街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

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1995年度,卒業論文,村上長

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Page 1: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

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Page 2: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究
Page 3: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

平成 7年度 卒業論文

早稲田大学理工学部建築学科

街の機能特化度による駅のあり方の研究

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

G2D166‐2 村_上 長

Page 4: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

はじめに

東京で生活していると鉄道を足に使わねばならず、実際自分もいままで様々な駅

を利用 してきた。しかし、この駅は不便だなとかこの街にこの駅では釣 り合ってい

ないんじゃないかと思うことがしばしばあった。東京のような大都市においては、

鉄道の果たす役割は非常に重要であるにも関わらず駅というものが軽視されている

のでは、とずっと感 じてきたわけである。そういうわけで駅というものはどうある

べきなのかということを一度深 く考えてみたいと思ったのが今研究のきっかけであ

る。

そこで、大都市においては駅の周辺の街区というものが一つの機能に集中する傾

向にあることから、その指標となる特化度というものを作成 し街の機能のかたより

という概念から分析をおこなうことで駅の再開発の一つの方向性を示すことが出来

るのではないだろうかと考え、この研究をおこなった。

早稲 田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

Page 5: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 事業論文

目 次

はじめに

第 1章 序章

◇ 1-1.研究目的

◇ 1-2.研究背景

◇ 1-3.研究概要

第 2章 研究方法

◇ 2-1.特化度の定義

◇ 2-2.研究の流れ

◇ 2-3.調査内容

2-3-1.調査目的

2-3-2.調査対象

2-3-3.調査方法

第 3章 結果

◇3-1.デニタの集計

◇3-2.特化度の算出

◇3-3。 特化度の解析

第 4章 考察

◇4-1.特化度による街の比較

◇4-2.駅 と街の境界に関する考察

◇4-3.設計指標の提案

 

  

 

1

2

3

9

22

32

 

 

 

 

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 卒業論文

参考文献

おわりに

資料編

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 卒業論文

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

Page 8: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

1-1 研究目的

街が都市化するにつれ、街の機能はだんだん特化していく。それにともない周辺

の街に対する駅の機能を再考 していく必要がある。そこで駅周辺の街に対する機能

特化度という指標を用いて、駅と街の関係について指針を与える。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 事業論文

1-2研 究背景

大都市、特に東京において、鉄道は都市の重要な交通手段の一つとして存在して

いる。しかしその重要性とは反するように、駅の開発は駅ビルをつくってみたりす

るだけのようなものになっていて、まだまだその方法が確立されていないといえ

る。駅の再開発はその駅がどんな街にありどのような役割を必要とされているかで

様々な角度からのアプローチが必要であるのは明らかである。

そのように考えたとき、駅周辺街区の情報をより深く分析することはその街に対

して駅がどうあるべきかということを考慮する上で非常に大切なことである。そこ

でその街を歩いてみるだけでは見えてこないものを数字のデータにより分析 し、指

標を作成 して再開発の方向を提示することがこの研究の目標である。

特に、駅周辺街区をその街の持つ機能の特化の度合いからみることで、規模の比

較だけでは見えない要素を発見したい。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 -2‐

Page 10: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

1-3 研究概要

■駅が先にできた街 と駅が後にできた街 との違いの考察

(1)駅が先にできた街

例 大都市→住地区、業務地区、商業地区と、まちの機能が特化している

そして鉄道がそれらのまちを結んでいる

主な交通手段は電車

※駅の機能→隣接 したビル及び周辺に商業スペースを持つ

(2)駅が後にできた街

例 地方都市→まちの機能は特化 していない

まちとして独立している

主な交通手段は車

駅と街の中心部は離れていたりと少 し立地上不便

※駅の機能→他の街 との玄関、出入口

・ 自動車

(1)⇒特化度大 (2)⇒特化度小

早稲 田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐3‐

Page 11: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

■街の機能の特化の度合いと、駅の街化についての考察

下図において (1)は街の機能の特化が大きい場合で、 (2)は街の機能の特化が

小 さい場合である。

(1) (2)

区域

区域

(駅日)

(駅日 )

(2)は 一般的な地方都市の駅の街 との構成を表している。このような場合、駅

の果たす役割は街へ入るゲー トでしかない。駅は街と強い関係を持たずに存在す

る。また駅圏には様々な機能の街が存在する。

ところが (1)の ように街の機能の特化の度合いが大きくなると駅圏には一つの

機能しか持たない街が存在 してくる。すると、駅が (2)に おける街のような役割

を果たすようになる・。つまり駅が街化するのである。そしてそれらの駅を鉄道が結

ぶという構造に変化する。

つまり、以上のような都市の構造の変化が、街の特化と鉄道により発生するので

ある。そこでこのような状態における駅の役割を再考する必要が生まれてくるだろ

う。それは街の特化の種類 と程度で異なると思われる。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 卒業論文

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

Page 13: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

2-1 特化度の定義

特化度 :駅周辺街区の機能 (住・業務・商)のかたより具合

駅周辺の街がどのようになっているかを知るための指標を作成するという目的か

ら、そこに存在する街の機能に注目しそれに関する指標を作成することにした。

駅の周 りの街には様々な機能が存在するのだが、それらを細部にこだわりすぎる

ようなスタンスでとらえてしまうと本質が見えなくなる危険が生 じる。実はそうい

う見方よりも大まかなイメージのようなものをつかむことのほうがその駅の周辺の

街に対する役割を浮き彫 りにできる。もちろん、街の特徴が、ある特別な機能によ

り決定する場合もあるだろう。その時おおざつばに見ていては正 しく評価できない

可能性もあるので、どの程度のスケールで分析するかが重要になる。

つまり、なるべくわかりやすくて活用 しやすい、かつ正しい評価のできる指標を

作成する事が必要なのである。

このように考えたとき、一般に街における人の行動は住む、働 く、買い物や食事

をする、娯楽、公共サービスを受けるなどに分類されるだろう。それらについて街

の機能の点から考慮すると、住、業務、商の3つが大きな部分を占める。

そこで、この研究においての街の機能のかたより具合とは、住・業務・商の3種

類の機能に集約した形にとらえた。

以上のことから、駅周辺街区の機能 (住 ・業務・商)のかたより具合を特化度と

定義する。

‐5-早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 卒業論文

2-2 研究の流れ

■研究の流れのチャー ト

区域

(駅日)

駅の街化

駅が先にできた街

特化度という指標を使って

考えられないか ?

駅と街の関係は ?

