4ストローク小型消防ポンプ 定期点検項目 -...

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オイルフィルタ 燃料 真空ポンプ ストレーナ ウォータ ストレーナ 放水バルブ バッテリ 真空ポンプ V ベルト スパークプラグ 空気バルブ エンジンオイル 排水バルブ http://www.tohatsu.co.jp 放水時の注意 ポンプ設置場所 平らな場所に設置してください。 必ずストレーナ、 藤カゴをつけて吸水! 吸水管投入場所では 日常点検項目 ※ それぞれの項目の詳細は、各モデルのサービスマニュアルをご参照ください。 消防ポンプは定期的に点検整備を行う必要があります。下記表に示した点検時期に、指定の整備を行ってください。 定期点検は、運転時間数または使用期間(月/年数)のうちの早い方の時期に行います。定期点検や整備については、最寄りの販売店にご相談ください。 点 検 箇 所 運転時間もしくは期間 燃料 エンジンオイル オイルフィルタ スパークプラグ 真空ポンプストレーナ ウォータ・ストレーナ 真空ポンプVベルト バッテリ ⑨ フュエルパイプ 使用後毎 使用前毎 100時間毎/1年毎 200時間毎/3年毎 100時間毎/1年毎 使用後毎 使用後毎 100時間毎/1年毎 1ヶ月毎 50時間毎/6ヶ月毎 タンク内燃料 規定量の確認 汚損状態やギヤップ (0.8~0.9mm) ゴミの付着 ゴミの付着 伸び、摩耗 電圧 損傷、接続部の漏れ 補給 補給 交換 交換 掃除、修正又は交換 掃除 掃除 交換 必要により交換 交換 6ヶ月 1年 3年 1年 3年 2年 2年 点 検 内 容 処  置 交換期間 定期点検項目一覧 1 2 排水バルブの確認 始動前に排水バルブが閉じているか 確認 バルブが開いていると吸水できません。 4 放水バルブの確認 始動前に放水バルブが閉じているか 確認 但し、中継放水時の受水側の場合には必ず開 にして送水を待ちます。 5 藤カゴは水面から30センチ以上深くし、 空気を吸い込まないよう注意! 吸水管はポンプまでなだらかに! 土砂を吸い込まないよう床から藤カゴを15cm以上 離してください。 接触部に枕木、先端はロープで安定させましょう! 吸水管取り付けの要点 3 消防ポンプの維持管理 ● 万が一の火災(災害)に備え、定期的な点検、整備が必要です。 ● 耐用年数は、おおむね10年です。 ● 定期点検整備は、6ヶ月ごとに実施してください。 ● 定期点検整備は、可搬消防ポンプ等整備資格者が実施することをお 勧めいたします。 (補修用部品の供給は、生産打ち切り後10年とさせていただいてお ります。) 運転後点検項目 定期点検項目 4ストローク小型消防ポンプ No.004-22013-1 ロックボルト 排水バルブ 燃料タンク内はいつも新しい燃料で 満タンに 古い燃料は不調のもと。異臭がしたり、濁っていた ら新しい燃料と交換しましょう。 燃料の点検 1 燃料ゲージ 燃料タンクキャップ エンジンオイルはいつも満タンに オイル量はレベルが下限付近であれば、上限付近 まで補給してください。(オイル点検は必ずエンジ ン始動前に行うこと) 4ストロークエンジンオイルAPI分類のSF・SG・SH・SJ・SL・SM 級のSAE10W-30/40, 5W-30, OW-30、また寒冷地(-10℃ 以下)ではOW-30を推奨します。 エンジンオイルの点検 2 UPPER LOWER オイル注入口キャップ できるだけ水槽に近い場所で ポンプ排水バルブ (連動式) マフラ排水バルブ 排水用空気バルブ 保管時の気温が0º以下となる恐れがある場合は、 凍結防止として不凍液(原液180~200mL)を注 入してください。 不凍液の注入 6 ビニールパイプ(付属品) 不凍液 エアアシスト パイプ ポンプ内の排水 1 ポンプ・マフラ内の排水 運転後は必ず排水バルブを開け、完全に排水して ください。 ポンプ排水バルブ (連動式) マフラ排水バルブ 排水用空気バルブ 使用後は燃料バルブを閉じてください。 ※燃料バルブ付きモデルのみ [VF21A(S), VF21B(S)] 燃料バルブを閉じる 3 15cm以上 藤カゴは 川上の方向に 向けてください。 真空ポンプ残水処理 2 真空ポンプのカラ真空運転 ポンプ使用後は必ず真空ポンプのカラ真空運転を 行ってください。 手動吸水レバー バッテリの点検 充電器で常に充電 手入れが完全でも徐々に劣化。 2年毎に新品に交換してください。 ※バッテリ液量の確認 即用式バッテリのみ 3 入力プラグ コンセント 充電用プラグ 運転後はキャブレタ内の燃料を 抜いてください。 ※キャブレタモデルのみ[VF21A(S), VF21B(S)] キャブレタの燃料抜き 4 ウォータ・ストレーナ 5 真空ポンプストレーナとウォータ・スト レーナの掃除 ストレーナのごみを確認してストレーナを真水で洗 浄してください。 使用後毎 真空ポンプストレーナ ウォータ・ストレーナ ストレーナ 定期点検項目 真空ポンプ V ベルト 真空ポンプVベルトの点検 Vベルトに傷や摩耗等の異常があれば交換します。 2 時間 年毎 又は エンジンオイル エンジンオイルは1年毎に交換 1 時間 年毎 又は ドレンプラグ 3 スパークプラグ 汚損状態やギヤップ (0.8~0.9mm)を点検 し、必要に応じて掃除及び交換します。 時間 年毎 又は 0.8~0.9mm ・エンジンを始動させ、スロットル「吸水」 位置で真空ポンプを約30秒間作動させる。 ・エンジン停止後、排水バルブを開き、 ポンプ室内を大気圧に戻す。

