「のはらうた」作品集
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工藤直子氏の「のはらうた」を真似て自分たちの「のはらうた」を作ってみました。TRANSCRIPT
花
青
美�原
わた毛がふく、
うづつ野原にちゃくりく、
きいろの花がさく
ばらの花
ばらの
かげ
あさです。
きもちいい、あたたかいかぜが
しずかにふいている。
ちょうがわたしのうえにねている。
はるってきもちいいな。
とりがうたっている。
きれいなきょくだな。
きもちいい
あさのひです。
私は変わる
はなこ
しぬ
私はいつも変わる
春には
ねむっておきる。
夏には
元気いっぱいで
いつも笑っている。
秋には
ねむくなって
かぜひいちゃう。
冬には
へいわな顔で
えいえんに寝られる。
このように、私は変わる
くも
白ろ
白いくも。
うつくしくてきれい。
空のうつくしいとびもの。
白くてきれいくも。
かぜ
かぜ
はなこ
ゆうひです。
はながさきます。
ふうふう
あたたかいかぜ
はるがはじまりました
鳥
鳥
のはら
鳥がとぶ
羽がパタパタうごいている
風がふくビュンビュンふいている
虫が動く音はしない
のはらの音がひびいている。
ぶらんこ
ぶらん
ぶらんこ
わたしは
ぶらんこの上に
木のえだにぶらんこがぶらさがってる
ぶらん
ららん
たのしくあそんで
ぶらんぶらん
花
青
美�原
わた毛がふく、
うづつ野原にちゃくりく、
きいろの花がさく
てっぽう
野原
つばめ
つばめがとぶ
青い空をとおる
ちかくに人がいる
とつぜんつばめがおちる
となりの人がてっぽうだした
つばめがいない
RIPつばめ
花粉の人生
すみれ
私は、
毎日
とんで
ずっと空に。
ふっとふっと
ふわっとふわっと
ずっと空に
だんご虫
ころころ
ゆーた
ころころころころ
目がまわる
ころころころころ
にげなくちゃ
ころころころころ
こわーいこわい
ころころ
にげたかな?
かぜのおと
かぜおと
ひゅう
ひゅう、ひゅうぼくはとぶ。
びゅうびゅう、ぼくははしる。
みえなくてもきこえるよ。
ぼくのとんで、はしるおと。
はばたくとき
ちょうちょ
ひらり
今はまだ緑でじみだけど、
いつかは美�しくてとべるようになって、
のはらのちゅうもくをあびるのよ。
いつかははばたく。
のはらのにじ
すずき
七色
わたしはにじ
きれいなにじ
わたしのいえは、
あおいそら
みんなにみられて
うれしいな
白鳥
しらとり
いけみ
おだやかな風
白鳥のおやこがいる
私の上でくつろいでいるみたい
でも・・・
いきなり・・・
バーン
羽から血がぽろぽろ
かれらはもう・・・
いない・・・
きつねは何てなくのかな?
とり
とりこ
一回のはらをあるいていたとき
﹁きつねは何を言うのかな﹂
と思いました。
とつぜんへんな音が聞こえました。
﹁こんこん、きゃああ﹂
みたいな音でした。
うしろの草がうごきはじめました。
うしろを見るときつねがいました。