特化度バラメータの検討

駅と街の関係を特化度という

指標により分析する

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 卒業論文

2-3 調査内容

■ 2-3-1.調 査目的

駅周辺街区の機能のかたより具合を調べることにより、その街に対する駅の機能

を考えるための指標を作成する。

■ 2-3-2.調 査対象

駅周辺街区の機能の様子について調べるため、一般に駅勢圏といわれる範囲であ

る駅から半径約600m圏 内の駅周辺地域を対象とした。

そこで、東京都内および近郊の県の駅について、駅から半径約600mの範囲に含

まれる町丁の統計資料を元にデータを解析する。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐7¨

Page 16: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

■ 2-3-3.調 査方法

◇特化度の算出

(1)ま ず定めた範囲の町丁について、統計資料から人口 。事業所 。商業・交

通・犯罪 。交通事故などのデータを収集する。

(2)それらのデータを加工 し20種ほどの指標を作成する。

(3)それぞれの指標について平均化を行う。

(4)それらの指標を3つ の要素 (商、業務、住)に区分する。

(5)グ ラフ上に表現する。

(6)そ の3角形の重心を算出する。

駅の周囲約600mの範囲の町丁のデータを収集

1。人口密度2.昼間人口指数3.人口の市町村に占める割合4.1世帯平均人数5。 人口1万人あたり事業所数6.人 口1万人あたり製造業7。 人口1万人あたり小売店数8。人口1万人あた り飲食店数9.人 口1万人あたり金融―サービス業10。人口1万人あたり小売販売額H。 lkfあ たり事業所数12。 lkfあ たり小売販売額13.交通事故数 (人口1万人あたり)

14.犯罪件数 (人 口1万人あたり)

15。窃盗犯数 (人口1万人あたり)

16.火災件数 (人 口1万人あたり)

17.駅乗降客数 (1日 平均)

18。総事業所数に対する製造業の割合19.総事業所数に対する商業の割合20。総事業所数に対するサービス業の21.総事業所数に対する小売店の割合22.総事業所数に対する飲食店の割合

データを加工 し、分析する指標を決定

指標それぞれについて

指標 を3つの要素 (商、業務、住)

に区分

その駅の特化度をプロット

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 卒業論文

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 卒業論文

3-1 データ集計

各駅 ごとの駅周辺街区のデータを次の項 目について収集 した。

1.面積 (喘 )

2.昼間人口

3.夜間人口

4。世帯数

5。総事業所数

6.製造業事業所数

7.卸売、小売、飲食店事業所数

8。金融・保険業事業所数

9.不動産業事業所数

10.サ ービス業事業所数

H。小売店数

12.飲食店数

13.小売販売額 (百万円)

14.交通事故数 (年間)

15。火災件数 (年 間)

16。犯罪件数 (年 間 )

17.窃盗犯数 (年 間)

18.駅乗車人数 (1日 あた り)

19。 その駅の属する区及び市の人口

交通事故数、火災件数、犯罪件数、窃盗犯数については、駅周辺街区としてデー

タを収集することがで きなかったため区の単位の集計 を使用 した。収集 した駅の数

は、約40駅ほどである。 また、データは平成6年 または平成5年 の統計 を基本 とした

が、昼間人口などの国勢調査からのデータは平成7年 10月 現在における最新の国勢

調査集計である平成2年国勢調査のものを使用 した。

また、新宿 については西日と東口に分けて男J々 に集計 した。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 -9-

Page 19: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

集計例 として高田馬場の集計表を下に示 した。このように地図から求める範囲内

の町丁を割 り出 し、その町丁別のデータを集計 してその駅周辺街区のデータとし

た。

各駅についてのこの表は、巻末の資料編に掲載した。

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早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室rt

Page 20: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

■データの加工

これまで収集 した資料はそのままでは特化度を求める際の指標とするには不十分

である。それは収集したデータは町丁別の統計資料からのものであるのでその面積

に少々誤差が生 じているため修正が必要であることと、数の比較では規模の大小 し

か見えてこないため特化度という度合いについての指数を求める場合において正し

い比較が難しいためである。

そこで前記の駅周辺街区についての統計資料からのデータを加工 して特化度を求

める際に使用する指標を作成する。その方法として個数を人口あたりもしくは面積

あたりに変換 したものと、事業所数については全産業に対するその産業の割合を算

出したものを使用する。この変換によって駅周辺街区の特徴が見えてくる。

そこで作成 した指標は次のものになる。括弧内は単位

1。人口密度 (人 /k市 )

2.昼間人目指数 。・・夜間人口をlooと したときの昼間人口

3.人口の区または市に占める割合 (%)

4.1世帯平均人数 (人 )

5。人口 1万人あた り事業所数 (力 所 )

6.人口 1万人あた り製造業数 (力 所 )

7。人口 1万人あた り小売店数 (力 所 )

8。 人口 1万人あた り飲食店数 (力 所 )

9。人口 l万人あた り金融・不動産・サービス業 (力 所 )

10。 人口 1万人あたり小売販売額 (百万円 )

H。 1輛あたり事業所数 (力 所 )

12.lk市 あた り小売販売額 (百万円 )

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

Page 21: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

13.人 口 1万人あたり交通事故数 (件 )

14.人 口 l万人あたり犯罪件数 (件 )

15。人口 1万人あたり窃盗犯数 (件 )

16。人口 1万人あたり火災件数 (件 )

17.1日 平均駅乗降客数 (人 )

18.総事業所数に対する製造業の割合 (%)

19.総事業所数に対する商業の割合 (%)

20。総事業所数に対する金融・不動産・サービス業の割合 (%)

21.総事業所数に対する小売店の割合 (%)

22.総事業所数に対する飲食店の割合 (%)

■欠損データの処理

今回の分析は区及び市の統計資料を元に行ったため、各市町村自治体による統計

の方法が異なる場合もありその場合欠損データが存在 した。昼間人口についての町

丁単位の統計が揃わない場合については、区の単位の統計を使用 した。その他の因

子についてはその因子を使用 しないで分析を進めた。

渡辺仁史研究室早稲田大学理工学部建築学科

Page 22: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

表 3-1 人口因子集計表

人口密度

(人/m)昼間人目指数 人口の区に

占める割合

1世帯平均人撤

(人 )

新宿西日 5694 2874 2.46ツ 2.1(

新宿東ロ 3805 2969 0.88ツ 1.89

高田馬場 18377 265 8.20% 1.99

新大久保 20232 205 6.22ツ 1.94

早稲 田 17411 350 6.07ツ 2.2(

高円寺 22883 97 6.14ツ 1.87

阿佐 ヶ谷 21781 86 6.48ツ 2.0(

荻窪 16719 111 4。 98ツ 1.8乏

方南町 18602 82 4.77ツ 2.2[

新高円寺 22786 73 5.170/ 1.92

南阿佐ヶ谷 20145 96 4.770/ 2.01

高井戸 12043 80 3.180/ 2.lS

池袋 14677 461 10.38ツ 2.01

大 塚 24519 138 9.330/ 2.07

巣 鴨 17120 165 4.000/ 2.2〔

椎名町 25487 67 8.880/ 2.lC

北池袋 25277 76 10.710/ Z.ZZ

大手町 114 150142 0.010/ 1.OC

霞ヶ関 112 126336 0.27ツ 1.lC

江古 田 17548 77 7.50ツ 1。 95

中村橋 16882 77 7.15ツ 2.1[

石神井公園 13561 77 8.75% 2.32

大泉学日 11530 77 7.35ツ 2.39

新小岩 12301 82 4.030/ 2.2C

金町 16657 82 5.460/ Z.3C

亀有 15085 82 3.450/ 2.28

お花茶屋 16921 82 4.710/ 2.4(

高砂 15079 82 4。200/ 2.4〔

四つ木 1178G 82 2.390/ 2.6[

青 戸 1625C 82 4。410/ 2.37

大井町 22461 132 8.370/ 1.94

立′‖ 10278 321 10.560// 2.11

調 布 13205 142 5。 960/ 2.0(

玉川学園前 6248 2.500/ 2.5(

戸 田 5195 104 11.330/ 2.47

戸田公園 10851 104 12.190/ 2.92

渋 谷 6808 1873 4.270/ 1.8g

原 宿 9550 586 2.810/ 2.02

代々木 5576 1276 4.390/ 1.8g

恵比寿 17063 206 8。960/ 1.8S

代々木上原 15262 81 8.930/ 2.07

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐13-

Page 23: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

表3-2 産業因子集計表

人 口1万人あた り 1喘あたり

事業所数 製造業 小売店数 飲食店数 金融―サーヒ・

ス Jヽ 売販売澤 事業所数

新宿西口 8630 318 1229 997 4278 639160 4914 363932新宿東 ロ 25006 259 3802 2959 6248 2798601 9515 106482