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Page 1: 4ストローク小型消防ポンプ 定期点検項目 - Tohatsu...4ストローク小型消防ポンプ No.004-22013-1 閉 開 ロックボルト 排水バルブ 開 閉 燃料タンク内はいつも新しい燃料で

オイルフィルタ

燃料

真空ポンプ ストレーナ

ウォータ ストレーナ

放水バルブ

バッテリ

真空ポンプ V ベルト

スパークプラグ

空気バルブ

エンジンオイル

排水バルブ

http://www.tohatsu.co.jp

放水時の注意ポンプ設置場所

平らな場所に設置してください。 必ずストレーナ、 藤カゴをつけて吸水!

吸水管投入場所では

日常点検項目

※ それぞれの項目の詳細は、各モデルのサービスマニュアルをご参照ください。

消防ポンプは定期的に点検整備を行う必要があります。下記表に示した点検時期に、指定の整備を行ってください。定期点検は、運転時間数または使用期間(月/年数)のうちの早い方の時期に行います。定期点検や整備については、最寄りの販売店にご相談ください。

点 検 箇 所 運転時間もしくは期間① 燃料② エンジンオイル

③ オイルフィルタ④ スパークプラグ⑤ 真空ポンプストレーナ⑥ ウォータ・ストレーナ⑦ 真空ポンプVベルト⑧ バッテリ⑨ フュエルパイプ

使用後毎使用前毎100時間毎/1年毎200時間毎/3年毎100時間毎/1年毎使用後毎使用後毎100時間毎/1年毎1ヶ月毎50時間毎/6ヶ月毎

タンク内燃料規定量の確認̶̶汚損状態やギヤップ (0.8~0.9mm)ゴミの付着ゴミの付着伸び、摩耗電圧損傷、接続部の漏れ

補給補給交換交換 掃除、修正又は交換掃除掃除交換 必要により交換交換

6ヶ月

1年3年1年

3年2年2年

点 検 内 容 処  置交換期間

定期点検項目一覧

1 2

排水バルブの確認始動前に排水バルブが閉じているか 確認 バルブが開いていると吸水できません。

4放水バルブの確認

始動前に放水バルブが閉じているか 確認 但し、中継放水時の受水側の場合には必ず開 にして送水を待ちます。

5

藤カゴは水面から30センチ以上深くし、 空気を吸い込まないよう注意! 吸水管はポンプまでなだらかに! 土砂を吸い込まないよう床から藤カゴを15cm以上離してください。 接触部に枕木、先端はロープで安定させましょう!

