学習指導

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学習指導 November 16, 2012 1 / 27

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Page 1: 学習指導

学習指導

November 16, 2012

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Page 2: 学習指導

学習指導

1 教員に求められる資質能力

2 生きる力定義

確かな学力

豊かな人間性

健康や体力

3 キャリア教育

4 安全教育

5 人権教育

6 教育の情報化

7 部活動

8 References

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Page 3: 学習指導

<教員に求められる資質能力>

教員に求められる資質能力

教職に対する責任感、探究力、教職生活全体を通じて自主的に学び続け

る力

使命感や責任感、教育的愛情

専門職としての高度な知識・技能

教科や教職に関する高度な専門的知識 (グローバル化、情報化、特別支援教育その他の新たな課題に対応できる知識・技能を含む)新たな学びを展開できる実践的指導力 (知識・技能を活用する学習活動や課題探究型の学習、協働的学びなどをデザインできる指導力)教科指導、生徒指導、学級経営等を的確に実践できる力

総合的な人間力

豊かな人間性、社会性、コミュニケーション力、同僚とチームで対応す

る力、地域や社会の多様な組織等と連携・協働できる力

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Page 4: 学習指導

<生きる力> 定義

定義

確かな学力、豊かな人間性、健康や体力からなる、知・徳・体のバランスの

とれた力

「確かな学力」        「豊かな人間性」

「健康や体力」

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Page 5: 学習指導

<生きる力> 確かな学力

確かな学力

基礎的・基本的な知識や技能に加え、学ぶ意欲や思考力・判断力・表現

力などを含めた幅広い学力

初めて遭遇するような場面でも、自分で課題を見つけ、自ら考え、自ら

問題を解決していく資質や能力

自分に本当に必要な情報を選択し、主体的に自らの考えを築き上げてい

く力

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Page 6: 学習指導

<生きる力> 確かな学力

確かな学力を育むには

未知のものに積極的かつ主体的に興味・関心を抱き,理解を深めたいと思うなどの好奇心を持たせる

社会の仕組みと個人のかかわりに関する理解を深めさせ,勤労観・職業観を育成し,生き方・在り方を考えさせる基本的な生活習慣を身に付けている場合や,教員が創意工夫を生かした指導を行っている場合には得点が高い

「総合的な学習の時間」等を通じて学びへの動機付けを図る

子どもの実態や指導内容等に応じて「個に応じた指導」を柔軟かつ多様

に導入

「わかる授業」を行い,子どもたちの学習意欲を高める

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Page 7: 学習指導

<生きる力> 確かな学力

言語活動の充実

各教科等の目標と指導事項との関連及び生徒の発達の段階や言語能力を

踏まえて言語活動を計画的に位置付け,授業の構成や指導の在り方自体を工夫・改善

教科間の関連や学年を超えた系統的で意図的,計画的な言語活動が実施されるよう,カリキュラム・マネジメントを適正に行う生徒が学習の見通しを立てたり学習したことを振り返ったりする活動を