高田馬場 1457 134 161 125 727 27584 2678 50692新大久保 1262 64 173 119 644 34609 2552 70021早稲 田 878 241 133 117 240 10822 1528 18842

高円寺 899 42 219 98 329 36101 2057 82611阿佐ヶ谷 652 18 148 62 230 13323 1420 2901g荻窪 989 35 255 414 59463 1654 99417方南町 406 39 74 30 143 26813 755 4987g新高円寺 613 36 131 54 240 25239 1396 5750g南阿佐 ヶ谷 630 26 19C 57 248 26939 1270 5426〔

高井戸 305 15 63 27 136 14844 367 17875

池袋 2676 123 435 302 1060 253087 3928 37146C大 塚 992 98 149 197 394 9575 2432 2347C巣鴨 1298 87 21C 266 536 26531 2222 45422椎名町 567 49 167 61 194 6542 1444 16674北池袋 518 85 113 93 163 4779 1308 12081

大手町 193608 1268C 76907 2209霞ヶ関 184925 8955 81045 2065江古 田 790 40 218 102 224 8463 1386 14851

中村橋 494 27 133 39 159 8708 835 14702

石神井公園 521 18 143 41 217 3735 706 5064

大泉学園 575 19 186 46 218 12351 663 14241

新小岩 850 102 218 108 244 33055 1046 4066e

金町 696 61 179 65 230 23065 1160 38419

亀有 1033 85 288 115 297 41476 1558 62564お花茶屋 793 291 172 53 148 31039 1342 52521高砂 548 69 158 46 110 12942 826 19514

四つ木 1040 505 169 61 168 18896 1226 22271青 戸 662 113 176 62 196 22890 1076 3719〔

,8T 973 80 187 91 352 25605 2187 57512立′‖

調布 1179 31 427 112 407 53840 1557 71098玉川学日前

戸 田 605 166 78 33 165 14889 315 773E戸田公園 570 119 93 47 166 6231 618 6761

渋 谷 9608 279 366 968 4528 696969 6541 474462原 宿 3700 140 1029 267 1485 118279 3534 11295(代々木 7219 482 546 456 4164 59907 4025 33403恵比寿 1855 126 253 131 878 21141 3165 3607e代々木上原 539 26 133 42 214 8348 823 12741

