

    <活用例>

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  • ※地方債の扱い等については、各自治体の財政部局等にもご相談の上、ご検討下さい。

    地方財政措置の活用

    地域の防災・減災と低炭素化を同時実現する自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業を活用し再エネ・省エネ設備を導入する際には、新たに創設される防災・減災・国土 強靱化緊急対策事業債も活用が考えられる。

    ○防災・減災・国土強靱化緊急対策事業債:充当率100%、交付税措置50%

    ○補助率が3/4の場合、防災・減災・国土強靱化緊急対策事業債の活用例

    補助対象経費 補助対象経費総額

    自己負担 補助金(補助率3/4) 自己負担は1/4

    防災・減災・国土強靱化緊急対策事業債 補助金(補助率3/4 ) 自己負担分に地方債を100%充当

    自己 負担 元利償還金の50%を基準財政需要額に算入

    し、後年度の交付税により措置

    交付税

    実質、自己負担は約1/8(約13%)

    (補助率が2/3の場合は、約1/6(約17%)、1/2の場合は、約1/4(約25%))

    補助金(補助率3/4 )

    補助金を活用

    地方債を活用

    基準財政需要額に算入

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  • 参考

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  • 背景・目的

    事業概要

    再エネの拡大・買取期間終了後の再エネ由来電力の活用及び資源利用効率の最大化など、地域資源を活かした脱炭素型地域づくりに係る事業の事例を形成。

    各地域で地域循環共生圏の創造に向けた取組を横展開。

    期待される効果

    脱炭素イノベーションによる地域循環共生圏構築事業のうち 地域の多様な課題に応える脱炭素型地域づくりモデル形成事業

    2019年度予算(案) 600百万円(200百万円)

    事業目的・概要 イメージ

    (1) 地域資源を活用した環境社会調和型の再エネ事業・買取期間終了後の再エネ活用事業の実現可能性調査支援 地方公共団体と地元企業等が連携し、再エネを拡大する事業やFIT買取期間終了後の再エネ由来電力を活用する事業について実現可能性の調査を支援。

    (2) 地域の循環資源を活用した資源生産性の向上に係る事業の実現可能性調査支援 地方公共団体が地域の循環資源を活用して実施する、①地域の資源生産性向上、②低炭素化の推進、③地域経済の活性化の3つを同時達成する事業について実現可能性の調査を支援。

    (3) 住民参加型協議会の運営及び情報発信支援 地域資源である再エネや余剰電力を地域内で製造・供給・利用する取組は企業だけでなく消費者である住民の理解と後押しが必要。こうした低炭素な地域づくりの仕組みを作り上げるため、地方公共団体が中心となり地域関係者と合意形成等を行うための取組や、必要な情報や知見を周知する取組を支援。

    (4) 取組の評価・検証及び全国展開のための広報活動 (1)~(3)の取組について評価・検証を行うとともに、優良な事例を全国展開するための広報活動等を実施。

    自然災害の激甚化や記録的な酷暑など気候変動の影響が懸念されるとともに、様々な地域の課題が顕在化している。環境省が進める地域資源の活用による低炭素な地域づくりは、こうした課題にも対応するものであり、今後一層取組を強化していく必要がある。また、従来の再エネに加え、2019年以降順次買取期間が終了する住宅用太陽光発電の再エネも今後地域資源としての活用が期待される。 このため、各地で自治体や企業、さらには住民が一体となって、地域循環型の取組を底上げし、推進していくための効果的な支援策を強化する。 これにより、第五次環境基本計画に謳われた地域資源を持続可能な形で最大限活用する「地域循環共生圏」を念頭に置いた、野心的な脱炭素社会の実現を目指す。

    事業スキーム

    環境省

    事業実施期間:2018~2023年度

    地方公共団体 非営利法人

    <(1)~(3) 間接補助事業/補助対象者:地方公共団体> (1) ・(2) 補助率:定額(上限1,000万円) (3) 補助率:定額(上限300万円)

    再エネ等の 地域資源の活用による 脱炭素型地域づくり

    =経済・社会の課題にも対応

    再エネ拡大・買取期間終了後の再エネ由来電力の活用/資源生産性向上に係る事業の実現可能性調査

    協議会・情報発信を通じた地域の合意形成・理解醸成

    地方公共団体

    <(4) 委託事業/委託対象者:民間事業者等>

    取組の 評価・ 全国展開

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  • 背景・目的

    事業概要

    実施期間:2019~2023年度

    「第五次環境基本計画」(平成30年4月閣議決定)では、地域の活力を最大限に発揮する「地域循環共生圏」の考え方を新たに提唱した。これを受け、「地域循環共生圏」の創造による持続可能な地域づくりを通じて、環境で地方を元気にしていくとともに、持続可能な社会を構築していく。

