【議事録】スキルアップ勉強会(6月度) h23.07.10

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平成 23 年 7 月 10 日 Copyright キア勉強会 All Rights Reserved. 勉強会省エ政策と省エ技術を知る 実施日時平成 23 年 6 月 29 日水 19:0021:00 場所男女共同参画てぃるる 参加者砂川さん、高良さん、當間さん、新垣記録 内容やりとり補足情報等 の主な内容 日本のエ政策の状況 企業、個人の省エ方法、取り組み 詳細は勉強会で用いたイを参照 主なやりとり補足含む ①電力会における省エのについて 電力会にとって電力量全体的な電力量が低下することは必ずしも望ましいものではない 省エによるカ最大需要を低下させ、一日を通しての電力量の増減を小さくすることは、設 備投資を抑える効果があり、望ましいことである。 ②ESCO 事業の利点についてイ no64-66 事業導入による省エ効果すなわち顧客の利益が、ESCO 事業者によって保証される。 省エ効果が発揮できず、顧客が損失を被るような場合には、ESCO 事業者が補填する。 提案から実施までを一貫して提案してもらえる 初期投資を ESCO 事業者が負担する契約もある ⇒ESCO 事業者へ委託し、省エをやるとお得 ③省エにおける経済的についてイ no37-52 個人の場合、削減電力量を費用に換算すると一時的な経済的は大きくない 沖縄の場合 約 23 円/1kWh 企業等のエ使用量が大きい場合は数百万円度のを享受できる場合もある 省エの労力と費用のを考える必要がある ⇒個人の場合、省エへのが重要となってくる ⇒エ使用量の大きい箇所に対して省エを推進すると効果的 ④省エ推進のために重要なこと 経済的が小さいと省エ推進の意欲がなくなる場合あり 省エしているという“カよさ“は省エ推進に必要 省エの実施方法、製品情報や効果、制度等の情報を十分に把握してもらうことが重要 ⇒会全体として「省エ当たり前かっこいい」という環境雰囲気を作ることが重要 ⇒初期投資動機づけ情報不足労力や時間等の省エ推進に対する阻害要因を除くことが重要 阻害要因アを取り除き、促進要因イを導入活用することが重要 キア勉強会6 月度 議事録

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スキルアップ勉強会(6月度)の議事録です。プレゼン資料もご参照下さい。

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Page 1: 【議事録】スキルアップ勉強会(6月度) h23.07.10

平成 23 年 7 月 10 日

Copyright スキルアップ勉強会 All Rights Reserved.

勉強会テーマ:省エネ政策と省エネ技術を知る

実施日時:平成23 年6 月29 日(水) 19:00~21:00

場所:男女共同参画センター(てぃるる)

参加者:砂川さん、高良さん、當間さん、新垣(記録)

1.内容・やりとり・補足情報等

(1)プレゼンテーションの主な内容

・日本のエネルギー政策の状況

・企業、個人の省エネ方法、取り組み

*詳細は勉強会で用いたパワーポイントを参照

(2)主なやりとり(補足含む)

①電力会社における省エネのメリットについて

・電力会社にとってベース電力量(全体的な電力量)が低下することは必ずしも望ましいものではない

・省エネによるピークカット(最大需要を低下させ、一日を通しての電力量の増減を小さくすること)は、設

備投資を抑える効果があり、望ましいことである。

②ESCO 事業の利点について(スライド no64-66)

・事業導入による省エネルギー効果すなわち顧客の利益が、ESCO 事業者によって保証される。

・省エネルギー効果が発揮できず、顧客が損失を被るような場合には、ESCO 事業者が補填する。

・提案から実施までを一貫して提案してもらえる

・初期投資を ESCO 事業者が負担する契約もある

⇒ESCO 事業者へ委託し、省エネをやるとお得

③省エネにおける経済的メリットについて(スライド no37-52)

・個人の場合、削減電力量を費用に換算すると一時的な経済的メリットは大きくない

(沖縄の場合 約23 円/1kWh)

・企業等のエネルギー使用量が大きい場合は数百万円程度のメリットを享受できる場合もある

・省エネの労力と費用のバランスを考える必要がある

⇒個人の場合、省エネへのモチベーションが重要となってくる

⇒エネルギー使用量の大きい箇所に対して省エネを推進すると効果的

④省エネ推進のために重要なこと

・経済的メリットが小さいと省エネ推進の意欲がなくなる場合あり

・省エネしているという“カッコよさ“は省エネ推進に必要

・省エネの実施方法、製品情報や効果、制度等の情報を十分に把握してもらうことが重要

⇒社会全体として「省エネ=当たり前・かっこいい」という環境(雰囲気)を作ることが重要

⇒初期投資・動機づけ・情報不足・労力や時間等の省エネ推進に対する阻害要因を除くことが重要

(阻害要因(バリア)を取り除き、促進要因(ドライバ)を導入・活用することが重要)

スキルアップ勉強会(6 月度) 議事録

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平成 23 年 7 月 10 日

Copyright スキルアップ勉強会 All Rights Reserved.

⑤今後期待する省エネ技術・製品について

・待機電力を無くすために、製品自体にコンセントを抜くことと同様の効果がある「電源スイッチ」を要する

製品

・リモコン機能を有する電源タップ(遠隔で簡単に待機電力の削減が可能)

2.参考資料

プレゼンに使用しなかった参考資料(参考サイト)を以下に紹介します。

■企業に関する省エネ手法・具体的事例(省エネルギーセンター内HP)

○工場・ビル等の省エネに関する情報 ( http://www.eccj.or.jp/sub_02.html )

・オフィスビルの省エネルギー ( http://www.eccj.or.jp/office_bldg/index.html )

・工場、ビル省エネルギー実施事例 ( http://www.eccj.or.jp/succase/all/index.html )

■省エネの阻害要因の検討に関する報告書 ( ←高良さん提供情報です)

資料名: 業務部門における省エネルギー対策の費用対効果と阻害要因(電力中央研究所)

サイト: http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/report/detail/Y10025.html

主な内容:業務部門におけるエネルギー対策の費用対効果及び阻害要因を定量的に分析、評価

3.勉強会を終えての所感・雑感

・省エネに役立つ情報(行政が提供する比較サイトや○○白書、統計情報等)や省エネの制度や表示に

ついて情報があふれている中でも、そのような情報があること自体が分からない状況や情報を積極的

にとりに行かなければ得られない現状を実感した。

・省エネに関する聞き手のニーズがどこにあるのか把握することが難しかった。今回の勉強会は比較的

広い範囲を学んでもらうことに軸を置き、個人で取り組める範囲の省エネについて把握してもらうことを

目的とした。しかし、勉強会の中では自社内への提案・導入を見据えた具体的な省エネ事例について

の話題も出ておりその点を網羅できていなかったと感じた。今後はより具体的なニーズ把握から始める

必要があると感じた。

・個人にとっての省エネについて、プレゼン時点では「経済的メリットは大きくない」という方向性で話しをし

たが、どうすれば「経済的メリットが大きい省エネに繋がるのか」まで提案・議論できればと感じた。今後

のプレゼンにつなげたい。

・ディスカッションのテーマを明確にし、時間をしっかりとった方がより良い勉強会になると感じた。今後の

プレゼンにつなげたい。

以上