早稲 田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 -14

Page 24: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

表 3-3 産業比率因子集計表

総事業所数に対する

製造業 商業 」生扁虫―サーヒ・ス 小売店 飲食店

新宿西口 3.680/ 40.100/ 49.570/ 14.25ツ 11.560/

新宿東口 1.030/ 71.720/ 24.990/ 15.21ツ 11.8391

高 田馬場 9.190/ 34.550/ 49.860/ 11.01ツ 8.600/

新大久保 5.110/ 38.510/ 51.080/ 13.71% 9.410/

早稲田 27.450/ 38.780/ 27.300/ 15。 13ア 13.300/

高 円寺 4.680/ 52.470/ 36.600/ 24.41ツ 10.940/

阿佐 ヶ谷 2.750/ 56.390/ 35.260/ 22.76ツ 9。470/

荻 窪 3.56ツ 49.800/ 41.870/ 25.74ツ 11.210/

方南町 9.680/ 37.410/ 35.370/ 18.350/ 7.340/

新高円寺 5。 920/ 45.420/ 39.190/ 21.430/ 8。 790/

南阿佐ヶ谷 4.130/ 50.000/ 39.300/ 30.180/ 8。 990/

高井戸 5.080/ 38.820/ 44.510/ 20。 730/ 8.940/

池袋 4.590/ 49.630/ 39.610/ 16.260/ 11.290/

大塚 9.890/ 42.20ツ 39.720/ 15.010/ 19.860/

巣 鴨 6.720/ 45.570/ 41.340/ 16.20ツ 20.500/

椎名町 8.71ツ 48.89ツ 34。260/ 29。48ツ 10.780/

北池袋 16.390/ 38.540/ 31.410/ 21.76ツ 18.010/

大手町 6.55ツ 42.86ツ 39.720/

霞ヶ関 4.84ツ 36.97ツ 43.830/

江古 田 5.01ツ 56.31ツ 28。 390/ 27.66ツ 12.9607

中村橋 5。 49ツ 47.487 32.140/ 26.99ツ 7.950/

石神井公園 3.48ツ 49.70ツ 41.700/ 27.37ツ 7.910/

大泉学園 3.287 51.40ツ 37.920/ 32.300/ 8.050/

新小岩 12.040/ 42.50ツ 28.750/ 25。 587 12.650/

金 町 8.75% 50.31ツ 33.060/ 25.68ツ 9.370/

亀 有 8.27ツ 54.93ツ 28.720/ 27.93ツ 120/

お花茶屋 36.680/ 34.34% 18.620/ 21.72ツ 6.630/

高 砂 12.510/ 45.74ツ 20.100/ 28。 92ツ 8.310/

四つ木 48.580/ 28.460/ 16.130/ 16.220/ 5.880/

青戸 17.140/ 43.410/ 29.590/ 26.600/ 9。380/

大井町 8.19ツ 49。 040/ 36.200/ 19.250/ 9.340/

立り‖

調布 2.66% 56.900/ 34.540/ 36.240/ 9.529

玉川学園前

戸 田 27.340/ 29.570/ 27.190/ 12.880/ 5.41ツ

戸田公園 20.880/ 36.260/ 29.040/ 16.330/ 8.320/

渋 谷 2.900/ 45.470/ 47.13ツ 3.81% 10.080/

原 宿 3.790/ 52.760/ 40.12ツ 27.800/ 7.210/

代々木 6.680/ 29.730/ 57.680/ 7.570/ 6.319

恵比寿 6.780/ 39,440/ 47.31ツ 13.620/ 7.040/

代々木上原 4.820/ 48.380/ 39.587 24.610/ 7.750/

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室‘

Page 25: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

表j-4 その他の因子集計表

人口1万人あた リ 駅乗車人数

1日 平均交通事故 犯罪件数 窃盗犯 火災件数

新宿西ロ 73 535 359 9。 15 162009〔

新宿東口 73 535 359 9。 15 162009〔

高田馬場 73 535 359 9.15 337812

新大久保 73 535 359 9。 15 3768C

早稲田 73 535 359 9。 15 40752

高円寺 38 149 113 4.81 54349

阿佐 ヶ谷 38 149 113 4.81 46935

荻窪 38 149 113 4.81 84197

方南 町 38 149 113 4.81 1717[

新高円寺 38 149 113 4.81 17250

南阿佐ヶ谷 38 149 113 4.81 11122

高井戸 38 149 113 4.81 18711

袖 1 33 313 243 5。21 1519901

Jビセ 33 313 243 5.21 5703C

巣鴨 33 313 243 5.21 14600[

椎名町 33 313 243 5.21 1515G

北池袋 33 313 243 5.21 5619

大手町 261 1381 1130 21.24 184904

霞ヶ関 261 1381 1130 21.24 68551

江古 田 88 413 357 10.37 24622

中村橋 88 413 357 10.37 2105C

石神井公園 88 413 357 10.37 39007

大泉学園 88 413 357 10.37 4204C

新′jヽ 岩 34 235 204 5.99 7007〔

金 町 34 235 204 5。99 4802ε

亀 有 34 235 204 5.99 38836

お花茶屋 34 235 204 5。99 16690

高 砂 34 235 204 5。 99 37271

四つ木 34 235 204 5.99 6002

青 戸 34 235 204 5.99 2202C

大井町 39 188 145 6.95 127657

立川 79 304 249 6.09 123487

調布 46 134 97 5.91 53391

玉川学園前 51 147 128 5.02 2343C

戸 田 97 204 176 4.47 12257

戸田公園 97 204 176 4.47 1991〔

渋 谷1179750

原宿194239

代々木12115G

恵比寿乙 0′ UOC

代々木上原17298C

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 -16‐

Page 26: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 事業論文

■平均化

これまで集計 したデータは、単位 やその大 きさが異なるためそのままでは比較す

ることが出来ない。そこで、それぞれの指標について平均化 をおこなった。

そ して得 られたデータが次ベージか らの表に掲載 したものである。

‐17‐早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

Page 27: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

表 3-5 平均化データ表 (人口)

人口密度

(人 /喘 )

昼間人口指数 人口の区に

占める割合

1世帯平均人詢

(人 )

新宿西日 73.27 171.3C 77.31 102.91

新宿東ロ 67.52 174.OC 67.01 87.0〔

高田馬場 111.84 97.13 114.98 93.01

新大久保 117.47 95.43 102.00 89.6“

早稲田 108.9C 99.55 101.02 105.81

高円寺 125.54 92.3G 101.43 85.42

阿佐 ヶ谷 122.19 92.04 103.72 96.9〔

荻 窪 106.79 92.75 93.84 82.77

方南町 112.52 91.93 92.47 108.2S

新高円寺 125.24 91.67 95.08 88.62

南阿佐 ヶ谷 117.21 92.32 92.46 94.3“

高井戸 92.57 91.88 82.07 104.87

池袋 100.58 102.72 129.28 93.8〔

大塚 130.51 93.52 122.40 97.71

巣鴨 108.01 94.30 87.41 110.61

椎名町 133.4[ 91.50 119.41 99.3[

北池袋 132.82 91.75 131.43 107.01

大手町 56.3C 4358.28 61.28 33.2S

霞ヶ関 56.29 3681.44 63.01 43.02

江古田 109.31 91.79 110.4C 90。47

中村橋 107.2g 91.79 108.lC 104.3〔

石神井公園 97.19 91_79 118.58 113.01

大泉学園 91.02 91.79 109.39 116.77

新小岩 93.3( 91.9 87.66 109.02

金 町 106.6C 91.93 97.02 111.57

亀有 101.82 91.93 83.85 110。 17

お花茶屋 107.41 91.93 92.lC 117.7(

高砂 101.81 91.93 88.73 119.6C

四つ本 91.79 91.93 76.89 132.85

青 戸 105.37 91.93 90.12 115。47

大井町 124.25 93.35 116.08 89。 94

立 川 87.21 98.72 130.43 99.8ε

調 布 96.11 93.64 100.2G 97.11

玉川学園前 74.95 77.63 123.73

戸 田 71.75 92.5( 135.49 121.9(

戸 田公 園 88.95 92.5( 141.12 148.61

渋 谷 76.66 142.8〔 89.23 86.71

原宿 84。99 106.27 79。63 94.93

代々木 72.91 125。 8〔 89.9ε 86。 9[

恵比寿 107.84 95.47 119.94 87.14

代々木上原 102.36 91.89 119.74 97.3g

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐18-

Page 28: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

表 3-6 平均化データ表 (産業)