    地域循環共生圏の創造を強力に推進するため、地域循環共生圏づくりプラットフォームを構築し、①~④の業務を行う。

    ①地域循環共生圏創造に向けた環境整備 地域循環共生圏の創造に向けて取り組む地域・自治体の、事業計画実現の中核となる人材の発掘、地域の核となるステークホルダーの組織化や、事業計画策定に向けた構想の具体化などの環境整備を推進する。

    ②地域循環共生圏創造支援チーム形成 地域・自治体が、各地域の取組の特性や地域経済循環分析等を踏まえ、経済合理性と持続可能性を有し、民間活力・資金の最大限の活用、広域連携を視野に入れた地域の総合的な取組となる事業計画を策定するにあたって、必要な支援を行う専門家のチームを形成し派遣する。また、事業計画策定の中心となる地域のキーパーソンを「地域リエゾン」として選任する。 チームと地域リエゾンの緊密な協働の下、官民協働で事業計画を策定し、KPIを活用したPDCAを徹底し、実現に際しては、関連する予算事業等により支援していく。

    ③総合的分析による方策検討・指針の作成等 先行事例を詳細に分析・評価し、その結果を他の地域・自治体に対してフィードバックすることにより、取組の充実を促す。

    ④戦略的な広報活動 都市部のライフスタイルシフト等に向けた戦略的な広報活動(シンポジウムの開催、国内外への発信)等を実施することにより、取組の横展開を図る。

    期待される効果 今後5年間で地域循環共生圏の創造に取り組み、地域の経済・社会の課題を同時解決し、環境ビジネスの創出などによる地域活性化に貢献していく。

    平成25年度予算 ○○百万円

    環境で地方を元気にする 地域循環共生圏づくりプラットフォーム事業費

    2019年度予算(案) 500百万円(新規)

    事業目的・概要等 イメージ ○各地域がその特性を生かした強みを発揮 →地域資源を活かし、自立・分散型の社会を形成 →地域の特性に応じて補完し、支え合う

    地域循環共生圏

    環境省 民間団体

    地域循環共生圏づくりプラットフォーム

    請負

    事業スキーム 地域 ・

    自治体

    経営の専門団体 NPO/NGO 等

    登録 派遣指示

    支援

    総合環境政策統括官グループ 環境計画課

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  • 協議会の 立ち上げ段階

    構想・FS 段階

    事業化 段階

    各部局個別事業等による支援

    ・地域の取組が体系化できて いない ・地域の目指す姿が明らかに なっていない ・住民・企業の巻き込みが できていない

    ・ビジネス的な見通しがない ・誰が事業化を担うのか 決まっていない

    ・イニシャルの資金がない

    課題例 課題例 課題例

    事例分析・進化 横展開

    課題例

    ・課題の分析 ・事業効果の評価・総合分析

    課題例

    ・普及啓発 ・国内外への発信

    協議会・構想

    環境面・経済面で持続可能な事業計画

    ②地域循環共生圏創造 支援チーム形成

    ①地域循環共生圏創造に向けた環境整備 (ステークホルダーの組織化、構想の具体化)

    ④戦略的な広報活動 ③総合的分析による方策検討・指針の作成等

    広域的あるいは各地域ごとの地域循環共生圏 評価/フィードバック/サポート

    地域× 循環・共生×ビジネスによる持続可能な地域づくり!!

    地域の人材・資源の 発掘段階

    ・能力のある人材が 有効活用できて いない ・地域資源に価値を 見いだせていない

    課題例

    ①地域循環共生圏創造に向けた環境整備(人材の発掘)

    地域循環共生圏の形成段階に応じたきめ細やかな支援体制(イメージ)

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  • 地方公共団体の積極的な参画・関与の下、低炭素化事業を実施する事業体を地域金融機関、地元企業、一般市民等の出資によって設置する場合に、事業化(事業体の立ち上げ又は拡充)に係る費用の一部を補助する。

    背景・目的

    事業概要

    事業スキーム 地域新電力のような、地域の再生可能エネルギーの活用等により低

    炭素化を推進する事業体には、民間の創意工夫の下、地域における面的な低炭素化を、事業として持続的に展開することが期待できる。

    こうした事業体が自立的に普及するには、地方公共団体の積極的な参画・関与の下、地域金融機関の資金や事業性評価等のノウハウを最大限に活かして、市民や地元企業等の地域の資金による出資を促すことが必要である。

