行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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U94t)2 早稲田大学理工学部建築学科 卒業論文 指導教授 渡辺仁史 行動 づいた住宅平面 構成手法 関 す る研 究 伊藤育子 Del)a■ lllent of_ζ rchitecttire,Scht,ol of Sciel■ le and Engili● erillg,ヽ raseda Univers

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1994年度,卒業論文,伊藤育子

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Page 1: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

U94t)2

早稲田大学理工学部建築学科・卒業論文

指導教授 渡辺仁史

行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

伊藤育子

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Page 2: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究
Page 3: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文 ===

行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

早稲田大学理工学部科

渡辺仁史教授

Gl D009‐3 伊藤 育子

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 4: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===fo Huor;

近年、様々な住宅メーカーから様々な商品が発売され、住宅は多様性を帯びたかに見えがちである。

しかし、そこから生みだされるものは、表面的な違いこそあれ、基本的な空間の構成の方法は画一化

され、空間配置が決定されている。更に、従来の設計方法では、設計者の経験や意図が重視された空

間構成がほとんどである。人間一人一人が異なる生活サイクルを持っているにもかかわらず、一日24

時間を通しての行動と、使用する空間との関係までは考えられていない。

人間はどのような空間配置においても、自分の行動パターンを保とうとする。建築空間は、人間が

その内部において、様々な行為を行うための器である。特に住宅のように空間使用者が決定している

場合、生活する側の意志が優先されるべきである。

各行動に合わせ「室」は選ばれ、時には「室」に合わせ行動が決定され、「室」から「室」へと移

動 しながら様々な行為が行われていく。その際、住宅として与えられる空間は、内部が規定された

「室」によって分割されており、その決められた空間の中で、自分の行動パターンに合わせた生活を

送 らなければならない。

更に、従来 も住宅における空間構成の在 り方に着日した論文はあったが、そのいずれもが、人間の

行動のパターンや習慣 とは関係を持たない。人間の行動のパターンとは切 り離された部分で、前提と

されている空間の組み合わせの方法を記述することに終始 している。

住宅内部における行動と、住宅内部の「室」 との関係に着 目し、空間の組み合わせの方法を人間の

行動のパターンに合わせて記述 し、その中で生活する者の意志が、そのまま反映される空間配置の方

法を考える必要があると思える。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 5: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文一

□ 目次

■0 はじめ:こ

■1 研究目的

■2 モデルにおける用語の定義

■3 研究方法

■4 調査方法

■5 個人の動線理論モデル

■6 家族の動線理論モデル

■7 動線モデル・空間構成モデル

7‐ 1 動線の消去

7‐2 空間の分離 と結合

■8 モデルに用いられる法則

8‐ 1 リンクに関する法則

8‐2 ノー ドに関する法則

■9 結果

9‐1 空間に関する結果

9‐2 動線に関する結果

■10 考察

■11 資料 (サ ンプル例 )

■12 参考文献

■13 おわりに

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171

2

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 6: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===■ 1 研究 目的

人間は本質的に、各個人毎に異なる行動パターンを持っている。行動を「室」から「室」への移動、

つまり空間どうしのつなが りとしてたどっていった場合、行動パターンを動線パターンとして把握す

ることができる。現状の住宅では、決められた空間配置に人間の行動が規制され、本来各個人が持つ

動線パターンは保持されていない。

そこで、本論文は、各個人固有の動線パターンに基づいて「室」を配置し、直接人間の行動と「室」

との関係に着目した平面構成手法を提案することを目的とする。

その一つの例として、本論文では、空間使用者が決定され「室」が規定された、動線パターンが顕

著に現われる住宅について扱うことにする。

又、各個人及び空間、行為によって、共に生活する他者と保ちたいと考える交流関係は異なる。そ

こで、動線の組み合わせの手法の提案だけでなく、それらの交流関係が考慮された住宅の平面構成手

法を考える。その交流レベルが維持された、最小限に必要な空間と動線からなる空間構成モデルを提

案することを目的とする。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 7: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 〓===■ 2モデルにおける用語の定義

本論文で提示されるモデルは、ノー ドとリンクの結合関係に基づいて表現される。又、モデルに用

いる用語は、以下に示す定義に基づいて行われる。

○ノード :

空間 (室)を示す。

○リンク :

各空間 (室)を接続する動線を示す。

○住宅内部における行動 :

住宅内部で行われうる行動の中から、住宅の動線計画を考える上で、重要と思われるものを任

意に抽出し、本モデルを作成する上での対象の行動とする。

(「表3-1:住宅内部行動一覧」参照)

○交流レベル :

各行動における他者 (同居する家族)と の理想的な交流関係を5段階で表記する。

(「表3‐2:他者との交流レベル」参照)

表3‐ 1)住宅内部行動一覧

表3‐2)他者との交流 レベル

番 号 行動 内容 番号 行動 内容 番 号 fT動 四谷

l 睡田民を とる C 洗濯 をす る 20 テ レビを見 る

身仕度を整える

(服 をきがえる、化粧をする)

1 仕事 を す る 21 CD、 ラジオ等を聞 く

勉強 をす る 21 電話 をかけ る

洗顔 をする、歯 を磨 く 遊 ぶ 21 他人 の世話 をする

4 トイレに行 く 4 新聞を読 む 昼寝 をする

入浴する 読書をする 2f おやつを食べる

( 料理をする 6 趣味 を楽 しむ 2( お酒を飲む

7 食事 を取 る お稽古事 をする 煙草を吸う8 食事の後片付 けをす る 8 家族 と会詰 をする その他

9 層除 をする 9 家族以外 の者 と会詰 をする 外出をする

記号 父冗 レベ ル

A l極的 にブライバ シー を保 ちた い (完全 に一人 にな りたい)