人口1万人あた り 1回あたり

事業所数 製造業 小売店数 飲食店数 鐘日出―サーヒ・ス Jヽ 売販売都 事業所数

新宿西日 128.94 132.2[ 128.02 130.02 147.27 121.OC 131.97 127.5Z

新宿東ロ 202.84 122.6C 209.6〔 206.89 174.3C 212.12 183.48 199.6〔

高田馬場 96.57 102.24 94.11 95.84 98.55 95。 19 106.93 95.31

新大久保 95.69 90.89 94.51 95.59 97.42 95.49 105.52 97.3C

早稲田 93.96 119.71 93.23 95.51 91.87 94.49 94.05 92.0〔

高円寺 94.05 87.23 95.98 94.79 93.lC 95.55 99。98 98.59

阿佐 ヶ谷 92.94 83.28 93.73 93.35 91.74 94.59 92.84 93.0〔

荻窪 94.46 86.11 97.lC 95.28 94。 27 96.54 95。47 100。 32

方南町 91.83 86.77 91.38 92.10 90.55 95。 lC 85.4C 95。 22

新高円寺 92.76 86.27 93.18 93.04 91.88 95.09 92.57 96.01

南阿佐ヶ谷 92.84 84.61 95.OC 93.16 91.98 95.17 91.16 95.6〔

高井戸 91.37 82.88 91.02 92.00 90.44 94.6( 81.OG 91。 9[

池 袋 102.07 100.41 102.82 102.78 103.13 104.71 120。93 128.31

大 塚 94.47 96.3ε 93.74 98.65 93.99 94.43 104.lε 92.51

巣鴨 95。 85 94.59 95.69 101.36 95。 94 95。 15 101.82 94.77

椎名町 92.55 88.41 94.32 93.33 91.25 94.30 93.12 91.81

北池袋 92.33 94.21 92.59 94.59 90.81 94.23 91.6C 91.34

大手町 963.66 2152.36 1143.64 101.68

霞ヶ関 924。48 1543.6G 1200.4C 100.07

江古田 93.56 86.82 95。 95 94.95 91.66 94.39 92.46 91.62

中村橋 92.23 84.78 93.25 92.47 90。 76 94.4C 86.29 91.61

石神井公園 92.35 83.31 93.54 92.55 91.56 94.19 84.85 90.61

大泉学園 92.59 83.43 94.92 92.75 91.58 94.55 84.37 91.5(

新小岩 93.83 97.07 95.92 95.15 91.94 95.42 88.66 94.2〔

金 町 93.14 90.30 94.69 93.49 91.74 95.00 89.93 94.0[

亀有 94.66 94.31 98.17 95.43 92.65 95.78 94.39 96.53

お花茶屋 93.58 127.9C 94.48 92.99 90.61 95。34 91.98 95.5C

高砂 92.47 91.55 94.05 92.72 90.09 94.57 86.20 92.lC

四つ木 94.69 162.89 94.37 93。 3 90.88 94.83 90.67 92.3〔

青戸 92.98 98.89 94.60 93.37 91.27 94.99 88.99 93.92

大井町 94.39 93.37 94.97 94.5C 93.42 95.11 101.43 96.01

立 川

調布 95。 32 85.47 102.58 95.33 94.17 96.30 94.38 97.41

玉川学園前

戸 田 92.73 107.4C 91.49 92.22 90.84 94.66 80.47 90。 8S

戸田公園 92.57 99.79 91.97 92.79 90。85 94.29 83.87 90.79

渋 谷 133.35 125.96 100.63 128.88 150。7C 123.44 150.1[ 138。 91

原 宿 106.69 103.26 121.65 101.39 108。95 99.02 116.51 101.71

代々木 122.57 159.17 106.35 108.79 145.71 96.56 122.02 93.53

恵比寿 98.3G 100.90 97.03 96.05 100.62 94.92 112.38 93.8C

代々木上原 92.43 84.60 93.23 92.57 91.51 94.38 86.16 91.4C

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 -19-

Page 29: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

表3=7 平均化デー

総事業所数に対する

製造業 商 業 ≦≧月虫―サーヒ・ス 小売店 飲食店

新宿西ロ 87.57 89.11 128.87 81.22 108.72

新宿東口 82.27 160.99 75.07 83.85 110.38

高田馬場 98.63 76.48 129.51 72.37 91.5[

新大久保 90.44 85.49 132.17 79.7G 96.2〔

早稲 田 135.23 86.10 80.14 83.64 118.8[

高 円寺 89.58 117.22 100.48 109.07 105.1

阿佐ヶ谷 85。 71 126.14 97.56 104.55 96.6C

荻 窪 87.34 112.03 112.72 106.71

方南町 99.61 83.00 97.8C 92.46 84.24

新高円寺 92.06 101.2C 106.lC 100.91 92.64

南阿佐ヶ谷 88.48 111.61 106.41 124.89 93.82

高井戸 90.38 86.20 117.81 98。 99 93.55

池 袋 89.39 110.76 107.07 86.73 107.21

大 塚 100.03 93.89 107.32 83.32 156.93

巣 鴨 93.66 101.54 110.87 86.59 160.64

椎名町 97.66 109。 lC 95,37 122.9G 104.21

北池袋 113.05 85.55 89.13 101.81 146.1〔

大手町 93.33 95.39 107.32

霞 ヶ関 89.90 81.98 116.30

江古田 90.24 125。 9( 82.52 117.9C 116.87

中村橋 91.20 105.8〔 90.72 116.13 87.7g

石神井公園 87.16 110.92 111.66 117.17 87.53

大泉学園 86.76 114.80 103.38 130.70 88.3〔

新小岩 104.33 94.57 83.30 112.29 115。 lC

金 町 97.73 112.32 92.75 112.5( 96.02

亀 有 96.78 122.82 83.24 118。 71 106.1〔

お花茶屋 153.75 76.02 61.14 101.69 80。 12

高 砂 105.29 101.94 64.38 121.43 89.8〔

四つ木 177.61 62.66 55.68 86.64 75。 7〔

青 戸 114.56 96.64 85。 14 115.0〔 96.0〔

大井 町 96.61 109.43 99.62 94.94 95。 8〔

立 川

調 布 85.52 127.3C 95.98 141.47 96.9C

玉川学園前

戸 田 135.03 65.17 79.88 77.47 73.01

戸田公園 122.06 80.39 83.94 86.92 89.94

渋 谷 86.02 101.32 123.53 52.63 100.14

原 宿 87.79 117.89 108.19 118.35 83.5C

代々木 93.59 65.53 146.63 62.92 78.27

恵比寿 93.79 87.61 123.94 79.5C 82.49

代々木上原 89.85 107.92 107.01 109.61 86.62

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 -20‐

Page 30: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

表 3-8 判 ヒデータ表 (その他の因子>_

人口1万人あた り 駅乗車人数

1日 平均交通事故 犯罪件数 窃盗犯 火災件数

新宿西日 103.13 113.07 107.35 109。 17 164.92

新宿東ロ 103.13 113.07 107.35 109.17 164.92

高田馬場 103.29 113.07 107.35 109.17 105。 91

新大久保 103.29 113.07 107.35 109。 17 92.12

早 珊 田 103.29 113.07 107.35 109.17 92.27

高円寺 90.06 86.08 85。 91 87.18 92.8E

阿佐 ヶ谷 90.06 86.08 85。 91 87.18 92.5〔

荻 窪 90.06 86.08 85.91 87.18 94.2(

方南町 90.06 86.08 85。 91 87.18 91

新高円寺 90.06 86.08 85.91 87.18 91

南阿佐 ヶ谷 90.06 86.08 85。 91 87.18 90。 9(

高井戸 90.06 86.08 85,91 87.18 91.25

池 袋 88.42 97.57 97.21 89.19 160.31

大 塚 88。42 97.57 97.21 89.19 93.01

巣 鴨 88.42 97.57 97.21 89。 19 97.11

椎名町 88。42 97.57 97.21 89.19 91.OS

北池袋 88.42 97.57 97.21 89。 19 90。 6[

大手町 173.70 172.40 174.63 170。41 98.9C

霞 ヶ関 173.70 172.4C 174.63 170.41 93.54

江古 田 108.89 104.53 107.21 115.36 91.52

中村橋 108.89 104.53 107.21 115.36 91.3〔

石神井公園 108.89 104.53 107.21 115。36 92.1[

大泉学園 108_89 104.53 107.21 115.36 92.32

新小岩 88.5G 92.11 93.83 93.17 93.61

金 町 88.56 92.11 93_83 93.17 92.6〔

亀有 88_56 92.11 93.83 93.17 92.1週

お花茶屋 88.56 92.11 93.83 93.17 91.1〔

高 砂 88.56 92.11 93.83 93.17 92.11

四つ木 88.56 92.11 93.83 93.17 90.67

青 戸 88.56 92.11 93.83 93.17 91.4C

大井町 90。42 88.79 88.6E 98.02 96.2(

立 川 105。45 06′94 97.74 93.64 96.07

調 布 93.00 85.02 84.51 92.75 92.8〔

玉川学園前 95.20 85。 91 87.16 88.22 91.47

戸 田 112.21 89.94 91.42 85.46 90。 9[

戸田公園 112.21 89.94 91.42 85.46 91.31

渋 谷144.6(

原 宿99.33

代々木95.9(

恵比寿102.6〔

代々木上原98.35

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐21-

Page 31: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

3-2 特化度の算出

これまでに作成した指標をまとめ特化度を算定する。

駅周辺街区の機能のかたより具合を特化度とする定義に基づき、商、業務、住の

3つ の要素に因子をまとめる。その方法としてまず、これまで作成 した指標を商要

素、業務要素、住要素に分類 した。また、その駅周辺街区の規模についての要素の

指標も作成 した。そして最初に3つ に分類 したものに規模についての要素を乗 じて

特化度の3つの要素を決定した。

下図で各機能について上の枠内の因子の平均を取つたものに、下の枠内の因子の

平均を取ったものを掛けたのが表 3-9に表されている特化度要素別表である。

商機能

人口 1万人あたり小売店数人口 1万人あたり飲食店数人口 1万人あたり小売 り販売額lMあ たり小売 り販売額

総事業所数に対する小売店の割合総事業所数に対する飲食店の割合

住機能

人口密度人口の市区町村に占める割合1世帯平均人数

交通事故数犯罪件数窃盗犯数火災件数

業務機能

昼間人口指数人口 1万人あたり製造業人口 1万人あたり金融~サービス業総事業所数に対する製造業の割合総事業所数に対する金融~サービス業の割合

人口 1万人あたり事業所数1師あたり事業所数

特化度算出における因子の分類図

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ,22‐

Page 32: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 事業論文

そしてできたものが次項の表である。また、それらを3要素のレーダーチャー ト

にまとめたものをその後に掲載 した。欠損データの少なかった40の駅のについて特

化の状態を示すチヤートを作成することができた。そのチャートの三角形の形を見

ればその街がどのような特徴を持つかが簡単にわかる。例えば、三角形が一つの方

向に尖った形になっている大手町などは業務機能に非常に特化しているし、新宿、

池袋などは商機能に特化しているということがわかる。また、三角形が正三角形に

近い、つまり3種の機能がバランスよく存在する街もいくつかある。その分類や解

析については、考察の章で詳しく述べることにする。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐23-

