匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

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匠匠匠匠匠匠匠匠匠匠匠 匠匠匠匠匠匠匠匠匠 匠匠匠匠匠匠 匠 connpass 匠匠匠 匠匠匠 匠匠匠匠匠匠匠匠匠匠 匠匠匠匠 2016/9/14 @ 匠匠 匠匠

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Page 1: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話〜 connpass の事例・その他株式会社ビープラウド佐藤治夫

2016/9/14@ 匠の夏祭り

Page 2: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

自己紹介• 名前 佐藤治夫( Sato Haruo )• 株式会社ビープラウド代表取締役社長• Twitter http://twitter.com/haru860• PyCon JP 2015 Keynote スピーチを担当

Page 3: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

2011 年までに自社製品開発(4製品)↓2012 年 4 月、匠ビジネスプレイス萩本さんと出会う( BPStudy )↓2013 年 1 月〜匠道場に参加。( 2013 年 1 月〜 2016 年 8 月まで 44 回中、 43 回参加)↓2014 年 1 月、匠メソッド実践投入( connpass 企画・開発)

要求開発(匠メソッド)との関わり

Page 4: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

匠メソッド導入以前

Page 5: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

実装する機能について意見を出しあう(ブレスト)↓どの機能を実装するかを議論する↓なかなか結論がでない(時間が過ぎていく)↓妥協して決定プロセスへ↓合意感、納得感が無いまま開発へ突入↓効果が出ない( = 価値が生み出せていない)

匠メソッド以前の大変さ =消耗するような大変さ

Page 6: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

匠メソッドも1年学んだし、実践投入しよう!5〜6人月くらいの中規模開発で実践

Page 7: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

機能を一覧化(チケット化)

19 個の解決策 → 全部を開発していたらリリースできない!→優先順位をつけ、ミニマムでリリースしたい

Page 8: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

優先順位付けをどのようにするか?

解決したい課題実現したい価値

<機能>

対象ユーザータイミング効果

企業戦略

コスト市場 ビジョン

Page 9: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

ここから匠メソッドを導入

Page 10: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

価値分析モデル

① 誰に、どのような価値があるのか?

ステークホルダー価値目的

② ステークホルダーの価値につながる プロジェクトの目的を抽出

Page 11: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

要求分析ツリー(完成)

Page 12: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

導入した成果かかった時間:約1日・午前中:価値分析モデル(2時間)・午後:要求分析ツリー(4時間)

成果・19個の IT 要求→ 7個の IT 要求・メンバーの納得感→高かった 議論が迷走したり、行ったり来たりしなかった 今までは議論に疲弊することがあったが、そのようなことはなかった

Page 13: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

connpass での企画・戦略

必要充分でミニマムなリリース

Page 14: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

connpass での企画・戦略

1次リリース後に明らかになった課題を1次リリース時の要求分析ツリーに追加

1次リリースの要求分析ツリーをもとに2次開発を検討

Page 15: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

ビジョン・コンセプト・キャッチコピーを再定義(2016年)運営していくうちにサイトが変化→あらためて再定義

サイトの Topページに反映

価値デザインモデル

Page 16: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

再定義したビジョン・コンセプトを元に今するべき施策を検討(2016年)

<現在進行中>

Page 17: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

匠メソッド導入後

Page 18: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

消耗する議論から建設的な議論に枝葉のレベルだと議論が収集しない

A さんのアイデア

B さんのアイデア

取捨選択の議論がしやすい(そもそもの価値に近い)

プロジェクトの目的A

プロジェクトの目的B

< 個人の価値観>

<Project の価値観>

Page 19: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

「要求の爆発」の恐怖からの解放赤色の IT 要求= 要求分析ツリーをつくってからアイデアとして出た IT 要求(通常)優先度を決める段階の新しいアイデア→ 議論を収束させたいので敬遠されがち(要求の爆発への恐怖)

(要求分析ツリーによる方法)「ツリーに葉を足すだけ」↓精神的負担が軽く、新しいアイデアに対しても、前向きに議論できる

Page 20: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

匠メソッド導入以前・消耗するような大変さ・時間の期限で妥協して決定↓

匠メソッド導入後・建設的な大変さ=アイデアを捻り出した感覚(心地よい疲れ)・納得感、合意感がチームにある・地図があるので、安心して前に進める感覚・途中で立ち戻ることができるプロジェクトの安定感

Page 21: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

匠メソッドによるサイト企画後、アクセス( PV )が8倍に!

匠メソッドによるサービス企画(2年5か月)横ばい期間(2年6か月)

8倍に!

Page 22: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

connpass 以外の事例

Page 23: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

事例その2 PyCon JP 2016 ( 2016 年 9 月 21 日開催) → 2016 年 1 〜 2 月で企画を支援( 2H☓4 回)

Page 24: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

PyCon JP 2016 ( 2016 年 9 月 21 日〜)の企画支援

価値デザインモデルのキャッチコピーをサイトのキャッチコピーに反映

Page 25: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

事例その3 ある EC サイトの事例( 2016 年 2 月)

Page 26: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

事例その3 ある EC サイトの事例( 2016 年 2 月)「サイトづくりをそろそろやろうかと(漠然としたアイデアだけある)」↓要求開発やってみませんか!↓2時間 6回の要求開発セッション☓↓お客様「ここまでやったんだからやらないと!」↓価値が見える化したからやりたいという気持ちになったのでは

<現在開発進行中>

Page 27: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

事例その4 ある医院のシステム事例

Page 28: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

事例その4 ある医院のシステム事例

医院長「5年間、議論して来たけど、カタチにならなくて」↓要求開発やりましょう!( 2016 年 6 月)↓2 時間☓ 5 回の要求開発セッション↓「ようやく前に進める!」↓2016 年 7 〜 8 月要件定義・基本設計後↓2016 年 9 月、実装開始

<現在開発進行中>

Page 29: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

事例その5 弊社 自社製品

<現在開発進行中>

Page 30: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

価値レビューの実施製品が実現したい価値

開発を続けるとどうしても視点が下がってくる

製品のビジョン・コンセプト

IT要求

現状と実現したいことの差分を見る

戦略要求 業務要求

実現したいこと価値をひとつひとつ読み、製品が価値実現できるか、確認する

Page 31: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

創って、作って、売る!(受託開発、製品開発も同じ)

要求開発 システム開発 マーケティング

デジタルマーケティングアライアンス、営業      etc…

創って 作って 売るアイデアをカタチに 価値を社会に届ける

このプロセスを導いていく = リーダーとしてのミッションの1つそのための、テクノロジーが匠メソッド

Page 32: 匠メソッドを導入したらサイトのアクセスが8倍になった話

まとめ・つくったモデルは、 みんなのアイデアをカタチにした成功への地図になる・受託開発にもサービス / 製品開発にも使える・自分にとって匠メソッドとは リーダーシップのためのテクノロジー