やや プライバ シーを保 ちたい (ど ち らか といえば一人 にな りたい)

どちらともいえない 一人でも家族がいてもどちらでもよい)

D やや他者 との交流 を したい (ど ち らか といえば家族が共 にいて もよい

隕極的 に他者 との交流 をしたい (家 族が共 にいて もよい、共 に行動 したい)

4

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 8: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===

○初期設定ノード :

モデルの作成ベースとして、住宅が成 り立つための機能を持つ最小限の「室」を初期設定ノー

ドとして与えた。玄関、居間、食堂、台所、浴室、 トイレ、洗面所、各個人の寝室を住宅の基本

形とし、ノードとして初期設定する。

※注 1)

○室名の記号 :

初期設定ノー ドは、以下の記号によって表現される。

玄関→En 居間→Li 食堂→Di 台所→Ki 浴室→Ba トィレ→TO 洗面所→Wa

各個人の寝室→ Bel~N

O空間に用いる室名の定義 :

初期設定ノー ドは以下の項目によって定義される。

1)設備に伴う機能によって規定される空間

Ki:設備としてのキッチンを伴い、最低限、行動6「料理をする」、行動8「食事の後片付けをす

る」の欲求を満たすための空間。

Ba:設備としての浴槽を伴い、最低限、行動5「入浴する」の欲求を満たすための空間。

To:設備としての便座を伴い、最低限、行動4「 トイレに行 く」の欲求を満たすための空間。

Wa:設備 としての洗面台を伴い、最低限、行動3「洗顔をする、歯を磨 く」の欲求を満たすため

の空間。

2)交流レベルのみで規定される空間

Li:共有空間とし、交流レベルが (E)で あり、特定の欲求及び行動との対応関係を持たない。

Bc:私有空間とし、交流レベルが (A)であり、特定の欲求及び行動との対応関係を持たない。

3)あ る欲求及び行動によって規定される空間

En:主 に外部空間と内部空間を連結するための空間。

Di:共有空間とし、交流レベルが (E)で あり、食卓を伴い、最低限、行動7「食事を取る」の欲

求を満たすための空間。

※注2)

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 9: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===

注1)現住宅内において、初期設定ノー ド以外の「室」を所有する場合、その室を初期設定ノー ド

に追加する。

cx)書斎→St:個人で使用 しているならば、私有空間であるため、Bcと 同じ定義とする。

注2)ア ンケー トの回答 において上記の室名の定義と一致 しない場合は、定義に合わせて室名を変

更する。

ex)居間 (Lう で行動7「食事を取る」の欲求を行った場合、食堂 (Di)の名称の機能を持つ

「室」とみなし、室名をDiに変更する。

_(「サンプル4」 参照)

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Page 10: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===■ 3研究方法

本研究は、以下に示すフローに基づいて行われる。

1)個人の動線モデルの作成 :

個人の行動から導かれる「室」の配置パターンを把握するために、アンケー ト調査を行い、そ

の結果に基づいて個人の動線モデルの提案を行 う。

2)家族の動線モデルの作成 :

_それぞれ異なる動線パターンを持つ人間が共に生活をする場において、空間の共有、動線の重

複 により、お互いのパターンが相互に絡み合いながら、一つの空間配置が構成 される。各個人の

動線パターンが保たれた家族の「室」の配置パターンを把握するために、各個人の動線モデルを

合成することで、家族の動線モデルの提案を行 う。

3)家族の動線モデルの応用 :

通行する全動線を用いた動線モデルは、空間において物理的に不都合な点が多々生 じてくる。

従 って、動線 を整理することによリモデルを簡略化 し、実際の設計に応用可能となる動線モデル

の提案を行 う。

更に、各行動 とそれを行う「室」における、各個人が望む他者 との理想的な交流関係が維持さ

れうる「室」の配置パターンを把握するために、空間構成モデルの提案を行う。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 11: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

■4調査方法1994年 度 卒業論文 ===

平日 (24時間)の平均的な行動パターンと、その行動をおこなった「室」、各行動における他者

(同居する家族)と の理想的な交流関係を把握するために、アンケート調査 (「住宅内部における生

活行動に関するアンケート」)を行った。

本アンケー トは、1994年 8月 から10月 の期間に、家族ごとに父、母をはじめとし家族全員を対象に

行った。

「住宅内部における生活行動に関するアンケート」の概要を次頁に記す。

8

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 12: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

住宅 内部 にお ける生活 行動 に関するア ンケー ト調査のお願 い

■本アンケー ト調査の目的

本アンケー ト調査では、住宅内部における各個人の生活行動パターンの把握とその行動をおこなう際の他者 (同居

する家族)と の理想的な関係の把握を目的としています。

何かとお忙 しい時期、誠に恐縮ではございますが、御協力よろしくお願いいたします。この調査に関するお問い合わせは下記へお願いいたします。

〒169 東京都新宿区大久保3‐4‐ 1 55号館N棟 08‐01

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室

担当 :伊藤 育子 (学部4年 )

水越 英一郎 (修±2年 )

■本アンケー ト調査の回収の方法及び日程

アンケー トの回収期日は、8月 末日でお願いします。

回収の方法は、以下の2通 りでおこないたいと思います。

1)8月 中に研究室に来られる方は、研究室 「水越のメールボックス」まで、直接お願いします。2)それ以外の方は、8月 末日までにお手数ですが、研究室 「伊藤育子 宛て」に郵送していただきたいと思います。