計画的に取り入れる

自校や他校においてこれまでに実践された優れた言語活動の指導事例を

参照

語彙や表現を豊かにするために適切な教材を取り上げる

教育活動全体を通じた読書活動を推進

学校図書館を計画的に利活用

学校における言語環境を整備

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Page 8: 学習指導

<生きる力> 豊かな人間性

豊かな人間性

よい行いに感銘し、間違った行いを憎むといった正義感や公正さを重ん

じる心

生命を大切にし、人権を尊重する心などの基本的な倫理観

他人を思いやる心や優しさ、相手の立場になって考えたり、共感するこ

とのできる温かい心

ボランティアなど社会貢献の精神

豊かな人間性を育むために

道徳教育はもちろんのこと、特別活動や各教科などのあらゆる教育活動

を通じて一層の充実を図る

ボランティア活動、自然体験、職場体験などの体験活動の充実を図る必

要があると考える。

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<生きる力> 豊かな人間性

近年の子どもの課題

自然や地域社会と深く関わる機会の減少

集団活動の不足 (「集団」から「個 = 孤」へ)物事を探索し、吟味する機会の減少

地域や家庭の教育力の低下

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<生きる力> 豊かな人間性

体験活動

対象となる実物に実際に関わっていく直接体験

インターネットやテレビ等を介して感覚的に学びとる間接体験

シミュレーションや模型等を通じて模擬的に学ぶ擬似体験

直接体験活動の類型

ボランティア活動など社会奉仕に関わる体験活動

自然に関わる体験活動

勤労生産に関わる体験活動

職場や就業に関わる体験活動

文化や芸術に関わる体験活動

交流に関わる体験活動

その他の体験活動

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<生きる力> 豊かな人間性

体験活動の意義

現実の世界や生活などへの興味・関心、意欲の向上

問題発見や問題解決能力の育成

思考や理解の基盤づくり

教科等の「知」の総合化と実践化

自己との出会いと成就感や自尊感情の獲得

社会性や共に生きる力の育成

豊かな人間性や価値観の形成

基礎的な体力や心身の健康の保持増進

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Page 12: 学習指導

<生きる力> 健康や体力

健康や体力

たくましく生きるための健康や体力

自ら健康を増進する能力や、興味・関心や適性等に応じ、適切に運動す

ることのできる能力

健康や体力を育むために

健康教育や体育だけでなく、あらゆる教育活動を通じて適切に配慮

子どもたちに健康の増進や体力の向上の必要性を十分理解させる

心身の健康増進活動や日常的なスポーツ活動の実践を促す

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Page 13: 学習指導

<キャリア教育>

定義

キャリア

人が,生涯の中で様々な役割を果たす過程で,自らの役割の価値や自分と役割との関係を見いだしていく連なりや積み重ね

キャリア発達

社会で自分の役割を果たしながら,自分らしい生き方を実現する過程キャリア教育

一人一人の社会的・職業的自立に向け,必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して,キャリア発達を促す教育

意義

生徒のキャリア発達や自立を促す視点で,学校の理念と方向性を示す自立するために発達させるべき能力や態度があるという前提に立ち,各学校段階で取り組むべき発達課題を明らかにする

将来の夢と学業を結び付けることで,生徒の学習意欲を喚起13 / 27

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<キャリア教育>

基礎的・汎用的能力

人間関係形成・社会形成能力,自己理解・自己管理能力,課題対応能力,キャリアプランニング能力の 4つの能力によって構成4つの能力は,それぞれが独立したものではなく,相互に関連・依存これらの能力をすべての者が同じ程度あるいは均一に身に付けることを

求めるものではない

これらの能力をどのようなまとまりで,どの程度身に付けさせるのかは,学校や地域の特色,専攻分野の特性や子ども・若者の発達の段階によって異なる

学校では,4つの能力を参考にしつつ,それぞれの課題を踏まえて具体の能力を設定し,工夫された教育を通じて達成

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Page 15: 学習指導

<キャリア教育>

基礎的・汎用的能力

人間関係形成・社会形成能力

多様な他者の考えや立場を理解し,相手の意見を聴いて自分の考えを正確に伝えることができるとともに,自分の置かれている状況を受け止め,役割を果たしつつ他者と協力・協働して社会に参画し,今後の社会を積極的に形成することができる力

自己理解・自己管理能力

自分が「できること」「意義を感じること」「したいこと」について,社会との相互関係を保ちつつ,今後の自分自身の可能性を含めた肯定的な理解に基づき主体的に行動すると同時に,自らの思考や感情を律し,かつ,今後の成長のために進んで学ぼうとする力

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Page 16: 学習指導

<キャリア教育>

基礎的・汎用的能力

課題対応能力

仕事をする上での様々な課題を発見・分析し,適切な計画を立ててその課題を処理し,解決することができる力キャリアプランニング能力

「働くこと」の意義を理解し,自らが果たすべき様々な立場や役割との関連を踏まえて「働くこと」を位置付け,多様な生き方に関する様々な情報を適切に取捨選択・活用しながら,自ら主体的に判断してキャリアを形成していく力