吸水管取り付けの要点

3

消防ポンプの維持管理● 万が一の火災(災害)に備え、定期的な点検、整備が必要です。 ● 耐用年数は、おおむね10年です。 ● 定期点検整備は、6ヶ月ごとに実施してください。

● 定期点検整備は、可搬消防ポンプ等整備資格者が実施することをお勧めいたします。

(補修用部品の供給は、生産打ち切り後10年とさせていただいております。)

運転後点検項目

定期点検項目 4ストローク小型消防ポンプ

No.004-22013-1

閉 開

ロックボルト 排水バルブ 開

燃料タンク内はいつも新しい燃料で満タンに 古い燃料は不調のもと。異臭がしたり、濁っていたら新しい燃料と交換しましょう。

燃料の点検

1

燃料ゲージ

燃料タンクキャップ

エンジンオイルはいつも満タンにオイル量はレベルが下限付近であれば、上限付近まで補給してください。(オイル点検は必ずエンジン始動前に行うこと)4ストロークエンジンオイルAPI分類のSF・SG・SH・SJ・SL・SM級のSAE10W-30/40, 5W-30, OW-30、また寒冷地(-10℃以下)ではOW-30を推奨します。

エンジンオイルの点検

2

UPER

LOWER

上 限

下 限

UPPER

LOWER

オイル注入口キャップ

できるだけ水槽に近い場所で

ポンプ排水バルブ (連動式) マフラ排水バルブ

排水用空気バルブ

閉 開

保管時の気温が0º以下となる恐れがある場合は、凍結防止として不凍液(原液180~200mL)を注入してください。

不凍液の注入

6

ビニールパイプ(付属品)不凍液

エアアシストパイプ

ポンプ内の排水

1 ポンプ・マフラ内の排水運転後は必ず排水バルブを開け、完全に排水してください。

ポンプ排水バルブ(連動式)マフラ排水バルブ

排水用空気バルブ

閉 開

使用後は燃料バルブを閉じてください。※燃料バルブ付きモデルのみ [VF21A(S), VF21B(S)]

燃料バルブを閉じる

3

15cm以上

藤カゴは川上の方向に向けてください。

真空ポンプ残水処理

2 真空ポンプのカラ真空運転ポンプ使用後は必ず真空ポンプのカラ真空運転を行ってください。

手動吸水レバー

バッテリの点検充電器で常に充電手入れが完全でも徐々に劣化。2年毎に新品に交換してください。※バッテリ液量の確認即用式バッテリのみ

3

入力プラグ

コンセント

充電用プラグ

運転後はキャブレタ内の燃料を抜いてください。※キャブレタモデルのみ[VF21A(S), VF21B(S)]

キャブレタの燃料抜き

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ウォータ・ストレーナ

5 真空ポンプストレーナとウォータ・ストレーナの掃除ストレーナのごみを確認してストレーナを真水で洗浄してください。

使用後毎

真空ポンプストレーナ

ウォータ・ストレーナストレーナ

定期点検項目

真空ポンプ V ベルト真空ポンプVベルトの点検Vベルトに傷や摩耗等の異常があれば交換します。2

時間 年毎又は

エンジンオイルエンジンオイルは1年毎に交換1

時間 年毎又は

ドレンプラグ

3スパークプラグ

汚損状態やギヤップ (0.8~0.9mm)を点検し、必要に応じて掃除及び交換します。

時間 年毎又は

0.8~0.9mm

・エンジンを始動させ、スロットル「吸水」位置で真空ポンプを約30秒間作動させる。

・エンジン停止後、排水バルブを開き、ポンプ室内を大気圧に戻す。