■本アンケー トに関する注意

1)本アンケー トは、家族単位でおこないたいと思います。

家族全員のデータがそろわない場合には対象外となりますので、注意してください。2)回答方法は、後に示す各質問の指示に従ってください。詳しくは、紙面の例を参考にしてください。3)各アンケー ト用紙の記入に際 しては、必ず家族の中での属性 (父、母、長男、次女など)、 年齢、性別、職業

の記入漏れのないように注意してください。

4)ア シケニ ト用紙回収の際も家族単位で提出してしヽただきたいと思いますのでt必ず二家族をセットにして、ぼらばらになることのないように注意してください。

■住宅内部における生活行動に関するアンケー ト調査

[項 目 1]住宅内部にお ける生活パ ターンについて

以下の回答方法に従い、あなたが住宅内部で行動する際の平日 (24時間)の平均的な行動4ゞ タァンを、「いつ」、「どこで」、「どのような」行動をおこなうかという形式で回答をして下さい。はじめに、足 りない室名 (庭 、ベランダ、書斎など)がある場合、それを室名の並びの空欄に記入

.し てください。

回答方法1:15分 を一つの単位として、各時間毎にあなたがおこなった行動を「表1:住宅内部行動一覧」より選択し、その回答をその行動をおこなった部屋の回答欄 (四角い枠のとこぅ)に数字で記入してください。

回答方法2:同時に同一の部屋で複数の行動をおこなった場合には、その全てについて記入して下さい。

Page 13: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

回答方法3:15分以内に複数の行動をおこなった場合には、その全てについて記入し、その前後関係を (ア )、 (イ )

(ウ )… といった形式で各部屋の回答欄の数字の脇に記入 してください。

例 :6:oo~6:05「 トイレにいく」 (ト イレでおこなったと仮定)を おこなった後、6:05~ 6:15「洗

顔をする」 (洗面所でおこなったと仮定)を おこなった場合、まず6:00~ 6:15の「 トイレ」の回答欄に (4‐ ア)を 記入し、さらに「洗面所」の回答欄に (3‐ イ)を 記入する。

回答方法4:住宅内部での行動を記入 し、家を出た瞬間から外出とみなし、その際、「玄関」の回答欄に外出をする

(29)を 記入 してください。

[項 目 2]各 行動 にお ける他 者 との理想 の関係 について

次に以下の回答方法に従い、「住宅内部における生活パターンに関する項目」で回答をした各行動について、自らがその行動をおこなう際の、他者 (同居する家族)と の理想的な関係を回答をして下さい。

回答方法 :「住宅内部における生活パターンに関する項目」で各時間毎に回答をおこなった行動について、「表2:

他者との交流 レベル」より交流のレベル (プ ライバシーを保ちたい、交流をしたいなど)を A~Eの記号で選択し、各行動に該当する四角い枠の横にある ( )の中に記入してください。

項目2:回答方法 (例 )

項目 1:回答方法1(例 )

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項目1:回答方法2(例 )

項 目 1:回答方法3(例 )

このように短時間における行動まで細かく記入 してください

項目 1:回答方法4(例 ) 〈サンプル〉

Page 14: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

住宅内部における生活行動に関するアンケー ト (別紙 )

アンケー トは、この表に基づいて回答 してください。

表1:住宅内部行動一覧

表2:他者との交流レベル

番号 行動内容 番号 行動内容 番号 行動内容

1 睡 H民 を とる 10 洗濯 をす る 20 テ レビを見る

2 身仕度を整える

0腱 をきがえる、化粧をする)

仕事 をす る 21 CD、 ラジオ等 を聞 く

12 勉強 をす る 22 電話 をかιする

3 洗顔 をする、歯 を磨 く 13 遊 ぶ 23 他人の世話 をす る

4 トイレに行 く 14 新聞を読む 24 昼寝をする

5 入浴する 15 読書 をす る 25 おやつを食べ る

6 料理 をす る 16 趣味 を楽 しむ 26 お酒を飲む

7 食事 を取 る 17 お稽古事 をする 27 煙草 を吸 う00 食事の後片付けをする 18 家族 と会話をする 28 その他

9 掃除をする 19 家族以外の者 と会話をする 29 外出 をす る

記号 Llfi,v<tvA 積極的 にプライバ シーを保 ちたい (完全 に一人 にな りたい )

B ややプライバシァを保ちたい (ど ちらかといえば,人になりたい)

どちらともいえない (一人で も家族がいて もどちらで もよい )

D やや他者との交流をしたい (ど ちらかといえば家族が共にいてもよい)

E 積極的に他者との交流をしたい (家族が共にいてもよい、共に行動 したい)

Page 15: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 17: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 事業論文 :===■5個人の動線理論モデル

個人の住宅内部における行動パターンを把握、解析 し、個人の動線モデルを作成する。

操作1)個人の行動パターンの把握 :

アンケー ト調査 (「住宅内部における生活行動に関するアンケート」)を行い、平日 (24時

間)の行動と、その行動を行った「室」、交流レベルを把握した個人のシー トを作成する。

操作2)個人の動線と通行回数の抽出 :

アンケー トによるシー トから個人の動線を抽出し、「個人の動線の通行回数の一覧表」 を作成

する。

操作3)個人の動線理論モデルの提案 :

「個人の動線の通行回数の一覧表」に従い、個人のグラフを作成する。

注)本モデル作成において、行動9「掃除をする」は全空間に及ぶ行動であるため、動線を抽出す

る際、通行回数から除 く。

14

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 18: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 19: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 20: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 21: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 22: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 23: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 24: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 25: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 26: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 27: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 28: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 29: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 30: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 31: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ====