    期待される効果

    地域低炭素化推進事業体設置モデル事業

    事業目的・概要等 実施期間:2018年度(平成30年度)~2020年度(最大3年間)

    国 (補助率)

    1/3、1/2、2/3 地方公共団体等 補助金

    イメージ

    地域の低炭素化の自立的な普及を促進する事業体の形成 将来的な他地域への自立的普及に向けた事業モデルの確立

    2019年度予算(案) 100百万円(100百万円)

    <事業体の主な特徴(例)> 地方公共団体の積極的な参画・関与

    地域金融機関の協力 (資金調達、事業性の評価等) 地元企業や一般市民の出資 電源調達に占める再エネ比率の向上(CO2排出係数の低減)

    需給管理等の事業ノウハウ蓄積 地域課題の同時解決 等

    地域内の需要家 地域の再生可能エネルギー

    太陽光発電

    風力発電 地熱発電

    バイオマス発電

    水力発電

    地域低炭素化 推進事業体 出資 出資

    電源調達 電力供給

    市民 銀行 地元 企業

    自治体

    学校 病院

    家庭

    福祉施設

    公共施設

    民間

    大臣官房 環境計画課

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  • イメージ

    背景・目的 事業概要

    事業スキーム ◆1~4.委託先:民間事業者等 ◆実施期間(2014~2020年度)

    国の地球温暖化対策計画が策定され、2030年度の温室効果ガス削減目標が掲げられた中、地方においても、地球温暖化対策推進法に基づく地方公共団体実行計画(以下「実行計画」という。)の策定と施策の強化が不可欠。

    国による調査・分析を踏まえたソフト支援により、実行計画の策定率の向上やその内容の強化・拡充、PDCA推進体制の整備を通じて、地域における低炭素社会を実現。

    1.実行計画の調査・分析・フィードバック 2.地域の温室効果ガスインベントリ構築支援等 3.実行計画PDCA強化体制の支援 4.実行計画策定マニュアル説明会等の開催等 5.人材派遣等による低炭素化事業の案件形成支援 期待される効果 地球温暖化対策計画に即した実行計画の策定率をそれぞれ2020年度までに80%、平成2030年度までに100%を目指すこととする。

    平成25年度予算 ○○百万円

    地方公共団体実行計画を核とした地域の低炭素 化基盤整備事業

    2019年度予算(案) 453百万円(580百万円)

    1.実行計画等の調査・分析・フィードバック 地方公共団体における実行計画の策定状況等を調査して詳細に分析・評価し、その結果を地方公共団体に対してフィードバックすることにより、地方公共団体の取組の充実を促す。

    3.実行計画PDCA強化体制の支援 実行計画のPDCAに係る支援モデルを検討し、支援を希望する地方公共団体において実証を行うとともに、地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業で過年度に補助を行った地方公共団体において、PDCA体制の構築・強化等がどの程度行われているか検証を行う。 また、地方公共団体実行計画の策定・実行・評価・支援に係る業務を効率化・高度化するための情報システムを運用・改善する。

    地方公共団体の取組の状況把握

    分析・評価

    地方公共団体へフィードバック

    事業目的・概要等

    2.地域の温室効果ガスインベントリ構築支援等 実行計画における温室効果ガス排出量推計について、地方公共団体が収集可能なデータ及びその収集方法並びに実際に使用されている推計手法や対策・施策実施状況モニタリング手法等に関する情報を収集・分析し、実行計画における実態に即した推計手法等を検討する。その上で、推計支援ツールや温室効果ガス排出に係るデータベース等を作成し、情報提供する。

    5.人材派遣等による低炭素化事業の案件形成支援 低炭素な地域づくり(地域の再エネ事業や公共施設の省エネ等)に資する持続可能な事業の案件形成を促進すべく、専門人材を派遣し、地方公共団体への研修・助言を行う。

    4.実行計画策定マニュアル説明会等の開催等 実行計画策定マニュアル説明会等の開催や同マニュアルに追加する別冊等の作成を検討する。 また、地方公共団体と地域金融機関両者の合同研修等の実施により、地域金融機関との連携モデルの創出支援等を行う。

    ◆5.補助先:地方公共団体等 ◆実施期間(2018~2022年度) 補助率:定額

    大臣官房 環境計画課

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  • 地方公共団体実行計画を核とした地域の低炭素化基盤整備事業のうち人材派遣等による案件形成支援事業 (担当:総合環境政策統括官グループ環境計画課)