Page 33: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

表3-9 舛封鍍 要素別表

商 業 務 住

新宿西口 190.37 174.09 86.38

新宿東口 279.2C 242.7C 78.35

高田馬場 95.5C 107.05 102.9C

新大久保 85。37 101.89 100.23

早稲田 88.45 98.99 101.8ε

高円寺 92.62 89.79 106.27

阿佐ヶ谷 88.66 83.66 108。 89

荻窪 95.53 89.74 99.03

方南町 83.38 82.7C 106.49

新高円寺 86.56 86.74 105。41南阿佐 ヶ谷 90.61 85。 34 104.1〔

高井戸 85。28 81.63 98.0[

池袋 168。 29 112.11 107.6(

大塚 95.64 97.58 114.3〔

巣鴨 102.24 96。 73 103.28

椎名町 91.26 86。 19 114.7〔

北池袋 93.59 88.09 119.54

大手町 97.00 878.78 44.52

霞ヶ閲 88.00 783.63 47.39

江古田 93.28 82.41 100.3C

中村橋 87.62 80.20 102.6〔

石神井公園 88.41 82.48 104_9[

大泉学園 91.34 80.86 102.0[新小岩 94.79 85.51 99.53

金 町 90.33 85.03 105.82亀有 93.80 86.75 100.98

お花茶屋 84.90 97.47 106.34

高砂 89.78 79。 19 104.5(

四つ木 80.83 107.32 102.4C

青 戸 89.52 87.67 104.7(

大井町 91.38 93.28 109.7C

立 川 97.00 1 99.OC 104.77

調布 97.69 86.27 101.1(

玉川学園前 96.8C

戸 田 78.34 87.58 108.61

戸田公園 82.85 86.31 120。 9〔

渋 谷 249.73 178.3G 84.2C

原個 167.8ε 114.83 86.52

代々木 153.79 164.11 83.2〔

恵比寿 141.24 108.47 104.97

代々木上原 130.8ε 83.02 106.5C

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 -24-

Page 34: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1"5年度 卒業論文

■駅別の特化度グラフ

早稲田

120

110

100

90

8。

2。

8。

新宿菫ロ

富円寺

‐25‐早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

Page 35: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

薇菫

方■町

120

110

100

90

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐26‐

Page 36: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

大軍

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐27-

Page 37: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

中村構

120

110

100

90

大泉学■

相  百 マー…十…IT

    

0  0  0

石神井公■

120

110

100

90

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐28-

Page 38: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

120

110

100

90

金町

お花荼■

120

110

100

90

富砂

120

110

100

90

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 -29‐

Page 39: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

立川

戸 日

目布

代々木上鷹

120

110

100

90

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐30‐

Page 40: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

240

200

160

120

180

160

140

120

:00

渋谷

代々ホ

8。

6。

2。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐31‐

Page 41: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

3-3 特化度の解析

これまでの作業で特化度の 3要素に関するレーダーチャートを作成したわけであ

るが、今のままでは三角形を見比べることしかできず街の比較が簡単にできないた

め、街の解析に利用するのは難 しいという問題がある。そこでこれらを一目瞭然 と

いう形に表し解析を楽に行うためにさらに加工を行った。その方法としてこれまで

に作成したグラフについて三角形の重心を求めそれらをプロットした。このことに

よりその街を表す点がどの位置にプロットされているかを調べることで街の機能が

どういう要素に傾いているかをより明確に示すことができた。

しかし、この表だけでは前述のレーダーチャートにおいて正三角形に近い、つま

り平均的にそれぞれの機能を保有するという街については、たとえ規模が大きくて

もグラフの中心に表現されるため規模の要素が現れてこない。そういうわけで街の

規模 も考慮に入れた解析においてこのグラフを利用するのは危険である。そのよう

な場合は3-2の項で示したグラフも利用する必要がある。

この研究においては街の機能のかたより具合をテーマにしていて特化の度合いと

いう概念からの分析を行うため、規模という概念から離れた次ベージに示すグラフ

がこの研究において示す最終的な特化度という指標の表現ということになる。

早稲 田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 3̈2‐

Page 42: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

●題ふ幅

0緊

く々ぎ

□目鱚案・

□機鱚輝

図終像Цざ奪

田澤畔ロ

野眼田傾

.・

口諄猟

早稲 田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐33‐

Page 43: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

Page 44: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

4-1 特化度による街の比較

駅周辺街区の特化の方向から分析を行う。まず、第 3章 までに算出した特化度グ

ラフから駅周辺街区を6つ のパターンに分類した。商要素、業務要素、住要素の 1

つの機能に非常に特化 している駅 3種類、商と業務など2つ の機能に特化 している

駅 3種類の合計 6種類である。

■商機 能に特化 した街

商業に特化 しているのは池袋、新宿 (東口)、 渋谷、原宿などがあげられる。こ

れらの傾向としてはやはリターミナル駅、しかもJR線 と私鉄や地下鉄の乗 り継ぎが

できる駅が多い。これは、乗 り換えるときに一度改札や駅から出る必要があり、そ

の時ちょっとついでにその街に降 り立ちぶらぶらしたり、駅ビルや駅の近くの商店

に立ち寄るという要因で生じたと思われる。そういう要因で商業にだんだん特化 し

た街は、商要素に関する魅力が増大していくにつれて、乗 り換えのついでの人だけ

ではなくその路線は普段使わないがその街に目的を持って行 くという人を呼びさら

に商要素が増大 してきた。さらに、その街に魅力を感 じた人々はその街をターミナ

ルとした鉄道路線を選んで住むようになり、そのことから、さらにその駅で乗り換

える人が増えて最初の要因が増大するという相乗効果で、都市の密度はどんどん増

大する。このようなことから商要素に特化 した街はかなり規模が大きく地価も上が

り、業務要素が同時に大きい街 もあるが住要素はほとんど存在 しなくなる。

このような駅は、今後さらに商業に特化 していくと考えられる。しかしそのよう

に考えられた駅の開発はうまくなされていない。むやみに駅前に広場をつくるよう

な開発はかえって人の流動を妨げるし、駅ビルもデパー トが駅の上や横にくつつい

ているだけになってしまっていそれらの利用者としては駅の使い勝手はかなり悪い

といえる。そのため、いかに再開発を行うかはインフラ面での整備が急務になると

思われる。駅前に巨大な再開発 ビルをたてることはあまり重要ではないだろう。そ

れよりも人々がいかに快適に商空間を楽しめるかということや、どうやって店の売

り上げを増やしたり街の魅力を高めるかを考える必要があるのではないだろうか。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 -34‐