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サ ンプル 1‐2

サ ンプル1-3 祖母

サ ンプル1‐4 長女

サンプル1‐5 次女

サンプル1-6 三女

図5‐3)個人の動線理論モデル

28

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 32: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文 ===■6家族の動線理論モデル

各個人の動線モデルの合成 により、家族の動線モデルを作成する。

操作1)各個人の動線理論モデルの把握 :

「■5 個人の動線理論モデル」に従い、各個人の動線理論モデルを作成する。

操作2)家族の動線 と通行回数の抽出 :

「個人の動線の通行回数の一覧表」 を集計 し、「家族の動線の通行回数の一覧表」を作成する。

操作3)家族の動線理論モデルの提案 (私有空間を除 く):‐複数の人間が使用する「室」は、共有の空間として動線がつながらなければならない。 よって、

「家族の動線の通行回数の一覧表」に従い、個人が使用する私有空間として定義された「室」を

除いた家族のグラフを作成する。

操作4)家族の動線理論モデルの提案 :

各個人のグラフと家族のグラフを合成 し、動線理論モデルを作成する。

表6‐2)家族の動線の通行回数の一覧表 (動線モデル)

サンプル1:家族の動線の通行回数 (動線モデル)

早稲田大学理工学部建築学科

29

渡辺仁史研究室 ―

Page 33: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===

図6‐3)家族の動線理論モデル (私有空間除)

図6-4)動線理論モデル

30

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 34: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===■ 7動 線モデル・空間構成モデル

動線を整理し、モデルを簡略化するための手法を提案する。更に、交流レベルにより空間をランク

づけし、「室」の分離と結合によって空間構成モデルを作成する。

31

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 35: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===□7-1動線の消去

「■6 家族の動線理論モデル」では、各個人の動線に基づき、通行 した全ての動線を用いてモデ

ルの提案を行つた。 しかし、実際の設計を考えた場合、空間の結合に物理的に不可能な点が多く、ま

た土地や設計条件により理論上に示 した全ての動線条件を満たすことは出来ない。

そこで、本項目では、動線の消去を行 うことにより、モデルを簡略化 し、実際の設計への応用が可

能となる動線モデルの提案を行う。

操作1)各個人の行動パターンの把握 :

_ア ンケート調査 (「住宅内部における生活行動に関するアンケート」)を行い、平日 (24時

間)の行動と、その行動をおこなった「室」、交流レベルを把握 した各個人ごとのシー トを作成

する。

(「■5:操作 1」 参照)

操作2)各個人の動線と通行回数の抽出 :

アンケー トによるシー トから各イ国人の動線を抽出し、「個人の動線の通行回数の一覧表」を作

成する。

(「■5:操作2」 参照)

操作3)家族の動線と通行回数の抽出 :

「個人の動線の通行回数の一覧表」を集計し、「家族の動線の通行回数の一覧表」を作成する。

(「■6:操作2」 参照)

操作4)リ ンクの消去 :

「 リンクに関する法則」 (■ 8‐ 1)に従い、「家族の動線の通行回数の一覧表」より、消去す

るリンクを決定する。更に共有空間において、ノードが他のリンクから分離しないように確認す

る。

以上により決定 された同リンクを「個人の動線の通行回数の一覧表」の消去するリンクとし、

決定する。

操作5)各個人の動線モデルの提案 :

リンクが消去された「個人の動線の通行回数の一覧表」に従い、各個人のグラフを作成する。

32

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 36: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 :===

サンプル1‐1 父

サ ンプル 1‐2 母

サンプル1‐3 祖母

サンプル1_4 長女

サンプル1-5 次女

サンプル1-6 三女

図7‐ 1-5)個 人の動線モデル

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

33

Page 37: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===

操作6)家族の動線モデルの提案 (私有空間を除く):

複数の人間が使用する「室」は、共有の空間として動線がつながらなければならない。よって、

リンクが消去された「家族の動線の通行回数の一覧表」に従い、個人が使用する私有空間として

定義された「室」を除いた家族のグラフを作成する。

操作7)動線モデルの提案 :

各個人のグラフと家族のグラフを合成 し、リンクを整理した動線モデルを作成する。

図7‐1-6)家族の動線モデル (私有空間除)

図7‐ 1‐7)動線モデル

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

34

Page 38: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 事業論文 =喜=□7-2空間の分離と結合

各個人によって、また行動とそれを行う「室」によっても、他者 (同居する家族)と め保ちたい交

流関係は異なる。各個人の交流レベルに合わせ空間をランクづけすることにより、空間を分離、結合

し、各行動における他者との理想的な交流関係を満足するための空間構成モデルの提案を行う。

35

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 39: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 :===

操作1)各個人の行動パターンの把握 :

アンケート調査 (「住宅内部における生活行動に関するアンケート」)を行い、平日 (24時

間)の行動と、その行動を行った「室」、交流レベルを把握した各個人ごとのシー トを作成する。

(「■5:操作 1」 参照)

操作2)各イ国人の空間の使用時間の抽出 :

アンケートのシートより、使用時間を15分単位の各室の使用回数で表し、「空間の使用度刻

を作成する。

操作3)空間の分離、結合 :

各個人の空間のランクを決定する。 (■ 8‐2:法則 1)

(「図5‐2」 の交流レベル欄参照)

空間の交流レベルにより空間を分離する。 (■ 8‐2:法則2)

(「図7‐2‐4」 の交流レベル欄参照)

家族の空間のランクを決定する。 (■ 8‐2:法則2)

(「図5‐2」 の交流レベル欄参照)

空間の交流レベルにより空間を分離、結合する。 (■S-2:法則2、 3)