    地域の低炭素化事業には、技術面、財務面、体制面にわたる様々な課題があり、これらに的確に対応するには専門的な知見・経験が必要となりますが、全国各地において、地域の低炭素化を担う専門的な知見・経験を有する人材が不足しているために、ポテンシャルや機会が十分かつ適切に活用されていない現状があります。 こうした状況に対応するため、行政施策や再生可能エネルギー・省エネルギーに関する高度な専門的知見・経験を持つ人材をアドバイザーとして地方公共団体のニーズに応じて派遣し、実行計画の策定・実施の推進や地域の低炭素化事業の案件形成を促すことを目的としています。

    2019年度予算額(案) 0.2億円 目的・意義

    専門人材を活用した技術的助言等であり、地方公共団体実行計画(事務事業編・区域施策編)の策定・実施に係る課題に適切に対応する取組について、補助を行います。 1.地方公共団体実行計画(事務事業編)案件形成支援事業 2.地方公共団体実行計画(区域施策編)案件形成支援事業 3.市町村等の地方公共団体実行計画策定・実施等支援事業 (都道府県向け)

    事業内容

    [直接補助事業] 1.地方公共団体実行計画(事務事業編)案件形成支援事業 補助対象者:市区町村、一部事務組合及び広域連合 対象事業:地方公共団体実行計画(事務事業編)の策定・実施及び同計画に基づく低炭素化事業の案件形成を促進する事業 補助割合:定額(1及び2の合計で上限50万円) 2.地方公共団体実行計画(区域施策編)案件形成支援事業 補助対象者:市区町村 対象事業:地方公共団体実行計画(区域施策編)の策定・実施及び同計画に基づく低炭素化事業の案件形成を促進する事業 補助割合:定額(1及び2の合計で上限50万円) 3.市町村等の地方公共団体策定・実施支援事業(都道府県向け) 補助対象者:都道府県 対象事業:地方公共団体実行計画の策定・改定や計画に基づく取組が困難な複数の市町村等を支援する事業 補助割合:定額(上限100万円)

    補助内容

    ≪公募開始時期:6月(予定)≫

    環境省

    1.2号 市町村等 3号 都道府県

    協力専門団体

    協力専門団体

    市町村等 市町村

    等 市町村等

    協力専門団体

    省エネ専門 4団体 再エネ専門 9団体 政策・地域エネルギー等専門 3団体 の16団体が協力

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  • 地方公共団体実行計画支援サイト: http://www.env.go.jp/policy/local_keikaku/

    地方公共団体実行計画支援サイトについて

    地方公共団体実行計画支援サイトでは、「地方公共団体実行計画を核とした地域の低炭素化基盤整備事業」などを通じて得られた情報を整理して、地方公共団体実行計画の策定等に使用できる策定マニュアルや地域の温室効果ガスの算定ツール、具体的な施策を集めた事例集などの情報を提供しています。

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  • • ○自治体におけるCO2排出量の集計や取組の記録を効率的にサポート。 • ○全国の都道府県・市町村と環境省をネットワークで結び、データ・情報を適切に共有。 • ○各自治体の取組状況の定期的な評価や、複数自治体の取組状況の比較・分析も可能。

    期待される効果

    自治体の地球温暖化対策情報を収集する情報システム

    ○現在、各市町村のCO2排出量や地球温暖化対策に関するデータ・情報を収集し、環境省と共有できる情報システム(以下「支援システム」という。)の開発に着手。 ○2019年4月より先行自治体より支援システム運用を開始し順次拡大。 ○2019年度・2020年度に機能の拡充等を図り、支援システムの価値向上を目指す。

    対応状況

    <今後の機能拡張ロードマップ> ネットワークで全国の地方公共団体と環境省を結ぶ 地方公共団体実行計画策定・管理支援システム

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    環境省環境計画課事業概要の説明スライド番号 2スライド番号 3スライド番号 4環境省補助事業の活用事例(南砺市木質バイオマスエネルギー利活用計画の概要)スライド番号 6スライド番号 7スライド番号 8スライド番号 9スライド番号 10スライド番号 11スライド番号 12スライド番号 13スライド番号 14スライド番号 15参考スライド番号 17スライド番号 18スライド番号 19スライド番号 20スライド番号 21スライド番号 22地方公共団体実行計画支援サイト:�     http://www.env.go.jp/policy/local_keikaku/自治体の地球温暖化対策情報を収集する情報システム