進路指導とキャリア教育

進路指導は,理念・概念やねらいにおいてキャリア教育と同じものであるが,中学校・高等学校に限定される教育活動

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Page 17: 学習指導

<安全教育>

安全教育の充実

安全教育における主体的に行動する態度や共助・公助の視点

知識とともに主体的に行動する態度を育成

ボランティア活動等を組み込んだ安全教育

教育手法の改善

体験的な教育手法を含む安全教育

地域の災害教訓の語り継ぎ

安全教育に係る時間の確保

総合的な学習の時間での安全教育の検討

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Page 18: 学習指導

<安全教育>

安全教育の充実

避難訓練の在り方

緊急地震速報などを活用した防災教育手法の開発・普及

児童生徒等の状況にあわせた安全教育

発達の段階に応じて、避難だけなく、災害時の役割についても教育

障害の状態等を踏まえた安全指導

情報社会への対応

インターネットの適切な利用に関する普及啓発

原子力災害への対応

原子力災害の教訓を踏まえた取組

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Page 19: 学習指導

<安全教育>

地域社会、家庭との連携

スクールガード・リーダーを活用し、保護者や地域のボランティア (スクールガード)の養成・研修促進学校支援地域本部等による地域連携の強化

学校と警察などの関係機関、団体との意見交換等の場 (学校警察連絡協議会、地域学校安全委員会等)の活用保護者等との学校における安全に関する取組の情報共有

PTA等の協力を得ながら、家庭と連携した安全教育

スクールガード・リーダー

警察官OB等に委嘱し、学校の防犯体制及び学校安全ボランティア (スクールガード)の活動に対して専門的な指導を行う者

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Page 20: 学習指導

<人権教育>

定義

人権

人々が生存と自由を確保し、それぞれの幸福を追求する権利

人権教育

人権尊重の精神の涵養を目的とする教育活動

人権感覚

人権が擁護され、実現されている状態を望ましいものと感じ、反対に、

これが侵害されている状態を許せないとするような、価値志向的な感覚

国民の責務 (人権教育及び人権啓発の推進に関する法律第 6条)国民は、人権尊重の精神の涵養に努めるとともに、人権が尊重される社会の

実現に寄与するよう努めなければならない

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Page 21: 学習指導

<人権教育>

人権教育を通じて育てたい資質・能力

人権を尊重したり人権問題を解決したりする上で具体的に役立つ知識

人間の尊厳の尊重、自他の人権の尊重、多様性に対する肯定的評価、責

任感、正義や自由の実現のために活動しようとする意欲などの態度

コミュニケーション技能、合理的・分析的に思考する技能、偏見や差別

を見きわめる技能、その他相違を認めて受容できるための諸技能、協力

的・建設的に問題解決に取り組む技能、責任を負う技能などの技能

配慮事項

教育の中立性の確保

個人情報やプライバシーへの配慮

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Page 22: 学習指導

<教育の情報化>

教育の情報化

情報教育

子どもたちの情報活用能力の育成

教科指導における ICT活用各教科等の目標を達成するための効果的な ICT機器の活用校務の情報化

教員の事務負担の軽減と子どもと向き合う時間の確保

ICTInformation and Communication Technologyの略コンピュータや情報通信ネットワーク (インターネット等)などの情報コミュニケーション技術

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<教育の情報化>

目標

情報活用の実践力

課題や目的に応じて情報手段を適切に活用することを含めて,必要な情報を主体的に収集・判断・表現・処理・創造し,受け手の状況などを踏まえて発信・伝達できる能力

情報の科学的な理解

情報活用の基礎となる情報手段の特性の理解と,情報を適切に扱ったり,自らの情報活用を評価・改善するための基礎的な理論や方法の理解

情報社会に参画する態度

社会生活の中で情報や情報技術が果たしている役割や及ぼしている影響

を理解し,情報モラルの必要性や情報に対する責任について考え,望ましい情報社会の創造に参画しようとする態度

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Page 24: 学習指導

<教育の情報化>

教科指導での ICT活用の効果生徒の学習に対する積極性・学習意欲の向上

生徒が集中して取り組める

生徒が楽しく学習できる

学習の達成感が得られる

教員の ICT活用指導力教材研究・指導の準備・評価などに ICTを活用する能力授業中に ICTを活用して指導する能力生徒の ICT活用を指導する能力情報モラルなどを指導する能力

校務に ICTを活用する能力

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Page 25: 学習指導

<部活動>

部活動

スポーツや文化及び科学等に親しませ,学習意欲の向上や責任感,連帯感の涵養等に資する

学校教育の一環として,教育課程との関連が図られるよう留意地域や学校の実態に応じ,地域の人々の協力,社会教育施設や社会教育関係団体等の各種団体との連携などの運営上の工夫を行う

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<References> I

[1] 教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策について

(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo11/sonota/__icsFiles/afieldfile/2012/05/15/1321079_1.pdf)

[2] 新学習指導要領 (http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/)[3] 21 世紀を展望した我が国の教育の在り方について (第一次答申)

(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chuuou/toushin/960701.htm)[4] 初等中等教育における当面の教育課程及び指導の充実・改善方策について

(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/03100701.htm)[5] [確かな学力] を育む [わかる授業] の創意工夫例

(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/actionplan/03071101/001.pdf)[6] 言語活動の充実に関する指導事例集【高等学校版】

(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/gengo/1322283.htm)[7] 体験活動事例 (豊かな体験活動の推進のために)

(http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/houshi/jirei/03071401.htm)[8] 体験活動事例集-体験のススメ-

(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121502/055.htm)[9] 高等学校キャリア教育の手引き

(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/career/1312816.htm)[10] 学校が社会と協働して一日も早くすべての児童生徒に充実したキャリア教育を行うために

(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/12/attach/1314521.htm)

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<References> II

[11] 学校安全の推進に関する計画の策定について(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1318910.htm)

[12] スクールガード・リーダーの概要 (http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/attach/1311579.htm)

[13] 学校防災マニュアル (地震・津波災害) 作成の手引き(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/03/1318204.htm)

[14] 学校安全 (http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1289310.htm)[15] 人権教育の指導方法等の在り方について [第三次とりまとめ](http:

//www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/024/report/08041404.htm)[16] 人権教育及び人権啓発の推進に関する法律

(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H12/H12HO147.html)[17] 人権教育に関する特色ある実践事例

(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jinken/jirei/1321696.htm)[18] 平成 24 年版人権教育・啓発白書 (http://www.moj.go.jp/content/000076106.pdf)[19] 教育の情報化に関する手引

(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1259413.htm)[20] 教員の ICT 活用指導力のチェックリスト

(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1296901.htm)

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