(「図7‐ 2-5」 の交流レベル欄参照)

操作4)各個人の動線と通行回数の抽出 :

アンケートによるシー トから各個人の動線を抽出し、「個人の動線の通行回数の一覧表」を作

成する。

(「■5:操作2」 参照)

表7‐ 2‐2)空間の使用度表

サンプル1:空間の使用度

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父 2 l 1 2 2 1 41

母 4 10 21 9 2 7 6 32

祖 母 2 8 12 3 6 2

長女 2 4 1 2 2 44

次女 2 10 1 4 3

三女 2 10 1 3 3 64

家 族 14 42 56 10 17 17 41 32 39 44 64

36

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 40: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 41: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 事業論文 ===

操作5)家族の動線と通行回数の抽出 :

「個人の動線の通行回数の一覧表」を集計 し、「家族の動線の通行回数の一覧表」を作成する。

(「■6:操作2」 参照)

操作6)リ ンクの消去 :

Fリ ンクに関する法則」 (■ 8‐ 1)|こ 従い、

るリンクを決定する。その決定された同リン

リンクとし、決定する。

(「■7‐ 1:操作4」 参照)

操作7)各個人の空間構成モデルの提案 :

「家族のJIJJ線 の通行回数の一覧表」より、消去す

クを「個人の動線の通行回数の一覧表」の消去する

リンクが消去 された「個人の動線の通行回数の一覧表」に従い、各個人のグラフを作成する。

(「■7‐ 1:操作 5」 参照)

表7‐2-5)家族の動線の通行回数の一覧表 (空間構成モデル)

サンプル1:家族の動線の通行回数 (空間構成モデル)

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺イニ史研究室 ―

38

Page 42: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===

サンプル 1‐1 父

サ ンプル1_2 母

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(A)(A)

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サンプル 1‐3 祖母

サンプル1_4 長女

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サンプル1‐6 三女

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(A)

 

 

(A)(A)

図7‐2‐7)個人の空間構成モデル

39

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 43: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文 ====

操作8)家族の空間構成モデルの提案 (個人使用の私有空間を除く):

複数の人間が使用する「室」は、共有の空間として動線がつながらなければならない。よって、

リンクが消去 された「家族の動線の通行回数の一覧表」に従い、個人が使用する私有空間として

定義 された交流 ランクが (A)(B)C)の「室」を除いた、共有空間のみの家族のグラフを作成す

る。

(「■7‐ 11操作6」 参照 )

操作9)空間構成モデルの提案 :

_各イ国人のグラフと家族のグラフを合成 し、リンクを整理 した空間構成モデルを作成する。

(「■7‐ 1:操作7」 参照 )

以上の操作によって作成された空間構成モデルは、動線は整理され、更に、各個人の行動及び交流

レベルが、全て満たされた状態にある。 しかしこのモデルは、同じ定義で規定される空間が数室にわ

たって存在するなど、合理的であるとは言いきれない。又、実際の設計を考えた場合、土地や設計条

件により、全ての空間条件を満たすことが出来ない場合が生じてくる。

そこで、更に整理を行い、その家族に必要な最小限の空間と動線からなる空間構成モデルの提案を

行う。

操作10)空間構成モデルの提案 (最小限モデル):

各個人が望む交流レベルによる空間のランク、及びその「室」の使用者を考慮することによっ

て、「ノー ドに関する法則」 (■ 8-2:法則4、 5):こ従い空間を結合することで、最小限の空間

構成モデルを作成する。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

40

Page 44: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===

(123456)

(A)(123456) (Ex12356)

(123456)

図 7‐ 2‐8)家族の空間構成 モデル (個 人使用の私有空間除 )

(E)(12356) (123456)

(E)

(123456)

(123456) (Ax5)

(A)(6)

図7-2‐ 10)空間構成モデル (最小 限モデル)

(A)(123456)

(A)(123456)

(A)(6)

(B)(1)

図7‐2-9)空間構成モデル

(E)

(A)(123456)

(A)(123456) (Axl)

41

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 45: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文 豊==■ 8モデルに用いられる法則

本論文で提案されるモデルは、以下に示す法貝1に基づいて作成される。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 46: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文―

□ 8-1 リンクに関する法則

法則1)リ ンク消去のためのルール設定

土地や設計条件により全ての動線 (リ ンク)を満たせない場合、動線の通行回数の比率を示す

「家族の動線の通行回数の一覧表」より、次のルールに従って、リンクの消去を行う。

(全 リンク数)× α=(消去するリンク数)

係数αは0~ 1で、土地や設計条件により任意に決める。その際に、常に以下の2つの条件を

満たすものとする。

条件1)経路は、数値の小さいものから消去する。

条件2)ノ ー ドが他のリンクから完全に分離 してしまう場合、その数値は残す。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 一