Page 45: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

また、駅そのものの機能については、駅の利用者が膨大な数に及ぶため歩 くとす

ぐ人にぶつか りそうになるいまの状況 を改善 しスムーズな人の流れを作 り上げるこ

とが必要である。

■業務機 能 に特化 した街

業務に特化 している街区をもつ駅は、大手町、霞ヶ関、代々木、新宿西口など都

心部の駅に多い。特に山手線沿線とその中に位置する地下鉄駅はこの傾向が強い。

このタイプの街には特化度が高 く高層ビルが立ち並ぶオフィス街、規模は小 さいが

業務機能が集中している街がある。

前者は地下鉄駅が多 く、そういうところは駅そのものには乗降以外の機能は持た

ないという場合がほとんどである。また商業施設は駅周辺に若干存在するがそれ以

外は皆無に近い状態になっている。この街を利用する人々の多 くは鉄道を足 として

いて、自動車を利用する人はほとんどいない。これは、駐車スペースの問題が大き

く作用しているし、交通渋滞も大きな要因だろう。またそれ程までに特化 した街は

地価が非常に高いし生活物資を買う店もあまり無いため、ここに住む人はほとんど

いプトい。

後者の、規模は小さいが特化 している街の場合は比較的住宅が存在する。このこ

とに関しては、業務 と住に特化 した街のところで詳しく述べる。

業務に関する機能は、それ同士がお互い関係 して機能を果たすという性格から、

なるべく都合がいいように近くに固まって存在する傾向が強い。また、省庁や公的

機関との関わりが強い場合はその近くに存在するということもいえる。このように

1カ 所に集中するため、土地の高度利用の必要性から鉄道は地下につくられるし建

築物も超高層ビルが多い。このような地区においては、駅や再開発は地下利用を中

心に新 しいやり方を考える必要があるといえるだろう。特に地下鉄駅から街へのア

クセス方法を再考することで駅の役割を再構築する必要がある。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐35‐

Page 46: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

■住機能に特化 した街

住機能に特化 している街区を持つ駅は、大泉学園、椎名町、戸田公園、方南町な~

ど山手線の外側の私鉄沿線の小 さい駅に多 くみられる。これらの駅は、元々特に何

もなかった場所に鉄道が引かれたところがほとんどであろう。鉄道が発達し交通機

関が長足の進歩を遂げる以前は何 もない野原や農地に使用されていたところであ

る。そこに鉄道が引かれ駅ができ街が生まれたのである。そして長い年月を経てい

まに至っている。

住機能に特化 した街の場合、商機能も持つし、業務機能もごく少数であるが持つ

場合が多い。そしてそれらの機能が増大するようなことがあると他のタイプの街に

変化すると考えられる。

その例として新線が引かれ10年 になったばかりのJR埼京線戸田駅と戸田公園駅に

ついて10年余 りの変化を追って調査 してみた。ここは元々駅もなく住宅があるだけ

の場所でありほとんどの人は何 らかの形で自動車を利用するしかなかったと考えら

れる場所である。そこには鉄道の新駅ができた事による影響が生まれるはずである

と考えた。そして過去10数年に渡って特化度を算出してみたのだが、ほとんど変化

は無かったというのが結果である。駅ができてからわずかに商要素が増加しその方

向に動いているのが確認できたが、10年 というわずかな期間のためかあまりはつき

りとした動きは確認できなかった。実際現地に行ってみた印象では、特に戸田駅な

どは本当に駅の周 りには何 もなく、改札 と駅と一体化した商業施設が閑散とした住

宅地の中にぼつんとあるだけであった。駅前も私鉄の小 さい駅以下の最低レベルで

狭い道路が駅と平行に走つているのに面 しているだけであった。これが本当に埼京

線の駅かと疑いたくなる状況であつた。これは明らかに開発意識の不足が生んだ事

態だといえよう。もう少 し駅の環境を整備する必要があるのは明らかである。せっ

かく新宿から20分程度の位置に立地しているのであるからもう少 し駅を活用 した街

づくりを考える必要があるのではないだろうか。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐36-

Page 47: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 事業論文

このように考えると、住機能のみに非常に特化した街というのはあまり魅力がな

い街であるといえるのではないだろうか。このような街は他の機能が何もないから

住機能に特化しているという結果がでているのである。住宅地にある駅としては、

商機能や業務機能もバランスよく存在し、なおかつ住宅が多いという街が理想の形

だろう。

このようなタイプの駅はまだまだ発展途上の駅であるから、開発の方向やその方

法しだいで何十年後かには非常に魅力のある街に生まれ変われる可能性がある。

■商機能と業務機能に特化 した街

このタイプの街区を持つ駅の例 としては、新宿 (西 日)、 渋谷などがあげられ

る。新宿の西日は駅のすぐそばには百貨店などの商業施設が多数存在するがその外

側にはオフイスビルが立ち並ぶという状況である。渋谷は、駅の北西側に広く商業

施設が存在 して一見商業の街に思われるが、その他の方向には業務機能が多数存在

しているのである。

都心部のターミナル駅 (JRと 地下鉄の乗 り継ぎ駅)に このタイプが存在する。こ

のような都市の場合、商機能と業務機能が駅周辺に混在 しているわけではなくそれ

ぞれの機能が別々に固まって存在する。その形成は商機能に特化 した街と業務機能

に特化 した街の両方の要因から生まれたと考えられる。そのため駅の周 りは両者の

思惑がぶつかり理想 とは異なる方向に進みやすいのではないか。そのため新宿や渋

谷はそうでもないが中規模以下のこのタイプの街では再開発もあまりうまく行って

いないと思われる。

また、ここに来る人というのは2種類の人間に分けられる。毎日ここにきて業務

を行 う人と、いつもは来ないが今日はこの街に遊びに来たという人である。もちろ

んそれぞれ求める要素は異なる。こういう事からこの2種類の人間の差異を考慮す

ることが必要であり、どちらか一方についてのみ考慮 していくのは危険な分析にな

るだろう。常に両方の機能に対する分析を行い開発などを進めていく必要がある。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐37-