43

Page 47: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===□ 8-2ノ ードに関する法則

法則1)レベルの設定について

(A)~ c)の レベルを失うことなくノードの交流レベルを設定する。複数のレベルの表示に関し

て、「表8‐ 2‐ 1:交流 レベルの設定法則」のルールに従ってレベルを設定する。

法則2)ノ ー ドの分離、結合の方法

「表8‐2‐ 2:ノ ードに関する法則」のルールに従ってレベルの設定、ノー ドの分離、結合を行う。

法則3)使用時間の短い交流レベル (A)(B)の空間について

「空間の使用度表」より、浴室、 トイレ、洗面所のように、(A)(B)で も使用時間が短かく、他

者 と同一空間を同一時間に使用する可能性がない空間は、分離せず、一空間に結合する。

同一時間に使用する可能性がある空間は、重複 した使用人数でノー ドを分離する。

その際、法則2で分離されるノードの数より重複 した使用人数が少ない場合、その分離された

空間の使用者を決定することは不可能である。従って、ニュートラルのノード (→N)を 設け、

分離された空間へ連結する。

法則4)空間構成モデルにおけるノードの結合について

1:法則 1、 2、 3に従い、空間をランクに合わせ分離、結合 した空間構成モデルのグラフにおいて、

ランクが (D)c)の空間は、更に一空間に結合 してもよい。

参考例)「図7‐2‐9:空間構成モデル」点線内参照

2:法貝11、 2、 3に従い、空間をランクに合わせ分離、結合 した空間構成モデルのグラフにおいて、

同一人物によって使用 している (A)(B)(C)の 空間は、更に一空間に結合 してもよい。

参考例)「図7‐2‐9:空間構成モデル」参照

注)外部空間と内部空間は区別 し、上の条件を満たしてる場合でも結合 しない。

表8‐ 2‐ 1)交流レベルの設定法則 表8‐2‐2)ノ ードに関する法則

A B C D E

A 分離 分 離 分 離 分離

B \ 分離 分 離 分離

C \ \ 分結 結合 結合

D \ \ \ 陪合 猪 ハ

E \ \ \ \ 結合

A B C D E

A A A A AD AE

B \ B B BD BE

C \ \ C D E

D \ \ \ D E

E \ \ \ \ E

44

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 48: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文 ====

法貝15)新規ノー ドについて

1:その名称の「室」における最低限の欲求、行動を行っている空間においては、その名称が持

つ機能を伴った空間とする。

2:その名称の「室」における最低限の欲求、行動を行っていない空間においては、その名称が

持つ機能を伴わない空間とする。

その空間の機能によって、「室」の名称の意味は判断する。

exl)Li(A)は 特定の欲求及び行動との対応関係を持 たないが、私有空間 (A)であるため、

_ Bc(A)の 名称の機能を持つ「室」とみなす。

ex2)Bc(E)は特定の欲求及び行動 との対応関係 を持 たないが、共有空間 (E)であるため、

Li(E)の名称の機能を持つ「室」とみなす。

45

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 49: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文―。■9結果

人間の行動と「室」との関係に着目した平面構成手法を提案し、各個人固有の動線パターンに基づ

いた動線モデルを作成 した。個人の行動パターンは保たれ、それぞれが望む交流関係も維持されるモ

デルが可能となった。

空間構成モデル (最小限モデル)は、各家族毎に異なるパターンのグラフが作成された。固有のパ

ターンの中に、解析の結果、以下のことを把握することができた。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室一

46

Page 50: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===□ 9… 1 空間に関する結果

最小限まで消去、分離・結合された空間構成モデルは、各個人の行動と他者 との理想的な交流関係

の考慮 された場合における、住宅内部で最低限必要とされる空間のみが残 される。これらの空間は、

次の三つに分類 される。

1)定義による「室」

○交流 レベル (c)(D)(E)の 共有空間として結合される「室」

Li、 Di、 Kiは どのモデルにおいても、必ず動線によって連結 されており、交流レベルに基

_ づいて結合される場合、次の組み合わせのパターンに分類される。

Li Di Ki … サンプル 1、 2、 4、 9

Li Di― Ki … サンプル3、 5、 6、 8

Li― Di― Ki・ ̈ サンプル7、 10

※Kiは 、交流 レベル (A)(B)(C)で個人使用の場合、Bcと 結合 される場合もある。特に職業

別で見ると、専業主婦 による。

Bc― Ki … サンプル3、 4、 5、 6、 8、 9

0交流 レベル (A)(B)(C)の 個人の私有空間として結合 される「室」

Bcは各個人毎に最低一室は所有する。

○「■8‐2:法則3」 に従 う使用時間が短い交流レベル (A)(B)の 「室」

To、 Wa、 Enは単独、またはニュー トラルの空間によって連結 される。

N― To ・̈ サンプル 1、 4、 5

N― Wa … サンプル 1、 2、 4、 8、 9

N― En … サンプル5

Baは常に単独で存在する。

2)交流 レベル (C)の複数の使用者による「室」

3)外部空間

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 51: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文 :===

E]9-2動線に関する結果

作成 されたグラフより、動線パ ターンは、各個人毎に固有のパターンとなり、それが合成された家

族の動線パターンを比較 した場合 にも、その動線の組み合わせに規則性は見 られなかった。

異なる行動のデータによる個人が合成 されれば、それに合わせ動線の組み合わせ も変わってくる。

動線は行動と密接な関係 を持ち、行動パターンが異なれば、動線パターンも異なる。つまり、各個人

の行動に基づいた動線パターンが作成 されたことがわかる。

48

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 52: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文 :===

■10考察

作成されたサンプルから、動線パターンは各個人、又各家族によつて全 く異なる組み合わせとなり、

そのまま各個人の動線パターンが反映されることが判明した。動線を空間と空間とを連結する組み合

わせによって分類 し、パターン化することは不可能であると思われる。各個人の動線パターンはそれ

ぞれの行動に基づいて作成 しなければならなく、人間の行為、欲求が反映される配置パターンを構成

するためには、本論文における手法が有効であると考えられる。

しかし、人間の行動の習性や、空間が定義に基づいた意味を持つことから、住宅内部における通行

頻度の高い動線、いわゆる空間と空間との主要な連結関係は存在 し、部分的に把握することにより、

規貝1性を見つけることが可能ではないかと思われる。今回作成 した10サ ンプルのグラフからは、把握

することは不可能であった。行動の特性及び各行動と「室」との密接な関連性から、動線パターンに

おける特質を把握することを、今後の課題とする。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

49

Page 53: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文 ===■11 資料 (サ ンプル例)