Page 48: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

■業務機 能 と住機 能 に特化 した街

このタイプの街区を持つ駅の例としては、高田馬場や恵比寿などがあげられる。

業務機能に比較的特化 しているのだが、まだまだ住宅がたくさん存在する街であ

る。言い換えれば住宅地であるが業務施設もかなり存在する街であるともいえる。

つまり表通 りは業務施設が立ち並んでいるが、一歩裏にはいると住宅地なのであ

る。

こういう駅は場所的には都心に位置するため、高級住宅地の様相をていする場合

が多い。そのためこれ以上業務機能への特化が進むとも考えにくい。この街がさら

に特化するとすれば商機能が増加 した場合であり、この時は商機能の増加により街

の規模が拡大し、それと共に業務機能が増大すると考えられる。

■住機能 と商機能 に特化 した街

このタイプの街区を持つ駅の例としては、荻窪、新小岩、巣鴨などがあげられ

る。このような駅は、JRの 中央線、総武線といった近郊へ伸びる路線の都心に近い

ところに存在 しやすいだろう。こういう路線の中では比較的大きな駅になり、駅周

辺には大きな商店街を持つ。

これは、街が発展 してくるうちにこの駅の勢力範囲が駅周辺だけという範囲から

かなり拡大してきて、この駅の果たす役割が都心のターミナル駅のミニチュア版の

ようなものになってきていると考えられる。つまリターミナル駅は鉄道の路線と路

線を結ぶものだが、この駅の場合は駅と街を結ぶターミナル化 し、鉄道とバスや自

転車などを結ぶ役割を果たしているのではないかということである。そのことか

ら、駅の周 りはもともとは住機能に特化 していたのだがそれがターミナル化を起こ

したため商機能への特化が始まったと考えられる。

商機能をさらにのばすような開発を行えば、さらに商機能に特化 していくだろう

と予測できる。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 -38‐

Page 49: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

4-2 駅と街の境界

駅と街との関係を考えるとき重要な要素として考えられるのは、駅と街の境界に

ついてである。特化が進んだ街は、駅と街の境界が曖味になりどこまでが駅でどこ

からが駅の外か分からないような形で境界を形成する。つまり、改オLか ら出てふら

ふら歩いていたらいつのにまにか駅ビルのなかに入つていたとか、同じように改札

から出て駅の中だと思って歩いていたら実は駅に隣接する地下街にすでに入ってい

たといったことが当たり前のように起こってくるのである。

境界というものを知覚することなしにそれらの間を行き来できる状態が生まれて

くるということは、駅が街によく馴染んでいて駅は街の重要な機能の一つになって

いるということだろう。

駅と街の境界について特化度とからめて調査したところ、特化の方向により境界

のパターンも変化することが分かった。大まかなイメージでいうと、商機能に特化

した駅は駅から街に染み込むように人が動いていき、業務機能に特化 した駅は駅か

ら街に流すように人が動いていき、住機能に特化した駅は駅から街にまくように人

が流れていく感 じになる。

商に特化

住に特化

業務に特化

特化度と人の流動の模式図

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐39…

Page 50: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 事業論文

■商機能に特化 した街

商機能に特化した街における街 と駅の境界はしみこむようなイメージと述べた

が、実際にどうなっているか調べてみると特に商機能に特化 した街では地下道につ

いてその傾向が顕著に現れる。地下道の場所は地下鉄と地上の間に配置される傾向

が強いのは当然あるのだが、その出回は街にしみこむようにたくさんしかも間隔も

せばまり存在することが商機能に特化 した街の特徴である。また、地上のつながり

は駅前の広場を通りそこから横断歩道や歩道で街に続 くという形が多いが、この方

法は駅前の人の流れがその広場や横断歩道に集中するため混雑がひどくなり人の動

線の面から見るとうまくない方法である。そのため地上のつながりだけでなく地下

のつながりも考える必要があるといえる。これからの開発の方向は、地下道の配置

とその出回の配置と形式をうまく活用することだろう。

■業務機能に特化 した街

業務機能に特化した街における駅と街の境界は流すようなイメージと述べたが、

こういう駅は都心に多いため地下鉄の駅が多いわけである。そこで、地下道の利用

がこれからの主なテーマになると思われる。こういう駅の出回の状態は、交差点に

おいて地上への階段のみの出口があるものがほとんどだが、地下道から隣接するビ

ルの中にそのまま入っていける出口をもつものもある。この場合、ビルの地下にあ

る地下街へ続いている場合も多い。後者のような駅は、流すようなイメージがまさ

に当てはまる。

出回の数そのものは商機能に特化 した街のように多 く間隔が狭い必要はないが、

人々を目的の場所へ進ませるという役割においてしっかり機能する必要がある。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 -40‐

Page 51: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

このような駅においては、人の動線 をいかに簡単にスムーズにできるかが開発の

方向 といえるだろう。 ビルの地下をネットワーク化 して地下駅から地下を歩いて行

くだけでどのビルに も行ける という状態 も、その例 としてはおもしろいだろう。

ここで問題になってくるのは、商機能 と業務機能の両方に特化 した傾向をもつ駅

である。この場合、駅の近辺 は商機能でその外側が業務機能 という風に分かれてい

るのが普通である。 この場合業務機能の方に流すような強い動線 をつ くってしまう

と、それと駅の間に挟 まれた商機能が廃れて しまう危険が生 じる。池袋 にしても、

サ ンシャイ ンができたときそこまで地下道を引いてしまっていたら今のような60階

通 りの商店街 はないだろう。新宿の西日も都庁 の方への地下道をつ くったことで、

西回のヨドバシカメラのあた りはあまり魅力のない商地区になってきているのでは

ないか。このように地下道を利用 した開発は危険 もはらんでいると考えられる。

■住機能に特化 した街

このタイプの街のイメージは、駅からまくように人が散っていくという動きであ

る。このタイプの駅は地上を走る路線の場合は、線路と踏切で街が分断される問題

がある。せめて駅前だけでも踏切なしで人と車が行き来できるような再構成が必要

だろう。そしてそのスペースに周辺住民のコミュニティの核になるものを簡単なも

ので良いから設計することも必要なのではないか。

早稲 田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐41-

Page 52: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

4-3 設計指標の提案

これまで考察してきたことから駅の再開発において、駅周辺街区の機能特化度を

もとに駅と街との境界を考えることで、指針を示すことができたと思われる。

それぞれの機能に特化した街においては、その街にあった駅と街の関係がある`

それを特化度という指標を用いて考えることでその街の特徴を知ることができる。

そして、その街の持つ魅力を生かした方向に再開発していくことが必要である。特

に駅と街の境界は、十分に考慮されなければ街の発展が妨げられたり衰退を招いた

りする危険があるため、その街に本当にあった形にされなければならないから、特

化度の果たす役割は大きいだろう。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ‐42‐

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1995年度 事業論文

参 考 文 献

■参考文献

都市 と高速交通

駅およびその周辺に関する研究

学術講演梗概集 F

■参考資料

東京 10000市街道路地図帖

新宿区の統計 平成 7年度版

統計 杉並 平成 6年度版

豊島区の統計 平成 6年度版

千代 田区の統計 平成 6年度版

統計 練馬 平成 6年度版

葛飾区の統計 平成 6年度版

統計立川 平成 5年度版

統計戸田 平成 7年度版

統計渋谷 平成 7年度版

日本都市学会編

佐野友紀 。内藤茂・野沢理恵

平成 2年度卒業論文

日本建築学会

東京地図出版株式会社

新宿区

杉並区

豊島区

千代田区

練馬区

葛飾区

立川市

埼玉県戸田市

渋谷区

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Page 54: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

おわりに

この研究においては、調査の方法に町丁別のデータを用いたため、そのデータを

集めるのにかなりの時間と労力を費やしてしまい十分な分析や考察をすることがで

きなかったのが非常に残念です。もう少しその応用方法について深い考察ができた

ら、駅周辺街区の機能特化度という指標は再開発の時に駅と街の関わりという角度

から分析するのに役に立つものになると思います。

最後になりましたが、いろいろご指導して下さいました渡辺仁史先生、、悩んで

いる僕につきあい指導してくれた担当の樋口さんと浜田さん、そして何かとお世話

になった大学院生の方々に心より感謝申し上げます。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 卒業論文

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1995年度 卒業論文

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1995年度 卒業論文

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早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 卒業論文

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Page 59: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

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1995年度 事業論文

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Page 61: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 事業論文

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1995年度 卒業論文

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Page 63: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

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早稲 田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

Page 64: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

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早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

Page 65: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

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早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

Page 66: 街の機能特化度による駅の在り方に関する研究

1995年度 卒業論文

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早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 卒業論文

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早稲 田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 卒業論文

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早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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1995年度 卒業論文

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早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

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