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 一

50

Page 54: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文―・□ サンプル2

注)書斎→St:父個人の私有空間であり、特定の欲求及び行動との対応関係を持たない。従って、

Beの定義の「室」とする。

ベラング→Vё :外部空間

51

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 一

Page 55: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 56: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 57: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 58: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 59: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 60: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 61: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 62: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 63: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 64: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 65: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 66: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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(A)(1234)

(A)(1234)

(A)(1234)

Page 67: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文一

□ サンプル3

注)ベ ランダーVe:外部空間

64

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 一

Page 68: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 69: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 70: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 71: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 72: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 73: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 74: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 75: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 76: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

野相状掛 代ヽ 中

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(ミヽ中繁翻)懇回嚇珊C業贔Cく軍

¨rへヽ

ヽか

Page 77: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミヽ中償導〓翻)軽回専増C繁晨Cく早

¨rヽヽ

ヽお

Page 78: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミふ中昼撃距劇)姦回t綱C緊薇CヽK

¨めミトヽか

(ミ爪中褒撮)姦回t増C紫慮C裏壕

¨rヽヽ

ヽお

Page 79: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

図 :サ ンプル3 動線モデル

図 :サ ンプル3 空間構成モデル

(A)(134) (1234) (Ax4)

(A)(1234)

図 :サ ンプル3 空間構成モデル (最小限モデル)

Page 80: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===tr t>J)v4

注)着替室→Dr:父及び母のための共有空間であり、特定の欲求及び行動との対応関係を持たな

い。従って、Liの 定義の「室」とする。

洗濯室→Ut:設備としての洗濯機を伴い、機能によって規定される空間とする。

注2)祖母のアンケートにおける「居間」は、行動7「食事を取る」の欲求を行つているため、食堂

(Dめ の名称の機能を持つ室をみなし、室名を食堂 (Di)に変更する。

77

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 81: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 82: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Щ却ぐ ヽ斜 懲¨やミヽヽか

Page 83: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 84: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 85: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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(株細皿)殴相線絆 ヽR 嗽申¨守ミヽヽか

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Page 86: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

 

 

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ヽか

Page 87: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 88: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 89: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 90: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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ヽ曽 欧暉

¨寸へヽヽ■

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Page 91: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミヽ中繁薇)轟回L咽C繁翻Cく甲

¨ゞへヽ

ヽお

Page 92: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミヽ中怪磐題馴)経回t霜C緊贔C<早

¨ヽミヽヽ十

Page 93: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミふ中督磐〓則)姦回や増C繁撮C当憔

¨ヾミヽヽ■

(ミ承中業薇)濠回t錮C業ぼC当憔

¨Nへヽ

ヽ■

¨ヾミヽ

ヽ小

Page 94: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

サンプル4 動線モデル

(Bx2) (B)(2)

(A)(2)

サンプル4 空間構成 モデル

(A)(12345) (Ax4)

(D)(24)(A)(12345)

(E)(1245)

(A)(1)

(A)(12345) (A)(12345)

サンプル4 空間構成モデル (最小限モデル)

Page 95: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文 ョ===□ サンプル5

注)ベ ランダ→Ve:外部空間

92

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 96: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Щ翠ぐ ヽヨ 象¨崎ミヽヽお

Page 97: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Щ翠ぐ ヽョ 懲

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ヽ小

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Page 98: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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蝶州報神 ヽス 戯¨いミヽヽわ

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Page 99: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 100: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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□剛□

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二ヽくミヽ ヽR

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ヽお

Page 101: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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□嗣□

二ヽくミヽ 代R

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Page 102: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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譜目

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ヽ〓 欧暉

¨いミヽヽ■

Page 103: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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¨いミヽヽ十

Page 104: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

4ヽくミト ヽR 拭ぶ

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野州報掛 ヽお 中

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(ミヽ中紫晨)懇回奪咽C繁薇Cく早

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翠ぐ ヽョ α

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Page 105: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミトψ怪撃肛創)経回t増C騒晨C<尊

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Page 106: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミふ中怪撃田即)姦回L錮C繁贔C当恭

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(ミ水中筆薇)姦回t興C紫薇Cヽ壕

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ヽか

暖翠C題細

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ヽか

Page 107: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

サ ンプル5 動線 モデル

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サンプル5 空間構成モデル

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サンプル5 空間構成モデル (最小限モデル)

Page 108: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文 :=喜=tr +r>/wa

注)庭一Ga:外部空間

105

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 109: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 110: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 111: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 112: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 113: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 114: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 115: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミヽ中筆晨)紙回t用C繁書℃く早一0ミ、、十

Page 116: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミヽ中怪撃題劇)轟回t増C灘晨eく早

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Page 117: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミふ中怪導〓期)姦回t鯛C繁薇C郷壕

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ヽお

Page 118: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

サンプル6 動線モデル

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(A)(123)

(Ax2)

サンプル6 空間構成モデル

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(A)(123)

サ ンプル6 空間構成モデル (最小限モデル)

Page 119: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===□ サンプル7

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 一

116

Page 120: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 121: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 122: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 123: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 124: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 125: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 126: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミヽ中繁薇)覇回専用C繁掘Cく軍

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Page 127: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミヽ中経導〓創)姦回専用C繁薇Cく軍

¨いへヽヽお

Page 128: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミ爪中昼撃題期)懇回専用C緊薇C裏壕

¨トミトヽ■

(ミ爪中緊翻)轟回t姻C紫掘C裏憔

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¨いミヽヽ小

Page 129: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

サンプル7 動線モデル

(B)(3)

サンプル7 空間構成モデル

(Cx2)

サンプル7 空間構成モデル (最小限モデル)

Page 130: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 事業論文 :目目='n t>Jtua

早稲田大学理工学部建築学科

127

渡辺仁史研究室一

Page 131: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 132: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 133: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 134: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 135: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 136: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 137: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 138: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 139: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 140: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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¨∞ミヽヽ■

Page 141: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 142: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

国 口

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駅暉

¨∞ミヽヽお

Page 143: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

JふK 快腐 ヽ哨

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(ミヽ中業織)較回t口C褻薇Cく早

¨曽ヽヽ

ヽ十

Page 144: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

二ヽくミト

・蝶州釈仲 薇専 嗽

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(ミヽ中償導題Ⅲ)濠回t咽C饉薇Cく早

¨∞ミヘヽお

Page 145: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミト中怪磐距則)姦回L錮C繁薇C襄照

¨∞ミヽヽ小

(ミ承中繁綴)姦回t咽C紫掘CヽR

¨曽へヽ

ヽ■

ミヽヽわ

Page 146: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(A)(4)

(123456)

(E)(123456)

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サンプル8 動線モデル

(A)(6) ~`ツ

サ ンプル8 空間構成モデル

(A)(123456)

(Ax123456)

サンプル8 空間構成モデル (最小限モデル)

(A)(123456) (123456)

(A)(1)

Page 147: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===tr t>itvg

注)ベ ランダーVe:外部空間

144

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 148: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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よミヽヽか

Page 149: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Щ翠ぐ ヽR 懲

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Page 150: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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鳴相線博 ヽ属 戯¨(ミヽヽ■

Page 151: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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口目凹□    一」・―国Nロ  ポ■

蝶相米神 ヽ〓 戯¨いミヽヽか

⌒886⌒ ^⌒⌒^⌒ ⌒⌒

貧a貪 3⌒ ^^⌒ ⌒⌒⌒⌒^⌒⌒^⌒ ^^^⌒ ⌒⌒⌒^^⌒ ^⌒⌒⌒⌒⌒^^⌒

Page 152: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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書単 快あ 申甲

¨0ミトヽか

Page 153: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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同日樹円国    日回国日〕  部■

彗単 ヽお 中早¨(ミヽヽ■

8■ 8で 8■ 8で 8'8で

Page 154: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 155: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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叫翠ぐ ヽR 駅暉

¨いミヽヽわ

Page 156: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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駅K¨いミヽヽか

Page 157: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

□脚□

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園国□

口Ш□

□閣□

口 口

□嗣□

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18 寸含トトミIR 寸Rトトト 寸Rトト

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同国圃円国  部■

駅ヽ

¨いへヽヽ

ヽ■

Page 158: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミヽ中繁晨)紙回t錮C緊掘Cく軍

¨いミヽヽ■

Page 159: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

書単 代あ 申暉

蝶相線絆 終ス 中

¨9

Щ翠ぐ 代R 駅暉

¨寸

(ミ憔中優等題翻)経回や増C饉薇Cく早

¨いミヽヽか

Page 160: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

(ミ承)怪磐肛翻)懇回t躙C繁掘C裏K

¨いミヽヽ■

(ミふ中業翻)懇回t国C業薇Cヽ壕

¨いミヽヽ■

Page 161: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

サンプル9 動線モデル

(Axの (E)(12345)

サンプル9 空間構成モデル

(12345)

(Cx3) (Ax3)

サンプル9 空間構成モデル (最小限モデル)

(12345)

Page 162: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年度 卒業論文 :===

□ サンプル10

注)庭→Ga:外部空間

159

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

Page 163: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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口日嗣間国    日日剛劇国  握■

釈類□ ヽこ 家¨2ミヽヽ■

Page 164: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

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Page 173: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ====■ 12参考文献

。「行動主体における建築空間モデル その1 人間の感覚器官の関係に基づいた建築設計手法に

関する研究」 1994年度 日本建築学会梗概集

著 :水越英一郎

・「人間と住空間についての研究」 昭和55年度 渡辺仁史・FJF究室卒業論文

著 :坪根みさ子 木下あかね

。「住宅における人間行動の研究」 昭和56年度 渡辺イニ史研究室卒業論文

著 :福田正恭 川内浩司 滝口裕之 安藤史朗 大田康男

。「設計方法。 設計方法」

「設計方法「 設計プロセス/ケ ーススタデイ」

「設計方法]設計プロセス/道具の提案」

「設計方法、 設計方法論」

著 :日 本建築学会 出版 :彰国社

・「平成2年度 NHK生活時間調査」

出版 :NHK放送出版

早稲圧I大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

170

Page 174: 行動に基づいた住宅平面の構成手法に関する研究

1994年 度 卒業論文 ===■ 13おゎりに

本論文を書き上げるにあたって、多くのことを知り、論理的に考えることを学び、論文として一つ

の形に残せたことをうれしく思うと同時に、周 りの方々に文えられながら多大な御指導、御協力に預

かりましたことを痛感致 します。

適切な御意見を下さり、よき御指導をして下さった渡辺イニ史教授、担当して下さった水越さんには

この数か月間、最後まで面倒見よく、論文というものを何 もわかっていなかった私をここまで導き、

多大な御助言を下さりましたこと、本当に感謝しております。

研究室の方々にも大変親切に御指導して頂き、また、アンケートに答えて下さった方々の御協力の

おかげだと思っております。

皆様に`い から御ネLを 申し上げます。

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早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 ―

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